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ドン・キホーテ 憂い顔の騎士 その愛 2巻(完)
ドン・キホーテ 憂い顔の騎士 その愛 2巻(完)
河田雄志、行徒、セルバンテス/新潮社
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総合評価

3件)
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  • 感動。+゚(゚´Д`゚)゚+。

    最後までギャグ漫画一筋で進むかと思ったんですけど、いい意味で裏切られました。 騎士道を目指したきっかけ、アロンソの愛など 物語の前提となる事実が明らかになり、話に深みが出ました。 その事実を知った時、恥ずかしながら涙が出そうになりました。 こんな感動が待っていたなんて笑うために購入した自分が情けない…。 終わり方もしっかりしていて、久々に心が満たされたような気持ちにしてくれました!

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    投稿日: 2017.10.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    まさか河田雄志☓行人作品でイイハナシダナーと思ってしまう日が来るなんて(笑) これまでの他作品と同じようにギャグ漫画としてしか見てなかったから後半の展開は完全に予想外だった。 ドルなんとか姫が実在するとか思ってもみなかったよ。絶対にアロンソの妄想の産物だと思ってたんだけどな~ 最後にはしっとり感も含みつつアロンソの周囲の人々がなんだかんだ幸福になってハッピーエンド。 普段のギャグテイストも好きだけどちょっとした感動要素が含まれている河田作品も良いなと思えた作品でした

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    投稿日: 2014.11.22
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     泣き虫で内向的だが、人のためには勇気を奮い起こして戦う「スペイン最後の騎士」の物語。  本巻で完結となったが、内容が濃く、感動のエンディングと言うに相応しい終わり方だった。  本シリーズで極度に内気な中年男性として描かれてきたアロンソ・キハーノの、人のためには勇気をふるって戦い、また耐えられないほど辛いことがあっても自分をしっかり保ち続ける内面の強さがはっきり伝わってくる。  本巻に比べればのんびりした雰囲気の一巻とは異なり、登場人物の台詞回しも格調高くなっている。  コメディ路線を堅持しつつ、悪との対決や決闘等のアクション要素も豊富で、凝縮された内容の濃さを楽しめる。翻訳されて海外進出しても、受け入れられるのではと少し思ってしまう。  優秀さと傲慢さがせめぎあうキャラクターでもあるサンソン・カラスコのキャラクターもうまく確立した。  オリジナル要素を含むが、非常に感動を呼ぶものとなっている。正直なところ、落涙した。

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    投稿日: 2014.05.16