
総合評価
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powered by ブクログマックの中身を作ったウォズニアックと(途中参加で)外を作ったアイブ。どんな人達が時代を作ったのか、彼らとジョブスの化学反応、本当に面白いです。
0投稿日: 2025.05.10
powered by ブクログApple製品が好きになったきっかけは限りなく自然に、考えずに使える点だが、今回その秘密を知ることができた。同時に、デザインについての多くの知識、経験を得ることができた。本当に読んでよかった。
0投稿日: 2023.04.24
powered by ブクログソフトの時代だからこそデザインが重要になる イギリスにはT字型デザイナーという概念がある。ひとつの専門領域を深く極めながら、同時に他の幅広い領域にも造形を持つ人材のことだ 大学で賞を総なめ 世界を驚かせたipad革命 替えのきかない男 ジョニーはあるべきものを正しくつくること、それが目的にかなっていることをいつも気にかけていた。テクノロジーに人間味を持たせることにこだわっていた イギリス屈指のデザイン事務所に入社 アップルのデザイン責任者ブルーなーの訪問 退屈な仕切り机の中ではデザインなんてできない。そんなところじゃだれも働きたがらない。天井が高くて気持ちの高揚するようなオープンスタジオが絶対に必要だ。それがものすごく大切なんだ。それが仕事の質を左右する。やる気を生むんだ。 製品名を巡るバトル 4分野の製品群に集中する アップルはハードウェアとソフトウェアが共存する芸術作品を生み出した 仕事も遊びもとことんやる プラスチックからガラスへの思いきった転換
2投稿日: 2022.12.16
powered by ブクログジョブズの次にAPPLEで権限を持つ(つまり現在は最も力を持つ)人物は、英国生まれのデザイナーである。そんな事実がなぜ出来上がったのか。アイブとは何者で、そのデザイン哲学はどう形成され、発揮されたのか。その全貌を明らかにすることで、時価総額一位のブランドを作るための情熱とアイデアと仕組みを盗み見ることができる一冊。 また、スティーブ・ジョブズという経営者がクリエイターとどのようなディレクションを行なってきたのかを知るための貴重な資料でもある。
1投稿日: 2022.04.05
powered by ブクログデザインのお勉強。 …デザイナーは必要なものだけをデザインすべきだというミニマリスト的な哲学は、ドイツの伝統教育の流れをくむものです。ジョニー・アイブのデザイン哲学もまた、そのことを強く意識しているようです。このドイツの伝統は、アイブにも、電気器具のブラウンにも、またドイツのキッチンメーカーや家電メーカーにも受け継がれています。ドイツの家電デザインでは、この哲学が確立しているのです。高品質、高機能、ミニマリズムの伝統がそこに脈々と息づいています。おそらく教育を通して、アイブにこの哲学が染み込んだのでしょう …「ジョニーも僕らも、デザインの目的を優先させた」とグリナ―は説明する。「ジョニーは、あるべきものを正しく作ること、それが目的にかなっていることをいつも気にかけていた。彼の関心は、テクノロジーに人間味を持たせることだった。『それがどうあるべきか』が常に彼のデザインの出発点だったんだ。どんな既存製品があるかや、エンジニアがなにを望んでいるかを排除する能力、あるいは無視する能力が、ジョニーにはあった。彼はプロダクトデザインやユーザーインターフェースデザインの根本に立ち戻ることができたんだ。」 それよりもおそらく重要なのは、ブルーナーがこのスタジオを設立し、偉大な才能を採用して文化を創ったことだ。「ボブ(ブルーナー)はジョニーのデザインチームの基礎を創っただけではない。城を建てたんだ。企業内のデザインチームがクールと言われるようになったのは、ボブの功績だ」と言うのはクライブ・グリナ―だ。 「革新を宿命とする企業では、革新しないことがリスクなんだ」とジョニーは言う。「本当のリスクは、安全策を安全だと思い込んでしまうことだ。スティーブにはアップルのルーツに立ち戻るにはなにが必要か、アップルの魂を表現するにはどうすればいいか、新しいものをデザインし、作り出すにはどんな組織構造にしなければならないかが、はっきりと見えていた」
1投稿日: 2021.06.13
powered by ブクログアップルの軌跡をデザイナー、ジョナサンアイブの視点からみた物語。 デザインとは、ただ電子基盤に皮を被らせて化粧を施すことではない。 消費者にどんな商品を提供して、どう彼らの生活を変えたいかに思いを巡らせることである。 そのためにどんな機能を用意し、どんな形状にし、その機能や使い心地を実現する製品には、どういう開発の手順を踏んだらいいかをしっかりと考え、さらにはそれを市場でどう流通させ、どう宣伝するかにも配慮することだ。 製品の企画から開発、販売、さらには販売後のアフターケアに至るまで、全てデザインすべき要素がある。 この一節にどおり、著書の中には様々な工夫があった。 また、この一節だけでもこの本を買う価値があると思う。
1投稿日: 2021.01.19
powered by ブクログAppleの名品を通じて、デザインという概念の広さと深さを考えさせられる一冊。Apple流のアプローチもいくつか紹介されていて大変参考になる。 挿し絵がすくないので、画像検索しながら読むとよいかも。
0投稿日: 2020.08.11
powered by ブクログ【違うものを作るのは簡単だが、いいものを作るのは難しい】(文中より引用) 革新的なアップル製品の裏にこの男の存在ありと謳われるデザイナーのジョナサン・アイブの仕事ぶりに迫った作品。イギリスの銀細工職人の息子に生まれた彼は、どのようにして世界のデザインへの見方を変えることに成功したのか......。著者は、CultofMac.comの編集を務めるリーアンダー・ケイニー。訳者は、モルガン・スタンレーなどでの勤務経験を持つ関美和。原題は、『Jony Ive: The Genius Behind Apple's Greatest Products』。 縁遠い世界に身を置く者としては、第一線のデザイナーがどのようにして生まれ、そしてどのようにして製品を生み出すかを垣間見ることができるだけでもワクワクさせてもらえた一冊。「モノづくり」と言った時に得てして忘れられがちなデザインの重要性に目を見開かせてくれました。 製品の写真が折々に挟み込まれているのも☆5つ
0投稿日: 2020.01.06
powered by ブクログスティーブ・ジョブズの伝記が良かったので、 彼の周りの重要人物の伝記も読んでみました。 (正確に言うと、この本は伝記ではないかも。) アップルのデザインを統括していたジョナサン・アイブのストーリー。 オフィシャルに情報を集めれたスティーブ・ジョブズの伝記と異なり、 この本は著者がアイブでもなく、多くの元ネタがスティーブ・ジョブズの伝記からなため、 ストーリーの重複感があったり、 デザイン初心者や過去のアップル製品に疎いと 何のことを言ってるのかが分からない時もありますが、 随所で天才デザイナーの哲学を垣間見ることができます。 きっと、デザインに興味のある人にとっては、マユツバものの本でしょう。 スティーブのデザインの重要性に助けられ、 あらゆる制限を解放して働ける環境は、 プレッシャーはあるものの、デザイナーにとっては理想的な労働環境でしょう。 同時に革新的なデザインを形にしてきたエンジニアたちの努力の結晶でもあります。 アップルのメンバーがまさに世界を変えようとしていたその時に、 ジョニー(ジョナサン)側の視点では何を考えていたのかが、 分からない時もありますが(それが一番残念)、 アップル信仰者にとってはバイブル的な本になることでしょう。 次は、スティーブ・ウォズアニックやティム・クック、ピクサー側の視点からスティーブの起こした革命の真実を見てみたいです。
2投稿日: 2019.09.21
powered by ブクログアイブがどういうふうに考えてデザインしているかみたいな話を知りたかったけど、あくまで外部からの視点。
0投稿日: 2019.05.02
powered by ブクログジョナサン・アイブの半生について丁寧にまとまっている一冊 ジョニーことジョナサン・アイブが如何にして Apple に入社し、自分のデザイン哲学を確立、反映していったかを知ることができる。これを読んでいる中、ジョニーがデザインしたプロダクトを思わず手にとって、彼のデザイン哲学をより身近に感じることができた。
0投稿日: 2019.04.11
powered by ブクログスティーブジョブスの右腕のクリエーティブディレクター、ジョナサン・アイブ。彼がいなければiMacもiPodもiPhoneもiPadも生まれなかっただろう。よく言われるApple製品の工芸品のような美しさは決してジョブスだけでなくむしろこのジョニーがもたらしたものだということがこの本を読んでよくわかる。
0投稿日: 2019.01.22
powered by ブクログ・イギリスにはT字型デザイナーという概念がある。ひとつの専門領域を深く極めながら、同時に他の幅広い領域にも造詣を持つ人材のことだ。 ・大抵の人はデザインをお化粧と勘違いしているが、デザインとは人間の創造物の中心にある魂のようなものだ。 ・アップルでは1つ残らず書き留める。それが義務付けられている。さまざまな事が同時進行しているから。 ・フォーカスグループはやらない。アイデアを出すのはデザイナーの仕事。明日の可能性に触れる機会のない人たちに、未来のデザインについて聞くこと自体が的はずれだ。 ・デザインのはじめ、目標を定めようとする段階では、製品のストーリーについて語り合う。つまり、製品をどう見るかを話し合う。その製品に何を感じるか、物ではなく感情について話し合う。
0投稿日: 2018.12.09
powered by ブクログアップルはかつてはスティーブ・ジョブズの会社であったことは間違いないと思いますが、ジョブズは実際に製品の設計をしていたわけではなく、このジョナサン・アイブこそが本当に設計していた中心人物と言えるでしょう。そのジョナサン・アイブの半生を描く本です。 その生い立ちから、学生時代、イギリス時代、そしてアップル時代と、順にかれの人生が語られます。でも特にアップル時代の話しはアップル社内事情や各製品の生い立ちなども語られ、なかなか興味深いです。 「アップルにとってはスティーブの死よりジョニーが辞める方が深刻だ。」と最後の方で語られます。確かにそうかもしれません。外からはあまりそうは見えないですが、今アップルはジョナサン・アイブの会社である、と言えるのかもしれませんね。
0投稿日: 2018.10.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
アップルの名デザイナー。ジョブズとともに時代を作った、作っているジョナサンアイブに関する一冊。 デザイン思考の参考資料として、デザインのあり方について、学べたよい一冊。 <メモ> ・デザインとは消費者にどんな商品を提供して、どう生活を変えたいかに思いを巡らせること。 ・本当に大切なのはそこに込められた手間と心配り。 ・ドローイングとスケッチ、対話と議論がものづくりの過程には欠かせない。 ・気持ちが高揚することが重要。 ・ゆるやかな組織構造、協調的な仕事の流れ、コンサルタント的な考え方 ・目標を定めようとする段階では、製品のストーリーについて語り合う。製品をどう見るかについて話し合う。製品に何を感じるか、ものではなく、感情について話し合う。
0投稿日: 2018.08.18
powered by ブクログやっと読めた! Appleの素晴らしいデザインは日本的。なぜなら、付け加えるデザインじゃなくて削ぎ落とすデザインだから。茶道とも通じる。(笑)
0投稿日: 2018.04.04
powered by ブクログジョナサン・アイブ。 iMac、iPod、iPhoneとアップルが成功を収めたさまざまな製品のデザインに関わり、スティーブ・ジョブズが最も信頼したデザイナーです。 最近で言えばiPhone7の新色。ジェットブラックをこうやって磨いたとかキチガイみたいに説明してる動画に出てくる人です。w どういう人物なのかとか、どういう上司や部下がいたという内容になるのですがやはりジョナサン・アイブが1番影響を受けたのは職人だった父な気がしました。 やっぱり親の仕事を近くで見ていたのでしょう。 アップルのデザインの秘話も多く、面白かったのがiPodのハードウェアは日本の東芝のものだったということ。 直径わずが4.6センチのハードドライブに5GBの容量があり、初代iPodは実現しました。 ボディの表面の技術も日本の技術だったのでアップルの製品の中にも日本の技術が光ってますよね。 この人が会社を辞めるとなるとアップルもやばいことになるんでしょうね。 それくらい素晴らしい才能の人物。 デザインのことで現CEOティムクックがこうした方が良いと言ってもアイブがこっちが良いと言えばアイブに従えとスティーブ・ジョブズも最後に社員に伝えたそうです。 CEOより権力がある人みたいです。
0投稿日: 2018.01.26
powered by ブクログiMacやiPod、iPhoneなどのデザインを担当し、スティーブ・ジョブズ復帰後から右腕として手腕を発揮したジョナサン・アイブ氏の生い立ちとアップルでの功績を書いた一冊。 本書を読んでアイブ氏がジョブズから絶大な信頼を得ていたことと学生時代から類い稀なるデザインの才能を持っていたことを知りました。 ジョブズなきアップルで埋もれていた才能がジョブズの復帰とともにいかんなく発揮され、そこからiPodやiPhoneなどの製品に活かされ、私たちの生活の一部になっていることがわかりました。 ただ、各商品の開発にはストイックに顧客から見えない細部に至るまでこだわって開発されていることやチームのメンバーへの信頼が厚いアイブ氏がルビンシュタイン氏やフォーストール氏との確執からみて自分の信じたものに対する強いこだわりを感じることもできました。 また、アップルでは製品開発の情報が尋常ではないほど徹底されて守られている事も本書で知りました。 ジョブズなきアップルでも氏がいればまだまだ革新的なアイテムを生み出すことができるであろうと感じた一冊でした。
0投稿日: 2016.10.14
powered by ブクログ2016/5/5西図書館から借りた。 図書館で見掛けて、とても気になったんだ。 ジョブズが亡くなり、これからアップルはどうなるんだろう。アップルは創業時からデザインにこだわる会社だった。ジョブズがいない時のデザインは、どうしようもなく普通だった。
0投稿日: 2016.05.05
powered by ブクログもっと早く読んでおくべきだった。工業デザイン、コンカレントエンジニアリング、ANPPなどは深堀ってみたい
0投稿日: 2016.02.23
powered by ブクログどういう風にデザインが生まれてくるのか、どういうところにアイディアがあるのか、そんなことのヒントになるような本でした。 →http://ameblo.jp/sunnyday-tomorrow/entry-11977948287.html
0投稿日: 2016.01.29
powered by ブクログジョナサン・アイブもすごいけど、やっぱりジョブズはすごいわ。倒産寸前のアップルの立て直し方とか、感動物。ジョブズが出てくると話が一瞬で盛り上がるのがすごい。いいキャラクターだったよなあ。
0投稿日: 2016.01.26
powered by ブクログ米アップルのデザイナーを務め、iMacやiPod、iPhoneといった製品を世に送り出したジョナサン・アイブの半生を描く。 学生時代から有名デザイン事務所に声をかけられたり、最終的に独立したりと、その才能を発揮したわけだが、単にひらめきがすごいというわけではない。陰では、洗練されたデザインを追求するために徹底的に取組む努力を惜しまなかったのである。 我々は素晴らしいデザインを見れば、その才能ばかりに目を向けてしまうが、熱意を持って実直に仕事に取り組む彼の姿勢に学ぶところは多いだろう。
0投稿日: 2015.11.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
Appleの躍進におけるアイブの役割と価値をたぶん重要なものだったのではないか、と思っていたが、やはりそのとおりだった。 「今のAppleにとってスティーブを失うことよりアイブを失うことの方が大きい」と誰かが言っていた言葉だがそうだと思う。 ソフト部門も任された今、iOS7からのフラットデザインの次に来る「革新的なもの」は何なのか期待したい。 くれぶれも車の事故で命を落とすことがないように。
0投稿日: 2015.11.12
powered by ブクログ「デザインの力」というのを見た気がします。ただ、その力を認めてくれる経営者も必要かな。と。 でもこの人がいる限りアップルは大丈夫なんじゃないかな?とも思いました。
0投稿日: 2015.10.22
powered by ブクログアップル製品のデザインを支えるジョナサン・アイブを取り上げた一冊。アップルとデザインの関係、iMac、iPod、iPhone、iPad誕生秘話も垣間見えて、興味深い。
0投稿日: 2015.09.29
powered by ブクログ1997年にジョブズがアップルに復帰した際、「アップルの何が悪いのか教えてくれないか」スピーチで 「プロダクツがサイテーなんだよ!全然セクシーじゃい!」の喝破を、じかに聞いた愛撫兄さんの物語。 ジョニーはゼブラやソニーといった日本企業とも仕 事してたんですねー。ジョブズを軸にしたアップル 分析は、どうしてもカリスマの主観に巻き取られが ちですが、ジョブズに対して月(あるいは陰極)であり続けたジョニーを軸にした本書は、同社を理解 するための寧ろベターなテキストといえます。
1投稿日: 2015.07.09
powered by ブクログジョブズによって引き上げられた天才と想像していたが、若き日より才能があり、ジョブズとの出会いをきっかけに自ら高みに上がってきたのだと思う。 妥協のないモノづくりを筆頭に、アップルの凄さが随所に垣間見える。だから他の追随を許さないのだと思う。
0投稿日: 2015.07.07
powered by ブクログジョニー、素晴らしいですね! 大学生の頃からかれこれ20年間Macユーザーやってますが、デザインとシンプルな機能の融合にはいつも感心しています。 現在はiMac、iBook、iPod、iPhoneを愛用してますが、どれも素敵なデザインで楽しく使ってます♫
0投稿日: 2015.06.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
デザインは差別化の手段ではない。 僕たちの目標は、 これから先も人に愛される製品を創ることだ。 差別化はその結果なんだ。 革新しないことがリスク。 本当のリスクは安全策を安全だと思い込んでしまうこと。 ユニボディのために高級時計メーカーを研究した。 iPhone5とiPad3が生産に入った2012年には 設備投資は95億USD。 CNCマシンやそれを組替えたFSW(摩擦撹拌接合)。 一等地にあるアップルストアの11倍の金額。
0投稿日: 2015.06.04
powered by ブクログ読書時間5時間(読書日数 25日) Apple社のデザイナーとして、ほとんどのデバイスのデザインを手がけているジョナサン・アイブ(本編では「ジョニー・アイブ」と呼ばれている)の半生記。 デザイナーの父親からのデザイン教育を受けたことにより「物をデザインする」ことに夢中になったジョニーは、天才的なデザインを知らしめていく。そこから注目されていくことで、様々な会社や人に出会っていき、Apple社に入社するようになる。 入社当初は、暗黒の時代であったがそんな中でも自分の中で最高の物を創り出そうと、時には意見をぶつけながらも造っていく。 スティーブジョブズが復帰してからは、もうおなじみだとは思うが、たくさんのヒット商品を世に出していった。 ジョブズ亡き後、Appleは終わるのではないかという噂が立ったことがあり、自分もそうなるんじゃないかと気を揉んでいたのだが、取り越し苦労になりそうだ。なぜなら「ジョニーを中心にデザインを作る」会社だからである。
0投稿日: 2015.05.06
powered by ブクログアップルという企業の、デザインやエンジニアリングにかける時間とお金と情熱が半端じゃないということが分かった。だからこそ、あれだけ革新的な製品が生まれるのだろう。ここまで情熱をかけている企業、人が日本にいるだろうか。
0投稿日: 2015.04.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
アップルのインダストリアルデザイングループ(IDg)を率いるジョナサン・アイブの人物伝。尋常なく細部にこだわり続けるエピソードが随所に出て来る。復帰したジョブズと出会いジョナサンは存分に才能を発揮し、iMac,iPod,iPad,iPhoneなどを作り上げた。 デザインしモノを作ることが本当に好きなんだなあということが伝わってくる。これまでほとんど気にしていなかったけど、読み終わった後に自分の周りを眺めると「これらのモノも誰かがデザインしたんだろうなあ。どうしてこの形なんだろう」と気になってきた。
0投稿日: 2015.04.11
powered by ブクログアップルの製品デザイン責任者のサクセスストーリー。 ジョブスの片腕として描かれている。 感じるのはアップルの製品のもつ「かっこよさ」は単にデザインを優先したのではないということ。あたりまえのことですが、カッコ良く作ることの難しさ、それは、技術的なハードルだったり、使い勝手の部分の心地よさだったり、質感だったり、コストだったり、生産性だったりいろんな部分で折り合いをつけなければならない。そこでデザインが犠牲になることもあるのだが、そこで、相当な無茶と熱意で内外部との軋轢を乗り越えて製品化されている。あたりまえのことですが、あたりまえでないのです、難しいのです。 本書では、ジョニーの性格面でのダークサイドは描かれていませんが、ジョブズに劣らない、とんがった人と想像します。きっと一緒に仕事できないようなタイプだと思う。
0投稿日: 2015.04.07「アップルにとってはスティーブの死よりジョニーが辞める方が深刻だ」
何という早熟だろう。 デザイン賞の授賞式のため大学の初日に出席できず、インターンとして働いた大手デザイン事務所では、給料取りのプロのデザイナー連中を押しのけ、すべての仕事を回される。 父親の薫陶やイギリスのデザイン教育の賜物もあるのだろうが、持って生まれた才能が最初から飛び抜けていた。 彼が卒業課題で作ったチューブ型電話を見てブルーナーは、「あれほどの美しい作品を製作し、その上すべてを計算しつくしている学生なんて、見たことがなかった」と舌を巻く。 ブルーナーはその後、三顧の礼ならぬ四顧の礼でもって彼を引き抜いた。 ヒトラーのお抱え建築家と言われたシュペーアも、ヒトラーと二人きりで何時間もベルリンの再開発について語り合い、周囲から「恋人同士」と揶揄されたが、ジョブズもしょっちゅうアイブのスタジオを訪れ、「一心同体」の関係にあった。 その後シュペーアは軍需大臣に抜擢され兵器製造の効率化に目を見張る貢献をすることになるが、アイブの今後はどうか? 営業には関心を示さず至高のデザインを追求する彼を、ハードウェアとソフトウェア両方の責任者に据えたのは吉と出るか凶と出るか? アップルに入社したアイブのリーダーとしての資質は際立っていた。 仕事に真摯に向き合い、真面目で優しく、部下思いの兄貴分的存在。 一見、物腰の柔らかな英国紳士だが、なわばり争いは容赦がなく、ルビンシュタイン、ファデル、フォーストールを次々と追い出す。 ジョブズの操縦法も心得たもので、プレゼンの仕方から情報操作まで、「ジョニーのほうがスティーブを動かしていることが少なくなかった」との証言もあるほど。 今後、懸念されるのは本書にもある通り、アイブを頂点とするデザインチームの極端な閉鎖性だろう。 結束が固く、家族ぐるみの付き合いだが、新陳代謝が少なく、新しい風を呼び込みにくい。 年代が比較的近かったため、若さが懸念される欠点を補ってきたが、今後は揃って年を取るため不安が残る。 また、年々膨れ上がる研究開発費の問題もある。 「デザイナーたちに費用なんて考えほしくない」という一語を目にして、ジョブズがクックをトップに据えた理由が納得できた気がした。
3投稿日: 2015.04.05
powered by ブクログ図書館に入荷直後に予約。ほぼ伝記。秘密主義のなかここまで書けたのはすごいことだと思うが、それでも、具体的な話は書けずに伝記にしかならなかった。 こちらも参照。イノベーションのジレンマによって技術がデザインにとって変わられているのだろうか。勤務先でも技術者よりもプレゼンがうまい人の方がウケが良いのと一緒だろう。 http://hondana.org/%E5%A2%97%E4%BA%95/4822250709
0投稿日: 2015.04.04
powered by ブクログレビューはブログにて http://ameblo.jp/w92-3/entry-12000387501.html
0投稿日: 2015.03.28
powered by ブクログデザインを生業にしている人間にとっては非常に面白い一冊。 自分と彼らとの同じ点、違う点を感じられるだけでも十分。 読了して思うことは、やはり今の日本にはAppleを越えるマネジメントをしている会社はないということ。彼らは一歩も二歩も先をいっている。 いやぁ負けてられませんな、ご同輩がた。 久々にヤル気出てきたわ。
0投稿日: 2015.03.27
powered by ブクログこれが、ジョナサン・アイブだ、と言われればそうなのかもしれないけど、淡々とした本。ただひたすらに、ジョニーのデザインした製品を並べて説明している印象。その「デザイン」の底に脈々と流れるポリシー、一本の筋を丁寧に描いているのだけれど、そこには「必然」のみがあり、ジョニーの人間としての努力や苦悩の跡が感じられない。天才とはこういうものなのか。 Appleが好きな方、ジョニーの製品が好きな方が、「なぜ好きなのか」を考えるにはいい本かも。本のタイトルは「ジョナサン・アイブのデザインとその哲学」みたいな感じの方が近いように思う。「スティーブ・ジョブズ」と比較してしまうからそう思うのかもしれないけれど、もっと人間としてのジョナサン・アイブを描いた本を期待してしまった。
0投稿日: 2015.03.13
powered by ブクログ今のAppleの基礎を築いた中心人物の一人。というよりもスティーブジョブスが一番信頼をしていた人物です。 ジョブスがイメージする世界観を、デザインとして形に変える。。本当に才能のある人なのだと思います。 Appleという会社を別の角度から学ぶという意味でも良い1冊だと思います。
0投稿日: 2015.03.11
powered by ブクログ『デザインは、ものの働き』。企画者も広い意味でのデザインが出来ないといけないと強く思った。 「僕たちの目標は差別化じゃなくて 、これから先も人に愛される製品を創ることだとわかってほしい 。差別化はその結果なんだ 」 って、素敵だな。
0投稿日: 2015.02.27
powered by ブクログ神が与えてくれたとしか思えない、ジョブズとのコンビ。しかし、逆にアイブなきあとのアップルはどうなるのかと心配してしまいます。
0投稿日: 2015.02.23
powered by ブクログ本書を読むまでもなく凄いデザイナーであることは承知していた。だから、最高のプロダクトを生み出す人について、改めて知ったところで面白くないじゃないか…その程度の期待で読み始めた。 結果的に、予想以上に面白いドキュメントだった。スティーブとジョニーは、シンプルにシンプルに、突き詰めて突き詰めて、思考や創作をする。この2人を追体験することで、根源的な問いの重要性を改めて認識させられる。 彼らはアイデアを彫刻していくように、本質的な問いを見出し、多くの人にとっての最高の共通解に到達する。本書は僕の萎縮した思考回路に刺激を与えてくれた。
0投稿日: 2015.02.23
powered by ブクログちょっとアイブを美化しすぎかな、アップルの組織のプロダクトデザイナーとして、上手くいっているのであっって、失敗作も結構あるからねぇ。モノづくりの立場からいって、現在のアップルのモノコックの考え方は素晴らしいです。はっきり言って日本のモノづくりの思想は20年は遅れていると思います。こんな人がソニーを引っ張っていけばこんなことにならなかったんだけどね。
0投稿日: 2015.02.22
powered by ブクログ亡きスティーブ・ジョブズとともにAppleを今世紀最大の企業の一つにまで成長を遂げさせた立役者の一人。 Appleの成功はスティーブ・ジョブズだけでも成し遂げられなかっただろうし、ジョナサン・アイブだけでも成し遂げられなかっただろう。 それほど二人が生み出した化学反応は周りの全てを巻き込み、ジリ貧だったAppleを持続可能性を持ち合わせた企業へと生まれ変わらせた。 本書の主人公ジョナサン・アイブはまだまだ現役のAppleのメインデザイナー兼インダストリアルデザイングループ担当上級副社長である。 まだ故人であるわけでもなく、現役引退したわけでもない工業デザイナーの伝記のようなものがつくられるのは珍しいことではないだろうか? ただ、この20年のAppleとジョナサン・アイブの歩みはそれを一つの物語として纏めるにふさわしいものである。 本書では、ジョニーがデザインの道に進むに当たりその先導役としての父親の存在、彼はイギリスのデザイン教育のまさにデザインをした影響力のある人であり、ジョニーがただ完成の赴くままにデザインする芸術家肌ではなく、理論に基づき、形だけでなく素材、工程にまで真摯に向き合いデザインの中核とするようになるその基礎を作り上げた父親とイギリスデザイン教育の流れから物語が始まる。 この辺りはこれまで情報としてなかなか触れられてこなかった部分なので新鮮である。 そして、後半部分。 スティーブ・ジョブズのApple復帰から、ジョブズがジョニーを見出してからの怒濤の20年。 iMac、iPod、iPhone、iPadといったボクらのライフスタイルを変えてしまったガジェットたちの製品開発物語が続く。 ジョニーが率いるチームが生み出すデザインはどれもインパクトが強いものだ。 この強さというものは派手さとは全く違う。むしろ限りなくシンプルなモノに近づける。シンプルであるが故に機能がわかりやすく直感的といわれるもはやAppleのお家芸のガジェットが生まれるのである。 デザインを意識させないまでのミニマリズムこれが究極と言わんばかりの徹底したデザイン主導の製品開発でAppleは現在の唯一無二の地位を気付いているのだ。 さらにジョニーは製品の外見に限らず、内部構造のデザインはもちろんのこと、その素材、製造ラインにまでデザインの領域を広げてきたという。 こういった、直接製品の外見からは解らない部分にまで細心の注意を払っている工業デザイナーはそうそういないのではないだろうか? このような裏方としてのインダストリアルデザインという部分は、本書では文字だけで残念なところだ。 本書はデザイナーを主役においた書籍でありながら、その製品群の図版が極端に少ない。 掲載されていても白黒写真である。 その当たりは判型の制限もあったのだろうが、メインプロダクトのカラー図版くらいは付けて欲しかった。 その当たりが残念である。
0投稿日: 2015.02.14
powered by ブクログAppleファンならジョナサンやスティーブ・ジョブズのデザインに対するこだわりがよく分かる書。もう一度、じっくり読みます。
0投稿日: 2015.02.12
powered by ブクログ00年代以降のAppleの躍進を支えることになる、90年代のブルーナーのデザイン部門作りのあたりが一番面白い。デザイナとエンジニアのせめぎ合いとか。
0投稿日: 2015.02.10
powered by ブクログミニマリスト デザイン以外に興味がないことを公言しながら、組織の上位に名を連ねるのは、組織文化を最高のクオリティで体現しているからだろうか。
0投稿日: 2015.02.07
powered by ブクログジョブズとともにiMac,iPod,iPad,iPhoneを作り上げた、徹底したデザイン哲学を持つアップルのデザイナー。生い立ち、イギリスでのデザイン教育、アップル入社、様々な製品の開発やジョブズとのエピソード。 生来の能力に、それを十分に活かせる環境がプラスされたことが、世界にとってのラッキー。
0投稿日: 2015.02.06
powered by ブクログアップルのデザインチームのアイコン、ジョナサン・アイブの伝記。でも、最後にも触れらているアップルの秘密主義からアップル入社後の関係者のインタビューはあまり取れていない。このため、アイザックソンのジョブズの伝記『スティーブ・ジョブズ』やその後のアップルを追った岩谷さんの『沈みゆく帝国』の内容などから知られていることも多い。 ジョニー率いるデザインチームの強さがどこにあるのか垣間見ることができる。iMacやiPodも今見ると少しやぼったく見えたりもするのだけれども(自分だけ?)、その時々での必然性とこだわりがあるのだということがわかる。特にジョニー・アイブの「デザイン」が大量量産のためのイノベーションまで含めたものであることは当然のことであるけれどもあらためて認識することができる。 時々、「デザイン言語」という言葉が出てくるが、もっといい訳はなかったのかなあ。
0投稿日: 2015.02.01
powered by ブクログ取り立てて深い話はないけれど、とても元気と勇気がもらえた。 メンバーが大きく変わることがなかったからここまで革新的であれた一方で、凋落が囁かれる中今後どうでてくるかいろんな意味で楽しみ。
0投稿日: 2015.01.31
powered by ブクログアイブとジョブズがいなければ今のApple作品はでてこなかった。 同じ時代にいられる幸せに感謝したい。
0投稿日: 2015.01.30
powered by ブクログ結局他のアップル本と内容はあまり変わらない。前半のジョナサン・アイブ自身の話は目新しいのだが、あまり面白くない。ジョブズが登場してからは面白いのだが、目新しさがない。確かにジョナサンがデザインにこだわり、究極の商品を作り続けていることは分かったが、それも既知の事実。 例のサムスンとの裁判の中で新たに明らかになった事実があったので、それを本にまとめたのではないか。
0投稿日: 2015.01.28
powered by ブクログ素晴らしい本です。B2Bを主とする大型社会資本設備のプロダクトの国際市場では、今プロダクトライフサイクル全体に渡る、いわゆる「相互運用性」の実現が至上命題となっていますが、これらを揺り籠から墓場まで一気通貫で貫く、「デザイン言語」の存在も不可欠だと確信するに至りました。 日本語版では専門家の目で読むと、一部専門的な表現において訳があまり適切ではない部分もごくわずかありはしますが、総じて読みやすく良い翻訳になっていると思います。 デザインを生業とする方以外に、ぜひ経営層、エンジニア、そして現場でものづくりに携わるすべての人に読んでいただきたい本です。
0投稿日: 2015.01.18
powered by ブクログアップル本はほぼすべて読んでいるが、この本はアップルの屋台骨となったジョナサン・アイブに焦点を当てたもの。ジョブス復帰前から復帰直後あたりの記述が特に興味深い。”外見と感覚だけじゃないんだ。デザインは、ものの働きなんだ”(P152)というスティーブ・ジョブスの言葉が印象的。良い作品。
0投稿日: 2015.01.12
