Reader Store

総合評価

78件)
3.8
15
25
25
2
0
  • メジのアイコン
    メジ
    "powered by"booklog

    だいぶ前に読んだ本だけど、再読。こんなに面白かったのか…とあらためて思った。 地方の男の子3人の中一から高校卒業までの日常を描いた小説。しかしそこにはミソがある。それぞれの短編に当時流行していた音楽の題名が…サザン、RC、かぐや姫、浜田省吾、ジョン・レノン……それぞれのヒット曲のタイトル、そしてそれぞれにちなんだエピソードがある。 家族のこと、好きな女の子のこと、怖い先輩のこと、どんくさい同級生のこと…文化祭、自動車教習所、山口百恵とキャンディーズ引退、ウォークマン、中古のシルビア、教育実習の先生、大学の赤本、共通一次試験…僕の記憶にも懐かしいものばかり。重松清は僕と同年代だから、めちゃくちゃ親近感がある。 最終章『トランジスタラジオ』では、高校の卒業式が描かれ、主人公は東京の大学に進学するために上京することになり、仲間と別れを告げる。これも切ないなあ… ステキな青春小説です。

    6
    投稿日: 2025.04.09
  • ノンストップヒデキのアイコン
    ノンストップヒデキ
    "powered by"booklog

     ちょうど、物語と青春期が重なるので、懐かしい歌ばかり。しかも、ストーリーによく合うものばかり。この作者って素敵だなあ。甘酸っぱくて、時に切なくて、泣きながら読む場面もあった。  いつか街であったなら 港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ 我が良き友よ 心のこり どうにかなるさ お世話になりました さらば恋人 どうにも止まらない バスストップ 母に捧げるバラード おかあさん ときには母のない子のように ああ、青春   戦争を知らない子供たち 走れコウタロー  オクラホマミキサー  案山子 わかんねエだろうナ ああ宮城県   好きだった人 22歳の別れ 片想いの少女へ うちのお父さん 置き手紙 落陽  旅人よ  風を感じて   デスティニー  いなせなロコモーション  スターティングオーバー  さよなら 燃えろいい女 シャドーシティ 好きになった人

    0
    投稿日: 2024.09.30
  • kakaneのアイコン
    kakane
    "powered by"booklog

    どストライク!音楽もしきたりも人間たちも空気も雰囲気もすべて私が過ごした青春時代と同じだった。育った場所が違うだけで、体験したことも目標も瓜二つ。まるで各年代の自分のアルバムを見ているよう。涙が溢れるような感動こそなかったが、大きな共感を覚えた。ありがとう!重松清さん。

    59
    投稿日: 2024.03.28
  • tikuoのアイコン
    tikuo
    "powered by"booklog

    本州の西の端の小さな街で生まれ育ったシュウ、コウジ、ヤスオは1980年ごろに中学生となる。親の離婚、交換日記、高校への進学や、大人の女性に憧れ、ギターで流行歌からちょっとズレた歌を歌い、様々なイベントを当時の流行していた歌とともに思い出していく連作。 重松清というと重くるしくて理不尽な不幸の連続というイメージが有り、これを含め何冊も買って寝かしていたが、この作品はそういう雰囲気ではなかった。 コウジのように親が離婚してしまうわけでもなく、ヤスオのように思い切り弾けるわけでもなく、馬場くんのように引っ込み思案でもない平凡なシュウは、作者のいち部を反映したものなのだろう。 しかしそこは重松清である。それぞれのエピソードに出てくる人たちはいろいろな背景があり、一筋縄ではいかない人生であり、高校の途中で駆け落ちをしたり、事故で生死をさまよったりということになる。 それぞれのテーマとなっている曲も1980年前後の邦楽中心の、当時を生きた人なら知っている、その後に生まれた人にも、Youtube等で聴けるような曲が選ばれており、若い人たちにも読みやすい作品であろう。 どこかで重い雰囲気になるんじゃないかと、若干警戒、もしくは期待していたところは有ったが、そういう作品ではなかったね。気楽な重松清。

    1
    投稿日: 2024.03.19
  • かのアイコン
    "powered by"booklog

    小学生で彼らが友達になり、高校を卒業するまでの彼らの成長を覗き見してるようで、だんだん親近感が湧いてくる。たくさんの歌が出てくるので、一緒に歌を聴きながら読み進めても、より楽しめそう。昭和の懐かしい雰囲気に切なくなる。

    1
    投稿日: 2023.09.19
  • りりのアイコン
    りり
    "powered by"booklog

    重松清。ちょっとませた、小中学生の感情を思い出す。 作品登場曲が良かった。その音楽を聞きながら本を読むって素晴らしい。この世代に生まれたかったなって思う。今も悪くないけど。

    0
    投稿日: 2022.10.13
  • aida0723のアイコン
    aida0723
    "powered by"booklog

    シュウたちはオイラの4つ上だ。だから「風を感じて」はオイラが小学四年生の時ということになる。確かにその頃から部屋でラジオを聴くようになった。だから「風を感じて」以降の曲たちはどれもよく聴いていた。シュウが高校を卒業したら東京に行こうとしていた気持ちがちょっとわかる。別に家族と仲が悪かったわけでもないが、地元を出てみたかった。馬鹿だから国立は諦めて私立に決めたが、経済的に厳しいのはわかっていたから新聞奨学生というやつになった。それでも家を出ることのほうがはるかに嬉しかった。まあ、そのあといろんないいこと、わるいことがあったけど家を出たからこそわかったことはオイラの大きな糧になっていると思う。シュウ、コウジ、ヤスオが3人組なようにオイラも小学校から高校を一緒に過ごした2人のツレがいる。数年前に3人で集まったがオヤジになっても関係が昔のままというのが何とも可笑しい。シュウたちもきっとオヤジになって一緒に酒飲んだりするんだろうな。

    0
    投稿日: 2022.05.15
  • 紫蘇のアイコン
    紫蘇
    "powered by"booklog

    馬場くんの嫌われっぷり可哀想だと思ったけど、実際クラスにいたら私も目を合わさずに声も掛けないだろうな〜 ヤスオのあのお気楽さ私にも分けてくれ笑

    0
    投稿日: 2022.04.13
  • まのんのアイコン
    まのん
    "powered by"booklog

    よかった 自分が広島出身だからかもしれんけど、すごく親近感を感じる青春だった なんかこれからの人生に自信を持てた気がした

    1
    投稿日: 2020.12.31
  • COYGのアイコン
    COYG
    "powered by"booklog

    ザッ青春 ちょっと男子校っぽいノリもあって親近感があった 歳を重ねて振り返った時、この頃が懐かしくキラキラした思い出になるんでしょうね 2020/12/1 ★4.7

    1
    投稿日: 2020.12.01
  • okei@読書垢のアイコン
    okei@読書垢
    "powered by"booklog

    すっかり涼しくなってきましたね。 9月ももうすぐ終わりなんて、本当に時の流れが早い。 今月はこちらの一冊で終わりかな。 こちらは重松清先生の一冊。 時代は昭和。主人公シュウの一人称で中学、高校の6年間、駆け抜けた青春の日々が描かれる。 青春と言っても特に大きな山や事件やテーマがあるわけではない。 章ごとに友情や甘酸っぱい恋愛、家族とのちょっとしたエピソードが描かれており、それぞれの物語で一曲ずつ昭和の名曲が背景に流れる。 思い出の曲ってあるよね。 私も、この曲を聴くとあのときの気持ちを思い出す、という覚えはある。 シュウ、コウジ、ヤスオの3人組も良いし、シュウの両親も素敵。 重松先生の青春物語、好きだな。 今度、スポーツ青春モノも読んでみたいな、と思ってたところ、今日図書館でそれらしきものを見つけてきた! 来週から読もうと思います。

    0
    投稿日: 2020.09.30
  • yhyby940のアイコン
    yhyby940
    "powered by"booklog

    著者の作品は、たくさん読んでいるように思います。ストーリーが分かりやすくて、いい意味でベタなところが好きです。特に若者が子供や青年が主役のものが好きです。その意味で、この作品は私にハマっています。登場人物たちと、ほぼ同年代。各エピソードに当時を思い出させるヒットソング。音楽って不思議なもので、私などでも印象深い場面には、なにかの音楽が頭にあります。それを、そのまま表現してくれています。少年3人が、中学高校と恋をしたり、辛い人生経験をしたり、そして高校卒業とともに違う道を歩き出す。3人が、その後どんな経験をして、生きていくのか興味深いです。甘いかもしれませんが、3人の友情が大人になっても、おじさんになっても、爺さんになっても続いてくれることを祈っています。私には叶えることが、できていませんが。

    3
    投稿日: 2020.08.29
  • ともくんのアイコン
    ともくん
    "powered by"booklog

    きっと、誰にでもある青春時代の思い出の歌。 思い出と共に蘇ってくる、歌を懐かしみながら読んでいた。 やはり、学生の頃の思い出は特別なのだということを思い出させてくれる。

    1
    投稿日: 2020.08.09
  • mitalacidangoのアイコン
    mitalacidango
    "powered by"booklog

    おもしろかった! 仲良し?男子三人組が学生の頃からオトナになっていくまでのお話。 それぞれの個性が素敵で、自分の学生の頃、あの男子達はこんなこと考えてたのかなぁと思いをはせていました。笑 なんとも言えないもどかしさとか気持ちを擬似体験できたようでした。

    0
    投稿日: 2018.05.28
  • ゆうゆのアイコン
    ゆうゆ
    "powered by"booklog

    ノスタルジックでほのぼのとした雰囲気が漂う、ひとりの少年の目線からみた青春群像劇といったところかな。 方言はのまま綴られる会話にとてもほっこりする。東京に憧れて将来見据えながら模索していく様子にもどこか共感しながら いつしか親の目線で見ている自分にもビックリ。

    0
    投稿日: 2017.08.29
  • 夢色のアイコン
    夢色
    "powered by"booklog

    このレビューはネタバレを含みます。

    【あらすじ】 意地っ張りだけどマジメなシュウ、お調子者で優しいヤスオ、クールで苦労人のコウジは、中学からの友だち同士。コウジの母親が家出したときも、シュウがカノジョに振られたときも、互いの道を歩き始めた卒業の日にも、三人の胸にはいつも、同じメロディーが響いていた。サザン、RC、かぐや姫、ジョン・レノン……色あせない名曲たちに託し、カッコ悪くも懐かしい日々を描く青春小説。 【感想】

    0
    投稿日: 2017.08.27
  • やっぱり好き

    連作短編集です。 再読でしたが、やっぱり泣ける。 短編なのに、この短い間に泣かせるなんて、やっぱすごいなって改めて思う。 いろんな作家さんを読んだ後で読むと、 こういうハートフルな感じが好きなので、「これこれ!」って安心する。 音楽と一緒によみがえる思春期の物語だけど、 時代背景が自分とも重なるので、ユーミンとか、ビートルズとか懐かしい。 男の子の思春期の成長って、分からないはずなのに、 すごく分かる気がするのは文章力なのかな。 作品うんぬんより、自分はこの作家さんが好きなんだなって再認識した。

    0
    投稿日: 2017.04.07
  • ちこ(´・ω・)のアイコン
    ちこ(´・ω・)
    "powered by"booklog

    中学生の頃から高校卒業までを当時の歌と共に描いた物語。 悩んで喧嘩して落ち込んで、中学生らしい感情や行動が凄くリアルに感じた。 歌謡曲のほとんどは知らなかったが、特に問題なく読む事ができた。

    0
    投稿日: 2016.12.26
  • 炙りさーもんのアイコン
    炙りさーもん
    "powered by"booklog

    重松清の青春小説がいい。 ドラマ化されるような小説も多く勿論面白いのだが やはり青春小説がいい。くだらない下ネタも(笑) 懐かしい、ホロリとする。 心臓とへその奥の間がむずがゆい感じ 安直な言葉で敢えて表現することが 一番の賛辞なのだと思う。 展開がなんとなく読めたりもするんだけど、 それでも抵抗なく心が持っていかれしまう。

    0
    投稿日: 2016.11.08
  • 相沢雄二のアイコン
    相沢雄二
    "powered by"booklog

    重松清にしては、結構明るい話だ。 だいたいが、ジクジクウジウジ、ジメジメジトジトした内容の物が多く、読後感はあまり良くなく、スッキリしないことが多いのだが、この小説に関しては、主人公もサッパリしているし、ちょっと硬派なところがあったり、軟弱なところもあったりで、普通の中学高校生だ。 そんな、地方都市の多感な中学高校時代をノスタルジックに、苦笑や懐かしさとともに描いた、今までの重松清作品の中ではなかなか出会えない、傑作青春小説である。

    0
    投稿日: 2016.09.14
  • のっぴのアイコン
    のっぴ
    "powered by"booklog

    中学入学から高校卒業までの時期を描く青春小説。名曲が作品内に出てくる。まさに「あの歌がきこえる」という感じ。 登場人物の状況と歌詞があってるのですごいなぁと思う。 最後が「トランジスタ・ラジオ」。いい選曲だぁ…

    0
    投稿日: 2016.06.17
  • 1学期のアイコン
    1学期
    "powered by"booklog

    ケンカしたアイツらは憶えてるやろか。 手紙書いたのに出せなかった。 いじめの側にいた自分がいや。 ここには勝負しにきたのやろか。 好きだった人はいつまでも好きだった人。 年上ってなんかドキドキ。 教育実習の先生が楽しみだった。 安いサンダルって、オレのこと? チャリで徘徊してた時、ドキドキしてた気がする。 金、貸せられるやろか。 受験の時、エロ映画館に行った。 こんな気持ちうまくいえたことがない。なかなかね。 そんな想い出が蘇る感じ、でした。

    0
    投稿日: 2015.12.10
  • smile *のアイコン
    smile *
    "powered by"booklog

    どうして、この人のお話を読んだあとは甘酸っぱいような、泣きたくなるような、切ないようで爽やかな風がスーっと心を吹き抜けて行くのだろう。何か忘れていた大切なものを思い出させてくれる。

    0
    投稿日: 2015.02.09
  • らじヲのアイコン
    らじヲ
    "powered by"booklog

    本州最西端、山口県に住む田舎の男子3人組の中学生から高校卒業までのお話。 一言でいうと「思春期に少年から大人に変わる」一度しかない青春の物語です。 おそらく作者さんの青春をベースにしている感じ。 主人公は山口の高校から早稲田の教育に進む設定だし…。 その時代の楽曲が、各章のタイトルにもなり、文中で効果的に使われていました。 時代的にユーミンとかサザンとかオフコースとかでした。 今、50ちょいくらいの地方出身者さんは懐かしい気持ちになる本なんじゃないかな?

    0
    投稿日: 2014.09.29
  • er_tmnmのアイコン
    er_tmnm
    "powered by"booklog

    『あの歌がきこえる』 -重松清- △ 幼なじみの男の子3人の音楽をテーマにした青春短編小説。 全編に曲のタイトルがついていて、その曲と共に物語が進んでく感じ。 さらっと読みやすいが、これと言って惹かれることもなく。 シュウの父親とトンちゃんの話ではホロっときた。 同じ重松さんでもかあちゃんの方が断然良かった。

    0
    投稿日: 2014.08.14
  • ブク郎のアイコン
    ブク郎
    "powered by"booklog

    半分くらい読んだが、何となく気分じゃなかった 主人公の方が世代がちょっとだけ上だからか? また読みたくなったら読もうかな…

    0
    投稿日: 2014.04.13
  • asm1357のアイコン
    asm1357
    "powered by"booklog

    昭和のちょっとレトロな雰囲気で訛りが強い地域のお話ってなんでこんなにほっこりするのか。さすが重松さん!昭和の歌謡曲が沢山出てくるけど知らない歌も多くこれはきっと知っていたらもっともっと面白かったに違いない。この世代の人にはドンピシャなんだろうなぁ。 シュウ、コウジ、ヤスオの友情がとにかくいい。田舎だからかわからないけどとにかく三人とも素直で友達思いで、でも暑苦しくなくていいなぁ。シュウとコウジが友達になるところもグッときたけど、ヤスオのようなクッションがいてこそだし本当にバランスがいい。 男の友情ってなんだかいいなぁ。この三人にはいつか地元で再会して一杯やって笑いあっていて欲しいし、きっとそうなるだろう。

    0
    投稿日: 2014.01.10
  • ちゃこのアイコン
    ちゃこ
    "powered by"booklog

    時代の歌にのせて青春時代を語ります。 重松さんの青春物はどれもどことなく似ているけれど、自分の青春と重ねて味わう気持ちを何度でも感じたくて、とても惹かれます。

    0
    投稿日: 2014.01.04
  • かわずのアイコン
    かわず
    "powered by"booklog

    これぞ重松清!!!! おもしろいし温かくなれるし最高!これこれぇ! 3人のキャラがどれも個性的で本当におもしろかった! YOUTUBEで、作中に出てた歌を流しながら読んだり、読み終わったあと振り返るように曲を聞いたりしたよ。 色んな楽しみ方が出来て嬉しい。楽しくて、前を向ける本だった。

    0
    投稿日: 2013.10.19
  • 31歳からのスタートのアイコン
    31歳からのスタート
    "powered by"booklog

    「人生は勝ち負けとは違うじゃろ」 「どうでもええよ、ひとのことじゃけん」 自分を飾るひとは、いつか、飾り続けることに疲れてしまうと思います。

    0
    投稿日: 2013.09.19
  • ちいのアイコン
    ちい
    "powered by"booklog

    内容紹介 意地っ張りだけどマジメなシュウ、お調子者で優しいヤスオ、クールで苦労人のコウジは、中学からの友だち同士。コウジの母親が家出したときも、シュウがカノジョに振られたときも、互いの道を歩き始めた卒業の日にも、三人の胸にはいつも、同じメロディーが響いていた。サザン、RC、かぐや姫、ジョン・レノン……色あせない名曲たちに託し、カッコ悪くも懐かしい日々を描く青春小説。

    0
    投稿日: 2013.07.28
  • rcnのアイコン
    rcn
    "powered by"booklog

    13032 地方都市で成長する3人の少年とそのまわりの人々を描く連作長編。大学に進んで何もない生まれ故郷の町を出て行くか、進学しないで地元に残り続けるか、人生コースの図式みたいなものがよくもわるくもきっちり存在していた頃の物語だと思う。その図式を破壊したのは自分のような学校出てもストレートに就職しなかった(できなかった)人間たちかもしれないけど。モラトリアムとか呼ばれてたっけ。いまじゃそれもわりと当たり前。

    0
    投稿日: 2013.03.17
  • azu-azumyのアイコン
    azu-azumy
    "powered by"booklog

    重松清さんとは同世代。 この本に出てくる歌は私にとっても「わたしの~青春~、そのもの~♪」と歌で答えたくなってしまう。 ふと思う。 重松清さんのファンって、男性と女性、どちらが多いのだろう・・・

    0
    投稿日: 2013.01.19
  • kharaのアイコン
    khara
    "powered by"booklog

    同じ歌を口ずさんだ人ってなんか特別なんだよね。著者と同世代ならきっとよりこの本の良さがわかるんだろうな。うらやましい。

    1
    投稿日: 2012.12.03
  • iwakanakanaのアイコン
    iwakanakana
    "powered by"booklog

    ゆっくりと電車のお供に読んだ。ヴァーッと一気に読んでも、少しずつ味わいながらでも楽しめると思う。シュウ、コウジ、ヤスオのトリオが中学生高校生らしくて好感を持てる。3人と彼らが過ごす青春の日々がほほえましい。男の子の気持ちはわからないけど、男の子だったらこういった感情を持って過ごしていたのかなぁ~とか思ったり。シュウとコウジが親しくなる最初の物語が好き。 男の子よりも女の子にすすめたい1冊。

    0
    投稿日: 2012.11.18
  • sorairokujiraのアイコン
    sorairokujira
    "powered by"booklog

    男ってなんてバカで、不器用で、すけべで・・・だけど、いいなって思った。 自伝的な色合いもあるのかな? 舞台が山口で、いろんな歌が出てきて。 特に一番初めの章「いつか街で会ったなら」が好きだった。 コウジの存在は、この物語の中で光っていたと思う。

    1
    投稿日: 2012.11.01
  • 383712のアイコン
    383712
    "powered by"booklog

    著者とは誕生日が一日違いの同世代。 なつかしさを感じつつ読んだ。 最終章「トランジスタ・ラジオ」は親の立場で感情移入した。

    0
    投稿日: 2012.08.22
  • sologtoのアイコン
    sologto
    "powered by"booklog

    重松先生とは同世代だから、 見てきたものとかがとても近いから。 あの頃の感じが鮮やかに蘇る一品でした。

    0
    投稿日: 2012.07.22
  • flounder532002のアイコン
    flounder532002
    "powered by"booklog

    ほぼ描かれている世代とかぶるので、共感することばかり。小中高の友だちは一生もの。「スターティング・オーバー」が良かった。12.7.16

    0
    投稿日: 2012.07.16
  • kobakamonのアイコン
    kobakamon
    "powered by"booklog

    歌をキーワードに瀬戸内の小学生たちが独り立ちするまでの話。重松さんの得意技。驚く刺激はないが、さすがの安定感。この時代の「上京」の持つ意味は、今とは比べものにならない。

    0
    投稿日: 2012.06.29
  • ヤマトのアイコン
    ヤマト
    "powered by"booklog

    広島あたりの少年の成長物語を、往年の名曲に合わせて綴っていくという趣向。 評価としては、まぁいつもの重松節。とはいえハズレが少ないのがウリの作家だけあって、ちゃんと読めるレベルに仕上がっている。やっぱり連載物は上手いな、という印象。

    0
    投稿日: 2012.05.13
  • htaku14のアイコン
    htaku14
    "powered by"booklog

    幼なじみのシュウ、ヤスオ、コウジの三人が、小学校で出会ってから高校を卒業するまでの青春時代を、その頃流行った歌を絡めて書く短編小説集。これぞザ・青春小説。あの頃の思い出が蘇る。特に親子の絆をせつなく描く「案山子」「旅人よ」「風を感じて」「トランジスタラジオ」が良かった。

    0
    投稿日: 2012.04.14
  • HIGASHIのアイコン
    HIGASHI
    "powered by"booklog

    重松さんの作品は好きでよく読んでいたが、ちょっとした退屈感を覚え、読むのを休止していた。そしてこの本で復帰。 久々に読む重松作品、やっぱりいいね! どことなく哀しみを含んだ物語、それが重松作品の特徴の一つだと思う。でもそれがラストには必ず心温まるお話に変わってしまうから不思議。 そして今回の作品は、時代ごとにヒットした歌謡曲を混ぜ合わせてそれを物語にうまくリンクさせているのが面白い。吉田拓郎、さだまさし、南こうせつ・・・などなど。 個人的には結構世代はズレるが、丁度親父たちが青春を過ごしたであろう時代の歌が、なぜかぼんやり、薄っすらと世代が違う俺にも共感と懐かしさと感動の響きで伝わってくる。

    0
    投稿日: 2012.02.14
  • kkr31のアイコン
    kkr31
    "powered by"booklog

    やっぱり重松さんの書くあったかいお話が大好き。自分が親元を離れる年齢に近づいてきたからかな、『案山子』が1番胸に染みました。

    0
    投稿日: 2012.01.27
  • mmaechiのアイコン
    mmaechi
    "powered by"booklog

    田舎町に住む主人公シュウと、その友達コウジとヤスオの小学校から高校卒業までを描いたお話。作者の自伝的小説らしく、終始出身地の山口弁が登場する。 作中に当時のヒット曲が出てくるけど、作者が1963年生まれなのでStarting Overとトランジスタ・ラジオ位しかわからなかった。 それでもグッときたり涙が出るほど共感できたのは、主人公たちの青春が当たり前に誰でもあったもので、でも大人になってからはもう二度と経験できない気持ちばかりだからなんだろうなあ。

    0
    投稿日: 2012.01.24
  • mackeyのアイコン
    mackey
    "powered by"booklog

    故郷がある人ならなおさら。 故郷というほどの場所がない私でさえ、これを読んでいて、忘れられないあの背中を思い出した。 “こんな気持ち、うまく言えたことがない” まさにその感覚がいっぱい詰まった小説。

    0
    投稿日: 2011.10.06
  • いるかのアイコン
    いるか
    "powered by"booklog

    このレビューはネタバレを含みます。

    中学生~高校生に成長していく過程の物語。 そして最後には親元から旅立っていく様子が描かれています。 自分の高校卒業の時には先しか見ていなかったけれど、今 親の立場で読んでいると、ラストは涙がこぼれてきました。 本当に その時その時を大事にしたいと思います。

    5
    投稿日: 2011.09.30
  • taka-sのアイコン
    taka-s
    "powered by"booklog

    大人と子供の間に位置する年代の主人公 中学から高校まで大人に近づくにつれて言いたいことをはっきり言えなくなる。でも着々と子供から大人への階段を登っている。 主人公と全く同じと言う訳ではないが共感する点も多く、自分だったらどんな答えを出しているだろう、などと考えながら読んでしまう。そして、懐かしい青春の日々が思い出される・・・ような気がする。

    0
    投稿日: 2011.09.20
  • あやのアイコン
    あや
    "powered by"booklog

    わたしの大好きなタイプの作品でした。 中学1年から高校3年までの 男の子3人の成長を描いた物語。 友情・恋愛・家族・進学といった まさに青春がつまったものです。 これ!! ワタシが重松さん大好きな理由!! 時代設定がかなり昔だから、 今の時代を描く重松さん作品と違って、 終始、とてもいい気持ちで読める作品だと思う。 時期で話が短編化しているので 読みやすい。 特に好きなお話はやっぱり家族物。 『案山子』 『スターティング・オヴァー』 また、人におすすめしたい本ができた。

    0
    投稿日: 2011.07.14
  • ph6030jpのアイコン
    ph6030jp
    "powered by"booklog

    青春を描いた連作短篇。男子版「きみの友だち」かな、時代背景は違うけど。3人の男子の中学から高校にかけての共感し懐かしくもあるエピソードばかり、爽やかで気持ち良い読後感。

    0
    投稿日: 2011.07.11
  • whitefrogのアイコン
    whitefrog
    "powered by"booklog

    私は、あまり音楽を知らない。 歌番組を見ていても知らない歌手や曲が多いし、カラオケに行ってみんなが盛り上がってる時も、一人時間を持て余してしまい飲み物でごまかしてみたり、CDなんてもう何年も買ってない。 それでも、耳にすれば、“この歌、あの時の”と、懐かしい気持ちで満たしてくれる歌はたくさんある。 私が今まで付き合ってきた人たちは、音楽に詳しい人たちだった。(私がほとんど分からないから、詳しいように見えただけかもしれないが。) おかげで、様々な音楽を聞くことができたし、所謂“思い出の曲”ってやつもたくさんできた。 “思い出の曲”ってやつは、耳にするだけでその当時に戻れてしまう。その時の景色や風や匂い、気持ちまで、届けてくれる、何年たっても。 そしてなぜかその気持ちは、いつも少し切ない。 その思い出が何年たっても色褪せないのはきっと、音楽のおかげだ。 思い出の引き出しの中を一生懸命探さなくても、音楽さえあればすぐにみつけられる。 それは、思い出の引き出しを開けるための鍵のようなものだと思う。 そしてその鍵というのは、青春とセットなんじゃないかと、最近思うようになってきた。 大人でもなく子供でもない、あの頃の私。 もしあの頃の私に会えるなら、“今の時間を大切にしなよ”って教えてあげたい。 この本と一緒に。

    0
    投稿日: 2011.06.07
  • ma-shのアイコン
    ma-sh
    "powered by"booklog

     BGMのように歌のタイトルがはいり、思い出とともにストーリーが進んでいくところがいい感じです。登場人物たちにはつらいところもありますがみんなで支えあっていくところ、ラストが特にgood !!

    0
    投稿日: 2011.04.14
  • 堀内のアイコン
    堀内
    "powered by"booklog

    昭和を時代背景に、むず痒かったり胸が熱くなったり ああこれぞ青春か、としみじみ中学生時代に戻りたくもなる。 私が平成生まれなだけに、曲の話とかは少しわからないところもあったが、昭和に憧れも抱いた。 今の時代でも人情を大事にしたいものだ。

    0
    投稿日: 2011.03.28
  • おざゆのアイコン
    おざゆ
    "powered by"booklog

    このレビューはネタバレを含みます。

    甘酸っぱい。少しずつ大人になっていく少年たち。文句と愚痴の違いとは‥‥。わたしはもう"愚痴"をいえてるのかな

    0
    投稿日: 2011.02.27
  • akky4026のアイコン
    akky4026
    "powered by"booklog

    シュウ、ヤス、コウジの青春ストーリー。コウジのお母さんが家を出ていってしまうところからはしわまる。 親友、大人になる、恋愛についてイロイロな葛藤。

    0
    投稿日: 2010.11.02
  • H.Satoのアイコン
    H.Sato
    "powered by"booklog

    のどかな世界だ。 だからこそ、そこからはみ出すような出来事が目立つ世界だ。 狭くて閉塞的な世界でもある。 ひとの不幸を願うようになったら人間おしまいだよ。 受験は一発勝負じゃけん、運で半分決まるんだよ。 人生は勝ち負けとは違う。長生きしたものが最後の最後は価値なんじゃ。 自信をもったおっちょこちょいほど始末に負えないものはない。 自由に生きていくなんて100通りだってあるさ。 田舎ってガキの頃のことを知っている奴が多いから、ガキの頃にキャラクター決められたら、絶対にひっくり返せないんだよ。

    0
    投稿日: 2010.10.02
  • smitomaのアイコン
    smitoma
    "powered by"booklog

    これこそまさに青春ですな! 歌はいいね。 ちょっと一瞬、20世紀少MのケンJかと思ったが 笑

    0
    投稿日: 2010.08.01
  • 酒井一成のアイコン
    酒井一成
    "powered by"booklog

     「東京物語」に続いて、同じような趣向の連絡短編集を読んでしまった。我ながらちょっと照れくさい。  さすがに重松さんはうまい。甘酸っぱさを残した「いい話」を書かせたら右に出るものはいないんじゃないかと思う。だけど、それがちょっとくどくて嘘っぽく感じてしまうのは僕だけだろうか。「そんないいもんじゃないよ!」っていいたくなってしまう。  「いなせなロコモーション」の話と、「悲しいほどお天気」の話は、それぞれの楽曲が大好きなだけに、なんだか心わかんねんだろうなにしみてくるような感じがした。それと同時に「松鶴家千ちせの『わかんねエだろうナ』」なんて出てくるセンスが凄い。思わず吹き出してしまった自分の年齢も切ない。  基本的に「童話」である。記憶という名のフィルターに包まれた「いい話」である。自分の中学から高校時代の思い出を、うんと美化しつつちょっとした哀愁を込めて若い女の子とかにゆっくり語ったら、こんな感じになりそうな気がする。  だから、そういう話を一生懸命してしまいそうな、でも重松さんほど絶対に上手に出来ないに決まっている自分としては、なんだか好きになれない本だった。

    0
    投稿日: 2010.07.07
  • kafka1982のアイコン
    kafka1982
    "powered by"booklog

    いつも思うのですが、重松作品のこの読みやすさは、なんなんでしょう。 読みやすさという分野においては、随一です。 今回も友情や家族がテーマ(それ以外読んだことないのですが)の青春小説です。 これまで読んだ重松作品の中ではやや物足りなさを感じました。 題材が章区切り(連作短編?)になっており、坂を登り切る前に、あれ?もう下り坂という具合に終ってしまいます。 長編だ!と意気込んで読んだ分、肩透かしにあったような。

    0
    投稿日: 2010.06.30
  • piyotiのアイコン
    piyoti
    "powered by"booklog

    音楽って、記憶と結びつきやすいと思う。 曲を聴いて、当時のことを思い出して、胸が熱くなったり。 逆に、昔のことを思い出すとそのころ聴いてた曲思い出したり。 重松さんとは相性がいい 共感できる部分も多いのかな。 登場する曲も知っているのばかりだったし ぐいぐい読み込めた。

    0
    投稿日: 2010.05.12
  • kuroshiba0508のアイコン
    kuroshiba0508
    "powered by"booklog

    意地っ張りだけどマジメなシュウ、お調子者で優しいヤスオ、クールで苦労人のコウジは、中学からの友だち同士。コウジの母親が家出したときも、シュウがカノジョに振られたときも、互いの道を歩き始めた卒業の日にも、三人の胸にはいつも、同じメロディーが響いていた。

    0
    投稿日: 2010.03.17
  • nyagaimoのアイコン
    nyagaimo
    "powered by"booklog

    歌がわかれば10倍は愉しめると思った。わからなくても、重松さんワールド100%の青春小説が味わえる。馬場くんのくだりが好き。

    0
    投稿日: 2010.02.20
  • ahchanのアイコン
    ahchan
    "powered by"booklog

    中学で同級生の3人が高校卒業まで成長していく姿が、 その時々の歌と共に語られる。 正直読み終えるのに時間がかかった。 でも彼らが高校を入学したあたりからは一気に読み切った。 大人になることを迫られたコウジと一直線なヤスオの間で、 オトナな自分とコドモな自分の狭間に揺れるシュウは、 26歳の私もあまり変わらない気がした。 「俺もオトナになりたい。純子さんにふさわしいオトナの男に なりたい。でも……ほんとうは、そんあクールなオトナに なんかなりたくない、とも思う」 「ふるさとでの日々も、あと一ヶ月足らずーレコードで言うなら、 B面の最後の曲がそろそろ始まるところなのだろう。」 オトナになりたい。でもコドモも忘れたくない。 きっとみんなそう思っている。 その間で揺れるのが切ないって気持ちなのかなと思う。

    0
    投稿日: 2010.02.11
  • こーのアイコン
    こー
    "powered by"booklog

    温かくなりたいのだったら重松清に限る。 この人の本は日常が見事に描写されてて、登場人物の心理状況もスッと入ってくる。 1970年代のシュウとコウジ、ヤスオという3人の少年の話。 シュウとコウジは「君のともだち」でいう、ブンとモトみたいな感じ。 1章ずつ3人の年代の話が書かれていて、しっかり完結されている。 こういう書き方をされているので重松さんの本はすごく読みやすい。 1章ごとに歌のタイトルが章のタイトルになっている。 「DESTINY」では女性の考えに悩まされてる少年、「さよなら」では高校3年生の素直な照れくさそうな少年、なんかもうどれも微笑ましかった。 「いなせなロコモーション」がすごくすごく泣けて。 「トランジスタ・ラジオ」は文中での歌詞を読むと清志郎の甲高い声が聞こえてきた。 いやー、なんせもう読みやすくて面白い。 青春小説ってそんなに読まないけど。 この人のは面白い。 もう1回読もう。

    0
    投稿日: 2010.02.04
  • Vavaのアイコン
    Vava
    "powered by"booklog

    あの歌がきこえる、ということで当時の曲をテーマにした一話完結の連載ものをまとめたもののようです。曲のテーマによっておかしくなることもなく、青春を感じさせてくれる一冊です。大人になるってどんなことなのか。

    0
    投稿日: 2010.01.11
  • 越後の鬼人のアイコン
    越後の鬼人
    "powered by"booklog

    フォークからニューミュージックまで、語り継がれる名曲たちに乗せて捲る、青春の一ページ。 内省的だけど芯の通った快男児シュウ、間抜けでドジだけど才能光るお調子者ヤスオ、クールで大人びてるけどホントは熱い苦労人コウジ、三人の中学から高校卒業までを描いた青春小説。 正直、本書で描かれている時代は私たちの世代とは違うけど、思春期の少年が考えることってたいして変わらない。なぜか懐かしい気持ちになる。 本書の最も注目すべき点は、各章のタイトルが名曲のタイトルそのままであり、その時々の感情を名曲に乗せて表現していることだ。 例えば松任谷由実の「DESTINY」。この曲には「別れた恋人に偶然会ったときに、安いサンダルを履いていたのが悔しい」という歌詞がある。東京から来た女子大生と付き合うことになった高校生のシュウ、不思議で妖艶な彼女のお気に入りはユーミンの「DESTINY」。なぜ白いシビックを見ると彼女は体を強張らせるのか?かつて地元の大学に進学しようとした彼女が東京に行った理由は? 答えはユーミンの詩の中に…。賢明なオリーレビュー読者のみなさんはお分かりかな?(笑) これ以上書いてしまうとネタバレになってしまうのでここらへんで。 収録曲(?)は「いつか街で会ったなら」「戦争を知らない子供たち」「オクラホマ・ミキサー」「案山子」「好きだった人」「旅人よ」「風を感じて」「DESTINY」「いなせなロコモーション」「スターティング・オーヴァー」「さよなら」「トランジスタ・ラジオ」。 悔しいのはこのうちの後半4つしか歌を知らなかったということ。 歌の内容を知ってる章への感情移入は他とは比べものにならなかった。 さすが直木賞作家、星五つです!

    0
    投稿日: 2009.12.01
  • akigasumiのアイコン
    akigasumi
    "powered by"booklog

    …雑誌「週間ポスト」に連載された「ちくメロ放送局」を改稿した、文庫本オリジナル作品です…と最後部に記されている。 サザン、RC、かぐや姫、さだまさしなどのかってのヒット曲を絡ませた少年の中学一年から大学に入るまでの成長?物語だ。 読んでいると懐かしい風景に出会うものの、著者は一世代若いんだんと実感する。 スラスラと読めすぎて何も残らない、ような気がした。 男の子ってそうなんだ~、へぇ~というところかな。 予定調和はある意味で心地いいけどぬるま湯でもある。 まあ、心の襞を丹念に描くことで多くの共感は得るのだろうけど。 どこか、あさのあつこと重なる部分もあって個人的にはもう、いいやになってしまうのも暗くて重いものが好きなせいかもしれない。 でも、文章はうまいなぁ。うまいだけに引っかからない。 挿入歌?にしても演歌のような重みや怨恨やドラマ性がないから、これはもう世代ギャップなんだろう。 時代や価値観の変遷にうつろいを感じさせられた一冊だった。

    0
    投稿日: 2009.11.16
  • banchiのアイコン
    banchi
    "powered by"booklog

    重松さんと同年代、陽水でフォークに目覚めた僕にとってはストライク。その当時の自分を懐かしく思い出して読みながらすべてのメロディーが頭の中をリフレインしてた。 あの頃はガキなりに人生や恋に悩んでうつうつとしたものを抱えて生きていた。 こういう話しを書かせるとやっぱりうまいね重松さん。

    0
    投稿日: 2009.11.08
  • chihonndanaのアイコン
    chihonndana
    "powered by"booklog

    小学校高学年から高校卒業し、大学に進学するまでの田舎に住む少年の生き様を描く。ゆかいな友達や最初はライバルだったのに親友になった友達、厳格な父と優しい母。。。 でもなーんか早稲田早稲田って。。。 そこがちょっとな、別に本当の大学名出さなくてもいいのに

    0
    投稿日: 2009.10.31
  • じゃりのアイコン
    じゃり
    "powered by"booklog

    ラスト号泣。 読み終わった後、トランジスタラジオをつい聞いちゃった。 遠い昔になっちゃってたな、中高の記憶。

    0
    投稿日: 2009.09.21
  • tomokinkiのアイコン
    tomokinki
    "powered by"booklog

    主人公の、中学1年生〜高校3年生までの心の動き、学生生活の様子などをつづった物語。長編小説ではあるが、ひとつひとつの物語が完結してて、隙間時間にも読みやすい。自分にとって心当たりのある、そんな学生生活の様子が描かれていて、とても懐かしいような気持ちになり、心にじんとくる。

    0
    投稿日: 2009.09.13
  • タコス店長のアイコン
    タコス店長
    "powered by"booklog

    ゆーみんのですてぃにー以外は 全くフレーズもメロディーもわいてこーへんくらい ジェネレーションギャップを感じてまうけど 今も昔も歌と一緒によみがえる思いでも 色あせへんそんとき感じたままの想いも どっかなつかしくて せつなくて かゆい感じやた

    0
    投稿日: 2009.08.23
  • kumapandaのアイコン
    kumapanda
    "powered by"booklog

    重松マジックともいえる。 内容はとっても平凡なのに、読後に心の中に暖かい物が残る。 男が青春の中を生きるとき、それはいつの時代も変わることのない何かを求めるもの。 僕らはそんな形のないものを本書の中で見つける。 時代背景は関係ない。 ただ、今を生きる人が忘れている心を取り戻せそうな一冊だった。

    0
    投稿日: 2009.08.03
  • りょうまのアイコン
    りょうま
    "powered by"booklog

    さすが、重松先生、うまいねえ。本州の端っこの街の男子学生3人の中学から高校卒業までのお話。章ごとに鍵となる当時の歌は、ほとんど口ずさめます。中学や高校の中と、校区内が世界のすべてだったころ、いまから思うと、とっても恥ずかしいことがたくさんありました。布団のなかで叫びたくなるくらいの・・・。週末、遠出して高校の校舎でも見に行きますか。

    0
    投稿日: 2009.07.30
  • じんのアイコン
    じん
    "powered by"booklog

    いい感じでした 昭和の青春!て感じで 『69』を思い出しました 歌は知ってるのが4割くらいでしたが 知らないやつも ゆーちゅーぶで検索してきいてみました H21.7.20読了

    0
    投稿日: 2009.07.20
  • うめのアイコン
    うめ
    "powered by"booklog

    ■重松清さんの全作品を感想文にしてブログで挑戦中です。 重松清ファン必見! http://wwjdkan01.blog68.fc2.com/

    0
    投稿日: 2009.07.11
  • todo23のアイコン
    todo23
    "powered by"booklog

    本当に上手いですねぇ。 男子3人組の小学校高学年から高校卒業までの成長物語。主人公達の造形は昔書いた「三人組(http://www.geocities.jp/sea_lion23/mumble/mum128.html)」のパターンですが、まあこれが自然の成り行きなんでしょうね。 長編の章立てとも連作短篇とも読める11の話が入っていますが、丁度私達の世代ではノスタルジー満載です。今となっては懐かしさを持って振り返ることが出来る挫折感や若々しい期待感、甘酸っぱい様な思い出。重松ワールド全開です。 ただ、上手過ぎるのです。 何だかテクニックで読まされているような気もします。 デビュー当時の「ナイフ」のような、今よりは荒削りかもしれないけど、力強い感じや衝動が伝わって来ないような気もします。 重松さんはこの先どういう作品を発表されて行くのでしょうか。どこかに閉塞感が有って「なぎさの媚薬」のような官能小説にも手を出しているのだと思うのですが。

    0
    投稿日: 2009.07.11
  • ほんやだワンのアイコン
    ほんやだワン
    "powered by"booklog

    地方都市(おなじみの、たぶんY県)を舞台に、主人公の中学時代〜高校卒業までを描いた物語。時代的には、昭和50年代初頭あたりからでしょうか。こういうモノを書かせると、重松氏はやっぱ巧い。重い内容ではなく、スカッとさわやか(古いか?)に読めますです。

    0
    投稿日: 2009.07.07