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人間
人間
又吉直樹/毎日新聞出版
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総合評価

176件)
3.4
24
44
59
22
5
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    漫画家を目指し上京してきた男性のシェアハウスでの過去、共に暮らした人たちとのあれやこれやを描く、作品。 記憶と認識、批評ハラスメント、芸人としてのあり方、など様々な考え方が詰め込まれたような、濃いぃ作品であった。 小難しい感じがあり、完全理解不可?。 自伝的な形でありながら、フィクションとのこと。 ポーズ影島さんはピース又吉さんに近づけてありながら、他の登場人物もまた又吉さんがモデルなのかもしれなかったり。 ラスト急に家族関係の話になったのはちょっとよくわからなかったけど、何かしらの意味があるのだろうねぇ。

    0
    投稿日: 2026.01.13
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    3.5 わからないところもあったが、ほぼ自分のことを書いているんだろうなと思った。だめだめな登場人物に何故か励まされる。人は人と関わり生きていくしかないと言う宣言小説。

    0
    投稿日: 2026.01.12
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    正直、感想を一つにまとめるのも、星をつけるのも難しい。納得させられる、あるいは抉られるような台詞は点在しているけれど、一本の物語として自分の中で消化しきれていない(時間をかけても消化できなさそう)。人と会ってこちらが口を挟む間もなく、その人生について聞かされたような感覚。けど、こういう小説こそが、私にとっての人間失格になるのかもしれない。 p58 「徹夜して絵描くとか言うて、ストイックぶってるけど、途中で『幽遊白書』一巻から全巻読んで結局朝を迎えたりな(略)」 「中学時代のテスト勉強してたときみたいな感覚でしょ」 「そうそう、あれからほとんど変わってなくて、意気込みと行動がまったく合っていないというか(略)」 「みんな、そんな感じなんじゃないの?」 「いや、才能ある人は寝ないし、才能ある人はちゃんと仕事するでしょう」 ↑その通りすぎて痛い p70 自分で何か作るときに楽しようとおもうことがすでに変なんだね。 p179 最初から負けにいっている奴の負け顔なんて見せられても、「器用ですね」のほかに返答のしようがない。恥をかく覚悟なんてしている時点で本当の恥はかきようがない。それにおまえの無様な面を見て馬鹿にしたりする趣味など俺にはない。誰かが誰かを蔑んだり笑ったりすることが当然であるような書きぶりはやめてくれ。 ↑負けたら吊し上げられると思いこんでいるから、「最初から勝とうとしてませんよ。だから許してください」と言い訳して自分を守れるように、負ける前提で生きることしかできないのだと思った。すべて自分の話だが。勝ちに行ける人は、他人の価値判断と非暴力性を信用しているんだろうな。私はそこから始めなきゃいけない。 p200 他者の活動に動揺させられるということは、自分に期待しているということにほかならない。自虐を尽くして傷だらけの状態なら、もうどこも傷をつけられる心配などないはずなのに、しっかりと嫉妬で身をえぐられた。所詮は自虐のふりをしているだけで、自分の周りに防壁をこしらえていたのではないか。破れたように見せかけることで、誰にも破かれない膜を。 p233 「自分らしくとか、自分としてとか強制されたくないんだよ。音楽やっててもさ、向上心が足りないとか言われたりするけど、私は誰かに見つかりたいなんておもってないんだよ。歌うのが好きなだけなんだから。でもそんなこと言ったらさ、自分が売れないことを正当化してるだけじゃん、とか変なこと言ってくる人がいるから、そこもまた嘘つかなくちゃいけなくなるんだよ」 p266 「なにかを楽観的に捉えることよりも、自分の責任を厳しく追及する方が真実っぽく見えるのは、自分で自分のことを悪く言うわけがないという信憑性の薄い前提のうえでしか成り立つことのない、人が陥りがちな錯覚やとおもう。かなりバイアスかかってる。それって、結局は自分のことを特別視しすぎてるんやとおもう。自ら手をあげて汚名を背負うと宣言する。周囲から、あいつは罰を受けていると知られている状態の方が自分では楽やねん。ただし、どこでも刺してくれというわけではなくて、刺していいこと、あかんところがあるやろ。他人には選別が難しいけど自分では明確な基準がある。そこだけは触られたくないという」 ↑自虐冷笑クネクネ系を3キルする一言。少なくとも私にとっての「そこだけは触れられたくない」部分を刺している。刺されたことで我に返れたので読んでよかったと思うけど。自分のことをディスったところで、自分を特別視していることは隠せないなんて……よく考えたらすぐにわかることなのに今まで何をしていたんだろう。ガキが好きな子に意地悪するのと一緒やないか。

    0
    投稿日: 2025.11.28
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    「俺が奥って呼ばせてもらってたの覚えてる?」 「めっちゃ覚えてるよ。俺も送って呼んでたの覚えてる?」 「呼んでないやん。お互いに奥って呼び合ってたら会話が複雑になってまうやん」 ここなんか好き

    1
    投稿日: 2025.09.06
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    前半、永山の考えていることが めんどくさくて何回で無理…。 揉めてる当人たちのやりとりもめんどくて、 読むのやめようかと思ってしまった。 後半、両親が出てくるあたりはおもしろくて。 最後まで読めて良かった。

    2
    投稿日: 2025.09.03
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    自分が何者であり 何者になろうとしているのか 何者になれるのか 何を信じて生きていくのか そんな人間たちの葛藤を描いた物語。 おそらく又吉さん自身のエッセイという見方もできるような内容も綴られている。

    7
    投稿日: 2025.08.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「劇場」を初めてみた時から、又吉さんには近いものを感じた。どこを、というと人間らしい恥ずかしい部分が… 昨夜は仕事終わりに近所のバー(限りなく居酒屋に近い)に久々にいった。年も性別もばらばらで、ここでしか会うことのない人たちと談笑した。してるようで、自分はここにない孤独を感じて、23時過ぎには帰る準備をしてた。大勢の中の孤独というのは何よりもきつい、私はそもそも一対一以外で話す状況が苦手なのだ。 3回り近く年上のSさんに帰ってなにするの?と言われて、本を読んで…旅行の準備をします!ってさっき話題に出たオチになるような返事をした。何の本を読んでんの?と聞かれ、カバンの中の「人間」をちらっとみせた。店の前まできて気分がかわったら他の場所で続きを読もうと文庫本のように持ち出してきたのだ。 でもなんでか、Sさんに又吉さんの本を説明するのが恥ずかしく思い「最近は哲学とか心理学にハマって、そういうのばっかり読んでましたね〜」ってカバンを閉じて、すぐに切り替えた。なのにその話題も、広がらなかった。もっと深いところで読み、感じ、自分自身に大きく影響させたものだったのに「ハマってる」の言葉でしか表せなかったのがまた苦しかった。恥ずかしかった。 私の思想は話す為にそもそもつくられてない。 お喋りな姉と母をもち聞き役に徹していたからだと、自分を納得させたことがあったが、又吉さんもお喋りな姉を持ち「頭の中に言葉やイメージは沢山あるのに話し方がわからない」と言っていたからなんだか腑に落ちた。「人間」らしい近さを持つ人と出会うことはやっぱり面白い。 自作自演の人生を歩んでるような感覚、これも「劇場」で感じたことだったように思う。 いつか又吉さんに直接、「劇場」のヒロインの名前をつけた理由を聞きたいと思ってた数年前を思い出した。

    2
    投稿日: 2025.07.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最初の方、ハウスで議論してる時の内容の意味がよくわからなくって、なかなか読み進めることができなかった。でも今日、美容院行く時この本持ってって、頭にラップ巻かれてたことも気づかんくらい夢中になって読んだ。家帰ってから自分の髪色どうなってるかもよく見ないで続き読んだ。『人間』ってめちゃくちゃデカいタイトルで、一体何を語るんだろって思いながら手に取った本。最後の方、沖縄の話が始まって、どうして?なんで?って思ったけど、最初の方でずたずたになった心が軽くなったような気持ちになってきて、いやされた。『東京百景』や『月と散文』を読んだことがあったので、又吉さんの姿が何度も浮かんだ。読んで良かったなと思いました。

    1
    投稿日: 2025.06.23
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    やっと長らくの積読を消化できた。これまでの作品よりも筆者の実体験の影響がより色濃いように感じた。第2章までは話としてもテーマとしても爆裂に面白かったが、最後の第3章が蛇足的で急激に失速したように感じられたことだけは残念だった。

    1
    投稿日: 2025.06.01
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    芥川賞作家ピース又吉直樹による小説。 主に1人の男の巻き起こる日常と歴史について時に面白おかしく描いている。 全体を通して人の繋がりや家族の絆など大切にしているのだなと感じた。 流石に文章力があると思いました。 デビュー作の火花も読んでみたいと思いました。

    0
    投稿日: 2025.05.31
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    図書館にて借りる、第498弾。 (泉南図書館にて借りる、第22弾。) 又吉先生の新刊。 又吉先生の作品は純文学だが、楽しめる。 特に中盤過ぎから面白くなる。 前作の『劇場』も本作も。 中盤を過ぎた辺りからグイグイ読ませる。 何ってことは無いのだが、何だか面白い。 ただ、中盤まではそこまで、楽しくない。 永山という主人公が分かってくるまで辛抱するしかない。 又吉先生の次作も純文学だろうが、読む。 星は3つ。3.5とか。

    0
    投稿日: 2025.04.09
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    2025.3.14 読了 又吉さんの話し方とか考え方とか 前から好きです。 まだ2冊しか 読んでないけど ちょいちょい 自分のことか?て思います。 小難しい書き方だけど、 なんかクセになります。

    0
    投稿日: 2025.03.14
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    又吉のはにかむようなニヤケ方や、無口になっている時に頭の中では何やら企んでいる様子がくすりと可笑しい。その胸の内を知りたくて又吉の本を読む。芸術に対してコジれるような語り合いも、小説を書くに至っての苦悩も。「何者かである必要はないと言う無自覚なつよさ」…これかぁ。

    2
    投稿日: 2025.01.07
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    理想の自分ではいられない弱さも 思い出せば吐き気のするような過去も 全部ひっくるめて人間で だから僕は人間をやるのが下手だ

    0
    投稿日: 2024.12.15
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    掴みどころのないまま読み終わってしまった。永山の虚言癖なのか、現実と夢が混濁しているのかわからないけどおばあちゃんが頭洗ってると思ったらいつの間にかカスミになってたり、めぐみと再開したと思ったらかすみになってたり。結局永山は何に悩んでたんだ、

    2
    投稿日: 2024.11.21
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    これは自伝なのでしょうか? シェアハウスでの人間関係やそれぞれ個性的な登場人物たちを、芸人らしいユーモアを交えて描かれている。 永山も影島も奥もナカノタイチも、全てに又吉直樹が潜んでいる気がした。 「人間」を「にんげん」と読めば、一人の生き様、 「じんかん」と読めば、人間関係、 両方を考えさせられるタイトル。 沖縄でのラストシーンは、小説の中では異質で、 主人公=著者のルーツを垣間見たような、 温かい気持ちにさせられた。

    36
    投稿日: 2024.11.20
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    「人間」というより「又吉直樹という人間」 というタイトルの方がしっくりくる作品。 ここまで丸裸の自分を文字によって曝け出せるのは やはり才能なのだろう。 特にメールのやり取りは 又吉さんの積年の恨みを感じる。 一を百で返しまくってる。 グルグルグルグル 考えすぎて動けなくなって いざ動いたら敵ばっかり作って。 暗くて辛くてどうもうまくいかない、 これこそ本当の青春小説だなと 大分大人になってしまった私は苦笑いしてしまった。 最後の章で自分のルーツに還るくだりは 気が抜けて良かった。 文字や考え(頭)以外で生きている人や場所に 触れることはとても重要なことに思える。 永山にも又吉さんにも、 これからの作品に期待したくなった。

    3
    投稿日: 2024.10.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    過去作を読んでいても感じたが、著者の書く作品の主人公はいつも読んでいて痛々しく生きづらそう。読んでてちょっと疲れた。 芸術に関わる議論や人生観のようなものが多く語られるが、批評・反応をを目の当たりにしながら活動する芸人ならではの感受性が表れていそうなのかもしれない。 著者の投影が多く、フィクションでありながら私小説にも感じられる。 沖縄パートはどう読めばいいかわからなかった。 文庫版では大幅に加筆されているらしいのでそちらも読みたい。

    1
    投稿日: 2024.09.16
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    又吉さんの本は初めて読んだのですが、何となく自叙伝のように感じました。 哲学めいた会話が多く、娯楽で読むには少し難解な印象です。

    5
    投稿日: 2024.08.12
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    あまりのクドさにやられた。 「火花」の時も文章くどいな、と思ったけれど… 純文学って呼ばれるものにはくどいものが多いという私のイメージそのもの。 才能のあるなし それに伴う妬みや僻み 生きづらさ まったくないと言ったらウソになると思う。 だけど、で?という感じ。 難解なことを考えながら皆 日々生きているんだろうか。 私は淡白で単純過ぎるんだろうか。 ま、いいか。

    2
    投稿日: 2024.06.01
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    ************************************************ 二十年前、美術系学生が集う共同住宅ハウスにて ある騒動が起こり打ち砕かれた過去を持つ永山は 一通のメールにて再びその記憶を呼び起こされる。 何者かになろうとあがいた過去、もがき続ける今、 それでも生きていく「人間」とは? ************************************************ 又吉の本は随分前に火花を読んだきりだったけど、 こんなにも難解な文章を書くんだったけ?と動揺。 ずっと自意識を拗らせた持論、討論が続き、 難しい言葉で難しいことを語るもんだから、 読んでいて本当に疲れたし、嫌にもなった。 太宰の人間失格てこんなに疲れたっけ?笑 時系列はあやふやで、現実と妄想の狭間で。 著者の人となりを考えると納得も出来たが、 読み始めてから暫くは馴染めなかった、が、 私は本を読みながら共感した部分には その都度付箋を貼っていくのだけれど、 この本はその箇所が圧倒的に多かった。 人間をするのが拙く、うまくやれない、 自意識過剰人間代表である私は(私調べ)、 影島が話す裏をかくような見解には、 目から鱗だったり、妙に納得したり。 救いにもなったし、諦めにもなった。 最後の沖縄での家族とのエピソードが長過ぎた。 言いたいこと、伝えたいことは分かるんだけど、 両親の細かいことは気にしない堂々たる生き様で 一旦解放されるなんて今までは何だったのだ?と。 まあそれこそ、人間なんてそんなもん、 なのかもだけど。なんか狡い。沖縄狡い。笑 まあでもまたすぐに苦悩が生まれるんだろう。 ずっと表現することに捉われてきた人間が、 簡単にそれを手放せるわけないもの…て、 又吉を投影するなら難しくはないのかもだけど。 私にはまだ無理。まだまだ自意識の渦の中だ。苦笑 -----------✂︎-----------✂︎-----------✂︎-------- 物語というより随筆に近い気がして質量重過ぎた。 エッセイにしてくれたら聖書になったかもだけど。 つっっっかれた〜〜〜笑 でも文庫本には影島エピソードが12000文字も 加筆されてるらしく、それだけは読みたい…! -----------✂︎-----------✂︎-----------✂︎--------

    5
    投稿日: 2024.05.06
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    まず又吉氏の作家としての最高傑作である。火花、劇場も良かったが、更に超えてきた。流石です!最近、相対主義的な考えに寄ってきた自分としては何が正しく何が正しくないのか?これに答えはないことを読書中、考えさせられる。そして氏の太宰へのリスペクト。これは既に愛であり、本作も人間失格のオマージュであった。若しくは死んだ人間の目を通した氏の新しい物語である。そしてまた本作は道化であり、コメディであった。物語終盤にフォーカスされる父の愛すべき人物像にもハマった。 そして、氏の作品に共通するラストの一文は鳥肌。

    16
    投稿日: 2024.04.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    芸人が書いた本という先入観みたいなのがあって避けていたが面白い本だった。 主人公視点では何か行き詰まった時に、過去を振り返りその事を思い出して感傷に浸っている。そして自分自身を傷つけて過去の傷と一体化しようとしているのではないかと思った。しかし耐えきれずに傷から逃げるように他者に癒しや傷のなすりつけをしている。 別の人の視点でも傷をつけている人やつけられている人の話があるがこれは作者の考えが強い気がする。 みんな一人一人自傷して、傷ついて他者に何かを求めている。自傷なんかせず他者に何も求めない。これが優しさなのではないかと読み終えて考えた。

    1
    投稿日: 2024.04.20
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    最初のサークルでの恋愛とか、芸人のやつの話とかは、すごく自分と近い界隈の話でどんどん読めてしまったが、最後のお父さんとの話はあまりにも自分が経験したことない感情過ぎて難しかった。この気持ちがわかる日がいつか来るんだろうなと言う感じ。

    2
    投稿日: 2024.04.09
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    「これ、ずっと読んでるの?」「うん、百回は読んだ」「ミチはおなじ本を何度も読むの?」「うん、アホやから一回じゃわからん」(357) 難しかったけど、一度で理解しようとするほうが傲慢な気がした。時がきたら再読したい。

    2
    投稿日: 2024.03.30
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    又吉小説3作目。 またも、なにやらこじらせ男。 いや、でも、これが作者の中身かも。 自意識過剰がさらに過剰になるってのは生きにくいね。 でもね、がんばれ〜って。

    0
    投稿日: 2024.03.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    沖縄編をどのようにとらえたらよいのか? 読みながらいろいろと考えていました。 それまでは、苦も無く読み進めていたのに沖縄編は正直いって冗長で飽きてきました。 ただ、最後の「私は人間が拙い」 ここまできて、作者の思いというかプロットというかわかるような気がしました。 序盤から中盤のハウス編や影島編は、沖縄編への「フリ」だったのかな? そう思うと多少のカタルシスが得られました。 にしても、沖縄編は冗長に感じられました。 本文は、突如過去の記憶になったり、現在の記憶に戻ったり。過去の記憶でも戻るレンジが保育園の時期だったり、思春期だったり、小学生だったり、頻繁な記憶のスイッチバックを繰り返しており、ワチャワチャし過ぎて下手すると破綻しそうなところでしたが、ストレスなくすっごくうまくまとまっていました。 とても丁寧に書き進めていたのが伝わりました。 今の自分は「現在完了形」(うまく表現できませんが)で営まれている、っていうのをうまく表現できていると思いました。

    0
    投稿日: 2024.03.19
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    自分は恋愛小説が好きな訳じゃなくて、物語の途中にある男女関係が好きだと思う。この本はそういう風に書いてないんだろうけど、カスミが最後に出てきてくれてすごい嬉しかった笑 YouTubeの渦見てからこの本を読むとこの文あの事だっみたいな発見に嬉しくなった。 お笑い芸人又吉が書いていることを知っている状態だと又吉先生が喋ってるみたいな感覚で読める。 頻繁に本を読まない俺にとっては没頭しやすくてサイコー。

    1
    投稿日: 2024.02.07
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    私には合わない作品でした。 自意識をひたすら文章に起こしたという感じで、小説として読むことができなかったです。 最後の沖縄の話しも唐突に語られ始めた感じで、繋がりがよくわかりませんでした。

    7
    投稿日: 2023.12.14
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    人間として生きるのが下手くそだと自分でも思います。そんなことを考えている人って、案外多いでしょうね。

    1
    投稿日: 2023.10.19
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    『火花』で太宰治の影響あるすごいの書いてくれたな〜って感動して、奄美縁のある人ということで親近感を感じて、『劇場』で、う~んこの人の作風合わないな〜って感じて、その流れのままこちらを読み始めたので、最初はやっぱり合わないと思っていたが、読み進めば、なるほどこの人の感性や観念とかは奄美由来のものか。と納得してきた。そう思うとなんだか嬉しく思う。 いつかは奄美を題材にしたものを書いて欲しいと思っていたので、こんなに早く書いてもらっていたとは。 最後の章はとってつけた感は否めないけど、奄美里帰り撮影のあとに書き足したのかな〜?なんて想像した。

    4
    投稿日: 2023.08.23
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    だらだら長い感じがして読むのがしんどい箇所もあったけど好きな雰囲気のお話だった。又吉自身の体験とか考え方が色濃く出ているのかなと思った。コラムニストを追い込むシーンをメタ的な視点で読んじゃってめちゃめちゃ笑った。色々溜まってたのかな… 人間失格未読だけど、読んでからの方が良かったかも。 裏表のない良い人も普段横柄な態度だけど根は良い人も別に大したことはなく、負の感情を抱えながらもそれを表に出さずに笑っている人間こそが評価されるべきという影島の持論に、前から漠然と思っていたことを言語化してもらったような爽快感があった。

    1
    投稿日: 2023.06.25
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    語り過ぎな気がした。(又吉のことをよく知る人にとっては面白いのかも) 黒歴史の回想は、永山の根底が崩れる感じが好き。 そして一つ疑問なのだが、沖縄の話は同じ作品の中に閉じ込める意味はあったのだろうか。

    1
    投稿日: 2023.03.31
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    文章の表現が面白かった。 登場人物はみんな個性的で人間味があり、人間ってなんかいいなーと感じた。 ただ、ストーリーが少しわかりにくかった

    1
    投稿日: 2023.02.11
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    ワクワクしてページをくる、ということにはならなかった。 何者かになりたかった、もがいて、かけらを掴んだ。でも全然届いてない。田舎で過ごしてそれでもいいと思えた。将来どう思うか知らんけど。そんな話。 所々感心し、緊張あり、緩和あり。でもどっぷり浸れなかった。貧乏性と収集癖により何とか読了。 再読するときっと違う感想。

    1
    投稿日: 2022.12.28
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    又吉さんを知り過ぎてしまっていた 又吉直樹の人生で感じた事、面白味を綴った本 恋、嫉妬、仕事、才能、独りよがりの墜落、そして友情 人間が人間らしく生きて、愛に飢え試される 結局みんな同じ、いや、私は違うと、 そう感じながら生きていく これは今読んでしっくり来た 同年代だから余計に 大人って色々経て大人になっていく ちっとも完璧でも、かっこよくもないけれど、 それでも過去は必要だったと自分をこれからうんと愛してあげたい

    0
    投稿日: 2022.07.27
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    又吉三作目。 まず、影島と永山がバーで酔っぱらいながら人生談義をするくだりが秀逸だった。こいつは話が分かるってやつと、敢えて飛躍した論理やしっちゃかめっちゃかな譬え話を繰り出しながら語り合ったときの「頭の整理され感」ってあれは一体なんなのだろうか。その雰囲気がとても伝わってきた。 ちなみに、同じような友との会話で物語中の葛藤が整理される名シーンはと言えば芥川賞の大先輩、庄司薫の「赤ずきんちゃん気をつけて」であろう。あるいは、又吉氏はこれを参考にしたのではとさえ思えた。 物語としては、たとえば村上春樹も村上龍も最初の2作がまあ自伝でないにしろ実体験をベースにしていて、3作目が「物語」に飛躍したわけだけど、又吉の3作目は「自伝」(と誤読されることへの屈折した挑戦)としてさらに沈潜していったイメージ。 沖縄の回想シーンの白装束は、岡本太郎の記録映画にあった離島の神事「イザイホー」を彷彿とさせた。島中の女性たちが一晩中白装束で祈りを捧げる、一種の集団トランス状態。 主人公永山に繰り返し現れる幻視といい、又吉氏は古い記憶によって呼び覚まされる神話的世界を描こうとした、のかもしれない。

    8
    投稿日: 2022.07.10
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    迫ってきて重かった〜。 又吉の芸術に関わる人間に対する想いみたいなのが、直に語られてるから、同じ行を何度も読んだりして、理解していった。 でも井戸の中の蛙の方が宇宙を見れてた、的な話とか、日常を生きてても共感できる話も多かった。

    1
    投稿日: 2022.06.06
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    【選書理由】 1人の友人との2人読書会の5月の課題図書。 この会の醍醐味は普段なら全く手に取らない本を読めることである。換言すれば、強制的に偶発性を生み出す様式である。本書はその友人が指定した本である。 【感想】 又吉の洞察と言葉の使い方に驚かされた。 私にとって彼の本は『火花』に次ぐ2冊目であり、『火花』の印象があまり薄く(高校生の頃の私の読解力が乏しかった可能性も高い)、芥川賞はこんなものかと正直に思ってしまった記憶があったので、本作では良い意味で裏切られた感がある。 著者の人を観る視点が表現の隅々に現れていており、またひとつ、世界を観るレンズが増え、表現する言葉が溜まったように思う。 テンポ感は、どこか村上春樹の『海辺のカフカ』と近いものを感じた。 思うに、この本は弱い人間にこそ刺さるフレーズが多くあるのではと感じた。かくいう私もまだまだ弱いので、登場人物の言葉が何度か自分にも刺さった。 見方(言い方)を変えれば、「人間の弱いところにスポットをあてて巧妙な描写をしてみました全集」とでも銘打てそうである。 全体としてこの本の舞台に親近感が持てた分、より内容が入りやすかったように思う。私は沖縄出身で現在東京に居るのだが、この本の舞台も東京(上野)と沖縄の名護なのである。特に上野に関しては、ここに来てからお気に入りの場所となりなんどか散歩もしていたので雰囲気を強くイメージしながら読めたんじゃないかと思う。 そして、そもそも日本語の文学作品の多くの舞台が東京であるが、その東京を今、自分事として捉え切れるのが嬉しい。 批判するとすれば、部分部分は良くとも大きなストーリーの流れは感じられず、つぎはぎ感は否めない。 第3部に関しては、繋がりが薄く感じられ、ほとんど楽しめなかった。(読み手の読解力と集中力欠如の可能性もあり) 【印象に残った箇所】 10p あのあざとい絵とおなじ印象が仲野にもあった。 12p さっきまで洗練されていた人物に見えていた飯島さんも、魅力的に見えていた女性も、触れただけで潰れてしまう簡易的なオモチャのように見えた。 →視点と表現、どちらも好きな一節。 →ちなみに、私のリスペクトするtakrum の渡邊康太郎ならこんな空気はすぐに破ると思う。

    1
    投稿日: 2022.05.30
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    現在→かつて表現を志してハウスに住んでいた頃のこと→影島とナカノタイチの往復書簡→カスミと永山→影島の最近→影島と永山の再会と対話→影島の失踪→本の出版を親族と祝う、生い立ちの考察、という大きな章が展開していった。永山の現在と過去とルーツ。又吉直樹の心の中を全部書いてくれた、という感じがして、ゆっくりと話を聞くような本。難しいけど、わかりたい、と感じるのは、正直にこころを開かれたような気がするからかなと思う。自分は人間が拙い、と書いてあった。

    0
    投稿日: 2022.05.14
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    53又吉先生もその他の文章を書く人たちも同じような葛藤の中で青春を過ごして来たんやろか。こんな10代過ごしてこなかったよ。彼はずっと歳下だからこういう文章を書けるっていうのはやはり文才があるんやろう。なんか心がひりつく物語でした。

    1
    投稿日: 2022.05.05
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    普通の人間(文学マニアではない人)にとって又吉作品って特別だ。作者の人格や考え方が本からではなくTVやインタビューで目にする機会が多いから。 だからこの話はすごく又吉自身の話だというのがわかる。どこかで話していたエピソードがあるし、鬱屈とした彼の抱えてるものもわかる。 それが綺麗に消化されていて、大人だなあって思った。

    0
    投稿日: 2022.03.23
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    不思議な読後感。又吉先生は第二図書係補佐の頃から好きで、全てではないですが見つけてタイミングが合えば読んでいます。今回もそうで、読み進めていくうちに垣間見られる明らかにヒントを出しているワードや象徴的な出来事と読み解く上で必要な別の物語も含めて作品でありました。時系列をあえて分かりづらくしたり、宗教や神話に人情味を加えたり技法と呼ぶにはそぐわない意欲的なオリジナリティもビシバシ伝わったのでかなり読み応えがありました。一回読んだだけではアホなので理解出来ない部分があったと思うので時が来たらまた。読み飛ばしや、速読をさせない純文学としての文章の強さがありました。

    4
    投稿日: 2022.03.02
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    前半部分はまあまあよかった。 漫画家を目指す主人公が同じような夢を持つ同世代のの若者とルームシェアする中で、凡人で在ることに対して罪悪感や、ルームメイトへの嫉妬などを綴った人間の生々しい感情がよく現れてると思った。 話が進むにつれて時間軸が曖昧になってよく分からなくなって来た。さらに、ネット上の批判文?が馬鹿みたいに長くてそれを第三者目線で主人公が追っていってるような情景構成になってて、ページを進めるのが大変だった。正直内容もよくわからない。 その後カスミという女性の正体や、突如始まる故郷や父親の話などは理解できず読了不可。 今の自分にはまだ難しかったか、あるいはこの人の考えは一生理解できないかも。 

    1
    投稿日: 2022.02.18
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    私には少し難しかった。 かすみの正体はなんなのか、影島は最終的にどこに行ってしまったのかなど、ふんわりしている部分が多かった。 難しい言葉も多いため、もう一度調べながら読みたいと思った。

    1
    投稿日: 2022.01.21
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    <濃ゆい 人間 >  永山の認知は大クセなんやけど、共感部分も多々有る。  近い人間の成功ほど受け入れられなかったり、まして侮っていた人間やったなら当然自意識も激しく傷む。他人は皆クソなのか。  自分の信じたいモノに対して、こうは思えないとか、そんな筈が無いとか、本当は違うとか、そうゆう鬱々と瀞みがかった思いを抱えている人は多いと思っている。Twitterには呟いてるけど、 LINEの既読はつかないけど、きっと気づいていないだけだと思いたくなる。それを限界まで煮詰めると、こうなってしまうのか。簡単に他人事に出来ない。  自分の中だけで完結していれば、その息苦しさは耐え難いかもしれないけどまだ良い。永山はその中でもがいて、生きたわけで。楽になりたくて、安易に他人に向けるとどうなるのか。結局多くの人はそうしがちで、平凡な話やけど、要するにこれも他人事にできない。ごく普通でありふれたものを平凡と呼ぶそう。それはつまり善し悪しを抜きにして、その数の多い少ないで決まってしまう。平凡な考えは全て許されるのか。全然今も起き得る話。  備忘録です。

    1
    投稿日: 2021.12.01
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    知らんぷりしておきたい痛い所をついてくるのだけど自分の中にスッと入ってくる。芸人さんが書いた本とくくるのは失礼かもしれないがやはり観客の反応を考えながら仕事をしている方ならではの、読者を置いていかない感じで大好きな作品です。

    0
    投稿日: 2021.11.16
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    私も創作畑に片足を突っ込んだ経験有なので、 ハウス生活時代の自意識ダダ洩れな主人公の目も当てられない感じが、なんとも痛い感じ、わかるー。 屁の音を聞きながらチルってるのもアートだと。いゃぁ、わけわからんすぎるけど、こういう事も斜めの視点でアートだと表現してるもの、ありますよね。 これ、又吉と重なる要素があちこちにありすぎて、フィクションといえど自伝のように思えてならない。ナカノタイチが影島を批判した記事の件も、又吉が実際にコラムニストの記事で揶揄された件とかぶります。 クリントイーストウッドのくだり、意味わからんけど、なんか面白かった。なんつー会話。 あと飯島さんなんで死んだの? 沖縄編もこれまた又吉の家族の要素がありまくるね。ただただ生活をするだけに見える父親母親の感じ、同じような感覚を持ったことあるなぁ。 この人、何が楽しいのかなとか、薄っぺらいように感じてたり。 なんかこの本、読んでてイタたたたってなることばっかり。又吉直樹の思考を垣間見れた感じ。でも面白かった。やっぱりファンです

    1
    投稿日: 2021.10.25
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    又吉さんの本の中で一番好きです。 いつも何考えてるのかわからない知人の日記を見たような感覚ですが、そこには取り繕っていない一人の人間がいて、なぜかはわからないけど、この人となら仲良くなれそうだなぁと思いました。 所々感情の取得が難しいところもあったので、何度も読み返したらまた見え方が違うはず。

    2
    投稿日: 2021.09.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    芸術を志す若者達のシェアハウスに住む主人公。 住人たちの才能の無さがしつこく描写されるので、ああこれは彼らを馬鹿にしている主人公が一番才能が無かったっていう終わりかなと思ったらそういうくだりは前半三割で終わった。えっ。 あとはもうひたすら過去に苦しみ続けて問答を繰り返す。自己愛と自己批判の連続。 又吉の小説は、自分にオリジナリティはあるか、才能はあるか、わざとらしく見えていないか、という自意識をずっと色んな方向から書いているな。 途中明確に又吉本人をモデルにした人物が出てきて、「芥川賞を取った芸人」に寄せられた批判への反論とかがあり、いや、こういう形でのアンサーってずるくない??自分の口で言いたくないからワンクッション挟んでるの??と思った。 後々「あの批判にも受け入れるべきところはあった」みたいなシーンもあり、本当は自分ちゃんとわかってますよってこと??又吉はそういうわざとらしさ恥ずかしがりそうだったので意外だな。 主人公の心が安定を失って時間や場所の感覚があやふやになる描写はわたしも騙されてすごく好きだった。結局それは最後まで続くんだけど、ラストは色んな狡さや格好悪さを持ちながら堂々と生きている両親を愛をもって見つめるという時間になるので爽やかな終わりだった。 中盤まではあんなに自己愛、芸術の探究と他者からの見え方、みたいなのを繊細にやりとりしていたのに、沖縄の父のガサツさの前には何もかも無力。沖縄に帰省してからほとんどそういうことを考えなくなっている。 主人公の中で、自分の人生に対するスタンスとあの両親のことを受け入れている部分とが大いなる矛盾となってるんだけど、矛盾こそ人間の深みなので、その矛盾があるから主人公は倒れないで生きていけるだろうなと思った。 芸能人への誹謗中傷のくだり、2019年に書かれた本なのに正確に現実を言い当てていて驚く。預言者か?

    5
    投稿日: 2021.09.24
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    若い芸術家だたちの混沌とした部分を文字化して空気とどまってが流れてない感じを延々とよむ。途中、メールの批判大会が長々とあり、疲れて流し読み。最後の沖縄編だけはほっこりした。

    0
    投稿日: 2021.09.19
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    前半と後半が主人公が同一人物と思えない感じがして混乱しました。特に後半又吉さんの実体験?をそのまま書いてる感じがして、小説として上手に楽しめませんでした。現実と現実じゃないことを書くことによって、本当に書きたいことを表現しているのかもしれませんが、見分けられるほど又吉さんのこと知らないし… でも前半はよかったです。 このハウスの生活の部分はめちゃくちゃ楽しめました。あんなにずっと長々後半必要だったのか?というくらい前半面白かったです。 若者の自意識の感じがとっても良かった。 それだけに全体通してみるとまとまりがなくて退屈しました。

    1
    投稿日: 2021.08.25
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    芥川賞を受賞してから、彼の周りではいろいろあったんだろうなぁということが想起されるようなところも。最後いきなり作品の雰囲気が変わってしまった気がする。又吉のことは好きでも嫌いでもないけれど、今後の作品を積極的に読むかといわれるとわからない。

    0
    投稿日: 2021.08.23
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    又吉らしい作品。図書館に返さなきゃいけなくて最後少しおざなりな読み方になってしまった。自分が美大生なので彼らの気持ちは理解できた。火花の感動には追いつかない。結局女に執着して病む。それの正体は自意識をどうにかしたいだけ。自信を持ちたいがために女といる。自分をどうにかするための装置としか思ってなさそうな男が主人公。(これは私が過剰に反応しすぎなだけな気がするからやっぱりもう一度読みたい。)そういうところも含めて20代の男らしい。というかそういう話なんだろうな。自立できない男の葛藤のなかに女も関係してるってだけか。自分が女だからそこに注目しすぎただけで。リアル過ぎる。自立して欲しいね。

    0
    投稿日: 2021.07.07
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    人間を書こうという意思を感じる。主人公の永山も登場人物の影島も作者らしく見える。2人で長いやりとりをしたりする。徹底的に自分を書くことで人間を書こうとしたのだろうか? 新聞連載だからなのか、場面の切り替わりが分かりにくい部分があった。

    0
    投稿日: 2021.06.16
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    なんだか難しくて集中し切れなかった…繊細で卑屈になりがちな自意識を綴った場面が多いような感じ。 以前に又吉さんの本を読んだ時も思った気がするけど、これはご本人の現実のお話?と思うような設定。

    2
    投稿日: 2021.05.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読んだ後なんとも言えないふわふわした気持ちだったから感想なんて書けるかなと思ったら意外と長く書いてしまった。 1頁目を読んだ時にこれは私の話だと感じて思わずレジまで持っていった。けど読んでいくうちにそれは永山の一部分に共感しただけだと気づいた。 好きな部類の小説だけど私は人間失格を読んでいないし、本を沢山読む人間じゃないからこの本の半分も分かってない気がする。難解な言い回しは読むだけで必死で、難しいなあと思いながらでも読み進めたくなるくらい面白かった。 仲野みたいに上辺を掬い取って器用に生きられないし永山みたいに深く考えて生きてきてないから、登場人物に共感することは少なかったかもしれない。でも凡人だから言葉が鋭く刺さる時があってハッとする。それも永山母みたいに時間が経つと忘れてしまうけど。 時間が経った後また読み直したら違う味わいがある気がする。 第一章は痛々しくてこういう青春もあるんだと思って若さが眩しく感じられたし、血だらけになっている永山は読んでてしんどかった。 心の支えにしていたのか、奥を思い出しては冷静さを思い出してそれでも抑えられない激情が気持ち悪くて、でも読み返した時は愛おしく感じた。それと読み返す時に影島の言葉を思い出しながら読むとやっぱり面白い。奥はどんな気持ちで部屋で聞いてたんだろうな。 第一章だけで結構お腹いっぱいだったから読み返した時にこんなに短かったかと思って驚いた。 第二章、過去に対する現在を描いているから、記憶の扱いを描くのは当たり前なんだろうな。 カスミっていう不思議な女性との出会い方がカスミの視点だと、永山視点で描かれていたものとは随分違って驚いた。 それから怖い話みたいな自作自演の間抜けな話をした後、ハウスでの事件が記憶の捏造で悲惨さが増していたことが分かって、間抜けな話を聞いた後だったから面白くなってしまった。 普通なら永山のことを気持ち悪いとか怖いとかと思いそうなもんなのに。 でもそれで被害を受けたのってあのどうしようもないハウスの住人達で、だったらいいかと思ったし影島が言ってたみたいに凡人Aの懲役が長すぎるから。 こんな大胆な記憶改変ができるのに自作に対しては俯くことしかできない、人間が下手だね。 ナカノタイチと影島道生のバトルで自分に矛先が向いてるように感じる永山は、凡人って部分でナカノタイチと繋がっているんじゃないかと思った。 仲野が永山に何も成し遂げられないと言ったのは仲野みたいに世間が求めてる普通をコラムにできる器用さがないからかもしれない。永山にそんな器用さがあってもそれをしないことが仲野との違いなのかな。永山は凡人であることを受け入れたいのかな。 仲野は前世がなんだったかなんてすぐに思いつくんだろうな。 奥との再会のシーンがとても好きだ。 なんで奥って呼んでたのか気になって読み返したら、部屋が奥の部屋で奥って張り紙があったからなのが2人の間に流れてる空気みたいな丁度いい緩さがあって良かった。 影島呼びが慣れない永山はやっぱり奥と影島がちゃんと同じ人間だって分かってなかったんだな。 影島が永山の指摘を焦点があってるから言うて、って言うところ。この2人だからこそ影島はゆっくり聞き出すし永山は言い淀むんだなと思って好きだった。 影島が永山の失態全てを面白がってくれてそこで流す永山の涙さえも面白いもののように扱うのが好きだった。 影島が奥だった頃、永山に向けていたんだと読み返して分かったサッカーの話が好きだった。 2人には共通点が多くて読み返した時に同一人物なんか?と考えてしまった。似ているからこそお互いお腹見せ合って慰め合えたんだろうな。 人間失格を祖父の聖書くらい読み込んでる影島はどうなったんだろ。死んでないといいなと思うけど死んでるかもしれない、沖縄に永山が行った時もしかしたら影島も沖縄にいるかもしれないなと思った。出てこなかったけど。 影島の膜の話、永山の作品タイトル脱皮。 ハウスは罪なんかな、影島と再会してエッセイを完成させて罪から脱皮した永山が沖縄で膜から脱皮して、いつまで続くか分からないけど解放を得ていたのが爽やかで心地よかった。 読み終わった後まだ永山の人生を眺めていたかったと思った。

    0
    投稿日: 2021.05.28
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    初めて読んだ又吉作品。かなり読みにくい、難しい小説だった。でも、なぜか気になって最後まで読んでしまった。 芸術家や物を創る人たちの苦しみが生々しく伝わってくる。他人の能力や成功に嫉妬する気持ちや自分の才能をどこかで信じていることとか、誰もが経験しているだろう感覚を丁寧に文にしている。芸術家同士の会話ってこんな感じなんだろうな、と想像しながら読んだり。夏目漱石の小説をふっと思い出したり。 全体にまとまっていないし、回収しきれていない部分もあるけれど、独特の文体や、著者の思考に触れたくて、また他の作品も読んでみたい気にさせられた。

    0
    投稿日: 2021.05.20
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    知的、ユーモア、第一話最後の色んなタイプの人間によるすれ違い。 人間、という大きなテーマに立ち向かい紡ぎ出される言葉の数々が、引けを取っていないのがすごい。

    0
    投稿日: 2021.05.16
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    この本を読むと言語化できないドロドロ・モヤモヤした気持ちの表現が増える。 火花に通じるような、つかみどころのないやるせない感覚があった。

    0
    投稿日: 2021.05.10
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    色んな意味で又吉にしか書けない作品。 誰もが一度は、自分だけの特別な才能がないか考えたことがあると思うけど、 芸人とかクリエイターにとって、それはすごく切実な問題。その苦悩がありありと伝わります。 本や映画を見るとき、権威ある人が「すごく良い作品」って言っているとそれに引っ張られて良く思えたり、 自分の感想が審査されている気分になって当たり障りのないことを言ったり、 そうやって人の目を気にしている割に、高評価を狙うド直球なものを「陳腐」だ「あざとい」だ、見下してみたり…。 平々凡々な私にすら心当たりがあってグサっときます。 「人の評価」や「記憶」ってただでさえ曖昧なもので、それを鏡にして自分を見ようとすると、自分がどんどん分からなくなる。 そういう不安定な世界の中で、自分の才能とか立ち位置を考え出すと本当にしんどいよなぁ…と思いました。又吉も相当つらかったのかな。 大切なのは優劣じゃなくて、 自分の信じていることを本当に無邪気に信じ抜くことで、 難しいけどそれしかないのだな、と、この本を読んで思いました。 印象的だったのは、 「ハウス」の住人は「俺たちは特別なことをしている」的なプライドを持ってるっぽいのですが、 管理人さん達からすると彼らは「熊」だったり「汚い猿」に見えてるんですね。なんか極端で面白かったです笑 人の数だけ見方がある。

    0
    投稿日: 2021.04.06
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    掴みきれなかったけど、面白かった。 1回読んだ中で1番印象的だったのは、1章の永山君の過去のエピソード!こんな最悪な状況は受け入れられないと思う。

    0
    投稿日: 2021.04.01
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    自分と他人を比べて、相手を落としてみたり、劣等感に苛まれたり、もやもやする気持ちには私も覚えがある。芸人だって、誰もが身体を張ってさらけ出して笑いをとるわけでもなく、いろんな笑いの取り方がある。私も自分のポジションに自信をもてるようになりたい。

    0
    投稿日: 2021.03.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    人間失格のオマージュともいえる作品。 他人との距離感や自意識と客観とのギャップ、生きるしんどさをうまく言語化できているのがすごい。

    1
    投稿日: 2021.03.04
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    自分と他人の距離を気にしすぎて、 自分と自分の距離が広がって 両側の自分がお互いにもう見えへんくなったり、 それは人間をするのが下手ってことかもしらんけど、 それはそれでいいねん。

    1
    投稿日: 2021.02.22
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    いろいろな小説の影響を受けて出来たような作品だが、全体的に中途半端でまとまっていない。アイデンティティを感じる部分もあるが、それも残念ながら面白いとは思えず。 小説家が書いた小説とみると、★1かもしれない。 「火花」は嫌いじゃなかったんだけどなぁ。

    2
    投稿日: 2021.02.15
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    太宰治は「人間失格」で何を描きたかったのか。 人間の原罪と、弱き者の味方としてのキリスト。 その「罪」の自覚のされ方と、芸能の道で生きる者たちの「才能」の話がこの本のテーマである。 主人公の永山は、弱き者の、聞き取られることもないだろう小さな声の側に常にたとうとする。 しかし、彼はある事件をきっかけに、友人と彼女と自分の仕事の上での名声とをすべて失うことになるのだった。 「才能」が無いということは罪なのか。 才能が無いのにそれに無自覚なことが罪なのか。 才能がないことを自覚しながら開き直り、普通なことを普通なままに提示することを良しとする表現者こそが罪なのか。 途中、芸人の影山とナカノタイチの書簡のやり取りは圧巻である。 この本を通して、太宰治の「人間失格」と、キリストと、ゴッホの絵が重要なテーマになっている。ゴッホの絵の重要性とは、ゴッホもまたキリスト教に深く傾倒した表現者であり、弱く惨めな市民をテーマにしたからであろう。 ちなみに、この本とは関係ないが、太宰治と比較される三島由紀夫は、やはり「仮面の告白」で、「罪」を自覚する人間を描いた。しかし彼が描いた人間というのは、常に理想や美の究極(聖セバスチャン、金閣、太陽)に近づこうとする人間であった。

    0
    投稿日: 2021.02.14
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    自分は何者なのか?自分にはどういったDNAがあって、どんな力があり、何を成し遂げられるのか。 自分を人間に客観的解釈をした作品なのかなと自分は解釈しました。 歳を重ねるごとに自分をどんどん客観的に見れるようになるのは年々自分はこんな何もできない小さい人間だと思い知らされるからなのだろうか。

    0
    投稿日: 2021.02.11
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    純文学。 の意味を自分は知らないが、言わせてほしい。ザ・純文学。 人を本質から見抜き小バカにする感じの本かなと思いながら読んでいたが、ただの純文学だった。 自分がこの場所にお気に入りのTシャツを着てきたことが恥ずかしかった。や、 鑑賞する側が一切のストレスも感じず誰にでも平等に作品が開かれている状態は嘘なのだ。など、 感情や情景、考えの詰め合わせのような本。うん、純文学。 苦悩、迷い、恥、歓び、自我、逃げ、のようなもの。なんかよくわからないSFのような表現もあった。 中盤のナカノタイチと影島のやりとりは非常に読むのしんどいし、果てしなく揚げ足を取り続ける狂気的な文章。これも本を最後まで読んだら全て一連のストーリーとして必要な辛い文章だったと、そう思った。 飯島死んでんのかい! 「生徒に対して俺の女になれって言ったらしいんですよ。そんな言葉はこの世界にないんです。言葉を並べるとそういう意味にはなるんですが作り物なんです。でも、そのじいさんは実際に使った。なぜそんなことになるのか。俺の女になれとじいさんに言わせたのは、俺の読み方で読めと言う傲慢な態度が許され続けてきたことの蓄積なんです。」 社会風刺的なね。言ってることは正しいけど生きていくのしんどいやろなっていう表現がこれ以外にも散りばめられまくっていて、スラスラとは読めません。 人間をやるのが下手。キーワードというかミドルオチかな。 後半横暴な父中心の話にシフトチェンジするのだが、なんの話を長々と読まされてるのかと不安になった。 人間が何者かである必要などないという無自覚な強さを自分は両親から譲り受けることはできなかった。 これやん。これがオチやん。 今まで読んだ本で一番時間を費やした。 でも最後まで読まないとわからない。 切り取ってはダメだと感じる本だった。 「自分の前世が幼い頃の母の網膜だったなら。母が見た景色を自分も生まれる前から見ていたとしたら、僕が母の網膜の生まれ変わりなら、僕が見ると言うことは母が見ているということになる。」 「誰かを近くに感じると、自分と他者との間には必ず距離があるという当然のことに気付かされる。」 「井の中の蛙。そっから必死に顔上げて空を見ててん。宇宙近かったやろ。行けそうやったやん。井戸と宇宙はほぼ同じやった。海で泳ぐ小魚どもから馬鹿にされてな。中略。俺たちは宇宙の話をしてたのに。中略。でもなもう俺には宇宙が見えへん。」 とか他にもいろいろ。純文学。

    1
    投稿日: 2021.02.06
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    自意識の中でもがき、長きに渡って若い頃の恥と罪の意識に囚われていたが、解放されて作品を再び作れるようになる話。そして作品を作った先に、全てを受け入れるように生きている家族の姿があった。 すごく深い感動を味わってるのだけど、うまく言葉にできなくて、それでも自分へのメモとして書き記さねばと言葉にすると上のような陳腐なあらすじになってしまう。 『人間失格』も繰り返し登場するが、それでこれだけの壮大な話に『人間』とつけた、ありのままを受け入れた感。 私はまだ、人間をやるのが下手だ、という自意識の中にいるのを実感させられる。

    1
    投稿日: 2021.02.03
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    人のダークな部分に踏み込んだ感はあるのだけど、わかりづらい箇所が多々あり…個人的に「入り込める」感覚がなくて、残念。いくつか、お!と思う文章もあったけど、頭にも心にも入ってこないところの方が多くて…。決して難解という訳ではないのだけど、共感を感じられる箇所が少なかった。

    0
    投稿日: 2021.01.17
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    劇場もそうやけど、登場人物に好きな奴いない。飯島くんに触れられてないのも気になるし、ヨシムラ某との件は興味ないし、読んでて疲れた。

    0
    投稿日: 2021.01.14
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    ごめんなさい、しんどいです。 コラムニスト仲野太一と芸人作家の影山道夫のやりとりなんぞは読むに堪えない。 時間の無駄。 心の中のブツブツぼやきを延々読まされ……きっと何らかの芸術性が含まれているのでしょうが、凡人にはわからん。半分ほど読んで断念しました。

    0
    投稿日: 2020.12.26
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    まず文体が好き。 無味乾燥なんだけど読みやすくて綺麗。 あと、人間の内面の汚さを描くリアルさが好き。 人間の心象描写だけでなくストーリーでも裏切りを入れてくる展開も好き。 好きな作家の1人。

    1
    投稿日: 2020.12.17
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    難しかった。 言葉にするまでの自分で思うことを事細かに書いてて 何が現実なのか事実なのか よく分からなかった。 自分が事実だと思っていることは自分の思い込みに過ぎないのかもしれない。

    0
    投稿日: 2020.11.21
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    3つの章に繋がりがなく1つの作品として捉えるのが難しかった。 分からないにも面白さがありスラスラと読み進められちゃう。

    0
    投稿日: 2020.11.08
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    どうにもこうにも読み辛い。 評価が高い又吉作品だが僕には只々苦痛でしかない。 登場人物が全く好きになれないし描写もほぼ書く意味があるのか分からない。 ショートショートストーリーをずらずら並べたような物語だし純文学と言われるものを薄ーく剥ぎ取ったかのような印象。 まあ僕の理解力と言うか読解力の無さかもしれないがこれを面白いと感じる感性は少なくとも今の僕には無い。 ずっと不快な気分のまま読み進めた僕の好みと正反対にあるような作品。

    1
    投稿日: 2020.10.21
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    読みはじめは、文章の一文が長くリズムが悪いなと印象だった。 途中まからは一気に集中して読めた感じだった。 作者本人の芸人と作家の自身への葛藤を描いてあるのかなという印象だった。 影島のセリフの「どこかでみんな芸人が小説を書いたことに驚きすぎてるよな。」というのが本人の気持ちなのかな? 影島とカスミは本当に存在したのかなと少し謎な部分でもあった。 「僕が話したのは、見たものそのものだけではないのかもしれなかった。風景と感じたことが融合されたものこそが見えたものだった。僕にとって物語るとはそういうことであり、状況をそのまま説明することではなかった。」ということからどこまでか本当でどこまでか虚構なのか気になるところ。 面白い部分がいっぱいあった。

    1
    投稿日: 2020.10.11
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    なかなか難解でした。 何かを求めて、前に進んでいるようで、実は立ち止まっていたり、後ろに進んでいたり、そのことが正しいのかどうかも分からなくなる、いつもの習慣が、そうじゃなくなる時、ふと感じる孤独…… 昭和の匂いがする時代に、扇風機もない、気怠い暑さを感じますね(笑) 嫉妬、後悔、嫌悪、犠牲、、、老いの過程に溜まる澱。。。 あぁ〜なんだろう。この感じ(笑)

    1
    投稿日: 2020.09.18
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    苦悩や葛藤を抱えた色んな人間がいるってことを書きたかった…?のかな…? 随所に又吉さん自身の経験なのかな?と思われる部分があって面白いんだけど…その部分がやけに冗長になっていてる一方で、自分の記憶が改ざんされていたり、めぐみと話していて手を握ったらカスミだったとなど謎めいた部分はさらっと終わってしまったなという印象。主人公が二重人格でしたで回収するのが1番良い気がしたけど…(又吉さん的には嫌だったのかな…?) ただ又吉さんらしい?表現の節々はとても面白くて好きだった→ 「カスミと自分が会うのは、TSUTAYAで映画のDVDを借りる周期と良く似ていた」

    0
    投稿日: 2020.09.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    又吉直樹さんが太宰治の「人間失格」が本当に好きなのが伝わってくる1冊だった。人生を表した身近で壮大なストーリーが好き。

    0
    投稿日: 2020.08.31
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    文章がとても難しいので読み進めるのに時間がかかる。ある人物が別の人物に変化したりするなど、妄想のようなフィクションのような部分があり、入り込みにくさがある。 後半は作者の実体験に基づいて書かれたと思われる文章が続いて読みやすかった。

    0
    投稿日: 2020.08.29
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    けっこうなボリュームの又吉先生本、意外とぐいぐい進み図書館期限前に読了。ぐいぐいはいくんだけど、作品を追うごとにどんどん難解になっていく感。著者は主人公の永山に入り込んで書いているんだともちろん思う…思いたいが、その内面の掘り下げ方がすごい。これが逆に、まさかの客観視だとは考えられない。あー、そう考えると友人影島への入り込みもすごかったか…話の流れも現在から学生時代へ、そしてまた現在、友人、家族との再会と、そのひとつひとつでふかーく考え過ぎるぐらい考え、丁寧に表現されている。なんだろう、人間の苦悩ではないと思うけど、これも生の姿なのかな。すみません、ちょっと難解。会話の部分は、もひとつの職業色もあるせいか、ぽんぽんとテンポよいやりとりなんだけど、こんなめんどくさいことに、フツー会話でなるか…と思うことも。うん、文学的なんですな。一文学として、挑む楽しみあり。

    4
    投稿日: 2020.08.23
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    作者の顔や声を知っている(あくまでテレビを通した姿だけれど) ので、地の文はどうしても又吉直樹さんの声で再生される。

    0
    投稿日: 2020.08.10
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    主人公と著者又吉の人物像がリンクして自伝のやうな作品だった。登場人物に言動行動に共感が出来ず物語としても面白みが欠けた。著者の哀愁漂う文体が好きだったが今作では発揮されず残念だった。

    0
    投稿日: 2020.08.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    又吉節が炸裂で面白かった。 「永山の方がキレあるし、性格悪いし、繊細やなって」(p242)とか。 でも、3章がなんでこんなに長いのかよくわからなかった。 夏目漱石とか太宰治とか芥川龍之介とか、あの時代には有名な小説家のこと今の芸能人みたいにみんな知ってて、 書いた小説の主人公と作者が重なってるように思えたんかなぁと思うと、 又吉もその時の小説家と似たような境遇なのかなと思ったり。 だから、「人間」を読んで、初めは主人公が又吉に重なって見えて、影島が出て来て主人公と又吉は違うんやなって思い直して、影島が奥やったってわかると主人公と影島どっちも又吉に重なって、それでなんか登場人物みんな又吉の分身に見えて来て、そこも面白い所やなと思った。 次回作も楽しみ。

    3
    投稿日: 2020.08.06
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    他人を判断するときに、枠にはめるとわかりやすいから、芸人だったらこうあるべきとか決めつけて、芸人らしくないことをすると、理解できないからそのことを叩いたりする。その人間そのものを見ようとしないで批判する。そういう話がでてきて、考えさせられるところがあった。 表面的な部分しか見ないで、あの人は幸せそうだと思ったり、肩書きを見て判断してしまったり。

    7
    投稿日: 2020.08.02
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    「人間」 花火、劇場では、二十代の挫折を書いた。だから、今回は挫折のその後を書きたかった。それが「人間」である。 ★あらすじ★ 絵や文章での表現を志してきた永山は、38歳の誕生日、古い知人からメールを受け取る。若かりし頃「ハウス」と呼ばれる共同住居でともに暮らした仲野が、ある騒動の渦中にいるという。 永山の脳裡に、ハウスで芸術家志望の男女と創作や議論に明け暮れた日々が甦る。当時、彼らとの作品展にも参加。そこでの永山の作品が編集者の目にとまり、手を加えて出版に至ったこともあった。一方で、ハウスの住人たちとはわだかまりが生じ、ある事件が起こった。忘れかけていた苦い過去と向き合っていく永山だったが。 永山は、漫画であり、芸人ではない。最初は又吉を投影しているのは永山だと思っていた。しかし、実は別の人物じゃないか?と後で気付く訳だが、それはある教授が又吉に対して放ったエピソードがほぼそのままで登場したから気付いた訳だが、永山は表現者として苦悩を抱えているように見える。 最初は表現者ならばこれくらいのこだわりがあるのは分かるな、と落ち着く。しかし、徐々にこだわりが強くなる。次第に永山はおかしいのではないか?となっていく。でも、苦悩を抱えていながらも、生き抜こうと決意する永山には嫌悪感を感じない。 前述した通り、立ち位置は別の人物にお笑いを任せている。しかし、又吉がお笑いとして苦悩しながらも前に進む姿は永山に託したに違いないのではないか。人は、苦悩しないことは無い。苦悩しながらも、踠いても前に少しずつ進もうとする、その時、ふと皮が剥ける時がある。その剥ける時が、父とのエピソードは非常に心地が良い。 確かに、挫折後の姿を描いてるなと思った。 しかし、著名者(西さんは当然。だって西さんだもの。)、上手いこと要諦を抑える。こんなん無理。 岸政彦(社会学者) 人間は、愚かだ、け、ど、生きているんじゃなくて、愚かだ、か、ら、生きている。 又吉さんは、人間の愚かさを信じているんだと思う。そして、愛しているんだと思う。 西加奈子(小説家) 今後の又吉文学にとっての、重要な萌芽がいくつもある。そのすべてが美しい。

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    投稿日: 2020.07.24
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    人間をやることが下手という感覚の言語化が鋭すぎて感服した。。途中まではドラマのようで、途中からは哲学のようで、最後らへんはエッセイのようで、たしかに統一感はないんだけどそれも全部含めて人間なんだよなあという。。 ・なんとなく人間関係をも資本主義的な競争に捉えてしまう、自分の意志より与えられた役割をいつからか自覚してしまっている ・感傷に浸ることは本質的でないとしてどこか客観性をキメてる自分は、感情と向き合う重圧から逃げているのかただの予防線なのか ・社会への順応に備えていつからか自分の感覚と行動が乖離していってることに慣れて、何を信じるべきか気づけば迷子になってること。 等々、普段感じる小さな違和感や不安が掬いとられてて全く似た経験はしてないのに自分ごとに思えた。 ナカノタイチへの抗議文は切れ味良すぎてスッキリしたし影島と永山がお互いに尊敬し合うポイントも伝わったし好きって感情が相手に「なりたい」気持ちに近いのも共感

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    投稿日: 2020.07.23
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    『僕たちは人間をするのが下手だ』 ・印象的だった所 サイバーいじめを受けて、最終的に自殺する影島の彼女が不憫でならなかった。

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    投稿日: 2020.07.14
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    又吉さん本人のことをかなり書いているんだろうなぁと思いを馳せながらも。。 それにしてもかなり読みにくい。文学で概念的なことがてんこ盛り。人間という題名はある意味ざっくりとしているけれどぴったりだったのかも。後半の沖縄編がほっこりして息抜きになったけれど関連がイマイチ。何がいいたかったお話なのか皆目わからず。又吉さんの頭のなかを少しだけよぞいたようなそんな感覚かな。

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    投稿日: 2020.07.09
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    最初に感じたのは、とっつきにくい本だなあということ。 表面的にしか最近本を読んでいなくて、パーっと流し読みしても何となく意味がわかるものをチョイスしていたようで、この本はつっかえつっかえ読む感じになって、なんとなくもやもやした。 主人公も影山も又吉が自分のことを書いているように感じて、2人の掛け合いやナカノタイチとの長文のメールのやりとりを読みながら、又吉の頭の中ってこんな感じなのかなと想像した。 人間失格が好きだという又吉の書いた人間という本。 後輩芸人のことを誰?と言っていた影山の伏線回収。 人間の変わり身の早さ、それが器用な生き方ともてはやされることへの疑問が感じられる。 それを読んで思うことはまだはっきりなくて、まだ自分にはこの本は早いのかも、という気がする。 自分のライフステージが変わったらもう一度読み返してみたいと思う。

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    投稿日: 2020.07.07
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    「人間」小説書く人はほぼそれをテーマに書いていると思うのですが、あえてそれを題名にするのはなかなかの風呂敷のでかさです。文章からテーマに対する意気込みは物凄く感じられました。 文章はまさに又吉節で、癖がすごいのに好感を覚えてしまうのは、捻くれているのに目線だけはぐいぐいまっすく見つめてくるような感じがあるからか。 完全に純文学でこのボリュームなので、かなりの読みにくさを覚悟していたのですが、予想外にスルスル読めてしまいました。これはリズムですね。セリフや手紙の文面の畳みかけるようなリズムに乗れると一気に読めてしまいます。そこに乗り切れないと大変かもしれないけれど。 この本の中で大テーマと感じたのは、嫉妬、羞恥でした。 嫉妬という感情はまだ自分に期待しているからという物言いには参りました。ぐっさり刺さりました。確かに人が何やっているとか成功しているとかは、その人個人の事であって、自分には何ら関係ないのに引き比べて勝手に浮き沈みしてしまう。これは何なんでしょうね。やはり自分自身がこんな物ではないという、謎の自意識のなせる業なのでしょうか。 全体としてゆるく振り回されるような感覚の中で、移り変わる残像のような風景を追いながら、自分の中のでっぱりへっこみに沿う瞬間を見つける本という気がします。自分でも何言っているのかよく分かりませんが、早い話つまらない分からないで投げ出すともったいない本だという事だけは言えます。

    1
    投稿日: 2020.07.03
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    人間 タイトルが大きいすぎて…。 と、思ってましたが。 〜人間をやるのが下手だぁ〜 にっ、尽きるー。 人間失格 熟読していない、し。 永沢くんと、奥。 永沢くんと、影山。 の、会話の妙。 そしてぇ、沖縄、家族ぅ。

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    投稿日: 2020.07.01
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    「批評がなければ表現はもっと混沌として、感覚が自立した限られた人にしか楽しめないものになる。それぞれの鑑賞者が自立に至るまでの手引きとしての役割や、面白いものが埋もれないようにする紹介者としての責任のような、業界全体の向上を前提とした批評は絶対に必要。」 「美術館で長い時間を掛けて絵画を鑑賞したあと、外に出ると見慣れた景色の中にある、いつも目にしていたはずの色が、異常なほど際立って、奇跡のような印象で目に映ることはある。それは、作家の目を借りてんのかもしれへんな。俺達があらかじめ了解事項としている認識にとらわれることなく、世界を見た作家の目を通して風景を見ているから、日常とは違う状態になるんかもな。」

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    投稿日: 2020.06.27
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    純文学とはなにか…明確な答えははありません。が、この本は人間の内に秘めている様々面を、ときに激しく、ときに優しく、表現していて、まさに“芸術性の高い”作品でした。

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    投稿日: 2020.05.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

     最後の章の家族との話はそれぞれのキャラクター描写に厚みがありエピソードも味がありよかったが、話の核に絡んでくる嫌な同期についてはあまりにキャラクター描写が浅く単純だった。一人称視点で語る文体とはいえ、因縁の相手に対して主人公は積極的に関わらない為、読者もまた表面的なイメージしか持たない相手に対して主人公が頭と口で論破しようとするのに序盤から中盤まで付き合わされることになる。  また、影山と永山のやりとりは面白いが、この2人について作者に近い人物像のイメージを持ってしまう要素が設定されている為、2人の会話は殊更1人の人間が頭の中で自分の価値観を補完しようとして外の世界を頑なに拒絶し必要以上に武装している様な拙さがあった。  物語と作者の距離が今までの作品よりかなり近く、感情を作品に昇華しきれていないような印象を持った。  中盤、主人公の記憶が自分のいいように改竄されていたのは面白かった。殆ど精神病と言えるレベルのものだが、、、。

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    投稿日: 2020.05.18
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    ナカノタイチと影島のコラム•メールの やりとりが面白かったけど、 ちょっと表現が難しくて理解できない ところもあった。 「想像力と優しさが欠落した奴は 例外を認めずただの豚」という文章は 何故か気に入ってしまった。 小説なんだけど、これ又吉さんの 経験や気持ち?と思わせたりする部分が 多々あり、不思議な感じがしたけど それこそ又吉さんだから書けた作品 なんだなと思った。 あと、小説にでてくる女性は 毎回似たり寄ったりというのか キャラクター•系統が似ている ような気がする。

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    投稿日: 2020.05.17
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    “自分は人間が拙い。(p365)”という永山の物語です。 自分が凡人だと自分に言いつつも創作活動を続け、活躍する人を素直な気持ちで見られなかった永山。 永山は“「なんかな、俺の人生って、子供の頃から、そういう自作自演を繰り返してるんちゃうかなと、ふとおもって」(p226)”という言葉どおり、“自分が把握している自身の記憶なんてものは、やはりほんの一部分でしかなく、おなじ人生であったとしても、どの点と点をむすぶかによって、それぞれ喜びに満ちた物語にも暗澹たる物語にもなり得るのかもしれないとおもった。(p282)”とありましたが、自分で暗澹たる物語にしてしまっていたところがあるのだろうと思いました。 自分にもきっとそういう部分があるからこそ、“自作自演”の言葉にハッとさせられました。そして“喜びに満ちた物語にも暗澹たる物語にもなり得る”という言葉に光の方向を教えてもらったような気がします。

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    投稿日: 2020.05.14
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    又吉作品に出てくる "屈折した自虐落伍者" その言動はこちらが胸苦しくなるほど周りを窺い傷つける。無様でも生きていく。その後ろ姿に共感を持ち一縷の希望を見出していく。今作の主人公は家族との過去へとスライドしていく。世間と乖離した終着が血縁という最小の社会、そこにニヒリズムと超自然を交錯させた先の言葉が足りない。機上の主人公は傍観の域に留まっている。駄目な奴とたしなめられても応援したくなる私達も人間なのだから、地を踏みしめた彼の姿を見せて欲しかった。もしやありふれた再起という表現を避けたかったのだろうか。ありふれた人間はありふれた言葉に共鳴する、ありふれてもいいんじゃないかな。

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    投稿日: 2020.05.05