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レ・ミゼラブル(一)(新潮文庫)
レ・ミゼラブル(一)(新潮文庫)
ユゴー、佐藤朔/新潮社
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総合評価

49件)
4.3
22
12
8
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    11/11-12まさかの112ページまでジャン・バルジャンが出てこない。出てきてからはミュージカルで知ってるので読みやすく、おもしろかった。そこまではちょっとつらかった。ファンテーヌの前日談も明かされて、元恋人本当にクソ。可哀想過ぎた。

    2
    投稿日: 2025.11.12
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    レミゼラブルの舞台や映画を見て、興味を持ったので原作を読みたいと思い購読。分厚く内容ももりもりの為、読むのに苦労するが、物語の概要が入っていれば展開も分かるので読みやすかった。概ね映画と同じ展開だったが、細かい感情描写が読めたり、カットされた話も読める。半分くらいは、当時の戦争の様子や社会情勢が書かれているので、読みづらく長かった。 映画を観て興味を持ったのなら読んでもいいが、映画や舞台の方が分かりやすく面白い。

    1
    投稿日: 2025.09.13
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    ヒュー・ジャックマン主演の映画『レ・ミゼラブル』しか見たことなく、前々から原作を読もう読もうと思っていたが、今年8月にレミゼのミュージカルに行くので、急いで読み始めている。 案の定、名作の予感。ジャン・ヴァルジャンの回心度合いが素晴らしく、感動する。

    9
    投稿日: 2025.07.09
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    まずは当時、王や貴族が富と権力を独占していたこの時代を理解するとストーリーが分かりやすい。庶民が使うお金と貴族が使うお金の桁が違いすぎて間違いのような気がする程。 ピケティが金利が社会の成長率を上回ると絶望的な格差が埋まらないと言った社会がまさにこれ。 庶民の怒りと扇動者とそれでも神を信じて清廉にいきる人。 全員がまさに社会に振り回される可哀想な人たちです。

    7
    投稿日: 2025.07.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白すぎる。1巻からこの重厚感。当時のフランスの価値観や様子がよく伝わる。 心が清らかである事が、どれだけ無惨な事かを実感する。いや、なろうとする過程が悲惨なのか。心が綺麗な事は、一種の貧しさなのか。正直者は賞賛されるが、醜さには勝てないように感じた。 ジャンバルジャンは、良い司祭との出会いで人生を変えた。その過程を読むととても心が痛くなる。それは辛い境遇からくる辛さではなく、自分の邪な心に訴えかけられるような、その心を思わず否定したくなってしまう。常に正しくある事、必要以上に持たない事。どれだけ今の自分が浅ましい人間なのだろうと実感させられた。 このお話は5巻まである。ゆっくり読んでいこう

    0
    投稿日: 2024.12.29
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    この歳で初読。世の中に、こんな面白い小説があるとは思いませんでした。 冒頭に登場するビヤンヴニュ司教の偉大さと人間としての面白さ、主人公ジャン・ヴァルジャンの数奇な運命と高潔さ。全5巻の1巻目で物語は目が回るような展開を見せます。舞台は19世紀初頭。フランス社会と民衆の生活も詳細に描写され、当時の大衆が奪うように読み耽ったというのも理解できます。佐藤朔さんの翻訳もわかりやすく、まさに勘を置く能わずの名作。2巻以降も楽しみです。

    1
    投稿日: 2022.11.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    【ジャン・バルジャンが聖人に生まれ変わっていく長い旅の始まり】  物語全体を通して、ジャン・バルジャンが聖人に近づいていく課程が描かれています。1巻では、以下の内容が綴られています。 ・物語全体を通してバルジャンの目標となるミリエル司教のエピソード ・憎しみを持ったバルジャンが「正直者」として生まれ変わる ・「正体を明かすべきか否か」正直さとは何か問われる大きな試練 【理想人としてのミリエル司教】  冒頭のミリエル司教のエピソードが秀逸でした。ミリエル司教はこの物語で最大の聖人であり、理想的な人物として描かれています。物語全体を通して、ジャン・バルジャンは多くの苦しみ、葛藤を味わい、成長していきますが、常にこのミリエル司教を手本として生きていくことになります。 【ミリエル司教の優しさはバルジャンを苦しめる】  ミリエル司教から盗みを働いたバルジャンはすぐに捕まりますが、赦され、釈放されます。そして、「正直な人」になることをミリエル司教に約束させられます。  この寛大さはバルジャンを苦しめることになります。今まで感じていた憎しみを捨て、正直者/善意の人になることは、「憲兵に捕まって監獄に入った方がよかった」と思うほどに辛いものでした。この苦しみを乗り越え、彼は正直者として生まれ変わり、新たな人生が始まります。 【工場主、市長として街の発展に尽くす】  バルジャンはミリエル司教との約束「正直な人」になるため、正しく生きることを選びます。彼の興した工場のおかげで街は発展し、得られた富を貧しい人に分け与え、皆豊かになっていきます。バルジャン自身も人格を磨き、ミリエル司教のような聖人に近づいていきます。最初は素性の分からない彼を疑っていた市民も、彼の行いを見て信頼するようになっていきます。  しかし、全ての人を救える訳ではなく、意図せずして新たな苦しみを生み出してしまいます。哀れな女性ファンチーヌを救えなかったことが、後にバルジャンの人生を大きく変えていきます。 【正体を明かすべきか否か、究極の選択】  順調に街を発展させていたバルジャンでしたが、あるとき、過去に自分の犯した罪の濡れ衣を着せられた無関係の男が捕まったことを知ります。自分が正体を明かせばその男は助かります。  しかし、そんなに単純ではありません。自分が捕まれば工場で働く人々はどうなる?市政はどうなる?そしてなによりファンチーヌとその娘を誰が守る?その他にも様々な要因が絡み合い、正体を明かしても、明かさなくても、いずれにしても大きな犠牲を伴います。彼が「正直者」として生きるようになってから最初の大きな試練を迎えました。この部分の葛藤が1巻で最大の山場です。

    1
    投稿日: 2022.10.16
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    他者から示された優しさにより罪人が改心し、やがて人望の厚い模範的な市長へ生まれ変わる。自己犠牲を示し、人々に寄り添い、徳を積み続けるジャン・バルジャンに過去を知る人物が忍び寄る、生まれ変わった人物に纏わりつく過去の罪という構図が物語として純粋に面白いです。

    1
    投稿日: 2022.03.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    フランス文学の古典ということで、構えて読んだが、思いの外面白い。フランス史とキリスト教の知識があまりないので、それがあればもっと楽しめそう。 長い刑期を終え、出所したジャン・ヴァルジャン。出所の直後も刑務所上がりとして扱われ、絶望に打ちひしがれた中、司祭の家て盗みをはたらき、再度警察に捕まりそうになる。 しかし、司祭の弁明で、彼の罪は不問とされる。その際に受けた人間的扱いから、彼もキリスト教の愛に目覚め、他者に奉仕するように。その数々の善行から市長にまで昇り詰めるが、過去が追い縋ってきて、再び全てを失うことに。。。というのが、この巻のあらすじ。 犯した罪は許されないのか?というのが、物語の主題のようである。彼の身代わりとして罪を問われている人物に対して、身代わりとするか、正直に自首するか、という葛藤は人間の本質的な弱さと理想の葛藤を上手く表しており、今も読まれるストーリーとして残っていることに納得。

    0
    投稿日: 2022.01.15
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    國學院大學「大学生にこそ読んで欲しい」おすすめ本アンケートより。 ※國學院大學図書館(角川文庫版の所蔵あり)  https://opac.kokugakuin.ac.jp/webopac/BB01538188

    0
    投稿日: 2022.01.14
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    小学生だったか中学生だったか... ミュージカルを観る予定があり、5巻買ったのですが、この本の半分位までしか読めず。 結果、あっという間に読んだ部分は終わり、あとは兎に角ミュージカルを必死に観ていました。 観終わってから5巻全てを読み終え、大きな達成感と共に、凄い作品だったなぁ...と思った思い出があります。ミュージカルは未だに人気ですが、この本が重厚で内容が骨太いところがあるからだとも思います。

    0
    投稿日: 2021.01.23
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    いやー、最初は内容が追いつかなく、めちゃ時間がかかってしまいました。 後半、だんだん読みやすくなってきた。けども、最後までがんばれるか心配。 ジャン・ヴァルジャン、結局また逃げちまったのか。

    4
    投稿日: 2021.01.15
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    ユゴーの優しい目線が好きです。有名な作品ですが、あまり全てを通して読まれることがない作品です。せっかくなので、愛と感動あふれる19世紀初頭のパリに一緒に旅してみませんか?♪ヽ(´▽`)/ (Kana-san)

    0
    投稿日: 2020.10.15
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    ユゴー 「 レミゼラブル 1 ファンチーヌ 」表紙絵につられて購入 テーマは *文明社会の掟と処罰 *キリスト教道徳の実践者(正しいとは) *ミリエル→ジャンバルジャンへキリスト道徳が承継 正しくあれ *人々の魂を救う *学問 1章 正しい人 「迷ったり〜してもいいが、正しい人であれ」 「罪をできるだけ少なくすることが 人間の掟」 「人間は無知という暴君を持っている〜人間は学問によってのみ支配されるべき」 2章 転落→ジャンバルジャン 「文明には恐るべき時がある〜刑罰が破滅を宣告する時」 「キリストの神聖な掟が 我々の文明を支配する〜掟は文明の中まで入ってない〜奴隷制は依然としてある〜それは売春と呼ばれる〜これは男の小さからぬ恥である」

    0
    投稿日: 2018.07.31
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    『時代を乗り越える』 こんなに素晴らしい作品だと思わなかった。 素晴らしい。 どんな時代にも、息吹を吹き込む理由がわかった。 ジャンのように生きていくベクトルは これからどこに辿りつくのか? 気になる。

    1
    投稿日: 2018.02.24
  • 一巻は長い…

    読みやすく短くなっているレ・ミゼラブルは幼少より知っていたが、原作を読んだ時はいつまでたってもジャンバル・ジャンもコゼットも登場せず、正直飽きた。 が、時代背景を読み取るには良い。 一巻を読めたから最後まで読めたという感じ。

    0
    投稿日: 2016.07.19
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    2012年にやった映画を見て、すごく感動して本をすぐに買いました。 映画のレミゼラブルよりも、一人一人の登場人物について詳しく書かれていて、すぐに読んでしまいました。 本では、当時のフランスのことも説明がしてあり、時代背景がわかって良かったです。 一巻目は、ファンチーヌについて書かれていました。映画では、売春婦になったファンチーヌだけが出てきましたが、本では売春婦になる前のファンチーヌの姿も描かれていました。哀れなファンチーヌの姿が映画よりもはるかにリアルに描かれていたので、びっくりしました。 ジャンバルジャンは、囚人として19年間牢獄に入っていて、精神的に不安定な状態だったのをミリエル司教さんに助けてもらい、マドレーヌ市長として活躍していく姿が描かれていました。 初めて、ビクトルユゴーのレミゼラブルを読みましたが、何回読んでもすばらしい作品だと思いました。

    0
    投稿日: 2014.10.27
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    大長編小説であり、大エンターテインメントでもある。とても楽しめ読了感は十分である。本筋とは別の歴史や下水道についての記述の部分は長くてある程度の忍耐が必要である。トルストイ『戦争と平和』の歴史観についての記述の10倍増しくらいである。本文に何度かホメロス『イリアス』の記載があるが、主人公ジャン・ヴァルジャンも英雄だ。コゼット、マリユス、ジャヴェール等らの脇役も個性的に生き生きとしていて、読んでいて楽しい。

    0
    投稿日: 2014.10.24
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    2013/10/28読了。 数年ぶりにこの物語を読み進めている。概要はなんとなく覚えてはいたが、読み返しているといつも新たな発見があるのが名著の証明だろう。 5巻まで続くジャン・バルジャンと周りの人間達の生き様に注目したい。

    0
    投稿日: 2013.10.28
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    父がいつか読みたい本と言っていたので、気になって購入。 比較的早く読み終えてしまい、早く続きが見たい。 ドキドキハラハラして、ジャン、マドレーヌに感情移入してしまう。 彼は確かにパンを盗んだ。たったそれだけのことでここまで善行や幸せを許されないのは何とも悲しい話です。 これからどうなるのか、あと三冊。ジャンに平穏は訪れるのか・・・。

    0
    投稿日: 2013.09.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    第一部「ファンチーヌ」 ジャン・ヴァルジャンの生い立ちと司祭との出会い。そして、その司祭に感化され改心して登りつめた地方の市長の座。それを、葛藤はあったとはいえ、捨て去る決心をして、濡れ衣を着せられているものの所へ自分の正体とともに救いに行く。司祭の教えだけで、これほどまでに利他的になれるのは、すごいことと思った。また、ファンチーヌの娘への愛情やジャヴェールの不正を憎みすぎる気持ちの描写が細かく、そういう点も含めて、名作と言われているような気がした。

    0
    投稿日: 2013.07.27
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    西洋は贖罪と神の救済があれば、 比較的簡単にやり直すことが出来る世界と思っていたが ファンティーヌもジャン・ヴァルジャンも これほどまでの救いの無い・薄い状況を耐えなければ 望む世界に生きることが出来ないのだろうか。 宗教的/理想的背景な善の姿、と現実の社会で 存在・発生せざるを得ない悪、否「外れた者」の 必死に「生きる」姿、葛藤、悶え、足掻く姿が 時を超えて重くのしかかる。 スタートから100ページ以上とにかく長い。 じっくり描き込んでいるのだけど、ここまで必要か。 と、思ってしまうのは単に筋書きだけを追う エンターテインメントに染まってしまったからなのか。 残り4冊。「ああ無情」というタイトルは、もう伝わらない。

    0
    投稿日: 2013.06.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    やばい、すごくおもしろい。 いままでなぜ手をつけなかったんだろう。きっかけをくれた映画ありがとう・・。 展開は映画ですべて知っているわけですが、そんなことどうでもいいくらいおもしろい。文章がすてき。こんな言い方も何だけど、おしゃれな言い回しだな!と何度も思う。 1巻はやはり終盤の裁判所へ向かう一昼夜でしょうか。 そしてバカでかわいそうなファンチーヌ! ミゼラブルです・・。 ひきつづき2巻にとりかかります。

    0
    投稿日: 2013.05.08
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    覚悟を決めて読み始めたはずなのに、やっぱり挫折しそうになりました。笑 最初の100ページと、パリの若者たちのあたり。 昔の自分、良く頑張って読んだもんだ。 1巻は「ファンチーヌ」の巻。 ミリエル司教について、 ミリエル司教とバルジャン、 バルジャンの改心とファンチーヌの生涯が描かれてます。 とにかくファンチーヌが哀れすぎてもう…。 マドレーヌ氏と出会って救われたとはいえ、 息絶えるシーンが舞台版の印象とは大きく異なるので 彼女の生涯については本当に「哀れ」というしかない。

    1
    投稿日: 2013.03.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    小説を読んでいて、久しぶりに圧倒された。それが今日の作品ではなく、古典文学であるこの作品であるということは、少し残念ではあるけれど、しかし新しい出会いであることには変わりない。 これがほんの第一部であるということへの驚きと期待。まだこの作品の世界が広がっているという喜び。そしてそれはある種の絶望的な情緒でもある。 人間の喜怒哀楽が徹底的に描かれていて、それは読んでいて心地良いというレベルではなく、思わず目を伏せてしまうほどの描写で、それでもページをめくらずにはいられないという、「リアル」と「リアリティ」の紙一重で、読者(「読書家」とはあえて書かない)の倒錯的であるこの快感をひしひしと感じられる。これは小説を読むということの、最上の感動なのではないか。 これは手放しで「すごい」としか言いようがない。それをいま僕はがんばって言葉にしているのだけれど、この感動、このクオリアはやはり「読まなきゃわからない」という使い古された言葉でしか片付けられない。 ちなみに下世話な話になるようだけれど、訳は非常に読みやすく、注訳もその場でなされているので、翻訳小説にありがちな弊害はあまりない。あまりないというのは、原文が読めるなら原文がベストだと考えているから、ということであって、ここでは「問題がない」と書くのが適当だと思う。 なので肩の力を抜いて、余計なことは考えずに(つまり先入観を捨てて)、この本を手に取ってほしい。

    4
    投稿日: 2013.03.01
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    邦題「ああ無情」としても知られている名作です。 つまり名作ゆえに過去児童書等で何となくあらすじは知っている(…ような気がする…)ので改めて手に取るまでもなかろうと思いがちな作品の一つなのかもしれません。 ですが機会があれば一度は全編読み通してみることをおすすめします。 タイトルの Les Misérables は「みじめな人々」の意。 本来ならいわゆる社会の下層階級に属する弱者のことを指すのでしょうが、作品を読んでいくうちに、みじめな人々とは一体誰のことなのかと考えさせられます。 加えて19世紀フランスの社会情勢や民衆の生活が実に細かく描写されていますので、当時を知るための歴史資料にもなりうる一冊だと思います。

    1
    投稿日: 2013.02.26
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    映画をみて原作も読もうと思った。映画の小さなセリフの意味がよくなかったりして面白いが、いかんせんセリフが長過ぎる。 改行なしで2ベースのセリフとか頭おかしい。

    1
    投稿日: 2013.02.14
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    名作と呼ばれる作品は昔から苦手だったのですが、 この本を読んで、その偏見がなくなりました! 5巻すべて読むのに2ヶ月以上かかりましたが、読んでよかったと思います。 だけど、作者が伝えたいことが(それもとても強く伝えたいことが)何かあるのはわかっているのに、それが何なのかがわからない。 これかな?と思うと、なんだか違うな、って次に思わされたりして。 時間はかかるけど、もう一度読みたいです。作者が何を伝えたくてこんな超大作を書いたのか、知りたいです。 これだけ長いので、色々と心に響く部分はあるのですが、個人的にはジャンヴァルジャンが良心と欲求に葛藤している部分(数回あります)が、共感できてよかったです。 作者の真意はわからなかったけど、結末では胸がきゅんとなりました。ジャンヴァルジャン、素敵です。

    1
    投稿日: 2013.02.11
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    映画を見た帰りに5冊まとめ買い。勢いをつけないととても買えない…。 当初心配していた、悲惨さに押し潰されて読めなくなるということはありませんでした。ひどいできごとは色々起こるけれど、ラストを知ってるからなんとか耐えられます。映画では描ききれないそれぞれの過去もでてくるのは嬉しい。キリスト教の影響や当時の社会的背景などがストーリーに深く関わってくるので勉強にもなりました。過酷な生活を送り、時に熱狂的で、残酷な面も持つ集団としての民衆。理想の実現を求めて行動しても、裏切りや挫折を繰り返し、完膚なきまでに叩きのめされ、絶望のなか死んでいったとしても神によって祝福される。全ては神の意思であると受け入れて苦境にも耐える。状況を嘆くのではなく、幸せに思う。簡単な言葉にすると胡散臭く感じるけれど、そういうことなのかと腑に落ちて感激するシーンもあちこちに。キリスト教の教えについての見方が変わりました。世界史、もっと真面目に勉強しておけばよかったなぁ…というか、こういう小説を介して歴史を学んでいけたら親しめたんじゃないかなぁと今更なことを思ったり。

    0
    投稿日: 2013.01.18
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    映画を見る前に再読。 ものすごくおもしろかった記憶はあるのに、ストーリーを全然覚えていなくて、また新鮮な気持ちでよんだ。 結局、映画を途中で観てしまったけど、本のほうが濃くておもしろい。 回りくどいんやけど、いろいろなことがあとでつながっているから読み飛ばせない!

    0
    投稿日: 2013.01.12
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    映画化されたので、再読です。まだまだ物語の序盤なのに、展開が早いです。ジャン・ヴァルジャンとコゼットの今後が楽しみです。

    0
    投稿日: 2013.01.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    紹介スタッフ:こーちゃん 『レ・ミゼラブル』について。人間が人として扱われていない時代があった。その本を読んで衝撃を受けた。自分たちにはその時代のことはわからないが、本を通せばある程度なら体験し、知ることができる。 歴史を知っている人はいても、その当時の人の気持ちがわかる人はなかなかいない。本は昔の人たちが感じたことを自分たちもつっこんで知ることができる。本は追体験できる場所。

    1
    投稿日: 2012.12.11
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    読むの二十年ぶりかな。出だしのミリエル司教の話で思いっきり躓き、ここで挫折する人も出てきそうですが、時がたってマドレーヌ氏が登場してからはストーリーがぐいぐい進みます。 ジャンバルジャンがプティ・ジェルヴェの金を奪った後の懺悔、間違って逮捕された男のかわりに自首すべきかの葛藤に苦しむくだりは、なんと迫力のある筆致であることか。

    0
    投稿日: 2012.11.28
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    「本好きと言う割には読んでないなんてちょっと恥ずかしいんじゃない?的本をこの際だからまとめて読んでしまおうキャンペーン」第…いくつだっけ? ストーリー自体は難しくはない…と思うんだけど。 途中途中で出てくる歴史だったり文化だったりが…おバカさんなんですごめんなさい。 教科書やらウィッキー君やらにこんなにお世話になった本はありません。 フランス人だったら面白く読めたと思うんだけどなあ。 読んでも読んでも先に悲劇や破滅の気配がして、手が止まる止まる。 まあラストは落ち着くところに落ち着いた感が。やれやれ。 章のタイトルやちょっと言い回しが洒落てて、フランスっぽいなあ、と。 原語で読めたらもっと楽しいんだろうけど。 訳すの大変そう。 しかしこの長いお話、どーやって舞台になったんだろう? いつか観なければ。

    1
    投稿日: 2011.03.14
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    マブーフのじいさんが旗を立てに行くシーンが大好きです。ユゴー先生の修道院についての考察も興味深い。「修道院は結果として極度の自己犠牲を持つ極度の利己主義である」。 訳も素晴らしい。

    0
    投稿日: 2011.01.27
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    『ナポレオン三世』の評伝を読んで、興味が沸いたので手にとってみた。岩波少年少女文庫で一度アブリッジされたものを読んだ覚えがある。第一巻は「ファンチーヌ」を収めており、「正しい人」ミリエル司教の生活や、ジャンバルジャンの境遇などが語られ、ファンチーヌがパリ大学の学生であったトロミエスにすてられ、その間にできた子供のコゼットをテナルディエ夫婦にあずけ、失意のまま故郷にかえるという内容が語られている。山場は、巨万の富をえてマドレーヌと名のり、市長となったジャンバルジャンが、自分と間違えて逮捕されたシャンマチウを救うために裁判所へ赴く所の心理描写や、馬車の故障や裁判所の雰囲気などであろう。ファンチーヌがコゼットのために髪を売り、歯を売り、売春婦に没落していく様子はまさにタイトルのごとく「悲惨なる人々」を表現している。この巻は、ジャンバルジャンがファンチーヌとの約束を果たすため、コゼットを母のもとへ連れ帰ろうとするが、刑事ジャヴェールに逮捕される所で終わる。ファンチーヌは死んで共同墓地にすてられる。善人と悪人の書き分けがはっきりしすぎているとの評価があるようだが、ジャヴェールのなかにある「正義」への屈折した感情や、テナルディエ夫婦の悪のなかにある狡猾さなどは、決して一面的な人物描写ではない。善人とされるジャンバルジャンも、自分が逮捕されたら、市政がだめになる、最大幸福を考えれば、自分が逮捕されるのはよくないことだと、逡巡を見せ、そこに神の意図を読み取ろうとする。こちらも決して一面的な描写ではないのである。ここで問題になっているのは、功利主義的正義観と良心の呵責の問題である。マイケル・サンデルの正義論との関係も指摘できるだろう。また、格差社会や孤独死などがクローズアップされている現代にあっても「レミゼラブル」は存在するのであり、意味を失わない小説であろう。

    0
    投稿日: 2011.01.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    文庫本で5冊とかなりの長編となっていますが、読む価値はあります。 ここまで長くなった理由といいますと、読んでいてわかりますが、あいだあいだにこの作品の時代背景となる歴史をつづっているところがいくつもあり、それが物語と全く関係ないせいでかなり飽きがまわってくるのですが、しかしそこを読まずしてこの話の全貌を理解しようなどというのは邪道であり、また非常に困難であるといえます。 最後には本当に感動すると思います。

    1
    投稿日: 2010.12.23
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    時代も文化も言語も越える。 この物語が持つ大きな人間への愛の普遍性とヒューマニズムは 長い時を軽々と越えて伸ばされた ビクトル・ユーゴーの腕に抱きしめられているような感じ。 児童書では読んでて、ミュージカルの大ファンなので 筋は全部知っているし 多分ストーリーのベースとなる一つ一つのイベントは変わらないのだけど それらに対する、心の移ろい、葛藤、喜び、絶望 揺れ動く感情の書き込み方が膨大かつ丁寧で とても深いところで理解をすることができるし、感動するなぁ。 訳も読みやすいです。 翻訳ものだとか関係なく名文が多すぎる! *** 1巻はファンチーヌの死とジャンバルジャンの再逮捕まで。 2巻に行きます。

    0
    投稿日: 2010.10.31
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    わずか一片のパンを盗んだために、19年間の獄中生活を強いられることになった男、ジャン・ヴァルジャンの物語。 その第一部「ファンチーヌ」。出獄したジャンは、マドレーヌと名乗って巨富と名声を得、市長にまでなる。 娘を産むも、育てることができずにテナルディエ夫婦に託し、その後娘の顔を見ることなく逝ったファンチーヌ、ジャン・ヴァルジャンと間違われ、終身刑の罰を受けたシャンマチウなど、不幸の中で生きる人の姿がとても切なく、胸に迫った。 ジャンがミリエル司教との出会いによって改心し、その後の人生を大きく変えていくところに、一人の人間の精神の変革の重要性を見る重いがする。 ファンチーヌの最期は、あまりにも哀れで痛々しかった。

    0
    投稿日: 2010.09.06
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    激動の人生を歩んだ心やさしき聖人の物語。感想としては引用文が多く、当時の人々が理解できたかどうかが疑問だった。また、人間関係は善と悪がはっきりわかれているところで物足りなさを感じた。天国にとどまって悪魔となるか!地獄に戻って天使になるか!エゴに負けず誠実でいられるかどうかの人間の葛藤が描かれている。

    0
    投稿日: 2010.04.29
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    「悪習を壊すだけでは、十分ではない。風習を変えるべきです。風車がなくなったのに、風がまだ残っている」 「私の兄弟のジャン・ヴァルジャンよ、あなたはもう悪の見方ではなく、善の見方です。あなたの魂をわたしは買います。暗い考えや、破滅の精神から引離して、あなたの魂を神にささげます」 「この不幸な男より1800年前に、人類のあらゆる聖性と、あらゆる苦悩を、一身に集めていた神秘な人キリストも、オリーブの木々が、荒れ狂う無限の風におののいている間に、星にみちた深い空の中で、影をしたたらせ、闇をあふれさせていた恐るべき杯が差出されたのに、それをいつまでも手で押しのけていたのである」

    0
    投稿日: 2010.02.08
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    全てはここから始まった。 ミリエル司教が素敵すぎる。 ジャンバルジャン!ジャンバルジャン!

    1
    投稿日: 2010.01.14
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    数日かかってやっと1巻が終わった。まだまだ4冊も残ってる。 主人公ではなくて作者が語り続ける小説。 昔の読書、映画鑑賞の体験も関係してか、懐かしい感触だった。 (ジャン・ギャバンがコゼットを取りに来る暗闇の場面と 映画を観終わったあとのぐったりしたような気持ちを 20年以上たった今でもけっこうしっかり覚えてる) 大きな視点だけど神さまはもっと大きなものとして語られていて 熱く人間愛に燃えているけど冷静な記述で ”ヒューマニズム”なんて一言で片づけていてはいかんだなと思わされる。 でも単純に面白いとはいえない、ていうか面白くはない。 といいつつも、児童書には書かれていなかったエピソードがたんまりあるから やっぱり最後まで読みたい、ような気がする。 昔読んだ『死刑囚最後の日』のほうが面白かった。でもいろいろ忘れてしまったなぁ。

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    投稿日: 2009.04.08
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    [08.2月読了] 私が読んだのは、別の版元の全集のヤツなんですけど、それはもう古いヤツなので、とりあえず。 時代背景がわかっていないと、わかりにくいところがあるので、理解を深めながら読むのに時間がかかりましたが、面白かった! 絶対に完訳版を読むべきでしょう。 ABCの友の周辺の話、そして1832年の暴動の話の辺りは、つい繰り返して読んでしまったり。

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    投稿日: 2008.03.28
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    貴方の為に、私は生きる。 時代考証に何度本を置いてもいい。 長いから何度に分けても構わない。 最後まで、読め。

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    投稿日: 2007.06.12
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    レ・ミゼラブルを通して、一番おもしろかったのは1巻でした。理由は、物語に関係のある話しかないから。他の巻では歴史の話や文化の話がでてくるので読むのに苦痛ですが、読んで物語も読むと感動します。

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    投稿日: 2007.05.27
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    ミュージカル(あれは別物)より何よりやはり原作が一番良い。ユゴーはお涙頂戴をかいたつもりは一向にないらしい。 しかし人々が無情に散っていくさまには涙が止まらない

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    投稿日: 2007.03.22
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    小学校低学年のとき、担任の先生から、この小説のさわりを聞き、『僕は死ぬまで、こんな悲惨な小説は読まないぞ』と心に誓ったのでした。しかし40年の時を経て、やはりこの小説を読む運命にあったのだ。昔の微罪に最後までさいなまれ償おうとする主人公ジャン・バルジャン、重ねてきた悪事を屁とも思わないでさらに悪事を重ねるテナルディエ。そこまで罪を償おうとする人間とは何か?を考えさせられるベストセラー名作!いやあ、この小説、HappyEndでなかったらホント、救われないよ。

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    投稿日: 2006.07.14
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    名作中の名作。ユゴーの代表作の一つ。何人かに訳された中の1つで佐藤朔訳版。訳が古いので文体なども古く、いま読むと読みづらい作品です。ユゴーの作品はストーリーを追うだけではなく、当時の物語の背景などわき道が多く更に読みにくい。しかしユゴーワールドに入り込んだら最後、次を次をとどんどん惹かれ最後まで目が話せなくサイドストーリーなども楽しみになってしまう。フランスに興味が出てくる作品です。 この1冊目は中学生のころ昭和48年版を古書店で買った。読み終るまで当時は若かったのでなかなか難しく、この作品を読んで以降難解な作品を読破するのが達成感となり楽しみに。思い出の1冊である。

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    投稿日: 2006.04.06