
総合評価
(122件)| 25 | ||
| 41 | ||
| 30 | ||
| 4 | ||
| 0 |
powered by ブクログ普通の旅行なのに本当におもしろい。 奇をてらった、秘境の旅本を見るよりも、普通に旅している中で拾い集めた出来事って、 なんと面白いのだろう。 メキシコ。 バス移動の5、6時間だかの間に僕の耳に入ってくるのは、 ちゃんちゃかちゃんちゃかちゃんちゃかちゃんちゃか、テキエーロ、ミアモール、ちゃんちゃかちゃんちゃかちゃんちゃかというあの果てしなきメキシコ歌謡曲ということにあいなったのだ。 ほかにも讃岐うどんや、中国など、 村上春樹のもっている感受性や観察する力を存分に発揮しているみたい。 思わずにやっとしてしまう。これが本を読む楽しさのひとつだ。
0投稿日: 2009.05.15
powered by ブクログやっぱり旅行記はいい 旅に出たくなる♪ 村上春樹がバッパーだったとは知らなかった メキシコやモンゴルの話はもちろんのこと、 香川の讃岐うどんの旅はディープだ まだまだ見てないものがいっぱいあるなぁ
0投稿日: 2009.03.24
powered by ブクログこの本を読んで、「うどんツアー」がしたくなりました。 とってもうどんがおいしそ〜に書かれている。 読んで企画した当時、サーズがはやって四国にいくツアーが企画倒れとなりました。
0投稿日: 2009.02.16
powered by ブクログ▼2008/08/02ブックオフ堀之内店にて購入。 【2008/09/12編集】 ▼イースト・ハンプトン、からす島(山口県)、メキシコ、香川県、ノモンハン、アメリカ大陸、兵庫、などにまつわる文章。 ▼村上春樹作品の背景、というか、「村上春樹というテクスト」に少し触れられたような気がする。 ▼例えば、表面的なところからいうと、からす島における全裸での日光浴(p.34)は『海辺のカフカ』において主人公が真っ裸で日光浴をするシーンそのものだし(文庫版、p.321)、そもそも『海辺のカフカ』の舞台として四国が出てきたのは香川県にうどんを食べに行ったからじゃないかとさえ思う。僕の中にあった「小説てどのように書くんやろ、どうやってその描写を行うんやろ」という、ほとんど答えは出ていたけれど確信までにはいたらなかった疑問が解決された気がする。自身が経験したことのある事象を織り込むことで、文章全体の説得力が増すのではないか。想像だけで書かれた部分と、実際の経験が混じり合うことで、文章全体の説得力が増すのではないか。 ▼表面的なところではなく、内面的なところについても言うと(「内面的」は「表面的」の対義語ではないと思うが)、この本が書かれたころ(この原稿が書かれた頃)、村上春樹の中に「暴力」といったテーマがあった、なんてことを読んだりすると、いま読んでいる「ねじまき鳥クロニクル 第1部」なんかもその味が出てくる。それと同時に、「はいはい、わかったってば」という気になりさえもする。 ▼今回の村上春樹の事例に限った話ではないが、作者に触れるという行為が作品に触れる行為にひどく影響するということを学べた。
0投稿日: 2008.08.10
powered by ブクログ春樹の紀行文集。 高校時代に読んだが、今、一章だけ読み直す。 「讃岐・超ディープうどん紀行」という章をね。 そういえば、春樹は小説しか読んだことがないという方。 彼の紀行文は秀逸です。僕は彼を日本一の紀行文の名手だと思っています。 一度読んでみてください。 文章一つ一つから染み出てくる旅情に浸るのはとても気持ちいいです。
0投稿日: 2008.06.10
powered by ブクログ内容(「BOOK」データベースより) 久しぶりにリュックを肩にかけた。「うん、これだよ、この感じなんだ」めざすはモンゴル草原、北米横断、砂埃舞うメキシコの町…。NY郊外の超豪華コッテージに圧倒され、無人の島・からす島では虫の大群の大襲撃!旅の最後は震災に見舞われた故郷・神戸。ご存じ、写真のエイゾー君と、讃岐のディープなうどん紀行には、安西水丸画伯も飛び入り、ムラカミの旅は続きます。
0投稿日: 2008.05.23
powered by ブクログ再読してみたらおもしろいわうどん食べたいわで大変でした。メキシコ・・・うーん一回行きたいんだけどなあ。
0投稿日: 2008.05.14
powered by ブクログ07年12月読 著名人の旅行記というとどうも著名だからこそできる取材ソースに頼って感動がややオーバーであまり共感できるものが多くなかったが、この本は違った。村上さん独自の視点で然したる観光名所で無いとこが多いにも拘らず、旅が面白く思える。
0投稿日: 2007.12.30
powered by ブクログ★機上で励まされた★久しぶりに再読。ウラジオストクからの帰りの飛行機で読んだ。10年ほど前の本だし仕方がないのだが、中途半端な若さを引きずった村上春樹はやや格好悪い。本人も言うように、いまや旅行記とは非常に難しい分野だ。ただ、苦労したメキシコ旅行について「メキシコでの疲弊は、メキシコでしか得られない種類の疲弊なのだ」という言葉には励まされた。疲弊だけでなく失敗も多かった旅行だっただけに、「そこでしか得られない疲弊(失敗)」と考えれば、これも意義ある旅行だったと自分を納得させられた。
0投稿日: 2007.12.14
powered by ブクログ瀬戸内海の無人島から、アメリカ大陸横断、ノモンハン地区など、春樹さんが旅をしつつその地の今や過去を思う。讃岐のうどん紀行以外は、特別楽しそう、という印象はないのだけど、春樹さんの文章はなんでこんなに気持ちが安らぐのだろう・・。ノモンハン事件(彼は戦争と言っていて、なるほど、と私も同感)の跡地で、当時の戦いの「効率の悪さ」に思いを馳せ、散っていった兵士の無念さを慮る。遠くに出かけては日常を思い、近くを歩いては心の中の辺境を探るという、春樹さんらしい「旅」へのスタンスが心地よく、何度でも読みたくなるエッセイです。
0投稿日: 2007.11.28
powered by ブクログ村上春樹の旅行記は、自分の気が乗るところと乗らないところの落差が激しい。これは割りと興がのってて面白かった。ちなみにあとがきの「旅行記の難しさ」が、気が抜けつつ鋭いところ突いてた。1月くらい置くと、沈むべきところが沈んで浮かぶべきものが浮かぶ、という言葉は納得。
0投稿日: 2007.11.17
powered by ブクログ個人的には「メキシコ大旅行」が一番好きです。それから「讃岐・ディープうどん紀行」は読んでいると食欲がわいてきます。
0投稿日: 2007.09.07
powered by ブクログ村上春樹の旅行記。 そう言えばこの人の小説以外の文章は初めて読んだかも。 無人島でのキャンプや アメリカを車で横断する話や 四国でのうどんの食べ歩きや ノモンハンで生々しい戦争の傷跡を見た話などが 差別されず同じように一冊の中に収められてるのがおもしろい。 小説の「僕」とは違っておちゃめな部分がたくさん見えて それだけでも新鮮な感じがすごくあったけど 基本的な感性は小説の中に流れてるあの感じそのままで 身体感覚と文章がうまく繋がってる人なんやろなぁと思った。 震災後に故郷の神戸を歩いてみた話が特に心惹かれた。 今そこにある神戸を見ながら 同時に記憶の中の別の神戸を見ていて 現実の神戸にいながら 記憶の中の神戸にいる感じがして その二重性は故郷を離れて暮らす自分にもよく分かるし それを感傷的に描けるのがとても村上春樹らしいなと思った。
0投稿日: 2007.09.01
powered by ブクログ旅というもの、に対する村上春樹氏の距離感が伝わってくる。日本だったり海外だったり、どこへ行っても誰と一緒でも、彼はまるでたった一人で旅をしているような調子で、この文章を書いている気がしてならない。その背景には、数え切れない人たちが息づいている。 たくさんある本の中から、なんだってわざわざこれを手にとってしまったのか。 おかげで、また旅に出たくなってしまいました。
0投稿日: 2007.08.07
powered by ブクログときどき「ぷっ」と吹き出してしまうほどおかしかったり、物語のように読ませたり、今すぐにでもうどんを食べたい気分にさせられたり。ノモンハンのところは恐かった。ものすごーく、ひどい目にあったりしていても、相変わらず淡々と素朴に語っていて、人柄が窺い知れて、楽しく読んだ。 2006/08/09読了
0投稿日: 2007.01.25
powered by ブクログ読むと必ず旅に出たくなる本なので、これを手に取るときはたいていストレスの溜まっている時が多い。世界に旅立つ時に背中を押してくれる本
0投稿日: 2006.11.22
powered by ブクログこの中の一篇「神戸まで歩く」を読んで自分も無性にやりたくなり、西宮から神戸まで歩くのは何回かやってみました。あと、讃岐うどんも食べに行きました。さすがにノモンハンは行ってないけれど・・・
0投稿日: 2006.08.27
powered by ブクログ村上春樹氏の旅行記。特にまだ讃岐うどんブームがやってくる前(だったと思う)の「讃岐・超ディープうどん紀行」が最高!あ〜。食いに行きたい!!
0投稿日: 2006.05.02
powered by ブクログ以下のページへどうぞ。http://blog.livedoor.jp/subekaraku/archives/2009208.html
0投稿日: 2006.01.21
powered by ブクログやっぱりステキ。でもこの本を読んで旅したいとは思わないけど、だって結構散々な目にあってるんだもん村上さん。 村上さんの口調だから、散々な目は散々としては書かれてないけど、一般の人だったらこれは結構ですよ、結構。
0投稿日: 2005.12.02
powered by ブクログ雑多な紀行文集。重い旅もあり、軽い旅もあるが、それぞれ面白い。文章、考え方のスタイルが一貫しているので、香川もノモンハンも同じように読める。
0投稿日: 2005.08.30
powered by ブクログ淡々と語ってらっしゃるけど、大変だったんだろうなぁ…と。写真も一緒に入ってるので、同じ目線に立ててよいです。
0投稿日: 2005.08.24
