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うれしい悲鳴をあげてくれ
うれしい悲鳴をあげてくれ
いしわたり淳治/筑摩書房
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総合評価

119件)
3.3
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46
17
4
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    小説とエッセイの短編集。 各話5ページ程度と短い中、ブラックユーモアを効かせつつメッセージを分かりやすく提示。 個人的にはキザっぽいな〜と感じる言葉遣いや表現が多く、読んでいて恥ずかしくなることも。 ★ポケットから生まれた男 ★男の持ち物

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    投稿日: 2014.10.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    だいたい何についても言えると思うが、基本的に熱く語るのはまずい。 人が「熱く語る」ときの内容なんて、ほとんどが嘘なんである。雄弁に語る、それはイコール自分で自分を演出しているだけ、というケースが多い。つまり、お笑いについて熱く語るというのは、笑いをわかっている自分、を演出したいわけだ。(p.130) 誕生日「動物が進化し、姿をかえてきたのは死の恐怖から逃れるためだ。永遠に生きられると知ったら生き物は学習や努力をやめる。死の恐怖がなければ進化をやめてしまうのだ。気づかなかったかもしれないが、お前自身も少しずつ進化していた」(p.135) 卒業文集の寄せ書き。この場合の「正解」は、いったい何だろうか。 僕は思う。こういうときは何を書いても駄目だ。寄せ書きという行為自体がもう痛いのだから、事実だけを書くべきかもしれない。今なら”さよなら”とだけ書くだろう。「いつまでも風化しない事実」はそれしかない。うん、それがいい。こういう場面で上品な引き算が出来るかどうかは大切なことだろう。(p.312) 一緒に仕事をするバンドに初めて会うとき、必ず訊くことにしている質問があります。それは「一時間、語れるものはありますか?」という質問。 その人が個人的に調べている間は時間が経つのも忘れて没頭してしまう。そんな「自分だけが特別に詳しいこと」を持っていますか、という質問。(p.329)

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    投稿日: 2014.10.23
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    短編集。 タイトルからほのぼの幸せ系かと思いきやブラックジョークがメインです。考えさせられる内容もあり、妄想的な話もあり。

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    投稿日: 2014.10.20
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    青臭いエッセイと小説。ボーナストラックとあとがきはよかった。歳を重ねることがどういうことかをうっすらと思い知る。

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    投稿日: 2014.10.09
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    出だしの文章が気に入って購入した。 小説としてもショートショートとしても、ありふれていて凡庸。 そもそも、言葉のプロという割に、言葉の誤用が目立つ。 エッセイは、表現に工夫を凝らそうと奇を衒い、見事に失敗している。 ノリと勢いと雰囲気。好きな人は好きなんだろうなぁ。 「木を見て森を見ず」のエッセイに共感できる部分があったくらい。 思慮深い人なんだろうと思うが、文章はイマイチ。読むの苦痛だった。

    0
    投稿日: 2014.09.18
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    小説もエッセイも、飾らない価値観がお気に入り。それぞれに伝えたいメッセージ性があって、でも押し付けがましくなく。 特に好きなのは、 人間のオーバースペック願望 偶像崇拝 ヒラメキの5B ダンスインザブーム 小鳥の歌声 人間を揶揄しているものが、多くて感じることがたくさんあります。

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    投稿日: 2014.08.19
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    エッセイと短編が半々くらい。 その境界もなんだか曖昧で、ゆるくていい。 日常に転がっている出来事も、角度しだいでちょっとした物語になる。 特に後半の方が良かった。 日常と文章の距離感が絶妙。すごく心地いい。

    0
    投稿日: 2014.07.16
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    最初のショートストーリーがおもしろかったので購入したが、その後さっぱりつまらん。ので、しばらく積ん読で。 ▶︎一向に読む気が起きなかったので買取してもらた

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    投稿日: 2014.06.25
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    一つ一つの話が短いので、ちょっとした待ち時間などに読めてよかったです。 エッセイのパートに若かったころは…みたいな一節がところどころあったと思いますが、十分若い感覚をお持ちだと思います。

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    投稿日: 2014.05.22
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    いしわたり淳治の紡ぐ言葉と音が好き。 人柄がでてて、切なくてドキッとしておぉっとなってクスッと笑う。 大事なもの思い出させてくれる、感覚。

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    投稿日: 2014.04.25
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    小説とエッセイを交互に構成しているあまり見ない形の本。一章は私の若い頃に考えていたことと似ているなと思いながら読む、私にとっては何かぎゅっと来ることが多い文章だったが、章が進むと(著者の年齢が27、28、29歳と進むと)そういう感覚が無くなってきてしまい、上っすべりの文章に感じる部分が多くなってきてしまった。大人になるということなのだろうか? 【学び】 大切なのは創造力。僕らは創造力を使ってどうにか楽しく暮らそうと努力している 始めて一緒に仕事をする人に「一時間、語れるものはありますか?」と聞く →自分が1時間語れるものがあるかな?

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    投稿日: 2014.04.23
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    小説もエッセイもしっかりオチが付けられていて、読んでスッキリするものばかり。 小説は、世にも奇妙な物語のような不思議な世界の話が多い。

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    投稿日: 2014.04.15
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    あああ大好き! ちなみにわたしのベスト3 No.3 さみしい夜は No.2 真面目なプレゼント No.1 浮き浮きウォッチング

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    投稿日: 2014.03.31
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    ユーモア。ショートショートを読みたいならこの本でわりと満足できる。単行本発売のときすぐに読んだなぁ。雑誌の連載も買ったときには読んでいた。

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    投稿日: 2014.02.23
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    なんとなく星新一を思い起こさせる作風で、読みやすいしオチがきちんとあってかなり面白い。 著者本人に興味なくてもおすすめのエッセイ、短編集。

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    投稿日: 2014.02.20
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    いしわたり淳冶、やっぱり大好きー!! とくに変わった表現ではないのに、このいしわたりワールドなんだろう。 そして小説はまるで星新一のようなかんじで。。。 ますます、すきなるのです。

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    投稿日: 2014.02.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    SUPERCARのメンバー:いしわたり淳治が著者の小説・エッセイ集。雑誌に連載していたものを本にしたそうで、小説とエッセイが半々はいってます。 小説はショートショートのような感じでさくっと読めます。”たられば”な内容が多かったですが、しみったれたものはなく、カラッと心地の良い読み口でした。 エッセイは著者自身の体験や考えがメインなんですが、なんだろう、小説と変わんないくらい内容がぶっとんでる。いい意味で。おもしろい。。。 どちらにも、起承転結のように起伏がついていて、最後にきっちり(?)落としてくる。だから後味がいい。もちろん、そこまでの道筋も平坦じゃなくジャングルを通るような感じなので飽きません。 いい本だった。それこそ『うれしい悲鳴』です。

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    投稿日: 2014.02.11
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    ときどき読んでいたオポスピ。 澄んだ味わい。 この人青森生まれなんですねー。 青森の男性って、なんかいいです。

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    投稿日: 2014.02.01
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    エッセイとショート・ショートが半分ずつ入ってます。さすが作詞家、物語が短くても引っかかりのあるものを作れていると思います。 from 新居 with love が特に好きです。 部屋選びと恋人選びはよく似ている。どちらも星の数ほどある中からひとつあるいはひとりを選ぶ作業だし、欠点の無い部屋や人間は存在しない。 愛は与えた分だけ返ってくる。心が貧しくて相手に与えられるものをあまり持っていない人ほど、相手に多くを求めてしまう。それは「自分が支払う家賃」と「与えられる部屋」の関係に似ている気もする。 とにかく八っとさせられることの多い物語がたくさんありました。

    0
    投稿日: 2014.01.20