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天国旅行(新潮文庫)
天国旅行(新潮文庫)
三浦しをん/新潮社
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総合評価

250件)
3.6
32
88
88
14
1
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    心中をテーマにした短編集。 生と死の境があやふやになり、対極にあると思っていたものが何より近しく感じられた。その選択は彼らだけのもの。苦しみの中で手を伸ばした先に救いがありますように、ただそれだけを祈る。寂しさよりもほのかに希望を感じるお話でした。

    13
    投稿日: 2025.11.02
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    ドリーミングな表紙絵と天国という響きのイメージとは遠い、心中をテーマにした短編集。 テーマへの迫り方や読後感は話ごとに異なり、一話ごとに頭の中の世界がぐるんと上書きされる。 「死への悲しみ」や「生への執着」などと分かりやすくラベリングできない、複雑な状況に置かれた登場人物たちの心境がすんなり心に迫る。 物語の背景は決して想像し易い環境ではないのに、さらっと納得できるように描かれている。 『遺言』の主人公が見た「輝く矢」が、この本全体の希望のように輝いて感じた。

    0
    投稿日: 2025.10.28
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    死をテーマの短編 遺言以外は面白かった。 読んでいて、角田光代さんの本みたいだと思ったら、解説が角田光代さんでした。

    14
    投稿日: 2025.10.06
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    天国旅行というタイトルに惹かれて開きました。 想像していた作品とは真逆で、重たい描写にかなり体力を吸われました。 心中をテーマにした短編集だと読み終わってから知りました。一見、死にフォーカスした作品思えますが、どの話でも生がありありと描かれていて印象的でした。 三浦しをん先生の文章が好きです。

    1
    投稿日: 2025.09.05
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    死が救いの中で見えて来る現実の厳しさのような。 短編ではあるものの、死を扱っているだけに一つ一つが重い。 良かった順に 遺言. 炎. SINK. 星屑ドライブ. 夜の君. 森の奥. 盆の客

    0
    投稿日: 2025.08.27
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    本を買う時は、あまり内容を知りたくないので中をぱらっとみて、表紙の絵がキレイだと思って書いましたら、出だしから、富士の樹海で自殺したい…?? ギョッとする描写もありましたが、結果、意外と爽やかな結末。 中にはちょっとモヤモヤするような重苦しい話もありましたが、短編で読みやすかった。

    2
    投稿日: 2025.08.07
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    死(心中が主)について考えさせられる一冊 7つの短編小説からなる。 中でも「初盆の客」は奇妙かつ心温まる物語であり、最後の故人に導かれた新たな出会いにも感動した。

    0
    投稿日: 2025.07.14
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    心中を共通のテーマとして書かれた短編集。 「死」を感動のためのスパイスとして扱う作品が多く、かくいう私もそれを好んで摂取してきた一人ではあるけれど、 本来「死」とは、どうしようもなく理不尽で、そんな綺麗に締め括られないことの方が多いのだろう…という当たり前のような感想が浮かんだ。 特に、「死」をめぐる人間同士の生臭いやりとりが描かれていて、「死」ではなく「心中」をテーマとして書かれたことの意味を想像したけど、うまく言葉にならない。 三浦しをんさんの美しい文章には惚れ惚れする。 「森の奥」が個人的にお気に入り。やっぱり、わかりやすく救いがあれば、ホッとするなぁ。

    2
    投稿日: 2025.06.27
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     心中がテーマの短編集。「死」か…と思って読み始めたが、読んでみると「好き」の方に心が寄っていった。すべてが恋愛ものだったわけではないし、恋愛ものであっても、幸せな恋愛だったのかどうか不明なのもあるが、それでも、こんなに好きっていう気持ち、いいなとか、わかるなとか、そちらに心惹かれた。  角田光代の解説を読んで、そういえばみんな死が絡むんだったと思いだした。角田さんは、小説における死とは…といったことにも言及していたり、この作品は生も死も賛美していないだとか、美化してないだとか、そちらを中心に解説されていて、ああそうかと思って少し考え直してみたけど、やっぱり私の受け取り方は、ある「好き」の物語の中の「死」、というものだった。  「星くずドライブ」の男の子のことが、特に切なく感じた。自分のことを好きだという気持ちだけを残して事故死してしまい、死んでもなお近くにいてくれる彼女のことが愛しくてたまらないけれど、やっぱり彼女は遠いし、一緒に老いていくこともできないし、彼女から逃げてしまいたいとすら思ってしまう。けれど、いつか彼女の霊もいなくなってしまうかもしれないと考えるとそれもつらい。そう考えると、「自分は生きながらにして無理やり心中させられてしまったようなものだ」と感じる主人公。  この短編は、本全体の中でも好きという気持ちがいちばん素直だし、気性の激しさや現実の辛さ、報われなかった恋などそういう重さからから生まれる「心中」ではない。いちばん単純で幸せな恋愛小説っぽいのに、それなのにこんなに切ない…というところが、好きだった。ずっとそばにいたい、という願いが叶えば叶うほど、“生者としての孤独”が濃くなるという皮肉。「君は夜」「炎」の報われなさとはまた違う、報われなさが印象的だった。

    16
    投稿日: 2025.05.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    目次 ・森の奥 ・遺言 ・初盆の客 ・君は夜 ・炎 ・星くずドライブ ・SINK 作者が、この本は「心中」をテーマにした作品集である、と書いている以上、そういう意図をもってこれらの作品は書かれたのだな、と思うべきなのだろうが、非常にわかりにくい、はっきりとは見えていない「心中」をも含むので、思わずこの言葉の意味を改めて調べてしまった。 最初の『森の奥』は自ら死を求める男が主人公で、最後の『SINK』は一家心中の生き残りの男が主人公という、この並びも計算されたものなのだろう。 前者は生かされた思いが前向きな人生をもたらしそうな気がするが、後者はどうだろう。 今までの自分の考え方を反転してみて、生き方を変えることはできるのか。 答えは読者に委ねられている。 「死」とは、その人の人生の終了であり、死んでしまうとその先の人生というものはあり得ない。 しかし、体の方はこの世界で朽ちていく者であり、死んだ人間は生きている人々の記憶の中にまだその痕跡を残すものである。 それが甚だしいのが『炎』であり『星くずドライブ』、緩やかに愛する人の死を自分に溶け込ませるのが『初盆の客』だとすると、死んだ人の痕跡を消化するのは時間ということなのだ。 ことに『星くずドライブ』は、ポップな作風のなかに、死に囚われてしまったということの恐ろしさが、じわじわと効いてきて、背中が寒くなる。 純愛と死病がセットになっている作品がやたらと出回っているが、「死」縛りでこれだけのバリエーションの作品を書けるのが、本来作家というものなのではないかな。

    2
    投稿日: 2025.05.24
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    「森の奥」と「君は夜」が個人的には良かったかな。「森の奥」は見知らぬ相手に対する気持ちが、ぐるぐると移り変わるのが面白かったです。「君は夜」は、まぁベタっちゃベタなんでしょうけれど、これしかないというオチに綺麗にやられた感があります。 一日一遍ずつのんびり読んでいましたが、楽しい時間を過ごせました。「君はポラリス」に比べると、もう一歩納得感の少ない作品が多かったように思えましたが、同じようなテーマの中にも目先を変えてきて、飽きずに読むことができました。 三浦しをんさんをもう少し追ってみたいと思います。

    0
    投稿日: 2025.05.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    遺言がやばい。最後の怒涛の勢いでくる重い愛の言葉にやられる。 「太陽のように白いボールは、きみから放たれた輝く矢となって、いまも深々と私の胸に刺さったままだ。 焼いたらきっと、あの日私が目にしたままの姿で恋の矢が出てくるだろうから、お骨のあいだを探してごらん。」 こんなに重苦しくて切ない愛の告白ある??天才すぎるでしょう

    0
    投稿日: 2025.05.07
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    どの短編集もホラー味あり結構ゾクゾクした。 特に印象的だったのは、前世の夢に囚われた理沙のエピソード。執着心が怖かったし、最後どういった末路を迎えるのか怖くなった。

    7
    投稿日: 2025.05.05
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    三浦しをんにしては珍しく暗い作品。「心中」がテーマの短編集。 どれもユーモアを削ぎ落とした淡々とした文体で、ラストもどうなったのか、どうなるのかわからないモヤモヤさを残したものが多い。その結末を希望を思って思い描くか不吉なものを感じるかは読む人によるだろうなと思う。私は希望的観測をしたい方だけど、これは…というものもいくつか。 個人的にけっこう怖いと感じる作品もあって、三浦作品って明るくて笑えるばかりじゃないんだ!と当たり前のことに気づいた。普段読んでるエッセイではおバカ丸出し(いい意味で)だからなあ、しをんくん。 明るい話を期待して読み始めちゃったけれど、これはこれとして、表現や話の持って行き方、人物造形など嫌いじゃないです。というか好きです。

    3
    投稿日: 2025.04.10
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    「森の奥」 樹海で出会ったのは。 本当の目的は分からないままではあるが、生かされたということは死ぬには早いということだろうな。 「遺言」 死と隣り合わせの日。 何度も言われたとしても慣れなかったのは、常に本当に命を絶つ可能性が捨て切れなかったからだろ。 「初盆の客」 堅苦しい格好の人は。 本名を名乗らず話を始めていたのは、ぽろっとした瞬間に話に矛盾が出ないようにするためだろうな。 「君は夜」 夢で見た相手との事。 誰かが言っていた、思い込みが激しいところが仇となった結果ずるずると悪い方へ向かってくのだろ。 「炎」 真相は誰が知るのか。 何種類もある中から、苦しく辛いうえインパクトのあるものを選んだのは一体どんな理由があるのか。 「星くずドライブ」 疑問を感じずに接し。 いつもと変わりなくやって来たからこそ、普段通りに相手をしていたとはいえ全く違和感はないのか。 「SINK」 過去の出来事が縛る。 頼まれていたとしても口にする相手は選ぶのが普通だろうが、勝手に周知されてたら楽なのかもな。

    1
    投稿日: 2025.04.06
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    職業小説作家っていう表現で紹介されるしおんさんとは角度を違える心理描写が巧に伺えた。 心中をテーマにした短編集。 「死に向かう」旅程では、日常概念がどんどん削られて行くのだろうな・・と考えたりはするが、具体的に想像すらしたことがない。 誰しも・・の体験があるもんじゃないだけに、種々の作品で語られ、、登場する場面に心が揺さぶられる。 決してやわなものではないだけに、自分の心情を鑑みて読む方がおすすめ。 長編ばかり読んできたしおんさんの作品、短編としてテーマを料理し味わうものいいなと思える。 あとがきでの角田さんの文がピリッと締めている。

    2
    投稿日: 2025.03.19
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    心中がテーマの短編集 死は本当に救済なんだろうか、なんだかんだ生きている方が良いのではないか… 人が死んでしまうお話が苦手で避けることが多いので、読み終わった今少し落ち込んでいます でも先生の言葉は美しくてやっぱり大好きだ

    0
    投稿日: 2025.02.10
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    心中をテーマにした、死を選び損ねた人たちの短編集。どの話も綺麗に切りよく終わらせず、例えば「星くずドライブ」ならば幽霊になった彼女とどう付き合って行くのか、結局結論が出ないまま終わる。それがまた謎めいていて、リアルでいいと思った。でも君はポラリスが綺麗すぎて、こちらの印象が少し薄くなる気がした。

    0
    投稿日: 2025.01.09
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    死を題材にした短編集で、読んでいてどきどきした。 身近な人の死を経て希望を持つ人も居れば、諦めて死を選ぶ人も居て、1テーマでこれだけ色んな人生を描ける三浦しをんが恐ろしい。本当に尊敬してます。 比喩表現はもちろん文章がとても綺麗で読んでいて溜息が出る。 どの話も好きだけど好きな人物、描写は「森の奥」のふらっと出てきてさらっと人を救って消えていく青木くん、「炎」の初音とありさの一瞬の青春、「星くずドライブ」の生きている世界と死の世界の狭間で揺れる主人公の葛藤。 星くずドライブは非常に印象的で、死んでしまった人を想うことと生きていて会えるかどうか分からない人間を想うことの違いはあるのか、の問いに自分自身もまだぐるぐる考えてる。

    0
    投稿日: 2025.01.06
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    心中をモチーフにしていたと、最後に知った… 心中、もしくは、自ら選び取る死。 最初の「森の奥」から結構ディープで…… 最後の「SINK」はぐさりと泣いてしまった。 樹海で首を吊ろうと試みる男と樹海で出会った男。子供の頃夢でみたもうひとつの人生と、自分の人生。焼身自殺を図った高校の先輩。車にて一家心中をした生き残り。たち。 全部が全部気持ちよいおわりかたではなかったけど、いつかは人は死ぬ、ただ自ら死を選ぶことで救われる人もいる。傷つく人もいる。 重い話なのに三浦しをんさんの綺麗な言葉選びで、なんだか重いのに綺麗な物語たちでした。どの話が好きかは選べない、、、

    1
    投稿日: 2024.11.25
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    死を扱う物語だけど救いがあって、希望を感じられる結末なのがとてもいい。仄暗く、重い話だからこそラストは安堵感で涙が滲む。三浦しをんさんの言葉選びが綺麗なので、サラリと読み進められます。 一部、救いのない物語もあり、「うわぁ…」となりましたが… 「森の奥」「初盆の客」「SINK」がお気に入りです。

    0
    投稿日: 2024.11.24
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    #47奈良県立図書情報館ビブリオバトル「短編集」で紹介された本です。 2014.10.18 https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=939977382683370&id=100064420642477

    0
    投稿日: 2024.09.27
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    近年の著者の作風イメージで読み始めたら、想像以上に重たい雰囲気だったので少々驚きました。仄暗さを纏った話が多いですが、三浦さんの言葉で、各話での命の捉え方を覗けたことは良かったかなと思います。

    0
    投稿日: 2024.09.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    怖い話を読んだ後に上書きしようと思って三浦しをんさんを適当に選んだらテーマが心中で泣きました。面白かったので結果オーライです。 森の奥:不思議な話 遺言:いちばん好きな話。書簡式、ののはな通信は重かったけどこの量なら読める。最後のページには愛を感じた。 初盆の客:不思議で心温まる話。 君は夜:ある意味ホラー。結構すきです。 炎:途中まで面白く読んでいたけど結末がもやっとした。 星くずドライブ:これもよくよく考えればホラー。2人に幸あれ SINK:最後の最後に重いのがきた。救いはあったかな。

    0
    投稿日: 2024.08.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    死にまつわる短編集。「森の奥」首吊りをし損なった明男が助けられた青木くんは樹海の精だったのか。「遺言」死から踏みとどまった老夫婦。確信を持って言える。きみが大切だ。いい話だった。「初盆の客」ウメおばあさんの夢の中で妊娠した話が子孫に伝わって最後は繋がった話もおもしろかった。「君は夜」江戸時代から恋人同士だったという前世の記憶が片方だけあるのは辛い。「炎」先輩が抗議の焼身自殺をした。これ以外の選択肢はなかったのか。「星くずドライブ」霊が見えるのは大変だ。「SINK」一家心中の生き残りも辛い。ずんと重かった。

    1
    投稿日: 2024.06.30
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    後ろの作品になればなるほど面白かった!お話として、いろんな関係性の人たちが傷つけて、傷つけられて、救い、救われて、救われなくて、でも彼らにとっては生きることの意味で、、、。全ては解説の角田光代先生の言葉を読んで、グッとわかった感じがしてる。悔しいけど解説読んでこそです。

    1
    投稿日: 2024.05.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    心中をテーマに描いた作品集。 小説における死の扱いを考えさせられる。 文庫版だと解説がつくのが良い。角田さんの解説がわかりやすい。 『泣けることと感動することが混同されてから安易な死が増えた』『この小説の死の壮絶さは そういう傾向への作者の覚悟のように思える』

    0
    投稿日: 2024.05.01
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    心中という暗いテーマの短編でありながら、描かれるのは恋愛や家族愛など、切なく美しい。悲しいお話もありますが、心癒されるのでおすすめできる本だと思いました。

    1
    投稿日: 2024.01.07
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    「生」の究極的な対比である「死」から描いた、わたしたちが生きる世界のうつくしさ。「明日も生きてみようかな」とおもうような、一縷の光が射した作品です。

    1
    投稿日: 2024.01.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    心中をテーマにしてるけど重すぎない短編集。面白いのもあったけど、展開適当じゃないか、ってとことかありがちな設定も多くて、そこまで引き込まれはしなかった

    0
    投稿日: 2024.01.01
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    久しぶりに本棚登録… それなりに本は読んでいましたが、なかなか登録まで行き着けず本当に久しぶりになっちゃった。 三浦しをんさんの作品は何年か前に読んだ「きみはポラリス」ぶり。今回も短編集なんですが、なんと全ての短編が"心中"をテーマにしていて他の短編集とは一線を画している感じ。 ところが、"心中"とはいうものの、そのテーマに気づいたのは角田さんの巻末の解説を読んだ時で、自分の読んでいる所感としては「どの短編でも人が死ぬなぁ…」ぐらい。つまり、それくらいどの短編でも死が重すぎず、淡々と描かれていました。 特に印象に残っている短編は「炎」。主人公が好意を持っている憧れの先輩が、ある日学校の校庭で焼身自殺をしてしまう。 主人公は先輩の彼女だった同級生と、なぜ彼が自殺という選択をしたのか、なぜあの死に方だったのかという謎を解明しようとする… というあらすじなんですが、ラストがかなり衝撃的。 人が自ら死を選んだ時、その真意は誰にもわからない(もしかしたら本人すらもよくわからないかもしれない)、決めつけられない、ということをこの作品に突きつけられた気がします。 角田さんが巻末で書いているように、この短編が死を賛美しているわけでもなく、かと言って死を否定しているでもなく、「ただそこにあるもの」として描いているのがすごく新鮮で面白かった。死ということがわからなくなった時に読んだら、助けになるかもしれない本です。

    12
    投稿日: 2023.10.30
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    心中をテーマとした作品。 基本的には死を「救済」として見てる内容が多く、独特。 でも死を目前として考える人の思想はたしかにどんなものだろうと思い起こしてくれる。 心情描写が細かく適度に重くさせてくる。それもまた良し。

    0
    投稿日: 2023.05.19
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    「心中」がテーマのお話。 命について考えさせられた…。 死んでしまったらもう、その人がどんなことを考えていたかなんてわからない。 だからこの本はどの話も、謎は完全には解けない。読者としては「え、この謎は??気になる!」という気持ちでモヤッと感は残る。 けれどそれこそが残された者の立場。死者とは話せないので、記憶で推し量ることしかできない。 物語だから解決した方が読者的にいいだろう、とするのではなくリアルに謎のままにするのが好きだったな。 他の方の口コミを見ていたら、結構重たい内容だったり、モヤっとした終わり方な部分に賛否両論あるみたい。メンタルが落ち気味な時に読むとちょっとつらいかもしれないので、万全なメンタルで読むのがオススメかも。 展開が早くてサクサクと読みやすいし、物語としておもしろかった。(テーマがテーマなので、おもしろいとは言いにくいけれど…) 私はこの本好きでした!

    1
    投稿日: 2023.04.12
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    2010年刊。「天国」は「あの世」の意味であり、「安らかな彼岸」では無い。小編集だが、全て心中の話。多少の救いが有るのは最初の1編だけで、後は何の救いも無い。題名は、むしろ「地獄」が相応しい。文章を追うのが余りにも辛過ぎて、2編ばかりスキップした。 気分を無理にでも落ち込ませたい人が読むのに最高! 或いは落ち込ませたい相手への贈り物にも超お勧め!

    0
    投稿日: 2023.03.29
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    フォロワーさんの本棚にあったので読んだ。天国旅行というから死んだ人の話かと思ったらどちらかと言えば残された人の話でした。悲しみよりも希望的な話が多くよかった。

    0
    投稿日: 2023.03.25
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    心中ものを集めた短編集。 テーマが心中だけに、ひとつひとつの内容には重いのだけど、ただ暗いだけではないのが作者らしさなのかなと思った。 「天国旅行」というだけに、そこに愛や救いがあるところがよかった。

    10
    投稿日: 2023.03.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    あんたにはわからないだろう。心配してくれる人が1人もいないまま生きていくってのが、どんなことなのか 渕上:でも、そのはずだった自分が来ると出るのだと覚えれば夜だけど、もう充電ないような気がした 君と出会い君と生きたからこそ、私はこの世に生を受ける意味と感情をすべてを味わい知ることができたのだ 現実には、なんの仕返しも抗議もできない無力な私たちは、死によって、神のごとく他者を罰し、傷つけ、深い後悔を負わせることができると、どこかで思っている

    1
    投稿日: 2023.01.17
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    本当に「愛なき世界」や「舟を編む」を書いた方と同一人物なのかと思います。心がしばらく落ち着かなくなる。 死についての7つの物語。 そこは三浦しをんさん、美しく救いのある軽率な感動はありません。 でも、絶望とも違う。 私は「遺書」が好きでした。

    42
    投稿日: 2023.01.03
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    文楽を基にしたエッセイと小説を著した著者ならではの作品と言えよう。特に「君は夜」は、現代を生きる理紗が、夢の世界では江戸に生き、そして死に至る(?)記憶を宿す物語に、不条理な心中を強く感じさせた。衝撃的なのは、富士の樹海で自死を目論む男を描く「森の奥」。好きなのは、戦時下の男女を描いた「初盆の客」。戦死した最初の夫、そして、戦後まで添い遂げた二番目の夫のどちらも愛したおばあちゃん。これも壮大な心中……ということなんだね。

    1
    投稿日: 2022.12.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    死は決して遠くない。身近なものであるのだと再認識させられる。でもただの死ではなく「心中」だからこそ描ける愛情のようなものを感じた。家族・恋人・友人。そして、死を選んだからといって全てがリセットされるわけではないといったような、哲学も感じられた。残された者の「生」は続いていくわけだし、影響力は残っている。残り香のようなものもあれば、生きている側の何かを突き動かすようなエネルギーのあるものまで。それはただの「死」ではなく、「生きていた」証なのだと思う。 それなのに重たすぎないのが不思議だ。内容の重たいものはあるのだが、誰もが一度は向き合う「なぜ、生きているのか、生まれたのか」というものに近い気がした。 余談だが、THE YELLOW MONKEYの「天国旅行」からタイトルをもらっているようで。この曲は本当に好きで、思い浮かべる風景が近いものもあった。読んでる途中もずっと頭の中で流れていたせいもあるかもしれないが、両方を知れて、私はどうやら「生きている」ことを実感したようだ。

    8
    投稿日: 2022.12.12
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    人の数だけ物語があって、人の数だけ愛の形がある。一人じゃ前に進めなかった未来も、君となら何処までも行けるんだって思えた。たとえその先が暗闇だったとしても。喜びも悲しみも痛みも恐怖も全て分かち合おう。 君と成し遂げられる 最期の計画、天国旅行。

    1
    投稿日: 2022.11.22
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    「心中」をテーマにした短編集。 心中が共通のテーマというだけあって、起きている事件はヘビーだったりするのだか、物語は淡々と進む。作者の文体も影響してるとは思うのだが、おそらく生も死も、好きな子に告白されたことも並列な出来事だと捉えているからなのだろう。 人は生死に関わるイベントを重く捉えがちだが、それも日常の一場面なのだと感じさせられた。 テイストは異なるが是枝作品を見た後の感覚に似ている。 ●森の奥 自殺しようと樹海に入ったサラリーマン。中で出会った若い男と行動するうちに生きることを考え始める。 ●遺言 若い頃、心中を試みたが生きることを選んだ二人。老人になり、あの時に死ねば良かったと繰り返すパートナーとの暮らし。 ●初盆の客 ある年の盆、一人留守番をしている女のもとに遠縁と名乗る男がやって来る。男は亡くなった祖母の前夫の孫と言うが…。 ●君は夜 前世の記憶が夢に出て来る少女は大人になり、不倫の恋をするが…。 ●炎 憧れの先輩が早朝の校庭で焼身自殺を遂げる。少女は先輩の彼女であら同級生と真相を探り始める…。 ●星くずドライブ 彼女の幽霊と同棲している大学生。なかなか成仏しな彼女との二人暮らしにも慣れ始めるが、ある条件のもとで消失することに気づく…。 ●SINK 一家心中の生き残りである主人公が、ある言葉をきっかけに母親の行動に別の意味があったことに気づく…。

    1
    投稿日: 2022.08.28
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    「心中」をテーマにした短編集でした。 最近、近しい人をなくしたばかりで、読むのには早かったのかもしれない。途中苦しくなって本を閉じることもありました。 だけど、自ら命を手放した先にどうしても救いがあって欲しいという一心で、祈るような気持ちで、わたしはこれからもこういうものを読んでしまうのだろうと思いました。

    0
    投稿日: 2022.08.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

     「心中」をテーマに書かれた短編集です。 普段、私は様々な理由で短編からは距離を置いているのですが、三浦しをんさんの作品は世界観や文体が好きなので手に取りました。   私が買ったのは毒リンゴっぽい表紙絵の単行本なのですが、ブクログでは見つけられなかったのでこちらにレビューします。  印象に残っているのは「森の奥」と「星くずドライブ」の二作品。前者と後者は対照的で、「森の奥」はどちらかといえば心中というテーマド直球、一直線に目指した作品。もう一方の「星くずドライブ」は読んでいるうちに引き込まれ、考えさせられる、一見するとキャッチ―だけど奥深い作品です。  全ての話を読み終えて感じたのは、三浦さんの作品はやっぱり長編でじっくり読みたいということでした。これは三浦さんの短編が面白くないということではなく、短編だと展開が早いのと、カラクリが必要なので表現を味わう余裕が(私には)ない、ということで、どちらかというと小説は表現を楽しみながらじっくり浸りたい方なので、単にスタンスが合わないのだろうなと思います。

    3
    投稿日: 2022.07.18
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    心中をモチーフにした短篇集、というか死の隣にある物語。すくいがあるのかないのかわからないけど、絶妙な読後感はさすがという感じ。「初盆の客」「君は夜」を読んで、以前にも読んでいたことを思い出した。初盆は祖母の初盆に里帰りした孫が留守番をしているときに訪れた客から、知らなかった祖母の過去を知るお話。君は夜は夢に出てくる江戸時代らしき前世とリアルが重なる物語。どちらもとても印象に残った。しぱらくたってまた読み返してみたい

    2
    投稿日: 2022.07.03
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    旅行と名付けているのがちょっとびっくりするような内容。 短編集で後味悪い結末だったりする話もあるけれども死をテーマにしてそれぞれの生い立ちを知りあたたかい気持ちにもなれる。  行き先が天国なのかも分からないけれども人の最後だけではなく当たり前だけれどもそれまでの人生や思いがある事を知る事が出来る。 一気に読み終わりました。

    11
    投稿日: 2022.05.21
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    ほぼジャケ買い。 死(心中)に纏わる短編集とのことで、コロナ禍で自殺する人が増えてる今、何か心がぞわぞわした。 何で自殺なんてとか思うけど、、死にたいと思う理由なんて本当人それぞれで、そう簡単に推測出来るようなもんじゃないんだろうな、とも思う。 色んなパターンのお話だったけど、星くずドライブが好き。

    1
    投稿日: 2022.05.20
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    ハピネスな表紙に三浦しをんさんなら、面白くないはずがないぞっ♪ というテンションで、このとっても可愛い装丁にも惹かれて読み始めた。 この本は、そんなテンションで読むものでは無かったらしい。 生と死の狭間にいる人達の物語だった。 天国を旅行している感じは、皆無。 正直、全然世界観に着いていけず、感情移入も出来ぬまま、読み終わった。 はっきりと結末が分からない七つの物語、毎回結末が分からないモヤモヤ感。 『星くずドライブ』は好きだった。 アップテンポなリズムで笑えるところもあった。 でも、ちゃんとした読み方出来る時に再読しないと駄目ですね。

    11
    投稿日: 2022.03.05
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    表紙のかわいさとは裏腹に重たい内容でした。 成し遂げた心中。死にきれなかった死。残された人達。死とはなにか。生とはなにか。 お涙頂戴の切なくなるような死はここにはない。だからこそなのかもしれない。 イエモン聞きたくなったな…

    0
    投稿日: 2022.02.25
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    三浦さんってこんな作品も書くんだという発見があった作品。6編からなる短編集。個人的には、森の奥が好き。自分が死のうと思っていたのに、結果的に人を助けたいという思いが生きていくことに繋がる。内容も一番入ってきやすかった。よんだ後は安堵感と切なさが入り交じった不思議な感覚がした。三浦さんの偉大さを改めて感じた作品だった。

    0
    投稿日: 2022.02.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「心中」をテーマに7つの短編集がおさめられている。 森の奥:樹海の中で自殺をしようとした男性が樹海で男性と出会い、最後救われる話。 遺言:心中願望のある「きみ」に宛てた私からの手紙。最後の1ページの言葉が美しい。そして、夫から妻へ宛てた手紙だと思ってたけど、角田光代さんのあとがきを読んで、そういう解釈もあるのかと納得した。 『きみと出会い、きみと生きたからこそ、私はこの世に生を受ける意味の感情とすべてを味わい、知ることができたのだ。』 『焼いたらきっと、あの日私が目にしたままの姿で恋の矢が出てくるだろうから、お骨のあいだを探してごらん。』 『私のすべては君のものだ。きみと過ごした長い年月も、私の生も死も、すべて。』 炎:高校生の先輩が焼身自殺した。みんなから憧れていた先輩がなぜ?わたしと先輩の元彼女が一緒に行動を共にする。真実は何?最初から最後まで少し不気味なお話。その暗さが良かった。  全体的に暗く重たいお話だけど、どの話も短編集なのに、短編集だと思えない重厚感のあるお話で良かった。特に、遺言と炎が好き。

    1
    投稿日: 2022.02.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    死や心中をテーマに書かれた短編集ゆえ、なんとなく重い話やパッとしない話が多い。 そんな中、少しよいなと思えたのは、"初盆の客"くらいか。 三浦しおんの小説は、長編の方が好きだな。

    14
    投稿日: 2022.02.01
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    死ぬことがテーマだけど、短編ということもあって、重すぎない。不思議で、滑稽で、心配で、きれいな作品。

    1
    投稿日: 2022.01.21
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    装丁が素敵で気になった本、ジャケ買い 「きみはポラリス」とセットなのかなと勝手に思っていたけど、特にそういう訳でもないのかな でも愛することと生死は繋がっているテーマだと思う 一冊読み終えてTHE YELLOW MONKEYの『天国旅行』を聴くと映画の後に流れるエンディングみたいに感じられた 生きる態度と死ぬ態度の境目がよくわからない その瞬間自分らしくあることを選んだ結果が死に繋がるなら、それは回避すべきなんだろうか? 生きてれば何も得られない、けれどこの先の人生すべてと引き換えてもいいと思えるような瞬間を生きることだってなかなかできないよなあ 最後の角田光代さんの、この本でそれぞれ描かれる「死」の壮絶さに関する解説を読んでそんなことを考えた どの物語も読み終えた後はしいんと浸ってしまったけど、今回は「君が夜」が一番心に残ってるな 自分は絶対にあれほど盲目的になり得ない、なんて口が裂けても言えないわ 現実的なお話というのだと、「遺言」もまだ身近なお話に感じたけど、こちらはとてもほっこりしたなあ

    0
    投稿日: 2022.01.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「心中」をテーマにした7つの短編集。 関係性を語る魔術師・三浦しをんが紡ぐ、生と愛の物語たち。心中だけど、生と愛なのだ。 「森の奥」富士の樹海で自殺を企図する男が不思議な青年と出会う。 「遺言」ともに死ぬことばかりが愛の証明ではない、究極のラブレター。 「初盆の客」祖母が貫いた愛と秘密を知ることで結ばれる縁。 「君は夜」夜な夜な見る前世の夢に囚われて現実を見失う女。 「炎」焼身自殺を遂げた先輩への想いをひととき共有する少女たち。 「星くずドライブ」幽霊になった恋人との暮らし。 「SINK」一家心中で生き残った男の希望。 個人的には「星くずドライブ」の途方もなさ、救いのなさに呆然とする。犯人は誰か、なんてのはどうでもよくて、幽霊になってしまった香那を見捨てることができそうもない英ちゃんの運命の過酷さと言ったら…。彼はいつか83キロを超えてどこかへ飛んで行ってしまうんじゃないかと不安で切ない。

    1
    投稿日: 2022.01.12
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    天国旅行 三浦しをん著 1.購読動機 舟を編む、まほろば、風が強く吹いている、あの家に暮らす4人の女という具合に定期的に手にとる作家さんです。 装丁に花があり、そしてタイトルに惹かれて購読です。 2.新しい三浦さんの世界 装丁そしてタイトルのような優しさとは違う展開です。 著書にあるとおり、心中をテーマにした作品です。 そう、どのような動機で人間は、死を選択するのか? 7つの短編すべてが、このテーマです。 したがって、まほろばや、風が、、、のようなテイストの作品とは趣きが異なります。 作品の遺言は、夏目漱石をイメージしてしまうのは私だけでしょうか? 3.死 作家角田さんの後書きで、「死とは死でしかない。それを作品としてどう描くのか?は、作家として一つの関心であり、挑戦」の趣旨を記述しています。 三浦しをんさんの世界を広げてみたい方はぜひに手にしてみては?いかがでしょう。

    13
    投稿日: 2021.12.30
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    きれいに生きたいからこそ死を選ぶこともある。 汚いまま生きれる心の強さがあれば、自ら死を選ぶことはないのでは無いかと感じた 全て自死をテーマにした内容ですが、重すぎずどこか一筋の希望の光のようなものが見える作品たち

    2
    投稿日: 2021.12.08
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    死に対する考え方は様々である。 死にたくない考える人もいれば、死は救済だと捉える人もいる。 また、それは、計画的である場合も、突拍子もなく訪れる場合もある。 私自身、死はとても恐ろしいものであると感じている。しかし、ただそれだけだと決めつけてしまうには惜しいほどに、甘い匂いを放っているのも事実だと思う。

    0
    投稿日: 2021.10.21
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    物語はどれもよかったけど、特に最後の角田先生の解説まで読んでストンと落ちた。 何年か経ってまた読み返したい。その時私は何を思うか。その為に生きるのが少し楽しみになった。 イエモンの天国旅行も聴きました。天国かぁ、、、

    0
    投稿日: 2021.10.14
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    単純に“死”がテーマかと思ってたら“心中”がテーマだったんですね。重くて辛くて苦しくて儚くて、わたしの人生の中で滅多に出会うことのない(出会いたくもない)だろう死のあり方。けど、文体のせいか、登場人物たちのせいか、心がキュッと締め付けられる程度で意外とサラッと読めてしまった。本当に旅行みたいだった。「炎」のに出てきた先輩の、バスの中で器用に本を読む姿が目に浮かぶ。この本の中での唯一のときめきポイント(笑)

    0
    投稿日: 2021.08.02
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    短編集ならではのの上、難しくないので全てがサクサク読めはするものの、ほぼ全てにおいて、どうなったんだろう?と気になってしまった。 自分なりの解釈や想像でストーリーを完結させれば良いのかもだが終わりはハッキリとしたものが好み。 世にも奇妙な物語とかである感じの少しモヤモヤする感じ。 物語自体は全て引き込まれて読ませてもらった。

    1
    投稿日: 2021.07.20
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    森の奥:樹海。青年とおじさん。生きようと反転する瞬間の描写がとにかくうまい。 遺言:刺し違えるような切迫感。 新盆の客:三浦さんの得意系。 君は夜:男と女の組み合わせって最悪 炎:凄まじい保身。それが女子高生だからこそ。これだけ5つ星。あとは4つ星。 星くずドライブ:距離感について考えさせられた SINK:記憶の可塑性

    1
    投稿日: 2021.06.22
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    誰にでも平等に訪れる死からは逃れられない、という現実そのものが重くのしかかってきて辛い。 少なくとも私に読後の希望は見えなかった、、、。

    0
    投稿日: 2021.05.19
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    心中をテーマにした短編集。死に至る追い詰めでなく、そこからの脱出をしてしまうところに先々の明るさを見る。

    0
    投稿日: 2021.03.30
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    心中や自死をモチーフにした短編集。 死にたくなる、というつらさがなくても 死んでしまってもよいと思うことはないですか? 実際に死に直面したときに、人が何を感じるのか。 さらっと粗筋を追って読むというより 2度目にじっくり読みたくなる。

    2
    投稿日: 2021.03.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    生と死は、遠いものであり近いものであり、苦しいものであり優しいものである。 読んでいて、だんだん生と死の輪郭が曖昧になってきて、悲しいことなのか嬉しいことなのか、涙がでるけど何の涙なのかよく分からない物語が詰まっていた。 この世にいるのが幸せで不幸せで、死ぬことも幸せで不幸せで、うーん、混ざり合った生と死に、ゆったりと横たわったような気持ち。 でも、なんだか心が痛んでいるような気もするのは、これは切ないってやつなのか? 生きるのも死ぬのも切ない。ぼんやりと、切ないなぁ、心が痛いなと思った。

    2
    投稿日: 2021.03.04
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    遺書の章が好き。 "君は夜"残酷すぎて。苦しかった。読み終わった後も続きが気になるというか、三浦しをんとか他の人はこれ読んでどんなふうに続き考えてるんやろみたいな、想像をしていくのが楽しい.好きやなー三浦しをん

    3
    投稿日: 2021.01.03
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    決して明るい話ではない。前向きでもない。でも、後ろ向きでもない。 何か心に刺さる物がある。そんな話がいくつかある短編小説でした。 新盆の客が好きかな。 君は夜は、何をどうすれば良かったんだろうと思わざるをえなかった。

    1
    投稿日: 2020.12.13
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    何年か前に一度読んだことのある作品。心中をテーマにした短編集だけど、短編集とは思えないほど1つ1つが読み応えのある作品だった。

    1
    投稿日: 2020.11.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    7つの短編が一冊の本にまとめられています。 それぞれが死と愛と重なり合いながらストーリーとなっているもので、とても短編とは思えないような1話1話が読み応えのあるものになっています。 命とそれを失う時、そして愛と死と必ずその二つが背中合わせにあると思われる短編が続きます。 久々におもしろい一冊を読みました。 なお読んだのはこの単行本ではなく初版の本でした。

    2
    投稿日: 2020.09.18
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    「君はポラリス」よりも好み。短編集って、統一感はありつつも似たりよったりの内容ではない、というのが理想で、そこが難しいところだとは思うけど本作はうまく達成されていたと思う。

    1
    投稿日: 2020.09.10
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    2020(R2)8.11-8.13 帯に『「心中」をテーマに当代一の名手が描く生と愛の物語』とあった。7つの短篇が収められている。 個人的には長編の方が好きだ。話に広がりや深まりがあり、最後は全てが集約されてスッキリするからだ。 しかし、この7つの短編集は、僕の好きな長編の要素を全て網羅している。その上、ある意味「完結していない」ので、続きが読みたくなる。 今まで読んだ三浦しをんは、語り口が比較的“軽妙”だったが、今回はなかなかドッシリとしていて、そこはプロ!ますます三浦しをんが好きになった。

    12
    投稿日: 2020.08.13
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    『きみはポラリス』に続けて三浦しをんさん。でもこちらは「死」がテーマの短編集で、『きみは〜』とは全く雰囲気が違う一冊。 読み終わって思うことは、「死」にフォーカスすることで、より「生」についての思いが強くなってくるんだなーということ。これがコントラストというものですね。 『遺言』の最後のページの文章は楽しくて美しくて味わい深いなーと、だいぶ感動しました。 『SINK』の主人公悦也が、最後に「新しい記憶に体をなじませようとする」描写は胸に迫るものがありました。「明」か「暗」かで人物像を分けるとしたら間違いなく「暗」な彼が、苦しんだり諦めたりしながらも生きることを投げないでいることが分かって、フィクションの中の人物とはいえ、幸せになってほしい(「幸せ」ってなんだ?)と強く思ったりしました。

    7
    投稿日: 2020.07.30
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    心中や死をテーマにした短編集。 かといって全編が重たいわけではない。 それでも、表現が強い部分もあるから みんなに薦めたい!とはなかなか言えない。 最初の「森の奥」では樹海での出来事。 テレビなり雑誌なり 富士の樹海の風景を 一度でも見たことがあるなら 相当きつい描写がある。 想像力が働くなら、恐怖すら感じるだろう。 かと思えば 「初盆の客」や「星くずドライブ」は 恋したーい、とか 好きな人に会いたくなるような。 たまらなく可愛い、ほんとに。 でも、忘れてはいけない。 どの話も心中や死、自死をテーマとした話。 それなのに、一話ごと読み終えるたびに 読み始めたときのざわざわ感は消え 穏やかな気持ちになる。  解説で角田光代さんも書いていたけど まるで美しい詩のような そっと引き寄せたくなる数行で しめくくられているからなのかもしれない。

    2
    投稿日: 2020.07.25
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    『君はポラリス』の次に読んだから勝手に恋愛がテーマかと思ってたじゃない?(ネタバレ避けるために極力あらすじを読まないスタイル)1つ目の話からすでに恋愛ではなく、自殺志願者の話となんか重い。全体的に暗さ漂う話ばかりなのに、心情や会話がおもしろいから暗さ100%にまったくならない不思議。個人的に好きな「君は夜」「炎」は真実は闇の中な終わり方で○。「星くずドライブ」は香那の自分本位さが悪霊じみてて良いと思いました。最後の話を読んだ後、テーマが小さい字で書いてあって「あぁ、そうなんだ」と。良い作品でした。 [追記] 今考えるとテーマはタイトルまんまなんですが、思い込みって怖い。

    2
    投稿日: 2020.07.23
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    心中をテーマにした短編集。 数年おきにもう何度も読んでるけど、どれも本当に好み。好みの短編が変わることもあるけど、代わりに別な短編が好きになる。

    2
    投稿日: 2020.07.23
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    死、または死にまつわる短篇集。 歳をとり、病気になり入退院を何度かして、病院で死んでいくことが一般的だとすれば、そこから少し離れた死にまつわるお話し。 一般的でなくても、こんな死や、死にまつわる経験をしている人もいるだろう。 読み終えれば、死を恐ろしく怖いものとだけ捉えるのではなく、受け入れる気持ちも持てるかもしれない。 だからといって、死を推奨しているのではなく、 生きて、感じとる自分と周りとの関係性に気付けたように思う。

    0
    投稿日: 2020.07.11
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    +++ 現実に絶望し、道閉ざされたとき、人はどこを目指すのだろうか。すべてを捨てて行き着く果てに、救いはあるのだろうか。富士の樹海で出会った男の導き、命懸けで結ばれた相手へしたためた遺言、前世の縁を信じる女が囚われた黒い夢、一家心中で生き残った男の決意―。出口のない日々に閉じ込められた想いが、生と死の狭間で溶け出していく。すべての心に希望が灯る傑作短編集。 +++ タイトルの軽快さとは裏腹に、「心中」が題材の物語である。ひと口に心中と言っても、そこに辿り着くまでの道筋は、千差万別。心中の数だけわけがあり、心中の数だけ憂いがあり、心中の数だけ葛藤がある。そんな一筋縄ではいかない心中に至る心の闇と、決意してからのあれこれが淡々と描かれている。ただどの物語も、人生に見放されました、ここで終わりにします。などという簡単なものではなく、心中その後があるのがミソなのかもしれない。生きていくとは何かを考えてみたくなる一冊である。

    4
    投稿日: 2020.07.01
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    いやあ、これは読み応えがありました! レビューの冒頭に個人的な感情は敢えて書かないようにしているのですが、まず書きたくなってしまった感情の揺れ具合のこの作品。私、そもそも短編集はもともと得意ではなく、☆5つなんてつけた記憶がないのですが、この作品は途中で☆5つと思っていたら、最後にさらに一段上の読後感に飛躍するという、とにかくとても良くできた短編集でした。そもそも短編集は、こちらの気持ちが入る前に終わってしまったり、なんだかモヤモヤ中途半端に終わってしまったり、さらには短く終えるために強引なストーリー展開が目についたりと、なんだか興醒めなものが多いように思いますが、この作品は違います。各話とも、ものの数行で一気に作品世界に連れて行かれ、なんだか長編を読んだかのように納得感のある結末に導かれる、そしてそれが7話も続いていく。ああ、これはとても贅沢な読書だと思いました。ただ、この短編集、『本書は、「心中」を共通のテーマにした短編集である』とあるように、まさしく「天国旅行」という名に相応しい『死』の匂いが付き纏うお話が続きます。それを分かった上で「天国旅行」という意味を考えるとあまりにシュールな雰囲気が漂い出します。それは、あちらの世界に片足を突っ込みそうになった人の話だったり、あちらとこちらを彷徨う人の話だったり、さらにはあちらからこちらにお越しになられた人?の話だったり。それぞれが綺麗にまとまり、全体としても一つの世界観の中に上手くまとめられている短編集。では、もう少し具体的に見ていきましょう。 7つの全く独立した短編から構成されていますが、最初の〈森の奥〉という作品によって読者は抗う間もなく一気にこの作品世界にひきずりこまれます。『わたしは死ぬ覚悟をしてここに来た。悪いけれど、一人にしてほしい』と答える明男。『樹海は明男の予想以上に広大で、内部にひとが入りこむのを拒んでいる森だった』という、ここは富士の裾野に広がる青木ヶ原の樹海。『明男の体重を支えきれず、ゆるんでしまった』ロープ。正にその場面に『こんなとこじゃ迷惑だよ。やるなら、もっと奥に行かないと』と明男の目の前に現れた二十代半ばぐらいの男。男の後を追い、樹海の奥へと進む明男。『実際に死に接近してみると、再び喉の痛みと血が沸騰するような苦しさを味わい、そのうえ失禁し脱糞した死骸をさらすのは、ややためらわれた。怖い』と次第に死への恐怖が芽生えていきます。『なんで死にたいのか、聞いてもいい?』という男の問いに『同居する妻の両親の介護に追われ、会社では早期退職をそれとなく勧められ、息子がバイクで幼稚園児をはねた』と答える明男。一方で『この男はなにものなんだろうという、疑問と恐怖が再びこみあげた』という明男はどんどん死への恐怖が優っていきます。そんな時、『木の下に、青い作業着を着た男が立っている』のを見つけた明男は『すみません!』と声をかけますが、男に反応はありません。明男はどんどん作業着姿の男に近づいていきます。 『心中』が共通のテーマというこの作品ですが、一般的な意味合いの『男女が互いの愛情が変わらないことを示すため、いっしょに自殺する』というものとこの作品でいう『心中』とは少し異なります。どちらかと言うと、この世とあの世の境を巡る人々のお話と言った方がいいような気もします。他の6話をそれぞれひと言で書くと、『やっぱりあのとき死んでおけばよかったんですよ』というタイトル通りの〈遺言〉、『うちに訪ねてきた石塚夏生は、いったいなにものだったのでしょう』という〈初盆の客〉、『もうすぐ夜が明けるから、急いで死に場所を定めなければならない』という〈君は夜〉、『彼を焼いた炎が照らしだすのはだれだ』という〈炎〉、『まさかと思うんだけど、おまえ、死んだのか』という〈星くずドライブ〉、そして『家族で死ぬと決めたのなら、半端なことはせず、ちゃんと殺してほしかった』という〈SINK〉という内容。タイトルとひと言説明でどことなくイメージが掴んでいただけると思いますが、とにかくバラエティに富んだ内容かつ構成も非常に巧みで全く飽きずにどんどん読み進めていけます。正直なところ甲乙つけがたい秀逸な作品ばかりということもあって、最後の〈SINK〉を読み終えた後はちょっとした疲労感に襲われました。恐らく、どの作品も内容的に『死』を感じざるを得ないこともあって、気持ちが張り詰めてしまっていたのだと思います。また、〈森の奥〉、〈炎〉、そして〈SINK〉については人によっては、描写される場面のリアルさが、後を引いてしまう懸念があり、注意が必要に思いました。私はこのあたりにあまり強くないこともあって、うぐぐぐぅ、ときてしまいました。 『死』というものを、そしてあの世とこの世について7つの視点から改めて考えさせてくれるこの作品。『生者と死者の境はどこにあるのだろう。たとえば僕が、故郷にいる僕の両親を思うとき、それは死者を思う距離や心情となにがちがうんだろう』と三浦さんは疑問を投げかけます。『いずれまた会えるという保証の有無が、生者と死者とのちがいなのか。合わないまま、両親か僕がぽっくり死んでしまうかもしれないのに?』と改めて問いかける三浦さん。そして『生者と死者のちがいは、殺し殺されることができるかどうかにあるのかもしれない。殺すことも殺されることもできないのが死者だ』と結論づけます。このようなこと、普段考える機会は当然にないので、改めて『死』というものが、自分の中にとても重く響いてくるのを感じました。 ところどころに三浦さんらしい、クスッとした笑いを挟みつつも基本的には最初から最後まで『死』と対峙し続けることを求められるこの作品。いずれの作品もあっという間に作品世界に引き込まれ、納得感のある結末、そしてまた次の作品、と息つく暇なく展開する三浦さんの描く『心中』の世界。三浦しをんさんという作家さんの凄さを再認識させられた短編集の傑作だと思いました。

    50
    投稿日: 2020.06.08
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    これで、現時点で文庫化されている三浦さんの小説は完読となりました。 死を扱った7作からなる短編集。 で、タイトルが天国旅行です。 ほっこり感はないですが、 それぞれ独特のタッチで書かれいて面白いです。 巻末にテーマは「心中」と書かれていて、 納得しました。

    0
    投稿日: 2020.05.27
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    表紙がぜんぜん違う。私が読んだ本の表紙は黒っぽくてちょっとわけのわからない絵だったけど内容は同じらしい。うまいとは思ったけど、なんだか暗くて好みではなかった。

    0
    投稿日: 2020.05.24
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    死・心中をテーマにした作品と書いてあり、 どれほど重いかと思ったけど読みやすかった。 スッキリする終わり方ではないけど、 それがまさに人生なのかもしれないと思わせられた。

    0
    投稿日: 2020.01.15
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    タイトル通り、死・心中をテーマにした短編集。 本屋で見つけた時にイエモンを思い出してページを開いたら、イエモンからの引用のタイトルと判明し、一人で嬉しくなりました(笑) どの話もおもしろく、考えさせられる話もあり、さすがしをんさんと思いながら、ゆっくりと味わい、読み終えました。 1番印象に残ったのは「星くずドライブ」です。 最近、私自身に身近な人の不幸があったこともあり、人が亡くなっても本当にいなくなった気がしないような気持ちに共感しました。 ラストの心情吐露は、生死かかわらずに難しい恋愛を続けていこうとする者なら共通する気持ちなんじゃないかと、それにしても死に別れは究極のせつない選択だなと考えさせられました。

    3
    投稿日: 2019.09.19
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    “きみと出会い、きみと生きたからこそ、私はこの世に生を受ける意味と感情のすべてを味わい、知ることができるのだ。” この一文で二人の関係性がわかるような気がします。

    2
    投稿日: 2019.07.03
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    先日本の虫に三浦しおんさんの本を借りて大変面白かったので、古本屋で見つけて買ってみました。 心中をテーマにした短編集。。。なかなか生々しい感情の塊でもあり、これを買った?読んだ?私の心境を表してるのかなとも

    0
    投稿日: 2019.06.09
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    心中をテーマにした短編集。なんちゅうものをテーマにするんだ?とも思うが、上手さを感じさせられました。ちょっと、恩田さんみたいかな

    0
    投稿日: 2019.03.31
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    全てが「死」に関する短編集。 死について書かれているものだからか、どの話も完結していない感じがして、モヤモヤする。 あんまり後味の良いものではなかった。

    0
    投稿日: 2019.01.19
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    どの話も死(心中)について書かれている短編集。 最初のうちは重い本だったのか、失敗したかもとおもったが引き込まれる。 そして表紙の色合いが綺麗で好きです。 解説を角田光代さんが書いているのだが、こう読めばいいのかとさすがの納得をもらえた。読解力が凄い。

    1
    投稿日: 2019.01.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ウメおばあちゃんのお話が好きだった。 あとで、きっとこうだったんでしょうねって 笑って話してるおはなしはすき。 星くずドライブはこわかった。 一緒に生きるのも一緒に死ぬのもいいけど 別の次元に生きたくないなとおもった… 君の名は、に似たこわさを感じる… 物理的に作用できないのつらい。

    1
    投稿日: 2018.12.30
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    人はやっぱり生きてこそ。 楽しいばかりではない人生だけど 辛いことばかりでもない。 自分に直接関係ないのに、しんどい状況になるのは嫌だけど。

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    投稿日: 2018.12.25
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    なんとなく釈然としない話が多かったような気がするし「君は夜」なんかは救いようがないとかいうレベルを越えている感じがするけれど、「SINK」は好きかな、イエモンの天国旅行につられて読んでしまった、きみはポラリスの方が好き

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    投稿日: 2018.10.28
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    さまざまな形の心中を綴った短編集。 読みやすさも読み応えもありました。好きです。 あらすじに「すべての心に希望が灯る」とありますが、そこにはあまり期待を寄せないほうがいいかもしれません。後味が良いとは言えないものもあります。 「遺言」と「星くずドライブ」がお気に入りです。 前者は、最後の一文にものすごく大きな愛を感じました。もう一度読み返すと端々に愛情が滲んでいてあたたかい気持ちになります。 後者は、ポップなおかしさと対峙する巨大な閉塞感にゾッとするのですが、どうしてだか1番好きです。

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    投稿日: 2018.10.10
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    「心中」をテーマにした短篇集。 心中というと家族や夫婦が共に入水や練炭で自殺を図る、という印象が強いですが、本作ではその印象を覆されました。 過去に愛した2人の男の後を追うように、1人を真似て喫煙を続け1人を真似て断食をして安らかに眠ったウメおばあさんが「物理的」にではなく心の底から3人での心中を成し遂げたと思うと、死や自殺は痛ましく哀しいだけではないのかなと感じました。 解説にもあった「死は救済である」という考え方は私自身そのように考えていたのですが、嫌な事や苦しみからの解放だけが救済ではなく、例えそれが病死や老衰でも想っている人と気持ちの上で共に死を遂げたり、 自分の命を賭けて何かを抗議したり伝えたりということは それ相応に死ぬ側も死なれる側にも救いがあるのかなと、改めて考えさせられました。

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    投稿日: 2018.10.09
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    ○収録作品 ・森の奥 ・遺言 ・初盆の客 ・君は夜 ・炎 ・星くずドライブ ・SINK 「初盆の客」が一番好き。 「遺言」は巻末の角田光代さんの解説で、そういう解釈もあったか、とハッとさせられた。

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    投稿日: 2018.07.22
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    人生から逃げ出したい、そういうタイミングで読んだのは完全に間違いだった 帯で「人生が愛おしくなる」と謳っていたおり、そういう話を求めて買ったのに、生の現実と死の現実をまざまざと見せられた感じがして寧ろ人生に対して気が重い どこまでいっても人は一人で、最後まで本当の意味で分かり合うことはなく独りよがりに生きていく 個人的にはこの本を読むことでそう感じた 読んだタイミングのせいだと思うけれど、人生が愛おしくなる、は嘘だと思った

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    投稿日: 2018.06.30
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    面白かった。「心中を共通のテーマにした」と作者が言う通り、様々な背景や状況をもった人物が登場するが、その誰もが身近な人、あるいは自分の生と死を深く見つめる短編集となっている。 解説の角田光代は「これらの小説を読みながら、生きていくことのほうがなんだかおもしろそうだ、た読み手は感じるのではなかろうか」と書いているが、それはどうだろう。 読み手の状況にもよるのだろうが、唯一の救いであるはずの死によっても救済されない、報われない魂、死んでも状況は好転せず、ただそこで行き止まるだけ、ということをじりじりと突きつけられるように感じた。 考えてみればこれは当たり前のことなのだが(死んでしまえば死んだ本人の全活動がそこでストップするから)、これら7つの短編を前にすると改めて感じさせられた。 続いて角田氏が指摘する「小説における死の扱い方の実験」は読んでいて感じた。 「心中をテーマに」とは言うが、実際に心中の言葉が出てくるのは最後の短編のみである。しかしこの短編集には様々なカタチの「生」と「死」が描かれる。 深く相手を大切に思いながら生を全うする者、あり得ざる夢を見つつ死にゆっくりと向かう者、恋人を深く愛する一方でその存在に耐えられず死が頭をよぎる者。多様な生と死の在り方により、生きることとは一筋縄ではいかないこと、死への期待と、しかしその期待は幻想であることを考えさせられる。 本の帯には「君はポラリスに続く〜」と書かれていたため軽い気分で読み始めた。だが中々読むにはしんどい小説だった。

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    投稿日: 2018.06.26
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    生と死の、お話し。短編集。 今を生きているひとと、死んでしまったひと。中々どんよりせざるを得ない内容だけど、何か違う。 どれも、とっても良かった。

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    投稿日: 2018.05.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    語彙力がハンパない。自分には持ち合わせてない言葉を突きつけられて少し惨めになる。もう、しをんのバカって言いたい。 心中をテーマにした短編集。最初は楽しかったけど、段々と暗くなってきた。車で引かれた女性の件は心中なのか?とも思うけど、まぁ良い。しかし、何故心中を取り上げたんだろうね。何か深い作品だったな。

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    投稿日: 2018.04.26
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    「人を文字通り救うのは、、、関係の名付けようのない誰かかもしれないし、すれ違うように出会った見知らぬ誰かかもしれない」 解説まで、含めてこの点数。 夏目漱石の夢十夜のように、どこか夢心地にさせられる短編集。ここに載っているそれぞれの小噺は、実体がないように曖昧でふわふわとしてる。けれど、気づくとその世界に飲み込まれていて、きつねに包まれたように感じた。 「心中」というテーマに対しての、三浦しをんの文章力・想像力が凄かった

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    投稿日: 2018.04.25
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    「死」とか「心中」がテーマの短編集 …と言ってしまうとなんかイメージが偏ってしまいそうだけど、秀逸の物語ばかり。ハッとさせられる切り口に、作家の力量を見る。 普段は文庫本の解説って余計だと思うけれど、角田光代の解説は、そうそうとこちらを頷かせる。 死んだらおしまいよ。感じることができるのは、面白いと思えるのは(いろんな意味で)生きているからこそ、です。 「初盆の客」 「森の奥」 「遺言」

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    投稿日: 2018.02.19