
総合評価
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powered by ブクログ読み終わるまで、長い時間がかかった。疲れているときに読むと内容が頭に入ってこない。そうなると、休日の余裕ある時間が読書に割かれることとなる。 貴重な時間だ。しかしながら、その貴重な時間を割くだけの価値がこの本にはあったと思う。 「フェルマーの最終定理」 高等学校で数学を学んだ者なら聞いたことぐらいはあるだろう(と思っている)この定理だが、その内容が紐解かれるまでには、成立することが証明されるまでにはかなりの年月があった。数学者たちの闘いがこの書には描かれている。 フェルマーの最終定理、ってなんだったっけ。そんな風に思いながら本を開いたが、中々どうしてロマンが詰まってるじゃないか。 非常に濃く面白い。ただし、万人に薦められるかと聞かれると頷けない。 不思議な魅力がこの本には詰まっている。
0投稿日: 2015.01.28
powered by ブクログおもしろい! 歴史とか科学とか、数学はいろーんなことと繋がってるんだなって。 驚きや発見や感動やいろいろ。 数学が得意不得意に関わらず楽しめます◎
0投稿日: 2015.01.05
powered by ブクログフェルマーの最終定理だけでなく、数学全体の壮大な歴史を垣間見た。 数学というのはそれを証明して何になるのかという目的が掴みづらくて敬遠していた道だけど、数学は純粋数学だけではないことがよく分かった。純粋数学はそれ自体が目的であって現実世界にはほとんど応用されないが、数学はそれが全てではない。その予想の証明が数学的にだけてなく、物理学や他の分野にとってどういう意味があり、それによって文明がいかに進歩したかがよく分かる。 また、数々の数学者が予想の証明に人生をかけては破滅して行った歴史は非常にドラマチックだった。数十年に一度のレベルで生まれるある証明はまた数十年に一度生まれるある証明たちを幾つも繋ぎ合わせた上に成り立ち、全てはドミノのようになっていてその全ては定理になるために壮絶な洗礼を受ける。何かが間違っていれば数百年の歴史は一瞬にして崩れる。 数学に対するイメージが変わった。個人的には人の主観に左右されることはなく、論理的に正しいかどうかが全ての裁定者であるという性格も非常に好きである。
0投稿日: 2015.01.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
フェルマーの最終定理がどのように生まれ、3世紀の間、どのように数学者達を悩まし、どのように証明されたかが非常にドラマティックに書かれている。 登場人物が沢山出てくるので、途中で話が追えなくなるところがあったが、読み終えた時、一見余分に思える全てのエピソードが必要なものだったのだと思えた。 ワイルズが証明した後の世界についても書かれていることで、如何にワイルズが美しい仕事をしたかが理解できた。 フェルマーはどのような「驚くべき証明」を持っていたのか、持っていなかったのか…そんな謎が後に残るところも面白かった。
0投稿日: 2014.12.14
powered by ブクログ・あらすじ 数学って面白いよ!俺が分かりやすく教えてやる! ・かんそう 中学生の時に読んでたら数学すきになったかもなー。面白い。
0投稿日: 2014.12.09
powered by ブクログフェルマーの最終定理をめぐるノンフィクション。わからない数学のはなしもあったけれど、わくわくした。 C0198 蔵書
0投稿日: 2014.12.06
powered by ブクログ「フェルマーの最終定理」をご存じでしょうか? xⁿ + yⁿ = zⁿ この方程式はnが2より大きい場合には整数解を持たない と言うものですね。 フェルマーは変わり者だったようで、多く数学の問題を作っては〈私はこの命題の真に驚くべき証明を持っているが、余白が狭すぎるので、ここに記することができない〉等と残しこの世を去ります。その後、多くの問題は他の数学者によって解かれたが、この問題だけは三世紀半の間誰も解くことが出来ず、最後に残ったので、最終定理と呼ばれるようになる。 私は、この本を読む前までは、その言葉を聞いたことがある位の知識でした。「松浦弥太郎」氏の薦めで手に取るが、手に取った後、数学の難しい話なら解らんぞ。と心配になる。 話はフェルマーの最終定理を数学者「アンドリュー・ワイルズ」が解く数学ノンフィクション。本の著者が素晴らしい。数学音痴の私でも楽しく、引き込まれて興奮さえして本の頁をめくった。 ・数学の面白さを教えてくれる、数学になれていない人にも、言い替え分かりやすく説明されている。 ・この問題を解くまでに多くの数学者が、時には生死をかけかかわり、それぞれのドラマがある。 ・著者の構成力も驚嘆に値しダンブラウンの「ダ・ビンチコード」を読んでいるときのような、世紀の発見なのか!的興奮を覚える。 【数の面白さとして】 ・ピタゴラスは、和音や惑星の軌道にいたるまで、あらゆる事柄の背景に数が潜んでいることに気づき「万物は数なり」と言い切るようになった ・例えば川の長さは、直線距離のおよそ3.14倍にすると実際の長さになる ・科学的アプローチと数学的アプローチの違い。数学は他のどのような学問よりも主観排した学問だと言うことだ ・負の数、分数、無理数などは最初から有ったものではなく、そういう数が存在しなければ解けない問題に出くわし、「発見された」のだ 【ストーリー性として】 多くの数学者がこの問題に挑むが、誰一人として解けないので、諦められるか、間違いなのではないかと扱われ、一時は挑む人がいなくなった。しかし、多くの懸賞金がかけられることで、無理だと思われどの数学者もてを出さなかった、フェルマーの問題も再度脚光を浴びるようになる。 志村五郎と谷山豊という日本人がこの問題の解決に一役かっていると言うもの誇らしい。一人の数学者が、フェルマーの最終定理の真理は村山・志村予想が成り立つかどうかにかかっていると言うドラマチックな結論を導く 分かりやすいテーマでも、外人著者の書いたものだと、共感できない事が多いのになんたる説明力、文章構成力! アンドリュー・ワイルズが「最終定理」解いた!と発表するが、不十分な箇所が見つかり、審査委員会に補填を要求される。また長い間その問題が解決できずに、諦め、(他の人に「最終定理」を解かれてしまうことになっても)論文だけ公表してしまおうかと思った最後に、最後のピースを見つけ、「フェルマーの最終定理」を解いたと認められるに至る。 最終定理は解かれたが、何世紀も前で、色々な方法がまだ確率されていなかった頃なのに「フェルマー」自信はどのようにこの問題を解いたのであろう?実はフェルマー自信も公式に誤りがあり正解では無かったのでは?等の謎も残る。
1投稿日: 2014.12.04
powered by ブクログ期待通り、素晴らしい本だった。サイモン・シンの無駄の無い、緻密な構成も素晴らしいし、翻訳も読みやすい。自然科学系のノンフィクションでNo1なのは間違いないだろう。数学の知識が無くても、ある程度のところまでは理解できるように欠かれている。 フェルマーの定理の起源は、紀元前500年に証明された、ピタゴラスの定義に遡る。古代ギリシャってすごかったんだな~と感動。数というものが同変遷したか、そして証明がどういうことかが、時代に沿って説明されていく。それぞれの時代ごとに偉大な数学者がいて、彼らの研究・発見の上に今日の数学が成り立っていて、それは普遍的なものである。いたずら好きのフェルマーという数学者が謎解きをして以来、350年もの間誰も解けなかった問題に天才数学者アンドリュー・ワイルズが人生をかけて挑む。 彼が成した証明により、数学の世界が大きく広がり展開するという。世の中にはコンピューターでさえはるかに及ばない、頭がいい人がいるものだ。問題を解いてしまったことによる、目標喪失の虚しさなど、この本を読むまで全く知らなかった世界に感動した。 数学の素養が無いので、モジュラー方式というものがどういうものかも想像がつかないが、十分楽しめた。
0投稿日: 2014.11.24
powered by ブクログ第8回ビブリオバトルinいこま テーマ「眠れなくなる本」 で紹介した本です。 http://ikomabiblio.jimdo.com/記録/第8回2013年8月25日/
0投稿日: 2014.11.15
powered by ブクログ予定が空いた今日、一気に読み切ったが、ピュタゴラスからオイラー、そして谷山・志村、ワイルズまで、数論の歴史に触れられた。 久しぶりに数学脳になり、脳内は汗をかいたが、ドーパミンもでまくりで、あっという間に読めました。 良書‼︎
0投稿日: 2014.11.01
powered by ブクログ数学理論のロマンを追い求めた歴史ロマンというところだが、やはり純文系の私では理解力不足は否めず。数学者たちの苦悩を描く感動は残念ながら共有できなかった。 コンピューターの発展によってかつて証明されなかった理論がどのように解決されていくかというところで、数学的証明の基本的概念に深みを持たせるという考え方が出されている。この本が書かれてから20年近くたって人間にある分野では勝つだけの知能をもったコンピューターを数学者たちはどのように感じているのだろうか。
0投稿日: 2014.10.17
powered by ブクログかなりの量だったが、ピュタゴラスの時代から繋がっている数論の世界を子細に、かつ分かりやすく追っている。数学の世界に限らないと思うが、人と違うことをやろうと思ったら、それこそ寝ても覚めても考え続けなければならないと思い知らされた。
0投稿日: 2014.10.16
powered by ブクログフェルマーの最終定理の証明についてのノンフィクションなのだが、証明に取り組んだ人間中心に書かれていて読み易く面白い。エンターテインメントになっている。但しこれを読んでフェルマーの最終定理が判るか、数論の入門になるかと云うと、一般向け過ぎて何も判らない。数学者の中でも一割ぐらいにしか完全に理解出来ないと書かれているので、判らないのも宜なる哉。
0投稿日: 2014.10.03
powered by ブクログ数学は得意でも不得意でもないですが、細かく説明してあるから誰でも読める。 むしろ、数学の説明よりも数学の歴史的背景の方が滅入ってしまった。(私事ですが、社会が苦手なので。) この本には、フェルマーの最終定理以外の事も書かれている。 フェルマーの最終定理に大きな一歩を踏み出した人がした証明の数々、世に与えた新しい概念とかそういう風に蜘蛛の巣状に色んな情報が詰まっている。別に関係無いんじゃないかとも思ったが、数学者たちの完璧主義な証明、誰にもなし得無かった証明に取り組む高鳴りとかを感じさせる土台になっていると思う。 きっと、数学の定理や考えは誰かが見つけ出して多くの数学者による正確さの元に現在まで伝わってきて、私たちにはその中身だけを教えて貰ってるんだと感じられるはず。 沢山の方法を試された中の、一番最短の求め方を。なんの努力なしで。 数学に興味がなくても、一読の価値有り。
2投稿日: 2014.09.24
powered by ブクログ壮大な数学の歴史をフェルマーの最終定理に絡めて記したといっても良い様な作品。とても面白く読めた。数式の説明や理論の説明に執心していない分、哲学書としての趣も呈している。数学を人類はどう捉え、考えて来たか、人類にとって純粋な数学はどのような意味を持っていたか。また、なぜそこまでして難問に取り組むのか、朧げながら分かった様な気がする。
0投稿日: 2014.09.08
powered by ブクログ『x³+y³=z³において指数がn=3以上になると、これを満たす整数解は存在しない。』 有名なフェルマーの最終定理であるが、実は固有名詞として知っていたけれど式は忘れていた。 この定理が有名なのは、フェルマーがこれを明示し、さらに「私はこの命題の真に驚くべき証明をもっているが、余白が狭すぎるのでここに記すことはできない」 と書き記したからだ。 以降あまたの数論学者が解き明かそうとしたが、350年間解けなかった定理をアンドリューワイルズが8年間を費やして証明するに至る、ドキュメンタリー。 難しそうな話が続くのか思いきや、これがなんと感動のドキュメンタリー。 数学に全く興味のない人はそもそもこの本は手に取らないだろうから、ホンの数学初心者でも判りやすく面白く描いている。 ピタゴラスの定理からドイツ暗号解読で有名なエニグマ機まで話題は幅広い。 また日本の数学者が提唱した「谷山・志村予想」が解明に大きく寄与していた等、日本人の活躍も詳しく描写されているのも嬉しい。 読み応えありました。最初の章でいったん解き明かしたと思いきや重大な不備が発覚、どうなってんねん、どうすんねん、と思いページをめくると、次章からフェルマー以前からの数論の歴史。フェルマーも含めた数々の研究者の紹介(変人多し)と構成も上手い。 1年以上かけて不備を解明していく過程、そして最後のヒラメキ!不覚にも涙が出ました。 偶然見つけた本なんだけど固い内容の割にレビューも多い。 みんな面白い本上手に見つけるんだね~。
3投稿日: 2014.08.28
powered by ブクログ一般向けに書かれているので、数学的な攻略のアウトラインを描きつつも深入りし過ぎは避け、人類がこれまで数学を築いてきた様子を数学者の人生や社会背景などを交えながらドラマティックに紡いだ極上の物語。サイモン・シンと青木薫さんの翻訳の組み合わせは素晴らしい。 以前読んだ『暗号解読』の前著ということですが、この作者の3作目の宇宙創生の物語も読んでみたくなりました。
0投稿日: 2014.08.24
powered by ブクログ直角三角形に成り立つ三平方の定理で表される関係式は,無理数まで入れれば無数の解を持つが,これを整数に限ってみても(3,4,5)(5,12,13)・・・(140,4899,4901)・・・など,やはり無数にある。 しかしこれを平方ではなく立方へ,更に4乗,5乗,・・・と次数を増やした場合には,もはやこれを満たす整数の組は存在しない,というのがフェルマーの最終定理と呼ばれるものだ。リシュリュー枢機卿時代のフランスで,有能な官吏として過ごしていたフェルマーは,ディオファントスの"算術"を愛読していた。 そこに幾多の書き込みをしていたが,証明を見つけたが余白がなくて,それを書ききれない,とコメントされていたのが先の命題である。以来証明されるまでの350年間,それは問題の分かりやすさとは裏腹に誰も証明できずにきた。 今はワイルズの定理と言われているこの定理も,予想~証明~定理に至るまでには,多くの数学者の業績があり,直接的には谷山-志村予想,岩澤理論といった,日本の数学者が成した優れた業績と関係がある。 専門書を読むには,この手のドキュメントで得た知識は往々にして邪魔になる(ポアンカレ予想,リーマン予想など)が,この本は逆に専門の勉強をもっとしてみようと気力を与えてくれる。
0投稿日: 2014.08.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「nが3以上の自然数の場合、xのn乗+yのn乗=zのn乗を満たす0ではない自然数の解は存在しない」というのが、フェルマーの最終定理。 ちなみにnが2の場合、つまりxの2乗+y2乗=zの2乗はピタゴラスの定理として中学生の時に習います(直角三角形の辺の長さを出すためのアレです。三平方の定理とも言われますね)。nが1の場合は、小学校一年生の足し算なので言わずもがなで成立します。 17世紀に生きたフェルマーが「私は解を見つけたが余白が少なくて書けない」という、素人から見たら「言ったもん勝ちじゃねぇか」という置き土産をし、その後300年も数多の数学者がチャレンジしては跳ね返されてきたこの最終定理が解かれるまでを丁寧に追いかけた良書です。 この本が面白いのは、ただ単にフェルマーの最終定理が解かれた経緯や、解いた人であるワイルズ氏の経歴を述べる「だけ」に留まらず、数学そのものの歴史や、数学がいかに面白いものか、またその進歩がいかに人類の発展に寄与してきたのかがきちんと、数学の素養があまりない人にとっても面白く分かりやすく紹介されているところです。 特に「数学の素養がない人でも分かりやすい本」というのがポイント高いのではないかと。数学に限らず、専門分野はどうしても専門家以外を排除するような記載になりがちです。「読み物」として面白くなければ、当然ながらどんなに中身の詰まったものであっても読まれない。その点で、この著者の学者(なんと経歴としては数学者ではなく物理学者)としての、また作家としての力量の素晴らしさが分かります。 同じ著者の他の本にも、時間を見つけて手を伸ばしてみたいと思います。
1投稿日: 2014.08.17
powered by ブクログ「3以上の自然数nに対して、X^n+Y^n=Z^nを満たすような自然数X,Y,Zはない」たった一行におさまる、中学生でも理解可能な数式の証明のため、最も偉大な学者たちが世紀を越えてたずさわった。2000年以上前にピタゴラス、ユークリッドらが築いた数論の上に、フェルマーが定理とその証明のヒントを作り、360年の月日をかけてパスカル、ニュートン、オイラー、ベルヌーイ、ガウス、ノイマン、チューリング、ガロア、フーリエら一流数学者達と時には正面から、時にはその業績の結果として関わり、さらにはその難解さ故に人を死に追いやることも、また自殺から救うこともあった。 そして、最初はただの手遊びにみえた定理の証明は、いくつもの才能を通過する度に、副産物として虚数の利用、無限降下法、楕円方程式、モジュラー形式、ラングランズ・プログラム、などなど多くの理論を産み出しつつ、1994年10月、最後のピースをアンドリュー・ワイルズが埋めて解答に至ることとなった。 出自は当然のこととして、目的も才能も生きる意味も違った天才たちの軌跡が時代を越えて一つの数式で交わるこの物語こそ、人類のドラマだ。フェルマーの最終定理に関する物語はここで一旦の結末を見るが、ここで終わりかと落胆することはない。学問の数だけ、人類のドラマはあるのだから。
0投稿日: 2014.08.10
powered by ブクログフェルマーの最終定理の証明に至るまでには、アンドリュー•ワイルズの功績は言わずもがなだが、数学史に名を馳せた数学者一人一人の努力と歴史の積み重ねがあることを強く感じた。
0投稿日: 2014.08.10
powered by ブクログ悩んで悩んでリラックスしたときにふと問題が解決されることがある。私もきちんと悩んで生きていこうと思う。
2投稿日: 2014.07.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
nが3以上の時、X^n+Y^n=Z^nは成り立たない。フェルマーの最終定理はこれだけの単純なもの。nが2ならピタゴラスの定理で、(3、4、5)(5、12、13)とか成り立つ組み合わせが無数にあるのに。プリンストンの若き数学者が1994年に8年間かけてこれを証明するまでに300年以上の年月がかかった。証明は全体で100ページ以上。そのすべてを理解できる数学者は世界でも100人はいないらしい。 このとんでもない定理(と数学全体)の背景や、数学者の苦闘の歴史などを精緻に記録したノンフィクションは文庫で500ページ弱、読み応えあり過ぎw。数学好きにとって、楕円方程式とモジュラー形式の対応なんてホントに「美しく」て、受験数学の行列と方程式(だったかな?)の対応の「美しさ」を思い出した。「尺度」初め、様々な不完全性を課された社会科学者としては、数学の完璧さはホントに羨ましい限り。 この定理の証明に大きな役目を果たした「谷山・志村予想」を打ち立てた谷山豊の自殺と婚約者の後追い自殺の話も、断片的には聞いてたけど、この壮大な物語の一部となると別の意味を持って来る。 人類が数学に手を染めてからの2000年以上の歴史をカバーした、とにかくスケールの大きな作品。さすが、2000年のベストセラーです。数学好きにはお薦め。
1投稿日: 2014.07.26
powered by ブクログ「ケプラー予想」に引き続いて「フェルマーの最終定理」を読破! フェルマーの最終定理を解いたアンドリュー・ワイルズという数学者はもちろん大変にすごい人なんですが、一心不乱な感じが可愛らしい。。。数学者ってみなさんキュートですねぇ~ 高校生ぐらいまでは算数も数学も好きだったけど、大学の教養課程で数学(のなにか)を受講したとき、「あ、これが実は(本来の)数学だったのか! だったら、私ぜんぜんダメかも。。。」と思い知らされました。 でも、数学の話を読むことは好きなので、「ケプラー…」もそうだったけど、本書もとても楽しめました。 巻末にあるいくつかの(しろーとにもわかる)証明もやってみました。解けるとうれしいね。
0投稿日: 2014.07.19
powered by ブクログ数学が嫌いな私でも小説として楽しめました。数学者の面白さがわかる本です。 ただ、最終的にはある程度の数学の知識がないと理解できないかもしれません。私は若干理解できないところがありました。
0投稿日: 2014.06.30
powered by ブクログ私が サイモン・シン&青木薫 訳 に初めて触れた本。数学がちっともわからなくても、方程式は二次どころか、一次でストップしている人でも、日本語さえ読めれば、楽しく読める本。数学の本というよりも、フェルマーの最終定理という難問を軸として繰り広げられる、350年にわたる人間ドラマ。そういう形容が一番近いかもしれない。青木薫さんの翻訳、マジ神。
1投稿日: 2014.06.28
powered by ブクログ「それから私は黒板にフェルマーの最終定理を書き、こう言ったのです。 『ここで終わりにしたいと思います』 喝采がわき起こり、いつまでも止みませんでした」 350年をかけてようやく証明されたフェルマーの最終定理。 この本は、単にこの問題について書かれているわけではなく それまでの道のり、様々な数学とその背景、歴史が鮮やかに彩られ 物語を読んでいるような気持ちにさせてくれる。 ワイルズのことだけでなく、谷山=志村予想や フェルマーの最終定理以外の数学に関わる人たちのことも 書かれていて、どのページを開いても楽しめる 何度でも読みたくなる本。 やっぱり、ワイルズのあの歴史的瞬間のページは ぐっとくるものがある。 2011.11.12
0投稿日: 2014.06.20
powered by ブクログ読んだのは、高校の時だったか大学の時だったか。文庫で出ていたのでつい購入して読んでしまった。 一つの問題に対して、人が変わり、時代が変わり、真理に向かって一歩ずつ進んでいく姿に涙する。 それはまさにロマンと言える気がする。 そして、数学のことがわからないのにも関わらず、謎が溶けた瞬間の描写に涙する。これはすごい文才(そして翻訳)だと思う。そして、わかっていればもっと感動が深いのだろうなと、羨ましい気持ちにもなる。
0投稿日: 2014.06.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
数学の詳しい話は理解できないが、 数世紀かかっても解けない難問に向って 人生をかけて取り組む人たちのエピソード、歴史など とても熱い話でした。 何年も、人生をかけて挑んでいる問題に対しての答えが浮かんだ時の心境が素晴らしく、自分も一生に一度でもそのような感覚が味わいたいと感じさせられました。
1投稿日: 2014.06.04
powered by ブクログ最高に知的なエンターテイメント、と云ふと失礼か? しかし数論の歴史や日本人数学者の活躍まで描かれてゐて、すごく引き込まれた
0投稿日: 2014.05.23
powered by ブクログフェルマーの最終定理。数学にちょっとでも興味があった人は必ず惹きつけられずに違いないアレです。中学三年で習うピタゴラスの定理(三平方の定理)を拡張しただけの単純な内容ながら、17世紀の数学者のフェルマーが「私はこの命題の真に驚くべき証明を持っているが、余白が狭すぎるのでここに記すことはできない」、というメモを残したきり死んでしまい、その後、何世紀も解かれることのなかった問題です。 いやー、私も中学生だった頃、この話を聞いたのですが、ときめきましたねー。この問題は解けるのだろうか?300年以上様々な数学者がトライしていて、未だに解答が見つからない、ロマンだかミステリーだか、とにかく惹かれました! そうこう言っているうちに、20世紀も終わりの頃に、ついにフェルマーの最終定理が解かれたとのニュースが世界中で話題になりました。結局、最新の数学理論を駆使しての証明だったのですが、この300年に渡る数学者の戦いをドラマチックに綴ったのがこのノンフィクション。 テーマも面白いのですが、私のような素人でも楽しめるようにまとめ上げる、作者サイモン・シンの力量が素晴らしすぎる! 現代数学における数論なんて、本当にニッチで地味だと思うのだけれど、こんなにドラマチックなエピソードがあるなんて、感動しました! ちょっとでもフェルマーの最終定理に興味がある人は必読だと思います!!
0投稿日: 2014.05.19
powered by ブクログおっもしろかったー。 最初は図書館で借りて来て読み始めたのだけど、あまりにも面白いのでさっさと返して急遽購入致したました。 数の世界は美しくて残酷。数学者って絶対ロマンチストだよねぇ… 知識が算数レベルで止まってる私でも大変楽しく読めたので、そういう意味でのハードルは全く高くありませんよ。おすすめ。
2投稿日: 2014.05.14
powered by ブクログ数学の証明をテーマにした本格的ノンフィクション小説。 ピタゴラスの定理でも知られているように、a²+b²=c²を満たす整数解は簡単に見つけることができる。ところがa³+b³=c³のように指数がn=3以上になると、これを満たす整数解は一つとして存在しなくなる。17世紀、フェルマーはこの命題を発見するが、「私はこの命題の真に驚くべき証明を持っているが、余白が狭すぎるのでここに記すことは出来ない」としてその証明を表すことはしなかった。それ以降、多くの数学者がこの命題に挑んでは敗れ去っていく。時を経て20世紀末、ある天才数学者が遂にこの史上最大の難問『フェルマーの最終定理』を完全に証明したと思われたが… 数学がメインの作品とはいえ、わかりやすく解説されていて読みやすいし、古代から現代に至る数学者のエピソードや、数学の謎や魅力が興味深くて面白い。そして何より、数学者達の数々の失敗や功績が一つ一つ統合されてフェルマーの最終定理の証明に迫っていく過程は、迫力満点で読み応え◎ この本を読むと『証明』が如何に難しいか考えさせられるけど、これをSTAP細胞の問題とリンクさせるのは安易かしら。。
0投稿日: 2014.05.11
powered by ブクログ「時間に手をのばして… 道を希求することの恐ろしさーー その道が拓いた知の光の美しさーー 人はみなアンドリュー・ワイルズにはなれない」 ノンフィクションでタイトルの定理を解説しつつも 「解かれる」とはどいういうことなのか、 自分の人生を重ね合わせ、その剣呑さが迫ってきます。 (マキヤさん)
0投稿日: 2014.05.02
powered by ブクログ古代ギリシアのピタゴラスの時代から17世紀にフェルマーが謎かけをし、それが20世紀になってようやく明かされるまでの歴史とそこに関わった人々のドラマをまとめたもの。「フェルマーの最終定理」だけでなく、その背景となる数学(数論)全体の歴史、数学者の考え方といったことについて述べられている。 数学の「美しさ」ということについては、藤原正彦『世にも美しい数学入門』という新書で知ることができたが、「フェルマーの最終定理」で更なる数学の魅力が分かった。それよりも、「○○が無限にある」とか「○○は存在しない」ということの証明ってすごい難しい(けど面白い)んだな、と思った。こういう問題は高校の数学の証明でもやったことない気がする。また、本論から外れる数学的なことについては「補遺」という部分が設けられており、そこで解説されているが、そんなに数学のことが分からなくても理解はできるし面白いと思える部分もある。例えば「ピュタゴラスの定理の証明」とか、「√2が無理数であることの証明」とか面白い。でも「点予想の証明」という証明問題は、そんな証明の仕方があるのか、という驚きが大きい。「ゲーム理論とトルエル」というのは謎かけみたいで楽しい。本文中にも「チェスボードの問題」など出てくるが、数学ができる力というのは論理論証できる力なんだと思った。 さらに、数々の数学者のエピソードも興味深い。ピュタゴラスが√2が無理数であるんじゃないかと言ったヒッパソスという人を死刑にするなんて、数学の美しさへの冒涜、のような感覚だったのだろうか。女性の数学者がいかに偏見の中で研究を強いられたかという話も出てくるが、中でもヒュパティアという四世紀の人物の描写がえげつない。 肝心のフェルマーの最終定理の話では、定理自体がこんなに簡単なものだとは知らなかった。というか解決されたものだということさえも知らなかった。その論証の道筋は、とりあえず谷山=志村予想の証明がこの最終定理の証明につながるということは分かったが、それ以上はよく分からなかった。でもそこに至るまでのストーリーがとても面白く、例えば途中で「決定不可能」な命題があることを証明してしまう人がいるなんて、なんて意地悪な、と思ってしまった。フェルマーの最終定理が偽なら反例を見つければよく、「『偽ならば決定可能である』という命題の対偶は、『決定不可能ならば真である』なのだ」(p.238)と言うような論理を成り立たせるなんて、残酷だなあと思った。 あとスコットランドの黒い牛を見たときの天文学者、物理学者、数学者の反応というのが面白かった。でも天文学者と物理学者の人は気を悪くしないんだろうか。(現に訳者は物理学をやっている人らしいが、気を悪くしていたし) というように、文系のおれでも色々楽しめる数学ドキュメンタリーだった。(14/05/01)
1投稿日: 2014.05.01
powered by ブクログやっと読み終わった! 博士の愛した数式でも思ったけど、数の世界は本当に面白い。友愛数とか完全数とか双子素数とか。世の中曖昧なことが多いけど、数学的証明は完全で絶対的真理。数学的?には「私は嘘つきです」は矛盾が生まれて証明できないというのも面白い。 あと、どの分野でもそうなんだろうけど、全く新しい概念を発表するには相当な努力と信念が必要なんだなと思った。やっとの思いで発表したら、その後は様々な好奇の目にさらされ、審査が終わるまではいつかその矛盾を指摘されるんじゃないかと不安とたたかったり。 数学ではいろんな定理が出てきて当たり前のように使ってるけど、ワイルズ含め様々な数学者の苦労や努力の上に今の数学があるんだなと思った。 難しい証明も多く挫折しそうになったけど、最後の方はすごいはまってた。読み終わったらなんか喪失感。 読んでよかった!
0投稿日: 2014.04.26
powered by ブクログ面白い。もっと前に読んでおけばよかった。難しいだろうと思って敬遠していたがそんなことはなかった。 中学校レベルの数学の知識で十分だ。 前半はフェルマーの最終定理とは何かということを数論や関連したパズルを通して分かりやすく説明している。最終定理自体は簡単に理解できる。 証明に使われる谷山=志村予想やモジュラー形式あたりから理解不能になってくるが、それはそれで話が物語になり益々面白くなる。ワイルズは勿論凄いのだが、作者のサイモン・シンも素晴らしいと思った。 ワイルズが証明を発表すると世界から注目され、一躍有名になる。しかし、その後欠陥が見つかり天国から地獄に落ちる。最近のSTAP細胞発見問題に似ている。フェルマーの最終定理以外の証明問題も最初から欠陥のないものは少ないらしい。自殺者も多い。 優秀な学者ほど楽ではないようだ。
0投稿日: 2014.04.24
powered by ブクログフェルマーの最終定理については、名前を聞いたことがある程度でしたが、文系でも読みやすいように書かれており、スラスラと読むことができました。 数学の世界の奥の深さを知ることができるため、今まであまり数学に縁がなかった人に読んでほしい本です。
1投稿日: 2014.04.08
powered by ブクログうわー。数学ノンフィクションって、こんなにおもしろい読み物になるんだー。素材選びも含めてかもしらんが、ライターの力量が抜群だ。 フェルマーの最終定理とは。まぁ、その前にまず「ピュタゴラスの定理」を思い出そう。習ったはずだ。「直角三角形の斜辺の二乗は、他の二辺の二乗の和に等しい」というやつ。これは「x^2+y^2=z^2」とも書ける。実に単純。しかし、これをちょっとだけ変えると……二乗ではなく三乗以上の任意の数(n)の場合、この式は整数解を持たない、というのが「フェルマーの最終定理」だ。たったこれだけのことを証明することが、どんなに果てしない夢物語だったのか、そしてその物語にどうやって最後のピリオドが打たれたのか、それが本書のテーマとなる。 とっつきの第一章から、説明がじょーず。数学における「証明」というのがどういうチカラを持っているかを「隅を切り取られたチェスボード」を例にして解説するところ。隅っこの2カ所だけを切り取ったチェスボード(62マス)がある。これをちょうど2マス分を覆うドミノ31個でぴったりと覆えるか。答えを探して試行錯誤し、何百万回試しても、もしかしたらできるかもという可能性を排除できない。でも、数学的な解決なら……すっぱりと言い切れるよ。つまり 「切り取られたのは2つとも白いマスであるから、 盤上には黒のマス32個と、白のマス30個がある」 「盤上のどのマスも黒と白が隣り合っている」 「ドミノは必ず隣り合った2マスを覆う」 「だからどんな並べ方をしても、ドミノは黒と白の2マスを覆う」 「つまりは2つの黒いマスと、1枚のドミノカードが残る」 ……なるほどじゃん。 で、「フェルマーの最終定理」の証明もこれと同じように、何百万通り、何千万通り、とにかく数え切れない無限の「n」について証明することなんだと。わかりやすーい。いめーじしやすーい。 本書で繰り返されるのは、数学の証明というのは、ひとりの天才が1から10まで考えるモノじゃないってこと。こつこつと先人の知恵を積み重ね、それまでに開発されたいろんな道具を駆使しながら、ひとつの伽藍をくみ上げるというものだって。その「道具」として決定的に重要な役割を果たしたもののひとつに「谷山・志村予想」というものがある。これが成り立てばフェルマーも成り立つ、という重要なパーツ。しかもこれが「予想」ではなくきちんと証明されれば、数学の基礎に大きな前進をもたらすはずの。もちろん日本人の数学者の仕事だ。これについて1章をさいて詳述してあるのが誇らしい。谷山氏と志村氏のエピソード、ちょっときゅんとしてくるよ。そういった先人たちの苦労の先に、ひとりの数学者の努力があって、ひとつの山が頂上を明け渡した。この本は、フェルマーの最終定理を証明した天才数学者・ワイルズ一人の記録ではなく、谷山・志村をはじめとしたいろんな数学者の群像を描いている……そこもすばらしいんだなー。 数学大好きという人よりも「大嫌い」という人のほうが多いだろう。でも、著者はたくみな構成、上手な例示、達者なストーリーテリングで、この難解な問題を、誰もが共感できるドラマに仕立て上げている。じつに見事な仕事だと思う。名著というにはばからず。
0投稿日: 2014.03.30
powered by ブクログテレビ番組作成のディレクター?が作成していることもあって、ノンフィクションでありドキュメンタリーでありという珍しい作品だと思います。 数学をちょっとかじっていないと文章を読み進めるのは厳しいような気もしますが、物語としてロマンを求める人間ドラマには心が熱くなります。 これを読むと、数学者はちょっとした偏屈な人間の集まりのような気がしないでもないですが、結構自分は楽しめました。学問の世界に挑むのはすごいことなんだなと思った。
0投稿日: 2014.03.29
powered by ブクログ360年も解かれなかった問題が解決したかもしれない論文発表の締めくくりの言葉は鳥肌が経つほど感動しました。詳しい数式の解説というよりはドキュメントのような感じなので読みやすいです。
0投稿日: 2014.03.23
powered by ブクログ通勤途中に読んでいたので、毎日毎日前回どんな話だったか思い出すのが大変だった。この本はいっきに読むべきだと思う。 素数とか虚数とか高校数学で学んだのとは違う形で出てきてとても面白かった。
0投稿日: 2014.03.22
powered by ブクログ「みんなは数学は好きかい? なに、キライ? それでもフェルマーの最終定理くらい知ってるだろ? え、知らない? ……懸賞金問題だよ? アンドリュー・ワイルズのことも知らないの? ほんとに? ……うおおおおおぜsrxdctfvgbhんjmkl!!」……というノンフィクション。 ちなみにフェルマーの最終定理というのは、「3 以上の自然数 n について、x^n + y^n = z^n となる 0 でない自然数 (x, y, z) の組が存在しない」というもの。フェルマーがこの定理について驚くべき証明をしたと書き残したは良いけど、その証明はなされず300年以上が過ぎ去ったわけです。で、この本は、フェルマーの「証明しちゃったテヘペロ」に振り回され頭を悩ませ続けた数学者たちと、その最終定理を証明し360年の歴史に決着を付けたアンドリュー・ワイルズの物語です。 数学のことなんかなーんもわからなくても、苦悩と苦闘とドラマがすごくて、本当に一気読み。これを読まずに一体なんの本で感動するというのでしょう? (ちなみに、ワイルズが最終定理を証明した際の論文は下記URLへレッツゴー! 僕には異星の論文です) 「モジュラー楕円曲線とフェルマーの最終定理」 http://math.stanford.edu/~lekheng/flt/wiles.pdf
0投稿日: 2014.03.21
powered by ブクログ数学・数理のことなど全くわからないだろうと、一度も手に取ることはなかった一冊。尊敬する成毛眞氏の推薦本なので 読んでみた。著者のサイモン・シン+翻訳者の青木薫氏のタッグのもと、かなりおもしろかった。日本人数学者についてもちゃんと言及されている点も偏りがない見方をされており、同じ日本人としてうれしい。
0投稿日: 2014.03.21
powered by ブクログ数学知らなくても読める 数学好きなら絶対読むべし 300年以上解けなかった問題を一人の数学者が解く話 有名な方々の名前や定理が出てきて面白い 純粋に知を求めることってのは大切 そして、日本人も沢山出てくるところが嬉しい
0投稿日: 2014.03.16
powered by ブクログかなり読み応えありますが、本当に面白いです。数学に多少でも興味がある人、あった人には本当にオススメです。
0投稿日: 2014.03.15
powered by ブクログ数学者たちを300年以上も悩ませ続けた「フェルマーの最終定理」をアンドリュー・ワイルズが証明するまでの物語。証明の内容自体よりは(それが難解過ぎるので)、様々な数学者が証明に挑んでは挫折し、また次の時代の数学者が挑み続ける人間ドラマに軸足を置いているので、数学の知識が無くても楽しめます。驚いたのはこの偉業に谷山・志村という日本人が非常に重要な役割として関わっていたこと。訳が非常に読みやすく、著者の展開するドラマに引き込まれます。ワイルズは証明を発表した直後に理論の欠点を指摘され、約1年後にその欠点を克服しました。STAP細胞の信憑性が疑われていますが、改めて実験、検証を重ねてより素晴らしい発見となることを応援したいです。
0投稿日: 2014.03.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
数学史の中でも特筆して難しく、また様々な波乱を巻き起こしたフェルマーの最終定理にまつわる3世紀の数学者の闘いが如実に表現されています。 導入は古代ギリシャやローマにまつわる数学の始まりから。終りはフェルマーの最終定理の先に立ちはだかる現代の未解決問題まで。 数学者の人間味あふれるドラマと、好奇心による数学の心理のあくなき探求が描かれています。 このような本は実に貴重です。その分野の学を修めない限りは象牙の塔としてそびえ立つ学問の深遠な部分を、ドラマチックに描いて門外漢である私をも感動させてくれました。 どんな科学にも言えることでしょうが、真理を探究する人類の歴史が、凝縮されて詰まっているようです。
0投稿日: 2014.03.11
powered by ブクログ数学が分からない自分ではあるが、1つの定理を証明するために約300年!!それも、類希ない才能を持った天才達が挑戦して。この定理に関わった人の価値がプラスαでこの定理の価値をより一層高めている。 1つのことを本気でやるってことはこういった人が言えるのかもしれない。 読んで損はないと思う。
0投稿日: 2014.03.10
powered by ブクログ「1=2の証明」も 「333333331←素数じゃない」も 「川の長さと直線距離の比」も 「誕生日のパラドックス」も 「スコットランドの羊は黒い」も 「数学SUGEEEEEってなること教えてくれ」系のスレで出てくるトリビアの大半がこの本からとられていたんだね!
0投稿日: 2014.03.03
powered by ブクログ300年間誰にも証明できなかったフェルマーの最終定理に出会って30年、ついにその証明を成し遂げたアンドリュー・ワイルズの物語。とても気持ちが熱くなる。 証明できたからと言って、何に役立つわけでもない。ただ解きたいから、ひたすら研究を続ける。ロマンである。
0投稿日: 2014.02.27
powered by ブクログフェルマーに至る前のピタゴラスから始まる数学者の歴史、そしてフェルマー以降、ワイルズの証明までのフェルマーの最終定理に挑戦した数学者の歴史 当たり前のことなのだけれども、数学にも歴史があるんだなと。 谷山-志村といった日本人も証明の重要な役割をになっていたのだと、感銘を受ける。 科学はある程度曖昧でも社会の有用性があれば活用されている。しかし数学には完全性。何一つ穴が許されない。数学者とはいったいどういう人種なのだろうか。会ってみたいが、今の自分では。。。 数学なんてまともに学んだことがない自分でも、非常に楽しく読み進めた。 非常に薄っぺらいけど数学の見方がすごく変わった。
0投稿日: 2014.02.24
powered by ブクログこれは素晴らしいわ。今まで読んだ本の中でトップ10に間違いなく入る。数学、とりわけ数論の話なんやけど、分からんなりに分かるし、ガウスとかテイラーとかオイラーとかフーリエとか馴染みのある(公式や定理として)レベルの人が登場人物になってたりするのも面白い。なんとか畑でつかまえてとか、若い時に読んでおきたかったとか言うけど、これを中学とか高校の時に読んでたらやばかった。知的興奮だとかロマンだとか、私が大事だと思うものがたくさん詰まってた。いやはや面白かった。オススメってレベルじゃなく、無理やり買って読ませるレベル。
3投稿日: 2014.02.05
powered by ブクログアンドリュー・ワイルズは、1963年、彼が10才の時に、学校からの帰り道、イギリス ケンブリッジ ミルトン通りにある町の図書館で、古代ギリシャに起源がある「フェルマーの最終予想」に出会い、魅せられ、以来、彼の心を捉え、片時も忘れることはなかった。屋根裏部屋での秘密裏で孤独な研究、1993年6月の講演、その後の欠陥の発覚と修復など、苦闘は8年間に及んだ。遂に、1995年5月、「谷山=志村予想」の部分証明を経て、「フェルマーの最終予想」を証明する論文が掲載された。ドラマチックに生き生きと描かれている。多くの日本人数学者(山谷、志村、岩澤、肥田)が、この証明に大きな役割を果たしたことに関しても、しっかりと書かれている。尚、最終章「数学の大統一」と補遺1〜10も、楽しませてくれる。
0投稿日: 2014.01.31
powered by ブクログ3世紀半もの間、謎とされていた数学上の大問題を一人の天才アンドリュー・ワイルズが証明した。そのドキュメンタリー。ノンフィクション。 彼の成した偉業を縁取るだけでなく、数学と数学史を俯瞰している。上記定理の証明に関わる他の定理や“予想”、またその提唱者のエピソードも豊富かつ丁寧に取り扱われていた。 数学そのものの中身への言及箇所には、巻末補講が付されており、復習や再学習のための便宜が図られている。 ピーター・フランクルも言っていたけれど、紙とペンと“論理”さえあればどこでも数学をすることができる。 数式は無味乾燥であり、面白みに欠ける、と断じてしまいがちな私であるが、その態度を見直したくなってくる。数学に宿る(とされている)完全性、つまり理路整然としており、矛盾のないこと。これゆえに数学者のロマンが立ち上がってくる。マイナスやゼロの概念、虚数の領域…の必要性、その存在の必然性が生じてくる。
0投稿日: 2014.01.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2014.1.22~28 読了 "ピタゴラスの定理"に端を発する"フェルマーの最終定理"を300年越しに証明した1953年生まれのアンドリュー・ワイルズ(年下とは吃驚!!)。中学程度の数学知識があれば誰でも理解できる設問だが、その証明は数学専門家でも10%しか理解できないという難解さだという。ピタゴラス(B.C.6世紀)、ユークリッド(B.C.3世紀)、ディオファントス(A.D.3世紀)から連綿と歴史が繋がっている数論の世界、迫害を受けた女性数学者たち、日本数学者の貢献など"フェルマーの最終定理"の証明に至るまで興味深く読めた。
0投稿日: 2014.01.28
powered by ブクログ横綱級のノンフィクション。 どっしりとした読み応え、重厚でありつつも分かりやすい文章と内容。 えらい読み応えがあって、読書した~って感じにさせてくれる。 フェルマーの最終定理はともかく、その他の定理だ予想だは さっぱりわからないけども、なんとなくわかった気にさせてくれるのは 文章がすばらしいのだろうか。 文句なしにおもしろいっす。
0投稿日: 2014.01.23
powered by ブクログフェルマーの最終定理は、ワイルズが古代から現代の数学の叡智を結集して解決したという内容に相応しい作品でした。数論なんてよくわからなかったけど、歴史上の数学者のそれぞれにドラマがあり、長い歴史の中で着実に踏み固められた数論の深さがわかりました。最後、論文に欠陥が見つかったが中々解決できずに苦戦し、敗北間近からの起死回生の大逆転劇は引き込まれました。またこの問題解決にあたり、日本人が功績が絡んでいることも知ることができて、よかった。
0投稿日: 2014.01.21
powered by ブクログ数学、数論にほとんど興味の無い私でも超熱いドラマに感動して一気に読み終えられた。 数々の天才達の仕事とワイルズの仕事が次々とリンクしていくところがなんとも言えなく面白い。 最後の証明が完成する瞬間はじーんとした。 NHKの『神の数式』も面白かったし、こういう本をもうちょっと読んでみようかな。
0投稿日: 2014.01.20
powered by ブクログドラマティックで素晴らしい! フェルマーの最終定理は知っていたのですが、こんなドラマがあったことには本当に驚きでした。最後に証明できた所では鳥肌が立ちました。 この本の凄い所は、あとがきでも書かれていますが 数論の難しさを感じさせない所です。 理系の一般常識レベルの数式を知っていれば読むことができます。 本当にオススメの本です!
0投稿日: 2014.01.08
powered by ブクログこの本は数論という数学の一分野をテーマに、ピュタゴラスやエウクレイデスをはじめとする過去の偉人たちが経験した知的興奮を追体験することができる内容になっている。 我々は学校で数学の定理や公式を学ぶが、その一つ一つには数の魅力に取り憑かれた人々による発見、あるいは証明があり、その背景には喜怒哀楽をもつ人間の歴史がある。まさに、「数学の創造は、苦しみに満ちた神秘的な体験」なのである。 著者であるサイモン・シンは、素人には困難で理解不能なフェルマーの最終定理の証明内容に深く立ち入ることなく、それを証明したアンドリュー・ワイルズの不安で苦悩に満ちた孤独な闘いを見事に描き切っている。また青木薫氏の翻訳も秀逸で、原書が英語であることを忘れてしまうほど、内容に惹き込まれてしまう。 読書に知的興奮を求める人にとっては、読書の楽しみここにあり、ということを実感させてくれる良書である。
0投稿日: 2014.01.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
数学などなにもわかっていない人間を、これだけ集中させるというのはやはり並大抵の技術ではない。フェルマーの最終定理という一つの問題を追いながら、その旅が同時にピタゴラスからユークリッド、オイラー、ガウス、ゲーデルという数学史をめぐる旅に重なるという興奮。そしてフェルマーの最終定理が解かれるところで示唆される「数学の大統一」。このテーマと構成を決めた段階で本書の成功は約束されていた。
0投稿日: 2013.12.26
powered by ブクログ至るところで絶賛されている数学本に挑戦。これは本当に名著でした。 本来、専門知識のある理系の人にしか理解できないような難しい話題を、一切予備知識なしの一般の人にも伝わる言葉で文章にすることができるサイモン・シンは素晴らしい! とても貴重なライターだと思う。 単なるドキュメンタリーでなく、ワイルズの苦悩まで描かれていて、まさに「ドラマ」があった。そこに日本人が登場するのも嬉しかった。 なかなかボリュームもあるので、知的興奮でお腹いっぱいになれます。 ピュタゴラスの方程式(x2+y2=z2)を変形させて、 『2乗よりも大きいべきの数を同じべきの数の和で表すことは不可能である』『私はこの命題の驚くべき証明をもっているが、余白が狭すぎるのでここに記すことはできない』 そう書き遺した17世紀の数学者フェルマーの謎かけに、後世の数学者が挑戦するノンフィクション。 — Memo: p14 数学者はただ、間違ったことを口にするのがいやなだけだ p57 科学的証明と数学的証明とは、重大な点で異なっている。数学的証明は、一連の公理から出発する。公理が正しく、論理が完全であれば、結果として得られた結論を否定することはできない。こうして得られた結論が定理である。 科学においては、ある自然現象を説明するために仮説が立てられる。その現象を観察した結果が仮説とうまくあっていれば、その仮説にとってプラスの証拠となる。こうして集められた証拠が圧倒的になったとき、この仮説は科学理論として受け入れられるのである。 p323 「新しいアイディアにたどりつくためには、長時間とてつもない集中力で問題に向わなければならない。その問題以外のことを考えてはいけない。ただそれだけを考えるのです。それから集中を解く。すると、ふっとリラックスした瞬間が訪れます。そのとき潜在意識が働いて、新しい洞察が得られるのです」
1投稿日: 2013.12.23
powered by ブクログ数学者の人生が波乱万丈でどんどん読み進めれた。 数式が出てきて難しい箇所もあったが、おもしろかった。 数学を勉強し直したくなった。
1投稿日: 2013.12.19
powered by ブクログワイルズ教授が凄い事をしたんだなーという事は認識できたが、どの位凄いのかについては分からない。 ただ、彼が解いた問題の凄さ(300年も解けなかった)や、それを解くにあたって日本人が関与していたこと、ワイルズ教授の苦悩も書かれており、数学の話だけではない面白さがあった。
0投稿日: 2013.12.17
powered by ブクログ「私はこの命題の真に驚くべき証明をもっているが、余白が狭すぎるのでここに記すことはできない」byフェルマー これは少し変形させれば、今でも使えそうな気がします。 一歩間違えるとタダのウソつき野郎扱いされかねない危険な表現でもあると思いますが。 20世紀最大とも言われた未証明の予想にすぎなかった「谷山・志村予想」の一部がワイルズにより証明された時「志村五郎」は 「だから言ったでしょう」と言った。 かなりカッコ良いです。 テーマとしては超難解だと思いますが、面白みを感じつつ最後まで読むことが出来た。
1投稿日: 2013.12.17
powered by ブクログフェルマーの最終定理が証明されるまでの歴史を追う。 数学が詳しくなくても、人々の動きや分かりやすい説明で面白く読ませてくれます。 しかし数学者というのは変人ばかりですね。 フェルマーさん凄い。
0投稿日: 2013.12.08
powered by ブクログ数学の知識がなくても大丈夫ってホント?分数もぁゃιぃよ私。と疑いながら読みました。なかなかキツかった…面白いけど、読み切ったことを自慢できるレベル。数学者ってモテないだろーな。
0投稿日: 2013.11.24
powered by ブクログ20131112読了。 3世紀に渡って解かれなかったフェルマーの最終定理。 それを解き明かそうとする数学者のエピソード。 詳しいことについては正直よく分からないし、今まで数学嫌いで来ていたからちんぷんかんぷんなところも多い。 でもそれを差っ引いても、数学の証明の美しさを感じることができた。ロマンを感じた内容だった。
0投稿日: 2013.11.14
powered by ブクログ数学の最難関 「フェルマーの最終定理」 の壁が突破されるまでの3世紀の歴史と、それに関わった数学者達の研究内容や人物像がドラマティックに描かれている。 数学の得意・不得意に関わらず、内容を咀嚼して読み進められる配慮が有り、読み易い。 「数学の魅力を知りたい」「数学者の歴史に興味が有る」という人にオススメ。
0投稿日: 2013.11.09
powered by ブクログ単に300年解けなかった難問を天才が解いただけではない、そのためには現代数学の知識と技術が総動員され、そこに複数の日本人が重要な役割を果たした。ワイルズ氏は7年孤独に研究し、一旦、証明を発表するもミスが見つかり1年かけて自ら解法を発見、そのドラマも感動的。
0投稿日: 2013.11.03
powered by ブクログ小難しい数学の本だと敬遠していたが 読んでみたら、古今東西の数学者の発見や フェルマーの最終定理が解けるまであらゆる数学者の苦闘が書かれていた
0投稿日: 2013.10.26
powered by ブクログ訳者のあとがきにつきているが、高校の頃に読むのが一番か。さすれば人生に影響を与える一書になるだろう。付録も含め楽しみたい。最後に触れられたコンピュータの使用は確かに寂しさだけでは割り切れない問題がある。
0投稿日: 2013.10.15
powered by ブクログ数学にかける男たちの熱い想いが伝わる1冊。数学がわからない人でもドキドキしながら読める1冊です。 数学が好きな人も嫌いな人にもおすすめできる1冊です。
0投稿日: 2013.09.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
360年間も証明できなかったフェルマーの最終定理(正しくは予想)。1994年10月25日、アンドリュー・ワイルズによって、とうとう最終的に証明された。数学の素人にも、問題そのものの意味は明らかなのだ。すなわち、Xのn乗+Yのn乗=Zのn乗の式において、nが3以上の正数解はないというもの。小説以上に読む楽しみの多い、実に感動的なノンフィクションだ。ピタゴラスから、オイラー、ガロワとまるで数学史そのもの。日本の数学者の谷山・志村予想も大いに貢献している。たとえ数学が苦手でも、かならずや興奮の渦に巻き込まれる。
2投稿日: 2013.09.28
powered by ブクログエピソードがいちいち面白い。そして、とにかくわかりやすい。細かい数学的テクニックは省いて、大まかな論理を説明してくれるので、イメージがしやすく、フェルマーの最終定理を巡るドラマに意識を集中できる。そして、数論の世界の美しさに心惹かれる。科学では、検証をいくら繰り返しても限りなく「真理に近い」という所までしか、追求できない。一方、数学では証明を通し、永久不変の「真理」を追求することができる。よって「証明する」ことが最も栄誉ある仕事になる。ただし、無限の可能性を含む世界を証明しなければならない。すごい世界だ。
0投稿日: 2013.09.23
powered by ブクログ何気に読むのに時間がかかったが、後半の六章あたりから一気に読んでしまった。数学とはあまり縁がないし、受験勉強までしかまともに取り組んでこなかったが、もう一度してみたくなった。数学者ワイルズのひたむきに目標へと突き進む姿勢は見習うところがある。フェルマーの最終定理に対してもちろん完全なる理解は到底無理だが、常識として知っておいて良いことの多くを知れたと感じている。サイモンシンの作品を読みあさりたくなった。
0投稿日: 2013.09.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
3世紀にわたって世界中の数学者が解けなかったフェルマーの定理。 どんなに難しいものかと知らないうちは、知ろうともしない。 もちろん本を読んだからといって、フェルマーの最終定理を証明できるわけがないし、数学力もつかない。 しかし、本書は一つの物語として非常に面白い読み物となっている。 数学嫌いな人でも数学が魅力的に感じてくる。 これを小さい頃に読んでいたとしたら違った人生になったかもしれない。
0投稿日: 2013.09.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「私はこの命題の真に驚くべき証明をもっているが、余白が狭すぎるのでここに記すことはできない」とメモされていたフェルマーの最終定理。それ以降300年近くかかってこの証明を解き明かした数学者たちのドキュメントです。文系の私でも読んでいてものすごく面白い。ワイルズの完全証明の礎に、日本の天才数学者達の楕円方程式を使って(それだけじゃないけど)解いているのも日本人として誇らしいです。「マテマティーシェ アナーレン」の貸し借りから始まったこの数学者達の執念は、後のヨーロッパの数学者も巻き込み、一大論争を起こします。この定理は紀元前のギリシャのピタゴラス(あの有名なx^2+y^2=z^2 ですよ ←Wordがほしい)から連綿とつながっているというのですから数学者の執念、恐るべし。 BBCがドキュメント番組作ったみたいなんですけど、誰か持っている人いませんかー?(それぐらい、見たい。)
0投稿日: 2013.09.12
powered by ブクログ数学最大の謎を解き明かすノンフィクションストーリー。大変読みやすく、数学を知らなくても理解しやすい。三世紀の間解けなかった謎に迫るロマンとその苦悩を知ることができる素晴らしい一冊。
0投稿日: 2013.09.11
powered by ブクログとある数学者の意地悪な遺言が、のちのち300年も続く数学の究極の定理となった。そもそも証明することは可能なのかー。完全なる証明を求める数学の理論武装。それは間違いなく、数学者たちの熱いドラマである。
0投稿日: 2013.09.08
powered by ブクログフェルマーの最終定理に関連する数学史がさらっとまとめてあるのでとても分かりやすくておもしろい。良作です。 本筋とは関係ないけれど、「互いに友愛数を刻んだ愛のお守り」というものにとても感動した!
0投稿日: 2013.09.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
数学者のフェルマーの最終定理への挑戦の歴史が描かれている。もちろん、中心には、ワイルズ教授の逸話。数学を知らなくてもとても楽しめる一冊だった。ワイルズ教授の発想やフェルマーの最終定理の元が古代にまで遡ることなど、びっくりすることがたくさんあり、フェルマーの最終定理の歴史が数学・数論の歴史であるということを初めて知った。 数学者一人一人のすごい発想をもってしても3世紀も解かれないフェルマーの最終定理には魔物が潜んでいたのだろう。 最終章に描かれていたコンピューターを使った証明は、証明の過程が描かれないから、純粋な証明・定理とはいえないというのは納得させられた。素人から見たら、ワイルズ教授のように頭脳と紙を使った数学こそ、数学なのだと思う。
1投稿日: 2013.09.03
powered by ブクログ2013年8月25日に開催された、第8回ビブリオバトルinいこまで発表された本です。 テーマは「眠れなくなる本」。
0投稿日: 2013.08.25
powered by ブクログもっと早くに読んでおきたかった。出来れば高校生の時かな。 歴史小説と言っても良い感じで、各人の人間性も特徴も踏まえた記述で読みやすかった。ワイルズも凄いけど、なんと言ってもここまで読みやすくした作者のサイモン・シンと訳者も凄い。
2投稿日: 2013.08.24
powered by ブクログ数論上の巨大な課題であった「フェルマーの最終定理」を解決したアンドリュー・ワイルズと、彼に至るまでの数学者達の脈々たる活動を記録したノンフィクション。 「私はこの問題の真に驚くべき証明を見つけたが、この余白はそれを書くには狭すぎる。」なんて文言を本の余白に書き残しちゃったものだから、そこから400年もの間、様々な頭脳がこれに挑むこととなったが、それがある個人のひっそりと進めた努力によってついに最終解に至るまでが描かれている。 正直数学の細かなことは良くわからないが、BBCのドキュメント番組の取材をもとに書かれているだけあり、また難しい数学の証明も、数論を理解しない私のような人間にもわかりやすく解説した補逸が添えられており、何となくわかった気にさせられる。 しかし、数学者というものの性格は特異ですな。完全なる論理的整合性を希求するその様になぜか胸熱させられる良作。
0投稿日: 2013.08.22
powered by ブクログhttp://tacbook.hatenablog.com/entry/2013/08/07/221427
0投稿日: 2013.08.16
powered by ブクログこんなに夢中で読んだノンフィクションは久々。数学の難しいことは分からないけど、三世紀かけて真実に辿り着く過程が凄くリアルで引き込まれた。ワイルズの執念も伝わって来て、これはオススメ。
0投稿日: 2013.08.14
powered by ブクログ一つの問題を解くのに、こんなにも複雑で、回り道をたどっていかなければならないのか、数学とは。 執念を感じ、自分には絶対無理だと思わせられた。 数学はわからなくても、証明されていく過程をたどっていくのはおもしろかった。
0投稿日: 2013.08.06
powered by ブクログ数学最難関にして、 美しく証明された最後の定理と呼ばれています。 アンドリューワイルズを尊敬いたします。
0投稿日: 2013.07.22
powered by ブクログ余白が狭すぎるので…の話はどこかで聞いたことがあった。この一年、数学に触れる機会がほんの少しあったので挑戦してみた。理解できない方程式や、証明の持つ意味のわからないものがたくさんあったけど、数学の奥深さ、数学者の情熱が伝わってきた。今「数学ガール」シリーズを読んだら、前より理解できるかな。
0投稿日: 2013.07.21
powered by ブクログワイルズがフェルマーの最終定理を解読するには、様々な方向からのアプローチを重ね合わせる必要があった。そのミルフィーユの一枚一枚を貢献者の人生とともに振り返る。 数学というよりは歴史。これを読んだ後に数学を学んでいればもうちょっと数学が好きになれたかもしれない。それにしてもフェルマーはお茶目である。
0投稿日: 2013.07.20
powered by ブクログすべての楕円方程式はモジュラー、らしい。分かりたい、分からない。でも、知れたからいい。サイモンさん、素晴らしく楽しい時間をありがとう。
0投稿日: 2013.07.20
powered by ブクログ同著者の「宇宙創成」が超絶面白くて、こちらも読了。 文系に進んだ自分がこんな本を読もうと思ったのも、前作で、事前知識のない人間にもぐいぐい読ませる著者の文章力を知っていたから。 取っ付きやすくも考えさせられる例題(ex. 8*8の正方形から2ヶ所端を切り取ったタイルを、1*2のタイルで埋め尽くせるかどうかの証明とか)を散りばめ、数学の歴史を過去の巨星たちの人間性や人生に触れながら振り返り、表題の定理に繋げてくるのは、さすがでした。 個人的に、表題の定理に日本人数学者の方が大きく寄与していたというのはちょっと驚きでした。 ただ、自分にとっては、前作と比べるととても抽象度が高く、想像力の及ばない分野のお話で、内容もなかなか理解出来ず...ちょっと背伸びし過ぎたかも。 てわけで内容的には★4つだけど、今の自分には一つマイナスして★3つ、かな。
0投稿日: 2013.07.06
powered by ブクログ内容ももちろん面白いが、翻訳本とは思えないほど文章が嫌味なく、読み飽きなかった。原作がよいのか、翻訳者がいいのか、それぞれほかの作品を読んでみたいと思った。
0投稿日: 2013.07.03
powered by ブクログ興味があって気になっていた本ですが、ようやく読むことができました。300年以上にわたる数学界の難問を克服するまでの話。単にそれだけでなく、本当はメチャクチャ難しいことを、話の流れがわかるように書いてくれていて、素人の私にもわかりやすかったです。(当然良く分からない理論はありますが)。最後のワイルズの苦悩の話は、自分も研究をやっている以上、当然次元は違いますが、執念!の大切さを改めて学ばせていただきました。
0投稿日: 2013.06.25
powered by ブクログ「フェルマーの最終定理」は一つのできないことの定理にすぎない。それを証明するために無限にある数字の中で、数少ない法則とできないルールを見つけ出そうとする数論に生きた人たちの長い歴史を辿ることからこの本は始まる。 興味深いのは、この本に出てくる人たちは、次の世代へバトンを渡すのではなく、自分達の生きている時代で、最大限の努力をし、成果を公開することにより、知識が積み重なっていることだ。 後世の人間は、細分化された数論を繋ぎ合わせ、また進化させていく。そこに必要なのは納得性ではなく、あくまでも正確性でなくてはいけない。数を扱っていても、結局はロジックが破綻してしまうともはや価値の無いものとなる。 スピードが重要とされる現代、多くの人間はある程度の正確性と納得性を重視し、多少外れていても、修正していくことを求められている。その裏には、真理をみつけるというよりも、真理を求めることを放棄している人たちが多いような気がする。当るも八卦、当らぬも八卦なら、まずはやってみようという姿勢は納得できるけれども、やっぱりどこかで当る法則性、当らない法則性を追求する、そして後世に残す人たちがいて欲しいと願う。 残念ながら、僕の頭はそこまで難しくなくて、どちらかというと動かないほうを選ぶ傾向がある。 ある人たちにとっては、人生をかけてチャレンジし、多くの敗北者達からなる数の世界は、世界を作っていることの片鱗に触れるような悪魔的な魅力があるのかもしれない。言われて理解することはたやすい。理解するように証明することは、新しい価値を作り出すことは、究極、神の世界を作った軌跡を明らかにする、一種背徳的行為なのかもしれない。
0投稿日: 2013.06.16
powered by ブクログ数論となって、理解できるだろうかと心配であったが一般人にもわかりやすくしてあり問題がなかった。数学なのでどんだけ理論的な物かと想像してたが人間関係や発想力など数学と離れたイメージの物が重要で、ギャップがおもしろい。
0投稿日: 2013.06.13
powered by ブクログえせ理系の自分が読んでも面白いほんだった。すこしでも理系の話に興味がある人には是非読んでほしい。 というのもこの本は定理の解説や証明の紹介ではなく、数論史上のドラマを綴った本だからだ。 訳者あとがきにある通り、フェルマーの定理の証明に影響を与えた人々の功績や生き方が難解でなくドラマティックに描かれていて、爽快な一冊だった。
0投稿日: 2013.06.02
powered by ブクログ学生時代に数学で、様々な定理などを学んだが、その定理の証明が生まれるまでの物語を聞かされることはなかったし、その定理の持つ美しさを教えてくれることはなかった。定理を使った計算問題は、意味はないが、義務教育や高等教育は、それに時間をさきすぎている。 普段、仕事柄、製品に不具合がないことを証明しなければならないが、情熱を持ち、より論理的か解を出せるよう努力していきたい。
0投稿日: 2013.06.02
