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酸素は鏡に映らない No Oxygen,Not To Be Mirrored
酸素は鏡に映らない No Oxygen,Not To Be Mirrored
上遠野浩平/講談社
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総合評価

26件)
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    西尾維新は最後のページ読んでほしいだろうね分かるわ。戯言。 話の大筋は相変わらずとても面白いものの、やっぱぶっ込んで来る他作品の繋がりは相変わらずウザいです。脚本家の件はホント蛇足だと思う。 最近YouTubeで「バーターは嫌われます!」って言ってる人がいて、上遠野作品の特徴の抱き合わせを楽しめない私がおかしいのかと思ってたけど違うみたいで安心したw オキシジェンは良い味出してた。

    0
    投稿日: 2023.02.18
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    ノンシリーズに分類されているが、完全に、ブギーポップの外伝。 ブギーポップを読んでいないと、なんか不思議な世界が展開されているなぁ、で終わってしまう印象。だが、読んでいると、アクシズ交代劇の横で起こっていた事件として捉えられると思う。

    1
    投稿日: 2022.03.31
  • 「自分」と「世界」とをめぐるささやかな冒険

    昔、寺月恭一郎という男がいた。 彼は多くのものを手に入れながら、ある日あっけなくこの世から去った。 彼が本当の意味でこの世に遺していったもの、それは必ずしも多くはない。 その意味を理解するものも、多いとは言えない。 ――何故なら、それはすなわち「世界を支配する」という事の意味を問うことに等しいからだ。 そんなことは思いも寄らない、考えもしない少年たちが、寺月が遺したほんの一握りの遺産を、ある男から戯れに託される。 「世界を支配する」ということはどういうことなのか。 これは、世界のあれこれと比べてしまえばほんのささやかな、しかし「自分」と「世界」とをめぐる冒険のお話。 著者らしい切り口で、少年たちの小さな成長と少し不思議な出来事を描いた物語です。 また、著者の作品をご存じで、酸素という単語に「ひょっとして――」と感じられた方には、是非読んで頂きたいです。

    3
    投稿日: 2016.02.10
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    読んだんですけれども、どんな話だか忘れました…なんだか中二病というのか、青年期の不安みたいなものが表現されていたんじゃないかと…思うんですけれども、思えば著者の「ブギポシリーズ」だってアレですよね、青年期というか、思春期の悩みが主なテーマだったり? するんじゃないかと個人的には思っているんですけれども、ともかくまあ、ブギポシリーズと似た雰囲気を持ったお話だったかと思います…。 あとがきも結構ダラダラと書きますねぇ…それが摂り得というか、特徴だった? ような気がしなくもないですねぇ…ブギポシリーズは2,3冊読んでそれきりだったりします…さようなら。 ヽ(・ω・)/ズコー

    0
    投稿日: 2015.12.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    三人の少年少女が希少価値があるといわれるコインを探して頑張る話。 この人の作品まだ二作目ですが、女子がみんな素敵キャラだなぁと思いつつ読んでる。 弟君はなんかもぅ将来大物になってそうな鋭さがある。 何かすごそうなキャラとかは他シリーズからの出張?うーん、長いシリーズを今のところ読む気はないけど、気が向けば手を出してみたいかな?

    0
    投稿日: 2014.11.22
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    児童書と捉えていいのかライトノベルと捉えていいのか。 主人公は少年。ボーイミーツガールもあって成長物語もあるけど、でもそれは少年の話じゃなくて。 少年は少年で「世界を支配する力」を手に入れて、これからを過ごしていくのだろうけど。 捉えどころのないもやもやとした何かのような、それでいて荒削りなごつごつとした何かのような、なんかそんな印象のお話。嫌いじゃない、好きだと思う。 上遠野さんの作品は煙に巻かれた感じでもやもやと掴みきれずにでもこの感覚が嫌いじゃないから、今度こそ何か掴もうと次の作品に手を伸ばしているような、そんな気がする。 読後クレしんの一番最初の映画を思い出しました。 多分ヒーローと鏡のせい。

    0
    投稿日: 2014.11.13
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    全体的に不思議な雰囲気のお話だった。レビュー読む限り、ブギーポップが関係しているんでしょうか。そっちを読みたくなりました。不思議すぎて途中意味がわからなかったけど、おもしろかった。

    0
    投稿日: 2014.01.30
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    ミステリーランド作品のノベルス版。 死神は出てこないけれど、シリーズで重要な博士がオキシジェンに替わる立場になる。 ブギーポップ読んでない人だと謎すぎるかもだけれど、大人との境目にある子供視点だと、ちょうど良い謎だと思う。

    0
    投稿日: 2014.01.25
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    「もしも…力が欲しいのなら…それを探してみるといい」謎の男の言葉に従い秘宝を探す少年。それは世界の新たな扉を開くことになるのか。 物語の導入部でぐぐっと引き込まれて大きな世界が開かれるのかと思いましたが、意外とこじんまりとまとまった感じ。しかし大きな世界を予兆させる部分がアチコチにちらばめられているんですよね。後で知ったのですが、作者の違うシリーズと世界観を同じくしているのだとか。でもそれを知らなくとも大きな世界の一部を垣間見る面白さは感じます。それは作中作の特撮ヒーローものが魅力的に写るのと同じように。

    0
    投稿日: 2013.11.15
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    なんともミステリアスで哲学的だなぁと思った。    とても興味深く読ませていただいたが、ふわふわっとしていてどう着地したらよいのかがよく分からなかった。    まぁ作者によると(あとがき)、結論はそれぞれで出してくださいってことなので、私としては絵里香と守雄のその後の関係が気になりますってことで(笑)。

    0
    投稿日: 2013.02.28
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    他人とは、毒だ。酸素と同じように、その毒がなければ人は生きていけない。 寺月恭一郎の遺産を巡る強盗事件に巻き込まれる少年とその姉、元ヒーロー俳優… ブギーポップ世界の外伝的位置付けなのでしょうか?今どこまで進んでいるんだろう…。委員長…。

    0
    投稿日: 2012.06.07
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    世界の支配者と、両親が離婚してもうすぐ別れて暮らすことになる姉と弟、そして彼らを轢きかけたかつての変身ヒーローの話。 ん~…以上。

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    投稿日: 2012.01.12
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    ハードカバーで持っているのに何故か未読で 新書版で読むという不合理。 比較的ブギーポップ、ビートのディシプリン、ヴァルプルギスの後悔 付近なお話し。 その辺の設定やキャラがちょこっと出てくる。 設定はメインか。 オキシジェンが出てくるが主役はそこではなく。 この著者の話は時系列が判りにくいが、世界機構の決着は まだ付いていない時期ではあるよう。 読まなくても上記シリーズにまったく問題はないが 読んでいると少し世界が広がると言う良くある本。

    0
    投稿日: 2011.11.21
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    世界観はブギーポップシリーズと共有しているものの、深く関わっている訳ではないのでブギーポップが未読でも大丈夫。 作中劇「ゼロサンダー」の世界観をリンクさせてお話を盛り上げていく手法はなかなか面白かったです。

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    投稿日: 2011.11.02
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    主人公の少年と、オキシジェン(または柊)という世界の支配者を名乗るオッサンの会話が刺激的。 あと、同時進行的に特撮ヒーロー物の物語が展開されてるのだけど、そっちが気になって仕方ないw 見てみたすぎるw

    0
    投稿日: 2011.10.27
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    ブギーポップシリーズと同じ世界で展開されるお話です。 それでも、このお話単独でも楽しめる内容だと思います。 (ブギーポップシリーズは途中から、順番バラバラで読んでも楽しめました。) まぁ、こういった雰囲気が好きなんです。

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    投稿日: 2011.10.25
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     抽象的なものを抽象的なまま描くことっていうのはただでさえ難しく、ましてや小説は文章(言葉)だけで表現しなくちゃいけない。  漫画や音楽にはそれぞれ、絵や音に加えて言葉もあることを考えれば、その難しさは想像を絶する。  けれど、恐らくそれをやるだけならば、それほど難しくはないのでしょう。上遠野さんの凄さはそれをこなすだけじゃなくて、それがちゃんと小説の形を成していることだと思う。  ストーリーが敷き詰められていて、その上を登場人物達が動き回る、秩序を作り出している。  それこそ期待である酸素を固めて、目に見えるようにするレベルの芸当でしょう。  酸素は人間に必要不可欠なものではありますが、酸素濃度が高過ぎれば人間は死にます。  これをどう捉えるかが問題なんですが、私は「酸素は毒にもなりえる」と今まで捉えてました。  けれど、本書で語られるのは「酸素は毒で、人間は生きて行くために毒を吸っている」という視点であり、それにとても納得した。  その考え方の方がしっくりくる。  例えば、全ての毒を排除して綺麗な空気、水、食料の中で生活している人間はそこから出てしまえば本当に脆く、すぐに感染症にかかって死んでしまうでしょう。  つまり、強く生きようとするならば、毒は必要不可欠。けれど、毒はあくまでも毒であるためにあまり摂取すると死んでしまう。その調整が難しいってことなんだろう。

    0
    投稿日: 2011.10.18
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    いつものカドチン。 っていうか、レーベルどころか出版社が違うし、本の形態も異なり、おそらく手にする顧客層もずいぶんとちがうだろうに、この世界か、と。 これ、単独で読みきれるのかなぁ?あくまでブギーポップを(それもシリーズ全体を)読んでおかないとついていけないのではないかな。 まあ、最初にも書いたけど、淡白さといい、煙にまこうするようなもったいぶったいいまわしといい、いつものカドチン。

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    投稿日: 2011.09.11
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    よくわからない…けど柊が言った台詞や物語の内容はどこか深い意味があるみたいで良かったです。ブギーポップシリーズにこれを読んで興味がでました。柊の存在が一番気になるし読むきっかけとなる一冊で良かった!

    0
    投稿日: 2011.09.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    なかまくらです。 上遠野浩平の「酸素は鏡に映らない」(講談社ノベルズ刊)を読みました。 上遠野浩平といえば、「ブギーポップは笑わない」で一部でかなり有名ですよね。私もそれは読みまして、それ以来の邂逅。 タイトルが素敵だなと思って (また同じ様な事考えてたんですけど) タイトル買い。表紙もかなり好きな感じ。何かが始まるどきどきを感じる絵でした。 中身。 小学生の健輔は柊という空気のように影の薄い男に出会う。 そこに無限戦士ゼロサンダーの役をやった若い俳優、池ヶ谷守雄が現われ、とある幻の金貨を健輔、守雄が手に入れたところから、世界に繋がっていく。 幻の遺産はどこにあるのか。 ―この世界の支配者は誰か。 酸素は誰にでも必要で、だが、毒でもあり……それはまるで他人みたいではないか。 なんか、そんな、感じ、でした。 ミステリーであり、アクションであるのはどこかハリウッドを意識した感じでしょうか。でも、とても素朴な感じでした。 最近めっきりライトノベルを……というか、本を読んでいなかったので、ひどく染み込んできて、感動しました。 作中作で、「無限戦士ゼロサンダー」のお話があるのですが、作中にちょこちょこ挟まれるそれがまた良かったです。特撮を毎週心待ちにしているみたいな。 本編は守雄の成長物語であって、でも主人公はどちらかというと守雄ではないという、なんとも不思議な作り方。 文章が読ませる文章で、やたら周りを勘繰って描写しまくったりして情報を増やさないので、すっきりサッパリ読めて良かったです。 おわり 1cm3惑星から http://1cm3.mamagoto.com/Entry/72/

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    投稿日: 2011.07.27
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    かぶと虫を追いかけて行っただけだったのに 奇妙な人物と遭遇し、ごく普通…な人と知り合って。 最初に二択をされたので、このまま二択で進むのか、と思ったら そうでもなかったです。 猫が咥えていた偽金貨は、一体どこにどう仕舞われているのか。 この終了、見た目は大人、中身は~の小学生が 結構最初の頃に解決した事件の結末と似てます。 最後まで読んで、色々と謎が残りましたが 他のシリーズや本に出ている人達、なのでしょうか?? ちょっとすっきりしません。

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    投稿日: 2011.07.20
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    ブギーポップの世界をミステリーランドの子供向け作品として語ってみましたという感じで、新鮮みはないけど、外伝というかスピンオフという感じで、まぁ好きな感じの作品。でも、子供向けとしては屁理屈多すぎのような気も…

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    投稿日: 2011.07.09
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    ブギー・ポップシリーズに登場する「中枢」柊に「世界を支配する方法」を伝授された少年の物語。 おそらく本編につながるであろう、「中枢」に関わる伏線が最後に登場。 このラストのためだけにお金払ったようなものです。 柊ファンでなければ買わなかったかも(笑)

    1
    投稿日: 2011.06.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    まとまりも意味もないらしくて 読み終わった後にもやっとした感じが 少しだけ残るけど、話の中の柊の言葉を 考えて理解して読み進めるのは面白い! すごく頭使うけど。

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    投稿日: 2011.05.21
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    相変わらずの上遠野節。世界とはなにか、自分とはなにか、他人とはなにか、を考えさせられる、ような気がする。というか末真さん大丈夫ですか(*_*;

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    投稿日: 2011.05.17
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    ブギーポップ読んでないでコレ読んだらどんなかんじなんだろう? と、いつもこの作者さんの本を読むと思うのでした。 だいたい読んでるので、繋がってる設定も私はわかってて読んでます。 いつもの、と言えばいつもの、だし。ヒーローモノっつーキャッチィなとこを攻めてきたともいえる本作。 でもちょっと宝探しっぽくて好きかな。 ボーイミーツガールで宝探しで青春です(半分ウソだ) 劇中劇的に出てくるヒーローの話は、実際見てみたいな。 なんというか少し古風な香りがするストーリーで気になる。

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    投稿日: 2011.05.16