
総合評価
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powered by ブクログはじめて読んだ歴史小説 (厳密にはバラガキも該当するがあの作品は新撰組を現代のヤンキーとして設定した様な小説だから歴史小説とは呼びづらい、10歩譲って時代小説) 現代文学に慣れ親しんでいる為か江戸時代特有の文化風習の用語や現代では余り使われない単語で読み解くのに苦労したが、少しづつ慣れるようになってから読むスピードも早くなれた ちなみにこの短編小説に出てくる主人公は歴史の大海に大きな波を起こした人物ではなくどちらかと言えばその大きな波に巻き込まれて乗ろうとした人物が多い さらに言えば現在の学校教育ではまず間違いなく名前が乗らないような少しメジャーから外れた人物ばかりである しかしその半生は歴史の流れを確実に変えた人物ばかりでその半生時代の波に乗るかはたまた呑まれるかが人それぞれである事がよくわかるストーリーだと言える 特に印象に残った作品 鬼謀の人 長州の軍師、大村益次郎の半生を描いた作品 前半は大村益次郎の変人っぷりをこれでもかと描かれていて優秀でいながらも凄い偏屈な人だったという印象を受けられた 後半は上野戦争を中心にした戊辰戦争を基にした話が多く益次郎の斬新かつ先見性を持った戦術が光る話であった 最初こそ戦争を舐めてかかった様な身なりに誰もが舐めていたが戦況が変わるやいなや誰もが絶賛する展開となって中々清々しい話であった ただし最後は暗殺未遂の怪我の悪化によって死ぬ為寂しい展開はありつつも長州の軍人には亡くなられた事を悼む人が多く次の話と対になってる短編だと思えた 人斬り以蔵 表題作、新選組の小説を書いてた事で知った司馬遼太郎が悪名高い幕末四大人斬りを書いてたことに興味を持ち手に取ってみた その半生は中々に悲惨で粗野で足軽の以蔵はその学のなさと貧しい見た目からか土佐の上士に常に侮蔑の対象とされていた だからこそ剣術だけを頼りに立身しようとするのだが、その剣術が自身の歪んだ方向へと進み果ては主君の武市に利用される鉄砲玉になるまで描いた 身分の差は幕末の動乱でも埋まることがないその無情さが十分伝わる作品で表題作で最も見応えがあった おお、大砲 大坂夏の陣で使われた大砲を主軸に広がる少々コミカルな作品 江戸初期でのその性能を鑑みてどれ程の効果が期待されるかと思えば実戦では意外な効果となるのが中々に見応えあり 大夫殿坂 この短編集にしては珍しくミステリー調な作品 今でいうソープの走りのような風俗店が出てきて作中屈指の変態プレイが印象に残った (他の話でもやけに濃厚な性的描写が印象に残るが作者の持ち味なのか?) とある有名組織が犯人に関わってくるが戦後間も無くだと割と悪役として振る舞われていたから現在の解釈と違いが見れて中々に興味深かった 美濃浪人 あの井上馨を二度にわたって命を救った男、所郁太郎の話 流行り病で早死にする為歴史の中では埋もれた存在ではあるが、戦前の教科書にはその話が載っていたらしく戦前の頃には名前がある程度知られた存在とのこと 作中の中でも展開が熱い作品でもある
0投稿日: 2026.01.12
powered by ブクログ幕末の「四大人斬り」の一人と呼ばれた岡田以蔵のエピソードの他、大村益次郎、塙団右衛門、後藤又兵衛等のエピソードも記した短編集。井上薫を治療したことで知られる美濃藩士所郁太郎のエピソードも興味深かった。
1投稿日: 2025.12.13
powered by ブクログ「人斬り以蔵」と呼ばれた岡田以蔵の話や、大村益次郎の神がかり的な軍師の話など描かれていました。 最期は不遇のうちに亡くなりましたが、彼らがいなければ、明治維新も違った形になっていたのかもしれません。「時代が変わる時に必要な人を天が与えた」と書いていましたが、なるほどと思いました。
9投稿日: 2025.05.24
powered by ブクログ短編集でした。 表題の以蔵はなんだか読んでて寂しくなる。 あと前に同じく司馬遼太郎さんの本でチラッと出てきた塙団右衛門がやはり面白い。 織部ってあの織部?と調べてしまった。
8投稿日: 2025.04.09
powered by ブクログ歴史ものは今まで手が伸びなかったが、その面白さに気付かされる一冊だった。短編ではあるがボリューミー。聞き慣れない言葉も多く、検索しながら読み進めた。
0投稿日: 2025.02.08
powered by ブクログ2よりの★三つ 短編集でした、、、 一冊まるごと以蔵の話だと思って読み始めてしまい、なかなか出てこないなー 早めに以蔵が亡くなったなー あれ?全く違う話が始まった おや?これは? 短編集? となり、速読に切り替えてしまいました。。
0投稿日: 2024.09.18
powered by ブクログ人斬り以蔵と呼ばれる、岡田以蔵の長編かと勘違いして購入。短編集でした。でも結果的には良かったかも… 岡田以蔵が悲しすぎて切なすぎて。 以蔵は以蔵なりの正義があり、頭の悪さ、口下手さにつけ込んだ武市半平太が悪いと思いました。最後の拷問場面や武市に毒薬を渡された場面は本当に辛かった。泣きそうでした。 他の短編もなかなか読み応えがあり、幕末や秀吉、家康の時代の話もあり、楽しめました☆ 司馬遼太郎先生が大好きです。
1投稿日: 2024.02.04
powered by ブクログ短編8篇。幕末と江戸時代初期。 表題は別の本で読んだため再読。大村益次郎の短編もどこかで読んだ気も。
0投稿日: 2023.12.18
powered by ブクログ一ノ関に行くときに時代小説かつ短編集ということで選んでみました。 (一ノ関だけに『義経』というのも考えたけど上下巻だったので断念。) 『鬼謀の人』大村益次郎 『人斬り以蔵』岡田以蔵 『割って、城を』古田織部 『言い触らし団右衛門』塙直之 『美濃浪人』所郁太郎 『売ろう物語』後藤基次 戦国時代や幕末の有名無名の志士たちを描いた短編集。 私は日本史の中でも戦国時代、幕末は特に苦手なこともあり、岡田以蔵すら知りませんでしたが、人物造形や出来事などは司馬遼太郎が作り上げたものだと思われるので史実はあまり関係ない。 才覚がありながら時代のタイミングがあわず、歴史の中に消えていった人々をあえて選んでいるような気がします。 大村益次郎は靖国に銅像があるのでなんとなく日中日露戦争の頃の人のイメージでしたが戊辰戦争でしたね。 癖のある登場人物が多いなか、普通の人が歴史に立ち会ってしまった感のある『おお、大砲』がいちばんおもしろかったかな。 以下、引用。 270 「わが父はたれじゃ」 ときいた。母は、ふしぎな質問にあきれ、 「父に名などあるものか」 と大真面目で叱った。 480 「私は、ひとつのことを書くときに、その人間の顔だとか、その人間の立っている場所だとか、そういうものが目の前に浮かんでこないと、なかなか書けないのです。たとえば秀吉のところに一人の使者がやってくる。そのとき秀吉の前に、小説には書かなくても、どのくらいの人数がいたか、空は晴れていたかどうか、その付近に松林があるが、それは若松で鮮やかな色をしていたかどうか、というようなことが気になるのです」
0投稿日: 2023.11.06
powered by ブクログ戦国、幕末に脚光を浴びることがなかった人々の生き様がなんともなんとも・・・ 白痴?故の切なさ、茶道の不思議さ、封建制度の愚かさ、男の意地の可笑しさ、才能あっても浮かばれず、妬み嫉みで簡単に人を斬る物騒な世の中、日本男子の本質は・・・ 考えることをえらい人に預けるものではないと改めて感じた
0投稿日: 2023.06.30
powered by ブクログ純粋な生き様を見せる男たちに心惹かれます。苛烈なものもあれば、報われないものもあります。心に正直に生き通す覚悟がかっこいいと思いました。
0投稿日: 2023.04.02
powered by ブクログAudibleで読了 いやぁ、悲しき殺戮兵器。自我を持ったら厄介払いされ、怒りや絶望のほどは如何ほどだっただろうか。超短編だったので、サラッと読めた(聞けた)のだけど、武市半平太との関係はもっと感じたいところでした
0投稿日: 2022.09.26
powered by ブクログ司馬遼太郎 歴史小説中編 八篇 戦国から幕末の人物像を描く。 中編とはいえ、それぞれの一生又は半生を追って、リアルな作品ばかりで、その人生から抜けられないので一日一編のペースで読了。 「鬼謀の人」鬼謀は、優れたはかりごと。 大村益次郎 維新十傑 日本陸軍創始者 陸軍建設 天才的軍事戦略家 その昔感銘を受けた『花神』と同人物の話なのに全く気づかず、自分にがっかり。ぎゅっとなっているので、必要な明治維新に必要され去っていった感じ。大河ドラマの中村梅之助さんは、ビジュアルが似ている事はわかった。 「人斬り以蔵」 岡田以蔵 土佐藩士 四大人斬り(!) 足軽出身を最期まで引きずって、暗殺者として生きる。武市半平太に見出されるが結局はわかり合えていなかったようだ。何処かで読んだようなと思っていたが、コミック「サムライせんせい」だわ。 「割って、城を」 古田織部正の影武者 善十 この作品は、少し他と違う感じ。茶人で目利き、金継ぎに自身の芸術性を取り込む古田。その策略的な行動を謎めかして書かれている。その策略の一つに衆道まで使う。武士の人生らしくない生き方。 「おお、大砲」 中書新次郎 200年大砲を守ってきた一族 現代にも通じる主題。口頭伝授の不確かさ。過去の遺物の哀愁。江戸幕府の崩壊と哀愁と重なる。 「言いふらし団右衛門」 自身の才能を宣伝しまくる武士の話。 「大夫殿坂」 兄の死の真相を探り新選組への敵討ち。遊郭でのお遊びが艶かしい。 「美濃浪人」 所郁太郎 幕末の医師 かなりの才人だったが恵まれなかった。面白いことに 井上多聞の命を2度助ける。そこに歴史上に現れる。 「売ろう物語」 二人の後藤又兵衛 ナマズの又兵衛は武士に生き、柿の又兵衛は 商人として生きる。しかも幼なじみという偶然。
19投稿日: 2022.05.15
powered by ブクログ「名プロレスラーはパイプ椅子とでも、名試合ができる」 記憶は曖昧ですが、いぜんどこかで聞いた言葉です。 司馬遼太郎に掛かれば、どんな市井の人物でも名ストーリーにできそうです。それこそ、うちの父親でさえも(笑) 節目がなかったり、上官とそりが合わなかったり、伝え方が下手だったり、人間っていつの時代もコミュニケーション能力が必要なのですね。これは普遍のことなのでしょうね。 以蔵が拷問されるところ 郁太郎の応急手術の場面はとても緊迫感があって胸がざわつきました。
0投稿日: 2022.02.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
短編集ですが、その中から『人斬り以蔵』を読みました。 2020年の10月にも一度読んでいましたが、再読しました。 他の収録作品もちゃんと読みたいです。 ◇ この小説は、このような文章で始まる。 「不幸な男がうまれた」 身分の差別が酷い土佐で、足軽であるというだけで蔑まれていた以蔵。 そんな彼が、威張っている上士や郷士を剣で翻弄したときの快感は、いかほどだっただろう。 武市半平太に対して畏怖を抱く姿に、切なくなった。 「飼い主」である武市は自分を分かってくれず、のけ者のようにする。 なぜ自分だけそのように扱うのかという、やりきれない悲しみや苛立ちを端々から感じた。 足軽であるというコンプレックスを抱きながらも、彼はただ、何かを成し遂げたかったのだと思う。 しかし学がないから、剣の腕でなんとかするしかなかった。 難しいことは分からないが、斬ることはできる。 そんな以蔵にとって、生きる道は本当に人斬りしかなかったのだと、とても悲しい気持ちになった。 武市半平太、坂本龍馬、そして薩摩や長州の指導者たち。 彼ら「えらいひと」たちが持つ主義を以蔵は疑っていなかった。 彼らの理論と正義に誤りがあるはずがない、と。 だから攘夷のためにも開国のためにも斬った。 あまりにも素直で、不器用だと思った。 ほんとうの彼は、真っ直ぐで純粋な子どものような人だったのかもしれない。 そう思った。 【以下、引用】 以蔵は耐えた。逃げた。武市への阿訣である。無意識におもねっていた。 (あなたのために私は道化役になる) 言葉でいえば、そういう心境だったであろう。甘美な、いや、物狂しいほどに甘美な心境だった。意識してそういう心境へ自分を追いこんだわけではない。 不意にそういう心境になった。親二代の足軽らしい卑屈さがそうさせたのか。以蔵の本来の性格がそうなのか。 とまれ、以蔵の武市に対する生涯の姿勢はこのときにきまったといっていい。 「ま、参りました」 と、以蔵は竹刀を投げ、すわり、両膝をそろえて板敷の上で拝跪した。その姿に、哀れなほど足軽のにおいが出ていた。 (P106) 竜馬は、京坂を往復する勝海舟に対し、かれが幕臣中の開国論者での急先鋒であるという理由で、京の攘夷浪士が天誅を加えようとしていることを知り、以蔵に勝の用心棒を頼んだ。むろん手当ては出る。 以蔵は、よろこんで引き受けた。金銀のためではない、以蔵ははっきり言いきることができる。正義のためである。 なぜならば、土佐藩の同志から、武市とならんで尊崇されている坂本のいうことではないか。理に、誤りがあるはずがなかった。 以蔵は、常に、たれかに「思考力」をあずけていた。武市にあずけ、坂本にあずけた。そこに矛盾を感じなかった。なぜならば以蔵のみるところ、どちらも、 えらいひと だったからである。もっとも以蔵と坂本とは同年で、長幼の上下はない。それだけに以蔵は坂本のほうにむしろ敬愛を感じ、武市のほうに畏怖を感じていた。 ただ、坂本は幕臣である勝の用心棒になれ、という。幕臣、という点で、以蔵は、なんとなく、 (先生には言えないな) という感じだけはもっていた。だからこの一件はだまっていたのである。 (P140,141) 「岡田君、きみは」 と、勝はいった。 「人を殺すことを嗜むようだが、やめたほうがいい」 以蔵は、これにはおどろいた。自分が仕える飼いぬしたちは、なぜそろいもそろって意外なことばかりいうのか。以蔵は、不満であった。 「勝先生、しかしあのとき拙者が敵を斬らねば先生はいまここで歩いてはいらっしゃいませぬ」 ——それもそうだ、と思っておれも一言もなかったよ、 と勝は後年、語っている。 武市にすれば、要するに以蔵には主義も節操もない。きのうは攘夷のために人を斬り、きょうは開国のために人を斬る。狂人としか思いようがない。 (わしがこの男に剣を教えたのが、誤りであった) (P142)
0投稿日: 2022.02.03
powered by ブクログ岡田以蔵目当てで読みましたが短編集でした。大村益次郎と人斬り以蔵の話は面白かったのですが、それ以外の話は読めませんでした。
0投稿日: 2021.11.11
powered by ブクログいろいろな時代のいろいろな人に焦点を当てていて、おもしろい。その人となりが、鮮明に思い浮かぶ。 他の司馬遼太郎作品も読んでみようと思う。
0投稿日: 2021.10.14
powered by ブクログ岡田以蔵と武市半平太の悲しい関係。お互いが尊敬を欠かさなければ歴史上でも傑出したバディになり得たのではと思ってしまいますね。
0投稿日: 2021.09.29
powered by ブクログ時代の変革期に生きた人物像を探った司馬遼太郎氏の全8篇の短編集。土佐の足軽から殺し屋となった岡田以蔵を追った表題作、日本陸軍建軍の祖と言われた大村益次郎の『鬼謀の人』、『美濃浪人』は、井上聞多(薫)の命を救った所郁太郎を、『大夫殿坂』は、兄の仇討のため津山藩を脱藩し、新鮮組伍長(浄野彦蔵)を討った井沢斧八郎を、大坂夏の陣で豊臣秀頼陣下の五将として采配をとり、勇猛果敢に討死した後藤又兵衛の『売ろう物語』など、歴史の裏舞台を追体験できる逸品揃い。
6投稿日: 2021.09.11
powered by ブクログ短編集。大村益次郎、岡田以蔵、古田織部正、塙団右衛門、後藤又兵衛など。 司馬遼太郎は、書くときに、その人間の顔だとか、その人間の立っている場所だとか、そういうものが目の前に浮かんで来ないと、なかなか書けない、との事。なるほど、短編でありながらも、他の歴史物と違い、人物が目の前に現れてくるようではある。 歴史物と言いながらも、その登場人物の人間臭さなど、さすがに秀逸である。
0投稿日: 2021.08.19
powered by ブクログ江戸時代付近は名前とその人がどんなことをしたのかというフワッとした知識しかありませんでした。この本を通じて内面や詳しい動きなど知ることができました。
3投稿日: 2021.08.02
powered by ブクログ司馬遼太郎先生の短編集。 ウチの近くに『大村益次郎終焉の地』の石碑があり、感慨深い。 幕末から明治初期、たくさんの、無念を抱えて亡くなった人たち。 今更ながら、偲んだ。
0投稿日: 2021.06.28
powered by ブクログ鬼謀の人: 読了 人斬り以蔵: 21/5/23読了 割って、城を: 読了 おお、大砲: 読了 言い触らし団右衛門: 25/1/31読了 大夫殿坂: 25/11/28読了 美濃浪人: 25/11/28読了 売ろう物語: 25/11/29読了 歴史の本流から少し外れた人たちの物語? 司馬遼太郎が小説を書くため集めた、膨大な資料から見えたそうした人たちを取り上げたのだろうか?
0投稿日: 2021.05.23
powered by ブクログ1番面白かったのは長州藩の岡田以蔵でしたね。 司馬遼太郎さんの表現の仕方が独特でついていくのにかなり時間がかかりましたが、理解してみると面白い本ですね。
1投稿日: 2021.01.28
powered by ブクログ2020/8/17読了。 歴史上の偉人やその周辺の人々を生き生きと描いており、教科書で学んだ人は確かに生きていたんだなあというリアリティを感じた。 人がどう生きたかを淡々と書いているだけのようにも読めるが、我々とは違う時代を生きた軌跡というのはそれだけで面白い。 それだけで、と書くと司馬遼太郎氏の功績を認めていないようになってしまったが、そこは当然に認めている。 軽妙な語り口や焦点を当てる人選のセンスなど、挙げたらきりがない。 短編というのが惜しいと思うほどどれも面白かった。
9投稿日: 2020.08.17
powered by ブクログどれも時代の変革期を舞台にしたもので、人の数奇なる運命に儚さを感じた。これらの主人公の多くは、時代に翻弄され穏やかな死に目ではなかった。それを善とするか否かは個人の価値観であるが、少なくともこの泰平の世(多分そうであると願っている)に生きる自分からすると、見ていられないと思ってしまった。己の命よりも大事なものがあるものかと。 鬼謀の人が一番興味深く、売ろう物語は数年前の大河ドラマをふと懐かしく思い、人斬り以蔵は読んでいて辛くなった。割って、城をは少し星新一、オーヘンリー的要素があり、読みやすかった。
0投稿日: 2020.04.14
powered by ブクログ10/5/2 久垣啓一 最近読んだ本。 NHKの「龍馬伝」が面白いので、龍馬周辺の登場人物の本を読んでいる。 * 「人斬り以蔵」(司馬遼太郎) * 「武市半平太伝」(松岡司) その他、面白かった本。 * 「電子書籍の衝撃」(佐々木俊尚)−−本はいかに崩壊し、いかに復活するか? * 「ライフログのすすめ」(ゴードン・ベル)−−人生の「すべて」をデジタルに記録する!
0投稿日: 2019.05.31
powered by ブクログ表題作の他、大村益次郎さんなど歴史上の人物を題材にした短編が合わせて8篇収められていました。 特に人物の妙を感じたのが古田織部さんを扱った『割って、城を』でした。 織部焼が好きってのもあるんだけど、そこらへんに転がっているたいしたことのない茶碗を織部さんが己の手に納めて「たいしたもの」と言うことで価値を造りだし、しかもわざと割って金でつなぎ自分の作品としちゃう傲慢さを若いお兄ちゃんが否定するシーンが印象的でした。
3投稿日: 2019.05.30
powered by ブクログ亡くなった祖父の部屋から頂いてきた。 元々幕末の龍馬を取り囲む人たちが好きなので、以蔵の話を目当てに読み始めたら、あれっ以蔵が出てこない。大村益次郎?と、そこで初めて短編集ということに気づく。 有名どころやそうでない人たちが幕末や戦国時代を生き抜いた短編集。 司馬遼太郎の小説は、登場人物が実在するにしろしないにしろ、 そこに生きていたんだと圧倒的に感じるところが面白い。 一番刺さった話は美濃浪人。 井上聞多は知っていたがこの人の生涯のことは全く知らなかった。 井上聞多が幕末を生き、明治に活躍することができた理由の一つの話だが、井上聞多側ではなく命を救った側の話だから面白い。 私たちが教科書で学ぶ所謂有名な歴史上の人物たちは、世間的には名もなき人物たちとの交流の上で歴史上の人物たる人になっているのかと思うと感慨深いものがあった。 これだから歴史は面白い。
7投稿日: 2019.05.10
powered by ブクログ解説:尾崎秀樹 鬼謀の人◆人斬り以蔵◆割って、城を◆おお、大砲◆言い触らし団右衛門◆大夫殿坂◆美濃浪人◆売ろう物語
1投稿日: 2019.03.11
powered by ブクログ上梓されて50余年を過ぎているが、どの年齢において読んでも司馬作品には普遍的な魅力がある。著者が若きころの作品は、後の作品と比して当然に語り口も違うし、艶噺もしきりながら、それがむしろ新しさを思わせたりする。実像との合致のほどは知れないが、大村益次郎の朴念仁ぶりが人物像を一層引き立て、その功績が心に刻まれる。そのほか、近世、近代史のなかで亜流にあった人たちも、作中にどんどん登用され、人知れず時代を動かしてみせる痛快さに酔う。
3投稿日: 2018.10.14
powered by ブクログ大村益次郎、岡田以蔵、吉田織部。 三つ目までしか読んでません。 他のもちょっと読んだけど、 あまり興味を惹かれなかったので、、、。 ただ、大村益次郎の事を知れたのは、 かなりの収穫だった!! 今後、大村益次郎についても勉強していきたいと思いました。
1投稿日: 2018.07.31
powered by ブクログあなたのために私は道化役になる 幕末の混乱の中で、劣等感から命ぜられるままに人を斬る男の激情と苦悩を描く表題作ほか変革期に生きた人間像に焦点をあてた8編。 自己流の暗殺剣法を編み出し、盲目的な殺し屋として幕末の世を震えあがらせた岡田以蔵の数奇な生涯を追跡する表題作。日本陸軍建軍の祖といわれる大村益次郎の半生を綴った『鬼謀の人』ほか、『割って、城を』『おお、大砲』『言い触らし団右衛門』『売ろう物語』など。時代の変革期に生きた人間の内面を鋭く抉り、長編とはまた異なる味わいの、人間理解の冴えを見せる好短編、全8編。
4投稿日: 2018.07.28
powered by ブクログ司馬遼太郎さんの短編集。 幕末や戦国時代のお話。 * 司馬遼太郎さんのお話は出だしから、がっつり読者の心を掴むよね。 引き込み方がすごい。 * 表題作の「人斬り以蔵」も面白かったけど、最初の「鬼謀の人」が面白かった。 あと最後の「売ろう物語」。
1投稿日: 2018.07.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
医者であり、軍師でもあった村田増六(大村益次郎) 暗殺者、岡田以蔵 銘品なる茶碗を割る、織部正 徳川3百年のむなしさをブリキトース砲で見出す中書新次郎 長明寺の住持観海によるインパクトある命名に恥じない活躍をした豪傑、塙団右衛門 兄の仇を追い新選組の志士と会い打つ、井沢斧八郎 井上門多の恩人である隠れ志士、所郁太郎 後藤又兵衛の幼馴染である商人、後藤柿又兵衛 短編ながら歴史上の人物やそれに深くかかわる人物をまとめる短編集で、とても読み応えがあるし文書にも工夫がみられる。斧八郎については初めは時代を伏せて展開していくところが妙です。 作者の作品で多く出てくる人々であり、読んで相乗効果的な楽しみがあります。短編故の気安さもあり、司馬作品を知らない人にもおすすめです。
1投稿日: 2018.06.05
powered by ブクログ司馬遼太郎の、坂の上雲などに興味があるがなかなか長編は大変ということでまずは短編を読んでみた。 上士、郷士、足軽の歴然とした身分制度(文化とは恐ろしい)にビックリした。 また、以蔵の武市に対する愛憎が印象に残った。 良いとか悪いとかではなく何かモヤモヤしたものが残っている。
1投稿日: 2018.03.27
powered by ブクログ短篇集。 以蔵や、大村益次郎、壇団衛門などの、あまりなの知られていない人たちの話。 司馬遼太郎の本は読みにくいのに、しばらくすると買ってしまう不思議
0投稿日: 2016.02.13
powered by ブクログ2015/9/30 司馬遼太郎さんの、四冊目です。 初めての短編。 司馬さんは、その人の小説を書こうとするときに、 きちんとその人の事を知って、肉体を持たせ、 その人を愛して、そしてはじめて書くのだと思う。 そうでなければ、あんな小説は書けないと思う。 と、いう事を、 山手線大崎駅の本屋前でふと思いました(笑) 個人的には、 『人斬り以蔵』がすきです。 愚かさと、愛しさ、哀しさ。 『鬼謀の人』 大村益次郎の姿がとても魅力的に描かれていて、相変わらず司馬さんの手腕にため息。 『おお、大砲』
0投稿日: 2015.09.30
powered by ブクログ司馬遼太郎の短編集。彼の著作ではやはり幕末物が迫力あるが、江戸初期の男たちの生き様を浮き彫りにした本書もまた面白かった。 司馬の作品の魅力は独特のテンポ感だと思う。本を読んでいるだけで、その時代に自分もいるような感覚になり、出来事に巻き込まれるのではという高揚感がみなぎってくる。 タイトルの人斬り以蔵は、竜馬がゆくにも出てくる人物で、脇役の彼にスポットライトが当たる。他には茶器を題材にした章が特に興味深かった。あまり興奮がない話もあったが、総じて幸福と(身分制度などによる)やるせなさが混ざり合っており、読後しみじみとする。司馬の長編を手に取る気になれない人にもおすすめである。
0投稿日: 2015.08.06
powered by ブクログ司馬遼太郎の短編集。比較的無名の人物も取り上げており、様々な運命の流転が面白い。どの作品も最初の一ページ目で惹きつける。
0投稿日: 2015.05.10
powered by ブクログ「竜馬がゆく」での岡田以蔵の存在感が印象に残り、以蔵目当てに手に取りましたが読めば全作おもしろかったです。 表題作においては限られた文章のなかで、師武市半平太への恭敬が憎悪に変わっていく以蔵の感情の描写はさすが司馬先生でした! 戦国から幕末の動乱を駆け抜けた志士達が題材の8編成短編集です。
0投稿日: 2015.04.20
powered by ブクログ表題の「人斬り以蔵」こと、岡田以蔵を見出だした土佐勤王党の武市半平太、目当てで本書を選んだ。 中短編、八編 収録。 そのなかでも、「お お、大砲」と「美濃浪人」が良かった。 「お お、大砲」の中書新次郎と平山玄覚房との"奇縁さ"には、ほくそ笑んでしまう。 両者とも縁があってもその後は、それっきりの付き合いで、思い出の中で思い返す程度に留めているのが、却って清々しい気分にさせてくれる。 「美濃浪人」の井上聞多(井上馨)と所郁太郎も、奇妙な縁がある。 医者の郁太郎は、二度も聞多の瀕死を救ったのだ。 この美濃出身の志士、所郁太郎は無名であり、経歴、正体不明の人物である。 そんな人物を拾い上げて物語にしてしまう、シバリョウさんは凄い! 有名無名、架空の歴史上の人物の入り乱れを存分に楽しめた。
6投稿日: 2015.02.15
powered by ブクログ代表作に複数の長編小説を持つ作家の、短編小説が見逃してはいけない面白さである事例が存在する良い見本かもしれない。 さらにこの人の場合、土方歳三や石田三成ら実在の人物に独自の歴史観を塗した人物像を加味することを得意としているが、フィクションの人物を主人公とした話の方が面白いかもしれない…。 本作収録の「おお、大砲」は武士という価値観を若者の成長と共にユーモラスに描き、「言い触らし団衛門」は登場人物に好感が持てる良い意味で力が抜ける物語なので、特にお気に入り。
0投稿日: 2015.01.23
powered by ブクログ以蔵の短い短編の中に詰まった愛憎が凄まじい。呂布を思わせるような、力を持った破格の獣。主人の武市のまた倒錯も相まって、あまりに綺麗に悲劇に向かう物語。叙事詩として、どこまで創作なんでしょ。
0投稿日: 2015.01.05
powered by ブクログ今まで読んできた司馬遼太郎の短編集で1番面白かった。 これまで司馬遼太郎の小説に出てきた人物も登場し、あーあの時のあの人ね!という歯車が噛み合っていくような感を覚えた。 是非ともオススメしたい本である。
0投稿日: 2014.12.09
powered by ブクログ戦国時代辺りから明治くらいまでに生きていた様々な人物が取り上げられている。その主人公たちはその時期に主に活躍した有名な人ではなく、名前だけ知ってる人とか、名前すら知らなかった人とかなので、この時代に裏でこんなことがあってたのか!という、発見があって面白かった。 情景が想像しやすく書かれているので、映像を思い浮かべながらサクサク読めた。 『美濃浪人』の中で出てきた句が印象に残ったのでメモ↓ おのこやも むなしからるべきよろずよに 語りつぐべき名はたてずして (山上憶良の句ですが…)
0投稿日: 2014.02.06
powered by ブクログ表題作の人斬り以蔵とても面白かった. 最後の牢での場面も良かったが、以蔵が自己流でがむしゃらに剣を磨き、武市と道場で出会うシーンが強く印象に残った. 粗野だが、純粋な以蔵がどうでき上がっていったのかを感じられた. 大村益次郎も、大村の変わった人柄と軍師の才能が感じられて面白かったー!
0投稿日: 2014.01.22
powered by ブクログ歴史を探求する中で、準主役級の人物や些細な事件に興味を抱き、キャラクターを膨らませ空想を重ねる著者司馬遼太郎に敬服した。 幕末あるいは安土桃山時代の乱世に歴史書に出るか出ないか程度の人物を主人公とした短編集だが、いずれの作品も、時代を憂い己の居場所を求める主人公が生き生きと躍動的にそれでいて少し滑稽に書かれている。 収録作と主役 「鬼謀の人」 大村益次郎 「人斬り以蔵」 岡田以蔵 「割って、城を」 古田織部(主人公:善十) 「おお、大砲」 ブリキトース砲(主人公:笠塚新次郎) 「言い触らし団右衛門」 塙団右衛門 「大夫殿坂」 井沢斧八郎 「美濃浪人」 所郁太郎 「売ろう物語」 後藤又兵衛(商人後藤又兵衛) (善十、笠塚新次郎、井沢斧八郎、商人後藤又兵衛は架空の人物?)
0投稿日: 2014.01.20
powered by ブクログ幕末ものばかりの短編集かと思ったら、戦国末期のものもあって色々楽しめるオムニバスな感じだった。 大村益次郎の話なんかは、今年の大河と絡めて注目されている軍師ものとして読み応えがあった。
0投稿日: 2014.01.03
powered by ブクログ歴史小説を書かせれば並ぶ者がいないのに、武術を話の中心にすると意外に迫力がない。司馬の小説はきったはったではなく、歴史観を読者に伝えたいのだ。 九州大学:たけ
0投稿日: 2013.11.18
powered by ブクログ歴史書の素っ気ない文章の中でしか知らなかった(或いはまったく知らない)彼ら。 司馬遼太郎の筆によって、骨格が組み上げられ、隆々と肉付けがされ、血が全身を駆け巡り、生き生きと動きだす。 戦国時代の終焉、幕末の激動期。 それぞれの時代、それぞれの人生を確かに彼らは生きていました。 輝かしく、無様で、滑稽に。 歴史を体験できます。
0投稿日: 2013.10.12
powered by ブクログ司馬遼太郎の短編集。 鬼謀の人・・・大村益次郎・桂小五郎 人斬り以蔵・・・岡田以蔵・武市半平太 おお、大砲・・・和州高取植村藩のブリキトース・天誅組 中書新次郎・平山玄覚房 言いふらし団右衛門・・・塙団右衛門 大夫殿坂・・・井沢斧八郎・新撰組 美濃浪人・・・所郁太郎・桂小五郎・井上聞多 売ろう物語・・・後藤又兵衛
0投稿日: 2013.07.27
powered by ブクログ短編8作。 短編であることを忘れ没頭する。 真剣であるがゆえにおかしみを覚えたり、その生き様に心震えたり。 もっと知りたい、と渇望する。
0投稿日: 2013.06.05
powered by ブクログ表題作品を目当てに購入。短いながらも以蔵の人生と武市との関わりがぎゅっと濃縮されていた。最後の牢獄のシーンなど目の前にそのシーンがまざまざと展開されるよう。他の短編も面白く読んだ。もっと読みたい。
0投稿日: 2013.01.31
powered by ブクログ同書に収録されている他の短編にはあまり関心はありませんでしたが、人斬り以蔵のある種の迫力には驚いた記憶があります。何年も前に読んだものなので、また改めて読みたいと思います。
2投稿日: 2012.10.27
powered by ブクログ幕末の伝説の人斬り、岡田以蔵のイメージがでかすぎたのが悪かったのかもしれないが、自分には合わなかった。というか司馬遼太郎の本が自分には合わないのかもしれない。もう読むことはないだろう。
0投稿日: 2012.10.21
powered by ブクログ司馬遼太郎は本当に天才だ。 ひとりひとりの人生を、非常に生々しく描いていて、その世界観に引き込まれる。多分にフィクションというか、想像が混じっているんだろうけども、実在の人物とその史実を壊さずにこれだけ人物像を描けるのは、相当調べた上でのことなんだと思う。 しかし歴史物をみてよく思うのは、やっぱり歴史の激動時に多くの魅力的な人物が生まれてるんだなということ。戦国時代と、明治維新ごろが多いよね。明治維新なんかはたった150年ほど前だということは改めて考えると非常に面白い。「おお、大砲」の最後の新次郎の「侍のころは、ばかばかしいことが多かったな」なんてセリフは、本当に明治初期はこんなこと言ってたんだろうなーと思いを馳せることができる。 司馬遼太郎作品はさらに現代でも非常に読みやすいのがすばらしいよね。
2投稿日: 2012.09.29
powered by ブクログ2012年8月22日読了。幕末に土佐勤皇党の武市半平太の下で暗殺者として名を馳せた岡田以蔵の屈折を描く表題作ほか、時代に乗り遅れたりチャンスを生かせなかったり(逆に生かしすぎたり)する、どこか滑稽な武士たちを描く短編集。あとがきにもあるが、小説の舞台からかどことなく漂う「大坂っぽさ」、計算高いのに妙に涙もろく人間くさくて憎めない登場人物たちの雰囲気がこの短編集の味だろうか。NHKドラマ「龍馬伝」で土佐勤皇党のパートは随分じっくり描かれていただけに、表題作もなかなか興味深く読めた。
2投稿日: 2012.08.23
powered by ブクログ最初から、ああ司馬遼太郎の言葉のリズムだって、うれしくなりました。 偉人でなく巷人の姿が生き生きと伝わってくる。尾崎秀樹さんの解説がこの小説の面白さそものもすべてを言い尽くしています。 短編の「割って、城を」が一番好きです。太閤秀吉の茶坊主だった吉田織部正と、そこに取り立てられたかつて「天下一の物仕」とまで呼ばれた武士の善十郎。茶器に自分の解釈をいれ価値を高め、さらには完成した形の碗を割りそれを修復させることで、さらに自分の世界を作っていく吉田と、あくまでも武士としての美学を秘めて吉田に成り代わって切腹する善十郎。 二人の美学の違い、周囲からは理解しがたい各々の美学をまっとうした妙。ドキドキしました。
2投稿日: 2012.07.01
powered by ブクログどれも濡れ場がかっこいい。織部正の城の短編が良かった。短さゆえにエッヂが効いてて、人間臭さがむわっと臭う。
1投稿日: 2012.04.26
powered by ブクログ短編8作が収録されている。 標題となっていろ「以蔵」は、身分制度による抑圧が生んだ悲しいまでの人物像を生き生きと描いている。 他の作品も、江戸から明治維新にかけて、歴史上高名とまではいかなくても人づてに語られることの多い、個性豊かな人物を記している。 特に、大村益次郎は、面白い。
0投稿日: 2012.04.09
powered by ブクログ幕末物だと思って軽い気持ちでよんでみたが、人間が人間として扱われない人権について考えさせられる物だった。 この小説はあくまでも小説フィクションだから、100%真実ではないが、少なからず、このような事、以蔵の立場に居た人は大勢居たのだろうと思うと、言葉が出てこない。 福沢諭吉が、学問のすすめで、天は人の下に人をつくらず人の上に人を作らずと明言させたのは、人の下に作られた人を目の当たりにしてきたからなのだろうと、リンクした。
0投稿日: 2012.03.09
powered by ブクログ*鬼謀の人 「そんなに上手く作戦って進むモノ?キャラ作り過ぎじゃない?」と思った。西洋の戦術を知らない人ばかりを相手にしてたら余裕だったのかな。 *人斬り以蔵 見ててイラーッとして虐めたくなる人はいるけど、武市は人の上に立つ人なんだから、そこら辺はコントロールすべきだったと思う。 *割って、城を 最後の半ページの大ドンデン返し。武士はこんな切腹でも名誉なの?あと、わざと自分で茶碗を割って金継ぎするのは、新品ジーンズをダメージジーンズにするようで好きくない。 *おお、大砲 変なプライドにこだわらずに、柔軟に器用に生きてる方が好感が持てる。 *言い触らし団右衛門 豪快そうに見えて、昔の上司のコトをいつまでも意識してたりする。 *大夫殿坂 様々な陰謀が渦巻いているのか、それとも主人公の気がふれたのか、ドキドキしながら読み進めると、オチは変態プレイのオシッコが原因という…。 *美濃浪人 普通に暮らしとけばエエのに、時代の空気に酔った主人公が不憫。星巌老人の言う通りになってしまった。 *売ろう物語 商人から見れば阿呆に見える武士の生き様かもしれないけど、なまず本人は乞食にまで落ちぶれても卑屈にならず幸せそう。
0投稿日: 2012.02.18
powered by ブクログたまたま、妻の所有してた唯一の司馬遼太郎の1冊。 幕末・戦国時代末期の無名な人物の短編集。 無名とはいえ、当然有名な人物への歴史の関与する人選は、歴史小説家として、最高の実力者故。 やはり、短編は、凝縮されていいのであるが、やはり司馬遼太郎の良さは、長編かな。
1投稿日: 2012.01.23
powered by ブクログ岡田以蔵含め8人の短編集。 各物語のサイドストーリー的な感じです。面白いのですが、話がぽんぽん飛ぶのでちょっとついていけず。。。 やはり、司馬遼太郎は長編の方がいいですね。
0投稿日: 2011.10.11
powered by ブクログ短編小説がたくさんある方が読みやすくて好きです。 人斬り以蔵と言いふらし団右衛門が好きでした。
0投稿日: 2011.10.11
powered by ブクログ不器用な漢が、乱世に振り回されて自分の居場所を求めさまよう。 司馬氏が彼に暖かく書き下ろしてくれた
0投稿日: 2011.09.30
powered by ブクログ短編集 以蔵や大村益次郎、古田織部などが主役で司馬節が面白かった。 「大夫殿坂」での舞台の南御堂は通勤で毎日通るので、昔のことを思って楽しかった。
0投稿日: 2011.05.18
powered by ブクログ2011.5.18(水)¥178。 2011.5.22(日)。 昭和36年(1961)から41年(1966)[司馬37歳~43歳当時]にかけて小説誌に発表された8編を収録した短編集。 鬼謀の人(1964.2)大村益次郎。人斬り以蔵(1964.4)岡田以蔵。割って、城を(1963)古田織部正。おお、大砲(1961.4)中書新次郎。言い触らし団右衛門(1961.7)塙団右衛門。太夫殿坂(1962.4)井沢斧八郎。美濃浪人(1966.10)所郁太郎。売ろう物語(1961.7)後藤又兵衛。 メモ:岡田 以蔵[おかだ いぞう、天保9年1月20日(1838.2.14)- 慶応元年5月11日(1865.6.4)]江戸時代末期の土佐藩郷士。諱は宜振(よしふる)。wiki http://goo.gl/YUHf8
0投稿日: 2011.05.18
powered by ブクログ武市の番犬として、剣により天誅を下すことに自分の存在意義を見つけ出す。 無学である自分の思考を心酔している武市に預けてしまうが、武市にとっての以蔵は思想・理想無き人切りでしかない。
0投稿日: 2011.03.28
powered by ブクログ江戸前期、幕末、明治等の各時代を生きた人物の短編集 時代の移り変わりや大きな合戦、身分制度や学問で各々の人物が苦悩したり、立身したりと、面白かった 教科書に載るような大人物ではなく(益次郎は除く)、なかなかスポットに当たらない人物を扱うことで、より各時代の特色が伝わってきた サクサクと読めるからオススメ
0投稿日: 2011.03.27
powered by ブクログ司馬氏の短編集である。それぞれごとに感想を述べたい。 「鬼謀の人」 日本陸軍建軍の祖と言われる、長州藩出身の大村益次郎を描く。頑固な奇才というキャラクターであり、短編では物足りない気がしたので、「花神」にてじっくり読もう。 「人斬り以蔵」 岡田以蔵は坂本龍馬の同郷(土佐)であり、前々から龍馬つながりで読みたいと思っていた。昨年の大河ドラマ「龍馬伝」との明確な違いは武市半平太との関係。龍馬伝では武市をぞっこんに惚れているが、本書はそうではない。時に憎悪の目を向け、最後は武市始め土佐勤王党の所業を洗いざらいぶちまける。 「割って、城を」 茶人大名である古田織部正を、仕官した善十(鎌田刑部左衛門)の視点から描く。それ程興味は湧かず。 「おお、大砲」 和州高取の植村藩にて砲術方の家を継いだ中書新次郎の、大砲をめぐる群像劇である。旧友の平山玄覚房と明治時代に再会し、天誅組の変にて対峙した時の思い出を語り合うシーンは小説らしく楽しめた。 「言い触らし団右衛門」 塙団右衛門が仕官のため自身の名をPRして回る姿が滑稽である。 「太夫殿坂」 作州津山藩士:井沢斧八郎が、実兄殺しの真相を解明してゆくさまが描かれる。辿り着いた先は何と新撰組。当初は「一団」とぼかされているが、「一団は京からやってきて」「力士の斬り捨て」などの記述からだんだんと「これ、新撰組じゃないか…?」と想像させてくれる。司馬氏の遊び心だろう。まぁ下手人の浄野彦蔵なる隊士は知らなかったが。 「美濃浪人」 美濃出身の医師:所郁太郎が、幕末において何事かを成し遂げようと奮闘する。故郷の町医者に収まることを嫌いながら。結局、井上馨を二度治療したという実績しか残っていないが、幕末のこうしたマイナーどころにスポットを当てるのも興味深いものだ。 それにしても、私は美濃地方出身だが、「美濃の系図倒れ」なる言葉を初めて聞いた。 「売ろう物語」 元主君:黒田長政に嫌われた後藤又兵衛が、仕官を求めて諸国行脚。これを幼馴染である後藤又兵衛と同姓同名の商人の視点で描く。 意図してのものかは不明だが、本書は仕官関係のネタが多い。現在に置き換えれば、就職活動体験記といったところか。普段は長編小説を読むことが多いが、たまには短編もいいものだ。
0投稿日: 2011.03.20
powered by ブクログ短編集。 以蔵は、大河の龍馬伝と描かれ方が全く違って面白かった。 あと、大村益次郎の話もよかった。 他はあんまり。
0投稿日: 2011.03.05
powered by ブクログ表題作と、村田蔵六(大村益次郎)の話がおもしろい。 岡田以蔵の、我流で剣を磨く描写が、俺も頑張れ!て思った。木刀を自分でつくって四六時中振りまくってたらしい。実はこの刀の素振りが大事らしんだけど、昔の道場は人を集めるためにいきなり実戦に入る傾向にあったから、これがこうをそうしたらしい。西郷と武市のリーダーの差はユーモアの有無だそう。なるほど。 村田蔵六は、幕末、幕府軍をバッタバッタ倒した長州の天才的な策略家。医家の出身で、語学に明るく、たくさんの翻訳を担う中で、海外の戦の方法を理解し、それを日本の現状に置き換え、わかりやすく知らせた。刀を使える奴が威張る時代は終わったと、戦にも和服で赴いたりしてた。 色んな知識に溢れる万能人でありながら、それを活かし、軍事論においては間違いなく当時トップ。自分の理想として設定すべき人のひとりだと思う。
0投稿日: 2011.01.20
powered by ブクログタイトルに釣られてw でも個人的には【割って、城を】が一番面白かったです なんというか、すっきりとまとまってる感じがw 個人的に言わせてもらうと、この人の短編はあまり好きではないかもしれない…; 背景がしっかりあるだけに、やっとこの世界になじんできたところでハイ次!みたいな…
0投稿日: 2011.01.06
powered by ブクログ・11/23 読了.これもようやくということで、1ヶ月以上もかかった.集中して読んでないから仕方がないけど.以蔵以外は比較的マイナーな人達の話しだけど、どこまで事実なんだろうか.
0投稿日: 2010.11.23
powered by ブクログ大河の影響で以蔵という人物に興味を持ったので、伯父に借りて読みました。 狂おしいほどに「必要とされたい」「認められたい」切実な感情が伝わって、感情移入をし過ぎて武市先生を憎んでしまいそうになりました…。 「最後まであなたのご都合で利用し、支配なさりたいおつもりですか」胸に辛く響いたセリフ。 大河ドラマでは最後まで美しい師弟愛を描いていたけど…個人的には司馬先生の小説の方が自分のイメージに近い気がします。 人間、「考えること」まで他人に預けてはいけない…。改めてそう考えさせられました。 長州のことは不勉強なので、大村益次郎に関する短編は非常に興味深くて強く印象に残りました。 その他の短編もすごく面白くて夢中になった1冊!改めて自分用に買っちゃおうかな。
0投稿日: 2010.10.31
powered by ブクログ幕末に然程の興味も執着もなかったが、こうやって端々に居た人々の話を知るのは面白い。 どんな人物も描くに値するわけではないと思う。 司馬遼太郎が書こうとしたという時点で、埋もれてはいたにせよそれなりに何か特筆する事があったんだろう。
0投稿日: 2010.10.25
powered by ブクログ大砲の話が好き。 数奇な運命って、特別なことの様で身の周りに沢山起こってるのかもしれない。 気づいてないだけで。
0投稿日: 2010.10.18
powered by ブクログとても面白い短編ばかり。 大村益次郎、岡田以蔵、後藤又兵衛などなど。 なかでも高取城の話はとても印象的。 大砲によって、子孫を繁栄させるなんて、おとぎ話のようだ。
0投稿日: 2010.10.03
powered by ブクログ*ブログ感想あり* http://blog.livedoor.jp/marine0312/archives/51389608.html#comments
0投稿日: 2010.10.01
powered by ブクログ久々に「鬼謀の人」大村益次郎の話を読みました。若年時には才能を持ちながら身分が低く異様な外見のために冷遇されていたにも関わらず、大器晩成で何かを成せるという生き方に憧れます。
0投稿日: 2010.09.19
powered by ブクログ大河「龍馬伝」の以蔵を想って読むのはオススメしません。 武市半平太のイメージもかなり違います。 でも、こちらの小説の方が大河よりリアルな感じがします。
1投稿日: 2010.07.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
足軽という身分に生まれ、劣等感を抱き続けてきた以蔵の姿がある。 「不幸な男がうまれた」というのは冒頭の一語である。身分制からくる劣等感が以蔵を人斬りの道へと走らせた。が、以蔵は、己を「人斬り」に仕立てあげた師にすら卑下され、また利用されていたのだ。そこにいわば以蔵の「不幸」あるいは「悲劇」があったと言えよう。最後まで足軽として無下に扱われ続けた以蔵は、劣等感から強い怒りを抱く。その怒りこそが、以蔵という一人の人間の、心からの痛切な叫びでもあっただろう。 本作品には、現在に渡って広く認識されている基本的な以蔵像、武市との関係が描かれている。実在した人間の人物像を、国民的歴史小説家が作り出したことを証明する作品でもあるのではないか。
1投稿日: 2010.07.14
powered by ブクログ著者の作品は初めてですが、すごく読みやすかったです。 あまり良く知らなかった人物が主人公になった短編ですが、周囲の人物、出来事が有名なので、興味深く読めました。 歴史の勉強にもなりました。
0投稿日: 2010.07.06
powered by ブクログ幕末の殺し屋、岡田以蔵や、茶人の古田織部、陸軍の開祖・大村益次郎などを描いた短編集。 大河ドラマ『龍馬伝』で描かれてる以蔵がどんな人物なのか興味があって読み始めた。哀しい人だね。考えることは武市に任せて、自分は人を斬ることで価値を認めてもらいたいと思っていただけ。
0投稿日: 2010.06.22
powered by ブクログ司馬遼太郎さんは神田の古本屋で幕末についての本をトラック一台分買って、すべて読んだそうです。初の司馬さんの本。登場人物が生き生きしています。
0投稿日: 2010.06.11
powered by ブクログ私は兎にも角にも司馬遼太郎が大嫌いです。 どうも、志と主人公たちや登場人物の睦まじく気持ち悪い脚色が 真実と思えない また坂本龍馬や明治政府の現代での正当性を決定的に位置づけた 政治家のほとんどが明治維新を美化している それは歴史の事実ではない そんな司馬の作品の中で一話の短編だけ傑作だと思いました。 岡田伊蔵 司馬が各主人公の中で唯一 寂しい死に方を遂げた 世に捨てられ 、武市半平太には疎まれ 寂しいほどに裏切りの世界を味わった 悲しい男の生涯。また、司馬の小説の中にはあまり見られない残虐な描写も描かれている多田帯刀暗殺のシーンがのちの以蔵のキャラクターを作り上げていると思います。 いずれにしても土佐勤皇党も坂本龍馬も長州も薩摩も嫌いなのです だから 此の本が大好きです。
0投稿日: 2010.06.08
powered by ブクログ表題作と合わせて計8偏収録。 表題作は、後味が悪い。 利用するだけしてその扱いは無かろう?と言いたくなる。 乱世に生きた虚しい一生。
0投稿日: 2010.05.30
powered by ブクログ幕末の二大人斬りのうちの一人岡田以蔵の話 こやつは百姓の出だが、腕一本でのし上がった漢 さらに坂本竜馬の幼友達で、彼の主人である武市半平太もまた竜馬の朋友 歴史に詳しい方には結構面白いかと そのほか大村益次郎の話など含む短編集です
0投稿日: 2010.05.06
powered by ブクログ司馬遼太郎作品を読む度に、先生のすごさを感じます。 華のあるのは確かに大村益次郎と岡田以蔵の話やけど、無名の人々の話でもこんなに面白い。
0投稿日: 2010.04.28
powered by ブクログ時代の影を引き受けた異能の人、他七編。 京都には武市瑞山寓居跡、土佐には武市瑞山(半平太)銅像。土佐勤王党の武市半平太は郷土の英雄だ。坂本龍馬の遠縁でもあるし、長州の吉田松陰の門下生が明治政府樹立に貢献したように、土佐では武市瑞山の門下生が、と称揚されている。 多分に情けが入っているように思う。吉田松陰が思想的基盤になり、高杉晋作が武力を束ね、桂小五郎と大村益次郎が仕上げた長州と比べ、武市も坂本も中岡慎太郎、吉村寅太郎も夭折し、土佐藩で幕末を生き残ったのは、彼らと藩内の覇権を競った、山内容堂、後藤象二郎、乾退助だったからだ。長州藩と面識があった武市について、取り繕ったのではないだろうか。 対する岡田以蔵であるが、作者は以蔵を武市半平太の作品であったとする。江戸に留学する際もその後も武市は以蔵を連れて行っている。愚鈍と評価しながら、蔑みながら藩からの許可をわざわざ取ってまで連れて行き剣を磨かせたのだ。打算があったとしても、まだ過激な行動に出る前の頃に、わざわざ一緒に江戸に行くのは、合理よりは情愛ではなかったか。恐らく人斬り前には部下もしくは飼い犬を可愛がるような気持ちがあったのだろう。蔑むのは武市自身が栄達し、以蔵が人斬りになってからではないか。 人斬りになる以蔵の人臭さとそれを等閑にした武市の冷酷さにいつも寒さを覚える。関心を買うために道具になった男と、目的のために人を道具にした男とも言える。倒幕派の人斬りを幕府要人の勝麟太郎の警護につける坂本の方が以蔵に対する情愛を持っていたように思う。 以蔵の辞世の句は、 君が為 尽くす心は 水の泡 消えにし後ぞ 澄み渡るべき、 だ。 当時、君といえば天皇陛下のことだろうが、どうも武市や土佐に対する憾みが感じられる。 岡田以蔵は死に際しても、斬首、晒し首だったが、明治後も名誉回復されていないそうだ。 名作長編「花神」の習作、「鬼謀の人」など全八編。 1986年頃、読了。
0投稿日: 2010.04.12
powered by ブクログ・・・・微妙? 冒頭にある「鬼謀の人」は文句なく面白かった。天才軍師である益次郎という人物の不器用さが好ましく思えるほどに。その不器用さがゆえに相手に反感をもたれてしまうことが悲しくも思えた。読後感はじんわりしていた。 「人斬り以蔵」でも以蔵はやはり不器用だったが、鬼謀の人の不器用さとは違い、もやもやする不器用さだった。面白かったが、やはりもやもやしてた。「割って、城を」はよくわからない。私も善十寄りなのだろう。「言い触らし団右衛門」から先は読んでも面白みがよくわからなかった。最初の「鬼謀の人」が私の好み過ぎたのかもしれない。尻つぼみ感がある。
0投稿日: 2010.02.21
powered by ブクログ戦国時代や幕末に生きた人の、生き様がわかる話が5つほど。 商人、坊主、武士など、決して有名ではない人を取り上げるところが面白い。 この時代に生きた人が、士として、名を立てたいと願う気持ちがどれほどのものだったのかが、山上憶良の辞世の句とともに表してあった。 「士(おのこ)やも空しかるべき万代(よろずよ)に語り継ぐべき名は立てずして」 自問してしまう。
0投稿日: 2009.10.13
powered by ブクログ鬼謀の人/人斬り以蔵/割って、城を/おお、大砲/言い触らし団右衛門/大夫殿坂/美濃浪人/売ろう物語 (2005.9.20 第91刷)
0投稿日: 2009.04.11
powered by ブクログ時代の表舞台で活躍する人の影で、日のあたらないところであがいている人もいる。 高知城で、武市半平太の活躍ぶりを賞賛しているコーナーを見たとき、ムショーに腹が立ったのを思い出した。
0投稿日: 2009.02.24
powered by ブクログ表題の「人斬り以蔵」も良かったが、「おお 大砲」私の中では一番だった、この本だけではなく、私が読んだ司馬遼太郎さんの小説の中で一番だった。 侍たちが自分の命を懸けて闘った鬼気迫るのもよいが、最後の脱力感を感じさせるものがよかった。 何が幸せで、幸せを求めるために人生を送るのか、全て過ぎてみれば真夏の世の夢、、、
0投稿日: 2009.02.18
powered by ブクログ「人斬り以蔵」は幕末に生きた岡田以蔵の生涯を書いた作品。剣術は人並み外れた技量をもっている以蔵だが、その暗い気質のため世に認められず最後を迎えるところは哀れです。他の短編も面白いですよ。
0投稿日: 2008.12.06
powered by ブクログ1人1人を過度に美化することなく、 身近にいた人のように描いているのが素晴らしい。 今まで司馬遼太郎作品を読んでなかったのを改めて後悔。
0投稿日: 2008.11.24
powered by ブクログ江戸時代の数名の武士をとりあげた短編集 短編集の読みやすさと 司馬遼太郎さんの描写に魅了 他人の人生を見るのは楽しい
0投稿日: 2008.08.08
