
総合評価
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powered by ブクログ素敵な装丁に惹かれて購入。 栃木県にある書店「うさぎや」の書店員さんの、「この本を一人でも多くの人に読んでほしい!」という熱い思いによるオリジナルカバーらしいです。 あずかりやさんの、のれんやガラスケースなど、いろんな視点から描かれるおはなし。 読みやすいんだけど、さらっとしてる訳じゃなくって、丁寧に、だいじに読みたい1冊。 いちばん好きな台詞は、「わたしから努力を取り除いたら、鼻毛一本残りません」ᵕ̈*
3投稿日: 2025.10.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
とてもほっこりしました。自転車視点、ガラスケース視点、猫視点と様々な視点からあずかりやさんや店主の様子、客の様子を書いていて、色々な角度から物事を見れました。 続編もあるようなので、また読んでみたいと思います。
0投稿日: 2025.08.22
powered by ブクログ1日百円でものを預かる盲目の店主のもとにいろんな人が来る人情話。 よいが、予想する「そういう設定ならこういう感じなのかな」以上のものはなく、まぁそうですよね、みたいな感想になってしまいました。 猫が出てきたので星一つプラス
5投稿日: 2025.07.11
powered by ブクログトロイメライを聴きながら読みました。 オーダーメイドのオルゴール、いつか一生ものの特別な曲に出会ったら作ってみたいかも
0投稿日: 2025.07.08
powered by ブクログ店主を俯瞰で見てる感じで話が進みます。あなたが?みたいな・・・あずけるにはそれぞれ理由があるのね。わたしは好きなお話。続編も気になります。
0投稿日: 2025.05.28
powered by ブクログ「あずかりやさん」という 何でも1日100円で預かってくれるお店のものがたり。 あずかりやさんの様子は、お店にある(いる)暖簾や棚の目線で描かれておりなんとも不思議な感じ。 途中までは外れかも、、、って思ったけど 読み進めていくうちに色んなところが繋がって、どんどん読むスピードが早くなった。 店主は目が見えないんだけど、見えないからこそ音とか空気とか本当に大切なものとか感じられるんだろうなと。
0投稿日: 2025.05.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ほのぼの平和なちょっと変わったお店のお話し。 最初はのれん、次はガラスケース、その次は自転車の視点で話しがすすむ。 その後は社長と名付けられた白いネコ(自称・ポーチドエッグ)の語りで統一。 人には事情があって、それに寄り添う店主。目が不自由だからあずかりものは見えない。 仮に分かっても秘密厳守。時にはだれも不幸にならない嘘をつく。 心が洗われるようなお話で良かった。 2025/05/10読了
0投稿日: 2025.05.10
powered by ブクログとっても優しくて温かいお話でした。凄く好きな世界観。 猫の話が好きな方にもお勧めです。またいつか読みたくなると思います!
0投稿日: 2025.04.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
レビュー見るとわりかし好評でビックリします。私には全くと言っていいほど合いませんでした。舞台設定、物語としてはいいと思うんですけど、レトロな雰囲気を味わうには描写不足、力不足が否めません。 まだ暖簾、自転車のあたりまではよかったんですが、何より猫のくだりが酷かったです。どんな世間知らずでも、野良を知らない猫でも、ここまで幼く考えが足りず周囲を見ることができない上に思い込みが激しく、命に対して無知だなんてあるんでしょうか? 猫は賢いと思っている私には不思議でなりません。 嘘を吐いた男性が一週間と言っていたのを数時間で撤回し、夜の遅い時間に女性を呼び出すとかも信じられないですし、全体的に「嘘つき」が多いのに、いい話のようにまとめて終わることに違和感しかないです。 終わり良ければ全てよし……とも言い切れないと思うし、個人的にこの話に人情とかは全く感じないどころか、作者とは倫理観が違うのだろうとしか思えませんでした。面白い、面白くないというよりひたすら合わない、です。シリーズもののようですが、作者含めもうこれ以上読むことはないと思います。
0投稿日: 2025.04.16
powered by ブクログあずかりものをなんでも預かる、目の見えない店主のお店にまつわる一冊。 1話ごとに完結し、視点が変わりながらそれぞれの話がゆるっと繋がっていく。 文体が軽くサクサク読め、読後はあたたかい気持ちが残るるだけなので、忙しいけど本が読みたい…本が読みたいけど気力がない…というタイミングで読むのにぴったりだと思います。 私は猫が好きなので、尚更楽しく読めました!
2投稿日: 2025.04.12
powered by ブクログ物や生き物視点から見る日常にあずかりやという少し変わった店。暖かくどこか懐かしい気分にさせてくれる優しい小説でした。
0投稿日: 2025.03.23
powered by ブクログなんと優しいお話なんだろう… と思ってたら割と痛かったりw 語り手が人でない語り手たちでファンタジー調なのに、内容はどんどんヒリヒリ痛いものだったり。 だから語り手によって優しくオブラートされてるみたい。 石鹸さん…。゚(゚´Д`゚)゚。 でも店主や社長に許されたようで、彼女も安心出来たかな?せめてそう思えたら救いかも。 続編もあるということで、ぜひ読んでみようと思う。
16投稿日: 2025.03.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ある商店街にひっそりと営業する不思議なお店… 「あずかりやさん」 1日100円の預かり賃でなんでも預かってくれるこのお店には、様々な人と色々なモノが訪れる… 後半は前半でのお話しがまた繋がり紡がれています。 店主は視力を失った青年。途中からネコ視点にもなる。 そのためもあるのか、描写がとても丁寧でゆっくり文章が流れているように感じられる読了感。 好きな作風でした。
0投稿日: 2025.02.26
powered by ブクログこんぺいとう商店街の隅で、盲目の店主が営むあずかりやさん。 1日100円でどんな物でも預かってくれる店に、いろいろな事情を抱えたお客さんがやってくる。 児童文学のような優しい文体の作品だが、考えさせられる場面もあった。 猫の「社長」、いや「ポーチドエッグ」ちゃんがかわいくて、また続編や他作品も読んでみたくなった。
0投稿日: 2025.02.24
powered by ブクログ預かり屋を営む盲目の男性が主人公 でも語り手はお店の暖簾だったりガラスケースだったり猫だったり 児童書のような語り口でほっこりする話かと思いきや結構重い人生もあって読み終わった後は想像以上に気持ちがぐらぐらする、次の巻からはもうちょい覚悟決めて読もうと思ったお話笑
0投稿日: 2025.01.03
powered by ブクログ初めましての作家さん。 実家の本棚から借りてきました。 何でも1日百円で預かってくれます。 店主は視覚障害のもある男性、桐島。 エピローグを含めて6つの作品がおさめられていました。 タイプライター 自転車 オルゴール 離婚届 星の王子さま 子猫 色んな物が預けられます。 ちょっと切なくて、でも涙が出てしまう温かい作品たちでした。
32投稿日: 2024.11.02
powered by ブクログ目が見えない店主が営む「あずかりやさん」にいるのれんやガラスケース、猫など様々な物?生き物?たちが語る形で進んでいく物語。 人にはそれぞれ事情があって、名前も知らない店主に一日百円で大切なものを預けていく。 期日までにとりにくるのも自由、そのまま置いていってしまうのも自由。店主はただ預かり物を大切に預かり、依頼主を待つ。そんな受動的な関係のはずなのに、それぞれの物語が発展していくのが面白い。 何も事情を知らない第三者にただ預けるだけなのに、店主の不思議な力なのか必然か、それぞれにとって最善の形へ動いていく。洗練されていてどこか幼さを持つ店主の独特な雰囲気が読み取れる本。
0投稿日: 2024.09.14
powered by ブクログ1日100円でどんなものでも預かる。 現実世界にそんな商売があったら粗大ゴミとか処分しずらい物で溢れて大変なことになりそうだな〜なんて野暮なことを考えてしまった。 預ける人も手放す人もそれぞれそこに至るまでの背景があって、それを詮索しない店主は心が広い。 穏やかでのんびりとした作風。 続きが気になる!という感じでは無いので、時が大きい割に読むのに時間がかかってしまった。
1投稿日: 2024.09.03
powered by ブクログ「一日百円で、どんなものでも預かります」という設定の着眼点の勝利。 モノや動物視点で描かれる、「あずかりや」の日常。 1冊に数話の、それぞれ独立したオムニバス形式で、さっくり読める。 内容的には大きな感動よりも、ホッとするようなエピソードが多い。 まさに「ほっこり」。 読み進めるにつれて、店主の人となりなどがぼんやりとわかるようになっている。 ちなみに表紙の猫が登場するのは後半から。 既刊5巻。
0投稿日: 2024.08.08
powered by ブクログ目の見えない青年が営む「あずかりやさん」。1日100円で何でも預かってくれる変わったお店。 そこに訪れる人や猫との心温まる交流が描かれていて和んだ。
11投稿日: 2024.06.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
主人公は面白味のない人間。淡々と仕事をこなしているだけ。店ならではのトラブルが、物語を面白くしていると思う。「本を点字に訳す」という発想には目新しいものを感じた。 主人公の相棒ポジの猫、(社長ことポーチドエッグ)を助けて事故にあった石鹸さん。身分を偽り、オルゴールを預けて亡くなった社長。母から唯一譲り受けた鍋を置いて施設に入ったおばちゃん。 全体的にハッピーエンドとは言えない気がする。なるようになってる感じ。主人公は目が見えず、両親とも疎遠になっている30代独身男性。客観的に見たら「同情すべき人間」なんだろうけど、彼は毎日真っ当に生きている。「幸せの形って人それぞれ違うよね」と訴えかけてくるような本。三人称で色々な角度からお店を覗けるのは飽きが来なくて良かった。のれんの出番が最初だけだったのはちょっと残念。
0投稿日: 2024.03.09
powered by ブクログこの街の人々がずっと穏やかで幸せな生活を過ごせるように、と願ってしまう、そんな作品です。猫ちゃんがかわいい。
1投稿日: 2024.03.04
powered by ブクログ私としたことが!!またやってしまった さっき読み終わったの2巻目 積読してたなーと思ってよく見たら、あれ? でも、2巻目を先に読んでいたので、違った面白さもありました 今回は社長の出番が多いです!
53投稿日: 2024.02.12
powered by ブクログ1日100円でなんでも預かります。 というあずかり屋さん。店主が素敵な人でそれぞれの事情を抱えてあずけにやってくるお客さんの物語。
23投稿日: 2024.02.07
powered by ブクログ1 日百円で何でもお預かりします。 盲目の青年が営むあずかりやさん。何だか昭和の佇まいを感じる。 物や猫視点の語り口で語りは柔らかだけどシビアな背景もあり。 シリーズ制覇したい作品。
20投稿日: 2024.01.14
powered by ブクログ伏線が素晴らしい。あの場面とあの場面が繋がると、なるほど、っと感心してしまう。 最初の話にあるけど小学生の女の子が、後に成長して大人になって再び訪れて預けたものが分かるだなんて凄すぎます。おあずかりやさんの店主凄すぎます。
1投稿日: 2023.12.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ネコの猫らしさがすごく猫らしくて感心してしまった。 あずかりやさん、私が預けたいものは今は何も思いつかないけど、世の中いろいろな事情で預けに来る人がいるものだと面白く読んだ。
1投稿日: 2023.12.24
powered by ブクログ2023.12.15 読了。 「一日百円で、どんなものでも預かります」という東京下町の商店街でひっそり営業する通称「あずかりやさん」。店に訪れるお客さんは様々な事情を抱えて「あるもの」を預けて行く連作短編集。 ☆3.7。 基本的に一話ごとにストーリーテラーが変わりあずかりやさんや店主の様子を語っていく。 一話目〜二話目の初め辺りまでは「ライトノベル風で飽きちゃうかも…」と正直思った。しかし、店主の置かれる境遇やあずけられるものとのエピソードが丁寧に創り上げられ、預けに来るお客さんたちも上手く他の短編と繋がっていき、お客さんたちそれぞれが結構切ない事情を抱えていたので最後まで面白く読めた。 作中にも出てくるが「自分で抱えきれないものを預けにくるけれど店主の抱えたものはどうなるの?」というのはずしんとくるものがあった。 預けられるものにはいわく付きのものも多く、それでも淡々と預かることに徹する店主と、お客さんたちの抱えるものは重い事情のあるものだと言うことを店主とお客さんの会話によって匂わせ読者に想像させるのが上手い作品だと思った。
0投稿日: 2023.12.15
powered by ブクログ商店街のはじにあるお店「あずかりやさん」。 物を預かって一日100円貰うという商売だ。 店主は盲目の青年、静かに点字本を読みながらお客さんが来るのを待っている。 その店を訪れる人達と店主とのやり取りを描いた作品。 預かる物は一枚の紙だったりオルゴールだったり、自転車だったり。その様子を見守り語るのはのれんやガラスケースなどの「物」たち。その視点が面白かった。
0投稿日: 2023.11.17
powered by ブクログ盲目の店主が営む「あずかりや」さんの日々をのれんやガラスケース、猫などが見守る日常小物擬人化ファンタジー!発想は面白いが内容はやや散漫。
0投稿日: 2023.10.26
powered by ブクログ1日100円でなんでも預かってくれるお店。 お店の暖簾やショーケースの視点で語られるお話でした。 語り口に男性的、女性的な使い分けがされていた事で親しみを持って読み進められました。 他人から見ると平和で穏やかな人たちですが皆それぞれ事情があって、、、切なさが少しだけでもずっと続いているといった印象を受けました。 相沢さんという女性のお話が私は好きでした。
7投稿日: 2023.10.09
powered by ブクログ誰が話してるの?と 不思議な気持ちになりながら読み進めていた。 一種のファンタジー❤️ 優しい気持ちにさせてくれる一冊。 謎のものたちも ずっと主人を見ていたと思うと優しくなれる^_^
3投稿日: 2023.09.14
powered by ブクログカバーの上にカバー あるかしら文庫のカバー 「少しずつ読めて そのつど前向きになれる。そんな本、あるかしら?」 まさにそんな本だった。そして心が穏やかにやさしくなれる。 電車に乗ってる時に読んでたら、背筋伸ばして行儀良くしてる自分がいた。、 最初は誰が話してるの?と思いながら読み進めていたら、だんだんとあれ?もしかして、のれん。 って気づいてきた。 最終ページに近づいてきたら、寂しさが出てきた。 ずっと読んでいたい気持ちになった。
2投稿日: 2023.09.08
powered by ブクログ猫弁が好きで、なにか勝手にもっとグイグイとほっこりさせてくれるものかと思っていたら、時には切なく、ジワーっと来る内容でした
0投稿日: 2023.08.22
powered by ブクログ東京の下町にひっそり存在するあずかり屋さん に荷物を預けにくるいろいろな事情があるお客さんのお話です。 主人公の周りのいろいろな物や動物が エピソードごとに、解説してくれる 不思議なお話で、毎回はじめ今回は誰が お話してくれているんだろうと わくわくしながら読み進める感じもすごく好きです。 すべてに命を吹き込みながら、主人公や 預けにこられた人を見守る感じが素敵で どれも温かいストーリーで ほっこりしました。
6投稿日: 2023.08.14
powered by ブクログまちの「あずかりやさん」で起きる、あたたかで切ない物語。 各話、人以外の視点から描かれていて、「次はどこから語られるお話だろう」という楽しみもありました。 丁寧で穏やかなお話で、ぎすぎすした気持ちがやわらかに落ち着きました。
2投稿日: 2023.07.26
powered by ブクログ「一日百円で、どんなものでも預かります」 東京の下町にあるあずかりやさんの店主は視覚障害者の青年桐島透くん。毎日規則正しい生活の中で、ひたすら訪れるお客を待ち、丁寧に真心を込めて預かり物を受け入れる。時にはお客のその物にまつわるお話に静かに耳を傾けることも。 とても静かで、しみじみとして、暖かさが心の芯まで染み渡りました。 実は続編の「あずかりやさん 桐島くんの青春」を先に読んでいたのですが、前後しても全然大丈夫でした。お店の物や猫ちゃん視点で物語が紡がれるところがいいですね。じっと待って、受け入れることって、容易いようでいて凄く難しいことだと思います。桐島くんを見習いたい。
2投稿日: 2023.05.31
powered by ブクログ醜さ、切なさ、悲しさがたくさん書いてるのに、どれもこれも根本と表現がとにかく優しくて 1話読み終わるごとにふわふわとあったかい気持ちになる本でした。 すごく好きな文章と表現の感じ、ずっとずっと読んでいられるような触れ合っていたいやさしい文章。 人間側の気持ちだけじゃなくてものの感情、人間以外の感情が描かれてるのがおもしろかった、、
3投稿日: 2023.05.17
powered by ブクログ1話目2話目を読んで普通にいい話だなと思った程度だったが、3話目のトロイメライを読んで、あれ?すごくいい本やん?と思い、4話目を読んで登場人物全てが1、2話とリンクしているのに気付く。 この人たちどんな人だったっけ?と、4話目を途中で置いて最初から再読。すると1、2話目も輝きだした。 読めば読むほどじんわりとてもいい本。
0投稿日: 2023.04.23
powered by ブクログ『ここは明日町こんぺいとう商店街の西のはじに位置しています。人の流れはありますが、この店に目を留める人はほとんどいません。なぜなら、看板がありません。』 目の見えない店主がさまざまな事情を持った人々からものをあずかる。それをお店ののれんやガラスケース、店主のそばにいる猫の視点から描かれるほっこり物語。
0投稿日: 2023.02.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ただただ預かってほしいことってあるかもしれない。 捨てる、は忍びないから、少しの間手放す。結果、永遠に離れることになっても、捨てることとは心持ちが違うはず。 石鹸さん、つらい…。 オルゴールの話は好き。正体は分かりやすかった。
1投稿日: 2022.12.04
powered by ブクログ大山淳子さんの本には穏やかで優しく寄り添ってくれる人が出てきます。現実の世界で、こんな人に出会えたらと思ってしまいます。
0投稿日: 2022.11.15
powered by ブクログゆっくり進んでいく物語に癒されました。 店主の優しくてしっかりと芯の強い心を持った人柄。優しい言葉、背中を押してくれる言葉に癒されました。 そして、猫や暖簾。いろんな物たちが心を持って暖かく店主や持ち主を見守るストーリーもすごく良かった。感動したり、くすっとする場面もあり、本当にほっこりとゆったりと読了。 次のストーリーも読みたいな。また優しい店主に逢いたいですね。
5投稿日: 2022.10.29
powered by ブクログ続編が出るたびに購入する大ファンです! 机やのれん、黒電話など様々な"モノ"たちの独り言にそってお話が進んでいき、みんな店主が大好き。 店主の静かな優しさに読者も惚れます!絶対。
1投稿日: 2022.10.10
powered by ブクログ東京下町の商店街 「明日町こんぺいとう商店街」の西のはじ 和菓子屋だった店を「あずかりや」として営む 盲目の男性店主 1日100円でどんなものでも預かる 前半は店の「のれん」 後半は店の「猫」 が語り手 温かく心がほっこりする 殺伐とした日々を送る私の心に やわらかい風が吹いた 良い意味で力を緩めてくれた
8投稿日: 2022.09.18
powered by ブクログ目の見えない店主が一日100円でものを預かる『あずかりやさん』というお店で起こる物語。 一人称が物(自転車だったり暖簾だったり)というのが面白いなあと思いました。そしてあずかりやさんの一貫したお話ですが、その中で短編のようになっており読みやすい本でした。それぞれの内容もおもしろく読み進めることができました。 ですが、他の作品を続けて読む気にもなりませんでした。またいつか読みたいと思ったら他の作品も読みたいなと思います。
0投稿日: 2022.09.13
powered by ブクログ盲目の店主が、1日100円でなんでも預かるというあずかりやさん。1人称でお話が進むのですが、それがのれんだったり自転車だったりというのがおもしろいと思いました。あずかりやさんに来るお客さんたちはそれぞれに事情を抱えて物を預けに来る。店主は余計な詮索はしないけど、心を込めて預かる。そして、お客が語ればその話に耳を傾ける。 5つのお話にエピローグで構成されていますが、私は「トロイメライ」が良かったです。
0投稿日: 2022.08.20
powered by ブクログ目の見えない店主が営むあずかりやさん。 何かに悩んだり行き詰まってる人が預けものをし、ちょっとだけ心の重荷も下ろして行く。 登場人物がゆるくリレーしていて、なぜか心を持つモノたちが進行役となり物語が進む。 連作のようなので、続きも楽しみ!
0投稿日: 2022.08.08
powered by ブクログなんとも不思議で素朴、そして温かい物語でした。慈愛に満ちた本書は、小学校高学年くらいからでも十分に読みこなせると思いますし、更に大人も楽しめる深さをもっていると思いました。 のれん、自転車などをを擬人化し、視点を変えながら語らせることで、読み手に感情移入させ、表現の幅の広がりと深まりを感じさせてくれるようです。 加えて店主の「あずかりやさん」は感性豊かなのですが、盲目(それ故もあるでしょうが)で寡黙な分、周囲の物たちに〝目〟を与えることで、物語の中の「人生の機微」を浮き上がらせ、上手く伝えられていると思います。 少し心が疲れている時などに、このシリーズの続編をまた手に取りたいと思いました。温かい気持ちでホッコリするために…。
16投稿日: 2022.07.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
なんとなく谷中あたりをイメージして読んだ。十条赤羽でもなく、戸越でも蒲田でも三茶でも松陰神社でもなく。どういうのかな。ちょっとよかった。信号がつくのが死亡事故だった時代じゃなさそうなのがありがたい。
2投稿日: 2022.06.28
powered by ブクログどんなものでも一日百円であずかります。 ただし期限を過ぎても受け取りにこない場合は店のものとなります。 そんなお店があったら、あなたは何か預けたいものはありますか? 幼い頃に目が見えなくなり、いつも点字本を読んで過ごす店主と訳あって様々なものを預けにくるお客さんたちとの日々を、店ののれんやショーケース、預かり物たちの目線で語られる。 視覚に障がいのある店主は電気をつけないのだが、ハッとさせられた一文。目が見える、光を感じる、は当たり前ではないのだなと改めて感じた。 ものにも気持ちがあったら、使う人間が私で良かったと思っていてほしい。 大切に長く長く使ってあげたいなと。 預かったものにもよるが、基本的には店主の誠実な手によって奥の部屋へと入れられるのだが、どんな部屋だろうとワクワクもドキドキもする。そこは私も猫と一緒だった。 個人的には店主の初恋の話が切なくて温かくて好き。 シリーズ出ているようなので読んでみる。
9投稿日: 2022.06.12
powered by ブクログこの物語では店主目線は語られない、だからこそ語り手から店主の人物像がえがかれるのだがこの時何を思っていたのか、何を感じていたのかは本当のことは誰も知らないだからこそ想像し語り手と同じように見守るような気持ちで読みました。読むと優しくなれるおススメの小説です!
1投稿日: 2022.06.10
powered by ブクログ初めましての大山淳子さん。 1日100円で、何でも預かってくれる「あずかりやさん」が舞台。 語り手が「のれん」や「自転車」「ガラスケース」など生き物ではないものも多く、それがとても面白かったです。 引き続き、続編も読みたいと思います❁⃘*.゚
2投稿日: 2022.05.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
○読み終わって感じたこと 普段よりやさしい気持ちになりました。ハラハラする展開やドキドキする場面もあったけれど、最初から最後まで、悪意が無くて。もしかしたら悪意を持っている人もいたのかもしれないけれど、店主が淡々としているからか、読者が余計な詮索をする必要がなくて、負担なく読み進められました。この本に出会えて良かったと思いました。 ○おもしろいと思ったシーン 物語の語り手は人間じゃないところから、すごくわくわくしました。ミスタークリスティの最後のシーンがとても好きです。クリスティが不器用な自転車屋の愛に気づくシーン。あずかりやの店主と比較して描かれていた自転車屋が、クリスティにたくさんの愛を注いでいたことに気づく、その瞬間を切り取った言葉が、本当に綺麗でした。
0投稿日: 2022.05.26
powered by ブクログ猫弁シリーズが好きでこちらも。 語り手さんの正体に初め戸惑ったが、ほほぉ~となり読み進め、章ごとに語り手さんも代わり面白く読ませていただきました。
1投稿日: 2022.05.13
powered by ブクログ読むのは2周目。自転車の話がすごく印象に残っている。心温まるお話の中に、たまに飛び込んでくる事件性のあるエピソード。それでも物語のペースが変わらないのは、店主の人柄のおかげ。何年も積読している続編を読むぞ。
1投稿日: 2022.05.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
随分前に買ったものの、なんだか苦手そうな内容だなと勝手に思って積読になっていた。なんでもっと早く読まなかったのか。私はこの話が好きだ。出てくる登場人物ものれんもお店も猫も好きだ。 作者は多分猫好きだと思う。
0投稿日: 2022.04.08
powered by ブクログ1日100円で様々なものを預かってくれる、あずかり屋さん。皆それぞれの預けものをして、またそれを取りに来る。ひとつひとつにドラマがあって良かった。店主も穏やかで癒されました。
0投稿日: 2022.03.26
powered by ブクログ初めましての作家さん。 村山早紀さんのコンビニたそがれ堂に似てる感じだった。 今の私にはちょっと違うかなぁ。
0投稿日: 2022.03.26
powered by ブクログここは明日町こんぺいとう商店街…と読み始めた瞬間に、(ひねくれ者の私は)甘い…甘すぎるよ…と思ったけれど、読み進めていくうちに、楽しくなってきました。 商店街の端でひっそりと営業するあずかりやさん。 お客さんは様々な事情を抱えて、何かを預けにくる。 短編集のように、それぞれのお客さんやあずかりものとの関わりが、小さな謎を秘めながら描かれるのだが、面白いのはそれぞれ異なる語り手。 新しい章では、語り手が誰なのか想像しながら読み始めるのも楽しい。 全体的に少し切なく、でもふんわり温かな話なのだが、猫が語る「店主の恋」だけは、猫の気持ちになってしまって苦しかった… シリーズ化されているようなので、続きも読んでみたいと思います。
9投稿日: 2022.03.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
古本屋さんでなんの前情報もなくジャケ買いした小説。 大山さんの作品も初めてだった。 店主は目が見えないおそらくハンサムな色白の男性。 本作品には、あずかりやを経営している成り立ちについて書かれている。 1日100円でお客さんが決めた期限まであずかってくれるお店。人によっては思い入れがあり、自分で捨てられないから1日だけあずけて、受け取りにこないという客もいる。(期限をすぎたら、あずかりやのものになる) 面白かったのは、店主の目線から物語が進んでいくのではないところ。 あずかりやの、「のれん」だったり、 あずけられた商品たちだったり、 お店に古くからあるものだったり。 それぞれ短編にはなっているものの、 物語は数珠つなぎで進んでいく。 のんびり読める小説家と思いきや、 話の展開はしっかりとつけられていて、 後半に進むにつれて、どうなるの?!とわくわくしながら読んだ。 ブクログに感想を書こうと思い検索したら、 これはシリーズになっていることを知ったので、 全部よんでみたいと思った。 非常に読みやすく、 女性がわりと好きな小説だと思った。 入門には良い。
0投稿日: 2022.03.07
powered by ブクログこんぺいとう商店街にある、1日100円で預けものをすることができる、さとうという名前のあずかり屋さんの物語。盲目の店主が織りなす、お客さんとの物語。店主の優しさや、丁寧さが美しいと思った。 基本的に擬人化?のような語り口が面白い。 基本的に抑揚がないというか、平和だなあと思った。 「物語の中で、王子様はキツネに『たいせつなことは目に見えない』と教えてもらった。あずかり屋さんは目が見えないぶん、たいせつなことばかり見えているのかしら。」p182 星の王子さまをもう一度読みたくなった。
0投稿日: 2022.02.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ほっこりするけど、ちょっと切ないお話。 一つの物語の中にいくつかのエピソードが盛り込まれている。 始まって早々意外な語り手に驚き、だんだん章が変わるごとに「次の語り手は誰かな?」と予想しながら読み進めた。 あずかりやさんのお話なのに、あずかりやさん本人が語り手になることはない。最後まで彼の心の中を覗くことができない。 だからこそ、きっと私が読んでいる本に描かれているのは、あずかりやさんの日常のほんの一部で、今もどこかで変わらず営業しているんじゃないか…そう思ったりしてしまった。
0投稿日: 2022.02.23
powered by ブクログ店主さん目線で物語が描かれているのかと思いきや、その「あずかりやさん」に預けられた「もの」目線で物語が描かれてるのが新鮮で面白かった。 他のシリーズも読みたい!!
0投稿日: 2022.02.19
powered by ブクログ店主の恋と、エピローグは猫好きには耐え難い感情が… 色々ダメ…耐えられない…最後救われたということなんだろうけど、その時点で猫の社長は…あの状態に我が子(猫)がなったらと…私は救われませんでした…。 最後の特別収録で少し癒やされましたが、最後まで苦しい感情のままとなってしまいました。 最初はほんわかした気持ちにしてもらえたのですが…猫が絡んだあとダメになってしまいました。猫飼いさんは注意かもですね。
1投稿日: 2022.01.22
powered by ブクログあの商店街ならではの不思議なお店。 変わった商売に、魅力的な店長とまわりの個性的なものたち。 自分なら何をいつ、どれだけの期間預かってもらうかしら。様々な事情が解決したり、しなかったり。 預けられるものを通して、通う気持ちが確かにある。
0投稿日: 2021.12.06
powered by ブクログ猫弁好きなので。 きちんとオチがつかない話は落ち着かないのです。最近よく出会う。「トロイメライ」まではほっこりしていましたが、積もってゆくもやもや…。 あずかりやの店主は素敵でした。
3投稿日: 2021.10.16
powered by ブクログあずかりやさん、面白い商売。 人それぞれの事情があっておもしろいなぁ ほのぼのしてるし、泣けてもくるし、こういう店主居たらいいね。
0投稿日: 2021.10.14
powered by ブクログかわいいブックカバーに惹かれて手に取ったら、あずかりやさんというなんとも気になるタイトル。 いろんな人間模様が描かれるほっこり温かいお話で、店主の誠実な人柄がなんとも気持ち良くて。 1話目、2話目と読み進むうちにどんどんハマって、あっという間に読んでしまった。 勢いで3冊目まで買っていて良かった。 次を読むのも楽しみ♪ かわいいブックカバーにして素敵な本に出会わせてくれた、栃木の本屋さん「うさぎや」さん(店名もかわいい!)に感謝(*^^*)
1投稿日: 2021.08.09
powered by ブクログ書店員が作ったらしいオリジナルブックカバーに惹かれて購入。商店街のはじにある一風変わったお店のお話で、ほっこりした気持ちになる本でした。それぞれ事情があり、届けられる「もの」を誠実にあずかる店主の人間性もすき。
1投稿日: 2021.07.30
powered by ブクログ少し前に読んだアンソロジー、『明日町こんぺいとう商店街』のなかで印象に残った作品、「あずかりやさん」を舞台にした連作短編集。 盲目の青年が店主の「あずかりやさん」は、一日100円でお客さんのものを大切にあずかってくれる店。 約束の日に受け取りに来なければ、そのものは店主が引き取る決まり。 さて、今日持ち込まれるものは… 店主の口から語られるのではなく、店ののれんや猫が語り手となるあたりがファンタジーっぽいが、物語そのものは、モノに託されたり隠されたりした静かであたたかい人々の心の物語。 重苦しくなることなく、やわらかにのれんを揺らす風のような読み心地が良かった。
7投稿日: 2021.07.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
* 「一日百円でなんでもおあずかりします」 * あずかりやさんに客たちは様々な物を預けていく。一日百円で、お金は前払い。期限を過ぎたらお店の物になり、期限前に取りに来ても差額は戻ってこない。店主は清潔感ある男性で眼は見えないがまるで見えているよう。 . 心が暖かくなった。 仕掛けに気づいて更に面白さが増した。 全体的に読めない伏線が多くて、なるほどそう来たか!という感じ。 . あずけることで不思議と人生に何か変化が起こるのが凄い。 ほとんどの話で物視点という所も面白い。シリーズものらしいのでまた読みたい。 .
1投稿日: 2021.07.21
powered by ブクログたくさんの想いをもつ人々があらゆる品をお店に預けにくる。 話の進み方が登場人物の目線ではなくお店の物や、猫目線で面白い。
0投稿日: 2021.06.19
powered by ブクログ人だけではなく、物や動物の思いも書かれた本。 人にはそれぞれ思いがあるよね、そして物にも動物にも。続編が楽しみで、大切にしたい本の1つになりました。
5投稿日: 2021.06.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
1日100円。 なんでもあずかります、のあずかりやさん。 盲目の店主がひとりできりもりしている。 どの話も優しくて温かい。 語り手がヒト以外というのも面白い。 ミスター・クリスティの少年が健気で好き。いい子だね。 星と王子様、過去のお客様が再登場と思ったら、えええ?不思議不思議。 猫が語り手になるお話はやっぱり特別。奇跡は起こるよね、きっと。
1投稿日: 2021.04.25
powered by ブクログとても温かい気持ちになりました。 途中から物語に登場するシューマンのトロイメライのオルゴールをYouTubeで聞きながら、読み進めていて幸せな読書時間を過ごすことができました。 『1日百円で、どんなものでも預かる』あずかりやさんの物語。預けにくる人物は事情を抱えて、あずかりやさんに預けにくる。当初コインロッカーでいいのでは?と思うが、あずかりやさんに預かる意味が分かるようになってくる。とてもとても温かい。
1投稿日: 2021.04.19
powered by ブクログ心が暖かくなる大好きな作品。 店主の誠実さ優しさが伝わってきて 私も人に優しい人間でありたいと いつも思わせてくれてくれる。
0投稿日: 2021.04.18
powered by ブクログずっと読みたかった本。 ようやく読めました。一日百円で何でも預かってくれるあずかりやさん。 店主に癒やされました。 のれんとか猫とか人じゃないものが語っていくのがまた楽しかったです。 ちょっとホロッとくるところもあったりして、とても温かい気持ちになれる物語でした。 こんなお店があるといいのに!!
10投稿日: 2021.03.19
powered by ブクログ星3.5 1日100円でなんでも預かってくれる店が舞台 語り手が店の備品だったり客だったり猫だったりと様々な視点からで面白い それぞれ前向きになれるのでいい
0投稿日: 2021.02.15
powered by ブクログ娘が私の誕生日に選んでくれた本。 私だったら選ばないような優しい本。 暖簾目線だっり、ガラスケース目線だったり、猫目線で物語が進む所がユーモアに溢れてて温かい素敵な本です。
3投稿日: 2021.01.28
powered by ブクログ盲目の店主を見守る動物や物たち。 語られる内容は結構シビアだけど、物や動物たちが語り口になっているので重くない。 あと店主優しい。 物かわいい。 不思議な小説。 最後ら辺はもう綺麗事だろう位な展開でしたが、とことん癒されました。
0投稿日: 2020.10.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
1日百円で何でも預かってくれる あずかりやさん。そのあずかりやさんの 店主ではなく、物や生き物の視点で 物語が進んでいきます。ちょっと斬新。 時にはあずかられるものの視点もあって なかなかそれが面白い。 5編あってちょっぴり悲しい話から ほっこりする話までありますが、 視点が物や生き物なので淡々と 話が進んでいきサクッと読めました。 この作品毎回語り手が変わるので その点もすごくおもしろかった。 そして「社長」、店主に出会えてよかった!
0投稿日: 2020.10.19
powered by ブクログ目の見えない店主に変わり、 身の回りのモノが目となり、 店主を優しく見守っている。 読んでいるうちに自分も 店の中のモノ目線。
1投稿日: 2020.09.10
powered by ブクログ斬新で不思議な一人称に最初は戸惑いながら、最後にはすっかりはまってしまいました。 最終的には知り合いに勧めている始末です。 もっと早く本棚にいれておけばよかった!!
2投稿日: 2020.09.02
powered by ブクログ優しくあり、押し付けない。それでいて、その人にとって大切な事は何なのか察っした上で関わりを持つ。主人公の人となりが、いろんな人を助けて行く物語。誠実でいる事がなぜ大切なのか感じられる本だと思いました。
1投稿日: 2020.08.09
powered by ブクログ店主が主人公なのに、彼を取り巻く語り部達が主人公を描いている。それが、このお話を優しくしている。 特に、トロイメライがとても良い。
0投稿日: 2020.08.08
powered by ブクログほのぼのとした作品。 1日100円で預かってくれるあずかりやさんのもとに集まってくるのはそれぞれ物語があるもので……という話。 吾輩は猫である、みたいな感覚で読めるかな?
0投稿日: 2020.08.01
powered by ブクログ視覚障害がある主人が営むあずかりやさん 「1日100円で何でも心を込めて預かります」 そのお店にまつわる短編集 店主はどの俳優さんに演じてもらいたいかなー?と考えながら読んでましたが、加瀬亮さんかなーという考えにたどり着きました。 毛羽立った気持ちが落ち着いていく作品達ばかりで ほっこりしました。 気持ちがしんどい時にも読める一冊です。
3投稿日: 2020.05.31
powered by ブクログこれで食べていけるのね…。 それはしっかりとした仕事ぶりの賜物なんだろうな。 温かい話なんだけど、読後感はなんだか寂しい。
0投稿日: 2020.05.01
powered by ブクログ優しい人の想いを感じた心が洗われるような暖かいお話でした。登場人物すべてがいいひとばっかりなのも好感が持てます。「一人でも多くの人に読んで欲しい」との書店員さんたちの情熱に共感しました。
0投稿日: 2020.04.05
powered by ブクログ一つ一つのお話は短いけれど、それが繋がっていくオムニバス形式の本。こういうの、大好きです。 設定が面白いし、一つ一つのお話の語り手も、意外なものが語っていて面白い。 一つ、回収できてない伏線があるんだけど…これ、続編があるんですか? 皆さんの感想を見て「?」となってます。
1投稿日: 2020.03.21
powered by ブクログこちらのインスタで見かけ、気になっていた一冊。 主人公は、「あずかりやさん」なる、どんなものでも1日100円で預かるという商いをする桐島青年=店主。 誠実で優しくて聡明。でも、彼は目が見えない。 店主を慕って、様々な客が訪れる模様を描く。語り手は、客だったり、あずかりやの店先に掲げられるのれんだったり、彼に途中から飼われることになる猫だったり、一時的に預けられることになる自転車だったり。 モノが一人称になり語られるというのは面白い。 どんなモノにも思い出がある。モノが、人と人とを時につなげてくれる。 ネットやスマホ、SNSが普及するこの時代に、優しく語りかけてくれるような作品。 とにかくこの店主が素敵だよね。
2投稿日: 2020.02.14
powered by ブクログ店の奥がどうなってるのかすごく気になります。こんなお店が本当にあったらいいな。 みんなそれぞれに預けにくる理由があって、なにも聞かずに受け取ってくれる、それがどれだけ難しいことかと。 優しいまちでゆっくりした時間が流れていて、とても羨ましいです。
3投稿日: 2019.12.07
powered by ブクログおもしろかった。ほのぼのする小説を久々に読んだ。読後、主人公と猫のぬくもりが脳裏に残る作品だった。なんか終わりきってない感があって、そうか続編があるのかと思い直す。 続きも気になる。読むうちにこの小説の空気感に慣れてきてまた読みたくなる。基本はのんびりとしているのだが、たまに語りでくすりと笑ってしまうところや心にささるところがある。 モノを借りることにお金を払うのではなく、モノから離れることにお金を払うという発想が、今の世の中らしいところなのかもしれない。 ちょっと離れたいこと、距離をとりたいことというのは、近づきたいという気持ちよりも切実なのかもしれない。何かより負の気持ちがあるような気がする。それを包みこむように丁寧に描いているのがほっとする。 人とのつながりを感じたいとき、子ども向けの本が好きな人におすすめ。
2投稿日: 2019.11.26
powered by ブクログとにかく読みやすい。視点がどんどん変わって、「いったい誰(何)の視点?」と想像しながら読み始めて、そこからその物しか分からない気づきとか、考えがとても面白い。店主の姿がだんだん見えてきて、頭の中に勝手に浮かんでくる。
1投稿日: 2019.11.14
powered by ブクログ動物目線の小説はいくつかあるけど、「もの」目線で物語が描かれている小説を読んだのは初めてで、驚き、少し戸惑いながら読み進めました。でも読んでいるうちに、普段自分も利用している自転車などの目線で様子や背景が語られていて、普段思いもしないことを「もの」からおそわったような気持ちになり、どんどん物語の中に入っていくことが出来ました。 そして、「あずかりや」にやってくるお客様にも、なぜ「あずけもの」をあずけたいのかそれぞれ事情があって、そこにはドラマがあり、切なかったりあたたかかったり、とても面白いです。
1投稿日: 2019.10.02
powered by ブクログものを預かるお店のお話 一日あたり100円の前金で預かり、最初に指定した日まで取りに来なかったら店主のものになるというルール 店主は子供の頃に目が見えなくなった人のため、預ける側は何がしかの安心感があるようだ うまい設定だなぁ 預けたい物の事情とかが人情話につながるし、不自然ではない 店主の誠実な対応もストーリーを深める要因だろうね
0投稿日: 2019.08.05
powered by ブクログ桜風堂書店を読んで、そのあとがきに書店員さんの気持ちがこの本をヒットに導いた、という話を聞いたので、気になって購入。 大山さんの作品はまよパンしか知らなかったけど、この作品はまたちょっと違うね。 本に対してこう表現するのは変かもしれないけど、 「透明感がある」 という言葉が似合う。 全てを達観し覚悟したような店主や、ドロッとした感情が薄い猫(社長)やモノ(暖簾)視点も新鮮。 ほんの少しのすれ違いや勘違いで、人生は大きく変わる。楽しいばかりじゃないそんな出来事を、優しい物語で包んでくれた気がした。 オリジナルカバーのデザインも好き。 水彩色が少しにじむ感じと、はんこを押したようなデザインの暖簾、猫の足跡…。 あずかりやさんの雰囲気を寸分の狂い無く出す!という意気込みと愛が伝わる。
2投稿日: 2019.07.08
powered by ブクログ本屋さんの平積みに「あずかりやさん 彼女の青い鳥」という本をみつけまして、表紙が可愛らしいなぁと手にとってみると、シリーズだというので、その1冊目をまずは読んでることにしました。 すっごく懐かしいような、ゆったりとしたやさしい時間が流れるお話でした。 目の見えない主人公をとりまく「もの」たちの目線から、あずかりやというちょっと変わったお店とその主の日常を覗かせていただきました。 読んでいると、肩の力が抜けていって、一日の疲れも満員電車のイライラも遠くへいってしまって、穏やかに微笑んでいる自分に気が付きます。 すっかり読み終わってから知ったのですが、「猫弁」シリーズの作家さんなんですね。なるほど。 ストレス社会に生きる、より多くの方々にぜひ読んでいただきたい1冊です。 おいおい続編も読んでいこうと思います。
0投稿日: 2019.07.06
powered by ブクログこれは良いなあ。 素敵な日常ファンタジー・・・って、言い方は変だけど。 「描き方」がまたいいなあ。 気に入りました。 多分初読みの作者さん。
0投稿日: 2019.07.01
