
総合評価
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powered by ブクログ作者の強い意志を感じました。自分で撮影してるのに撮影家で自称しないこだわりや、テーマを選ぶ方法など、情報量がいっぱいでした。編集者とは何かとか、ありふれるテーマをやらないのはつまんないからとか、クリエイターとしてやっていきたい自分には凄く良い刺激でした。著者が編集した本も読んでみたいと思います。あと、これからはもっと自分自身の周りにあるものにもっと注目したいと思います。
0投稿日: 2025.08.18
powered by ブクログYouTube出版区で丸山ゴンザレスが紹介していて、読む フリーの編集者のインタビューが本になったもの。巷にごまんとある綺麗な整ったものよりも、すぐそこにあるリアルに目を向けて、その魅力を編集している。そういう物を常に探して、そこに宿る思いや意図を考えることは、日々を楽しく過ごすことにも繋がると思う。また、自分とは異なる背景を持った人の考えを理解する機会にもなり、想像力・読解力も向上する。 筆者はかつて出版社で働いているマツコと似たような印象を受けた。あらゆる領域の庶民のリアルに詳しい
8投稿日: 2025.05.04
powered by ブクログトレンドを意識せずにはいられない昨今。 仕事でも、会話でも、趣味の映画や本でも。 大人になるにつれて生まれる、 誰かに合わせなきゃいけないと言う無意識が ほんとうに良くないと改めて感じた。
0投稿日: 2025.01.10
powered by ブクログ面白かった。黒井ひとみさんというか秘宝館繋 というか大道芸術館繋がりで読んだ。POPEYEやBRUTUS全盛期に編集者としてバリバリ活躍されていたということで、すご〜と思うと同時にどうせお金があったンでしょ?なんて穿った見方をしてしまうが、マガジンハウスに正式には属さずケッコーカツカツでやってきたというから凄い。 2015年の本だけどヨユーで今に通じるのはたぶん都築さんが悪く言えば飽き性でよく言えば最先端のものに対する感度がチョー鋭いからなんだろうな。ありふれているけど面白いものが大好きで、取り敢えず動いてみて、それを形にできる。今の編集者にこうした胆力があるのかなぁ。なんて思ってしまった。メディアの就職活動するにあたって読んどくべき本だと思う。メルマガも読んでみようかな。
0投稿日: 2024.12.05
powered by ブクログ都築響一さんの本は 友達に教えてもらってハマったけど どの本も、他の人が思いつかないけれど 当たり前の在り方を変えてくれるような そんな本ばかりで つい集めています そんな都築さんが 自身の仕事について語る書籍なんて 面白いに決まってる!と思い手に取った 久しぶりにサラサラと読み終えてしまった 基本的に共感の連続だったからだ 業界内の飲み会で傷の舐め合いしてる時間は無駄で その時間をも 愛する対象に向けてあげる方が よっぽど素晴らしい仕事が出来ると思った ジャーナリストは みんなが これがいい と言っているところに いや、こういうのもアリなんじゃないか?という選択肢をなるべく沢山示すのが仕事 という文言が特に 刺さった!
0投稿日: 2024.04.25
powered by ブクログ1452 POPEYEとかBRUTUSの編集とか写真家やってる都築響一さんは『TOKYO STYLE』で知ってファンになって今回文章の本初めて読んだけど、面白かった。同業者と飲むぐらいなら全く関係ない職業の人と話をする方がよっぽど意味があるって言っててこれはほんとわかる。本とかもそういう意味で同業者の本は全く読まない。職場の同じチームの人とはコミュニケーションを円滑にする為に飲み会には参加するけどね。 けつきょく、編集を学ぶヒントがどこかにあるとしたら、それは好きな本を見つけてじっくり読み込むことしかないと思う。ミュージシャンが好きなミュージシャンをコピーすることから始まるように、画家が尊敬する画家の模写から始めるように、編集者だって好きな本や雑誌と出会って、それを真似して作ってみることから始めたらいい。著者が好きな本でもいいし、編集やデザインや、造本が好きというのだっていい。あとは、1冊でも多く自分で本を作ることのほうが大事だ。 それより大切なのは、100回読み返せる本を、何冊か持つこと。映画監督になるのだって、たぶんそう。寝る間も惜しんで何千本観た、とかいうのは評論家にとっては大切だろうけど、作り手はそうじゃない。100回見ても感動する、そういう映画と出会って、繰り返し観続けて、 自分のものにするほうがはるかに大切なはずだ。 編集塾と同じくらい無意味なのが、同業者との交流(笑)。異業種交流会は、さらに意味 ないと思うけど。 編集者の飲み会、みたいなのに誘われていたころもあったけど、ほとんど参加しないでい るうちに、もう誘われすらしない。編集者の知り合いはたくさんいるけれど、仕事を離れて も毎晩一緒に飲みたい、なんてひとはひとりもいないから。僕は写真も仕事だけど、写真家 もまったく同じ。同業者と酒飲んで「編集論」とか「写真論」を戦わすとかって、いちども やったことないかもしれない。 同業者は仲間じゃない。同じ仕事をしている以上は、ライバルだ。だから同業の友達は、 なるべく少ないほうがいい。編集者同士で酒を飲むヒマがあるのだったら、そこらへんの居 酒屋やスナックで、まるで関係ない仕事をしているひとと知り合うほうが、よっぽど有意義 な時間の過ごし方だろう。 音楽でたとえると、ミュージシャンにあたるのが著者で、DJの役割を果たすのが編集者しれない。DJの仕事が曲と曲をつないで、ひとつの音楽のかたまりを作るように、いろんな記事を組み合わせて、1冊の本に組み上げていく。素材を作るのはあくまでミュージシャンで、編集者は一緒に曲を作るわけではない。 美大の卒業資格には社会的な価値なんてないんだから、無駄だと思った瞬間に退学したほうがいい、ほんとに。 もし自分がロックバンドをやりたかったら、ギター買って練習するだけだ。音楽大学を目 指して、予備校行ったりしないだろう。ラッパーや小説家になりたかったら、ノート買って リリックや文章書くだけだろう、ひたすら。文学部国文科とか目指さない。でも、アートだけはちがう。それって、おかしくないか? なにかが気になったとして、検索で簡単に見つかるものは、ようするにだれかがやってるってことだ。 コミケに行ったことのないひとは「オタクの祭りでしょ」くらいにしか思ってないかもし れないが、ぜんぶのブースが漫画やアニメなわけじゃない。文芸コーナーもあるし、詩集や 写真集や紀行文とか、いろんなジャンルがある。僕もずっと前から、手作り本でいちどは参 加したいとひそかに思っていて。外国からの出展者やお客さんも年々増加の一途で、「東京国際ブックフェア」よりはるかに国際的でもある。
0投稿日: 2023.07.30
powered by ブクログ本屋をまわっていつも思うのは、なんだかみんな同じだな、ということ。 みんな四角い。似たような名前に、キャッチコピーに。なんだか色味まで一緒じゃない?その本の存在価値はあるの?と。 なにを題材に、なにを目的に、本を作る? 唯一無二は、意外とその辺に寝そべっているのかも。 このタイミングで読めて良かった。いまのわたしに響く本だった。1日で読み切った。都築さんのことなにも知らないのに。 わたしも、いざ。 わたしだけの、オリジナルを。
0投稿日: 2023.01.16
powered by ブクログ何気なく手にした本に打ちのめされました。いやあ感慨深い。 アンテナを張り巡らすこと。自分でものを作り上げること。ここで書かれているのはメディア(報道)のあり方だが、これは店づくりにも適応できるなと刺激を受けました。面白い店を作るぞ。
0投稿日: 2021.12.29
powered by ブクログ熱かった。でも賛成できるところ多数。ここまで自分は批判的になれないが、おもしろくよめた。 聞き書きって久々に読んだ。
2投稿日: 2021.09.26
powered by ブクログなるほど〜、スゲーなー、と思うところと うーん、そうかなと思うところと なかなか読みながら、結構考える本だった。
0投稿日: 2021.02.14
powered by ブクログ現代の「編集」を考えたくて読んだ。しかしメディアが時代を編集し、トレンドという大きなうねりを作り、世の中に力を持つことができたのは「かつて」の話であることを、結果的に痛感する。もう活字メディアが生き残る道は限られており、いかに作り手個人が熱狂し続けることができるのかということ(だけではないが…)。インターネット以降の「編集」を考えるのにとても心強い一冊、なのだが、今はもはやポストパンデミック以降の「編集」を考える必要がある。
1投稿日: 2020.11.04
powered by ブクログ読み終わって、好きなことをして生きられる幸せを噛みしめる。メインストリームばかりじゃ、楽しくない。 書くこと、取材すること、知られていない逸材を世に出すこと。編集者もライターも媒体なのかもしれない。 WEBも本も好きだけど、やっぱり紙の本が好きだ。一方で、収入得ているのはWEB。紙の本メインで生活するのが私の目標。
0投稿日: 2020.04.04
powered by ブクログパンクなんて言葉、人生で一回も使ったことないし、これからも数えるほどしか使わないだろうけど、この本はパンクだ。 自分の感性を信じればいいと思える。 やっぱり人生のカッコよさって、自分の信念を貫いていることにあると思う。 都築響一さんは、そこの強度がとても高い。 信念が強いし繊細だ。 情報を余すことなく伝えることが編集者で、報道の仕事だと考えている都築さんの考えは、この本でも体現されている。 ページのギリギリまで詰められた文章。あとがきまで無駄なスペースが一つもない本。 これはかっこいいわ。
0投稿日: 2019.12.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
仕事の中心は有料メールマガジン。月4回。1万~2万字。200枚以上の写真。デザインはウェブサービスチームに。
0投稿日: 2019.08.17
powered by ブクログ明快で痛快。著者の編集者魂が炸裂している一冊。 『POPEYE』や『BRUTUS』の編集に携わった著者は、「おもしろいとわかっているから」取材に行くのではなく、「おもしろそう」だから行く、編集会議は集団責任回避にすぎないから一切不要、そんなことしている間にネタの鮮度はどんどん下がる、と一刀両断。雑誌を作るのに読者層は想定しないし、マーケットリサーチなど一切しないと、にべもない。 読者を見るのではなく、自分を見る、「スキマ」ではなく、「大多数」を見る、その自分の目を信じて取材に突き進む。有名建築家がデザインした豪邸に住んでいるひとより、狭い賃貸マンションに住んでいるひとの方がずっと多い。デートで豪華なホテルに泊まるひとより、国道沿いのラブホテルに泊まるひとの方がずっと多い。メディアはどうして取り上げないか、という強烈な苛立ちと危機感。著者のそうした姿勢には、爽快感すら覚える。 ところで、紙に載る文章に比べて、ネットに載る文章は起承転結が明確でなく、「起」の部分にすべてを持ってきている、という著者に指摘には思わず唸った。ネット上の文章に感じる軽い違和感の正体はまさにこれだ。
0投稿日: 2019.02.23
powered by ブクログ賃スポットやラブホテルなどの写真集(?)で有名な著者のなかば自伝。かなりロックな在りように感動w。 圏外編集者 1990年のドイツでフランクフルトブックフェアにいった。ロシアの「サミスダート」を集めた展覧会があって、ロック系(ローリングストーンズ)の本を買おうとしたら、限定五分で売れない、といわれた。 当時のロシアはコピー機が使えないから、手動でタイプライターに5枚挟んで打つ。力を入れて打てば5枚ぐらいまで写るから、とのこと。 P13 自分がどうしても読みたいけれど、その本が世の中には存在しない。かといって、誰かを説得して作ってもらう能力や財力は持っていない。でも、意欲だけは誰よりもある。この強い意志が、タイプを叩く力になって「モスクワ・ローリングストーンズ・ファンクラブ会報」は世に生まれた。 P28 その編集長から教わったことはいろいろあるけど、いちばん身についたのは、「読者層を想定するな、マーケットリサーチは絶対にするな」だった。知らない誰かのためでなく、自分のリアルを追求しろ、と。そういう教えが、僕の編集人生のスタートだったかも知れない。 P30 若い編集者を夢中で働かせるコツって、給料じゃない。メシ!これはいまだにそう思う。のびのびやらせて、腹いっぱい食べさせて、飲ませる。これにかぎる。 P32 けっきょく、編集を学ぶヒントがどこかにあるとしたら、それは好きな本を見つけてじっくり読み込むしかないと思う。 P46 余白たっぷりのデザインがぜんぶダメなわけではないし、詰まってりゃいいってもんでもない。一冊の本や雑誌が、なにをどれだけ伝える器であろうとしているのかを見極めること。それがエディトリアル・デザイナーの資質だと思うし、そこには著者や編集者と、デザイナーのコミュニケーション能力もすごく関係してくる。 P84 (東京在住の夢を追っている若者の雑然としている住処を特集した「TOKYO STYLE」を編集・出版した後) それで地方の子たちは「こんな(東京でのラグジュアリーな)生活、私にはとても無理」ってあきらめていたのが、「実はこうだったんだ!」って。「これなら私の方が勝ってる」から、「もう、すぐ東京に行くことにします!」とか書いてあって、「ちょっと待て」みたいな(笑)。 (略)当時は東京と地方はまだ情報伝達の時間差が確実にあった。そうして、メディアが取り上げる例外的な「東京」が、いかに美化されたウソなのか、それが地方の子たちにいかに無用な劣等感を植え付けているのかが痛感できた。そういう「大手メディアの欺瞞」にこのへんで気づいたことが、僕にはすごく大きなことだった。 P96 (目指すような珍スポットを探すも地元の人も知らずor教えてくれず結局自分の足でひたすら探し回って、締め切りぎりぎりまで見つかるって危機が何度もあった) 最初のうちは自分がそういうの探すの、けっこううまいかもと思ったりもした。でも、そんな予期せぬ出会いが何度も何度も重なるうちに、ある日悟った-これは自分が探し当てているんじゃない、相手に探し当てられているんだ。自分は見つけてるんじゃなくて、「呼ばれてる」だけなんだって。 P130 (ラブホテル特集をして思ったこと) ふつうは泊まれない一流ホテルや旅館の本がいくらでもあって、ふつうに泊まれるラブホテルの本が一冊もない。(略)そういうものばかり見せられているうちに、劣等感やフラストレーションを抱きかねない。けっきょく、メディアが描く図式は一緒だった。 P142 前に大竹伸朗くんが言っていて、なるほどなと思ったのは「現代」という二文字がつくと、いきなりロクなもんじゃなくなると。「現代美術」「現代音楽」「現代文学」・・・(略)「現代」という文字がついたとたん、やたら小難しくなったりする。難解なのが高級、みたいな。(略) わからないから、自分の本を買って勉強しなさい、自分の授業にでなさい(略)。意地悪な言い方をすれば、難解にしておくことが専門家の商売のような気さえしてくる。 P145 現代美術の外側にアウトサイダー・アートがあるように、現代史の外側にある何かを探せたら、と思っているところに(略)「ROADSIDE JAPAN」の詩版みたいなのをやらない?と(友達であった新潮の編集長に)提案して始めたのが「夜露死苦現代詩」の連載だった。 P166 (彼の本に登場する「田我流」が地方の若者を描いた「サウダーヂ」という映画に主演した)そこでもきっちり描かれていたように、今日本の地方がおかれている状況は、ほんとうにどうしようもない。シャッター商店街と郊外化。若者に仕事は見つからないし、賃金は低安定化だし、文化的なプロジェクトなんてなにもない。 セックスと車しかなくて、でもどこを運転してもイオンタウンと洋服の青山と東京靴流通センターとパチンコとファミレスがあるだけ。そういう東京とは比べものにならない閉塞感でがんじがらめになっているからこそ、「ひどすぎて笑える」くらいのやりきれなさだからこそ、こころを撃つ何かが生まれてくる。 (ニャン2倶楽部Z 素人露出投稿のみで構成されている。雑誌のヒエラルキーとしてプロの女優や売れっ子モデルを使っているのが頂点で、読者投稿のみのこの雑誌はほぼ最底辺。) ただ、そんな最底辺の露出投稿雑誌でも、写真を投稿できる人たちはやっぱり恵まれた部類でもある。(略)写真に撮らせてくれる相手がいるのだから。そういう相手すらいない、写真を撮ることさえできない人間でも何かを発信できる場所、それが「読者イラスト」コーナーだ。 (略) 脳内は妄想でパンパンに膨らんでいるけれど、自分には縛らせたり、調教させてくれる相手がいない。自分には縛らせたり、調教させてくれる相手がいない。カネで買うこともできない、それどころか女性に声をかけることすら苦手。そういう男たちが自分の妄想を絵にしては、送ってくる。なかに毎月何枚も。なかには創刊以来20年以上、欠かさずに。(ぴんから体操さんを紹介)。 P178 世の中でいちばんアートを必要としているのは、描くことが生きることと同義語であるようなアウトサイダーであるとか、明日死刑になるかも知れない最後に時間に絵筆を持つ死刑囚とか、露出投稿雑誌に掲載されるのが人生唯一の楽しみであるようなイラスト職人とか、ドールにだけ自分の気持ちをぶつけられるアマチュア写真家とか、そういう「閉じこめられてしまったひとたち」ではないのか。アートは彼らにとっての、最後の命綱ではないのか。 <美大のワナ> もう学校(美術大学)は「いろいろ機材が使えるでかいレンタルアトリエ」と割り切った方がいいし、先生や助手は版画のプレス機の操作とか、技術的にわからないことを教えてくれる人、くらいに思ったほうがいい。 P220 自費出版というかたちで地元のカルチャーを、自分たちで発信できるようになったら、もう東京はいらない。 いい服が好きなのは、なにもおかしなことじゃない。(しかしふだんの生活ではそのしたにユニクロのパンツを合わせるのがふつう) でも、いまのファッション雑誌のほとんどは、そういう着こなしを載せない。(略)上から下までぜんぶ、一つのブランドで統一されているのがお約束だ。(略)それはもはやコーディネートではない。カタログや、お店のショーウィンドゥと一緒だ。スタイリストは独自のコーディネートを考える人ではなくて、ブランドと雑誌をつなぐ係り。ファッション雑誌の役割が終わった瞬間だったのかも知れない。 P254 かつては情報格差というのものがあった。ふつうのひとには手に入れられない最新情報をパリコレやニューヨークのくラブや、ロンドンの美術館で入手できる専門家がいて、それを「一般人」に広めることで「専門家」という商売が成り立ってきた。 (略)インターネットがすべてを変えてしまった。
0投稿日: 2018.12.22
powered by ブクログプロとアマチュアの境界とは?、誰でもネットなどを通じて作品を発表でき、多くのことを知ることもできるこの時代に、果たして専門家の果たす役割は何だろうか? 読書と合わせて著者の都築さんのトークを聴く機会があり、色々お尋ねできて非常に良かった。「最高なモノを作ること=ゴールではない、結果ではなくプロセスでハッピーになりたい」「完成度より持続する思いを重視したい」というまさに、そういった思いから表現し発信していらっしゃるのだと思う。
0投稿日: 2018.03.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
【引用】 ・僕が取材してきたのは「スキマ」じゃなくて「大多数」だから。 ・ただもう「伝えたい!」という気持ちで撮ったのが、結果的に美しい写真作品になることはあるけれど、それは幸福な偶然や奇跡や、写真の神様の恩寵にすぎないのであって、最初からそれを狙うのは危険だと思っている。 ・上下関係ではなくて、すべては「好き嫌い」にすぎない。 ・一流の評論家より二流の実作者のほうが偉い。 ・評論家が司令部で戦況を読み解く人間だとしたら、ジャーナリストは泥まみれになりながら、そんな「わけがわからないけど気になってしょうがないもの」に突っ込んでいく一兵卒なのだろう。 ・ほんとうに新しいなにかに出会ったとき、人はすぐさまそれを美しいとか、優れているとか評価できはしない。最高なのか最低なのか判断できないけれど、こころの内側を逆撫でされたような、いても立ってもいられない気持ちにさせられる。 ・アートの最前線は美術館や美術大学ではなく、天才とクズと、真実とハッタリがからみあうストリートにある。 ・ラッパーや小説家になりたかったら、ノート買ってリリックや文章書くだけだろう、ひたすら。 ・知的探求としてのアートはもちろんあるし、あってしかるべきだけれど、そのずっと前に、人間ひとりの命を救えるアートというのがある。 ・美術雑誌がやらなくたって、NHKの美術番組に取り上げられなくたって、見る人はちゃんと見てるってこと。 ・僕はいつも部外者だった。インテリアでっ座員だって、アートだって、音楽だって文学だって。それでも取材ができて、本が作れたというのはどういうことかというと、ようするに「専門家の怠慢」。これに尽きる。 ・「おもしろい場所を見つけるコツってなんですか?」ってよく聞かれるけど、走り続けるだけだ。 ・当時は東京と地方にはまだ情報伝達の時間差が確実にあった。そうして、メディアが取り上げる例外的な「東京」が、いかに美化されたウソなのか、それが地方の子たちに、いかに無用な劣等感を植えつけているのかが痛感できた。 ・作品の本質にかかわるようなところまで口出しするのは、本来の編集者の仕事じゃないから。 ・自分が思ってもいない、信じてもいない誌面を作らされてるうちに、いつのまにか自分が「思っても信じてもなかったこと」そのものになっている。 ・いまだに「石の上にも三年」とか言う上司や先輩がいる。それは「石の上に三年いちゃった」やつが言うセリフだ。 ・編集塾と同じくらい無意味なのが、同業者との交流(笑)。異業種交流会は、さらに意味ないと思うけど。 ・「たくさん読むから偉いんじゃない 速く読むから賢いんじゃない」 ・編集を学ぶヒントがどこかにあるとしたら、それは好きな本を見つけてじっくり読み込むことしかないと思う。 ・ちまたには「現役編集者が教える編集塾」なんていう謎のセミナーがあったりして、けっこう生徒が集まってるんでしょう? あれほどカネと時間のムダってない。何十万も払って塾に通ってるあいだに、自主制作本やZINEが何十冊作れるか ・いまはたいてい、社員編集者は社内にいて、フリーのライターとかを走り回らせている。そのあいだに、ずっとネットでネタ探したり。そんなの、最低だ。 ・いちばん身についたのは、「読者層を想定するな、マーケットリサーチは絶対にするな」だった。 ・いきなりネットで検索とかしないで、自分のアタマとフトコロでジャッジする癖をつける。それが自分の嗅覚を育てる上でいちばん手っ取り早い方法かもしれない。 ・地方でよく見かけるでしょう、ひらがなタイトルのほっこり雑誌。ああいうのって、がんばってるなとは思うけど、意外におもしろいのが少ない。 ・ほんとうにすごい本を作ってるのは地味で無口で、ひとりでコツコツ作業するのが好き、というひとばかりだった。口で説明するんじゃなくて、なにかを作ってみんなに見せるのが、彼らのコミュニケーションなのだ ・検索でたくさんヒットするというのは、僕にとってはすでに「負け」だから。 ・編集者でいることの数少ない幸せは、出身校も経歴も年齢も収入もまったく関係ない、好奇心と体力と人間性だけが結果に結びつく、めったにない仕事ということにある ・編集者になりたてだった40年前とまったく変わってないどころか、苦労は確実に増えている。体力と収入は低下するいっぽうなのに。 ・出版を殺しているのはその作り手である僕ら編集者だ。 ・世の中にはよく「エディター講座」みたいなのがあって、そこでカネを稼いでいるひとや、カネを浪費してるひとがいるけれど、あんなのはぜんぶ無駄だ。
0投稿日: 2018.01.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
だれもやろうとしないからやる、現場の最前線を取材してそのまま伝える、相手に敬意を持つ、そんな風に私も生きていきたいな〜 「どっちがいいか」ではなくて「どっちもいい」、すべては「好き嫌い」にすぎない。 物事に白黒つけるのが良いみたいな風潮が最近ある気がしていて、それがあんまり好きじゃなかったからすっごく良いフレーズだと思った。
0投稿日: 2017.09.16
powered by ブクログ長らく積ん読していた『圏外編集者』を読んだ。あえて出版社に属さず、還暦までフリーランスの編集者として活動してきた都築さん。『BRUTUS』の黎明期に携わり、そこからはロードサイドやスナックなど独自の編集道を突き進んでいる。
0投稿日: 2017.08.05
powered by ブクログすごい衝撃をうけた。どうしていままで触れられなかったんだろう?こんなかっこいいことしてる大人、いるんだ。なんかいもなんかいも読みたいから、この本は買う。
0投稿日: 2017.06.18
powered by ブクログ編集者の方が、よくぞ粘って、聞き書きの本にしてくれました!という1冊。 何かを発信する、ものを作る、ってどういうことか、 気付きと刺激に満ちた本。 「好き」のエネルギーが、何をおいても一番の原動力なのだと分かる。 都築さんはいつも人が素通りするような面白いものを 取り上げている、と思っていたが、 実は「誰にでも関係するもの」「行こうと思えば行ける場所」を 取材しているのだと気付く。 たしかに、ゴージャスでオシャレで高価なものは、 ほとんどの人には現実味がなく無関係なもので、 それが記事の中心になっている雑誌ばかりであるほうがおかしい。 音楽でも美術でも文学でも観光地でもライフスタイルでも 専門部署の人間ならば、 もっと早く、効率よく、アクセスできるはずなのに、 やらないから、自分が一からやらざるを得ない。 手間と時間とお金がかかっても伝えたいものがあるからやる。 写真をてがけるのも、人に任せる時間とお金を惜しんだからで、 その結果、他の人とは重心の違う写真が撮れる。 「作品」ではなく「報道」だから、 紙面のデザイン性よりも、一つでも多くの情報を伝えたい、というのも 当たり前のことなのに、気付かずにいたこと。 都築さんが仕事を始めたころよりも、環境はまったく変わって、 プロとアマを分けていた差がどんどんとなくなっている。 技術を底上げする機材も安価で高性能になったし、 発表の場所もいくらでもあるし、どこにいてもできる。 ネットでデータにすれば、物理的なスペースも不要。 雑誌が死んでいくのも仕方がない。 この本の最初は、 自分の好きなこと、興味のあることをいかに実現するかな内容で 後半は、周りの目を気にせずに自分の好きなことを突き詰めている人を探して 取材していくことの醍醐味について語られる。 いずれにしても「好き」の力がなければ、面白いものは生まれない。 検索して見つかるようなものに、新しさはない。 都築さんのメルマガ、ものすごく面白そうだけど、 週1回の配信で、いくらスクロールしても終わりが見えないようなボリューム感、 しかも内容的にも濃ゆいに違いないものを、 定期購読できる自信がないわー。
0投稿日: 2017.05.24
powered by ブクログものづくりの原点は「好きなこと」をとことん追求するしかないんだということを再認識できた。分かっちゃいるが、やりきれていない。
0投稿日: 2017.05.06
powered by ブクログどうやって本が作られたかというと専門家の怠慢によって。 面白かった!突き詰めた結果、誰もやらなかった結果、作者がやってしまったという印象が強い。熱意と量が圧倒的で60歳とか関係なしに本から伝わるエネルギーを感じた。
0投稿日: 2017.03.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
考え方が新しいようででも言われてみれば確かにそうだなと思えることが多々あった。羨望や欲求不満を煽っていくメディアに踊らされないようにしたい。
3投稿日: 2017.02.06
powered by ブクログ東京に住んでいる頃は中央線が大好きだった。 中央線沿いの初めての一人暮らしの部屋は6畳一間のワンルームでも私にとってはお城だった。今は地方に住んでいるが、ROADSIDEは十分に面白い。わざわざ旅行で来たら王道しか行かないけれど、住んでいれば寄り道ができる。その寄り道に、深みがある。本当に激渋な地元民しか知らない情報は、インターネットには載っていない。地元民も、あまりに当たり前すぎて特に注目していないものも多く、確かになかなか表に出て来ない。よそ者である自分だからこそ見えるものがあると思っているので、作者の視点には共感するところがあった。 勝ち組負け組、というくくりにとらわれず、自分なりのスタイルを貫く姿はかっこいい。トンガったままこの歳まで突き進むと、それがひとつのスタイルで確立する。他の本も読んでみようと思った。
0投稿日: 2017.01.24
powered by ブクログネットに本当に面白い情報はのってないんだろうね。自分の足で自分の目で世の中を見るってことなのでしょう。
0投稿日: 2017.01.10
powered by ブクログ大学で就職活動が迫ってきたころ、「なんだかこの先の人生、タイヘンで、めんどくさくて、つまらなそうだなぁ…」と鬱々としていた時に、「TOKYO STYLE」と出会った。「あ、こんなふうにテキトーに生きてもいいんだ?」「こんな人が現実にたくさん存在してるんだ!」と救われる思いがした。自分も「多数決で負ける子」の方の人間だったから。 出版とはまったく無関係の仕事をしているけれど、この本に書かれている著者の仕事に対するプライドや愛情は、とても素敵で、その姿勢を見習いたいと思った。自分の仕事を全うするためなら、60歳になっても人に頭を下げられる、「毎月の振込よりも、毎日のドキドキの方が大切」とか言い切れるのって、すごくカッコいいなと。二十数年たって、また一つ救われた思いです。
3投稿日: 2016.11.26編集における灯台下暗しを実践し続ける男
『TOKYO STYLE』や『賃貸宇宙』で、雑誌の部屋特集では取り上げられない個人の趣味が充溢した部屋をまとめ上げ、『夜露死苦現代詩』では詩人ではない人たちが読み上げる詩としか言いようのない言葉たちを私たちに示してくれた編集者、都築響一。 メディアが取り上げる情報を、そのジャンルを代表するものだと思い込んでしまっている我々の頬に、斜め後ろからビンタをかましてくれるような都築響一の仕事。本書は、そうしたノウハウとして一般化できない彼の編集術、社会の見方が語られます。 机に座ってわかるような情報をまとめることに腐心する昨今の編集業とは、180度違う、自分で動き、自分で見つけ、自分でおもしろさを見出し、自分で伝えること。自分たちのアンテナでは圏外でキャッチアップできない、もしくは消化される情報としてまとめられていないものごとが、彼のアンテナにとっては尽くバリ3(古い)状態なのです。 遠くにあるものではなく、近くにあって見えないものを、愛をもって徹底的に見つめる男の執念。
1投稿日: 2016.10.26
powered by ブクログたくさん本を作って、そのうちのいくつかが異常なのかと思っていたが、作った本すべてがある意味有名になっているということが分かりびっくりした。
0投稿日: 2016.08.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
手っ取り早く編集云々みたいなことを読み取りたいのであれば、本書の後半1/3あたりから読み始めればいいと思うけど、テクニックだけじゃないナマモノをちょっとでも多めにいれたのを残したい。と思う編集者を目指しているのであれば最初からちゃんと読まないとダメです。ちなみに、個人的にはこれから読みたい書籍のいいライブラリーだな。とも。 そして、ネタバレごめんな話として一つ。アクセス数という魔物の項はしっかりと読んでおいた方がいい。以上、簡単だけどレビュー弾
0投稿日: 2016.06.18
powered by ブクログ言っていることは、間違っていないし、「その通り」なのだけど、考え方の古さは否めない。。著者の年代を考慮すれば仕方ないことだが。
0投稿日: 2016.06.13
powered by ブクログ森本あんりさんの「反知性主義」を読んだあとでしたので、都築さんの一貫した立ち位置が良く分かる気がしました。美術館で展示されている絵が、コンサートホールで聴く音楽が、俳人・歌人・詩人といわれている方は発表するものが俳句・短歌・ポエムである…という権威、特定の領域を、特定の大学や特定のルートで修めたことを持って、それ以外のルートから誕生するものに対して、越権行為を働いていないか。都築さんは、たくさんのものを示すから、おのれの物差しで良さを感じとることをずっと訴えているように思いました。『ROADSIDE JAPAN 珍日本紀行』の取材で思うに、地方出身の東京在住者、地方に住みつづけている人、前者は地元には何もないと東京に出て来るし、地元に住んでいる人は地元のいやなところは見えないように暮らしているしで、結局口コミは役に立たず自分で走り回ってみないとおもしろいものには行き当たらないという話が印象に残っています。
0投稿日: 2016.06.04
powered by ブクログ面白い。 人として面白い人なんだろうと思う。 文章を読んでいて若いなぁ〜と思いながら読んだ。 エネルギッシュ。
0投稿日: 2016.05.31
powered by ブクログ都築さんは好きだったけど、昔は良かった、今は…みたいな愚痴ばかりで、これを読んでちょっとげんなりしてしまった。
0投稿日: 2016.05.19
powered by ブクログ自分は編集とか、アートとか全く関係ない仕事してるけど、もっと大きな視点で「生き方」を提示されるというか、エネルギーもらえる内容だった。こういう感じに少しでも近づける大人に私はなりたい!メルマガも登録させていただきましたー。
0投稿日: 2016.05.15
powered by ブクログ間違いなく出版業界の圏外だ。脳みそをグーパンチされたような衝撃で、私の世界の中心を、大多数を見せてくれた。受け入れたくない現実は、この本自体も矛盾させる。 自分のパソコンを手に入れた8年前頃からテレビをほとんど見なくなった。インターネット漬けになって、それも落ち着いてきた。ほしい情報は、どうすれば手に入るのか、まだ考える。与えられるものではなくて、掴みとっていくしかない。 著者のこれまでを振り返ることで、価値観みたいなものの変化がありありと伝わる。今が人生で一番忙しく楽しくて仕方ない日々を生きているのは、羨ましい。 インターネットや新しい技術が変えた世界で、今が明確に見えた。これからどうしていくか考え続けるだろう。出版やアート業界だけに限った話ではない。情報化社会の波に流されている私は、この本に出会ったがために視点を変えざるを得ない。
0投稿日: 2016.05.01
powered by ブクログとても面白い編集者、物書きとしての語り。 聞き書きの形なので、内容的には、さっきと言ってること違うじゃん!みたいなとこもあるけど、概ね一本筋のとおったロックな生き方をしてるなぁと思う。 こんなふうに生きていける、食べていける仕事人は少ないし、とても魅力的に映る面もあるけれど、組織に属している多くの人がそれぞれの枠のなかでしっかりと堅実に作っていくものもまた、世の中に必要とされ、消費されることで、バランスが保たれている気がする。 どちらのスタイルが良い悪いとか、多くの編集者、出版社がダメなわけでもなく、それぞれの領分のなかでできる仕事があるんだろう、と思う。
1投稿日: 2016.04.05
powered by ブクログ都築響一さんが雑誌作り・本作りについて語った本。都築さんの本はいつも私を自由にしてくれる。「TOKYO STYLE」も、「夜露死苦現代詩」も、「独居老人スタイル」も。都築さんは読者を信じてるんだなというのが伝わってくる。メルマガ読んでみたくなった。
1投稿日: 2016.04.02
powered by ブクログ自分が面白いと思う企画を、取材したり執筆依頼したりで形にしていくのが編集者。出版業界は冬の時代だが、編集という仕事、現代という表現の現場への好奇心においては、最もスリリングで面白い時期である。 マスコミの凋落が言われますが、今こそが面白い時代だと言える活動をしてきたことが素晴らしい。
0投稿日: 2016.03.20
powered by ブクログ立派な部屋よりみんなが住んでる狭い部屋。リアルな面白がれることをひたすら集めてカッコいい。美の法門の美醜の前のなんていうのそういうやつ。民芸の職人さんの無意識に打ち込んでいるそういう存在自体の美しさというの。そういうやつを感じた。メルマガ読んでみたくなった。
0投稿日: 2016.03.18
powered by ブクログ『TOKYO STYLE』が出たときの衝撃は忘れられない。その後も、あ、ここに来たか…という衝撃をいつも与えてくれた編集者。この仕事についたきっかけ、仕事に向き合うスタンスなどについて語り下ろした本。 「なにかが気になったとして、検索で簡単に見つかるものは、ようするにだれかがすでにやってるってことだ。それならその記事を見ればいいことで、自分で取材する必要はない』
0投稿日: 2016.03.14
powered by ブクログ自分の感性で道を拓いている人の言葉がたっっぷり。現代美術に関する意見もキビシく書いてあって、確かに!!と思うことが山ほどあった。自分の眼を持つって大事。
0投稿日: 2016.03.05
powered by ブクログ都築響一氏の本はこれまで何冊か読んでいるが、 この本は自身の仕事について正面から真面目に語っており、 これまでの著者の本とは趣を異にする。 前半は、「昔は良かった」的な話が多くあまり共感できるところもないが、 読み進むうちに熱量を帯び、氏の仕事に対する姿勢のすさまじさが伝わってくる。 最後のプロとアマを分かつのは、 「質ではなく量である」と言い切れるのは氏ならでは。 実行するには相当な覚悟と労力があることだろう。 打ちのめされた。
0投稿日: 2016.02.14
powered by ブクログ独特の写真集や本を出していて、目にするたび「おおすげえ」と思っていただけに、今回の本には強く好奇心を刺激され、舞台裏が読めるとなるとページを繰る手ももどかしく、一気呵成に読んだ。とても面白かった。本好きの方には誰にでもおすすめしたい内容。 とはいえ。 著者は自分のことを「編集者」として位置付けているようだが、正確には「ライター」ではないか。もちろん、その時の仕事によって役割は変化すると思うので、この仕事区分にそれほど意味があると思わないが、しかし立場が変わることで、仕事に臨む態度も変わるのはたしか。 例えば。 著者は、営業の意見を聞いて、企画に責任をもとうとしないのなら、本末転倒、意味がないという。 しかし、腕の立つ編集者であれば、営業の意見を聞いてますよ、とアピールすることで、営業を本気で動かすよう誘導しているのだと思う。 編集はいい企画を立てて、売るためなら持てる力の全てを投入するものだと思う。 ゆえに、会議の無駄を減らすのは当然だが、無駄な会議をしないように工夫し、売り上げにつなげることができるのも、編集者の大事な能力なのだ。 無論、著者はそんなことわかっていると思うが。
3投稿日: 2016.02.06
powered by ブクログなかなか注目されにくいテーマの取材対象を追いかけ続ける著者による、一種の編集術本。 親しみやすい語り口だけど、出版業界をはじめ、アート、建築、音楽などさまざまな業界に対して鋭く切り込みながら、これまでの自身の活動に言及していて、とても刺激的な内容でした。 世の中に情報を発信するって、どういうことなんだっけ?ということを改めて考えさせられました。 作ったり表現したりしてる人なら、楽しんで読める一冊だと思います。 でも、ここに書かれてるのは都築流のやり方。参考にしながら自己流でやりたいことについて、考えてみたくなる。
0投稿日: 2016.02.06
powered by ブクログ気になる本を手に取ると書かれている著者名、第1位の都築響一さん。 初めて読んでみた。 独自の価値観、スタンスで「面白いものをみんなに伝える」を貫いているのは、すごい。
0投稿日: 2016.01.19
