
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
図書館で借りて。これは面白かった。めくるめく展開に、色々な人の色々な顔が描かれていて。うちの娘が結婚しないのでの次に好き。なんだろう?最近の作品が私の好みに合うのかな。 色々出てくる人との関係が怖いけど、タイトルから想像する義理の実家との関係よりも他の登場人物との関わりが興味深く面白かった。 そして、垣谷さんの後半うまいことハッピーエンドになってくれる展開も(って決まってるわけではないけど)安心して読める。夫に愛されてたみたいなオチは別に要らない気はしたけど… ・工藤の魅力、わかる気がする。こういう人いるよね。人たらしというのか。でも冷めるところでこっちも一緒にゾワッとした。一気に無理になる感じ。 ・そして旅館の女将の最後の発言も怖い!何故そんなこといちいち言うのー!悔しいのかなぁ ・鼈甲屋さんの商売っ気も印象的 ・妹との関係 ・お父さん頼りになりすぎで、ちょっと都合良い展開なんだけど、助かる。気持ち良い。 ・潰してもいい人間って表現こわい ・お父さんの的を射た発言にえっ全然そんなこと分かってなかった!ってなる主人公、なんか分かる 垣谷さんのこういうのもっと読みたいな。まだ読んでないのあるかな。
1投稿日: 2020.11.03
powered by ブクログわたしは アラフォーなのですが、 少し年上のお友達の話を 聞いているような 錯覚になる ワクワクとドキドキとハラハラと どうなる?どうなるの? と言うおもいで スラスラと読んでしまいました。 あ〜 面白かった〜。
1投稿日: 2020.08.22
powered by ブクログとてもリアルで、将来について強く意識させられる。未だ気づいていない起こりうる問題やそれにどう対応していけば良いのか、本作は救済の物語のようにも感じる。 がんじがらめな夏葉子が、父の頼もしい援軍によって未来を切り開いていく。 お父さん素敵だったなぁ♪ 私も臭いものに蓋をして知らないですませるのは嫌だなぁ。向き合って気持ちの決着をつけたい。一生疑心暗鬼なんてむなしいしゾッとする。 個人的に「つぶしてもいい人間」というのが耳の痛い話でした。 『自分がどう感じたか、どんなに嫌な思いをしてきたか、何が悲しかったか、そういうのを淡々と正直に言えばいいんだ。 大げさに言うなよ。かといって、遠慮して話を小さくする必要もない。 相手のテリトリーには入らずに、自分の世界の中で話すんだ』 『要はさ、相手を非難することを言っちゃいけないんだよ。ただ単に、自分の苦しい気持ちを吐き出すんだ。』
1投稿日: 2020.08.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白かったなぁ。 人との関わりの中で、自分の本当の気持ちを優先すると相手を傷つけたり不快にさせてしまいそうだと気付いている瞬間って、どうしても自分の気持ちを押し込むことがその瞬間の「正義」であり、そういう「優しい」人でいられることを自分自身も望んでいると考えてしまいがち。だけど、やっぱり自分の人生に最後まで付き合うのは自分なんだし、長い目で見て、自分のことを大事にできるのは自分しかいないんだなぁと、改めて思った。 「あなたのために私は我慢した」と言っても、「そんなに嫌なら断ればよかったじゃない」ときっと言われるのだろう。無理強いしたわけじゃないと。 東京でのお父さんとの会話は一言一言が沁みた。最後の電話も。父の偉大さと、心から味方となり守ってくれる親の姿に目の奥がじーんとなった。 高瀬家のお義母さんの今後を思うと、善し悪しは置いといても、これからの未来が不安すぎて夏葉子を繋ぎ止めたくなる気持ちはとてもよく理解できる。けど、途中はやっぱり従順な夏葉子を甘く見て軽んじてた節あったし、認知症を隠すあたりちょっと卑怯だったんじゃなかったっけ?などと思い出し、読み終わってから頭を抱える。とんでもない!と思う気持ちと、(でも冷たく見捨てたいわけじゃなかった)という気持ち。いや、とんでもないけども。 やっぱり、どこかで線引きをして、理性的に自分で自分を守るという意識を持たないと、気づいたら無限に搾取されてしまいそうだ。 まぁ、なんだかんだといっても最後は心があったかくなる終わり方で、そこに至る道のりでグサグサと刺さっていた心のトゲが少しとれたのでよかった。
5投稿日: 2020.07.22
powered by ブクログ半分近くまで読んで、再読に気付く(単行本は「嫁をやめる日」)。ある晩、夫が46歳で早世。舅姑や謎の女、愛人送金(謎解きはイマイチ)、墓、介護重圧。実父の応援、姻族関係終了届とやはり面白かった。
1投稿日: 2020.07.05
powered by ブクログ面白かったが、結婚したら家に入るとか、少し古い価値観の話だと思った。今後はこういった女性の生きづらさも軽減されていくと思う。
1投稿日: 2020.06.04
powered by ブクログ垣谷さんの共感できる人間描写にはいつも引き込まれていき、片づけます系の本のように軽くポップに読み進めていくことが出来る。 ただ、今回の本では本質を突く、学びもあった。 未亡人となり姑舅を始めとした旦那側の親戚に便利扱いされ、未来の介護の想い悩み息苦しさを感じている娘を救うために登場する父親だ。 自分の娘に、お前は潰されても良い人間だと思われている。そんなのは許せないと。怒りを露わにしながらも、娘には絶対に相手を批判してはダメだと説く。 相手は批判せず、自分の感情を訴える。相手のテリトリーには入らずに、自分だけの世界の中で話す。 これはコミュニケーションを行う上で最も必要なスキルだと思う。
17投稿日: 2020.05.14
powered by ブクログ老後の資金がありませんがとでおもしろかったので、続けてこの作品を読みました。 面白いのですが、ぜんさくのような爽快感はなく、なんだか重く気持ちが落ち込んでしまいました。
5投稿日: 2020.05.10
powered by ブクログ40代半ばの夏葉子。夫が急死して、姑が嫁として介護等を匂わせ、留守中に自宅に上がり込むなど干渉するようになる。嫁の責任や立場など悩み、辟易してくるのだけど優しさ余り言い出せない。結局、夏葉子の実父が乗りだし、「姻族関係終了届」と「復氏届」を盾に縁を切ることに。嫁ってなんだろう、家ってなんだろうと考えさせられた。一人の人間としてもっと尊重されるべきなんだろうと思った。40代となるとまだまだ先もあるのだし、もっと自由にしてあげるべきだろうと考える。
3投稿日: 2020.05.09
powered by ブクログ夏葉子の夫が急死した。 だけど、平日も残金、休日はゴルフと一緒にいる時間も少なかったし、全く悲しみが湧いてこない。 ただ、姑たちには憧れを抱いていたし、良くしてもらっていたから、この先もお世話に…と思っていたが、何やら老後の世話役にとか、都合良く扱われそうな雰囲気が漂う。 これは何か違うと、夫の実家とは縁を切ることを誓う。 しかし、亡くなってからの方が夫のことを考えることが増える日々に違和感。 夫婦って、生きてるうちに遠慮してたらダメですね。 2020.05.08
3投稿日: 2020.05.09
powered by ブクログつい先日友人達と、自分が死んだら墓に入りたいか?と言う話題で盛り上がったばかり。 私も含めほとんどの人が、墓以外を望んでいた。 海にまく、樹木葬がいい等。 そんなとき本書が目に留まり、当然夢中で読み進める。 ある晩、46歳の夫が急死してしまった夏葉子。 なのに何の感情も湧いてこない。悲しみの涙もこぼれない。 これで「嫁」ではなくなり、自由になれる!と思いきや、それからが大変。 大きな仏壇が家に届いたり、墓に夏葉子の名が刻まれたり。 田舎の嫁の恐ろしさを知る。 軽いタッチで描かれているが、内容はすごい。 でも登場人物達は皆、真の悪人ではない。 そして夏葉子の父が途中から大活躍するのだが、本当にカッコいい。 私自身、相談事はいつも母に持ちかけ、父を頼る事はあまりしてこなかった。 だがこの作品を読み終えた今、父と話がしたいなぁと思う。 最後は、未来にやわらかい光が差す感じ。 面白かったです。
10投稿日: 2020.03.17
powered by ブクログ私が、若かった時に、ご近所のおばさんの井戸端会議で、聞いた話に、「子供とは血のつながりがあるけど、夫とは血のつながらない人だから、縁が切れたら、赤の他人・・・」と。 その時は、ビックリしたけど、この本の中でも、義理の親の介護や引きこもりの小姑、、、の世話迄、長男の嫁はしなくてはならないのか?と思うと、言っていたことが、理解出来るようになった。 まして、夫が、亡くなったら、幾ら手厚い介護をしても、義理の親からの相続は出来ない。 最近は、夫と一緒に墓に入りたくない妻が、増えているとか・・・・ お墓自体が、高価であり、そして、その墓をずっと守って行かないといけない重荷もあるのだろう。 私の友人も、夫の両親の墓守をしながら、自分の親の墓守もしているけれど、娘2人は、嫁いでいて、自分達が、亡くなった後、この墓守の役は誰がしてくれるのだろうか?と、悩んでいた。 そんな時に、この衝撃的な題名の本に出くわしてしまった。 小説では、ある晩に、妻へ偽りの出張を言いながら、ホテルで、夫が、急死。 マンションも生命保険も入って来た夏葉子。 夫には、富裕層の両親が居て、葬式もお墓も全てのお金の掛かりを支払ってくれた。 そして、海外旅行ヘも一緒に行こうと誘ってくれる。 何と、優しい義理の両親・・・・と、ここまでは思えるのだが、、、、 夏葉子がパートに出て行っている時には、勝手に鍵を開けて、マンションに入っているし、冷蔵庫に自分が持ってきた総菜も入れるという始末で、何故か一人になったのに、余計に気を遣わないといけない羽目に。 そして、旧家な為に、ちょっと、外で男性と会っても、噂話になってしまう。 それでいて、夏葉子は、東京の両親に小さい時から、しっかり者で、通してきたので、甘えられない自分が居た。 夫の過去の女性の話なども、そして、その女性へ夫が振込金をしていた事など、、、そんなモヤモヤ感を、夏葉子の父親が、全てを解決してくれる。 がさつであり、母親といつも口げんかしているような両親であるが、娘の一大事には、進んで、嫌な役もやってのける。 円満に、義理の両親と、縁を切るために婚族関係終了届を出し、元の姓に戻ることも、夏葉子は、手続きをし、仏壇も親に返し、そして墓に掘った赤字の自分の名も消してもらうように・・・・すべて良し・・・ だけど、義理の両親の立場は、どうなのであろうか? 最後に、疲れ切った義理の母親へ「おかあさん」と声をかけて、父親の入院の病院へのタクシーを呼んであげる優しさは、嬉しく思った。 そして引きこもりになってしまった弓子さんの小姑も、優しい人である。 人間、「縁」というもので結ばれている。 やはり、書類上は、赤の他人へと戻っても、これまで、過ごした ご縁は、大切にして欲しいと、思った。 社会勉強になった本の1冊である。
1投稿日: 2020.03.16
powered by ブクログ久しぶりに小説を読みました。母、義父が数年の間に亡くなり、、、私自身は30代の子育て真っ只中ですがこれからの人生のことをよく考えます。読む手が止まらず、途中私も息苦しさを感じながら読了しました。主人公の気持ちが手にとるようにわかる感覚がありました。私も人に悩みを見せるのが苦手で、言いたいことをはっきり言える方ではないので他人事とは思えませんでした。
1投稿日: 2020.03.12
powered by ブクログ図書館で。 タイトルは知っていたのでエッセイかと思ったら小説だった。公的に縁を切れる申請書ってあるんだな~ 知らなかったな。 家族の義務、となると重荷すぎて投げ出したくなるけど、他人として助け合う、なら良いのなと言う感じかな。要は気の持ち方と受け取り側の感謝が必要という事なのかもしれない。それにしても旦那さんとのすれ違いはなんだか読み終わってすっきりしない感じ。あまり共感出来ないタイプのヒロインだったからか、旦那の方が可哀想だな…なんて思いながら読み終えました。
1投稿日: 2020.03.10
powered by ブクログ夫が急死してしまった奥さんの、その後に発生する煩わしい出来事のお話 義両親との関係、夫の死による日常の変化、夫の浮気疑惑、見知らぬ女性への援助の事実発覚等々 夫の家が名家を自称する家柄ってのもあって、義両親がうざく思う部分がちらほら ま、フィクションで描かれる定番っちゃぁ定番だけど あと、田舎であるが故の煩わしさもある どこで誰が見てるのか、巡り巡って伝わってたりね 最近のメルカリで離婚届が売られているとかって理由にも通じる、田舎特有の監視体制がね…… 「姻族関係終了届」を「死後離婚」とかって表現してる人もいるようだ 作中でも言う人がいるように、「良い嫁」って表現がどんな解釈をしても好意的には受け入れられないなぁ 子供に対して「良い子」って言うのは「自分にとって都合の良い子」の略というのと同じかな 自分にとって都合のいい事をしてくれるかどうかってだけで、それを一般的な規範で語られてもねぇ ま、それは逆に嫁側が舅姑を評する言葉でも同じだけどね 面白い発想だなと思ったのが、旅館の女将の餃子が焼きか蒸しかというエピソード これ、雑誌で読んだときに僕は気づく派だな、多分 世の中、気づかない人は結構いそう 夫婦のあり方とか、お互いの本音と口に出す事の違いとか もっと早くこの本を読んでたら、今の状況が変わったのかな?とか思わないでもないけど でも、以前に読んでいても、今とは違った感想を持っただろうからこの仮定は意味ないな 一番よかったのが、お父さんが助けてくれるときの方針かな 相手を否定するような事は言わない でも、自分の気持ちは伝える というところ 日常でも誰かに何かして欲しい事や頼み事をする事もあるけど 何をして欲しいかを言ってしまうと角が立つ事あるよね その判断基準として、「相手を否定していないか?」を考えるとうまく伝えられるかもしれない ただ、気持ちだけ言っても相手が読み取ってくれなかったり、見当違いの方に解釈してしまうので万能ではないんだろうけどね でもまぁ、手段の一つとして持っておくのはいいと思う この物語には根っからの悪人はいない 義両親にしたって認識の違いであって悪意ではない 昔、何かのドラマで「お嫁さんと仲が悪くなりたい母親なんっていない」というような台詞があった気がする そう、出発点は悪意ではないんだよ でも、それぞれの常識や認識の違い、お互いに望んでいることのすれ違いによって生じる感情が厄介 いや、ホント、結婚ってめんどくさいよなぁ
1投稿日: 2020.03.09
powered by ブクログ夏葉子の感じ、とても理解できる。 父親から「単細胞」と言われるくだり、その後、助けてもらい続けるところ、とても響く。「自分の領域のみで話す」こと、私も難しい...(汗)。 結局、各方面(夫、義父母、両親、義姉、妹)から、とても愛されていたんじゃなあい...? 絶妙で、ホッとする、読了感(笑)。
6投稿日: 2020.03.02
powered by ブクログ“「自分がどう感じたか、どんなに嫌な思いをしてきたか、何か悲しかったか、そういうのを淡々と正直に言えばいいんだ。」”(p.250)
0投稿日: 2020.02.29
powered by ブクログ想像を遥かに超えてくる深い話だった。 しかし、やっぱり女性は想像以上に行きづらい世の中なんですね。男もおっさんになってから仕事無くしたら、再び仕事に就くのは難しいでしょうが、それよりも遥かに難易度の高いことなのかなと。無責任に好きなことすればいいじゃないとは言えないですね。 夫と死別した妻のお話。東京出張と言っていたのに、何故か長崎のホテルで死んでいた夫。いつもは上品で優しかったのに豹変する舅、姑、引きこもりの義姉、東京に住んでる品のない?両親、バツイチの妹、夫に浮気されてる友達、などなど。
0投稿日: 2020.02.23
powered by ブクログ姻族関係終了届 思わず、呟いちゃった。 今、旦那が死んだら私も出すなぁ って、声に出しては言えないけど 夫が出張って言って 実は行ってなくてホテルで死んでたら 浮気を疑うしかないよなぁ 都合のいい嫁にはなりたくない! 父親、すごく頼りになるなぁ。 普段は、そんなに話すこともないけど いざと言う時、頼りになる。 父親が娘の事をすごく思っていてくれるのが泣ける。
19投稿日: 2020.02.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
夫の死後、一体いつまで舅姑の面倒を見させられるのか。しかも引きこもりの義姉まで居て…。主人公:夏葉子の気持ちに共感し、自分ならどうするかをずっと考える時間を過ごした。いわゆる都合の良い子である主人公に実の父が助け船を出してくれたところが大きな転機だろう。そこを大山として、物語はクライマックスへと突入していく。ラスト少しで、ある真相を知ることになるので最後まで面白かった。工藤の存在はもうアレでしかないでしょ、と最初でわかってしまうので星4つで。
2投稿日: 2020.02.02
powered by ブクログやっぱり面白かったー! ほんとに嫁って都合の良い存在と思われがち。 納得納得。 お互いがお互いを思いやってこそ。 世話してもらって当たり前ではない。 ここまでの状況にはなってないけど、なんか自分に重ね合わせてしまったよ。
7投稿日: 2020.01.30
powered by ブクログ200119.読みやすい。前半の鬱屈した場面から、父親が味方になってからの心強さは良かった。そのまま順風満帆に終わったらつまらんなーという感じだが、ラスト周辺ももう一波乱あったのでバランス的にも良いかと。 結局のところ夫の真意は分からずじまいだが、側面によって見え方考え方も違うわけで、自分にとって一番良い受け取り方で進めば良いと言った話。 姑も可愛そうな立場ではあるが、戸籍関係を整理した上で、距離を取った上での付き合いを続けようというのも良かった。
0投稿日: 2020.01.19
powered by ブクログ図書館でタイトルに惹かれて借りました。ライトなエッセイだと思って読み始めたら重めの小説でした。私も嫁の立場なので参考になりました。
0投稿日: 2020.01.04
powered by ブクログ夫が早世した時、妻は夫の親や兄弟との関係はどうなるのだろうか。 それなりの年齢になっているとそこから解放されるのは難しい。いつまで嫁なのか。 解放されなければ、当然義理親の介護問題も出てくる。 その後の人生をどう歩むのか。 墓の赤字には唖然だね。
0投稿日: 2019.12.19
powered by ブクログ東京育ちの夏葉子は夫の郷の長崎で暮していたが夫堅太郎が46歳の若さで急死する。冷めた夫婦生活で堅太郎の生前の生活を知らず残された夏葉子は姑との関係に悩む。姑(堅太郎)の実家は思った以上に名家で姑は夏葉子に引篭の義姉、ボケ始めた義父共々と今後の生活を託す気持ちで接してくる。夏葉子は夏葉子で夫の保険でローンが無くなった洒落た一戸建てでパート勤めをしながら1人しがらみ無く暮らす事を望み、男を作って姑との確執が深まる。その状況に見かねた東京実家の親父が長崎に乗り込んで「姻族関係終了届」「復氏届」で姑家との離縁を進める。最後は、生前の知らない堅太郎の生活、立場を知り姑家との関係を少し考え直して終える。ちょっと文脈を飛ばしての粗筋だが、夫の残した一軒家で1人しがらみ無く夫が亡くなって直ぐ男を作り(結局騙されていたのだが。。)正当化する様な女性目線のストーリー展開である意味自分勝手な考え、振舞いに全体的に気分悪くなった。
0投稿日: 2019.12.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
高瀬夏葉子(たかせ かよこ)44歳。 結婚15年目にして、46歳の夫が脳溢血で急死した。 記念日には出張や残業で家を空け、夕食も数えるほどしか一緒にしてこなかった。 何を考えているのか分からない夫、秘密の多い夫。 しかし、離婚に踏み切る決定的な理由もなく、経済的なことを考えても、まあ、“夫には期待しない”という、日本人の多くの(?)主婦と同じスタンスをとっていた。 しかし、夫の死で動き出すあれこれ。 秘密をほのめかす夫の同僚、中学の同級生、思わせぶりに仏壇に手を合わせる女。 「お線香を上げさせてください」という“フリーパスチケット”で、様々な他人が我が家に踏み込んでくるのを阻止できない。 そして、夫のいる間は常識的な距離を保ってきた姑が、まるで自分の家のように、勝手に出入りするようになる。 仕事から帰ると灯りが点いている… 勝手に友達を呼んでいる(“お線香上げ”というフリーパスチケットで) 町中が自分という“高瀬の嫁”に注目し、男の影が無いか異常なほど探る。 我慢できない!! たたみかける展開に、思わず夏葉子と一緒に 「我慢できない!!」と叫んでしまう。 夫と冷めた関係でなければ、その家族との距離の感じ方も変わっただろう。 夫の亡くなった時の自分の年齢にもよる。 夏葉子がまだ20代30代だったならば、さすがに夫の実家も、「遠慮なく再婚なさい」と言ってくれただろう。(…と思う。この時代) また、夏葉子がすでに60代を過ぎていれば、夫の両親は今のような元気で干渉してくることもなく、すでに介護も始まっていて、夏葉子自身、そのまま運命を共にしようと思ったかもしれない。 結婚したばかりで小さな子供がいたならば、逆に「追い出されたら住む所に困る!」 と思ったかもしれないし、一緒に家業をやっていたら、自分はお店にとって必要な人材、そう感じたかもしれない。 44歳という年齢設定が絶妙。 このまま夫亡き後も夫の実家に縛られ続けるのは納得がいかない。 夫の亡き後、舅姑、引きこもりの義姉の介護まで自分が引き受け、墓を守って一生を終わるのか? いやだ、まだ一花咲かせたい! まあ、いい大人の女が、しかも夏葉子のような常識のある女性があんな男に引っかかってしまうのはどうかと思うが。 そして、民法上の縁を切ってしまうくだりはいかにも勢いで、と感じざるを得ない。 それだけ追い詰められていたんだろうなあ… 最後はいい関係に向かいそうだったけれど、DNAレベルで考え方の違う姑たちに“他人である”と分かってもらうためには、一度、大手術は必要だったのかもしれない。 この先の希望が見えるのは、引きこもりの姉が立ち上がってくれるのではないかということ。 “やってくれる人がいる”という状況は、場合によっては動かない人間を作る。 夫にも事情があった。 ならば話してほしかった。 しかし、夏葉子の父は、「何でも言いたい放題の夫婦でも、お互いの考えていることは分からない。そういうものだ。」と言う。 ある程度分かったところで、後はお互いの胸の中。 相手に100点は求めない。 どんな人間関係にも言えることだと思うけれど。 ちなみに、自分は死んだあとのことは生きてる人間に任せる。 お墓不足でなかなか買えないと聞く今日この頃、入れる墓があるのはむしろ有り難いことである。
3投稿日: 2019.11.07
powered by ブクログ垣谷さんの作品が好きなので何冊か読んでいますが、 この作品のタイトルがなかなか刺激的なので 抵抗感もありつつ読んでみましたが、 想像していたよりも意外な方向へ展開していったので これもまた面白かったです。 夫との永遠の悲しい別れのことをツラツラと描かれるのかと思いきや 義両親をはじめとして夫の親戚との関係性、 地方ならではの嫁と姑の関係や世間の目などを 思ってもいなかった事態が登場して、 夫への悲しみがどこかに飛んでいってしまっているのが 良いのか悪いのか複雑な気持ちにもなりました。 そして突然現れた女性の存在。 これによってまた一波乱あり正体が 明かされるまで目が離せませんでした。 更に駅前で出会った男性と思わぬ方向に進んでいき、 こちらもまたハラハラとさせられました。 一瞬だけですが正体が明かされない人物の時には これからの幸せに一役かってくれるかと思いましたが、 思わぬところからほころびが出て危うく 人生を間違えるところだったので、 これも女性が独り身になった時の危うさだと思い教訓になりました。 妻としては夫が突然いなくなり悲しい気持ちでいたくなりと 気持ちを切り替えて、自由の身になったからと あれこれ未来を考えて行動していても、 現実には思うようにいかなくても その中で一つ一つを冷静に考えて行動している所など なかなか考え深いものがありました。 姻族関係終了届などと結婚を継続している生活を しているとあまり耳にしないことも この作品の中ではストーリーの中に組み込まれているので 分かりやすかったです。 結婚している女性としては決して他人事とは思えない状況なので、 くすりと笑えたり、ほろりとさせられたりと様々な 気持ちになりました。 読了後にはなぜか爽快さも出て垣谷さんらしい世界観が味わえました。 縁があって一緒になった人達だから、 程々の距離感を持ちながらお付き合いをしていくというのが 一番理想なのだとつくづく思えました。 女性だけでなく結婚している男性にも読んでもらい 女性の気持ちと立場を少しでも汲んでもらえたら良いなとも思いました。
0投稿日: 2019.11.05
powered by ブクログ『嫁をやめる日』の改題だと知らずに手に取りました。 という事で、実質再読。 前回から2年経過。 我が家の義父母、実父母との関係は変わっていません。 とは言え、今回と前回とでは読後感は微妙に違っていた気がします。 嫁という立場の難しさを感じます。 自分がどこまで出来るのか、どこまでやりたいのか。 ただそこには、夫が健在であるという事は必須で、そこがなくなっている場合はどうなのか。 設定の絶妙さに、自分自身の答えは出せずにいます。 私は夏葉子のような選択はしないかも。 でも、それはそれで負担ではあるし。 難しい問題ですね。 物語のラストは、いつも通り主人公の明るい未来の見える終わり方で良かったです。 ただ、改題には注意が必要は実感しました。
1投稿日: 2019.10.09
powered by ブクログ子どものいない夫婦にとって、わかるなぁ問題。 父のいい言葉で、読んでる方も救われた。 すっきりと生きていきたい。
0投稿日: 2019.08.21
powered by ブクログ「あなたの人生片付けます」が面白かったのでこちらも読んでみた。夫が亡くなった主人公が、姑やまわりの人に縛られるお話。都会と地方では感覚が違うなあというのが感想。以前、友人が転勤で田舎に行ったら、同じ嫁でも考え方が都会と田舎では違っていて、地方では「嫁はダンナの親の面倒を見るのはあたりまえ」と誰もが口をそろえていっていたそうな。家をまもるという意味ではいい面もあるのだろうが、そういう考え方の古い、新しいが実感できて面白いお話だった。
1投稿日: 2019.08.18
powered by ブクログどれも一癖二癖ある登場人物が出てきてお腹いっぱいだったが、読後はスッキリ。 夏葉子のお父さんや千亜希が常識人で良かった。
0投稿日: 2019.08.06
powered by ブクログ今、私はワナワナしている。好きな作家の新作だと深く考えず購入したが、『嫁をやめる日』の改題版だったとは!『嫁をやめる日』はとっくに既読!何か既視感があるな~と思いながらも、それでも100ページ目まで気づかなかったのだから、忘れっぽい性格で良かったと思うべきか。主人公夏葉子は、44歳で突然未亡人となってしまったが、生前冷たい夫だったせいかどうも悲しくない。それよりもその後にのしかかる姑・舅・小姑...。地方ってこんなにも人間関係濃厚なの?ウンザリと面白さが綯い交ぜの、相変わらずの垣谷節~なお話だった。
0投稿日: 2019.07.12
powered by ブクログ婚姻の枷に悩む全ての人に送る…って裏表紙に書いてあったけどなるほどねえな、暖かい読後感。途中のエピソードは身につまされたけど最後はじーんときました。なかなか良い本だなあとつくづく。
0投稿日: 2019.07.11
powered by ブクログ表題に興味を持ったが熟年の恋愛モノではなく、こういうケースもございます、といった参考になる、勉強になるものだった。 老後の環境、考え方、人間関係は十人十色だろうが、きっと自分も同じように悩む壁はあるだろう。
0投稿日: 2019.06.29
powered by ブクログ私が読んだ垣谷さんの作品は、「老後の資金が・・・」に続いて2冊目です。 読みやすくて面白かったです。 主人公のお父さんがものすごくいい味を出していたのと、妹との子供のころの出来事を思い出すシーンではうるっと来てしまいました。
0投稿日: 2019.05.31
powered by ブクログ面白いタイトル そう思っている女性もきっと多いから 私はどうでもいい 死んでしまえば終わりだから しかし「嫁」は重い ほんと 重い 友人にこの姻族関係終了届を出した人がいる 苦しんだ結果 いろんなものが覆いかぶさってくるもの それをきちんと描いている 夏葉子さん、これからだね ≪ 嫁やめる 自分の人生 これからね ≫
3投稿日: 2019.05.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
垣谷さんの小説は安定して楽しめますね! この物語は主人公である女性の夫が死ぬことから始まります。そこから亡き夫の秘密が明らかになったり、舅姑との関係について葛藤したり、次々と問題が巻き起こるのです。。。 女の人って未亡人になってからもこんなに大変なんだ~とか、夫婦関係にもあるんだな~とか、フィクションながらも考えさせられることが多々ありました。 結婚することでどのような人と姻族関係が生じて、どのような責任が生じるか考えるきっかけになったのでいろんな人が読むべきだなと思います。 最後には主人公なりの幸せを見出してすっきり読み終われました。
0投稿日: 2019.05.08
powered by ブクログ2019.04.27 #013 視点が面白く、登場人物がどの人も個性的! 人を描くのが上手いと思う。 後半で主人公の父の言葉がとても刺さった。 そして未亡人は「未だに亡くなっていない人」 なんかそう解釈されると...この言葉って、日本の特徴をよく反映してるなぁとも。 さて、夫の墓に入るかどうか、私も悩むところである。
2投稿日: 2019.04.28
powered by ブクログ親戚から回ってきた本。 夫の墓に入りたくない時はどんな時かと思って読んだ。 やはり順番にあの世に行くのが一番良いと思った。 また、長崎の名物がいろいろ出てきて興味深かった。
0投稿日: 2019.04.24
powered by ブクログ「夫が亡くなった時点で、自分は誰の妻でもなくなり、晴れて自由の身だと思っていた。だがどうやら違うらしい。今もこれからも「高瀬家の嫁」なのだ。それも、夫が生きていた頃よりも、もっとずっと明確に。」(カバー帯「本文より」) 夫が死んでも「嫁」が残る不思議さ。小津安二郎の「東京物語」を彷彿させるところもあるが、もっとシャープで現代的だ。だのに古い。また、夫婦の物語でもある。結婚とは何か。ヒロイン嫁の高瀬夏葉子(かよこ)が東京は下町生まれ、舞台を九州は長崎にしたのが迫真。いかにして逆転させたのか。手に汗握るおもしろさ。これから結婚するひとも、してしまったひとも、してしまって歳取ってしまった女性にも必読書。 おまけ 夫はよく誉め言葉でとして「田舎でよく言うところの”いい嫁を貰った”だねぇ」と言うことがある。ま、わたしが日頃心地よい家庭を作っていることに対する感謝だと思うし、もちろん冗談で言っているのはわかるが、一度ならず何回も言うと、(この頃は一度言ったことを忘れて繰り返すようになったから)ものすごく嫌な気持ちになる。まったく「嫁」という言葉はおっかない。
2投稿日: 2019.03.23
powered by ブクログある晩、夫が急死。これで?嫁卒業?と思いきや、介護・墓問題・夫の愛人に悩まされる日々が始まった。救世主は姻族関係終了届!? 心励ます人生逆転小説。
0投稿日: 2019.03.11
powered by ブクログなかなか刺激的なタイトルに惹かれ、★もまずまず高評価だったので買ってみる。 46歳の夫を亡くした夏葉子、44歳。 東京から長崎に嫁いだものの、仕事が忙しい夫との間には夫婦生活と言えるようなものがなく、夫が死んでも涙も出ず、寧ろ保険のお陰でローンの心配もなく独りで自由を謳歌できる身になった筈だったが…。 最初はコメディーみたいな軽いタッチで読むことが出来たが、読み進むに従ってどんどん気が重たくなってきた。 「○○家の嫁」という呪縛のなんと強烈なことか。男の私が読んでいても嫌になるような舅姑その他周囲の言動。悪気がないだけにたちが悪い。 こんな自分の価値観だけが絶対で他人の価値観を慮れない人って本当に付き合い切れないのだけれど、それに面と向かって自分の気持ちを言うことも出来ないしなぁと夏葉子に同情していたら、いい人を演じることは結局周りから”便利屋”として認定され軽く見られているだけだといった件りが出て来て、何だか自分の人生を言い当てられたようで萎える。 加えてそう言った夏葉子の父親が本当に頼りになる父親で、これまた自分に当てはめると妻や子に対してこのように頼りになる父親であり得たかを顧みて、更に萎える。 最後は収まるところに収まって佳い話風に締められて、騒いだ割にはなんとなしの物足りなさ感は残ったのだけど、一方、こういう生き方しか出来なければ、それもまた良いさと思わせられるところもあった。 刺激的なタイトルだったが、読み終えてしまえば、単行本の時の「嫁をやめる日」のほうが的を得ていると思った(まあ、それじゃ売れないだろうけどね)。 しかしお墓の問題は深刻だな。 最近よく新聞に合葬墓のことが載っているけれど、正直なところ、田舎の墓じまいをして、自分はそういうところに入るか、散骨でもして欲しいと思っている。 だけど、田舎の墓じまいをするのを、母や親戚がどう思うかと考えると、そこで思考が停止する。これではいかんのだけど、なぁぁ…。 長崎は生れてから小2になるまで住んだ町なので、描かれる風物が懐かしかった。 ミルクセーキやスーパイコは勿論知っていたけど、我が家で「エビのパン天」と呼んでいたものは正式には「ハトシ」というのか。 なかなか食べる機会がないので、久し振りに食べたいなぁ。
8投稿日: 2019.02.22イライラする
どこかでスッキリすると思って読み進んだが、イライラする。途中で止めた。
0投稿日: 2019.02.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
この作者、やはり面白い。社会派エンタメ小説というジャンルをとにかく極めている。これまでは「老後資金」「住宅問題」「老老介護」「震災後の被災地」と言った社会問題を取り扱ってきた。それらは決して財政破綻や貿易戦争といったマクロな問題ではなく、我々市民にとって身近になりうる問題だ。それらを何とも大胆に、そして巧みに物語と絡めてくる。 垣谷美雨の作品には「テンプレ」感がある。大体において、機能不全のような家族が登場する。彼らは既に問題を抱えている。そこに上述のような問題を降り注ぐことで、問題を顕在化させたり悪化させたりする。そのパターンは、本作でも継承されているように思った。ただし、今作では次のように物語が始まる。 「どうして悲しくないんだろう。夫が死んだというのに、何の感情も湧いてこない。」 往年のファンとして、ここで笑わずにいられるだろうか。垣谷美雨の作品において、旦那というのは無知で無関心で愚鈍の象徴のような存在として描かれてきた。それらは嫁を苦しめる、とても厄介な存在としてのモチーフであった。しかし紛いなりにも、生命の息吹は与えられていたはずだ。それが開幕直後に死亡である。この作者、ついに旦那を亡き者にしたかと。爆笑である。 しかし、そこはさすが社会派エンタメ小説家。夫が亡くなったからこその苦難というものがとても良く描かれている。生前の愛人が登場しても、怒りを矛先が消失していること。見知らぬ人が線香を上げにくるのが大変迷惑であること。そして表面的には立派で優しい舅姑たちが、じわりじわりと元嫁が逃げないように囲い込みを開始すること。 従来のテンプレを踏襲しつつ、これまで扱ってこなかった社会問題をきちんと料理する。それでいて小説としてのクオリティは高く、スラスラと読めてしまう。やっぱり垣谷美雨は面白い!
8投稿日: 2019.02.13
powered by ブクログ高齢で結婚するときには、相手の家族の状況も考慮する必要(相手家族の介護に利用される恐れあり)があるということは心に留めておこうと感じた。
0投稿日: 2019.02.12
powered by ブクログ購入した時にはまったく想像だにしなかった、コミカルタッチの笑いを誘う、の想像とは異なり、展開に引き込まれ1日で読み終えた。 状況はいろいろ異なるとはいえ、今の日本にそこら中にある困りごとなんだろうと思った。 親の世代まで行かなくても、引退して一段落すると、何故か覆いかぶさってくる。どうしてそんなに上から目線で偉そうでやってもらって当たり前と思っているの? まだ引退はしていないけど、自分にもそんなところがあるんだろうなと反省につなげる。 読み終わってスカッともしないしほのぼのともしないけど、面白かったです。やはり本屋をぶらついて遭遇する偶然の出会いって大切ですね。
0投稿日: 2019.02.11
powered by ブクログ「嫁をやめる日」の改題・文庫化でした(ーー;) 文庫の新刊は要注意の注意ですね(^-^) 単行本のタイトルの方が合ってる気がしますが・・・。
2投稿日: 2019.02.09
powered by ブクログ違う本を探していた時に見つけた本。 タイトルにひきつけられて、思わず即買い。 同年代の主人公、 同じ状況が自分の身に起きたら?と ドキドキしながら読みました。 読み進むほどに 主人公と自分の考え方が似てるなーと 苦笑いな気持ちになりました。 夫婦は一番近い他人。 わかるようでわからないことだらけです。 なにかと身につまされるお話しでした。 それにしても、 地元ホテルだった理由は? そこだけがモヤモヤするとこでしたが 全部がスッキリしないところがまた 日本人的なのかも。
0投稿日: 2019.01.29
powered by ブクログいつも通り、あぁもう!キーっ‼︎ってなる人物描写だけど面白かった。 そして解説が角田龍平さん。なんで?はまぐりはまぐり。
0投稿日: 2019.01.26
powered by ブクログ自分にはまだ早いテーマかなと思いつつ、垣谷さんの作品の雰囲気がとても好きだったので読了。 今回もとても好きだった! どんな人間にも嫌な面はあるし、善良な面もある。 その人の一面だけをみるべきではない。 そして、伝えるべきことはきちんと伝えるべき。 読了後に温かくて切ない気持ちになった。
0投稿日: 2019.01.24
