
総合評価
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powered by ブクログずいぶんと攻めた質問もあって面白かった。 たまに文句みたいなのもあって笑 暇になったらパラパラ読みたい。
0投稿日: 2025.05.22
powered by ブクログ文庫615ページ。2015年からの3万7465通のメールから473通のメールの返信。クスッと笑えて、フジモトマサルのかわいらしいイラストも。癒される1冊です。
1投稿日: 2025.01.03
powered by ブクログ古本屋さんでたまたま出会った。 読者からよせられた様々な質問に村上春樹が答えていく。 村上春樹への愛情が空回りして、村上春樹に引かれてる人とか、ほろりと泣ける話とか、ほんとに玉石混交な個性豊かな質問達。 村上春樹もどこかで書いていたけれど、文章を読むとその人がどんな人か何となく想像できるから面白い。
0投稿日: 2024.12.22
powered by ブクログ面白かったやつ 097『批判に対する心構えとは』 294『表現したいことを自在に書く秘訣は?』 376『秘伝・読書感想文克服法』 最もくだらないやつ 336『妻が乳首をさわってくる』
0投稿日: 2024.08.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
(自分用メモ) 図書館で借りて、返却期限が来てしまったので返却。 その後文庫版を自分で購入。 フレーズの記録に載せるページがズレてきてしまうので、ソフトカバー版は読了とし、残りは文庫版のほうに記録する。✒︎ _______ 真面目な回答も、ちょっと煙に巻いたような回答も、おふざけの入った回答も、サラッと「そんなの大丈夫」と言ってくれるような回答も、全部読みやすく楽しく読みました。 いまの自分に刺さったもの↓ 077 これが本当に自分の望んだ人生なのか (29歳男、仕事もあるし結婚もしたけど自分の人生これでいいのかな?) 098 さて、かばんに何を入れようか (17歳男、人生なんかガラクタですよね) 146 愛を誓っても大丈夫ですか? (28歳女、数日後に結婚式を控えているが、愛を誓うって壮大すぎて。守れるか不安) すごく笑顔になったのは↓ 121 朝から「やっきり」しています (45歳女、旦那が朝起きたら下半身丸出しor全裸になっている!)
0投稿日: 2024.03.25
powered by ブクログ村上さんの言葉はユーモアがあって温かくて、だけど時には厳しくもあったり。どんな悩みにも村上さんらしい回答で、楽しく読ませてもらいました。
0投稿日: 2024.03.16
powered by ブクログ村上春樹さんが読者からの質問に答える形の作品 ブクログでオススメしてもらい手に取りました(^^) 473もの質問と解答があり、 なかなかのボリューム 村上さんも仰ってたように ホントにいろんな読者の方がいるなぁと 感心しながら読みました ハルキストという呼び方は 本人推奨ではないんですね。 村上主義者と言って欲しいそうです笑 そんなクスッと笑える話もあれば 文字が横滑りしてしまうものもあり、 中にはなるほどなぁーと メモしておきたくなることも載ってました 図書館で借りたので 急いで読んでしまいましたが 毎日ちょっとずつ読んで 自分の糧にしていけたらいいなと思いました(^ ^) 村上さんはいろんな悩みに対して ありのままを受け入れようといったスタンスで 回答されていて、 なるほどなと思いました。 辛いこともじっくり感じてみるといいと。 なかなか難しいけど、覚えておこうと思います。 純文学があまり上手く読めない自分にとって 村上さんの作品は苦手意識があって 手に取ってきませんでしたが この本を読んで気になる作品がいくつか出てきました(^^) 村上さんの作品は よくわからないけど、 なんか面白いなって思いながら 読んでくれたら嬉しいと書かれていて 今までよくわからなくてモヤモヤしてましたが 次は理解するより、 何かを感じながら読んでみたいなと思いました(^^) 村上さんの人柄を知りたい方にはオススメです(^^)
62投稿日: 2023.10.26
powered by ブクログはぐらかすような回答だったり 寄り添うような回答だったり ふざけてるような回答だったり 冷たいような回答だったり 1人の人がここまで回答出来るのは すごいなぁと そして面白くクセになりそうな所が さらにすごい ブックオフ一宮尾西店にて購入
2投稿日: 2023.06.06
powered by ブクログ凡庸な紋切り型の比喩になるが、武術の達人のように見える。隙がない……あるいは隙だらけなのだけれど、リラックスしているようで実は高度に思考を駆使して読者からのメールに答えんとしている、その技芸が伝わってくる。村上春樹という人はヌエのようだ。海外に住み日本を遠巻きに眺めている俯瞰した(超俗とした、と言ってもいいかもしれない)佇まいはそのままに読者たち(「村上主義者」たち?)のところにまで降りてきて彼らに優しく語りかける。そうした、無私の精神で読者と接しているところが受けるのだろう。私も春樹の言葉に癒しを感じた
2投稿日: 2023.02.11
powered by ブクログこういうのも良いけど、やっぱ深ーいところを伝えるのは小説なんだなぁとこれを読んで思った。これはこれで面白いんだけど。
1投稿日: 2023.01.03
powered by ブクログ小心者ムラカミセンセがいろ〜んな人からいろ〜んな質問をもらって、それに返答していく。 時に大胆に、時に冷淡に、時に淡々と、時に親身になって。 面白いと思う。 ワタシだったらこう言うと言うのもあったり、答えようがないよなぁと思うものにもしっかり答えていることに感心したり。 実際取り組んでいた時は大変だったことでしょう。 でもまたやってほしいなぁ。
2投稿日: 2022.12.28
powered by ブクログ気楽に読めて、楽しい。村上文学は学生の時にかじった程度で、、読んでみたいが中々手が出ない、、しかし、村上春樹さんに興味のある方にオススメ!村上春樹さんが色々な方の質問に答えてる作品、、音楽や文学など村上春樹の考えかたが垣間見れて楽しい♬
2投稿日: 2022.11.28
powered by ブクログ半年かけてゆっくりゆっくり堪能〜。 村上春樹の本は1冊しか読んだことないけど、この本読んだら、他の本も読みたくなるし、ラジオから聴こえてくる春樹氏のその、感じがよくわかる言葉選び 文章で、好感がもてたし、質問もユニークなものから深刻なものも、春樹氏の答えが秀逸だった。
2投稿日: 2022.06.14
powered by ブクログコンプリート版の電子書籍も持っているが、パラパラっと気軽に読める紙の本で再読。5年ぶりに読むが、学び深くハッとさせられる内容が多い。いつ読んでも新しいし、いつ読んでも新鮮だ。 Q. きついことへの対処法は? A. No pain, No gain。大事なものが欲しければ、大事なものを差し出す必要がある。痛みをくぐり抜け、きつさにじっと耐える。心の年輪を作ること。(素敵な表現) Q. 結婚したいのですがいい人に出逢えず、変な人ばかりに出会います。どうしたらいいですか? A. 自分の住んでいる世界の周辺を自然に拡張していけば良い。自分の生活をより豊かにし、それと同時に新しい人と知り合う機会を増やす。新しい空気を取り入れていくと言うこと。例えば読書クラブとか、スポーツサークルとか。 Q. 結婚の決め手は? A. その人と一緒にいたら、絶対に退屈しないだろうな、と思えること。 Q. 愛とは? A. この人のためなら何をしててもいいと思えること。 メモメモ。
2投稿日: 2021.09.21
powered by ブクログ何年かに一回ある、村上春樹が読者からのお便りに答えるサイトの書籍化。 人格というものは得体が知れなくて、暗闇の中にあって見えないし触れられず、対話や体験の共有によって投げたボールがその人からどう跳ね返るかによって大まかな輪郭を知ることができるだけだと思ってるんだけど、 人からの小さな疑問に答えるというコールアンドレスポンスを無数に繰り返すことで、小説を読むよりも村上春樹とはどんな人間なのか分かる気がする。 「陰謀論を信じるのは世の中が混沌としていることを自分の力で支えきることができないから、安易で簡便なフレームを導入してすっきりした気持ちになりたいだけ」 これがすごく良かった。陰謀論に傾倒する人は他者を害したいんじゃなくて、理不尽や不条理を受け入れられないからなんだな〜。 一番好きな回答は、「母を亡くした自分に『大変だったでしょう』と声を掛けてくる人は同情したいだけ」に対して、 「でも実際大変だったんじゃないですか?まわりの人はあなたをなんとか慰めたいけど上手い言葉を見つけられないだけなんです。言葉にならないことってすごく大事なんです。だからそれだけに、言葉をあまり責めないように。」というような内容。 言葉の表面だけを見てワッと怒りを燃やす人がいるけど、その人がどういう気持ちでその発言をしたのかまで考えられるといいよね…。
7投稿日: 2021.07.15
powered by ブクログ3日くらいで全部読んだ!! 達成感! 読んでて英語学習と小説の読み方と生き方と恋愛について、ヒントをたくさんもらった、多分。 覚えてるのは ・人生の大事なことは大体猫から学べる ・自分とは何?って枠組みについて考えるのではなくて コンテンツ、中身に何を入れるかを必死に考えるべき。 ・悲しみや辛さを消すのではなく抱えて生きていい。 ・lemon treeが好き。 ・きのこが大好き。 ・ドーナツの穴の部分が好き。
2投稿日: 2021.04.29
powered by ブクログおもしろかった。春樹さんの言葉で人生で大切なことを学んだ。特に他人は他人という考え方は見習いたい。それにしてもみんな色々悩みあるんだな。
3投稿日: 2021.04.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
17日間に寄せられた3万7465通のメール全てに村上春樹さんが目を通し、その中から選んだ3716通に対して返事のメールを書いたそうなのですが、そこから選ばれた473通のやりとりが収録された本。ちなみに、紙で言うと9804ページ(笑)になるらしい、3716通全てが収録されたコンプリート版もあるようです☆ 「アンダーグラウンド」や「約束された場所で」はすごく良かったし、河合隼雄さんとの対談もすごく面白かったけど、この本を読んで初めて村上春樹さんという個人を好きになりました♪「ノルウェイの森」は正直受け付けなかったけど今読んだらまた違った感じ方が出来る気もするし再読してみたい気もするけど、まずはやっぱり「ねじまき鳥クロニクル」もしくは「辺境・近境」あたりを読んでみたい☆ 何と言うか、言葉選びのセンスがとにかく秀逸!ユーモアがあってクスリと笑える箇所もたくさんありましたし、違う言い方をされたら釈然としないような内容でも不思議と自然に腑に落ちる感じ。声が大きく威圧感があるみたいなので意図せず自分の主張が通ってしまいがちなのですが、そういうのではなく、人に共感力を与える話が出来る人になりたい♪
0投稿日: 2021.03.13
powered by ブクログ村上春樹さんの謙虚で温厚なな人柄と「村上主義者」の質の高さがとってもよくわかる本。 老若男女、国籍問わず、幅広い方から質問が寄せられていて村上春樹さんの偉大さを改めて実感。 皆さんからの質問内容とそれに対する村上春樹さんの回答もシンプルに面白いのですが、 何より質問の質の高さに一種のカルチャーショックを覚えました。 この世の中は私が知るより、ずっと「まともな人」が多い。 テレビに出ている人。 仕事関係の人。 今までの学生生活で出会った人。 街を歩く名も知らぬ人。 私のこれまで目にしてきた世界って本当にごく一部なんだと。 グローバルに生きることに興味を持ってこなかったのですが、そんな自分が何だか恥ずかしく、ちっぽけに思えました。 まあだからといってグローバルな人材を目指そうとまではならなかったのですが、向上心を持ち、人に優しく自分に厳しい人間でいたいなあ。 村上春樹さんと、その読者への愛が増しました。 私もその素敵な読者の1人でありたいな。
2投稿日: 2021.02.13
powered by ブクログ村上 answers シリーズの最後に読んだ一冊 水丸さんのイラストじゃなくなったのが少し寂しく、イラストの感じや全体的なデザインが影響してか、なんとなく内容も丸い感じものが多かったような印象だった 村上春樹はエピソードや小説のパーツになるものを記憶の抽斗的なものに入れて、書く時に出し入れする ということを言っていて、なるほどそういうものなのかと思っていたことがあったけれど、自分の場合そんな抽斗はついてないのだから読みながらちゃんとメモ取っていこう.... と読み終えて思ったりした 人生のあらゆる成り行きに耐えるためのタフネス、30までに培いたい
0投稿日: 2021.02.11
powered by ブクログ納得できる回答もあれば、クスッとしてしまう回答もあったし、時に思い切り突き放している回答があったりと楽しく読めました! フジモトマサルさんのイラストも安定の可愛さとユーモアがとても良かったです!
3投稿日: 2021.02.06
powered by ブクログ電子書籍のコンプリート版を発売日に購入し、暇があったらコツコツと読み続けて、はや5年半の月日が流れましたが、とうとうついに今日読み終えました!マラソンというかスパルタスロンですね。刊行された2015年はヤクルトが優勝した年だからずいぶん昔ですね。 前回の「少年カフカ」は読了まで7年かかったので、少し早かったけど、今回も大変でした。
0投稿日: 2021.02.03
powered by ブクログ村上春樹の小説は好きでほぼ全部読んでるけど、新作出るたびに即買いするけど、村上春樹自身はそこまで好かない。わかりますかねこの矛盾したきもち。この本も買って今でも本棚の見えるところに置いてはいるんですけどね〜…
3投稿日: 2021.01.24
powered by ブクログ600ページという分量だけ見れば長編に分類されるような代物だが様々な質問に真摯に、時にコミカルに返答する筆者の姿勢と短い回答分にすら見え隠れする文体の美しさから一気に読み切ってしまった。悩みの深刻さに限らず、至る所に人生の真理って隠れているんだなと実感。人生の警句は軽妙なユーモアと共に語られてこそ、染み渡る。 以下に何個か好きな言葉を書き残しておきたい。 「もしあなたのなかに空洞があるのならその空洞を出来るだけそのままに保存しておくというのも、大事なことではないかと思います」 「僕は基本的に人生とはただの容れ物だと思っています。(中略)だから容れ物とは何か?みたいなことを考え込むよりはそこに何を入れるかということを考えて行った方がいいかと思います。」 「規則正しさがすべめをうまく平準化していってくれます。」 「いちばんの問題は、愛よりは憎悪の方が、理性よりは怒りの方が、簡便に言語化できることです。あんな奴はカスだ、アホだ、無価値だ、非国民だと罵倒する方があの人はとても立派な人ですと説明するよりは多くの場合インスタントな説得力を持ちます。」
6投稿日: 2021.01.19
powered by ブクログ村上春樹氏が、ネットで募った読者の質問への回答をまとめたもの。 ヤクルトや猫ネタなどお約束の脱力系から、すごくシリアスなものまで質問は様々。それに対する回答に、春樹氏の深い洞察が伺えてとても面白ろかった。 「他人を不快な思いにさせてしまうので、人間関係がストレス」といった内容の質問に、1.自分のやりたいことに意識を集中し、2.他人のことはほおっておく、のが自分のスタンスと回答されていて、なるほどと思いました。自分もこれと同じ悩みを抱えていたので、救われる思いがしました。 愚痴や言い訳や人の悪口ばかり言っている人は好きじゃなくて、「プロとはただ黙って耐えるもの」という姿勢にも頭が下がります。ストイックな方です。 つらい出来事から立ち直れない方に対して、「物事には必ず二面性があり、いい面と悪い面は表裏一体だ」といった回答にも目を開かされる思いがしました。 また、モノクロ映画のオススメの質問に対しては、豊田四郎監督の『夫婦善哉』、『猫と庄造と二人のをんな』、『濹東綺譚』を上げていて、どれも知らない作品なので 是非観てみてみたい。 軽い気持ちで手に取りましたが、世の中の人達もみんな自分と同じように悩みを抱えながらも懸命に生きているんだな、と思うと元気が出ました。春樹氏のストイックさと深い洞察に、あらためて尊敬の気持ちを深くした次第です。 これからもお体に気を付けて、執筆活動に邁進して頂きたいです。
0投稿日: 2020.12.21
powered by ブクログようやく読み終えた。発行(2015年7月24日)されてから程なくして買っているので、足掛け5年もかけて読んだことになる。村上春樹が3ヶ月で読んで回答したものの一部を5年もかけてるのはどうかと思うけど。まあでも、急いで読むものでもないし、持ち歩くにはちょっと大きめな本だし、他に読みたい本もあるから仕方ない。何とか読み終えてホッとしている。村上春樹は外国に住んでいるみたいだけど、船橋に住んでる頃(村上朝日堂の頃)と変わってないみたいで安心した。
0投稿日: 2020.12.13
powered by ブクログ作家の村上春樹が、期間限定で読者からの質問に答える特設サイトを開く、ということを何度かやっているらしく、その何度目かの書籍化。 質問も軽重さまざま、村上さんの回答もガチゆるさまざま。共感したり、クスッと笑えたり、感銘をうけたり。 何かいま「これ」という印象に残った質問/回答を披露…と思ってもぱっと思い出せない(というか思い出せるものはあっても、それが「これ」か?とためらう)。 でもこれを読んでいる間に友達と話していて、「そういえば村上春樹がこう言ってたんだけど」と引用したことが、覚えている限りで二度ある。話した相手がどう思ったかわからないが(私のこと村上主義者/ハルキストと思ったかもしれない)、こんな調子で私の人生のふとしたときに、勝手に思い出されて登場してくれそうな気がする。 実は村上春樹の本というものをちゃんと一冊読み終えたのはこれがほぼ初めてで、だからファンでもないし、芸風についてのイメージすら持たずに読んだ。ここから入るパターンってあまりないのでは…という気もするが、面白かったので、いつか小説も読むかもしれない。そのときは、なんでもっと早く読まなかったんだと後悔したりするのかもしれない。(でもきっとすぐには読まない。) この本、フジモトマサルさんがイラストを入れている。一コマもののイラストが多いが、たまに四コマ漫画があるのを娘(5)が妙に気に入り、私が読んでいると漫画のところを見せてくれと言ってくる。何度かそうして見せているうちに、私が読んでいなくても「村上さん読みたい」と言うようになった。 君の読んでいるのはフジモトさんだけどな、と思いながら(私は寡聞にして全く知らなかったので)調べたら、フジモトマサルさんもまた独特の魅力の漫画家/イラストレーターであられて、この「村上さんのところ」が出版された2015年に、40代で亡くなっている。白血病だったそうだ。 村上さん質問シリーズの本のイラストを前作まで担当されていたという故・安西水丸さんを悼む内容の質問/回答もたくさんあったことを思うと、いっそう切なくなった。フジモトさんの本も何かいつか読もうと思う。
0投稿日: 2020.12.05
powered by ブクログ村上春樹さんの作品は、遠い昔に中国行きのスロウボートしか読んだことが無いけれど、本書は村上節炸裂といった感じでとても楽しく読めた。 どこか投げやりとも感じられる回答の数々だけれど、村上さんの優しさが滲み出ているようにも見える。 もっとこの作家のことが知りたいと思わせてくれる一冊。
0投稿日: 2020.10.25
powered by ブクログ村上春樹さんが読者の質問に答えるという本。 コンセプトが面白そうだったので購入、読了。 いやー、この本とっても面白い( ̄∇ ̄) 一般の読者の質問なので、内容的にとても共感できるものが多いです。 人生、恋愛、子育て等々…人間の本質的な部分に触れるような質問に答えてくれます。 村上春樹さんの考えも聞きながら、そして自分はどう考えるのか?…そんなことに思考を巡らしながら読み進めて行くのがとても心地良かったです。 それにしても、やっぱり村上春樹さんの文章って色気があるなぁと…(´∀`) 小説だけじゃなく、こういった質疑回答集ですら色気って出るんだなぁと(笑) 本書より「文章の上手さはある程度才能で決まってしまっている」とのこと。 うーん、ズルいなぁ… <印象に残った言葉> ・話の長い人の話を短くすることは不可能です。あれは不治の病です。死ぬまで治らない。僕もよく「退屈な人って、自分に退屈しないのかな?」と思うんだけど、しないんですね、ぜったいに。気の毒だけど、あきらめてください。「退屈さには神々も旗を巻く」とたしかニーチェも言っています。神様でさえかなわないんだから、あなたに勝てるわけはありません。(P16) ・体重を減らす方法は三つあります。三つしかありません、というべきか。だからダイエット本なんて読む必要ないんです。とてもシンプルなことです。①食べ物を減らす(適正な量にする)②日々適度な運動をする③恋をする、最後のやつはけっこうききますよ。(P25) ・それは世界中の夫の92パーセントくらいが、同時進行的にひしひしと経験していることです。そうですね、「これはただの気象現象なのだ」と思われてはいかがでしょうか。これは竜巻なんだ、これは突風なんだ、これはフェーン現象なんだ。そう思うと気持ちが(比較的)ラクになります。誰も天気に文句は言えませんからね。相手が奥さんだと思うから、首をひねりたくなるし、ときとして頭に来ることもあります。(P82) ・僕は個人的には、自分の心の痛みと、まわりの人々の心の痛みとを、等価とまでまはいかずとも、ある程度密接に連動させて考えられるようになることが大人の証ではないかと考えています。(P115) <内容(「Amazon」より)> 選りすぐりの名問答をセレクトして、 フジモトマサルのイラストを加えた愛蔵版 何度でも読み返したい「人生の常備薬」 期間限定サイト「村上さんのところ」上で、村上春樹が3か月半にわたって続けた回答は、じつに3765問! その中から、笑って泣いて考えさせる「名問答」を473問を村上さんご自身がセレクトし、可愛くてちょっとシュールなフジモトマサルのイラストマンガ約51点を加えた待望の書籍版! こんな内容の質問が掲載されています。 文章が上手くなるには?/ノーベル賞候補と騒がれる気分は?/なぜ人を殺してはいけない? 『1Q84』に続編はあるの?/同性婚は賛成ですか?/無駄に話が長い上司をどうする? 村上作品は純文学? 大衆文学?/批判に対する心構えは?/不登校の娘をどうすればいい? 英語上達法を伝授して下さい/好きなタイプの女優は?/子どものやる気を引き出すには? いい手紙を書くコツは?/原発はNOですか?/奥さんの機嫌が悪い時は? 生きている意味って何?/感受性の磨き方を教えて下さい/もし芥川賞をとっていたら? 映画のベスト3は何ですか?/老境で幸せに生きるには?/本当につらいときに強くなるには? 日本は戦争に近づいてるようで不安です/立派な大人になるために必要なことは?
19投稿日: 2020.09.01
powered by ブクログコンプリート版を携帯の中に入れ、常に持ち歩いている。落ち込んだときにちょろっと読むと、元気をもらえるです。 ホンットーによくこんなくだらない質問思いつくなっていう読者からのメールもミドコロ!
7投稿日: 2020.08.06
powered by ブクログ村上春樹氏の言葉から それがどのような仕事であれ、どのような経緯でもたらされたものであれ、自分の与えられた職分をきちんとまっとうに果たしていくこと自体に意味があると、基本的に認識しています。 そしていつも 職業倫理 というものが僕の頭の中にあります。ずるはしない、全力を尽くす、というのが僕の職業倫理リストのいちばん最初に来ます。 この言葉を書いたメモ帳を私はいつもカバンに入れています。
23投稿日: 2020.07.17
powered by ブクログ「村上さんのところ」村上春樹。新潮社。2015年。 # 2019年3月に読んだ本。ブックオフで衝動買い。 読者からメールなどで来た質問を、とにかく村上春樹が答えた。それを本にしたものです。 こういうの、村上春樹さん、すごく上手いです。 文章内容がもちろんですけれど、こういうのって順番とか体裁とか色々あって、「本」という表現になるものですから、村上さん個人が全てをひとりで作った訳はないでしょうけれど、そういう全体で素敵な本になっていると思います。 村上春樹の本を、読んだこと無い人にとにかく1冊薦めるなら、「小説文学好きな人」でなければ、まずはコレかも知れません。 昔からのファンとしては、イラストが安西さんでも佐々木マキさんでも無いのが一寸アレですね。フジモトマサルさんという方も、素敵な仕事をされていますけれど。
5投稿日: 2019.12.29
powered by ブクログ一生持ち続けると思う、人生の処方箋。何度読んでも村上春樹のおちゃめさや正しさに救われる。わたしもこのような小説家になりたい
3投稿日: 2019.09.27
powered by ブクログ心に響くフレーズ!! ①「本が出たら必ずすぐ読むのはカズオ・イシグロとコーマック・マッカーシーです」 ②「ゆっくりソファに座って、モーツァルトを聴いて、ディケンズを読みましょう」 ③「僕が求めるのは、時間と自由」 ④「人生は長距離レース。なにより、自分のペースが大事」 ⑤「幸福に生きるために必要なもの?まず健康であることです。そのためには節制と運動は欠かせません。次に目的意識です。これがないと、いくら健康でも生きている意味がありません」 ⑥「自分のやりたいことに集中し、他人のことは放っておく」 ⑦「子どもがつらい時に、方法を探しまわるのではなく、子どもとただそこにいることが大切。そうすれば暗闇から光が見えてくることがある」
3投稿日: 2019.08.16
powered by ブクログ2015.12記。 村上春樹近著に思う(その1):「村上さんのところ」 長いです。 ネットを通じで寄せられるさまざまな質問に村上春樹が答える、いわば「よろず人生相談」。「そうだ村上さんに聞いてみよう」シリーズの最新版の位置づけ。 はっとさせられる物の捉え方が飛び出してくるのは相変わらず(個人的には「大衆文学と純文学の違い」が印象深かった)。が、これまでとは何かが違う。ごく簡潔に言えば「よそよそしい」。 だいたいこのシリーズは、いわば「ゆる村上」の牙城とも言うべき企画であった。「ランバダってどういう意味ですか?」といった質問に村上春樹が「古いギリシアの言葉で・・・」とかくだらないデタラメ回答をする、そんなスパイスがまじめな問答に交じっている、というのが持ち味だったのだ。呉智英氏が中島らもについて語ったように、いわば回答者が質問を引き寄せているような磁場がそこにはあった(最盛期のダウンタウン「ガキの使い」のはがき質問コーナーもそうだったな・・・) だが、今回は、読者も「村上さん」の気に入りそうな質問をするし、それに対する回答も「まあどっちでもいいんじゃないですか」とか「それはありがとうございます」とか、ちょっと読んでいてヒヤヒヤするくらいのそっけなさ。 なんでだろう、読みながら考えていた。ひとつにはもう若くない、というのもあるかもしれない。村上氏が「雲上人」になりすぎた、という面もあるかもしれない。とは言え結局、私がつらつら考えたのは以下のようなことである。 村上春樹は、コミュニケーション(あるいはその不全)に拘ってきた。加藤典洋氏だったかの説を一部借りながら書くならば、物理的に遠く離れた二人がそこにあるかのように対話する「電話」は他の文学者のイマジネーションも刺激してきたし、村上氏もその例外ではなかった。そしてもちろんインターネットも同様だった。「ねじまき鳥クロニクル」は、見知らぬ女からの電話に誘われるように旅が始まり、そしてたどり着いた秘密の部屋から、「失踪した妻」とメールで交信するシーンがひとつのクライマックスだった。 ここでインターネットが果たしていた役割は「遠く隔てられた他者との交信手段」だった。そして「村上さんに聞いてみよう」も多かれ少なかれ質問者と村上氏の一対一の対話であり、それに深い関心を寄せる一部読者との「親密で閉ざされた空間」の営みだった。 しかし、今の時代、ネットで質問を集め、それに天下の村上春樹が回答すればどうなるか。言うまでもなく「シェア」され、「拡散」される。これは少なくとも「ねじまき鳥」的な「隔てられた対話」の持つ神話性とはもっとも離れた行為に思える。彼は当然、文脈のごく一部がコピペされ拡散され、不特定多数が「自分の小説を読んだことはないがニュースフィードで自分の発言の断片を読む」であろうことを強く意識しただろう。 実際、例えばこの問答集に出てきた彼の原発批判は「村上氏の反原発発言に反響」といった調子で瞬く間に拡散した。もっともよく読めば彼は「今の日本のエネルギーを考えれば過渡的に原発を動かすこともやむを得ない」といったことも書いているがそれをつなげてメッセージを構成するにはネットニュースは気短すぎるのだろう(断っておくが原発の是非は一旦関係ない。一番話題に(というかシェア)されていたので例示したに過ぎない)。 彼の最新の問答集は、彼の本来の武器である小説にアクセスしてくることがないであろう「不特定多数」に向けた、しかし読み始めればやはり止められない書物、私にとっての印象はそのようなものであった。
0投稿日: 2019.01.05
powered by ブクログ何年かに一度、期間限定で行っている、読者とメールのやり取りから、473通が収録されている。今回の17日間で届いた37,465通のメールを、3ヶ月以上掛けて全て読み、3,716通に回答したという。丁寧に、そして気を遣いながら(よい意味で)、しっかりと回答していて、感心すると共に、見習うべき点が多い。 一番気に入ったフレーズ 『規則正しく生活し、規則正しく仕事をしていると、たいていのものごとはやり過ごすことができます。規則正しさがすべてをうまく平準化していってくれます。』
3投稿日: 2018.12.02
powered by ブクログたまに行われている読者と村上春樹とのメール交換、限定期間に寄せられた37,000余のメールを3ヶ月余りかけて読みセレクトした3,700あまりに直接返信したと言う。その中からの473通のやり取りが収録された本です♪時に笑いを交え実はとても真面目に応えていることがよく分かる。メール交換の収録とは言え、ここにも村上春樹が透けて見えてくるので興味深い。遅ればせながらワタシもハルキストでなくて村上主義者になってもいいような気がする♪
6投稿日: 2018.10.22
powered by ブクログ村上春樹はおろか読書する習慣すらなかった頃、twitter経由で「村上さんのところ」のWEBサイトを知って、村上春樹さんって想像してたより良心的で信頼できる感じの人だったんだな~とすっかり心酔してしまい、この世界にまた一人「村上主義者」が増殖したのでした。
4投稿日: 2018.10.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
サラリと流し読みしようと思ったのに…思わず夢中で読んでしまった。面白かったです。 質問者の幅広さが、読者層の広さを感じさせる。年代も性別も職業も国籍もさまざま(体感として教職の方が多く感じたけれど)。 若くして日本や世界の未来を憂いている人も多くて(やはり読書が好きな人は物事を深く考えているのかもしれない)、そんな若者がたくさんいることが何だか頼もしくも思えて。一方で、大人(特に私くらいの世代)は何だかくだらない質問も多く…。村上さんは、どれに対しても真摯に、時に皮肉を交えて回答しています。 特に好きな回答はこれ。 「猫なんて自分の見たいところしか見ていませんよね。前も後ろも、右も左もありません。猫に学びましょう。人生の大事なことはだいたい猫から学べます。」 そのほか膝を打つような言葉はこのへん(要約済)。 ・生産性の高いものばかり追求していると、人間がだんだん薄くなる ・自分の心の痛みと、まわりの人々の心の痛みとを、等価とまではいかずとも、ある程度密接に連動させて考えられるようになることが大人の証ではないか ・愛よりは憎悪が、理性より怒りが簡便に言語化できる。ポジティブなことよりネガティブなことが人の心に直接的に訴えかけやすい。社会が品位を失い、既成の事実として人々に受け入れられることこそ怖いこと
7投稿日: 2018.08.31
powered by ブクログ人気作家らしく凝った回答を期待したが、「人間、村上春樹」として真面目に答えているものがほとんどだった(普通に考えたら4000通近い質問全部にとんちが効いた答えをできるはずがなかった)。それはそれで同氏の温かい人柄が伝わってよかった。意外に常識的な人だということも分かった。 一方で、どうでもいい質問も多い。興味がある部分だけ飛ばし読みした。ときどきじわっと心に染みる言葉もあるが、一問一答なのでさらっと読める本。
4投稿日: 2018.06.19
powered by ブクログ最近こちらのシリーズ2018年バージョンが発売されたのですが、間違えて1コ前のものを図書館で予約してしまいました。 読んでなかったからまあいいんだけど。 本書は期間中、世界中から届いた34,465通のメールを著者が3カ月かけて完全読破し、そのうち3,716件に対して回答をしたそうで、本書にはその中の473通の問答を掲載しています。 村上春樹の小説は合わないんだけど、エッセイや旅行記は好きなのでやっぱり本書も面白かったです。 結構ボリュームがあるのだけれど、全編を一気に読むことで著者の人となりが見えてきてファンになりました。 (エッセイが好きな時点で既にファンだね?) どの回答にも程よく丁寧で、クスリと笑えるもの、ユーモアを交えてウマいなあと感心するものなど様々ですが、特にご不幸に遭われた方への回答は温かみに満ちているし、答え難そうな質問にも真摯に向き合っており、さすがだなあと思いました。 私も去年愛犬を亡くしたのですが、悲しみと共存していく、という考え方には少し慰められました。 また、以前読んだ「職業としての小説家」という本にとても感動したのですが、本書でも 「規則正しく生活し、規則正しく仕事をしていると、たいていのものごとはやり過ごすことが出来ます。褒められてもけなされても、好かれても嫌われても、規則正しさがすべてをうまく平準化していってくれます。本当ですよ。だから僕はできるだけ規則正しく生きようと努力しています。」 という回答があり、やっぱり感動しました。 それともう一つ。自分の老化にがっかりすることがあるか?の質問に対し 「年をとることには、それなりにメリットもあります。失うものもあれば、得るものもあります。失うものより得るものを少しでも多くしなくちゃ、というのが僕の目下の課題です」 というのもさすが村上さん、素敵な生き方だと思いました。 2018年バージョンも読みたくなったけど、この形式を読破するのはパワーが要ったので、ちょっと休んでからにしようと思います。。
4投稿日: 2018.06.03
powered by ブクログ村上春樹の元へメールを読者が送り、そのメールに春樹自身が答えると言うなんとも凄い企画のやり取りを一部書籍化したもの。 いや〜世界の村上春樹宛にメールをして返事をもらえるなんて凄い。 しかもきたメールを全部しっかり読んだ春樹も凄い…読者のこと大事にしてなければ絶対出来ない企画。 しかも返事が面白いものから凄く真剣な物まで多岐に渡っていて読んでいてなるほどなぁ…と思わず感心してしまう。 なんとなく行き詰まった時や、ちょっとした暇つぶしにももってこいのステキな一冊。
0投稿日: 2018.04.10
powered by ブクログもちろん村上春樹というネームバリューはあってこそだが、 面白い。 なんでもかんでも「村上さん」に話して、 なにかしながらそっけなくこんな風に答えてほしい。 それって別に大したことじゃないでしょ、世の中的には、と放り投げてほしい。 ところどころに繋がっているのかいないのかわからない知識の切れ端がパッチワークされているのも面白い。 ぜひ次は若者向けに、アニメ・ゲームの話を交えながら、西尾維新がこういう一問一答本を作るといいと思う。絶対買う。
0投稿日: 2018.02.07
powered by ブクログ村上春樹の本は、学生のころに数冊読んだ程度の読者ですが、この本を読み進めると、筆者が想像していた方と全然違っててビックリしました。 もっと人嫌いで偏屈な方かと勝手に想像していましたが、基本的に人のことを好きな優しい人だと感じました。 一部な理不尽な人や出来ことにたいして強く不満を表明されとりしていますが、偏屈というよりは、世界と自分の知識のなかでバランスを取りながら書かれていて、人、そして言葉に真摯な方と感じました。 これを読んで、同筆者のアンダーグラウンドを読みました。こちらも大変興味深かったです。
3投稿日: 2018.01.21
powered by ブクログ少しづつ寝る前に読んでました。 『迷ったら何度でも読み返したい人生の常備薬。』 帯に書いてた通りだなー
3投稿日: 2018.01.18
powered by ブクログ村上さんって、普通の人なんだな。よかった。ちゃんと普通の人なんだ。と思えた。だってあれやこれやの小説書いてるから、勘違いしてたけど、すごく真摯な対応で突き放さずでも媚びない。あと案外この人ポジティブなのかな。後ろ向きな読者にへらっと返すあたり、村上さん案外明るいんだ。それにすごく地に足がついてる。流されずに自分の思うままに生きてる。ますますファンになりました。
8投稿日: 2018.01.03
powered by ブクログ何万件もの質問に全て目を通しているのがまずすごい! そしてその質問に対して、村上さんならではの視点で、ちゃんと向き合った回答をしていて、面白く、時に適当で、心に刻まれる回答の数々! 本当に素晴らしい。ありがとうございます。
0投稿日: 2017.12.01
powered by ブクログ春樹さん、タフだなあ。 そして、マメだよね。 回答のテンションがマチマチなところが面白い。どこがツボなのかイマイチわからん。
0投稿日: 2017.11.18
powered by ブクログ何万件だったかな? ムラカミさんに届いた悩みのメール数。 そん中から、何千個か ピックアップしたお悩み相談本 あっさりした回答にスッキリ、うっとり。 目次をみて自分が気になる 悩みのコーナーから読み進めるとイイ
0投稿日: 2017.10.30
powered by ブクログいまや世界のムラカミハルキ氏に、一般人が様々な質問をぶつけ、それに村上さんが答えるという企画の元に出来上がった本。社会問題・人間関係に関するお悩み相談も多く、春樹さんが真摯に回答している姿に感じ入ります。世界には様々な境遇の方がいて、「鬱々としている場合じゃないっ!」と前向きな気持ちになれる本。 フジモトマサルさんの描いた動物マンガも読み応えありです!
0投稿日: 2017.06.16
powered by ブクログ他の人の悩み事だけど自分にも当てはまることもあって楽しく読めた。 村上さんはとても頭脳明晰で、かつ思いやりに溢れて素敵だった。そりゃあみんな村上さんに話を聞いてもらいたいと思うわ。 サイン会は無くともこういう機会があることはファンには本当に嬉しいと思う。またあるといいなぁ。
0投稿日: 2017.02.20
powered by ブクログ疲れた時、悩んだ時、暇な時、手持ち無沙汰な時、何を考えるでもなく手に取りたい一冊。あ、褒めてます。最高に褒めてます。
0投稿日: 2017.01.26
powered by ブクログ期間限定読者質問サイトを通じた村上春樹からの回答集。 全部で3716通の回答の中から473本が本書に収録。 それでもかなりの読み応え感。合間合間に少しずつ読むのがちょうどよくて結構時間はかかってしまったけれど。 村上春樹好きじゃない人には関係ない一冊。自分を含め好きな人にはじわじわきます。
0投稿日: 2016.12.06
powered by ブクログ帯文:”村上春樹が、読者からの質問に答えます!” ”迷ったら何度でも読み返したい人生の常備薬” ”累計1億PV!!240万人が見た大人気サイト待望の書籍化” ”世界中から届いた3万7465通のメールを、村上さんがたったひとりで完全読破し、せつせつと書き連ねた3716の回答から、笑って泣いて考えさせられる473の問答を厳選!”
0投稿日: 2016.12.06
powered by ブクログしばらく寝付きのトモにしてました。 473の質問はバラエティに富んでいて、その回答も様々。 でも、どの回答にも村上さんの優しさと温かさが感じられた。茶目っ気もたっぷり。 しかし、すごい分量だった。 電子書籍でコンプリート版があるっていうけど、とてもとても。
0投稿日: 2016.09.20
powered by ブクログ読者とのメールのやり取りの中には「ヤッ!これおもしろいじゃん」というのも数多くありましたが、当然のことながら全体として一つの作品になっているものではないので、全体としてあまり面白かったとは思いません。 ずいぶん前に、年下のガールフレンドから「世界の終りと…」を紹介されたのがワタシが村上主義者?になったきっかけです。とてもデコラティブな文章で、たとえること(表現すること?)がとても多い作家さんだな、と感じました。そして、そのたとえの一つひとつに意味があるのかな?なんて勘繰りながらの始まりでした。 長い間、友人から借りっぱなしになりました。合間に少しずつの読書になりました。また、それに耐える内容でした。
0投稿日: 2016.09.20
powered by ブクログネットで連載中も愉しみに読んでいたものを まとめて、好きなところから、また読む。 村上さんのウィットにとんだ返答も ときに、シリアスなご意見も すべてが興味深く、読んでいて幸せな時間。
0投稿日: 2016.09.01
powered by ブクログネットを通じて募集した村上さんに対する様々な質問に、誠実、親切に答える 人柄に改めて好感を持った。 「本当に賢い人ってこういう人なんだな」と感じる。
0投稿日: 2016.08.30
powered by ブクログサイトのときから読んでいたので購入。村上さんが読者の質問に答えた本。硬い質問からくだらない質問まで真面目に時にはぐらかしながら淡々と答えてゆく。私は村上春樹の熱心な読者ではなく、短編や翻訳、一部のエッセイを読んだのみの「村上主義者」とは言えない者だ。個人的には村上さんはエッセイやこういう企画系雑談(?)がとても面白い。回答を読んでいて思ったのは村上春樹は日本人的な思考の作家だなーということ。コツコツ執筆したり黙々と走ったり。海外で評価を受けているのも案外その日本人的な感性なのではないだろうか。
0投稿日: 2016.08.21
powered by ブクログあんなに有名で、あんなに次回作を期待され、どこかに何かを書けば注目される村上さんが、普通の人の質問に答えてくれてる、ということだけでも不思議です。 昔のラジオ番組や、ファンクラブ経由で送ったファンレターを共有できたような気持ちになります。 読み終わる頃には、村上さん独特の言い回しが、自分が書く文書にもちょっと影響してしまうほど、頭にすんなり入ってしまうので、要注意です。
0投稿日: 2016.08.13
powered by ブクログゆっくりじわじわ読了。 淡々と質問に答える本書ですが、笑えたり、納得したり、心が傷んだり…様々です。 質問自体面白いものもあれば、村上さんの真面目そうな文の中にある適当な冗談に、こういう人だったんだ!と思いました。 村上主義者の方々の熱いメールに、動かされて、ノルウェイの森を読み始めました。 なんだかよくわからないけど、なんかいいな、とか、心を休める場だと思えればいいな。
3投稿日: 2016.08.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「村上さんに聞いてみよう」シリーズのまさしく現代版で、昔と変わりのない村上流の受け答えに、改めて「嗚呼、私は村上春樹氏の言葉に影響を受けて人生を生きているんだなぁ」って実感。昔は、心に留まった文章を日記に書き写してた。 色々な凝り固まった考え方が、楽に考えられるようになって、人付き合いも、不条理な出来事にも、昔よりも、ちゃんと対応・対処できるようになった。最近はもうそういう自分のスタンスや生き方が当たり前になって、意識していなかったけれど、村上春樹氏の言葉がちゃんと血肉になっているんだなぁって。 この10年は、心身ともに最悪な時もあったけれど、間違いなく、村上春樹氏の著書を読んでいたことで、処世術というか、色々乗り切れたことがいっぱいあって、読んでいない状態でこの時代を乗り切るよりは、自分にとって絶対にプラスだったと思う。 自分自身の成長も感じられた1冊だった。次は何年後かな。とても大変だと思うけれど、また企画して欲しい。
0投稿日: 2016.08.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
期間限定で寄せられたメールへの返信のうち、473件を書籍化したもの。 人生相談から村上氏への質問など、深いものからチャラいものまで多様な内容となっています。真面目に答えているものもあれば質問に答えていないものもあるし、さらに読者が突っ込みを入れたくなるような答えまで、この本の読者も楽しめるものです。 国内でサイン会はしないけれども、こういう形で交流をしようというのは、できる限りのファンへのサービスなんじゃないでしょうか。 いくつかエッセイを読んで、この方は作家ですが、会社員になっていたとしても、結構デキるビジネスマンになっていたんじゃないかと思います。メールへの返信もトータルでは常識的なものだし、この本だって、いろいろな意味で、書籍化するのにふさわしいものを選んでいる気がしますし(関係者のセンスもあると思いますが)。ただ、結局のところ無難な線に納まっている印象もあり、読み終わった感想としては物足りない感じがしました。無駄なゴタゴタを起こさないようにとなると、現代日本においてはこうなってしまうのはよくわかりますが。。。一応最後まで読みましたが、ファンではない私は正直言って半分ぐらいで飽きました。 ひとつだけ大いに共感するところがありました。本屋に本が多すぎるということ。勉強のための参考書の類は仕方ないとして、本にするような価値のない、くだらない本を出しすぎる。出版不況というけれども、立ち読みで済んでしまうような本を、お金を出して買おうとは思いませんね。 話を元に戻して。イラストはよかったです。安西さんとはまったく違うタイプですが、線がやや太いせいか安定感があってなじみやすいです。回答を受けて、さらにひとコマでボケてみたり鋭い一撃があったりと、この本の中でいい味を出しています。 (追記)イラストレーターのフジモトマサルさん、お亡くなりになっていました。残念です。
0投稿日: 2016.06.11
powered by ブクログ村上春樹のいつくかのとんちんかんな回答、質問者のいくつかの切実な質問。分かりやすく言うと笑いと涙。ああ、この表現はよくないな。 楽しくて、切なくて、しっかり生きようと思える一冊でした。
0投稿日: 2016.06.05
powered by ブクログ沢山の質問と回答があるので自分に置き換えることが出来る質問があり、こころがじんわり出来る。 のんびり読書がしたいときにお勧めの一冊。 村上主義者でもハルキストでもないが楽しめた。 「規則正しく生きることが、たいていの問題を解決する」
0投稿日: 2016.06.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ファンからのメールを村上春樹がひとつひとつ返信 途中で読むのをやめた 一番最後の質問者には、おめでとうございます あなたが最後の質問者です
0投稿日: 2016.05.07
powered by ブクログ村上さんの本を読むのは久しぶり(10年ぶりぐらい)だったのだけど、とても良かったなあ。コメントのひとつひとつに村上さんの人柄がにじみ出ているように感じました。
0投稿日: 2016.04.13
powered by ブクログ期間限定サイトに寄せられた読者からの質問に村上春樹さんが答えたものの書籍化。質問は多種多様で真剣なものから、かなりおふざけ感のあるものまでいろいろだが、回答には常にびしっとしたポリシーがあり、ブレのない姿勢で貫かれている。結婚生活、夫婦関係の一種諦念に満ちたユーモアと、辛い体験をした人や、今現在辛い境遇にある人への優しさに満ちた視線に好感を抱きました。 小説作品のようなインパクトはないけれど、春樹さんのエッセイ作品と同じように、力を抜いてリラックスして読める本。
0投稿日: 2016.03.20
powered by ブクログ読者からメールで質問を募集して答えるシリーズ6だか7回目だか。 「村上朝日堂」「~聞いてみよう(勝手に命名)」シリーズに比べると、どうでもよさそうな質問がなくなって、結構マジメな質問が多く感じられました。WEB上で質問カテゴリを分けたというのもあるのかもしれない。人生相談とかあんま見たくないんで、ネコ系とかの質問が見たかったんですが、それはしょうがないとして。 挿絵がフジモトマサルさんです。でもこういう系をまたやるなら次の挿絵は誰がやるんだろう……うーむ(水丸さんもフジモトさんも、ねえ)。 全質問が見たい方は電子書籍版を買うといいです。
0投稿日: 2016.03.15
powered by ブクログ読む薬、という感じの本です。 村上春樹さんの書く文章はどうしてこんなに気持ちがいいのかなぁ、と読みながらいつも思います。 文章の行間に見え隠れする生き方というか、人生に対する誠実さのようなものを読みたくて、私はいつもこの人の本を手に取るんだよね、と改めて思います。 編集に携わった人たちのあとがきによると、サイトにはものすごい数のメールが届き、村上春樹さんはそれを超人的なスピードで、でもやっぱりいつものとおり誠実さを損なわずさばいておられたとのこと。その量が想像以上だったので驚きました。 私も、人生に対して誠実に生きなくちゃ、数とか量とかに負けちゃだめだ、と改めて思いました。 あと、フジモトマサルさんのイラストにものすごく癒されました。すっかりファンになってしまいました。
0投稿日: 2016.03.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「ハルキスト」という呼び方をご本人があまり気に入っていない、というのは知りませんでした。「村上主義者」がご本人の推奨なのですね。 読者からの質問を時系列に沿って答える、という形式ですので、順番に読み進めていくと、同じようなテーマの質問が間を空けて幾度となく現れたり、前後で全く内容の異なる質問が出てきたり、というようになっています。でもその方が臨場感があるかもしれない。 真摯に答える姿勢は一貫していて心地よいですが、(敢えて)肩透かし的な返答をされているのもまた面白いです。
0投稿日: 2016.03.12
powered by ブクログネットのサイトでファン交流してこの本が出来て、小説のネタにもなるのだから、一石三鳥、凄く賢い人だとおもった。飼い主の話を理解している猫の話しが傑作でした。主人公が受動的だとのドイツ人の指摘にムキになって答えていたのもおかしかった。本人は米国での販路を自ら切り開いたくらい能動的なのにね。でも私も作品の主人公たちは流されて生きる人が多いような気がする。いつものように自衛の前置きをしてからしか意見を述べないのもイラッとしたけど、相手の気を害さないようにとの親切心であるらしい。でもちょっとイラッとくるな。
0投稿日: 2016.03.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ユーモアが漂っていて、猫が好きなところが可愛いし、スワローズに対する愛が溢れているところも素敵! でも届いたメールに対して、真摯に答えていて、ハッとする箇所も沢山あった。辛い環境の人を励ます言葉も優しさに溢れていた。 村上春樹の小説は読まないけど、エッセイとかは好きなら、村上主義者って名乗っても良いのかな。
0投稿日: 2016.03.04
powered by ブクログ本を読んで安西水丸さんが亡くなったのを知り、表紙が変わった理由を理解しました。 読者の悩みに答える春樹さんの問答は、あいからずぶれない心地よさです。このシリーズはなかなか読み終わりまでが長く、長い時間世界観を堪能できるのがいいですね。
0投稿日: 2016.02.21
powered by ブクログサイト開催中も見ていましたが、書籍になるとこれだけ数の回答の重みがすごいですね。電子書籍だとコンプリート3716通なんだって!僕は「074 え、わたしが?」「411 お母さんが全部答えてあげるわ」なんか好きです
0投稿日: 2016.01.26ページが
たぶん、サイズが大きいからか、アプリが1ページごとに、固まります。 書籍版を買ってからの電子書籍版なんで、残念すぎます
0投稿日: 2016.01.21
powered by ブクログ98番338番が好きですね。 「苦しみや悲しみを伴う辛い記憶は無理に消そうとせずにそれと一緒に生きていく」とか「妻の怒りは自然現象と同じで過ぎ去るのを待つしかない」だとか一貫した回答(もちろん他にもあるけど)から村上春樹さんがどんな人でどんな考え方を持っているのかが感じられた。ブレないんだなぁ… 今から新米村上主義者としてアンダーグラウンドを読破します
0投稿日: 2016.01.04
powered by ブクログ村上さんが読者からの質問に答えていったものを纏めた本。 読者からの突拍子もない質問にも村上さんは丁寧に回答。 その答えが、誠実で、でも平坦で、どこかどうでもいいかのように答えつつ、ユーモアが挟まっていて、村上さんの作品に出てくる登場人物を彷彿とさせられて面白い。
0投稿日: 2016.01.01
powered by ブクログサイトでは僕の質問が掲載されたのだけど本には掲載されてなくてあれっと思った。たくさんの質問の中で特に心に残った質問が、産まれたばかりの赤ちゃんが突然植物状態となってしまいそのお母さんからの(確か最後の)質問、というよりお便り。これに対し著者の励ましの言葉が素晴らしかった。内容は書かないけど涙が溢れるもので言葉の力を再確認できた。
0投稿日: 2015.12.30
powered by ブクログ読者からの膨大な数の質問にホントに真面目に答えた内容をまとめた本。村上春樹の人柄がわかる本です。17日間に村上さんのところに来たメールは何と3万7465通とか。それを全部読んで、3716通に回答してさらに本にするために選んだ473通のやり取りが載っています。その作業たるや気が遠くなりそうです。そのことを想像するとやっぱり内容云々は抜きにしても、(もちろん内容も色とりどりで面白いですが)村上さんの凄さがわかります。 今までいつも挿し絵を描いていた安西水丸さんがお亡くなりになられたのは残念なことですけど、フジモトマサルさんの挿し絵も味があって良かったです。
0投稿日: 2015.12.26
powered by ブクログ村上春樹が読者からの色々な質問に対して、時に面白く、時に厳しく、時に優しく回答してくれている。 その全ての文章が美しくて、温かみがあった。 村上春樹の心に触れた気がして、心の温かい人は文書も温かいのかな、と思った。 特に好きだったのが、NO.341。 恋愛に対して理想を抱いていた自分の恋愛観が少し変わった気がする。 愛情75パーセントくらいがちょうど良いのかもしれませんね。
0投稿日: 2015.12.21
powered by ブクログ色々な種類の質問と答えがあって、読んでいて楽しかった。 サイトの事を知っていたら、私も質問したのに、と残念だった。
0投稿日: 2015.12.18
powered by ブクログ初、村上春樹。 ずいぶん昔にねじまき鳥クロニクル読もうとして挫折して以来の村上作品。 ホームページ上で行われた質疑応答をまためたもの。みんなの質問も秀逸だけど、村上さんの返答が小気味いい。 猫と、野球と、ジャズとセックスの話が多かったかな。 この質疑応答の中で出てきた本は読んでみたくなった。ハルキストならぬ村上主義者(村上さんはそう呼んでほしいみたい(笑))に目覚めるかも?
0投稿日: 2015.12.04
powered by ブクログ正直村上さんの本はルグインの空飛ぶ猫の翻訳しか読んだことないんだけれども、この本はかなり面白かった。やっぱりすごくクレバーな人だよね。うまいこと質問を逸らしたり、たとえ話にしたり、と思えば真面目に答えてくれたりする。その飄々とした感じが魅力的。これを機会に著作を読んでみようかと思ったけど、登場人物ごスカしてる系らしいので二の足を踏んでいるのであった。カズオイシグロとの交流が楽しそう。
0投稿日: 2015.11.20
powered by ブクログわたしがもらった回答は掲載されなかったけど、春樹さんからいただいた2通のメールはたいせつに保存してあるよ。なにかにつまずいたり、迷ったときに参考になるような回答がたくさんあって興味深かった!
0投稿日: 2015.11.10
powered by ブクログ読者からの質問に村上春樹が答えていく。 瞬発力を感じる軽妙な返答や、意味深い返答など、適度に息を抜きながら読めるのがよい。 質問も多岐にわたっていて面白い。フジモトマサルさんの書き下ろし絵も面白い。 サイト公開時にリアルタイムで読むことができたのが私の小確幸。ということで電子版の面白さも知っているので、いつか電子版も読みたい。
0投稿日: 2015.11.09
powered by ブクログ面白かった! 村上さんの文章・表現力には力(密度が濃くて隙がなくてストレートにドンっとくるように感じます)がありますね! 自分もこういう風に自分を表現できるようになりたいと思いました。 みなさんの質問と村上さんの答えに癒されました。
0投稿日: 2015.11.08
powered by ブクログサイト上で挙げられた質問に対して著者が回答していき、その回答の一部が編集されている。質問もバラエティーに富んでいて、それらに対する回答はクスリとさせるものや、じっくりと深みのあるもの、ためになるもの、常備薬のようなもの、時には突き放したり、中にはつば九郎の悩みまでもが質問されていて、今年はスワローズが優勝したので年俸も上がったのかな?と思う。サリン事件や震災のことは胸が痛む思いである。著者と質問者との会話のような雰囲気、著者の人となりを感じさせる。改めて本の内容が血となり肉となることが大切だと感じる。
0投稿日: 2015.11.08
powered by ブクログご存知、村上さんに聞いてみよう! このサラリ感がハルキストには良いのだね。あっ、村上主義者と言ってほしいらしい、本人は。
0投稿日: 2015.11.08
powered by ブクログ村上春樹が一般の人からメールで来た質問に答える本。 興味深いもの、しょうもないもの、面白いもの、そうでもないもの、とか色々あるけれども、ちょっとした時間(村上春樹的にはパスタ茹でてる時とか)に読めて良い。 女性から、「完璧な勃起って何ですか!」(P72)みたいな質問が印象的だったかな。
0投稿日: 2015.11.08
powered by ブクログやっぱり村上さんのエッセイっつうか、考え方。文章表現大好きだなと思った。最近の小説より昔の小説の方が好きだが、世の中にはハルキスト(本人は村上主義といえと)がびっくりするほど多いんだなって感心した。様々な質問に丁寧に返答する村上さんの堅実さとユーモアがいい! 安西さんのイラストとのコンビが大好きだったが、今回のイラストも気に入った。安西さんご冥福をお祈りします
0投稿日: 2015.11.04
powered by ブクログ完全に村上春樹さんのファン向けのつくり。村上春樹が読者のメール相談に答える企画をまとめた本だけれど、時系列順に並んでいるだけで、村上主義者以外の人にはつらいかも。 一つ一つの相談はまじめなものから、とぼけたものまで幅広く、それに対する返答も小粋なものが多い。部分部分はおもしろいのだから、ファンを増やせるような作りにできたたろうに残念。 個人的には村上春樹は好きなので楽しかったけど。ファンサービスの一冊。あと、卒論で村上春樹を書こうとする大学生向けかな。
0投稿日: 2015.10.31
powered by ブクログ・自分を被害者ではなく体験者とみなすことへの質問に関して。「ひどい目にあった」と受動的に捉えるか、「心ならずもではあるが、自分が災難を引き受けることになった」と能動的に捉えるかの違いだと思うとの村上春樹氏の言葉が、深く心に残った。誰もが、他の誰にもわからない辛さを味わう人生の中で、前向きに生きていく為にはこの考え方が出来ることが大切だと思う。
0投稿日: 2015.10.25
powered by ブクログ【098】さて、かばんに何を入れようか 人生とは空っぽのかばんのようなもの。そこに何を入れていくか(何を入れていかないか)はあくまで本人次第。 【212】身銭を切って得られるもの 傷ついても、頭をどこかに思い切りぶっつけても、誰かから痛い目にあわされても、それが滋養になる。身銭を切って内的な資本を貯めていくうちに、「自分力」が溜まっていく。 【338】悩める教員2年目です 子供たちは先生のことをよく見ているし、その言動を自分たちなりに切り取って覚えていくであろうということです。教育というのは、あなたが子供たちに与えるだけでなく、あなたがあなた自身に与えるものでもあります。どこから切り取られてもいいような先生になってください。
0投稿日: 2015.10.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
村上春樹の本は人並みに好きだ。 落ち込んでいるときに読んで、ほんの少し浮かび上がれる。 ご無沙汰していた今年、「村上さんのところ」が開設された。 全部読み終える前にサイトがしまってしまった。 書籍になったので購入した。 期間限定の質問・相談サイト「村上さんのところ」(2015年1月15日~5月13日) 読者からの質問・相談に対する村上春樹の回答をまとめた本。 WEB上で気に入りスクリーンショットをとっていたもの(ムラカミクスの三本の矢、自衛する方法など)が収録されていて良かった。 みんなおもしろいこと考えてるんだな、さすが村上主義者。 私も質問すれば良かったかも。 また何年後かに同じような企画があったら、やってみよう。 思わず笑ってしまうもの、涙してしまうもの、救いになるもの、さまざま。 折に触れて、そっと、さっと、ページを適当に繰りたい一冊だ。
0投稿日: 2015.10.22
powered by ブクログ謙虚に、時にズバッと悩みに答えて村上さん。 笑ってしまう内容も多いけれど、世界の村上春樹が限りある時間を割き、真摯に一般人の悩みに答えてくれるなんて。 心に留めて置きたい回答もいくつもありました。 少なくとも、この本を読んだ彼のファンは、安易にハルキスト、あるいはノーベル賞と口にしないでしょう。
0投稿日: 2015.10.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
『2015年 7月 24日 発行』版、読了。おそらく初版。 作家の著者が、インターネットの期間限定特設サイトに質問を受け付けて、それに対して回答していく…という内容をまとめた本です。収録されているのはその中から473通です。 電子書籍版では、さらに拡大して3716通の内容(およそ単行本8冊分らしい)だそうです。この本はそこから厳選された内容にあたる一冊だそうです。ちなみに総数は3万7465通あったそうです。うち2530通が外国語で質問が届いたとか。 作者はそれに全部目を通したそうです。すごいなあ。 読み応え、十分ありました! おもしろかったです☆ 電子書籍版…そういった読書環境が整ったら読んでみたいところ。 いずれにしても、一度読了しても、期間をおいてまた読みたくなるような味わい深い一冊でした☆
4投稿日: 2015.10.15
powered by ブクログ村上さんがネットで人生相談に答えてる~! 圧倒される数の相談に、親切にそして私の思っていた通りの村上さんがいました。素敵だな~ こんな大人になりたいな、と思いました。そういえば、まだ読んでない作品が沢山あるや。
5投稿日: 2015.10.05
powered by ブクログ村上春樹の村上さんのところを読みました。 村上春樹への質問を受け付けるサイトで村上春樹に向けて書かれた質問に対する村上春樹の回答を収録した本でした。 このような企画の本はこれまで何冊か出ていますが、全ておもしろく読んでいます。 村上春樹が真剣に書いた回答、ちょっとジョークを交えた回答、ジャズや読んだ本に関するこだわりの回答、などなど、今回も楽しく読みました。 これまでエッセイなどでも書かれていた村上春樹の考え方が色濃く出ている回答もありました。 フジモトマサルのイラストも楽しく読みました。 37465通のメールをちゃんと真面目に読んで473通の回答を書いた村上春樹のプロ魂はすごいと思いました。
0投稿日: 2015.09.27
powered by ブクログ村上春樹はタフガイだ。 ちびちび摂取していたとはいえ読了まで2ヶ月かかった。 ひとの悩みの何処にピントを合わせるか、が村上さんらしくておもしろかった。 「少年カフカ」が好きだったひとは、たのしめる一冊。 安西水丸さんからフジモトマサルさんにバトンは渡っているが、これがなんともいい仕事してます。イラストに記された吹き出しの言葉が村上さんに寄せた毒ッ気で邪魔してない。むしろたのしみ。 村上春樹の回答は、クールなようで、やさしい。 悩んでいる若者に「十年後にまたメールをください」と書くことで、10年そいつは頑張らなきゃいけなくなる。そういう些細な落とし所がわたしは希望を与えているとおもったのだった。 悩むならば動け。 村上さんはとんでもなく前向きだ。 小説読んでるとそういう印象ってあまりなかったのだけど、エッセイやこういう人柄が出るものを書くといつも思う。 「本当に困っていることは誰にも話せない。自分で考えてやっていくと『自分力』がついてくる。」 落ちて悩むときは「年輪を作っているところ」と言い聞かせる。タフガイはただ寝て起きてるだけじゃ作れなくて、むんむん悩んでできているのだなあ。 28歳への言葉に勇気をもらったので一部抜粋。 「大人というのはあくまで容れ物。 そこに何を入れるかというのは、あなたの責任。 28なんてまだ大人じゃない 始まったばかりなんだから」 村上さんは28のときまだジャズ喫茶で働いていて、小説を書き出してもいない。 だからこそ、この言葉には説得力がある。 苦労したことはちゃんと「苦労してますけど何か」という素直さがあって、聞かれたから答えただけですけど、というクールさ。あらためておもしろい、真摯なひとだと好感が持てる。 編集後記でスタッフさんたちが対談して、あの質問が良かったと感想を言ってその頁まで戻るのもたのしい。 いまですら忘れているのだからいつまでも何回でも読み返せる有意義な本。
0投稿日: 2015.09.23
