Reader Store

総合評価

436件)
4.1
142
168
87
8
0
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    吃音の少年が年齢を重ねるたびに成長するお話しでした。 大切な人たちとの出会いや別れを得てなお、諦めないすがたに感動しました。 少年は、ひとりぼっちだった。名前はきよし。どこにでもいる少年。転校生。言いたいことがいつも言えずに、悔しかった。思ったことを何でも話せる友だちが欲しかった。そんな友だちは夢の中の世界にしかいないことを知っていたけど。ある年の聖夜に出会ったふしぎな「きよしこ」は少年に言った。伝わるよ、きっと──。大切なことを言えなかったすべての人に捧げたい珠玉の少年小説。

    23
    投稿日: 2025.12.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    今日、大隈講堂で開催された最終講義・特別教室「それでも僕らは、ことばでつながっている」を聴講したが、その中で「棺桶に入れる本を一つ選ぶとしたらこれ」と仰っていた。 ご本人にとってもそれくらい特別な想いのある作品を最終講義の後で読んでみた。 講義メモより① 「言葉は思いよりも絶対に小さいはずだ。思っていることを全て言い切れる事なんてほとんどない。だから言いたい事が言えなくても気にしなくて良いんだ。」 この言葉は、この作品で言いたかった事に繋がっていると感じた。 講義メモより② 「「優しさ」を別の言葉に言い換えると「親切」「寛大」などが挙がるだろう。けど、そこには含まれない「優しさ」があるはずで、僕はそれを表現しようとしてきた。」 親切でも寛大でもない、絶妙な距離感を保った見守り感のようなものかも、ときよしこを通じて感じた。

    17
    投稿日: 2025.10.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    十数年前に初めて読み、読書が苦手だった私を本好きにしてくれた本です。 心の機微をこんなにも言葉で表現できるものかと感動したのを覚えています。

    3
    投稿日: 2025.09.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    題名の「きよしこ」がキリストを連想させ、天からきよしの日々を見ている感じ、祈の気持ちで読み進めた。 転校の連続、吃音というハンディキャップから、ずっと1人で闘っている印象。他者との分かち合い、きよしの荷を軽くしてる存在、を彼は永続的に持てない。両親はそういう存在に足りえず、共に歩む友人、支えとなる大人とのつながりが薄い。 それでも何とか高校3年までたどりつき、自立、自由の入口にたつ。結局、それぞれ環境の変化や自分の生き方にもがきながら、答えを見つけていかなければならないのだろう。それが大人になるということなのか、成長と呼ばれるものなのか。 回りに左右されていた子供時代とは違う、自分で選ぶきよしのその先が良いものであることを祈りながら読み終えた。

    12
    投稿日: 2025.09.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    小学生ぶりの再読 心がきゅっとなりながらも、沁みてくるお話でした 大人になってから読むと感じ方が変わったような気がします またこれからのライフステージによって変化するのかも

    1
    投稿日: 2025.08.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    感動した という言葉さえ煩く感じる。 静かに読後感を噛み締めたい一冊。 無神経な先生、親切だって人を傷つけることを想像もしない人たち、分かりやすく悪いヤンキー高校生、私は障害とか気にならないよ系女子、みんな身近にいたなぁ…もしきよしがクラスにいたら、私はどの立場で彼と接しただろう。 この本を 読んだ と言うには、一度読んだだけでは足りないと思う。 この少年の物語は、まだ私の中では他人の話であり、単に読んだ本の記憶でしかない。 でも、繰り返し読むことで言葉がこころの芯まで染みてきて、いつか、腹の底にしっくり収まる時がくる。そんな予感がする。

    2
    投稿日: 2025.08.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    吃音の「少年」の、飲み込んだ言葉、諦めた言葉、飲み込んだ気持ち、諦めた「伝えたいというコミュニケーション衝動そのもの」、そういった切ない場面が丁寧に温かく描かれて泣けた。 6歳から18歳までの年月を通して、出会い別れたできごとや地域や個性的な人々とのエピソードを通じて、「伝えることを諦めない」少年の成長を感じて、目頭がジーンと熱くなる箇所が何ヶ所もあった。 とくに、「どんぐりのココロ」の酔っ払いのおっちゃん、卒業お別れ会のお芝居の話、鈍感すぎて優しいツッパリのゲルマの話などがどうにも切なく涙がこぼれそうになった。 ちなみに、地の文は少年を「きよしは」と書かずに「少年は」と表現しているのが独特で、プロローグとエピローグにある通り、「君」に当てた「個人的なお話」として読むことができるように工夫されていると感じた。「君」は、手紙をくれた「君」であり、読者一人一人でもあると思う。少年は、と書いてくれていることで、読者はより自分のものとして読むことができるように思う。

    9
    投稿日: 2025.08.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    気持ちを声に出して伝えるのが難しい主人公ですが、素直で気持ちを伝えることを諦めない姿に感動しました。彼の周りにいる人も彼の気持ちを汲み取ってくれます。不器用でも気持ちは伝わるのだと思える、勇気を貰えるお話でした。

    1
    投稿日: 2025.05.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    つい転校回数を比べてしまった (小学校では負けたけどトータルでは同点(勝ち負けではない)) きよしこの成長が泣けてしまった

    1
    投稿日: 2025.05.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    一瞬で読めるほど読みやすい。重松さんの作品は涙無しには読めないですね。吃音を通して見える世界に触れることができたし、学生時代を思い出すなんとも言えない感情。大人のダメさ、子供の心強さ、本当に素晴らしい作品です。

    1
    投稿日: 2025.05.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    吃音の男の子が主人公のお話しです。 以前に重松清さんの青い鳥 を読んだことがあり、ものすごく繋がりを感じました。 言いたいことは言わなければ伝わらない。 そんなことはわかっている。 けれど、、、もどかしく愛のあるお話しでした。

    0
    投稿日: 2025.02.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    この小説を読んだことがあったのかどうか、今も定かではない。NHKのドラマでヤスケンさんが先生役をやっていて、その印象が今もくっきりと強く残っているのだ。 作文が得意で野球好き、なのに吃音のために積極的になれず黙ってしまうきよし。話せない単語を口にしたくない、その思いが他のほとんどの気持ちを凌駕してしまう。当事者にしか分からない感情なのかもしれない。 少年が、悩み、葛藤し、よそ見したり迷ったりしながら青年へと成長する姿をまっすぐに描いた作品。

    2
    投稿日: 2025.01.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    吃音を抱える少年が主人公。個人的なお話を書くとある通り、何かストーリーが大きく展開していくような小説ではない。暗い部屋の中で、ろうそくに「ぽっ」と炎が灯るような、そんなほんのり温まるお話。

    0
    投稿日: 2024.12.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    重松先生の個人的なお話だからこそものすごくリアルでものすごく伝わりました。 転校はただでさえ苦労が絶えない環境なのに、さらに吃音を背負った自分と生きていかなければいけない。 自分なら耐えられるのだろうか。どうやって対処するだろうか。 心を強くしないとうまくやっていけないだろうな。 自分らしいやり方で生き抜いてきたきよしに拍手を送りたい。 この経験値があるからこそ数々の素晴らしい作品が書けるのだろうな。 一人でも多くの何かを抱えている若者の心に届きますように。

    12
    投稿日: 2024.12.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    こんなに心にしみるお話に出会えたのは久しぶりだ。 何度でも読みたいと思える、数少ない大切な本。 きよしと出会った人たち。 一つ一つのお話が心に残る。 切なくて暖かい。

    7
    投稿日: 2024.11.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    誰しもが、誰かに伝えたいことを抱えている。色々な理由で話せなかったりすることもある。「一人」のときもあるけど「独り」じゃない、「ひとりぼっち」じゃない。誰かがきっと、わかってくれる。そう思えた。 少年が少年であった頃のお話たちは、どれも別れや悲しさを帯びている。しかし、それこそが少年を強くさせているのではないのだろうか。 生きづらさや恥ずかしい思いなんていう簡単な意味付けを、僕はこの小説にはしない。自分の悩みや苦悩は、他の誰でもない自分のものであることを作者は絶対に知っているから。 だから、作者は「そばにいる」ことだけを望む。一人で乗り越えようとする人たちを包み込み、温めるように。

    3
    投稿日: 2024.11.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「青い鳥」を先に読んでから、こちらを読みましたが、その順番で正解だったのかもしれない。 冒頭の少年へ宛てた手紙の部分からも伝わるように、「ただ、そばにいる」ということは、重松清という人にとって、とても大切なことなんだと思う。 そして最後の「それがほんとうに伝えたいことだったら…伝わるよ、きっと」という、「青い鳥」の村内先生が大切にしていた言葉。 あたたかく、そっと背中を押してくれるような、大好きな言葉です。 このメッセージを世界のどこかにいる誰かが受け取って、大事にそばに置いているといいな。 この本は、その誰かにとって、村内先生のような存在になっているんだろうな。

    1
    投稿日: 2024.11.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    吃音の少年が成長していく、ちょっぴり切ない物語。 少年はしゃべることが苦手で、心の中でならしゃべることができるのに、言いたいことがいつも言えずに悔しかった。 大切なことを言えなかったすべての人に捧げる、永遠の少年小説。

    31
    投稿日: 2024.11.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    この本を開いてよかった... 吃音の「少年」はいつも一人ぼっちだった。 心の中ではみんなと同じように話しているのに、声に出すと吃ってしまう。 本当に伝えたいことは、はっきりと少年にはある。 全ての物語において、その終わり方が本当に良かった。やるせ無さ、切なさで押し潰されるときもあるけれど、少年からおとなになるまでの大切な経験だとも思う。 余韻が残る作品でした!

    3
    投稿日: 2024.08.28
  • 作者自身がモデル

    作者自身をモデルにした吃音に悩む少年の成長物語。吃音に加え、父親の仕事の関係で転校も多い少年。辛い思いもするものの、両親を始め見守ってくれる人々とのふれあいもあり、順調に成長し、自分の足で一歩踏み出すまでが描かれていて、いい小説だと思った。

    0
    投稿日: 2024.08.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このような形式の文章でココまで面白くできるとは。吃音に悩まされる少年とその成長を描いた作品。描写が素晴らしすぎる

    0
    投稿日: 2024.07.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    切ない ただただ切ない こっそり会ってたおじさんとの約束を反故にするくだりが一番印象に残った。 重松先生の作風が十二分に味わえる1冊。

    0
    投稿日: 2024.06.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    高校生の時に読んで以来、約10年ぶりに読み直した。吃音と生きていく少年の成長の物語。少年は成長するにつれて、言葉のピンチヒッターを繰り出すのが上手くなっている。「だいじょうぶ」のピンチヒッター、Vサインは大野には伝えられたのに電話越しのマサには伝えられず、見ている私がもどかしい気持ちになった。 読み進めていくうちに少年の成長を見守る母性的な感情が自分の中にいることに気づいた。一度読んだはずなのに、全く記憶になかったのは、高校生の時には母性が備わっていなかったからだろうか。この本を通して自分の成長も実感した。

    3
    投稿日: 2024.06.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    友達に教えてもらって読んでみた よかった あったかいはなし 私はとくに「乗り換え案内」「北風ぴゅう太」「ゲルマ」「交差点」が好きです 「北風ぴゅう太」は号泣した

    0
    投稿日: 2024.05.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    初の重松さんの作品。 吃音の『少年』が辿ってきた7つの物語+最後の手紙の構成 特にゲルマ・交差点は人の優しさとある意味思いやりがたくさん感じられて特に好きだった。 今回は吃音が1つの題になっていたが、人それぞれいろんなコンプレックスがある。 本人じゃないと本当の意味での苦悩はわからない。 少年は言いたいことはたくさんあるけど、30%しか相手に伝えることができない。 でも、伝える手段はいくらでもあるし成長とともに相手の苦悩も自分なりに解釈できる。 重松さんの描写は難しくないが非常に奥ゆかしく、一気に読めてしまうから驚き。 苦しい時に寄り添ってくれる本だと強く思いました。

    1
    投稿日: 2024.05.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    吃音の少年の成長物語。子供の頃を思い出し、懐かしくなったり切なくなったり。大人になった今だから理解できるし沁みる。子どもに寄り添い生きてきたか自分自身を振り返りながら号泣でした。

    0
    投稿日: 2024.05.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    この本は、ある人から薦めてもらった。その人は言っていた。 「きよしこの夜を『きよしこ』『の夜』と勘違いした少年の話だ」と。てっきり明るい話しだと思っていたが、内容はとてもセンシティブだった。 吃音(きつおん)の少年が、少年から大人になるまでの物語。出会いと別れを繰り返し、野暮ったい気持ちと真剣に向き合った、ちょっと孤独で、とても優しい少年の物語。 私も吃音を抱えている。主人公の少年ほどではないが、予め口腔内で音を作っておかないと、言葉がスムーズに出てこない。そのため、言い換えたり、余計なことは言わなかったりして過ごしている。日頃の会話では言いたいことの半分も言えていない。そこは少年と同じだと思った。 私は、世の中の人たちのほとんども、言いたいことの半分も言えてないのではないかと思っている。吃音があるからとは関係なく、人はどうでもいいことはスラスラ言えるのに、大事なことは全然言えない生き物だと勝手に考えている。だからこそ、分かり合えないことがもどかしく、分かり合えたときは嬉しくなる、そういう些細な一喜一憂を、日々繰り返していると思う。 「きよしこ」の少年は、初めは笑われた。成長していくうちに、大人の優しさに触れ、どんどん自分が孤独になっていく気がした。言いにくいことは言わなくていいという甘えも、自分をさらに孤独にした。少年の周りの人は、みんな優しかった。それがもっと少年を孤独にした。少年は常に心の中で『きよしこ』を探していた。何でも話せて、自分を一番に理解してくれて、誰よりも寄り添ってくれる存在。 そんなものは、いないって分かっていたのに。 大人になったとき、少年は分かった。 『きよしこ』は、僕なんだ。 自分を嫌いな自分が、本当は自分のことを一番分かっている。恥ずかしくて触れたくないから、大切にしたい気持ちをずっと「嫌い」って気持ちで抑えて生きてきた。それがどんどん自分を孤独にして、『きよしこ』のことも見れなくしていた。 けど、少年は一人で歩き出す。正真正銘の一人。 優しい大人はいない。家族もいない。『きよしこ』もいない。みんなの笑顔に見送られ、自分の人生の大事な一歩を踏み締める。 ちょっとの孤独と、大きな優しさを、内に秘めて。

    29
    投稿日: 2024.05.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    吃音をもつことでどんな葛藤や困難があるのかがよくわかった。 なんでもない言葉でも、苦手な音が入るだけで言い換えることを常に考えていること、それでも意図しない受け取り方をされてしまうこと、切なくてやるせない気持ちになりました。 温かい物語ではあるのですが、吃音が治るわけでもなく、リアルで、読んでいる私にとっては正直救われないと思った。 でも少年本人はひたむきで、たくさんの経験をしてきたぶん逞しくなってラストは爽やかでした。

    7
    投稿日: 2024.04.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    吃音の少年のお話。少し苦しくてとってもあったかい。重松さん、子どもの心情を描くの本当に上手。あの頃わからないなりに考えてた世の中の難しさとか、わだかまりとか、やりきれなさ悔しさ嬉しさ、全部思い出しちゃう。 きよしの周りは優しい人が多かったけど、現実は優しいばかりではなくて、それでもきよしの根が優しいから、苦しさをたくさん体験してる分優しいから、いろんなこと諦めてきたから優しいのか、わかんないけど、きよしの視点が優しいから全編通してあったかかった。 「乗り換え案内」が一番好き。

    3
    投稿日: 2024.01.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    伝えたいのに伝えられないもどかしさが、悲しいほどに伝わってくる。語彙が少ないのなら誰しもが子どものころに通る道だけど、言葉はあるのに伝えられないその思いは、いったい何で補っていたのか。しかも話が上手いから余計に切なくやるせなくなる。

    3
    投稿日: 2023.12.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    重松清の作品は、「流星ワゴン」以来、2作目。 「流星ワゴン」はとてととても面白かったし、多くの作品が高く評価されているのも知っている。 けれど、なぜか次の作品を手に取ることがなかった。 それはたぶん、彼の平明で抑えの効いた文体が、なんとなく児童文学的に響くことと、その影響か、(完全に僕の穿ったモノの見方と歪んだ性格による偏見ですが、)物語自体が嘘っぽく感じたからだと思う。 その点、この「きよしこ」は、作者の自伝のように読めるので、嘘っぽさがなくなり、吃音の少年の辛かった思い出が、非常にリアリティをもって迫ってくる。 おかげで、ほとんど全てのエピソードで目に涙が滲んでしまった。 思えば、出だしの、手紙の部分でもう、術中にはまっていたんだな。

    4
    投稿日: 2023.11.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    #きよしこ #重松清 #新潮文庫 #読了 「おくることば」を読んでいて、この作品に重松さんの想いが込められていると感じたので読みたくなった。子どもから青年期まで、さまざまな気持ちと思い出が書き綴られていた。キラキラしていないが、土の中に根がしっかりと張っていくような、そんなお話だった。

    4
    投稿日: 2023.08.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「きよしこ」 吃音の少年が青年から大人の入口まで成長していく様子を描いた作品 物語は淡々と日常を等身大のままに、飾らずストレートに描写している。 タイトルにもなっている「きよしこ」 でも作中、きよしこは殆ど現れない… それはきよしこがいなくても、少しずつ自分で考えて、自分の気持ちと向き合って、人とどう関わるかを模索出来るようになったから… 「抱きついたり手をつないだりしてれば、伝えることはできるんだ。それが、君のほんとうに伝えたいことだったら…伝わるよ、きっと」 「ひとりぼっちのひとなんて、世の中に誰もいない。抱きつきたい相手や手をつなぎたい相手はどこかに必ずいるし、抱きしめてくれるひとや手をつなぎ返してくれるひとも、この世界のどこかに、絶対にいるんだ」 きよしこの言葉を胸に少年が少しずつ大人になっていく。 吃音と度重なる転校を経験した分、人の傷みにも敏感に気付けるし、不器用でも真っ直ぐに伝えたいことを伝えられる。 ピュアで傷付きやすいのに思いやりがあって、少しずつ成長して生きて行く様が、なんだか切なくて嬉しくて… 飾り気もなくて、派手さもない。 でもただただ、温かい血の通った作品で感動した。 やっぱり重松清さんの作品は深い。

    9
    投稿日: 2023.06.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    幼い頃に私にも「きよしこ」のような存在が居たことを思い出しました。 親にも言えない(というか、子どもの語彙力で発散できない)事を共有できる心の拠り所。 主人公きよしは成長するにつれ、きよしこを頼ることなく自分の力で生きていくことを身につけていきます。 「ゲルマ」に出てくるゲルマがどうしようもない奴で切なくなりました。

    5
    投稿日: 2023.05.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    重松清さんの実体験を基にした少年の物語。エッセイではなく物語。自分のコンプレックスや、人には言いたくない思いも全部、この物語には詰まっていました。そして重松さんの伝えたいこともたくさん詰まっていました。

    4
    投稿日: 2023.03.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    再読。重松清と出会った作品でもあり、重松清を好きになったきっかけの作品でもあります。 小学生の頃、吃音の同級生が居たけど、何に苦労してるとか、伝えたい事があるのに呑み込んでしまう辛さとか、言葉が上手く出てこない事のもどかしさとか考えた事もなかった。話したい事はたくさんあって、言葉もすぐそこまで出てるのに、上手く話せなかったら嫌だから話す事を諦めてしまう。話したい事が話せないのは苦しいよなあ。自分は当事者ではないけど「かわいそう」とか「気持ちの問題」とか、そんな言い方をする人達が嫌だった。 少しずつ大人になって、吃音との付き合い方も周りの反応も変わって、人間関係の暖かさと寂しさに何度も胸を締め付けられた。

    3
    投稿日: 2023.03.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    NHKでドラマになっていたのを見て、いつか小説も読んでみたいなと思い、ようやく読んだ。 本当にいい小説だと思います。

    4
    投稿日: 2023.02.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    きよしは、吃音というコンプレックスを持ちつつも、本当に伝えたいことは、伝えているし、周りもそれを受け止めている。 そして、きよしの伝えたいことは、きよし自身が考え抜いて、本当に伝えたいこと。すごく重みのある言葉だと感じた。 きよしは芯のある強い人間だと感じた。 きよしから学ぶことが多くあった。子供達にもぜひ、読んでもらいたい。

    3
    投稿日: 2023.02.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    感想 自分の思いが伝えられない悲しさ。そこで諦めてはいけない。自分の弱さを受け入れ一歩進む。まずは自分のことを信じる。そこから始まる。

    0
    投稿日: 2023.01.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「どもる」という言葉を、ひと昔前に比べてあまり聞かなくなったな、と本作を読んで思った。差別的な意味合いが強いのだろうか。当時は、吃音に対する理解が今ほどは浸透していなかったのだろうと想像出来た。しかも子供たちはまだ純粋であるが故に、思ったことを正直に言ってしまうことも多かっただろうと思う。それだけに、主人公の生きづらさや苦しさが余計伝わってきた。

    4
    投稿日: 2023.01.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    思ってた内容と違いました。 主人公は吃音に悩まされ成長していきますが、もう全然、誰とも関われずに生きていて最後に…ってゆう内容だと勝手に思い込んでいたので、主人公は何だかんだ成長とともに上手に人間関係も作れていたので、私の感動が減ってしまいました。

    1
    投稿日: 2022.12.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    重松清さん2作品目の小説 吃音を抱えた『少年』が自分の気持ちを伝えられないもどかしいお話。 胸がキューっと苦しくなっちゃうような重松さんの心情の描き方が好きだな〜

    1
    投稿日: 2022.12.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    秀作。 子どもの頃を思い出した。誰でもコンプレックスはもっている。特に子供の頃は、四六時中同じ子供たちの中で生活するのだから。吃音があれば尚更だろう。今思うと思い出、成長の糧だと思えるが、当時は辛かった。 何のことはない展開の小説だが、良い。

    1
    投稿日: 2022.10.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    本書を読んで、自分の小学からの学生時代を思い出した。人に自分の言葉を発するって当たり前にやっていたけど、当たり前じゃなかったんだと知った。吃音で矯正プログラムに参加したり、自分の思いが伝えられないのは大変だと思った。 自分は、きよしのように転校が何回もあるという状況でなくて幸せだったんだと思う。吃音でなくても、職場の人間関係で自分の言葉が発せられなくなる状態になったことがあった。人に上手く伝えられないという意味で、読んでいて苦しい場面もあった。

    3
    投稿日: 2022.10.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    吃音で転勤族の少年きよしのお話。 小学校から高3まで。 吃音の人が身の回りにいないので知らなかったけど、苦手な行が同じ吃音の人同士でも違ったり、同じ言葉でも状況により言いやすかったり言いにくかったりするのだな。 小学校あたりでは特に珍しがられて、悪意のないからかいの対象になってしまうだろうなと容易に想像できる。 自己紹介が苦手なのに転校続きで気の毒…と思いつつも、当の本人は「かわいそう」と思われることが一番嫌な様子。私も無自覚にナルチョのようにしてしまいそう。 少年が徐々に変わってくるのは「どんぐりのココロ」で出てくるおっちゃんに出会えた辺りだと思う。 クラスに馴染めなくて、放課後学校で野球をしてくると嘘をついて出かけた先の神社で出会った酔っぱらいのおっちゃん。どもっても「ええやんけ」と軽く言ってくれる存在。私も何かあったら「ええやんけぇは、ええやんけぇ、えーやんけーぇっ」と歌いたい。笑 作文の得意な少年が、小6で担任の先生からクラス劇の台本作成を任されて、最後には無事に先生を巻き込んで終えられたシーンが一番良かったな。 元々できている集団の中に一人だけ新しく加わるというのは、大人でもとても心もとない思いをするもの。それだけに、自分がされたようにするのではなく、大野くんに優しくしてあげた成長したきよしに天晴れと言いたくなった。

    8
    投稿日: 2022.10.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    吃音のある少年の話。 いわゆる障害をもつ人の物語であるが、自分と向き合う事の難しさ、悔しさ、寂しさなどとてもリアルに生々しく書かれている。全く特別な展開があるわけでもないが、年齢とともに自分を受け入れそこから目を背けるわけにはいかない事を切実に表現している。 小学生のスクールに通い怒る少年。 その原因を理解しない大人。 でも、自分もその大人と同じ事をしているかもしれない。 福祉で大切にしている心がけ... それを思い返してくれる作品でした。

    1
    投稿日: 2022.08.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    吃音の少年を主人公にしており、期待して本を手に取った。読んでみると、重松清の他の作品ほどの感動はなかった。吃音というが不思議な病気で、言いたい言葉を口に出せない辛さが伝わってくるが、もう少し話に緩急があればよかった。しかし、吃音を知るきっかけとなったのでこの本に感謝したい。

    1
    投稿日: 2022.08.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    転校生で吃音で、せつない少年。少年の心の描写が素晴らしく、もっと重松清さんの作品をたくさん読んでみたいと思いました。

    0
    投稿日: 2022.07.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    北風ぴゅー太、交差点が特に好きです。 北風ぴゅー太の先生が遅れて来てからの皆の変わりようが感動でした。

    0
    投稿日: 2022.06.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    いやあ、良かった。 重松清さんの本は初めてでしたが、文体が小中学生向けなのかな?非常に読み易かったです。 内容としては大人が読んでも、ほっこりしたり、ジンと来たり、心を揺さぶられるような場面ばかりでした。自分も転校生だったので、その疎外感を感じる描写はとても共感できました。 思っていることが上手く伝えられなくて悩んでいる人にぜひ勧めたい一冊です。

    0
    投稿日: 2022.05.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     大好きな重松清さんの本  家庭教師で中学受験の国語の問題集の中で  久しぶりに「きよしこ」が引用されているのに出会った。  早速、本棚から「きよしこ」を見つけ出して  読み返してみた。  「誰かに何かを伝えたいときは、その人に抱きついてから話せばいいんだ。  抱きつくのが恥ずかしかったら、てをつなぐだけでもいいから」    「君はダメになんかなっていない。ひとりぼっちじゃない。   一人ぼっちの人なんて、世の中にはだれもいない。   抱きつきたい相手や手をつなぎたい相手はどこかに必ずいるし、   抱きしめてくれる人や手をつなぎ返してくれるひとも、   この世界に絶対いるんだ」   なんて、素晴らしい言葉なんだろう。   やっぱり、重松作品は私の中で最高!

    0
    投稿日: 2022.05.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読み終わった。 解説でも書いてあったように、どう答えよう、どう伝えようかと考える。 自分の子供が吃音だけど、やっばり小説や映画は一瞬の事ですぐに忘れちゃうし誰も助けてくれないけど、救われる。 そしてどう立ち向かうか。

    0
    投稿日: 2022.04.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    15年前、初めて読んだ時は社会人なりたてで、きよしこに年齢が近く、人間関係や、吃音でうまく話せない気持ちにとても共感していた。 親になって久しぶりに読んだら、子供はこんなに繊細で感受性の強いのかな、と感じた。私も子供の頃は傷ついたり悩んでいたのに。親になった私と社会人なりたての私では感じ方が変わっていたことに驚いた。

    0
    投稿日: 2022.04.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    小学生のときに初めて読んで、どうしてこんなに私の気持ちがわかるのだろうとおいおい泣きながら一気読みした記憶が。 少し前にNHKでドラマ化されたものも観た。あたたかく優しく包み込んでくれるきよしこたちの言葉に、励まされながら、勇気づけられながら、これからも生きていきたいと思った。 子どもの時、いま、そしてもう少し大人になったら。読むタイミングごとに感じることは変わるんだろうな、と思うと、また近い将来きよしこに会うのが楽しみ。

    0
    投稿日: 2022.04.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    実際に吃音症だった重松清自身をモデルにした小説で、吃音に苦しむ男の子、きよしの話。 短編連作。章ごとに、転校しながら少しづつ学年があがり、学校や登場人物、友達も変わる。徐々に心身ともに成長していく。 この人の作品はいじめとか病気の子の描写が多いなあ。そしてリアル。同じことばかり書くのは、きよしこから教わったことらしい。 特に気に入ったのは、北風ぴゅう太の章とラストの東京の章。北風ぴゅう太は、主人公全員に名前をつける話が染みた。 東京の章は、「取りやすいキャンディじゃなくて本当に欲しいキャンディを引く」 場面が良かった。高校生の時の地元の彼女に東京の大学に行ってしまったら吃音を助けてくれるような彼女はいないと反対されたが、実際には大学卒業後すぐに結婚されてるし、結局目指していた教員ではなく文章を書く仕事についたけど、巡り巡って今では早稲田大学で先生をしているし、良かったね!!!っていう気持ち。

    1
    投稿日: 2022.01.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    中学生か小学生の時に読んでおきたかった… 派手な事件やドラマがあるわけではないけど、読むとじんわりと心が温かくなってくるのを感じた。最後のあさのあつこさんの解説も読んで面白かった。いつかもう一度読みたい。

    3
    投稿日: 2022.01.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    きよしこが自分の思いを言葉にしようと成長していく姿に心を打たれた。吃音症ではなくても、自分の気持ちを表現する難しさは共感する部分が多く、学びが多かった。最後のあさのあつこさんの解説も小説家ならではの視点でとても良かった。定期的に読み直したいお気に入りの小説。

    1
    投稿日: 2021.10.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    派手さはなく大きな事件も起こらない。吃音を持った少年が友達や先生、周りの人と関わり合いながら生きていく話。地味ではあるが人間臭さがいい。ただ、好きなジャンルではなく初っ端で読むの諦めそうになった。

    0
    投稿日: 2021.10.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    娘が読んでいたので懐かしく再読。子どもを育ててるタイミングだからか、子どもの視点だけではなく大人の視点と交互で読んでしまった。「あの時の自分」を思い出しながら子育てしないといけないな、と気が付かされる。

    8
    投稿日: 2021.09.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    同じ環境ではないものの、全ての人に通じるのではないかと思った。 ここにいるということ。 そこにいるということ。 生きているということ。 皆ちがうということ。

    0
    投稿日: 2021.09.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    吃音のある少年の、小学生から高校卒業までの物語。 この本は、ある男性もとに、1通の手紙が届くところからはじまる。 吃音のある少年の母親からの手紙で、テレビで話している男性を見て、この人もきっと吃音がある人なのだ、「吃音なんかに負けるな」と息子に手紙を書いてあげてほしい、と綴られていた。 男性は手紙の返事は出さなかった。そのかわりある「少年」の物語を書いた。それが、この物語。 少年は、話したいことがあっても、つかえてしまう語を避けるために、別の言葉を探す。 やりたいことや、飲みたいものがあっても、苦手な語が入っているとその言葉を言うことができない。 転校先での自己紹介(きよしの「き」で必ずつかえる)が嫌で、転校が少なくなる方を選ぶ。 そんなふうに少年は、吃音、どもりが起きないことを一番優先して生きていた。 冒頭の手紙に登場する少年も、これからそういう日々を送るのだろう。 嫌なことがたくさんある。 でも、素敵な出会い、忘れられないことも、きっと起こる。 手紙を書いて励ますより、この物語を少年に伝えたかったんだ。 優しさって言葉では足りないほどの、優しさを感じた。 少年は、「きよしこの夜」を誤解して、自分の名前と似た「きよしこ」という少年がいると想像していた。 人とうまく話せない時。 生きづらさを感じる時。 誰の心にももう一人の自分を欲するのではないだろうか。 私も「自分がもう一人いたらいいのに」と強く思っていた時があった。自己愛というのではなくて、今思えば、自分にしか分からないことを伝えられる誰か、わかってくれる誰かが欲しかった時だった。 私の人生はおよそ折り返しだけど、息子の人生には、これから「もう一人の自分」を欲する時が来ると思う。 そんなとき、息子が出会うべき書に出会い、そこから何か感じられたら良い、と思った。

    6
    投稿日: 2021.09.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「青い鳥」のあとがきで知った本。作者自身の少年時代の回想録でしょうか。同じ体験はしていないのに、なぜだか懐かしく切なくなりました。「本当に伝えたいことなら伝わるよ、きっと」きよしこも、青い鳥の村内先生も言ってましたね。きよしの場合は吃音で伝えづらさがありましたが、吃音があってもなくても本当に伝えたいことを伝えるのは大変ですよね。なんだかうまくまとまりませんが、行ったことのない地方を懐かしく感じました。

    5
    投稿日: 2021.08.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    吃音の少年の成長を追った短編集 解説はあさのあつこさん もう、心がぎゅってなる 少年の伝えられないもどかしさとか、あきらめ、悔しさ でも必ず優しさがある ちょっとヤンチャな同級生につきまとわれる《ゲルマ》が特に好きだった アル中のおじさんのもいい ワッチも好き

    1
    投稿日: 2021.08.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    少年は、ひとりぼっちだった。名前はきよし。どこにでもいる少年。転校生。言いたいことがいつも言えずに、悔しかった。思ったことを何でも話せる友だちが欲しかった。そんな友だちは夢の中の世界にしかいないことを知っていたけど。ある年の聖夜に出会ったふしぎな「きよしこ」は少年に言った。伝わるよ、きっと―。大切なことを言えなかったすべての人に捧げたい珠玉の少年小説。

    0
    投稿日: 2021.08.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    私も小学校を3回転校したので転校初日の自己紹介の緊張を思い出しました。自分が伝えたいことが言葉に出せない葛藤のなかで一歩一歩少年が成長していくストーリーは心にしみます。

    1
    投稿日: 2021.07.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    吃音の悩みがあるきよし。転校のたびに起こる日常を描く。思春期の中での成長。青春少年小説。それほど感じさせられるものはなかったが、描写が非常にリアル。

    0
    投稿日: 2021.06.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    吃音を抱えながらも日々を送る主人公きよしにまずは感動。 色々と同級生にその障害についてからかわれながらも、最後は受け入れたり本当に彼は強いなと感心してしまった。

    1
    投稿日: 2021.06.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    著者の作品は結構たくさん読んでいます。最近読んだのは「疾走」です。私の持っている著者の作品のイメージと全く違う作品でした。「きよしこ」は、これぞ重松清と言う作品です。毎回思うことですが、著者は、どうしてこんなに少年少女の気持ちを巧みに表現できるのでしょうか。この作品は、著者の経験も含まれてるのかなあと思ったりします。同時にNHKでドラマ化されたものも観ました。これも素晴らしい。千原せいじさんの演技、よかったなあ。

    9
    投稿日: 2021.06.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    牧師にオススメされて購入。 (一緒に青い鳥も) 初めの方を読むだけで私の情緒に触れるからなかなか読めずにいたけれど、半年たってようやく決意。 一気に読んだ。 重松清さんにどハマり。 私の感情が全てストーリーの中に持っていかれて、私は少年を見ていた。今の自分と照らし合わせて。また、少し個性の強い息子の子育てを思い出して。 少年と一緒に泣いて怒った。 その少年がある少年を心から応援する。 正直に。 世間は厳しい。子どもは残酷。 大人は何も分かってないけどね。

    9
    投稿日: 2021.05.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    吃音のある少年に寄り添いたいと書かれた、吃音をかかえた少年のお話。小学校から大学入学前までの少年の成長と周囲の人たちとのエピソード。からかい、憐憫、仲間はずれ、友情。どもりのために言いよどみ、言いかえられ、発せられない言葉。それでも本当に伝えたいことなら、きっと伝えられる、受け止めてくれる人はいつもいるということを信じさせてもらえた。

    11
    投稿日: 2021.05.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    冒頭、吃音に悩む少年に語りかけるところから始まります。すでに、そこからウルっときてしまいました。 自分も悩んだからこそ、相手に寄り添った語りで、とても優しい。 少年期の思い出話しを語るのですが、面白くて、せつなくて、甘酸っぱくて、何より優しい。 お別れ会の劇で、先生を心配する話し、大好きでした。 ゲルマにも、幸せになって欲しい 連休は読書で三昧で嬉しい。この本を読めたことも嬉しいです。

    0
    投稿日: 2021.05.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    重松清は「エイジ」が好きだが、この「きよしこ」にも同じ種類の安定感がある。とにかくこの人は少年の心理描写が上手い。冗長にならないすっきりとした文章で、すんなりと心に入ってくる。 自分もこんなことを考えていたな、こんな女の子がたしかにいたな。今となってはまぼろしのようで、けれどちゃんと存在していた子ども時代を思い出させてくれる物語。

    0
    投稿日: 2021.04.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    きよしだからきよしこなのか。 方言が良かった。スポーツと受験と青春だったなぁ。どこか懐かしくなるような作品。 心が暖かくなる成長物語。 きよしの次の作品も気になってるから読もっと。 でも、彼女がお店を去るときちょっと待っててねって言ってからどのくらい待ってたのか気になる。 知り合いの吃音持ちのK君と重ねて読んでしまった。

    16
    投稿日: 2021.04.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    小さい時こんな感じだったなぁ、こんなこと気にしてたなぁとか、人物の細かい心理描写がリアルで引き込まれた。

    1
    投稿日: 2021.04.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    NHKでドラマ化していたので録画して、先に映像を見てしまうと本を読み難くなるので先ず読んでみた。これは著者本人の体験を書いたものなのだろうか嫌にリアリティがある、そして相変わらず泣かせてくれる、この著者の作風にはウザイものを感じるのだが、しかし読むと泣かされてしまうので嫌になってしまう、もう出来れば読みたくないのに何故か読んでしまう、もうイヤ。

    0
    投稿日: 2021.04.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    吃音の少年きよしは、転校先での自己紹介が何より苦痛だった。空想の中では言葉をつっかえることなく何でも話せるのに。 聖夜の夜にきよしこと出会い、伝えたいことはちゃんと伝わると知った少年の成長の物語。 読了後に、はるか昔に大好きだった方から聞いた話を思い出した。 低学年の頃に「言葉の教室」と言われる場所へ通っていたそうだ。 そこでは、笛ラムネを口にくわえて音を出したり、飴玉を使って舌を動かすゲームがあったり、おやつ目当てに通っていたが、とても楽しかったと懐かしそうに話していた。 その方は中学生から知っていて、大人になってからお付き合いしたのだが、言葉がつっかえたりしているのを一度も見た事がなかったので、聞いた時はとても驚いた事を覚えている。 先日ドラマも放送されたようで観てみたかった。

    21
    投稿日: 2021.03.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    きつおんのある少年を「ドモ」と呼ぶゲルマ。そこに一切の悪意はなく、少年も「ドモ」というあだ名を受け入れている。今、いろんな場面でいわゆる言葉狩りが行われいると思います。そんな今こそ、「ゲルマ」の話を読んでほしいです。

    0
    投稿日: 2021.03.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    来月(2021年3月)終わりにNHK総合テレビでドラマが放送予定と云うことで読んでみた。重松さんらしい話で、方言がいっぱいで、懐かしい。主人公のような子は私の少年時代にはいなかったが、その頃の私の近くにそういう子がいたら、どういう対応をしてたかは不安に思う。今ならちゃんと対応できるんじゃけどのお・・・ ドラマはきっと感動ものやな

    0
    投稿日: 2021.02.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「それがほんとうに伝えたいことだったら……伝わるよ、きっと」 子供の頃この本と出会っていれば、もう少しまともな人間になっていたかも。重松さんとほぼ同世代なので無理な話ではあるのだが……。 近所にいた田中君、今どうしているのかなぁ? 向こうが友達だとは思っていないだろうから、かつての友達なんて勝手に言えないけど。

    1
    投稿日: 2021.01.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    小学校の頃の同級生を思い出した。 どうして言葉を発しないんだろうと不思議だった。 お話したらいいのになと思っていた。 ああそういうことだったのかもしれないと。今更。 私は何も知らなかった。 今どうしているだろう。 あの頃に戻れたら、 やり直したいことがたくさんある。

    11
    投稿日: 2020.12.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    中学校に入学したてのときに先生に勧められて読んだ本。 表現とかは分かりやすかったけど、正直主人公の気持ちは私にははかりしれなかった。 今読んだらまた読後の気持ちも変わるかも。

    1
    投稿日: 2020.12.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「伝わるよ、きっと」 なんて優しい言葉なんだろう。 伝わらなかったとしても、伝わらないと分かっていたとしても、この一言だけで全てが救われた気持ちになり小さな光がみえるような気がした。 誰しも、伝えたかったことがうまく伝えられなかった、言いたいことが言えなかった経験は持っていると思う。子供の頃によくそんな思いをして歯痒い気持ちになったものだなぁと、心の底が少しチクリチクリとした。子供の頃のみならず、大人になった今でもそんな思いをすることがあるのに、耐性がついたのか諦めているのか、いつからかそんな思いをやり過ごして、自分の本当の気持ちと向き合うことも少なくなったと思う。 読み終わった後は、温かい気持ちになれました。

    3
    投稿日: 2020.11.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    自分を励ませるのは自分しかいない、という言葉が 印象的な言葉でした。 でも、主人公が大人になるに連れての成長も良く見え、読みやすい一冊でした。

    1
    投稿日: 2020.11.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    吃音のある少年の、辛くて悲しくて、そして勇気を与えてくれる話だった。 人間の残酷で嫌らしい本性が描かれ、それはどうしようもないことなのかもしれない。 他人は他人、自分は自分。 転校生には優しくしてあげてと子供たちには伝えたくなった。

    13
    投稿日: 2020.11.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    何かすごいことが起きる物語ではなないけど 暖かく寄り添ってくれる物語でした_φ(・_・ 2020/11/8 ★4.8

    1
    投稿日: 2020.11.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    これは、好きな本だ。少年が踏み出せずにいた一歩を踏み出す、話。美しい作品。その一歩は決心であり、決別であり、自身との対面であった。その別れによる一歩はとても強い輝きだと感じる。 見落としてしまいそうな流れ星のような作品。

    1
    投稿日: 2020.09.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    読んだのはこの本が発売された翌年頃。 本厚木の有隣堂で、当時高校生だった私が初めて自分の意思で手に取った新書だった。 文体は優しく、語りかけるような読みやすさ。 寝る前にベッドに寝転びながら読みたいような、あたたかい文章。 重松清作品のあたたかさに触れて心がじんとする。 主人公は吃音とともに生きてきた少年だけど、この話は自己肯定感の低い、なにかに強い劣等感を感じている人ならとても共感できるんじゃないかと思う。 吃音を特別なものとして見てもらうための小説ではなく、そういう特性が一面としてあって、その特性ゆえに感じ取ってきた様々な出来事があって、それを受け止めて成長していくんだなと感じる。 だから、すべてのコンプレックスを持つ人たちもきっと、その強い劣等感があるからこそ繊細に物事を感じ取って、時に傷つき、時に受容して、そうして成長していくんだよ、と教えられた気がする。

    1
    投稿日: 2020.08.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    同じ吃音を抱えた少年に対して語りかけるように始まる小説。その導入部分から心を掴まれた。生き辛さを抱えながらも前に進まないといけない時、人はどうあるべきかを考えさせてくれた。 主人公キヨシは、きよしこと出会うことで心の強さを得る。その強さは「たとえ辛くても誰かがいてくれている」ということを信じることだ。キヨシが出会っていく人々は皆、決してキヨシの全面的な味方ではない。キヨシを寂しさを埋める相手として見ていたり、一方的な友情を押しつけたり、独善的な人もある。それでも人はお互いを見ながら生きている、支え合って生きているいうことをキヨシは信じているから、彼らを受け入れ、愛情のカケラを感じながら成長していく。 生きることが辛くても、ヒーローのような存在は現れない。ただ誰かが必ず見ていてはくれる。そのことを信じ、部分的な愛を受け取って前へ進んでいく。人としての在り方を、学ばせてくれた小説だった。

    3
    投稿日: 2020.07.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    解説で、あさのあつこさんが言っておられるように、これは人間の物語、ああ私はこういうのがほんとに好きなのだ。 過激な展開や難しいお話よりも、人と人が出会い、時に傷つき、或いは人の優しさに触れ、変化、成長する姿。 少年は、吃音があり、伝えたい言葉を思い通りに伝えられない。か行とた行が頭にくれば言葉を飲み込んでしまう。もどかしさが読むと辛い。少年を支える、父母妹とのからみがほのぼのとする。昭和らしい家族あるあるがあったり、自分(私)と時代背景が重なって楽しくなる所もあった。 乗り換え案内、の加藤君との触れ合い。この一節が好き「加藤君は、怒った顔で、でも、待ってました、というふうに追ってくる」この感じ、加藤君かわいい。 かわいいが、切なくなるところもたくさんある。 北風ぴゅう太、すごく良かった!この頃から少年はどんどん皆に溶け込んで、自分らしさを発揮してゆく。 (あさのさんも言っておられたが)、ほんとにかっこいい少年だ。たくさんの挫折、苦しみ、辛さを経験して、強く、たくましくなった。自分の特技を伸ばすことで自信を持ち、人の内面の良さを見つけだす少年に心打たれた。 初めの挫折のくだりから、ラストはこんなに明るく未来が見えてくるなんて、実は想像していなかった。 息子の本棚にあった、読んで良かった。

    22
    投稿日: 2020.07.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「通行人いうても、この話の中でたまたま脇役じゃったいうだけで、その人にとっては自分が主人公なんよ」 そもそも脇役という役はないのかもしれない

    3
    投稿日: 2020.05.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    良すぎた。 心が温まる。 じんわり、いい気持ちになる。 借りた本だったけど、自分でも買おうかな。 素敵な本だった。 2013/2/2

    1
    投稿日: 2020.05.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読み始めてベッドの中で一気に読んでしまった。 面白かったからかというと、実はそうでもない。 なんか重松さん自身の子供の頃の自伝に近いようで、あまりドラマチックな展開(小説的な)はないから。 吃音を持ってる子供のお話。 私の同級生にもいたなぁ。。。。 近所のお米屋さんの息子で、うちはそこからお米を買っていた。 幼馴染だから小さい頃からよく一緒に遊んでいた。 でも、吃音の事はお互いに気にしていなかったように思う。 土曜日のお昼は、かならずそこでパンを買ってきて食べる習慣になっていて、もちろんそこのおじさんとおばさんも顔馴染で優しくしてもらっていた。 大きな犬を店先で飼っていて、実はその犬が怖くてパンを買いに行くのちょっと怖かった。 おじさんが 「怖くないよ。」といって僕の腕を掴み、 「グーしろ」って言われて犬の口に突っ込まれた事がある。 噛まないというのはわかったけど、それでその犬が恐くなくなったかというとそうでもない。 よだれが気持ち悪かっただけだ。 土曜日や日曜日、そいつの家に遊びに行っても彼だけ居ない事が多かった。 確か塾に行っているとか言われたような気がするが幼稚園の時から、そんな長い時間、塾に行く訳がない。 今考えると、それは吃音を直す訓練に行っていたんではないかと思う。 小学校の高学年、中学生になるに従って、そいつとはあまり遊ばなくなってしまった。 彼の友達は多くなかったように思う。 「きよしこ」の主人公のように、自分から気持が伝えられないので友達が出来なかったのだろうか。。。 去年の年末に同窓会の打ち合わせがあって40年ぶりに再開した。 吃音はまったく無くなっていて(と思う)、普通に「久し振り~!」と挨拶を交わした。 今はお米屋さんを廃業し、磐田の方で暮らしているという。 おじさんもおばさんも元気だという。 一度、お会いしたい。 小さい頃・・・ いろんなウチがあったなぁ・・・ おもちゃをいっぱい買ってもらえる奴。 一人っ子。 おもちゃが有るので、そいつの家によく遊びに行くんだが、いつもお母さんは仕事で居ない。 今思うと、甘やかしておもちゃを買い与えているのではなく、僕のように友達が遊びに来てくれる事を期待して、おもちゃがあったんだと思う。(旨く言えないが) おもちゃを買ってくれる優しいお母さん、ではなく息子の事を大切に思う優しいお母さんだったんだろうな。 「きよしこ」を読んで、そんな昔の事を思い出しました。

    3
    投稿日: 2020.04.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    悲しい物語。重松清の自伝的小説。幼い頃から吃音に苦しみ、悩む少年の心の葛藤と成長を綴った話。少年は小説家になり、自分の伝えたいことを書くという手段を得た。吃音に悩む息子の母親への返信として書かれている。読んでいて切なくなる。

    3
    投稿日: 2019.11.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    さすがの安定感で、親子とか友人関係を書かせたら、やっぱり唯一無二。最終章では人間関係が恋愛にまで及ぶことになるんだけど、ちょっとそれは、範囲が広がり過ぎたように感じた。あとその最終章で、『どうしても東京!』というほどにこだわり抜いた、主人公のその気持ちがいまひとつ理解できず。どこでそんな東京好きになったんだろ?という訳で、総合的には良かったんだけど、個人的には最後でトーンダウン。ちょっと残念。

    4
    投稿日: 2019.10.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    吃音と共に育った作者の少年時代を描いた自叙伝と言っても良い作品。主人公の少年の辛さが痛いほど伝わってくるが、一方ではどうしてそこで勇気が出せないのかと思わず言ってしまいそうなもどかしい気持ちにさせられる。引っ込み思案の少年だが、周りの助けてくれる友人たちや先生、親からの支えにより段々と逞しくなっていく姿が嬉しい。

    7
    投稿日: 2019.08.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    吃音という障害を抱えた少年の物語。 幾度となく転校を繰り返し、様々な人と出会う。 少年は吃音を克服することはないが、青年となり外の世界へ一人旅立つところで物語は終わる。 話したい言葉をたくさん抱えているのに、それを喋り人に伝えることができない。 どんなにもどかしいことだろう。 おそらく作者の少年時代をモデルにしているのだろう。 少年への溢れるばかりの愛情がこもった物語である。

    1
    投稿日: 2019.07.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    5年の頃塾の夏期講習で読んだ思い出の1冊。この時成績悪かった。この後勉強してS組に入れた。 吃音は辛い。この本読んで感動した。重松の文章はどれも感動できる。

    3
    投稿日: 2019.07.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    吃音少年が成長していく話。初めからやられました(涙)最後までもつのかってぐらい。悔しさ切なさ優しさ強さの入り交じった素敵な作品でした。吃音少年の気持ちが凄くわかる本。良かったです‼

    1
    投稿日: 2019.06.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    吃音に関しては子供の頃、当時TVドラマを放映していた「裸の大将」の物まねをすると、親からやめなさいと結構きつく怒られたのを憶えています。 赤面や吃音は自分ではどうしようも無いのに、色々人から言われたら居たたまれないと思います。 主人公「きよし」くんは吃音に悩む小学生。転校も多くて毎回毎回人間関係に振り回されています。人と話すのが苦手でつっかえると分かっている言葉を避けて、本当の気持ちを口から出すことが出来ない。しかし文章は大の得意で毎回作文で賞を取っています。 重松清本人を投影した男の子で、決して強い子ではないのだけれど、自分の心と向き合う勇気を少しづつ獲得していく姿にジンとします。 小学生低学年から高校卒業までを連作で書いていき、少しづつ親との関係性や吃音との付き合い方にも変化が出てきます。子どものころはからかいの対象だったのが、大きくなるにつれ憐みの対象になって、表立った突っ込みを受けなくなるところは非常によく描かれています。子どもの頃の残酷さと、大人になってからの無言の視線。どちらも嫌なものであります。 やはり重松清さんは心の柔らかい所を的確に突いてきます。教科書に頻繁に乗るくらい誰からも支持されるがゆえに、わざわざ手に取らない方向になってしまいそうですが、読むと毎回毎回感動させられてしまいます。

    7
    投稿日: 2019.03.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    子供に重松清さんの本をすすめようかと思い、まずは自分で読んでみた。吃音の少年。表現としては出ていなくても、頭の中ではいろんなことを考えている。言葉が出ないとはどういうことなのか。どんな風に考えて言葉を飲み込んでしまうのか。子育て中の今読んでよかった。

    10
    投稿日: 2018.11.24