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総合評価

214件)
3.9
49
77
54
8
1
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    ・ know 著者| 野崎まど 出版| 早川書房 発売日| 2013年 7月24日 「哲学は自然科学の最前線だよ」 ーーーー どれほど情報化が進んでも、人類が知り得ない情報ってなんだろうか。その一つの解を与えてくれる。「知る」ということは何なのかを知れる。 さすが野崎さん、ぶっ飛んでる。という印象。 高度の情報化された社会で、人々の脳「電子葉」と呼ばれる、情報処理機器がの取り付けが義務化された世界のお話。 電子葉を使えば、今私たちがPCやスマホで行っている、調べ物や、メールの確認、運転ナビ、通話など、大体のことが、目の動きや思考、ジェスチャーだけで行える。その結果は、空間にディスプレイされるのだ。この電子葉を開発した天才道終・常が本当に知りたかったことを、教え子である卸野・連レルが、一人の少女とともに探しに行く物語。一人の天才が、天才でも知り得なかった、知識とは何だったのか。 いつかあるかもしれない、でもいつまでもないかもしれない、世界を生成AIも量子コンピュータもまだ完璧に開発されていない2013年に書き上げている野崎さんには、驚かされる。やっぱり、このあるかもしれなくて、でも絶対ないだろうというSFと、突拍子もない結末を作り上げる世界観の設定に、脳が麻痺する。 この本の面白いのは、高度情報化社会になったときに起こるかもしれない技術革新と、それに伴う社会的な差別を書き出している点だと思った。情報化する社会に、異を唱えているようにも感じたし、恐怖も感じたのだ。 「知りたい」=「生きること」のハズだったんだけどね。 あと野崎さん、宇宙、宗教、神話、好きなんですね。

    7
    投稿日: 2026.01.18
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    情報に対しても付加価値が大きく付けられた世界の話で近未来にあり得そうなリアル感がおもしろかったです。 大学の教授に薦められて読んだ本です。

    1
    投稿日: 2025.12.19
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    面白かった ただ、小説の時にも思ったが、物理のアナロジーで論理を進めるのはやめてほしいのと、物理(この本では量子コンピュータも)の検証が怪しい。

    0
    投稿日: 2025.09.30
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    0
    投稿日: 2025.09.30
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    ◼️ 野﨑まど「know」 ハードな本だった〜。電子葉取り付けが義務化された高度情報処理社会の話。 大きな流れは分かるので後半はサクサク進んだが、前半は話を内容を理解しようとして時間が かかった。ハードでした。 21世紀中盤、人類は「電子葉」を埋め込むことが義務化され、パソコンや電子機器のいらない社会となっていた。情報処理能力によりクラス分けされた人間たち、孤児などクラス0はアクセスも制限され、プライバシーの概念なくすべての情報の公開が強制されていた。 日本に100人といないクラス5に若くして到達した情報庁審議官、御野(おの)・連レル。その恩師で電子葉社会を構築した道終・常イチは情報庁と懇意の関係にある大企業アルコーンに属していたが、14年前、重要なデータを消去して姿を消していた。御野は道終の残したソースコードを調べていて暗号に気付き、恩師と再会、そして道終の娘で14歳の道終・知ルと出逢う。彼女は、存在するはずのない「クラス9」だった。 情報庁とアルコーンの追っ手が迫る、舞台は京都。連レルと知ルは京都御苑で追い詰められ、そしてー。 ストーリーが長い笑。野﨑まどは「[映] アムリタ」がおもしろく、また脚本を担当した京都が舞台のアニメ映画「HELLO WORLD」を観に行って、その後も多少読んだりと気になってる作家ではある。今回もどこか「アムリタ」に似てる、また少女性と暴力性、見せ方や展開がラノベ風アニメ風かなと。 形而上に形而下、ブラックホールとシュヴアルツシルト半径、イザナギ&イザナミとオルフェウス&エウリュディケ。エデンの園の門番ケルビムと炎の剣ほかもろもろ。知識が回るけれども、結局昇華したのかスルーで終わったのか正直判然としないかな、と。答えを封ずるのは手法だけれど、どうも核心にまで行かないところにもどかしさを感じたかなと。 まあ次もたぶん読むだろうと思う。最新作「小説」も評判がいいみたいだし。どこかで著者らしさを結晶化した作品に出逢うだろうと期待している。

    3
    投稿日: 2025.09.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    軽く読めてよかった。脳に情報を集められる機器を埋め込むことが義務の世界の話。最後の終わり方からすると、彼女は戻ってきたわけだね。その辺を知りたくなるな。

    0
    投稿日: 2025.08.31
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    アムリタシリーズを読了してから読んで良かった〜。おかげですんなりと受け入れられた。 本当にぶっとんでるわ。何なの、この人。

    0
    投稿日: 2025.08.28
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    タイタンの方を先に読んだからか、難しさだけが残りそれを超える面白さを感じなかった。 瞬間瞬間面白くはなるが。 終わり方は良いです。

    0
    投稿日: 2025.08.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    タイトル通り、「知る」ことを書いた本。 本当になんというかこの人は本でカッコつけてるなという感じがする。カッコ良いです。 人間の脳に電子脳がついた未来でのSFの話でした。

    0
    投稿日: 2025.08.25
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    超情報化社会で、電子葉を脳に移植することが当たり前になった世界。《知る》とは、どういう事なのか突き詰めていく。良作。 途中のバトルシーン要らないよ。

    0
    投稿日: 2025.08.23
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    脳に情報処理・検索デバイスを搭載した電子葉を植えることが一般となった世界のSF小説。 世界観が良い!面白かった。 伊藤計劃のハーモニーに似てるなっていう第一印象。 少しラノベ感が強かった。 設定的に仕方ないのかもしれないけど、ちょっと異能力バトル感あった。もう少しキャラ立ちよりも世界観を楽しみたかった気持ち。 面白い設定だっただけに、もう少し楽しみたかったなあ。 最後の方は抽象的な部分も多かったけど、綺麗に纏まっていて素敵な終わり方だった。

    8
    投稿日: 2025.08.16
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    私たちが“目で見ている”ものは全て“脳が見せている”ものだ。 “脳”の働きは完全には解明されていない。それこそが“AI”がひとの脳を越えることができない理由だ。 舞台は高度に発達し、情報取得によって階層化された情報社会。 情報庁御野参議官は高度な階層にいながら、14年前に失踪した天才道終教授の痕跡をさすらっていた。 ある日、道終教授の残したメッセージを解読した御野は、次世代型情報器官を持つ少女と逃亡の旅をすることになる。 途中からアニメのエスパー(死語?)たちの戦いみたいになってやや興醒めしたが、さすがにエンディングまでのあいだに多少の修正がなされた。 ひとは情報を得ることが幸せなのか、何も知らない方が幸せなのか…… 少なくとも、多過ぎる情報はただの模様のようで、感動は生まれない、と、思う。

    4
    投稿日: 2025.08.07
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    【この世の先を、検索する。】 あらゆる技術が発展しきった世界。 分からないことの方が少ない世界。 そんな世界で頭ひとつ、いや頭4つ抜きでた 異端な存在がいるとしたら、一体どんな 世界を見ているのだろうか。 ひとの底知れぬ欲求と探求心の行き着く先を まざまざと見せつけられる本作。 ラストの静かな衝撃たるや、 胸打つものがありました。 知識欲をそのまま書籍化したような 最高濃度の1冊。 そう遠くない将来の日本の形なのかもしれない。 SFであり、リアルでもある本書。 ぜひ読んでみてほしい。

    0
    投稿日: 2025.05.22
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    図書館にて借りる、第292弾。 (神戸市図書館にて借りる、第101弾。) 面白い。 基本的にSF小説は苦手なのだが、これは面白かった。 ラノベ感があるが、それを上回るお話の面白さ。 ラストの着地には少々不満が残るものの、悪くはない。 伊藤計劃の『ハーモニー』を思い出した。 星は甘めに4.0とする。

    0
    投稿日: 2025.04.08
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    人間の脳に情報通信することができる電子葉移植が義務化された未来が舞台のSF小説。 何となく「攻殻機動隊」を連想したが、本作はSFとは言え名前、文体などラノベ感が強くサクサク読める。ただ少女の目指す目的は、あんなに急がなければいけない問題だったのであろうか…と疑問が(汗)

    10
    投稿日: 2025.04.05
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    世界最高峰の高性能チップを持った二人が会話するとどうなるんだろうとドキドキしながら読んだけど、なんとなく期待はずれだった。

    0
    投稿日: 2025.03.26
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    脳へのチップ埋込が標準化された近未来で情報庁に勤める御野(おの)は、14年前に失踪した恩師であり天才学者である道終(みちお)の足跡を追う中で、道終がある研究成果を持ったまま失踪していたことを知ります。その成果をめぐり、情報工学、脳生理学、果ては古代史や宇宙論にまで言及する、そんな壮大なストーリーだったと思います。人を中心に物語が進むのですが、私としてはその心情などの言及がもう少しあっても良いのではと感じて星2つとしましたが、先を予想させない展開が大変面白く読了しました。

    0
    投稿日: 2025.02.26
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    電子葉を脳に装着し、常にネットに接続された未来を描いたSFサスペンス作品。「知る」ということを中心に、好奇心、宇宙、神話世界などのモチーフが複層的に重ね合わされていた。ヒロインの人物像の取り扱いや、所々の物語の進行のための仕掛けは少し気になった。

    3
    投稿日: 2025.02.22
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    超情報化社会となった世界のSF小説。人々は脳に電子葉という人造の脳葉をつけており、それを使って様々な情報を瞬時全て知ることができる。 しかし、万能な人造脳葉をつけていても、生きている限り知ることができない情報がある。それは一体…… あかりんがおすすめしていたので読んでみたが、正直自分には合わなかった。 知ルが出てくるまで(前半)は停滞気味で読むのがつらかった。この作品の世界観に適応してないのもあいまって。 でもラストの終わり方は好き。

    4
    投稿日: 2025.02.11
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    題材や展開は確かに面白いのだけど、正直文章や設定があまりにも"キツい"。そして薄い。心情描写もそこそこに、中学生の妄想のような文章が延々続く。こんなテーマを持っていながら読者には一切考えることや想像することを要求しない書き振り。 読んでいてひたすらキツイと感じた作品だった。ラノベとしてはあるいは正解なのかもしれないが。

    1
    投稿日: 2025.01.31
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    電脳社会の面白い小説でした。一気読み。 アニメ化は読み手のイメージが決まりすぎていて、期待を裏切る可能性あるので、やめた方がいいかも。

    0
    投稿日: 2024.12.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

     面白い。知的好奇心をくすぐってくる作品。「知ること」とは何なのか?「知る」の向こう側に行きたくなる。死ぬまで、いや死んでからもずっと知り続けていたいなと思う

    0
    投稿日: 2024.12.27
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    超情報化社会2081年 日本・京都 know 知ることについて とことんとんとん 言語化して追求を試みている小説 知ることは悟る事、それは真理 知らない事は、何か、それは未来 続編が出ない「革命のリベリオン」や 最後まで観ていない「PSYCHO-PASS」とか 内容忘れたけど確実に好きだった「東のエデン」 等々、小説の中では“走馬灯”という単語があったけれど 忘れかけてた過去に見た作品のイメージがあふれてきた だから ストーリーに多少の強引さがあったとしても SFとして素敵な仕上がりなんだと思う まあ、ひまわりめろんさんのレビューの二番煎じだけど 最後に「すべてを知る」先が 京都であり 日本の古代へ繋がりをみせたところが受け入れやすかったかと思う

    80
    投稿日: 2024.12.12
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    本屋さんでSFの特設コーナーにての出会い。まるで壮大なアニメを見終わったような読了感。普段SFを全く読まない私が一気読みしてしまった。正直難しく感じるところもあったけどそれすらも新鮮!ラストがここまで美しい小説もなかなかない事よなあ。天才を描く小説を好きな人必読。

    39
    投稿日: 2024.12.08
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    物語の盛り上がりは計算されていたけれど、濃密かつ現代にも通じる情報を扱ったSF設定にはニヤッとさせられたし、絡み合っていて興味深く楽しめた。 どこかライトノベル向けだけどもまあ良い。

    2
    投稿日: 2024.10.17
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    野崎まど小説作品は初。アニメ『バビロン』の衝撃を受け観終わった後すぐに購入していたが他の読書に気を取られ積読。しかし、読み始めると止まらず久々の一気読みに陥る。 テーマは攻殻機動隊とかにも見られる、IT技術を脳に搭載して爆発的に扱える知識量が増大しているという世界。ではあるが、物語の幅とそのディテールが半端ない。縦横無尽に話題は移ろい、仏教の悟りからイザナギとイザナミの古代神話、果てはエデンの園までとその情報量の洪水で知的好奇心への刺激がいい。 そんな中にも一貫したテーマである知ること=生きることというへと収束させていくこの手腕。圧巻のストーリーテーラーです。ゾクっとする、手に汗握る、ふふって心が温かくなる、などなど感情が常に揺さぶられる作品です。 ラストの結び方もほんとに素敵。 SFなので理論的な難しい設定はあるけれど、発売当時よりも現代のほうがさらにこの作品の世界に近づいている実感があるからか、そこまで理解できないってことはなかったな。その感触に少し末恐ろしさはよぎるのですが。

    3
    投稿日: 2024.09.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    情報の処理能力を突き詰めるとまるで超能力のようになり、人間のまま神に近づいていくような知ルを見ているのが面白かった。 クラス5だと威張っていたエリートの連レルが、知ルに出会ってからはすっかり低クラスの顔をしているのもなんだか面白かった。 情景が浮かんできて読みやすいし、このコンビなかなか良いぞと楽しく読んでいたが、どうしても気になったのが終盤で二人が男女の関係になったこと。そしてそれを肯定する第三者が用意されていること。 成人男性と少女。今の感覚ではナシだけれど、10年前ならアリだったんだろうか。電子葉や情報処理の話、人智を超えた力を読むのはとても楽しかったのに、二人の関係ありきで話が作られているのだなと気づいて評価が下がってしまった。

    2
    投稿日: 2024.08.27
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    野崎まど劇場を見た後なのでただただびっくり。ライトノベル作家だと思ったらこんなにしっかりした文章を書かれるのかと感心しました。 内容は途中でラノベでいそうなイカレキャラみたいなのが出て来たり物理的に無理だろうとかいうところもありますが、文章の読みやすさと大枠ができていることでカバーされています。 最後の一文がとても好きです。こんな世界になったらいいのになぁと思う、綺麗なお話でした。

    1
    投稿日: 2024.08.12
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    面白かった! 知ると生きるは同じこと、と言う台詞が印象に残った。 SFだが読みやすく、わかりやすかったのも良かった。

    1
    投稿日: 2024.07.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    薦められて読んだ。 設定が行き届いていて引っかからず読めつつ、情報素子や情報材などは星新一のようなざっくりしたSFっぽさで好みだった。 文体が小難しくなく平易なのもよかった。 うまいこと段階的に情報が明かされていって、主人公の独白のみかつ京都で4日間だけの話と限定された中で中弛みせず読ませられた。 知ルの倫理観が理解し難い場所に到達しており先生ともども死を厭わず、個人の生存欲求よりも上回る知識欲のための行動を命を捨ててまで選択させることで、人間の根源的に最も強い欲求は知識欲であることを強めに示していていいですね、と思った。自分もそれが起きたら自分はどうなるのだろう?ということを知りたいがために自分の身体を使うという感覚で何かを試すことがあるため、程度は違うが感覚的に共感した。 ちょっとあれだったのは、27歳と14歳に性行為をさせるのは2013年のラノベおい!!!と思った。水を差すようだが本当にどうかと思うしノイズになるから未成年を性的に扱うのは本当にやめて欲しい。痴漢だの最悪な目に遭わせられている実在する女性の苦しみについて考え、JKをユニコーンみたいな実在しない動物だとでも思ってんのかよ…とか色々本筋と関係ない言いたいことが湧き、無駄にノイズになる。本当にやめて欲しい。 序盤の悪役は品がなく短絡的で好みではなく若干テンション下がってしまったので、最期のやり合いはそのようなものでなく安堵した。 ドレスに着替えて踊りながら銃弾を避けるシーンは好きだった。ああいった周囲の空気感とメインキャラクターの雰囲気に乖離があるシーンは好きだ。ダンスといい、最期にキスをして一度目の死を迎えることといい、ロマンチックなのが好きらしいな。私が結構好みだったのはキスとセックスでキスをよりよいものとして捉えているらしいのは話のわかるやつだな、と思った。セックスは理性が欠けてコミュニケーションとしての側面が失われがちなので、愛情表現という意味ではキスはまさに最高の情報といえる。 独白で進むから没入感があり一気に読めた。エピローグでさらっと知ルが戻ったのが示されて、爽やかな幕引きで良い読後感だった。

    3
    投稿日: 2024.07.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    個人的初の野崎まど作品。舞台は今から約60年後、電子脳の移植が義務付けられた超情報化社会。あらすじから勝手にディストピア系作品を想像してましたが、全然違いました笑。正直なところキャラクターには全く共感できず、14歳の女の子とやり始めたときはちょっと引きましたが、世界観は非常に好きな作品でした。ラストは?って感じでしたが、エピローグ的に死後の世界の情報も仕入れて記憶引き継いで転生する世界ですかね。。(何度も転生してたら俺でも東大入れるかな。。あ、みんなするから無理だわw)。その後が気になる作品でした。

    1
    投稿日: 2024.06.15
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    人生で3冊目のSF、充分面白かった。圧倒的な世界観と設定の緻密さ。しかしそれだけで終わらず、しっかりとしたストーリー展開と素晴らしい読後感がある。途中から登場する1人の少女をキッカケに、前半とは全く異なる話になっていった。 設定も天才的ではあるが、全てを追おうとするとかなり難解であり、序盤は設定に入り込むのが少しキツかった。 因みに本題からはそれるが、SFの中でもより現実的に則したものもあれば、よりアニメっぽい、ラノベっぽいものもあるように思うが、自分はあまり後者は得意ではないのかもしれない。 それは個人的には良くない考え方に根ざしていると感じる。というのも読書とはアニメなどとは違うべき、といった無意識の思想がある気がする。さしずめ、せっかく読書をするのだから、身になるものを読まなければ、といった固定観念だろう。それはあまり好ましくないので今後もできる限り選り好みせず、幅広く読書をしていきたい。

    7
    投稿日: 2024.05.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    世界観と物語の締め方は好き。ただキャラクターには全く魅力を感じられなかった。あえてそういう描き方かもしれないけど。終盤のロリコン的展開にはドン引き。部下の女性キャラもほぼ意味がなかった。

    2
    投稿日: 2024.03.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最近は久しぶりに死後の世界とか霊とかおばけとな、そう言った類のことを考える機会がおおかったけど、今回もそんな感じの話にぶち当たって、やっぱり考えているものは引き当てるものなんだなと思った。2歳の息子は自分になる前を覚えてるっていうし(日本以外の国の男性で独り身だったらしい笑)やっぱり魂の生まれ変わりとか、死後の世界とか、あったらいいなって思う。知りたい!とは生きるということと言われて、ああ、良かったと思った。

    2
    投稿日: 2024.03.13
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    情報のやり取りは脳に埋め込まれた「電子葉」で処理がされるのが当たり前の未来社会。全知を手にいれるために行動する天才学者とその娘。 ブラックホールの中を覗ける場にいたら、覗きにいくだろうか?2度と戻ってくることができないとわかっていても。知りたいという欲求を叶えるために、天才はあらゆる準備を重ねるのだ。凡人には思いもよならい方法で。 今回も私の想像を超える世界を見せてくれた作品でとてもおもいしろかった。

    11
    投稿日: 2024.03.09
  • サイエンスぽいファンタジーだと思った

    最初は面白そうなサイエンス・フィクションだと思いワクワクしながら読み進みました。しかし、連レルと知ルがダンスを踊りながら銃撃を避けるシーンを読んで、ガッカリしてしまいました。スポーツをしている人なら、分かってもらえると思いますが、自分の体は思うほど動かないという事。予測できて知ってるだけでは、体を動かす事はできない。しかも量子葉を持っている知ルだけでなく、通常の電子葉しか持っていないレルまで踊りながら銃撃を避けている。いくらなんでも無理があると思った。これはサイエンスぽいファンタジーだと思った。最初からファンタジーのつもりで読んでいたら気にならなかったと思うけど、サイエンス・フィクションだと期待していたので・・・

    0
    投稿日: 2024.03.02
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    友人に教えてもらい手に取った。 今まで読んだ事のないライトノベルのようなジャンル。近未来SF.将来こんな脳葉電子葉をいれた世界が実現しそうとワクワクしながら読んだ。読みやすく映像化しやすい。

    3
    投稿日: 2024.01.30
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    人々の脳に『電子葉』というコンピュータを埋め込んだ近未来日本。 高度なユビキタス社会の描写も面白かったし、主人公たちの辿る物語も非常に面白かった。 終盤のちょいとアダルトな展開は蛇足に感じたけど、全体的にはとても楽しめました!

    2
    投稿日: 2024.01.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    未来の日本には、あらゆる場所に情報センサーがあり、そのセンサーを通じてあらゆる情報が集められる。そして、人間の脳には、コンピュータチップが埋め込まれ、その情報を受け取ると同時に脳内で処理する。主人公の女子中学生、知ルの脳には、量子コンピュータチップが埋め込まれており、情報処理能力が、普通の人間とは段違いだ。色々な経緯を経て、世界中でもう1人だけ量子チップを脳に持った人間と、情報のやり取りをすることとなる。それは、世の中の全てを知るための対話だ。対話を通じて、世の中の全てを知り、その後、死後の世界に旅立った知ルは、死後の世界の仕組みを知り、それをこの世界に伝えることが出来た、ということを暗示する場面でストーリーは終わる。 ストーリー的にとても面白いSF小説。一気に読んだ。 でも、「全てを知る」ことというのは、世の中の情報を全て集めてデータベースとして一箇所に保管し、それを処理できる量子チップの力を借りた脳を持つことなのだろうか? 物語の中に、知ルが恋心を抱く場面がある。誰かを愛することは、経験してみないと、どういうことなのか分からないのではないだろうか。世の中全てを網羅する情報データベースに知ルはアクセス出来、愛するということの一般的な意味合いや定義を知ることは出来る。でも、それでは、「愛」とは何かを知ったことにはならないのではないか。そういう風に考えると、愛ばかりではなく、何かを失った悲しみや、何かを達成した充実感や、誰かを妬む気持ち等も同じように、経験してみないと、知ったことにはならないはずだ。とすれば、人間として生きるとは、何かをデータベース的に知ることではなく、どれだけ心を動かされる経験をするかに大きく依るのだろう。

    15
    投稿日: 2023.09.06
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    天下の週刊少年ジャンプも唸って拍手をおくるかもしれない、設定と展開の面白さ 人の脳に「電子葉」というスマホ的な小型チップを装着することが義務化された世界。 そこは、どれだけの情報の取り扱いを許されているかで人のランク付けがされる、近未来の格差社会だった。 そんな中現れる、腕力ではなく情報取扱の最上級ランクに裏付けされた知力で周囲をぶん殴っていくタイプの、俺強エェ登場人物。その登場人物に振り回されるようにジェットコースターのように物語が展開していく。わくわくしてページをめくる手が止まらず、つい夜更かししてしまった。 だが、登場人物の、女性の尊厳とか、そういったもののモラルの低さがひどい。 女性を、自身の欲望を満たす玩具としか考えていないような男性がしばしば登場する。胸糞わるいことこの上ない。 作者の他の小説でも似た印象を受けたので、もしかしたらこの作者の思想の根幹に流れるものなのか。 その点が☆マイナス∞だ。すごく面白い作品なのに。うーむ、口惜しい。

    1
    投稿日: 2023.05.03
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    こういう系統のSFをはじめて読みました。 文章をいれて、私の中で映像化していくという作業をしているので、まだ、完読してません。

    4
    投稿日: 2023.03.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    テーマも面白かったし、ところどこパンチもあるし、エンタメ小説として面白いと思ったのだけれど、最後まで「ノレ」ませんでした。 やっぱり一番無理だなって思ったのが、女性キャラの描き方・扱い方。フィクションとはいえ中学生のヒロインと…彼女に対して…というところが、まあ出だしのプレイボーイぶりからも結構うーんって感じだったんだけど、最後までうーーーーーーんでした。全然関係ないですが、チェンソーマン無理だなって思ったのと同じ理由で無理でした。他の作品もこういうテンションなんだろうか。 せっかくギミックやテーマは面白いのになあ… 最後の一文の「死んだ後のことなんて、子供でも知ってるよ」も良かったんだけどね…うーん残念。死んだ後のことってなんなんでしょうね?そういうところはすっ飛ばして綺麗にまとまった印象。

    1
    投稿日: 2023.01.01
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    全ての情報を「知る」ことで行き着く世界とは何なのか。生きるために知り続けた少女が辿り着いた終着点と結末、それがもたらした新しい世界の在り方、そしてエピローグの締め方が本当に美しく、「いいSFを読めた」という高い満足感を得られました。どことなく「ハーモニー」に近い世界観(情報に管理された社会の在り方や、個性的な名前など)も好みでした。 ただ、割と展開が力技に感じられたことと、主人公が好みではなかったこともあって、途中までハマり切れなかったのだけ残念でした。とはいえこれは個人の好みの問題なので、間違いなく日本SF小説の傑作の一つだと思います。

    5
    投稿日: 2022.12.16
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    野崎まどさんはメディアに出演することがないので作品以外からの解釈ができず難しい。 本作は近未来のSF小説で天才と天才の邂逅が描かれている印象だ。知るというと、何を知れていないかということ。突き詰めて読み進めると概念の解釈が難しい。尖った才能ある作家さんなんだなぁ…。

    3
    投稿日: 2022.10.29
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    超情報化社会になり、脳の補助デバイス「電子葉」の移植が義務付けられた社会のお話 以下、公式のあらすじ -------------------------- 超情報化対策として、人造の脳葉“電子葉”の移植が義務化された2081年の日本・京都。情報庁で働く官僚の御野・連レルは、情報素子のコードのなかに恩師であり現在は行方不明の研究者、道終・常イチが残した暗号を発見する。その“啓示”に誘われた先で待っていたのは、ひとりの少女だった。道終の真意もわからぬまま、御野は「すべてを知る」ため彼女と行動をともにする。それは、世界が変わる4日間の始まりだった― -------------------------- まだ咀嚼しきれていないけど、なんか凄い物語を読んだという感覚はある そこはかとなく感じる森博嗣っぽさがある でも、森博嗣だったらここまで説明的な文章を書かないと思うので、やはり別物ですね 近未来の常識 -------------------------- 幼少の頃から電子葉に慣れ親しんだ世代は、ネットで調べられることは全て 「知ってる」 と言う。ネットで調べられないことだけを 「知らない」 と言う。 -------------------------- ネットの登場により、自分の記憶の仕方に変化があったのは自覚している 昔はちょっとした豆知識とかささいな情報もちゃんと覚えようとしていたけど ネットで検索できる環境になった事で、いつでも調べられて今必要ではない情報は詳細をいちいち記憶しないようになった気がする 覚えるとしたら、エッセンスとその情報に行き当たるための検索ワード まぁ、そんなネットの情報はなくならないという幻想も今では崩れ去っているわけだけれども、それでも昔のような情報の収集方法には戻らない なので、未来にネットを脳の副次的なデバイスという捉え方は納得できる ただ、膨大な知識にすぐアクセスできるからといって、それらを「知っている」というのはイコールではないかな 例えば、真偽の如何は置いておいて、wikipediaの内容を読んだところで、本質的なものは理解できないのと同様に 「知る」は段階があるからねぇ 作中でも「悟り」は知る事なのは同意できる しかし、その知るには深さがあって、その深度は果てがないものでしょうね なので、タイトルの「know」は「知る」と「脳」にかかってるんだろうなぁ 知ルというか、道終・常イチは何がしたかったんですかね? まぁ、「死」の向こう側を知りたかったという事なんでしょうけど 常イチは何故死ななければいけなかったのか? 自分を発見させるだけなら他の方法もあるし 自ら死ななくても知ルと御野を引き合わせて巻き込む方法はあると思うんだけどなぁ ってか、本当に常イチは死んだのか疑問 自分には遅いからといって、それを知らずに死ねるものなのか? 知ルが御野に会ったことがあるというのも説明されていない 機会があったとすると、やはり御野が14歳のとき大学の構内でベビーカーの子がそうだったって事か? そんな昔の記憶があるという事なのか、それとも後で情報を知ったのか どちらですかね? この時点で既に未来が見えていたんだろうか? 帰ってこられる宇宙船の手段がいまいちよくわからん 結末は明確になっていないわけで ただ単に意識が戻ったという方法ではないんじゃなかろうか? 物語のテーマとして、死の向こう側、輪、輪廻転生になっているという事は、以前の姿形とは違った生まれ変わりとして戻ってきた可能性もあるよなぁ 物語の描写の全てに意味があるとしたら、対談の先日のアレは明らかに異質だけど描写せざるを得なかったと考えると つまりは次世代の存在として復活したって帰結になっちゃうんだけど うーん、ちょっともやもやするものがある 「死んだあとのことなんて、子供でも知ってるよ」 という言葉 この子が一体どのくらい後の時代なのかわからないけど 知ルが何らかの方法で戻ってきて、それを社会にフィードバックしたというのは確か 一番いい味を出しているのは三縞さん 態度は明らかにアレですけど、典型的なツンデレで、御野との会話も面白い 知ルは御野の感情を知る事ができるけど、御野のレベルでは三縞の感情をまったく把握しきれていないというすれ違いを表現してるのですね

    1
    投稿日: 2022.10.25
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    「birth」 情報開示のレベル。 どう足掻いても無理な人たちですら、同じように扱うのは流石によくないのではないだろうか。 これだけの者をつくりあげて全てを託し目の前で自死するなど、ある意味トラウマものではないだろうか。 「child」 覚えさせると危険。 何も知らなかったからこそ安全だったのかもしれないが、知識を蓄えさせてはいけないのでは。 壊されて狂わされてしまった者は治療する術もなく、一生作られた世界を見続け生きるのは辛すぎないか。 「adult」 計算され尽くした。 全ての情報を確実に理解し覚えているからこそ出来た芸当であり、成功した作戦だったろうな。 惑わされず攻撃の手を緩めなかったのは凄いことだろうが、目の前で起きている事に理解できなかったろう。 「beath」 最期の対話内容は。 こんな断片的な単語だけの言い合いを聞いても、普通なら会話だなんて思いもしないだろうな。 全てを知ったからこそ先へ進もうとしたのだろうが、それは生き急ぐのと同じ意味と捕えないのだろうか。

    1
    投稿日: 2022.07.25
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    情報階級社会が進んだ世界の話。 階級社会が一度作られてしまったら、それを壊すことはなかなか難しいように思うが、この物語ではどんな敬意があったのだろうか。 先生との対話のシーンがいい。 ほどよいSF具合とボリュームで、思ったより読みやすかった。

    1
    投稿日: 2022.07.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

     情報素子であらゆるものがコーティングされた未来世界の京都  情報庁官僚の織野・連レルは、アルコーン社のCEO 有主照・問ウに恩師の道終・常イチについて問われる。  連レルは14年前に失踪した常イチの最後の教え子だ。  その夜、常イチの残したメッセージに気づいた連レルは、恩師に会いに行く。  「知りたい」欲求に突き動かされる4日間が始まる。 Ⅰ:birth Ⅱ:child Ⅲ:adult Ⅳ:aged Ⅴ:death epilogue 〇情報の概念が変わった未来  描かれた世界を追いかける 〇情報処理が爆発的に進むと発するものが少なくなるのか 〇ユニークな世界観を楽しめた 〇ブラックホール!

    1
    投稿日: 2022.05.13
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    はい、ブクログの特集を見て気になって手に取りました もうブクログお勧めにも素直に乗っかって行きます 2022年は「素直」がテーマです 最後なんかこう背中がゾクゾクってしました つまりこれはゾクゾクってする終わり方だったということです(そのまま!) もちろんタイトルの通り「知る」ということがテーマであり人類が決して「知る」ことができないはずのものが裏テーマのようです 凄い難しいこと言ってるんですが割とすっと入ってきたのは日本的なものが仲介役になっているからかなって思いました 独特すぎる世界観があってとっつきにくい作家さんというイメージをブクログの紹介文からは感じたんですがぜんぜんそんなことなかったです 他の作品も読んでみます

    37
    投稿日: 2022.05.10
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    脳に電子葉と言われるコンピュータを埋め込んで、飛躍的に情報処理ができる様になった未来の話。 面白かった。 クラスの考え方とか設定が良い。 「すべてを知る」ために行動する彼女の行動力が羨ましい。

    2
    投稿日: 2022.05.05
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     知る大切さを改めて思い知らされた作品。  最後の方は読者置いてけぼりでよく分からなかったが、情報化が進む今の世界に合っている本だと思うので、一読の価値はあると思う。  特に、"覚悟"の話は興味深く読めた。  本書で、想像力は知識によって左右されるものと語られており、読書をする意義が、自分の中でより確固となるものとなった。  

    5
    投稿日: 2022.03.19
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    プログラム関係の用語がよく出ていて、最初は読みづらいかなと思っていた。野崎まどのハローワールドを映画で観て今回この小説を読もうと思ったのだが、用語がたくさん出てきてもストーリー展開は面白かった。個人的に表紙の絵も好きだ。

    4
    投稿日: 2022.02.02
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    死んだ後のことなんて、子供でも知ってるよ。 おもしろかったー! 野崎さんはタイタンから二冊目やけど、基本的にはこういうテーマを書く人なんかな。 最後の一文を書きたいための一冊やったんかなー。とにかく知りたいというのがたどり着いたのがみんなに等しく来るのにみんな知らないものを、知りたいという欲求・・・

    4
    投稿日: 2022.01.16
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    情報ネットワークが発達した近未来、電子葉という脳をネットワーク世界に繋げるためのものを頭に入れていることが当たり前の時代、知らないことがすぐ調べられる時代に、知るとはどういうことなのか、人はなぜ知りたがるのかを電子世界最強の脳を持った少女と共に知る話。 世界観や設定は結構好きで、登場人物も濃い人たちなので覚えやすく話が入ってきやすいので大分楽しめた。先生天才すぎる。 あと情報遮断した部屋での行為はいるかな…?と思ったのは正直なところである…

    3
    投稿日: 2022.01.13
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    僕はこの本をタブレットで読んでいる。 その他にもPCを背負い、スマートフォン2台とスマートウォッチをつけている。 それに比べれば遥かにスマートな世界。 そこで繰り広げられるタタカイ。うん、戦いと言っていいと思う。 とにかく面白かった! 年の初めからこんな本に出会えるなんて! 今年もいいことがありそうです!

    3
    投稿日: 2022.01.13
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    小説以上にこの物語を楽しめるものはない。野崎まどさんの世界観は言葉だからこそ自分の空想で無限に広げられる。シリーズ化してほしかった、この世界観、弱肉強食で甘くない世界だけれど、ほんと好き。

    0
    投稿日: 2021.10.25
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    面白かった〜 中二感は少しあったけど、大人な要素もあってバランスの良い話でした。 「知る」ことには限りがないなぁ 量子コンピュータが普通になってきたらどんな世界になっていくんだろうか、、、 想像できないことがやってくるって怖いけどワクワクしますね。

    0
    投稿日: 2021.10.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    文句なしで面白い 正解するカドとかバビロンよりこっちを映像化した方がいいと思う 風呂敷広げすぎないのがいいです 生きること=知ること 知識の終わり、終着点としての死に対して仏教、神話的な知識を持って人類最高の叡智が挑むという胸熱な展開 そして全部描くのでなく、エピローグで示唆する形でこっちに想像する余地を残して終わりを迎える ぜひ映像化を願いたいけど、、 バビロンこけたし、難しいよな。。

    4
    投稿日: 2021.10.02
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    面白かったです。表紙からもっとラノベしているかと思ったけれど、ゴリゴリの近未来SFでした。 超情報化社会で、人々は〈電子葉〉を前頭葉に着けている世界。 舞台は京都なので、過去と未来が混在してるのも良かったです。お寺や御所にも行くし。 〈電子葉〉を移植してクラス0〜6に分かれている人々の中でクラス5の官僚(?)連レルと、〈量子葉〉を移植されている知ルという少女が、世界を変える4日間。 連レルは振り回されてただけでもあったけど。 知ルはその名の通り全てを知ろうとしていて、ラストには『死』をも知ろうと彼岸に行ってしまったけれど、エピローグを読んで、彼女は戻ってきたのではないかと思いました。 4日後に会う人物は常イチだったのか。そう思うと切ない。 アニメ化されそうな題材だけれど、今のところラジオドラマにしかなってないのかな…。

    0
    投稿日: 2021.04.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ――  ありそうで無かった京都SF。  って、2013年か…なんであんまり流行らなかったんだろう? 流行ってた? 遅れてる?  これもまた、よくある、ようでいて先端的なSF。それでいて古典への思考もしっかりとあって、その点京都を舞台にしているのも必然。京都御所内に記紀以前の文書が保管されているという設定も、なんというか完成されたSFが持っている有り得べき未来、と似た有り得たであろう過去のようで、ぐっと燃える。  覚悟、という言葉の解釈が印象的でした。過去と未来。知りたい、行きたい、生きたい。なんだか着ることは生きること、を思い出した。  知る、見る。生きる、走る。居る。いる、iru…  どこまで?  ☆4

    1
    投稿日: 2021.03.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    将来こうなることもあるかもしれないと思わされる説得力で、ぐいぐい知ルちゃんに主人公ともども引っ張られました。 死の先は怖いものではなく常識になる未来。人間がこの世で全知になったあと死の先でもまた全知を目指して知ルちゃんやさらに未来のひとたちが行ったり来たりするのでしょうか。クラス1のわたしには全く想像もつきません。

    0
    投稿日: 2021.02.03
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    「電子葉」によってインターネットから情報を得ることと、記憶から情報を呼び起こすことの時間差が失われた世界…という設定だけでワクワクする。私が生きている間には世界はこれに近い状態になるだろうな。流石に情報素子なんて便利なものは生まれない気がするが、メガネ型ウェアラブルデバイスなんかが普及すれば近いことは起きるんじゃなかろうか。クラス*のいかにもなキャラだとか、弾道予測できたとしても避ける隙間はないだろとか思う点はないではないが、娯楽小説だしそのあたりのリアリティに突っ込むのも野暮だろう。全体としてサクッと読めて後味も良かった。アニメ化に向いてそうなスピード感とデフォルメ感。

    0
    投稿日: 2021.02.03
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    電子葉を中心とした世界観には引き込まれたが、登場人物やストーリー展開があまり好きになれなかった。 ますどの人物も掴みどころがなく感情移入しにくかった(あえてそうしているのかもしれないが)。 また基盤となるのが超情報化社会であり、他にもコードや脳、死後の世界などがテーマとなっているが、個人的に興味をそそられる分野ではなく、全体を通して機械的で単調だと感じた。

    0
    投稿日: 2021.01.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    宇宙船=子供として生まれ変わるはなるほどなぁとなった。そう思うとラストシーンの意味もわかる(むしろ子供だから知っているのか)。読解力がないので厳しい。基本全部真相が明かされるミステリを読んできた弊害か。

    0
    投稿日: 2020.12.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    超情報化社会。大量の情報を処理するには、人の脳は脆弱すぎた。 しかし、人造の脳葉〈電子葉〉の移植という技術が開発され、人々が膨大な情報を瞬時に活用出来るようになった現在、“情報格”=クラスにより定められた、新しい格差が生じていた。 情報庁に勤務する御野・連レルは、0から6までのクラスの中でクラス5の能力と権限を持つトップ官僚。 彼の恩師で天才研究者の道於・常イチは14年前から行方不明だったのだが、彼の残した暗号を読み解いた御野は、道於との再会を果たす。 そして御野は、クラス9…ケタ違いの情報処理能力を可能にした〈量子葉〉を移植された少女、道於・知ルを託されたのだったが… てなことは読んでもらうことにして。 『タイタン』が面白くて追いかけ…というか遡り始めた野﨑まどさん、3作目。 まずは、近未来のSFを読んだ満足。現在の延長に、確かにありそうなリアリティがいい。 すぐにでもアニメ化されそうな、文章だけでスタイリッシュな映像を思わせるのもいい。 そして、birth から始まった章立ての、生まれて死んでその先にあるもの、最後のエピローグの余韻が良かった。 知ルは、間違いなく帰ってきたのだ。 幸福かどうかなど、どうでもいいこと。知れるだけのことを知りたいから、という力の凄まじさ。 死んだ後のことまで知ることのできるようになった世界は、恐れることがない世界ではあるだろうけれど、何に夢を描き望めば良いのだろう。 細かい事を言えば、登場人物の名前が凝りすぎて物語に入りにくいとか、こんな時代に制服とかどうでも良さそうなのに…とか、知ルは御野と実践しなくても良かったんじゃ…などなど、ちょっとした違和感はあるけれど。 そして、ひたすらカッコいい感じで登場をした御野が、何とも微妙なダメさと有能さのスキマみたいなキャラに落ちついていくのが、お気の毒。 作品世界の、超情報化世界のスピードに乗って、危うすぎるジェットコースターに乗せられた気分を味わう。たかがスマホやPCのスキルでギャップを感じるいまをわらう。 トリップできるSFの面白さだと思った。

    6
    投稿日: 2020.09.14
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    なぜ近未来の京都にしたんだ?know、知る・知りたい、、、高知にすりゃいいじゃないか!!クラス0が反旗を翻すって話とかのがよかったな。死んだあとのことまで知りたいとは思わない。話の流れが良いだけになんかもったいない。先生が自殺する必要あったのだろうか?

    0
    投稿日: 2020.08.05
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    図書館で。 情報ネットワークにヒトの脳が直接コネクトできる時代…面白い発想。とは言え、処理能力の方が追いつかなさそうなのでそこは埋め込み型の機器を介するってのは面白い。けど、その演算機能はアプデしないんだろうか?とか今ふっと疑問に思ったり。 情報をいかに引き出せるかではなく、引き出した情報でどのように思考するか、というような話だったように思います。情報は素材なんですよね。 個人的には主人公と14歳の女の子はアリなのか?とちょっとそこは引っかかりました(笑)部下の彼女の方が個人的には好みだな。←それは好みの問題ってだけだな、ウン。 このタイトル、脳にもかけてるのかな?面白かったです。

    0
    投稿日: 2020.06.25
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    最初は退屈に思ったけど、恩師と少女が登場してからすごく読みやすくなった。ラストシーンは好き。 大昔物語を作っていた頃の着想を思い出した。それを昇華してもらった感じがします。

    0
    投稿日: 2020.06.10
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    2013年刊行。アムリタシリーズの延長線上にある作品だと感じた。特に、題材の設定とそれをどの程度表現するかの塩梅に感じる。前作に比べ、会話のやりとりは抑えられている。 やりとりから醸し出される雰囲気や登場人物のキャラクター性からは、深夜アニメ頻繁に想起された。これはアムリタシリーズにはなかった。

    0
    投稿日: 2020.03.08
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    ところどころ「???」とはなるものの、一気に読ませてしまう筆力があるのはさすが野﨑まどといったところ。バビロン二巻でのトラウマは払拭された。 十分に優秀な男でも圧倒的に及ばない強い美少女、っていのがのまどに見られる。その少女が何を考えているのかマジで分からんところもミステリアスでよい。共感はできないけども。バビロンだめだった勢にはこちらを勧めたい笑笑

    1
    投稿日: 2019.12.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    映画「Hello, World」の紹介に関連して本作に触れた記事では「ゴリゴリのSF」と書いてあったのだが、どちらかというとFantasy色が極めて強くて、SF部分は結構弱い。 正直にいうと、読みながら「あれ?」と思う部分はたくさんあったのだが、もしかしたら最後まで読めば解釈可能になるのかもしれないという期待で最後まで読みきった。その期待は半分あたりで半分はずれだった。。 色々きになる点があるのだが、最も決定的なのは、本作のクライマックスである「ダンスをしながら銃弾を避ける」シーンが、本作の設定を受けいれると無理だということなのだ。 京都御所はその性質から情報材を受け入れていない。そのため、京都御所を目指す連レルと知ルは量子葉を使うことができず、情報庁の妨害をどのように避けるか・・・というのがこの部分の見所だ。 この危機に、知ルは「事前に情報庁の人間の情報を取得することで弾丸を全て予測し、ダンスを踊ることで連レルの体をリードして避ける」ことを実現するのだが、これ実は無理なのである。しかも作中で、その矛盾に気づいていないように見える。 作中ではダンスの最後、知ルが御所の石の上に足を乗せる・・・というシーンが出てくる。屈指の名場面だが、ここでの疑問は「知ルはどうやって石の場所を正確に理解したのか?」ということだ。 上述したように京都御所は情報材を利用することができない。つまり、御所の地面の石の配置や凹凸、形の不揃いを事前に把握することはできないのだ。なのに、知ルはまるで「知っているかのごとく」ダンスを踊ることができた。 ・・・・という感じで、SFとしては色々な粗が目に見えすぎて、評価は辛くならざるをえない。 とはいえ、それが話として面白くないということを意味するわけではない。ファンタジーとしてとらえれば素晴らしく美しい場面が複数あるし(ハイクラス同士の戦闘シーンは興奮した)、テーマとなる輪廻転成もうまく処理されている。 ストーリーテラーとしてのレベルは非常に高いことはこの1作から明らかなので、次はSFではない作品を読んでみようかと思っている。

    0
    投稿日: 2019.11.17
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    面白いSFだった。ライトノベル寄りなのでSF初心者にも読みやすそう。 自分の想像力試されてるなーと感じつつ後半は一気読み。知るって何か、死ってなにか考えさせられる。

    0
    投稿日: 2019.10.21
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    野崎まどさんは個人的に大注目している作家です。アニメ『正解するカド』で大ブレークする、かと思ってたんですがあれは後半で失速しましたね。残念。 『野崎まど劇場』なんていう狂った短編集を出したりしてますが、本作はわりとまっとうなSF。タイトルどおり、知ることとはどういうことかを追求した作品です。 知ることを極めたとき、人は死の限界を超えるのかもしれない……。 相変わらずふざけたところもあるので、生粋のSFファンからは嫌悪されそうですが、私は野崎まどさんのことを、「キャラの書けるグレッグ・イーガン」だと思っています。 ちなみに正しい表記は『野﨑まど』です。一発で変換できるように、みなさん単語登録しましょう!

    1
    投稿日: 2019.07.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    正解するカド以来の野崎まど SFみが凄い好き 主人公が官僚なのは彼あるあるなのかもしれん 未知との遭遇と人類の進化も彼あるあるなのかもしれんね そこまで長くないし、文章の加速度がすごい

    0
    投稿日: 2019.06.05
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    そうなるかぁと感じた。 こうなればいいなと思うことは多々あっても、実際に出来てしまうとそれはそれで嫌だなと思ってしまいました。

    0
    投稿日: 2019.04.20
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    『指先が冷たい、当たり前でしょ、死んだんだから』 野崎まどは面白い。読めばだれだってわかる。1番稚拙な例えをするなら、西尾維新と伊坂幸太郎と森博嗣を足して3で割らなかったような作家だ。渦巻いている。均等なんかではない。溺れる夢のような現実に取り残されそうだ。死んだあとの先なんか、私は知りたくないけれど。

    1
    投稿日: 2019.01.16
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    面白かったけど、この作品の面白さを理解するには情報工学的なリテラシーが必要だと思う。 読み味とかではなく、前提とする知識レベルで読者を選ぶ作品。

    0
    投稿日: 2019.01.12
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     超高度化情報社会が到来した近未来、人々のは自前の脳だけでなく、”電子葉”とよばれる腎臓脳に頼る世界になっていた。そこで働く優秀な官僚の御野は、かつての恩師の娘「知ル」を連れて「すべてを知る」旅に出る。 ========================  ストーリーは「boy meets girl」で「師匠の残した課題を解く」など王道で楽しめた。  特に惹かれたのは「超高度化情報社会」という設定と京都という町が舞台だったこと。 「超高度化情報社会」は歴然たる「情報格差」が存在する(作中ではレベル0-6、ヒロインたる知ルはレベル9というバケモノクラスに設定されている)。現代における「格差」は簡単に言うと「お金をどれだけ持っているか」だが、この世界では「情報にどれだけアクセスできるか」&「自分の情報をどれだけ守れるか」となっている。  つまり、攻撃力と防御力として設定されている。  「悪事千里を走る」とはいうが、特にネットで、高速で広がっていく情報を見ていると、情報が物理的な暴力に匹敵する様を見せつけられているような気分になる。  私は滋賀県に住んでいて、中学・高校時代は京都に通っていた。が、どーーーーも、京都という町が苦手で、大学になってから住み始めた大阪という町の方が親和性があった。ざっくりとした理由は、京都は閉鎖的で、大阪は開放的だったからだ(もちろん、私の年齢、中高という自意識過剰で閉鎖的な思春期だったせいもあると思う)。  ただ、30歳を超えると感じ方も変わってきて、京都という町は平面は非常に狭いけれど、古くからの文化が連綿と維持されている、ひとつの「箱庭的空間」ではないかと捉えるようになった。  そこでは、横の広がり(物理的な空間における専有)よりも縦の広がり(時間による積み重ね)の方が圧倒的に重い。「情報」が時間に伴って積み重なっていくことが「文化」にほかならないのであれば、「情報」を扱うこのSFの舞台が京都だったことが偶然だったのか、必然だったのかが興味がある。

    1
    投稿日: 2018.12.22
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    1章の完成度と圧倒的な面白さは、他に類を見ないほどハイレベル。 ぐいぐいと物語に引き込まれ、その「新しさ」に陶酔させてもらえる。 特に、主人公と恩師のシーンは見事のひと言。 個人的に、「すべてがFになる」を初めて読んだ時に感じた興奮に近い。 それくらい、とんでもないレベルで面白かった。 だからこそ、2章以降の展開が残念で仕方ない。 「アスタリスク」のステロタイプすぎる造形なんて、もう。。。 エピローグも、それほど気が利いているとは思えなかった。 1章のテンションのまま、その鋭利で硬質な世界を紡ぎ切ることができていれば。 たぶん、SFの世界に新たな金字塔を打ち立てることが出来たと思う。 そのくらい、1章の素晴らしさは、ちょっとどころじゃなく群を抜いている。 ああ勿体ない。勿体なさ過ぎるなあ。 著者に、恐るべき才能があることは間違いないと思う。 いつかきっと、とんでもない物語を世に放ってくれると信じたい。

    1
    投稿日: 2018.11.13
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    電子処理副脳が義務化されるほど普及した超高度情報社会下に 量子処理を行えるすーぱーヒロインが大降臨 というお話 量子副脳なら現在の充分な情報で高精度未来予測もできるらしい ムジュンとかラプラスとかそういう次元じゃないんである 中編くらいの素材をはったりかまして 語り手にやっぱり天才すごい言わせているだけのような気もするが 娯楽作品としてはなんら問題ない

    0
    投稿日: 2018.10.26
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    ネットと脳がつながる未来の「知る」ことの意味(『know』書評・ネタバレ) http://hiah.minibird.jp/?p=2157 *** 佐々木俊尚著『ウェアラブルは何を変えるのか?』で情報材の紹介として挙げられていたが、長くない小説だったが素晴らしい一冊だった。 脳がインターネットに接続された未来、というと想像が難しいけれども、いくつかの制度を盛り込み、現在の延長として、しかし現在とは全く未来として描いていた。この矛盾のなさは巧みだと思った。 「謎」の誘導とピンチの演出も素晴らしかったと思う。 何より素晴らしかったのは物語のテーマ。電子葉を持った人間社会、という未来を描写するだけでもおもしろかったが、それはあくまで背景設定で、テーマはきちんと用意されていた。 まずは「知る」ということがどう変化していくのか。検索できることは知ることではない。では自分で考えたことが知ることの気がするが、それはどういうことなのか。そこに禅問答を突っ込んできていて、深みを出していた。 結局のところ「知ること」とは「生きること」と道義であり、その姿勢が問題となる。ではゴールは「全てを知る」ことになるはずだが、普通は不可能だ。ところがクラス9の知ルはそこに近づきうる。高度な未来予測や死者の「想像」はその過程で魅せる現象に過ぎなかった。 「脳は情報の圧縮装置」であるとして、最終的に知ルは全治を得る。全治の先に何があるのか、ということを、情報の圧縮臨界を物質の圧縮臨界(=ブラックホール)をアナロジーとして、そして古事記の神話や「覚悟」の話、すなわち知のは死までのものであるという禅話をアナロジーに、まさかのオチを持ってきていた。

    0
    投稿日: 2018.10.11
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    サイバーパンクは挫折したので、正確ではないかも知れないけど、イメージはライトなサイバーパンク。以前の作品もいくつか読んでみよう。

    0
    投稿日: 2018.10.10
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    28ページ読んだが、今のところ詰まらない。 その能力でなぜ出社する必要があるのか、 なぜ仕事する必要があるのか、 なぜ2050年過ぎた時代に、国家という集権的組織がヒエラルキーの上位に位置できる組織のままなのか。 認知能力が高いが、ダークサイドスキルが中二レベル。

    0
    投稿日: 2018.05.07
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    近未来情報社会はこうなっているのか?と考えるような作品でした。私たちは武力というと重火器や機械(ロボット)などを想像しがちですが、実際の世の中では情報を握っていることが強さになってきています。発電所などのインフラがクラッキングされた事例もありますし、これが核のボタンになる場合もあると思います。もしくは、ターミネータのような殺人系のロボットは情報技術の塊です。そう考えていくと、近い未来の戦争は物理的な能力ではなく、電子的な戦争になるような気がします。そんな近未来社会の1つの形を思わせられました。 恋愛面もありますが、私にはそれはあくまでも1つの要素で、情報技術のあり方が一番のグッときました。

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    投稿日: 2018.01.07
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    超高度情報社会。脳に電子葉をつけて「知っている」「調べる」が同義になった世界。 情報を突き詰めていったSFとしてとても面白かった。ちょっと漢字が多い印象だったけど。 章が変わるごとに場面が、世界の見え方が次々に変わっていって、想像の素晴らしさを感じた。脳の動きを読み取れるとか何でも知れてなんでもできるとか。考え殺される、とか。

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    投稿日: 2017.09.30
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    ちょっと自分には難しすぎてよく意味を理解できなかった。 世間的には評価の高い本なので読み手である自分に問題があるのだと思うけど。 登場人物の名前も読みにくくてぱっと入ってこなかった

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    投稿日: 2017.09.08
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    アンソロジーで作者の短編を読み、評判の高い作品があることを知って読んでみた。 語りてが職能を利用してナンパとかしていようが、かわゆい女の子が出てこようが、それは物語世界を判りやすくイメージさせられて良いのだけれど、この登場人物のこのキャラ設定は必要なのか??って場所が出てきてがっくりしてしまった。 好みの問題なんだけどね。

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    投稿日: 2017.08.08
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    西暦2081年、極度に発達した情報化社会に対応するために子供の頃から「電子葉」を脳内に埋め込むことが義務化されている社会。情報庁のエリート・御野連レルは、かつての恩師・道終常イチが世界一の情報産業企業アルコーン社の機密情報を持って失踪したとの情報に接する。常イチからの特殊な暗号を読み取った連レルが向かった先で出会ったのは、常イチが手塩にかけて育ててきた「量子葉」を持つ少女・知ル。電子葉とは格段に異なる高度な情報処理能力を持つ量子葉を開発した常イチは、連レルに「この子を頼む」と言い残して自らの命を絶つ。それは、量子葉を狙う各勢力の追跡から逃れるための連レルと知ルの逃避行の始まりだった・・・。 脳に機械を埋め込んで処理能力をアップさせ「超人」を生み出す、というアイディア自体は、従来からよくあるSFの超定番のひとつです。そんな使い古されたテーマではありますが、古い歴史と最新の情報技術が混在する未来の京都を舞台に疾走感溢れる現代的な文体でぐいぐいとストーリーを押し進め、なかなか読ませる作品になっています。 登場するキャラクターの描き方が良くも悪くも「今風」で、かつ理屈抜きにイメージ先行で強引に展開する場面も目に付き、古いSF読みの鴨にとっては「おいおい」と突っ込みたくなる要素も満載なのですが、最終的なSF的アイディアの「オチ」が小松左京「ゴルディアスの結び目」を彷彿とさせるアバンギャルドさで、そう来たか!と膝を打ちました。 鴨が印象的だったのは、SF小説としての「絵的」な展開。 「SFとは絵である」、とはよく言われることですが、この作品から受けるヴィジュアルは当初から映像化を想定しているかのようなある意味「わかりやすい」派手さが感じられ、旧来のSF、即ち文体の特徴やリズムといったものから自律的に想起されるヴィジュアル(エリスンやディレイニーやティプトリーの作品に感じられるような)とは本質的に異なる何かを鴨は感じました。SFの「見せ方」が変わってきた、ということですかね。古いSF読みとして、ちょっと時代を感じましたなー。

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    投稿日: 2017.07.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    評判の高さに乗じて。 2081年、超情報化社会となった日本の京都が舞台。人は脳に“電子葉”を移植することで、「知る」ことの動作が飛躍的に向上した。同時に人々は0~5の“クラス”という階級に分類され、個人情報の開示や得られる情報量に格差が生じるようになる。 綿密に練られた近未来的世界観に期待を膨らませました。現実社会がベースなので、京都を楽しむ学生や荘厳な寺院の様子が描かれ楽しく読めます。 しかし中盤に差し掛かると雲行きが怪しくなり、超人バトルに発展しそうな場面で一度本を閉じようか迷いながらも先に進むことに。2人きりの行動が増えた頃から端々に互いを意識しあう描写は出てきましたが…20代後半の男性と14歳のヒロイン、映画『レオン』のような関係性を頭に浮かべて読み進めていたのに結局こう転じるとは。「知ること」の欲のひとつとして描いたのでしょうけど、この描写いる? 「知りたい」欲求の果ては、という問いにひとつの答えを下した天才とその娘。2人に共通して言いたいのは、好奇心の延長で命を粗末にする行為はいかがなものかと。 ラノベ特有の言い回しや傍点と漢字のカタカナ読みを多用している文章はその時点で興醒めしてしまうのは個人的な悪い癖。批判的ですみません。好みの問題です。

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    投稿日: 2017.04.19
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    SFあまり読まないけど、評判が良い2013年度日本SF大賞候補になった『know』読んでみた。 超情報化対策として、人造の脳葉“電子葉”の移植が義務化された2081年の日本・京都。情報庁で働く官僚の御野・連レルは、情報素子のコードのなかに恩師であり現在は行方不明の研究者、道終・常イチが残した暗号を発見する。その“啓示”に誘われた先で待っていたのは、ひとりの少女だった。道終の真意もわからぬまま、御野は「すべてを知る」ため彼女と行動をともにする。 これは面白かった。 SF+ミステリー的なところもあって 野崎まどさんの他の作品も読んでみようかな。

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    投稿日: 2017.04.02
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    "先生"との再会後から、怒濤の展開で一気読みしてしまった。 先生が天才的過ぎて、多少混乱しながらではあったけど、楽しめた。

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    投稿日: 2017.01.19
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    SF。”知る”ことについて。 とにかく、”全てを知る”ための物語。 本格SFながら、ライトな文体と、コミカルな展開に著者らしさが感じられる。 いつも思うが、野崎まどは天才を描く天才だ。 非常に刺激的な作品だった。

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    投稿日: 2017.01.03
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    個人的点数 82点 いたる所にネットワークが張り巡らされ、さらにそれを処理する機能を持った「電子葉」が脳に埋め込まれた世界でのとある少女と男の4日間の物語。 設定はSFチックな感じで簡単に言うと、今現在私たちがパソコンやスマートフォンなどの機器を通じて使用しているネットワークが脳に埋め込まれた「電子葉」によって脳で考えるだけでネットワークが使えるようになった世界、て感じです。 物語の核となっているのは人間の知識欲についてです。知るということはどういうことなのか、知ることの行きつく先は何なのかが描かれています。 全体を通して楽しく読ませてもらいましたが、特にラストの部分は個人的に気に入っていてあの一文があるのとないのとでは評価は少し違ったものになっていたと思います。 知ルがあらゆることを知ったその先でどのようなことを知ったのか、私は知りたいような知りたくないような… 少なくとも私が生きているうちに知ることはできないでしょう 2016.11.12   読了

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    投稿日: 2016.12.07
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    情報材で作られた街、脳に埋め込んだ電子葉がネットワークと通信・処理・介入。高クラスは多くの情報を得られ多くを守られる。システムの元を作った天才、失踪した先生。ソースコードの暗号、残された量子葉を持つ少女。情報企業の創設CEO、14年かけて量子葉を再現。約束の日、情報量の閾値、死の生成実験。 今のネット時代の普通感覚だと思うんだけど、あまり他では見なくて、ハヤカワJAだけなのかな。

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    投稿日: 2016.11.19
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    個人的点数 82点 いたる所にネットワークが張り巡らされ、さらにそれを処理する機能を持った「電子葉」が脳に埋め込まれた世界でのとある少女と男の4日間の物語。 設定はSFチックな感じで簡単に言うと、今現在私たちがパソコンやスマートフォンなどの機器を通じて使用しているネットワークが脳に埋め込まれた「電子葉」によって脳で考えるだけでネットワークが使えるようになった世界、て感じです。 物語の核となっているのは人間の知識欲についてです。知るということはどういうことなのか、知ることの行きつく先は何なのかが描かれています。 全体を通して楽しく読ませてもらいましたが、特にラストの部分は個人的に気に入っていてあの一文があるのとないのとでは評価は少し違ったものになっていたと思います。 知ルがあらゆることを知ったその先でどのようなことを知ったのか、私は知りたいような知りたくないような… 少なくとも私が生きているうちに知ることはできないでしょう 2016.11.12   読了

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    投稿日: 2016.11.13
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    「情報」の概念や内容をどう捉えるか?が少しボヤけているかもしれない。 最後のオチが、ブラックで好き。

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    投稿日: 2016.09.14
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    4冊め。面白かった! 特に前半部が素晴らしい。世界が「情報素」によって情報化され、そこから脳に移植された「電子葉」によって情報を取得することのできる世界。「知っている」とは「調べて知っている」という意味に変化した世界。こういう世界観が構築されてる小説はワクワクするね! 情報化された世界では情報処理能力がひとつ大事な能力で、主人公は社会的にはかなり「デキる」レベルなんだけど。その遥か上空のレベルの情報処理能力をもったとんでもない少女と出会うとこから物語が始まる。この少女のチート感とその周りの持ち上げ具合はややラノベよりかな。 後半はなかなか哲学というか思考実験が走りだして、ちょっと追い付けないくらいだったけど、勢いがあるからまぁいっか。人が全知になるということはどういうことか。考えがまとまらない。隠された裸にこそ興奮するならオープンソースの世界で性欲は維持されるのかしらん?なんてそれだけではないけれど。 実写化とかするかしらーとか考えてたけど、冷静に考えたらバトルシーンも抽象的すぎるよなぁ。文章だから興奮しながら読めるけど、実写だと距離をとってポージングしてるのが大半になるという。超絶シュール。 あとキャラクターの名前がいい。

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    投稿日: 2016.08.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    知ることを突き詰めるとどうなるか。 悟りを得るとどうなるか。 この内容を1冊でまとめたことは凄いなと。 攻殻機動隊的な世界かな。 預言者ピッピにも近い。 ただし、情報力はなんとなく... 自己組織化されたかされていないか、秩序だっているかだっていないかは受け手の観測者の問題な気がする。

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    投稿日: 2016.08.05
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    知ルがある人とした会話が面白い。読んでなるほど、と思った。 高速言語ーー情報圧縮は、時間の短縮化である。圧縮すればするほど一語に込められる情報量が増えて、短い時間で多くの会話をし、より先の結論まで到達することができる。 それは、つまり長く生きることと同じ意味だ。 だから知ルは大人びている。 知ることは生きること。生きることは知ること。 知識欲は聖書やファウストにも出てくる古典的な欲求だが、もともと自分の中では、衣食住が満たされて発露する高次の欲求というか、インテリな欲求というイメージだった。が、最近はもう少し身近に感じる。 そもそも読書をしている時点で、知りたいという欲求は自ら根深く抱えたものなのだけれど。 「図書館の魔女」も最近になって読んだが、知ることの欲求をテーマにする作品が近年自分の目につくのは、ネットが普及して、情報という概念が浸透してきたことで、知識欲を分析する素地が整ってきたからなのかなと思う。

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    投稿日: 2016.07.30
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    すごいな、この著者はデビュー作から、ある種の「神」を定義、あるいは提起しようとしているんだな。今作では、いわば情報の、そして言葉の神を描こうとしている。その末路は読んでもらうしかないが、最後の一行のパワーに愕然としてしまった。ものすごく面白い。

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    投稿日: 2016.06.20