
総合評価
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powered by ブクログ馬を作るとはどういうことか。それを育てるとは、持つとは、乗るとはどういうことか……。その営みを真っ向から見つめる作品だった。競馬とは、もっと優れた馬を手にしたい、もっと儲けたいという人間の欲によって作られる人為的なものだが、肝心の馬だけは自然の摂理とは切っても切り離せないところにあるという、絶対に乗り越えることのできない壁の高さを感じた。 馬にかかわる作品を続けて読んできているが、どうしてこんなにも熱量の大きな作品が多いのだろう。取り憑かれてしまうほどの魅力を馬は持ち、馬主、生産者、調教師とそれぞれのもとに業はめぐり、ドラマが生まれるからか。下巻でオラシオンがどんな活躍を見せてくれるのか楽しみ。
0投稿日: 2025.11.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
競馬は夢を買うというセリフが出てくるが、夢だけではないということが上巻だけでもよくわかる。冒頭の出産シーンから産まれた子馬が成長する物語かと思ったが、そうではなく子馬を取り巻く人間たちの話に展開していく。牧場主の息子と子馬のシーンには感動したが、そこからはお金が出てくる現実の話。最後にはショッキングなシーンが出てきてビックリした。
0投稿日: 2025.06.08
powered by ブクログ馬の誕生から始まり、それを取り巻く周りの人達のやり取りに目が離せない。(上)を、それこそ馬の様に駆け抜けてしまった。競馬に詳しくない人でも全く問題なく愉しめると思う。
0投稿日: 2025.04.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
感想 競馬にまつわる馬主、調教師、厩務員、騎手などの人間関係も泥臭く書かれている。競馬を題材にした人間関係が書かれている。 和具の娘の久美子が人生舐めたお嬢様という感じでどうも気に入らない。今後の話のキーになるほど重要な人物なのだろうか? あらすじ 渡海ファームの跡継ぎの博正は高校を卒業したばかりの18歳。この年は、渡海ファーム期待のハナカゲのお産、姉のお産、飼い犬のお産と忙しい年だった。どのお産も上手くいき、渡海ファームはハナカゲの子のクロに多大な期待を寄せていた。 和具は大阪の2代目社長で会社を大きくした功労者だ。馬主はもう辞めようとと考えていたが、クロと出会い、馬主になる。和具は、愛人の息子が腎不全で移植しか助かる道がないと知って、自分の腎臓をあげるか迷う。ちょうどその頃、娘の久美子からクロがほしいとねだられて、息子のことも打ち明けて、クロを譲る。クロは和具の秘書によってオラシオンと名付けられる。 最近頭角を現してきた騎手の奈良と4連勝中のミラクルバードを巡る話。騎手の乗り方や実力だけではない世界の話。
8投稿日: 2024.06.08
powered by ブクログ冒頭で産まれた仔馬を軸に、様々な登場人物が多重構造になって物語を重ねていく。 馬に関わる人々の生い立ちや心情が細やかに描かれている。 競馬に全く興味がなくてもスラスラと読み進める。 上巻ラストの、突然の事件が衝撃的。下巻は一気読みしそう。
1投稿日: 2023.08.19
powered by ブクログ上巻読了。 競馬はG1レースを偶に観るくらいです。 難産だった場合に母馬を助ける為に、子馬を処分する序盤のエピソードには、どん引きしてしまいました。 上巻の終わりも、悲しい展開でした。 サラブレッドに関わる人々が、それぞれ心に闇を秘めているようです。 “祈り”と名付けられた子馬が、下巻ではどのように成長していくのか楽しみです。
1投稿日: 2023.02.15
powered by ブクログ平成元年以来の20数年ぶりの再読です。 あることをきっかけに2005年以降、宮本輝さんを遠ざけていました。しかし元々は好きな作家の一人だったのです。私のHPで宮本輝を検索すると感想付きが数冊と感想無しが大量に出て来ます。感想付きは2000年以降に読んだ本、感想無しはそれ以前の所有本ですから、2000円年以前はかなり嵌って読んでいた作家さんだったことが判ります。 映画化されているのでご存知の方が多いはずですが競走馬の物語。 賭け事には興味がなく競馬を知らない私でも引き込まれるのは、これが愛憎とか宿命とかが絡む人間の物語だからでしょう。良くある優しいばかり、登場人物が全て善人の物語ではありません。悪人も多いし、善人側にも善だけでなく悪が混ざり混む。主人公の一人の馬生産者の息子だけが真っ直ぐなくらい。ただ気になるのは「善人は悪をなしても善」的な書き方で胡麻化されてるような気もします。 最初は調子が出なかったけど、途中からページが止まらず。さすがの力量という気がします。ただ、どことなく古さを感じました。それは作品のせいか作者のせいか?宮本さんの最新作でも読んでみますかね。
1投稿日: 2022.11.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
北海道の静内、渡海千造の営む小さな牧場のトカイファーム。 そこへ息子の渡海博正と同い年で大学生の和具久美子が大阪から和具工業の社長であり、父の和具平八郎とともに、今、生まれようとする仔馬を見にやってきます。 生まれてくる仔馬はウラジミールとハナカゲの子のサラブレッドで、のちに和具の秘書の多田により「オラシオン」スペイン語で祈りと名付けられます。 仔馬は平八郎が三千万円で買いとり、平八郎は久美子に隠し子がいるという秘密を母に内緒にするかわりに譲ります。 久美子は父の隠し子の誠が同じ血液型の血縁である父からの腎臓を提供され手術をしないと生きられない病気であると知り、誠の入院先の病院に逢いに行きます。 そして久美子はオラシオンを誠の生きがいになればと思い誠に「譲る」と言います。 平八郎もまた妻には秘密にしていますが、身辺整理を始めます。 博正が久美子に見惚れていると姉に「あの娘はお前の手に負えるような娘じゃないよ」と言われたのは確かにと思いました。 行動力があって世慣れていて、口が達者。でも愛すべきキャラクターだと思います。 他にも子どものいない和具の秘書の多田。 騎手の増谷、奈良などの登場人物がいます。 久美子と誠の義姉弟がどうなるのか。 オラシオンのサラブレッドとしてこれからの活躍ぶりを期待して下巻へ続く。
68投稿日: 2022.02.16
powered by ブクログ友人の薦め。ミラクルバード第3戦の描写は圧巻。北海道の牧場や競馬場の情景が目の前に出てくるようで面白く読めた。「ウマ娘。」で競馬を知った人にも読んで欲しいな。
1投稿日: 2021.05.04
powered by ブクログ馬券という紙切れ一枚に詰まった人間模様。 泥臭い中にも、馬ゆえの神秘的な雰囲気も醸し出す名作。続きが気になります。
0投稿日: 2021.04.19
powered by ブクログ競走馬に纏わる物語。主人公は馬でなく、競馬に関わる人たちの愛憎、触れあいが主題。泥々した人間関係とは対照的に馬の眼は澄んで美しい。2020.12.21
0投稿日: 2020.12.21
powered by ブクログ久方ぶりの再読、★評価は読了後に。 競馬人の全ての目標、ダービー。無観客であっても、何とか目標達成と行きたいところ。現下の状況に思うところあり、本作、手に取った次第。 当方、単なる観客に過ぎませんが、何年も続くダービーデー現地参加が途絶えるこの事態、痛恨の極み。 故に競馬にかかわる人の悲痛な想いは想像に難くなく。 あんまり本作の内容と関係ないですね、でも、この作品、それ位の熱量に比するものがあると思っております。
1投稿日: 2020.05.05
powered by ブクログ1987年吉川英治文学賞受賞 個人的宮本作品金字塔。 人物の主観が章ごとに変わり2回転ほどする。 どの章も生への執着が強く感じられとても良かった。
2投稿日: 2020.03.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
昔映画で観たことのある作品。 競馬のことをよく知らなかったり、主要人物の久美子に共感できなかったりと、読み始めはあまり進まなかった。 しかし、後半からの秘書の多田の内面の描写や、騎手の奈良に起こった出来事のあたりからぐいぐい引き込まれた。 一度は自分の犯したことから堕ちかけた奈良の今後の成長に期待。
2投稿日: 2019.10.17
powered by ブクログ面白くどんどん読めた。久々の宮本輝、やっぱりいい。騎手も大変な稼業だな。引き込まれて読んだ。勝ち負けの世界に身を置くのは厳しい。強くないと生きていけない。人間のイヤなところ、汚いところ、あぶり出されています。
1投稿日: 2019.08.09
powered by ブクログ雑誌の方の優駿を愛読していながら、こちらは長らく積読にしていた。時代背景もあるだろうがとにかく鼻持ちならねぇ登場人物が多く、上巻に関しては若干イラつきながら読み進めたが、奈良という騎手のパートに入ってからグッと面白くなってくる。
0投稿日: 2019.03.04傑作
20数年前に読み、何度も読み返したが引越しを期に手放してしまい、改めて電子書籍で購入。 かつて映画化された時はその内容の軽薄さに呆れてしまったが原作は全く別。一頭のサラブレッドが繋ぐ人々の数奇な物語。 古い本と敬遠せずに是非、多くの方に読んで欲しい。出来ればほんの少しだけ競馬の知識を持っているとなお、良い。
0投稿日: 2017.03.03
powered by ブクログ初めての著者で、昔の話だけど面白い!下巻に期待。 にしても、専門性の高い内容なので、自分は全然大丈夫だけど一般の人はどうなんだろとふと思った。
1投稿日: 2016.08.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
競馬という賭け事をテーマにしたということ、善玉と思っていた久美子や、多田に癖がありそう、ということが分かって、読むのを止めた。 この作家の後年作はあまり面白くない。
1投稿日: 2015.06.23
powered by ブクログサラブレッドの世界を初めて知った。 そこにまつわるたくさんの人たち。いろいろな思惑。綺麗事ばかりではない現実はたくさんあれど、オラシオンには夢となっていろいろな人に勇気を与えてほしい。
0投稿日: 2015.05.19
powered by ブクログ競馬、競走馬に関連するさまざまなことが少しばかり見えてきた。その中で色んな人間模様や人生などがうごめく。幾つかの気になる事がどのように進展していくのか気になる。下巻に期待したい。
0投稿日: 2015.04.18
powered by ブクログ全五章からなるが、各章で1冊の本ができそうなぐらい、エピソードが詰め込まれている。個人的には第5章、奈良騎手のエピソードが一番好き。
0投稿日: 2015.02.15読後の登場人物との別れが惜しい本
北海道の小さな牧場で生まれたオラシオン。この競走馬に関わる人々の物語は、それぞれが魅力的で、読後の別れが惜しいほどだ。宮本輝の色あせない傑作。
0投稿日: 2014.10.17
powered by ブクログ競馬をテーマとした小説の1つとしてTwitterで紹介されていたのをきっかけに読み始めた1冊。 たしかに今となっては古い時代の話ではあるが、それでも物語の世界に惹き込まれながら読み進めることができた。
1投稿日: 2014.03.12
powered by ブクログ内容紹介(上巻) 生れる仔馬が牡馬でありますように。風の申し子のように速く、嵐みたいに烈しく、名馬の天命をたずさえて生れますように……。若者の祈りに応(こた)えて、北海道の小さな牧場に、一頭のサラブレッドが誕生した。オラシオン(祈り)と名づけられた仔馬は、緑と光の原野のなかで育ち、順調に競走馬への道を歩みはじめるが、それと共に、登場人物ひとりひとりの宿命的な劇(ドラマ)が、幕を開けた――。 内容紹介(下巻) 母の肉は子の肉、子の骨は母の骨なり……。いのちの哀しさ尊さに突き当りながらも、虚無と喧噪のなかで人間の業(ごう)から逃(のが)れられない男たち、女たち。だが、そういう彼らも、いつしかオラシオンの美しさ危うさに魅せられて一体化し、自らの愛と祈り、ついには運命そのものを賭けていった。やがて迎えるダービー決戦――。圧倒的な感動を呼ぶサラブレッド・ロマン。吉川英治文学賞受賞。
1投稿日: 2013.11.24
powered by ブクログ言わずと知れたヒット映画「優駿」の原作を、約四半世紀過ぎてから読んでみた。名馬オラシオン(上巻ではまだ仔馬だが)を巡り、様々な人間関係が複雑に絡み合う。宮本輝さんが競馬を愛しているということがとても良くわかる。現在の馬主界とのギャップ(馬の価格など)もヒシヒシと感じる一冊だった。下巻も楽しみ。
1投稿日: 2013.09.07
powered by ブクログ競馬の話ということで、最初はとっつきにくいなと(競馬嫌いなんです)思って読み始めたんですが、これがなかなか人間模様が多彩で読み応えありでした。競馬をよく知らなくても十分面白いです。競馬の話はあんまり理解できなかったり、少し主軸の馬が強すぎなのでは? というところがあるので星を一つ引きました。
1投稿日: 2013.08.22
powered by ブクログいつも競馬を楽しんでいるが、小説では競馬の世界がどのように描かれているか興味があって読んでみた。 この本が出版されたのは1980年代で、その頃の競馬の世界というのはこんな感じだったのかなと思う。馬主と生産者、調教師、騎手それぞれにドラマがあって、競馬の世界の裏側がよく描かれてなかなか面白かった。競馬入門的な解説もあって、競馬をやらない人でも十分楽しめると思うけれど、競馬をギャンブルとして楽しむ人には、面白くないかもしれない。 競馬で金儲けするためのノウハウは書かれていないですから。
1投稿日: 2013.08.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
同僚の書評に魅せられたのが動機。サラブレッドの誕生・育成の過程を主軸に、それに関わる生産者・馬主の人間模様が複雑に絡み合い、ほぼ一気に読破してしまった。ただ、主役の馬のダービー優勝で終わっていたのが、やや物足りなさを残した。しかし、その大仕事を成し遂げたことが、その後のことが全て上手く行くことの暗示と捉えれば、下手に具体化しない方が余韻を残していいのかも?
1投稿日: 2013.06.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ああ、宮本輝、 家族が好きで家にたくさんあるので、いくつか読んだが、どうも好きになれない。 子供の時に一度開いたけど、馬の交配がどうのこうのの冒頭を受け付けられなかったのだが、久々に手に取ってみた。 これって一匹の競走馬を巡る、群像劇なのですね。 久美子と博正、誠を巡る少年少女の成長物語、 社長、平八郎のナニワ男の波乱万丈な人生、 冷徹な秘書、多田が心を開いていくストーリーは、割と興味深く読めた。 博正のピュアで情熱あふれる馬への語り口や北海道の大自然の描写は清々しかった。 久美子と多田のやりとりも結構よかったと思う。 多田の奥さんからしたら最低だけどね。 二人のその後の成長になったようなワンシーンだと思う。 でも、騎手たちの話は飛ばし読み。騎手や生産者、飼育者とかの男性の登場人物が、大勢出てきたけど、年齢や特徴があまり書かれてないようで、後でこんがらかった。 競馬用語もわかり難くかった。 あと、やっぱり宮本輝の描く女性が好きになれない。 リアリティがなかったり、男の理想過ぎるよ、みたいな時が多い。 久美子は学生なら、大学のシーンとかもう少し入れたほうがいいかも。 いくらお嬢様といってもね。 雑誌を二冊買って、ブディック二、三軒巡る場面とかあったけど、女性誌二冊は重すぎると思うよ。
1投稿日: 2013.05.12
powered by ブクログドラマがあり小説としてすばらしいと思う。サラブレッド業界についても詳しく書かれていて興味深いが、それにしても、バブル期だなあ・・・
0投稿日: 2013.01.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
言わずと知れた宮本輝の名作。 競走馬を中心にして、さまざまな人間模様が描かれる。 一人ひとりの個性が強烈に出ていて物語の世界観に入り込むことができる。
1投稿日: 2013.01.04
powered by ブクログ映像化もされている競馬ファンなら言わずとも知れた不朽の名作。と言いながら、学生時代は野球バカだった自分が、競馬が好きになって、小説が好きになって、競馬の小説ってどんなのがあるんだろう、とようやくたどり着いた作品。 内容は競馬ファンじゃなくても受け入れられていることからも分かるように、競馬が織りなすドラマと人間模様が書かれた文句なしの内容。 この本をきっかけに、宮本輝氏の作品にも多く手を出していくことになりました。
1投稿日: 2012.12.16
powered by ブクログ競走馬を絡めたストーリーが面白いということもさることながら、 流暢な文章で描かれた登場人物がとにかく魅力的だった。 登場人物が「生きてる」という印象を強く感じた。 生き生きとしているというよりは、 生々しいという言葉の方がしっくりくる。 一人一人の生に粘度を感じた。 弱さ・欲・汚さ・狡猾さ・滑稽さ。 生きているという事は色々なものを交えて、 こんなにドロドロとしたもんなんだ、と。 未読の方には是非すすめたい。
1投稿日: 2012.11.20
powered by ブクログ"恋愛"をテーマとした読書会に持って行こうかと、久々に再読。 軽い復習のつもりだったのですが、ついつい読み込んでしまいました、秋は危険です。 結構忘れているもので、改めて読むと家族愛の要素の方が強いようにも感じました。 ん、一番愛情が向けられていたのは、"サラブレッド"だと思いますけども。 で、"馬(サラブレッド)"に対する想いが、愛情が、これでもかというくらいに綴られていきます。 そして、たまらなく夢を追いかけたくなりますが、冷徹な現実も立ちはだかって。 人の世は有為転変、それでも自分の"芯"を見失うことが無ければ、 どこかで一つに結実していくのでしょうか、"祈り"とともに、、なんて。 多頭立てのダービーの時代ですから、舞台としては大分古いハズなのですが、 今読んでも普通に情景が浮かんできます、東京競馬場のラスト3ハロンなど、たまらない。 そういった意味では、時代をも超越しているのでしょうか、競馬というスポーツは。 そうそう、結局読書会には『じゃじゃ馬グルーミン★UP!』+αを持参したのですが、 そのどちらでも"社台ファーム"をネタにしているのは、日本競馬界への影響の大きさが伺いしれます。 ノーザンテーストにサンデーサイレンス、今の日本競馬の血統の土台を作ったこの2頭ですが、 ここにメジロマックイーンを加えた、日本の血統の集大成ともいえる馬が、今年凱旋門を走ります。 リアルタイムで見れるかどうかはわかりませんが、"祈り"を込めて結果を待ちたいと思います。 そういえば『風の王』もまだ未読でした、、探してみようかなぁ。
2投稿日: 2012.10.05
powered by ブクログ競走馬に関わる人々を描いた群像劇です。 映画にもなりましたが、映画は現実の競馬の映像を使う関係で物語が変わっているのが少々面白かったですね(オラシオン役はメリーナイスでしたので・・・)。
0投稿日: 2012.10.01
powered by ブクログ競馬界を渦巻く人々の、それぞれのストーリーをトントンと読み進むうちに、オラシオン全く走ってないまま上巻終了! はたして競馬に無関係な人は読めるのか・・・?という疑問もありつつ、下巻のオラシオンの走りに熱く期待。
1投稿日: 2012.09.19
powered by ブクログ「優駿」:その名のとおり、中央競馬会が発行する雑誌から取った名前である。北海道の小さな牧場で「祈り」を込めて生まれた雄の子馬「クロ」。子馬はすくすくと競走馬へと育っていく。ただ、その出産に立ち会った人々には、暗い影が訪れてくる。その中、「クロ」は「オラシオン」と名を変え、中央競馬会にデビューすべく、調教が始まる。調教師は、100年に1度の名馬と感じられ、自分の年齢も考え、ぜひとも「日本ダービー」を獲りに行きたいと執念を燃やしていく。 オラシオンもその素質と「根性」で勝ち星の取れる「人気馬」として成長する。 しかし、出産に立ち会った人々は、「オラシオン」の(仮の)馬主の電機メーカーの経営危機。また、その家族の希薄な関係、そして、馬主の隠し子の「腎機能低下」による腎臓移植が必要な状況。と、環境がマイナス方向にどんどん変わっていく。「オラシオン」を中心に人々の運命が回され、スパイラル状に下方に沈んでいく。これを打破するには・・・「下巻へ続く」
1投稿日: 2012.09.17
powered by ブクログおもしろい。 慣れない単語が多くて斜め読みができず、ゆっくりしか読めないが、これぐらいがちょうどいい。 縁のない世界の、この世界にどっぷり浸かっている人達の物語。私も少し浸かってみます。さて、下巻読もうかな。
1投稿日: 2012.09.16
powered by ブクログ2012.8.19読了。 馬はいいなぁ、人間はなんと矮小なことか、と考えさせられるんだけど、矮小な人間である私は競馬場へ行きたくなってしまう。
0投稿日: 2012.08.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
終始、オラシオンとその仔馬を取り巻く人々のドラマに感情移入してしまった。 一世一代の夢をかけてオラシオンを生んだ千造と博正や、隠し子である息子の命を守ろうとする馬主の平八郎と娘の久美子、社長平八郎の元で秘書をやりながら自身の人間性について悩む多田、そして愛するミラクルバードの死に自責の念を駆られる騎手の奈良。 どの物語も各々の逃れることのできない<人生の苦悩>が巧みに描かれており、輝さんの才能に脱帽。 博正の久美子に対する思いや久美子の多田に対する態度など、どこをとっても人間の心理描写が秀逸である。 奈良の物語では、愛するミラクルバードを亡き者にしてしまった自分の寓劣な行動を、どれだけ責めただろうかと本当に感情移入してしまった。 優駿は、競馬に全く興味の無い女の私でもドはまり。 下巻でオラシオンがどんな活躍を見せてくれるかが楽しみ。
1投稿日: 2012.07.27
powered by ブクログオラシオン《祈り》と名付けられたサラブレット(子馬) それを取り巻くいろんな人達の人生が複雑に絡み合う… 颯爽と風を切って走る姿は下巻のお楽しみかぁ。
0投稿日: 2012.05.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
静内のシベチャリ川に祈る博正の姿がこの物語の芯にあるように思う サラブレットを育てるという、人間の勝手なのかロマンなのか運命なのか ただそのことだけに気持ちを注ぐ渡海親子の姿に胸がうたれる 心根がきれいで、冷静でいてやさしい人たちが最後は勝つんだ そういう気持ちで読み終える小説 若く薄幸としか思えない人生を終えた誠のことでは まわりの人間たちの気持ちも含めて、苦しい位の辛さを感じさせられる オラシオンという不思議な馬の、人生を狂わせられ救われる人たちの姿にも 何度も何度も涙が流れる 人が幸せだ、順調だと思うときほど、人は悪いことに気付かないのだ 何があっても、再生できる 終わりは始まり 何度読んでも、大好きな小説
2投稿日: 2012.02.12
powered by ブクログアクが強く、それだけに魅力的な登場人物。みなそれぞれに良い人たちだけれど、次第に露わになる心の闇と抗い難く巻き込まれていくそれぞれの歯車。 辛い状況の中にあっても自分の信念にまっすぐ進んでいく姿はオラシオンのそれに被ってみえる 静かに激しく、心揺さぶられる作品
1投稿日: 2011.09.09
powered by ブクログ宮本輝の本、2冊目。散々迷ってコレにした。久々に人間ドラマを読んだ。物語としておもしろく最後まで飽きなかった。同時に、人の心の描写が緻密なので、他人の気持ちに鈍感でよく失敗する自分としては、大変勉強にもなった。彼の作品をさらに読みたい気分になったが、さて何にしよう。
1投稿日: 2011.08.15
powered by ブクログ16年も経てば、楽しく小説も読めるようになるものです。勢いだけで買っていたあの時の自分に教えてあげたい。 http://www.ne.jp/asahi/behere/now/newpage044.htm
0投稿日: 2011.06.12
powered by ブクログ良い小説を読んだなー、と素直に思った。一頭のサラブレッドを軸にした群像劇ともいえる。宮本輝の作品中でも一番好きだ。
0投稿日: 2011.03.23
powered by ブクログ競馬にはまったく興味なかったので読み始めるまで抵抗があったが、予想とは反しかなりはまった! 馬にかけるそれぞれの登場人物の思いが描かれ、それは生きる望みであり、罪の意識からの執着心であり、名を明かすことができない家族への思いでもある。 馬にかける青春だけでは終わらせないストーリー、下巻に期待。
1投稿日: 2011.03.08
powered by ブクログ宮本輝の名作「優駿」。吉川英治文学賞作品であり、映画化もされているので、ご存知の方も多いと思います。 そのストーリーは、読んで字のごとく、一頭のサラブレッドを誕生に始まり、そのサラブレットを取り巻く牧場主や馬主、調教師、厩務員、騎手などさまざまな人々の生き様を描いていく・・・といったものなんですが、後半はストーリー展開がちょっと早い感じもしたけど、おいしいご飯を食べているときのように、とにかく次のページを貪り読みたくなる感じの本でした その理由は、自分が単に馬好きだから・・・といった単純なものではなく、人間の内面に潜む強さや弱さ、そして人生における「運」や「夢」、さらにそれらを掴むための「勝負」とは何か?そういったことについても深く考えさせられ、読んだ後にものすごく前向きな気分にさせてくれたからだと思います 誰の人生の中でも、その成功と失敗の中に、運や不運という流れは確かに存在すると思います。しかし、その運を手繰り寄せ、不運をより回避していくため・・・つまり成功を掴むためには、自分の長短を冷静に判断し、日頃からたゆまぬ努力を続け、知識や経験を積み重ね、人との繋がりを大切にする…そういったことを地道に継続することが一番の近道なのだと思います。 「チャンスを掴むためには、いざという時、それに応えるための準備をしておくことが大切だ」。学生時代、とある友達がふと言っていた単純な言葉ですが、この本を読んで改めてそのとおりだなぁ・・・と思い返す良い機会となりました。
1投稿日: 2010.12.05
powered by ブクログ「生まれる子が牡馬でありますように。名馬の天命をたずさえて生まれますように。」―牧場で働く若者の祈り。競馬とは、生命が持つ神秘とそれ故の哀しさを感じさせる競技。 競馬ファンのバイブルです。
1投稿日: 2010.09.23
powered by ブクログもともと競馬ファンでもあるけれど、サラブレッドの神秘や人間の業、欲、夢、ロマンを学んだ一冊。 とくに好きなシーンが、上巻終わり~下巻冒頭のシーン。
0投稿日: 2010.06.19
powered by ブクログ競馬の世界に生きる様々な人たちの人生。 オラシオンという、奇跡ともいえる駿馬が生まれたところから始まり 様々な人の手に渡り、いろんな事情が交錯しながら 優勝を目指します。 すごく人間くさい作品だと感じました。 弱さとか、意地悪さとか、嫉妬ねたみ 誰もが持っている感情。。 いろんな人が第一人称でかかれてるので、皆の心内を私だけちょっとずつのぞいちゃったかんじ。 そういった人間の事情の渦中にあるオラシオンの 事情を知らずとも、そんな人間どもに答える勇ましさっていうのかなぁ。 じーんときました。
1投稿日: 2010.06.16
powered by ブクログ上下巻合わせて一気に読みました。 一頭のサラブレッド「オラシオン」の周辺の人々の物語。 初めから最後まで変わらないのは、 まっすぐに成長していくオラシオンと、 博正の純粋さ。 馬の描写の美しさと、関わる人の背景が丁寧に書かれている。 一気に宮本輝のファンになりました。 (そういえば、いつかの国語のテストの問題文になっていたような。) とても好きな作品です。
1投稿日: 2010.05.31
powered by ブクログ1頭の競走馬とそれを取り巻く人たちの話、 読み始めると物語に引き込まれて行きます。 物語と言うより、登場人物たちの感情の中に、でしょうか。 この話の何が面白いって、人間の書き方。 それぞれのキャラクターが本当に実在する人間のようなのが良い。 「このキャラクターはこういう風な人間なんだよな」、 と定義付けられないのが良い。 たとえば自分のことを臆病だと思っている 一人のジョッキーは他人には「命知らず」と言われる。 たとえば完全無欠で冷静沈着な一人の青年は、 「木で出来た人形」のような自分にジレンマを抱えているし、 人並みに心の中で葛藤もする。 温和な一人の初老の男は実は誰よりも子供らしく、 癇症だったりする。 お芝居をして生きている娘は田舎の牧場の息子には 素直で純情な少女の顔を見せる事がある。 物語の始めの方では可愛らしい、 希望を宿した仔馬だった一頭のサラブレッドは、 成長するにつれて化物じみた闘争心の塊になる。 人間には色々な面があって、 それは見る人によって、見せる人によって違う。 それをちゃんと理解した上での キャラクター造形の巧みさが良いなぁ、と思いました。
1投稿日: 2010.04.27
powered by ブクログ宮本輝らしい、数人の登場人物によるそれぞれの視点によって物語は進む。その全員に感情移入せずにはいられない。
1投稿日: 2010.04.19
powered by ブクログ馬関連の本は沢山読みましたが、この本は読み終わるのが惜しくて最後は一日一頁ずつ読んだほど。 でも、読み終わったあとにあとがきの宮本輝さんの文章を読み、また感動することができました。サラブレッドの素晴らしさが伝わってくるこのあとがきが私は本文と同じ位好きです。
1投稿日: 2010.03.25
powered by ブクログ”オラシオン(祈り)”と名づけられた競走馬 オラシオンは周囲の人々の「祈り」を乗せ走り続ける… 結構古い作品です。 僕は競馬好きなので 嵌りましたが 競馬あまり知らない人でもサクサク読めますよ~
1投稿日: 2009.10.26
powered by ブクログ大作家 宮本輝の大名作。 競馬というものを取り巻く人たちの人間模様が胸を打ちます。 語り口がうますぎます。描写がうますぎます。 いわゆる「文学」っていうのは、これだなって思った。 映画で言ったら、黒澤明。 歌謡曲で言ったら美空ひばり。 野球で言ったら巨人。 王道!!!!!
1投稿日: 2009.08.26
powered by ブクログ宿命を背負って生きる馬と、馬を愛する人たち、金儲けに躍起になる人間。 これでよかったんだなって最後はジーンと感動がこみ上げてくる。
0投稿日: 2009.07.08
powered by ブクログ競馬界の人間ドラマ。 「大人嬲りはおやめなさい」という科白があるのですが、そういうものがこの本に出てくるよ、と知り合いに聞いてそれはおもしろそうだと思い読みました。なんという動機。 確かに出てきました。 まあそれはともかく、一頭のサラブレッドに関わるすべての人の物語で(育てた人、乗り手、持ち主、その周囲の人々)、それらが過不足なく描かれています。 読み終わると一種のカタルシスがあります。
1投稿日: 2008.07.26
powered by ブクログ面白かったです。なんか昔映画見た気がしたんですが、全然覚えておらず、すぐにのめりこみました。 かなり読みやすくすらすら行けました☆ 馬を中心として、みんなが主人公。おすすめやで!
1投稿日: 2008.07.11
powered by ブクログこれは面白い。 競走馬「オラシオン」をめぐる、人間ドラマ。 競馬に対する負のイメージが払拭される。
0投稿日: 2008.04.12
powered by ブクログ数ある宮本作品の中でも、好きな本です。只の馬好きで読み出しましたが、 競走馬の運命に気持ちを馳せ より馬が好きになりました。 育てる側の苦労も、しみじみ〜T▽Tです。。
1投稿日: 2007.07.26
powered by ブクログ競馬にドラマを感じるきっかけと なった作品。競馬そのものというよりも、 その裏にある競走馬に携わる人々の 様々な思いがなんとも言えない感動を 与えてくれます。
1投稿日: 2007.05.12
powered by ブクログ競走馬は経済動物です。走らないうまは淘汰される運命にあります。そして一頭の競走馬に莫大なお金と多くの人が関わります。ファンのみならず、その多くの関係者の想いが、競馬場のゴールの瞬間に凝縮されます。ギャンブルとしてだけでなく、ブラッドスポーツしての競馬をこれほど熱く描かれた作品はありません。
1投稿日: 2006.11.28
powered by ブクログ宮本輝ならまずこれをお勧めします。最後までひきつけて止まないストーリーの流れと一頭の馬にかけられたそれぞれの希望。そこに出てくる登場人物も決しておろそかになっていなくて・・・まずこれって本。
0投稿日: 2006.09.29
powered by ブクログ小学生の時に父を除く家族3人でプチ家出をした時、映画館で見て以来。映画は「優駿」のほんのさわりだったことに男泣き(しそう)。
0投稿日: 2006.08.01
powered by ブクログ上下2巻。記憶の限りでは、一番最初に触れた宮本輝の著書。オラシオン(祈り)と名付けられた異端の血統のサラブレッドとそれをとりまく様々な人々の群像劇。超一級のストーリーテラーが描く傑作。
0投稿日: 2006.05.03
powered by ブクログ大好き。引っ越してもすてずに持ってます。牧場の息子がシベチャリ川に祈る場面、まだ子供のオラシオンに語りかける場面、心打たれます。 ストーリーも文句なしだと思います。
0投稿日: 2006.04.21
powered by ブクログ全く興味のない馬の世界の話で、最初は読む気がしなかったが、馬を巡るたくさんの人達の思いに、次第にはまっていきました。
0投稿日: 2006.03.18
powered by ブクログ映画にもなった優駿です。馬に詳しくなります。クライマックスに向けてどんどん引き込まれる展開です。読み終わると感動のあまり「よし!競馬場にいこう!」と拳を握りしめたくなる。上下巻。
0投稿日: 2006.02.05
powered by ブクログ小さな牧場で、生まれた一頭の「真っ黒」な馬。その馬を取り巻く人々の物語です。その馬の馬名にもびっくり。味がありますね。
0投稿日: 2006.02.05
powered by ブクログどうしようもなくサラブレッドに惹かれ始めた頃、そのタイトルだけで手に取りました。それぞれの登場人物のドラマが読み応えたっぷりです。どれだけの気高い血と信念のような強い思いが馬に込められているか。「競馬」を理解できない人にもぜひ読んでほしい一冊。
1投稿日: 2006.01.29
powered by ブクログどうしてこんなに豊かな表現ができるんだろう。夢中で読んでしまって、読み終えた後は呆然。そしてすばらしいのは、「頑張ろう!」という気持ちにさせてくれるところ。ごくたまに、文章を書いて生活できればいいなぁと夢想することがあったけれど、この小説を読んで目から鱗。これを小説と呼ぶのであれば私には絶対無理だと納得して諦められちゃった。
1投稿日: 2005.09.24
powered by ブクログ個性豊かな登場人物が、馬を中心に複雑に絡み合っていき、話に引き込まれる。動物のでてくる小説にはあまり興味がなかったが、また純粋に馬を観に競馬場へ行きたいと思った。05.08.04
0投稿日: 2005.08.05
powered by ブクログ力量。文豪。この先楽しみ。ためになったわ。これぐらい調査しないとためになるものは書けないわね。映画は別の話だね。この話を映画化するのは頭が痛い。時間が足りない。オラシオンの意味は「祈り」だというくだりはただそれだけでジーンときてしまう。わかる人にはわかる祈りというものの不思議さ神聖さ。祈りがこの話の根底を流れ、その中で人々は生きていく。人のどろどろも自然の美しさも本当によく描いてる。馬があんなに作られて、競馬がややこしいものだとは……。牧場をもって余生をすごすっていいなぁ。博正君のまっすぐさがよかったね。書き足りないけど言葉にできない。'90
1投稿日: 2005.07.21
powered by ブクログ輝君の作品ではかなり好き。 人々の思いを背負い走るサラブレッドの美しさや、それを取り巻く人達のドラマが描かれている。
0投稿日: 2005.05.22
powered by ブクログ競馬小説かと思っていたら,人間関係や企業の話などいろいろなトピックが満載で展開もダイナミック.面白かった.
0投稿日: 2005.05.02
