
総合評価
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powered by ブクログ偽装結婚をして日本に出稼ぎに来るフィリピン人。月6万で生活も管理されてるなんて、今もだろうか。金持ちの国でたくさん稼いでると、無邪気に思っている、フィリピンに住む家族の無心がエグいな。
0投稿日: 2025.08.20
powered by ブクログ国民の1割が海外に出稼ぎに行き、彼らが海外送金しているお金で経済を回しているという。 経済格差や家族の在り方など国が違えばいろいろ違うのだなと感じた。
0投稿日: 2025.08.20
powered by ブクログ知人の勧めで読んでみたら存外に面白かった。作者は日本人男性とフィリピン人女性の間に生まれた子供たちを支援するNGOに関わっているが、多くの人が持つであろうフィリピン人に対する偏見もパブ嬢に対する蔑視も持っていないようで、純粋にミカの人柄に惹かれて交際し始める。良識を持つ周囲の誰に説教されようが、自分が信じた彼女の愛情が確かなものだと確信してからは揺らぐことなく突き進む。清々しいほどの純粋さゆえに、トラブル続きの2人の交際も応援するような気持ちで読み続けられる。自分の欲望のために他人を食い物にするヤクザや組織の手下の中にもー極めて幸運な事例と思われるがー温情もあり武士の情けもある。日本の都会にあるフィリピンパブの実態に関しても、初めて知ることが多くあってなかなか面白く読めるので、タイトルで食わず嫌いにならないで、日本の移民政策を理解する一助としてでも多くの人に読んでもらいたい1冊だ。
0投稿日: 2025.05.17
powered by ブクログリアリティが凄いですね。ノンフィクションです。小学生中学生のころを振り返ると同じクラスにフィリピン人の親をもつ子がいました。しかし、それ以来自分の周りでは見かけなくなりました。きっと、日本でする教育の難しさなどの要因から、状況が異なっていったのかなと想像しました。正直なところ、こういった異国の人たちも、自分自身の責任で判断してさまざまなリスクを覚悟して日本で働いているわけですから、個人的には特別視しようとはまったく思いません。ひとつのエンタメ読みものとしてはとてもおもしろかったですが、社会学と冠する期待よりは学びがなかったかなと思います。
45投稿日: 2025.04.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
フィリピンパブ嬢の社会学 社会学というお堅いワード。無機質な表紙。眠くなるのを覚悟して読み始めて30分、、 いや、この本泣けるんかい!! 完全に裏切られました。 泣けるポイントは後で書きます。 とりあえずどういう内容かといいますと、大学院でフィリピン人ホステスの事を研究している学生が、実態調査で訪れたパブでテーブルについたホステスのミカさんと付き合う事になり、フィリピンパブ嬢の契約の裏側や過去のフィリピンでの生活や日本でどのように生活をしているか、それと彼女たちの心持ちを知り、学んでいくというストーリーです。 ノンフィクション!!! フィリピンパブ嬢の押し入れにスッポンポンで隠れたり、 彼女であるミカさんのために閉店後のパブで暴力団系の経営者とバトルしたり、かなりエキサイティングな内容もありました。 僕が図書館でボロボロ泣いたシーン、 息子とミカさんの交際を知り、断固反対で「絶対に会わない」と言っていた彼の母親が遂に彼らの交際を理解し始めた時のこの言葉 「私はずっと日本で生まれ育って、あんたたち二人(著者と弟)を育ててきて、一通りのことは知っているつもりだった。だけど、世の中知らないことが多いんだね」 かなり端折っているので、なぜ泣けるのかは検討もつかないだろうけど、とにかく名シーンである。 この言葉にこの本を読む意味が詰まっていると僕は思える。 何事も理解して受け入れるためには、まず知ることが大事。 この本にも書かれているフィリピンの生活環境はこうだ。 6畳も無い部屋に5人で住んでて、シャワーやトイレもないので外にある井戸から水を汲んで体を流す。バケツに用を足してそれを裏の川へ流す。川はドロドロの緑色で悪臭がする。 大雨が降ると排水が悪いので、そのうんち川が氾濫して家に入ってくる。 生理用品も買えないので、古いTシャツをちぎって使う。 家の周りにはシャブ中もいる。 うんち川の氾濫は川に用を捨てるのが間違いだろと思ったが、かなりひどい環境だなと思う。 フィリピンを訪れた筆者が、昼から仕事もせずに酒を飲んでいてなぜ平気なのか、頑張って働こうと思わないのはなぜかを直接フィリピン人に訪ねた時の返答 「これはフィリピンスタイルなんだ。」 「フィリピンには仕事がないんだ。だから人はみんな貧しいし、生活も苦しい。ただ、心だけはいつも幸せなんだ。何をしても笑っていれば幸せだろ」 選ばなければいくらでも仕事がある日本だけどよく仕事に対して愚痴をいってて不満そうな"ジャパニーズスタイル"とは真逆である。 こういったフィリピンの環境をこの本から知れたおかげで、僕は自分の生活がいかに恵まれているかを再度理解することが出来た 物質的な豊かさでは遥かに日本が上回っているのに楽しく生きてる人の割合はフィリピンと比べてどうなんだろうか 正直フィリピン人の何を真似すれば楽観的でポジティブに笑って生きてられるのかをこの本から僕は学べなかった。 根っからな気もするし、気候のおかげかもしれないし人との繋がりの築き方にミソがあるのかもしれない。 とはいえ僕は今のところ幸せに楽しく生きられてるし恵まれてることに気付いて生活を送ってる。 これは僕が実際にフィリピン等の発展途上国を旅行したり一時的に住んだことがあるからのような気がする。 今気付いたけど、他人と比較して自分の方が豊かだと思うなんて性格が悪い気がする。 あと豊かだと思えるくらいにはポジティブな性格を持ってただけな気もする。 ネガティブな人が見たら自分の方がお金も綺麗な家も車もあるのになんで楽しくないんだろうって落ち込むのかな 知らんけど。 僕が思うことは、楽しく生きるためには自己理解が必要で、その為には比較対象として自分以外のことも知ったほうが良い。 知らないと受け入れる事なんてそもそも出来ないから。 この本から僕が受け取ったメッセージ 理解するためには知ることが必要。
1投稿日: 2025.04.02
powered by ブクログフィリピン研修に行ったので、フィリピン知識を強化しようと探しこの本にたどり着く。 「社会学」と言うので、堅めの本かと思いきゃ、フィリピンパブを卒論材料にしていた主人公が、フィリピンパブ嬢と恋に落ちる話じゃねーか。 でも、面白い。偽装結婚をして入国させるチンピラ、悪いとは知りながらもお金を稼ぎたい嬢、嬢を囲っておきたいチンピラ、嬢が頑張れるシステム。嬢は年に1回帰国できることを楽しみにしていて、帰国すると大勢の親族からたかられ、自分が明日食べるものも切り詰めなくてはならない程金を渡す。等。 まあこれはこれでしっかり「社会学」の面も有るなと思う。 最初はフィリピンの男性が、ミュージシャンとして日本に来ていて(日本人女性がこれに入れ込むと言う事象も発生していた様だこれも面白い)その後、女性がダンサーとして入ってきて、パブ嬢になる、最初は芸能ビザだったので、入国には芸能の特技も必要だった話とか。 主人公が恋に落ちた嬢も、考えがしっかりした娘で、最初は嫌がられていた主人公の家族にも徐々に受け入れられる様を読んでいて良いなと思う。文化は違えど、しっかりした考えの良い人は居るもんだ、と心温かくなったり。偏見の弊害を考える。
0投稿日: 2024.11.11
powered by ブクログ第47回ビブリオバトル〜明石の陣〜テーマ「熱」で紹介された本です。オンライン開催。 チャンプ本。 2022.8.10
0投稿日: 2024.10.13
powered by ブクログフィリピン旅行の際に読んだものだが、筆者のエネルギー臨場感が読み手にもひしひしと伝わってきて、次のページをすぐめくっていた。 私は今まで東南アジアはタイとインドネシアに行った経験があるが、その2カ国と比べても何だかすごく素朴な感じ。優しさやホスピタリティ精神が、とってもカジュアルで鬱陶しくない感じ。さりげなさ。 でもミカは自分で働いたお金をコレでもかと家族に引き渡してしまうけど、それも心置きなく。 それってどうなんだろう?とはめちゃくちゃ思うけど、ミカにとってそれが幸せなら何でもいいんだけどーーーーー、そのポジティブさってどこからくるんだろうか 5時間もあれば飛行機ですぐ飛べる国なのにこんなにも家族観の相違について学べたのは凄く良かった。ヒーローね、
0投稿日: 2024.09.24
powered by ブクログ映画が予想を超えて面白かったので、原作を読んでみた。 フィリピンパブには行ったことないしこれからも行く機会は多分ないだろうけど、彼女らに対する偏見や誤解を持っていることを、本書を読んで自覚した。 フィリピン家族との金銭感覚の激しいズレは、映画よりも明確に語られている。 本書は、フィリピンパブ嬢の生活を明らかにしているだけではない。フィリピン人家族との家族観や金銭感覚、貧富についての捉え方の違いに戸惑う、フィリピンパブ嬢と付き合い結婚した著者の困惑や悩みを明らかにした、日本人男性を語る本でもある
0投稿日: 2024.07.02
powered by ブクログ友人といっしょに映画を観て、原作あるなら読むかと取った1冊。 発売から7年。実際は当時から10年くらいは経ってると思うので、日本の方が給料がいいというのはないと思うが、アジア圏特有の女性の生きづらさについて考えた1冊。学びたいなら「働け」、女性の(シャドー)ワークが支える家族。男性の生きづらさ(格差?)も相まってなんとも言えない読後感想文だった。
1投稿日: 2024.05.03
powered by ブクログ新書というと、なぜか敷居が高いような気がして構えてしまうのはわたしだけだろうか。だけどこの本は、ごく普通の大学生(この本の著者が主人公)が、フィリピンの研究のために行ったフィリピンパブで働く女の子との恋愛奮闘記が中心なので、さくさくと楽しく読めるのだ。 その女の子はミカといって、彼女のお姉さんも日本に働きにきている。フィリピンの女性たちがどうやって日本に来るのか、そして日本ではどんな生活をしているのか。これはわたしが想像していた以上に大変で、旅行と違って思い立ったら誰でもすぐ行けるというわけではない。 そして彼女たちの家族はフィリピンではどのような暮らしをしているのか。 それらがこの二人の恋物語を読みながらだからこそ、身近に感じられ、リアルに理解できる。 ミカは日本で一生懸命働き、嫌なことも我慢して、節約しながら暮らしているのに、彼女の家族はフィリピンで贅沢三昧な生活をして、親戚も徒党を組んでミカからお金をこれでもかとむしり取っていく。そんなのってひどい!わたしは腹が立って仕方ないのだが(無論著者も)、ミカはあまり気にしない。自分もそうやって日本で働く姉のお金で学校に通わせてもらったし、こうすることは当然だと言う。だって家族なんだから。 ここに出てくるフィリピンの女性はみな強くて明るい。そんな女性たちに囲まれて、彼は男として、人間として、親の脛をガリガリと齧りながらも逞しく成長していく。 さて最終的にこの二人は、数々の困難や周りの反対を乗り越えて、幸せになることができるのでしょうか。 わたしも1度だけフィリピンに行ったことがある。 一緒に行ったのは彼氏いない歴=年齢の女の子だったが、帰国の2日前にはハンサムなフィリピーノと恋仲になっていた。帰国してからも彼らは付き合い続け、3ヶ月後には結婚の話もチラホラ出てきた。もちろん周りは心配し、反対した。100%お金目当てだと思ったからだ。彼は日本で働くといい、自分の家族も日本に呼ぶと言い出して、そのうちなんとなく別れてしまった。彼がどんな気持ちでそんなことを言い出したのか、そのときも今も分からないままだ。 ただわたしが言いたいのは、わたし自身が、彼がフィリピン人であることだけで彼女を利用するために結婚すると決めつけてしまったことは、非常に失礼だったということ。 わたしの中の偏見は、教育や環境を餌にして育ってきた。別に人のせいにしているわけじゃない。だけど幼い頃の狭い世界の中で、自分では何も選べなかった年齢に、親やメディアの影響は余りにも大きい。 子どもの頃に無意識に刷り込まれたものは払拭することは難しいが、自ら学ぶことによって消えていけばいいと思う。 ということも感じた一冊でした。
8投稿日: 2024.04.23
powered by ブクログ映画にもなっている。 「普通」とか、「みんなは」と日本人はよく言う。 頭の中の常識を引っ張りだしても通じない世界もある。 インバウンドで街には外国人の方が多い。 花見に友人と出かけたが、四方八方から、別の言語が聞こえてくる。 このノンフィクションの世界は凄まじい。偽装結婚なんて当たり前。つながる闇組織。 弱肉強食を地で行く。 なんでだろ?ジメジメした暗さがない。 興味深く読めた。
15投稿日: 2024.04.15
powered by ブクログフィリピン家族の価値観の違いに最初は戸惑いながらも、違いを理解しようとする姿勢、理解できなくても認める、話し合って互いに歩み寄ろうとする姿勢が印象的だった。 お金をせびりまくる家族、なんでも言う通りにしてしまうミカ、それが普通。何をどれだけ言われても自分が苦しんで稼いだ金でも助けるのが家族。あとは、フィリピンの中で日本へ出稼ぎに行った人は日本人と話して酒飲んで簡単に大金を稼げるという認識の違いに驚く。でも当事者からすれば心配されたくないから何も言わずに要求を飲む、こちらから見れば負の連鎖に見える。 ドュテルテさんが人身売買だと警告した結果何かその認識に関しては変わったのだろうか。 フィリピンにどんどん沼っていく様子にとても共感。
0投稿日: 2024.04.10
powered by ブクログゆうこさんの本棚から 面白かった! 昔から真実は小説よりなんちゃら(そこまで言ったら最後まで言いなさいよ)言いますけどね ほんとノンフィクションとは思えない?いやノンフィクションだからこその面白さでした ただ読みづらいw 巻末の解説によるとこれでも相当頑張ったみたいだけど、正直出版できるレベルじゃない拙さ んでもそこを乗り越えればね フィリピン人の価値観みたいなんに驚きつつも楽しめます 明るくそして強いフィリピン人のミカに引っ張られ、お尻を叩かれ、ぐじぐじ考えながらも少しづつ進んでいく日本人の著者 そしてちっぽけなプライドを持ち続ける情けない日本人男子に少なくない共感を覚えながら彼女の言葉に勇気づけられたりするのです 「だいしょうぶ!何とかなるよ!」
75投稿日: 2024.03.17
powered by ブクログ『さらばのこの本ダレが書いとんねん』で著者が出演されていて、ずっと読みたかった本。これが新書なの!?ってぐらい、ほぼ小説。面白くて一気読みしました。 大学院で「在日フィリピン人の女性の生活」をテーマに勉強していた著者。研究のために入ったフィリピンパブで出稼ぎ労働者ミカと出会う。彼女とプライベートで会い惹かれ合うようになったときに、「私、本当は結婚しているの」と告白される。彼女は日本に出稼ぎに来るために偽装結婚をしていのだ。3年間の契約があり、逃亡防止のため決まった時間にしか出かけられず、月6万の給料しかもらっていない。 心配する著者にミカは、「私のこと弱い人間と思っているんでしょ。ばかにしないで、助けなんかいらない」というものの、もちろん彼女の周りには怪しげな人間がいて…。 真面目で前向きなミカと著者の恋愛はとても微笑ましく、マネージャーに見つからないかドキドキ。 フィリピン人の家族観の違いには戸惑います。毎月仕送りをし、里帰りした時に現地の家族からモノや金銭を要求されるミカ。要求に応えるミカに対してなんでそんな価値観なの?と思うのですが、フィリピンと日本の社会の違いが関わっています。この本が書かれたのが2017年なので、今の円安の状態ではどうなっているのか気になるところ。 3年間搾取されても日本に来たかったミカの強さと彼女の人柄の良さ、人に甘えるのが上手い著者。続編『フィリピンパブ嬢の経済学』も読まなくちゃ。
33投稿日: 2024.02.28
powered by ブクログ本書は著者とフィリピンパブ嬢の出会いから結婚までを描いたドキュメンタリーである。フィリピンパブ嬢はエンターテイナー(興業)ビザによりかつては多数来日しており、それが日比関係にも良好な影響を与えていたというが(帰国したフィリピンパブ嬢が日本の発展ぶりや清潔さ、民度の高さ等を故郷に広めることで日本に対する良好な見方の形成に寄与した)、アメリカから当該ビザが人身売買に繋がっているとの指摘から、2005年に要件が厳格化され、現在では当該ビザによるフィリピン人の入国は激減している。 したがって、今フィリピンパブで働いているフィリピン人は主に日本人と結婚している者か、あるいは不法滞在や偽装結婚により入国した者になっている。本書では当該点の学術的な側面には触れつつも、あくまでも自伝小説的な娯楽面に重点を置く。その意味で非常に興味深く読み進めることができた。
1投稿日: 2023.11.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
社会学って何だけっけ? 著者は大学院生で フィリピンから来日する女性の研究をしているとのことですが、本書は完全に著者の個人的な経験について書かれています。 もう少し、考察というか得た知見があっても良いと思いましたが。 フィリピンパブ嬢との馴れ初めから、お付き合い、そして、その嬢が 金の亡者ではなく、性格が良いこと、日本で不潔で狭いゴキブリだらけの住居で働きフィリピンの家族に送金する。フィリピンの家族は金を湯水のように使い贅沢三昧、そして家族だけでなく親戚一同がたかりにくる。 著者は結局フィリピンパブ嬢と結婚したけど、毎月10万円フィリピンに送金している。ただ、著者の稼ぎより、嫁さんの方が何倍も稼いでいるのだけど。 まぁ、そう考えると、フィリピンの家族も著者もあまり変わらないのかもしれないね、
0投稿日: 2023.10.22
powered by ブクログメディアで取り上げられていたので。 国民性の違いが分かり易い。 社会学て言うのが何かわからないけど著者の論文で私達は何か、理解しようと思ったのかな。
5投稿日: 2023.10.18
powered by ブクログフィリピンパブという場に行った事もないのですが なんとなく 気になり読んでみました。 フィリピンについて研究していた学生さんでしたが・・・ ミイラ取りがミイラになっちゃったという内容でした。 この本は国際関係学を学んでいる時に 取材していった内容をまとめたものですが・・・ 出稼ぎの女性達が 日本で働くまでの苦労などが 書かれていました。 いざ日本に来ても かなり制限のある暮らしだったり 契約もあるような ないような。。。 知らない世界を少し知る事ができました。
2投稿日: 2022.07.06
powered by ブクログ何故かフィリッピンを大好きになってしまった国際関係を学ぶ大学院生が、卒論を書くために近づいたフィリピンパブ嬢と付き合って、結婚するまでのお話しなのだけど、偽装結婚やら給料のピンはねやら暗躍する暴力団やら、犯罪の匂いがそこかしこにして、著者の書く文章もなかなかに硬質な一人称語りなので、まるでハードボイルド小説を読んでいるかのようだった。事実は小説より奇なりだな。
0投稿日: 2021.10.11
powered by ブクログ体験記の中に、フィリピンパブで働く女性を暴力団ビジネスがどう利用しているのか、具体的に綴ってあって、引き込まれた。 当事者が書いている分、一つ一つの事実が濃い! 研究も仕事、それぞれに自分の頑張りどころを貫いた著者と奥さんの生き方がなんとも素敵!
0投稿日: 2021.09.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ウケた。 フィリピンから違法にやってくる人やら、違法にやってきてフィリピンパブで働く女性やら、その女性と日本人男性との間に生まれた子供の問題やら、いろいろな社会問題に目を付けて研究しようとした著者(当時学生)が、研究対象のフィリピンパブ嬢に恋をして結婚しちゃった話。 ・・・というわけで、社会学でもなんでもなくて、どちらかというと一人の男性の恋愛体験談みたいな本です。個人的な恋愛体験談に、社会学的エキスがちょっと入ってる、みたいな。でも著者は、実際にフィリピンに何度も行き来したり、彼女以外のたくさんのフィリピン人に取材したり、家族を日本に送りだした人たちと本音で語り合ったりしてその実態をレポートしているので、非常に興味深い内容になっています。 最後に本当に彼女と結婚してしまうところがスゴイ。っていうか、日本人のおっさんと偽装結婚して日本に入国し、フィリピンパブでホステスをしていた彼女との交際を認め、結婚も許した著者のご両親がすごいと思う。外国人を差別するとかじゃなくて、息子の嫁が偽装結婚歴とかあったら簡単には受け入れられないと思うのだけど。彼女の人柄をちゃんとみて判断した両親の懐の深さ。 一方で、彼女のフィリピンの実家の人たちはというと、日本に出稼ぎに行った娘たちは、ラクしていくらでも稼いでいると勘違いし、ものすごく金品をたかってくる。彼女たちも、自分たちはフィリピンの家族を養うのが当たり前と思っている。その感覚の違いはどうしようもない。フィリピンではそれが当たり前で、違法行為でもなんでもして子供を出稼ぎに行かせないと、自分たちや下の弟妹が生きていけない。娘に金をせびることは恥ずかしいことでもなんでもない。おいおい、そんなことでいいのかよ、と突っ込みたくなるが、この問題はなかなか解決しないと思った。フィリピンの貧困の問題、違法入国させる斡旋業者、その背後の暴力団関係者。 出稼ぎでみんながウィンウィンならいいけれど、そこに違法行為や暴力団の資金になるようなお金の動きや、女性たちの犠牲があるのなら、このままにしてはいけない問題だ。
4投稿日: 2021.08.08
powered by ブクログフィリピン人と結婚すると、こんなにもお金がかかるのか!?と驚いた一冊!!もちろん、全員が全員というわけではないでしょうが、実家に仕送りをすることが親孝行とされてる国では、日本人の嫁になることが最大の親孝行なのだとか!! でも、里帰りするたびに40万も消えていたら、、、 旦那さんは大変そうだなぁ。
2投稿日: 2021.04.07
powered by ブクログとても読みやすい。若い研究者の体験記だから、冗長だったり独りよがりだったりして、読んでいてどこかで飽きるだろう、となめていたが、そんなことなく、最後まで面白かった。解説によると、ジャーナリストの松本仁一氏による懇切な指導・ダメ出しがあったようだ。偽装結婚の詳細、それを仕切る組織と裏社会との繋がり、出稼ぎを強いられるフィリピンの現状まで。取材範囲は多岐にわたるが、それがほとんど実体験に基づくのだからすごい。ルポルタージュとして秀逸。社会学的な考察を深めるのは、今後の課題として期待したい。
0投稿日: 2020.12.13
powered by ブクログ「アイシテルヨ~」の笑顔のかげに凄まじい人生があった… フィリピンパブを研究するうちに、あるパプ嬢と付き合うようになった著者のルポ 堅苦しい内容ではなくて、20代の若者が知らなかった社会の一端を知っていく&国際恋愛の難しさなんかを素直に描いた手記 フィリピンから日本への出稼ぎや貧困、社会情勢を大学の研究課題にした著者が通ったのは名古屋のフィリピンパブ。 そこで知り合ったミカという女性に惹かれていき、ヤクザまがいのマネージャーと渡り合ったり(いや、渡り合うまでじゃないか。文句言うぐらいか)フィリピン人の家族観に驚いたりしてついに結婚して…てな話 以前、仕事でフィリピンの家族観について聞いたことがあるのだけど、 ファミリーはかけがえないもので困っていたら助ける。 (お金は)あるものがないものを助ける。 そうして支えあうのが普通だからそれに対して感謝や申し訳ないという気持ちはない…それはファミリーだから。 的な話を聞いて「ひ~!」と思ったことがあって、読みながらそれを思い出した。 金持ちからは湯水のようにお金をもらって当たり前 それのどこが悪い?ってな話。 そのお金の稼ぎ方は関係ない。汗水たらそうが楽しようが…お金はお金。 確かにそれはその土地で培われた家族観と金銭観だからそれに対しては悪いだのいいだの判断はできない。 でもな~それってわかっちゃいるけど たとえば私が死ぬ思いで働いたお金で親戚がめちゃいい外車とか買って「おいガソリン代くれ」なんて言われたらぶちきれそうだけどなあ… アジア系の結婚でこの金銭感覚の違いでもめる話はよく聞く。 で、それはさておき… そんな私が何に一番驚いたって… 著者の金銭感覚 給料が少ないミカに自分が行く世界一周の船旅のお金を借りるって!!さらにミカに10万円までもらってるし… ひ~!あんたもミカの親戚と変わらんじゃないかい!! ミカ~いい子すぎる~ いや~この人、ホントにどうしようもない男だわ… まあそれを言うならミカと暮らすために知り合いの部屋に転がり込んだり、色々つっこみどころ満載 なんだろう…読んでたらムカムカしてきた それは私が女性側から見てるからか? 大学のお手伝いとかで小銭を稼ぐとかじゃなくて さっさと体力系とかいきゃいいのに または働いているご両親にお金を借りるとか… これもミカに借りるよりもまだマシでしょ~程度だけど いやいや… それぐらいの人じゃないと今後のルポでものすごいぶっとんだものが書けないのかもしれん この著者の今後に期待…か?
10投稿日: 2020.08.17
powered by ブクログ専門性には欠けるが、著者の体験が赤裸々に綴られている。フィリピンパプ嬢が直面している苦労や、暴力団が絡む偽装結婚等の裏の仕組みには驚かされた。一気に読める文体の軽さと面白さであった。
0投稿日: 2020.06.16
powered by ブクログフィリピンに恋をした1人の大学院生がフィリピンパブ嬢に恋をし、彼自らが危険を顧みず、彼女を愛し、彼の周りとも関わり、彼女の周りへの理解を示し、関係を培っていった経験が如実に、的確に、臨場感込めて語られている良書。フィリピンパブの裏にあるタレントビザやその廃止、そこから生まれた違法入国や偽装結婚、暴力団も絡んで彼女らは空白の契約のもとで搾取されている。フィリピンパブで遊ぶのも、女の子に説教するのも、恋をしてまうのも、こういった裏のことを深く深く考えた上でしなければならないよ日本人。こんな日常の血のにじむような残酷な扱いを20歳そこらの女の子が受けてると思うといたたまれない。
0投稿日: 2020.04.29
powered by ブクログルポタージュとしていい距離感.読みやすい. そしてフィリピンパブ嬢がどういう人・境遇なのかわかる 最近飲食店で見かける海外から日本に働きにやってきた従業員たちもこういう境遇なのかもしれない. 日本の感覚で見たら彼らは厳しい生活を強いられ搾取されているけど当人たちにとっては成り上がるために自国では稼げない・働けない境遇を打ち破る立派な手段という意味で(搾取は事実でイリーガルだが) 日本人国籍ってお金になるんだね(偽装結婚,アウトだけど) 居酒屋でよく見かける世界1周旅行の広告,飲食店がお金もらって掲載していると思ってたけど,渡航費を浮かせたい学生バイトが掲載をお願いしているんだね(3枚掲載で千円割引) 一大学院生の経験がなぜ本になったんだろう?と思ったら上述した世界一周旅行でこの話を聞いたジャーナリストが本になることを確信したかららしい.船上での思いがけない出会い,まさにセレンディピティ(数奇で面白いから本になること自体は否定しない)
0投稿日: 2020.02.15
powered by ブクログフィリピンパブ嬢の社会学。中島弘象先生の著書。本書で書かれているフィリピンパブ嬢のような悲惨で壮絶な環境で働いている人は事実だと思うし、そのような壮絶な環境で働かされるようなことはあってはならないこと。それと同時にフィリピンから日本に来ているフィリピン人に対する偏見や蔑視、差別も絶対にあってはならないこと。
0投稿日: 2019.08.12
powered by ブクログフィリピンパブで働いている人が古参が多い理由:法規制が厳しくなり、興行ビザが無くなったため。現在は偽装結婚で入ってくる道のみ。 家族観の違い、フィリピンに吸い込まれる多額の送金、それらを乗り越える愛の力。ただ、日本人夫xフィリピン人妻の子育ての難しさ(高校進学率4割、いじめ)はまだ直面していない。
0投稿日: 2018.07.04
powered by ブクログ表題を一瞥すれば、潜入取材バリバリの社会学の 形を借りたルポルタージュ。 それが読み出せば、当初抱いた印象は雲散霧消。 中身は大学院生の著者であるナカシマくんと フィリピンパブ嬢ミカとの出会いから恋愛へ、 そして結婚へと至るジェットコースター・ ドキュメンタル・ラブストーリー。 主人公のナカシマくんは愛知県で国際関係学を 専攻する院生。研究テーマを探ってる途上、 名古屋の繁華街 栄4丁目には、なぜかフィリピン パブが密集しており、そこで働くホステスの多くが 「擬装結婚」で来日していることを知る。 それを研究テーマとしたことから彼の運命は ガラリと大きく変わる。 謂わば、ミイラ取りがミイラになったからこそ 分かった、フィリピンから日本のフィリピンパブへ 来る背景と仕組みと搾取の構造。 彼女たちがなぜ危険を冒してまで出稼ぎに 来なければいけないのか。 過酷な労働環境下ー月給6万円・休みは月2回・ きついノルマとペナルティー・ゴギブリだらけの家に 強制居住・暴力団員の監視付きーでの日々。 しかしながら、総じてパプ嬢はあくまでもポジティブ。 とりわけミカは「助けは要らない。私は自分で選んで 日本に来た!」と肝も座っている。 一方、当初憐みの眼差しを向けていたナカシマくんは 大学院修了後の就活にも失敗し、ミカの姉夫婦の家に 居候の身。ミカにすっかり魅了されたナカシマくんは ビザが切れるタイミングで結婚を決意する。 そもそも彼の研究は、フィリピンパブ嬢の実態を通して、「フィリピンの現実と闇」を迫ることだった。 学術調査対象が伴侶となり、修士論文はフィリピン パブ嬢との怖く危険な香り漂う恋愛・生活”ルポル タージュに姿を変えた。 はたして結婚生活はうまくいってるのか、ミカ家族に 骨の髄までしゃぶられてはいないかが、気がかりで 「元フィリピンパブ嬢の家政学」を切望する異色ルポ。
1投稿日: 2018.05.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
日本で働くフィリピンパブ嬢について研究していたある大学院生の体験記。 「研究対象」としていたフィリピンパブ嬢と真剣交際になり、とうとう結婚。 彼女の雇い主(ヤクザ)との直接対決や、フィリピンにいる家族・親族との付き合いなど、これが結局「研究」になったのかどうかはわからないが、一体験記としてはおもしろい。
0投稿日: 2018.03.03
powered by ブクログ語り始めは潜入レポで、それからは恋愛物語です。貧しくても卑屈にならないミカさんが魅力的です。最後に明かされる本物のヤクザは恐ろしかった。そして、この結婚の後の生活に待っている国際結婚事情やフィリピンの家族との関わり、子育てで感じるカルチャーショックなど。これらが続編として、明るく前向きに書けるといいですね。
4投稿日: 2017.12.22
powered by ブクログ上司から借りた本(笑)数ページ感触を見るつもりが、気づいたら読み終わっていた。タイトルとは全く違い、著者が学生時代にフィリピンパブ嬢と付き合うことになるというノンフィクション。ある意味、最強のエスノグラフィー。学生時代にカンボジアへ行ったことを思い出した。全く違う世界観に心打たれたが、そのことをしばらく忘れていた。この本がそれを呼び戻してくれた気がする。改めて、最も好きな本は、圧倒的に視野が広がる本だと再認識。やはり何としても数年以内に海外の仕事に手を付けたいな…。
0投稿日: 2017.10.02
powered by ブクログ大学での研究テーマにフィリピンパブを設定した著者。フィールドワークが深入りしすぎて結婚までしてしまった顛末記。構成は、社会学の論文ではなく、ノンフィクションの態をとっているが、ところどころ、研究者ならではの冷静な分析が垣間見える。 それにしても面白い。本書は様々な視点から読める。夜の街のアンダーグラウンドルポ、日本に出稼ぎに来るフィリピンパブ嬢の現実、ふわふわした若者の成長物語、世界の違う2人の純愛物語。どれで楽しむかは、あなた次第。
0投稿日: 2017.09.26日本人に生まれて良かった…
ありきたりな大学院生と、昔でいう ジャパゆきさんと呼ばれる出稼ぎ フィリピンパブ嬢との、お付き合い から国際結婚までのドタバタ劇。 さすがはあのドゥテルテ大統領を 輩出したお国柄、フィリピン人の 社会学の逞しいこと。 その逞しいパブ嬢を嫁にもらおうと いう大学院生も、はたまた逞しい。 出稼ぎフィリピンパブ嬢の裏で動く マネーの仕組みや、複雑な暴力団 組織等との絡み。 普通の日本人ならおよそ関わること がないだろう内容が、とても 面白かった。 フィリピン人には悪いが、純日本人 に生まれて良かったと、心底思える 作品でした(*´艸`)
0投稿日: 2017.09.16
powered by ブクログ東南アジアの人と付き合うということは、その家族とも付き合うことになる。彼らは日本人は全て金持ちと思っている。 たしかにフィリピンより日本は相対的に金持ちだ。しかし、無尽蔵に金持ちでは無い。それを理解してもらうことは難しい。
0投稿日: 2017.08.30
powered by ブクログよせばいいのにフィリピンパブホステスとの恋愛と結婚。ネットにその後の話がアップされてて妊娠が判明、これから2人はどうなる?どうする? なんせ実録同時進行形だからハラハラドキドキする。他人事だと思うから面白く読めるけど本人は大変だ。しかし自分で選んだ道だし自分で選んだ彼女だ。幸せにはなって欲しい、とは思う。 しかし自分の息子がミカさん連れて来たら…。 どうなる?どうする?
0投稿日: 2017.08.24
powered by ブクログ『社会学』とあるが、1人の男の渾身の恋愛ルポルタージュ。 フィリピンからの出稼ぎ労働の実態。興行ビザ、偽装結婚、そこに絡むヤクザ。もろもろの実態を実体験(恋愛体験)を紡ぎながらリアルに描く。 …とかカッコよく書いてみたが、単純に面白かった。なかばルポで、なかば恋愛小説のような。パブ嬢とのこと、その家族そして自分の家族。本気だからこそのリアリティ。フィリピンからの出稼ぎがリアルに感じられた。ありがたい。
0投稿日: 2017.08.20
powered by ブクログフィリピンパブの世界にどんどん巻き込まれていく 24歳の「豊かな日本の大学院生」と 「困っているフィリピン出稼ぎ女性」という絵を予想し、 その絵にもたれかかっていた。 その構図は序盤でもろくも崩れていく。 正しさだけではどうにもできなくなってしまうんだ。 彼の意志とは関係なく物事が進み 魑魅魍魎のいる名古屋の夜の街の大人たちと 彼なりの丁々発止をみせる。 本領を発揮した 彼がたどりついたものをぜひ見てほしい。
0投稿日: 2017.07.30
powered by ブクログ何でも社会学って付ければ良いってもんじゃないでしょ。まぁ、青春ルポですかね。話としては面白かったです。
0投稿日: 2017.07.16
powered by ブクログ著者は中部地方の大学院生で、日本におけるフィリピンパブ嬢を研究対象にしたが、それを客観的な調査結果として上梓したわけではなく、調査対象と結婚するまでのめりこんでの体験談にまとめたのが本書である。 今までも、ヤクザが絡んでいるとか、タコ部屋で逃げられない、とかいろいろ言われていたが、それらが全て今も事実だったことが分かったが、何か新しい実態が判明したということはないように感じた。 自分のことを書いているわけだから、リアルでおもしろいが、あとがきによると編集者の相当な後押しがあったようで、著者に今後も期待できるかというと難しそうに思う。
0投稿日: 2017.06.24
powered by ブクログ人が何かに、はまる理由はたくさんあります。 その中でも強烈なのは、恋愛ではないでしょうか。 私も海外にいますが、海外にずっと住んでいる人は、大概、その国の文化に興味があったり、言葉に興味があったり、 食に興味があったりする人は、かなり少数です。もっと具体的にいうと、多くは女性関係です(男性の場合です)。 なので、やはり生々しい理由があります。 著者は、フィリピン旅行で、その国の文化にあまり(日本とのギャップ)、大学での研究対象に選び、そして女性。 かなり「はまる」王道を行っていると思います。 フィリピンパブの魅力としては料金設定も他と比べて安く、またホステスのサービスも型にはまっていなく、 単純に面白いのではないでしょうか。その魅力にとりつかれて、ホステスと交際する、著者もその一人です。 本文で書いてある通り、ホステスとの交際は危険を伴います。また、その交際を応援してくれる人は少ない。 その孤独に耐え、また、家族並びに友人を、どう説得しているかも、この本の魅力です。 日本社会には、様々な偏見がありますが、その偏見の中の一つに、アジア人蔑視があります。なので、日本人男性と東南アジア女性が、結婚し、子供が生まれ、就学すると、また様々な問題にぶち当たります。いじめであったり、また、母が日本社会に溶け込めないことによる問題当、あげたらキリがないでしょう。 結婚、離婚統計では、外国人女性との離婚は、日本人女性との離婚の、ざっくり倍です。理由は、さまざまですが、経済問題が一位でした。著者も、フィリピンに行き、お金を現地のご両親と親族から、むしり取られていますが、(この表現がいいかわかりませんが)普通の日本男性なら、いつかは、耐えられないでしょう。 国際結婚は、やはり相当な覚悟とリスクが伴います。特に経済的問題です。私の周囲でも、ほとんどが失敗しています(離婚か崩壊状態)。 家族観の違いであったり、経済観の違いであったり、それがあまりに、日本と異なるからでしょう。著者もいずれは、その壁に必ずぶち当たると思います。是非、克服してほしい。そして、第2弾を書いてほしいですね。
0投稿日: 2017.06.06
powered by ブクログ題名とはちょっと異なり、フィリピンからの出稼ぎの研究をしていた大学院生が仲良くなってしまった女の子といろいろあって結婚する話。小説だったらありがちな設定なのだが実話なところが俄然面白い。元々は興行ビザで1980年代に来ていたフィリピン人たちが、アメリカからの人身売買チェックによって偽装結婚業者(ヤクザ絡み)を通じて来るルートになり、犯罪を犯しつつ契約書なしの弱い身として日本にやってくる。一方その仕送りで地元では何人もの人を養うまでになるパブ上もいれば途中で脱落していく絵不明になってしまう人もいる。
0投稿日: 2017.05.16
powered by ブクログ高野秀行さんが紹介していた。確かに読みやすく面白い。大学院生が、研究対象のフィリピンパブ嬢とつきあいだし、結婚に至るまでの顛末が綴られている。ヤクザと渡り合ったり、フィリピンの親戚に困惑させられたり、実にいろいろハードなことがあったようだが、基本的に明るい雰囲気。これは著者の人柄からくるのだろう。 この本のプロデューサー的役割をした松本仁一氏(「カラシニコフ」の人)が、「解説的なあとがき」で書いていたが、いやまったく、大変なのはこれからだなあと思う。同じ大学院生の息子を持つ身としては人ごとと思えない。著者のお母さんのように、正直に、かつ誠実に対応できるだろうかと考え込んでしまった。
0投稿日: 2017.05.01
powered by ブクログ筆者の処女作?なのだから、文体に拙いところはあるけれど、それを気にさせないほどに内容は面白く興味深かった。 赤裸々に経験したことを語っていて、一気に読めた。 フィリピン人の金をせびりまくるのには、終わりはあるのだろうか。。フィリピン人の人柄の良さと相反する部分や、そうなってしまった歴史・経済背景にとても興味を持った。
0投稿日: 2017.04.05
powered by ブクログネットでたまたま見かけて購入。 ネットの感想でも必ず社会学というタイトルにツッコミが入っているが、実際、筆者の身を張った潜入ルポ的な内容で、 リアリティ満載で下手な小説よりめちゃくちゃ面白い。 新書なのでサクッと一気に読み切ってしまった。 お金のない国際政治学専攻の大学院生が、 調査として出向いた名古屋のフィリピンパブで、 調査対象のフィリピン人ホステス嬢に恋をし、苦難を経ながら結婚までたどり着くという話。 身内となった著者の身を張った取材によって、 ベールに包まれていた日本に住む フィリピンパブ女性の生活実態や本音が明かされていくのが興味深い。 もちろん彼女たちの生活は中々大変で、 偽装結婚をしてまで来日しても数年間は人身売買ヤクザに搾取されて、 月収6万円で家も共同生活。休みも殆どない。 ただ知らなかったのが、 3年もしてヤクザとの関わりを絶ちフリーのホステス嬢になることができると、月収は40万円近くにもなる例もあるらしい。 これは彼女からするとめちゃくちゃ美味しい話なのは間違いない。 金無し大学院生だった著者なんかは、 フィリピン嬢の彼女に食わせてもらっていた ヒモだったというから、すごい話だ。 娘が日本で水商売して稼いだお金で、 フィリピンの家族は大豪邸に住んで贅沢三昧。 彼女は家族、親戚のスーパースターで 帰省中には親戚が家に列を無し、金を無心に来る。これももはや訳のわからない世界。 衝撃的な話が沢山あるが、 全体として明るいトーンで描かれているのも好感度が高い。フィリピン人明るいよね。 普通に生きてると知ることのない世界を知れる貴重な一冊。
0投稿日: 2017.04.03
powered by ブクログ大学院生が知り合ったフィリピンパブ嬢と本気で恋をして結婚に至るという話。フィリピンパブ嬢を取り巻く実態を著者が見てきたありのままで書いてある為、読みやすいし面白く感じる。
0投稿日: 2017.04.03
powered by ブクログ書名を見ると「フィリピンパブ嬢」をテーマとしたルポとその実態分析かのようだが,実は大学院まで進んだ若者がフィリピンホステスと恋愛し結婚するまでの経緯とその周辺の出来事を綴ったラブストーリ的ノンフィクションだ。とはいえ,これらを描く過程で彼女たちの母国や日本での生活を掘り下げた報告にもなっている。彼らの前途に何が待ち受けているのか…。幸あれと願う。
0投稿日: 2017.03.23
powered by ブクログもはや、過去の遺産となりつつある「フィリピンパブ」という世界。バブル期からその数が増えはじめ、ピーク時には年間8万人もの人女性が、フィリピンパブで働くために来日していた。しかし、2017年の今、フィリピンパブは風前の灯となり、もはや過去の遺物となりつつある……。 そんなフィリピンパブの実態に迫る研究者が『フィリピンパブ嬢の社会学』(新潮新書)を上梓した中島弘象氏。中部大学大学院で、フィリピンについての研究をしていた彼は、ひょんなことからフィリピンパブの世界に足を踏み入れ、「ミカ」というホステスと恋愛関係に発展! ついに、結婚にまで至ってしまったのだ。 いったい、フィリピンパブ嬢との愛をどのように育んできたのか? そして、ミカさんとの恋愛を通じて見えてきたフィリピンパブの実態とは? ー中島さんは、なぜフィリピンパブを研究することになったのでしょうか? 中島弘象(以下、中島):学部生の頃から、フィリピンについての研究をし、日本に住んでいるフィリピン人のおばさんたちに対する支援活動も行っていました。その過程で調べていくと、フィリピン人の多くは興業ビザで、エンターテイナーとして来日していたんです。 ー80年代〜90年代にかけては、興業ビザを使って多くの女性が来日し、フィリピンパブで働いていました。 中島:当時支援をしていた女性たちのほとんども、そのような経緯で来日しています。けれども、2005年から、興業ビザの適用が厳格化され、フィリピンパブでの就労を目的とした新規の入国が難しくなり、若いフィリピン人女性の供給を断ち切られたフィリピンパブは大打撃を受けてしまいました。当時読んでいた論文にはそう書いてあったし、僕もその認識でした。それなのに、大学院入学当時の2011年、先輩に連れられて初めてフィリピンパブに行ったところ、日本に来て数ヶ月という若い女性が数多く働いていたんです。 ービザの発給要件が厳しくなり、フィリピンからの出稼ぎは絶望的になっているはずなのに……。 中島:これは何があるんじゃないかと思って調べたのですが、論文にも本にも書いていません。だったら、フィリピンパブに通って、女の子から直接話を聞こうと思ったんです。けれども、そんな簡単にはビザのことを教えてくれませんでした。そんなときに出会ったのがミカなんです。意気投合し、プライベートでも会話をしていくうちに、彼女たちが日本人ブローカーの仲介のもと、偽装結婚をして配偶者ビザを獲得しているという現実が見えてきました。 ーはじめ、中島さんは研究を目的としてフィリピンパブを訪れていました。けれども、ミカさんと出会い、デートを重ねるうちに恋愛関係に発展していきます。いったい、何があったのでしょうか? 中島:ある日のデートで、ミカから「付き合って」と言われました。ただ、向こうはフィリピンパブ嬢だし、偽装結婚もしている。お客さんの延長なのか、本気の恋愛なのかはわかりません……。だから、こちらも、研究のために利用しようという気持ちがあったんです。ただ、付き合いながらいろんな経験をしていくうちに、本当に僕のことを思ってくれていることに気づきます。だんだんと、研究対象としてではなく、彼女の人生に寄り添ってみたいと思うようになりました。 ー本来、研究者としては、恋愛関係に発展することはNGですよね……。 中島:研究者としては失格です(笑)。大学の指導教官からも「早く別れなさい」と忠告されました。けれども、眼の前で彼女が大変な状況に置かれているのに、研究なんかしてもしょうがない。研究は社会のためにもなりますが、知的好奇心の満足や論文の執筆など、いわば「自分のため」であることが大部分。そうではなく、お互いに寄り添いながら一緒にいたいと思ってしまったんです。 ーしかし、そんな「失格」の視点から見えてきたのは、客観的な場所からは知りようのない彼女たちの現実でした。 中島:フィリピンパブの裏には暴力団関係者がいるし、休みは月に2回しかありません。逃亡しないようにいつも監視されていて、自由に遊びに行くこともできない。ミカも偽装結婚相手と同居していました。ただ、そんな過酷な現実よりも驚いたのが、彼女たちにも「日常」があること。普通の人なら耐えられないような毎日を送っているはずなのに、僕らと変わらずにリラックスしたり、笑ったりしながら過ごしていたんです。 ー決して、過酷な生活に耐え忍んでいるだけではない、と。 中島:そう。僕自身も、ミカやその友達と関わって生活を共にしていたのですが、はじめはヤクザの影が怖くて脅えていたのに、だんだんとそれが日常になってしまいました。だから、本書を出版することが決まったときも、こんな普通の経験を誰が読むんだろう……、と不安だったんです(笑)。 ーミカの契約をめぐるトラブルのためにヤクザに交渉したり、全然、普通の経験じゃありません! 中島:もう二度としたくないですけどね(笑)。 ーその時は、ミカが急に偽装結婚の解消を迫られました。離婚すれば、配偶者ビザを失い、不法滞在となってしまうという切羽詰まった状況です。 中島:その時、彼女を助けられる人は誰もいなかったんです。正直行きたくなかったんですが、彼女と付き合いながらフィリピンパブを研究しようと考えているのだから、責任を持とうと肚を決めたんです。数発殴られるくらいですめば……と。 ーイケメンすぎっ! ところで、純愛ノンフィクションのようにも読める本書ですが、フィリピンパブを巡っては、入国制度や構造的な問題も指摘することができます。 中島:さまざまな問題がありますが、不法入国で来日するフィリピンパブ嬢や、背後に暗躍するヤクザだけを糾弾すればいいという単純な話ではありません。そもそも、フィリピンパブという業態は、80年代に興行ビザが開放され、大量の女性が日本に送り込まれたことから生まれました。国でも、彼女たちが資格外活動をしていることを事実上黙認してきたんです。しかし、00年代に入って、アメリカから「人性的搾取による人身売買」と指摘され態度を一変させます。ビザが厳格化され、フィリピンパブ嬢の入国は厳しくなった。国では、この政策の変化を「効果的だった」と評価していますが、実態は偽装結婚や偽装パスポートでの入国など、地下に潜っているだけ。突然「受け入れません」と言われても、一度開放した流れは止まらないんです。 ーそもそも、このような実態を生み出したのは、過去の日本の政策なんですね。 中島:また、違法化されたために、ブローカーとの契約を終えても偽装結婚の相手とちゃんと離婚できない、離婚したらビザを失ってしまうといった問題が起こっています。彼女たちは、ヤクザに苦しめられているだけでなく、法律の間でいちばん弱い立場に追い込まれてしまった。しかも、誰もケアをする人がいないんです。 ーフィリピンと日本との経済格差もまた、フィリピンパブ嬢を送り出す原因となっています。ミカの稼いだ金で、ミカの家族は貧困から抜け出し、フィリピンで豪華な暮らしを送っていますね。 中島:しかし、金を受け取っている家族は、フィリピンパブ嬢がどういう思いで日本で働いているかを理解していないことも多いんです。日本で働いているんだから無尽蔵に金を持っていて、いくらでも金をもらえると思っているし、お金がなくなると、急に家族が冷たくなってしまうという話も耳にします。それで関係がギクシャクし、本国の家族と疎遠になってしまうケースもあるんです。 ー本書にも、里帰りをして数十万円を振る舞うミカにたかる家族の姿や、金がなくなると急に冷たくなる様子が描かれています。 中島:もちろん、それは、日本人である僕の目線から見た姿です。ミカは、「自分が稼ぐお金で家族を助けたい」と納得しているんです。 ー日本の入国制度、フィリピンの貧困、ヤクザとの関係など、フィリピンパブを巡っては、単純な善悪の問題には割り切れない複雑な様相が横たわっているんですね。 中島:フィリピンパブには「売春」や「犯罪」というイメージが根強く、色眼鏡で見られてしまうことはしばしば。けど、フィリピンパブ嬢たちも、それぞれの立場で普通に生活し、彼女たちの日常を生きています。僕らだって、少し状況が変わったら、そのような立場に置かれてしまうかもしれませんよね。短絡的に、彼女たちを非難したり排除しようとするのではなく、寛容な心を持ちながら「なぜ、このような状況が生まれているのか」と、考えてほしいですね。
0投稿日: 2017.03.22
powered by ブクログものすごく読みやすくて一気に読了した。書名に社会学とあるが、ゴリゴリデータを分析したり考察を与えている訳では無い。専門性は高くないかも知れないが、その分著者が見たこと感じたことが素朴に表現されている、リアルな語りだと感じた。 あとがきにもあったように、一介の大学院生であった著者がこの本の出版に至ったのも、著者の希有な体験に惹かれた編集者との偶然の出会いによるものだという。調査や書籍化を意図していない体験に基づく「社会学」も、十分に思考の糸口に成り得ると感じ入った1冊であった。 それにしても、著者とパートナーのその後が気になる‥。
1投稿日: 2017.03.14
powered by ブクログ人を引きつけるタイトルである。一見フィリピンパブ嬢を調査したものかと思ったが、帯には「研究対象を恋愛対象にしてしまいました」とあり、それは面白そうだと思って買って読んだ。たしかに面白い。この2月の末に城崎温泉へ行ったが、そこへの車中でほぼ読み終えてしまった。たしかに、ところどころ社会学的な調査、データが入るが、面白いのは、研究対象にしようと思ってたまたま入り込んだフィリピンパブの女の子ミカにほれ、最後は結婚までしてしまうまでの顛末である。その間なにがあったかは想像がつく。もちろん親の反対があるし、ミカが偽装結婚させられた「組織」との対決等々はらはらさせられる場面がいくつもある。しかし、社会学的に面白いのは、ミカの親、親族のあくなき金の無心である。これは中国でもそうだし、東南アジアでも見られる現象で特に珍しいわけではない。そこには、持つものは持たざるものに施すという思想があるのだろう。持つものがいかに苦労してそれを得たかは問わず。最初はお互い疑心暗鬼でいるものの、だんだん心を許し体を許すところまでいく描写はなかなか感動的だ。文章がうまいのは、事実の面白さもあるが、この本の影の編集者である元朝日新聞記者松本仁一さんのおかげであろう。そしてその松本さんの予言するとおり、中島さんにとってたいへんなのは、あくなき金の無心集団を背景にもつ、これからのアキとの結婚生活である。
2投稿日: 2017.03.03
