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ニュースの“なぜ?”は世界史に学べ 日本人が知らない100の疑問
ニュースの“なぜ?”は世界史に学べ 日本人が知らない100の疑問
茂木誠、周地者/SBクリエイティブ
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総合評価

58件)
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    10年前の本だが今読んでもとてもわかりやすい。ギリシャ危機という言葉は知っていたがなぜギリシャがEUの荷物的存在なのにみんな排除せずに助けるのかよくわかった。背景に宗教があったり、地政学的な観点があったりと目から鱗だった。

    0
    投稿日: 2025.11.12
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    2025.10.29 第一章 ヨーロッパの憂鬱ーウクライナ問題と難民問題 第二章 台頭するイスラム過激派と宗教戦争 第三章 アメリカのグローバリズムと中国の野望 いやーもう本当にわかりやすかった。中学の歴史の教科書の一部にすべき。ニュースの見方が変わりそうです。

    0
    投稿日: 2025.10.29
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    ニュースに接するとき世界の「なぜ?」が並ぶ。なぜ争いは絶えないのか、なぜある国は豊かで別の国は貧しいのか。現代の問題は突如現れたものではない。遠く中世、近代の選択や分岐が今を形作っている。  日本では現実と結びつけて考える機会は少ない。歴史は過去の話ではない。今を理解し未来を見通すための知識なのだ。国際ニュースに迷うときこそ世界史の扉を開きたい。

    0
    投稿日: 2025.04.12
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    100個のQuestionに統一感はないように感じた。また、その解答の観点も、歴史や宗教など幅広い。 そのため、かなりの知識の幅が必要とされる。

    0
    投稿日: 2024.07.15
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    世界の政治・経済ニュースを正確に理解するために必要な知識を、過去の歴史を踏まえてわかりやすく解説している。 予備校講師をされている著者だけに、ポイントを押さえての説明は見事。 あえて言うなら、池上彰氏の著書に似ているかな?と言う点。内容に不足はないが、切り口や視点にもう少し独自性があっても良かったように思う。

    8
    投稿日: 2024.06.16
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    外交関係において、なぜこの国はこのような行動を取るのか、ということをこれ以上なくクリアに説明している。ここまでわかりやすい説明もなかったように思う。続編もまた読んでみたい。

    0
    投稿日: 2023.11.18
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    アメリカがオバマ大統領、ロシアがまだウクライナに攻め込んでいない2016年の本。 しかし、見事に今の事を予言していたし、世界の問題の裏をわかりやすく簡潔に解説していて、よく出来た本だと思った。現代の世界情勢を理解するには、うってつけの新書。

    45
    投稿日: 2023.09.23
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    2015年の書籍だが、いきなりウクライナ情勢の事が書かれており、著者の先見の目に驚いた。 自分がいかに世界情勢や、背景として宗教が関係しているかをこれまで理解していなかった事に、身につまされたが、より好奇心は湧く事になった。

    1
    投稿日: 2022.11.20
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    2022年に読んでも勉強になる。 IS、イスラム教、スンナ派、シーア派などのよく知らない基礎知識も詳しく書いてあり、中東や中国、アメリカとの関係性がいかに絶妙なバランスかも伝わってくる。 カトリック(西)と東方正教会 経済的な発展のするしないは、宗教のおしえに根付いている

    1
    投稿日: 2022.10.18
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    いかに米国の内政に働いているパワーバランスを理解できてなかったかがわかった。 その他の国については既知情報が7割くらいあったので教科書や資料集に掲載されているくらいの深さなんだろうと推測する。よくまとまっている良書。茂木誠さんの本を一通り目を通して近現代および政治思想の骨組みにしようと思う。

    2
    投稿日: 2022.07.16
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    世界史の難しさって、その複雑さによるものではないかと思う。 世界史が対象としているのは今のところ主にユーラシア大陸の歴史だと思う。そこでは多くの民族が地続きで存在していて、版図が頻繁にに変わっているから把握が難しい。 茂木先生は、知識をスッキリ腑分けして教えてくれるので分かりやすい。 昔読みやすさが売りの対談本を結構読んでいた。 ある本ではリベラル寄りの著者が「アメリカは常に仮想敵国を作らずにはいられない」みたいな発言をしていて、別の本では保守派の論客が「いやアメリカはモンロー主義を掲げている。そんなはずはない」と云っている。 この本を読み終えて、どちらも50点だなと思った。 実際は複数ある支持母体の動向で政策が揺れ動いているので、どちらも正解で不正解。 世界は昔よりも緊密に繋がっているので、この本で得た知見が投資判断の精度向上に役立つと思った。

    3
    投稿日: 2022.07.04
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    ニュースを理解するには、その上流部である背景が理解できていないといけない。過去を知ることは今を理解するための必要条件である。 物事の本質を追ったとても素晴らしい書籍でした。 2022年のウクライナ紛争の背景もこれを読み解けば、鮮明になってきます。 いろんな人にお薦めしたいですね。

    6
    投稿日: 2022.05.10
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    にゅーすのなぜ?がよくわかる。 昨今話題のウクライナ問題、日中関係などなど、情報に振り回されず自分のスタンスを保つのに歴史の知識は必須だと気付かされる。

    0
    投稿日: 2022.04.03
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    まさにのウクライナ問題の歴史的背景も明示。全ての国同士の争い、そもそも中東には国の概念希薄も、宗教思想の違いがあることが背景。漢字を使う日本と中国も、中国は政教一致。易姓革命、皇帝が悪政→別の有徳者に天命が下って暴君を倒す。血縁関係無し、農民でも皇帝になれる。禅譲も平気にする。日本は政教分離。天皇の権威を越えることは許されない。

    0
    投稿日: 2022.03.21
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    世界史の流れが軽く分かっていればとても分かりやすい本だと思います! 報道されない裏の思惑が分かり、今後の日本について考えさせられます。 いつの時代もどの国も、戦争は利害関係や過去からの復讐心と建前上の大義名分、フェイクニュースからの情報操作などがあることは衝撃的です。 いま行われてる戦争も泥沼化していて、善悪二元論では全く語れないですね...。 個人的にフセインの人柄に驚き、少し何かが違ってればいい指導者になれてたんじゃないかと思いました。

    0
    投稿日: 2022.03.07
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    世界各地の紛争には、それぞれの民族観、宗教観、過去の因縁など、根深い問題が山積していることがよく分かる。世界中で平和や友好的な関係を築いていくのは、なんと困難なことなのだろうと思った。内容的にシビアな事柄も、予備校講師という職業柄か、軽妙な語り口でぐいぐいと読ませてくれる。現在世界で起きている様々なことや、国際社会での日本の立ち位置を、表面的にではなく深く理解しなければという意欲にかられた。

    1
    投稿日: 2022.03.05
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    池上彰より分かりやすいところもあったけれど、中国が嫌いで安倍晋三を支持している、その主張が至るところで出て、読んでいてノイジー。そこが残念。

    0
    投稿日: 2021.05.12
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    「ニュースのなぜ?は世界史に学べ」 世界史、少し苦手、、、 現在の世界情勢、現代社会もちょっと、、、 地球儀見ながら、読むことで「!!!」となりました。 受験時代に出会いたかった書籍です。

    1
    投稿日: 2019.09.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    なかなか、サクッと読めて良かったよ。 とても平易な書き方で過不足なく説明がなされている感じで。 イスラム教関連の説明は、同種の本でもし尽くされている感じだけど、個人的には、ウクライナとロシアの関係とか、アメリカ内支持基盤の説明が、いろいろつながって良かったな。 少し情報は古いので、今はもっとアップデートされているけど、基本構造の話をしているので問題ない。 石油・天然ガス等のエネルギー問題は、やはり諸々の根幹なのだ。

    0
    投稿日: 2019.06.26
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    16.5.16 こんにちは、土井英司です。 高校時代、教頭先生が「社会人になってから一番役に立つ勉強は何 だと思う?」とクラスの生徒たちに質問しました。 教頭先生の担当科目が「公民」だったことから、生徒はみんな「公 民」と答えたのですが(笑)、答えは、「世界史」だったのです。 現在のように、世の中のしくみや流れが大きく変わってくると、大 きな動き、権力者の意図を読まないことには、次が見えません。 そこで役立つのが、「世界史」なのです。 本日ご紹介する一冊は、駿台予備学校世界史科講師の茂木誠さんが、 世界史をわかりやすくまとめた一冊。 社会人が日々のニュースを正しく読めるように、その背景にある歴 史、政治、宗教の問題を、丁寧に解説しています。 「なぜロシアと中国には民主主義が根づかないのか?」 「プーチンはなぜロシアで人気があるのか?」 「IS(イスラム国)は何と戦っているのか?」 「日本はなぜユダヤ人を助けたのか?」 「小泉政権時代、日中関係が急速に悪化したわけは?」 見出しがじつに秀逸で、かつ謎解きは背景にある歴史を紐解かない とできないようになっています。 さっそく、いくつかポイントをピックアップしてみましょう。 ----------------------------------------------- ローマ人たちの心の支えは、ローマ教皇でした。人口の大多数を占 めるローマ人たちを手なずけるために、ローマ教皇の権威は必要だ ったのです。このように政治権力と宗教的権威が分かれていること を、政教分離といいます。この政教分離こそが、西ヨーロッパ文明 の特徴なのです イギリスやフランスは、絶対にギリシアをロシア側につけたくない。 だから、ロシアの何倍もギリシアを支援して、なんとかギリシアを 仲間として引き止めようと頑張るのです 世の中が平和なときは、世俗主義が主流の国や社会はうまくまわります 厳格なイスラム原理主義を標榜するアルカイダやISは、堕落した サウード家を倒したいと思っているはず クルド人というのは、トルコとイラク、イラン、シリアの国境地帯 にまたがって住む少数民族です。少数民族とはいっても、人口は約 3000万人といわれていますから、ヨーロッパだったらポーランド 程度の人口をもっています。国をもたない世界最大の少数民族が、 クルド人なのです アメリカはIS掃討のために地上軍を投入したくないから、イラン を始めとしたISの敵対勢力と接近しているわけですが、皮肉にも それが中東における核武装競争を煽る結果となりかねません 今後、トルコはイスラム側に傾いていきます 共和党を支持しているのは、(1)軍需産業と(3)草の根保守、 (4)福音派 民主党を支持しているのは、(2)金融資本と(5)移民労働者、 それにアフリカ系(黒人) 民主党の支持層の中で、急速に存在感を増している存在が、南米か らの移民です。スペイン語を話す人々という意味で、「ヒスパニッ ク」といいます(中略)オバマ政権が進めているのは、アメリカに 住み着いて何年も経っている不法移民は、アメリカ国民として登録 するという政策です(中略)ヒスパニックの貧困層をアメリカ国民 として受け入れれば民主党の基盤勢力にもなりますから、民主党政 権はこの新しい移民法を積極的に推し進めるでしょう 習近平政権のナンバー2である李克強首相が、旧満州の遼寧省のト ップだったとき、中国駐在のアメリカ大使に驚くべき発言をしまし た。「私は、わが国の政府が発表する数字は一切信用していません。 私が信用しているのは、電力消費、鉄道貨物量、銀行融資額の3つです」 ----------------------------------------------- 最近、世界史モノは「当たり」が多いですが、本書もじつに満足度 の高い内容でした。 世界史の入門書にしては、著者の主張が色濃く出ていますが、そこ を差し引けば、文句なしの一冊です。 今までわからなかったニュースの背景がバッチリわかるお得な一冊。 ぜひ読んでみてください。 ----------------------------------------------- 『ニュースの“なぜ?”は世界史に学べ』茂木誠・著 SBクリエイティブ <Amazon.co.jpで購入する> http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4797382406/businessbookm-22/ref=nosim <Kindleで購入する> http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00W4O6AJK/businessbookm-22/ref=nosim <楽天ブックスで購入する> http://bit.ly/1XeAkh5 ----------------------------------------------- ◆目次◆ 第1章 ヨーロッパの憂鬱───ウクライナ問題と難民問題 第2章 台頭するイスラム過激派と宗教戦争 第3章 アメリカのグローバリズムと中国の野望 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■〔2〕編集後記 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 昨日、インターン生が一生懸命頑張ってくれたおかげで、明日、無 事オフィス移転ができそうです。 処分しなければいけない家具などいろいろあるのですが、とりあえ ずそれ以外は、ほぼ移動が終わっています。 1フロア空けるだけなのに、こんなに苦労するとは。 やはり、物事は見た目で判断してはいけませんね。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼最近読んでよかった本はこちら 1位『USJを劇的に変えた、たった1つの考え方』森岡毅・著 KADOKAWA http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4041041414/businessbookm-22/ref=nosim 2位『言ってはいけない』橘玲・著 新潮社 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4106106639/businessbookm-22/ref=nosim 3位『クール 脳はなぜ「かっこいい」を買ってしまうのか』 スティーヴン・クウォーツ、アネット・アスプ・著 日本経済新聞出版社 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532356911/businessbookm-22/ref=nosim 4位『ハーバードの人生が変わる東洋哲学』 マイケル・ピュエット、クリスティーン・グロス=ロー・著 早川書房 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4152096128/businessbookm-22/ref=nosim 5位『「0から1」の発想術』大前研一・著 小学館 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4093897638/businessbookm-22/ref=nosim ━━━━━━━━━━━━━━━

    0
    投稿日: 2019.05.31
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    分かりやすい、読みやすい。凄く納得(詳細はもっと他も読まなければと思うが)。やっぱり世界の問題は宗教と民族に根差しているんだよな~。日本人には(特に私には)なかなか理解しにくい感覚だ。後半、中国が出てきたあたりから「そうか~?」と疑問に思うところもあるが、それでも苦手な中東情勢が分かった!ような気にさせる内容だったwwwトランプのことも読んでみたいと思っていたら、第二弾が出ているようなので是非とも読んでみようと思う。

    0
    投稿日: 2019.05.16
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    (1と2を読んだ感想) 現在、世界で起きている出来事は過去の世界史の出来事を踏まえているんだよ、というのを懇切丁寧に書いてある本。全般的に読み応えがあるし、納得感も多い。特に宗教が世界史に与えている影響が非常に大きいんだな、というのが深く理解出来たのが収穫。 文章的にも平易で読みやすくてオススメなんだけど、諸手を挙げてオススメできないのが、対中国に対する記載の部分。中国に対してのみ過去の文化をひもといて丁寧に説明してないため、「何でそういう風に判断できるの?」て思って首をかしげてしまう事が多い。例えば、中国経済は実は崩壊寸前とか書いてあるけど、論拠が足りないので説得力が無い。なので、すべての箇所を鵜呑みにしちゃダメだけど、総じてこの本を読むと現在の世界の流れがつかめるので読んで損なしだとは思います。まぁ、何にせよまったく偏ってないメディアなんて無いからね。

    0
    投稿日: 2018.10.03
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    面白いし、とっても分かりやすい。 でも一面的すぎないかなぁ。ま、分かりやすくするためにはこうするしかないんだけどさ。だから啓蒙的な役割を担うものなんだろう。歴史に興味のない人、現実の世の中の動きに無関心な人へその背景をうまく伝えるだろう。それだけに「ここに書かれていること」以外の要素があること、それ以外の可能性はどうすれば伝わるんだろう。

    0
    投稿日: 2018.07.08
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    ニュースで目にする国際問題ってその場面しか切り取っていないから、そもそもの原因が理解出来なくて、よく分からないから結局右から左へ、と言う感じだった。この本は世界で起きている問題を、歴史を遡って紐解いている。殆どが宗教と民族に起因するという事実、その理由と背景をテーマ毎に短く簡潔に解説されているのでとても分かりやすかった。国際化していく社会の中で、世の中で何が起きているのか理解するために絶対に読んでおくべき一冊だと思う。

    0
    投稿日: 2018.06.10
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    現在ある国際情勢について、過去の歴史から振り返る視点で述べた一冊。 過去の世界史も含めて、様々な視点があることを学ぶことができた。

    0
    投稿日: 2018.06.03
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    「ISやアルカイダは尊皇攘夷で暴れた連中と同じ」というレベルのわかりやすさ。歴史的出来事に関しての間違いはないだろうが、現代認識に関しては著者の主観が色濃く反映されているので、この世界史とニュースの結び付けはかなり恣意的であり、あくまでも著者のイチ意見として読むべきだろう。冒頭に書いたように、良くも悪くもわかり易いので結構評判がよいらしいが、これを鵜呑みにしてしまう危険性も認識しておく必要はある。さすがにトランプ登場は予見できなかったようで、その辺は続編で補完しているのだろうか?

    0
    投稿日: 2018.01.23
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    著者は駿台予備校講師だけあって、読みやすくわかりやすい。イスラム教のスンニ派とシーア派の違いもなるほどと思ったし、ユダヤ人が想像以上に世界に大きな力を及ぼしていることも「そうなのか!」。民族や宗教問題は日本人にとって馴染がなく複雑なので、こういうわかりやすい解説は国際ニュースを理解するうえで参考になる。 ただ、著者の政治的思想が色濃く出る場面がたびたびあり、予備校でもこんな風に講義しているのかなと想像すると、生徒に及ぼす影響みたいなものが、老婆心ながらちょっと気になった。それこそ生徒が講師の思想を丸ごと受け止めるのではなく、講義を参考に自分の考えを「主体的」にまとめていくことを願います。

    0
    投稿日: 2017.12.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    駿台の世界史の講師の方とは知らずこの本の2が紀伊国屋で 目に留まりとても気になったのでまずは1を借りてみました。 高校時代全く世界史を勉強しておらず当然大学でも授業を取っていなかったので 体系的に世界史を学んだことはないのですが色んな本を読み漁って 最近少しずつ何となくの流れが分かったつもりでいました。 しかし本を読んだ時は分かったつもりになっていても ちょっと時間が経つと忘れてしまっていたのですが この本は1つの問題をかなり掘り下げて説明してくれているので 頭に残りやすいと感じました。 この本ではロシアのクリミア編入、IS関連、中国の覇権主義の 3つのテーマでしたがどれも興味深く読むことが出来たので 2作目も是非読んでみたいと思います。

    0
    投稿日: 2017.11.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    信長 それまでの土地至上主義(一所懸命の思想=土地の為に命をかけて戦う)ではいずれ、国土の狭い日本では限界が来るとした。 →土地の代わりに文化性をもたせた 衣食住を大衆まで充実させた ・雇用の創出 ・ニーズの発生・拡大 ・国民の消費の増大 安土文化、桃山文化 →輸出に頼ることなく、内需だけで高度経済成長を成し遂げた 歴史上の人物は円筒形 ・なぜ坂本龍馬は簡単に暗殺されたのか? 一緒にいた人物 →中岡慎太郎 →→国内戦争によって、国民の意識を変えるべき →→坂本は対話による変革であるべき ・・・・・・ Piigs ポルトガル、イタリア、アイルランド、ギリシャ、スペイン ■なぜピッグズはダメか? すべてカトリック →勤労と蓄財は罪 →お金が貯まったら、協会に寄付することが奨励(協会が販売する免罪符を購入すれば神の赦しを得られる) また、イタリア、スペイン、ギリシャは冷戦中は親米軍事政権で様々な支援を受け甘やかされていた。 ■なぜドイツだけ好調? カトリックの教えを否定 →ルター、カルヴァン(宗教改革) →→新宗教 プロテスタント(新教徒) 一生懸命働くことが神の御意志にかなうこと、という教え →働くことが信仰 →プロテスタントの勤勉さは資本主義のバックグラウンド →ドイツ、イギリスなど北ヨーロッパにプロテスタントは広まった →→イギリスのそういう人たちがアメリカに渡ったから超大国になった →→中南米を渡ったのはスペイン人とポルトガル人(カトリック)だったので、アメリカのようになれなかった(経済発展の面で遅れをとった) →フランスは中間 ■ロシアは何故経済大国になれないのか? 資源はある 正教会(東方教会)には、原罪(生まれながらに罪を背負い、神に清めてもらいすくってもらう)という意識が希薄 →勤労意欲が希薄 ■スコットランド独立問題 北海油田がある 良港に恵まれている →手放したくない

    0
    投稿日: 2017.10.05
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    Q&A方式で、ニュースで疑問に思う事に答える形式で分かりやすく書かれている。 しかし、なんとなく満足感が足りなく感じたのは、自分の好みでは章の最初に、よくある質問を数個並べてから、本題に入ってこの答えはこうだ、この答えはこうなんだという構成の方が好きだ。テーマ毎に章わけして纏めてくれたら、知りたい事が網羅されているのか分かるような気がする。

    0
    投稿日: 2017.07.31
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    予備校講師が本職なだけあって、語りがうまく、分かった気になります。 複雑な世界を敢えてシンプルに切り取るときには、当然切り落とされてしまうものがたくさん出ると思いますが、そんなことを気にし出すといつまでたっても世界は理解出来ないので、こういう本はいいと思いますね。 (ペリーが太平洋を渡って来たのではなく東廻りでマラッカ海峡からやって来た、ってのは意外な驚きでした。)

    1
    投稿日: 2017.07.18
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    ユダヤ教→親子の縁より神への忠誠心が大事な神至上主義。神の掟「律法」を守らないと救われない。神に選ばれた民であるという信念だけで成り立つ。 やべー、気持ち全く理解できんわ笑 キリスト教→ユダヤ教から分離。イエスキリスト「律法とかよくね?信じる心があれば救われるさ」ユダヤ教が反発、反逆罪で磔の刑も生き返り勢力絶大に。 弟子から神と祭り上げられたイエス、ユダヤ教からすれば裏切り者であり、人間が神を騙るのは許せない。 ローマへの反逆を煽り立てる危険人物としてイエスを告発したのに、その後ユダヤ自身がローマ帝国に反乱起こすとか矛盾してるなぁ(^◇^;) ユダヤ教 旧約聖書 モーセ キリスト教 新約聖書 イエス イスラム教 コーラン 最後の預言者ムハンマド 最後の啓示であるコーランをなぜ聞かない? 近いからこそ憎み合う。 ユダヤ教とイスラム教→人間ごときが神を絵や彫刻にできない=偶像禁止 キリスト教→めっちゃ描いてる イスラム過激派に襲撃されたシャルリエブドは預言者ムハンマドの風刺画を掲載してたのね。なるほど、なるほど。風刺どころか絵にすること自体がタブーなら触れたらあかんわ。 ペテロ→イエスの一番弟子 「私はペテロ(岩)の上に教会を建てよう」 →キリスト教が認められた時、処刑されたペテロの墓の上に教会を建てる=バチカンのサンピエトロ大聖堂(ローマカトリック教会の総本山) サンピエトロ大聖堂を守ってきたのがローマ教皇 「自分たちはペテロの後継者でありイエスの代理人」「ローマ教皇こそがキリスト教の最高指導者」 カトリックとは普遍的、ユニバーサル、世界共通という意味 政教分離→西ヨーロッパ文明、日本 「日本は天皇がいるから社会の安定を保てる」 →マッカーサー「GHQは天皇から権力を委任されて統治する」 政教一致→東ローマ帝国(実質のギリシャ、ビザンツ帝国。東方正教会)、ロシア、中国 皇帝に対する反抗は神への反逆罪となり一切逆らえない。独裁 中国の皇帝が道を誤った場合天命が離れる。別の有徳者に天命が下って暴君を倒す=易姓革命 ギリシャは思ってた以上にやばかった笑 カトリック→勤労と蓄財は罪 イタリア、アイルランド、スペイン、ポルトガル カトリックを否定→ドイツのルターとスイスのカルヴァン=宗教改革→プロテスタント(新教徒)→勤勉 ドイツ、イギリス カトリックやプロテスタント→罪の意識が強い=原罪 →寄付・勤勉 正教会→原罪意識が希薄 ギリシャ、ロシア ムスリム同胞団→イスラム原理主義政党 イスラム原理主義政党↔︎社会主義独裁政権 IS→ムスリム同胞団の一部が過激派に。さらに一部はアフガニスタンでアルカイダと合流。 政権を勝ち取ったムスリム同胞団「エジプトは西欧化をやめイスラム法を導入する」→親欧米派の軍部がクーデター→選出された大統領を逮捕し、同胞団を非合法化→独裁政権に逆戻り シーア派→党派 10% ムハンマドの血統重視 ホメイニ師の肖像あらゆる所に。 7世紀に決められた経典を変えてはいけない スンナ→コーランに次ぐ経典の名称 スンナ派→スンナを重視する者=スンニ 90% 経典重視 偶像崇拝禁止 時代に合わせて解釈を変えていく世俗主義が多い 原理主義 ファンダメンタリズム 元々はキリスト教の過激派を指す言葉 イスラム教ではアッラーの言葉を人々に伝える以前の世界を人類が愚かで誤った時代と考え、黒歴史として破壊したがる。 サウジアラビア→サウード家のアラビア ワッハーブ派ではあるものの贅沢な暮らしにおぼれ、アメリカとべっとり癒着関係に 憲法も国会も選挙もない。重要ポストはすべてサウード家の人間で占められる。国民に富を分配してるから成り立ってる イラク→第一次世界大戦でフランスとイギリスが密約でかわしていた定規で引いた線によってできた人工国家 湾岸戦争、イラク戦争を経てフセイン政権倒壊、シーア派中心親米政権へ。 サダムフセイン大統領(イラク)→少数派のスンナ派であり世俗主義を貫く。「スンナ派もシーア派もクルドも関係ない。みんなイラク人だ」と教育。宗教や民族差別を撤廃。富もある程度分配。 アラウィ派→シーア派寄りだがキリスト教要素も入ってる クルド人→国を持たない世界最大の少数民族。3000万人。男女同権 ヤジディ教→クルド独特の宗教 トルコ→イスラムとEUの間で揺れてる。今後はイスラム寄りに?1番の敵は何度も侵略して来たロシア。 アメリカ、クルド、イラン vs. ロシア、シリア、イスラエル、サウジ、トルコ IMF 国際通貨基金 財政危機で外貨が不足した国へ米ドル緊急融資 世界銀行 IBRD 戦災復興と発展途上国の援助 中国莫大な宣伝費をかけてアメリカでも日本のネガティブキャンペーン オーストラリア 親米派の自由党、親中派の労働党 中国系移民多い 李克強「私は我が国の政府が発表する数字は一切信用していない。私が信用しているのは、電力消費、鉄道貨物量、銀行融資額の3つです」 現在の中国は唐の末期に似ている。

    0
    投稿日: 2017.07.09
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    最近の出版業界で流行している「~の世界史」というタイトルに便乗した「世界史に学べ」。そこに池上彰の現代教養エッセンスをふりかけた現代ニュース評論本。著者は世界史の講師なので、ジャーナリストの池上氏や佐藤優氏ほどの毒はない。が、それはそれで純粋な教本として読みやすい。最近の国際ニュースでよく出るなんとなくわかった気になっている言葉の意味を、その背景となる歴史を含めて教えてくれる。 「クルド人」って誰? ウクライナってどういう存在なの? ユダヤ教とキリスト教とイスラム教は仲が悪いの? こうしたモヤモヤを解決してくれる。 しかし、改めて思うけど、日本人にとって民族問題、宗教問題というのは実感がないから理解するのは難しい。まずは歴史をじっくりと学ぶことからはじめたい。

    0
    投稿日: 2017.06.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

     テレビのニュースは詳しい解説や背景まで説明されない。しかし世界の動向を知る上で、歴史的な経緯を踏まえた認識をすることは世界の動向を知る上で必要不可欠だと思う。ロシアと欧米との関係をローマ帝国の分裂時まで遡って解説している箇所が特に面白い。近いようで遠い。日本と中国もそうだが、他者からでは同じように見えても当人同士はまったく相容れないという関係が世界各地である。

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    投稿日: 2017.02.18
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    世界のニュースの動きに対して、起こっている理由が少し分かった気がする。 歴史を通してみると本当に分かりやすく理解することが出来た。宗教観であったり倫理感や文化が違うため仲良くなれなかったりするのは歴史から紐解くことができる。地政学的な問題だったり外交戦略的な行動や交渉、国内政治向けのための施策など色々な要素が含まれ絡み合い世の中が動いているのがよく分かった。 例えば反日運動は中国にとって共産党の腐敗の目をそらすために利用され、韓国は外交戦略として中国側に着くときにアピールとして使い、アメリカ・日本側に着くときは抑えめにしたりとそれぞれ何らしかの理由がある。これを読んでいると、なるほどと思うことが多かった。この本は大変お勧め。

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    投稿日: 2017.01.13
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    中東情勢について知ろうと本を読むと、その時は『なるほど』なんですが間が空くとどうだっけ?になっちゃう 詳しすぎるのも頭こんがらがってダメなんですよね 世界史本というより世界情勢を分かりやすい切り口で 書かれていて理解しやすかった、忘れにくいかも。 予備校の世界史の先生だそうですが 受験生への講義のノウハウが反映されてるのかな? 第一章 ヨーロッパの憂鬱ーウクライナ問題と難民問題 第二章 台頭するイスラム過激派と宗教戦争 第三章 アメリカのグローバリズムと中国の野望 シリア 親ロシアのアサド政権アラウィ派 大多数のスンナ派 IS シリアの反政府スンナ派+イラクの反政府スンナ派 イラク       シーア派(サダム・フセインはスンナ派だった) イラン       シーア派 サウジアラビア   スンナ派 パキスタン     スンナ派 ≪共和党≫  軍需産業、草の根保守、福音派(ホワイト、アングロ・サクソン、プロテスタント)、中間層、孤立主義、銃規制反対、福祉無駄、減税 ≪民主党≫  金融資本、移民労働者、アフリカ系 貧困層、労働組合、ユダヤ、

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    投稿日: 2016.12.30
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    世界の流れが、非常に分かり易く記述されている。多少作者の見解が盛り込まれているようだが。 なぜISが出現したのか、なぜ中東で争いが絶えないのか、中国と日本の関係が悪化しているのか。 先日、中国のあるスポーツ選手が日本のホテルに宿泊して、愛国心で蛇口を開けて水を出しっぱなした事をブログかなんかにアップしたことに対して、ある作家が「行為に対して否定はしないが、愛国心からならばOECDの円借款で作られた相当な数にのぼる中国国内の施設も壊すか、使用しないようにしないと愛国心に矛盾する」と書いていた。 そもそも中国人は「井戸を掘った人の恩を忘れない」のではないのか。 でもあれもこれも江沢民以来の反日教育によるものだと言われている。この本に書かれているように、為政者への反発を逸らすために都合がわるくなると、反日を持ち出しては攻撃する。やはり中国は大国としてリスペクトされる国には成り得ない。

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    投稿日: 2016.11.29
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    世界で多くの事件が起きていますが、それらには原因があると思います。米ソ冷戦構造が終わって、早いもので20年が過ぎました。当時抑制された人達が、本来の姿を取り戻そうとして活動しているのかもしれません。それを理解するためには、この本の「帯」に書かれているように、地政学・宗教・世界史、を組み合わせて理解しておくことが大切だと思います。 この本では、ヨーロッパ・イスラム・米国と中国について、合計99の質問に答える形で、構成されています。長年、フジテレビの報道ステーションを担当していた、久米宏が、絶賛しているだけあって、面白い内容が満載でした。 以下は気になったポイントです。 ・フランク王国が9世紀に西欧を統合した、日本では平安京に遷都したころ。この王国が採用したのが、西方キリスト教のローマ・カトリック教会と、ラテン文字(ローマ字)であった、そののち、仏・独・伊に分裂した(p17) ・ローマ帝国は5分の1程度まで領土の縮小を余儀なくされますが、現在のギリシアを中心に生き残る。これを東ローマ帝国、あるいはビザンツ帝国という。この帝国が採用したのが、キリスト教の東方正教会とギリシア文字、これが東欧の原型となった。(p18) ・ユダヤ教は厳しすぎる律法なので異民族には広がらず、何度も迫害を受けた。ナチスヒトラーによる迫害は有名だが、それ以前にも、エジプト、バビロニア、ギリシア、ローマといった諸民族によって何度も国を滅ぼされた(p22) ・ユダヤ教とキリスト教の根本的な相違は、大工の息子であるイエスを神と認めるか否か、ユダヤ教から見れば、人間であるイエスを「神」と呼ぶなど言語道断である(p25) ・天皇家が実際に軍事力を持っていたのは、7世紀まで、そのあとは側近(藤原氏等)が力を持った。平安時代末期になると、武家が台頭した(p36) ・東ローマ帝国、ロシアと同じように、政教一致の大国として、中国がある(p40) ・スターリンは反革命罪で自国民を何百万人も殺害した人物だが、ヒトラーの侵略からロシアを守ったことにロシア人は価値を置いている(p59) ・スコットランドの独立運動が盛り上がった背景には、クリミアが独自に住民投票を行って、ウクライナから独立してロシアに編入されたことが影響している(p73) ・経済統合や通貨統合の絶対条件は、同じ価値観を持っていること、そして、経済格差があまりないこと、これを無視すれば大混乱が起きるのは証明すみ(p87) ・サダムフセインは、イラン革命の影響を食い止めるために、イランに攻め込んだ、これがイラン・イラク戦争の始まり。アメリカはこのとき、イランのホメイニ政権を倒すため、サダムフセインのイラクに兵器を供与している(p121) ・イラクの革命政権が倒れ、シーア派の親米政権が生まれて、国有だった油田はアメリカ資本の手にわたった。2003年のイラク戦争の意味は、親ソ政権に国有化されていたイラクの石油利権を、アメリカが取り返したことになる(p127) ・ISは、イスラム原理主義のアルカイダ系過激派組織と、旧フセイン政権の軍人がくっついて拡大した組織といえる(p130) ・イスラエルとトルコという、中東における2つの新米国家が、IS問題でアメリカから距離を置き始めた、これは物凄い地殻変動である(p148) ・敵の敵は味方と考えると、現在は、アメリカ・クルド・イランvsロシア・シリア・イスラエル・サウジ・トルコ、である(p155) ・テキサス共和国がアメリカ合衆国に編入申請をすると、アメリカ政府はテキサスをアメリカの州にした。クリミアと同じ。アメリカは、ロシアによるクリミア編入はけしからん、と非難するが、メキシコ人から見れば、アメリカこそテキサスを返せと反論したいだろう(p185) ・アメリカから東部でカリフォルニアを目指すとすると、当時はパナマ運河がないので、安全なルートは東海岸から大西洋を渡り、アフリカ南端の喜望峰を回ってインド洋を抜け、日本をかすめて太平洋を越える世界一周のルートであった。南米大陸を回るのは南極に近く海も荒れるので危険であった(p188) ・アジアを通って、カルフォルニアに行くルートを押さえる、将来の中国貿易の拠点、捕鯨船の補給基地を得るのが、日本であった(p189) ・共和党を支持しているのは、1)軍需産業、2)草の根保守、3)福音派、民主党の支持者は、1)金融資本、2)移民労働者、3)アフリカ系(p202) ・オバマケアは、妥協して、全国民を民間の保険に強制加入させて、政府が保険料の一部を負担するという形で法案を通した(p207) 2017年1月2日作成

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    投稿日: 2016.11.27
  • サンプル版を読んで

    サンプルではQ10までしか読めないので、他はなんとも言えませんが 少なくともサンプルにあったユダヤ教、キリスト教、イスラム教に関しての解説は、なんとなく正解のようで間違っているので、これで分かったような気になるのは、かえって混乱の元かと。 池上さんの方が取材されていると思いました。 製品版を購入するには至りませんでした。

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    投稿日: 2016.11.15
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    世界史は学生の頃から苦手でしたが、現状と結びつけて説明されていることで頭に入ってきやすかった。 特に中国やロシア、イスラム教とかの今を紐解く歴史は勉強になりました!

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    投稿日: 2016.08.30
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    ここ数年の世界情勢を、世界史の観点から語っている。 原因から過程までを、非常に平易な文章でわかりやすく説明してくれているので、とてもわかりやすい。 採り上げられているのは大きく分けて、ウクライナ問題と、ISIS及び中東、米中問題の三つだけど、それに付随する問題(EU危機、ユダヤ問題、高度経済成長期の日本など)も合わせて説明してくれているので、じっくり理解できる。 個人的には、中東関係が出色。 中東問題がものすごい複雑なのは知ってたけど、なんとなく理解していたことを文と図で詳しく読むことができて、これまでよりは理解できた……と思う。

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    投稿日: 2016.08.28
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    「ISはなぜテロを繰り返すのか?」「アメリカはなぜTPPに消極的になったのか?」「中国の反日感情の正体とは?」など、分かっているようでよく知らない事柄を歴史を交えつつかなり噛み砕いて説明してくれる。とても分かりやすく、読み終わった後すぐに新聞を開きたくなる一冊。

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    投稿日: 2016.06.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    茂木先生の本は「世界史で学べ地政学」に続き2冊目。今回もよくわかる解説で納得の1冊。 ただ、少しばかり疑問に思うところも。例えば、P30で「イスラム教と仏教はそのそも違う思想なので、ケンカのしようがない」旨書いているが、ミャンマーでは仏教徒が少数民族のイスラム教徒を迫害しているが…。P86の「フランスとドイツは価値観が似ている」も違うと思うけどなあ(←「ドイツ帝国が世界を破滅させる」エマニュエル・トッド氏著)。 また、この本の出版後わずか半年(!)で、アメリカ大統領選では共和党候補にまさかのトランプ氏、そして茂木先生曰く「平和主義者が平和をもたらすとは限らない」オバマ大統領の広島訪問(オバマ大統領は、広島の前にはベトナムにも行ってるし)。イギリスもEUを離脱してしまうかもしれない。このあたりはどう解説されるのか。興味津々である。この際茂木先生にも林先生みたいにTVに出てきていただいて、タイムリーな解説をお願いしたいと思ってしまう。

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    投稿日: 2016.06.14
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    イスラム情勢、ロシア対ウクライナ、アメリカの政党や中国の反日教育などなど、細切れの情報をうまく線にしてもらった。すっごく分かりやすい。2回読みたい。 星ひとつマイナスなのは、用語の羅列が、高校のときの「世界史」の暗記必須な性質を感じてしまって少し萎えるから。

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    投稿日: 2016.06.06
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    世界のなんでこうなるのがよく分かった! 事実かどうかを見極めなかればいけませんが、でも読んでおくべきと思います。 だれも説明できなかった話が読めて、本当に良かった。

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    投稿日: 2016.06.04
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    読了。27冊目。 現在の世界情勢の経緯がわかる一冊。この本を読んでようやくニュースが言っていることを最低限理解できる知識が揃った気がする。今まで何も知らなさすぎた。

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    投稿日: 2016.06.03
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    世界史の無味乾燥な事実を現代に生きる知恵に結びつける、野心的で胸のすく本。専門家には乱暴に映るのかもしれないが、明快で頭にスイスイ入ってくるのでまずはこれで良い。後は必要に応じて詳細情報を入手し、追加・更新・微修正を怠らないこと。 クウェートは満州(資源確保のための傀儡国家)、テキサスはクリミア(独立後、他の国に編入(メキシコ→アメリカ)。そして今、沖縄もクリミアになろうとしている。

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    投稿日: 2016.05.23
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    新聞、テレビだけでは絶対にわからない。と書いてあるようにニュースは送り手に都合のよいように報道されがちである。この書はそれぞれの国の利害を明確にし、世界の常識をわかりやすく質問に答える形式で解説している。お手軽に現代、過去の歴史を同時に知ることができるたぐいまれなる書である。

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    投稿日: 2016.05.10
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    昨今の中東情勢、米大統領選の背景に興味を持ち、本書を手にしたが、体系立って整理されており、想像以上に分かりやすかった。 特に、各国の経済発展が宗教の特徴と関連していること(教会への寄付を重視するカトリック、労働に価値を置くプロテスタント,etc)については、(言われてみれば当然の事実ではあるが、)目からうろこであった。 本書を繰り返し読むとともに、関連書籍も読んでみたい。

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    投稿日: 2016.05.08
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    世界経済・歴史・情勢のことを100個の質問に答える形式で書かれている。とてもわかりやすい。一つ一つの章をサクサク読み進めることができる。

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    投稿日: 2016.05.05
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    ウクライナ紛争の、主な場所はクリミア半島であり、そこにロシアが編入した事に対してアメリカ、EUが怒り紛争が始まった。その主な原因は文明の境目である。

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    投稿日: 2016.04.30
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    世界情勢を世界史から分析。 中東の情勢。特にイランとサウジアラビア、そしてシーア派とスンニ派の権力争い。アメリカ、ロシア、ヨーロッパの介入の歴史が興味をそそられました。 アメリカの没落と中国の躍進。ロシアのクリミア介入の理由。循環する世界情勢。10年後の世界はどうなっているのか。歴史は今を映す鏡の様なものだと思うと、歴史は楽しい。

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    投稿日: 2016.04.29
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    現在の世界で起きている事象に関して、新聞だけでは分からない背景を世界史で紐解き分かりやすく説明してくれる良書です。

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    投稿日: 2016.04.24
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    今知っておきたい世界情勢に関し、質問形式で内容を解説している。 現状の問題の解説に絡めて、その原因やバックグラウンドについても書かれており、普段のニュースについていけない人でもすんなり読める(世界地図は頭に入れておいたほうがいいかもしれない) 本書によると、世界中で起こる紛争の多くは宗教的価値観・文明の違いによるものである。宗教の教えが与えるお国柄への影響は大きく、宗派による考え方の違いは、紛争をけしかけるきっかけにもなってしまう。昨今のテロやかつての戦争は、実に根深い問題ということを知らされる。 争い後の各国の振る舞い方を考えていく上でも、こういった教養は身につけておくべきと感じる。「歴史は繰り返す」とはよく言うが、誤った判断を下さないためにも、正しい判断材料を常に仕入れるのが大人としてのたしなみなのかもしれない…。 とにかく今何が起きているかの「事実」しかわからない!といった人にはうってつけの本。

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    投稿日: 2016.03.21
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    タイトルが気になってて、買おうかどうしようか迷ったけど図書館で予約。 しかし読んでみると無知の私に為になるおはなしばっかり…!説明もわかりやすいし、今の事件やら何やらに絡めてあるので、かゆいところに手が届く。知りたかったのはこれだよ、へぇーそうなんだ!の連続でした、手元に置いて読み返せるようにしようかな。

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    投稿日: 2016.03.11
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    統一ヨーロッパ 20世紀に復活したフランク王国 ローマ帝国  フランク王国と東ローマ帝国(ビザンツ帝国)(東方正教会、ギリシャ文字)に分裂 ユダヤ教 親子の縁よりも神様への忠誠心が大事 ローマ教皇 ペテロの後継者、キリスト教の最高指導者 政教分離 政治権力と宗教的権威がわかれている 伊勢神宮 天照大神 東方正教会は政教一致 皇帝に対する反抗は、神への反逆に成る 一切逆らえない ロシア、中国 民主主義根付かない ロシア ギリシャ正教系の文化にモンゴル帝国の文化がフラスされた ウクライナ ギリシャ正教系+カトリック文化 東側は必ず親ロシア派に投票、西側は親欧米派 ロシア人は国を守ってくれる強い指導者を好む ロシア人が好きな歴史上の人物 ピョートル大帝、スターリン、プーチン EUがギリシャを見捨てないのは、イギリス インドルートを確保のため ウクライナのようにギリシャも親欧米派と親ロシアの対立あり  1970年代親ロシアはの社会主義政党過半数 国民の1/4が公務員 イタリア、スペイン、ポルトガル カトリック 蓄財は罪 金儲けは罪、教会に寄進すれば救われるという考えでは、お金を稼ごうというモチベーションがわかない プロテスタント 勤労や蓄財を罪とみなさない 一生懸命働くことが神のご意思にかなう ドイツ、イタリア、アメリカ  シーア 党派 (アリーの党派)10% ムハマンドの血統を重視 12代イマームであるアルマフディー 隠れイマーム イラン スンニはコーランに次ぐ経典の名前 スンナ派 90% 経典を重視 ISはスンナ派の過激派武装組織 メッカ ムハマンドが生まれた聖地を、世俗主義のトルコ人が支配するのはけしからん ワッハーブ運動 ワッハーブ派 スンナ派の中でももっとも原理主義的 ワッハーブの考えに乗っかってアラビア半島にイスラム国家を再建 サウード家 サウジアラビア サウード家は建てまえとしてワッハーブ派だが、実はアメリカ石油資本とべったり 第一次世界大戦後サイクス・ピコ協定 シリアとイラクの国境 民族、宗教を無視した線 イラク サダム・フセイン ソ連とつながる 少数派スンナ派 独裁しないと国を運営できず のこされた中東最後の親ロシア独裁政権がシリアのアサド シリアのスンナ派とイラクのスンナ派はもともと一緒で、サイクス・ピコ協定によって分割された クルド人 3000万 国をもたない世界最大の少数民族 スンナ派 トルコ建国 ケマルパシャ 軍人 オスマン帝国が崩壊した時にイギリス軍とフランス軍を追い払う 徹底した世俗化、欧米化政策 オスマン帝国が崩壊したのはイスラムにこだわって西洋文明を取り入れなかったから アラビア文字をやめてローマ字にした エルドアン イスラム主義の大統領 IS崩壊後の中東  アメリカクルドイラン vs ロシアシリアサウジトルコ アラブ人には国という意識が薄い アメリカの5つの担い手  軍需産業、金融資本、草の根保守、福音派、移民労働者(労働組合) ペリー カルフォルニアには軍港なし ペリーの黒船艦隊は、喜望峰をまわって、インド洋からマラッカ海峡をぬけて日本にきた アジアを通ってカルフォルニアに行くルートを抑えるため ユダヤ人の長老たちがひそかに秘密会合を平木、カネのちからで世界征服の陰謀を企てている。シオンの議定書 これは反ユダヤ運動を煽るためにロシアの秘密警察がでっちあげた偽書 共和党 軍需産業、草の根保守、福音派 民主党 金融資本、移民労働者それにアフリカ系 中国 人民の怒りのはけ口 反日 1990 江沢民

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    投稿日: 2016.02.16
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    塾の先生なのですね。如何に短い時間で、より多くの問題に正解できるように教えるか。これも一つのアートですよね。本当に簡潔、明快でわかりやすい。目から鱗のなるほどーが、多数ありました。回りくどい学習ハウツー本が多い中、ハウツー講釈ゼロで、ズバズバと世界の今を解説し、実に潔く明快にご自身の見立て、意見をまとめられています。徹底的に極めたとの自負がある世界史の規範に基づいて本当に明快です。歴史学者は多数いるのでしょうが、出題範囲のわからない受験勉強としての世界史だからか、ある一定の深さでも時間と空間の見渡しが実に良い。俯瞰図を手に入れると、複雑な世界時事の今を、ここまで解釈しきれるものかと、感心しました。中東情勢についての長い疑問の幾つかを紐解くヒントも頂きました。ありがとうございました。

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    投稿日: 2016.02.06
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    今世界で起きていることがすっきりとわかりやすく解説されており、とても勉強になる。歴史や宗教についても解説されているので、そういった背景をきちんと知った上で世界情勢を理解できます。おすすめ。

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    投稿日: 2016.01.25