
総合評価
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powered by ブクログ漢字が消えて萌え文化がスタンダードになった未来の日本って設定は一見すごく荒唐無稽に見えるけど、20世紀初頭から2024年現在にかけての文化の変遷を考えたら完全にありえない未来ではないのかも……っていう変なリアリティを感じてしまった 基本は「いかにもラノベらしい」ラブコメではあるんだけど、主人公的に家族としてしか見れない義妹と生まれた時代の違う過去人っていう、どっち選んでも波瀾万丈な選択肢で「いや本当に最終的にどっちかとくっつくのか???」と首捻ってしまう。 私は末妹のミルちゃん推しです。幼さと毒っ気が共存してるのが可愛い。 SF的な意味でもラブコメ的な意味でもとても先が気になるラノベではあるんですが…… 個人的に、主人公が21世紀日本で非常識な行動をとって恥かきまくる描写が共感性羞恥やばくてきつかったので……先を読むかどうかはものすごく迷ってます……
1投稿日: 2024.07.24
powered by ブクログこの前読んだ『星虫』で書いたのと同じく 軸となる話の発想だけで★*5くらいの価値ある気がするのだが 発想だけで小説としてはかなりあれである ファミ通文庫の『ギャルゲエの世界よようこそ』みたいなあれさ加減 照れなくこれだけ書けるのも逆に凄い この話にはこういう内容だからこそ意味があるといえばそうかもしれない marvelとかいう意味での怪作
0投稿日: 2018.12.09
powered by ブクログ純文学とは、美少女や美幼女や美熟女が出てきて パンチラを見せるものである。 何世紀か経ったら、それが純文学であり 何もない日常は駄目なもの、という世界。 それはライトノベルでは!? から始まり 妄想をそのまま?! と突っ込めるレベルです。 そもそも70代が義妹を書いてるのはいいのですが 年齢を自分に合わせているって…どう考えても ロリ…じゃなくて、変態?? 妹はしっかりと、兄は楽観主義者? 代表作家は人でないものになってるような気もします。 最後には歴史が…になっていますが このまま突き進んだ方がいいような?
0投稿日: 2017.03.17
powered by ブクログ全5巻完結。 漢字が絶滅していたり、二次元美少女と普通に結婚していたり、ロリ文学が正統派になっていたりする未来設定がぶっ飛んでいると思ったら、更にその先の未来があんなことになっているとは。 とにかく、奇抜なアイデアが一杯。 それでいて、自分が正しいと思っている人の視野の狭さを痛烈に突く所が良い。 ユズさん、とても好き。縄ですか、そうですか。
0投稿日: 2017.02.06
powered by ブクログオオダイラ文体に未来を見た。作中「現代文」の創造がすごいのと、リアルな現代の、萌えのみならぬカルチャーとその間にあるヘイトへの問題提起をしている感があり、ラノベの枠を逸脱しないながら考えさせられる場面がちらほらあった。
0投稿日: 2015.07.14一時期話題に上っていたので。
いや、すんなり読めましたが、続きは? タイムスリップコメディ風味だが…。 なぜ途中で千切れてしまうのか…。 というか歴史の改ざんもやりたくなるような展開ではありますが…。 ときに。 『おにあか』。 この言葉、なぜか頭に残りますね。 続きはどうだろう? とりあえず一巻を読んだ限りでは続巻に手を出したいかどうか微妙です。 ああ。まあ、面白かったです。
2投稿日: 2015.07.10
powered by ブクログ※本レビューでは全5巻をまとめて扱っています。 【印象】 23世紀の東京。鈍く無学で作家志望の兄、優秀な妹たち。 言語、時間移動、文化の変遷と人、認識の食い違いによる笑い。 コミカルに下品なので人によっては受けつけない作品かもしれません。 【類別】 小説。 ロマンス、SF風、ややファンタジー。 【構成等】 伏線の回収はゆっくりと為されます。 各話の末尾に本筋でない文章も挿入されます。これは蛇足だと感じました。 【表現】 地の文は一人称視点です。 非常に平易なので逆に読みづらいかもしれません。 記号を組み合わせて視覚的表現とする箇所も。 【備考】 文章で表現されてこそ、と感じる作品です。
0投稿日: 2014.09.14実はSF
23世紀には、日本人は漢字を失っており、総理大臣は二次元少女であり、文学とは萌え妹文学のことであり・・・という、ある種、悪夢のような未来からタイムスリップしてきた主人公が現代でラブコメを繰り広げるという作品です。 フレーバーとしてはシスコンラブコメですが、本質的には時間SFであり、プロットは大変ユニークでよいと思います。仮名だらけの未来の文学や、微妙にディストピアっぽい未来の描写とかもいい。ただ、全体を通してみると名作とまではいかないです。なんというか、もっと突き抜けた方がよかったんじゃないかなあ。コメディシーンや、おっぱいぱんつシーンがテンプレで先が読めてしまうんですね。新人らしいので次の作品に期待したいです
0投稿日: 2014.08.03
powered by ブクログSFは未来を描ける文学であるけれど、その未来は『現代』を基準としている。 この作品もまさしくこの『現代』の先にあるものを描いたSFだった(笑) 未来の現代文学が登場するシーンは、佐藤友哉の『1000の小説とバックベアード』を思い出しながら笑ってしまったw この未来ってユートピア?
0投稿日: 2013.12.10
powered by ブクログ文学を語る人々と、その文学を認め、そして貶す読者も、この本を読め。世界は90度回る。そしてアニメや萌えについて詳しい人間も読め。僕は、22世紀、もしくは23世紀にはこの「現象」は起こると思っている。絶対に。必ず。確実に。――それが歴史だ。
1投稿日: 2013.10.12
powered by ブクログひととおり読んだ印象は「僕の妹は常識がある」というタイトルにしたほうがよいと思うほど主人公の言動がひどい。 ストーリーをシリアスにしたいのかギャグ路線でいきたいのかこの時点では一貫性がないのが気になった。
0投稿日: 2013.09.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
円城氏の文脈で、血迷って購入。 やりきれない旅をしなければならないのでそのお伴にしたが。 まーラノベはこういうものね。
0投稿日: 2013.08.15
powered by ブクログなんちゅうもんを読ましてくれたんや…… あたま大丈夫ですか?(褒め言葉)な世界観と、すんごくバカっぽいとみせかけて実はしっかりしている文章。 これはいい、これはいいぞー。
0投稿日: 2013.03.22
powered by ブクログ面白かった。 萌えが極端に礼讃された世界を舞台とすることで現在の「可愛い女の子出せば売れる」という量産型ハーレムラノベの存在に疑問を投げ掛けている良作品。途中からの予想外の展開にびっくりしたがこのためだったと納得。 そして未来文法もすごい。
0投稿日: 2012.12.03
powered by ブクログ続いてやがる。 タイムトラベル、歴史改変物。ライトノベルが支配した近未来の日本。 SFとして見ると甘いところがあるが、まあライトノベルだしなあ。 この、まあライトノベルだしなあという感覚が、ライトノベルとして本格的。 小説における文体の一考察。文体が題材の主軸。実験に感動。
0投稿日: 2012.08.07
powered by ブクログ漢字が失われた未来の日本では、主人公の妹は数少ない漢字の読める人間。 各新聞にも取り上げられてた話題作。 ドン引きしすぎて一回りして変な感動があった…すごいわ…よく書けるな、こんな話…。 や、面白かったです(笑)
0投稿日: 2012.05.24
powered by ブクログ漢字文化が衰退した未来という設定を軸に物語が進むと思いきや、突飛な展開の連続で驚きました。あらすじから期待していたものと実際の内容が違っていたのが個人的に残念だったのですが、作中のギャグが割と自分好みだったので読んでいて楽しい本でした。
0投稿日: 2012.03.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
どういうことなの・・・と感じる世界観や設定は面白い。ただしタイムスリップもの。思考の違う主人公に感情移入がしにくいのと、ある程度先の展開が読めたりとで個人的にはいまいちでした。
0投稿日: 2012.02.27
powered by ブクログ漢字がほとんどなくなった23世紀の人たちが平成時代にタイムスリップして萌え文化を広めようとするはなし。ものすげー突飛な設定にぼーっとしてるうちに終わってしまった。あれ? 本筋どうなった? あー続きものなのか。でも一冊で一応の完結はしてほしかったなー。 エクストリームな設定は全然いいんだけど、それが作品の中ですら徹底されてないのがちょっとなぁ。まじめに読んでる自分を馬鹿にされてるような気がしてしまう。 「よい文学は時代を越える」がテーマで、自分たちの好みじゃない作品も認めよう、って後半に主人公たちが改心したのに、なんでラストは「過去を改変しに行こうぜ!」ってなるんだろう。よくわかんない。
0投稿日: 2012.02.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
噂の俺妹ですねわかります。 うそです。冒頭5ページ読んで買いました。 ライトノベルとしては珍しく、しっかりとしたテーマ性のある作品。 作者が小説というものが大好きなんだなぁ、ということだけはしっかりわかった。じいちゃんが美少女になっちゃうとかいうのはアレか。今という時代への皮肉かw? とりあえず応援したい作家さんとしてこれからに強く期待。 2巻も読んでみたいけど、このテーマで続刊って出来るのか……? 若干不安だったり。 ☆は限りなく4に近い5。 理由はどうでもよい内容でページ数水増ししすぎ。まぁ好みの問題かもしれないけどね。 でも応援したいので5! 作者がんばれ!
0投稿日: 2012.02.09
powered by ブクログ狂ってて面白い。主人公のキャラがなかなか珍しいんじゃないかな。ただ鈍感だったりとある程度のテンプレは踏襲してるところがあるけれど。設定とキャラクターが素晴らしい。題名の力が強すぎるから3巻から5巻で終わるといいな。
0投稿日: 2011.12.22
powered by ブクログ「きらりん! おぱんちゅ おそらいろ」で衝撃を与えた話題作。2巻が発売されたことと、意外に真面目なSF的展開という噂より買ってきた。どこまでもふざけてるw(褒め言葉)。『おにあか』という正統派文学を生み出したことがこの本の全て。ハーレムご都合主義とか、タイムスリップしてるだけでSF言うのかよとか、そんなことは突っ込んじゃいけないのです!ツンデレな義妹と変態幼女とぽわぽわ美少女が好きなら是非に。 好きなことを好きと言える強さはいいなと思った。世の中が二次元萌えになったら、オタクはさぞ生きやすかろう。ちょっと想像してみたが……そんな世の中いやだ。あぁ、でもこそこそ隠れなくて済むのはいいなぁ。時代によって文化が違うということを、なんだか不思議と実感したような気がする(なんとも曖昧な!)
0投稿日: 2011.11.23
powered by ブクログ前半何度か声出して笑った。ただ、結局は一発ギャグの域で、話が進むに連れて単調な描写に飽きてくる。実在のオタク作品を伏字を使って登場させるのも寒い。 もひとつ問題なのは、キャラクターにイマイチ引きがないこと。クロハのツンぶりは、一言ツッコミの繰り返しじゃなくてもっとうまく表現してほしい。柚はバカテスの姫路さんをどうしようもなく駄目にした感じ。路線を大きく変えないと厳しいかも。
0投稿日: 2011.11.23
powered by ブクログテーマはともかく、その内容が激しく萌えとオタクの極まり煮詰まったルーチンの中にあるので、出てくるタームと思想に触れた事が無い人には主人公他登場人物の思考がカオス過ぎてついていけないだろうと。 けれどもそのハードルを乗り越えると、環境の違いから生まれる思考、常識のギャップに対する描写が鋭くて、SFを読む楽しさが有ります。これを笑い飛ばせる人と友達になりたい。そんな作品。
1投稿日: 2011.09.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
タイトルと内容が一部で評判だったために読んでみた。 物語自体のプロットからはいい展開をしていただけに、文体がウケ辛かったのが残念。正確には中盤からのあらすじが割と自分の中で描きやすいと言うか、全体像が想像しやすかったからというのもあるが。 漢字が読めるかどうかっていう話が過去と未来の関係性につっかけていったこと、マシュマロ時空移動に関してやパラレルワールドの発生もそこまで悪くないし、兄妹って言うのがテーマとしてよくあることなのでそこまで目立って突っ込むことではないと思う。 おそらく妹萌えの描写とライトノベル・携帯小説特有の表現がどこまで読み続ける精神力を保たせるかで違うのだろうが、そこを抜けても漢字の読解力と小説を書く人との整合性とか解釈(要するに主人公はどこまで聞き言葉として漢字や単語を理解してるのか?とか)に矛盾がないかどうかも何処か自分の中で踏み込めない要素のひとつ。 四章と五章でかなりひっくり返った物語が、このストーリーのまま続くとしたら期待も出来るかもしれない。
0投稿日: 2011.09.19
powered by ブクログ各章末にある日記部分を読むと大きな展開がありそうなのだが、この一巻では大きな出来事がない。 起承転結の起だけで終わっていて、なぜ一巻に全て書いてくれなかったのか、と思う。 二巻からは面白くなるのかもしれない。
0投稿日: 2011.09.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
アイディア勝ちすぎる。現代文の方は公共の場で読むのは控えるべきだろう。吹くし。続編を意識したラストの消化不良感は仕方ないとはいえ気になるのが残念。ところでP246 6行目の「おかしな日本語」がかかる位置によっては主人公はそれを認識してることになり、面白すぎることになるんだが、どうなんだろう。それはともかくミルかわいすぎる。小さい子が自分のお菓子をわけてくれる。なんて良い子なんだ!
0投稿日: 2011.09.04
powered by ブクログいやぁ酷かったです。酷すぎて逆に心地よかったですね。 ネットで話題になっていたので買ってみたのですが、単純に酷かったです。 文章も内容もぶっ飛んでました。 自分は楽しめましたが、無料公開されている冒頭部分だけ読んでもっと真面目に期待して読んだ人にはお気の毒な内容だと思います。 本書は、“撲殺天使ドクロちゃん”とか、あっちよりです。 文壇が崩壊し漢字が使われなくなった近未来の“漢字の読める妹”という設定をいかしたプロットが展開されるわけではなく、漢字の読めない主人公が、例えば 『童貞は妹で捨てる』 と書いてあるのをなんて読むのか妹に聞いて辱めるとかそんな内容です。 漢字がどうとかはあんまり重要じゃないですね。 それよりも未来では総理大臣が2次元の幼女だったり、幼女が野球拳で負けて全裸になる話が重厚な文学作品であるというとんでも設定が楽しかったです。 お勧めはできませんが、酷いのが読みたい人にはうってつけですね。
0投稿日: 2011.08.18
powered by ブクログ賛否両論なので読んでみました。ライトノベルとして傑作だと思います。しかし、23世紀文学の小説は21世紀の僕には読み辛く、こんなもの小説じゃないと登場キャラのように言いたくなりましたが、その点を除いても傑作。この作者には続編ではなく新作を是非書いて頂きたい。
0投稿日: 2011.08.16
powered by ブクログすべてはアイデア。その上でバカバカしく遊ぶ心意気。それは素晴らしい。ただ、それだけとも言えるんだけどね。 過去の文学の評価や位置づけが時代を経て変化している現実を考えると、まんざら「バカだ」と切り捨てられない鋭さがある気もする。ただまあ盛り込みすぎなのか、風呂敷まとめられなかったのか、中途半端感があるがおしいのだよ。 だったら開き直って、バカバカしい遊びを突き詰めてくれればよかったのに。23世紀の文章は結構面白いし、23世紀と21世紀の時代ももっと細かく書き込んじゃってもいいんじゃないかと。で、パラレルワールド話はばっさりいくとかさ。 あと周辺的なこととして、「クールビューティー」とされている「僕の妹」が挿絵のイメージと合わなくて。別のイラストにしてほしかった。 ラノベを読むのは初めてだから、これがラノベの中でどれくらいのレベルなのかわからない。これを機に、別の本も読んでみようかな。
0投稿日: 2011.08.16
powered by ブクログオタ、ロリ文化の現状を包括した世界観で描いており、それはそれで「なるほど」と新たに知る部分もあり・・・いや、なんていうか、ラノベだった。
0投稿日: 2011.08.11
powered by ブクログ傑作。 タイトルのインパクトに惹かれて購入したのだが、1ページ目からそれを裏切らない怒涛の展開。 全篇を通して直前のセンテンスを裏切り続け、最後までするすると読めるライトノベルのお手本のような本。 物語は萌えが一般的となった未来社会を舞台に、メディア論的な内容と、主人公と義妹たちとの関係の2本を軸にして展開する。 「ぶんがく系ラブコメ」の名に違わず、大学などで近代小説をかじったことのある人にはニヤッとできる小ネタが散りばめられているのも楽しい。 さらにフラグの立て方と回収の仕方がとても丁寧なために、物語の展開に無理がなく、読んでいて溜飲が下がる。 後半に主人公がメディア論的な主張をする場面があるのだが、本書全体のテーマとうまく絡めて説教くさくならずに処理しているところにも好感が持てる。 ライトノベルが芥川賞を取る日もそう遠くは無いと思えるいい作品でした。 続きもあるそうなので、読者の期待をいい意味で裏切るようにがんばれ作者!
0投稿日: 2011.08.06
powered by ブクログかんじがなくなり、こてんとなるひ―これがにほんのみらいかもしれない。このらいとのべるをよむと、そうかんじてしまう。 じっさい、かんこくではすでにかんじがはいしされており、とくべつなぎょうじいがいにはかんじがほとんどつかわれていない。 そのかんじがつかわれなくなったじだいのなかで、しゅじんこうのいもうとはかんじがよめるのだ。これは、われわれがべんきょうしていたこてんのぶんしょうをよむよりもしなんのわざだとおもう。
0投稿日: 2011.08.01
powered by ブクログ一章だけなら星5つ。とても面白かった。どうみても続編がある展開だが、後半のgdgdぶりをみてると厳しいか?だが、最初の方は神だぞ。
0投稿日: 2011.07.31
powered by ブクログつまんないです。ただ、ネット上で無料公開されてた部分に限っては、これからもっと見たこともないようなものを見せてくれるような期待感を煽られたので、話題になったのも当然と言えば当然。
0投稿日: 2011.07.30
powered by ブクログ賛成の人、反対の人、どうしていいか分からなくなっている人、ほどよく評価が分散していて、いいのではないかと思います。 小説には、書き手の自由と、読み手の自由があって、この作品は書き手の自由が暴走しているタイプですが、作風は異なれど、はじめて舞城王太郎が登場したときの痛快さにも似ており、面白く読めました。 姑息な手段で読者を楽しませつつ、小説を破壊しようとしているところが、すんばらしいですね。 SFっぽい要素が少し入ると、海外のSF作家を引き合いに出して、つまらん! けしからん! と批判されがちですが、こう考えてみてはどうでしょう。 「海外の有名SF作家にこの作品が書けるだろうか」と。 絶対に書けません。書かないだろうし、書けないのです。それがこの作品の独自性であり、面白がるところだと思います。 あくまで「萌え」は設定の一部でしかなく、萌え文化に抵抗があってもなくても、あまり重要なことではないので、スッと受け入れてしまうのが正解。 主人公をはじめとした、登場人物たちの小説に対するストレートな熱い思いを、一緒にバカになって読むのが、読み手としての粋であります。 パンツ。
0投稿日: 2011.07.28
powered by ブクログものすごくもやもやした読後感。強烈な主題は楽しめたのだが、もう少し違う書きようはなかったのか。 時代を超えて変わりゆく文学とその捉えられ方を、徹底的にデフォルメしたらこうなったって印象。 この著者の作品は、全く別の切り口のものを読んでみたい。
0投稿日: 2011.07.26
powered by ブクログたしかに前衛的ww 萌えパンクパロディーパンチラ小説。 リアル店舗で堂々と購入するプレイをしてみたが、馴染みの本屋を避けるところはちょいヘタレな俺。
0投稿日: 2011.07.25
powered by ブクログマジキチ。 Amazon立ち読みでマジキチっぷりに驚いて購入。 こんな未来はやだなぁ、という感想。 ただ、勝手に深読みすると最近の「萌え」とやらに対する警鐘とも読める。
0投稿日: 2011.07.23
powered by ブクログ何か頭が痛い、何故だろうと思ったら主人公に全く自分を投影出来ないからだ。主人公があらゆる意味で鈍感過ぎて何か苛々する。しかも世界観が非常に個性的なのでツッコミ所が最早分からない。 まあ内容的にも試み的にも、それなりには面白いのではないだろうか。 個人的には、実際の純文学みたいな真面目な書き方も、愉快過ぎて頭が沸いてんじゃないという未来文学小説も書ける作者は凄いんじゃなかろうかと思う。
0投稿日: 2011.07.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
主人公がラノベにありがちな鈍感野郎で、読んでてそんなことも気づかないとか馬鹿すぎるなとイライラする部分もちらほら。 続編もので、1巻から話がまとまってないのはいかがなものか。 それに、文章がだるいのか数ページで寝落ちすることが何度もあり、300ページ程度の物語を読むだけで3週間もかかってしまった。 ラスト1章くらいでようやく話は動き出したが、前置きが長すぎる。 後はタイトルが持つ意味は何なのか? ハッキリいって微妙だった。 これも次巻できちっとまとめられるかがカギっぽい。 ヘルカムにしろ、これにしろ、新作は当たりが無いなぁ。 斬新な切り口だったというのは評価するけど、 それ以外何もなかった。 萌えを前面に押したようなラノベを読むのは初だったが、 やっぱりきついなぁ。 ただ、次巻にはめちゃくちゃ期待している。
0投稿日: 2011.07.22
powered by ブクログ「萌えが文化の主流となった未来」というアイディアは、徹底的に突き抜けた痛々しい描写もあり笑えたが、その後のストーリー展開にはイマイチ面白味を感じなかった。 ラストは某有名洋画のオマージュなのかも知れないが、続編を意識しすぎたせいか物凄い中途半端感を出してしまった印象。落ちとしてあっさり使うくらいで良かったのでは。 とは言えなかなか楽しめたので次巻も購読予定。
0投稿日: 2011.07.17
powered by ブクログ公開された試し読み分の内容があまりにもぶっ飛んでいるせいで、ネットの一部で話題になっている作品。 近未来が舞台で、漢字は死滅し、ケータイ小説と萌え小説をさらに頭を悪くした感じの文章が主流となった世の中という設定です。 本当に尖った作品。ラノベを読み慣れていないとハードルが非常に高い。ただ、いわゆる「わかっている人」の立場からすると本当に面白いです。interestingではなくfannyな意味で。久々に声を出して笑いました。深読みするとシニカルな部分もあるような気がしなくもないですが、何も考えずにゲラゲラ笑って読むのが良い気がします。脳味噌がとろけそうになりますが、それもまた良し!
0投稿日: 2011.07.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
【ライトノベル】 かじいたかし 『僕の妹は漢字が読める』→http://kawataka-giken.cocolog-nifty.com/blog/2011/07/post-80df.html
0投稿日: 2011.07.07
powered by ブクログこの本を読みながら、あれこれ考えるのは楽しかったが、 作品自体がそこまで面白いかというと、ちょっち疑問。 結局多様性が大事よねって思うんだけど、 今の本屋のラノベの棚にそれがあるかというと甚だ疑問。 作中では作品の本質こそが大事だと言うけど、 料理が全部ソース味になっちゃったら、 材料が如何に異なっていても受け入れられないと思うんだ。 今のラノベは本質はともかく、味付けは9割方萌え味になってる。 もちろんソース味も萌え味もあっていいし好きなんだけど、 それだけはやっぱり嫌だ。
0投稿日: 2011.07.06
powered by ブクログ基本設定がぶっ飛んでることさえ認めてしまえば,案外素直に楽しめる"正統派"作品でした. 話の途中で終わってるような感じではありますけど,むしろこれ続きを書くのは蛇足だと思うので,物語の締め方として悪くないですね.
0投稿日: 2011.07.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2011 7/3読了。札幌駅近くの紀伊國屋書店で購入。 ネットで話題になっていたので買ってみた本。 ・・・うん、なんというか、世の中にはメインカルチャーになってはいけないサブカルチャーがあるよな、ということを痛切に感じさせてくれる本。 正直評価に悩む。続編を買うかと言われれば買わないような気もするし話の先が気になるかと言われるとあまり気にならない。 が、漢字が読めなくなってる日本人とか萌えが正統文学になってる未来とかその時代の小説の例やなんかの設定は面白い。 ・・・面白い、が、やだこの世界絶対耐えられない・・・ サブカルチャーはメインカルチャーがあるから輝けるんや、とか思ってみたり。 『舞姫』が『まいひめ!』になってる未来とか嫌だっていうかあのヘタレダメ男小説をハーレム化したらヘタレダメ肯定になってしまうじゃないか、ああでもエリスが狂うところを除くと実際ありそうだな・・・
0投稿日: 2011.07.03
powered by ブクログおもろいです。ここまでぶっこむか~って感じですな。(ホメ言葉) 最初の方はツッコミどこが満載すぎるし、文章もサクサク読んでいけます。 「表現の表面だけを捉えてくだらないと切り捨てる」 ちょと深いなって思います。
0投稿日: 2011.07.02
powered by ブクログ主人公の頭が凝り固まっている(21世紀的価値観だとド変態)なあたりに耐えられるかどうか。 どう見ても終わってないよな、これ。
0投稿日: 2011.06.30
