
総合評価
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powered by ブクログ歴史にはロマンがありますね。事実かどうかは途中からどうでもよくなりました。駿府に行って家康と同じ景色を見てみたくなりました。
0投稿日: 2026.01.25
powered by ブクログ大団円 ついに終わりを迎える 最後の巻では 特に大きなことは起こらなかった これも人生 ふりかえれば 50から本当の人生が始まる こともある そして 最後はわらって 酒を飲み交わす いつまでも いつまでも
0投稿日: 2025.09.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
遂に物語が終わった。素晴らしい読書体験だった。二郎三郎は、家康を最後まで演じきった。関ケ原からの怒涛のような15年間を二郎三郎とともに苦楽を共に過ごしたような感覚。そして最後は、気心の知れた仲間と桜の大枝のもと酒を酌み交わす。幸せな終わり方だった。 ところで、以前、司馬遼太郎の城塞を読んだ時は、家康が極悪非道なやりかたで大阪城の豊臣方を貶めるような記載だったが、本物語では、貶めたのは秀忠が主犯だった。二郎三郎はあくまで豊臣を救いたい側である。だから、秀忠を冷酷で陰険な性格として再三記述していたのだろうか。
0投稿日: 2025.06.21
powered by ブクログ上・中・下巻読了。 覚えきれないほど大勢の登場人物に膨大な量のエピソードや事件。ものすごく読み応えがありました。時間をおいて読んでもたちまちその世界観に引き込まれました。人物が魅力的。甲斐の六郎の凄味(こんな言葉では薄っぺらすぎますが)。影武者二郎三郎の生き様。秀忠の悪役ぶりさえ徹底していてある意味あっぱれでした。あの時代を、徳川家康という人物を、別な視点で見ることが出来ました。 美しい終わり方。 桜の花びらの舞い散る中での酒宴が目に浮かぶよう…。今年の桜はこの本のラストに思いを馳せることになりそうです。 おすすめしてくださった方に感謝です。そうでなければ出会えなかった本でした。
2投稿日: 2023.03.10
powered by ブクログ二郎三郎はあくまで豊臣家との和平と、その後に招来する二大勢力によるパワーバランスを目指す。しかし史実は、豊臣が滅亡の道を歩む大坂冬の陣~夏の陣へと容赦なく進む。本作創出は『史疑徳川家康事蹟』が基となった大作だが、他の史料とも整合させる造りとなっている。もはや70歳を超し老齢の極みに達した二郎三郎には、秀忠、柳生の陰謀を完全に封じることができなくなった。そして最後に、「鯛の天ぷら」を食べたことが死因という逸話に、柳生毒殺を被せてきた!? 家康が影武者だったら……そんな物語を楽しませてもらった。
0投稿日: 2021.12.15
powered by ブクログ2021年5月29日読了。 いよいよ、大坂での決戦が近づく。 二郎三郎は秀頼工作を続け、何とか平和な世が続くように画策するが、二代目将軍秀忠と柳生勢が邪魔をする。 中、下巻は年表とイベントは史実通りだが、ディティールがフィクション。 支倉常長がなぜ渡欧したのか?とか、忠輝の運命は?とか、最後の大坂決戦はなぜ回避できなかったのか?とか、面白いったらありゃしない。
0投稿日: 2021.05.29
powered by ブクログ本書三巻をやっと読み終える。後書きの解説に網野史学と谷川民族学を取り込み、村岡素一郎の「史疑徳川家康事績」から影武者説を起こし、父方の家系から繋がる漂泊の民への思いが、本書に結実したことを知りました。様々な史料との格闘から本書が成り立っていると理解しても、自分が期待した小説のエンターテイメント性には、不遜ですが、満足出来ませんでした。筋書の主な場面に登場する忍びの者、また、二郎三郎の閨事も少々食傷気味で、興が削がれました。
0投稿日: 2021.04.23
powered by ブクログ徳川家康の影武者として生きた男の生涯を描く最終巻。 男の目指す和平とは、徳川と豊臣の勢力が緊張状態にあるからこそ戦乱のない時代を迎えられるというもの。しかし、その状態が崩れれば、影武者徳川家康として生き、和平を実現しようとした男の夢は潰えることになる。しかし、時世の流れは無情にも徳川と豊臣の最終決戦「大坂の陣」へ向かってしまう。 戦国の世に生きるとはどのようなものか、様々な人間の思惑が交差する時代の波に翻弄されながらもどこか余裕をもって物事にあたる人間の姿を描く。 この下巻では「松平忠輝」がキーマンになってくる。この作者の作品には、この松平忠輝にフォーカスした作品もあり、いずれは読んでみたいと思う。
0投稿日: 2021.01.18
powered by ブクログ〈上中下巻合わせて〉 忍の甲斐の六郎は、関ヶ原の戦いの開幕間近、徳川家康の暗殺に成功する。家康の影武者であった世良田二郎三郎は、急遽家康として成り変わり、勝利を納めて天下を取る。二郎三郎は影武者である以上、用が済んだら徳川家に殺される運命を悟るが、そうならないよう、協力者や信頼に足る部下を集めながら、「徳川家康」を代行していく。 もし、徳川家康が関ヶ原で殺されていて、以降は影武者が代行していたとしたら、そんなifストーリーな解釈での時代小説。しかし、実際の記録に照らし合わせながら物語は進むので、思った以上に説得力がある。 読み応えが凄かった。大変面白かったです。
0投稿日: 2020.05.11
powered by ブクログいいなぁ この爽快感 いいなぁ この説得力 いいなぁ この生き様 網野善彦さんを読み終えると 隆慶一郎さんを手にしたくなる 隆慶一郎さんを読み終えると 網野善彦さんを手にしたくなる 座右の書棚には このお二人の文庫本たちが 並んで いつでも出番を 待ってくれています ちなみに そのすぐ横には 沖浦和光さんと 塩見鮮一郎さんが 並んでいます
5投稿日: 2020.02.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
上巻、中巻と続いてきた徳川家康=二郎三郎の権力固めと二代将軍、秀忠との確執も集大成。 冒頭の戦いで二郎三郎の影となり戦い続けてきた甲斐の六郎の腕が切り落とされてしまうという衝撃の展開。しばらく戦線から離脱した六郎は、中盤には不動金縛りの術を極めて復帰する。上巻、中巻でもいわゆる肉弾戦的な戦は何度も描かれてきたが、六郎のこの術が加わったことで、下巻の戦はそれまでとはまた違う趣になっている。 あくまで豊臣家への恩義を忘れず豊臣を活かしたい二郎三郎と、執念を燃やして豊臣を滅ぼしたい秀忠。最終的には豊臣側の自滅とも言える振る舞いにより、史実通りに二郎三郎=家康は豊臣を滅ぼすことになる。 そして終盤にかけ、一気に世の流れは当然ながら若い秀忠のほうに傾き、二郎三郎は静かに人生を閉じていく。ただし、自分の亡き後、秀忠が自分の子どもたちを殺すことのないよう、周到な仕掛けと細工を施してから。 この小説は終わり方が好い。満身創痍でこの世を去っていく二郎三郎を、完璧な勝者として舞台から去らせてはいない。かと言って、悪役を担い、生き残って徳川幕府を継いでいく秀忠が勝者かというと、それはまず間違いなく違うというぐらい完膚なきまでに叩きのめされた状態で終焉を迎えている。 では誰が勝者だったのか。戦乱と策謀の世を生き抜いた者か、子孫を残し系譜を存続できた者か、あるいはただ単に何もなさずとも生き永らえた者か。 言えるのは、二郎三郎は自分の信念のままに家康として生き抜いたということ。そして、この小説がもし史実だったら、これほど痛快で、なおかつ家康の関ヶ原以降の変容を適切に説明しうる解釈はないのではないか、ということ。 最後に。 徳川家の系譜を見ると、二代秀忠から続いていた将軍の系譜は七代目の家継で途絶えてしまう。そのあとを継いで八代将軍になった吉宗は、秀忠が殺そうとしていた頼宣の孫。以降、十四代家茂まではこの家系が将軍職を襲っていく。そして徳川家最後の将軍である慶喜は、同じく秀忠が殺そうとしていた頼房の家系。 即ち、徳川家の正統として権力を欲していた秀忠の系譜は七代目までで絶たれ、その後の徳川の繁栄を担い、さらに徳川の世を終えるという重圧を担ったのは家康の系譜ということになる。さらにこの小説で言うならば、二郎三郎が家康を装った関ヶ原以降に生まれた頼宣と頼房の子孫ということになるので、「徳川家康」とその嫡子である「徳川秀忠」の「徳川家」による治世は七代目までで終わり、その後は「二郎三郎」の血筋が世を治めていったということになる。 これだけでも、この小説を読んだ者ならば痛快至極なのである。
1投稿日: 2019.09.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
著者の作で最初に読んだのが、本作。歴史、時代小説家と言えば、司馬遼太郎をあげる人は多い、自分もそう思うが、この本を読んで放心した。その後、著者の殆どの作品を読んだ。 著者は元々、脚本家。師事していた寺田寅彦がなくなった後、小説を書き始め、急逝したために作家になってからの実働は僅か5年。ある意味、このジャンルで言えば司馬氏より、凄い本を書いた人なのかもしれない。 著者の作品の根底に流れるテーマ、重要は登場人物には、封建時代の階級社会の外の人々がある。道々の者、傀儡子、山の民。そして吉原の人々。関ヶ原の戦いの中で、家康は命を落とし、影武者だった者が、江戸時代の礎をつくるという物語、その話の壮大さに驚くが、著者が追っていったのは、何だったのだろうか。 以前、著者が通ったお店に行ったことがあるが、とても自由で、和やかな、居心地の良いお店だった。
2投稿日: 2018.08.15
powered by ブクログ読み切った! うっかり終盤の酒宴のくだりを通勤途中の電車内で読んでしまって、ハンカチを目に当てつつ…となってしまいました。。 下巻ではついに家康(二郎三郎)が避けたいと思っていた大阪の陣が起こってしまい、顛末とその後が描かれています。 正直なところ、もう少し陰惨な展開を予想していたので、結末が思いのほか優しいもので虚を突かれたようになりました。でも、良かった。 手元に置いて、折々読み返していきたい本です。 こういう本に出会うために、数をこなしているので。
2投稿日: 2018.01.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
関ヶ原後の豊臣家問題。何故に15年間も攻め滅ぼさなかったのは子供の頃からの謎であった。滅ぼす気があるなら1611年の二条城会見は無駄でしかないし、豊臣家に見方しそうなのは加藤清正、福島正則ぐらいだから力押しで十分ぐらいにしか思っていなかったが、滅ぼしたくない二郎三郎と滅ぼしたい秀忠と言う仮説でみていくと妙な説得感があった。 平和を守るギリギリの攻防、しかし最後は豊臣家側の暴発で滅亡。フィクションとわかっていても最後まで迫力がありのめり込んでしまった。本当に面白かった。
2投稿日: 2018.01.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
評価は5. 内容(BOOKデーターベース) いまや二郎三郎は、秀忠を自在に操る家康なみの智将であった。彼の壮大な夢は、江戸・大坂の和平を実現し、独立王国=駿府の城を中心に自由な「公界」を築くことだった。キリシタン勢力を結集した倒幕の叛乱を未然に防ぎ束の間の平安を得るが、秀忠の謀略から遂に大坂の陣の火の手が上がる。自由平和な世を願い、15年間を家康として颯爽と生き抜いた影武者の苦闘を描く渾身の時代長編。
2投稿日: 2017.12.08
powered by ブクログ現実社会の中では、うまくいく筈がないとか、こんなことをやっている場合ではないとわかっていても、仕事としてやらなければならないという状況はいつでもある。 先が見えない人々の中で、将来このままではダメになるとわかっていながら、自分のできる範囲内で、最大限努力し、事態の変化を待つということはいくらでもある。いや、そういう場合の方が大部分だろう。 本書の主人公である徳川家康の影武者、世良田二郎三郎は、権力の頂点に立っているといえども、その点ではわれわれと同じである。 豊臣家の滅亡と二郎三郎からの権力奪取を狙う二代目秀忠と、豊臣家復興の機をうかがう大坂方の間に立って、ひたすら平和と共存を図ろうとするその努力は、三巻目に入って、時代の勢いに押し流されるかのように次第に後退を余儀なくされていく。 こうした苦さは、この社会の真実である。六十歳を過ぎて作家になったという隆慶一郎が描くその苦さは、作者が大人であるゆえんであり、そこがこの作品に重みを与えている。 そして最後の場面。 そのような人生が直ちに絶望に終わるわけではなく、そこにも人間の夢と幸福があるのだということも、作者の語る通りだと思う。
0投稿日: 2017.09.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
全3巻完結編。面白かった。執着を持ち続けられなくなった二郎三郎。未だ執着(妄執かもしれないが)から逃れられない秀忠。老いと若さといういつの時代にも繰り返された相克が、下巻で描かれている。心を残しながら何もなすことができない老境にある人の諦念について、これまでにも様々書かれてきたが、本書はその中でも特筆に値し、滅びの中の美が丁寧に描写されている。風魔対柳生の忍者戦の描写もうまい。
0投稿日: 2017.01.14
powered by ブクログボリューム満点だったけど、最後まで面白かったです。戦国時代を生き抜いた英雄たちが、老いて益々盛んな活躍ぶりは格好良かった。長く続く江戸の泰平の礎を築き上げた、っていう家康の偉業も、一般市民だからこそ、って考えれば結構すんなり腑に落ちるかも。とんだろくでなしと思わせられ続けた秀忠も、結果的に家康から英才教育を受けたことになると考えれば納得。そんな諸々を考えながら、最後の酒盛り場面の美しさに胸を打たれつつ、読了させて頂きました。素晴らしかったです。連載時、リアルタイムで知っていながら手には取らなかった漫画版がちょっと気になります。でも「花の慶治」に比べて人気が劣るところを見ると、そっちはイマイチなのかもしれないですね。
2投稿日: 2016.09.26
powered by ブクログ徳川家康が「関ヶ原の戦い」時に暗殺され、それ以降影武者が成り代わって天下を収める物語。歴史の流れに則り、話が構築されており、物語が目に浮かび楽しい。私の歴史観に膨らみをもたらしてくれた一冊。 風魔(家康方)、柳生(秀忠方)、猿飛佐助(真田方)など忍の活躍も楽しく、男子心をくすぐられる。 【学】 思えば応仁の乱以降、世の中は長い長い戦乱の直中にあった。下克上思考、天下は回り持ちという武士の思考がこの長い戦乱を生んだのである。 魚を焼いて絞って油をとり、火の灯りの元にした。 秀吉は朝廷の権威を借りて天下を治めようと下ので朝廷にもつくしたし、京の町にふんだんに金銀をばらまいた。大阪に至ってはほとんど秀吉が作った町だ。ゆえ、大阪人の太閤贔屓、徳川、江戸嫌いは少しのことでは変わらない。
0投稿日: 2016.02.16成る程と思える作者の指摘が・・・
本作も最終章を迎えました。始めの目次部分に「大坂の役」があるのを見て、これまでの経緯からしてどのように豊臣家の滅亡を描いていくのか興味が湧きましたが、戦の切っ掛けとなった京都方広寺の一件を歴史の教科書どおりにさらりと流しています。 さて、下巻はご存知、二条城で家康が秀頼を謁見するため上洛するお話から始まっています。かつてテレビの時代劇ドラマで観たシーンでは、加藤清正が秀頼を守るためお膳の毒見をして落命していましたが、本作では積極的かつ過激な展開を描写しています。藤堂高虎と伊賀忍びの企みが秀頼暗殺という暴挙。そしてその裏で糸を引く秀忠の姿が見え隠れします。「豊臣恩顧の大名を殺していく」その第一号が加藤清正だと。この一大事件で甲斐の六郎が大怪我をするという辺りは大変悲しかったですし、声が詰まる思いでした。 家康の六男松平忠輝は奥州の名家伊達家と姻戚関係にあり、当主伊達政宗はその立場を上手く利用して徳川政権を転覆させようと目論んでいたのではないかという影の部分は、山岡荘八『伊達政宗』では如実に記述してあったのを思い出しましたが、本作でも秀忠を排除して忠輝を二代将軍にと、驚愕の目論見が描かれていました。 私事、やはり大坂の役の部分は何回読んでも悲しい出来事に思え、空しい限りです。かつて井上靖の『淀どの日記』を読了した時もそうでしたが、淀殿秀頼母子の最後の自刃。人は”滅びの美学”だとか、”悲劇のヒロイン”だとか持て囃していますが、殊更悲しい出来事です。しかし、後半の大坂夏の陣は興味をそそられます。後藤又兵衛基次の討死を始めとする大坂方対徳川方の壮絶な戦い。「八尾若江の木村長門守重成殿討死!」の声が聞こえてきそうです。また徳川本陣茶臼山に総攻撃を掛ける真田信繁(幸村)の雄姿が目に浮かんできそうです。ここは本髄、読みどころでしょう。終盤に掛けての世良田二郎三郎元信の行く末は如何に?という肝心な部分が尻すぼみで幕引きとなりました。 ※下巻も入力ミスと思われる語句があり、きっちり校正して下さい。
1投稿日: 2015.11.14
powered by ブクログ関ヶ原の戦いの合戦中に、徳川家康が、西軍石田三成の配下の忍者に殺されたため、その影武者がその後15年に渡って徳川家康に成り代わって生きていくという、設定で書かれた歴史物語です。 関ヶ原の戦いを前後して、徳川家康の趣向が変わっている等、この本の中には、影武者に変わっていただろうと思われる証拠が多く散りばめられています。 上中下の3巻、合計二千頁にも及ぶ大作を、あしかけ数か月、主に出張中の飛行機の中で楽しみながら読みました。楽しかった数か月でした! 以下は気になったポイントです。 ・慶長14年には、第九子義直と紀伊37万石浅野幸長の娘、第10子頼宜と肥後52万石加藤清正の娘と婚約させている(p9) ・二郎三郎の目からみると、キリシタンは驚くほど一向一揆の門徒衆に似ていた(p177) ・吉原が元和3年(1617)にできる前の遊里は、麹町、鎌倉河岸、元誓願寺前の3か所(p182) ・フランシスコ会は、神への奉仕だけに身を捧げる教団、伝道のためには戦争も辞さない戦闘的な布教集団イエズス会とは対照的(p329) ・関ヶ原でとりつぶされた大名は90家、438万石、 厳封4家、221万石、他の理由で除封されたものが35家、317万石で、合計一千万石が除封となり、牢人が乗じた。その上にキリシタン武士がいた(p343) ・軍役表によれば、一万石で235人、騎馬は10騎(p379) ・本来、豊臣方がやるはずであった工事(三の丸と二の丸の掘と柵を破却)だけでなく、堀まで埋めてしまった(p402) ・大阪夏の陣において、大野道犬率いる一隊は、堺の町を残らず焼き払って、堺滅亡の原因を作った(p451) ・小判200万両の重量は約一万貫、運ぶには370頭の馬が必要になる(p561) ・家康は駿府を東西に対して難攻不落の地にした。年貢は江戸経由でなく、直接駿府に来るようにした。清水港を南蛮船の来る港にした。朱印状は駿府でのみ発行し、自由独立都市にしようとした(p605) 2015年10月31日作成
0投稿日: 2015.10.31
powered by ブクログ関が原の戦いで家康は死に それ以降史実の「家康」は影武者だった、というお話。 ものの見方でストーリーはまったく異なって捉えられるものだと改めて感じた。 生まれたときから戦国時代の武将となるべく生きてきた家康ではなく、その日暮らしで厳しい世界を生き延び 影武者となった次郎三郎だからこそ平和を願い そのために争い、太平の世を残したいと思ったのかもしれない。 平和のために争う。今の時代もどこかで紛争が起きているのもそれぞれの平穏な生活を求めているからなのを 忘れないようにしたい。 7月から読み始めたのに今までかかってしまったのは読み始め当初はイスラエルとガザの紛争があり、関が原の戦いの生々しい表現に拒否反応があったから。 読み終えた今日も日本人として苦しい出来事があった日であり、その地も傍から見たら平穏には映っていない。 この悲しい出来事がいつか報われますように。
0投稿日: 2015.02.01
powered by ブクログ桜の、花びらが開け放した窓からの風に吹かれて舞う様をただ眺めているだけの、ただただ心を無にしてその瞬間に浸っていられる幸せに胸が熱くなる。 隣には愛する人、また命を共にした仲間、そこで飲む酒の味を思いながら激動の生を生き抜いた二郎三郎に乾杯。
0投稿日: 2015.01.28
powered by ブクログ影武者の追いかけた壮大な夢は半ばに破れるも…という下巻です。 自由を愛しながら、ひょんなことから影武者になり、さらに影から武士の頂点という表舞台、およそ自由人とは間逆の立場になりながら、あえてその立場を利用し、本当に自由な世を作るべく人生を賭けていく、という話に、当時高校生であった自分にとって、大人のカッコよさを感じたのを覚えています。影は光になれるか、でも夢破れ、でもいいじゃないか、というほろ苦い感じも好きです。うまく言い表せませんが。
0投稿日: 2015.01.08
powered by ブクログ上中下の三巻を漸く読み終えた。面白かった。最後はもう終わるのが寂しくて、しばらく積読にしてしまった。 下巻には多少キリシタンの事がでてきて、キリスト者としては興味があった。 それにしても著者の推論、(関ヶ原以後は家康が死んだために影武者が家康を演じたと言う説)は説得力があって面白い。秀忠が陰湿な男として描かれているが、それはこの推論により納得できる。史実とされている家康の関ヶ原以後の陰湿さと、豊臣家への暴虐の陰謀は、実は家康のものではなく秀忠の者だったのかも知れない。本当にそうなのかもしれないと思わされるほど、小説の内容がしっくりと着て面白かった。 星五つ。
0投稿日: 2014.12.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
秀忠の粘りと,そして自らの老いにあらがえず,ついに大阪冬の陣が勃発する.しかし,淀君が全ての元凶ていうのは,衆目の一致するところなんだろうか? 淀君を好意的に書いたものってないよな.二郎三郎がついに死ぬまでを描く.その未来は密かに忠輝に託されるところまで終わり. 巻末のあとがきとして隆慶一郎の友人らしい人が文を寄せいているが,隆のことを「伝奇小説家」と.確かに,伝奇小説だ,これは.しかし,それをいったら真田太平記も相当怪しい.
0投稿日: 2014.11.16
powered by ブクログ遂に秀忠の策と時代の流れに負けて豊臣家を滅ぼしてしまった二郎三郎、だが秀忠&柳生との直接対決は最後まで踏ん張りつつ毒を盛られて部屋で花見をしながら終了。ラストシーンも素晴らしい。 文章レベルが非常に高く、二郎三郎、六郎、風斎、島左近、秀忠、柳生むねのりといった魅力的なキャラが織り成す多層構造の物語の妙。偽史ながらもしっかりした時代考証(ホントに家康別人説というのがあると後書きで知ってなおびっくり!)。読むのは時間がかかったけれど、文句無く素晴らしい小説でした。
0投稿日: 2014.07.29
powered by ブクログ天下をとって何が大変って、まずは各武将の功績に応じた知行の配分に違いない。戦乱期に生死を賭け共に軍義を凝らした武将たちに替え玉であることを悟られずして、それを行えるのか。そもそも側近の大方が気づかないってのは考えられない。それでも、一向一揆を学び、架空の人物である甲斐の六郎に惹かれ、かなり持ち上げられてはいようが風魔を知った。秀忠と淀君の人物評価は何とも気の毒だ。小説だから勧善懲悪やむなしだけど、個々が善悪を内包してるはず。いずれにせよ、譜代よりむしろ親藩の方が安穏としてはいられない道理を改めて思う。
0投稿日: 2014.07.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
関ヶ原から、冬の陣夏の陣と家康が死ぬまで。 歴史の教科書だと一瞬で終わってしまうこの期間が、とてもいきいきと感じられた。 こういうのを読んでいたら、高校生の時、歴史も少しは苦手じゃなかったのかなー。
0投稿日: 2014.02.15
powered by ブクログ上中下 全部 いいですね!! かなり読み応えあります!! 史実からどこまでかけ離れているかがわかりませんが とっても 面白いです。 徳川とは 戦国時代の下克上時代から平和な時代に移るにあたって!? 平和を望む人 国をよくしたいと思う人 はたまた 将軍なのに自分の欲望に突き進む人 人をひきつける何かを持っている人 夢、現実、時代の勢いと時流、妬み、欲望、復讐、恨み、戦略 戦国時代から 関が原の戦いになり ここから徳川政権300年が始まる礎の基礎 徳川についての疑惑を皮切りに 物語を作り上げた作者にスゲーの賛辞です 面白かったです! ここに出てくるのが本当だったら 秀忠は、好きでないなぁ・・・ でも 執念がすごいから あっぱれ! あと 風魔・・・ 気になりますね
0投稿日: 2014.01.16
powered by ブクログテレビ東京のドラマがきっかけで読み始めたのですが、 …すっごく面白い! ハラハラする展開の連続と、登場人物の人間味あふれる描写と、歴史を別の視点から見る面白さなどが一体となって読み出したら止まらない。 特に、島左近が男前すぎて惚れますよ。
0投稿日: 2014.01.16
powered by ブクログ家康の影武者は「吉原御免状」の設定であったが、上中下巻1500ページ以上じゃ抵抗があった。正月で図書館の貸出期間が3週間だったので何とか読めると借りたが・・予想以上に面白かった。個人的には、歴史で家康より秀忠が好きだったんだけど(笑) 御免状の光秀の代わりに島左近が重要なキャラになる。本物の家康を殺した六郎と風魔一族が柳生と闘い、影武者家康はいくさ人として生き抜く。荒唐無稽の時代小説と位置付けるには歴史的事実の使い方がしっかりしている。秀作だが、名のない人達が数多く、一行であっさりと殺されるのは・・まぁ、歴史の残酷さであって作者としてはどうしょうもないな。
0投稿日: 2014.01.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白かったです。長かったけど^^ 中巻、下巻は戦闘地面もあり、手に汗握る展開で苦もなく読めました。何度も秀忠(柳生)の手にかかりそうになりながらも、六郎達の機転で躱してきた二郎三郎。終盤は秀忠に出し抜かれることもありましたが、腹心を喪うこともなく大往生を迎えられるのだから良かったです。後味が悪いと再読しようという気になれないもの。正規の家康モノを読んでからまた読みたいと思います。
0投稿日: 2014.01.04
powered by ブクログこの歴史小説が面白いのは、影武者に過ぎなかった世良田二郎三郎がある日突然、本物の徳川家康を演じ続けねばならなったにも関わらず、徳川家康以上の活躍を果たすという点に尽きる。それをなし得たのは二郎三郎に『道々の輩』としてのバックグランドがあったからである。 史実と虚構を上手く融合し、二郎三郎を陰日向となりサポートし続ける甲斐の六郎、島左近といった登場人物の魅力も物語の面白さを増している。
2投稿日: 2013.12.24
powered by ブクログ自由平和な世を願い、15年間を家康として生き抜いた影武者・二郎三郎の苦闘を描く。武人らしく美しく散って行く人もいるなか、秀忠の駄目さ加減がひどい。あと淀君も・・・ それにしても甲斐の六郎は超人的だね。
0投稿日: 2013.09.19
powered by ブクログいよいよ最終巻。豊臣家の最期、家康(二郎三郎)の最期が分かっているだけにページを進めるうちに心苦しくなってきた。ただ最後の最後まで二郎三朗を守る、六郎、風魔が素晴らしく、そして最後の六郎の涙に、こちらもおもわず涙が。ほんとうに読み終わりたくないと思わせる本であった。それとともに、史実の謎をここまで小説に落とし込んだ著者の力量に感服。
2投稿日: 2013.05.25
powered by ブクログ壮大な物語が、ようやく終焉。 歴史には疎い自分だが、筆者がところどころに列挙した、また、解説者が並べ立てた“関ヶ原以降の家康影武者説の根拠となる歴史的資料”についての論述を読んでいくと・・・・・家康影武者説が本当にありえるのではないか?と思えてしまったのが、おもしろい。 2代将軍秀忠の“くそ人間ぶり”があまりにも非道すぎるが・・・、歴史考証についての記述部分以外の物語は、全体を通してハラハラドキドキしながら“読まされた”。 ★4つ、8ポイント。 2013.05.17.了。
0投稿日: 2013.05.20
powered by ブクログ最期はあまりにもあっけない・・・ 史実にのっとれば、徳川将軍家はやがて影武者の血統に移ったことになるが、その整合性はいかに?
0投稿日: 2013.05.07
powered by ブクログ面白かった! 下巻は豊臣方との交渉とか秀忠との攻防とか、なかなか影武者家康の思い通りにならないことが多くてもどかしい気持ちになった。 最後の桜のシーンが何とも切ない。
1投稿日: 2013.03.31
powered by ブクログ確かに、関ヶ原以降に生まれた徳川家康の子供たちへの扱いは、別人のように違いますね。 よく知っている歴史でも、別の視点で見ると違う真実が見えるのかもしれません。
0投稿日: 2012.12.26
powered by ブクログついに読み終わってしまった。 先が気になるのに、読み終わりたくない、先に進みたくない、と思った小説は初めてだった。 二郎三郎、六郎、左近、風斎、お梶の方、色々な人物に惚れ惚れし、同じように秀忠が憎くなった。 六郎、男前すぎる。 所々論文調で裏付けがあり、小説なんだか現実なんだか判らなくなった。 15年間夢見てきた美しい終わり。素晴らしい小説でした!
1投稿日: 2012.09.09
powered by ブクログ徳川家康が実は関ヶ原の戦い中に暗殺され、影武者が家康として振る舞っていたら――。 歴史好きとしてはそれだけでも心が弾むのだが、読書前にはそこにはある種のフィクションを楽しむ時のワクワクがあった。でも実際にページをめくってみると、とてもじゃないが「まさか」と一笑にふせないような「不思議」な史実が明らかになる。そしてそれが作者の言う通り家康が本当はもう死んでいて、影武者が家康になり変わっていたとしたら、という説明を加えれば見事に符合するではないか! 目からうろこ。影武者説を唱えることで、拍手を送りたくなるような鮮やかなエピソードが集まり、権力争いに一層心が躍った。 上中下巻の三冊で語られるのは関ヶ原の戦いから家康の死まで。そこにはもちろん大きな要素として豊臣秀頼の存在が語られている。教科書では数行で終わってしまうこの一連の流れがこんなにダイナミックだったとは…! 太平の世を熱望する家康(二郎三郎)と、それまで何となくぱっとしない将軍と思っていた秀忠の小賢しさ、そして今なお支持を集める豊臣秀頼。権力闘争が発生しない訳がない。そこでの家康(二郎三郎)の手腕がもう見事。相手の考えの先を読み、先手を打つ。影武者としての立場を最大限に利用して、言葉巧みに誘導したり脅したりして言質を取るたびに、相手が煮え湯を飲まされるたびに、喜んだ。憎めないんだよなあ、あの性格が。 家康(二郎三郎)の平和への腐心は、己の命を守るためでもあり、戦国時代から関ヶ原までの合戦続きに倦んだ世のためでもある。かつて豊臣側の家臣たちも同調し、家康の勢力は大きくなった。それでも秀忠が豊臣を滅ぼそうとする限り、また淀君が豊臣の天下を疑わない中で、確執は産まれ、手を尽くした家康もついには止められない状況まできた。七十を超えてからの家康の倦怠感といくさ人としての血の騒ぎ。桜の下で気心の知れたものたちと杯を交わすという美しく儚い夢。本当の家康じゃなくても二郎三郎は仲間を得たんだと思うと、感動的ですらある。 うん、歴史小説でこんなにどきどきわくわくさせるなんて、まさに傑作。
1投稿日: 2012.07.08
powered by ブクログTV時代劇版は残念な出来だったし漫画版はカスタマイズしすぎだし、リメイクに寛大な俺をしてもいくらなんでもこの作品は原作小説版に限りますよ。
0投稿日: 2012.05.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
”甲斐の六郎”すごい男が描かれています。 作者の創作人物なのか、歴史上のモデルがいたのか?? この人にかなり心ひきづられました。 2003年?頃、WOWOWでドラマにもなったようで、見れていません。六郎役は、片岡鶴太郎さんが演じています。見たいなー。世界史、現代日本もそうですが、歴史の裏側にいた人々の熱さに、凄腕ぶりに感動しました。作者に代わって徳川家を知る日本人の誰にでも、おススメしたくなる本です。
0投稿日: 2012.03.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
いまや二郎三郎は、秀忠を自在に操る家康なみの智将であった。彼の壮大な夢は、江戸・大坂の和平を実現し、独立王国=駿府の城を中心に自由な「公界」を築くことだった。キリシタン勢力を結集した倒幕の叛乱を未然に防ぎ束の間の平安を得るが、秀忠の謀略から遂に大坂の陣の火の手が上がる。自由平和な世を願い、15年間を家康として颯爽と生き抜いた影武者の苦闘を描く渾身の時代長編。
0投稿日: 2011.11.29
powered by ブクログ発想に脱帽。そして仮にその通りだったとしても歴史に破綻はない。なにより読むのが楽しくわくわくさせられた。
0投稿日: 2011.09.26
powered by ブクログこれも特異設定もの。設定からの話の膨らまし方が抜群。よくまぁこれだけ歴史との辻褄を合わせたものだ。荒唐無稽なアクションあり、登場人物も魅力的。とても楽しめた。
0投稿日: 2011.09.23
powered by ブクログラストの場面で ものすごく情景が浮かぶのが不思議。 島左近の持ってきた桜を肴に 共に戦ってきた者達で酒を飲む。 そこで お梶が「幸せでしたわ」と。 なんて切ないラスト… 最後まで読むか、すごく躊躇したのは言うまでもなく。 さすがは隆慶一郎先生。 最高です。
0投稿日: 2011.08.27
powered by ブクログ“関ヶ原の合戦で家康は殺されていた。その後の家康は実は影武者の二郎三郎だった。” 一見荒唐無稽のような話でありながら、実際史実と照らし合わせるとそうとも言えぬような妙に説得感があり、最後までフィクションとは思えぬ力強さで読み進められた。主人公の二郎三郎もさることながら、六郎たち忍群を始めとする彼を助ける連中が非常に格好イイ。対して、2代将軍秀忠、、、。悪役っぷりが逆に凄かったデス。
0投稿日: 2011.03.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
P39~P50 左近は市郎兵衛の持参した面頬をつけ、槍の鞘を払うなり、駆け込んだ。丁度その時、六郎が左腕を落された。面頬をつけたりしていなかったら、間に合ったのである。即座にとびこんでいたら、六郎の左腕は無事だったのである。それが左近の唯一の悔恨だった。 だが、起こったことは起こったことである。今更悔やんでみたところで、六郎の腕が再び生えてくるわけではない。 ・・・ 二郎三郎は泣きたくなった。これほどの献身を受けるどんな資質が自分にあるというのか。一介の野武士上がりの影武者に、そんな資格があるわけがない。資格があるのは、自分が今しようとしている事業である。二郎三郎はそれを改めて痛感した。 P435~P436 権右衛門は口が利けなかった。涙だけが抑えようもなく溢れ、頬を伝った。 二郎三郎はそんな権右衛門を優しく見て云った。 「権右衛門よ。世の中には世の中だけが持つ奇妙なことわりがあるのだ。人間の手ではどうしようもない成り行きがな。わしは近頃沁々そう思うようになった」 別段珍しい論理ではない。諸行無常と云い、輪廻と云い、或は運命と云うものである。だが七十を超えた二郎三郎の肺腑の言として聞くと、権右衛門の胸に強くこたえた。 「天は豊臣家の滅びることを望んでいるのでしょうか」 権右衛門の切迫した語調に常高院の顔色が変った。この二人の会話には自分の見逃した何か重大な意味があったのだ。二郎三郎の答えはきっぱりしたものだった。 「そうだ。そうとしか思えぬ」 常高院は惑乱したと云っていい。思わず口を挟んだ。 「もし……」 「何も申されるな」 二郎三郎が又もや優しく云った。 「時はすぎ去ったのだ」 その笑顔が断腸の思いを隠してあるのを権右衛門だけは感じとった。 ☆きっかけは八方美人な書評 読了日:2011/02/04
0投稿日: 2011.02.01
powered by ブクログ同じ作者の“吉原御免状”を読み終わったら、これも押さえておきたい、何しろ面白いから。道々の輩が、家康の影武者となり、そして本人の死によって家康と入れ替わる。そんな奇想天外な話をするっと納得させて読ませてしまう。う〜ん、うまいね。甲斐の六郎、島左近、風魔小太郎、徳川秀忠、柳生宗矩と味方、敵とも登場人物が魅力的。上・中・下巻と分量は多いですが、楽しく読めます。
0投稿日: 2011.01.20
powered by ブクログ年齢や時勢の流れが自分ではなく秀忠に向いて来ているけれど、それでも尚出来る事を最大限している二郎三郎や六郎。 激動の15年でありながも「幸せだった。」というお梶の言葉がよくわかる気がした。 それにしても秀忠め。 憎たらしさ全開なだけに逆に興味が湧いて来た。どんな人物だったのか別の視点で描かれてる本も読んでみようかな。
0投稿日: 2010.12.30
powered by ブクログ徳川家康と徳川秀忠、風魔と柳生のあらそいが面白かった。徳川家康が暗殺されて 影武者だったってありえそう 2010・12・14
0投稿日: 2010.12.14
powered by ブクログ家康=二郎三郎晩年。陰険な秀忠に対する抵抗中心。話の本筋とは関係ないが大阪夏の陣の直前、社会不安が高まった時に、伊勢踊りという集団ヒステリー的な踊りが全国的に流行したという記述が面白かった。寝食を惜しみ用便すら踊りながらするほど人々が熱狂したとのこと。
0投稿日: 2010.08.08
powered by ブクログ関ヶ原の戦い以降の家康は影武者だった…という奇抜な発想のエンターテイメント小説。 大学受験の本番間近の息抜きのつもりで上・中・下一気に読んでしまいました。 私の好きな島左近の書き方が絶妙!
0投稿日: 2010.03.13
powered by ブクログ秀頼を生きながらえさせようと画策する二郎三郎。いかに早く秀頼、二郎三郎を除去しようかと画策する秀忠。江戸、大阪の間での巨大スケールの親子喧嘩がくりひろげられる。 六郎はさらに重要さを増し、風魔の頭領として、二郎三郎の側近としてその左腕をなくした後でもぴったりと寄り添い、それを助ける。いやぁ六郎かっこいい。 秀忠と柳生のコンビはあまりに失策続きでコメディタッチに描かれているようなところもおもしろい。 スケール感と家康が影武者だったという大胆な仮説(本当なんじゃないの?)で不朽の名作として扱われていても当然ではないかと思われる。
0投稿日: 2010.01.17
powered by ブクログ影武者・次郎三郎の生涯が終わりました。緊張の連続の関ケ原からの15年だったけど、信頼できる仲間がいて心強かっただろうな。また読み返したい!
0投稿日: 2010.01.16
powered by ブクログ戦国時代の武将はいろいろいるけれど、最重要人物にもかかわらず今まで主役となった小説は読んだことがないような気がする。忍耐の人、知将というイメージの家康、しかし、関が原の戦いが始まったときすでに死んでいたとしたら。影武者は何故そのまま家康を演じ続けたか、徳川方は何故それを続けねばならなかったか、、エンターテイメントに物語が繰り広げられる。以前漫画で読んだような気がするなと思っていたら、かなり前にモーニングに連載されていたらしい。影武者の二郎三郎と家康を殺した忍者六郎、そして風魔一族、それに対し秀忠と柳生。彼らが策と技とを繰り広げる歴史の裏舞台。面白くて一気に読みすすめていたのだけど、途中バテレンが出てきたあたりで急に減速。飽きてきた。その後六郎を中心に進められる話にまたひきつけられるのだが。長編を読むのは疲れる。まったく関係ないが、戦国時代の武将ってやっぱりものすごい肉食男子だったんだなあ。
0投稿日: 2010.01.10
powered by ブクログ1月28日読了。大坂冬・夏の陣の顛末と、二郎三郎/家康の鯛のてんぷらに当たっての死(それは伝説、ということにここではなっている)までを描く最終巻。有名な「国家安康 君臣豊楽」の鐘の銘など悪どい仕掛けで名高いこの戦の起こりは、結局のところ二郎三郎との暗闘を経て謀略スキルを磨いた秀忠の裏工作と、ひたすら空気が読めない淀君の存在によるものだった、と。二郎三郎は戦のない世の中のためにがんばったんだけど力及ばずだった・・・というあたり強調しすぎだし、ラストの酒宴シーンなども相当にあざといが。それにしても読み終わって感慨深いものがある。二郎三郎も、読み終わった私も、長い時間をおつかれさま。
0投稿日: 2009.01.28
powered by ブクログ関ヶ原の戦いで家康は暗殺されていた!! 「我が死を隠せ――・・・」 死の間際、家康は自分に瓜二つの影武者・世良田二郎三郎に今後の天下と徳川家を託す。 家康の望み通り、徳川家康として生きる二郎三郎と、偽者である二郎三郎を葬ろうと企む家康の長男・秀忠の熾烈な戦いを描く超大作。
0投稿日: 2007.04.07
powered by ブクログ豊臣家を守るために手を尽くしてきた家康だったが、秀頼に押されてとうとう大坂城を攻めねばならなくなった。老いていく家康は、働き盛りになった秀頼の勢いに徐々に飲まれていく。
0投稿日: 2007.01.24
powered by ブクログこの作品は単なる荒唐無稽ではなく、ひょっとしたら・・・っていう説得力があって、そこがワクワクします。
0投稿日: 2006.12.18
powered by ブクログ魅力的なキャラクター、台詞の数々に酔いしれることが出来ますがそれはすべて作品に寄せた隆氏の考え方・お人柄に触れうるからだと思います。 以前はピンと来なかった台詞が今はズシッと来たりして…何度でも読み返すことが出来る作品です。
0投稿日: 2005.01.30
