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完全無罪
完全無罪
大門剛明/講談社
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総合評価

75件)
3.9
15
33
19
1
1
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    熊さん疑ってごめんなさい。人殺しを助けてくれてありがとう、みたいなところと、山小屋に一人で向かうところが怖すぎて久しぶりに小説読んでどきどきした。冤罪ってこわいし、疑わなきゃいけないことがこわい。

    0
    投稿日: 2025.12.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    弁護士であり、子供の頃誘拐事件に巻き込まれたことのある松岡さんが、自分のトラウマである誘拐事件の容疑者と向き合い、21年前の真相に迫るお話。 事件を起こしたであろう一人を野放しにして、これから起こり得るかもしれない重大事件を考慮しないのもどうかと思うが、過剰にそれを信じ込むと冤罪(罪なき人を傷つける)可能性があることを知り、刑事の被疑者に対する向き合い方の難しさを感じた。 冤罪であった人が無罪と分かるが、大事な家族を殺されたことを根に持ち、復讐を実行する気持ちはとても理解できるが、その人に救いがあまりないのが悲しく感じた。また、犯人が意外な人で、内心…… とても作り込まれた素晴らしい作品ではあるが、個人的な好みから☆3にしました。

    0
    投稿日: 2025.10.06
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    作品紹介・あらすじ 21年前の少女誘拐殺人事件の冤罪再審裁判に抜擢された期待の女性弁護士・松岡千紗。しかし、千紗はその事件で監禁された少女の一人だった。間一髪で自分を殺めたかも知れない容疑者に千紗は敢然と対峙する。罪を作り出す罪「冤罪」法廷が迎える衝撃の結末。大ベストセラー『雪冤』を超える慟哭の「冤罪」ミステリー。(文庫書下ろし) 本当の“無罪”とはいったい何か? 報道では知りえない冤罪の理不尽に涙を禁じ得ない。 ―ときわ書房本店 宇田川拓也

    0
    投稿日: 2025.08.17
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    クラスの皆は俺が放屁したって疑ってる。 A子が必死に庇ってくれて疑いは晴れた…。 A子「疑い晴れてよかったね!」 俺「ありがとう…屁こきを無罪にしてくれて…」 A子「……え…」 ……そんな話です。◝(๑꒪່౪̮꒪່๑)◜

    1
    投稿日: 2025.04.14
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    昔自分を誘拐した男が冤罪で逮捕された可能性があり真犯人は誰なのか…というお話し 読みやすい文章にどんどん起こるどんでん返し、緊張感や異質さ、不気味さを見事に言語化されており、続きが気になり一気に読んでしまった 真犯人は消去法でわかりやすいがその後に起こる展開もお見事 素晴らしい作品でした

    0
    投稿日: 2025.02.22
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    故郷が舞台になっているのと、先日WOWOWでドラマ化され、無料放送をしていたのをきっかけに、読んでみた。 地元の名前が出てくる懐かしさと、方言、いわゆる特産物なども出てくるので、満載といえば満載。 話の内容も二転三転していく展開に、「冤罪なのかどうか」という視点にいきがちなところを、最後に「あ、そういうところに話のオチを」という感じにはなりました。言いたい事は、悪くは無いです。 姉に薦めようとは、思います。

    0
    投稿日: 2024.07.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    WOWOWでドラマ化、弁護士松岡千紗を演じる広瀬アリス、先輩弁護士の熊さんは少しイメージ違うが風間俊介。 過去に起こった誘拐殺人事件の容疑者が冤罪を訴え再審請求するところから物語は始まる。 弁護を担当する千紗は過去の誘拐未遂事件の当事者。過去の事件に向き合い関係者と面談しながら追求していく。 フェアトン法律事務所のシニアパートナー真山はかなりのキレもの。自分が信じたことは徹底的に調べ上げるが信条。千紗へのアドバイスは抜群にかっこいいと思ったが、後に違う面も見えてくることに、、、 元刑事有森は冤罪に加担した重荷を死ぬまで背負う覚悟があるが、犯人は平山と信じている。 本当の犯人は誰なのか、、、それぞれの苦悩も描かれ読み易くあっという間に読了。 個人的には主役の松岡に魅力が足りず残念。 好きなキャラクターの方が思いっきり感情移入してしまうので。いや個人の意見ですが。

    0
    投稿日: 2024.07.27
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    途中の尾行のシーンでは手に汗握る展開ですごくドキドキさせられました。面白かったと思いますが、真犯人が判明する時がなんかしっくりこなかったと言うか少し残念な気持ちにもなりました。気になる展開で一気に読めたので良かったです。

    0
    投稿日: 2024.07.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2024.07.10 「完全無罪」、このタイトルが読み進めていくうちに色んな角度から考えさせられることになる小説だった。 読み進めていくうちにミスリードのような文がところどころあり、「もしかしてほんとは殺してる?」「いややっぱり無罪?」と自分でも疑心暗鬼になりながら推理していく過程も面白く読めた。 最後に老人(おそらく有森)が大きな木を見つめていて、そこから見知らぬ鳥が羽ばたいていく様を見つめて微笑む千紗の描写は、 ◎真犯人がわかり、怪物の悪夢を見なくなり、重たい荷物から解放されつつもまだ世の中にはたくさんの怪物がいる、でも1人じゃない、と奮い立ち自由な未来へと羽ばたく千紗と、 ◎21年間自分が正義だと思っていたものは思い込みで、被害者遺族のためだと言い聞かせて罪滅ぼしのように被害者遺族へのボランティアをし続けたものの、結局巡り巡って自分の罪を突きつけられ、平山に対して懺悔の気持ち、これから彼の行末がどうかこの鳥たちのように自由へと向かっていますようにと祈る有森 この2人の対比が感じられ物語の集大成という感じがしてとても良かった。 このシーンはぜひ映像で見てみたいと思った。

    0
    投稿日: 2024.07.10
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    WOWOWでドラマ放送される前に読んじゃいました 若き弁護士さんの活躍 はらはらドキドキ 犯人はもしかして、、なんて楽しませてもらいました

    0
    投稿日: 2024.07.08
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    この夏(2024年)に広瀬アリス主演でWOWOWの連ドラが放送されるので読んでみる。大門さんの作品は何作か読んでるが、骨太だね。千沙、ちょっと無謀なところもあるが、しっかりしてて悪くない。続編もあるようなので読んでみよう

    0
    投稿日: 2024.07.04
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    初めての大門先生の作品。女性弁護士。過去の被害者。登場人物のキャラ立ち等、「人」の描き方が素敵です。続編も必読なり。

    1
    投稿日: 2024.06.19
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    展開が気になり、すらすら読めた。 時間がかかって世間に無罪だと認められたとしても、身近な人に知られなかったら手遅れで、それは「完全無罪」とは言えないということを痛感した。 真犯人の発覚が唐突すぎたのは残念。

    0
    投稿日: 2024.04.28
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    幼女殺害の罪で無期懲役で服役している男の再審請求が叶い無罪判決が下りた。違法な取り調べをした刑事、自分も誘拐された経験のある女性弁護士。果たして男は本当に冤罪なのか?無罪判決が出ても無実ではない。男の無実を信じきれず二転三転する展開。後半のハラハラする場面は臨場感もあり読み応えがあった。

    0
    投稿日: 2024.02.09
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    いきなり2作目から読み始めてしまったのでスタートに戻ってみました。 読み終わってみて、誰かの正義は他の人にとっては悪になる…ということを目の前に突きつけられたと感じました。 自分の正義のためのあまり共感できないという登場人物の行動にもその方なりの正義がある、でもそれって誰のためなのだろう? と同時にどうしようも無い悪もあるんだと読んでいてちょっとムカムカしました。 でも綺麗にご都合主義に終わって良い話ではないと思ったので結末には納得しています。

    11
    投稿日: 2024.01.25
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    難しい表現もなく、さらっと読みました。途中からの展開が意外な方向にすすみ、ハラハラするシーンがいくつか出てきてあっという間に読了です。  故郷の懐かしい方言が書かれており、とてもよかったです。ただ、退職した地元刑事が方言ではないのが不思議でした。

    0
    投稿日: 2023.10.20
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    導入部の掴みはバッチリだが、その後の展開がもたつくともダラダラ進むとも言えない。全体像が掴みづらく、キャラクターも活きてこない。自分とは合わない作品だった。

    0
    投稿日: 2023.08.18
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    無実と無罪、真実とは何か。人は何を求めるか。二転三転するので、面白く読めます。 20241230 2回目 自分の信じることと、正しいことと考えさせられる本。

    0
    投稿日: 2023.08.12
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    大門剛明さんの完全無罪を読了。 初読みの作家さんでした。 読みやすくてわかりやすかったです。 #読書記録 #読書好きな人と繋がりたい #大門剛明 #完全無罪

    0
    投稿日: 2023.08.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最後まで誰が真犯人かわからない、ドキドキの展開。 千紗が平山を尾行して廃屋に行くシーンは、本当に痺れた。。 最後は熊弁護士までも疑ったり、全ての背景にはフェアトン事務所の政治が絡んでいたり、、、ストーリー展開も流石でした。。

    4
    投稿日: 2023.06.11
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    初めましての作者さん。 冤罪とか裁判とかのフレーズで始まると、高野和明さんの13階段や薬丸岳さんの作品を思い出す。 本作はタイトルの通り、無罪を勝ち取りに行く話なんだが、かなりよかった。 中弛みせず、どんどん先が気になって久々に数日で読了。 ここ最近の遅読を覆した。 色々言いたいが、先入観持って欲しくないので割愛。 やはり考えさせられる系の話だった。 有意義な読書タイムをありがとうございました この読後感を噛み締めつつ 『元彼の遺言状』読んだばっかなのに、またしても女性弁護士が主役の話。 これは女性弁護士と素敵な出会いがある前触れかもしれない。

    6
    投稿日: 2023.06.04
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    冤罪がテーマ。 間延びしてる感じがないので、 気持ちよく読めた作品。 主人公の思い、 徐々に明らかになっていく事実。 後半のドキドキ感、個人的にはとても好きな作品。 同筆者の著書も読んでみたいと感じた。

    1
    投稿日: 2023.04.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本作のテーマは完全無罪! 約半月前に13階段(高野和明)を手にしていた為、当然のことながらどことなく似たような雰囲気を感じ、それ故に比較してしまう。 読了した今の評価としては☆3.6辺り。 (13階段を☆4.0とし比較) 本作の主人公は女性弁護士・千紗。 彼女が担当する事になったのは21年前の少女誘拐殺人事件の冤罪再審裁判。 彼女はその再審裁判で逆転無罪を勝ち取るが、千紗自身もその事件で監禁された少女の1人。 そして千紗により無罪放免となったのが、平山。 無罪となり社会復帰した平山に待ち受けるのは世間からの疑いの眼差し。 真犯人を突き止めない限り、タイトルである完全無罪とはならない。 そこから始まる真犯人探し。 ラストは思いもよらぬ真犯人に辿り着くのだが、そこまでの流れに緻密というよりも少し出来過ぎた感を感じてしまった。 ただ完全無罪という考え方は新たな視点での気づきを得ることが出来ました。 内容(「BOOK」データベースより) 21年前の少女誘拐殺人事件の冤罪再審裁判に抜擢された期待の女性弁護士・松岡千紗。しかし、千紗はその事件で監禁された少女の一人だった。間一髪で自分を殺めたかも知れない容疑者に千紗は敢然と対峙する。罪を作り出す罪、「冤罪」法廷が迎える衝撃の結末。大ベストセラー『雪冤』を超える傑作。 著者について 大門 剛明 だいもん・たけあき 1974年三重県生まれ。龍谷大学文学部卒。第29回横溝正史ミステリ大賞とテレビ東京賞をダブル受賞した『雪冤』で2009年にデビュー、ドラマ化される。主な著書に『反撃のスイッチ』『告解者』『婚活探偵』『優しき共犯者』『鍵師ギドウ』などがある。『テミスの求刑』『獄の棘』など映像化作品も多い。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 大門/剛明 1974年三重県生まれ。龍谷大学文学部卒業。第29回横溝正史ミステリ大賞とテレビ東京賞をダブル受賞した『雪冤』で2009年にデビュー、ドラマ化される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    46
    投稿日: 2023.04.01
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    冤罪をテーマにした1冊。 色々考えさせられる内容だったけれど、話の展開が早くて読みやすく面白かった。 幼いころ誘拐された恐怖に今も苦しむ主人公:千砂が、当時殺人犯として逮捕された平山ときちんと向き合い、迷いながらも真相解明のために奔走して苦難を乗り越えていく姿は読んでいて応援したくなったし頼もしかった。 冤罪が確定し釈放されても真犯人が出てこなければ世間の目は厳しく生きづらいのが現実。平山が失ったものは計り知れないくらい大きく、終盤の平山の行動や思いには胸が苦しくなった。 今井や田村のような利己的で悪意ある人たちが優位になるのではなく、決して許されることではないけれど過ちを犯したあと有森のように行動を変えられるかが大切だと思う。真犯人が判明したのは良かったけれど、今更どうにもできない状況にはモヤモヤした。 どんな苦しい状況に陥っても、大切に思い信じてくれる人がいる、帰る場所がある、それが何よりも心強い。

    42
    投稿日: 2023.03.14
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    物語の序盤の流れが、中盤辺りで大きくかわり、後半はややサスペンス調?に。 この作品の主題を描いていくと、避けては通れないシリアスな問題と、さらにその裏にある問題と絡めて、上手く纏まっている佳作だと感じた。

    4
    投稿日: 2022.12.12
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    一日で読み切ってしまった... 最後の最後まで気が抜けない! この作家さん初めて読んだけど、ほかのもチェックしてみようっと

    6
    投稿日: 2022.12.03
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    「雪冤」以来の大門作品。 少女時代に何者かに誘拐され、自力で脱出した過去を持つ松岡千紗。 その犯人は捕まっておらず、21年経ち、弁護士となった今も悪夢を見つ続けている。 ある時、千紗は21年前の少女誘拐殺人事件の冤罪再審裁判の担当に抜擢される。 だがその事件の犯人は、千紗の誘拐事件と同時期に近隣で発生したものー。 自分を誘拐したかもしれない容疑者と向き合った千紗は、同時に自らの誘拐事件とも向き合うことになる。 おもしろくて一気に読みました。 冤罪が証明された容疑者ですが、どこか腹の中が読めず最後の真犯人が分かるまで読み手のこちらも主人公と一緒にドキドキしたり、不安になったりました。 「雪冤」は死刑制度の是非を問うものでしたが、今回は冤罪の恐ろしさをテーマに読みごたえのあるエンターテイメントに仕上げていると思います。 2020年8冊目。

    1
    投稿日: 2022.09.10
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    ページにして僅か335 その中に、人のもつ全ての情を盛り込まれた秀作であった。 雪冤を手にする日が待ち遠しい。

    0
    投稿日: 2022.09.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かった ハラハラできて中盤からは一気読み 犯人は登場してすぐにわかっちゃうけど そんなことよりハラハラが楽しめたー 久々に先の展開が気になった! けど、すぐ内容忘れそうw

    5
    投稿日: 2022.08.30
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    まず逃げるシーンで始まる。 そして本章。 21年前の事件、冤罪は証明できるのか。本当に「冤罪」なのか。 冤罪の判断に揺らぐ弁護士と、正義を信じて追う元刑事。 それぞれの視線から後半の二転三転まで、テンポよく進む。 真山の人物像が後を引く。続編ってあるのかな。

    2
    投稿日: 2022.07.13
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    最後の最後まで真相が分からず、ハラハラ。 あぁ危ない!って思うシーンも何回かあったけど短絡的ではない展開。 んーこの人が真犯人か?怪しい。と思う人も、あら違うのか…が何回も。 そしてラスト!おぉー! ほんと大門剛明さん小説のこういう所が好きだ。

    11
    投稿日: 2022.06.25
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    よくできた話である。主人公の幼年期のトラウマもよくわかるし、刑事の心境についても良く理解できる。 途中で散りばめた伏線を終わりにかけ回収していくのも秀逸である。 この小説は文庫本書き下ろしであり、今まで気にしていなかった本であった。お見それしていました。今年読んだ本の中では一番です。

    2
    投稿日: 2022.06.24
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    冒頭から最後まで一気に読める勢いがあった。終盤は久しぶりに寝落ちすることなくドキドキ感がありながらの読了。結末も納得。これは今年のNo.1 候補かな。ヒロインの千紗のタフさは危なっかしいけれど信念と正義、そして自分のトラウマとの戦いがなければ事件解決はなかっただろう。そしてこのヒロインの弁護士としての成長をみたいと思ったら次作『死刑判決』もあるようなので近いうちに入手したい。

    3
    投稿日: 2022.05.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    正義って何なんですかね。 千紗が無罪にした男が実は連れ子を殺していた。 「こいつが絶対犯人だ‼︎」そう思い証拠を捏造した警察官。 暴露本を出して金儲け出来ると知恵を貸した千紗の上司。 どこに正義があるんですかね。 正義と悪は表裏一体なんですかね。 無実の罪で21年間刑務所に居た男。 罪を擦りつけて寿命を全うした男。 正義なんてあったもんじゃないですね。 【無罪であって無実ではない】

    3
    投稿日: 2022.03.25
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    題名通り、無罪判決が出たとしても「完全無罪」になるのは不可能に近いほど難しいことが分かりました。 自分の立場でも、怖れを抱くと思います。 そんな中、過去と闘い被害者を救うために事件の影に怯えながら奮闘した主人公を尊敬します。

    5
    投稿日: 2022.03.13
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    面白かった! 冤罪をテーマにしたミステリーエンタテイメントストーリ 二転三転するストーリに最後の最後までドキドキして読み進めました。 ストーリとしては、 女性弁護士の松岡千紗は、21年前の少女誘拐殺人事件の冤罪再審裁判に抜擢されます。 しかし、彼女自身もその事件で監禁された少女の一人。 平山は自分を監禁した犯人なのか?それともやはり冤罪なのか? 当時の取り調べを行った二人の刑事、今井と有森 そして、今井の口から語れる当時の真相 平山は冤罪だったのか? 冤罪だとしたら、真犯人は誰? 平山の怪しい行動.. そして、ラスト、明らかになる真相! という展開です。 ページをめくる手が止まりません 作者の術中にはまり、この人が犯人?やっぱり、実はこの人?って振り回されました(笑) 2時間ドラマで見てみたい これはお勧め

    18
    投稿日: 2022.02.13
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    様々な視点から読み進められて面白かった。自分を誘拐したかもしれない男の弁護をするという複雑さ。本当に冤罪なのかどうなのか?、最後まで緊張感を持って読める。特に個人的にラストが1番色んな登場人物の想いが描かれている感じがして良かった。

    1
    投稿日: 2021.12.26
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    「無罪は無実ではない」。そんな刺激的な惹句が文庫本の帯に踊る。 冤罪再審裁判で無罪になっても、真犯人が捕まらない限り、その人を危険人物とみる世間の目は、すんなりとは改まらない。一度社会から排除された人間が復帰するのは想像以上に困難という、そんな世評に一石を投じる社会派ミステリーといえる。 女性弁護士松岡千紗は、少女誘拐殺人事件の冤罪再審裁判を担当する。 彼女自身が、過去に誘拐監禁された経験を持ち、今回担当する裁判の被告平山がその犯人かもしれない。現実的にはあり得ないシチュエーションも、著者の巧まざる筆さばきに物語世界にのめり込んでしまう。 平山を疑いながらも必死に弁護活動する千紗ともに読者もまた、無罪を主張する平山がやはり犯人ではないかと疑いながらページを捲らざるを得ない。 平山の不審な挙動に、その後をつける千紗の行動には、スリリングさがいや増す。 さらに、平山を逮捕取り調べをした二人の刑事のそれぞれの動向が、この小説に膨らみを持たせる。 その一人今井刑事の捜査活動や取り調べ時の真相を語る 告白には、とんでもない裏が隠されており、衝撃の結末が待っているとは。 ただ、明らかになった真犯人に物足りなさを覚えるのは、贅沢というものだろうか。

    6
    投稿日: 2021.11.16
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    弁護士と被害者と警察、いろいろな立場から書かれていてとても引き込まれた。 被害者が自分のために決着をつけたい、そのために弁護するってすごいなぁ。 冤罪?やっぱり犯人?って最後までドキドキした。 冤罪だったとしても、疑惑は晴れない。心から信じることはできないかもしれない。

    1
    投稿日: 2021.10.30
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    なかなか日本の法廷小説は面白く無いですね。終り方も面白く無く主人公も何か弁護士ではなくて容疑者みたい。

    0
    投稿日: 2021.08.02
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    完全無罪。 大門剛明さん。 冤罪のお話。 ???? で、では?犯人は誰なの?と、 どんどん引き込まれていった。 おもしろかった。 冤罪を生む、警察も恐いし、 うまく、逃げた 本当の犯人は、もっと恐い。 犯罪がなくなって欲しい。

    1
    投稿日: 2021.07.20
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     冤罪、法廷、弁護士というキーワードがあったため、リーガルサスペンスかと思いきや、法廷闘争の場面はそれほど多くなく、むしろミステリー要素が強い作品。  「一度でも疑われれば危険人物」これが冤罪の怖いところ。やってもいない罪に問われて苦しむ家族、犯人だと疑わずに過ごしてきたのに冤罪だと知って絶望する被害者遺族、結局司法が導く正義とは何なのだろうか。「正義の反対語は正義」とはよく言ったものだが、誰かの正義をなすために誰かを犠牲にしていることだけは間違いない。

    0
    投稿日: 2021.06.21
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    う~ん、『雪冤』よりは面白かったが、二転三転する展開の中で最後の落し所がそこかぁ...。中盤まではゾクゾクします! 冤罪の原因となる複雑な構造を丹念に綴る。続編に期待!

    6
    投稿日: 2020.11.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    幼女連続殺害事件は冤罪だったのか。 再審請求で無罪を勝ち取れるのか。 真犯人はいるのか。 1日かからず、一気に読み上げられます。 読みながらも誰が真犯人か最後まで分からず。 この「わからなさ」が冤罪の原因であることを 小説として書き上げた傑作です。 読後、自らも冤罪の片棒を担いでいる思考であることに 驚愕します。

    2
    投稿日: 2020.08.25
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    ストーリーがテンポよく進み、ページを捲らせるのが上手い。再審制度等の刑事訴訟制度・実務についてよく調べられており、相応のリアリティがある。 ただ、文体がやや稚拙な感があり、重厚さ・格調が今一つ。また、登場人物に深みや人間臭い魅力を感じる者が少なかったように思う。

    1
    投稿日: 2020.07.24
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    「冤罪」をめぐるテーマで、登場人物たちの過去を現在にリフレクトさせつつストーリーが進んでいく。明快でくっきりとしたプロットで、速読派に対しても読後のもやもやをできるだけ残さない作風か。主人公語り手の若手女性弁護士の造形は、ややスーパーウーマン的に過ぎるような気もした。

    1
    投稿日: 2020.07.22
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    今回も冤罪です。テンポ良く話が進み、読みやすかったが、ちょっと唐突なところがあったり(裁判)、犯人の意外性も今ひとつ。テレビの2時間スペシャルとかには向いてる内容かも知れない。香川県が舞台。

    6
    投稿日: 2020.06.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    偏見や先入観とは実に恐ろしいものだ。犯人は平山なのではないかと疑心暗鬼になった人も多いのではないか。(勿論、作者もそう思うよう仕掛けているが)冤罪の恐ろしさを改めて痛感した。物語自体はフィクションだが、これと同じようなことが足利事件をはじめ現実でも起きている。警察による長時間に渡る精神的苦痛を伴う取り調べ、自白の強要、マスコミによる不確実な事実の過剰報道などが冤罪の温床となっている。無罪推定の原則とやらはどこへ? 冤罪は、悲劇に遭った人の人生は勿論、どんな高額の賠償金をもってしても補えない大切なものを奪うのだ。本作品だと平山の妹、足利事件であれば菅家さんのお父様お母様は無罪判決を待たずしてお亡くなりになった。最も耐えられないのは、大切な人の最後の記憶において永遠に自分が有罪のままであること、その意味で警察、検察官をはじめとする司法の力には何人もの人生を狂わせるパワーがあると自覚した上で行動して欲しいものだ。 身近な話題では昨年、誤認逮捕された女子学生がハナから犯人と決めつけられ話を真剣に聞いてもらえなかった、半ば自白を強要された、黙秘権の行使を侵害するようなことを言われた等の事実を手記にまとめ発表した。勿論本当に市民思いの心ある警察官もたくさんいるのに、このようなニュースを見ると今も昔も警察官はかわらないなぁと失望してしまう。取り調べの可視化・短縮化・分割や、第三者の立ち合い等は急務であると思うのだが、司法関係者はそう考えていないようだ。

    4
    投稿日: 2020.05.22
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    21年前に少女を誘拐し殺害とされ無期懲役になり服役中の平山の再審請求審を手掛ける弁護士松岡千紗。当時捜査をした元刑事有森と今井を呼び、今井から証拠の捏造と違法な取り調べや捜査が明らかになり平山の完全無罪を勝ち取る。しかし、千紗は夢の中で怪物に追われ眠れない夜が続く。そして、有森は「あの事は墓まで持っていく」という言葉を残し、何者かによる「悪魔の取引」が囁く。平山も「こんな殺人者を無罪にしてくれてありがとう」。これらの伏線キーワードが回収され真犯人にたどり着く。平山の本当の狙いや心情に読み応えあった。

    0
    投稿日: 2020.05.11
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    弁護士となった千紗は21年前の少女誘拐殺人事件の冤罪再審裁判を担当する。 連続性を感じさせたその事件。 千紗は間一髪、自力で脱出した少女の一人だった。未だにその悪夢から逃げるようにして生きてきた千紗が、自分を殺したかもしれない犯人と向き合うことに。 法定サスペンスは最後まで驚きの伏線が張り巡らされている。 「雪冤」の筆者と知ったのは読み終えた後だったが、「雪冤」と変わらぬ読み応えある一冊。

    0
    投稿日: 2020.05.08
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    冤罪をテーマとしたミステリ。 初読みの作家さん。 最後の最後まで真相がわからずドキドキ。 真犯人に関しては、まぁオマケみたいな感じなのだろうけど、意外すぎて驚く。 それにしても冤罪の何と残酷なことか。 遣る瀬なさが少し残った1冊。

    0
    投稿日: 2020.04.30
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    これって、ミステリー小説ですか? みなさんの評価が謎に高いのがミステリー! 以下、ネタバレ注意! 要は、警察の証拠でっち上げで起こった冤罪事件を、当時の担当刑事を情に訴え改心させようとしたり(成功したかどうかは疑問ですが)、そして最後は都合よく犯人の自供がでてくる・・ 担当する弁護士がその事件の被害者の一人だったという趣向はあるものの、その犯人とされた男の「やってません」という言葉を信じるナイーブさ(この時点で犯人の無実を信じるべき根拠はありませんし、彼女が同時期に担当していた子供を突き落として殺した犯人の弁護では無罪を主張している男は明らかに確信犯だったわけで)と、「こんな人殺しを無罪にしてくれてありがとう」という読者へのミスリードとしか思えない不自然なつぶやきも、「最後まで嘘をつかないという約束を守ってくれた」と都合よく解釈する(正確にいうのなら、今から人殺しをしようとしている男を弁護してくれて・・となるべきでしょう)都合よすぎる作為にドン引きしてしまいました。 ところで、過去の鑑定でDNA型鑑定をしていない試料の残っている証拠品は再審の有無に関係なくすべてDNA鑑定し直すべきだと思いますが、なぜやらないのでしょうか?犯人ありきの昔の警察の取り調べはやはり信用できません。

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    投稿日: 2020.04.25
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    4月-2。3.0点。 幼女連続誘拐殺人の犯人、女性弁護士が冤罪、無罪判決を勝ち取る。が、無罪となった元被告に別の殺害容疑が。 元被告は本当に誘拐していなかったのか。 まあまあ面白い。スピード感あり。 元刑事のベテランが、いい味を出している。

    0
    投稿日: 2020.04.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最初から最後まで目が離せない、緊張感のなか読み進めることができたのは久しぶりだった。 冤罪、あってはいけないこと 我々から警察への重圧がそうさせてしまっている側面もあるのかなと それにしても今井氏はすごいな…絵に描いたようなクズ 中盤騙されていた いけしゃあしゃあと語る犯人への憎悪が消えない 警察の捜査もこの作品内だと杜撰すぎるのでは…と思う 平山さん、情状酌量にしてほしい 私もきっと同じことをすると思う 思い込みは怖い

    2
    投稿日: 2020.03.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    帯の「無罪は無実ではない」というフレーズが気になり購入しました。 弁護士の松岡千紗は幼い頃に誘拐された過去を持っていた。ある日、千紗の所属する事務所に『綾川事件』の再審請求の依頼がくる。それは千紗が誘拐された事件と関係する事件の再審請求だった。21年前のその事件の犯人の名前は平山聡史。千紗はこの再審請求を引き受けることで過去の事件と向き合い、真実を明らかにしていく。 帯のフレーズを見たときに想像した結末は「平山は無罪にはなったけれども犯行は行なっている」というものを想像していたが、違った形で収束していき、ところどころすこし強引ではあったけれどもいい意味で裏切られました。 『無罪』とは罪に問われないこと、『無実』とは実際にはやっていないということ。しかし、やっていないとしてもやったと周囲に思われてしまっては、それはやっていることと同じである。ということだった。 犯人に仕立て上げられた平山は実際は冤罪だったけれども、無罪の判決が出てからも、周囲からは実際はやっていたんだろ?という疑惑をもたれてしまっていた。その点で、完全に無実潔白とはなっていなかった。 現実にも起こりうる冤罪の怖さとそしてそれに付随する周囲への影響の恐ろしさを考えさせられました。 妹を自殺へ追い込み、自分を冤罪へと追い込んだ刑事の有森と今井への復讐を平山は行っていきますが、そこは少しやり過ぎだったかなーと思いました。が、そうでもしないと気持ちは浮かばれないのかも?とも考えてしまいました。 各々の正義、冤罪の怖さ、そして周囲への影響などなど、いろいろなことを考えさせられる一冊でした。

    2
    投稿日: 2020.02.18
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    話がスムーズ(描写が具体的すぎるかつ前後を丁寧に説明している)だったので、情景を誰でも同じように描けると思った。この小説は誰が監督しても同じ映画ができるであろう、と感じた。 ストーリーは面白く、後半になるにつれて読むのが止まらなかった。 無罪とはやったかどうかにかかわらず、やっていないとしても罪があること。無実とはやってはいるが、罪に問われるかどうかわからないこと。平山は完全に無罪だった。無罪とは?について、読者に考えさせた。疑われるようなことをした時点で負けだった。 川田を利用した警察への復讐劇は、20余年と妹の死を考えてもやりすぎと思った。やりすぎだが、この思いを他にどうやって解決できる?

    2
    投稿日: 2020.02.03
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    21年前におきた幼女誘拐殺人の罪で人生の半分を獄中で過ごす男、平山は免罪だったのか。 平山の無実を証明するため事件の真相を追う女弁護士千紗。正義のため罪を犯した平山の有罪を立証した元刑事有村。 初動捜査、取調べ、DNA鑑定、目撃者情報… 少しずつあらわになって行くのは、事件そのものなのか。人なのか。 自らが少女時代に誘拐され、大人になってもなおどこまでも追いかけてくる怪物に怯え恐怖の淵を彷徨う千紗の葛藤。 思い込みが招く怖さ、人が人を裁く危うさ、誰の言葉を信じていいのか分からなくなる。 怪物はどこにいるのか… ありふれた題材の中にある心理ミステリーはテンポ良く、真実が知りたくてサクサク進む。 そして登場人物たちにとってあり得ない真実は、読み手には、なるほどね…と苦笑となる。 怪物はきっと誰の中にもいる。 今年の3冊目 2020.2.1

    2
    投稿日: 2020.02.02
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    幼い時に、誘拐事件の被害者になった経験を持つ、弁護士・松岡千紗。 恐ろしい記憶のトラウマと戦いながら、冤罪事件を作り上げてしまった元・刑事有森と協力し、真実にたどり着くまでの展開はページをめくるまでの時間が惜しいほどに読み応えがあった。 冤罪事件の真犯人は意外な人物であったが、大切な人に対する思い、仕事に対する責任感、自分自身が譲れない部分、それぞれの人のそれぞれの感情を丁寧に描いていた。

    2
    投稿日: 2020.01.27
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    21年前の少女誘拐殺人事件の冤罪再審裁判 そこに立つ弁護士は、21年前、その事件で監禁された少女の一人だった。間一髪で自分を殺めたかもしれない容疑者を弁護… 真実はどこにあるのか?罪を作り出す罪、冤罪が冤罪を生み、繋がる連鎖、衝撃の結末に、思わず…

    0
    投稿日: 2020.01.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    21年前の少女誘拐殺人事件の冤罪再審裁判を担当することになった新人女性弁護士の松岡千紗。千紗はその事件の当事者だったのだが間一髪逃げ出して助かった少女。平山はほんとにやってないのかと一度は信じながら不安にとらわれる千紗に感情移入をして苦しくなってしまった。一刻も犯人をあげて世の中に野放しにしてはいけないという信念にもとづいて動いている有森の視点も読みごたえがあり、最後まで読む手が止まらなかった。この作家の他の作品も読んでみたい。

    2
    投稿日: 2020.01.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    登場人物の描写が秀逸ですごく面白い。全ての人に共感は出来ないが、こういう人達で世の中は成り立っていると思う。松岡と有森は殆ど信念は同じだったけれど、どれだけ時間が掛かって迷っても真実を知りたい被害者側、かたや一刻も早く犯人を揚げ犯罪者を野放しには出来ない警察側といった境遇の違いを読ませてくれる作品。

    5
    投稿日: 2019.12.15
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    冤罪と人間の欲求、それに伴う感情を考えさせられた。 冤罪が証明されてからが本当のスタートで、 メディアをはじめとする民衆の思い込みとの戦いが始まる。 それに加えて人間の短絡的な感情が後にまで響く悲劇を生み出していることを考えさせられた。 非常にリアリティがあって読みやすい。

    2
    投稿日: 2019.12.05
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    面白かった。死刑判決を受けながらも、操作方法が不当だったため無罪に。なるほど、確かに無罪と無実は違う。いろんな可能性がありすぎて先の展開が予想できないまま進み、全然違う結末に辿り着いた。

    2
    投稿日: 2019.11.08
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    人が、他人の罪を裁くのは本当に難しい。 他人の証言の信頼性、物的・情的証拠の確実性の両面から、公正な判断をしなくてはいけない。 でも、どうしたって人間だから主観が入る。立場の違いで、かかげる正義が違う。その正義のもと、誤った判断をしてしまうこともある。 冤罪という難しいテーマを扱った、とても面白い作品でした。弁護士、警察、被害者、みんながそれぞれの正義を持って、信念のもと動いている。何が正しいのかは、それぞれの正義の元でしか答えが出せない。 最後まで、誰を信じたらいいのか、真相はどこにあるのかが分からず、ハラハラしながら一気に読めました。 他人の心は、分からないことがあるから人付き合いは面白い。でも、分からないことがあるから怖い。身近な人でも分からないことがあるのに、赤の他人の心と向き合っていくのは本当に覚悟と信念がいるなと思いました・・

    2
    投稿日: 2019.10.28
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    最後まで犯人の予想ができず、 私もこの人か犯人か?と疑っておりました。 読み始めてから、あっこりゃ面白いなと 読み終わるまで読み続けたい、気になるが 常に付きまとい、読み終わるまでのドキドキ感 最高でした。 はい この大門先生の本を読み漁る事決定です!

    2
    投稿日: 2019.09.23
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    4.0 最後、2転、3転で読むのをやめられなかった。設定が小説にとっていかに大切かの見本のような話。

    2
    投稿日: 2019.09.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎ 冤罪についての話は「それでも僕はやっていない」ぐらいしか見たことないけどあの映画も冤罪を晴らすまでも大変やけどそれからが大変て感じで話が終わったと思う。(もう一度機会があれば観てみる) 子供の頃に誘拐された経験をもつ女性が弁護士になってその誘拐事件と他の女の子の殺人事件の容疑者の冤罪を追求。再審査請求まで持ち込むことを中心に書いた本と思って読んでたから早い段階で無罪が証明されたことに驚いた。 でも無罪になっても世間の目は厳しい。しかもその犯人を逮捕した刑事まで人生が変わってしまう。 平山が「こんな人殺しを無罪にしてくれてありがとう」と言ったときにそういう展開かとまんまと騙された。やはり平山がって思うし、千紗がそこでも信じ抜いたのが凄い。 真犯人ぽく匿名の電話の人物が登場してからは熊さんが犯人だと思ってしまった。好きな気持ちが実はその事件の時からで…とか色々考えながら一気読み。 だいぶハマったし切ない 「妹には無罪証明を見せることができなかった」想いが重すぎて悲しすぎる。 もしかしたら世の中の刑に処せられている人達の中にも冤罪を晴らすことができないままの人がいるかもしれないと思った。

    4
    投稿日: 2019.08.26
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    大門 剛明氏の『冤罪』を巡る社会派ミステリー。 21年前の少女誘拐殺人事件の冤罪再審裁判に抜擢された期待の女性弁護士・松岡 千紗(まつおか ちさ)。 果たして、自分にこの難しい再審裁判が闘えるのか? しかも、千紗は、21年前の同様事件で監禁され、間一髪助かった少女であった。 もしかしたら、自分を殺めたかもしれない容疑者・平山 聡史(ひらやま さとし)と、敢然と対峙する千紗。 果たして、自分に平山の無罪が立証できるのか? 二転三転するストーリーに、謎の真犯人からの電話もあり、読む手が止まりません。 恐らく、真犯人はこの人物では?との予想は、見事に外れました。なるほど、そう来たか... 表題にもある『完全無罪』が如何に困難か。 そして、仮に無罪になっても、そこがゴールではなく、失ったものを取り戻す新たな戦いのスタートなのだと... 最後、千紗が悪夢から解放され、新たに歩み出すシーンに、希望を感じました。

    9
    投稿日: 2019.06.26
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    どこかで読んだり、観たりしたような物語だけど、面白かった。 冤罪で21年間服役し、再審で無罪となった男と、再審を戦った子供のころに誘拐被害にあった弁護士が中心となり物語が進んでいく。 読んでいて情景が見える感じだったので、読んでいても飽きなかった。なので僕的には良い小説かな~と。。

    3
    投稿日: 2019.05.04
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    たしかに一度読み始めたら読み進めてしまう面白さはあるのだけど、登場人物の人生に重みを感じられず、結末も淡白で、テーマはいいだけに今一歩惜しい作品だった。

    1
    投稿日: 2019.04.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    21年前の少女誘拐殺人事件の冤罪再審請求の担当を任じられた新人弁護士・松岡千紗。彼女は当時、誘拐・監禁された被害者少女の一人だった。弁護することになった受刑者・平山は本当に無実なのか?自分を監禁した犯人ではないのか? 疑心暗鬼のなか、自分の過去と向き合い、犯人を明らかにするために千紗は動き出す。 冤罪という思いテーマのわりに、さらっと読める文章と先が気になる展開でどんどん読み進められた。 未だにトラウマで悪夢を見る千紗に、幼い子供に対する犯罪の罪深さを思う。 ――警察の正義とは犯人を逮捕すること、検察の正義とは負けないこと、裁判所の正義とは法的安定性―― 早く犯人を捕まえてという期待から、犯罪の絵を描いてそれに合わないものは見ようとしない警察、起訴したからには多少の不都合は排除してでも有罪に持ち込もうとする検察、被疑者を心から信用できなくても、無罪を声高に叫び弁護する弁護士。 誰もが正義に埋没して、泣くのは無実の人間、弱い立場の者だけという悲劇。 ――正義ってやつが、一番の悪だよな―― 事件の真相にはあっけにとられ、胸糞悪くなったが、受刑者の無実が立証されても、21年の歳月は取り戻せないという現実は重い。 法律事務所のボスの闇が謎として残されたのが釈然としないけれど、これは次への伏線なのかなぁ・・・

    1
    投稿日: 2019.04.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    何だろう。この平山という男の人生は… 冤罪で捕まり、妹を死に追いやられる。21年も無実の罪で服役してからようやく釈放され、再審無実となったが、かつての刑事たちの罪は裁かれない。 ようやく得た自由を犠牲にして復讐しようとするが、事情を知らない警官に撃たれる。 裏表紙には「大ベストセラー『雪冤』を超える傑作」と書かれている。

    2
    投稿日: 2019.03.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    少女誘拐殺人で服役中の男、平山、冤罪を訴え再審査請求する。担当するのは昔誘拐されたことのある女弁護士。事件を調べなおしていくうちに、警察の証拠ねつ造が発覚し、無罪を勝ち取る、しかし、本当に無罪なのか?疑念を持たす出来事が。 結局犯人は別のじいさんで、寿命で死ぬ前に告白、理不尽な結果に。しかし平山の怒りは妹を嘘で追い込んだねつ造刑事2人に向かい復讐する。 最後はまあまあのスッキリした読後感。 ただ、一番曲者の大手弁護士事務所のボスの正体は何なのか、少し続きそうな感じを匂わせる。

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    投稿日: 2019.03.13
  • 読了後ジワリと効いてくる

    少女誘拐殺人事件の冤罪に挑む女性弁護士は21年前に誘拐された被害者の1人だった。『雪冤』で冤罪を描いた大門さんだが本書は強烈な悪意を持つキャラが出てこないので緩い感じがする。と同時に善人のように見えて誰もが悪人である可能性が最後まで残る。警察官の正義感は悪を憎むこととイコールなのか、検事や弁護士の正義とはなにか、生還した被害者や子供を殺された親は一生消えない傷とどう向き合っていけば良いのか。単純に考えればリーガルミステリだが読了後ジワリと効いてくる「正義とは何か」という非常に身近な問題への問いかけである。

    0
    投稿日: 2019.03.02
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    大門剛明『完全無罪』講談社文庫。 文庫書き下ろし。面白いし、興味深いテーマなのだが、些か捻り過ぎた感じかな。タイトルから推測できる通り、冤罪事件の真相を描いたミステリーである。 新人女性弁護士の松岡千紗は21年前の少女連続誘拐殺人犯の再審無罪を勝ち取る。実は千紗も21年前に誘拐された少女の一人であり、無罪となった平山が実は真犯人であったのではと疑念を抱く…… 描かれる事件は北関東連続幼女殺人事件をモデルとしているようなのだが、さらなる捻りが加えられ、最後まで真実が見えて来ない。実は平山が犯人なのか、平山は警察の捏造により犯人に仕立て上げられたのか、真犯人は……

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    投稿日: 2019.01.21