
総合評価
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powered by ブクログ幸せは、すぐそこにあるのに、 どうして気がつかなかったんだろう。そう思わせてくれる、あったかい作品です。人生のバイブルになること間違いなし。
0投稿日: 2005.12.11
powered by ブクログ―幸せは、お金が決めるものじゃない。自分自身の心のあり方で決まるんだ。― 以前からテレビなどで語られる島田洋七氏のばあちゃん話は面白く耳を傾けていたが、本を読んですごく感動した。涙あり、笑いあり。こんながばい(すごい)ばあちゃん、他にはいない!ばあちゃんの生き方に学ぶことがたくさんありました。
0投稿日: 2005.09.07
powered by ブクログもはや僕たちは「お金」というものを介さずにはモノを消費できなくなってしまった。農業の衰退、食物自給率の下降など自ら食べ物を作り出すことをやめつつある。生活はお金にまみれ、ゴミは平然と路上に捨てられる。食べ物にありがたみを感じる人のなんと少ないことか。 本作は現在漫才師の著者が幼少期、広島から佐賀に預けられ、そこで出会う”がばいばあちゃん”との「節約生活」を描いた私小説。しかし、私小説といってもかかれたのはごく最近でありすべての描写を鮮明に書き連ねることはほぼ不可能なので、多少のフィクションを織り込んでいるのだろう。 なんといっても、このばあちゃんのキャラクターに引き付けられる。一見ナンセンスに思われがちな言葉もどこか納得させられるような力がある。また、とにかく節約する人で食べ物を細部まで粗末にしない。近くの川が”スーパーマーケット”状態になっており、そこからタダで食物が供給できるので日常の食べ物にはほとんど困らないのだ。それをメインにしながら、その他のことにも極力お金を使わない。 彼女の特徴としては、母性と一緒に父性も兼ね備えていることだ。過ちをきちんと叱ってくれる父性。彼女は女性であると同時に父親としての機能も併せ持っているのだ。だから少年が間違った道に進むことはない。彼女の「明るい貧乏観」が少年にも受け継がれ、貧しいながら暗い雰囲気はまったくといっていいほどない。 現在、日本は少子化、加えて父性の欠落によって子供を甘やかせて育てているようだ。叱ってくれる人がいないから何をしてもいいと勘違いし、モノのありがたみも分からず、豊かな人間性も育たない。この作品はそういった日本人が失ってしまったものを喚起させてくれる。文章は平易でわかりやすい。お金にまみれて生活している人、故郷に郷愁を感じている人にぜひとも読んでもらいたい。
0投稿日: 2005.06.17
powered by ブクログ文句なしの面白さ!各エピソードにちゃんとオチが用意されていて、笑ったり感動したりしながら読んだ。貧乏だけれどへこたれない田舎暮らしのばあちゃん。その突拍子もない言動は潔くて心地よい。また、著者自身のエピソードも面白く、軽い文章でありながら奥深いことが書いてあるというのがいい。著者のばあちゃんに対する「想い」がとてもよく伝わってきた。でも、幼いころの出来事なのに、よくこういったエピソードを覚えているものだなぁ、と感心してしまった。
0投稿日: 2005.05.23
powered by ブクログ島田洋七のエッセイ。笑いあり涙ありの感動作です。TVとかでもとりあげられたみたい。ばあちゃんを始め、友人、先生。すごく回りの人に恵まれて育ったんだな、と思います。ばあちゃんの生き方は、現代人皆見習うべき!要所要所で泣かせてくれる作品ですが、最後のばあちゃんの一言には号泣でした
0投稿日: 2005.04.26
