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よるのふくらみ(新潮文庫)
よるのふくらみ(新潮文庫)
窪美澄/新潮社
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総合評価

218件)
3.8
37
93
56
8
1
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    高校生くらいのときに一度読んでいて、その時はなぜだか難しかった。頭に入ってこなかった。だけど、最近同じ作者さんのアカガミという本を読んで、面白いと感じたのでこれは今どうだろう?と思って読んでみた。昔よりも文章がすんなりと入ってきて、ところどころ笑える場面もあった。当時よりも私自身たくさんの経験をしてたくさんのことを学んだからなのかなと思う。昔はあまり好きではなかったり、難解だったり、共感できなかったものが読み返すと逆になっている。それがまた小説の面白いところだな

    9
    投稿日: 2025.12.07
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    特に後味いいとか悪いとかないですが、まあリアルな物語進行と感じました。 言葉にできない違和感をうまく解消できるかできないか、よりよく生きていく上では重要なのかなと思うなど。

    2
    投稿日: 2025.09.01
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    生々しい性欲と愛情なのに純粋に好きになる思いも感じられて...個人的には好きな物語の終わりかたでした

    9
    投稿日: 2025.08.26
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    いまだに女性には性欲があることを認められずにないものにされたりする つるっとしたプラスチックみたいに思われがちだ。そこに生々しさはざらついたものがあると認識されない 窪美澄さんの小説に出てくる女性たちはみんな生でざらついてて、汗ばむ皮膚の下に血がどくどくと流れているのを感じる 自分の性欲に振り回されて、もがいている女たちが愛おしい。性に主体的な女性はいまだに奔放では好意的に受け取られることが少ないと思う だからこそ、こうして自分のなかにある性欲の存在を認めたうえでそこにもがいている女たちの生き様を読めることがうれしい

    1
    投稿日: 2025.08.07
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    誰も悪くないのに、みんなが誰かを傷つけていて、読んでいてなんだか苦しい。 みひろの「からっぽ」は、誰にでもあるもの気がして、どこか他人事ではない。誰かに満たしてほしくて、でも本当は自分でもどうしたらいいのかわからない、ような。 綺麗じゃない感情ばかりなのに、そこにちゃんと人の温度があって、読後も余韻ばかり。 ーー 里沙さんは今まで会った人のなかでいちばんくらきにやさしい人だ。やさしくて、そして、だらしなく人を許す。

    9
    投稿日: 2025.05.22
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    倫理観のために感情を抑えなくてはいけない息苦しさを感じた。ポリアモリー(複数愛)という概念を聞いたことがある。人間普通に生きてたら一人の人しか好きにならないなんてことないと思う。いけないことなのか。

    59
    投稿日: 2025.05.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    窪美澄氏は2010年に『ふがいない僕は空を見た』でデビュー。2022年の『夜に星を放つ』で167回直木賞受賞。そのほか各種文学賞受賞。 本作は2014年に発表された作品。 ・・・ 以前窪氏の作品『晴天の迷いクジラ』を読んで、余りにも自分のテイストと合わず、以降敬遠していた作家さんです。 で、老化の効果か、いい感じに前回読んだ作品も忘れてきて、再度チャレンジ?しようと購買に至ったものです(同じタイトルを買わなくって良かった)。 やはり、最近よく名前を聞くので、そらあ何か持っているんだろう、以前読んだものは「はずれ」なだけで、きっと「あたり」もあるはずだ、と手を伸ばしました。 ・・・ 結論からすれば、なかなかよかった。 ジャンルはまあ恋愛小説です。 構成は、7章で連作チックになっています。章ごとに視点が変わり、読み進めるに従い全体像が立体的に浮かび上がるという構造。 登場人物は、みひろ、圭祐・裕太の兄弟がメインキャラ。彼らの視点が入れ替わりつつ物語が進行します。 話の筋としては、簡単にいえば、やや薄幸なみひろを兄弟で取り合う、とまあこんな感じ。下町の小さい商店街という狭いコミュニティの中で、みひろの家はもちろん、二人の兄弟の家にも不和やらなんやら噂やらがある中、みひろと二人の兄弟が恋愛模様を描いてゆく、というもの。 狭いコミュニティの息苦しさ、そんな閉鎖性にも関わらず人は恋する生き物だということが良く分かる作品です。 そして家族として、家の中の不和を受け止めていく。その修羅場と受容のありようもじっくりと描かれていました。 くっついても、別れても、あるいは元の鞘に戻っても、家族はなかなか大変。そしてコミュニティが狭ければ狭いほど、外野もうるさい。それをどうやって受け止め、受け流すかは、やはり個々の家族次第ということですね。 ・・・ ということで窪さんの作品は二作目でした。 恋愛小説というカテゴリのようですが、私としては恋のライバルとなった圭祐・裕太の兄弟を含めた家族の様子に焦点を当てて読んでいました。この家族が今後どうなるのか、と。 その点では、家族小説といっても良いかもしれないかもしれませんね。続編が出たりしたら是非読んでみたい。 きょうだいで同じ人が好きになったことが有る人、友人と同じ人が好きになったことが有る人などにはおすすめ出来るかもしれません。

    1
    投稿日: 2025.04.24
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    究極の恋愛小説と、背表紙には書いてある。 そうか。。。 ずっと重苦しいじっとりした感じで、気分が落ちてるときには読めないかも。

    1
    投稿日: 2025.01.25
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    なんだか意味深なようにも思えるタイトルだが、タイトルが表すのは意外なものだった。 みひろ、圭祐と祐太、この3人の誰も好きになれず、誰にも感情移入できない。良い人と言えるほど良い人は登場しないが、憎むほどの悪人も出てこない。活気のない商店街のじっとりした人間関係が息苦しい。 彼らの終着点は最終的にこれで良かったのか。これが彼らの幸せなのか。

    4
    投稿日: 2025.01.01
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    けっこう、ミミさん(京子さん)みたいな女性が、僕は好きだ。あっけらかんとしているようで、自分のことを卑下せず、ちゃんと考えて生きている人。うむ。いいな、と思う。 読む前に想像していた物語とはまったく違った!なんの予習もしてなかったので、当たり前っちゃ当たり前なのだが。でも、よかった! 星は、0か3か5しか基本的にはつけないときめているので、3にしました。0ではないけど、5まではいかない、という感覚。

    2
    投稿日: 2024.12.23
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    幸せの掴み方が上手な人と下手な人。 それぞれ一人で葛藤してばかりだから みんな不器用でずるくてもどかしい。 本心を隠して上辺だけの平和を保とうとするから どうにもいかなくなる。 共感できるところはあまりなかったけど 結末をうやむやにされなくて良かった。

    1
    投稿日: 2024.12.17
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    人の心の奥底の感情って難しいよなぁ 確実にみんなあるし それがこの小説にもでてきて でも、こんなふうに気持ちを露わにできる人の方が少ないのかなって思った 片想いで終わった時の気持ちを引っ掻かれたような

    2
    投稿日: 2024.10.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ありきたりな展開のようでここまで繊細に登場人物の言い表せないドロドロとした感情を鮮明に写している作家さんだなあとしみじみ。 窪さんの作品を読むのは初めてだったので、どんな展開が待ち受けているのか予想ができずとても面白かった。 登場人物のキャラ設定が実際に存在する人物と言っても過言ではないくらいに的を得ている気がする。 私はとても共感できた。 自分のことを女性だと認識している私は、主人公のような欲に駆られることがあるのだろうか。あそこまで思い切った行動をできるのだろうか。妄想を現実にすることは恐怖も伴うのだと知った。 自分が一緒にいて幸せな人はやはり一緒にいて笑顔になれる人なのだろうか。自問自答してたことに対しての一つの答えをくれた気がする。

    1
    投稿日: 2024.10.15
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    読みやすくてさくさく読んだわりには特に感想がなくて何を書こうか悩んでしまった。 この3人、あんまり好きじゃなくて。 えーーー!とツッコミたくなる場面が所々あり、そこがいまひとつのめりこめなかった理由だと思う。 でも幸せになりそうな感じで終わったので安心した。

    2
    投稿日: 2024.10.01
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    登場人物それぞれが少しずつ歪で 少しずつ影響しあってて 主人公は無自覚のうちにコントロールされていた恋人に違和感を感じるようになり どうするんだろって先が気になって読み進めて でもみんな歪だからすんなり解決されるわけでもなく。 結局、あぁ何事もなかったようにそこに落ち着いたんだなって肩透かしのようなラストだった。 思うようにいかない現実世界みたいだなぁ。 なんというか読了後は気が抜けてその場でたたずんでしまうような気持ちになった作品でした。

    1
    投稿日: 2024.09.20
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    出来事そのものはあくまでもフィクションの範囲で自分の身の回りでは聞かないような話ばかり(だし、端からみれば結構トンチキな背景だろうし)でしたが、登場人物の考えていることがしっくりとなじむ、なじみすぎる。 アスリートでいうところのゾーン状態と同じように、自分の気持ちや考え方なんてごくごく限定的な条件で成り立っているもので、それは例えば自分の仕事や体調であったり、周囲の人にも同じように何かしらの変化があったときにそのことをどう認識するかであったり、とにかく自分も他人も移ろい行くなかで、莫大な数の変数(しかもそれぞれ独立してないし)によって刹那的に出力されているものなんじゃないか、その出力結果って簡単に更新されるものなんだから、そんなに大事にしなくてもいいんじゃないか、と思うときがあります。 それでも登場人物たちのように、周囲のことも自分のことも考慮して、出来るだけの幸福を願い判断し続けること、考え続けること、自分の気持ちに折り合いをつけられないところはすごく生き生きとしているように見えるし、その結果事態が好転しなかったとてだれがそれを責められるんだろうか、と思ってしまうし、彼ら彼女らの弱さには同調もできてしまう。 クリープハイプの尾崎さんが書く解説のなかの、「どんなに繋がっていても相手を疑ってしまう瞬間がある。繋がっていることすら信じられなくなってしまうとき、信頼が甘えに形を変えて裏切りや憎しみに取り囲まれるとき、どうしても楽をして孤独に逃げてしまう。」という一節。 すごく分かるけれど、結局また戻ってきちゃうんだろうな。 タイトルが目を引いたから、という理由だけで買って、初めてこの方の文章を読んだのですが凄まじくよかった。個人的に大当たり、これがあるから書店でのタイトル買いは止められないですねー。

    2
    投稿日: 2024.07.31
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    1回目読んだ時、みひろって突拍子もない女だなと思ったけど、 ホルモンバランスで人格変わった感じとか経験してるとなんかそうだよね、、ってなった。 生々しく感じるけど、純愛ぽい要素もあってファンタジーだなって思う。

    1
    投稿日: 2024.07.26
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    タイプの異なる兄弟から、愛され、兄を選ぶも、自分の気持ちが変化していく。小学校から大人になるまで、色々なことをへてつかんでいく幸せ。 これって純愛だよね。 と、思わせる作品でした。

    2
    投稿日: 2024.07.25
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    同じ商店街で育った兄弟と女の子、3人の視点から語られていく。それぞれがそれぞれの経験をし、想像と思い込みをし、そしてお互い完全にわかり合うことは決してない。物語の途中で出てくる「誰にも遠慮はいらないの。なんでも言葉にして伝えないと。どんな小さなことでも。幸せが逃げてしまうよ。」という言葉は繰り返され、わかりやすくキーフレーズだ。だけど生きる上でほんとに大事なことだなあと納得させてくれる物語だった。

    1
    投稿日: 2024.07.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    早川みひろ 保育園で働いている。0歳児クラスを受け持つ。実家は文房具店。 滝川 同じ保育園で働いている。四十三歳。長い不妊治療を経て一昨年出産した。 池内圭祐 みひろと同棲している。実家はコンビニエンスストア。SEとして働いている。 佳也子ちゃんパパ みひろが受け持つクラスに一番でやってくる。アパレルメーカーに勤めている。 棚橋 保育園で同じクラスを受け持つ先生。 みひろの父 商店街で文房具店を営んでいる。 みひろの母 ごく些細な雰囲気の変化に妙にくわしくチェックを入れる。みひろが中学に入った年、「好きな人ができました」と姿を消した。 裕太 圭祐の弟。不動産屋で働いている。みひろと同級生。 立花 二歳児クラスを担当する後輩保育士。 三浦 二歳児クラス担当。 健司 商店街の米屋の息子。 吉田 カメラ屋。 順次 商店街の果物屋。 まさこ 煙草屋のカウンターにいる猫。 小笠原 息子のショウと二人で住める部屋を探しに来た。 沙也加 健司の彼女。 マリア 圭祐の父の浮気相手。 沙羅子 マリアの娘。 園長 保育園の園長。アンパンマンと陰口を叩かれる。園の先生たちのプライベートにぐいぐい突っ込んでくるタイプ。 里沙 裕太の彼女、医療機器メーカーに勤めている。 ここあちゃんのおとうさん シングルファーザー。 水野 隣町の大家。 川島 水野が大家のマンションを借りている。 内浦 圭祐の転勤先の上司。 峰岸 圭祐より半年前に転勤してきた。 ミミ 風俗嬢。

    1
    投稿日: 2024.07.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    みんなが幸せハッピー!で終わる話が大好き。 だって現実にはそんなこと絶対無いから。 それを突きつけられる読後感。 登場人物みんな間違いを犯しまくり。 逆説的に間違いを犯さない人なんていないということに気付かせてくれる。誰かを傷つけても傷ついても、一人ひとりの物語は終わらないわけで。兄弟が出てくる物語では、何故か兄に肩入れしてしまう私。その兄が意外すぎる着地点で驚いた。予想もできないことが起こり続ける人生。過去と痛みは消えないけど、それでも人肌を求めてしまう本能に感謝しながら。誰かに許され誰かを許しながら生きていくことを余韻の中で味わいました。 大人の恋愛漫画を読み終えた気分。おもしろかった!!!

    2
    投稿日: 2024.02.26
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    性欲とは、処理しなくてはいけないもの、コントロールできるべきもの、あたり前のようにその不完全さを愛情で補完できるはずのもの。そういうふうに捉えてしまうが、その実、どうしようもなく「なすすべもない」もので、愛情だとか思い遣りだとかそういった感情とリンクさせて理屈で考えようとすればするほど、自分の欲望と感情との不一致に悩まされてしまう。 性欲に突き動かされて形振り構わず行動するのは、インラン、と軽蔑されるようなことかもしれないが、その必死さ、褒められた欲ではないからこその葛藤や罪悪感にも少し理解できるところはあると感じた。 「やめるときも、すこやかなるときも」を読んだ時にも感じたけど、登場人物が軽く恋に落ちる。どうしてこの人に惹かれたんだ?と若干引っかかる部分もありつつ、まあ現実もこんなもんかと。

    9
    投稿日: 2024.02.15
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    同じ一人の女性を好きになってしまった兄弟。 他の登場人物も含めて、人を好きになるってことに少し考えたり。 アーケードの商店街、幼なじみ、、。 温かい気持ちになれた小説でした。

    2
    投稿日: 2024.01.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ・お兄ちゃんはお兄ちゃんで大変だったんだな ・作者はこの小説の舞台となるマイルドヤンキー的地方都市で暮らしたことがあるのではないかと感じさせるほどのリアリティ.作家ってすごい.

    3
    投稿日: 2024.01.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    久しぶりの読書。 初、窪美澄著。読了。 東京の商店街の中で暮らす、圭ちゃん、裕太兄弟と、裕太の同級生みひろ、の3人を軸に、二つの両親、同級生、商店街という、村思想コミュニティーの中で繰り広げられる恋愛模様。 章ごとに、語り手が変わっていく(主人公が変わっていく)物語りは読み進めやすく、それぞれの立場や目線から描かれる世界にとてもリアリティーがあった。 たったふたりしか経験のないみひろが、これからもずっと村の住人に「いんらんおんな」という目で見られ、 裕太も、「兄貴から女を寝取った弟」と言われ続ける商店街で、子供に浴びせられる言葉を考えると、 その中で子育てしていく、そんな精神力あるのか? それならいっそ、東京なら尚更、隣の区に移り住んだら、どれだけ健やかに暮らせるだろうに。 と、思ってしまう。 でもきっと、みひろと裕太はそれをしない。 圭ちゃんも、圭ちゃん。 プライドが高いED男よ、ホントにそれでよかったのか? ハッピーでも、バッドでも、 続きが読みたい一作。

    1
    投稿日: 2023.11.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    凄く良かった。 主人公が章ごとに変わるので分かりやすかった。 心と身体は切っても切り離せない関係であり、好きには理由は要らないが愛には理由が必要だとも教えられた。 人に良いように見られたいお兄ちゃんの事を嫌う人も居るだろうが、ダメだよ。と言ってくれる人が此れ迄居なかったのだから仕方がない。 其々が自身の罪に向き合い成長していく姿は心地よかった。 お兄ちゃんは、最後まで自分の欠点に気づかずに中学生の時に愛した女性の名前と其の店の名前を思い出さなかったのは悲しいことだ。 登場人物の内面ご的確に描写されていて良かった。此の作者が書かれている他の作品も読みたいと思った。 勧善懲悪と言うわけではないので、苦手な人は出てくるかもしれない。 しかし、己の罪と向き合って幸せに生きていくことは素晴らしいということに気づかされる物語だ。

    1
    投稿日: 2023.11.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    同じ商店街の中で育った圭佑•裕太の兄弟とみひろ。3人が交互に主人公となる短編が繋がって一つの話になっていた。圭佑と裕太の父親は不倫を繰り返して家庭不和になる。みひろの母親は浮気相手と家出したかと思ったら3年後にちゃっかり戻ってくる。狭い商店街の中でそれぞれが親の異性問題で悩まされたことが自身の人生にも大きく影響する。そのトラウマも影響し圭佑とみひろは別れてしまう。双方が大きく傷ついてしまったが、みひろは裕太と、圭佑は京子と幸せになれそうな終わり方で良かった。

    1
    投稿日: 2023.11.06
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    自分のことじゃないのに痛いくらい気持ちはよくわかるからすごい。自分の周りにいる人たちともっとちゃんと向き合っていこうと思った

    1
    投稿日: 2023.11.01
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    一人の女性を好きになってしまったきょうだいのお話。大人の恋愛でやはり体の関係は切っても切れないものだ。相手と自分と切実に向き合うことになるのかもしれない。心と体はつながっているから。

    4
    投稿日: 2023.10.27
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    みひろと圭祐と裕太。みんな良いやつとは違う、どちらかといえば好きになれないキャラだが、何故か物語に引き込まれて、さっさと読了。多分これが、人間というものなんだろう。 あまり気持ち良い展開ではないが、最後は再生に向かったようで良かった良かった。

    2
    投稿日: 2023.10.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    大人3人の恋愛のお話。あっという間に読んでしまった。そして読み終わってからも、あの人の何がいけなかったのか、どうしたら上手くいってたのかな、とか色々考えてしまった。 同じ商店街で生まれ育った圭祐と裕太の兄弟とみひろ。設定は少女漫画にありそうだけど、この物語はそんな爽やかなものじゃなくて、人間のずるいところや汚い部分もたくさん出てる。こういうタイプのお話って、最終的に誰もくっつかないことが定番だと思っていたので予想外の展開に驚いた。個人的には裕太を応援してたので嬉しいけど、圭祐の苦しさも想像しきれない。 単に組み合わせが悪かったのかな。自分の思いをちゃんと伝えていたとしても、それでも上手くいかない場合ってあるしね。3人それぞれの目線でお話が進むので、他の視点からは見えないそれぞれの抱えるトラウマや苦悩が理解できて、すごく苦しかったけどどんどん読んでしまう。 尾崎世界観さんの解説を読むといろんな才能があるって羨ましい、、と思ってしまった。「みひろと圭祐と裕太の言葉は自分の奥底に押し込めたものによく似ている」という言葉に心の中で頷きました。

    5
    投稿日: 2023.10.06
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    同じ商店街で幼なじみとして育ったみひろと、圭祐、裕太の兄弟。 同棲している圭祐とのセックスレスで悩むみひろ。 みひろの気持ちを繋ぎ止めようとEDの治療を始める圭祐。上手くいっていない2人に感づき みひろへの想いが抑えきれなくなっていく裕太。 これはあれですね。 アルコール飲みながら 女友達と何時間も語れるあれですね。 心と体は必ずしも同じ反応をするのか どこからが浮気なのか 男女の友情はあるのか 理性を失うような場面に遭遇した時 ブレーキをかけられるのか あの時 誓った愛は永遠に続くのか… 100人に聞いたら 100通りの答えがあるだろうし、正解なんてないし 浮気されたことがあるか、したことがあるか。これによっても 登場人物の誰に共感できるか違ってくるし。 わたしアルコール飲めないけど 語れると思う。 窪美澄さん やっぱり面白くて読みやすくて好きです。文章かな?設定かな? 内容は不妊治療や不倫やなんだけど少女マンガを読んでいるような感覚で サクッと読み終えました。 そうだ!優等生でイケメンメガネ男子の圭祐と、自由奔放でカワイイ系イケメン男子の裕太の2人から好かれているみひろって…少女マンガみたいな設定じゃん。うらやま ( *¯ ³¯*)笑 そして不憫すぎる圭祐に幸あれ!!! それにしても この商店街の人達 みんな浮気しすぎ笑

    24
    投稿日: 2023.09.02
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     相手を好きだという気持ちだけではどうにもならないと気づいたとき、その要因によって相手を好きでなくなる日が来てしまうかもしれない。女のこころだって揺れやすい、窪美澄先生の小説が好きになった。

    0
    投稿日: 2023.08.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    窪さんのふがいない〜……は好きなのですが、 この話は生理的に受け付けない部分が多くて読むのが苦しかったです。しかし最後の結末には心が救われました。 恋愛するとIQが下がるらしいけど、みひろと裕太があんな狭い商店街という世界で生きていながらも本能のまま結ばれたのは、正直素直に祝福できませんでした……。 裕太はみひろへの気持ちが残ってるなら、なんでリサさんと結婚しようとした?ショウくんのお父さんになろうとした? みひろも、レスの苦しさがあるといえども性欲を抑えられずに裕太に会いに行った時点からすごく嫌でした。この女のどこがいいんやろ……??と思いながら、でも商店街で昔から一緒に育ってきたら惚れるよなあ……はあ……と終始呆れてイライラしながら読んでいました。小説を読んでいてこんなにも感情が掻き乱されたのは初めてです。 裕太が圭佑に子供ができたと報告してきた時土下座なんてしてほしくなかったし、ごめんなんて謝ってほしくなかった。そんな風に悪いと思ってんならみひろと結婚なんてするなよ、圭佑に失礼だろ、と怒りが湧いてきた。でもそんな二人に「おめでとう」と言えた圭佑は大人だった。そして「おめでとう」と思えない(二人を許せない)私はまだ子どもなのかなとも思ってしまった。 最後の章で空っぽになってしまった圭佑の姿を追うのはとても辛かったけれど、圭佑はどんなに辛くても孤独でも生きて、京子という、おそらくみひろよりも圭佑のことを受け入れて大切にしてくれる女性に巡り合うことができた。「ちんちん治ったん?」と軽く聞いてくれることが、圭佑にとってどれだけ救いになるだろうかと思った。だから最後の最後で涙が出そうになった。 とんでもない話だったな……と思いつつ、現実は小説より奇なりというから、実際に兄弟で同じ女性を好きになってしまうことはあると思うし、こういうことって現実のどこかで起こっているはずだから勉強になりました。 圭佑、幸せになってね……!

    6
    投稿日: 2023.08.13
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    面白かった〜 リアルなドラマ観てるような感覚でサクサク読み進めました! 商店街の独特な空気感とか家族感とかもリアルに伝わってくるし、3人の心情もリアルだった。 面白くて3日で読了!やっぱり窪美澄さんの作品、好きだなーと思いました!

    2
    投稿日: 2023.08.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ふがいない~を読んでから気になるなあと思って買ってた積読のうちの一冊。 幼なじみや新しく出会った人の中でぐるぐると関係が変わっていくのが印象的なお話。個人的に圭祐がみひろに水をかけた時ヤゴの水かと思って怯えながら読みました。笑 もちろん違った。 クシャリの音もヤゴかと思った。 もちろん違った笑 最初から裕太とくっついてればよかったけれど、そういうのって気づかないもんなんだよなあとしみじみ。ふがいない~と比べると衝撃的な事は無かったけらど、読んで損はないなと。

    2
    投稿日: 2023.07.20
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    恋愛なんてしない方が身のためだと心の底から思うのに、その何にも変えられない甘さを知っているからやめられないのだ。この作品において「ふくらみ」とは、性欲、不安、好意、妊娠、性器そのもの、疑惑…様々なことに当てはまる。夜を中心に進んで行く物語、じっとり蒸し暑い6月にぴったりであった。

    3
    投稿日: 2023.07.07
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    かなり前に読んだから誰が言ってたのか覚えてないけど「誰にも遠慮はいらないの。幸せが逃げてしまうよ」って言葉がずっと頭に残ってて、それが人生の指針になっちゃってる気がする、良くも悪くも

    2
    投稿日: 2023.06.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ある商店街で暮らす人たちにはその人の数だけストーリーがある。 1つの事実に対しても人の数だけ見方がある。 どんだけ近しい相手でも言えない、人間のうちに秘める思いが暴露されるような感覚。 人に隠している自分の嫌な部分が吐露するようで、終始胸に使えるものがあるが、読み終わると謎の爽快感。 ミヒロは幼馴染だった圭祐と婚約している身とありながら、圭祐の弟である裕太と浮気をする。結局、圭祐と別れ、裕太と結婚。 この話だけ聞くとドロドロ悪女の話かと思うが、読む進めるとミヒロの気持ちも分かるような、これで良かったのではと思えるから不思議。

    1
    投稿日: 2023.06.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    何年も前に買って積読してた本。当時あんまり本を読まなかった私がなぜこれを買ったのかは不明。 内容は読みやすくやすくするする話は入ってきた。 みひろのセックスレスへの悩みに対しては理解出来るし、それで弟の裕太の所に行くのも理解は出来るがみひろから裕太の事が結婚するほど好きというのかあまり感じられない。この兄弟の母親は勝手に結婚の話を進めたりしてたりするような親なのに、今度は弟と結婚しますってなっても何も言わないのがすごいと思った。 最後、圭ちゃんが京子と付き合うのはドラマとかでみんなハッピーエンドみたいな感じで誰かとくっつくみたいな無理やり感を感じた。 最後はみひろと裕太の話がもうちょっと欲しかったなとは思ったけど、そこは小説ならではの想像でいいのかもしれない。 解説が尾崎世界観だったのはよかった。

    2
    投稿日: 2023.05.15
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    軽い気持ちで読み始めたが、一週間後、想像以上の重たい内容に苦しみながら読了。 人間の嫌な部分、世の中の背けられない部分を正面から見つめ直させられた。

    3
    投稿日: 2023.04.26
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    少しやりすぎ感は否めないが 親子、夫婦、きょうだい、家族、男女 みたいな繋がりとそこに必要な想像力 尾崎世界観による解説も込みでいい小説だった

    2
    投稿日: 2023.03.21
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    男女の関係において、性欲がどれくらい大事なのかを考えさせられました。もちろん個人差はあるのでしょうが、人並にないと自分に自信がもてないのかなぁと思いました。ただ、特に男性にとって、EDなどの病気と向き合うことはとても勇気のいることだと感じます。圭佑の今後の人生を応援したいです!

    3
    投稿日: 2023.03.12
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    救われる人、救われない人、悲喜交々で、どう決着するのか気になって読み切った。 ささやかに恋が花開いた瞬間とか凄く良い。

    2
    投稿日: 2023.03.04
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    窪美澄の文章からしか得られない、 この柔らかくてぐしゃぐしゃで息が詰まる感情…。 本当に登場人物全員価値観の違いで、 共感はできなくてそういう恋愛小説って どうしても読めないんだけど窪美澄だけは好き。 価値観ぶっ壊してくれ………

    2
    投稿日: 2023.02.14
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    一言では表せない小説。 ちゃんと思ったことを伝えること そうじゃないと大事なこと失うよという言葉がささった 簡単なようで1番できないこと。 みひろと圭佑もそれができてたら運命は変わってたかも 個人的にみひろがあんまり好きになれなかった 以前学生時代に読んだ時にはもっとグッと来るものがあったけど、今読むと綺麗事だなと感じてしまうことがあった

    0
    投稿日: 2023.02.13
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    朔が満ちる がなかなか読み応えがあり、同作者のこちらを読みました。 内容は概要の通りですが、狭い世界での身内の三角関係に近いストーリーで、かつ深い理由もない浮気・不倫は辟易しました。 このストーリーに持って行くなら、そこに至る必然性や蓋然性が欲しいなと思いました。 恋愛話に乗れなくなったのは自身が歳を重ねたからなのかな…

    1
    投稿日: 2023.02.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本の帯に西加奈子さんの名前があったので買ってみました。「よるのふくらみ」っていうタイトルにもなんとなくひかれたし。 率直に言うと、私はそんなに…でした。 「女性の性欲」もあんまりないようでよくあるし、兄弟で一人の女性を取り合うのもよくあるし、しっかり者の兄(カッコいいけどなんか硬い)とお調子者の弟(ドキドキしないけど素でいられる)というのもよくあるし。かといって「おおすごい」という文章もあまり無かったし。 自分の息子同士が近所の女の子を取り合って、一度兄と子供作って流産までしたのに、今度弟の方と結婚、子供を作ったっていうのに素直に喜んでいる母親もどうかと思うし、当の兄弟と女の子もどうかと思うし。もちろんそれが設定として駄目とは思わないんです。でも結構えげつないので、もっとえげつなく描写してほしかです。もっとその流れが納得するくらいエログロに。兄の方とセックスできないからといって、わざわざ弟を選んでしまう程に女の子は弟に狂っているようには見えませんでした。なんか成人向け漫画(エロじゃなくて)とかドラマとかでいいような気がしてしまう。

    5
    投稿日: 2023.01.09
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    過去の色んな嫌なこと煩わしいことも、結局は今自分が幸せであればどうだって良くなるんじゃないかなと思えた。そして欲望のままに素直に生きることもなんか悪くない気がした。

    0
    投稿日: 2022.11.21
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    いつも、 他人という人間に左右される人生なんてクソだ。 と自分に言い聞かせるように、口癖のように言っている。 なのに、いつだって振り返ると他人に左右されて感情が揺さぶられて、その度に立ち止まって悩んで泣いて、また歩き出そうとする。 恋愛なんて、なくても生きていける。 結婚なんて、しなくても生きていける。 子供なんて、作らなくても生きていける。 私だけでも、生きていける。 生きていけるんだけど。 そうやって生きていても幸せは日常にあるんだけど。 不意にどこか満たされないような、自分だけが取り残されてるような感覚に陥る。 そして、この気持ちを反芻させながら街中で歩く男女の姿を薄目で眺めていたりする。 この小説を読んで、少し吐きそうになった。 登場人物は皆が皆と言って良い程、性だとか愛だとかに囚われていたから。 でも、吐きそうになった気持ちとは裏腹に、どこか腑に落ちたような感覚もあった。 他人に左右される人生はクソだ。だけど、愛に触れられない人生はそうじゃない人生よりもっと淡白だ。 人は簡単に離れていくし、そこにあった愛は急に跡形もなく消えてしまったりする。 それでも私たちは、愛があるからこんなに人間らしくいられて。 愛があるから、体の芯の方から温かくなる。 そんな事をふわっと、考えるような物語でした。

    1
    投稿日: 2022.11.12
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    相変わらず、複数視点、そして男性の心象風景描写がとにかくうまい。感情を言葉にすることの重要性を感じる。

    1
    投稿日: 2022.10.17
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    兄弟の母親の気持ちで読んだら、とてもじゃないけど受け入れられない。 みひろのこと、好きにはなれないと思った。

    0
    投稿日: 2022.10.11
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    時系列でばらばらな連作物。過去の場面が前段に語られた背景となることもあるが構成としてはいい、うまいと感じる。幼なじみ、兄弟、親子。近しいが故に息苦しいほどどろっとした関係でも憎んでも許すことができる。ほっとする一時。2022.10.1

    1
    投稿日: 2022.10.01
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    基本的には男性はセックスへの欲望が強いため、その欲望を満たすために衝動的になってしまうことも少なくない。 その中で、セックスができないということは、1つの強い欲望がないということだから「ある意味生きやすいのでは?」なんてことを考えてたが、恋愛関係になった時にセックスができなかったら最も大きな愛情表現ができないということにもなる。 圭ちゃんの立場になったらきっと辛いだろうなと思った。

    1
    投稿日: 2022.09.27
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    ノンフィクションであっても、ここまで現実にあることを、現実に近い言葉や表現で描いている作品は少ないと思います。 商店街で生まれ育った「みひろ」と「圭祐」、「裕太」兄弟の三角関係のお話。 最初の章はみひろの視点で話が進み、残りの章は、圭祐と裕太、交互の視点で描かれていきます。 品行方正で、清く正しく美しい人生なんて、ない。じゃあ、この感じってどう表現すればいい?人には言えない、何となく後ろめたい、この感じ。 その答えが、この作品の中に書いてありました。 「だらしなさ」。 だらしなく許すこと。 特に、人を好きになってしまうと誰もがやってしまう、この行為。 それを、とても上手に描いた作品です。 ちゃんとするとか、はっきりするとか、それはいつからだとか、そういうキレイな線引きができない、だらしなさが読了後、肌に貼り付く感覚のする、大変魅力的な一冊です。 2014年32冊目。

    2
    投稿日: 2022.09.21
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    よるのふくらみ 窪美澄さん。 直木賞受賞したので、 作品を読んでみようと、借りてきた。 前に読んだことあった。

    3
    投稿日: 2022.08.04
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    近い距離、性の問題、事情を抱える人たち。 重くて息苦しい印象だったなぁと思う。 読後消化しきれない気持ちが残ったものの、若いということは自分の幸せを求めるため貪欲に進んでいいのだと、希望の見えるラストでそう感じられた。三人の視点から描かれる各章。どれもそれぞれの言い分、捉える世界の違い、抑えられない感情があるという巧みな心理描写が響く。正直なところ、みひろの気持ちがどこにあるのか段々わからなくなってきた。しかし、実際その人の立場にならないとわからないだろう。自分自身さえ切羽詰まると何を欲しているのか迷うことがあるだろうから。 控えられがちな女性側からの性に真正面から向き合った作品だと思う。ストーリーはドラマを見ているような展開だった。キャストを思い浮かべながら。 個人的には、裕太と里沙、ショウが海へ出かけたシーンが無性にやるせなくて好き。 気持ちと身体はいつも一体ではなく、些細なズレで関係性が崩れてしまったり。目の前の人に飛び込めばいいのに抱えきれない大人の事情があったりで、うまくはいかない。本能的な欲求にパートナーが答えることができないとしたら、という重いテーマを突き付けられたようだった。「誰も傷つけずに生きていくのは難しい」この一文が残って仕方ない。 この本を読んでいるとき、窪美澄さん、直木賞受賞を知りました。おめでとうございます!

    35
    投稿日: 2022.07.26
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    直木賞をとられたということで、読んでみた作家さん。 あの子と別れたからこっちとくっつきます、めでたしめでたし、みたいな一筋縄ときれいごとだけではいかない大人の恋愛、と、恋愛未満と、恋愛を通り過ぎちゃったもの。家族の業の深さを感じた。 登場人物が全員クズだった。だから、人間らしいなとも思った。でも、クズだった。誰一人、良い人がいなかった。 そんなものか。

    3
    投稿日: 2022.07.24
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    みひろにも、圭ちゃんにも、裕太にも感情移入できちゃう作品。 表向きと裏の顔 自分の知らないところで自分として認識されてる自分 噂を知りたがる人、言いたがる人 とにかく、相手のことを知ってから行動したい。

    3
    投稿日: 2022.05.22
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    人間、本気の感情を激しくぶつけ合うことは中々ない。きっと頑張っても7割程度の感情交換で生きている。でも人は人と繋がっていたいし、繋がっていなくてはいけない。足りない3割程度の感情から生まれる物語なのかな。

    1
    投稿日: 2022.05.11
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    今では、少し寂れた商店街で、みひろ、圭佑・裕太兄弟は幼なじみとして育つ。その地域の濃密なネットワークの中で成長する。 兄圭佑は、みひろと結婚を見据えて同居を始める。 弟裕太は、自分の気持ちを抑えながら見守る。 それほど目新しい設定ではないのだけど、章ごとに、三人の目線から語りを変えていく。折り合えない身体と気持ちのすれ違いが生々しく描かれる。 変化する文章がそれぞれへの感情移入に心地よい。 自分にさえ掴めきれない本当の気持ちに正直になろうとする。それを許したいと願い、許されたいと思う。 シビアな内容をそんな事もあるよねって読ませてしまう感覚。

    28
    投稿日: 2022.04.15
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    結婚の理想と現実、既婚者のリアル 誰もが持っているであろう心にカギをかけてる 言えない思い。 などなどが、これでもかってくらい読みやすかったり目を伏せたくなっちゃうような表現だったりで書かれているお話し。 結婚したいからこうしなくちゃ とか、結婚したからこうあるべきとかもちろんそれぞれあるとは思うけど… もっと気楽にやって行けたらいいのになって 思いませんか? 個人的には、やさしくてだらしなく人を許す里沙さんが好き!

    1
    投稿日: 2022.02.10
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    すごく不幸かと言われればそうでもないけれど、幸せでもない。3人の視点で書かれる話がそれぞれ切なく、静かに激しく悩む姿、すれ違う思いにやるせなさを感じる場面もありました。 「ふがいない僕は…」の描写はなかなか強烈でしたが、本作はそれほどではないので、苦手意識がある方にも読んでみて欲しいなと思います。

    0
    投稿日: 2022.01.22
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    忘れられない、断ち切れない感情。 最後の圭祐とミミの話がよかったな。 かわいい。 誰にも遠慮はいらないの。なんでも言葉にして伝えないと。

    3
    投稿日: 2022.01.07
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    2021/12/29 圭祐と弟の裕太、幼なじみのみひろの三人の関係をめぐるそれぞれの視点からの恋模様?愛模様?を描いた何だか濃い作品。 三角関係っていうのはやっぱり良いことがないなと思う反面、読後感が決して爽やかな感じではないのだけれど、不思議と解放感はあるような…、男女の恋愛観に関する表面だけじゃなくて、その奥底に抱える深層心理みたいなより深い気持ちの部分までの描写が細かく、読んでいて段々と引き込まれていく感じがします。 大人の愛って、ただ好き!ってだけじゃなくて色々と考えなきゃいけないこととか、考えざるを得ないこととかたくさんあるんだなと思いました。

    2
    投稿日: 2021.12.29
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    窪美澄のよるのふくらみを読みました。 いきなり基礎体温を測るのと、女は生理と生理の間で欲情すると言う内容でちょっとびっくりしました。

    0
    投稿日: 2021.12.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本を選ぶ時、一番最初に1ページ目を開くのではなく解説に目を通す。この本の解説者がクリープハイプの尾崎世界観であったので買ってしまった。 3人の視点からそれぞれのことが赤裸々に語られていて共感する箇所も多く、とても面白かった。 「誰にも遠慮はいらないの、なんでも言葉にして伝えないと。どんな小さなことでも。幸せが逃げてしまうよ」 ちゃんと伝えなきゃ、と思った。そう思っただけで、まだ伝えるのが怖い自分は弱いとも思った。 男女、兄弟、夫婦、家族と、それぞれのカテゴリーの中で起こる様々なことには必ず「許し」があると感じた。この前、大学の授業で「赦し」について学んだからだろうか。みひろの母親は他の男と暮らすために急に家を出て3年後に戻ってくるが、父親は何も言わずに彼女の母親を許す。結局、そのようにさせた自分自身にも何らかの要因があると彼なりに考えていたのだろう。彼女許すことが自分への許しに繋がる。最後の圭祐もまた同じだ。弟の裕太とみひろの子供が出来たことに対し、しっかりと向き合い「おめでとう」と言うことが裕太とみひろへの許しであり、そして自分も許せることに繋がった。 めちゃくちゃよかった、昨日買って今日の朝読み終えてしまった。

    1
    投稿日: 2021.12.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    P39 自分のなかに芽生えつつあるものが、恋なのか、それとも性欲なのか、私には判別できなかった P102 なんでも言葉にして伝えないと。幸せが逃げてしまうよ。 P227 やさしくて、そして、だらしなく人を許す。 P249 一人になりたくてこの町に来たのに、ほんとうに自分はひとりなんだあ、ということを思い知らされると、これから先、一筋の光も射さないトンネルの中をただ進んでいくだけの人生が続いていくようなきがした。 窪美澄ワールド全開の悲しくも愛おしい物語。 1人を愛することは僕たちが思う何倍も難しいことなのかもしれない。 1番簡単な愛の伝え方はセックスなのか?? 色んな思いが複雑に絡み合った。 ただ、圭ちゃんがただただ可哀想に思えた。

    1
    投稿日: 2021.12.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最終的にいろんなところが丸くおさまり過ぎている感があって、今の心情にはうまくはまらなかったけど、文章としてはとても好きだった。 もう一回読みたいなという気持ちもあるけど、空気感の描写がよすぎて、やご周辺の描写がキツすぎたのでたぶんもう二度と読まない笑。

    0
    投稿日: 2021.12.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    みひろ、兄弟の圭祐、裕太の3人の物語 みひろは圭祐と婚約していたけれど別れ、裕太と結婚する 3人のそれぞれの視点での思いが書かれているし人間の複雑な所が赤裸々に書かれていて面白かった 私もみひろの立場なら絶対裕太を選ぶな…

    1
    投稿日: 2021.09.21
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    めちゃくちゃリアルな感じ。みひろの気持ちもすごくわかる、3人がひたすら切ない窪さんの書く小説は人間の奥底を赤裸々に書いていて読んでいると何かしら共感するところが絶対誰にでもあると思う。

    1
    投稿日: 2021.09.19
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    一緒に生きていくとき、その時に考えたこと、考えること、がある意味赤裸々に描かれています。 みひろちゃんは正直でかわいい。 最初の第一印象からきまっていたのではないかな。 お兄ちゃんと、弟と。 学生の頃に読んだタッチ。 南ちゃんの気持ちは第一印象で決まっていました。 誰もが選ぶであろうとおもったひとは違っていたのです。 結果として自分が選んだ道は正しかったし、それで幸せになっただろうな、間違っていなかっただろうな、と思わせてくれます。 みひろちゃん、よかったね。 お兄ちゃんも、弟さんも。

    16
    投稿日: 2021.09.16
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    保育士のみひろと、みひろと幼馴染の裕太、裕太の兄の圭介。その三人が織り成す物語です。 三人それぞれの視点から描かれることによって物語全体が立体的になり深みが増しています。 また、様々な角度から見て、感じることができます。 一冊の本で色々な楽しみ方ができる、とても「おいしい」作品です。

    1
    投稿日: 2021.09.16
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    正直にすごくリアルな物語で、自分のことを写し出しているような気分にもなって、曇りがちが気分にもなった。 何気なく生きているなかでも、人生を左右するような他人からの助言がさりげなく存在していて、それに気付くか気付かないか。 おもしろかったです。

    0
    投稿日: 2021.09.03
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    人間の良くない心の動きが、"仕方のないこと"として捉えざるを得ないように描かれているのが好きです。人間の奥の方にある"人間味の部分"の心の動きが丁寧に描かれている気がします。

    0
    投稿日: 2021.08.10
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    幼なじみ3人の人間模様を「性」を通して描く。 誰かと繋がっていたくなる、温もりを求めたくなるような作品。独り身のときに読むと人肌恋しくなる。泣けてきた。圭ちゃんと自分を重ねてしまう。 最後の余韻も好き。 終始、アニメを見ているように映像が頭に浮かんできた。セリフや情景描写がリアルで好き。

    0
    投稿日: 2021.08.09
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    幼馴染3人、それぞれの視点から描かれる恋愛小説。数ページ読んだだけで、主人公の感情が痛いほど伝わってきて苦しくなりました。 人間はどうしようもなくずるい。でもそれを許してもいいんだと、救われた想いになりました。

    0
    投稿日: 2021.07.03
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    兄貴が圭ちゃんって名前で、ダメダメで報われないまま終わったから、幸せになってほしいなあ〜って思った。

    1
    投稿日: 2021.07.03
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    読みやすい。 最初はテンポよくて、やっぱり窪さんはおもしろいなーとワクワクしながら読んだんだけど、「ふがいない僕は~」が良かったから、ハードル上がったのか、思ったより普通の終わり方だった。 でも、弟の方に行ってしまう気持ち充分理解できる。っていうか羨ましい。 現実だったらかなり厳しいと思うけど。 お兄ちゃん可哀想だけど、しょうがない気もする。

    7
    投稿日: 2021.06.19
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    『よるのふくらみ』読了。 人間、みんな勝手だな〜って思いながら読んだわ笑 二人の兄弟が幼馴染を好きになってからの展開があまりにもスケールでかかったな…救いのない終わり方だけど潔い感じ。 抑制しようとするから理性ぶっ飛ぶんだよ笑。その反動がこの小説の原動力といっても過言ではないくらい。 悩みに悩んで気持ちを抑えたり、諦めたり。人間らしい描写がすごく生々しくてものすごくわかるーって思った。全員に感情移入してしまうくらい。 感情に嘘をつけない。もしかしたら人を傷つけているかもしれないが、例え理性で抑えたとしても、どこかで分かるから。 なんか不器用で愛おしく感じるわ… 個人的には最後の章がすごく好き。ボロボロに傷ついた圭ちゃん。逃げるように大阪へ行くんだけど、そこで出会った京子が分け隔てなく圭ちゃんに寄り添う姿がよかった。一番可哀想だったから、圭ちゃんが。(そしてみひろクソオンナ…って思った) 2021.6.16(1回目)

    3
    投稿日: 2021.06.16
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    あーー人間ってホント面倒な生き物だよなーーー 体裁を装っていてもみんな内にざわざわしたものを秘めている。 そんな登場人物たちのダメさがリアルだった。 この人たちが暮らす商店街という面倒なコミュニティの中で それぞれが同じ穴のムジナのように この先もどうしようもない事を繰り返していくんだろうなぁ。。。 この閉塞感から抜け出した圭佑は 多分本人でも想像できない所に進んだのか堕ちたのか まだわからないけど、優等生という殻を破って楽に生きられるんじゃないかな。

    7
    投稿日: 2021.06.04
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    商店街の文房具屋の娘と酒屋の息子兄弟のお話 彼らが章ごとに語る連作短編かな つくづく男と女って面倒くさいなと思わされた 結婚していっしょに暮すようになるとなおさら でもいずれの人物にも共感できるところはあり、うんうん言いながら読み進めました

    3
    投稿日: 2021.05.14
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    性、セックスが中心に描かれながらも、 それが堂々としすぎてて逆に潔い、 みんなが目を背けてるようなこと、 でもそれを真っ直ぐに、繊細に捉えてて 窪美澄作品は、やめるときもすこやかなるときも、 に続いて二作目。すらすらと流れる文体で、 絶妙な感覚を描くのがすごいなぁと思った。 あとタイトルの付け方が好き。 尾崎世界観さんの解説も、良いアクセントだな〜 

    1
    投稿日: 2021.05.05
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    気持ちが手のひらを通して伝わったら、どんなにかいいだろう。 どんなに繋がっていても相手を疑ってしまう瞬間がある。繋がっていることすら信じられなくなってしまうとき、信頼が甘えに形を変えて裏切りや憎しみに取り囲まれるとき、どうしても楽をして孤独に逃げてしまう。

    0
    投稿日: 2021.05.05
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    「誰にも遠慮はいらないの。なんでも言葉にして伝えないと。どんな小さなことでも。幸せが逃げてしまうよ」 登場人物がみんなどこか不完全で、外には出せないような思いを抱えているのがリアルだった。 視点が変わるとキャラクターへの印象も変わる。 悪い奴を許す「生理小説」という、尾崎世界観さんの解説がしっくりきたけれど、誰も悪くないのにな、と思った。許す=受け入れる、認める、ということなのかも。

    0
    投稿日: 2021.05.03
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    みひろ、圭祐、裕太、三者の視点で物語が進んでいくけど、それぞれが未完成でもがきながら生きている描写。 だからこそ身近に感じれる。そんな作品。

    0
    投稿日: 2021.05.02
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    窪美澄さんの小説は初めて読みましたが、生と性の描き方が生々しくてドキドキする。 章ごとに一人称となる人物が変わっていくのが面白かった。

    0
    投稿日: 2021.04.12
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    兄の圭祐に対する憧れの好きと、弟の裕太に対する一緒にいて心地良いというような好きを、まだ子供だったみはるは区別できなくて、圭祐と付き合ったんだろうなーと思った。 圭佑もみはるも、自分の親のようになりたくないという思いから、ずるずると付き合い続け、自分の気持ちと付き合うことを避けていたのかな。 親がどうであれ、相手がどうであれ、自分の気持ちに素直になって欲しがる、「誰にも遠慮はいらない、何でも言葉にして伝えないと、幸せが逃げてしまう」まさにその通りだと思う。

    0
    投稿日: 2021.04.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    とても読みやすかったです。 ただ、個人的には、兄と別れて弟と結婚するのはちょっと、、、。 いくら弟のことが好きだったとしても、兄と別れた時点で、私だったら「もう自分はその兄弟と関わったらいけないんだって」思って身を引くかな。 同じ商店街育ちなら尚更、、、。 けど、最後は圭佑も前を向けてよかった。

    0
    投稿日: 2021.03.01
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    表に出しちゃいけないとしまい込むはずの感情が窪美澄さんの言葉によって驚くほど素直に複雑に溢れ出す。 「ふがいない僕は空を見た」を読んですぐ書店で「よるのふくらみ」を見つけた。同じ気持ちで読むことが出来た。 登場人物と一緒に苦しみ悩み涙を流して作られたお話なんだろうとわかる。

    0
    投稿日: 2021.02.25
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    窪美澄さんの本、まだ3冊目だけど、出てくる人がみんな不完全で少し安心する。そして共犯めいた、なんともいえない気持ちになる。けれど、みひろはあまり魅力的に見えなかったな… 里沙さんのほうが好きだ。 解説で尾崎世界観さんが書かれていた「生理小説」という表現がとてもしっくりきた。

    1
    投稿日: 2021.02.16
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    女の欲望が見事に描かれていて、これぞ大人の恋愛小説って感じでした。性のとてもセンシティブな表現も、結構ありのままというかストレートなんだけど、なぜか汚らわしくないというか、気持ち悪さを感じさせてこないところがとても好きです。昔は綺麗事でハッピーエンドの恋愛小説が好きだったけど、こういう人間らしさ全開でこれが世のリアルだよなって思うストーリーに最近はハマっています。

    1
    投稿日: 2021.01.04
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    窪美澄さんの本はまだ2冊目だけど、この本も登場人物の語り口調とか諸々、すごく身近に感じる。だからラストでちょっとした放心状態になる。 また違う本を読んでも、こんな感じになるのかな? 誰しも心の中で感じた事を全部なんて出せない。特に近い人には話せるようで案外「絶対」話せない事が多いように思う。 不器用な圭ちゃんに共感した。圭ちゃん、頑張って!

    10
    投稿日: 2020.11.29
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    商店街という世界の狭さ、各家庭の複雑さが目に見える感じ、苦手だ。 圭ちゃんとみひろと裕太はそれぞれ自分に甘くて自分に弱くてそれをしっかり理解して前に進んでて。話に入り込みやすくすらすら読めた。

    0
    投稿日: 2020.10.19
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    物事の一面だけ切り取るとおかしく見えることでも、複数の視点から見ると理解できることもある。 誰かから見た他者像と、本人が考えていることは違う。 物語は『ふがいない僕は空を見た』と同じ、視点の異なる連作形式をとっている。 立場が変わるごとに、みひろ、圭祐、裕太の関係性が違って見えてくる。 浮気とか不倫は、どんな事情があっても絶対にいけないことだ。 物語を読めばそれが理解できるようになるということもない。 しかし、何も関係のない読者あるいは他人がそれを責める権利はないなとは思った。 正当化されることはなくとも、異常なことの裏にはなにか異常なことがある。 人が持っているものと求めているものはそれぞれ違う。 身も蓋もないことを言ってしまえば、需要と供給の関係だ。 しかし一方で、欲しいものを追い求めるばかりではなくて、立ち止まって理性で考えてみることも必要なのではないか。 性にとらわれたみひろは、何年かしてその衝動が落ち着いたとき、後悔するかもしれない。 圭祐が「バカなのは、自分か、みひろか、それとも弟か。」と考えていたが、誰もバカではないし、みんなバカだ。 とりあえず、登場人物たちが自然に納まってよかった。 浮気とか不倫が出てくると何でもかんでも「大人の恋愛」として売り出すのはやめてほしい。 『ふがいない僕は空を見た』の登場人物は子供が多かったから、感情に振り回されるのも理解できたが、本作はみんな大人なんだし。 そりゃあ大人だって感情に振り回されることはあるが、みんなあまりに翻弄されすぎていて、一人くらいまともなのはいないのかと思ったくらいだ。 理想の甘いばかりの小説は気が滅入るが、だからといってリアルな夢のない展開ばかりというのも困る。 本作は奇麗ごとではない、人間のぐちゃぐちゃした部分を見せてくれたが、『ふがいない僕は空を見た』も同じようなテイストだったので、この作風で何作も読みたいとはちょっと思わない。

    0
    投稿日: 2020.10.07
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    とってもよかった。ゆっくり読もうと思ってたのにどんどん先が気になってすぐに読み終わった。 ぎゅっと胸が苦しくなるぐらいのシーンもあったけど最後は心からよかったなあと思える終わり方で安心した。こんなに人を好きになってみたいって思った。

    0
    投稿日: 2020.09.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    窪美澄さん初めて読んだのですが、すんなり読めました。女性作家さんだからか、登場人物の兄弟がタイプは違うけど2人とも優しそうで、でも抱えてるものはあって。圭ちゃんも最後新しい一歩が踏み出せて良かったなと思いました。共感する部分は少しありつつ、世の中こんな感じだったっけなぁ、わたしが知らないだけなぁ、なんて思いました笑。また他の作品も読んでみたいです。

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    投稿日: 2020.09.19
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    みひろの気持ちはよくわかる。まるで自分の感情のように。すぐ側にある物語だと思う。 生々しい。女は男よりも欲の生き物だと思う。女は自分のことしか考えられない生き物だとつくづく思い知らされる。 でも私はみひろの生き方が好きにはなれない。 ざっとした流れで適当に圭祐が救われた?のもあまり好きじゃない。

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    投稿日: 2020.09.08
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    夏だから新潮文庫買ってうちわの形のしおりもらいました。★3つにしたけど、まぁ良かったです。 三角関係と性の不一致と、不妊治療と、結婚して幸せな家庭を築くという当たり前そうなことがいかに難しいかっていう小説です。 といってしまうと身も蓋もないけど。 三角関係の3人が3人とも、憎めないし、それなりに共感できるように描かれているのが良かった。二人の人を同時に好きになってしまう経験がなくても、そういう人を責めることできないな、あるかな、と思えるし。裕太が子持ちバツイチ女性をなんとなく好きになってしまったり、裕太の親にも受け入れられていったりする過程もうまく描かれているなぁと思いました。 性格が合っていても性が合うとも限らない、愛しあっていても子供ができるとも限らない、人生ってほんと、難しいよね。圭祐の救われ方が、私としてはイマイチだった。失恋して遠くの町へ引っ越した先で、初めて風俗に連れて行かれて出会った女性と結ばれるとか、短絡的すぎ。 解説って、好きな作家さんが書いていたりする場合をのぞいてあまり読まないけど、尾崎世界観さんが解説を書いていて、読んだら、、、意味不明だった。

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    投稿日: 2020.08.30
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    読み途中メモ 作者が女性だからか、男性目線の時の思考が女々しいと言うかねちっこく感じてしまった。それとも私が知らないだけで男性もこんな思考なのかな…

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    投稿日: 2020.08.21