
総合評価
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powered by ブクログ心霊的なもの大好きではありますが、信じているかと言われればそういう事もあるかも。位な感じです。実際自分で体験している事もあるので、無いと言い切れないけれど、基本的にはそういう事を信じている訳ではないというねじれが生じている人間です。 超能力も超常現象も霊現象も脳の錯覚によって見えてしまうものなんでしょうが、全てを錯覚で片付けられるものでもないと思います。 でも、普通に生きていけているならば、神秘体験をわざわざ自分から体験しに行かなくても、充分に人生は不思議なものなので、スプーンを曲げたり、心を読んだりしなくともよいと思います。唯一分かるとしたら家族の病気を治そうとして奇跡にすがるパターン。これは自分でも十分あり得ると思っています。
4投稿日: 2023.05.16
powered by ブクログ幽霊、体外離脱、予知夢などの超常現象を科学的に考察している本。 幽霊を見る時、体外離脱を体験した時というのは、だいたいが寝ている時。なので、一種の睡眠障害であるというのが著者の結論である。 あとがき「何でも科学的に分析すると夢も希望もなくなるという人がいるが、自然界というのは、夢と希望で満ち溢れている」という著者の言葉が印象に残った。 確かに超常現象なんかを信じなくても、自然界、私達の脳や人体の仕組みについての方が、信じられない奇跡と希望で満ち溢れていると感じる。
0投稿日: 2022.06.17
powered by ブクログ見えないものを見る人間の脳の不思議 占い師、超能力者、予言者、体外離脱、幽霊、ポルターガイスト、降霊術、カルト教団……あなたの脳はこうして彼らに騙されるーーー 「運のいい人の法則」「よく眠るための科学が教える10の秘密」の作者、リチャード・ワイズマン博士が怪奇現象の科学的な謎解きに挑みます。 本書で引用された特異現象のほとんどは科学的に説明されますが、実は説明しきれない事象はまだまだ存在しており、それらは意図的に(?)触れていません。例えば、真性異言(しんせいいげん)ですが、「ゼノグロシー」の訳語で、学んだことのない外国語もしくは意味不明の複雑な言語を操ることができる超自然的な言語知識、およびその現象を指す、超心理学の用語。 有名な事例としては・・ ルシアの事例(憑依現象による真性異言) 1933年、高い教育を受けた16歳のハンガリー少女、ファルツァーディ・イリスが自称41歳の労働者階級のルシアというスペイン女性に身体を乗っ取られる(ように見える)事件が起きた。内気で教養あふれるイリスの性格は、がさつであまり上品とは言えない掃除婦の性格に変わり、イリスの母語であるハンガリー語はルシアの母語であるスペイン語に完全にとって代わられてしまった。この事件はマスコミでも広く報道され、よく知られるようになったが、次第に人々の関心は薄れ、忘れ去られてしまった。70年後の2003年、メアリ・バーリントン、オーストリアのペーター・ムーラッツ、オランダのティートゥス・リーファスら3人の超心理学者がこの事件を再調査し、ルシアと名乗る人格に相当する人物がスペインに実在するかどうかという点の確認と、86歳になったルシアの言語能力を調べた。大規模な調査にも関わらず、ルシア人格に相当する人物の特定はできなかったが、流暢なスペイン語を話すイリスの言語能力は再確認され、資料は心霊現象研究会 (SPR) の図書館に資料として保存されている。(Wikipedia) 学んだこともない外国語を人格が変わったように急にしゃべれるようになるこの現象は、残念ながら科学的な解明には至っておりません。 こうした本を出す以上、世間である程度話題になった事象を避けるべきではありません。 この1点のみで、筆者のサイエンスライターとしての誠実性に疑問符がついてしまいます。
1投稿日: 2020.12.10
powered by ブクログ超常現象と言われているものは、人間の心理や、思い込み、ミスディレクション、意図的な種があったりするものであることがわかる本。
0投稿日: 2018.10.25
powered by ブクログ身も蓋も無い、かもしれないが、超常現象の原因が解き明かされていく。博士と旅をするような構成で占い師、幽体離脱、念力、霊媒師、幽霊、マインドコントロール、予知能力の各章を読み進む。それぞれで、実際に読者が行える実験がついている。「夢の科学」を最近読んだので、夢の予知能力の記述についても、よくわかった。
0投稿日: 2018.10.11
powered by ブクログ理論的で楽しく読めた。 脳みそはパーフェクトではないし、機械でもない。 実に不完全な人間。 それをとてもよく感じた。
0投稿日: 2017.03.02脳は見たいものしかみない都合のいい奴。
イギリスのエディンバラ大学で超心理学の学位を取得した著者のリチャード・ワイズマン博士。 大学在籍中にはプロのマジシャンとしても活動。 超常現象の仕組みを学問と実践の両方から探った彼が、 20年の長きにわたる研究結果をまとめたのが本書。 世界中で100年以上に渡り、毎年何百万人もの人々が占い師や霊能者のもとに訪れ、 自分ことをズバズバ言い当てられたというのは、どういうことなのだろうか。 幽霊の目撃は後を断たず、写真が発明されてからはそこに写るものが霊だと主張する人々が出てきます。 人間の脳は精密にできているがゆえに誤作動も起こしやすいと著者は言う。 人間の知覚のゆがみと無意識を実感しつつ、人間の気づかぬ不可視の心理に迫ります。
0投稿日: 2016.03.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
占いに念力に幽霊に予知夢。我々の常識を超える現象――超常現象とされる出来事はいくつもある。 だがその中には勘違いや思い込み、誘導や誤導など、人為的な原因がある、超常現象ならぬ“通常現象”も数多くある。 プロのマジシャンで心理学の教授が、人がどのようにして通常現象を超常現象として捉えるのか、「いかに人は思い込みが激しく、騙されやすいか」を解説した謎解き本。付録として、簡単な超常現象実演キットを収録! --------------------------------------------------------- 本書では科学者のファラデーや心理学者のウェグナーが、交信術の一種であるテーブルターニングの科学的解明を試みている。テーブルターニングの情報が日本に輸入されると、それは「コックリさん」と名を変えて一時流行るが、明治の哲学者、井上円了がファラデーやウェグナーと同様に研究し、追跡し、その起源が西洋のテーブルターニングで、ただの心理的作用・物理的作用であることを突き止めた。 円了先生にはお化け博士の異名もあり、哲学者として怪異を研究し、怪異を四種に分類している。 ・誤怪:心理的要因によって認識される怪異。見間違いや思い込み。 ・偽怪:人が人為的に引き起こした怪異。作りや騙り。 ・仮怪:自然発生した怪異。現在では“自然現象”と捉えられている現象。 ・真怪:現在の科学では解明できない怪異。 そして、「世間でいう怪異の5割は偽怪、3割が誤怪、2割が仮怪である」と私見を述べている。 本書で紹介されている超常現象は、いずれも円了先生が「偽怪」「誤怪」に分類した通常現象だ。だが、一口に超常現象と言っても、そのバリエーションは無数だ。中には真怪、現在の科学では解明しきれない、説明しきれない現象も数多くある。実際、科学誌には「観察はできているが、なぜ起きるのか解明できていない。今後の発表が待たれる。」というような記事が数多くあるし、麻酔薬にだって、なぜ効くのか、未だに不明ながら使用されているものもある。 人によっては真怪に該当する現象の一部は「気(気功)」で説明できると述べているし、実際「気(気功)」の科学的考察・研究は、ニッチながらも進んでいる。つまるところ、世の中は超常現象ならぬ、「真怪現象」で溢れているのだ。 現在、真怪とされる現象はいずれ科学で解明されるだろう。しかし、決してなくなりはしない。一方、誤怪や偽怪は排除されるものでなく、そうと認識していればマジックやイリュージョン、肝試しといった娯楽として楽しめる。これらもまた日常に必要な存在だ。 無知は罪ではない。だが知識を蓄えれば騙されにくくなり、楽しみも増え、潤った人生を送れる筈だ。
0投稿日: 2014.09.28
powered by ブクログ超常現象が本当に存在するかどうかを調べた本ではなく、人がなぜこうした不思議な体験をするのか。著者はその理由を人の心理的面に求め、脳の機能によるものではないかとする。 超常現象や似非科学の類を信じる人を頭ごなしに否定するのではなく、おそらくこのように脳が働くことで彼らはこの現象を信じているのだろうと受容し、彼らと共存していくほうがずっと幸せな社会を築けるだろう。
0投稿日: 2014.05.18
powered by ブクログこの手の本としては読み物として面白く、かつかなり読みやすい。インチキを糾弾するような姿勢ではなく、あくまでも冷静に人の性質や脳の働きの不思議さにスポットを当て解説しているところに好感がもてる。そして、超常現象を楽しむ姿勢を忘れていないのがよい。
0投稿日: 2014.02.05
powered by ブクログParanormality: Why We See What Isn't There ― http://www.bunshun.co.jp/cgi-bin/book_db/book_detail.cgi?isbn=9784163749204 , http://richardwiseman.wordpress.com/
0投稿日: 2013.10.14
powered by ブクログおもしろーい。そして読み易い。 表紙の実験からもうたまらん。ちいちゃんのかげおくりか。 目撃される幽霊が大体白い服を着ている理由が分かったような。 時計の4:44をよく見る気がするのはやっぱり印象に残るからやね。
0投稿日: 2013.02.06
powered by ブクログトリックや、心理学的アプローチ迄。一当たり出来る。 文章も飽きさせず、単元毎のまとめもあって読み易い。 トンデモ超常現象とか、菊池聡の本とダブるところも多いが、読み物としても読める。
0投稿日: 2013.01.18
powered by ブクログこれいいよ。世の中で不思議なのは、目の前にあるこの風景。幽霊なんていないし、予知などできない。今回の大震災が、実証したよね。
0投稿日: 2012.12.31
powered by ブクログこの世の中で流布されている超常現象がすべてインチキであることをあばき読んでいて痛快。ただし、超常現象信奉者にはとってはガッカリする内容でしょう。占いのやり方は、相手の気持ちをくすぐりながら、どちらともとれる言葉を使い、表現をあいまいにする。さらに探りをいれながら誰にでも当てはまるようなことを口にすること。幽霊は、レム睡眠の時の幻覚であったり、超低周波音によるものである。こっくりさんは観念運動。予知能力は、大数の法則で多くの人がいれば必ず何人かは当てはまることをいう人がいる。マインドコントロールは、小さな要求から大きな要求になってゆく。周囲がすべて同じ思考の人ばかりだと人は容易に同調する。幽体離脱は、妄想力の強い人が起こりやすいなど。」
0投稿日: 2012.12.09
powered by ブクログ≪目次≫ あなたの知らない世界へ 第1章 占い師のバケの皮をはぐ 第2章 幽体離脱の真実 第3章 念力のトリック 第4章 霊媒師のからくり 第5章 幽霊の正体 第6章 マインドコントロール 第7章 予知能力の真偽 おわりに 特別付録 これであなたも超能力者 ≪内容≫ プロのマジシャンで心理学者の好著。例示が具体的でかつ有名な話が多く、それに対する科学的な分析が的確でわかりやすい筆致、説得力に富む。また、どの章にもそれぞれの超常現象のからくりを実体験できる実験(?体験?)コーナーがあり、そのことがさらに「超常現象の否定」の説得力を増している。 基本的に脳科学の進歩は、超常現象のからくりを解明している。が、心理学的にこれを全否定すればするほど、人間はムキになる(?)生き物らしい…。なので、こうした本を理性的に読める人は超常現象のからくりを理解するが、感情的に読む人は、「全部ウソだ!」とさらに超常現象に入りくむと思われる。難しい…。 また、頭が良くてズルイ人は、これを利用して悪だくみを企図するだろう…
0投稿日: 2012.11.24
powered by ブクログ面白かった。超常現象を科学的に解剖する、のではなく、超常現象と人の行動や思い込み、脳の働きとの関係について書かれた本。 なぜ人は幽霊が「見える」のかが科学的に分析されている。 占い師はコールドリーディングのテクニックをもっている事、幽体離脱は自分が自分の体の中にいるという意識を脳が作っているためその混乱によって起きる事、念力の裏側の人為的な視覚トリック、霊との更新と無意識の関係、錯覚や眠りの五段階、人が日常をうまく過ごすために媒介を見出すことが幽霊を見せる事、マインドコントロール、予知能力と確率の関係など。 超常現象を見出してしまう、人という生き物の不合理さ、だからこその面白さを感じられる本だった。
0投稿日: 2012.10.14
powered by ブクログ占い、幽体離脱、念力、幽霊、マインドコントロールなどの超常現象が発生するメカニズムについて説明している本です。基本、超常現象は説明できるという本で、心理学や脳のメカニズムによって引き起こすことができることを具体的に書いています。ちょっとしたテストみたいなものも書かれていて、実際にやってみると確かにそうだと関心してしまうところも随所にありました。しかし、超常現象を解明するために一生懸命テストをする人そのものが驚きです。
0投稿日: 2012.09.30
powered by ブクログ「幽霊がいるかいないか」ではなく「人はなぜ幽霊が見えるのか」を追求したり,「予知能力があるかどうか」ではなく「予知能力があると感じるのはなぜか」を追求したり…人間の内部に潜むさまざまな姿を科学的にあぶり出してくれます。 知っているつもりの〈人間〉のことをもっとふかーく知ることで,あなたも安心して幽霊を見ることができるようになるかも。
0投稿日: 2012.09.29
powered by ブクログ超常現象と結びつけなければとても面白い本だと思うんだが・・・。 ルールの違うスポーツで互いにやりあっているようでどちら意見も可もあり、不可もある。そしてすべて科学的にとまとめようとすることに嫌気がさす。 科学は万能ではない。単なる結果だ。
0投稿日: 2012.09.02
powered by ブクログ全部そうまとめられちゃうと面白くないよ^^; まあイカサマ氏が多いからそういう意味での謎解きはマストだけど。 本当はわからない、目に見えないことのほうが多くて、 研究すればするほど謙虚になるべきだろう。 所詮マジシャンあがり… だから最後の実践パートが一番読みがいがあったよね☆
0投稿日: 2012.08.14
powered by ブクログこの本のいいところは、幽霊が見える、ポルターガイストが起こせるなどの実際に自分たちで実施できる方法が写真入りで書かれていることである。また金縛りから逃れる方法として手指を動かして目覚めるなどの方法もある。ゼミなどでやってみると面白いし、心理学の入門書として最適のものである。
0投稿日: 2012.07.03
powered by ブクログ無意識の領域が大きいことは何となく知っていたけれど、超常現象のほとんど全部が、この無意識に関わっていたとは。不思議なことを不思議なまま楽しみたい人は読まない方がいい。あまり信じていない人は、とことん追求した実験と理論に満足できるだろう。超常現象のトリックもそうだが、脳の莫大な働きについても、もっと深く知りたくなる内容。 余談。はからずしも、同じ博士の著書(『その科学が成功を決める』)を以前読んでいたことに読後気付いた。著者を意識して手に取ったわけではなかったので、無意識に働いた自分のセンサー(この場合、好み?)にちょっと笑えた。
0投稿日: 2012.05.29
powered by ブクログヒトの脳は「自分が見たいもの」しか認識できず、意味のないものにも意味を見いだしてしまう。容易に暗示にかかり、「思う」だけで無意識のうちにカラダが反応してしまう。そうしたことがしっかり理解できるよう、簡単にできる実験も豊富に納められている。初めて読む話ばかりではないが、「超常現象」という入り口から脳と認知の不思議に分け入る筆致は、わかりやすいと思う。「スピリチュアリズム」誕生のきっかけになった姉妹の話が、「ラップ音は足踏みで出していた」というオチまで書いてあるのは面白かった。江原某のウェブページに、堂々とその姉妹の話が書いてある(もちろんオチは省略して)のは、なかなかほほえましい。 http://www.ehara-hiroyuki.com/guest/spiritualism/spiritualism.html
0投稿日: 2012.05.26
powered by ブクログ小学生の頃、遠足で日光へ行った。藤村操が「曰く、不可解」との 遺書を残して身投げしたことから自殺の名所になった華厳の滝の 前で記念撮影をした。 写真が焼き上がって来た時、「霊が映っているっ!」とクラス中で 大騒ぎになった。しかし、私にはどこをどう見ても霊らしいものが 見えなかった。皆、本当に見えていたのだろうか。 今になって思うと、あれは集団ヒステリーの一種ではなかったか。 本書は幽霊の目撃や交霊術等の超常現象の正体や、占い師や マインドコントロールのからくりを脳の機能から解き明かしている。 常々、占い師って胡散臭いと思っていたのだがやっぱりね…と いう感じである。最近、話題になった女性お笑い芸人もこの本を 読んでいれば妙な騒動に巻き込まれることもなかったのになぁ。 脳科学と心理学で、超常現象と言われるものの大方の説明は つくらしい。言われてみれば「なるほど~」と納得だ。 しかし、人間の記憶とか脳とかってかなり当てにならないもの なんだなぁ。信じたいことを信じ、見たいものを見る。だから、 他人に見えないものでも見たことになっちゃうんだね。 紙上で出来る実験も出ていて、飽きずに読めるがオカルトや 脳科学に詳しい人には物足りないかも。 尚、少々おふざけの文章も混じっているので専門書だと思って 読むと不快になるかも。私はこういうの好きだけど。 ロンドン塔でも幽霊の出るホテルでも、何も見ることも感じることも 出来なかったが、本書を読んだら私でも超能力者になれるかも しれぬ。笑。
0投稿日: 2012.05.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
たまに簡単なクイズがあって仕組みが分かりやすい。たくさん例も載っていて具体的。 体外離脱のやり方が詳しく載っていたのが面白かった。
0投稿日: 2012.04.29
powered by ブクログ占い、幽体離脱、念力、霊媒師、幽霊、マインドコントロール、予知能力など所謂超常現象を科学で解明する内容。人間の関連して考える力は、生存率をあげたり、物事を予測する能力を発揮させるが、一方思い込みによるゴーストを生みだす。法則、実験事例が沢山のっていて面白い。
0投稿日: 2012.04.29
powered by ブクログ不思議な現象、オカルトと呼ばれている物事を科学的に解明している。マジックの種明かしのよう。 第1章 占い師のバケの皮をはぐ 第2章 幽体離脱の真実 第3章 念力のトリック 第4章 霊媒師のからくり 第5章 幽霊の正体 第6章 マインドコントロール 第7章 予知能力の真偽 タイトルからわかるように不思議現象に対して辛辣で、脳科学や心理学の面から「何故騙されるのか」を具体的に書いているので分りやすい。 ただし、世界に不思議な事がひとつもないというのは、世界が色褪せてつまらなくなるかもしれない。 それすら乗り越えて現象として楽しむのはありな気がする。
0投稿日: 2012.04.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
なにこれ面白い、の一言・・・ スィースイ読んじゃった・・・ 普段こういう本読まないんで・・・ 新鮮・・・ もっといろいろ興味持とう・・・ それはそうとコレ・・・ この著者ワイズマンさんは・・・ もともとは結構なマジシャン・・・ で・・・ 超常現象がウソかホントか調べるのではなく、人がなぜ不思議な現象を体験するのか、その理由を探る方が面白い・・・ ってーんで、この道に入ったお人・・・ いま話題の・・・ マインドコントロールやら・・・ 占い師の実像やら・・・ 幽体離脱やら・・・ こっくりさん(ウィジャボード)やら・・・ 幽霊やら・・・ 念力やら・・・ 予知夢やら・・・ 章ごとに解き明かしてまいります・・・ しかも・・・ この本は練習問題がついてるので・・・ 自分で体験できたりもします・・・笑 幽霊見れるし・・・ 幽体離脱も出来るし・・・ スプーン曲げだって出来るし・・・ 頑張れば占い師にだってなれます・・・ 逆に洗脳から身を守る方法も載ってます・・・ やってみましょう・・・ ある意味ノウハウ本・・・笑 で・・・ 何であれやこれやある超常現象を体験してしまうのか? それは・・・ 人間の脳の仕組み上ある意味仕方がないから・・・ そして非常に心理的な面も影響が大きい・・・ 人間の脳が生存上良く出来ているからこそ、それが機能しすぎたりしちゃうと、不可思議な現象が引き起こされてしまう・・・ 不可思議な現象を体験してしまう(と感じてしまう)ようです・・・ ある意味仕方がないからこそ、そこを突かれて、変な輩につけこまれてしまわないように読んでおくと為になるかも・・・ 脳の仕組みや人間の心理なんかも分かって面白いし・・・ 半ばギャグとしても楽しく読めると思うし・・・ 読みやすく書いてあるからゼーヒー
0投稿日: 2012.03.28
powered by ブクログ見えないものを見せる、無いはずの体に痛みを感じる、聞こえない音が聞こえる、など色々と脳は自分では意識しないところで不思議な現象を作り出していると脳科学の本を読むと書いてあるが、超常現象のかなりの部分はそうした脳の作りだした現象であろうという立場で説明している。 幽体離脱をすると言うのも幽霊を見たと言うのも、脳が作り出した幻影であり一面では心理的な現象であるとすることを説明し、その脳の不思議さを実感できるような幾つかの簡単な実験というか試験問題も随所に散りばめられているので、なるほどと楽しめるものだ。 但し、全てが脳の話でもなく幽体離脱で有名な病院での逸話については後日、検証された現場の環境から作り話ではないかという謎解きも紹介されているし、霊魂の重さを計測したという話に関しても発汗作用で説明が可能という医学者の見解も紹介されている。また予知夢も毎晩毎晩、覚えては居ないだろうが沢山の夢を見るのでそれがどこかで現実と似たものが出てきて、それが夢の記憶を引き起こし予知夢であると感じる可能性があっても不思議はないと言う。 とは言え「超常現象の科学」と銘打っているものの、個人的には全く「エセ科学」にも分類されないであろう占い師・霊媒師・念力などの話題が本書の冒頭にはかなりの分量を割いて書かれているのでその部分については少しばかり退屈してしまった。「ハインズ博士再び「超科学」をきる」でも心霊術・霊能者にはかなりの分量が割かれていたと記憶しているが、米国ではこれらが一種の科学として根強く世間に受け入れられているという表れなのだろうか。 今後も超常現象・エセ科学を暴くという関係の本を買うときはタイトルに騙されずに良く目次を見てから買うようにしよう。
0投稿日: 2012.03.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
かなりおもしろい。 占い師/幽体離脱/念力/霊媒師/幽霊/マインドコントロール/予知能力について科学的に不思議な現象を解説を試みます。 ユーモアある語り口調と途中でブレーク的にでてくるミニテスト・体験が飽きさせず、読み物としても楽しめる内容です。 占い師…人は都合よく反応する。そしてよどみなく曖昧に話す 幽体離脱…ゴムの手を自分の手に錯覚する。脳は身体の中に自分がいるという認識がそんなに強固なものでない 念力…これはマジックのテクニック 霊媒師…これも人の深層心理が無意識に力がかかる 幽霊…見たいと思う人の心理が見えないものを見せる マインドコントロール…小さな要求から大きな要求へ少しずつ上げる。周囲の人に無意識に同調する。自分の体験を正当化しようとする。 予知能力…人は一夜に4度の夢をみる。そして、その記憶も曖昧である。そして統計学的にみてその予知の可能性は妥当なもの こんな感じ、マジックや実験の小ネタが満載なので、ぜひ覚えておきたい。
3投稿日: 2012.03.06
powered by ブクログ自分は超常現象を信じやすいほうなので、面白かった。でも、「呪いのビデオシリーズ」みたいのは、説明がつくのかな?あれは作り物か?
0投稿日: 2012.03.04
powered by ブクログ心霊現象やマインドコントロール、幽体離脱などの超常現象を信じてしまう人たちの心理を解明していく。ユニークな実験も紹介されており、なんと実際に超常現象を体験することもできるお得な一冊!
0投稿日: 2012.02.28
powered by ブクログ人間の脳というのは底知れぬ謎を秘めているんだなあと再確認する。 幽霊も霊界も死後の世界も超能力も予知も、すべて人間の脳が作り出したイリュージョンなのだ。 超常現象が存在しないとわかっても別に残念とは思わない。むしろ、そういうものを次々に創りだしてしまう人間の脳とか心理の方がずっと不思議だし面白いと思う。 宗教もまた同じ。「神」の概念は人間の発明したものの中でもピカイチのものだと思う。
0投稿日: 2012.02.25
powered by ブクログ『その科学が成功を決める』などの著書でおなじみ、リチャード・ワイズマン博士の最新刊。タイトルで誤解される向きもあるかもしれないが、超常現象の信憑性を検証するという類の話ではなく、あくまでも超常現象には懐疑的なスタンスだ。そのうえで、人がなぜこうした不思議な現象を体験するのかという点にフォーカスを当てている。 非常に興味深い内容が盛りだくさんで、「ちょい読み」どころか「ぐい読み」しかも「一気読み」なのだが、それぞれの章の内容が多岐に渡るため、一番面白かった6章の「マインドコントロール」のみをご紹介。 1978年、アメリカのカルト教団「人民寺院」での出来事だ。教祖ジム・ジョーンズの呼びかけに応じて約900人の信者たちが集団自殺を図った。このときに撮影されたビデオテープを見ると、信者の大半が自ら進んで命を断ったのだという。一体なぜこのようなことが起きたのか? 本書によると、マインドコントロールの要素は4つである。一つ目は、段階的に少しずつ帰依の度合いを深めさせていくこと。二つ目は、グループから不協和音を排除すること。三つ目は奇跡の力。そして四つ目が自己正当化。最後の自己正当化とは、奇妙な儀式や苦痛をともなう儀式に参加した信徒は、自分の苦しみを正当化するために、このグループには価値があると前向きに捉えることを指す。 とりわけこのメカニズムが面白いのは、いわゆるマインドコントロールというものとビジネス界における数々の伝説のプロセスで為されたこととの差が、紙一重だなと思う要素も多分に含まれているからだろう。
0投稿日: 2012.02.22
powered by ブクログこの本よりも極東ブログさんの書評のほうが読み応えがある。けど、訳もしっかりしているし、それぞれの事象の掘り下げも問題なく、好感の持てる書。一番気に入ったのは、空中浮遊とかのメカニズムがすげえというよりは、自分が体の中に収まっているっていう推定をするほうがよっぽど大変だよねってところだな。ラマチャンドランの著作も読んでいるけれど、そのようなまとめ方をしてなかったんだよね。あと、夢に関しては、友人が、彼の父が亡くなる際に夢に出てきたということを聞いたときに、まあそういう解釈で別にいいじゃあねえかと思っちゃったんだよね。これは、現時点ではどっちサイドを取るのかという案件かと。
0投稿日: 2012.02.21
