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殺人鬼フジコの衝動
殺人鬼フジコの衝動
真梨幸子/徳間書店
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総合評価

913件)
3.3
95
262
325
126
25
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    愛や承認欲求に飢えて、虐待や殺人を繰り返してしまった女性の話。 殺人を犯すことは勿論許されることではないが、それまで至る周りの環境の負の連鎖の末路がこうさせたかと思うと、人間関係の恐ろしさを感じる。

    1
    投稿日: 2026.01.10
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    やっぱりいやねー。 でも、一番初めはめちゃくちゃおぞましい描写だったのに、あれ?だんだんソフトすぎない? 初めのままでいくのか、もっとソフトに嫌な感じが残るのか。どう? はっきりしたら?

    0
    投稿日: 2026.01.07
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    フジコが壊れた“瞬間”よりも、 そこへ至るまでの“過程”のほうが、あまりにも現実的で恐ろしい。 本作の核心は、まさにこの一点にある。 殺人という結果は衝撃的だ。 しかし本作が真に読者を追い詰めるのは、 そのはるか手前にある、日常と呼ばれる時間の積み重ねである。 暴力、無関心、否定、沈黙。 どれも特別な悪ではなく、現実の事件報道で何度も耳にしてきた要素ばかりだ。 フジコは、ある日突然壊れたわけではない。 助けを求める声が届かず、 あるいは最初から発せられることすら許されない環境の中で、 少しずつ、人としての輪郭を削り取られていった。 その描写が執拗であるがゆえに、 読者は「もし別の選択肢があったなら」と考えずにはいられない。

    37
    投稿日: 2026.01.05
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    フジコシリーズ第一作。 おもに殺人鬼フジコの人生。だが実際のフジコ視点ではない。 一人称視点なので、思考自体が侵食されます。気持ちの入っちゃうかたは精神汚染に注意かも。フジコがフジコしてるので。あと見ていられない。家庭環境から、言動、追い詰められかたまで…。  あたしは蝋人形、おがくず人形。見た目はかわいらしくても、中身はからっぽ。  ずうっとそうやって、生きてきた。  

    1
    投稿日: 2026.01.05
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    2025.1.1 読了 今読むとそこまで衝撃的ではないけど(もうちょっと怖いと思ってた) 母親を否定し続けたフジコが、結局その母親のようになっていく過程を見せられるのが本当にしんどい。逃げられない連鎖とかカルマとかそういうのが恐ろしかったなぁ…

    1
    投稿日: 2026.01.02
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    総合的に度が過ぎているので、怖くて辛い話ではあるのだが、 似たような感情を抱いたこともあるような、そんなに現実離れしすぎていない内容なので 読みやすかった。 あくまでも度が過ぎているからこそ、面白さもあった。

    0
    投稿日: 2025.12.28
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    いじめ、性被害、虐待、クソ男、若年妊娠など 辛い目に遭ううちにサイコパスに成り果てたフジコ。 皮肉な事に、母みたいになりたくないのになってしまう不幸の系譜を辿る。 フジコは、家庭環境や幼少期の友人から自分の事を受け止めて必要とされて愛される経験をして、自分という存在を大切にできてたら、しょうもない男に依存したり、虐待をしたり、こんなにどんどん人を殺したりしなかっただろう。 なんて、1人の不幸な精神崩壊した女の胸糞グロストーリーだと思って読んでいたが… はしがきとあとがきをじっくり読む事で全部が覆った。 全てフジコの話と思って読み進めていると違和感が節々にあるのだが、 章によって主人公が異なっていた。 そして本当の黒幕は唯一善人として描かれていたあの人… きちんとイヤミスだった。 本当にあった事件を元にした話(これは違うけど)や、グロめ耐性の強い私は好きだった。

    1
    投稿日: 2025.12.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    オーディブルにて読了。オーディブルは便利だけど読み返したい時に少し不便。特に叙述トリックモノは必ず最初の方とか読み返したくなるし…。ちなみに本作も叙述トリックモノである。叙述トリックは好きなのだけど、最終章に辿り着くまでがきつかった。「イヤミス」と呼ばれる小説は結構読んできたけど、かなりイヤミス度高め。 ちなみにフジコは『世界99』の主人公にちょっと似てるなと感じたのだが、最終章で「アズイフパーソナリティ」の説明があり、自分のなさ、自我の希薄さが共通項だったのだなと思った。あと女子学生特有の嫌な雰囲気とか…。 続編もあるらしいので、読んでみたい。

    0
    投稿日: 2025.12.23
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    一気読み!面白くて1日で読み終わっちゃった! 「サクサク人が死んでいくサイコパス女が主人公のヒトコワ小説教えて!」ってチャッピーに聞いたらこの小説を紹介された( ̄∇ ̄) 親から虐待されて同級生からはいじめられて暗い子供時代を送った主人公フジコは、どんなに辛い目に合っても自分は蝋人形と言い聞かせて、心を殺して過ごしていた。 そんなある日、自分以外の家族が何者かによって殺される。その日から何か吹っ切れたのか、蝋人形ではなく殺人鬼フジコになった。 そこからはもう、呼吸をするようにさっさと殺人していく。特に悩む事もなく、気に入らないから殺す。悪気は一切ない。 そして気に入らない者が居なくなって、欲しい物全て手に入れた(つもり)のに、結局は母親と同じ人生ルートを辿る運命からは逃れられない。 ↑なんかこれ、なんとなくわかるなぁ。 私も、母親みたいになりたくない。って心の底から思うのに、ネガティブな思考回路とか母親に似てるかもってふと思う時あって、またネガティブになる時あるもん⊂((・x・))⊃ ps.あとがきがリアルすぎて、どこまでが実話?!?!って混乱した。そして、最後のページのあれは嘘?ほんま? なんなのぉおおぉ\( ˆoˆ )/

    17
    投稿日: 2025.12.18
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    飲み終わった後震えてました 母に似たくないのになぞってしまう、やってることはよくないんだけどやるせなさ、その時の仕方なさがあって 没入してしまいますね

    0
    投稿日: 2025.12.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    幼少期からの虐待。小さな嘘が大事になる恐怖体験ができる。殺人を犯す抵抗が薄れていくのが,文章の量で一目瞭然なのがすごい。 「子供は親を写す鏡」とは良く言ったもの。 残念なのが、全てがフジ子の犯行ではなかったという真実。エゴな考え方だが、最後まで徹底した殺人鬼でいて欲しかった。

    0
    投稿日: 2025.12.10
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    虐待されて育ったフジコは「自分は母とは違う」とずっと言い続けてきたけれど全く同じ道を辿り自分の子供を虐待…まさに負のスパイラル。 謎が残ったまま終わるのかと思いきや、ラストでしっかり回収。そしてもう一度最初から読み直したくなる。 フジコの子供時代は読むの辛かったし残酷描写もエグくてなかなかキツかったけど面白かった。

    0
    投稿日: 2025.12.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    感情の移り変わりとか葛藤とか嫉妬とか苦しい感情、特に殺人する直前の感情の描写が鮮やかで焦燥感があって面白い

    0
    投稿日: 2025.12.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「結局犯人はフジコなの?叔母なの?」ってモヤモヤしたけど最後の最後で回収された 次々と罪を重ねるフジコに恐怖を感じるけどとても読みやすい作品だった

    0
    投稿日: 2025.11.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読む手が止まらず、すぐに読み終えた。 子供が出来た時、 虐待するだろうな…と、読み進めて的中 自分も同じ環境ならどうなったろうと 怖く不安になった 自分は悪く無い、 他責思考な人格形成する環境で育ち 殺人を繰り返してる最中も この思考はどんどん強く自己中心的に 破滅へと向かって精神を壊す。 親から子、断ち切れぬ負の連鎖 虐待や貧困 人の心の拠り所になるべき宗教の闇 てんこ盛りの闇が読める作品だった。

    2
    投稿日: 2025.11.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「はしがき」からどう言うこと?と思いながらも読み進める。文章は読みやすくわかりやすい分、暴力的なシーンなどは読んでいて辛い。 最近よくある虐待モノかぁ…なんて思いながら読み終わると最後の最後で新たな展開が…?!

    0
    投稿日: 2025.11.10
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    気持ちいいくらいの殺しを重ねる小説の主人公。母親からのカルマを受け継ぎさらに娘へと。出てくる登場人物のほとんどが悪い奴に見えてくる。闇が闇を引き寄せるかのように。心を穿つ作品だと思いました。面白かった。

    0
    投稿日: 2025.11.06
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    小学生の少女・**藤子(フジコ)**は、ある日、自宅で家族全員が惨殺されるという凄惨な事件に遭遇します。 唯一生き残った彼女は、その後“被害者の娘”として周囲からの偏見や冷たい視線を受けながら生きていくことになります。 しかし、心の傷を抱えたまま成長する中で、フジコの中に少しずつ「壊れていく心」が芽生えていきます。 やがて彼女は、世間に対して、そして自分自身に対しても抑えきれない“衝動”を爆発させていく――。 物語は、フジコの人生を追いながら、 彼女が「なぜ殺人鬼になったのか」 「罪とは何か」「人間の狂気とは何か」を描き出します。

    0
    投稿日: 2025.10.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ⭐︎3.5 子供の虐待は本当につらい。可哀想。 フジコも母親から虐待されていて、それを「自分は母とは違う」と言いながら虐待している所がなんとも言えない 最後の方、次々と人を殺していて「さすがに無理があるでしょ?」って思った。まだ続くのかな? 叔母さんとコサカさんのお母さんがフジコとどういう関係なのか、気にはなるけど‥続編読むか悩む。

    0
    投稿日: 2025.10.20
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    地獄の人生を歩んでいる人は、環境と遺伝子、どちらのせいなのか。 なかなか救われないもどかしさを感じる。 フジコの醜さに目を背けたくもなる。

    0
    投稿日: 2025.10.16
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    前半からかなり胸糞ではあるが、話の構成がよく練られていてすごい。最後まで読んだらもういちど頭から読み返してみたくなるし続編もあるようなのでそちらも気になる。

    31
    投稿日: 2025.10.01
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    いやー、リアルすぎて、、 目を背けてはいけない現実だとは思っていながらも、キツかったなぁ。 真似ようと思ってなくても、子は親の生き方を真似てしまう。だから、家庭環境が悪く親からの愛を受けずに育ってしまうと、幸せになれるチャンスがあっても拒んでしまう。そして、負のスパイラルから脱げ出せない。 私は、1人でも多くそんな負のスパイラルを断つことができるように影響力、存在感のある大人になっていきたい。

    0
    投稿日: 2025.09.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    小学生の頃、ついクラスメイトを殺してしまった。だって私を悪く言うのだもの。 そうだわ!気に入らない人間なんて殺して、奪って仕舞えばいいのだわ! って感じだった。

    1
    投稿日: 2025.09.15
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    読みやすくて一気読みでした。フジコはヤバい人なんだけど、所々の台詞には共感できるところもあるし、我慢の連続だった彼女の生活に同情します。

    41
    投稿日: 2025.09.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    時系列や相関図を作ってやっと理解出来る。 物語や描写うんぬんは「殺戮にいたる病」とか「悪の教典」とかサイコパスものを足して混ぜて女性にして変な味になっちゃったみたいな感じで、個人的には続編も別にいいかな。って感想。

    2
    投稿日: 2025.09.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ★★★☆☆殺人を犯す動機がチープな感じがした。小学生の残酷さ、弱さを思い出した。虐待、酒、給食費、体操服、学校カースト、いじめ、一家殺人、生き残り、森沢藤子、小坂えみ、トーコ、みさりん、叔母茂子、祐也、杏奈、美波、早希子、整形、水商売、保険金殺人。見栄を張って嘘ばかり

    0
    投稿日: 2025.08.30
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    不遇すぎるフジコ。親が悪かったのか、運がなかったのか、それともこれはカルマなのか。 終わりの視点がかわってるのが良い落とし所に思えました。

    2
    投稿日: 2025.08.24
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    中学生の頃に1度読んだことがありましたが、続編フジコの十ヶ条が出たということでより楽しむためにもう一度読みました^_^あとがきを含め最後の最後のページまですごい❗️この後味の悪さが最高です^_^

    9
    投稿日: 2025.08.20
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    痛い、苦しい、辛いの三拍子が揃って読んでる期間は語彙力なく病める。 でも続きを読まずにはいられないほどフジコの生き様?着地点?が気になって仕方なかった。 ある意味トラウマ注意本でした。面白かった!って真っ直ぐな気持ちでは言えないけどこのヌラヌラした感じが心にベッタリくっついて数年後もまた読みたくなりそう。

    16
    投稿日: 2025.08.19
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    著者、真梨幸子さん(1964~)の作品、ブクログ登録は2冊目になります。 で、本作の内容は、BOOKデータベースによると、次のとおり。 ---引用開始 一家惨殺事件のただひとりの生き残りとして新たな人生を歩み始めた十一歳の少女。だが彼女の人生はいつしか狂い始めた。「人生は、薔薇色のお菓子のよう」。呟きながら、またひとり彼女は殺す。何がいたいけな少女を伝説の殺人鬼にしてしまったのか?精緻に織り上げられた謎のタペストリ。最後の一行を読んだ時、あなたは著者が仕掛けたたくらみに戦慄し、その哀しみに慟哭する…。 ---引用終了

    79
    投稿日: 2025.08.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    イッキ読み! あとがきとその次頁の記述でなるほど… 早季子もミヤちゃんも真相に近づきすぎてしまったのね…… 登場人物がそれぞれ精神崩壊していたり 人間の汚い部分をさらけ出していたりで 精神的にズシッとくる。 諸々、紙一重。

    0
    投稿日: 2025.08.17
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    序盤から話に付いていけず置いていかれそうになるが、読み進めると少しずつわかってくる。ただ、これはなんの話?と感じる、話が急展開するような書き方が散見されて読みにくいとは思った。ほとんど衝動的な殺人なのになぜ捕まらないのか疑問。幼少期から大人になって捕まるまでしっかり描かれていて読み応えあり。

    13
    投稿日: 2025.08.16
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    うおー!おもろーー! かなり好みでした^ ^ 途中、あれっ?となったけど、諸々理解。 どんどん壊れていくフジコ。 次作も買いに行く!

    31
    投稿日: 2025.08.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    星4.3 んーおもろい。 何度か読んだけど、まだおもろい。 テンポがよい。 読む手止まらなくなるやつ。 おもいっきりネタバレする。 まず、時系列確認。 初めて読んだとき、ラストで んんんん? となって、紙に書いて整理して うひょー、おもろい ってなった。 んで、時系列確認。 ただし、これは私の解釈。 この小説は構造が特殊だから、作者による客観視点が皆無。 この文章自体を物語の当事者が書いてるわけで、その真相がはっきりと書かれているわけではなくて。 続編で明らかになるところもあるのだけど、一旦このフジコ1作目のみからの、私の解釈。 高津区一家惨殺事件 章の「2」 ここでフジコは家族を失い、首に傷を負う。 実行犯は小坂初代。 そもそも茂子の勧めでフジコ一家へ化粧品セールスの営業をかけた。 そこでフジコの父と不倫関係になったかは不明。 不倫関係により殺害に至ったかも不明。 ここから茂子が保険金を搾取する目論みがあったかも不明。 美也子は最初から茂子の狙いだったと推理している。 ここからフジコの半生が語られる。 叔母の茂子に引き取られてから、小学生時代、そして殺人鬼と化すまでの半生。 章の「3」から「8」 そして早季子視点 章の「1」 そして事実を小説用に書き換えた「9」 早季子が遺した原稿を基に真相を掴みかけている美也子視点の「はしがき」と「あとがき」 基本的に章の「1」から「9」は早季子が書いたものであり、「はしがき」と「あとがき」は美也子が書いたものであり、作者の客観視点は無い。 二人の文章から、解釈は読み手に委ねられる形となっている。 よく、解釈は受け取った側に委ねる、という難解な作品はあるが、そもそも創作物のほとんどがそうなわけで。 受け取ってる間、受け取った後におもろいと思えばおもろい。 そして、この作品はめちゃくちゃおもろい。 時系列順に感じたことを書く。 まず章の「2」 ここは「1」から完全にミスリードさせられて。 すべてフジコの物語だと思って受け取る。 「2」はフジコ視点。「1」は早季子視点。 これは巧い。 「2」は早季子かフジコか、迷うところ。 ただ、ピンク色の口紅の母親ではない誰かが刺しに来ていることから、私はフジコの幼少期と受け取った。 美也子による「あとがき」によれば、早季子は母親のフジコに首を切りつけられているとあるから。 ただ、ここはどちらともとれる。 「9」は早季子が書き換えた真実であり、あくまで美也子は「母親のフジコに首を切りつけられたと聞いている」だけだし、書き換えた真実なので、踏切の向こう側に小坂初代はいなかったことになるため、母のフジコを殺したのが小坂初代で、その現場に駆けつけた早季子が初代に首を切りつけられたという解釈もありだと思う。 ここはどっちでもよい。 けど、私は「2」はフジコの幼少期という解釈をした。 恐るべき殺人鬼となるフジコだが、そもそもが叔母の茂子の策略となると、茂子の方が恐ろしく、またフジコの半生には、とてつもない哀しさを感じられる。 そんなフジコの半生の「3」から「8」だが。 「大人はちょろい」と子供時代を上手く立ち回ることが出来ても、やはりどこかに綻びがあり、危うさがある。 そして、終始つきまとう 「子供は親と同じような人生しか歩めない」 「カルマ」 これを避けようとすればするほどに、その通りになっていく様はとても苦しくなる。 巧いなーと思ったのが、章の「1」をフジコ視点のフジコ幼少期として読んでいると、フジコの再婚後の転落を描いた終盤で、フジコがアロエを口にいれたり、夫が職場の後輩のために出前寿司をとって宴会していたり、給食費未払いだったり、と まさに「カルマ」背負っちゃってるじゃないかと まんまフジコがフジコ母になってるじゃないかと思えるところ。 勘のいい人なら、ここで違和感だと思う。 私は、やりすぎなくらいだけど、やりすぎでいいよ、とことん母親みたいになりたくないを追求した結果、一番なりたくない母親になってる!という哀しさがあって、いいねー哀しいねーと呑気によんでました。 章の「7」でフジコは再婚を決めて、本当の玉の輿にのれたと思わせてからの「8」冒頭で転落しているのは即オチ2コマかのような展開で、結局そうなるのか、と。 この物語は、フジコの人生の歯車が狂い始めるところから、予想通りっちゃ予想通りの展開になる。 あらすじやタイトルを読めば、予測つくことだから当然なんだが、そのひとつひとつが重く、哀しい。 ひとつ予想外だったのは杏奈を殺したのが裕也だったことくらい。 そうそう、裕也。この存在が大きかったよね。 フジコにとって大きすぎる存在だった。 「2」をフジコの視点として見たとき、そして幼少期に茂子からかけられてた言葉。 それが茂子の思惑での言葉だったとしても、フジコは両親から愛情をそそがれていなかった。 裕也はロリコンで単に中学生に手を出したかっただけで間違いないわけだが、それを本当の愛情だと捉えたフジコが哀しくて切ない。 根本には、両親の愛が受けられていないという点があるだろう。 だが、どうしても私はこの裕也が諸悪の根源と思えてしまう。 もちろんその以前に小坂恵美を殺しているからまっとうな人生は歩めないはずなのだが、それを時効まで持っていけるのだから(絶対にいけないことではあるが)人生をやり直すことは可能だったかもしれない。 しかし もしフジコが真っ当な人生を歩めるとすれば、裕也と出会うことなく「大人はちょろい」と上手く立ち回り、黄色いジャンパーの記者が真相まで辿り着き、茂子も小坂初代も裁かれる展開しか無かっただろうな、と。 そう考えると、やはりハードルは高い。 茂子が心酔する宗教にハマりこむフリでも出来ればチャンスはあったか。 フジコはとことん運に恵まれなかった。 これがカルマだとしても重くて悲惨である。 小さいところでは、転校先でのグループの選択から上手く立ち回ってるようでそうではない。 カナリアの死に直面したときも。 そして小坂恵美に詰められ、最初の凶行に及ぶときにも。 すべてにおいて悪手をとってしまう。 何度転落しても、何度過ちを繰り返しても、めげないし諦めない。 母親のようにはならないという執念、薔薇色の人生を歩むという執念、どう足掻いても地獄なのに足掻くにはもう、殺すしかない、そうして生まれた殺人鬼がフジコ。 そう捉えると、とても哀しくなる物語だ。 「私は悪くない」 その言葉が切なくなる。 唯一、この物語の中で、読むのがとてつもなく辛かったのは裕也との子供、美波の扱いがひどくなっていくところ。 ここは、映画「子宮に沈める」級につらかった。 やっぱり、ネグレクトは私にはつらい。 保険会社の先輩がネグレクトの末、逮捕された報道を見て我に返ったフジコが美波を着飾るシーンなんかは涙なしではいられなかった。 一体、誰が一番悪かったのだろう。 殺人鬼でありながら、フジコには救いがあってほしかったと思ってしまう、それだけ心をえぐられる作品でした。 ミスリードからのラストで衝撃の展開については 裏で糸をひいていたのが茂子というのは衝撃的だった。 私の解釈では、小坂恵美はフジコの両親を殺し、娘を虐待していて、娘は動物を虐待していて、フジコに娘を殺され、フジコの娘二人を殺したことになる。 この真相を知った上でまた読むと、また違った味わいが出てくる。 でも、結局、テンポのよさと、読み進める手が止まらない点。 結局ここ。 こういう作品がおもろい。 衝撃よりも、途中で何度も刺さる。 すごい。おもろい。 でもまー、しんどい。 哀しい話。 続編は2作品刊行済み。 これは必読と思います。

    3
    投稿日: 2025.08.12
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    人気って聞いて、フジコシリーズを3冊まとめて買ってみた。 めちゃくちゃ共感できる話ってわけじゃなかったけど、虐待をしてしまう心理に、どこか理解できてしまう部分があった。 前半は、主人公が殺人鬼になっていく過程が細かい心理描写と一緒に描かれていて、かなり引き込まれた。 でも後半はちょっと消化試合感があって、少し飽きがきたのも正直なところ。 とはいえ、あとがきで物語や背景について細かく解説されていて、読み終わったあとの満足感はちゃんとあった。 残りの2冊も読むのが楽しみ。

    2
    投稿日: 2025.08.11
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    殺人は駄目な事とは思うけど、それを作り出してしまったフジコの悲惨な環境。満たされない思いが悲しかったし,最後のあとがきが衝撃でした。

    2
    投稿日: 2025.08.10
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    読みやすく、あっという間に読了。伝説の殺人鬼となったフジコ。正直、最初はフジコに同情というか、かわいそうな気持ちになり、環境がいかに大切か。選べないものもあるけど、これは許せんということばかりだった。 だんだん歪み始めるフジコ。 やりすぎです。 そして、最後、、、 これ以上は何も言えない

    0
    投稿日: 2025.08.02
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    再読。学生時代に読んだため何も覚えておらず、あまりにショッキングな展開が怒涛の勢いで起こるものだから読書疲れを起こしてしまった。(それくらいのパワー) 次ババヤガの夜読もうと思ってたけど、少し優しい世界とか美味しいものの小説を挟もう…

    33
    投稿日: 2025.07.26
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    最後まで読むと本当にあった出来事なんじゃないかと錯覚に陥る。母親のようにならないと反面教師にしていたはずなのに結局母親と同じになってしまう可哀想なフジコのお話

    1
    投稿日: 2025.07.21
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    歪んでしまった思考。 少しでも愛されて大切にされた記憶があれば、こんな事を簡単にせず本当の幸せを掴み取っていたかもな。

    1
    投稿日: 2025.07.21
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    面白かった。本当に実話を元にした親族の書いた本なのか?だとしたらすごい文章能力と推察力で、現実にこんな事が起こっていたとしたら恐ろしいなと思った。 殺人をなんとも思わなくなり、簡単に人を殺してしまうフジコの精神状態は病的だと思う。

    0
    投稿日: 2025.07.17
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    主人公?のフジコとその娘の視点の物語。 金と自己主張、因果応報の嫌らしさ全開。 正義、絶対悪とは? それがテーマの作品だなと。

    0
    投稿日: 2025.07.15
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    構成も最高で読んでる間のテンポ感も気持ちがよく、内容は胸糞悪いすごい小説だと思った。 解説で、「社会を生きるうえで人が自然と見て見ぬふりする社会のルールを、感情として文章にしている点が魅力」というようなことを書かれていたけど、特に本作においては「バレなきゃ悪いことじゃない、だからこれくらいしてもいいかな?」の葛藤がその程度を誇張して描かれていた点がそれにあたるのかなって思った。

    2
    投稿日: 2025.07.15
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    一家殺害事件の生き残りであるフジコ。 ネグレクトと貧困から脱却できたが、出来損ないの母のようにはなるまい、私は悪くないともがく。 もがくが、殺して精算を繰り返すごとに、抵抗がどんどんなくなっていく。精神異常であり、育児放棄された可哀想な大人だ。

    0
    投稿日: 2025.07.15
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    簡単に言うと、女がなんの抵抗もなく人を殺せるようになるまで話。 今までになかった「あとがき」でより後味を悪くする小説。 この小説に限っては「あとがき」まで物語なので要注意!

    1
    投稿日: 2025.07.07
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    なんかイヤな話だなー。 イヤミス…ってかミステリーでもないよね? この前に読んだ本は、すごく読後感が良かったから、尚更どんより。 何やコレ…って感じ。 どこにも救いないし。 ただ読むのが止まらなくなったのは事実なので ⭐️3くらいはいくかな。 とはいえ、なんかため息出ちゃう感じ。

    0
    投稿日: 2025.06.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    重くて救いのない話なのに、ページをめくる手が止まらなかった。正直なところ、フジコが次々と人を殺していく場面では、狂気じみた暴力を延々と見せられているようで、不快感さえ覚えた。でも、そんな陰鬱な展開を経て辿り着いたラストシーンは、あまりにも衝撃的で、あの一瞬のためにこの本を読み続けてきたんだと思えるほどだった。 特に、被害者である立場から、徐々に救いようのない殺人鬼へと変わっていくフジコの心の動きが、生々しく描かれていたのが印象的だった。その過程にどこか現実味があって、怖さと同時に妙な説得力すら感じた。 読後感は決して軽くないけれど、読んでよかったと素直に思える一冊だった。続編も話題になっているので、ぜひ手に取ってみたい。

    3
    投稿日: 2025.06.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    会話が多くかなり読みやすい。エロ、グロどちらも描写が生々しく気持ち悪いが、それも緊張感があって良い味になっている。ダブルミーニングの伏線も世界が一変するラストも圧巻。

    1
    投稿日: 2025.06.19
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    怖すぎる本。休憩を挟みながらでないと読み進められませんでした。暴力的な描写が鮮やか過ぎて苦しい気持ちになります。基本的に全ての登場人物が常軌を逸しているので、途中からなんでそんなことになるのかが訳わからない。倫理観崩壊。

    48
    投稿日: 2025.06.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    この小説は、最後の1ページのためにあると言っても過言ではないくらい、結末は予想ができなかったです! 最初の陰鬱としてる少女時代がキツすぎて断念したかったけど、続きが気になり、読む手が止まりませんでした。

    3
    投稿日: 2025.06.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    胸糞悪すぎて星2 子供が傷つくのは本当に読みたくない 読むのをやめようと思ったけど フジコがどうなるのか見届けないと、モヤモヤが晴れないと思い最後まで読み切りました。 結局胸糞悪さは消えず、続編もあるみたいだけど、辛いので読みません

    8
    投稿日: 2025.06.09
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    本屋に何気なく行った時に、「フジコの十ヶ条」という本を見つけ、気づいたら手に取っていた。 しかし、続編であることを知り、まずは初めの物語を読まなければ。と何故か使命感のようなものに駆られ、本屋で探し回った。 使命感に駆られるほど読みたかった本の感想としては、殺人鬼というものは、やはり心に寂しさを抱えている人がなるものなのだろう。というのが感想である。幼い頃の虐待や学生時代の出来事など、決して自分では選びたくない道ではあるが、誰しもがその道を歩む可能性はゼロとは言えないようなことで、何かが崩れ、その結果として殺人であったり、何かに手を染めてしまうのだろう。と思ってしまった。 全ての人が確実に、殺人鬼に。または犯罪に手を染める。とは言えないが、誰しもが成りうる可能性はある。そう思った時に、私だったら。どうなるだろう。と考えてしまった。 あらすじ以降の内容としても、気になる続編があるような。いやあってほしいと思われるような終わり方であったので、確実に私は続編を購入するだろう。 内容として、決して気持ちのいいもの。ではないが、何故か手を取ってしまうのが、著者の凄いところなんだろうと思う。

    1
    投稿日: 2025.06.08
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    第3弾が出るということでシリーズ第1弾を読んでみた。伝説の殺人鬼フジコ。凄惨な子供時代、精神が崩壊していく。虐待は連鎖すると言われるけれど、決してそうではないと思いたい。でも親と同じことを繰り返す。そういう子育てしか知らないから、と思うととても哀れ。子供に対する虐待の描写は読むのがしんどかった。最後の最後に、えっ⁉という仕掛けがあって少し戻って読みなおした。面白かった。

    2
    投稿日: 2025.06.02
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    ちょっとしたことで殺されるからフジコを煽るな、関わるな。そんなふうに警戒させられ、ハラハラするヤバい殺人鬼。そんな印象を持った。幼少期からどのようにして壊れたのか。カエルの子はカエルの子といったようにコンプレックスを抱えてるはずなのに親と同じような事をしている事も怖かったが、はしがき→本編→あとがきのコンボにノックアウトされる。確定的ではないが黒幕の存在を考えてはまた震えてる。かなり良かった。

    4
    投稿日: 2025.05.28
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    超久しぶりに再読。 今度「フジコの十ヶ条」が発売されるようだ。 すっかり話を忘れていた事もありこの作品読み返す。 随分前に読んだ時は、衝撃しかなく、心が痛い悲しい話という印象しかなかったけど、今読んでみると、叔母さんの影響をかなり受けている。 というか操られていたってことかな⁈ いい人そうにみえる叔母さん…。 かなり怪しい。 フジコ自身はアルバイトで親友になった子からの裏切りや恋人の裏切り… そして学校でもどこでも人の顔色を伺って生きる。 それでも一生懸命に耐え忍んで、人を信じようとしていたんだなと感じた。 だけど結局は精神をおかしくし殺人という凶行にはしってしまった。 でもそれは実はそういう方向に持って行かれていたのかもしれない… だからと言って人を殺める理由には絶対にならないけど。 真梨さんのトリックはかなり複雑で、久しぶりに再読してもやっぱり「⁇」がつく…笑 とりあえず次はインタビューセルフジコの真実を読んでみよ。 次はフジコの真実を再読してみよう。

    3
    投稿日: 2025.05.25
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    もうすぐ真理幸子さんのフジコの十ヶ条が発売ということで、高校時代ぶりの再読。 今思えばこんなヘビーな本よく読んだなぁと。 終始暗く、読むのを辞めたくなるほどだった。 はしがきとあとがき、最後の新聞の記事までが肝のこの作品、この3つがあることによってより現実味が増してどこかでこの業が続いているのではないかと彷彿とさせる。

    1
    投稿日: 2025.05.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    超有名作、いよいよ読んだ。 めちゃくちゃよくできたミステリー! 藤子が如何にして、殺人鬼と化したのか、両親を失った幼少期から逮捕の瞬間までを描いている。 フジコ自身の持つ他責思考が凄まじく、気に入らないことがあると、その瞬間フジコの殺人に対するハードルがとてつもないくらい低くなるのが恐ろしかった。 殺人以外に関してはとにかく情緒不安定で、どうしよう隠さなきゃ汗汗、みたいな感じ。 なのに、いざ人を殺すとなったら、「悪いことバレなきゃいい」と割り切り死体を粉々にする残忍モードになるフジコのモンスターぶりは、読んでいて恐ろしくもある種の魅力すら感じた。 しかし、今作でもっともやばいのはあとがきだ。 冒頭で、この作品は今作を書き上げた3日後に亡くなった、ある女性によって書かれたものだとの仮定があった。 ”ある女性”というのはフジコの娘の早希子であり、その後に早希子の妹の美也子が今作を世に出したということだ。 このあとがきの中で、フジコの両親は叔母の茂子により殺されていて、フジコは茂子のもとで育ったので、彼女の操り人形のように周りの人間を殺していたのかも…という恐ろしい真実が発覚。 裏付けとして、叔母はフジコが夫を殺す直前に、夫を生命保険に入れさせていたり、2章?のフジコの記憶の中での犯人のセリフが明らかに茂子である様子が描かれていたり… フジコは恐ろしい殺人鬼だが、狡猾で人心掌握術に長けている茂子はそれをも凌ぐのでは…?? 最後のページで、あとがきがでて1日後に美也子が失踪し遺体の一部が山奥で見つかった旨の新聞が載っていて、戦慄しました…(背筋が凍るとはまさにこのことだなと…) 真実に辿り着いた美也子を、茂子が速攻で嗅ぎつけてこの世から消してしまったのかな… 次作もあるらしいので楽しみです!

    8
    投稿日: 2025.05.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かった!尾野真千子のドラマ見たことあったので、なんとなく展開は覚えていたけど(ドラマもかなり忠実に描写してた)、それでも最後は衝撃。(ドラマ最後こんなんだっけ?) はしがき、あとがきでフリオチつけんのすごいわ〜本にしかできない手法だね!

    9
    投稿日: 2025.05.05
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    絶対、母のようにはなりたくない。あんなやつと一緒にしないでほしい。 母を強く軽蔑し反面教師としていくことを決意したはずだったが... 幼少期から大人になるまでの境遇と次第に変貌するフジコに胸が抉られる物語。

    2
    投稿日: 2025.04.29
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    読後感がかなり悪い。ザ・イヤミス。 フジコの考え方、行動が常軌を逸しており、もはやホラー。 どう考えたらそんな人間になるのか、、押し入れに実の子を閉じ込める箇所が怖すぎる。 この作品を読んでからしばらく頭からフジコが離れなかった。 続編も読んでみたいです。

    1
    投稿日: 2025.04.25
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    尾野真千子のドラマが面白かったので読んでみた。 やはり壮絶、、そして胸糞。何でこんなのが書けるんだ。凄い。

    3
    投稿日: 2025.04.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    人に湊かなえ が好きだと言ったらこの本を勧められた。読んでみたら、とんでもない内容だった。とんでもない内容だけど、文章が上手く、ぐいぐい読めるので最後まで一気に読んだ。 フジコは子供の時に親に虐待され、フジコの娘も同じ様に虐待されてた?黒幕はフジコ母の妹?よく分からないから、「インタビュー・イン・セル 殺人鬼フジコの真実 殺人鬼フジコの衝動」を読んで一応納得した。こちらもとんでもない内容だけど、ぐいぐい読めて面白かった。

    0
    投稿日: 2025.04.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    10年以上ぶりに再読。 作中作として描かれる藤子の人生は、極端な例ではあるが、分解して薄めれば自分にも覚えがあると感じた。自分勝手で嫌悪感も抱くものの、常に上手く行きたいと願いながら、それに反して壊れていく様子がとても恐ろしかった。 また過去に読んだ時には親子で連鎖する負のカルマという印象が強かったが、再読してみると人を操る1人のサイコパスが引き起こした惨事にも思えた。 藤子の内面が幼いからなのか、文章は平易で読みやすく、また常に先が気になるストーリーで中座することが難しく、非常に早く読み終わった。

    1
    投稿日: 2025.04.06
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    真梨幸子さんが、単なる壮絶な女性の一生を書いて終わるだけのストーリーなはずがない!! と思ったけどやっぱりだった 読んでくと、胸糞悪くなるけど 最後まで読まなきゃ真実は分からない!!

    2
    投稿日: 2025.03.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    人間の醜さが噛み締められる1冊。人間が少しずつ壊れていく様がありありと見えてとても恐ろしい。叙述トリックがあるという先入観に囚われて、メタ的に読んでしまったせいで没入感が薄くなってしまったのが残念。

    0
    投稿日: 2025.03.27
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    ドロドロとしたシーンが気持ち悪いくらい鮮明に描写されててすごいです! はしがきとあとがきも物語の一部に組み込まれてて驚きました。 読み終えても何の爽快感も達成感もないけど一度読んだらもう一度読み返したくなる、そんな作品です!

    1
    投稿日: 2025.03.27
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    『殺戮にいたる病』が好きならって友達にオススメされた1冊。ドロドロと終始ストーリーが暗めで読みづらかった。インパクトさも微妙でした。

    1
    投稿日: 2025.03.24
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    虐待のアンチテーゼ 作中で印象的なのは虐待が気持ち悪くなるほど鮮明に描かれること。 読んでいて思わず眉間に皺がより、吐き気がしてくるようなそんな描写の中で1人の女の人生が進んでいく。 ラストを迎え幕を閉じたように思われる物語があとがきで一転する。 あとがき読まない派の人も必ず最後まで読むべし。 読後嫌な気持ちになるが一気読みできるスピード感は面白い。 殺人鬼の生い立ちの特集といったテレビ番組を見る派の人におすすめしたい本

    3
    投稿日: 2025.03.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    気分が落ち込んでたので暗い救いのない物語を読んで、下には下があるって思うようなイメージで自分を励まそうとしてネットで検索して衝動的に買った。 イジメのとこは読みにくかったけど中盤からハイスピードで読んでしまった。私は短絡的な人間なので理解するのが難しいが面白かった 元が醜い人は整形してもそんな美しくなれないんじゃないかしら、と思いながら読んだ

    2
    投稿日: 2025.02.24
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    あまり読み進められず、次に読むものも詰まってるので途中で断念。 最初はとにかく雰囲気が暗く、サラサラ〜とは読めない。

    3
    投稿日: 2025.02.17
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    なんかずーっとドロドロしてた。ドロドロしてるのは嫌いじゃないけど、それだけで終わってしまった感がある。 結局どういうことだったのか、結論がよく分からなかった。 続編を読まないと真相が分からないのかな。

    1
    投稿日: 2025.02.17
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    心理描写部分で、視点や感情が定まらない部分が多くて感情移入のしにくさと読みづらさを感じていたけど、終盤でその意味がわかってきて少し腑に落ちた。 けれども話としてはどこまでもスッキリしない形になっていて、これがイヤミスですと言われるとなるほどではあるのだけど、だがそれがいい!というほどにも消化できないなぁというきもち。

    0
    投稿日: 2025.02.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    殺人鬼フジコの衝動というタイトル通り、フジコが衝動的に殺人を犯す。フジコの幼少期からの一生を記した物語。 フジコの歪んだ性格は、母似?それよりも叔母からの呪いのような言葉の方が影響してそう。 忘れろと言うくせに、母に似てると呪いをかける。 この物語は、【はしがき】と【あとがき】も含めて完成系とされているが、あとがきに記されている事実がある意味突拍子もなく、小説内にもう少し匂わせが合ってもよかったのに、とも思う。

    0
    投稿日: 2025.02.10
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    嘘を嘘で固めてさらに嘘で煮詰めた感じ。 終始重たい。 【はしがき】から始まる物語と【あとがき】に至るまでの語り。その全てにおいて驚く。 読む手は止まらない。がなかなかに胃にズッとくるものがある。 いたいけな少女が幸せになろうとして、もがきながらも何時しか段々と狂い始め、最後には伝説の殺人鬼となってしまうまでのその一生が描かれている。

    1
    投稿日: 2025.01.29
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    面白いのは面白いのですが、相当に後味の悪い本と言っておきます。 人の恨みつらみや弱さ汚さ等のネガティブな要素を煮詰めたような、そんな恐ろしさであり負の方向の強いエネルギーのある本でした。 内容はフジコという女性の生涯を追った話ですが、目を逸らしたくなるような内容でも読まずにいられなかったのは筆者の筆力によるのだと思います。 良くも悪くも一生忘れない本になりました。

    1
    投稿日: 2025.01.22
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    再読。 やっぱりしんどい、重い話。 注意深く読まないと、これは今誰の人生??と思う序盤からの本編。あー、なんとも言えない読後感。 イヤミスの中のイヤミスだわ、、、

    0
    投稿日: 2025.01.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    一言で言えば、胸糞悪い。そんな内容。少しだけ作りに仕掛けがあって、真相もちょっと意外なんだけど、もうなんかそんなことどうでもよくなる。鬱展開すぎて、真相の驚きなんか沸いてこなかった。あーはいはいそうだったのね、でもフジコのやってきたことが覆るわけじゃないでしょ?みたいな。たぶんここまで胸糞悪いのは、美波ちゃんへの行動のせい。あー気分悪い。おかげで一気読みでした。

    3
    投稿日: 2025.01.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    状態のお疲れ気味な110円商品な上、分厚いので読みきれるか若干の心配はありましたが、、、そんな心配は無用でした。 胸糞悪い描写がところどころありますが それよりも続きが気になるほうが先!ってな感じで。 フジコの子ども時代はまだそれなりに賢く人を見て立ち振舞を緻密に計算して行動出来ていた部分もあったのに、オトナになるにつれて欲望が絡みだすとどんどん転落、、、。 殺しの動機の心理状態は共感の余地あるところもありますが後半は短絡的さが目立ち何人目かカウントするのを諦めました(笑) 叔母の3本の口紅が出てきた時にやけに心に引っかかってましたがやはりそういうことだったかってなりました。。。 マフラーや口紅に関してはやけに色彩を強調してましたし、、、。 叔母の見た目よりも中身を磨きましょうって どの口が言っているのか。 この本。出てくる人みな不幸のオンパレードになりますが、夢中で読んでしまう私も大概だよなあとも思ってしまいます。(苦笑)

    6
    投稿日: 2025.01.12
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    真梨幸子さんの本にハマって手当たり次第に読んでいます。 今まで読んだ真梨さんの本は、あまりグロい描写はなかったので少し驚いた。 裕也がほんとうに不快。フジコよりおかしいんじゃない?と思う。規律を重んじていたはずの杏奈も杏奈。

    1
    投稿日: 2024.12.16
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    "面白かった"より"辛かった"という感情が勝つ読了感でした。 何処で何が変われば藤子は救われたんだろう、と考えてみるのですが何度頭を捻っても藤子が幸せになれるビジョンが見えないのもこの小説の憎いところです。 ただただ藤子を見ていると苦しくて、痛々しくて哀れで…そんな感想を抱く私を目の前にしたら、彼女は間違いなく私を殺してしまうんだろうなと思いながら本を閉じました。

    10
    投稿日: 2024.12.03
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    2018/12/9読了 ビブリアから移行 面白すぎた。 話が気になりすぎて、こんなに本を読み耽ったのは久しぶり。 ずっと胸糞悪かったけど、真実が分かった時の驚きがすごい。

    1
    投稿日: 2024.12.03
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    もう最悪な人生ってこのことか‼︎と思わずにはいられない。 女のサガって怖い。 どれだけ酷いことにあえば逃れられるのか?かわいそうな子を演じ、母親の様にはならないと思っていたのに全く同じ道を辿る藤子。 意外にも自分のことを助けて育ててくれた叔母に何かある。 フィクションなのかノンフィクションなのかわからなくなってしまう程この小説にのめり込み信じてしまっていた。

    16
    投稿日: 2024.12.01
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    グロテスクで苦しくて痛々しいけど、ページをめくる手が止まらない。読み終えたらスッキリするのだろうと期待しながら。 ラストまで読んで、なるほどこういう構図だったのか~と納得。 もう一度読むことはないかな。イジメ、虐待が辛すぎました。

    1
    投稿日: 2024.11.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ブクログトップページのおすすめに表示されたのを見て関心を持ち遅ればせながら読みました。 読み終わったあとは混乱してしまった。 えっと、じゃあ犯人はあの人らってこと?? え、そんなことある?でもあのラストだもんね…と、こんな感じでした。 小学校の人間関係の嫌さの表現がすさまじかった。大なり小なりこどもの頃の人間関係の絶対さと窮屈さが濃縮されていて読んでいて苦しくなりそうだった。 そのあとの転落っぷりは、まぁなるほどねといった感じで読み進めたけど、こどもの頃の描写はフジコ側も早季子側も胸糞悪いところがすごかった。

    0
    投稿日: 2024.11.09
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    久しぶりに読みました。 真梨幸子さんの作品の中で一番好きですし、『女のサガ』がこんなにも怖くて気持ち悪くて……心底イヤな気持ちになります(苦笑)それでも時折読み返したくなるから、この作品は恐ろしい。叔母のいう『母親のように~』が洗脳のようで、こういう善意(と本人は思ってる)を押しつけてくる人いるよなあ、と。 インタビュー・イン・セルも読むの楽しみ。

    1
    投稿日: 2024.11.09
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    思ってたより軽くスラスラと読めた作品。 すっごいどんでん返しというわけでもないけど、最後のページにおおっそういうことだったのかと納得。 最後ら辺の反面教師を語っているページはもう一回読み直したいかも。

    0
    投稿日: 2024.10.14
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    オススメされて読みたいリストに入ってた作品。 ふと見かけて購入。 タイトルからしてやばいやつですね。 中身もしっかり殺人鬼フジコが衝動してました。 サイコな連続攻撃がしんどい。 だが止まらない読欲。ぐいぐい進む。 そして後半の加速度たるや…。 そして、帯通りラストの衝撃。 あっという間に読み終わりました。 いろんなモヤモヤが心に残る読後感。 これはどっかで感じたことある。 あれだ、沼田まほかるさんのネットリとまとわりつく感じの適度な不快感のやつだ。 ってことは他の作品も合う気がする。 リストアップしとこ。 ただ、煽り帯よ。 いつも言ってるから割愛するが、身構えるから煽りすぎないでほしい…。 有意義な読書タイムをありがとうございました この読後感を噛み締めつつ ダメ男にハマる女性って何なんだろうな。 そんな男にハマるなら、俺にハマって欲しいもんです。

    5
    投稿日: 2024.10.12
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    一家惨殺事件のただひとりの生き残りとして、新たな人生を歩み始めた十歳の少女。だが、彼女の人生はいつしか狂い始めた。またひとり、彼女は人を殺す。何が少女を伝説の殺人鬼・フジコにしてしまったのか? あとがきに至るまで、精緻に組み立てられた謎のタペストリ。最後の一行を、読んだとき、あなたは著者が仕掛けたたくらみに、戦慄する!

    0
    投稿日: 2024.10.11
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    読み進めるのが苦しい、きつい、正直不快…(←すみません)。 ストーリーが不快過ぎて、正直後悔しながら読んだのですが、どのような心持ちで読んでいったらよいのか、困惑しながらもラストが気になり読了した感じです。

    8
    投稿日: 2024.09.26
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    ふー、しんどかった。 明るい未来が全く見えない物語を読み続けるのには、結構な気力が要るんだよな。 フジコが殺人鬼になるまでを描いた本作。 彼女が別の道を選ぶチャンスは何度もあったのに…と苦々しい思いだった。 「そうじゃないだろ!」と何度心の中で思ったことか。 一応ちょっとした仕掛け(?)もあったのだけど、もうストーリーが悲惨すぎてほとんど反応できなかった。

    2
    投稿日: 2024.09.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ずっとなんだか血生臭いけど、タイトルに沿うのは後半。いっそそこからの方が清々しく読めるほど、フジコの歯車が壊れていくところは読むに耐えない。中身からっぽのフジコもそうなんだけど、出てくる人みんなクソ。こんなに利用されたり見放されたりし続けたら、そりゃあこうなるよと言えば庇いすぎか。 おばさん黒幕説はなくてもよかったかな。虐待の負の連鎖はどうにも断ち切れず、なんなら深みを増していくというということで充分凄惨だと思う。 おもしろかったけど、すっかり殺人鬼になるまではしんどすぎて、再読はちょっと無理かも。

    2
    投稿日: 2024.09.14
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    陳腐な表現だとか、展開がありきたり過ぎるとか、こんな簡単に人を殺せる訳がない、逃げ切れる訳ないとか文句を言っても「この物語は実際に存在したとある殺人鬼の回顧録です(第三者が書いてます)。」とあらかじめ言われたら納得するしかないのか。 なんとなく文章や藤子の性格が「毒母ですが、何か」のりつ子に似ている感じがした。 もしも藤子が普通の家庭に生まれ育ったとしても性格は悪そう。幸せになれない気がする。 スラスラ読めたし、面白くはなかったかな。ラストも少しゾッとしたけど、そこ位しか見どころはない。

    1
    投稿日: 2024.09.14
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    まず「最後の1行を読んだ時」に「戦慄」も「慟哭」もしなかった(完全に想像の範囲内だった) あと序盤の貧乏や虐待、いじめの描写がありがち且つ極端な表現で「作ったお話感」が強くて入り込めなかった 中盤はするすると読めましたが、面白かったからというより次から次に物事が起こるだけで内容が薄くて…ラストは初めに述べた通りで、全体的にストーリーの目新しさも文章の美しさも浸れるような世界観も感じられず残念でした

    2
    投稿日: 2024.08.30
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    読書備忘録852号。 ★★★。 読んでて食欲が無くなる作品でした。 流石、真梨さん。 冒頭のはしがきで意味深な解説が。これも含めて物語です。これは実際にあった事件だと語る。 そしてこの作品の作者は女性で自殺未遂の末、結局亡くなったと。 小説タイトルは「蝋人形 おがくず人形」であったと。 川崎に両親と妹と暮らす11歳女子。これは誰?と思う。 両親に金銭感覚はなく、所謂ネグレクト状態。 日常着る服や学校教材は妹と共有。 給食費も滞納。 そんな彼女はクラスメートのアホ男子K君に執拗にイジメられる。K君に追いかけられた女子は遮断桿が降りた踏切を強引に渡り、K君は列車に轢かれてミンチに・・・。 ホウホウの体で家に帰った女子を待っていたのは血まみれの姿で立つ母と殺されている父の姿? そして、この地域には指名手配されている殺人鬼の女の影が・・・。 なぞの多い章でした。 次の章。主人公は森沢藤子。11歳。おお、この子がフジコか? 両親はおらず、叔母の茂子と暮らす。 この時点ではK君に追いかけられていた女子はこの藤子か?という想像もできるが多分違うな。 藤子は質の悪いグループに属してしまったが為に嘘と虚飾の世界に足を突っ込んでしまう。 クラスで飼っていたカナリアをバラバラにして捨てて・・・。 それを見ていたクラスメートの女子を殺してバラバラにして捨てて・・・。 中学時代に交際していた大学生を寝取った女子を殺してバラバラにして捨てて・・・。 廃人となった大学生と結婚。 ここからは、殺してバラバラ、殺してバラバラの繰り返し。 気持ち悪くなるから書かない・・・。 そしてクライマックス。1章に出てきた風景の繰り返し。ん?そういうことか。この作品の作者はそういうことだったのか。 そしてそれをはしがきで紹介した女性の正体も。 最後の新聞記事6行の恐ろしさ。 人は業(カルマ)に縛られる。そこからは抜けられないと。食欲無くなりました。 好きな方には堪らない物語なんでしょうね!

    27
    投稿日: 2024.08.30
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    おすすめ度 ★★★☆☆ グロ度 ★★★★☆ 虐待の話で幼い頃に虐待されてた、フジコが 大人になるにつれて自分も醜い女になってしまう 人殺しシーンはグロいが、フジコにも同情してしまう。 会話が多くて読みやすいが、ちょっと難読

    0
    投稿日: 2024.08.02
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    ずっと暗澹とした内容が続くストーリー なぜ毒母は連鎖するのかという本を見かけたが気になりつつ読めていない。 当たり前だか周囲の特に親の影響を強く受けるのは子どもだ、そんな時親をはらみつつも違った生き方をするためには多くの人達との関わり、自分を曝け出す勇気、自分を認める心が大切だと思った。 最後ふじこは果たして自分と決別できたのか

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    投稿日: 2024.07.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    全ての元凶は産んだ両親だと思わせる作品 フジコの話だと思うのに終盤になるにつれて フジコの母親の話なのか?と思わせる それくらい親にされたことを自分もしている 結末はまさかの茂子と小坂さんの母親が黒幕だった。なんだこりゃ、サイコパスしかおらん。

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    投稿日: 2024.07.26
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    真梨さんらしい作品で読みやすいです、でも特に展開でおっとなる点もなく…(いくら残酷な表現が多々あっても)、新しさに欠けるかなと思いました。

    1
    投稿日: 2024.07.09
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    物語は楽しく読みやすかったです。フジコの考えなどがたくさん書かれているので、信用できない語り手的な話かなとも思って読みました。最後にきちんとどんでん返しがくるのはいいですが、似たような落ちを何度かみたことがありました。雰囲気は全体的に陰鬱で、いい意味でも悪い意味でも嫌な気持ちになりました。

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    投稿日: 2024.07.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    フジコより発現した殺人衝動へのトリガーが、丁寧に陰湿に描かれている。こういったプロットの場合、殺人鬼の同情の余地の無い、短絡的なストーリーを第三者として傍観するに留まる。しかし、この作品は著者の描写、表現の船に乗り、その言葉の波へ追体験していくと言葉を失うことになる。普段私は「チツジョ」という防波堤を必死に守り抜き、なんとか陸地に足をつけているだけだということをまざまざと知らしめられるからである。だが、この恵まれた防波堤がある以上、一線を知らぬ自分には、「チツジョ」に押し寄せる波に飲まれたフジコへ同情を差し向けることも出来ず、ただそれを傍観し、安堵するのみとなった。この、読むにつれ生まれる善悪のジレンマに呼吸が出来なくなる、その瞬間は衝動という海を一瞬だが垣間見た気がする。海で見た著者が描いた魚や海藻、岩や砂はどれもドス黒く不鮮明、それを赤く包み込んだなと思うないなや、仕掛けられたラストに天地逆転して慌てふためいた瞬間、私はまた防波堤にいた。素晴らしい胃のムカムカさを得る読後感を大事に、私は衝動に駆られ本文を認めずにはいられなくなった次第だ。

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    投稿日: 2024.06.11