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真夜中の五分前―five minutes to tomorrow side-A―(新潮文庫)
真夜中の五分前―five minutes to tomorrow side-A―(新潮文庫)
本多孝好/新潮社
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総合評価

143件)
3.6
22
53
45
13
2
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    もし仮に私が双子だったとして、同じ人を好きになってしまったら‥その双子を殺して取って代わりたいと思うだろうか。それとも双子がその人を嫌いになるように仕向ける?少しだけ狂っているところはあるけれど、思ったよりもあっさりしたsideAは、そんな双子のひとりが新しい恋人と寝たことを思わせる描写で終わる。本多さんじゃなかったらsideBは読まずに終わってるかもしれないくらい。sideBでどうどんでん返しが起きるのか、それとも何も起きないまま終わるのか。楽しみ。

    0
    投稿日: 2025.10.26
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    まだside-Aしか読んでないけど、今の時点だと1mmも主人公を好きになれない。何かを諦めて、人生をそれなりに生きてるのがリアルといえばリアルなんだけど、好きになれる要素があまりない。愛がわからない、愛を与えられない男?side-Bを読めば感想が変わるのかも。

    0
    投稿日: 2025.03.04
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    どこにも売ってなくて、あらゆる本屋さんを探し回った。主人公が自分に対して常に混乱しつつも心情の言語化が上手い感じ、たしかに村上春樹っぽい…。side-Bで何が起きるんだろう。ワクワクします。

    0
    投稿日: 2025.02.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    暫く読んでいると、ある事に気づく。 主人公の名前が出てこない。 プロットは面白いのに、ページ数が少ないからか、登場人物の気持ちに少し寄り添いにくい。 side-Bを読んだら、感想は変わるだろうか?

    2
    投稿日: 2024.11.03
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    起伏が大きい話なだけに、もっと奥深く感じたかった、少し浅く感じたという気がする。 アイデンティティ•一卵性双生児って、ど直球な組み合わせだからこそ、「もっとできただろー!」って気分になった。

    0
    投稿日: 2024.05.27
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    恋愛小説は苦手ですが、これは興味深く読めました。 人を好きになるということについて問いかけられる感じ。

    0
    投稿日: 2022.10.19
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    3回め読了しました。冷めすぎなぐらいの主人公ですが嫌な印象はありません。ミステリアスな双子の女性との愛の物語は、村上春樹さんのそれとは異なるリアリティーが漂っています。三浦春馬さんの中国語の映画もまた異なるストーリーです。

    1
    投稿日: 2022.10.11
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    最後の5ページ、かすみの行動に狂気を感じました。 〈side-B〉では一体何が起こるのか、胸騒ぎがしました。

    0
    投稿日: 2022.06.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    何気なく寄った本屋の棚から目をつぶって選んだ本 出会い方もあるけれど文のリズムとか ほかの登場人物の発言とか、とても好みで驚いた記憶 また読んでしっかりフレーズも書き残しておきたい

    0
    投稿日: 2022.05.30
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    こういうなんかよく分からない、病んでるような、闇の中にいるような男の話、好きなんですよね笑  そんな男が冷静な振りをしながらも、もがき苦しみながら恋愛していく姿を見る(読む)のが面白い。(←悪趣味?w)  まあでも男女問わず、恋愛の有無を問わず、そういう影のある人をほっとけなくなるような気持ちって人間誰しも経験したことあるのでは??

    0
    投稿日: 2021.01.04
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    オシャレというか、オシャレを気取ったような表現が多いと感じた。 私は割と好きだけれど。 冒頭の、デートを終えて別れるカップルを見て「ひょっとしたら、彼が彼女に会うのはそれが最後になるかもしれない」と考えてしまう主人公が、かすみとの出会いでどう変わっていくのか。 変化はしているのだが、どうしてそうなったのか経過が読み取りづらい。 ラストも、結局心境がどうあるのかよくわからない。 このままsideBに続くので、物語がどう変化するのか楽しみたい。

    0
    投稿日: 2020.10.07
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    sideAとsideB両方読んでの感想。 正直いまいちピンとこなかった。 主人公は仕事はできるけど、人としての心がいまいち無いような冷めた性格。それは過去の恋人の死が関係しているのか? 重要なキャラクターとしての双子。どんなに似ているとしてもどちらか分からないってことがあるか?最後の最後までしっくりこない。 sideA,sideBとしているが特に別の角度から物語の側面を描いている訳でもないので、単純に上・下巻か前編・後編としても良かったのでは。 登場人物の心の内面を深く分析すれば、最後の選択も分かるのかも知れないが、一回読んだだけだとよく分からん。 仕事部分の取り組み方については何となく面白い部分があった。 消費者という一括りをターゲットにするのではなく、性別年齢その人の背景、どんな個人を相手にするかを明確にすること。 なるほどなと思った。 色々良さそうな要素が沢山あるけど、どれもチグハグに終わった感じ。もう少しわかりやすくした方が良かったと思う。

    1
    投稿日: 2020.08.10
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    ★2009年1月27日 10冊目読了『真夜中の五分前 SIDE-A』本多孝好著 評価B+ 現代風なとらえどころのない20代後半で広告代理店に勤める主人公と偶然市営プールで知り合った一卵性双生児のかすみ。主人公は、6年前に亡くした学生時代の恋人水穂の傷を引きずり、かすみは妹の婚約者に恋をしていた。何となく感覚が合うのか、本多の作品には理解できる分かりやすい所がある。こうなると相性の問題なのだろう。多分、嫌いな人は嫌いだろうな。しかし、なかなか評価Aは取れない。なぜなら、彼自身がそこまでの内面に踏み込めない限界を持っているから。

    0
    投稿日: 2018.09.02
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    尾崎さんは屈託のない人だった。 30過ぎまで生きているのだからきれいごとだけでやって来られるわけはない。けれど、それが影にならない。曲がったものも、湿ったものも、塩辛いものも、その都度、きちんと飲み込んで消化して来たのだろう。 愛想のない即物的な人物説明に僕は茶々を入れた 目が二つで鼻が一つ?

    0
    投稿日: 2017.11.10
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    文庫版の前半編。 ジャンル的には恋愛小説になるが、本作品は一般的な恋愛小説とは一線を画した恋愛小説だと感じる。あまり恋物語は好きではないが、当事者間の恋以外のところに焦点が当てられることが多いのが馴染みやすいのかもしれない。 ヒロインが見た目や性格が全く同じ双子であり、だからこそ起こり得る展開が新鮮だった。

    0
    投稿日: 2016.06.19
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    「時計は全部、五分遅らせることにしてるの。 だって、人より、ちょっと得した気にならない?あら、あなたはもう十時なの?私はまだ九時五十五分よって」 ー水穂

    0
    投稿日: 2016.06.04
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    6年前に恋人を喪ったことで、中身がからっぽになってしまった男性と、 あまりにそっくりな一卵性双生児の片割れの存在により 自分自身を見失ってしまった女性が出会った しゃれた文体で語られる 軽い恋物語 これがsideBでどう化けるのか ちょっとっ怖いような・・・

    0
    投稿日: 2016.01.03
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    5分間の意味は今のところまだハテナ? side-B続けて読むか、何か挟むか悩むところ・・。 しかし、この人の描く主人公、言葉のチョイスが、毎回、お洒落で好き。

    0
    投稿日: 2015.10.30
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    仕事にも恋愛にも何か気持ちが入らずにいる僕の心に、通っているプールで出会った一卵性双生児のかすみが風を入れた。 6年前に失った恋人のこと、愛が何かわからないこと。 語られる言葉があまりにも無垢で、胸に響く。 2015.9.21

    0
    投稿日: 2015.09.21
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    広告業界 淡水魚は海には棲めないとでもいうような断定的な言い方 小岩井さん 成田さんというカメラマンの助手の原祥子さん 北陸地方の古い温泉地から依頼を受けた町興し事業 顔を見るから好きになる 逃げるから怖くなりる 笑うから楽しくなる 最高学府 君らの世代の冗談は、時々わかりにくくて困るよ ディーマイナーセブン、ジーセブン、と続けば、あとは放っておいたってシーメジャーセブンがくる。少なくとも人の耳はそう期待する。無限の組み合わせに見えるメロディーだって、それがとんでもなく前衛的なものでない限り、実際の音楽に使われる組み合わせは有限なのだ。 ずれたあなたの五分が直せたら 二十歳で死ぬ人なんていっぱいいる。そのことに特別な意味なんてない。 あいつ、早生まれだったから、まだ十九だった? 個人的かつ自発的な付き合いだ 名前も知らない美人から誘われるというのは、この世界では、大概、悪い兆しだ。 その退屈はちょっとした冒険心を生み出す プラグマティック実利的 少なくとも、もっとソリッドなものを感じられた。 砂漠で毛布を売っても成功しそうな気がするよ 不必要なものは人を醜くするんだ。でも、そうしなきゃ、もう世界は回らないんだよ。 衣食住だけで満足されちゃ、世界は回らない。 官僚の家系 霞ヶ関 個性だのアイデンティティーだのと騒ぎ立てる世間の悩み 自立してない子供 ただのマリッジブルー 自立と成長について 家に帰ってガキの顔を見りゃ何だか生きてる張りも出てくる 会員制のテニスクラブ もう三十一だから。遊び足りないって年でもないし 一卵性双生児の場合を除いて、まったく同じ遺伝子を持つ人間が存在する確率って知ってます?人類の歴史を三回やり直すんだろ? 「同じことだよ。男にとって、女性を慰めるのと、口説くのとの間に大きな違いはない。猿と人くらいの違いしかない」「何のサークルだったかな。忘れちゃったよ。テニスとか、何かその手のサークルだったけど、本当の目的は生殖だね。だから主催しているほうだって、名目なんてどうでもよかったんだろう。そういう、どこにでもありそうなサークル」「恋は拾うものだし、買うものですよ。拾ったものに、買ったものに、そう名前をつければいいだけです。まったく」崩れて、そこから現れたものに僕は名前をつけた「愛してる」

    0
    投稿日: 2015.09.19
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    すごく独特の文体というか、恋愛小説を描くイメージがなかった作家さんだけに、期待度は高かった。 終わり方がすっきりしていたから続編がある感じじゃなかったけど、続編読んだ方がすっきりしなくなっちゃったかも。

    0
    投稿日: 2015.09.14
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    2周目読了。ふあああ、しびれた…!震えたよう。 というか私は多分彼がものすごくタイプなんだな、きっと。 初めに読んだときよりかすみさんに対する印象があまり良くなかったのはそれだけ私が歳をとったからなんだろうか。 -- なにかをする理由より、なにかをしない理由のほうが必要になる。 -- 水穂の時もそうだけど、恋人になってしまったほうが楽なことってきっと沢山ある。友達のままで居ることってきっととっても難しいんだ。

    0
    投稿日: 2015.08.18
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    昔恋人を喪ったことで、世の中に交わりきれない生き方しかできなくなった男性と、 見た目だけでなく中身にも差異のない一卵性双生児の片割れの存在によりアイデンティティを確立しきれずにいる女性の苦悩と恋愛を描いた作品。 自分から見て、他人から見て、自分が他の誰でもない自分であることはどこから生まれてくるのか、陳腐な疑問かも知れないけれど「自分らしさとは」ということを強く考えさせられる。 10年前、まだ上記の疑問に悩むことの多かった高校生の頃に出会って以来、人間関係で悩んだときはふと読み返してしまう。 未だに自分らしさへの答えは出ないけれど、本書を読み返す度に少しずつ違う視点を持てるようになっていて、その一つ一つの積み重ねから自分らしさが生まれるのではないか、と今は考えている。

    0
    投稿日: 2015.06.27
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    とある青年の恋物語.この手の話に疎い僕にはラブストーリというよりお洒落な大人のファンタジーという感じ.さて,続巻では驚愕のエンディングらしいので早く読もうっと. 以下あらすじ(巻末より) 少し遅れた時計を好んで使った恋人が、六年前に死んだ。いま、小さな広告代理店に勤める僕の時間は、あの日からずっと五分ズレたままだ。そんな僕の前に突然現れた、一卵性双生児のかすみ。彼女が秘密の恋を打ち明けたとき、現実は思いもよらぬ世界へ僕を押しやった。洒落た語りも魅力的な、side‐Aから始まる新感覚の恋愛小説。偶然の出会いが運命の環を廻し、愛の奇蹟を奏で出す。

    0
    投稿日: 2015.01.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    映画「真夜中の五分前」を観て、というか、ほとんど寝てしまって見られなかったので、補完のために読書。 一卵性双生児の姉妹がどこで入れ替わったか?真相はどちらなのか?というミステリーだと思ってたら、無機質な世界観の中で生きていた青年が愛した女性たちとの関わりの中で徐々に人生のいろどりに気付いていく再生の物語だった。 期待していたミステリーとは違ったけど、下巻(side-B)で青年が世界のいろどりに気付いていく様子に引き込まれて、電車でひと駅乗り過ごしました。

    0
    投稿日: 2015.01.11
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    私としては小金井さんに、もっと活躍して欲しかった。よりによって長内課長が好きだなんて… 一卵性の双子という設定もよくありがちな気がして、入り込めなかった。

    0
    投稿日: 2014.12.17
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    情熱的でない、クールな主人公(男性)。 彼目線で淡々と進んでいくストーリーは白黒写真のように色みがない。 side-Bではそれが一気に色づくので、2冊読むべき。

    0
    投稿日: 2014.12.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    のっけからワクワク 仕事の話も一卵性双生児の片割れとの出会いも楽しい 主人公の愛に関する気持ちがなんとなく、分かる気がして余計に感情移入 後半は段々切なくなり、でも最後に希望が見えてきたと思ったのに…side-Bが…えーっ、複雑な気持ちになりそう

    0
    投稿日: 2014.12.09
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    物語が動き出した途端から面白くて一気に読めました。 愛とはなんだろう、と言う人間にとって永遠のテーマだと思います。

    0
    投稿日: 2014.12.08
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    ある男が愛を取り戻すまでの物語 ...のようでいてそれだけでないような Side-B読んだら色々わかるのかな 主人公の名前がずっと出てこないのが気になった

    0
    投稿日: 2014.11.17
  • あなたは誰ですか?

    2作(Side A, Side B)が続きものになっていますが,問うているテーマは,「自分が何者か説明できますか?」,「他人のことをどこまで信用できますか?」ということかと思います。 最近お気に入りの作家の一人ですが,私はこのSide Aの方が好きです。お互いに惹かれつつも,自分自身も実態が捉えられない心の闇を抱えたままに踏み切れない二人はどこにたどり着くのか・・・。

    3
    投稿日: 2014.09.15
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    キャラクター設定は相変わらず面白い。 一気に読み終えた。 2回読んだが、5分遅れの世界は理解出来なかった。

    0
    投稿日: 2014.04.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    途中まで読んだところで村上春樹の『ダンス・ダンス・ダンス』を読み始めたらなんだか被った。 --- 少し遅れた時計を好んで使った恋人が、六年前に死んだ。いま、小さな広告代理店に勤める僕の時間は、あの日からずっと五分ズレたままだ。そんな僕の前に突然現れた、一卵性双生児のかすみ。彼女が秘密の恋を打ち明けたとき、現実は思いもよらぬ世界へ僕を押しやった。洒落た語りも魅力的な、side-Aから始まる新感覚の恋愛小説。偶然の出会いが運命の環を廻し、愛の奇蹟を奏で出す。

    0
    投稿日: 2014.03.06
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    本多さんの作品は相変わらず心地良く自分の中に溶けていく。 誰かを好きになることと愛すること。 わたしには何も特別なエピソードがないが、わたしもきっと主人公と同じだ。苦しい恋愛が周りにたくさんあるのに、自分は愛さえ分からない。愛していると思っていたのに全て愛ではなかったと言うようなことが。 でもそれはもしかしたらみんな同じなのかも知れない。或いは違うのかも知れない。 愛の証明はひどく難しい。

    0
    投稿日: 2014.01.26
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    小さな広告代理店に勤める僕は、大学生の頃に恋人・水穂を交通事故で失って以来、きちんとした恋愛が出来ない女たらし。優秀で仕事は出来るが恐ろしい女上司の下で働いている。 常に時計を五分遅らせる水穂の習慣になんとなく今も倣ってしまう彼は、最近別れた恋人にも「あなたは五分ぶん狂っている」と言われ、社会や他人と少しだけずれたまま日々を過ごしている。 ある日、プールで出会った魅力的な女性かすみに頼まれ、彼女の妹ゆかりへの結婚祝いを選ぶことに。かすみはゆかりと一卵性の双子であるが故に、常にお互いの行動や選択を意識し、境界線を見失いそうになるという悩みを打ち明ける。興味深く感じた僕はかすみと共に、ゆかりとその婚約者の尾崎氏とも交流を深めていくのだが・・・ シンクロし合うという双子の神秘的特異性は好きな異性のタイプまでも一致させてしまい、辛い想いを抱えるかすみ。その秘密に気づいたときから彼女をなんとなく意識してしまう僕。。。 side-Bに続きます。

    5
    投稿日: 2013.09.26
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    本多孝好は今までに何冊も読んだけど、これほどにまで村上春樹っぽい本は初めて。主人公が妙にクールで他人にさほど興味がないように見えるところとか、プールとか双子とか広告とか…羊三部作の“僕”っぽさが強すぎる。この本で村上春樹チルドレンの優等生とこき下ろされたのはよく分かる。2011/125

    0
    投稿日: 2013.09.25
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    「三十分は駄目よ」 「三十分も遅らせたら、世界に追いつけなくなるわよ。五分くらいがちょうどいいの」 僕の部屋の目覚まし時計は今も五分遅れている。しかし、この五分遅れた時計を見ても、彼女を思い出した事はほとんどない。 彼女が死んでも、僕は何も変わらなかった。何も失わなかった。もっとはっきり言ってしまうなら、まったく傷つかなかったのだ。 一体、僕が彼女に向けていた感情は何だったのか──。 五分ぶんだけ社会や他人とズレた世界に住む『僕』。彼を取り巻く女性たちの、それぞれのかりそめの愛を描く、王道からはちょっとズレた恋愛小説。

    0
    投稿日: 2013.08.06
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    「甘えたい衝動があり、それが甘えだという理性もあった」 このフレーズが何故かよい。とっても簡単な文だけど、気持ちの複雑さをよく表現していると思う。  クールで無愛想でアパティア、でも自然と周りが寄って何でもうまくいく。これがこの本の主人公の設定で、他の小説でも男性が語る場合はほとんどがこんな主人公。  そして私たちはそんな人物にどこか憧れている。そしてその再生の物語にも憧れている。僕らが憧れるからこそ春樹的主人公で溢れかえる。  でもこの憧れは胸を張れるものじゃない。例えるなら、廃墟の持つ引力みたいなもの。  男性が見る理想の自分象、そこにある退廃性を本多さんはこの主人公を通して、徹底的にフィクショナルに描きだしている。まるでゴダールが撮ったミシェル・ポワカールのように。  主人公の心、ひいてはすべての男性の心が見透かされている感じがして心地いい。そして、そのフィクションがまるで私の心のようでもあるから不思議だ。

    1
    投稿日: 2013.06.01
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    広告代理店に勤める主人公は、大学生の頃から現在まで、事故で恋人を失ったり、自然に消滅する形で、いくつかの恋愛をてきた。 そんな主人公の前に突然現れた「かすみ」と、彼女の双子の妹「ゆかり」、ゆかりの彼氏との人間関係がよく書かれている恋愛小説。 一般的な恋愛小説とは違い、少しこった演出で書かれています。著者の作品は、テーマが重くて、文章が軽い(主人公の言い回し、状況の描写など)が、魅力的な感覚を持ちました。

    0
    投稿日: 2013.04.19
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    ★評価は読了後に。 設定がお伽噺的だから、締め方が一つのポイントになりそう。 会社内人事を巡る妬みなど直接言葉に出すかは別として、こういうのはよくあるらしい。 会社って嫌なところだが、それが人間が有する社会性の宿命なのかも。 脱線気味のコメントですな。

    0
    投稿日: 2013.04.14
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    少し遅れた時計を好んで使った恋人が、六年前に死んだ。いま、小さな広告代理店に勤める僕の時間は、あの日からずっと五分ズレたままだ。 そんな僕の前に突然現れた、一卵性双生児のかすみ。 彼女が秘密の恋を打ち明けたとき、現実は思いもよらぬ世界へ僕を押しやった。洒落た語りも魅力的な、side‐Aから始まる新感覚の恋愛小説。 偶然の出会いが運命の環を廻し、愛の奇蹟を奏で出す。 やっぱり本多さんが書く人物はどれも魅力がある。 不器用である種開き直りも見せている主人公。 交通事故で死んでしまった、水穂。 プールで出会うかすみ。妹のゆかり。 ゆかりの婚約者の尾崎さん。 べらぼうに金持ちの野毛さん。 その他みんな個性があって面白い。 激しい恋愛の後摩耗して、疲弊しきった時に雨宿りの様な恋がある。 そんな風に思う。 それは雨宿りであって、止まない雨は無いのも事実。 だけどそれは必要であって、そこに愛が無いとも言い切れない。 序盤の祥子との関係もそういうものだろう。 そして主人公はそういう関係性を求めていたし、そういう人が主人公の周りに集まって来ていた。 主人公の上司の小金井さんの恋も何気に切なすぎる。 小金井さんの10年間にどれほど押しつぶされるような思いがあったのだろうか。 きっと主人公が雨宿りの様な恋が出来ていたから、かすみとの関係維持できたのだと思う。 人と人との交わるタイミングって不思議なもんだ。 そんでもってその雨宿りが帰る所になるときだってある。 引用させてもらえるならば、 人生は偶然も必然も無い。ただそこにあるだけだ。 自分もそう思う。

    1
    投稿日: 2013.03.30
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    個人的には非常に気に入った作品。 主人公は以前交通事故で恋人を失った青年。 しかし、その喪失を悲しんでいなかったり、異動願いが頻発する部の上司ともうまく折り合いをつけたりと、常人とは若干違う精神性を持っている。 「真夜中の5分前」=「5分のズレ」というテーマが作中全体を通して流れている。 その一貫した空気感が常に微妙な違和感を生んでいて面白い。 ちなみに、Side AとSide Bになっているが、別に同じ場面を違う視点から描く、と言うわけではなく、単純にSide Aの続編がSide B。

    0
    投稿日: 2013.02.19
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    タイトルに惹かれて借りてみました。 秋月さんのような会話をする人、なんだか好きです。 実際に隣にいたらすごーくめんどくさいんだろうけど笑 だから、かすみさんとの会話がちゃーんと続いてるのみるとすごくなごみます。 みんながみんな悩みを抱えて生きているけれど、前に進んでいっている様子に勇気が貰えました。 side-Bもあるようなのですが、なんだかそっちはすごく急展開するらしいです。 この作品で最後ほのぼのしてしまったから、読むのがちょっと怖い。

    0
    投稿日: 2013.02.13
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    悲しみの度合いに、客観的指標を用いようとすると、毎日冗談も言えて、普通に働ける人は悲しんでいないことになっちゃうけど、実際そんなことないわけで、悲しみをだれとも分け合わず、理解を拒む人は、可哀想。 本当に悲しい人は悲しいということに気づいていない人かも。 シチュエーションとしてはありがちだけど、文章がおしゃれでエピソードの重ね方が上手。ちょっとメランコリーな気持ちになる。 主人公の上司の小金井さんと、名前出てこない主人公の友人が好き。

    0
    投稿日: 2012.12.16
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    六年前に死んだかつての恋人がそうしていたように、時計を五分遅らせ、世界と五分ズレた時間を淡々と生きる主人公。 ある日彼は、通っている公営プールで双子のかすみに出会います。 そこから世界が少し、あるいは大きく動き出す話の前編。 自分が自分であることの証明は、思ったよりも難しい。というか不可能なのだろうか。(東野圭吾「パラレルワールド・ラブストーリー」を思い出します) まして、自分に良く似た(似すぎた)双子のゆかりがそばにいる、かすみならその思いは尚更かもしれません。 なぜ彼は彼女じゃなくて自分を選んだのだろう。 なぜ彼は自分じゃなくて彼女を選んだのだろう。 答えの出ない問いはSide-Bへ続きます…。 真夜中の五分前。 すでにみんな新しい日を迎えているその時に、五分遅れた時計と主人公は、まだ「昨日」を持て余している。 少しだけ、でも確実にズレている時計は、ソツなくすべてをこなしているようで、どこか一線をひいている、冷たい(性格ではなく、熱量を感じさせないという意味で)主人公を象徴しているようでした。

    4
    投稿日: 2012.11.14
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    自分と全く同じ遺伝子を持ち、性格も考え方もそっくりな双子、かすみとゆかり。 なぜ自分はかすみを好きになったのか? なぜ自分が好きになったのはかすみなのか? 自分が好きになったのは本当にかすみなのか? ーなぜ、あの人が好きになったのは私じゃなくてゆかりなの? 実際にここまで何もかもがそっくりな双子はいないのかもしれないと思いつつも引き込まれていく。 「その人を好きになる」ってどういうことなんだろう。 そんなことを考えさせられた。

    0
    投稿日: 2012.11.14
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    主人公はいろんなものを失っている。 それを上手く描けているなと思った。 最終的には言い雰囲気で終わることができていたけれど side-Bのほうはどうなっているのか気になる。 一卵性双生児について初めて詳しく知ったけど 人類の歴史を三回やり直さないと、同じ遺伝子をもったもう一人の自分にはあえないのかぁ。

    0
    投稿日: 2012.09.08
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    WILL、MOMENTに影響され読んでみることに。 一卵性双生児の彼女と主人公を中心にした恋愛の話し。 side‐Aは、過去を振り返りながら、そのまま幸せな結末へ。

    0
    投稿日: 2012.08.29
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    自分の存在について考えさせられました。 私は「人並み」「普通」を求めてしまいがちだけど、お互いの違いを求めるかすみとゆかりを見て、「自分にしかできないこと」をしてみようと思いました。

    0
    投稿日: 2012.08.27
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    ゆっくり、ゆっくり話が進む感じがよかった。 何もない日常的な生活の表現に、主人公が失ったものが見え隠れする。 文章を読んでると、本人が思ってる以上に失ってると感じた。 これはSide B必読だと感じました。

    0
    投稿日: 2012.06.25
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    久しぶりに寝食忘れるほどの面白い作品に出会った。主人公の男性が「器用でそつがないけど、結局のところは中身のない女たらし」でもなんか魅力的。仕事できるし。あとかすみとプールで出会う所がすごくいい!!

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    投稿日: 2012.06.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    (「飯を食わなかったら人は死ぬけれど、恋愛が成就しなかったくらいでは人は死なない」 「そうかしら?」とかすみさんは言った。 「恋愛が成就しなくて死んでしまう唯一の生き物が人間なんじゃない?」) アイデンティティと叶わぬ恋に悩む双子の片割れと かつて恋人を事故で亡くした広告マンの恋の話。 分類したら恋愛小説かもしれないけど、きっとそれだけじゃない。 私は双子の片割れの友達が多いけど、 10代半ばをすぎて周囲に区別がつかないほど似てる双子っているのかなー? 昔から双子の神秘にはあこがれてて、今もあこがれてます。 本田孝好の描く主人公の、シュールで冷静で瑞々しい視点が好き。 崩れ落ちるようなラストが素敵。

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    投稿日: 2012.06.07
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    気持ちは星3.5です。いろいろ詰め込んだ話だなぁ。人間って感情があってすごく不自由…時に煩わしく感じ、時に愛おしく思う。だけどなくてはならないもの。気になる終わり方…次はsideB!

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    投稿日: 2012.06.03
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    本多孝好の真夜中の五分前 Side Aを読みました。 広告会社に勤める僕はプールで出会った女性かすみさんから奇妙な依頼をされます。 双子の妹ゆかりさんの婚約のお祝いの品を選んでほしい、との依頼なのでした。 一卵性双生児のかすみさんとゆかりさんは、姿が同じだけでなく、ものの感じ方や好みも同じなので、お祝いの贈り物は全然違う人に選んでほしいということなのでした。 ゆかりさんの婚約者尾崎さんは人柄のよい魅力的な男性で、かすみさんも尾崎さんに秘めた思いを持ってしまっているのでした。 しかし、「僕」とのつきあいの中で、かすみさんはだんだん「僕」への愛情を育てていくのでした。 この人の語り口は、村上春樹の若い頃の語り口に似ているように感じます。 それはこの作家が気に入っているということなのかもしれません。

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    投稿日: 2012.05.22
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    ちょっとした言い回しや表現が面白くて全体的に読みやすかった。 一卵性双生児のかすみは最初、主人公に好意を寄せてると思ったけど、思いもよらない展開ですぐに読み終えて次の日にはside-Bを読んでました。友人が電話で告げた10年前の恋人事故死の「”いい時期”に死んだ」の謎解きが最後までなかったのがちょっと気になったくらい。(もしかしたら謎解きに気付かなかっただけかもしれない)

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    投稿日: 2012.05.20
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    とてもよかった。 読んでる時のリズムがとても心地よく フィットする感じ。 前編としてのまとまりもとてもよくて、 後半にすぐに読み急ぎたくなりました。

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    投稿日: 2012.04.14
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    メインストーリーと、サイドの関係がわからないっていう友達もいた。 うん、まあ確かになんだけど、主人公の性格や日常に近づいてる感覚なのかな、個人的には違和感はなかった。 読み終わった後に現実世界にうわって帰ってくる感じがあって、こんなに引き込まれてたんだーって感じた。 この作家の書く主人公の、自分の状況や感情をすごい冷静に客観的に見る性格が、サイドの話からより伝わるんじゃないかと思った。 このあとにもう一度、短編集とか読み返すとおもしろそう。 「需要なんてどこにもない。供給だけはいくらだってある。それじゃバランスが取れないから、仕方無しに価値をつけたんだ。価値をつけることによって、ありもしない需要を無理やり作り出した」

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    投稿日: 2012.03.31
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    本多孝好が面白いということと、恋愛小説が意外と面白いと教えてくれた小説。 一卵性双生児の恋とそれを含めるミステリーさ。男の弱いところと、男の性。なによりも文章が面白い。ページを捲る度に気になる展開力も素晴らしい。一時間もあればすぐ読めるので、何回でも読んでみる。真夜中の5分前の意味はイマイチ分からなかったので☆4 作中名言「需要なんてどこにもない。供給だけはいくらだってある。それじゃバランスが取れないから、仕方無しに価値をつけたんだ。価値をつけることによって、ありもしない需要を無理やり作り出した』 仕事じゃない。人や恋においても通じる哲学めいた言葉。

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    投稿日: 2012.02.28
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    バッドエンドなのかハッピーエンドなのか解らない小説が好きだと言ったら、高校の先生が貸してくれました。読み終わった後ほんのりお腹がいたくなっていました、でもそれが心地が良かったです。

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    投稿日: 2012.02.13
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     恋人を交通事故で無くした主人公の物語。一言でいうと、こんな感じだろう。その主人公の自我を探検する物語ともいえる。  上巻にあたる side-A では、新しい恋人によって自我を覗き込むことがでいるまでを描くのであるが、なんか単なる恋愛小説っぽいのが少し空々しく感じる。主人公がモテ過ぎるから乗り切れないんだろう。読み手の僻みだな。  本作をミステリーと分類したのは、新しい恋人が謎だってこと。下巻で明らかになる、一卵性双生児のミステリーって意味。そこがメインストーリーになっているので仕方がないが、その謎って必要だったのかなぁ。

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    投稿日: 2012.01.28
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    初めて読んだ本多孝好さんの著書で、数回目の再読をした。 主人公は超然としているようで とても人間臭く感じられる。 本多さんの作品に多いと思うけど、 よく考えなくても当たり前のことを描くが、煙の巻き方が秀逸である。 どこかにこんな実話があってもおかしくないかもって、頭のどこかでそう思わさせれる。 なぜ本多さんの作品を好きになったのか、再認識した。 あまりないが、小金井さんや野毛さんと主人公の絡みが面白い。 「砂漠で毛布を売るんだよ」(本文より)

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    投稿日: 2012.01.26
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    双子の話。一卵性双生児でそっくり故の悩み。双子の自分ではない話だから信じられないれど、双子にしかわからない話だから面白い。

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    投稿日: 2012.01.02
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    side-Aだけじゃ、ちょっと不思議な普通のラブストーリー。 side-Bを読むと、かなり不思議な普通じゃないラブストーリーになる。 愛する人を失っても、その後立ち直って 何もなかったかのように生きていけるんだとしたら、 その人に向けていた思いって一体何なんだろう…?

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    投稿日: 2011.12.21
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    ジャンルとしては恋愛小説なのかもしれないけれども、この小説には恋愛的な要素よりある種の本質を突いた哲学が存在しているように思えた。 『需要なんてどこにもない。供給だけはいくらだってある。それじゃバランスが取れないから、仕方無しに価値をつけたんだ。価値をつけることによって、ありもしない需要を無理やり作り出した』 これは広告代理店に勤める主人公が言ったセリフだが、世の中の構造を表したもである。 彼は恋愛においても自分の気持ち如何に関係なく、事実の上に恋という名前をつけてしまうほどの淡白さで、仕事をこなす様に恋愛をしているような印象を受けた。 彼の一種の“悟り”とも取れるこのスタイルには反発と許容という矛盾したような感情がもった。 また、キーパーソンとなる双子のかすみとゆかりの奇妙な一致にもミステリアスな要素があり、下巻の関係にあたるside-Bが早く読みたくなるような、早く次のページを読みたいともどかしくなるような小説だった。

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    投稿日: 2011.12.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    春樹色の強い作品。小金井さんやかすみの片思いはちょっとないなぁと思うけど、全体的にはおもしろい。 事故で生き残ったのは本当にゆかりさんなんだろうな、と思う。 真夜中遅れたの5分間は水穂やかすみの事を考えるけど、それ以外の時間は自分と自分を愛する人達の為に使おうと考える。

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    投稿日: 2011.09.12
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    言い回し・台詞全てにおいてクサイ。 カッコつけ指数なら★5確定なんだけど。 そして、なぜAとBに分けるかねぇ。 こんなに薄いのに。 余計に読む気失くすじゃん。

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    投稿日: 2011.08.24
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    けっこう好きな作家さんですが、この作品については主人公と展開が不満です。 ともあれside-Bに期待。

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    投稿日: 2011.08.07
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    主人公と小金井さんとの繋がり、主人公とかすみさんとの繋がり、主人公と水穂さんとの繋がり、人と人の繋がりが率直で切なくて嘘がなくて悲しい。 side-Bで、どう動くのか?

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    投稿日: 2011.07.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前半は作者の他の小説のテイストと違う感じであんまり面白く感じなかったけど、後半の切ない感じがいつものテイストで安心。 あらすじからストーリー展開がわかるけど、やっぱり切なくなってしまう。 でも、ラストは何か急ぎ足な感じもあってイマイチかも。 あと、半分くらいまで読んで「主人公が何が楽しくて生きてるかわからない」という感想を持ってたら、それがそのまま話に出てきて「おおっ!?」となった。

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    投稿日: 2011.06.22
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    なんとも不思議な感じの恋愛小説。 僕のドライさが淋しいと感じたが、ラストの告白でそれは恋人を失ってしまった悲しみからきているのではないかと思うととても切ないと思いました。

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    投稿日: 2011.04.17
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    恋愛小説は好きじゃないからめったに 読まないが、 ま、たまには・・・、と思って気まぐれに 読み始んでみると、 大切な人とともに、自分の感情も失って しまい、過去の恋愛を消化できない主人公 のキャラクターが気に入って、凄く面白かった。 sideB の後半、迷子になっていた感情をみつけ るところは通勤中の電車の中で涙をこらえた。

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    投稿日: 2011.04.17
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    本多さんの作品を読むのはこれが3作品目。 前々から思っていたけれど、やっぱりこの人の書く文章は嫌いではないです。 物語の設定自体はどこかドラマ染みてるというか、そんなことあるのか?と感じるけれど、 ”ああ、そうだよね~”とか”確かに、そうかも…”と思う言葉がたくさんありました。 理解できない考え方や感情も素直に頭の中に入ってくるから不思議です。 尚、既にside-Bを読み終えての感想ですが、side-Aは恋愛小説という印象が強いです。 単純にこの2人は今後どうなろうんだろう。。。とワクワクしながら読めました。 2011/3/24 読了 ------  2011/3/21  旦那と出掛けた本屋にて、この本を含め、5冊同時購入。

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    投稿日: 2011.03.24
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    過去の恋愛を引きずる(本人は引きずってないつもり)男の子と、一卵性双生児の女の子の出会い。 両作品を通して、必ずside-Aから読むようにと書いてあったけれど、それってただ前篇後編だっただけではないか…っていう。 その点が残念でした。期待しちゃった分余計に。 内容は恋愛より、あたし的には『自分とはどういう存在か』っていうところに深いテーマがある気がしました。アイデンティティってやつですね。 ちょうど旅行中に読んだこと、そしてなんとなくそういうテーマについて最近よく考えてたこと(就活が近いのも一因)が重なって、そういう意味では一緒に考えられて面白かった。

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    投稿日: 2011.03.14
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    一卵性双生児のかすみとゆかり。事故でかすみが死んでしまったが、生き残ったのは本当にゆかり? 結局意味が分からなくてだめでした。

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    投稿日: 2011.01.09
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    Side AとSide Bの間が数か月空いてしまったが、まぁまぁ面白かった。Aは結構面白かった記憶があるが、久しぶりにBを読んだときはその記憶はぼんやりとしていたせいか、Bはどうも盛り上がりに欠けた気が・・・・ 最後は何となく「うーん」という感じの終わり方かな。まぁつまらなくないし、読みやすい本ではあります。

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    投稿日: 2010.12.16
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    一卵性双生児の双子って残酷。 趣味も考えてることも全て同じで自己同一性も何も無い。 挙げ句、双子の妹の婚約者を好きで好きで仕方なくなって 気持ちを引きずったまま3年も経ってしまったお姉ちゃんは 救いようがなくて可哀相ですね。 社内でのゴマすり、派閥争いでロクに実力もなく ただ取り巻きを増やしてどうにか上のポストを狙う課長と、 そんな課長に人知れず恋をするヘッドハンティングでの入社で とんがってばかりいて味方はいないけど 実力で実績を残し、上のポストに昇進しそうな課長。 二人の恋も救いようがなくて可哀相ですね。 詳しいことは書かないけど主人公もクールな語り口で なかなか辛い過去の恋愛を引きずっている。 "5分ズレた自分の時間"の中にいるからそれに気付かないみたい。 そんなつらーい恋愛話の目立つside-A(前編)。

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    投稿日: 2010.11.03
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    本多さんの台詞の選び方が好き。この1冊の中にも心に響く台詞ばかり。だけど地の文の中には、添削したくなるようなとこもあるねんなぁ...。 決して起承転結がはっきりしてるわけではないけど、じっくりゆっくりと心深くに落ちていく文章。 sideBも楽しみ。

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    投稿日: 2010.10.31
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    途中までは悲しい気持ちで読んでいましたが、最後は気持ちよく読み終えられました。 絶対読んだほうがいい。 村上春樹さんみたいな印象を受けましたが、こっちのほうはわかりやすかった。

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    投稿日: 2010.09.20
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    偶然出会ったかすみという美女。 鈍い痛みを抱える二人が一つの答えにたどり着く。 久々に自分の中でヒットした一冊です 大切な人を失った主人公。 一卵性双生児だったかすみとゆかり。 「お前はどっちなんだ?」 最後まで一気に読んでしまいました。

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    投稿日: 2010.08.22
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    少し遅れた時計を 好んで使った恋人が 六年前に死んだ。 知っているズレが たくさんあった。

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    投稿日: 2010.07.04
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    周りから浮いている、少し変わっている“僕”は、六年前からずっと五分だけ世界に遅れている。ある日、遺伝子まで同じだという、姉妹の双子の姉・かすみと出逢うが、彼女は妹の彼氏に恋をしていた。 話が短いのもあるかもしれないけど、読みやすかったです。文体が肌に合うので、すらすら読めました。 話の内容を総合すれば、喪失の話。 自分の分身が欲しいとか思ったことあるけど、けっこう双子だということは大変なことなのかもしれない。自分の好きな人が同じでも、隠さなければいけないかすみが切なかった。 主人公も周りから変人扱いされている、孤高な人物なのかと思ったら、それなりに深い事情があるようで、読んでいて感情移入はしませんでしたが、大分切ない内容でした。

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    投稿日: 2010.06.25
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    なかなかおもしろいです。 でも事故ばっかりこう重なるものかな、と。 もうちょっと違う理由がほしかったな。

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    投稿日: 2010.06.11
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    集団にはそれに応じたやり方があって、そこからはみ出したやり方はそれが有効であったとしても、集団からは評価されない。 逃げるから怖くなる。笑うから楽しくなる。人間は感情に反応して行動するんじゃなくて、状況に反応した行動が人間の環状を作るのである。 あんたの仕事を見せてもらって、多分に評価さえしている。今の社会を支えているのはまさしくあんただよ。 君は運命を信じる?信じないというよりは、考えないですねあまり。あるとしたところで、僕の運命なんていちいち考えるほどのもでもないでしょうし。

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    投稿日: 2010.06.04
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    ■五分遅れたこの世界で、僕は君に出逢う 少し遅れた時計を好んで使った恋人が、六年前に死んだ。いま、小さな広告代理店に勤める僕の時間は、あの日からずっと五分ズレたままだ。そんな僕の前に突然現れた、一卵性双生児のかすみ。彼女が秘密の恋を打ち明けたとき、現実は思いもよらぬ世界へ僕を押しやった。洒落た語りも魅力的な、新感覚の恋愛小説。偶然の出会いが運命の環を廻し、愛の奇跡を奏で出す。

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    投稿日: 2010.05.14
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    東京行ったとき行きしで持って行った本を読み終えてしまったので、 急きょ購入。 薄めだったし、すぐ読めそうだったし。 案の定すぐ読めました。 不思議な話だった 本多さんの主人公はいっつも冷めてる気がする それが好きだけど side-Bへ⇒

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    投稿日: 2010.04.21
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    切ない感じの恋愛の始まり方。そして、突然の終わり・・・・ 疾風の如く駆け抜けた彼女がとても好きでした。

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    投稿日: 2010.04.14
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    side-A いつも時計を5分遅らせる彼女が交通事故で亡くなってからも、部屋の時計は5分遅れたままだった。僕は、多くの女性と交際するも、感情は冷めていて、相手に関心がなかった。そんな時、スポーツクラブで一人の女性に目がとまる。

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    投稿日: 2010.03.30
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    本多氏を天才!だと感じた作品。 文章がだけでなく、紡ぐ言葉の 表現一つひとつが美しい。 読書の転機となった作品です。 オススメ。 sideBよりもこっちの方が好きです。

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    投稿日: 2010.03.21
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    前編だからまだ結末が分からないからだろうけど、あんまり面白くなかった。 でも、後編を読んだらすごい面白いって思うかも。 最後のシーン、読んでいてすごい綺麗だなあって思った。 主人公が愛を再発見するときの表現が美しい。 あと、タイトルが素敵。 真夜中の五分前って、five minutes to tomorrowって訳すんだね。

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    投稿日: 2010.03.10
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    珍しく恋愛ものです。 一般的に僕のイメージする恋愛系は・・・。 AさんとBさんはCさんが好きで、 でもCさんはDさんが好きで、 DさんはAさんが好きで… のような、頭数ばかり増えて話しが無意味に絡まる割には結局最後は無難にHappyEnd。 ある意味偏見かもしれませんがそんな感じです。 この小説、確かにメインは愛とか恋なんでしょうが、焦点は身の回り普通に存在する、普通過ぎて普段は意識しないもの;そこには愛とか恋も含まれるのでしょう。その定義に対する苦悩にあると思います。 小説内で出てくる人と猿の例えなどもなかなか面白く、恋愛ものが好きな人、嫌いな人どちらにもお勧めできる一冊です。 それにしても小説に登場する人物、職業が広告代理店て多いですよね。小説家には出身者が多いのでしょうか? KEY WORD>>真夜中の五分前~five minutes to tomorrow side-A(著:本多孝好) 数年前に彼女を亡くし、その感情のやり場に悩み常にどこか現実から浮きがちな主人公。 静かではあるが確実に迫りくる社内派閥争い。終焉を迎えようとしている恋愛関係。そんな事を他所に、相変わらず何気なく毎日は繰り返されていく。 そんな中、偶然知り合った女性。それは、お互い表面には出さないが、心では思い悩むもの同士の出会いだった。

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    投稿日: 2010.02.11
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    タイトルがとてもオシャレ。 自慰めいた文章もオシャレ。 設定が、陳腐だなぁと思うけれど side-Aのラストに感動するのが 僕の定義での「草食系男子」。 そして当時草食系の僕はしっかり感動させていただきました。

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    投稿日: 2010.02.10
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    少し遅れた時計を好んで使った恋人が、六年前に死んだ。いま、小さな広告代理店に勤める僕の時間は、あの日からずっと五分ズレたままだ。そんな僕の前に突然現れた、一卵性双生児のかすみ。彼女が秘密の恋を打ち明けたとき、現実は思いもよらぬ世界へ僕を押しやった。洒落た語りも魅力的な、side-Aから始まる新感覚の恋愛小説。偶然の出会いが運命の環を廻し、愛の奇蹟を奏でだす。 (裏表紙紹介文より) *** こういう(恋人が死んだ)設定の恋愛小説を読むと村上春樹の「ノルウェイの森」を思い出さずにいられない。 雰囲気もどことなーく似ている気がした・・・かな。 私は双子じゃないからわからないけど、同じ遺伝子を持つ人がいるってどんな感じなんだろう。 よくテレビとかであるように、お互いに通じるモノってあるんだろうか。 この本に登場するかすみとゆかりのように、自分たちでもどっちがどっちかわからなくなってしまうほどに。 自分が“確実に自分である”ということを他人に証明するには、公的な書類を提示する以外にどんな方法があるだろう、なんてことを考えた。 私は基本ハッピーエンドが好きなので、最後は良かったな、って思った。 (side-Bは驚愕のエンディングらしいからなんとなく信用はしてないけど。)

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    投稿日: 2010.01.08
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    小さな広告代理店に勤める僕は、大学生の頃に恋人・水穂を交通事故で失い、以来きちんとした恋愛が出来ないでいる。死んだ彼女は、常に時計を五分遅らせる癖があり、それに慣れていた僕は、今もなんとなく五分遅れの時計を使っていた。最近別れた彼女から、「あなたは五分ぶん狂っている」と言われたように、僕は社会や他人と、少しだけずれて生きているようだ。  そんな折り、一卵性双生児の片割れ「かすみ」と出会う。「かすみ」と「ゆかり」は、子供の頃、親を騙すためによく入れ替わって遊んでいた。しかし、それを続けるうち、互いに互いの区別がつかなくなってしまったという。  かすみは、双子であるが故の悩みと失恋の痛手を抱えてていることを、僕に打ち明ける。  そんな「かすみ」を支えているうち、お互いの欠落した穴を埋めあうように、僕とかすみは次第に親密になっていく――。 なんだかあったかく、そして、さわやかな漢字でいいです♪ とても身近なところもいいです♪

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    投稿日: 2009.12.14
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    誰よりも人間らしいのに それを隠していて隠していることに 自分さえ気づかずに生きている 主人公のお話。

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    投稿日: 2009.12.05
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    出版社名 新潮社 出版年月 2007年7月 かすみとの偶然の出会いは、過去の恋に縛られていた僕の人生を大きく動かした。 あれから二年、転職した僕の前にひとりの男が訪ねてきた。そして、かすみとその妹ゆかりを思い出させずにはおかぬこの男が、信じられない話を切り出した。物語は、驚愕のエンディングが待つside‐Bへ。 今日と明日をつなぐ五分間の隙間を破り、魂震わす極限の愛が生まれる。 なんといってもこのタイトル。 真夜中の五分前。素敵じゃないですか?? 本多さんの描く男性は格好良すぎます・・・。 必ずSide Aを読んでからSide Bを読んでくださいね。

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    投稿日: 2009.10.26
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    本多さんの本は、なんか節ないから良い。 かすみの苦悩も、主人公の想いも、 小金井さんの報われない想いも、 ぜんぶ切なくて哀しくて灰色で、 でも色鮮やかで。 2009/10/07/08

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    投稿日: 2009.10.11
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    【「金で買えないもにに価値はない」 「価値に換算できないから、金で買えないんだろ?価値のないものまで金で買えるなんて、そんな馬鹿な発想は最初からしていない」】 2部構成だとは。。side-Bを買わねば。 相変わらず文章がクリアで面白い。 side-Aは双子の姉妹が同じ人を好きになった話と少々普通とは感性が違う主人公の話。 あとお金の価値についてのくだりが好き。

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    投稿日: 2009.09.17
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    扱っているテーマや設定が興味深かった分、 いざ読んでみるとそれが少々生かされてない感じがした。 side‐Aはあくまで前書き.....という感じです。

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    投稿日: 2009.09.02
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    2009.08.23 この文体を知ってる気がするが、そうでない気もする。 「度を過ぎた謙遜は嫌味ですし、タイミングを間違えた遠慮は周りが迷惑します」

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    投稿日: 2009.08.23
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    恋愛小説で久々の大ヒットです! 本作はside-Aとside-Bの二部構成になっています。電車の中でしか本は読まないと決めている私はside-Aを電車で読み終えた後、我慢できずに家でside-Bをあっと言う間に読み終えてしまいました・・・。 愛する人を失った後に来る感情は悲しみでも、苦しみでもなく「のっぺりとした」人間らしい感情の喪失だった。そんな状況に置かれた主人公の前に一人の女性が現れますが、彼女は彼女で双子の妹と自分とがあまりに似すぎているため、自己の確立に病的なまでに思い悩んでいて・・。 というような内容です。 ネタバレになるのであまり詳しく書けないのが残念。 テーマとしては、愛する人の喪失、自分とは何なのか?という二大柱が最初から最後までどーんと立っている感じで何だか安心して読めます。 恋愛小説として一番盛り上がりを見せるのはside-Aのクライマックスです!!恋愛に飢えている人はここを読んだらクラクラしてしまうこと間違いなしです!! 気に入った本読み終えた後って寂しい。 そんな気にさせてくれる一冊でした。 あ〜いい小説だった。

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    投稿日: 2009.07.29