
総合評価
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powered by ブクログ検討しているケースが豊富であるところが素晴らしい。また、ケースの一つ一つが短めにまとめてあるのも読みやすい。 最近ゲーム理論の解説書は多く出版されているが、1991年に発行されていたと言うことも驚きである。 ただ、本書を読み通してゲーム理論について理解したかと言う意味では、最近の解説書の方がわかりやすいかもしれない。
0投稿日: 2018.10.08
powered by ブクログ戦略的思考の基礎理論を様々なケーススタディを用いて分かりやすく解説した良著。身につければ様々な場面に応用できそう。
0投稿日: 2016.07.20
powered by ブクログゲーム理論の入門書。先読み推量は興味深く、参考になる。時に自分の置かれている状況を客観的に捉え、ゲーム理論で説明できるか検証してみたい。
0投稿日: 2015.02.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
この本にはゲーム理論の基本的な考え方が記されており、日々の生活における駆け引きなどへのアプローチもいくつか例として挙げられていた。恋愛についてのものから核戦争をテーマにしたものまで様々な題材を用いて述べられていて、ゲーム理論を応用することによって解決への道筋を引き出すことができるというものであった。 この理論を用いることによって、自分が取るべき最善の方法を導きだすことができる。私はしばしば直感で物事を素早く決めるが、多くの場合では相手の答えを待ってから行動を起こした方が、最終的には得るものが大きいということをこの本から学んだ。例えば交渉の場や、自分の意見を通したいときに、相手の意見が先に出ていることによって、より柔軟に、そしてより効率的に自分の求めている条件へ傾けることができるということである。これは心理学などを応用することで効果を高めることができるとも感じた。 "敵を包囲するときは、一カ所的に逃げ道を残しておけ"と中国兵家孫子の言葉が引用されていたように、相手の利益を考えることが自分の利益に繋がるということも改めて学んだ。交渉は必ず相手があってのものであり、時には相手の視点に立って双方の利益を考えることが囚人のジレンマなどのケースを回避するひとつの手段である。これからは普段の生活でも意識的にこれらの考え方を応用していきたい。
0投稿日: 2012.05.06
powered by ブクログゲーム理論に則って実際に思考展開する人を、信用できるかな。 戦略に凝る人ってあまり信用していないので、そういう人の思考パターンを少しだけ垣間見られた点で、とても有意義だった。
0投稿日: 2012.04.27
powered by ブクログ仕事していた時に、何かの書類の裏に誰かがコピーしたこの本の一節を見かけてから、ずっと探していた本。戦略的思考は大切だけど、ずっと計算してなければならない所が、私には無理かも。
0投稿日: 2011.06.23
powered by ブクログゲーム理論の様々なコンセプトをオムニバス的にスポーツやビジネス等の競争に紹介した本。 あくまでオムニバスであり、体系的に概念を理解するための本ではないのでアカデミックな興味で読む本ではない。 ただ、読み物としては結構面白いし、なんらかの入門書を読んだ上で、実際に色んなケースでゲーム理論的考え方の応用例を知りたいときにはいいのでは。
0投稿日: 2011.06.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ゲーム理論は「最大利得を追求しなければいけない」という、アメリカ人の強迫観念の賜物。 よく出来ている本なのだが、何かこう、舌に苦いものを感じる。
0投稿日: 2011.04.26
powered by ブクログレビューはブログにて http://ameblo.jp/w92-3/entry-10826129920.html
0投稿日: 2011.03.11
powered by ブクログ経営戦略の本でも、ロジカルシンキングの本でもない。まるっきりゲーム理論の啓蒙書。 同時進行ゲームや交互進行ゲームと言った基本的なところから、契約やインセンティブなどほとんど別個の分野として成立してしまうような発展的なところまで、幅広くカバーされています。ケースがたくさん収録されているうえ、数式は全くと言っていいほど出てこないのでさらっと読める。 普通のゲーム理論の啓蒙書と違うのは、タイトルのとおり「戦略」という側面をとても強調していることでしょうか。普通であれば概念の紹介で終わるところ、そのゲームにおいて正しい戦略とは何か、正しい戦略を導くにはどのように考え論理展開をしていけばいいかというところまで述べられています。前述のケースの多様さとあいまって、理論と現実とがちゃんとリンクして、現実の中でゲーム理論を当てはめるなら?というところまで考えさせてくれます(もちろん、合理的な主体を想定するゲーム理論と現実とが完全にリンクしてしまうわけはないのですが)。 ゲーム理論として考えなくても、それぞれのケースをよく読み込んで戦略を考えるのは頭の体操としてもとても楽しいかもしれません。
0投稿日: 2010.09.10
powered by ブクログゲーム理論の火付け役となった入門書。アカデミックな理論的整合性を求める読者には向いていないかもしれないが、ゲーム理論的な考え方を身につけたい人、ゲーム理論的に世界中で起こっている様々な現象(政治、日常生活、経営、民族移動etc)を読み解きたいと考えている方には非常にお勧め。ゲーム例は豊富であり、そのそれぞれが非常に知的好奇心をそそるものである。経済書、経営書にカテゴライズされることが多いが、多岐にわたる分野を全て同一の切り口で切っているこの書のスタイルは、社会科学の全てに通ずる思考法の一つであると考えている。
0投稿日: 2007.01.03
powered by ブクログゲーム理論に興味のある人にはすごくお薦め!!色々なケーススタディーを通して戦略的思考とは何かを学ぶ事ができます。何気ない日常生活の中にも戦略的思考が潜んでるんだなぁと実感した本でした。
0投稿日: 2006.07.23
powered by ブクログエール大学で使われている教科書の日本語版らしい。個人的には書店でよく見かけるMBAシリーズの本よりこの本が好き。 スタイルはケーススタディなどを取り入れた構成。 東大の伊藤先生が著書で推薦していた。
0投稿日: 2006.05.30
powered by ブクログ前回読んだ本の著者が参考にしたという本で、またゲーム理論の入門書としてはかなり有名な本らしい。比較的最近出たゲーム理論入門の本にはこの本の名が良く挙がっている。 内容としては日常生活における様々な出来事を戦略的思考を使って、いかに自分に有利な展開にしていくかが主なテーマ。前回読んだ本に書いてあった基本的な戦略について、様々な条件を加えることでその応用的な使い方を示している。各戦略についての説明を一通り終えた後、実際に起こった歴史上の出来事なんかがケース・スタディとして紹介され、その出来事における戦略的な判断が正しいか否か、どうするのが正解であるかを検討していく形式。また、普通の入門書(まだ4冊目だが)よりも実際に計算してみて弾き出された確率がよく登場するのでじっくり時間をかけて読み一つずつ理解していけば知識の定着が割とスムーズに進む。特にケース・スタディはよくできていると思う。 ただ難点を挙げるとすれば、この本は英文を日本語訳したものであり登場する事例がほとんどアメリカ社会における慣習に基づくものであり、さらに日本語訳であるこの本が出版されたのが14年前(1991年)であるから事例も現在から見れば古いものばかり。実際に読んでみてピンとこない部分も多々あったので、個人的には自分と同じ素人の日本人が読む本としては「戦略的思考の技術」の方が相応しいと思う。 自分が興味をもったのは「囚人のジレンマ多人数版」「囚人のジレンマの解決法(裏切り、処罰、反復行動)」「J・D・ウィリアムズの最良ミックス法」などの比較的前半部分に登場したテーマ。 しかし何だかんだいってもこれらの戦略的思考というのは自身が実際に日常生活の中で実行していくこと、あるいは実行する機会に遭遇した時に戦略的思考を意識できることで初めて身につくものだろうと思う。この類の本を読んだ事を契機にそれを実際に実行できれば人生変わるかもわからない。…実行するのはかなり難しそうだが。。
0投稿日: 2005.06.06
