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水は海に向かって流れる(1)
水は海に向かって流れる(1)
田島列島/講談社
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総合評価

29件)
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    このレビューはネタバレを含みます。

    映画は好きな部分はありつつも全体的には「not for me」な感じだったんだけど、「ラストが違う」という情報が気になっていたため、終わらせるために原作漫画を読むことにした。 シェアハウスの雰囲気やクスッとする小ネタは、映画と同じく好き。 ポトラッチ丼/「おじちゃんの夢は夜ひらく」/椎屯動物病院/寝ているうちに布団の中にイワシの頭/「いい子」/「ガバス」という単位/「ぐう」(ぐうの音?)/ヘリウムマウス=口が軽い/「俺がいなければ、この人の肩が濡れることはなかったのに」/「ムーちゃんもいるよ!」/「お客さん 直達くんのお父さん」恐っ/メトロポリタンミュージアム/「そう、私が皆様をこの館に招いた理由…うどんです」/「デメリットがひとつもない!逆に怪しい!」/ぼかぁ言いたいことを言いまくったし、よく見てなかった」 直達や榊さんの心理、行動原理、が、私はわからんのだよな。だから榊さんが魅力的なキャラクターに映らないし、寄り添って、恋に発展していく直達もなんだか受け入れられない。 たぶん、榊さんの立場が私に近すぎて、でも私のこれまでの選択と違っていて、その違いがこのストーリーを飲み込むことを阻害している気がする。

    0
    投稿日: 2025.04.28
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    読んだ後に直ぐにレビューに走らない方が余韻が長持ちします。最近は編集者が表立って作品語るの、日常っぽい作品であればあるほど無粋に思えてしまって。そこまでの解像度は求めていなくて、少しピントが甘くて淡い方がいい作品もあるなとつくづく思う。 レンタルで読み終わって、直ぐに実物を購入した。 返ってこなくてもいいから誰かに渡したり、家に来た友達に読んでもらったりするために。 ここまで心が動くとは思ってなかったから自分でもびっくりでした。

    2
    投稿日: 2024.08.22
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    素直すぎる直達くん、クールすぎる榊さん、怪しいけど善良なおじさん達、 高校一の美少女楓ちゃん、女装の兄貴くん。 ツボにハマるゆるいギャグをはさみつつ、 ゆるやかに物語りは進行し、10年前の出来事が明らかになってくる。 そのことに10年間捕らわれている人 何も知らず、そこへ飛び込み、意図せずして物語りを大きく動かしてしまう人。 いろんなことあって、最後に捕らわれの心が浄化される。 ああ、今気がついた。 これは夢幻能に通じる世界だ。もちろん表現形式は全く違うんだけど。

    0
    投稿日: 2023.06.22
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    スカートの澤部さんがお薦めされていた。 登場人物たちの会話劇が秀逸。 各章のタイトルにもいちいちクスッとさせられる。 シリアスなテーマなのにポップに描かれている、大人の漫画。 装丁も好み。 いつまでも手元に置いておきたいと思った作品。

    0
    投稿日: 2022.07.13
  • 全3巻

    たまたま見かけて読みだしたらその日のうちに1巻を読んでしまい。 次の日続きを読みだしたら3巻で完結。結局二日間で全巻読了。

    0
    投稿日: 2022.06.01
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    ギスギス・ナイト・フィーバー。確かに! 各話サブタイトルがひねりがあって面白い。 ピチピチチャプチャプノープランプラン、とか。

    6
    投稿日: 2022.05.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ダブル不倫された、それぞれの子どもが出会うって状況が気になって購入。派手さはなくて、どの人の気持ちもわかるようで先が気になる。

    0
    投稿日: 2022.02.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    物語の始めが唐突で、何?ってなったけど、この、何か知ってそうに話しかけてくるのに、私何も知らないけど大丈夫?みたいな感じがクセになってしまう感じ。 高校一年で家族の黒歴史を知ってしまった直達。 全て抱え込んでまだ癒えない傷を抱いたままの榊さん。 漫画家になったお母さんの弟。 モテモテのクラスメイトのお兄さん。 すぐ出張でどこかへ行っちゃう教授。 なんか高校生活がドキドキワクワクっていうよりも、大人たちとの共同生活の方がめっちゃ人生経験積めるね。 淡々とした絵と、淡々とした主人公と、なんかワーワー言ってる伯父さんと、本当これはクセになる。 早く続きが読みたい。

    2
    投稿日: 2022.01.22
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    もっとギスギス、ドロドロした展開にも出来そうですが、登場人物たちの緩さがいい感じに深刻さを減らしてくれている。1番しんどいのは千紗さんやけど、それを一緒に背負うことが出来るのが、高1というものまた難しい。

    0
    投稿日: 2022.01.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    一時的に下宿した叔父の家がシェアハウスで、 住民の一人は母が主人公の父親とダブル不倫して 母親失踪して心に傷を負っている。 それでも子供は関係ないと、主人公に普通に接してくれている優しい彼女。 色々事情を知って悩む主人公。 ある日何も知らずに父がシェアハウス先に訪れ、彼女と鉢合わせ、お盆を投げて怪我をさせる。 叔父と彼女の関係がギスギスしてしまい、見かねた周りの住人が色々情報をオープンにしたことにより自体が動き出す。 もう知らないフリはしたくない。

    0
    投稿日: 2021.08.04
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    世の中には人間関係において、たくさんの知っていること、知らないことで溢れている。 伝えるべきこと、伝えないでおくべきこと。相手を思いやる為、自分を守る為。 人間関係を複雑にしているのは相手を慮る気持ちなのかもしれない。でも、その気持ちがなければ誰も救われない。 クスッと笑って考えながら読めるので楽しい。

    2
    投稿日: 2021.07.10
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    生きるってむずいな。流されるままは楽なように思えるけど、ときどき不安になったりとてつもなく苦しくなったりするもんだと思っちゃう。 なんかすごいんだけど、うまく言葉にできない。 タイトルがすごく印象的で、どんな思いからつけたのか気になった。 1巻の表紙だと榊さんと直達くんが全く別の方をみって、背景も全く違う。3巻ではお互い正面を見て表情や背景から力強さを感じる。 ミスタームーンライトがかわええ!

    0
    投稿日: 2021.04.15
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    やわらかな空気感と細かい言い回しがとても楽しくて面白い。言葉にならないモヤモヤを描くのほんとに上手い。オチは好みが分かれるかなぁ。もじたんていが出張出演

    0
    投稿日: 2021.04.14
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    時間は淡々と流れつつも、そこにはさまざまな感情が混じり合う。その感情に向き合うことはつらくもあり。 脇を固めるオジさんたちがいい味。

    0
    投稿日: 2021.03.22
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    10年経ってるってのはあると思うけど、 重たい内容だけど読むのがつらくないのは 絵柄とキャラクタの作りが上手いからかな。 守られているうちは対応な関係にはなれないと。

    0
    投稿日: 2021.03.07
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    本屋さんでなんとなく手にとって。 翌日に続編2冊購入で完結。 続きが見たいような、終わってスッキリしたような。

    0
    投稿日: 2021.02.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    高1の直達と26歳OLの榊さん。互いの両親の秘密を知ってしまった榊さんは、それでも直達に普通に接しようとする。それが大人の振舞いだから。だが、実は直達もこの秘密を既に知っていて、1巻のラストではある決意を榊さんに示す。そしてこのことが、物語の展開を方向付けていく。 直達が決意に至ったのは、同居する教授の(かなり強引な)アシストが大きい。けれど、これを直達が受け止めきれたのは、大人として必死に振る舞う榊さんの痛みを彼が感じとれていたからだろう。「暴れたいのは榊さんの方だろうな……そんなことがあって それでも 俺に『お帰り』って言ってくれたんだな」と。 それにしても、第1話冒頭の榊さんの無表情。結末を知ってから目にすると、色んな思いが去来して、こみ上げるものがあった。

    2
    投稿日: 2021.01.22
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    高校進学を機に、おじさんの住むシェアハウスにやってきた直達は、父親についての「ある秘密」を偶然知ることに…。穏やかな絵柄で、お話もゆるやかに流れていくけれど、水面下ではみんなモヤモヤした「想い」を抱えている。自分に惑い他人を思いやり、揺れながらも紡がれていく生活が、危うくも優しい空気を醸し出していきます。キャラクターたちも魅力的で、ちょっとしんどいけど、心地よい雰囲気の作品です。

    0
    投稿日: 2020.10.07
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    いやあ、今回の田島先生の作品は、グサッときますねぇ、心に。敢えて、踏み込まなくても、いいのではと思うところに、突っ込んでいらっしゃる。 しかし、長い人生では、そういうことも必要になる。きっちり、向き合って、自分のやりたいように行動することの難しさったら、ない。榊さんも、直達くんも、生きてるよ。 ストーリーの良さは、これまでの作品を知る方なら、言うまでもない、昔ながらの良質な連続ドラマを読んでいるようで、台詞や言葉遊びも素晴らしく、登場キャラクターは、ニゲミチ先生、泉谷兄妹、教授、ミスタームーンライト等々、皆さん、いいキャラしてます。 読んでて、笑ったり、悲しかったり、緊張したり、怒ったりと、これだけ、いろんな感情が沸き上がる漫画も珍しいのではと思います。 それから、なんといっても、榊さんの問題の行動ですよ。久々に、漫画読んで、ゾクゾクとしましたが、そりゃそうするわと。デリカシーがないこと。グッときましたね。

    3
    投稿日: 2020.03.02
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    新高校生になりおじさんの家でのシェアハウス生活、十年前父の不倫相手の娘さんも入居しており、波乱の関係がはじまる。

    1
    投稿日: 2020.02.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    会話やモノローグがすごい素敵で詩的で言葉にならない。 俺がいなければこの人の肩が濡れるとこはなかったのに とかなんて繊細な作品なんだって思った

    1
    投稿日: 2020.02.10
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    web試し読みでは「???」で続き期待してなかったのだけど、なにこの混乱!素晴らしいな!「子供はわかってあげない」を信じてよかった!(微妙に失礼発言)(試し読み、牛丼まであったっけ…あったろうな…)

    1
    投稿日: 2020.01.08
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    6/8は世界海洋デー 「海」つながりで、注目作、田島列島さんの本作を。 男女5人の共同生活が多様な価値観を示します。

    0
    投稿日: 2019.08.29
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    淡々とじわじわ面白い。話自体は決して明るくはないのにキャラクター達の言葉のセンスに何度もクスッと笑ってしまいました。とても独特の雰囲気があり読んでいて心地良かったです。主人公達の状況はなかなかヘビーな筈なのに、話全体の緩い雰囲気…不思議な漫画だな〜。

    1
    投稿日: 2019.08.20
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    わたしはニゲミチ先生みたいな人と結婚したいだけなのに… 榊さんが言った「職場でいちばん可愛くて性格悪い女と結婚する」がああ〜…って感じで声だして笑う 漫画も小説も映像も、セリフを声に出して読みたくなるものは良い作品だと思ってる。これもそうです。

    1
    投稿日: 2019.08.16
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    「俺がいなければこの人の肩が濡れるとこはなかったのに」 ルームメイトたちのキャラクターがどれも素敵。 続きが気になる。

    1
    投稿日: 2019.07.30
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    「ギャグセンがツボ」というのは一番に信用していいことだと思ってる、漫画も、小説も、人も。 題材?としては明るくはないんだけど大体常に声上げて笑ってしまった。いちいち言葉の選び方と間が面白い。というかツボ。 主人公が居候することになった叔父さんの住む家はいろんな変わり者が住んでて、その中の一人のお姉さんは主人公の父親の不倫相手の子どもでした、って話。 いくらでも重くできるんだけど全然重くない。だけど温度が高いわけでもない。平熱。平熱でするするっとしてる。読みやすい。つまずくところがない。不快なところもない。

    2
    投稿日: 2019.07.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    高校への進学を機に、おじさんの家に居候することになった直達。だが最寄の駅に迎えにきたのは見知らぬ大人の女性の榊さん。案内された家の住人は26歳OLの榊さんとなぜかマンガ家になっていたおじさんの他にも女装の占い師、メガネの大学教授と いずれも曲者揃いの様子。 ここに高校1年生の直達を加えた男女5人での一つ屋根の下、奇妙な共同生活が始まったのだが、直達と榊さんとの間には思いもよらぬ因縁が……。 久しぶりに始動した田島列島が自然体で描くのは家族のもとを離れて始まる、家族の物語。(Amazon紹介より)

    0
    投稿日: 2019.07.02
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    いやぁ、最高だね、今回も。モノローグと登場人物の心理との間の表現しない余白が、凄く読者の想像を掻き立てる。コレは前作「子供はわかってあげない」でもあったけど、より切れ味が上がって来てると思う。講談社はこの人を大事に育ててほしいわぁ。

    1
    投稿日: 2019.05.12