
総合評価
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powered by ブクログ(2014/8/15) 29歳の社会学者による本。 正直目新しいことは書いてない。 知ってるよそれくらい、と52歳としてはいいたい。 問題は若者が現在の生活に案外満足してしまっていること。 飼いならされてしまっていること。 スマホさえあれば車も家庭もなくてもいいんじゃない?的な気分になっているような。 すき家ではないが24時間連続で働かされて疲弊して、たまの休みをスマホのコミュニケーションで満足する若者、、。 それってまずいでしょう。 今この瞬間はそれでバランスがとれているかもしれないけど、早晩日本は年寄りだらけになる。 地方都市は限界集落化し、その地方都市に残る数少ない若者を吸収する東京も、インフラの疲弊をメンテする若者までは手が回らない。 道路やトンネルを正確に作り上げる技術も、こうも若者が減って、優等生の使えないサラリーマンばかりになってしまえば、伝承ができなくなる。 インフラもだめ、人もいない、、、ローマ1200年も最後はそれで滅びたとか? 明治維新のままの政治システム、官僚システム、経済システムを変革することが先決なのだが、、、 どうすればそれが実現できるのか。 徹底的にダメにならなければ気がつかない、そんな気がしてきた。それを受け入れますかな?次の世代につけを残すのが申し訳ないが、、、。 など考えさせる本。
0投稿日: 2024.06.18
powered by ブクログコメンテーターとして、斜め目線からの斬新な意見が多い印象の筆者。この本も同様だ。改めて、このような視点もあるか!と思うところが多々あった。 ただ、発行されたのが約10年前になるので、いささか過去の出来事になっている部分もあった。 それにしても、膨大な情報量を駆使して、斬新な切り口を展開している点には脱帽。 福沢諭吉の「学問のススメ」。有名な冒頭部分の続きを紹介し、「天」は貧富の差をつくらないが、「学問」がそれをつくると解釈。私はそれに付け加えて、「学問」の差は親の経済力に起因し易いのではないだろうかと思った。
0投稿日: 2023.05.13
powered by ブクログ古市さんは今ではコメンテーターやバラエティに引っ張りだこの社会学者だが、テレビで拝見するようになった頃、新進気鋭な社会学者として注目されていた。いつの時代もズバッと言い切ってくれて、自分では言えないことを言える人を応援したくなる。古市さんの考えを得て、自分でも言葉にしていきたい。
1投稿日: 2023.01.22
powered by ブクログ日本における、「おじさん」と「若者」のズレを書いている。今回も、おじさんへの皮肉が痛快だった。 おじさん達が若者を批判するフレーズ「選挙に行かない、覇気がない。」などは、若者達がそれなりに幸福だから当たり前だと解説する。 前作「絶望の国の幸福な若者たち」と似たような内容だったため、星3つ。
0投稿日: 2022.07.08
powered by ブクログ「終章 『2040年はこうなる』が具体的」 ・具体性のない「おじさん」たち ・S.ジョブズの様なカリスマは必要ない ・今はGAF(M)Aの様な巨大企業の意見意思が国家を動かす時代 ・偉人たちの「リーダー論」の矛盾 ・監視社会、感情論批判のウソ 世の中はもっと冷静にかつ正しい数値で見るべき 根拠があれば批判されてもブレる必要はない
0投稿日: 2022.02.14
powered by ブクログ全てを同意出来る訳では無いが、納得出来る部分もある。ちゃんと過去の事実から分析もしていて否定ばかり内容では無い。
0投稿日: 2022.01.30
powered by ブクログ言葉は平易で文章は流れるよう、サクッと読めたのですが、どう受け止めていいのかよく分からなかったです。著者が走りながら世の中での様々な現象を切り取って巧みにまとめ上げる、その手際はすごいな、と感じました。
0投稿日: 2021.10.16
powered by ブクログ2014年の作品。震災後の日本にさらなる閉塞感が漂う中で、クールジャパン、憲法改正、脱原発、ソーシャルメディア、ノマドなどに希望を寄せる人がいて、ちょっとしたブームになった。著者はそれらを冷めた目で斬る。根っこにあるのは、おじさんたちが安全な場所から、若者に社会課題の解決を望んでいるということなんじゃないかって。 とかく熱しやすく冷めやすく、集団で一つの方向にグワッと流れる傾向のある日本人ですが、こういう冷めた目線が世の中にあることは必要だと思います。
0投稿日: 2021.09.28
powered by ブクログ極端なことをさらっとコメントして炎上させてしまう、そんなイメージがあった。最近よくメディアに顔を出しているが、彼の発言を聞いていると、多くのことを学び、冷静に物事を見極めた上でのコメントなのではないかと思う。同調圧力が強い世の中で、こういう切れ味鋭い視点を持てる人を大切にしなければならない。
0投稿日: 2021.09.05
powered by ブクログ登場するメディアのあちこちで問題発言を連発し、「炎上系コメンテーター」という新たなるステイタスを確立しつつある若き社会学者・古市クンによるエッセイ。東京でオリンピックが開催されれば日本経済は安定すると思っている人々、憲法さえ守れば日本は永遠に平和だと思っている人々、東日本大震災を機に「脱原発というお祭り」に乗っかる人々の「カン違い」などをクールに論じる。名前だけが先走りして誰もその意味を知らない「クール・ジャパン」や学歴による「就活カースト」、そして「日本には強いリーダーが必要だ」などという錯覚など、誰が発信したのか分からない情報によって迷走を続ける日本の「弱点」を冷静に、かつナナメに分析する。
0投稿日: 2020.12.12
powered by ブクログ物事の見方はひとつじゃだめだなって思った。 一概にこうだ!って言えない。 ちょっと面白い。 最後の「やさしい革命」に救われた気持ちになった。 メモ 「失敗の本質」からの引用部分 ・グランドデザインがなく場当たり的 ・環境に適応しすぎてガラパゴス化 ・現場の気づきが中枢に届いていない ・学習しない組織
0投稿日: 2020.10.27
powered by ブクログ古市さんのバシバシ斬り込む感じ好きである。 ポエムやオリンピックの気持ち悪いプレゼンの部分は笑った。
0投稿日: 2020.06.07
powered by ブクログ新書をあまり読まないが、タイトルを見て気になって買った。社会の難しいことなどわからない私でも読みやすい本だった。ただ一つ気になったのは、「やっぱり『学歴』は大切だ」という言葉。さすが筆者は東大大学院生って感じ。
0投稿日: 2020.04.08
powered by ブクログ若者からの視点を切り口に日本の社会問題を考察した書。古市氏はテレビで見るような毒舌キャラとして知られており、本書では少々弱めだが、ところどころ見受けられ、独特の視点がかかれていて興味深い。 「学歴は結局重要」「若者に社会は変えられない」「クールジャパンは無意味」など現実的な立場から持論や批判を展開している。 「2040年の日本社会」も興味深い推察であった。かろうじて先進国の地位を維持しつつも、少子高齢化や海外への人材流出、東南アジアの発展などによって日本の権威は劇的に衰退する。非常に現実的な内容であった。
2投稿日: 2020.03.05
powered by ブクログ日本の首相が毎年コロコロ変わるのは誰がやってもさほど影響を受けず、それは悪いことではないという。国民がしっかりしているので、それでもうまくまわっている訳で、独裁政治になるよりはよっぽどよいらしい。確かに救世主みたいな人が現れても、すぐに飽きられる可能性が高い。欧米と合わせる必要はないだろう。 給料をあえてさげてでも自由時間を増やし、充実させることを「減速生活者」(ダウンシフターズ)と呼ぶらしい。それもひとつの考え方だ。
0投稿日: 2019.07.08
powered by ブクログ日本に強いリーダーはいらない、 クール・ジャパンは日本国外では誰も知らない、 テクノロジーだけじゃ未来は来ない、 ノマドはただの脱サラだ、 など まあ、そうだよな、というような本音を語る本 すっきり感は多少あるが、新しい視点を提供するということはない。
0投稿日: 2019.05.21
powered by ブクログ日本の現状や問題点について著者独特の皮肉を交えながら語った本。 現代日本を動かしている「迷走しているおじさん」と、おじさんたちの割りを食っている「若者」の意識のズレから、日本の問題点が本書を通して見えてきます。 著者独特の皮肉の入ったユーモアは好き嫌いが分かれますが、その皮肉の中に日本が抱える問題の本質が見えるような気がします。 社会は強力なリーダーをもってしても一朝一夕に変えることはできません。しかし、私たちが身近なところから出来る範囲で変革を起こしていくことで、いつのまにか社会は変わっていきます。
0投稿日: 2019.02.06
powered by ブクログ最近何かと話題の古市氏の本。後半からSF小説の様相を呈してきますが、もはやSF小説とも言い切れないような混沌とした社会になりつつある今日この頃。
0投稿日: 2019.01.10
powered by ブクログこの本が出版されたのは2014年だから、話題としてはちょっと古いけど、逆にその後の実際の社会の流れとすり合わせが出来るので面白いかも。 2040年にどういう社会になっているかが仮定の話として出てくるけどデストピアだよね。やっぱり。 最近の本も読んでみたい。
0投稿日: 2019.01.09
powered by ブクログリーダーなんていらない 独裁制はメリットよりデメリットの方が大きい もはやこの世界は、「強いリーダー」で解決できるような、わかりやすい仕組みで動いていない。 リーダーとは ついてくる人がいる 強いリーダーより、小さな集団 「テクノロジー」だけで未来は来ない 誰も欲しがっていない新製品 ①欲しがっていない ②本質が疎かに ③世界的なパラダイムシフトに遅れてる 全体満足 闘わなくても革命は起こせる
2投稿日: 2018.11.24
powered by ブクログ現代の若者論者、古市氏が問う、日本という国の不思議。おじさんには決して気付けない切り口を提供してくれる非常に面白い書。クールジャパンや「ポエム」に理解が深まるとともに、最後の2040年の日本は、非常にリアリティを感じた。
0投稿日: 2018.11.12
powered by ブクログ先日、講演会を聞きに行って、ひたすら本の一文を多用しているのが笑えてしまったので手にとってみました(笑)あくまでも若者目線を崩さないんですが、どこかおじさんくさい雰囲気がちらほらと。最終章の2040年はこうなるみたいな未来予想がかなり偏っていますが面白かったぁー
0投稿日: 2018.10.15
powered by ブクログ返却期限もあって、後半は乱読気味だったが・・・ 「リーダー」なんていらない 「クール・ジャパン」を誰も知らない 「ポエム」じゃ国は変えられない 「テクノロジー」だけで未来は来ない 「ソーシャル」に期待しすぎるな ●「就活カースト」からは逃れられない ●「新社会人」の悪口を言うな ●「ノマド」はただの脱サラである やっぱり「学歴」は大切だ 「若者」に社会は変えられない ●闘わなくても「革命」は起こせる このままでは「2040年の日本」はこうなる ●の部分は未読 番号制度に関わっている関係でテクノロジーだったかな?はちょっと苦い思いをしながら読んだ。(でも、わかってはいることなんだよねぇ。)
0投稿日: 2018.10.12
powered by ブクログ「減速して生きる~ダウンシフターズ」消費社会から距離を置きながら自分たちの価値観を大切にする人たち.という言葉を知れただけでもまあ良し.
0投稿日: 2018.10.09
powered by ブクログ1985年生まれ、東大大学院博士課程在籍の社会学者とのこと、古市憲寿氏、「大田舎・東京」を読んでもう一冊という感じで読みました。「だから日本はズレている」、2014.4発行です。一読して、「だから~」とありますが、私にはどこが、どうしてズレてるのかわかりませんでした。そして「だから、どうする」の建設的な話も見つからなかったです。世の中を分析して批判するより、こうすればよくなるのではという作品がいいですね!著者の著書、もう一冊借りてますが読むかどうかちょっと考えてますw。
0投稿日: 2018.09.23
powered by ブクログ脱原発のデモの光景が脳裏に浮かんだ。 国会議事堂に向かって何かを騒ぎ立てる群衆。ニュースで見た光景。 そこに安倍首相が敢然と矢面に立ち持論を展開しようとしているイメージを描いた。 なにかバゲット車のようなもので見渡せる高いところに立ち、街頭演説のようなマイクを握りながら、脱原発論に対する自身の意見を訴えているところだ。すると物が投げつけられる、もしかしたら銃撃されて死んでしまうかも知れない。そんな邪念が介在し、映画に出てきそうな防弾ガラスケースに包まれた首相に変わった。このままだと妄想が別の方向へ進みそうだったから、3Dホログラムを使って首相自身は官邸から群衆に対して主張をする状況に落ちつけた。 彼らの熱量に見合うほどの情熱を込めて訴える安倍首相。今まで見た首相とは全くの別人だ。 正反対の意見を主張する彼らの中にも、この後彼への評価を改める者が出てきそうな、誠実さと気持ちのこもった訴えだった。 場面は室内に切り替わる。安倍首相とデモの代表者達が直接討論を行う場面。 実際にそのような事が行われていた気がするし、何かでその様子をチラ見したような気もする。だからその記憶を膨らませた光景なのかも知れない。安倍首相、そして野党代表で枝野氏、そして代表者数名。 原発は今の国民生活水準を維持するため、そして今後も増えるであろう電力消費量を賄うために必要であるとする首相。 「あなた方にはスマホやパソコンが自由に使えなくなる生活を受け入れる覚悟がありますか」と聞かれ閉口する参加者。 一方、コストを考えるなら営利企業が電力を扱うのではなく、国有企業に戻してもいいのではないかという意見が参加者から出る。 論理的な意見と讃えつつも自民党および現行の政府にはその意思はない。それが実現するにはその意思を持っている他の政党が与党になる必要がある。と枝野代表に意見を求めるが参加者の意見に同意を示す事ができない。 そして討論は我々が描くべき日本人像、日本社会の理想像についてへと移っていく。自分たちがどのような人間となり、どのような社会を創っていくべきなのか。これがあらゆる問題や選択肢にとって必要な前提だとわかったから。 一昔前のムラ社会のように同じ生活圏にいる者同士のつながりを必須とする世界。 ネット上でのつながりも前者と同様に意義ある者として認め、場所にとらわれず個の自由が尊重される世界。そんな選択肢がいくつか提起される中で妄想は終わった。 日本のリーダーに過剰なほどの期待を押し付けているのかもしれない。すべての国民が納得いくような道を示せ、と。そんな無理難題を突き付ける一方で、そんなことが到底なしえないこともうすうす感じていたりもする。だから大した期待もしない。 されど、せめて、妄想の中で躍動していた首相のように、立ち居振る舞いがナイスな人物がこの国のリーダーであってくれれば、それだけで変わる気持ちもあるのではないか。
0投稿日: 2018.06.19
powered by ブクログ若い世代の視点から、日本の抱える「おかしな点」を指摘。最終章に今のままだと2040年の日本がどうなるかのフィクションが書かれるが、実現しそうで怖くなる。「おじさん」の一人として、出来ることから変えていきたいと思うが、思うだけで動かないのも著者が指摘するとおりだ・・。実は政府にできることは、少ないのではないかという指摘が印象に残った。
0投稿日: 2018.01.16
powered by ブクログこれが新進気鋭の社会学者の新書かというような内容。まずたいした考察がない。揶揄と愚痴の代弁の類で、では著者は何を支持するかと思えば、それも前段の批判がそのままブーメランで返ってくるような感じ。タイトルもおかしい。ズレというからには何かズレてない姿が見えているはずだが、そのようなものは見えてこない。没になった仮題『「おじさん」の罪』というのもあたらない。冒頭を中心にとにかく、違和感を覚えつつ何か汲めるかと思って読んだが、ニュースでやっている程度のネタに少しばかりかしこなレスを付けたという感じ。期待した分、残念な気になったが、この新書、過去にいろんな雑誌に寄稿したものを集めて加筆したものらしい。だとすれば、各記事レベルで読めば雑誌のひとつのコーナーとしてはこれで良かったかもしれない。
0投稿日: 2017.12.18
powered by ブクログ慶應義塾大学環境情報学部を卒業し、東京大学大学院総合文化研究科修士課程を修了された、社会学者の古市憲寿先生の著書。日本は新しい社会に向かっているのかと思いきや、結局は学歴や社歴でしか人間を評価しない社会のままという指摘、慶應義塾大学環境情報学部や東京大学大学院総合文化研究科修士課程のご出身という超高学歴の持ち主である古市憲寿先生が言うと余計に説得力がある。古市憲寿先生、最近はテレビで見かけることもあるけれど、古市先生の主張はテレビよりも書籍のほうがわかりやすいかな。
0投稿日: 2017.10.01
powered by ブクログ現代におけるリーダー待望論や「クール・ジャパン」、さらにネット・バッシングや日本の雇用形態などといったさまざまなテーマについて考察をおこなっている本です。 エッセイのようなスタイルで書かれているので、気楽に読むことができるというメリットはありますが、これらのテーマの全体を貫くような、来たるべき社会についてのグランド・デザインが示されているわけではありません。新書形式で刊行されているとはいえ、元来はさまざまな雑誌に掲載された著者のエッセイをまとめた本なので、やむを得ないのかもしれませんが。 ただし、本書の最後の方に収録されている「闘わなくても「革命」は起こせる」というエッセイでは、著者はシェア・ハウスをおこなっている若者たちの取材を通して、「今、ここ」にある身近な幸せを大切にする「コンサマトリー」(自己充足的)な生活スタイルに、社会のグランド・デザインを描くこととは別の仕方による社会変革の可能性についての希望を見ようとしていると言えるように思います。
0投稿日: 2017.09.12
powered by ブクログしかも人気企業ランキングは必ずしも、企業の実情とかけ離れているものでもない。多くの企業は浮き沈みを繰り返しながらも、グローバル経済の中で日々戦っている。大企業に比べると中小企業の方が圧倒的に倒産率が高い。若年層の離職率も中小企業の方が高い。就活とは自分を売り込むもっとも簡単な営業だ。自分さえも売り込めない人が社会人になった時、誰か他人が作ったものを売り込めるかは怪しい。何かを売り込むというのはもはや文理を問わずに必要なスキル。就活を楽しめる人は、たぶん入社後も働くことを楽しめる。
1投稿日: 2017.04.30
powered by ブクログ勉強をする本ではなく、 社会への視点をへ〜なんて言いながら楽しく読める本という印象。 「おじさん」がつくってきた既定の枠組み、それをぶち壊す「おじさん」が思い描くファンタジー。 ニュースを斜め見する感覚。 サクサク楽しく読めました。
0投稿日: 2017.01.03
powered by ブクログ僕にとっては当たり前の感覚ではあるんだけど、そのあたりまえの感覚から感じられるズレを、ユーモアと皮肉たっぷりに連ねていて読ませる。エンタテイメントとして楽しい。 後半は、前半に比べるとちょっと退屈かな。「当たり前すぎる」ってのがいくつかあったんで。
0投稿日: 2016.08.28
powered by ブクログワイドナB面というニュースに言いたい放題の番組を見ていて、濃い出演者の中で一際目立ちながらも奇抜で斬新な観点が面白くて著書を読んでみる。文体は話言葉に近い形で書かれているので、非常に読みやすい。また、その番組同様、あり得ない位ぶっちゃけて書いているのが良かった。なるほどね、というのから、そこまで言っちゃう?!というのも多いので読んでいて爽快になる。ざっくり言うと、社会学者による分析のため、学ぶというよりはそういう考えがあるのかという感じ。随所に参考図書も多いことから、かなり勉強されているのも読み取れる。 この人は今後メディア(あえて笑)への登場機会は増えていくと思われる。本人も言ってるが、若者が若者を分析するというのは今後の社会の在り方や考え方に少なくとも影響を及ぼすんではないだろうか。
0投稿日: 2016.06.24
powered by ブクログ2040年の日本の姿は、20世紀の終わりに言われていた姿と重なるな。危機感が日本を良くする方向へ向かってこなかったつけは大きい。「おじさんは怖い」
0投稿日: 2016.06.13知りたい&考えたいひとへ
最初のほうはとにかく、「おじさん」のやることなすことに不満!やってることズレてるよ!(間違っている、と書かないあたりはさすが)という内容盛りだくさんで、読んでいて胸焼け。本の半分でもうお腹一杯になって、読むのがきつかったです。最後まで読んだけど。皮肉なのか指摘なのか、単純に思っていることを書いているだけなのかよくわからない文章も多々あって、もやっとしてしまうことがりました。 [「おじさん」が変われば世の中も良くなるよ]ということを言っているけど、ちゃんと「若者」にも[世の中を変えたいならね、]というアドバイスが付けられています。世の中に漠然とした不安や不満のある「若者」は、読むとスッキリすると思う。知識と教養のある著者ですので、本には勉強になる情報もたくさん載ってます。私は頭が悪いので、著者の知識と情報と「若者」特有の勢いに不満が合わさったエネルギーが伝わってきてタジタジになりましたが、色々考えさせられるきっかけをもらえたと思うので、「良い本」だと思います。好きじゃないけど。
0投稿日: 2016.05.09
powered by ブクログ「おじさん」の悪い点を的確に指摘しており,参考になる.2040年の予測を最終章で述べているが,素晴らしい視点が多いのに感心した.
0投稿日: 2016.04.20
powered by ブクログコンサマトリー(自己充足的) 身近な幸せを大切にすること。80年代生まれにとって、物質的な豊かさのピークをすでに体験していることもあって、マジョリティーとなりつつある思想。ゆとりとか、ゆるさとか。 火炎瓶を投げる代わりに、周りの100人の幸せを実現する。それが現在の変革。マザーハウスやワンキッチンといった新しい企業。 最後の2つだけがきっと違う時期に違う雑誌に出たんだろうなーって思えるような感じ。上のメモはその2編から。 同世代ということもあってか、とっても読みやすかった。中身がないわけでもなく、面白く読めた。
0投稿日: 2016.04.16
powered by ブクログ古市さんらしくてとても良かった!古市さんは若くして少し突飛な考えを持っていて、それをテレビなどでも堂々と話しているので、この本を読む前から好きでした。この本の中でも、「おじさん」を小馬鹿にしたような文章がとても面白かったです。特に心のノートのとこは、教室で読んでてにやにやしてしまって大変でしたw「」の使い方がとても上手だなぁと思います。今の若者は、今この時の生活を大事にする傾向にあるのは、私も該当すると思います。斬新な考えに新鮮さを覚えたり、そういえばそうだなぁと、納得させられたりと、さすが古市さん。やっぱ頭いいなぁ。ところで、古市さんはアリエール使ってるんですねw
0投稿日: 2016.02.13
powered by ブクログhttp://tacbook.hatenablog.com/entry/2015/08/30/204200
0投稿日: 2016.02.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
社会でいわれているものを否定的に考えてみることで新しい観点を提示している本。 コミュニケーション力が足りないのは中年では。 jpop最頻出ワードは誰か、何か。 ダウンシフターズという、収入を落として自由な時間を大切にする人たち。
0投稿日: 2016.02.11
powered by ブクログ著者特有の言い回しからか、愚痴と感じ取れる部分も多い。またそれぞれに対して明確な結論や代替案が出てこないのは社会学者の本としてはやや残念。 最終章の30年後の日本の予測も小説仕立てにしてあり、そのため言い切りの形になっていないところがずるいと感じた。 ただ自分と共感する部分については、言ってほしいところを見事に表現してくれているので痛快だった。 若者受けするのはこういうところかもしれない。
0投稿日: 2016.01.15
powered by ブクログ★論だとインパクト薄★ピースボートの実体験を記した「希望難民~」と比べ、評論だけなので面白みは半減。若者からちょっと説教してもらいたい中高年にフィットしたのかな。厳しいことは言っているが、まあ想定の範囲内、というところで。
0投稿日: 2015.12.27
powered by ブクログ同感できることもあればできないこともありますが、ひとつの意見としては分かる。これからの時代を担う世代の人なので、頑張っていい方向に進めてください!
0投稿日: 2015.12.12
powered by ブクログズレにつてい知りたくて読書。 社会学の学者らしい視点で世の中を論じている。 さすがに事の起こりを調べて込んでいて書かれているので勉強になる。 共感できる部分と共感できない部分があるが、それでいいと思う。 文中に引用される曲の例がglobeだったり華原朋美だったりと著者は私と同じ世代かと思ったりもする。 学歴社会の下りはその通りだと思う。学歴を否定する風潮が一時期あったが、大学進学率が上がるよりブランド力のある大学卒が大きな力を持ってくる。 フリーランラスやノマドと呼ばれる人たちには、会社員もより学歴や社歴が重要とというのも理解できる。事実、大卒じゃないと労働ビザが取れないシンガポールや香港などが存在する。高卒だとどんなに有能であっても門前払いされる。こんな国は、今後も増えていくと思われる。 21世紀になり、価値観や習慣、生活スタイルの変化がより激しくなっている。そんな中で、あと20年先も同じくらい収入がある。または、収入が上がっているなんて保証はどこにもない。 そう考えると、今、何をすればいいのか考えさせれれる。 勝間和代氏ついての批評は、なるほどと思った。 最後の、「2040年の日本」は寒々しい思いをしながら読む。人間は、階層化されて自由が制限されたほうがかえって選択に悩まないので幸せを感じるものかもしれない。選択肢が極端に少ない北朝鮮は、生命の危険さえなければ、「こんなものか」の諦めで幸せを見つけられる国なのかもしれない。人間の幸せってそんなものかも。 「炎上を避ける六つの方法」が面白かった。 読書時間:約1時間20分
2投稿日: 2015.11.19
powered by ブクログ最近メディアへの露出の多い気になる著者の1冊。タイトル通り世間の風潮が現実の進む方向とどのようにずれているかを若干のユーモアを交えながら分析している。リーダーシップのあり方に一石を投じ、就活、ノマド、学歴等の世にはびこる矛盾に納得のできる回答を示している。なるほど、ジレンマのMCに選ばれる訳だ。
2投稿日: 2015.11.08
powered by ブクログいゃ〜参りました。 これはすごい! おじさんも(もちろん、おばさんも)も、若者もこの人の著書は読んでおくべき。
0投稿日: 2015.11.03
powered by ブクログコモディティ化する家電、何年か前のフリーターと同じく会社からの自由を意味するノマド、勉強と仕事のスキルについて… 日本社会を著者の視点で解説、論評しておりそれなりに納得できる内容。
1投稿日: 2015.10.24
powered by ブクログ面白かったのは最終章の「このままでは 「 2 0 4 0年の日本 」はこうなる」のところ。むしろ最後ではなく先に読んでおいたほうが楽しめる気もする。
1投稿日: 2015.10.20
powered by ブクログいろいろな分野にアンテナを張っててすごいな~と素直に感じた。内容については、共感できる部分もあれば、到底賛成できない部分もあったり。面白かった。
1投稿日: 2015.10.05
powered by ブクログ強いリーダーなんていらない。 っていう事だけは、同感だな。 巻末の このままでは「2040年の日本」はこうなる きっと、そうは ならないだろうな!
0投稿日: 2015.10.05
powered by ブクログテレビでよくお見かけしていましたが、やはり個性的な方! でもその語り口はなんだか人を納得させてしまう力があります。 博識でありながら、砕けた口調、つい笑ってしまうさりげない皮肉の数々…(笑) うんうんと思いながらあっという間に読んでしまいました。
1投稿日: 2015.09.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
先日、紹介した「希望難民ご一行様」 の著者・古市氏の著書。 現代的な斬新な発想と冷静な眼で社会を斬る。 今回紹介する「だから日本はズレている」は、独自の考えで様々な問題を指摘していく。 内容は12のタイトルでまとめられている。 帯にも、その一部が書かれているが、それ以外を紹介します。 「テクノロジー」だけで未来は来ない 「新社会人」の悪口を言うな やっぱり「学歴」は大切だ このままでは「2040年の日本」はこうなる 日本という国がここぞというときに、的を間違えているということを問題視している。 東京オリンピックの国内維持率は実は低い。 人権に関しては相変わらず酷い扱い。 数百億円のランニングコストがかかるマイナンバー制度。 これからの社会を変えるのは若者だという、勘違いするおじさんたち。 古市氏の考えは正しいかどうかはわからないが、冷静で新しい発想の意見が聞ける。 気分を害するかもしれないので、とりあえず意見を理解することを前提に読んでいただきたい。
1投稿日: 2015.09.25
powered by ブクログ分かりやすくて辛めの語り口が心地よい。 雑学として面白い知識も散りばめられていて、それぞれの意見に説得力もある。 しかし、根本的な哲学というか各意見を支える思想が見えず、結局誰かの悪口に終始してるようにも思える。 まだ若い著者なので、今後の著作に期待したい。
0投稿日: 2015.09.01
powered by ブクログ序章の「リーダーなんていらない」から「2040年の日本」まで古市節を堪能しました。 日本は首相がコロコロ変わっても国民の生活には大して被害が無いのだからむしろ他国に自慢すべきとか、皮肉りつつ本質を突いた鋭い突っ込みが満載です。 道徳副教材の「心のノート」の詩が、まるでJ-POPの劣化コピーで、自分探しを煽ってるけどそんなもの幾ら探しても見つからないのにとか、笑いも取りつつ不毛なことは不毛とバッサリ斬るので爽快です。 テーマは他にSNS、ノマド、シェアハウス、就活など、ここ数年の流行や日本独特の慣習で、それらが古市氏の目にどう映っているのか楽しみながら読めます。 最終章では日本の将来を憂いながら2040年の日本の姿を描いていますが、この章だけは笑えなく憂鬱になりました。古市氏が例に挙げた意識のズレを放置したままだと、こんな日本になりますよとの警鐘で本書は終わります。 代案の提示も無く無責任に言いっ放しで読む価値なしなどの辛辣な書評も散見されますが、古市氏は別に政治家でも政策コンサルタントでも無く社会学者なので、その点が気になる方には大前研一氏あたりをオススメします。
1投稿日: 2015.08.24
powered by ブクログ日本の大人の感覚のズレを若手学者が批評する本。 それぞれもっともな話しが多い反面、読後に印象に残る話題がないのは不思議。いろいろな雑誌の記事をまとめた本らしく、一冊の本としての全体のつながりが見えないのが理由かも。 再読は不要。
1投稿日: 2015.08.15
powered by ブクログ時代が若者に期待し過ぎというのは なんとなくわかりますわ。 だから、若者が時代に辟易しちゃってる。 日本はどういう国になっていくのかな。 筆者がいう2040年の日本みたいになってたら どうしましょう。
1投稿日: 2015.08.10
powered by ブクログ著者は東大大学院在籍、29歳の若手社会学者。 「若さ」という感覚を持ちながら、広い視野、知識量を踏まえて社会全体について考察している点がこの本の面白さに繋がっている。 日本の「おじさん」の「ズレ」というテーマではあるが、それだけではない「社会」に対する全般的な著者の意見を述べているという印象。 すべて納得とはいかないが、概ね共感できる部分が多かったように思う。 度々書かれる皮肉もまた面白い。 以下、印象に残ったこと、考えたこと。 ★爆発的に売れる小説の共通点 1 若い作家であること 2 デビュー作に近い作品であること 3 作家本人が魅力的であること 4 今風の若者の話であること <例>限りなく透明に近いブルー、蹴りたい背中、桐島部活辞めるってよ →つまり、大人は若者に興味津々 ・生存バイアス →失敗例を無視し、成功例だけが注目されること <例>アップル ★リーダーシップ論 →ちまたにあふれる「リーダーシップ論」本は相互する記述、内容が多い <例> 辛抱する ⇔ 即決する 世間に従う ⇔ 世論を超える →普遍的な「リーダー論」は存在しない →「強いリーダー」よりも「小さな集団」 ・東京オリンピックはマーケティングの視点が欠落している <例> × 招致大使に「ドラえもん」、「嵐」 →他国の全く知らない、自国よがりの発想 ○ 「おもてなし」+「お辞儀」 →海外から見た「ニッポン」のイメージに沿っている ※K-POPは徹底的な日本人化をし、日本文化に合わせている好例 ★「正しさ」ではなく「もっともらしさ」が勝つ →「相手からどう見られるか」がすべて。人は「論理」ではなく「感覚」によって判断する <例>橋本知事の米軍慰安婦 発言 ・新社会人は「ムード」によって企業を決定している。社会人もまたそれと同じ。 <例>1971年の人気企業は約半数しか順調な経営状態を維持している企業はない。(ダイエー、西友等) ・「フリーター」、「ノマド」は正解を示すことはできないため、スタイルを提供する。 <例>読書法、時間節約法等 ★「学問」が人の上に人を造る →身分制度が無くなり、江戸時代から学歴がものさしになってきている ・ダウンシフターズ
1投稿日: 2015.08.08
powered by ブクログ私より少しだけ若いけどほぼ同じ年代の古市さんが書いた作品。姉が読んでみたら、と勧めてくれた。積読になっていたのを手に取って読んでみたら、意外と面白かった。共感できる部分も多くあった。 一気に何かを変えるとか、革命というレベルは難しいが緩やかに社会を変えていく、自分のできることを始めていくという部分が最も共感を持てた。 少し前に読んだ、湯浅さんのヒーローを待っていても~と内容は違うが、読み終わった後に残った感触は似ているような気がした。
1投稿日: 2015.08.07
powered by ブクログ最近地上波でも見かける新進の社会学者による一冊。 過激な言動と裏腹に、言ってることは至極全うだと感じた。
1投稿日: 2015.07.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
日本はどこか頓珍漢な国に思える。 少し前、この国に自虐史観が蔓延していたときは、辟易としたものだが、今の自褒史観が蔓延っている状況にはウンザリだ。気味が悪い。そんな私には著者の言うこの国のズレっぷりが納得できる。東京オリンピックの招致に必死になり(ドラえもんが招致特別大使だそうだ、安直にして意味不明)、狂喜した人達は、国立競技場建設問題をどう捉えているのか、クリステルらから何のリアクションも無いが、どうでも良いと思っているのだろうか。あと感心したのは、もっと学歴を大事にした方が良いという主張だ。私には学歴など無いが、自由に生きる生き方こそ、学歴がものを言うと説く。確かに財政の本を読むのに、同じ内容だとしても著者が東大→財務省出身と江戸川商業高校(実在しません)出身とだったら私でも前者を購入するだろう。若い人達に読んでもらいたい本です。 本日、安保法案を衆院特別委員会で強行採決。 法案自体は理解出来る所も有るが、憲法を改正してからやれ。
0投稿日: 2015.07.15
powered by ブクログ今の日本を引っ張っているおじさんたちは、いつでもちょっとズレている。そこを、おもしろ可笑しく指摘している。
1投稿日: 2015.07.12
powered by ブクログ某ワイドショー番組で著者を知った。なかなか鋭い発言と、しかも年代も同じとあってわりと彼の意見には頷ける部分が多い。そんな冷静な分析力と鋭い意見はこの本でも。しかし、その冷静さからかやや冷たい印象も受ける。 オジサン世代の考え方は好きではないが、きっとオジサン世代からは嫌われるタイプだろうな(笑)
1投稿日: 2015.07.12
powered by ブクログ言いたいことは分かる。分かるんだけどなぜか釈然としない。 人は人に、特に発言力のある人間に魅力を感じその魅力の裏のあらを考えずやみくもの支持をしてしまう生き物である。 それは若かろうが年をとっていようが関係はない。なのに年齢という枠でくくってしまうこの時代、これがなければお互いのあらを補完し合える世の中になればつくづく感じる。 人それぞれに役割はあるまずはその役割、大きなものなど絶対にない。小さなものほど大切なだと感じながら日々を生活することが大切なのだろう。 監視社会が果たして良いか 三木谷やザッカーバーグは大企業の社員ではない 小学校の知識だけでは社会では役に立たない 社会を変えられるのはおじさんでも若者でもない リーダーなんていらない クール・ジャパンをだれも知らない ポエムじゃ国は変えられない テクノロジーだけで未来は来ない ソーシャルに期待しすぎるな 就活カーストからは逃れられない 新社会人の悪口を言うな ノマドとはただの脱サラである やっぱり学歴は大切だ 若者に社会は変えられない 闘わなくても革命は起こせる このままでは2040年の日本はこうなる
0投稿日: 2015.07.10
powered by ブクログ【所在・貸出状況を見る】 http://sistlb.sist.ac.jp/mylimedio/search/search.do?target=local&mode=comp&category-book=all&category-mgz=all&materialid=11400084
0投稿日: 2015.07.08
powered by ブクログどれくらい前だったか、 古市憲寿さんが作家の朝井リョウさん等と一緒にTVに出ていてたまたま観ていたらなかなかに面白いひねくれ方をしていて興味を惹かれのがきっかけでそれからはTVに出ているのを見かけるとチャンネルを止めてみたり、ananで朝井さんと共に連載中の『紙のラジオ』を立ち読みしてはクスリとしたりしていましたが今回とうとう書籍にも手を出してみました。 本当は『絶望の国の幸福な若者たち』の方に興味があったのですがなかなか近所の書店で見つけることができず一先ずこちらの方を読了。 今までTVや連載を見ている限りでは『若者代表』というよりはあくまでも『変わった若者代表』という印象で見ていたのでこの本も紙のラジオ紹介文にあるように「ズレているのはお前の方だ」と言う気満々で読み始めたのですが… 「あーはいはい」 「わかるわかるー」 あれ…同年代だからなのか⁇ それとも私もズレているのか⁇ ちょっと不安になりましたがそんな風に自問自答しながら読むのもまた一興。 そして読み終わった後に色々な方のレビューを読んでみると『若者』側と『おじさん』側とでそれぞれ意見が分かれていたりしてその辺りも楽しめるのでそういうことも含めて星4つ。 『絶望の国の~』も近々読んでみます。
1投稿日: 2015.06.20
powered by ブクログ先日とある大学のゼミを見学したのだが、若きゼミ生の言葉と本書の見解が見事にシンクロしてて幽体離脱でもしてんじゃないかと思った。 いわゆる現代社会のはみ出し者達は自分でもそのことを薄々自覚しているようで、着々と「ドロップアウト」する準備を進めているようだ。 どうか、この国の片隅で良いから、彼ら(私)のために逃れの町を作る場所を残しておいてほしい。
3投稿日: 2015.06.08
powered by ブクログ言いたい放題だが、スピード感があり、さくっと読めた。 学歴のくだり、福沢諭吉のくだりは勉強になったし、共感ができた。 自分の頭が悪いだけかもしれないが、後にあまり残らない本であった。機会があったらもう一度読んでみようと思う。
0投稿日: 2015.05.30
powered by ブクログなかなか面白く、サクサク読めるが、それは意図してそのように作られているからだと思う。それがいいところだと思うが、人によっては逆に作用するかも? 現代は社会的にもテクノロジー的にも変革期で、特に日本はその先頭に立たされていて、誰も対処法や解決策を知らない世界に正面から立ち向かっていかなくてはいけない。 そんな社会にあって、「おじさん」を「今いる場所を疑わなくなった」人と定義し、それゆえ起きる期待や認識のズレを、敢えて生々しく煽るような文で解説していて、面白くも、割と耳が痛かった。(つまり、おじさん化してきている…)
0投稿日: 2015.05.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「日本人はカリスマリーダーに期待しすぎ」「ポエムのような憲法」「新社会人を甘く見るな」など、著者が日本社会に対し「ズレている」と思っていることについて語っている。特に深く掘り下げているわけではなく、軽いタッチで書かれているので、サラっと読んでしまえる内容だ。もっと深い内容を期待していた人にとっては期待外れ感もあるかもしれないが、軽い読み物として読む分には軽妙で、なるほどと思えることもあってなかなか面白かった。
0投稿日: 2015.05.07
powered by ブクログほぼ同年代の著者が書いているからか、 私が疑問や違和感に思っていたことを、 明確な言葉で斬っていく社会論です。 (穿った見方が著者と似ているきがする) 例えば、就職活動で必ず耳にする「リーダー」について、私は就活当時から強烈な違和感を感じていました。 リーダーばかりいても組織は動くことはできないのに、なぜ企業はリーダー候補しか採ろうとしないだろうかと。 著者はこれに対して、「日本には強いリーダーなんていらない」「強いリーダーはいてもいいが、任せっきりでは組織は回らない」と明言しています。 結局のところ、このリーダー待望論は閉塞した状況を誰かに打破してほしいという、他人任せの願いであるということを指摘しています。 若者(20-30代?)が感じる世の中の違和感を言葉にしてくれる良著だと思います。
0投稿日: 2015.04.30
powered by ブクログコンサマトリー Consummatory アメリカの社会学者タルコット・パーソンズの造語であり、道具やシステムが本来の目的から解放され、地道な努力をせずに自己目的的、自己完結的(ときに刹那的)にその自由を享受する姿勢もしくはそれを積極的に促す状況のこと。対義語はインスツルメンタル(化)。非経済的な享楽的消費の概念を「消尽(consumation)」と呼び、非生産的な消費を生の直接的な充溢と歓喜をもたらすもの(蕩尽)として称揚したフランスの思想家・作家ジョルジュ・バタイユの考え方とも相通ずる現象解釈といえる。
0投稿日: 2015.04.29
powered by ブクログ反発を感じるかな、と思って読み始めたけれど、そうでもなかった。 さすがに単純な世代対立論にならないよう、よく気を付けている感じ。 若者に無責任に期待するのではなく、世間で地位を得ている「オジサン」が社会を変えろよ、ということらしい。 まあ、そうだよね、と納得。 文科省の、例の「心のノート」についての章では、この間読んだ姜尚中さんの指摘と重なる部分があって、はっとした。 現代社会に瀰漫する、自分の心の在り方さえ変えればどうにかなるという考え方のことだ。 私自身はあまり自覚してこなかったことでもあり、たてつづけに同じような指摘を読んだので、はっとさせられた。 さまざまな研究成果を援用しながら、現在過剰に期待を負わされている考え方を両断していく。 爽快で、なるほど、この人がメディアにひっぱりだこなのが良く分かる。 政治は変えられず、身近な問題に私的に取り組む人たちの力で社会は変わっていくという。 たしかに、そうなのかもしれないし、政治に期待できないことも納得できる。 ただ、政治をスルーしてやっていっていいのだろうか? なんだかんだ言っても、個人の生活を規制し、影響を与える現実的な力が政治からなくなるとも思えない。 最終章の「2040年の東京」を読みながら、読みはじめとは裏腹に、だんだん暗澹とした思いにとらわれてしまった。
0投稿日: 2015.04.28
powered by ブクログ良くも悪くも素直に思ったままを書いた本ですね。 私はヤンキーでもあゆファンでもザイル族でも有りませんが、高所得層でもなく、エリートでもないため、読んでいて非常に気分が悪い!俺様の本は馬鹿と貧乏人はどーせ読まないだろ!っていう開き直りっぷりが見事。歳を経て振り返った時に黒歴史になるんだろうなコレ。オレ、若い時こんな事かいちゃったよ!と でもそれが本書の不思議な魅力です。本としての完成度や達成感はありませんが、現代とひと括りに出来ない《今、そして、みんなが知っているチョット前》を書いている。懸命な人々を叩く割に個人の考えが少なく、野党の与党叩きの様な居心地の悪さは否めませんが、我慢して読み進めると面白くなります。自分はその社会現象に対してはこう思っていたなあと、自らの心を整える事が出来るので、オジサンよりも若者が読んだ方が良いかと。うん。閉じずに「降りて」ゆきたいなー。
0投稿日: 2015.04.20
powered by ブクログ良い。目から鱗。 もっともなこと、共感出来ることが多い。 リーダーを求めるのではなく、自分で出来ることからやる。
0投稿日: 2015.04.11
powered by ブクログクールジャパンのこきおろし、リーダー不在の肯定など筆者独自の感性が素晴らしい!ところどころ思い込みで終わっていたり考察が雑、筆者がまだ未熟なところがあり、批判エッセーに終わってしまった感があるが、これからも古市さんの考え方に触れたい。
0投稿日: 2015.04.07
powered by ブクログリーダーは必要ない。大人たちはズレている。このままでは将来は、意外にも多くの人が満足して生きる、幸福な階級社会だ。金美齢も勝間和代もダメ。じゃあ作者はどうしたいのか?自身はおじさんなので文句はわかったが若者はこれを読んでどう感じるのだろうか?私は受け入れられない。
0投稿日: 2015.03.19
powered by ブクログ面白く読ませてもらった。 この本、前から知っていたのだが、題名からして一昔前にテレビではやった「だから変だよ日本人」のような内容かと半ば食わず嫌いで思い込んでいて、これまで食指が伸びないでいた。著者は、購読している地方紙の日曜日に隔週ぐらいでコラムを寄せているのだが、これがなかなかいい内容である。この中でさり気なく?本書が紹介されていたので、とりあえず電子書籍にて購入となったところである。 前半部分がよかった。「ポエムじゃ国は変えられない」、「テクノロジーだけで未来は来ない」など、読み応えがあった。ただ、話題が多岐にわたっているので、全体としてのまとまりに欠けるのは仕方ないことか。
0投稿日: 2015.03.12
powered by ブクログ現代社会の綻びを鋭く指摘して、おじさんの罪と何故か満足している若者を際立たせて興味深い。最後の2040年の日本については、面白くない近未来小説のようだった。
0投稿日: 2015.03.10
powered by ブクログ本を読んだというか、誰かとお話している気分でした。 なんていうか…読んでいて終始あともう1歩深い段階の何かが欲しいなあ…と思いました ちょっともの足りない感 そう思うのは私がもうおじさんの年代だからなのかなー
0投稿日: 2015.03.07
powered by ブクログ歴史は繰り返す、ということがよくわかる論説。 過去の事例を拾い上げて、現在の状況に突きつければ、 その類似点に、ただただ驚くばかり。 講談社の単行本と異なり、論文のような注を用いられないためか、 ちょっと皮肉めいたトーンや気さくな感じは薄れている。
0投稿日: 2015.03.05
powered by ブクログ今ここにないものに期待してしまう日本人とおじさんがすつくりだす社会のずれに共感。でもとちゅうから、どうでもよくなった。
0投稿日: 2015.02.25
powered by ブクログ150222/ 明治維新から一世紀半、戦後およそ70年。僕たちが暮らすこの社会は、少なくとも人の一生分くらいは古い。高齢者がある日突然それまでの価値観を捨てることが出来ないように、この社会も突然には変わらない。社会全体を無理やり変えようとしても、ダイエットのようにリバウンドするのがオチだ。だからこそ、僕たちはまず「今、ここ」にいる自分たち自身も社会の一部だということを思い出すべきだと思う。まず「今、ここ」で暮らす自分や仲間を大切にすること。自分たちが生きやすい環境を作ろうとすること。それは、結局社会をよくになるのだ。「やさしい革命」は「今、ここ」にいる「僕たち」を充実させることから始まる。
0投稿日: 2015.02.24
powered by ブクログ近年話題の”若手社会派論者”の中で、アカデミアの中にいる古市氏は異色な存在だと思われます。 独特の挑発的な発言の多さから、”なんかいけ好かない人”というキャラクターを(おそらく意図的に)確立している印象。 その立場を自覚し、本書のタイトルも実に挑発的です。笑 著者自身20代の若者であることもあり、本書は若者の視点から、「おじさん」達が動かしている日本社会について抱く違和感をテーマ別に考察したものです。 もちろん本書中で「僕のほうがズレている可能性もある」(p.5より)と述べているように、古市氏自身が特異な人間であることは考慮して読み進むべき。 ですが、社会の大勢に乗らない”ズレた”存在だからこその”発想のしがらみのなさ”は、本書の面白さの大きな要因と言えるでしょう。 読了直後の感想は非常に良く、【非常に面白かった】の一言に尽きます。爽快感すらありました。 でもそれは、日頃自分も抱いていた社会に対する違和感を、代わりに文字化・可視化してくれたことに対して単に溜飲の下がる思いがした、という以上のものだった気がします。 面白さの要素をいくつか考察してみましょう。 一つは、タイトルはもちろん本書中通して皮肉な表現を使いながらも、不思議なほど前向きであるということ。 章名こそ【「リーダー」なんていらない】【「クール・ジャパン」を誰も知らない】というように皮肉かつネガティブささえ感じますが、ほとんどの章末をポジティブな主張で終えています。 社会のズレをただ批判し、絶望して終わるのではなく、”こうしたらよいのに”というオルタナティブを付け加えていることに、ほんのりとながら誠実さを感じることができます。 二つ目、これはピンポイントですが、【「ソーシャル」に期待すぎるな】の章は本書中随一の内容だったこと。 ソーシャルメディアの普及によって、”共感”さえ獲得すれば社会に大きな影響力を与えることが可能にはなりましたが、その”冷めやすさ”という弱点について言及するような言説は(不勉強ゆえ)斬新で、著者の慧眼かと。 最後に、これが一番大きいと思うのですが、非常に文章が読みやすいということ。 著者の思想が、時に皮肉も込められながらも丁寧に文章として表現されており、読者側の思考・理解が置いていかれるということがなく、常に並走できた感じがします。 とまあベタ褒めとなりましたが、でも本当にオススメできる本に久々に出会えたので。 これは邪推ですが、著者はきっと本書の執筆が楽しくて仕方なかったのでは。笑 若者理解のために大人に読んでほしい、というよりは、これを題材に老若男女で意見交換をするような使い方がよいのかなと。
0投稿日: 2015.02.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
あらすじ・内容 「若者」と「おじさん」のズレを若者側の視点から批評しています。 「スレの内容」「ズレで苦しむ若者」「ズレを放置した40年後の日本の姿」の三部構成になっています。 感想 「おじさん」側からみるとかなり批判的はことを言われてます。 ズレの正体は「既得権益を手にした人たちが、うわべだけ若者みて意思決定を行っている」こと。 そんなことを考えさせられました。 印象に残った言葉 「静かな変革者」と対照的なのが、自称「保守」の人々の間に広がる相互不信や他者攻撃だ。誰かをバッシングして自分のちっぽけな自尊心を満たすぐらいなら、実際に日本の役に立つことをできる範囲で、明日から始めたらいい。
0投稿日: 2015.02.16
powered by ブクログこの本は中高年よりも10台後半から20歳代の人たちが、中高年がどういう勘違いをしているかを知る為に読むのが良いのではないか、と思った。
1投稿日: 2015.02.15
powered by ブクログ社会学者古市憲寿氏の現代日本に対して鋭く切り込んだ一冊。 氏いわく「おじさん」が作り出すズレであるクールジャパンやTwitterなどのソーシャルメディアやマイナンバー制度など今の日本に関して社会学者古市氏からみた視点で古市節炸裂で色々切り込んで持論を展開する一冊。 印象に残ったところでは、ポエム化した日本国憲法とJ-POPとの比較や要らない機能だらけのスマート家電のところは凄く面白かったです。 あと学歴に対しての考えは共感できるものがあるとも感じました。 また自身のTwitter炎上時の対処法なども展開されていて社会問題、そして働くことに関しての古市氏の見解から『絶望の国の幸福な若者たち』でも書かれていた若者についてなどこれからの日本を考えるきっかけになりました。 特に最後に書かれていた氏の想像する2040年は現在の自分達では想像できないですが、決してあり得ないわけではない未来かもしれないとも感じました。 氏のいち見解でもあるのですが、本当に日本という国やこれからの未来について考えるきっかけになる一冊でした。
0投稿日: 2015.02.14
powered by ブクログTVでやけに若い人がコメンテーターだったので新書を読んでみました。今の日本という現状やカラクリを難しい言葉ではなく非常に分かりやすい表現で伝える文に脱帽。おじさん天国の日本にとってこういう若者視点の発言をしている方は応援したくなりました。
0投稿日: 2015.02.08
powered by ブクログ道徳の副教材「こころのノート」に関する大人たちの言動や関心と、実際に生徒たちに配布された「こころのノート」の内容を見比べているところは読んでいてとても興味深い。私は、完全に「おじさん」の分類に入ると自覚しているが、それでもまだまだ勉強が大切とは思ってます。それに、小さくてもいいから、絶対に may be 「静かな変革者」でありたいという気になる。90年代のJ-popって、私はあまり聴かなかったけど、著者はかなりよく聴いているようですね。安室奈美恵さんの SWEET 19 BLUES を久しぶりに聴いてみました。
0投稿日: 2015.02.08
powered by ブクログ若者過度な期待はしていないが、もっと元気であって欲しいとは思う。しかし、若者を一括りにしないで、個々をみていくことの大切さを説いているとも言える。 社会が多様性の方向に向かっているのだから、エンパワーメントの方法も一種類ではないはず。オヤジたちがやる気のある若者を見つけ、どうエンパワーメントしていくかにかかっている。
0投稿日: 2015.01.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読了後の感想としては、正直“内容が薄っぺらい”ということだ。 ただ、何故自分がそう感じたのか考えてみると、 ①現在の日本のズレについて分析されているが、その根拠の多くが核心を突いていると感じられない(腑に落ちない) ②現状の日本に於けるズレの分析はされているが、その解決策についての言及が乏しい(と言うか、無い) の2点があった。 ①については、本文中で作者が「受験も、就活も、企業で働いたこともない」と記述しているように、殆どの内容は調べられたことや伝聞だと思う。 故に、当事者としての声を感じなかった。 そう、リアリティが無かったのだ。 ②については、社会学者に求めるのは、お門違いかもしれないが、ズレを浮き彫りにしたのなら、そのズレをどうすれば解消出来るのかという説明責任を果たしてもらわないと、読者は困る。 新書の中ではヒットしたと認識しているが、大ヒットになり得なかったのは上記2点からかと、作者と同じ1985年生まれは感じた。
0投稿日: 2015.01.22
powered by ブクログ2015年1月8日 “可もなく不可もなく”の一冊! 今話題の若手論客。分析力はさすがだと感じた。監視社会の部分は興味深く読みました。彼の意見に賛成で、多少の監視で、世の中便利になるのであれば、そちらの方が良い。本の内容自体は、期待していたものとは違っていたが、まあまあ参考になった一冊でした。
0投稿日: 2015.01.08
powered by ブクログ読んでいて納得の連続。これからの指針ははっきりと書かれていないけど、考える余地を残してあるという感じ。 今の日本の閉塞感の要因が掴めます。
0投稿日: 2015.01.06
powered by ブクログ2014年初版 古市憲寿 著 == 今の若者はやる気がない、意志が弱い等言われているが、これまでの常識から“おじさん”たちが語ればそれは当り前。若者は新しい“静かな変革者”になりつつある。若者たちは“いま、ここ”で自分たちにできることをしている。「やさしい革命」が起こり始めている。おじさん達とのズレは小さな工夫や理解によって埋めて行くことが出来る。 正しさよりも「もっともらしさ」が勝つくらい、正解というものが無価値になったり一義的に決められなくなってきている中で、ちゃんと事実を見る、ちゃんと議論を尽くすということって重要だよなあと、本文から脱線して勝手に考えてみたりしました。
0投稿日: 2014.12.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
口を挟むではなく、ただただ頷きながら読み進むしかなかった。 へぇー、ほぉーくらいしか感想はない(爆)。 いちばん腑に落ちたのは『学問ノススメ』のくだり。 確かに身分の貴賎は(建前上)存在しないけれども 大卒かそれ以下か、更には出身大学による 社会全体での待遇差というようなものは確実に存在する。 あーだから『学問』ノススメなんだーと膝を打ったり。 あと、個人的には生活保護を電子マネーで支給するというのは賛成。 目的外のことに使えなくなるのは理にかなっていると思うのだが。 どうだろうか⁇? 2040年に自分は生きているかどうかわからないけれども 取り敢えず朝井リョウ氏が東京都知事になった世界は見てみたいと思った(笑)。
3投稿日: 2014.12.21
powered by ブクログ若者への興味、リーダーを求め自分では動かない、やたらネットの力を信じている。そんな大人たちの世界のズレに苦しむ若者たち。 リーダーなんていらない。強いリーダーより小さな集団。 クールジャパンの曖昧さ。外貨獲得手段と割り切ると見えるものは。 ポエムじゃ国は変えられはない。Jポップの劣化コピーがスローガンの危うさ。 テクノロジーと本質的な価値の整理 ソーシャルに期待し過ぎない付き合いかた。共感をベースとしている。正しさではない最もらしさが勝つ。 誤解されない話し方 1 ネガティヴな話をしない 2 差別的発言をしない 3 犯罪を肯定するようなことは言わない 4 批判は慎重に 5 話し相手を錯覚しない 6 他人へのコメントは根拠と説明を 学歴は大切。学問のススメは平等の話でなく学歴は大切という話。 若者に社会は変えられないが、社会を変えそうな若者が大人になる応援はできる。
0投稿日: 2014.12.17
powered by ブクログ古市憲寿「だから日本はズレている」新潮新書 久々の新書、そして新しめの本を読みました。 個人的には、東京オリンピック、心のノート、スマート家電、のあたりが面白かったです。(色んな意味で) 「2040年の日本」については、内容はともかくとして、せっかく上海から帰国して、東京の町並みを眺めながらストーリーテラーのように語っていたのだから、最後は何処かに行き着いて、そこでオチが欲しかったかな笑
0投稿日: 2014.12.14
powered by ブクログ読み進めるうちに、ドラマ仕立てのNHK特集を見ているような感覚になった。 さて、扱われたテーマのズレを整えるには、ゆっくりと変化する社会・文化のその変化が、良い方向に進んでいくことを期待していくしかないのかもしれない。
0投稿日: 2014.12.14
powered by ブクログ若者の価値観や生き方を研究している論客の観察録で、日本の社会的リーダーのズレとその影響を受けた若者たちの価値観を説明している。ソーシャルや若者に社会は変えられない、「正しさ」ではなく「もっともらしさ」が勝つ、能力は遺伝する、など面白い意見も多い。2001年発刊の雑誌には夢に向かってひたむきに生きる若者たちがまぶしく肯定的に取り上げられていたが、彼らの現在の話も興味深い。30年後は「貧困問題」や「格差社会」は社会の前提で語る人はいなくなるという、幸福な階級社会の姿を予測しているが、納得できる部分は多い。
0投稿日: 2014.12.07
powered by ブクログ20141201読了。 取り上げるテーマは身近なもので、改めて考えるとそうね、と思うものが多い。そういう考え方や見方があったか、と思える部分もあったが、全体的にふーん、あぁそうね、で終わってしまい物足りない。
0投稿日: 2014.12.03
