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本屋さんのダイアナ(新潮文庫)
本屋さんのダイアナ(新潮文庫)
柚木麻子/新潮社
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総合評価

433件)
4.3
183
171
45
7
1
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    女の子同士の友情の物語。 2人のそれぞれの視点から物語が進行していく。 クライマックスがドラマチックで好きだった。

    26
    投稿日: 2023.08.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    同い年のダイアナと彩子の交流と成長・葛藤・嫉妬・誤解と再会の物語。 裕福な家の彩子。キャバクラ勤めの母との二人暮らしのダイアナ。彩子はダイアナの華やかなところに、ダイアナは彩子の優雅なところに惹かれ、本・読書という共通項に結ばれて仲良しになる。 ところが、二人が少し成長して、境遇・進路の違いや肉体の変化が原因の些細なことから、絶縁状態に。二十歳過ぎまで交流が途絶えてしまう。 絶縁状態になっても二人はお互いを認め合っていたのに、もったいないなぁと思いました。二人が再会して小学生の頃と同じような気持ちで接することができるまで長かっただろうなぁ、と思いました。 裏表紙に「ガールミーツガール小説」って書いてあったので、少女マンガ的な物語なのかなぁって思っていたんです。なんかほんわかした感じの。ところが、なかなかハードな事件も起こったりして、予想外の衝撃を受けました。まぁ、ないことはないんでしょうけどねぇ・・・。ちょっとショックでした。 けど、最終章の「呪いを解く方法」のためには必要だったのかも、ですが。でも、彩子ちゃんは普通の大学生活を送って欲しかったな、と思いました。完全に親目線ですが・・・。 物語の内容が全部楽しかった訳ではないですが、楽しく読めました。 二人のヒロインはもちろん良かったけど、ダイアナのお母さんのティアラさん、ダイアナと彩子と同級生の武田君。良いキャラでした。 他の柚木作品も読んでみようと思いました。

    7
    投稿日: 2023.07.16
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    性格も育った環境もなにもかも違う少女2人の成長していく姿、いろいろな心情になったけど改めて、本で繋がることの素晴らしさを感じられた。 ダイアナは、その時々でいろんな本を思い出してて、私もそんな風に本のある人生になるといいな。

    1
    投稿日: 2023.07.11
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    女の子の友情の物語に引き込まれ、続きが気になってあっという間読んでしまった。 自分にないものに憧れる、自分の小学生時代を振り返ってもそうだったなと思い出す。 過保護であれば子を守り切れるわけではない。 世間知らずを痛感する時が来る。 それでも彩子が自分に足りないものを自覚しどんどん殻を破っていこうとする姿が応援したくなった。 ダイアナは高校卒業して働く道を選んだけれど、終始頭の良さともっと学びたい気持ちが伝わってきて、進学せずとも自分の好きな道を進んでいく姿はとても好感を持てたが、一方で学校というシステムの弊害を感じた。 自分ももう親であるが故に、子育ては難しいと思った。これからが恐ろしい。 彩子、ダイアナ、武田くん、ティアラ、彩子の両親、みんな素敵な人達ばかりだったので、はっとりけいいちには終盤に突然がっかりさせられてしまった…。 作家を聖人化してしまう、は読者あるあるなのかもしれない。 ダイアナと彩子が再開してからのストーリーと武田くんとダイアナのストーリーをもう少し読みたかったけれど、それでも素敵なお気に入りの本になりました。

    6
    投稿日: 2023.07.03
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    誰でも、勝手に自分自身に呪いをかけている。その呪いがなんであるかは人それぞれだが、その呪いを解くことができるのは呪いをかけた本人、つまり自分自身だけだ。そのようなメッセージをこの本から受け取った。 本書を読む前に「赤毛のアン」を読んでいたらもっと深く感動できたかもしれない。読んでいない自分も感動できたのだから。

    2
    投稿日: 2023.06.28
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    正反対なふたりの友情の物語。 例え羨ましく思えるあの人も、完璧な生き方をしている訳では無い。多感な少年少女は心は脆く、ふらふらと直ぐに倒れてしまいそう。しかし、正反対なふたりが互いに倒れかかる事で、どこか保っていけるし、倒れてしまっても立ち上がれる。

    2
    投稿日: 2023.06.14
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    「あの子にはさ、〜自分を信じて生きていって欲しいんだ。誰かに何かを与えてもらうのを待つんじゃなく、欲しいものは自分で掴んで欲しいんだ」 何かを与えてもらうのを待つんじゃなくて、欲しいものは自分で掴める人になりたい!と思いました。 最初は本好きのための小説だろうな〜としか思っていなかったけど、何も知らなかった少女たちが大人になる様子を力強く描いたお話でした。 彼女たちのそばにはいつも本があって、本が彼女たちを支えていて、、、 人生において、そんな拠り所になる本ってかけがえのない存在ですよね。

    5
    投稿日: 2023.06.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    途中からおもしろくなって一気に読んだ。 親友である2人の女の子が主人公(語り手となる)物語なのに、2人が絶交してからのストーリーの方に引き込まれた。 物理的な交わりはどんどんなくなっていくのに、重なり繋がっていく物語。 ダイアナが家出し、彩子の家でティアラが『秘密の森のダイアナ』の一節を引用してダイアナにこういう人になってほしい、と話している時に、ダイアナのお父さんははっとりけいいちなのだと確信した。 そして物語のつながりに鳥肌が立った。 彩子の大学時代の紆余曲折が急に生々しい感じに映るけど、本当の自立をする上で大切な出来事だったのだと解釈。 めちゃくちゃに見えるけど、しっかりと意図があるティアラの生き方に一番憧れた。

    2
    投稿日: 2023.05.30
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    2人の少女がお互いに羨望やそれぞれ葛藤を抱えながら成長し、自分で自分の呪いを解いていく姿を見て、何だか元気をもらった。 「ランチのアッコちゃん」を中学生ぐらいの時に読んで同じように元気をもらって、記憶に残る一冊だったのだけど、同じ著者だったことに今更気づきました。

    1
    投稿日: 2023.05.28
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    本屋大賞ノミネート作から。これまでに数作読んでみて、それほど好きな作家でもないんだけど、タイトルに惹かれた部分もあり、本作は読んでみることに。とりあえず導入が、ダイアナの幼少時代からで、『本屋さんは?』とまず引っ掛かる。以降も基本的には成長譚という体で、本屋の話はほんのサブのサブ、くらいのもの。自分の勝手な予想だから仕方ないとはいえ、期待外れ感は否めず。

    1
    投稿日: 2023.05.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読んでいて性的な描写も多く、途中私が読んでもいい本だったのだろうかと不安になることもあったけれど、最後はハッピーエンドになって安心した。 本屋さんのダイアナでは、小学3年生から大学生までのダイアナと彩子の様子が順々に描かれている。単なるすれ違いがずっと続いている、という物語が現実離れせず、すぐに仲直りするより読んでいて感情が揺れ動いた。ティアラの素敵な部分が読むごとに見えてきて、感動した。大穴という奇妙な名前も、夫との間で決めた大事な名前。私も昔は、名前を変えることはできないのかと、私の名前を考えてくれた親に問いただした。ダイアナのように名前で苦しむことはないし、世の中に浮いたり、名前を言っただけで笑われることもない名前なのに、その時はなぜか不満だった。けれど、今はこの名前を誇りに思っているし、世界一の名前だとも思っている。絶対に変えたくない、私の宝物の一つだ。

    12
    投稿日: 2023.05.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本を愛する全ての女性、これから大人になる思春期の少女たちに読んでほしい。 大学生になった彩子の身に起こる忌まわしい出来事はあまりにも痛ましく生々しい描写で、中学生くらいの繊細な娘には辛いシーンかもしれない。女として値踏みされ尊厳を傷つけられた経験のある女性なら激しく共感できる怒りと屈辱。 けれど、彩子が自分の呪いを解き、戦うために立ち上がった姿には胸が熱くなった。 子にキラキラ(DQN)ネームをつけるのは教養がなく承認欲求の強い毒親…という一般的イメージを、ティアラさんは良い意味で裏切ってくれた。 親の愛情は、他人が評価できるものではない。 いつか、ティアラさんも自分の親とわかりあえる日がくればいいと思う。 あと、武田くんの想いがダイアナに受け入れられますように。。

    5
    投稿日: 2023.05.13
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    二人の少女の物語と思って読んでるうちに[赤毛のアン]のオマージュだとわかってくる。赤毛のアンは小さい頃夢中になって読んでいた本で、そういえばあんなに夢中だったアンシリーズも[アンの幸福]辺りからあまり面白さを感じられなくなった自分を思い出した。大人になった今、もう一度読み直したらどう感じるのかな?と思わせてくれるお話でした。

    8
    投稿日: 2023.05.09
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    面白かった。 いくらキラキラネームの時代でも大きな穴でダイアナっていうのはないだろう、って感じだったけどなかなか清々しいラストで良かった。 はっとりけいいちさんが、素敵なお父さんじゃなかった所もまた良いところ。

    5
    投稿日: 2023.04.12
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    母親がギャルで母子家庭で貧乏な家に生まれた髪が金髪(お母さんが染めた)の矢島ダイアナ(大穴)と、何もかも揃ってる上品なお家に生まれた神崎彩子が出会ってから、10数年の物語。2人の視点で話が進んでいき面白かった。 途中までは良かったんだけど、後半、ほぼ最後の方が急にリアリティがなくなって微妙だった。 物語だからリアリティがなくて当たり前なのかもだけど、なんかファンタジーっていうか、都合がいいと言うか、自分の中に落とし込めなかった。 でもダイアナと彩子は、出会った時からずーっと、お互いにお互いを憧れてて尊敬してて大好きで、ずっと2人の仲良し場面を見てたかったな〜。

    1
    投稿日: 2023.03.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    見えてることが全てじゃない。 何にも思い通りにならない。 若いってすばらしいと思ってたけど、苦しくもある。

    0
    投稿日: 2023.03.19
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    たとえ些細なことで道を別にしたとしても、友情はもう一度スタートすることができる。彼女たちを見ていて思った。普通に憧れるDQNネームの大穴(ダイアナ)、良い子を抜け出したいお嬢様さの彩子。もう一度、旧友に連絡をとりたいと思ってしまった。最後の彩子のセリフ「今日仕事はいつ終わるの?」これほど愛情を感じ、ダイアナが喜ぶ言葉はないと思う。思わずグッときてしまった。 それから、ダイアナを一見放任主義のように育てる母のティアラも、通すべき筋は通し、ダイアナを常に見守っていた。また、彩子の母や父も、娘がちょっぴりグレようとしたときも常に分かろうとしていた。ダイアナと比べて過干渉に見えなくもないが、彼らなりに彩子を見守っていた。両親の懐の広さや苦労が、ダイアナや彩子を通して私も見えた気がした。精一杯育ててくれた。それだけで涙が出そうになる。

    2
    投稿日: 2023.03.17
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    「赤毛のアン」のオマージュ作品。 Wヒロインのダイアナ(大穴)と彩子は、育った家庭環境が全く違う。 変な名と金髪の風貌で、いつも周りから弄られ萎縮していたダイアナと、みんなの憧れ王道をいく彩子は、本好きの共通点で親友となる。 話が進むにつれ隠された秘密と真実が現れてくる。 たくさんの名作の紹介も楽しかった。 私のハンネ由来「悲しみよ、こんにちは」【セシル】の記述や向田邦子氏の話にキュンとした♡ 自分の呪いを解くのは、自分!誰かに解いてはもらえない!ヒロイン2人の成長物語

    8
    投稿日: 2023.03.14
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    続きが気になって夢中で読みました。 退屈することなく、ずっと面白かったです。 ほんと自分のことって 自分では分からないものなんだな ということと 自分で体験したからこそ分かること 傷すらも自らの強みになっていくこと 年や経験を重ねて再度、読み本は また新たな気づきを生むこと そんなことを感じた本でした。

    1
    投稿日: 2023.03.13
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    ひとと比べて自分がすごく遅れているなとか劣っていると感じてひどく落ち込むことがあるけど、自分には自分しか作れない人生があるから比べる必要なんてないんだと改めて思わせてくれる作品だった。今この作品に出会えてよかった。

    2
    投稿日: 2023.02.21
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    ダイアナで大穴、自分の名前をティアラと呼ばせる母親に引いてしまったが、名前や生い立ちも予想外な展開になって行く。 8歳のダイアナに真逆な友達の彩子が現れる。二人の理想は相手側の生活。無いものねだりの二人に、小さなすれ違いから10年の亀裂が発生する。 「赤毛のアンシリーズ」を読んでいる方には良くわかる内容かも知れないが、読んでいなくとも面白く読める。 自分の夢を貫き通すダイアナと回り道をしながらも何とか立ち直る彩子。二人の行く末とダイアナの武田君との恋愛の続きが読みたくなる。

    43
    投稿日: 2023.02.21
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    性格も育った環境も違う二人が、読書好きから仲良くなる。途中すれ違いもあり離れていくけれど、根本にあるお互いの強い気持ちと好きな物は変わらず、また繋がっていくところは共感できるものがあった。自分を信じて好きなことを大事にすることの大切さを改めて感じました。

    1
    投稿日: 2023.02.18
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    本を読むのが好きな女の子たちの、子どもから大人になるまでの話。 ないものねだりだけど、正反対だからこそ強く惹かれ合う。

    0
    投稿日: 2023.02.04
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    秘密の森のダイアナ 読みたくなった! 小学生から就職するまでの女の子2人の話。 どこか共感する部分もあり、2人が共鳴また対極する部分があり楽しめた。 大人に近づくにつれて色んな選択肢があり、人生それぞれで道が分かれていくが、信念が変わらなければ女の友情も続いていくんだなーと思った。

    0
    投稿日: 2023.02.04
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    読書好きな女の子が主人公の本にまつわる本、という私の好きな要素が詰まった本です。途中から焦点がダイアナのお母さんの話になってしまったので、もう少しダイアナと彩子の関係に沿っていてほしかったな。ダイアナのお父さんが最後になぜ『赤毛のアン』の「アン」ではなく「ダイアナ」に愛着があるのかを明かすところが大好きです。

    2
    投稿日: 2023.01.09
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    いい意味で泥臭く対極的なダブル主人公の二人を描ききっていました 擦れたと思われる人も、苦労知らずの世間知らずもそれなりに壁やトラブルを乗り越えたり乗り越えられなかったから流され折り合って半ば定められた人生に逆らうようにもがき生きる様を感動的に描かれていました 自分の人生に起伏が無いと思われている人が読むと自分の人生もなかなか起伏に富んだものだと思えるような一冊です

    0
    投稿日: 2023.01.09
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    女性の強さや無垢さ、成長と自立など色々考えさせられるような作品だったように思います。 主人公は母子家庭で育てられている少女のダイアナ。このダイアナという名前はあだ名ではなく、本名であるため、ダイアナは自身の名前に強いコンプレックスを抱き、引っ込み思案になっていました。しかし、そんな時声をかけてくれた彩子と友達になります。 この物語はその2人の対比がとても印象的で、家庭環境やコンプレックス、それぞれ抱える悩みが全然違うからこそ、その2人が成長し大人になっていく姿がとても読んでて気持ちよかったです。 おそらくですが、自分が親になったときに本作を読めば、主人公たちの親の視点から物語を捉えることが出来るので、もう少し違った感想を抱くのかなぁと思いました。

    18
    投稿日: 2022.12.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本好きの心を抉ってくる素晴らしい作品。 境遇はまったく違うが本によって強く結びついたダイアナ(大穴)と彩子。それぞれにいろいろあって、二人の友情は理想通りとはいかないが、最後に結びつきを取り戻して希望に満ちた形で物語は終わる。 表現力といい語彙の豊富さといい言葉の選び方といいドライブ感のある物語の進め方といい、柚木さんの筆致が本当に素晴らしい。 物語的にカリカチュアライズされているとはいえ、一つ一つの出来事や感情にとてもリアリティがある。 いろいろな本のタイトルを知ることができるし、読書っていいものだよねとしみじみ感じられるところもいい。 中学生の娘に勧めたいところだが、一箇所生々しすぎるシーンがあるのでちょっと悩むところ。大丈夫な気もするが、微妙。。。

    1
    投稿日: 2022.12.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『 私の名は、大穴(ダイアナ)。おかしな名前も、キャバクラ勤めの母が染めた金髪も、はしばみ色の瞳も大嫌い。けれど、小学三年生で出会った彩子がそのすべてを褒めてくれた――。 正反対の二人だったが、共通点は本が大好きなこと。地元の公立と名門私立、中学で離れても 心はひとつと信じていたのに、思いがけない別れ道が……。 少女から大人に変わる十余年を描く、最強のガール・ミーツ・ガール小説。』新潮社 『最強のガール・ミーツ・ガール小説』 なんてわくわくする文字列なんだろう。最強で、ガールとガールがミーツするのだ。柚木麻子さんの伝家の宝刀、女の子たちの連帯の物語でもある『本屋さんのダイアナ』。 これはダイアナと彩子の女の子たちの物語でもあり、ダイアナのお母さんであるティアラと彩子のお母さんである貴子の話でもある。これを読んでいて、本当に世の中には女の子たちを分断するための仕組みがたくさんあるのだと感じた。主にそれは男性によって作られた仕組みであり、それに女の子や女性は翻弄されて本来であればつなげるはずの手を引き剥がされる。また女性たちでの連帯を妨げられることのほかにも、女の子は、女性は、母親はこうでなければならないというメッセージで呪いをかける。作中ではダイアナと彩子がだんだんとその呪いや分断に巻き込まれて、もがきながらも自らの呪いを解呪するために奔走する。 物語の最後のほうにダイアナはとある人物と会うのだけど、物語の最初のほうから散りばめられた欠片がすべて合わさって成型されてひとつのものになっていくのがあまりにも鮮やかで、物語でダイアナの生き様を追ってきた私は泣いてしまった。ぼろぼろと目からあふれて止まらなかった。ちゃんとダイアナと彩子もまた手をつなぎ直す。 柚木麻子さんの作品は女の子たちや女性が手を取りあって、世間のままならなさに立ち向かう。現実の社会で実際に女性たちが苦しんでいるものと、そのまま同じことで苦しんでいる女性がたくさん出てくる。柚木麻子さんの描く女の子は本当に魅力的で素敵な女の子たちなんだけど、その子たちが苦しんでいる姿を見るのがつらくなる。作品に反射したいまの社会があまりにも女性たちへ優しくなさすぎてしんどい気持ちになる。 なんでこんなに呪われて絆を結ばせないような作りになっているんだと腹立たしくなる。そして何くそこのやろー!と思う。女の子たちが自らに呪いをかけて、女性たちが分断されて都合のいいやつらの思い通りになってやるのものかと奮起する。 いま繋いでいる女の子たちとの手を握り直したくなるのだ。

    3
    投稿日: 2022.12.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最初、3年生と書いてあるから中学生かと思っていたけど小学生だった。 彩子とダイアナはお互いに尊敬し合い、憧れている。彩子はティアラに、ダイアナは彩子の母のようになりそうだと予想していた。 「本を買うお金がなくても、フロアを一周するだけで豊かな気持ちになれた。」というダイアナの気持ちに共感できた。 はっとりけいいちがまさかのダイアナの父で、頼りない人でびっくりした。ティアラが幼少期は真面目だったのにも驚いた。 最後のところがすごく展開が多い感じがした。ダイアナと彩子の再開後も書いて欲しかった。 「自分の人生がすぐに行き詰まるのは、理想ばかり追求し、今目の前にある現実を愛さないせいではないか。」というところが確かにと思った。

    0
    投稿日: 2022.11.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    すごく面白いストーリーで一気に読んでしまったけど、彩子の大学での4年間にもう少し救いがあって欲しかった。

    0
    投稿日: 2022.11.19
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    作中に出てくる赤毛のアン。読んだことがないので、一度でも読んでいたらより楽しめたのだろうと思う。ティアラさんが1番好きでした。

    3
    投稿日: 2022.11.13
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    面白かった。 彩子の思いにもダイアナの思いにも共感できるところもそうではないところもあった。 いま、希望通りの環境ではなくても、自分にできることを精一杯していれば、必ず道は開ける。このメッセージに、いちばん励まされた。

    0
    投稿日: 2022.11.08
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    ちょっと思ってたお話と違ってしまって星2つ ほぼ本屋さんは関係なくて残念 中学生高校生くらいの女子に読んでほしい作品です

    2
    投稿日: 2022.11.01
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    この本を読んで印象に残ったことば↓ 貧しさや波乱は少しも怖くないの。本当に怖いのは、狭い世界で満足して、自分で自分の目隠しをしてしまうことよ(第3巻 秘密の森のダイアナより)P. 129 みなさんの中にも周囲の押しつけや思い込みに縛られて、知らず知らずのうちに自分で自分に呪いをかけている人もいるかと思います。(矢島ダイアナ)P.219

    5
    投稿日: 2022.10.23
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    家庭環境の全く違う二人の少女。ダイアナと彩子。小学3年生で出会い、共通点は本が好きな事、そしてお互いの持たざる物に憧れと嫉妬を持ちながら、大切な友人となります。 中学入学を期に疎遠になりがちな二人。恵まれた家庭の彩子は私立女子中学へ。シングルマザーでキャパ嬢のママを持つダイアナは、公立中学へ。少女らしい誤解が彩子をダイアナから遠ざけていきます。 ダイアナママの意志の強さと生活力。彩子両親の美しい物と時間に溢れた生活感。違いが大きくても、二つの家族が認め合えるところが落ち着く。 少女達は、悩みながら恋をしながら成長していく。再会できるのは、多少時間がかかってしまったけれど。 ダイアナが、「赤毛のアン」の友人のダイアナが由来ということに感嘆。何処かで書いてしまっているのだけど、私も赤毛のアンは、「アンの青春」までが面白いと思っていた。(だから同じように思っていた人達がいるんだなと嬉しくなった。)アンの愛情って、ギルバートとの恋愛小説でねえ。小学生の頃なので、文庫では読んでなく、作中の花岡さんの後書も知らなくて。なるほど、ダイアナが避けられない現実を受け入れて自分の道を進んでいく「アンの愛情」に、この小説のダイアナが重なるんですね。 私は、彩子ちゃんも好きだったので、大学生活を充実させてあげたかったのよねえ。恵まれている事が不運ということは、ないのだから。それだと再会できないけど。

    57
    投稿日: 2022.10.23
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    柚木麻子の本が好き。 美人な主人公が多いけど、女性の強さと逞しさと世の中の不条理が描かれていて、感性と人間力を磨いていこうと思える。 大学生のあやこの描写が辛いし、取り返しはつかないけど、強く生きてくのが、人生だと感じた。 サクサク読めておすすめ。

    0
    投稿日: 2022.10.22
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    図書館で。 大穴と書いてダイアナと読ませるという、ナントモな名前の女の子と、アヤコさん(漢字忘れた)という女の子のお話。実際問題、ダイアナはよくまぁグレもせず、まっとうに育ったなと思いましたが、読んでいくうちに母親が頑張ってたんだな~という事がよくわかりました。 対するアヤコさんは良い所のお嬢さんで色々と世間知らずすぎてう~んという感じ。物質的にも金銭的にも満たされている環境に育った方が、精神的に幼く刺激に渇望しているというのは何というのか面白い対比だな、と。 往々にして、親世代は子供に自分が子供時代に欲しかったものや教育を与えようとするけれども、子供は享受されるものよりも与えられないものを欲しがるという辺りが世の常なのかな~と思いました。 本好きの二人が本に携わる仕事を目指す展開は、今の時代だと厳しそうだなぁ~と思ったりしました。私は紙の本も本屋さんも好きですが… 後は肉屋のナントカ君が正直、この子いらんなと思いながら読みました。個人の感想ですが、後方彼氏ヅラがうざいな~と。でも女性は幼馴染でずっとヒロインを好きだった一途なイケメン君とか好きなのかもしれない。知らんけど。 赤毛のアンは、自分は最初の一冊で後は読もうとして途中で挫折したクチです。そして、女性は環境が変わると友人が変わる、という人が多いとは思います。男性の方がいつまでも小学生の時の友人と遊んだり、昔の友人と付き合う事が出来る人は出来るイメージかなぁ。多分ですが男性は就職・結婚などでも自分のスタンスが変わらなければ生活スタイルをそこまで変えずに済む人が多いと思うので(環境が許せばの話ですが)、以前と同じ付き合いがある程度可能なのではないかと思います。 対する女性は就職・結婚・出産などの影響でライフスタイルがガラッと変わってしまう人が多いように思います。読書好きだった人も、家事や育児や仕事で本を読む時間が取れなくなる、みたいな。そうすると読書で繋がっていた友人よりは、同じ境遇のママ友だったり、会社の同僚の方が学生時代の友人よりも話が弾むという事になってくると思います。 ただ、だからと言って昔の友人が友人ではなくなってしまう訳ではなくて、また同じような時間が出来たら普通に友達に戻れるのが女性同士の良い関係じゃないかな、と自分は思います。いつもいつでも同じ関係じゃないと付き合えないと言う訳では無くて。そんなことを思いながら読み終えました。

    0
    投稿日: 2022.10.19
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    学生から大人になるまでの心の変化やもやもやがとても共感できた。学生の時って、ちょっとしたことで仲悪くなったり、勘違いしたりするよなぁ。知ってる本や作家さんの名前もでてきて、その印象が自分と同じだったりするのも面白かったし、主人公たちの互いの環境を羨ましがるところなんかは、二人のロッテを思い出す感じ。

    2
    投稿日: 2022.10.12
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    好きな言葉 優れた少女小説は大人になって読み返してもやっぱり面白いのだ。あの頃は共感できなかった心情が手に取るようにわかったり、気にもとめなかった脇役が俄然魅力を持って輝き出すこともある。何度でも読み返せる、何度でも出会える、何度でもやり直せる。 ダイアナと彩子は本を通じて友情を深めたり、再び繋がったりしていたし、ダイアナと父親も一冊の本で取り戻せた関係、つくられたきっかけがあった。そしてダイアナや彩子はそれぞれの人生で悩みや葛藤を抱えながらも、好きな本の一節や登場人物のセリフをおもいだして生きるヒントをもらっていた。この本を読んで、幼少期から名前は聞いたことあるけど読んだことない児童文学がたくさんあるなと思い、読んでみようと強く思った、好きな言葉に選んだ箇所は読書の醍醐味を一番明確に伝えてくれていると思ったから。「本屋さんのダイアナ」というこの本もまた、私に新たな本との出会い、きっかけをつくってくれた。 赤毛のアン、若草物語あたりを早速読んでみようとおもいます!どんな発見、出会いがあるのか楽しみ。

    2
    投稿日: 2022.10.08
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    女性は共感する人も多いのかなと思った。私も共感する部分が多く、途中読むのが恥ずかしくなるところも…笑 女の子が大人になるまでの心情の変化をすごく丁寧にリアルに描かれていました。

    2
    投稿日: 2022.10.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    可愛らしい装丁と表題に騙されて、軽い気持ちで読み始めたけれど、実際にはかなりずっしりした大人向けの内容だった。 特に後半、高校生活の終わりを描くあたりから、ダイアナと彩子の置かれた状況が、かなりベビーになってくる。 自分が持ち得ないものに対する純粋な憧れは、いつしかコンプレックスに変わり、自分を偽ろうとして傷ついてしまう… そんな、大人になろうとする誰もが経験するだろう自分への「呪い」が、2人の目線を通して描かれていた。大人になりきっていない私は、読みながら心がチクチクさせていた。きっと誰もがどちらかに少しでも思い当たる部分があるのではと思う。 しかし最後は、大団円ではないけれど、2人とも「呪い」を自分で解いて、キラキラした大人になっていく予感があるラストでよかった。 この作品は、赤毛のアンをはじめとして、実在の児童文学がたくさん引用されている。 私は幼い頃は読書好きではなかったので、特に海外の児童文学はしっかり読んだことがない。子ども時代から文学に親しんでいる2人を見ていると、羨ましくなった。 まずは赤毛のアンシリーズ、読んでみよう。

    4
    投稿日: 2022.09.27
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    主人公のダイアナ(大穴)とその友達の彩子は、『赤毛のアン』の現代のアンとダイアナを彷彿とさせる姿でしょうか。 子供時代、全く違った2人が友達となり、絶交したのち10年以上会わずにそれぞれの全く違う人生を送る。 でも根底にはいつも『本』がある。その愛読書がそれぞれの個性を表していてとても良い。本好きの子供時代から思春期の思い出のある人はみんな楽しめるのではないでしょうか。 子供時代に『赤毛のアン』は、アンが大人になって来ると面白くなくなる、と子供の頃には思った、なんて言うのも共感してしまう事の一つ。それが最後、お父さんの薦める本が『アンの愛情』だなんて。。読みたくなる。素敵な小説でした^ ^

    2
    投稿日: 2022.09.19
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    よくできたガールミーツガール小説かと思いきや、後半は2人の陰影がハッキリ別れて行く様子が描写される。 彩子がいかに自分の傷つきを無かったものとして振る舞おうとする描写が非常にリアルで胸が痛んだ。 中1の娘が一気読みした後に「すごいものを読んでしまった」と呟いていたのが印象的だった。

    1
    投稿日: 2022.09.18
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    2015年本屋大賞4位 「赤毛のアン」オマージュ作品 家庭環境の違う二人の少女が互いに憧れ合いながら成長していくお話。 少女の心の動きが男子にとっては「ふ~ん、そうなんだぁ。女子の人間関係もこれまた大変だね」としか言いようがないのだが、、、 ティアラさん格好いいw

    0
    投稿日: 2022.09.16
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    本屋さんの というワードが題名に入っていたので興味を持ちました 環境が違う2人の少女の物語 キャラの濃い人たちがたくさん出てくるが、特にティアラさんがすごい!! 生き方はどうあれ本当に賢い人ってこういう人なんだろうと思う 呪いを解くのは自分次第!!読んでいて、一緒に落ち込んだり、胸が苦しくなったりする時もあったけど、たくさん2人のことを応援しながら読みました

    4
    投稿日: 2022.09.09
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    正反対の性格、生活環境の2人が、お互いをお互いのことを尊敬して羨ましく思っている所が印象的でした。完全なるハッピーエンドでは無いところが、より現実味を感じられて、すごく良い小説でした·͜·

    3
    投稿日: 2022.08.25
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    好きな世界観というか、想像しながら読みやすかったのでさくさく読んでしまいました。初めて柚木さんの作品を読みましたがはまりそうです。 ネタバレしないように言うといろんな人がでてきますが、ダイアナと彩子だけでなく誰々と誰々といったようにいろんな人が対比で描かれているような…同じグループにくくられる登場人物はいないような…なんにせよ、女の子はそれぞれで自分で呪いをかけがちなのかもしれない…(男子も然りだと思いますが本のなかではなかったかな) で、読み終わったあとに表紙を見て言葉にならない感動が、私はありました。(普段ブックカバーつけて読んでいるので本棚にいれるときに気がつきました) 

    5
    投稿日: 2022.08.17
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    面白かった。私は外国の少女小説というものにあまり馴染めなかったので読んだことがなかったが、作中に次々出てくる作品名に興味がそそられた。 女の子達の小学校か二十歳くらいまでの、成長と葛藤の物語。今の私が読んでも、響くものがあったり考えたりするところがあったり。今悩んでいる女の子達に読んでもらいたい作品だった。 解説で、これは柚木麻子さんによる赤毛のアンの新訳とあった。アンを読んだことある人ならもっと楽しめるかもしれない。

    2
    投稿日: 2022.08.07
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    世界観が素敵。 少しおとぎ話のような雰囲気もありつつ、でも現実味のある内容でそのバランスが素敵だと感じた。 私も、自分に呪いをかけていると思った。でも読んでいて、それは自分自身でかけているもので、かごの空いた鳥籠に入っているけど逃げない鳥のようなものだと思った。 見ていて勇気をもらえたので、読んでよかったです☺︎

    1
    投稿日: 2022.08.03
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    ダイアナと彩子、どっちかに自分を重ねたり、2人ともに自分を重ねたり。 どちらも強くてかっこよかった。

    1
    投稿日: 2022.07.25
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    自分がたくさん古典名作を読んでいたらもっと楽しめたんだろうなぁ〜と思って自分の読書量の少なさに幻滅した。

    2
    投稿日: 2022.07.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

     エンターテイメント性の高い面白さがある。 『赤毛のアン』をベースに、『ぐりとぐら』『マドレーヌ』から、『若草物語』『秘密の花園』『嵐が丘』『ジェーン・エア』『風と共に去りぬ』『悲しみよ こんにちは』『危険な関係』等等。  女の子なら一度は手にとるであろう本たちに歓喜する(わたしの勝手な思い込みかも)。   また、父性においては、森鴎外・幸田露伴と娘たち、向田邦子を上手に登場させる。 その辺りは、読者の心を巧みにくすぐる。  前半の、ダイアナと綾子の友情物語は、面白い。 後半は、ちょっと強引なストーリー展開が気になったが、全体的には、意外なわくわく感を楽しめた。  わたしにとっては、次はどんな本・作家が登場するのだろう? そのわくわくの方が大きかった。

    2
    投稿日: 2022.07.19
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    ダブルヒロイン。どちらにも感情移入できる。家庭環境がほとんど真逆な彩子とダイアナ。ダイアナの漢字が「大穴」というのが驚きで受け入れ難いけど、読み進めるとよくできてるなあという感じ。再読するならば、時間をかけてじっくりと感じながら読みたい。

    1
    投稿日: 2022.07.15
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    子供時代の楽しかった思い出、苦々しい思い出が甦り、内容以上の物を味わった気分。読んでいるとキラキラした思いに包まれ、とても楽しかった。

    2
    投稿日: 2022.07.15
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    思春期の女の子の気持ちがすごくよくわかるー! 私はダイアナの境遇にも彩子の環境にも全然似てないけど、両方の気持ちがすごくよくわかった。 ないものねだりで友達を羨む気持ち、親に反発する気持ち。 私も学生時代は自立した女性のエッセイなんて読んで、早く自分で稼いで素敵な物だけに囲まれた一人暮らしをしたいってずっと思ってた。 親のありがたみなんて気づかず、お母さんみたいな人生はイヤなんて酷いこと言ったりして。 母親の愛読書の「赤毛のアン」も大好きだったなー。 この本読んで色んなこと思い出した。

    6
    投稿日: 2022.07.10
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    う〜 残念なのは、私が外国小説に詳しくないからだ この本に出てくる小説を全部読んでいたら もっと感動できていたのに… 柚木さん、ごめんなさい 隣の芝生は青い 私もそうだったなと思い出した どの人もみんな色々な事情があって その立ち位置はいつ逆転するかもしれなくて 何が幸せかは人によっても違って でも私が1番気になるのは ティアナさん 彼女はどういう人生を歩んできたんだろう… 続きは無いのね これもまた残念 

    5
    投稿日: 2022.06.29
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    読みやすくて面白かったです。 短めのセンテンスがテンポよく紡がれ、ゆるゆるの伏線が、かえって「早く先を知りたいっ」と言う欲求を生んで、どんどん読み進めます。 ダイアナをはじめ、登場人物の描写も生き生きしていて、アニメの原作のようでした。特にティアラ。なんか声優まで想像出来そうな、、、 それにしても柚木先生、彩子ちゃんに厳しすぎませんか?もう少し人生にご褒美があっても、、 みかげちゃんも不憫でしたね。山崎くんは大人に成れたかなぁ。 さらに10年後が気になる物語でした。 あと、自分が思ったよりも世界の名作文学的なものを読んでないことにビックリしました。 再読は、赤毛のアンを全巻読んでからかな。

    3
    投稿日: 2022.06.24
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    愛情の形って、同じってのはなくて、与える側と受け取る側と、どちらの気持ちも結局はその人にしかわからない。経験を通してわかるものもあるし、こうやって俯瞰してからこそようやくわかるものもある。だから読書ってやめられない☆ ちょっと現実離れした驚き展開でしたが、2人の夢ある物語に乾杯。 子育て前に読めて良かったな!(まあまだ欠片もないんですが!) 母の気持ちを知り、自分の子供の頃を振り返る有意義な時間でした。

    1
    投稿日: 2022.06.10
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    度重なる不幸を恵まれない環境のせいにして生きることは、誰にでも当てはまる。 同情してくれる人がいても、手を差し伸べてくれる人がいても、最後は自分の力で立ち上がらなくてはいけない。 本書は私たちの身の回りには勇気のヒントが散りばめられていることを、主人公である女の子2人が教えてくれました。

    2
    投稿日: 2022.06.07
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    子どもの頃に繰り返し読んだ物語の力は、背骨に、脳髄に、あるいは心に染み付いていて、それは大人になって、背を押してくれる、正しい方向に導いてくれる勇気や希望と呼ばれるものになる。現実は物語のように美しくなくても、それでも、それだから、その世界があることに救われるのだと知っている。 わたしの隣にいつもハリー・ポッターがいてくれたみたいに。

    0
    投稿日: 2022.06.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    いつもなる、柚木麻子さんの作品を読み終わった後の、「ああ、好き…」。笑 女子特有のしがらみや心の揺れ、葛藤がこちらの手に取るようにわかるよう書かれた表現。どちらが悪いとかじゃない、取り巻く環境の違いにいつのまにか 自分たちで作ってしまった壁。特別に大きなキッカケがあったわけじゃない。だけどどうしようもないその壁を壊すにはお互いにお互いの世界の中で必要な経験を重ねて、自分の殻を破って、本作の言葉を借りるなら呪いを解くことが必要だったんだろうな。 「まつ」ことが必要だったんだろうな。 年齢と同時に生まれるどうしようもない嫉妬心や反抗心も含めていつの自分の中にも絶対にお互いが居る。 その時はわからなくとも、存在を糧にしてる、支え合ってるということ。 私にはそのまま疎遠になってしまった友達も居れば ダイアナたちのように、時を経て再び繋がった親友も居るなあーと考えながら読んだ。 大人になっても繋がっている友達ってすごいよね。 惹かれ合う何かを持っている。環境や取り巻く世界が違っても、自分自身の芯となる部分が飲み込まれてなければ、等身大の自分を誇って生きていける。 幼き日のありのままの自分で、接することができるんだよなあ。 それにしても、最後の1行の言葉の表現がたまらなく好き。身のある一冊を読みました。

    2
    投稿日: 2022.06.03
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    久しぶりにワクワクして読んだ。 主人公に共感出来ることが多くて 何より思春期のみずみずしい想いが懐かしかった。 ご都合展開も多いけど面白かったので気にしない!

    1
    投稿日: 2022.05.31
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    全く正反対の家庭環境で育ったダイアナと彩子が、お互いを羨ましく思いながら成長していくお話。 ティアラさんがラインストーンを散りばめたような可愛らしい装丁からは想像がつかないような辛い場面もありましたが、続きが気になって一気読みしてしまいました。 色んな本が出てくるので、機会があったら読んでみたいと思います❁⃘*.゚

    4
    投稿日: 2022.05.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    女子の世界あるあるに共感する一冊。 隣の芝は青いし、自分にないものは羨ましいけど、案外自分もいいもの持ってたりするのに気付くには時間がかかるんだよなと振り返る。 読書で自分の知らない世界、生き方を知り、世界を広げれることを知ってる2人はすごく素敵。 「呪いを自分で解く」という表現がとても好き。 改めて赤毛のアンを読んでみたくなった。

    2
    投稿日: 2022.05.28
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    一気読みしてしまった。 柚木麻子先生、女たちを書かせたら右に出る者がいない。(私の好みのど真ん中) 本を通じて友人と心を通わせるという素敵軸と、日本のほとんどの女の子が避けては通れない性被害、「彼が意地悪するのはあなたのことが好きだからだよ」とかいう呪い、大学のサークルでのデートレイプ、、彼女や彼女の周りの女性たちの悩みはとても一般的で共感できる部分が多かった。 本を読んで、呪いの解き方や戦い方を学ぶことがどれだけ大切か改めて感じた。

    2
    投稿日: 2022.05.25
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    好きな本でした。 環境の違いや性格の違いは、特に女の子同士だと難しいところがあるよね。ダイアナと彩子の二人がそれぞれに憧れる気持ちも分かる気がする。自分にないものを持っている感じ。 離れていてもどこかで繋がっているのは本当の友達だよね。

    0
    投稿日: 2022.05.19
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    読後、1時間くらい涙が止まらなくなってしまってびっくりした。めちゃくちゃ琴線に触れまくってしまった。 ダイアナと彩子のエピソードどちらにもハッとするような既視感があって、自分の人生で体験したけれど言語化できなかった気持ちが言葉になっていることにまず感動。 そして赤毛のアン、若草物語、秘密の花園、西の魔女が死んだ、カラフルなどの児童書をたくさん読んだ幼少期の自分へのエールのような、当時の心に寄り添ってくれる腹心の友のような本で、この物語自体がまさにアンにとってのダイアナみたいだと思った。 後半、2人にとって特別な本である「秘密の森のダイアナ」のとあるシーンが引用されるのですが、そこから最後まで涙が止まらず、ちょっと自分でもどうした?!と思いながら読了。 そして解説を読んで、次に本の紹介欄?あれはなんというのでしょう?宣伝ページ?をみたら!! 小説内にもでてきた赤毛のアンや森茉莉、サガンなどにはじまり、ダイアナや彩子、そして本の虫の少女時代を過ごした人たちが読んだであろう児童書がたくさん並んでいて、カーテンコールのごとく粋な演出にもう涙が止まらなくなってしまった。 そして興奮状態ですぐこれを書いているので、ちょっと落ち着こうと思います。

    2
    投稿日: 2022.05.17
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    ダイアナと彩子の小学生から大人になるまでの女の子ならではの「あの子が羨ましい」が散りばめられてる話。結構、理想よりリアルに女の子の内面や出来事が成り立っていてタイトルとのギャップがあった。

    1
    投稿日: 2022.05.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    性格も育ちも全く違う二人の少女が、色々な人と関わりながら、壁にぶつかりながら、変化をとげていく物語。 色々な出来事に直面する中での、登場人物の内面のリアルな描写にひきこまれました。 ダイアナが、大事な場面で自分の言葉で自分を表現することに少しずつ挑戦し、それが認められていくところが、好きでした。

    3
    投稿日: 2022.05.03
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    小学生の頃に憧れた親友像がここにありました。 武田君とはその後どうなるのか、ティアラの家庭環境はどんなものだったのか、気になる所もあるけれど読み応えのある作品でした。 綾子が勘違いしたことはちゃんと謝ってほしいなぁ。 おばあさんになるまで追ってみたい2人でした。

    3
    投稿日: 2022.04.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    自分と異なる環境や個性を持っている周りの子を羨ましく思うところとか、自分じゃない何かになりたい気持ちとか、成長の過程でみんなが感じる悩みを細かく描いていて、共感しっぱなしだった。 2人の女の子のように、文学作品の中に出てくるヒロインや作家さんに憧れるのすごく分かる。 個人的にはティアラの性格がすごく好きで、自分の足でしっかり立って生きているのがかっこよかった。 「自分の呪いは自分でしか解けない」っていう言葉がすごく好き。みんなそれぞれ呪いを持っていて、それを解く勇気を出せるかどうかで、人生は簡単に変えていけるんだと思う。 そんな勇気を出せるようになるために、2人の女の子のようにたくさんの本を読んでいきたいな

    3
    投稿日: 2022.04.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    名前と家庭環境にコンプレックスを持つ主人公「ダイアナ」と、恵まれた環境で順調に学歴を積み重ねていくもう一人の主人公「彩子」による、ガールミーツガール小説。 年月が経過するにつれ、2人の人間としての成長ぶりが逆転する。この、成長せず停滞している時期を、うまく表現する言葉が出てこない(失笑) 「くすぶっている時期」「怠惰な時期」「荒れた時期」なんだろうか・・・ 作中の言葉を借りるなら、「呪いにかかっている時期」ということだろうか。 子供の世界は狭く残酷である。コンプレックスは個人の思い込みに過ぎないとはいえ、狭いテリトリーの中で苦しみ、幼少期のトラウマは呪いになって、なんだかんだいって引きずるもの。 だから、呪いは自分自身で打破するしか無い。 彼女たちは、幼少期からの豊富な読書量により、多くの美しい言葉や感動体験を積み重ねていた。それらが確実に彼女たちの血肉となって、呪いを打破する最強の武器になったのである。まさに、彼女たちを救った(呪いから解き放った)のは読書ということだ。 実は、ティアラも「もう本なんか読まない」という「呪い」にかかっていて、娘(ダイアナ)の成長によって呪いから解き放たれたのではないかと、後になって考えてみた。 私もきっと、今後の人生で多くの困難にぶち当たり悩むだろうが、呪いを解き放つ言葉と感性を、ブクログライフを通して身に着けておこうと思う。

    18
    投稿日: 2022.04.24
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    キャバクラ勤めの母親に育てられた矢島ダイアナは、本だけが友達であった。小学校で本好きから仲良くなった彩子は、ダイアナとは全く違う境遇で育つ。中学で公立に進んだダイアナと、市立のお嬢様学校に進んだ彩子。知り合ったきっかけであった本『秘密の森のダイアナ』シリーズを軸にはそれぞれの人生を歩む。 タイトルから、本屋の店員の話だと思っていたら、なかなか本屋にたどり着かない。なにしろダイアナは小学校から育っていくわけで、高校卒業までかかるわけです。 モンゴメリ『赤毛のアン』の有名な「腹心の友」がダイアナで、本一冊、『赤毛のアン』の現代日本版という作品。生まれも育ちも違う少女たちのドラマチックな人生を楽しむという作品で、テンポもよく楽しく読める。 ただ、後半の高校卒業からが作者が本当に描きたかった話だと思われ、伏線を拾うような教訓じみた話が繰り返されるのだが、ストーリーが前のめりに焦り始め、前半中盤までで心地よかったオブラートのくるみ具合がなくなって、ギスギスした話が続いていく。子供にも読めるかと思っていたけど、中学生くらいには読ませたくないような内容になるんだよなー。 「十年後である」と引っ張ってしまった彩子との再会も、なんだかぼんやりで、それなら引っ張らなければよかったのに。 全体には読みやすく、ドラマチックで楽しめる話であるので、大人にはおすすめかな。

    3
    投稿日: 2022.04.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    いつ読み終わったのだろう? だいぶ長くこの本を周りの人に、お奨めしている気がします。 驚かされる展開や時間経過でわかって来ることと、「大穴」や周りの成長スピードがちょうど良い。休憩する場所が無いくらい(休憩したくないくらい)一気に読めるかも どんな時も希望があると、たどり着ける場所や、会える人がいるのかと思います。

    2
    投稿日: 2022.04.21
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    自分も大穴と同じようにキラキラネームだったり、本の虫だったりするのでかなり共感できる部分があった。私も何度も改名したいって思ったし、親を恨んだけど結局変えずにここまできてます(笑)理由は多分、大穴と同じかな〜なんっって。 にしても、ティアラの子育て術が本当に素敵。自分もいつかティアラのような母親になりたい。彩子ちゃんと大穴がまた小学生の頃のような仲に戻れることを願うばかりです。

    4
    投稿日: 2022.04.16
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    娘に勧められて読み始めたら、すっかりハマってしまった 昔読んだ赤毛のアンがモチーフになって二人の少女の青春時代が生き生きと描かれて、びっくりするような展開もあったけど数年ぶりに邂逅できてよかったなと感じる作品でした

    2
    投稿日: 2022.04.15
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    大穴と彩子は、正反対の家庭環境をお互い羨ましく思いながら、様々な経験をして成長していく。 一見お金持ちが良いようにみえて、恵まれているが故の閉塞感や息苦しさ、裕福でないが故の苦悩も自由もあるということが、2人の視点で綺麗に描かれていて読みやすかった。 『恵まれな家に生まれたからといって、自分に与えられた環境に満足できるわけではないのかもしれない。』 『与えられた環境に順応できる人間ばかりではない。』 『あの子にはさ、誰かに何かを与えてもらうのを待つんじゃなく、欲しいものは自分で掴んで欲しいんだ。』 皮肉にも親自身の「自分のような思いをしてほしくない」という願いが、反発する子供を逆方向に動かしているようにも感じた。 幼い子を持つ母としては、親の思いにも重ねて読むことができて4人分楽しめた。

    1
    投稿日: 2022.04.14
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    小学3年生で出会った二人の本好き少女たちがそれぞれ違う道を選び、自分自身にいつのまにかかけた呪いを解いていく成長ストーリー。 面白くて3日で読んでしまった。 それにしてもティアラの男の趣味がワカラン…

    4
    投稿日: 2022.04.07
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    彩子とダイアナの視点がころころと変わるけどとても読みやすい。小学生から大人になるまでぎゅっと詰まっていて、あ〜なんかこの気持ち分かるな同じ経験したことあるなと思いながら読んだ。終盤の彩子の「誰にでも胸を張れる完璧な人間なんて居るわけないじゃない!!」って言葉が印象的。分かってるけど、現代のSNS時代ではきらきらしたものばかりが目に入ってきてしんどくなることが多くて、このこと忘れがち。

    0
    投稿日: 2022.04.06
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    久しぶりに、次が気になる本に出会いました。2人はどうなるんだろと...。読書をすることの深さというか、素晴らしさを再確認しました。

    0
    投稿日: 2022.03.31
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    ダイアナと彩子は大親友。まるで『赤毛のアン』のアンとダイアナのように。家庭環境が真逆のダイアナと彩子はお互いが羨ましくて仕方がない。しかし些細な誤解で二人は絶縁してしまう。そこから10年後に再び会うまでの二人の軌跡。結構、闇も描かれる。母の秘密、父の秘密。徐々に解き明かされていく過程に読む手が止まらない。名作少女小説のオマージュに溢れた一作。

    3
    投稿日: 2022.03.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2022/3/22 結構ほろ苦風味やった。 彩子ちゃんの払った勉強代が思ってたより高くて驚いたよ。 でも自分で決着つけて、取り戻そうとさえすれば人生に取り返しのつかないことはないと思わせる物語やった。 ダメさの程度はそれぞれだけど、みんなどっかダメで、でもダメなとこばかりじゃない。人ってそうやんなと思う。 ヤリサーの奴らにもちゃんと罰当たったし、奴らも真っ当に取り戻そうとするのかな? 現実にもいた奴らはどうなってるのかな? 隣の芝は青く見えるし、ないものねだりもしちゃうけど、持ってるもののありがたみも忘れてはいけないね。 みかげちゃんはどうしてるかな。

    2
    投稿日: 2022.03.22
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    大穴(ダイアナ)という変な名前で金髪の少女が小学校で出会った彩子 二人は正反対の家庭環境でありながら、本好きという共通点 お互いを羨みながら成長し、些細なすれ違いを経ての再会まで 素敵なガール・ミーツ・ガール小説 本好きの女の子にジャストヒットでしょうなぁ 隣の芝生は青いとはよく言ったもので 二人の感覚のズレが面白い 一般的には彩子の方が幸せそうに見えるのだろうけれども、小説として読むとダイアナの方が充実した生き方に思える不思議 それにしても、幸田文、森茉莉、向田邦子といった女性の生き方に憧れる中学女子ってかっこよすぎだろ まぁ、高校の進路相談の時のアレで、自分には厳格ながらも不器用な父親がいないという事に気付かされるというところも納得 だけど、「父親の不在」という環境もまたダイアナを形作った要素ではあるんですけどね ティアラの印象も読み進めていくにつれてどんどん変わる 一般的な属性で人を評価する事の愚かさよ…… 全部ではないけど、部分部分で似てる人いるなぁ これは私個人の傷を抉るので深堀りしない…… 彩子ちゃんは大学に入ってからがなぁ…… そっちの道に自ら踏み入れるところでは、思わず「だめぇーー」と心のなかで叫んでしまう 壮生大学のシュガーって、明らかに早稲ゲフッゲxフの"超自由"なサークルがモデルですね わかります 武田くん、小学校の頃は典型的なダンスィーだけど、なんだかんだ言って最終的にはかっこいいよな? ダイアナとの距離感とか辛抱強く待ち続けられる度量とかね ストーリーの定番を覆す展開が後半にかけて色々と繰り広げられる ダイアナの父の正体が何段階かのトラップになってるのが物語の定番をうまい感じに外しているよなぁ まさかそんな方向で読書に衝撃を与えてくるかーというね それにしても、柚木麻子さんはダメ男を書くのが上手いなぁ 伊藤くんAtoEでもそう思ったけどさ ま、この作品で誰がダメ男なのかはここでは言及しないけどね あと、女同士の柔軟な友情を描くのも上手 あまからカルテットでもみられたような、時間が経っても対応できるような感じのもの そして、女性の精神的独立に関しては嘆きの美女に通じるものも感じる 柚木麻子さんの未読の作品は今後絶対に読む 全編を通して、本が与える力ってあるんだなぁと思った それとともに、自分がその力を十分に活かしきれてないところもね 進路相談でティアラと大喧嘩をしてダイアナが自分を恥じるところなんか特に自分にも心当たりがある 本を読んでいて、どんなときにどんな振る舞いをすればよいかをシミュレーションできていたはずなのに、そうできないもどかしさ わかるわー 海外文学に親しんだ人にとっては共感できる部分が多いでしょうし 解説にあるように、特に「赤毛のアン」の現代再構築としての要素が強い

    0
    投稿日: 2022.03.19
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    名前にコンプレックスをもち、家庭環境にコンプレックスをもつダイアナ。 裕福な過程だけど、過保護の親から抜け出したいが勇気を持てない彩子。 2人の少女たちの友情、人生の物語が交互に描かれています。 全く違う2人だけど、お互い本が好きで友情を深めていくところが、本好きの私としては嬉しい描写です! 2人が人生に揉まれているのを見て、こうやって状から女性になるんだなと感じました。

    2
    投稿日: 2022.03.18
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    ダイアナと彩子視点が変わりながら、 大人に近づいていくお話。 すごく良かった。 色々な本が出てくるのも素敵。 はじめて出会う考えもあって なんだか胸がいっぱい、 感想がなかなかまとまらない。 この本はまた読もう。

    3
    投稿日: 2022.03.15
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    自分の希望どおりに まっしぐらに進めるのは幸せである だが、たとえ 希望どおりに進めなくても 自分に与えられた環境の中で せいいっぱい努力すれば 道はおのずから開かれる そうすることで 人間としての厚みも増す

    1
    投稿日: 2022.02.22
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    正反対の二人の少女が大人になるまでの話 赤毛のアンを彷彿とさせる ダイアナって何かと思ったら主人公の名前だった笑 大穴と書いてダイアナ 名前は呪いにも道標にもなり得るよね 柚木さんの作品ほとんど読んだことがなかったけど面白かった 女の子特有の心理描写がうまくて引き込まれる 他の本も読んでみたい ✏彼にぎゅっと抱きしめられた時、ああ、旅が終わったなあと思ったの

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    投稿日: 2022.02.17
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    赤毛のアン、若草物語など、外国の少女小説好きには、特におすすめ。 いじめ、小中高生の学校での葛藤、裕福な家庭と、母子家庭の寂しさ、など多彩な要素が満載。 この頃、何年かおきに繰り返される、 偏差値高めの大学生による、とんでもない犯罪は、心が痛い。 高校生くらいの時、この本に出会えたなら、未然にふせげるかなぁ。

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    投稿日: 2022.02.14
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    柚木麻子作品は7冊目かな?! 作品順バラバラで読んでるせいか、同じ作家と思えない程ジャンルレスで作品も多彩 今回は私的にはかなりササって久しぶりに単行本買いました 途中まで本屋で立ち読みしてた娘にも、受験終わったら貸してあげようっと

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    投稿日: 2022.02.09
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    大穴(ダイアナ)と名付けられた少女とその親友である綾子との成長物語。最初はとても良かったのだが、絶交してからが今ひとつかな。ダイアナの母であるティアラのチートキャラっぷりも気になるが、読んでて楽しかった。

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    投稿日: 2022.02.01
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    自分の名前がダイアナだったら・・・。 いや、ダイアナはいいけど、漢字が辛い。大穴て(汗 名前って親から子供への一番最初の大切なプレゼントだと思う。 そんな名前の女の子や親や友達や、そして小学生から大人になるまでのお話し。 良かったなぁー成長していく過程で変化していく心の葛藤を読んでいると、記憶の奥に蓋をされていた私自身の昔の感情を思い出す感覚が何度も。 作中にたくさん本が紹介されるのですが、おちゃめなふたごが出てきた時が一番ノスタルジックでした(笑) 私の呪いを解けるのは、私だけ。 心に刺さりますね。 読む年代によって感想が変わりそうですね、高校生位の方の感想を聞いてみたいなぁ。 一気に読んでしまったけれど、もう一度読み返して作中にでてくる本なども読んでみたいです。

    1
    投稿日: 2022.01.31
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    素敵な小説に出会ってしまったと序盤で気づいた。 ダイアナと彩子、2人が成長していく様子に自分を重ねて少し苦しかった。 彩子が自分で自分の呪いを破る場面が痛いほど心に響いた。 自分を取り巻く状況を、真実を、そして己を、曇りなき目で見つめるのだ。 膝が震え、胃がきゅっと音を立てるのがわかる。 ガラスの中の自分をじっと見つめ返した。 弱虫で、流されやすく、どこにでもいる娘。 でも自分の足でそこに立って、自分を見据えている、一人の人間だった。 今こそ認める時が来たのだ。 呪いを解くことができるのは自分だけ。 現実を受け止めることはつらく、理想を求めて目を逸らし続ける方が楽かもしれない。 でもきっとそれは本当の自分じゃないし、段々と苦しくなるはずだ。 勇気を持って先に進まなくてはならない、そんな時が誰にでもある。 リュークス、リュークス、フィルフィルルー。 なんぴとたりとも、この私を縛ることはできない。 私に命令できるのは、この世界で私ひとりだけ……。 私だけが私のすすむべき道をしめすことができる……。

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    投稿日: 2022.01.29
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    先が気になって一気に読んでしまった。 とても良い。文庫本の裏に書いてあるように 最強のガール・ミーツ・ガール小説。 大穴と彩子ちゃんに 重なる部分はないのになぜか 気が付いたら小学3年生〜大学生までの自分を 思い出しながら読んでいた。 何気ない出来事や一言で 胸がきゅぅっとなる感じ。 ページ数がとてつもなく多い訳ではないのに 十余年くらいの出来事が濃縮されていてすごい。 それに加えてここが繋がるの!?というスリルや ティアラは何者!?という ミステリー的要素もあり、 大学のサークルについての、 あってはならないけれども 実際ニュースで目にしたことのある事象が 描写されていたり… 単に2人の友情物語では終わっていないから こんなにも夢中になって読めたのだと思う。 鴻巣友季子さんが解説で書かれていた 『古典名作の柚木麻子さんによる「新訳」』 という表現がとてもしっくりくる。

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    投稿日: 2022.01.27
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    とても良い物語だった。 ティアラの人生観に憧れる。 個人的にみかげちゃんの台詞が本質を捉えてると思った。

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    投稿日: 2022.01.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    凄く好きな作品だった。 全く違う家庭環境で育つ二人の女の子の話。 小学校で大親友になるが、疎遠になりまた最後には再会する姿が丁寧に描かれている。 表紙の可愛さや題名から連想する内容よりも、ずっと深いしちょっと重い話も出てくる。 正反対なように見える女の子どちらにもコンプレックスや悩みがあり、一人ずつ視点変えて深く描かれているとこも良かった。 そして、ダイアナの父親に対する理想と現実の差もリアルで良かった。綾子ちゃんの事件も参考にしたような実際の事件があり怖くもあり、物語を通した注意喚起にも感じた。

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    投稿日: 2022.01.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    一日で一気に読めた。 最初、あまりにも違う立場の2人の関係に、ふたりが仲良くすることを周りの大人が止めたり諌めたりするのだろうと思ってハラハラしていたけれど、そんな心配はご無用、人の本質をちゃんと見てる大人たちばかりでした。 というか、大人たちは色んなことを知ってたんだけどね。 2人のお母さんたちが特に魅力的。それぞれ全然ちがう性格なのに、お互いを認め合っている。そんな風に、自分と違う存在も否定せずに認められたら素敵だな。 成長していく2人。 そこがそう繋がるのね!と、場面や時代が変わっても読みやすく楽しかった。 いちばん惹かれたのは武田くん。 一途ってかわいくて。 ずっとそばで見ていたいって… あーー言われたい!笑

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    投稿日: 2022.01.18
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    女の子なら誰でも感じたことのある、周りと自分を比べて落ち込んだり悩んだりする姿が丁寧に書かれている。それを親のせいにしたり、心のどこかで親を軽蔑する所もとても分かると思った。 だけど成長するにつれて親には言えない壁にぶつかったり、反発してしまったり、友達とこじれたり…時が経つにつれて後悔するのも共感できる。 そんな呪いを解き、新たな世界を切り開く様は心がスッキリした。

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    投稿日: 2022.01.15
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    全てが上手くいくってわけじゃないところが現実味があっていい 呪いをとくのは自分自身、誰も助けてくれない

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    投稿日: 2022.01.02
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    生まれた環境のバックボーンは多種てあり、人生どのようなポリシーで生きるか、人によっては、難しく悩む面が多々あると思います。その意味では、大変参考にすべき本だと思います。自分の心に素直に生きること、信頼できる友人からのアドバイスを素直に受け入れるなど、当たり前ではありますが、出来てないことに反省しながら、今後の生き方に役立てたいと思います。

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    投稿日: 2021.12.20