
氷原・非情のブリザード
新田次郎/新潮社
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総合評価
(3件)3.7
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非持続的な人間活動への数々の警鐘
自然と人間の関係について書き続けた氏の急死後すぐ、1980年4月に出た短編集。「孤高の人」や「八甲田山〜」などの影に隠れるマイナーな作品が淡々と並ぶのを読むうちに、戦争や開発その他のエゴが自然ひいては人間を蝕んでいることが60年ほど前に言語化されていることの凄みが迫ってきました。 収録作と初出年のメモ: 「氷原」1956 「非情のブリザード」1962 「火山群」1957 「虹の人」1958 「三つの石の物語」1958 「神通川」1968 「風の墓場」1975(全集に収載) 「春紫苑物語」1975(全集に収載) 「高原の憂鬱」1975(全集に収載)
0投稿日: 2023.06.18
powered by ブクログ今度は南極テーマの短編集 「アイガー北壁・気象遭難」に続く短編集。 約400頁で9編だから、今度は少し長めの作品集。 昭和35年昭和基地での遭難事故も驚きだが、なによりもイタイイタイ病の発見に関する「神通川」が最高だった。 山の話はあまりない。しかし、新田次郎節はそのままだ。おもしろかった。 作品リストは以下の通り。 氷原 非情のブリザード 虹の人 神通川 火山群 三つの石の物語 風の墓場 春紫苑物語 高原の憂鬱
0投稿日: 2011.09.16
powered by ブクログ木造帆船で南緯八十度を越えた白瀬隊長の英雄物語「氷原」、昭和基地遭難の悲劇「非情のブリザード」など、自然に挑む人間像9編。
0投稿日: 2005.11.13
