
総合評価
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powered by ブクログ長編かと思ったら短編集だった。 しんみりした話ばかり。「黒鳥亭」はものすごく切なかったし、「月宮殿」「雪華楼」は短編ならではの有栖川作品らしさがあった。「紅雨荘」「絶叫城」は、なんかこう、推理だけ楽しみたいなら後半だけ読めばいいんじゃないか?大事なところだけ残して削ったら二時間ドラマにできそう。前半部を深読みしすぎているせいかな。伏線か?と思ったら、連作として不可欠な前置きだったりした。 ナイト・プローラーが「モロッコ水晶」に出てきたのはすっかり忘れてた。こういうシリーズものは刊行順に読むべきだとしみじみ。
2投稿日: 2010.03.20
powered by ブクログSFや推理小説というのは、文才よりも、アイデアの才能の方が必要なんだろう。そのせいだか、ミステリの中には、状況を記述するのに精いっぱいで、登場人物の人柄は薄っぺらく一貫性がなく、事件は妄想的で独りよがりということもしばしばみられる。 有栖川有栖の作品の好きなところは、推理やトリック以外の部分の厚みというか深さなのだと思う。 アイデアだけではなく、読んでいて気持のいい作品なのだ。 状況も登場人物たちのことも、簡潔でありながら、的確に説明してくれる。 無駄な言葉を尽くして語るのではなく、イメージが浮かびやすい短い言葉で、時には詩的にさえ表現してくれる。 推理を楽しみながら、一方でドラマを見ているかのように頭の中に映像を浮かべることができる。 それぞれの短編には、それぞれの色や雰囲気があり、飽きさせない。 そんな風にテイストが異なっていても、「殺人事件」というタイトルで全体を一つにまとめ上げている。 作家の美的センスに酔いしれながら、そして、やんわりした関西弁に触れながら、作中に流れる音楽を流し、作中の火村と一緒にコーヒーを淹れて飲み、火村と一緒に・・・いやここはアリスと一緒にと言うべきか、推理をし、楽しませてもらいました。
0投稿日: 2010.03.09
powered by ブクログ面白かったです。 特に本のタイトルにもなっている「絶叫城」は格別に面白かったです。久々にオチがすとんと入ってきました。 それにしても有栖川さんって文章うまいですよね。 ちょっと発見。
0投稿日: 2010.02.22
powered by ブクログ表題作を含む6つの短編から構成されています。 どれもシンプルでストレートな作品ばかりですが、やはりタイトルにもなっている『絶叫城殺人事件』は作者から世の中へのメッセージが埋め込まれており群を抜いています。 特にこのようなテーマ的なものがないとつまらない物語なのかというとそんなことはないと思いますが、一つのテーマやメッセージ、それを物語の中にうまく溶け込ませ料理された作品は核がしっかりした良い作品となることが多いです。 ミステリーの場合、短編でも長編でも核となるトリックはかならずひとつ以上存在する。 トリックの視点からみると短編集というのは非常に贅沢な本ですよね。 表題作の他には、「二十の扉」というなかなか愉快なミニゲームが登場し、物語りもミステリーにおける童話の使用例のような感じさえする「黒鳥亭殺人事件」。 ホームレスが建てたガラクタを材料としながらその独特の雰囲気で存在感を周囲に与えている月宮殿で起こった事件を扱った「月宮殿殺人事件」。 この2作はお勧めです! KEY WORD>>絶叫城殺人事件(著:有栖川有栖) 「黒鳥亭殺人事件」 「壺中庵殺人事件」 「月宮殿殺人事件」 「雪華楼殺人事件」 「紅雨荘殺人事件」 「絶叫城殺人事件」 の6つの物語からなる短編集。 殺害された女性の口の中には"NIGHT PROWLER"と書かれた紙片が。それはホラーゲームからの引用であった。連続する殺人は意外な方向へ向かい、苛立ちにも似た何かを世に問いかける形で終焉を迎える…『絶叫城殺人事件』。
0投稿日: 2010.02.06
powered by ブクログ〜殺人事件と名のつく短編が7作入っています。私はやっぱり、長編の方がいいなと思うのですが。これも、火村&有栖シリーズ。いくつあるんだろう?順番に読んでないので、よくわかりませんが、なかなかいいコンビだなと思えてきてます。
0投稿日: 2009.10.29
powered by ブクログ○○殺人事件を集めた短編。 黒鳥亭殺人事件がやっぱり一番好きです。こういう話が好きなのかもしれない。無邪気の中に消える謎。 表題作になってる絶叫城殺人事件がまた、これが、有栖川有栖作品らしいラストな気がしてなりません。ありす先生の、きっと思っても言わないだろうことをさらっと作中で書いてしまうところがすごい。エッセイじゃなくて作品としてなりたたせる。うーん、いや、ありす先生がホントにそう思ってるかどうかは解らないんですが。 真樹ちゃんかわいい。
0投稿日: 2009.09.24
powered by ブクログ・黒鳥亭殺人事件 天農登場。娘の真樹ちゃんもすごく可愛かったです。またこのメンバーで登場してほしいです。後味は悪る目だけれどそこがまたいい。火村の精神の脆さが見れた話でした ・壺中庵殺人事件 頑張って密室殺人にしたのにあっさり火村と警察にネタバレされて犯人涙目、みたいな話でした ・月宮殿殺人事件 すみません…。私もポトスがどんなものなのか知りません…。幻想的な建物がうっすらと頭に浮かぶのに、はっきりとは浮かびませんでした。自分の想像力にがっかりです ・雪華楼殺人事件 これは本格ミステリとしてはどうなんでしょう。最後にはビックリさせられましたが ・紅雨荘殺人事件 ラブストーリーの映画で泣いちゃうアリスかわいいです。ちょっと映画の内容(両方)が古いというか赤川次郎臭がしました。 ・絶叫城殺人事件 「もし俺が女やったら――」の部分が好きすぎてヤバイです。そういうこと考えるからアリス好きです。優しい。アリスはときどきとても女性っぽくなるような気がします。もちろんいい意味で。
0投稿日: 2009.04.21
powered by ブクログ◆あらすじ◆ 「NIGHT PROWLER(夜、うろつく者)」と記された小さな紙片を、口の中に押し込まれ、次々と殺害される若い女。 残酷な無差別殺人事件の陰には、カルトなホラー・ゲームに登場するヴァーチャルな怪物が───。 暗鬱の「絶叫城」に展開する表題作ほか、「黒鳥亭」「壺中庵」「月宮殿」「雪華楼」「紅雨荘」と、底知れぬ恐怖を孕んで闇に聳える六つの迷宮の謎に、火村とアリスのコンビが挑む。
0投稿日: 2009.03.17
powered by ブクログ買ったの何年前だろう…という山を切り崩し始めたナウ。 モロッコ〜を先に読み始めたけど、この本に載ってる事件が(名前だけ)出てたので、慌てて読み出し読破。 お話それぞれの舞台というか空気がとても冷涼に感じたのは、全て夜に起きた事件だったからなのか、とあとがきを読んで思った。最後のナイト・プローラーがもの悲しい。 火村が好きです。(唐突)
0投稿日: 2009.01.17
powered by ブクログ「NIGHT PROWLER(夜、うろつく者)」と記された小さな紙片を、口の中に押し込まれ、次々と殺害される若い女。残酷な無差別殺人事件の陰には、カルトなホラー・ゲームに登場するヴァーチャルな怪物が―。暗鬱の「絶叫城」に展開する表題作ほか、「黒鳥亭」「壷中庵」「月宮殿」「雪華楼」「紅雨荘」と、底知れぬ恐怖を孕んで闇に聳える六つの迷宮の謎に、火村とアリスのコンビが挑む。
0投稿日: 2008.08.20
powered by ブクログ有栖川ミステリーには、長編の濃厚な本格作品もいくつかありますが、他の作者と違ってその妙なるところは中短編でも良い作品が数多くあるところ。 この「絶叫城殺人事件」は6つの中編(短編?)が収まっています。 「黒鳥亭殺人事件」「壺中庵殺人事件」「月宮殿殺人事件」「雪華楼殺人事件」「紅雨荘殺人事件」、そして表題の「絶叫城殺人事件」。 これらの作品は、 ・火村助教授(今は准教授)&小説家アリス(作者と同名)コンビシリーズ ・氏には珍しい「○○殺人事件」というタイトル ・館モノ ・夜の事件 と共通点はありつつも、バラエティに飛んだ作品が集まっており、それぞれに味わいがあって楽しめます。 特に、「黒鳥亭」と「絶叫城」の2作品は叙情的で完成度も高く、ファンの評価も高いようです。 私個人的にも、「黒鳥亭」が好きですね。 「絶叫城」に関しては、7年前に発表された作品ですが、そのテーマに関しては今現在でも考えさせられます。 この火村先生&小説家アリス(作者と同名)のコンビは、有栖川ミステリーの代表的なシリーズで、長編・短編含め、いろいろな作品で活躍しています。 鋭くて時折「闇」を垣間見せる火村と、それをフォローする人の良いアリスのコンビが絶妙で、陰惨な事件もアリスのフォローでホッとする時があります。 この魅力あるコンビを見続けたい、とシリーズを読むファンも多いのではないでしょうか。 また、有栖川作品は本格ミステリーでありながら、読みやすく感じます。 サラッと気軽に読めるし、中短編も面白いので、通勤時やちょっとミステリーに浸りたい時、時間が空いた時など、ちょっとした合間に読むことも多いです。 (サラッと読みすぎて、伏線を見逃す私・・・それも作者のワナか?) 複雑でおどろおどろしい長編ミステリーだと疲れる・・・と思っている方には、是非オススメしたい1冊です。 作者は、前々回紹介した綾辻氏と並んで新本格派として台頭、現在も執筆をこなしながらミステリー普及にいろいろと活動をされているようです。 ミステリーの執筆もさることながら、エッセイや評論なども出版されています。 氏のミステリーも面白いのですが、他にも私が好きなのが、氏の編纂したミステリーアンソロジー。 そちらは、次回ご紹介いたします♪
0投稿日: 2008.08.01
powered by ブクログ作家アリスの短編集。1作目に出てくる女の子がかーわいーい。でもね…。 まあそれはそうと、有栖川有栖の書く女性キャラは割と好感が持てる。同性に好かれる女性を書けるのは強みだと思う。
0投稿日: 2008.01.21
powered by ブクログ表題作の内容が大好き。何となく犯人が分かってしまったけど、内容が好き。全体の雰囲気が暗い宿にも似てるかなと思った。……、表題作にて火村がゲームをする場面があるのだが、終わった時の台詞が好きだ。そして表紙が一番好きな作品でもある。
0投稿日: 2008.01.09
powered by ブクログ作家アリスシリーズ短編集。表題作と1作目が特に好きでした。全然違うけれど、それぞれの雰囲気にのまれました。 2007/12/16
0投稿日: 2007.12.30
powered by ブクログ今回は、ユーモア色は影を潜め、わりとシリアスなムードです。胸が痛む事件、やりきれない事件・・・。 謎解きも短編でありながらも本格からハズれておらず、それプラス、心の琴線に触れるようなストーリーでもあり、なんともまぁ〜素晴らしいお話ばかりでございます(*´▽`*) 個人的には、『黒鳥亭殺人事件』が好きだったりします。読後なんだか胸が締め付けられる感じでしたね(*´へ`)
0投稿日: 2007.10.21
powered by ブクログ初読:2005年5月24日 城にまつわる短編集。一つ一つの作品のタイトルが工夫されていて、読む前から楽しかった。 ただ、個人的にはロジックだけでなくストーリーも楽しみたいので、短編集よりは長編の方が好き。 作家アリス・火村
0投稿日: 2007.09.03
powered by ブクログ近所のブック●フに行ったらあったので購入。 これで文庫になってる“火村&アリス”のシリーズは制覇!!かな、多分。 読後、何故か切なくなるような話が多かった。
0投稿日: 2007.06.19
powered by ブクログ読み始めて、あ、一度読んだことある、と気づいたが、改めて読んでもなかなか楽しめた。短編集だし、火村先生と小説家有栖川のコンビも魅力的。 無理があるだろう、と思うストーリーもあったが、やっぱりわりと好きな作家さん。 2007年3月13日
0投稿日: 2007.03.14
powered by ブクログ表題作にてモノローグで珍しく怒るアリスがみられます。 普段どちらかというと激情家なのは火村の方なので、ちょっとぐっときます。 つうかあの、火村とアリスがお好きな貴女はぜひ。
0投稿日: 2007.03.01
powered by ブクログ黒鳥亭、壷中庵、月宮殿、雪華楼、紅雨荘、絶叫城という館を舞台にした6つの話からなる短編集。 どれも味があって楽しめる。が敢えて選ぶなら「黒鳥亭」が一番好きかも。「雪華楼」や「紅雨荘」は切なさが沁みる。
0投稿日: 2007.01.26
powered by ブクログ短編集。個人的に短編は、うっ…短い…などとほざいてしまう自分ですが、こちらはダーク漂うお話が多くてすんなりと読破。作中のゲーム…あれは怖いと思う。メビウスの環のように途切れることなく永遠に…永久に、が表現としてはいいのか?暗いお話満載なんだけど、何故か美しいと称したくなる。
0投稿日: 2006.10.26
powered by ブクログいつの間にか、ミステリ界の大御所になりつつある有栖川有栖。 正直、トリックに?って時もあるが、全体的にしつこくなく、あっさりと終わってしまうところが綺麗でいい。 短編集ではあるけれど読み応え有り。 久しぶりにシリーズで読んでみたくなった…
0投稿日: 2006.08.12
powered by ブクログ短編集。6つの館が舞台になっています。 この本はハードカバーなので、持ち運びが大変なため電車の中で読めないのが残念だけど、どこで読んでも楽しいことに変わりはない!6つとも全く趣の違った内容です。有栖の優しさにも注目ですねv
0投稿日: 2006.07.19
powered by ブクログ火村シリーズ短編集。表題作の皮肉っぽいラストが好き。ほかにも、どこか不条理で皮肉な終わり方が多い一冊。
0投稿日: 2005.10.03
powered by ブクログ短編集。やはり一番注目すべきは「絶叫城殺人事件」。トリックもさながらその動機が良かった。全国の批評家に読ませたい話。ゲームは犯罪者を造りださないが、犯罪者はゲームをするのだと早々に理解してくれないものか。有栖川先生のゲームと犯罪の関連性やらそれを批評する批評家やらに対する考えも含まれた作品。
0投稿日: 2005.08.19
powered by ブクログISBN4101204330【ストーリー】 英都大学助教授にして臨床犯罪学者である火村英生と、ワトスン役を務めて行動を共にする友人の推理作家作家・有栖川有栖のフィールドワークを描く短編集。本書は2001年に新潮社より刊行された同名の小説の文庫版である。 収録作は[黒鳥亭殺人事件]、[壺中庵殺人事件]、[月宮殿殺人事件]、[雪花楼殺人事件]、[紅雨荘殺人事件]、[絶叫城殺人事件]の6編である。 <あらすじ> [黒鳥亭殺人事件]:7年ぶりに大学時代の友人である天農を訪ねた火村とアリス。彼が移り住んだ黒鳥亭という屋敷の古井戸で、以前のいわくつきの住人の遺体が見つかり、警察の捜査でも分からなかった真相を知るため途方にくれた彼に呼び出されたのだ。天農の娘・真樹がアリスに出題した謎解きゲーム<二十の扉>と同時進行で話が進む。 [壺中庵殺人事件]:壺のような地下室で家の主人が人間の尊厳を奪われるような奇妙な姿で首を吊らされていた。密室殺人。 [月宮殿殺人事件]:アリスがとある県境で発見したホームレスの作り上げた実にユニークな<宮殿>。その地に今度は火村を連れて再び立ち寄ったアリスの目に映ったのは、焼け落ちた建物の残骸。城の持ち主も焼死したという。仲間のホームレスの証言と、放火犯の自供が食い違う。 [雪花楼殺人事件]:家出して空ビルで身を寄せ合って同棲していたカップルの彼氏の方が、殴打され転落死していた。その時同じ建物の中に一緒にいた彼女は恐怖とショックにより満足に証言ができない。不思議なことに、屋上には転落死した彼の靴跡しかついていないのだ。ビルでカップルと不思議な共同生活をしていたホームレスの<おやじ>からも事情聴取し、最終的に火村の推理が導いた結論とは・・・。 [紅雨荘殺人事件]:首吊り自殺に見えるように梁から吊るされていた婦人の遺体は明らかに他殺であった。資産家の彼女の所有する美しい館・紅雨荘で何が起こったのか。 [絶叫城殺人事件]:<ナイト・プローラー>(夜、うろつく者)と自らの名乗りをメモし被害者の口中に押し込む連続通り魔殺人犯。『絶叫城』というゲームをなぞるかのような凶行。ゲーム終了を告げた最後の殺人から煙のように姿を消す。正体の見えない殺人犯に、火村が挑む。 【感想】 テンポの良いストーリー展開が魅力的です。この作品は実はハードカバーを発刊時に買っていたのに、未読と勘違いしてもう一度文庫本で買ってしまいました。ファンの名折れ。 読み返せば、犯行現場の模様がまざまざと記憶に蘇る印象的な作品ばかりでした。ただ、詳しいところは覚えていなかったので、読み返しても十分楽しめました。
0投稿日: 2005.06.22
powered by ブクログ有栖川有栖に対しては初期作、あるいは「スイス時計の謎」のようなガチガチの本格を期待している自分としては、中の上くらいの評価かな。トリック、プロットともにあっさり目の印象。動機とか事件から描き出される状況なんかのほうに力点が置かれてる印象を受けた。 表題作「絶叫城殺人事件」は動機が秀逸。いや、犯人のもそうだけどそれ以上に……がね(ネタバレにつき伏字)。これは中篇よりも長編でじっくり書いたほうが評価されるんじゃないかと思った。
0投稿日: 2005.06.14
powered by ブクログ火村&アリスシリーズ。このシリーズは著者に権利が帰属しているのか、いろんな出版社から出ているので、カバーしきれていない気がする。基本的に短編が多いので気軽に読めるが。 漫画版もあるくらいでやっぱりややキャラ小説のような気がしないでもないんだけど、それはまあ、昨今のミステリにはよくあることだし。 しかし、ここまでベタなタイトルは流石にちと驚いたが、今回の場合、どうもトリックが荒唐無稽すぎるのもどうも気になる。小説新潮に連載してた関係かなぁ…
0投稿日: 2005.05.14
powered by ブクログ建築物の名前をタイトルに含んだ短篇6篇を輯録した短篇集。 探偵役はすべて、おなじみの火村英生。 ワトソン役はいはずと知れた有栖川有栖。 すべて密室モノかと思ひきや、それぞれにトリックは異なる。 私はトリックそのものにはあまり興味がないので、いちばん面白いと感じたのは、冒頭の黒鳥亭殺人事件。 幼い少女のかはいらしさが良く描けてゐる。 2004年2月4日讀了
0投稿日: 2005.04.24
powered by ブクログ火村&有栖シリーズの短編集。印象に残ったのは表題作。有栖川氏はどちらかというと端正なロジックの積み重ねというイメージがあったので、ここまで鮮明に作者の主張が打ち出された(多分)のに驚き、かつその内容について考えさせられました。また、犯罪を追う火村とそれを見守りサポートするアリスのコンビのよさが窺える一作でもあります。
0投稿日: 2004.11.21
powered by ブクログ次々と起こる連続通り魔殺人。被害者の口に押し込まれた紙に書かれていた文字は、人気ゲーム「絶叫城」のオープニングにそっくりだった……。火村&アリスの短編集。個人的には「黒鳥亭殺人事件」が一番好きです。
0投稿日: 2004.10.28
powered by ブクログこの中では「黒鳥亭殺人事件」のエピソードが好きですね。 「月宮殿殺人事件」のやり場のない怒りが切ないです。
0投稿日: 2004.09.23
