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異性
異性
角田光代、穂村弘/河出書房新社
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総合評価

152件)
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    対談の様なものかと思いきや交換日記の様なものだった。お互いの文を読んで返信してるので理屈っぽくなんだかサクサク読めるけど楽しくない本でした。

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    投稿日: 2012.09.12
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    人気著作も数多い作家の角田光代さんと、歌人の穂村弘さんが、同じテーマ…主として恋愛について自分の考えをや意見を述べたちょっと風変わりなエッセイでした。 「1.好きというハードル」「2.内面か外面か」「3.おごられ女、割り勘女」 ・・・・・・・「17.男の勲章、女の勲章」「18.錯覚と致命傷」 「21.ファッションがアピールするもの」・・・・・etc 全部で「24」あるテーマについて、それぞれのエッセイが対比されるように書かれているのですが、こんなにも男女の間で考えが違うのかと、興味深く読めました。 一つ例にとるなら「おごられ女、割り勘女」。 女性の角田さんの文章を読んで穂村さんは驚いたと述べています。 男性からみて女性がこんな風に思っているとは驚きだったというのです。 「デート費用をどうするか」にすら、裏で働く細かい女性心理、男性心理が読めて面白かったです。 私も自分なりに考えてみると、おごったりおごられたりは、恋愛の感情とは全く別の問題だと思います。年上の者あるいは社会的立場の者が年下や部下におごったりするのは、あってもいいことだと思いますが・・・。 「異性」というタイトルどおり、異なる性別の生き物の恋愛考察を学ぶには、ちょうどいい作品です。これを完読して両方の言い分を理解できれば、恋愛上手になれること間違いなし! 私には理解できない部分もあり、到底恋愛上手にはなれませんが・・・。

    0
    投稿日: 2012.09.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    角田光代と穂村弘が好きなので、 飛びつきました。 2人のやりとりが思ったより固かった気もします。 お互いの良いところが思い切り発揮できていないような…。 順番としてしょうがないのかもしれませんが、 角田さんがテーマを切り開いて穂村さんはそれに応じるといった感じで、 もう少し穂村を前面に出して欲しかったです。 内容としては、 それぞれの恋愛の考えが見えたり、 「女性/男性ってこういうもの」という割と整理された考え方が 展開されていて面白かったです。 「女性は長編物語、男性は4コマ漫画」という見解に唸りました!

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    投稿日: 2012.09.09
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    へぇ〜、そうだったのか! と思わず膝を打つような気持ちになるのは、穂村さんが描く男性側の意見だけでなく、角田さんが描く女性側の意見の場合も多い。世の中の女性はこうなんだ。なんとも私は一般的な女性基準から少し外れているのでは?とも思ったり。恋愛経験豊富なお二人だけあって、観察力が鋭い。私はそこまで人のことをよく注意して見ていない気がする。 交換日記のような二人のやりとりは、読んでいて実に面白い。男女の作家でのやりとりと言えば、「冷静と情熱のあいだ」も良かったかも。同じテーマに対し、異なる二人の観点が入り混じる。分かり合えるようで分かり合えないからこそ、お互い惹かれるのかなぁ。

    0
    投稿日: 2012.09.08
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    恋愛における男女の違いについて、それぞれ男性・女性の立場から綴った往復書簡形式のエッセイです。「オレの女」「ワタシの男」というときのニュアンスの違いや、「好きだから許せる」や「好きだから変われる」に対する違いなど、なかなか興味深かったです。「恋愛への感情移入が、女性は一遍の長編劇画で男性は四コマ漫画の集まり」という穂村氏の見解は至言だと思いました。

    0
    投稿日: 2012.09.08
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    これはおもしろかった。 女性作家と男性作家が、同じテーマ毎に互いの視点で異性に対して(疑問に)思うことを綴っていく、往復書簡のよう。どうしても恋愛ネタが多くなります。 この本のいいところは、①対談ではないから、各々の主張が遮られることなく一定量聞かれることと、②どちらも一通り経験を積んだ先輩たちで現役じゃないから(失礼…)、異性に媚びず客観的なうえ、③感情・状況の文字化が達者なこと。 女性がこういう思いでやったことを、男性はそう受け取るのか…、など驚きと納得の連続。 一番びっくりしたのは、女性はいろいろ考えて別れの理由を探し、それ(本音)をぶつけるけど、男性は先に別れることを決め、理由はその場しのぎ(建前)ってこと。女性は、フルにもフラレるにも理由に納得することが必要だけど、男性は、ただ単に好きじゃなくなったとか言うのは気が引けるから、仕事とか相手が納得しそうな理由を後付けするのか。 とはいえ、著者らの経験に基づくだけに偏ってはいる、一般論ではないかもしれない。 でも、互いに思うことをぶつけ合って、異性に対して理解を深めていく過程はおもしろかった。 全く違う者同士だからこそ、こんな風に会話を重ねて相手を知っていくのが楽しいんでしょうね。 まあ私は本で済ませましたが。

    0
    投稿日: 2012.08.26
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    今旬の2人の男女が異性をテーマにトークする。投げた玉を上手に投げ返す、その連続性に興味がある。 監督になりかわって熱くゲームを云々する男たちの熱さや、女優と彼女を比べる意味など、なかなかおもしろかった。

    0
    投稿日: 2012.08.23
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    交換日記風にしなくとも、それぞれの単著であった方がオモシロいかもしれない、と思えなくもなかったです。互いの文章の中から引用し、過剰に反応、共感して、ことの説明を加えたりと、相手への気配りが、見られ脱線を許さない流れでした。短歌でいうシンパシーとワンダーの要素でいえば、シンパシーに基づいて展開されているものの、ワンダーの要素が欠けてしまったかなと思いました。

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    投稿日: 2012.08.08
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    ふはは、おもしろい。 どーして男って(女って)こうなの!?と思う、人にいちいち言うのも憚られるほどくっだらない事なんかを、至極真面目に分析する1冊。 くっだらないけど、真剣に私も悩んだことある!とか、 あ、それ昨日彼氏にぶつけた台詞そのまんまだ!とか、 自分が当てはまり過ぎていて、笑えます。 だけど、やっぱり十人十色で、共感できない部分も多々あり。 永久に正解なんてないのかなぁ〜?謎は深まるばかりです〜〜〜

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    投稿日: 2012.08.07
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    小説家・角田光代と歌人・穂村弘による、恋愛談義。 そうだそうだ!と思ったり、そうかなぁ?と思ったり、なるほどねぇ・・・と思ったり。 恋愛は、男と女がするものじゃなくて、あなたと私がするもの。それゆえ、恋愛に関して、男って、女って、と一括りにして語るのはあまり好きではないんだけど、なかなか真に迫った分析もあり、面白かった。

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    投稿日: 2012.08.05
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    男と女は違うということですね。《男性には「好きだから」という理由で何かを許容するという思考回路が、そもそもないように思える/変わらない「オレ」/恋愛に対する感情移入において、女性にとってひとつの恋が一編の長編小説だとしたら、男性にとってのそれは四コマ漫画の集まりみたいなものではないか。》なるほどなーと思った!

    0
    投稿日: 2012.08.05
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    角田さんも穂村さんも好きなのでおもしろかったけど...でもまぁねぇ...という以上には続かない感じ(笑) ただ、本作の前に読んだのが栗山さやか著「なんにもないけどやってみた」だったこともあり、"代わってあげたい" という感覚について語られている部分から "感情移入の男女差" のあたりには興味深く思うところがあったかな。

    0
    投稿日: 2012.07.31
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    男性、女性考え方がまるで裏表なのが、二人の往復書簡のようなやりとりからよくわかった。 同時に、角田さんの言い分も、穂村さんの言い分もわかるところがあって、~らしさっていうのがいかに作られたものかと実感した。 もう少し、年を重ねて読みたかったかな。 なんとなく同じことの繰り返しにも見えた。

    0
    投稿日: 2012.07.31
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    まず考えたのは「穂村弘を男性代表にしていいのか?」ってことでした。 だってサバンナの象のうんこに呼びかける人ですよ?? 対岸の彼女と対面させて大丈夫?  対談ではなく往復書簡だったので大丈夫だったらしい(笑) ちゃんと異性について比較対照する話がかみ合っていました。それどころかお互いに蒙を啓かれる様子が各所にあって、読者(私)も「あらまあ、そうでしたか!!」と思うこと再々。 (ただし恋愛経験豊富な人にとっては「いまさら何言ってんの」かもしれません) しかし、詩人(歌人俳人を含む)の使命は人がぼんやり思っていることや、なんとなく感じていることを言語化することだなと、あらためて思いました。

    0
    投稿日: 2012.07.28
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    人って、わからない事をわからないままにしておく事が出来ない性分なのかな? 宇宙のこと、人体のこと、ミクロの世界や、数字の不思議、ウィルス、宗教、はたまた地球外生命体に至るまで。 あらゆる分野にあらゆる研究チームが設立され、 その生涯を全て研究の為だけに捧げた偉人だって決して少なく無い。 …が、そのなかでも誰もが(一人研究チーム)を抱えてる最も身近な『謎』と言えば 『異性』のこと。 では、ないだろうか? わかりあえてるようで、わかりあえてない。 真意が全くつかめない。 近づきたいのに、触れ合いたいのに、溝が全く埋まらない。 (さぐりあう) (表情を読む) (言葉の真意を推理する) これも一種の研究とは言えないかな? 人は、本能から異性の存在は絶対必要だと確信しているからこそ、 わかりあえる仲になりたい。 もっと親密に付き合いたい!と、願う。 だが、その方法がわからなくて、憶測でしか考えられない、異性の存在はやがて、(神格化)してしまう…なんて事もあるのではないだろうか? ああ、やばい、やばい。 異性の存在が遠くなりすぎたら、ヤバい。 案外、その神々しさなど簡単に剥がれるもの、と言うのが、この本を読めばよぉ~~くわかる。 要は、研究チームなどを心に設立しなくとも、 本音曝け出して語り合えばいいのだ。 プライドや羞恥心を全て捨て、 心の底から (あたしはこうだけど、あなたはどうなの?どうなの?どうなのっ?)と、詰め寄る。 すると、案外何でもない様な心が返って来るのだな。 角田さんと穂村さんは 心の隅から隅まで、余すとこなく異性について思う気持ちをぶつけあった。 そこには 男女の考え方の相違、 見栄や虚勢を張りたくなる心理、 思わず、なんども (わかる、わかる)(うんうん、そうそう!) 鋭い所を突くお二人なので、 感嘆させられる箇所がたくさんあった。 夢見る乙女も アイドルに憧れる男子達も この本を読めば、その憧れの対象は 自分と大差ない、事に気付いてホッとするかな? それとも、がっかりしてしまうかな? 充分承知のうえで、(雲の上の存在)として思い続ける事もまた、悪くはない事ですけれど♪ 異性の存在ってやはり、キラキラしたものですからね。

    2
    投稿日: 2012.07.26
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    やっぱり男と女で着眼点ちがうんだなあ あ、そういう見方かよ。ふむふむ。 とか え、え、え、そうなの! とか まじありえん!いひひ! とか 肩の力は抜いて読む本です。

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    投稿日: 2012.07.23
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    うーわー。が感想。うーわー。異性ってよく考えるとほんとわかんない。異性でもひとひとり違うわけで、同性ですらわかんないのにね。 作家の角田さんと歌人の穂村さんが異性について語るのだけど深いし的を得ててほんとうわーーーってなる。そしてわたしは人間ってよくわかんないって考えに達してしまった。異性とか同性云々よりまだ25のわたしには自分すらわかりきれてないのだから、残念なことに。 ブックデザインでは宇野亜喜良さんの装画が好き。ちょっとポップな宇野さんのイラストもいいね。

    0
    投稿日: 2012.07.23
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    「あぁ、あるある!」と思ったり、 「うーん……そうかなぁ?そうなのかなぁ?」と思ったり。 共感したり、新しい発見があったり、そうだねと思ったり、 でも私は違う…!とか思ったり。 なんせ、一人で読書中色々考えて忙しかったです(笑) 二人の掛け合いは面白くて良かったです。 特に私は穂村さんの文章に好感が持てたし、面白かった。 この人の作品をほかにも手にしてみようかな、と思いました。

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    投稿日: 2012.07.22
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    二人のかけあいによって恋愛とかについて深く書いてある本。図書館の返納期限が来てしまい、読み終わらなかったが、楽しかった。真理をつく本。この本を読みながら声を出して笑っていたため妹にいつもその本読んで笑ってるね、と言われた。 電車の中ではお勧めできない。

    0
    投稿日: 2012.07.22
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    学校の図書館にあったので。 真新しい発見は…うーん、あるんだかないんだか。 わたしは、男性が苦手なので…たぶんそれは、自分が男性的思考をやや多く持つ人間だからだと思われる…「異性」として関わるときに、相手の言動に「あたしを所有しよう」という意図が見られると、全力を持ってその人を否定にかかる…っていうか、心のシャッターが閉まる。  は?あんた、このあたしをどーにかしたいわけ?みたいな。  可哀想に…wゆえに私に蹴散らされた男性は一体何人いるんだか…って多分そんなにいないけど。  今の彼氏さんは、頼りないって思っちゃうところもあるけれど、わたしをどうこうしようとか、「俺の女」のように扱わないので、非常に居心地がよいのだと思われる。  私は多分、「女として」損をしてるんだと思う。  私は、髪をきれいに整え、服にお金をかけ、化粧品、ネイル、その他諸々の所持品にお金をかける人間ではない。(まぁ、失礼に当たらない程度には気にする。)  だから、私は一生、「これだけ身なりに金かけてるんだから、このあたしと付き合うんなら、あんたが奢るの、当たり前でしょ?」的思考にはならんだろうし、男も「これだけ自分にお金をかけ(俺のために)きれいになってる女の子には、奢って当然だ」とは思わないくらいの女なんだろうと思う。  まぁ、そこに別に価値を感じないので「損」にはならんだろうが。  「ありのままの私を好いてくれ」なんて言わん。それなりには相手にも気を使っている(つもり)でも相手に無理して合わせても自分が辛くなるだけだし、それは、「恋愛」に限ったことだけだろう。「生活」が入ってくると、なかなかそうはうまくいかんだろうしな。  なんでこんな価値観になったのだろう。  消費社会の結果な気もする。  自分の外見への投資=相手に金をかけるだけの価値がある。みたいな。  わたしは、申し訳ないが、外見に投資はあまりしてない。だからといって「内面」を、運命の人に出会うために磨いてるわけでもない。  本が好きで読んだり、絵を描く活動に関してお金をかけることは、別に相手に何の利益ももたらさない。自分のお金をかけていることは、知的レベルの高いことではない。多分、ゲーマーの人が、ゲームに関することにお金をかけたり、オタクの人が、趣味につぎ込むこととなんら変わりはない。自分が楽しいからやる。楽しいから続ける。楽しいから金をかける。それだけ。  もてなくて、当然だな。でも「異性としての男性」が苦手な私は、別にそれで不自由もない。  おそらく運良く、今彼氏がいるだけだ。  それでももし、わたしが「それなりに」外見にお金をかけたゆえのものであるんだったら、  わたしもまた、消費活動にまみれた恋愛観の恩恵に授かった人間なのだろうけれど。  

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    投稿日: 2012.07.21
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    角田さんも穂村さんも、男女の考え方の違いについて持ってくる例がいちいちあるある!というネタばかりですごい!的確だなあ。結論が出る話ではなくso what?という内容ではあるけど、随所で笑えました。

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    投稿日: 2012.07.19
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    恋愛の価値観は十人十色。 穂村氏、角田氏の視点が具体的で面白く、すぐに読破。 この往復書簡に加わりたいなって思った(笑)

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    投稿日: 2012.07.16
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    かくちゃんの意見には賛成できないな~(なれなれしい) あまりに一方的すぎるというか、穂村さんの言葉を受け取れきれてないというか・・・ もうすこしまるい人だと思ってた。

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    投稿日: 2012.07.11
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    なるほどね~と思うような内容ではあったけど全体的にいまいちピンッと来なかった。誰しもが皆同じではないだろうし…

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    投稿日: 2012.07.09
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    角田さんとほむほむの、男と女についての往復書簡。 おごられる女割り勘女、おれにはもったいない女おれがいないとだめな女等々、割ととっつきやすい話題をテーマに語られる男女の性差あれこれ。 「おれにはもったいないよ」ってセリフ、昔よく言われてた・・・。 もっと早くにこの本に出会いたかったよー!! でも恋愛から遠のいた今現在だからこそ、人ごと感覚で面白く読めるのかもね。

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    投稿日: 2012.07.06
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    角田さん、穂村さんの、それぞれの恋愛論のやりとりが綴られた一冊。やはり作家になる人は、頭の中で複雑怪奇にいろんなこだわりがあったり、自分なりの考えを持っているんだな~。

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    投稿日: 2012.07.04
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    男女間の感覚のズレというものが恋愛に発展するというのなら、何ですてきなことだろうと思う。 穂村弘さんと角田光代さんのやり取りはディープで面白いが、今まで自分と似ていると思い込んでいた角田さんが恋愛に関しては全く私と見解が違っていて驚いた。多分私はあいつは俺がいなくてはダメな女のあいつ側に実在する人物である。(言われた事がある)そしてロングヘアで色白で血管が透けてて医者にさえも見た目だけで低血圧だと思われる。でも実態は全然オレなんていなくて平気だし血圧は高いから朝はガバッと起きられるし…となるとやはりそんな女は存在しない?と男女のことや自分自身の事をあれこれ考えこんでしまう本でした。面白かったです。そして穂村さんが好きです。

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    投稿日: 2012.06.23
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    深く考えさせられる内容である。 逐一頷いてしまうのだけれど、やはり、双方言葉のプロフェッショナル、スペシャリストであるからこその共感なのでしょう。 いやはや、生半可にはいかないものですね、異性間のいざこざというのは。

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    投稿日: 2012.06.22
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    ざっくりと言ってしまえば『恋愛あるある』みたいな内容。 いろんなトピックについて角田光代の女性視点、穂村弘の男性視点の双方の考え方がうかがえ、その性差による違い(?)について「なるほどなあ」と思いながら読んだ。

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    投稿日: 2012.06.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    男女の考え方について語られている本 まず思ったのが、この二人が物事に対してそこまで深く考えていることに対して驚いた 私もどちらかというと結構考えてしまう方だけれど、ここまで哲学的にというか、深く考えていて素敵だなと思った 私も二人と話してみたいなと思った 読んでみた結果、私はどちらにも共感できたしできなかった。 角田さんのいうことが理解できて、穂村さんのいうことに男はそうなのかーって思うところもあるし、 角田さんのいう女性意見に理解できなくて、穂村さんのいう男性意見に賛成してしまうところがあった 私はやっぱ中性的なのかな?苦笑 「好きな人に外見を認められた方が嬉しいか、内面を褒められる方が嬉しいか」 内面か外見か 「美人は一目見た瞬間にわかる。内面には様々なレベルや側面があって、全体像の把握に時間がかかる」 「子猫を拾う』=「心が優しい」 「外見が美しい」=「?」 「私の真価に、だれか、早く気付いて」 「好きなように好きなまま小説を書き、それで読み手がどんどん増えて、評価も自然に高まるなんてことは、ないと気付いたのだ。 大勢の人に読んでもらうためには、大勢の人に読んでもらうように書かなければならない。評価を得たいのならば、評価されるように書かなくてならない。なんの考えもなくただ書き散らして、それでたくさん本が売れたり、褒められたり、なんてことはあり得ないと、あるとき急に悟ったのだ。」 自分がふった恋人が、わかれた後、しあわせになってほしいか、不幸になってほしいか 「私から見えるところで生き生きと恋愛し、生き生きと仕事をし、生き生きと友人たちと遊んでいてほしくない、というものだ。」 「私が居なくなって以降、彼は生き生きしている」のがいやなのである。 「好きなうちは、そのケチっぷりも「たのもしい倹約』に見え、その咀嚼音すらも気にならない。恋愛初期の、現実有利したような「好き」が目減りしたころ、私たちは気付く。自分の恋人はたんなるケチである。自分の恋人はたんに食べ方が汚い。が、目減りしても「好き」が「好き」つまりプラスであるならば、私たちはそれを相手に言わない。ついに「好き」が「好きではない」つまりマイナスになったとき、ケチや咀嚼音は、憎むべきものになる。そして憎むべきその点を。やっぱり相手には言わないのである。なぜなら、マイナスになったときというのは、心情的にはもう無関係だから、わざわざ教えることもないか、と思うのだ。」 「モノはワタシ』「モノ=ワタシ」 「ワタシが(好きなもの)」を具体的に示すラベル」 「ワタシはこういう人なんですという表明であり説明」

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    投稿日: 2012.06.20
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    「異性」についての様々なトピックについて、双方が書き、それに歌を返すようにことばを返し発展してゆく、作品。 角田氏と穂村氏の考え…で読みたいと思ってもやはりそれは「女性」の角田氏と「男性」の穂村氏の考えで綴られる。 「異性」って、ほんとうは考えたくない。 共感とか、そういうのも避けたい自分がいるわけで、でも、悔しいことに、はぁ~とため息したり。 「なんとなくキナ臭い雰囲気、つまり相手の愛情が薄れた感触を覚えてから、こちらはどんなに足掻いても持ち直せたことって一度もない気がする。あれっ、変だな、同じことをしても前は笑ってくれたのに、って感じた瞬間に、もう私は死んでいる。」~穂村 弘

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    投稿日: 2012.06.17
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    男という、女という立場から、恋愛などなどについて語り合うというスタイルの本。だけど、「男は〜」とか「女は〜」とか2つの性別だけで、思想や志向をまとめてしまうのにだんだん不快にもなってしまう。それだけじゃないでしょ! とはいえ、納得できる部分が大半なのですが。。。外側からカテゴライズしてくれることで安心するというのも人間なんだね(それは女性の特性?)。 角田さんの観察眼や目のつけどころはすばらしいと思う。ビックリするくらい本質を見抜いている。そしてほわーんとした印象の穂村さんのおもしろさ。マイペースさ。この2人だからおもしろいんだと思う。 穂村さんの本は読んだことがなかったので、読んでみたいと思った。

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    投稿日: 2012.06.12
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    恋愛に行き詰まったら、 ちょっと現実離れした視点で 哲学的な物語をつくって、 そこに逃げ込もうとするのは、 男も女も一緒な気がするけど。 自己陶酔して、傷を癒すのさ。

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    投稿日: 2012.06.03
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    角田光代さんと歌人、穂村弘さんの往復書簡のようなエッセイ。 男女の行動、意識の違いに改めて気づかされる楽しい一冊です。 中でも面白かったのは所有の感覚の違いでしょうか。 女性が、私の男だから面倒をみてやらねばならない。面倒をみたのであるから私の男である。と思うのに対し、こういう関係性が一切なくとも男性は全く一方的に所有感覚を発動してしまうのだという。 その例えは、サッカー日本代表の「俺的ベストメンバー」であったり見下ろす夜景の「俺の街」などあるのですが、穂村弘さんの実体験、言霊的所有感覚も可笑しく、ふむふむなるほどととても面白かったです。 それから、モテについての気付きもいいテーマでした。 双子のモテ差からの考察はまさに同意いたします! ”スペース”の問題というのに合点がいきます。 昔はわからなかった、そんな人と人とのあれこれにそうそう!と頷きながら興味深く読みました。 基本、恋愛についての話なので、若くない自分は気楽に読めました。 図書館返却の制限がなければ一週間に1テーマ、ちょっとずつ読んだらじわじわ沁み入ってもっと良かったかもと思います。一気に読んでおなかいっぱい。 穂村弘さんにはとっても好感を持ちました。角田さんの発した意見への受け方と返し方がすごーくいい!誠実で軽妙で好きです。

    0
    投稿日: 2012.06.03
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    角田光代さんと穂村弘さんによる、 かけあい恋愛考察エッセイ。 読むごとに、目から鱗。 角田さんの女性視点を受けてからの、穂村さんによる男性視点の考えに、驚きと納得の衝撃をうける。 「ガガーン!」 「あ~なるほど」、と。 このエッセイの恐ろしくも面白いところは、思わず自分史の過去(とりわけ恥ずかしい物)に遡ってしまうところ。 そうなると、「あああ~」と、とにかく声を出して、髪をわしゃわしゃして、なんとか恥ずかしい過去を払拭しなければならない羽目になる(泣笑)。 けれど。 そんな私の呻きたくなるような恥ずかしい過去にも、本書では、男女それぞれの客観的視点や感情的視点(!)により考えられる理由が、優しさと明快さをもって痛快に書かれている。 すると。 どんなにくたびれようとも、気になってしまい、読まずには居られなくなる。 とんだスパイラル! どんなマニュアル本よりも、リアルな男女が詰まった、オススメの一冊です。 ※今回の思いがけない収穫 遂に好きな男性作家さんが現れる!? (@ほむほむ)

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    投稿日: 2012.06.02
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    このお二人の書いた本は、はじめて読みます。 いろんな側面から見ての、男女の違いを、決してかたくない言葉で、やさしく語ってくれる。 すごく実感に基づいた語り口なので、読者としてもよみやすいと思います。 しかも、けっこう頷ける内容ばかり。また読みたいです。

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    投稿日: 2012.05.29
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    ときおりおもしろくて、ときおりカタすぎて読み飛ばしちゃう。 そんな感じの本。 でも読み進めていくうち、 「なにもそんなに思い悩まなくても」 という気分が勝ってくる。 しかし自分も似たような性格だからわかってしまうのがまたくやしい。 外からみたら自分も、こんな風に考えなくてもいいようなことを堂々巡りさせた挙句、 疲れ切っているのだろうなぁと。

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    投稿日: 2012.05.21
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    自分はあっさり忘れたりするのに 相手には未練たらしくいてほしいと何処かで願う。忘れなきゃいいって。 性格悪く思う。

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    投稿日: 2012.05.20
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    美容院に行くのが面倒臭いワタシは自らの手で適当に髪の毛を切る。 穂村さんの「恋愛カースト制度」のこの部分に共感。 「切切切って、ください」 好きなタイプにモテるためにはどうしたらよかんべー。

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    投稿日: 2012.05.19
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     角田光代さんの知名度は本が好きな人にとってはほぼ100%だろう。本がそんなに好きでない人も映画『八日目の蝉』の原作者と聞いて「あ~あの人ね」ときっと思い出す。もう一人の著者の穂村弘さんは恥ずかしながら私は全く名前も聞いたことがなかった。北海道生まれの歌人で「短歌の友人」で伊藤整文学賞を受賞した、らしい。  本書は二人による新しいタイプの恋愛エッセイだ。往復書簡をやりとりするように二人がそれぞれ男の立場、女の立場から、恋と愛の24テーマについてとことん考える。実は著者の二人はともに大学デビューで、さえない青春を送ってきたからこそ、もてる人ともてない人をわける理由を鋭く分析できるらしい。また実体験をまじえながら考察しているところがエッセイの生々しさを深める。  「ファッションがアピールするもの」の男女の意識の違いが個人的には面白かった。男にとって「モノはモノ」だが女性にとって「モノ=ワタシ」で洋服のブランドはワタシを具体的に示すラベルだと角田さんは述べる。そして女性は洋服のラベルと連動して音楽や食事のラベルも決まる。一方男性は「オレ」自体がラベルなのであまり洋服とその他が連動していない。  穂村さんは男性は「客体としての自己」を意識した経験に乏しいし、必要性が薄いので、着ている服を含む外見で「ワタシ」が規定される度合いが小さいと述べる。外部的な「ラベル」に頼ることなく本人の自主性が確保されているからだ。  一つのテーマに真面目に、でも少しおかしく真剣に語る本書は「王様のブランチ」でも紹介された。男性は穂村さんの意見に「そうだそうだ!」とうなずき、女性は角田さんの意見に「そうなのよ!」と同意できる作品、かもしれない。

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    投稿日: 2012.05.19
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    大変興味深く、面白く読めた。 いちばん「目からうろこ」だったのは、穂村弘さんのいう「男性の所有感覚」についてだった。 何かについて、考えたり名前を口にしたりするだけで、すでに脳内で所有している感覚になる、とか。 角田さんも書かれていたが、私もずっと長い間、男性が野球のチームを勝手に空想したり、「サッカーチームを作ろう」というゲームを楽しめるのが不思議だった。あれは脳内で所有していたのか。 そして、それに伴う女性側の錯覚についても目からうろこであった。 そうか、男性が女性の何かについて言及してもそこに必ずしも恋愛感情などは付随しないのか。 これは大変な驚きであった。 往復書簡ではなく、往復エッセイという形式が、ひとつのテーマからの話の広がりにつながっていて、面白かった。 何度も読み返したくなる本。

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    投稿日: 2012.05.12
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    恋愛における男と女の感覚の違いを鋭く突いた往復エッセイ。私には今さらどうでもいい話なんだけど、二人とも好きな作家さんなので楽しく読んだ。

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    投稿日: 2012.05.12
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    作家の角田光代と、歌人の穂村弘が、往復書簡のように順番につづったエッセイ。 私と角田さんは経歴が似ている。中高一貫の女子校から、早稲田(演劇サークル) それもあるのか、ただ感覚が似てるのか、角田さんの言葉にすごく共感した。 たとえば「お酒を飲まない人ってどうやって恋愛するんですか」とか!ほんとそうほんとそう!!!「好みであるなしとは全く関係なくイケメンとは目を見て話せない」とか、「私服なら『うるせー』とおもう男子高校生の集団が、制服を着ているとまぶしい」とか。わかりすぎて辛い!!! あと、穂村さんのエピソードで一番おもしろかったのは、彼女が奥田民生と結婚したいといったのがきっかけで大喧嘩になり別れることになったカップルの話。SMAPが好きというのと、奥田民生が好きというのでは意味が違うっていう。これは本当に注意しなくちゃいけないと思った。なぜなら私は奥田民生の大大ファンだからだ!!!こらからはうっかり好きな人の前で奥田民生の話をしないようにしよう。しみじみ。

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    投稿日: 2012.05.09
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    軽めの恋愛論に終始するのかと思いきや、なかなか深い。 角田さんには「そうだよねえ」、穂村さんには「なるほど・・・」。 同じテーマに男女それぞれが、しかも対談でないところが面白い。

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    投稿日: 2012.05.05
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    内容もさることながら、対談ではなく往復書簡のような形式が、それぞれが語る男と女の考え方の違い、性差をさらに際立たせているように感じた

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    投稿日: 2012.05.02
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    そうそう!と共感するところあり、そういうことか!と納得するところありで楽しく読んだ。 さすがにお二人とも達者ですね。

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    投稿日: 2012.05.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2012/4/26読了。 全部が全部納得っていうわけじゃないし、男だから女だからと決めつけるのもよくない気がするけど、でも「あーそうそう!」って思うことは結構あって読んでて面白かった。 ブランチでおふたりが本を紹介しているのをみたんだけど、そのとき角田さんが「女性はある日突然彼氏のことを嫌いになるっていうけど、実はそうじゃない。実はスタンプカードのように、小さな嫌なことのスタンプが押されていて、あるときカードがいっぱいになり、もう無理!!ってなる。でも男性はスタンプが押されていることを知らないから急すぎて驚く」みたいなことを言っていて、それが一番納得したかな。スタンプ一つ一つはほんと些細なことで、押された瞬間は「でも好きだから大丈夫!」って思ってるんだよね、ほんとに。塵も積もればなんとやら、なんです、きっと。

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    投稿日: 2012.04.29
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    恋愛についてあれやこれやを角田さんとほむほむが綴る往復書簡型エッセイ。 主演角田光代、助演穂村弘。 角田光代的世界のかけらが見えました。 ほむほむ節は残っているものの、角田さんの作った透明な折の中で書いている感じ。 ひとつのテーマに沿って角田さん―ほむほむの順で論を展開する形式なものの、テーマとは別に相手が書いた内容について返したり、質問したり答えたりするので一冊でひとつのストーリーという感じ。 エッセイというよりちょっと評論めいた硬質さがあった。 これが角田さんテイストになっている理由だと思う。 ま、残念ながら知名度は月とすっぽんだから…。 ただ角田作品がイマイチ合わず、ほむほむラバーの私にはちょっとほむほむの世界の広がりが足りなくて満足度はあまりあがらず。 ただ興味深い考察や定義があり、なるほど~と感心。 そして対異性への魅力、戦闘能力の低さは2人の創作する才能の裏返しだ、というやりとりがとてもよかったな。 ・恋愛主電源説 ―モテる人間は「モテる主電源」がオンになっていて、モテない人間は主電源がオフだから細かな努力をしてもモテないのだ ・モテる人にはスペースがある説 ―相手の中に取り込める隙間がある、と思わせることができなければ、モテない。 など。 その他、女の『好きだから許す』感覚は男にはない、なぜ成功した男は糟糠の妻を棄てるのか、「俺がいなくても生きていける女」と言われるのはどんな女性かなど、本当になるほどです。 エッセイというより恋愛論として楽しみました。

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    投稿日: 2012.04.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

     新しい発見はなかったけど、「気づかなかったけど、確かにそうだわ」ということがいっぱいあった。女だから、男だからで決めつけるのは嫌だけど、染色体がXかYかでこんなにも変わっちゃうのかなとも思った。  ――女性は変化をおそれ、男性は固定をおそれる  確かに、女の人は「私のこと好き?」とか「どこが好き?」と相手が離れていっちゃわないかと(変化をおそれて)言ったりする。だけど男は、相手のことをずっと好きでいる、好きでいたいと本当に思っているんだけど、『でも先のことなんか分かんないし…』と(固定をおそれて)素直に好きと言えなかったりする(別に実体験でもなんでもないけど…)。だけど…  ――おそれているほどには女性は(個人差はある が)ダメージを受け「続け」ない。別れた恋人を忘 れられないのは、いつだって女性より男性に圧倒的 に多い  そうなんだよなー。別れた人を忘れられないように、男のほうが「変化」に対してダメージを受け「続ける」んだよなー。なんでだろうなぁ…  他にも、「確かにそうだわ」ということがいっぱいあったけど、書き切れないのでテキトーに下に引用だけ(これでも全部じゃないけど…)。  ――男の人(の多く)は、日常を得んがために、 非日常を演じたり装ったりする。が、興味深いの は、「演じたり装ったり」という意識が、男性側に はないことが多いのである  ――女性が男性一般に対するリクエストとして 「こうして欲しい」と云うとき、「ただし好きな人 から」が暗黙の、しかし、絶対的な前提条件となっ ている  ――女性は、自分の真価(じつはかわ いい)を一刻も早く、だれか(現実の男子)に気づ かれたい。 そして男性は、女性の真価(じつは かわいい)を一刻も早く、自分が気づきたい  ――中途半端にきれいな子が、もてたいがため に、もっときれいに見せようとする、爪を塗る、髪 を染める、アイプチをする、肌を露出する、等々す ると、もう確実に嫌われ、嫌われるだけならまだし も、ハブにされたりする  ――関係が終わって現実の相手の姿が視野の外に 消えてしまったあとも、まだ5%くらいは自分の女 だと思っているのだ  ――「男はいつも最初の恋人になりたがり、女は 誰も最後の愛人でいたいの」  ――こいつよりもあいつよりも、つきあった男の 誰よりも、この俺が一番であることを証明してく れ。「今の恋人だから必然的にあなたが一番好き」 という答では駄目なのだ  ――「好き」でつきあっている相手に対してより も、「好き」だけどまだつきあっていない相手に対 しての方が許容度が高くなる傾向がある

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    投稿日: 2012.04.26
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    今まで何となく漠然と感じていたことが、これを読むと妙に納得できる。 両著者の歯に衣着せぬ言葉で、的確に男女の相違が浮き彫りにされ、論じられている。 その指摘は時には笑え、時にはドキッとする。「恋愛カースト制度」、男の「所有欲」、「許容ライン」等々、なるほど!と思えることばかり。面白かった。

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    投稿日: 2012.04.25
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    なんていうか、物事をきちんと考えている人というのは、何を語らせても面白い、ということが分かる本。何を語ってもしっかりとした誠意ときちんと筋道立った言葉がある、そんなかんじ。 わたしの周りには溢れ出す自意識で死にそうになっているひとが結構いるけれど、そういうひとはこの本読めば?っておもいました。わたしは今はそんなに細かいことや男女の考え方の違いを気にすることに疲れているので、ふーんなるほどなるほど、確かに言われてみればそうかもなあ、なんて思いながら楽しくよみました。

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    投稿日: 2012.04.15
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    ネットの連載でほぼ全部読んでてずっと待ってた! 書きおろしとか入るといいなあ。期待。 さっそく読んでるけど 男女間の意識のズレに悲しくなったり笑ったり。 角田さんの切れ味のよさに笑いながらも納得。

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    投稿日: 2012.03.27