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ワーキングガール・ウォーズ
ワーキングガール・ウォーズ
柴田よしき/新潮社
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総合評価

141件)
3.7
18
59
44
8
0
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    一流企業で働く女性の話。 30代も後半でスッカリお局様となり、若手職員から煙たがられる主人公。 ブックカバーのあらすじを読んでこの本を手にしたんやけど。 きっとこの本の読者は30代女性ばほとんどなじゃないかって思った。 この本、推理小説部分もあって面白くてテンポ良く読めたんやけど。 なにがって、本の中の話やのに甘々の若手社員になぜか苛立ち。 お局様と化した主人公の気持ちに共感できてる自分に若干驚いた。 大変やよね、若い子たちに分かってもらうのって・・・。

    0
    投稿日: 2010.02.04
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    いつかドラマになりそうな小説でした。 有名企業企画部に勤める30代後半の独身女係長の心の叫びとか若さえの嫉妬とか悩みとか仕事への解放とか。リアリティーに欠けるけどこんな生き方もいいんじゃないかな、才能ある女の悩み。うらやましい。って思った。 読んだ後楽しい気分になれる。好きです。

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    投稿日: 2010.01.22
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    柴田よしきさんの本には癒しがあります。特にアラサー、アラフォーの女性に読んで欲しいです。肩の力が抜けること間違いなし。

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    投稿日: 2009.11.06
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    内容(「BOOK」データベースより) 三十七歳、未婚、入社十四年と十ヵ月。だけど、それがどうした?総合音楽企業の企画部係長・墨田翔子。仕事は出来る。収入もそこそこ。でも対人関係はちょっと…。仕事に疲れ、ある日ふと思い立ったオーストラリア旅行。そこで出会った二人の女性との奇妙な友情を力にして、翔子は、オフィスに渦巻く悪意や嫉妬と闘いつづける。働く女性のリアルな本音と弱音。

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    投稿日: 2009.10.13
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    これスイスイ読めます。 働く女性は特に読みやすいし共感すると思う。 私はまだまだ社会人ペーペーなんでお局さんの気持ち分からないし、会社にもお局さんなんていなかったから分からないけど でも、もしこれから先そんな女性と働くことになっても 少しは気持ちを分かってあげれる気がする…。 そんな一冊。 どんなに仕事が出来るキャリアウーマンも、悩みはあるし、恋もするんです。 あと愛美の気持ち、分かるな〜 外国で働いていないものの、外国語専門にずっと勉強してたから… でも就職の時に気づくんですよ、喋れるだけじゃ駄目なんだって。 30歳で独身でも、何も人生を悲観するこたぁない。 そして、女性って強い生き物だ。

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    投稿日: 2009.08.17
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    アラサーとかアラフォーとか、そういうんじゃないのよ! とそういう「記号」に押し込められがちな女性たちの会社、恋愛での「たたかい」を描く。やさしいだけではだめだし、厳しくって皮肉なだけでもだめ。連作短編形式なのでさっくりよめます。

    0
    投稿日: 2009.08.13
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    2007 新潮社 柴田 よしき あらすじ: 三十七歳、未婚、入社十四年と十ヵ月。だけど、それがどうした?総合音楽企業の企画部係長・墨田翔子。仕事は出来る。収入もそこそこ。でも対人関係はちょっと…。仕事に疲れ、ある日ふと思い立ったオーストラリア旅行。そこで出会った二人の女性との奇妙な友情を力にして、翔子は、オフィスに渦巻く悪意や嫉妬と闘いつづける。働く女性のリアルな本音と弱音。 かんそう: 女の生き方を考える一冊。 女は、年を重ねるにつれて色々考えるものですね。 エリートだろうが、契約社員だろうが、 3人の女の人が出てくるんだけど、 その中の一人は、 「37歳 独身 入社14年目 係長 一流企業勤務」 という設定で、 「勝ち組負け犬」  と表現されている。 なんだか、切なかった。 頑張ってるけど、いや、頑張ってるから、 「負け犬」 なんですね。 ケアンズ行って、ペリカン見たくなった。 面白いよ。

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    投稿日: 2009.08.03
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    気楽〜なキモチで読める本。 舞台は、オーストラリアのケアンズ。 ペリカンのところ、おもしろい☆ コレを読んだら、 大好きな女友達と ケアンズにいきたくなるかも!?

    0
    投稿日: 2009.07.16
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    ノンストップで読んでしまいました。 面白い!だけじゃなく納得してしまう描写がちらほら。 思わず主人公たちに肩入れしてしまい、そして快哉をあげたくなる。 裏表紙の解説に「働く女のリアルな本音と弱音」とありますが、うんうんそうだよね、そうなんだよ!! といいたくなること請け合いです。 おひとり様女子の本音だけでなく、 部署内で起こる不可思議な出来事の真相を解き明かすミステリ仕立てところも「日常の謎解き」が好きな私にとっては堪りませんでした。 その根底に巣食う悪意や嫉妬に対して不器用なりに立ち向かおうとする主人公の姿に希望の二文字を浮かべてしまうのは私だけではないはず。 こうやっていけば、明日はきっと切り開いてゆける。 そう信じて今夜は眠ることが出来る。 きっと。

    0
    投稿日: 2009.06.16
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    30代、独身、彼氏なし、働く女性の物語。 彼氏いるけど、こうゆう話には過敏に反応してしまう。。。 それなりに・面白かったです。

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    投稿日: 2009.05.17
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    前評判が高すぎて、イマイチな印象。登場人物の誰にも感情移入できなかったのは、自分がOL気質ではないからか。。

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    投稿日: 2009.05.02
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    37歳の大手企業に勤める女性。 いらいらとする部下と日常に、ふと海外へ遊びに行く事に。 そしてそこで出会ったきっかけは…w そのまま話がひとつで終わるのかと思いきや 中は続き短編になっていました。 さくさくと読めてかなり面白いです。 むしろ部下が…w いますね、ドラマや小説にこういう後輩、と思ってしまいました。 本当にこういう人はいるのでしょうか? とりあえず今後の謎としては、結局あの人とはどうなった?! と いう所です。 想像を描きたてる所で終わってくれていますw

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    投稿日: 2009.05.01
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    女がひとりで、社会の第一線で働くってことは 日々戦争なんだろうなぁ〜 「いろんなもやもや、嫌なこと、苦しいこと、考えたくないこと」 「負けないもんね。絶対に」 うん!格好いいぞ〜!

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    投稿日: 2009.04.11
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    ひさしぶりに1日で読んでしまうほど 引き込まれた本でした。 どんどん次のページをめくってしまいます。 37歳の翔子になる道は私は選ばないという選択をしたけれど、 29歳の愛美に自分を重ねて焦った。 こんな人間山ほどいるって、女3人にしぼった話で 一人でてくるくらいよくいるってことだ。 でも、やるっきゃないんだけどね。

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    投稿日: 2009.03.23
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    ひとことで言ってしまえば「面白い」!!もうサイコー。37歳未婚で係長の翔子さんがかっこよすぎ。でも、「あるある!」って何度も頷いた。翔子さんには全幅の「共感」ができてしまうのは、たぶん、あたしも「ワーキングガール」だからだろうな。 人間が集まる場所では必ず陰湿ないじめがあり、妬みがあり、悪意が渦巻いている。そんなことは当たり前…なんだけど、最近そうは思っていない人たちが多い。あたしも時にそれを忘れていたりするけれど、また気づかせてくれた。子どもにいくら「いじめはいけない」なんて言っても、いじめがなくなるわけがない。大人だって公然と、会社という組織の中でやって鬱憤晴らししている。人間はそもそも好戦的で、自分より弱いものを傷つけ、いじめて喜ぶ性質があるのだから。 物語は、翔子さんの勤める会社で、新人いじめみたいなことが発覚して、翔子さんは何かに疲れてケアンズに旅立ってしまう。ペリカンを見に。たったそれだけに。そこでであった愛美と友情を育み、愛美にメールでいろいろと報告しながら、また会社で戦う…って感じ。舞台がケアンズなのもいい。ツアコンの愛美も、「そうだよなー。きっとそう思うよなー」と共感できる。 事件らしい事件は、ラストにならないと起きない。だから「ミステリ」と呼ぶにはちょっと…な感じもするのだけれど、スリルとサスペンスも盛り込んであって飽きることなくラストまで引っ張ってくれた。 ただ、愛美との友情が翔子さんに必要だったのかな?とは思う。第三者から翔子さんを評価するのに愛美を使った感じだけれど、もしも愛美が登場しなかったとしても、翔子さんは最後の事件を片付けられたんじゃないかな…とは思う。ケアンズに行って、翔子さんの中で何かが変わったというイメージがあまり沸かなかったのはマイナスポイント。けれど、そんなことで★4つにするには惜しいくらいの一冊。働く女子はすっきりすること間違いなしかな。

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    投稿日: 2009.03.11
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    途中から続きが気になって一気読み。 トイレのロッカーとか、休憩室の畳とか、会社勤めしてた時を思い出した。

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    投稿日: 2009.02.18
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    面白かった。 働いている女性なら共感できる部分が多いはず。 ただ、一人称の文章なら、主役を変えないほうがいいかなあ。 章が変わると、「あたし」の人格がいきなり違うのに戸惑う。 それに翔子のキャラのほうが断然立ってるし。

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    投稿日: 2009.01.30
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    k_75: ドラマの「OLにっぽん」じゃないけど、こんな会社ありえへん〜(それとも実は世間一般ではありえるの?)と思いながらも、途中からは一気に読んでしまいました。男前な係長の翔子さんが好きです。私もオーストラリアでペリカンを見た時は嬉しかったよー♪

    0
    投稿日: 2008.11.19
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    大手音楽企業の30代後半の女性係長のお話 女性のどろどろしたねたみなどが結構表現されてるけど 読んでて意外とすっきり読みやすい。

    0
    投稿日: 2008.11.10
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    仕事に行き詰る。 女の醜い部分や浅ましい一面。 人と自分を比較する。 まるで自分の一部がここにあるかの様。 心地良くもあり、ちょっと心が痛む。 でも仕事がんばろう と思える前向きなお話。

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    投稿日: 2008.10.11
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    同じ働く女子としてかなりうなずける部分があり、楽しく読めた。主人公が少しずつ変わっていくのがかわいくてよかった。面白かった。

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    投稿日: 2008.10.06
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    37歳未婚入社14年と10ヶ月。お局の鎧を被って、後輩に敵対しされ、部下のめんどうを見て。そんな翔子は旅先のケアンズで知り合った観光ガイドの愛美との友情を力にして戦い続ける。 正直お金も立場もあるんだからいいじゃない、とどちらかといえば愛美に感情移入してしまいそうになるが、ペリカンのシーンや部下との恋愛の話を見ていると、少女みたいな一面を持ちつつも強い女性になれたらいいな、と思う。 現実はたぶんもっと厳しくて大変で何にもなくて単純なんだろうけど。同調する話、というより現実的にこんな強さを持ちたいと憧れを抱いた。おもしろかったです。彼女より年下の年代のほうが面白く読めると思う。

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    投稿日: 2008.10.01
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    ケアンズに行きたくなった。 そして、どういうわけか2回も読んでしまった本。設定がちょっと古いんだけどね。

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    投稿日: 2008.09.27
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    37歳。未婚。入社14年。。。部長。。 会社での自分の立場。。上司や後輩。。。 そしてプライベート。。。 自分自身。。世間の目。。。 自分の居場所を探そうとするOLの話。。 なかなかおもしろかった。。

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    投稿日: 2008.09.22
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    きっとあのまま働き続けてたら自分も主人公みたいに・・・・ 女性ならきっとそう考えるはず。 いつからか自らお局演じちゃうんだろうね・・・。 そうやって鎧を着てないと生き抜けないのかもね・・・・・。 ホントは新卒の女子社員よりずっとずっと乙女だと思うよ。 ただ愚痴ってるばっかりじゃない女性社員の骨太物語。 謎解きなんてのもあってなかなかおもしろい。 部下の八幡のストーリーにも泣ける。(案外ココが私のツボだったりする)

    1
    投稿日: 2008.09.18
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    《読んだ時期:2008年6月》 働く女性のパワーを感じる本。少し陰気臭いけれど。。。でも物語の世界に引き込まれてしまいました。

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    投稿日: 2008.06.21
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    働く女として、タイプは違うけどすんごくわかるところがある。 肩肘はらなくてもいいよっていわれても、はることを求められるんだよね。 このくらいになるとって思っちゃうのです。

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    投稿日: 2008.05.17
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    柴田よしき作品は今の私にフィットしすぎる。 アアアアそうなんだよ、よくぞ言ってくれた!という喝采を送りたくなる。 これもそんな作品。 つまるところ、仕事とかその他諸々に疲れているということなんだけど、まぁ仕方がない。 生きるってそういうことだ。少しでも前向きに。

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    投稿日: 2008.03.23
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    主人公は「ガール」というより、完全に「ウーマン」です。 37歳未婚一流企業の役職OL女性・翔子やオーストラリアの旅行会社で働く愛美。二人とツアーで関わった嶺奈。 3人の出会いと、そこから生まれた奇妙な友情。 それぞれの仕事やあらゆるものとの戦い。 女同士の戦いや、男の上司・部下とのトラブル。 会社の中での本音や悪意。 へぇ〜、って思うこともあり、そうそう!、と頷く事もある。女の本音と弱音の詰まった本。 「本物の女らしさってのは、女としてのプライドを簡単に譲らないことなのよ」By.フェザーB シビレる台詞でした。 会社勤めの女性に薦めます。

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    投稿日: 2008.03.22
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    負け犬バリキャリOLの、仕事や人間関係バトルを描いたお話。 軽く読みやすい文章ながら、悪意や嫉妬にまみれた会社という場をうまく描いてあり、共感しまくり。 自分を傷つけないように殻をかぶり戦いに挑む彼女の姿が、とっても愛しい。 明日も頑張って会社に行こうと勇気づけられた。 …ただ、タイトルがちょっとダサいと思います。

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    投稿日: 2008.02.18
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    仕事はバリバリ。でも会社のみんなに嫌われてる翔子。ある日突然、有給をとってケアンズへペリカンを見るために一人旅。パソコンで知り合った旅行会社の愛美。同じツアーで参加して、元彼の新婚旅行を尾行する嶺奈。強くて、バカで、図々しい女性。憎めないな〜。翔子。。柴田さんの本ってもっとシリアス調なものが多いけど、こういうのも好きですね。軽く読めますが、何か力をもらえますよ☆

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    投稿日: 2008.01.27
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    勤続16年のワーキングガール翔子さん。部下に手を出そうとする課長に啖呵を切る場面がかっこ良すぎる。一方でペリカンのシーンなどかわいいところも出しているのがまた良い。お勤めOLさんにオススメです。 2010.9.24 再読。ワーキングガール生活はつづけているが、まだまだです。ワタクシ。

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    投稿日: 2007.12.08
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    おもしろい。この人の本、はじめて読んだけど結構いいんじゃないだろか。 登場人物の年齢にはまだなってないけど、でも共感できるポイントがいっぱいあった。 オトコよりオンナの方が強い! (07/10/03)

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    投稿日: 2007.10.03
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    働く女性のお話が読んでみたくて手に取りました。 はじめて読む柴田よしきさんの作品です。 すごい面白かった! さくさく読めます。 バリバリのキャリアウーマンが主人公。 でも、女性が働くのにはいろいろと大変なもので・・・ 社内のドロドロした人間関係の描写がリアル。 「本物の女らしさは女のプライドを簡単に譲らないことなのよ」 という言葉にぐっときました。 社会は大変。 そんな中で強く逞しく生きる主人公の姿は かっこいい! 元気が出ました。

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    投稿日: 2007.09.14
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    年齢が違う2人の「ワーキングガール」が登場しますが、それぞれに自分が投影できる部分があるなあ。みんないろいろ悩みながら仕事してるんだよね、がんばろって思える短編集。

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    投稿日: 2007.09.10
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    結構きつめの女的な考え(簡単に言うと悪口)が出てくるけど 誰もが考えてる事だと思って共感できます。 みんな人それぞれ悩みがあるんだよぉって実感。

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    投稿日: 2007.09.03
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    5/26 軽快なテンポで働く女の事情をリアルに描いてくれたと思う。主人公の人柄が小気味よかった。一本芯の通ったこんなキャリアウーマンになりたいなあ、と少し思った。後進のために道をつける、という考え方とか見習いたい。

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    投稿日: 2007.05.28
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    大手企業に勤めるストレスばりばり37歳独身お局。オーストラリアの旅行社で派遣社員として働く29歳。 そんな立場も年齢も違う二人が出会って、友情を育むうちに自分自身を見つめなおしていく。 まさに今現在進行形のストーリー。女性の内面をよくついてるなぁ。と感心しました。

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    投稿日: 2007.05.06
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    肩で風切るキャリアウーマンの話か、今これを読んだらずどんと落ち込むなあなどと思いながら読み始めたら、いやいや、これがまた爽快で篠田節子の「女達のジハード」を彷彿させるような一作。二人のヒロインの公私を巡るあれこれが一々等身大で頷ける。特筆すべきはキャリアを積んだ女性が部下と接するそのスタンスについての葛藤。職場の人間関係に好きも嫌いもあるもんか、嫌われても気にするもんか、いやその方がいっそ気楽で清々する。そう割り切っている反面で、それはやっぱり寂しいことだと心に微かに引っかかっていたものを盛大に自覚してしまう切欠の出会いとやり取りには、他人事ではないものを感じてしまって肩を落としつつ苦笑い。男が、女が、なんて関係ないわ、なんていうのは理想でもなんでもないんだ、女が仕事をするってこういうこと、と嫌味でも皮肉でもなく真実を真正面から言い切ったヒロインは、やはり「鼻持ちならないキャリアウーマン」なのです、世間的には。とにかくリアリティに溢れる物語でした。いや、面白い!

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    投稿日: 2007.04.12
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    おもしろかったー。ユーモアがあって軽い文章でさくさく読めて、それでいてじんわりと考えさせられる部分もあり。仕事はとってもデキルが性格が悪く?会社でお局として孤立している主人公。そうとうに意地悪な本音も書かれていて、わかるわかると思って気分爽快になるあたりわたしも意地悪だなと思うけれど。でもその正直さが善人ぶったところがなくて気持ちいいし、後味も悪くなく。とにかく、いろいろあってもがんばって生きていこうというような気分になれる。

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    投稿日: 2007.04.08
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    こういう「働いている30代独身女、これからどうする」というテーマの嚆矢としては、篠田節子『女たちのジハード』かと思うけれど、あちらは彼女たちの着地点に現実感が薄く、あまりついていけなかった。奥田英朗『ガール』も、置かれた状況の描写は男性作家にしてはよくできていたと思うが、オチが甘い。それに比べるとさすがにこちらはよほど描写がシビア。物語は国内屈指の人気企業で係長として、お局様として煙たがられる高給取りの女性と、英語を使う仕事のためにオーストラリアで旅行添乗員として働く女性の二人の視点で進むが、友人ではあってもべったりとくっつきはしないかすかな嫉妬の機微などがいい。最後の啖呵は女なら言ってみたいもの。けっこうすっきり読み終えられますv

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    投稿日: 2007.03.31