Reader Store
小説以外(新潮文庫)
小説以外(新潮文庫)
恩田陸/新潮社
作品詳細ページへ戻る

総合評価

49件)
3.8
7
18
15
1
0
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    エッセイが苦手だと言う著者のエッセイと書評がたっぷり詰まった1冊。 読んだことのない本がたくさん。海外の翻訳ミステリーやSFはあまり読んでいなかったなと気づかされる。 酒見賢一さんについて書かれる文章は共感しながら読んだ。後宮小説、私も大好きだ。 恩田陸さんがどんな人なのか、垣間見られた気がした。

    2
    投稿日: 2025.11.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    恩田陸作品はいくつか読んだことがあるが、タイトル通り小説以外のエッセイや解説、書評などをまとめた作品。 小説家って、面白い物語を届けてくれる妖精みたいなイメージだけど、エッセイとかを読むと人間なんだって思って面白い。 ↓印象に残ったところ↓↓ 読書とは、突き詰めていくと、孤独の喜びだと思う。人は誰しも孤独だし、人は独りでは生きていけない。矛盾しているけれど、どちらも本当である。書物というのは、この矛盾がそのまま形になったメディアだと思う。読書という行為は孤独を強いるけれども、独りではなしえない。 本を開いた瞬間から、そこには送り手と受け手がいて、最後のページまで双方の共同作業が続いていくからである。本は与えられても、読書は与えられない。読書は限りなく能動的で、創造的な作業だからだ。自分で本を選び、ページを開き、文字を追って頭の中に世界を構築し、その世界に対する評価を自分で決めなければならない。それは、群れることに慣れた頭には少々つらい。しかし、読 書が素晴らしいのはそこから先だ。独りで本と向き合い、自分が何者か考え始めた時から、読者は世界と繋がることができる。孤独であるということは、誰とでも出会えるということなのだ。 ファンタジーというのは、戦争の話である。 (略)もっと正確に言えば、「秩序を取り戻す話」とでも言い換えるべきだろうか。 (略)それは、平和や成長や宝物や勝利という目的が一応設定されてはいるが、詰まるところ「秩序を取り戻す」ために戦う話である。 (略)世界は秩序を、賢者を、失われた倫理を取り戻すことを切に求めている。魔法の杖の一振りで、失われたものを取り返すことを願っているのだ。それは、逆に言うと、いかに世界が多くのものを失い、この世に魔法も奇跡もないことを実感しているかということの裏返しだ。世界はヒーローを求めている。秩序を回復してくれる聖なる存 在を、誰もが血眼で捜しているのだ。「聖」や「神」という言葉がこれほど安売りされている時代もない。

    0
    投稿日: 2025.08.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    【読了】『小説以外』恩田陸 「エッセイが苦手である」。の一文から始まる本書には、100以上ものエッセイが収録されている。 小説家の、小説以外の生活や頭の中をのぞき見させてもらうような、凄まじく贅沢な時間だった。 空想(妄想)力のたくましさに圧倒された。あちらこちらに振り回され、驚き呆れ、うっとりしたりワクワクした。 読書への信頼には共感するところが多かった。でも読書歴の分厚さは、わたしのそれとは比べ物にならない。なぜか本書を読んだあと、週末は紀伊國屋書店に行って、翻訳ミステリーを仕入れてこよう、と思った。 >>p.179より引用 本は与えられても、読書は与えられない。読書は限りなく能動的で、創造的な作業だからだ。自分で本を選び、ページを開き、文字を追って頭の中に世界を構築し、その世界に対する評価を自分で決めなければならない。それは群れることに慣れた頭には少々つらい。 (中略) 独りで本と向き合い、自分が何者か考え始めた時から、読者は世界と繋がることができる。

    0
    投稿日: 2025.06.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    メモ→ https://x.com/nobushiromasaki/status/1849988035552870686?s=46&t=z75bb9jRqQkzTbvnO6hSdw

    0
    投稿日: 2024.10.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    エッセイが面白い小説家さんって素敵! 恩田さんの小説はすごく好きなものと、いまいちはまりきれないものがあるのだが、こんなフランクででも魅力的な人が書いてるんだと思うとまた違った楽しさがあるように感じる。 ちょっと気恥ずかしくも感じるけれど。 本当に本をたくさん読まれる方なんだなと痛感したけれど、本ではなく私が1番共感したのは本ではなく圧倒的に二日酔いのエッセイでした。

    0
    投稿日: 2023.02.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    たくさんの本が紹介されていて、読みたい本が増えていきます。 会社員をやっていた頃のエピソードもあり、あんな大変な状況の中、小説を書き上げたことに驚きました。

    0
    投稿日: 2022.10.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    恩田陸の書く小説が大好きなので、恩田陸の読んできた本にもものすごく惹かれる、そして同じ本を読んでたことが分かるとなんだか嬉しくなる。

    0
    投稿日: 2020.08.21
  • エッセイ集

    読み始めてから相当長い期間かけて読み終わったので細かいことは覚えてないですが(笑)、作家さんの人となりが良く分かるファンなら楽しめる内容です。

    0
    投稿日: 2019.08.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ばらばらの場に書かれた随筆をまとめたものだから当然なのだが これを読んだだけで何かを知ることはできない 作者の作品をより読んでから再読すべきか

    0
    投稿日: 2019.01.11
  • 本への愛に溢れたエッセイ集。

    本への強い愛情が伝わってきて、エッセイの中に出てきた本を、全部、読みたくなってしまいました。 読書ガイド本としても、使える1冊だと思います。

    0
    投稿日: 2017.09.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     主に作品や読書にまつわるエッセイ集。恩田さんの読書量は凄まじく、到底追いつけそうにない。読み方も深くさすが作家さんだなぁと思わせられたけれど、それでもなお失われていない「読者人格」がびしびし伝わってきて、親近感を覚えることもできる。量も多くて読み応えたっぷりのエッセイ集だった。

    0
    投稿日: 2015.12.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    再読。お気に入りの作家さんが本について書いたエッセイを読んで、幸福感でいっぱい。オススメの本を全部読みたくなる。が、これがなかなか実現できない。今年の1月から恩田さんの作品を出版順に読み直していて今ようやく半分くらい。読破できるのはおそらく6~7月。その間にも新刊は出続け、積読本が今でさえ20冊以上。それらを片づけると10~11月。その頃にはこの本のことは記憶の彼方に消えているのだ。この本を片手に新たな本との出会いを果たしたいのに・・・。読みたい本も、読みなおしたい本もいっぱいあるのに、時間だけがない。

    0
    投稿日: 2015.03.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    文句言いつつ、なんで恩田ばかり借りてくるんだろ、自分・・・?といつも不思議に思ってた。 アガサ・クリスティのベストが「葬儀を終えて」だとあって、納得。これって、ベスト10に数える人は多いけど、ベスト1とする人に初めて会った。なんかそれだけで満足!そっかー同志だったのかー^^

    0
    投稿日: 2014.11.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    テーマもなく、ひたすらに集約されたエッセイ。客観的で時折ニヒルな視点と語り口は作者とイメージとおり。またエッセイ出して欲しい。

    0
    投稿日: 2014.01.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    恩田陸って女性だったんですね…知らんかった。 恩田さんおすすめの著書がわんさか載っているので、次に読む本が決まります。

    0
    投稿日: 2013.10.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    恩田陸ファンは必読のエッセイです。 恩田先生が影響を受けた小説、音楽、映画、漫画などがたくさん紹介されています。麦海を読んで、少女漫画が好きな方なのだろうなと思っていましたが予想通りでした。 先生の自作品に対する解説もあってにやりとさせられました。読み応えのある一冊です。

    0
    投稿日: 2013.08.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    つまらない本というものに対して激しい憎悪を感じる。 一生許さない。 孫の代まで祟ってやろうと思う。 読書を愛する恩田先生だから言える言葉だなぁ! 面白いエッセイでした。小説を書くきっかけ、子供時代~学生、兼業していた頃、専業になってからがびっしり詰まってます。 そして先生の読んだ本の数々。興味を引くものばかりです。 でも恩田先生の作品で読んでいないものを先に読みたいと思いました。次に読むのは絶対「六番目の小夜子」

    0
    投稿日: 2013.05.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    恩田さんのエッセイ。 一編一編がとても短いのに、なぜか読むのに時間がかかった。 ちらりと恩田さんが軽いタッチで書かれている文章を読むと、当然小説の一文ではなくここから物語が始まるわけではないとわかっているのに、そんな後生なーと思ってしまう。 恩田ファンは恩田さんが他の作家さんに対して思ってるように、作品を待ちわびてるのだと実感。

    0
    投稿日: 2013.04.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    むしょうにアガサ・クリスティが読み返したくなった。もう覚えてないからまた新鮮に楽しめるかも。 退院したら何作か買いに行こう。

    0
    投稿日: 2012.11.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    いろんな雑誌に書いた本についての話や 文庫の解説など、 本好きな恩田陸さんの本の話とか ちょっこっとですが私生活も見れます。 ひとつの話が2、3ページで手軽に読めてイイです。 恩田陸さん好きです。

    0
    投稿日: 2012.08.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    初読:大学生 恩田陸の小説より好きかも。読んでいてほっとする。次に読みたい本を選ぶ手がかりにもなるし、忙しいOL生活の合間に小説を書き始めるエピソードに勇気づけられて、自分も仕事を言い訳にしてないでがんばろうという気になる。

    0
    投稿日: 2012.02.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    本ばかりの生活でうらやましいと感じた記憶があるから、読んだような気がするけれど。ほとんど覚えてないから、また読みたい。

    0
    投稿日: 2011.10.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    恩田陸さんが大の本好きだということがわかる一冊。 本への愛が本当にすごすぎる! 私は恩田さんの作品は、「夜のピクニック」をはじめとする3作品ぐらいしか読んだことがないので、他の作品も読みたくなった。 とくに、「ネバーランド」と「ユージニア」。

    0
    投稿日: 2011.10.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「読む本探し集」というか。 殆どの文章で、恩田さんが面白そうな本を沢山紹介しています。 エッセイとして読もうとすると、文章のブツ切れ具合が短すぎるので閉口するかも。

    0
    投稿日: 2011.09.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    タイトル通り、小説以外の文章をまとめたエッセイ集。恩田さんの書く文章が好きなので、エッセイも楽しく読めました。

    0
    投稿日: 2011.04.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    エッセイが出ていることは知っていたにも関わらず、謎のテンションで購入したため、読み始めてエッセイなんだ!って思った私(笑) 結果今の恩田作品の材料となった作品が知ることが出来て良かった。かぶってるものを見つけては喜び、新たな作品は自分の購入リストに入れていく。たまにビール休憩はさんで(重要)、また読んで。 幼少期からビールまで長い期間の彼女を知る事が出来る一冊。

    0
    投稿日: 2011.01.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    恩田陸のエッセイを読むのはこれが初めて。 ぶ厚いと思ったら、書き下ろしではなく、いろいろな所に掲載したもののまとめのようです。 出典と、時には簡単な執筆の意図などが載っていて、理解の助けとなります。 エッセイよりも小説を書く方が好きな人のようで、タイトルは本人が決めたとのこと。 小説への強い思い入れが感じられます。 内容も、小説をメインにした話がほとんどでした。 彼女の作る硬質の独特な作品世界は、日常から近いような遠いような、不思議な距離感がありますが、生身の恩田さんがこういうことを日々考えて過ごしているんだとわかると、その人間性がぐっと身近に思えてきます。 まさか彼女が、お酒大好きの二日酔い常習犯で、聖子ちゃんと明菜ちゃんの歌を全部歌えるとは思いませんでした! 『マトリックス』二部・三部への酷評や、自作『ネバーランド』のドラマへの不満のようなものも、さらりと書いてあり、生身の作家の声も感じられました。 「記憶の図書館」で、“生まれてから現在までに読んだ本を、読んだ順番に全部目の前に並べてくれる図書館”があればいいな、他人のものも観てみたい、というくだりがありましたが、ブクログはまさに、この希望をかなえてくれる、便利なツールだなと思いました。 恩田さんは利用されているのでしょうか。 この人は、ミステリー作家でもあると知っていながら、敢えてその種の作品を避けてきましたが、やはり彼女のミステリー文学への思い入れは深く、エッセイからも、その尽きぬ愛情が伝わってきます。 惜しむらくは、私がそのジャンルの知識が全くないことでした。 映画も、そっち系のものが好きなんですね。 彼女が嬉々として語る、いろいろなサスペンス映画についてのコメントを読んでいて、足がすくみそうになりました。 『指輪物語』をいくつかのエッセイで絶賛しており、嬉しくなりました。 ただ、そのくだりの中にピーター・ジャクソン監督の『乙女の祈り』がとても好きだと書いてあり、(やっぱりこの人は、そっち系がお好みなのね…)と思いました。 いろいろな文学作品、特にミステリー系のものを紹介してもらいましたが、とりあえず、彼女のデビュー作『六番目の小夜子』を頑張って読んでみようと思います。

    0
    投稿日: 2010.06.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     恩田陸のエッセイを集めた1冊。  文庫の解説なんぞもはいっていて、色々と楽しい。  あと、ビールの話多しww  にしても、すごい読書量なのだ。OL時代に本を読む時間がなくて一番のストレスだったとあるが、ないといいながらも読んでるからなぁ。  おそれいります。  と、読書傾向が似通っていて、ちょっとうれしい。  「ファイアースターター」よかったよね。私もあれは一気読みした。キング作品はあれと「デッドゾーン」がベストだと私は思うんだが、割と賛同してくれる人っていないんだよね。とりあえず「ファイアースターター」が同じなので、とにかくうれしい。  あと、萩尾望都さま好きとか。  ともあれ、一つ一つのエッセイがとても真摯に書かれているのがいい。  ひとつとして投げやりでした、みたいなのがない。きちんと考えられ練られて、読むほうの顔も考えてる感さえある。(解説が多いせいかもしれない。解説はその本の読者という顔がはっきり見えるからな)  小説もそうだけど、恩田陸、まじめな人なのだとつくづく思った。  ま、そこまで酒豪だとは知りませんでしたがww  面白かったです。

    0
    投稿日: 2010.06.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    情報科教員MTのBlog(『小説以外』を読了!!) https://willpwr.blog.jp/archives/51103356.html

    0
    投稿日: 2010.05.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    タイトル通り、恩田陸さんの小説として書かれた以外のものを集めたエッセイ集。本当に昔から本好きだったのが伝わってくる内容です。 秀逸なのは、書評のような形で書かれたもの。僕個人としては、自分の好きな小説のテイストは、ある時期、非常に濃厚に恩田さんの影響を受けたせいだ、ということが確認できました。

    0
    投稿日: 2010.05.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    4月30日読了。元OLの小説家、恩田陸のエッセイ集。著書の雰囲気とは違い、いかにも80年代を生きた小説好きのOL、という感じのエッセイは最初は違和感もあるがだんだん慣れてくる。・・・そんな作家でも、いつも苦しみながら文章を書き出すものなのか。

    0
    投稿日: 2010.04.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    活字だらけでくちょんくちょんになっている私の脳みその隙間をするすると器用に入ってくる文体。ご本人はエッセイなんて・・・と卑下していらっしゃるけど、そんなこたないですよ!!恩田先生!「読書モチベーションが下がったときに再読する本リスト」に追加。

    0
    投稿日: 2009.12.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    この人の作品はどれも面白いので、エッセイも読んでみました。本に関する話が面白かったです。紹介されている本で気になったものを数冊読んでいますが、どれも今のところは面白い本でした。(カッレくん・ケイヴマン)萩尾望都さんが好きで影響を受けたと言う話もあり、好きな系統が近いのかな、と勝手に親近感を抱きました。

    0
    投稿日: 2009.10.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    タイトルどおり恩田陸による小説以外の文章を集めたもの。雑誌などに掲載されたエッセイや文庫本の解説などなど。本当に本が(小説が)好きなんだなあとしみじみと感じ入ります。だからこそあのような作品が書けるんだろうなとも思い至りました。まだ読んだことのない本に対して書かれたものを読み興味をそそられ、本が好き本格ミステリが好きという件に同調し、もっともっと本が読みたいと、そういう気持ちにさせられる本でした。

    0
    投稿日: 2009.07.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    本の話を中心としたエッセイ。 普段自分があまり読まないミステリーの本が紹介されてないかなと思って買ったが、たくさん載っててよかった。

    0
    投稿日: 2009.05.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    タイトルに惹かれた。 根っからの本好きを感じられる内容。ガイドブックともとれる。 作者の性格が感じられる、とても面白い本。

    0
    投稿日: 2009.04.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    お酒と本のない人生なんて。 ほんとうにそう。 だから恩田さんのひとつひとつが好きになりました。 作品はこわいけれど、というか、怖いらしいけれど。 でも人柄は好きです。 こんな素直な人に小説が書けるのね。 そのこと自体が素敵。 でも問題は読みたいミステリーがわんさか出てくることです。 ただでさえ「控え組」がたくさんなのに。 そこで昨日恩田さん推薦のミステリーのさわりを立ち読みに行きました。 でもやばいな。 恩田さんをして「最高にこわい」と評させたクリスティーの「終わりなき夜に生まれつく」の冒頭に食われてしまいました。 それでもがまんして書架にもどし、なぜだか自分でもわかりませんが、ミステリーではない本を買って帰って来ました。 これこそが私にとってミステリーなのでした。 とにかくお勧め!

    0
    投稿日: 2009.04.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    エッセイはあまり読みませんが、面白かったです。 好きな作家さんの読む本というのはやはり興味あります。

    0
    投稿日: 2009.03.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    【目次】  まえがき  春は恐怖の季節/「恐怖」ということ/百組の「ロミオとジュリエット」/憂鬱な音楽/東京の隙間/本格推理小説作家への道/入口探し/女性の間に格闘技が流行る!?/『日本文化』という不思議/……AND MUCH, MUCH MORE/風景小説法/虚構のなかの儀式/週末の風景/驚きの『ケイヴマン』/二重生活/時間を忘れさせてくれる文庫ベスト5/記憶の再生/『女囮捜査官 聴覚』解説/恐るべき思春期/『ロミオとロミオは永遠に』新連載にあたって/密室,この様式美の極み/読めないことがつらかった/海外ミステリマイベスト7/恐怖の瞬間/念願かなって……/「六番目の小夜子」に寄せて/四人姉妹は小説そのものである/あまりにも確信犯的な/正しいビールのみと本格的ミステリ作家について/ネバーランドの内と外で/家族の最小単位は何人か?/記憶の中のクリスティー,記憶の中の殺人/ロマンチック・コメディの生きやすい世界を!/時を越えるという悲劇/そしてみんなSFになったあとは……/深夜の肴/赤ワインと豚汁/残滓と予感の世代/文庫SFマイ・ベスト5/想い出TVジョン・「署長マクミラン」/あるアニバーサリー/初めてお手紙差し上げます。/恐るべき入口/いつも旅の味方/『ネバーランド』ドラマ化に寄せて/『精霊狩り』から始まった/百戦錬磨のストーリーテラー/懐かしく悩ましきABC殺人事件/ゴージャスな最前線/加速した世界が失ったもの/世界への憧れ冒険物語から/「町が持つ記憶」の魅力/ヒロインの成長描く大長篇/バーチャル飼い主/外から己見る視点に衝撃/本を読む以外の時間は……/ファンタジーの結末/旅する読書/善と悪の昼と夜/記憶の図書館/絶望の娯しみ/『ピースメーカー』取材の記/映画『木曜組曲』に寄せて/本屋さんさえあれば……/ジェイムズ,ハンコック,密室劇/次の十年/読書の時間/私がウィリスの小説に当惑してきたわけ/週末のFAX/声に出して読む……/旅人たち/これだからイギリス人は……/ファンタジーの正体/『ゲド戦記』は完結したか/果時以に送る手紙/私の青春の一冊/司馬遼太郎『坂の上の雲』/誰が世界を変えるのか/架空長辺アンソロジー/ラジオを聴きながら……/タイトルの付け方/テレビ/オニオングラタン/印字シール/ティーポット/先行予約/月世界/この『大小説』を読みたい/『ユリシーズ』/自分の葬式に流してもらいたい歌謡曲/いつかどこかで出会った女たち。/私のゴシック・ロマン/付箋好き/続編の陥穽/一人で歩ける女たち/あなたがリメイクっ! 「プリズナーNo.6」/ストレスと料理本について/修行/哀しみを伴った何かが,まとわりつくように蘇る。/私たちは会談を必要としている/アメリカ人の文学キング/ひたすら羨ましい小説/青春はいつだって暗号である/予告編と本編の間で/回想と予感/敬意と破壊と/合唱と大判焼きとミステリと/いつも探した別の国/『続巷説百物語』解説/日本に乱歩がいてくれて本当によかった/憧れの職業/聴く歓びを与えてくれた『夭折の天才ピアニスト』/ロボットといえば/短編を読む/「開いた窓』/本屋大賞「受賞のことば」  あとがき  文庫版あとがき

    0
    投稿日: 2009.01.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    2008/12/05. 恩田陸は不思議な人だ。 物語の支配者である彼女と、飾り気のない彼女の差がありすぎる。 けれど、やっぱり、どこか一貫性もあって。 それは現実に対する悲観的な姿勢だとか、どこか冷めた目線だとか。 小説の延長上で、やっぱり「恩田陸」が好きだなあという気持ちと、 ただの人間としての「くまがいななえ」さんが好きだなあという気持ち。 一回お酒を一緒に飲みたいなぁとおもうひとです。たのしいだろうなぁ。

    0
    投稿日: 2008.12.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ジャンルを超えて、色々な作品を書かれる作家さんの、正に「小説以外」がまとまった本。 自分が好きな作家さんて、一体どんな人生を送って、どんな環境で生きてきて、 どんな本を読んできたのだろうって、いつも思うんだけど、その一部を見れた気がする。 特に読書量はもの凄く、これがあの作品たちの土台なんだと実感。 ちょこっと載っていた酒のつまみ的レシピは今度試してみよう。 自分が人生で読んだ本を、読んだ順に収めてくれる本棚が欲しい、といった話があって、 激しく同意。自分のもそうだし、他人にも是非見てみたいものである。

    0
    投稿日: 2008.10.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    積読の山を減らさなきゃな、と見ていたら…エッセイが目に入ったので読んだ。なんと読みたい本がてんこ盛りだ。積読が増える一方じゃないか(笑)悪循環!酒飲みの(ビールねww)読書家に、悪い人はいない。 2008.9.9了

    0
    投稿日: 2008.10.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    デビューからの14年間に発表された全エッセイをまとめたもの。エッセイは読むものであって書くものではない、とご本人は言っており、エッセイでも好きな本読んできた本をテーマにしたものだったり、あとは他の作家の作品に寄せた解説文など、タイトル通りに恩田さんが書いた小説以外の文章を集めた本です。恩田さん、お話を書くのは好きだけど自分のことを書くのは苦手、ということでストレートに自分のことが書かれてるところは無いのですが、こういう本を読んでこう思っていた、とか、誰の作品の持っているこういう雰囲気が好きだ、とか、本を通じて恩田さんの人となりも透けて見えて、とても面白かったです。

    0
    投稿日: 2008.09.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    恩田さんの思い込みの激しさに、読んでいてなんだかニヤリとしてしまう。マニアックな作品がたくさん紹介されているので、本好きには堪らない1冊。

    0
    投稿日: 2008.08.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    この本も森博嗣エッセイに続いて購入 「六番目の小夜子」を読み終えて 焦ってそこの部分だけ読んだ。 あとはこれから・・じっくりと

    0
    投稿日: 2008.06.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    どんな話だろう? と思ったら、お話じゃなかったです。 雑誌等に書いている文章をまとめたものでした(笑) あぁそれで題名が…と納得。 自分が書いた本もそうですが、気に入っていた本などが書かれていて ちょっと読んでみたいな、というものも多数。 ある意味面白かったですw 1ページで終わっている所もあるので、ちょっとだけ活字を読みたい という時にお薦めです♪

    0
    投稿日: 2008.06.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    タイトルどおり、小説以外のエッセイ等をまとめた本。ほとんどが書評など、(一部違うけど)になってて、読みたい本満載です。好きな本について語る恩田さんの文章力もすごい。私はアガサ・クリスティーが好きで特にミス・まープル物が好きなのですが、恩田さんもそうで、作品にも影響を受けていると聞いて、少し納得。恩田さんの好きな本と作品のつながりなどもわかって、興味深いです。恩田さんの方が私より少し上だけれど、小説だけでなく、漫画や映画、テレビなどにも影響を受けていて、体験も似通っているのも、面白かったです。でも、おんなじような体験してても、恩田さんのような小説は書けないな・・・ちょっとうらやましい。 海外ミステリやSF遠ざかってたけど、また読みたくなりました。この本に載ってる本は読みたい!海外物っておもしろいものはすごい面白いんだけど、ハズレだったときの、時間の無駄な感じが日本ものよりも激しい気がするんですよね・・・でも、また、読もうっと。(支離滅裂ですみません・・・)

    0
    投稿日: 2008.06.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    これまで恩田先生の描いてきたエッセイやコラム、解説集。 解説やコラムが多くてエッセイが少なし。残念。 この人の文章からは本が好きで好きで仕方がないと言う のが溢れていて好きだ。すごく、本媒体を愛している感が ビシビシ来て魅かれる。 いろんな解説を書いてるけど、作品好きだな、と思わせるものと仕事だな、と思わせるものがあって温度差が興味深かった。 あと、この人の感性はとても独特に内側に広がっていると思った。散歩している犬が何かに似ている・・・とついて行って「……あ、○○似にてる!」というくだりは噴出してしまう。

    0
    投稿日: 2008.06.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    恩田さんは、小説以外と書いておきながらも、ほぼ小説で完結しております。 より恩田さんが知りたかったら、『恐怖の報酬』日記、恩田さんが好きなものを知りたかったら、小説以外を読むと良いのではないでしょうか。

    0
    投稿日: 2008.06.01