Reader Store
思い出のとき修理します
思い出のとき修理します
谷瑞恵/集英社
作品詳細ページへ戻る

総合評価

382件)
3.8
74
136
119
17
2
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    初めは少女っぽい感じの ライトなストーリーかなとおもったけれど… 誰でももっているちょっとした過去の傷。 立ち止まってしまいたくなる出来事。 そんな書き換えられない過去の記憶。 主人公の明里と時計修理屋の秀司、 津雲神社の太一たち、 そして、とりまく商店街の人々が ほんのりと苦い思い出を書き換えていく物語。 やさしい気持ちになれる一冊。 つづきのシリーズも読もう。

    13
    投稿日: 2025.12.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    意味深なタイトルに惹かれたのですが、これは偶然の産物だったのですね。 昔ながらの商店街。 以前は活気があったであろう場所って、どこか寂しげに感じますが、登場人物たちも何かしら過去を引きずっていて。 全体的に物悲しさを感じるストーリー。 連作短編集なので、とても読みやすいです。 それぞれ「思い出」に囚われていたり、傷ついている人たち。 ひとつひとつ解決していって、それに伴い少しずつ主人公の明里ちゃんと時計屋さんが変化していくのがいいなと。 途中さらっと爆弾発言というか、予想外の展開があり驚きましたが。 無事に解決されてよかったです。 過去は変えられないけど、思い出は修理できるのかもしれないですね。

    8
    投稿日: 2025.10.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    越してきた子どもの頃の思い出の街の商店街を歩いていると目に止まったのは「思い出の時修理します」との看板。 時計の修理はもちろん、本当に思い出まで修理する凄腕の時計屋さんですね。 時々オカルトチックな展開もありますが、そこも含めてこの商店街の味なのでしょう。 シャッター街は閉まっているのではなく眠っているだけという表現が素敵でした。

    0
    投稿日: 2025.08.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    子どもの頃、預けられていたおばあちゃんの家が借りに出されていて、引越してきた美容師の明里。その古い商店街の祖父母のヘアーサロン由井の斜め向かいに「おもいでの時 修理します」という看板がかかっている時計屋さんがあった。 引っ越してきた明里、時計屋さん、津雲神社にいる太一の3人が、様々な人の思い出を『修理』していくハートフルな小説。 さっくり読めて良い。

    0
    投稿日: 2025.07.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    おすすめに上がったのもあって読んでみました。 この作家さんは初めてだったのでどんなものか分からなかったのと、検索?してみたら日常謎っぽいのかなって思ったのもあったので、それとは少し毛色が違うかなー?という印象。 どちらかというとファンタジーめいている?みたいな感じで、なんだか心霊的な神霊的な不思議なことがあって、それを解き明かしていく感覚にどちらかというと近い気もする。 ミステリーや日常謎好きとしては、物足りない感はあったけど、読んでいくとキャラの愛着だったり、この子何か今後もあるんだろうな感があるので、とりあえずの導入部分として1巻は楽しませてもらったとして、次の巻も楽しみに読む予定なんじゃいฅ(*‎´꒳`*ฅ‪)ꪆ‬

    0
    投稿日: 2025.07.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    タイトルと表紙の絵に惹かれて読んでみようと思った本。 私が好きなブタブタシリーズや、マカンマランシリーズなんかと同じジャンルかなと思います。 ちょっとファンタジーなところがあり、それが自分の好みとは少し違いますが、気軽に読めてそこそこ面白いので続きも読もうと思います。

    0
    投稿日: 2025.05.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    装丁のレトロな雰囲気と何より男性がめちゃくちゃかっこよかったので完全にジャケ買い(この表現、あっている?)の形で手に取りました。感想数も多いようなので人気、なのかな。と。 なんとなく状況の説明が多い気がしたのと ファンタジー感で、読んでるうちに何が現実なのかわからなくなりまして。そのうち自分の記憶が変なのか?!とも思いだし不思議を抱えて読むのがほんの少ししんどくなりました(笑) どの話も後半最後に、謎が解けてくるので、そういうことなのね?!とはなります。印象に残るかと言われれば、、、。 時計屋さんと主人公の過去の話は面白かったです。ジャケ買いでシリーズの2番目もあるので無理なく読もうと思います。

    4
    投稿日: 2025.04.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    過去の何かに囚われていて、そこに蓋をしてしまっていた登場人物達がその過去に向き合って前に進んで行く話。 私の苦手なファンタジー要素もあったが、気にならない程度でどんどん世界観に引き込まれていきました。 コテコテな恋愛物でもなく、とても読みやすかったので続きのシリーズを全部読んでみようと思いました。

    5
    投稿日: 2025.02.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    秀司と明里の過去が繋がってハッピーエンド。短編が5つですが2人の過去のお話2つが良かったです。 どんなに辛い過去も今が幸せなら「あの過去のおかげ」になるし今が不幸せなら「あの過去のせい」になる。過去は変えられないけど今や未来が幸せになれば嫌な過去の思い出も修復されるんですね。 素敵なタイトルだと思いました。

    3
    投稿日: 2025.02.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    心温まる連作短編集。ノスタルジックな舞台の中で、少し不思議なアクシデントに巻き込まれながら、主人公の過去が修復されていく。過去の辛い思い出が修復され、前向きに捉えられるようになったら、巡り合った人と共に新しい時を刻んでいく。 物語の設定条件(仕事も恋にも疲れた三十路女性がフラりと衰退した商店街に移住する)からして、何となく気だるいような、眠たげな雰囲気でスタートした小説だったが、読み進めるにしたがって、次第に眠りから覚醒するように、商店街と主人公の過去を知りたくて、ページをめくる手が止まらなくなった。最初は灰色・黒色だった物語も、茜色、水色と変化して、最後は虹色に見えている。読者の心象を操作する景色の描写仕掛けもニクい。 舞台となる商店街も、時代に取り残されて見向きもされないような衰退ぶりであるが、住民たちの優しさに溢れ、思い出が次世代に引き継がれてヒッソリと輝き続けている。私たちも同じで、たとえ地味な人生であっても1人1人が素敵なエピソードを持っていて、本人が気づいていないだけなのかも知れない。ありふれた日常の中で、一緒に向き合って修復の手助けをしてくれる人やキッカケを見つけていきたい。

    18
    投稿日: 2024.12.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    時計の“計”が外れてしまい、『おもいでの時 修理します』の看板になってしまった。まず設定が素敵だと思います。偶然だけどその偶然が積み重なって、いつか来る未来の在りし日に、思い出を探す人が日常から少し外れたどこか不思議な雰囲気をまとう寂れた商店街に迷い込む。きっとこの看板は過去に何かを忘れてしまった、または欠けてしまった人のちょっとした拠り所なのでしょう。そんな拠り所に関わる人物達も素朴で優しくて温かく、時にミステリアスなのが何とも面白いです。

    0
    投稿日: 2024.12.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    第5回ビブリオバトル全国大会inいこまで発表される予定だった本です。 ※2020.3.15に開催予定であったビブリオバトル全国大会inいこまは、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で中止となりました。

    0
    投稿日: 2024.09.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    都会を離れた美容師の明里が引っ越した先は幼い頃に少しだけ過ごした商店街。 『おもいでの時 修理します』というプレートのある時計店を営む青年と知り合い、日常のちょっとした事件に巻き込まれる。 寂れてしまった商店街だが、周りの人達との関係性が良い。 今どきの子には苦手であろう昔ながらの付き合いも心がほっこり。 地元によく似た少し寂れた商店街があり、すごくイメージがわきやすい。 時計屋さんという癒しだけでなく、パンチのある太一の存在もあって、バランスが取れている。 思いがけず、思い出のときを修理している2人。 そして最後には2人の思い出も…。 時計屋さんの悲しい過去も明里によって前に進めるようになったし、今後2人の関係性の発展が楽しみである。

    14
    投稿日: 2024.04.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    あなたの『思い出』は壊れていますか?  (*˙ᵕ˙*)え? 人は誰にも『思い出』があります。それは、幼き日に家族と過ごした『思い出』かもしれません。それは、中学時代の初恋の甘い『思い出』であるかもしれません。そして、長い時代を生き抜いた人の頭に蘇る走馬灯のような『思い出』の数々かもしれません。 時が経つにつれ、そんな大切な『思い出』もどんどん淡くなっていきます。何かきっかけがないと思い出せない記憶の中に埋もれてしまうものもあるかもしれません。しかし、そんな中にあっても誰にでも何かしら強く深く脳裏に刻まれて決して忘れることができない『思い出』もあると思います。それは幸せの絶頂にあった時代のことである場合もあると思います。その一方で悔しい思い、悲しい思いも決して消えることのない『思い出』だと思います。 さてここに、『悲しかった思い出を、楽しかったことにしたい』と『思い出』を修理することに光を当てる物語があります。全編にわたってノスタルジックな雰囲気に包まれるこの作品。そんな物語に『機械式時計』が良い味を醸し出すこの作品。そしてそれは、『過去は変えられない。でも、修復することはできる』という言葉の先に『思い出』というものが持つ意味を噛み締める物語です。  『おもいでの時 修理します』と、『小さなショーウィンドウの片隅に』ある『金属製のプレート』の文字を読むのは主人公の仁科明里(にしな あかり)。『どういう意味だろう』、『壊れてしまった思い出を、修理なんてできるものなのだろうか。そもそも、思い出は、壊れたりするものなのか』と思う明里は自分にも『壊れてしまった思い出がある』、『修復できるとは思えない』と感じます。『地図に目を落とし、このへんだ』と見回す中に『ヘアーサロン由井』と書かれた看板を見つけた明里は、『閉店して数年は経つという、かつての理容店。ここが明里の新しい家だ』と思います。『さっきの「思い出」の店のほぼ斜め向かい』という位置関係。そして、『子供の頃の記憶とは、ずいぶん違っていた』と『衰退の一途をたど』る街並みを見ます。『小学二年生のとき、母の都合で祖父母の元にあずけられた明里は、ここで夏休みの間を過ごし』ました。『あれから二十年』という再訪。そんな時、奥から猫が飛び出し『大げさに転んだ明里』に、『大丈夫ですか?』と『若い男の人』が現れました。『だ、大丈夫です』と返すと、『はじめまして。仁科明里さん』と男の人は語り出します。『僕は飯田秀司(いいだ しゅうじ)といいます…同い年で今年二十八』と続ける男の人は明里の情報は家主から聞いた旨説明します。『ここに住んでた由井さんのお孫さんなんだろう?』と続ける秀司は自身が『商店会の会長もやってる』ので『気軽に声をかけて』と言います。そして、『あそこが僕の家』と『斜め向かいにある建物を指さし』ます。『あの洋館…この人、思い出の修理屋さん?』と明里が思う中に『手を振って去っていった』秀司。 場面は変わり、翌朝、家を出たところで『あんたか、新入りの床屋』と言われ振り向いた明里はそこに『ぎりぎり未成年』と思われる男を見ます。『さっさと参拝をすませろよ』とよく分からないことを言われる中に秀司が現れ、太一という男と共に朝食に誘われます。そして、洋館へと入った明里は『所狭しと』並べられた時計を見ます。『時計屋だよ…飯田時計店』と話す秀司が作る朝食をご馳走になった明里。そんな時、太一が『これ動かないんだ』と『神社の境内』で拾ったという『角がボロボロ』のオルゴールを見せます。早速分解した秀司ですが、中には『写真のフィルム』が入っていて、スキャンするとそこには『家族写真』が浮かび上がりました。『どこの誰だかわからないよね』という太一に『張り紙』をして持ち主を探そうと秀司は提案をすると『直るかな』とオルゴールに向き合います。 再度場面は変わり、神社へとやってきた明里に『あのオルゴールの落とし主、捜してみないか?』と提案する太一。そんな時、『路地から駆けてきた女性が猫を目にとめ』、『パパ』と呼びかけます。そして、『植え込みに飛び込んで見えなくなっ』た猫。『あれ、あなたの猫?』と訊く明里に、『いえ…、ちょっと似てたんです』と返す女性は、『もう昔の話です。わたしが高校生のときだから』と続けます。『あの写真だ… 彼女は写真の娘によく似ている。黒い猫も写っていた』と『急に脳裏にひらめいた』明里…そしてオルゴールの落とし主を探す明里が、そんなオルゴールに隠された『思い出』に触れていく物語が描かれていきます…という最初の短編〈黒い猫のパパ〉。雰囲気感に溢れる街並みを描きながらこの作品の世界観を上手く描いた好編でした。 “仕事にも恋にも疲れ、都会を離れた美容師の明里。引っ越し先の、子供の頃に少しだけ過ごした思い出の商店街で奇妙なプレートを飾った店を見つける。実は時計店だったそこを営む青年と知り合い、商店街で起こるちょっぴり不思議な事件に巻き込まれるうち、彼に惹かれてゆくが、明里は、ある秘密を抱えていて…”と内容紹介にうたわれるこの作品。谷瑞恵さんの代表作の一つで第四作までシリーズ化されています。そんなこの作品を選んだ理由は書名です。「思い出のとき修理します」という書名を読んだ私は勝手に”タイムスリップもの”だと思ってこの作品を手にしました。少なくともファンタジーであるという勝手な思い込みです。しかし、そんな勝手な期待はあっさりと裏切られました。これから手にされる方が同様の勘違いをされないようにまずここに書かせていただきます。  この作品は”タイムスリップ”とは無関係、ファンタジーでもありません! まあ、勝手な思い込みは私だけかもしれませんが一応書かせていただきました。その上でこの作品を見ていきたいと思います。魅力的なポイントを二つ挙げたいと思います。まずは、『地方都市のベッドタウンとして発展中だという小さな町だが、この辺りはその恩恵にあずかれずに衰退の一途をたどっている』という『津雲神社通り商店街』にあり、主人公・明里の斜めお向かいさんともなる秀司の暮らす洋館の描写です。  ● 『洋館(飯田時計店)』について   ・『洋風の造りで二階の壁にはまるいステンドグラスの窓がある』   ・『出窓くらいの大きさしかないショーウィンドウには、アンティークかと思われる置き時計がぽつんと鎮座していた。天使の彫像が周囲を飾る、時計というよりは美術品のように立派なものだ』   ・『壁やガラスケースには所狭しと時計が並んでいたが、どれも見るからに年代物だ』   ・『ここへ来ると普段より時間がゆったりと流れていくように感じられる。壁に掛かった古時計、その振り子の音だけが部屋の中を満たし、静かだと思わせる』 独特な雰囲気を感じる洋館の描写です。ここは秀司が営む『飯田時計店』でもあるわけですが、自然とイメージが思い浮かびます。そして、そこに暮らす秀司という人物の謎めいた雰囲気感にもピッタリだと思います。昨今、町の時計屋さん自体あまり見かけることも少なくなってきたと思いますが、こんな時計屋さんには是非行ってみたいです!掘り出し物もありそうです(笑)。 次は時計の修理をするのが仕事という側面での描写です。時計の修理という点に光を当てるこの作品には『独立時計師』という言葉が登場します。何かの資格なんだろうか?とも思う言葉ですが、こんな風に説明されます。  『自分の工房を持ち、自分の技術のみで時計を製作しているという職人』、『その人の名を冠した時計は、有名なメーカーや高級ブランドと並んでも揺るがない』 なるほど。『修理屋さん』という言葉よりもそこには文字通り『職人』という言葉が似合いそうです。そして、この『飯田時計店』に置かれているのは『機械式時計』ばかりであることが説明されてもいきます。このレビューを読んでくださっている方の中にも時計が好きな方はいらっしゃると思います。  『電池じゃない時計って、ネジを巻いて動かすのよね。今でもそういうのが好きな人って、たくさんいるもの?』 そんな風に質問する明里は『どうして機械なの?不便じゃないの?』と秀司に疑問をぶつけます。そのことに答える秀司の説明は『機械式時計』をこよなく愛する時計好きの方の思いを代弁します。  『不便だよ。使い続けるにも手間がかかる。自動巻とか、ずいぶん便利になったけど、どうしてもメンテナンスが必要だからね』、『職人の意地の結晶というか、人の手で物に命を吹き込むことへの挑戦というか。そういうものに価値を感じて、お金を出す人がまだまだいるってことかな』 いかがでしょうか。なるほど、と思える説明だと思います。そして、秀司は『時計が時計として働くための心臓』という『テンプ』を指しながらこんな風に続けます。  『一秒に数回、正確に振動させる技術が職人の腕の見せ所でね。これが動き出したとき、すべての重なり合った歯車に時計としての生命が与えられ、時を刻みはじめるんだ』 私も『機械式時計』を持っていますがこの感覚はとてもよく分かります。カチカチと動く小さな機械が動く様は見ていて飽きません。ここに表現されている通り、まさしく『生命が与えられ』という言葉を感じます。そんな『時計屋さんの時計への情熱』を感じるこの作品。この雰囲気感こそがこの作品の何よりもの魅力だと思いました。 そんなこの作品は、主人公の明里が『飯田時計店』の斜め向かいにある空き家になっていた『ヘアーサロン由井』へと引っ越してきたことから始まります。  『今の自分は、人間としても女としても投げやりだ。仕事を辞め、恋人とも別れて、一人新天地へやってきた』。 美容師の資格を持つ明里がかつて美容室として営業していた『ヘアーサロン由井』へと引っ越してきたという前提からは、当然そこで美容室を開くというのが自然な成り行きです。しかし、明里は『美容師として働くことに抵抗を感じ』、『駅前のコーヒーショップ』でバイトをしながら暮らします。  『なぜ今になってここへ来たのか、明里自身にもよくわからない。過去を変えることはできないのに』 そんな謎めいた思いを垣間見せる主人公の明里。一方の秀司も『時計の修理』を生業としているにも関わらず、不思議な姿を見せます。  『彼は、動かない時計を腕にしている。亡くなったお兄さんの形見だという、心臓の止まった腕時計に、生命を与えようとはしない』。 それぞれに何かしらの謎を持つ二人。物語はそんな二人が関わり合いを持つ中に少しずつ二人それぞれの過去に隠された秘密が明らかになっていきます。そして、そんな前提の物語には、ファンタジーを思わせる書名の元となるこんな言葉が登場します。  『おもいでの時 修理します』 『飯田時計店』の『小さなショーウィンドウの片隅に』ある『金属製のプレート』に書かれた謎の表記。物語はそんな前提の中に『思い出』というものに光を当てていきます。それこそが、  『思い出って、修理できるものなのかな』 そんな言葉の先に『思い出』というものの正体に迫っていく物語は、それをこのように断定します。  『思い出は、確かに生きていくために必要なのだ』、『それを足がかりに、たぶん、未来への階段をひとつ上る』 『思い出』というものを極めて冷静に見る視点は高い説得力を感じさせます。『思い出』がそうであるからこそ、その大切さがこんな言葉を浮かび上がらせます。  『決着のつかない記憶、収まりのつかない思いは、霧みたいに漂い続け、視界を曇らせるだけだ。そうして、どこへ向かえばいいのかわからなくなる』 だからこそ、この作品の『思い出を修理する』という考え方が浮かび上がります。五つの短編が連作短編を構成するこの作品では、短編ごとに『思い出を修理する』という言葉の先にその結果を見せていきます。そして、結末の短編〈虹色の忘れ物〉が見せる物語、そこには主人公・明里が見る『修理』された『思い出』の姿を見る物語、『思い出』というものが私たちにとってどれほどに大切なものか、『過去は変えられない。でも、修復することはできる』という思いを感じさせる物語が描かれていました。  『思い出を修理してくださるって、本当なのかしら』 私たちの誰もがそれぞれに持つ『思い出』。この作品にはそんな『思い出』というものに光を当てる物語が描かれていました。『時計の修理』に職人の魅力的な世界を感じさせるこの作品。どこかノスタルジックな街の雰囲気にも魅せられるこの作品。 ファンタジーではないのに、どこかファンタジーな雰囲気を感じさせる、そんな作品でした。

    227
    投稿日: 2024.04.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    エピソードが何個かあるなかで、「茜色のワンピース」はとても良かった。エピソードが変わっても明里と時計屋さんの関係は変化していくのが読んでいてとても面白かった。

    5
    投稿日: 2024.03.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    "思い出のとき修理します" 5つの短編になってますが、どの物語でも過去に囚われている人が、時計屋さんと明里ちゃんと出会う事で過去のわだかまりを解いていく。そんな心暖まる物語。読み終わった後は優しい気持ちになれた。

    1
    投稿日: 2024.01.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    【読了】思い出のとき修理します/谷瑞恵 サクッと読めてしまうので物足りない感はあるものの、ストーリーはほっこり系なので面白かった。 確か続編出てたはずなので見かけたら読んでみようかと思う。

    1
    投稿日: 2023.12.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    過去の暗い思い出を背負った二人が出会い、いろんな人の暗い過去の修復の手伝いをすることで、成長しお互いに惹かれていく ほのぼのとした暖かさが底辺を流れていくような本

    0
    投稿日: 2023.12.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    時計屋さんと明里さんは傷を抱えている者同士だったからこそ惹かれあったのかな、と思いました。数々のエピソードも「おもいでの時 終了します」になってしまった看板の意味そのままを表しているように思えます。

    0
    投稿日: 2023.05.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    傷ついた主人公が幼い一時期に過ごした良い思い出のある土地に住むことにしました。 そこで出会う人々と少し非日常な出来事。 気持ちの持ち方で思い出が塗り替えられるというのはいいですね。 今の自分の事、いつかは懐かしい、良い思い出になる日が来ると信じようと思います。

    0
    投稿日: 2023.02.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    商店街の近くに住んだことはないけれど、 なんだか懐かしくてあったかい気持ちになるお話。 久しぶりに再読して、 直したい思い出を、悲しいものと捉えるのではなく、 ひとつひとつ受け止めて昇華していけばいいと そんな気持ちにさせてくれました。

    0
    投稿日: 2023.02.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    過去なんて変えられないけれど、 思い出に向き合う自分の気持ちを 修正する事で、明日からの未来が開ける。 昭和レトロ感満載の商店街。 運命的な再会を果たす時計屋さんと 美容師さんの話。

    0
    投稿日: 2023.02.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    傷ついた過去を抱えた主人公が寂れた商店街にやってきて、不思議な謎に出会う。現実なのか幻想なのか良くわからない描写が、最後まで読むととても優しい気持ちになれる雰囲気を出している。 登場人物がみんなとても優しい人たちばかりでほっこりする。物語の最後、一歩を踏み出した主人公がいいなあ。

    1
    投稿日: 2023.01.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    心温まるおもいでの修復。登場人物は未来に向かうために過去を修復し前に進んでいる。 それぞれの思い出のお話が気になりすぎて一気に読み進めてしまった。

    2
    投稿日: 2023.01.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    過去と現在、そして未来へと。 不可解な謎を追いかけるうちに、時間の歯車がまた動き出す作品。 とても良い!

    0
    投稿日: 2022.12.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    女性向きなのかな、という印象。 雰囲気は好きだけれども、途中で切られた感が強い話が幾つかみられた。

    0
    投稿日: 2022.09.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    この物語を読んでいるときの穏やかな時間が好きです。ファンタジーかと思いきや全て現実という展開も、どう着地させるのか、毎回楽しみです。

    0
    投稿日: 2022.02.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    心の中に引っかかった過去に囚われた登場人物たちの思い出を修理する温かい物語。 寂れた商店街と優しい人たちのコントラストが心地良く、それを取り巻くちょっと不思議な出来事がファンタジーでない所がむしろドキドキします。 彼らの日常の続きをまた読みたいです!

    1
    投稿日: 2022.01.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    最初は、どうなっていく本なのか気になって読んだけど、読み易くて考えさせられる本だった。 きゅんきゅんしまくっていたけどね!(笑) わたしはすごく好きな本当の1冊だな♡

    0
    投稿日: 2021.11.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    失恋し仕事への意欲も失った明里は、幼い頃にひと夏を過ごした、今では少しさびれた商店街の理髪店に引っ越してきた。 その店の向かいには、『思い出の時 修理します』というプレートをかかげた時計の修理店があった。 明里自身も含めて、悲しかったり苦かったりする思い出を持つ人々が、その出来事に新しい意味を見出し、癒されてゆく、連作短編集。 『めぐり逢いサンドイッチ』を読んで、他の作品も…と思い、代表作らしいこのシリーズを手に取った。 …うーん。 ファンタジーでもなく、ミステリというほどのこともなく、時計を修理する事が鍵になるでもなく… 特に、時計屋さんと亡き兄との関係が明かされる重要な物語で登場した女性との会話が不自然で、手が止まってしまった。 別れた恋人を呼び捨てにして、死んだ恋人のことを会話の中で「お兄さん」と呼ぶか? なーんて、エラソウに言えるほどの文章を書いてないんだけど。 とにかく、かすかに違和感がありつつ、全体にぼんやり。 もし、この作品が谷瑞穂さんの初読だったら、これきりだったかも。

    5
    投稿日: 2021.10.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    どの話もふんわり優しい気持ちにさせてくれた。 出てくる人がみんな優しくて温かくてずっとほっこり出来る本やった。 続きがあるなら読もうかなぁ。

    1
    投稿日: 2021.10.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    失恋し、仕事にも自信が持てなくなった美容師の明里(あかり)は、子どもの頃過ごしたことがある商店街へ引っ越してきました。そこは一夏だけ明里が預けられた祖父母の家、「ヘアーサロン由井」でした。 近くに「おもいでの時 修理します」という奇妙なプレートがおいてある店があり、不思議に思っているとそこは明里と同い年の青年のお店、飯田時計店でした。 そして、明里はその商店街でさまざまな不思議な出来事に遭遇するのでした。 連作短編という形で、一つの事件が解決する度に、明里は“時計屋さん”こと飯田秀司に惹かれていきます。 秀司のところに朝ごはんを食べにくる大学生の太一も二人のことを応援していますが、明里には皆には言えない秘密を抱えていて…。 事件は思い出が修理されたかのように解決していきます。暖かさの中にほんのり物哀しさを残して。 特に時計師を目指していた秀司の心の傷の話『光をなくした時計師』と明里の言えない秘密の話『虹色の忘れ物 』は良かったです。 明里の問題が解決し、「それで、僕がふられる理由はなくなったのかな」と秀司が言ってからの展開が好きです。かわいいなぁ。 この二人が修理する思い出のときをまだまだ見たいと思います。

    0
    投稿日: 2021.09.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    大きな手をした伏し目のイケメンに誘われて表紙買い。 何を以てして思い出の修理が行われたのか全く分からなかったけど、人情溢れる優しい物語には癒されました。 普段は殺伐とした本ばかり手に取るけれど、たまにはラノベみたいなゆっくりとしたお話を読むのも大切ですね。

    0
    投稿日: 2021.08.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    谷瑞恵さんの小説。 短編形式ですが、主要人物は引継ぎの、一話完結という形を取っています。 主人公は昔、自分がひと時を過ごした「ヘアーサロン由井」に戻って(引っ越して)きた明里。今となってはさびれた商店街にあるヘアーサロンの物件を借りて住み始め、時計店の店主、飯田秀司や地元の神社の禰宜の親戚である太一らとともに、日常にあるちょっとしたミステリーを解き明かし、人々の「思い出のとき」を修理する、というお話です。 あっと驚く仕掛けや、ハラハラドキドキの展開が目白押し……というわけではありませんが、ほっこりする物語がゆっくりと続いていきます。 特に後半には明里と秀司の恋模様が描かれており、二人の行く末が気になります。 シリーズは4冊出ているようで、本作はその1冊目にあたります。明里とヘアーサロンの関係、秀司の過去、と主要人物の過去について掘り下げられている1冊目です。 過去って変えられないのに、じっくりと検証することのできないものでもあります。その時、その場にいた、その人の主観によってしか過去を同定することはできません。 だからこそ、この物語のようなすれ違いや思い違いって我々の日常に溢れているんだろうなあ、と思いました。

    1
    投稿日: 2021.07.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    * 「誰だって、修正したい思い出の一つや二つありますでしょう?」 * ずっと積読していた本。読み始めるとファンタジーが入り交じった作品だけど読みやすかった。 . 過去の体験から偽った自分として過ごす主人公と心優しいが何かを抱えている時計屋さんの物語。 . 太一の存在は明記されてないけど実はそういうことなのかなって感じで良かった。 .

    0
    投稿日: 2021.06.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    個人的に「虹色の忘れ物」が良かったです。子供の時の記憶や時計屋さんへの思い、おばあさんが「もう、来ちゃだめよ」と言った時の心境…。泣きそうになった。

    1
    投稿日: 2021.05.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    勝手にイメージしてた内容とは違ってたけど、ほんのり温かい雰囲気でとてもよかった。時計屋さんもいい男だけど、太一もなかなか。黒猫のパパ/茜色のワンピース/季節はずれの日傘/光をなくした時計師/虹色の忘れ物

    0
    投稿日: 2021.05.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    とても優しい気持ちになれるストーリーだった。 謎解きは、ファンタジーな要素が多いけど、よく読めばちゃんと辻褄が合っている。それがとても不思議な感覚で、心地よかった。

    1
    投稿日: 2021.03.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    田舎の商店街、ゆっくりとした 時間が流れる暖かいお話でした 連作短編集で、 たまに出てくる思い出のパーツが 最終話(虹色の忘れ物)で 繋がってくる感じが素敵だった この作品シリーズ、 2巻目も買ったので今度読もうと思う 私も修理してほしい過去が二つある

    0
    投稿日: 2021.03.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    あれだけ流行ってた時は読む気が起きなかったけど、『異人館画廊』シリーズと同じ作者だと気づいてこちらも。 仕事と恋に敗れて東京から引っ越してきた美容師の明里と、お向かいさんとなる時計師の物語。 主人公と相手役がそれぞれ抱える事情もクリアになり、二人もめでたく両想いになり、これからあと4冊も続刊が!?どうやって?という感じに。 1冊目を出した時は、ここまで“当たる”とは思ってなかったのだろうか。 (とはいえ、コバルト時代からそこそこ売れていた作家さんぽいのに)

    0
    投稿日: 2020.11.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    弟の目が見えるようになった時、兄はこの世にいなかった。兄の本当の気持ちを知った時、感涙にむせぶ気持ちになった。。 『僕はきみの時間にこれからも関わっていいんだと思った』この言葉が好き。。

    0
    投稿日: 2020.09.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    子供の頃に少しだけ過ごした思い出の商店街と、思い出の場所ヘアーサロン由井。その向かいにある時計店の日常を絡めた不思議なお話。 「思い出のとき修理します」 このタイトルに沿ったかたちで進む少し切なくも温かい短編集。 その後は主人公の明里と時計店の主人秀司の、壊れたままの思い出を治していく展開に。 過去を乗り越え未来へ進む。そんな若者2人の姿が眩しい。そんな作品でした。 シリーズになっているので次作も読んでみたいと思います。

    3
    投稿日: 2020.09.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    思い出が必要なのは生きている人間。 寂れた商店街で時計屋を営む若き時計職人。恋も仕事にもどん底を味わった女性が、かつて訪れたその商店街に移り住むところから物語は始まる。 いろいろな思い出がある物を、その想いとともに前に進むためにそっと背中を押してくれる。

    0
    投稿日: 2020.04.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    読了して納得する部分も多く、途中は断念しようかと思ったり。 苦手なファンタジー要素もあり幻想?夢?みたいなとかろが理解出来ず読み返したり。情景の描写もすんなり頭に入らず読み返したり。自分には合わないのかも。それでも2人を取り巻くほのぼのした商店街の人たちだったり過去が少しづつわかっていくという展開や2人の想いが通じる結末にはほっこりした。

    0
    投稿日: 2020.02.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    心温まりました。【光をなくした時計師】→【虹色の忘れ物】がもうほんとに涙ものでした。 シュウさんと明里の関係性や太一が気になるので続きも読みます!

    0
    投稿日: 2020.02.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    いつもは、小難しい小説ばかり読むが、きゅんきゅんしたくて読んだ。時計屋さんは一見穏やかだが、暗すぎる過去が垣間見える所がいいね〜

    0
    投稿日: 2020.01.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    少し寂れた感のある町、商店街を舞台にした話。町の雰囲気によって、全体的に穏やかで時の流れが緩やかな展開でしたが、少しほっとするような印象の読後感でした。

    2
    投稿日: 2019.07.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    谷瑞恵さんと言えばコバルトの印象が強くこの作品もそんなイメージで読み始めたのですが、少しファンタジックではあるものの思いがけずしっかりとしたお話でした。「思い出の時修理します」と掲げた時計屋さん自身の過去、そして主人公の過去と現在。正直彼ら二人より太一の方が魅力的だったりしますがそれでも二人が少しずつ寄り添いながら過去を上手く自分のものにして未来へと時をつなげていく様子は良かったです。少しずつ明らかになっていくことに引き込まれていきながらも心穏やかに読み進められ、優しい読書時間を過ごすことができました。

    1
    投稿日: 2019.06.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    初作家さんです。いやいや泣かされた〜感動作品というよりは泣かせるべく書かれていてまんまと泣かされましたσ(^_^;)バスの中でヤバかった!ミステリってわけではないけど、なんか不思議な話で先が気になります。 しばらく積んでましたがもっと早く読めば良かった。ドラマとかにならないかなぁ、NHKあたりで。明里さんは多部未華子さん、時計屋さんは成田凌さん…だっけ。

    0
    投稿日: 2019.06.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    寂れた商店街、元ヘアーサロンの家にやってきた美容師。近くの神社の庭番、向かいの時計屋さんの青年。過去の記憶をめぐる短編集。黒い猫のパパ、茜色のワンピース、季節はずれの日傘、光をなくした時計師、虹色の忘れ物。 悲しい記憶。過去に戻るわけでなく、催眠術や魔法を使うわけでもなく修理できるなんて素晴らしいです。

    0
    投稿日: 2019.04.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ファッション本に広告で載っているのを目にし、イケメンなお兄さんにつられて購入。 時計屋さんと主人公と商店会で起こる物語が短編でいくつかあるというよくあるタイプ。 展開もそこそこ想像できてしまうが、寂れた商店街で時計屋さんをしている彼に修理を頼みに行きたくなってしまうような作品でした。

    0
    投稿日: 2019.02.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    恋にも仕事にも 目的を見出せなくなった 明里が 引っ越してきたのは 寂れた商店街の美容院。シャッター商店街になりつつあるなか 向かいには 時計屋さんが。看板に 「思い出の時 修理します」 。 店主は 物腰柔らかな青年。この青年と、神社の男の子とが、主要キャラの 短編集ですね。たくさん傷つき、自分に自信がもてない、これからのこともなにも描けない明里が、時計屋さんとの関わりで、癒されていくのです。ちょっと不思議な時計にまつわる出来事に、一緒に関わっていくうちに、明里は、時計屋さんに・・・ 自分のことに踏み込ませない壁を持ってるので、時計屋さんにも踏み込めない・・・ そんな すれ違いが 切ないです。穏やかな生活の中で、2人が、すこしづつ、心を通わせる、そんなお話でした。

    2
    投稿日: 2019.02.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「過去は変えられない。でも、修復することはできる。自分の一部だと認めて、大事にしたいと思うなら。」(333 ページ) 動き出す時を待つ時計と、 動き出す時を願うお客さんの大切な時間。 壊れた時計を修理するだけでなく、 壊れた過去も修理するかのような時計屋さん。 そんな時計屋さんと、 時計屋さんが住む商店街の人たちと触れ合って、 あやふやな過去を修復し、 前に進んでいく力を取り戻す主人公の物語り。 --- 修復したい過去はありますか? 止まった記憶を片手に持って、 時計屋さんを訪ねたくなる気持ちにさせられます。

    0
    投稿日: 2018.12.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    終始きゅんきゅんしてた。それぞれの話がミステリーっぽくなってるから面白いし、温かみがあった。自分の好きな明里と秀司のシーン何回も読み返しちゃう。秀司は包容力抜群の穏やか系イケメンだから坂口健太郎に置き換えて読むとどんどん進む。

    0
    投稿日: 2018.12.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ふんわりとした読後感がのこる不思議なお話 コバルト文庫の谷さんの作品とは 全然雰囲気が違う! どちらも好きだけど 大人向けの作品だなーと思いました

    2
    投稿日: 2018.11.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    仁科明里は、ひょんなことから、さびれた商店街に引っ越してくる。 心には傷を抱えながら。 その町で、時計屋さんと出会う、彼の名は、飯田秀司 町で起こるちょっとした出来事を解決していくうちに 2人はやがて心を通わせていくが、その中で、それぞれの過去にフォーカスしていく 2人の思い出は修理できるのか 懐かしさがぐっとこみあげてきて、自分の子供のころを回顧してしまう・・ そんな温かい作品

    0
    投稿日: 2018.10.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    実は、1ヶ月ほど前に一度読み始め、最初のお話の途中で投げ出したのですが、書店に続編が売られているのも見て「やっぱり読もう」と思って、再度借りたんです。わくわく^^でどんどん読み進める感じではなかったですが、常にあったかいゆったりした時間が流れていて、素敵でした。出番は多くないけど、作務衣姿の太一くんの大ファンにもなりました。

    0
    投稿日: 2018.10.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    再読。久しぶりにこんなにほっこりする小説を読みました。 誰にでも悔やんだこと、思い出したくないことはたくさんある。そして思い出は何かしら「物」が伴い、キーワードになってしまうことが多い。それを見る度に思い出して胸を痛めたりなんかして。 もう少し年をとったら私にも直して欲しい思い出が出てくるのかなぁ……切ないけど暖かい素敵な本でした。 いつの間にか続編が出て完結までしているのでぜひ読んでみたい。

    0
    投稿日: 2018.07.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    こういう系の、ありがちな話かと思っていたけど、そうでもなかった(いい意味で)。 静かで、のんびりしていていいな。 小さいころのことを、読んでいる間にたくさん思い出したけど、この本で書かれていたみたいに、記憶が間違っていたり、忘れていたりすることもあるのかな。 続編も読んでみたいと思います。

    2
    投稿日: 2018.04.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    読後は悪くないのですが、さらさら流れるように文字が頭を通り抜けて、いまいち残るものが無かったです。ファンタジーと恋愛と。三人が親密になる過程が私には手っ取り早すぎて、そんな簡単に?と違和感が。もっと若い頃は私も共感できたのかなぁ。図書館で開架にあったのを娘が抜いて、あ、聞いたことある、とそのまま借りてみた、というオチ。続きもまた誰かの気が向けば…でしょうか。人気シリーズとのこと。そうなんだ…という読後です。

    0
    投稿日: 2018.02.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    【あらすじ】 仕事にも恋にも疲れ、都会を離れた美容師の明里。引っ越し先の、子供の頃に少しだけ過ごした思い出の商店街で奇妙なプレートを飾った店を見つける。実は時計店だったそこを営む青年と知り合い、商店街で起こるちょっぴり不思議な事件に巻き込まれるうち、彼に惹かれてゆくが、明里は、ある秘密を抱えていて・・・・・・。どこか懐かしい商店街が舞台の、心を癒やす連作短編集。 【感想】

    0
    投稿日: 2017.08.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    私はこの本は大好きになりました。 優しい口調の時計屋さんになんと言っても癒されます。 なぜこの本を読もうと思ったのか今は覚えていないのですが、ずっと積読してて、やっと読み終えた1冊。 カバーをつけて読んだのですが、外してみてビックリ。表紙のこの男性が時計屋さんかぁ!と。 谷瑞恵さんの他の作品も読んでみたくなりました。

    2
    投稿日: 2017.06.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    図書館より。 楽しく読了。 2巻から読んでしまったが、今回で二人のなり染めがわかって嬉しい。決して激しい形ではないが、ホンワカとしていて、なるべくしてなったと言うべきか。とにかくニヤニヤしてしまった(笑)不思議な事はたくさんあるけど、とりあえず続編も楽しみです!

    2
    投稿日: 2017.05.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    表紙のデザインから時計屋さんについての物語なんだろうなと思っていたが時計と関係ないお話もあった。時計屋さんがある商店街の物語という感じ。明里の過去、時計屋さんの過去がわかるにつれて明里の切なさに胸が痛みました。時計屋さんに惹かれているのに自分は時計屋さんの待ったいた人ではない。ふったのにふられたみたいな顔。想像すると涙出そうでした。太一は意外と空気読める子。あほななんちゃってヤンキーみたいだけど根はいい子なんだろう。最後お前がやったのかって笑っちゃいました。古い商店街が舞台なのでお年寄りがよく登場する。だからかな、なんだか自分の祖父母を思い出して懐かしい感じがしました。 h29.5.21

    0
    投稿日: 2017.05.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ちょっともう~~~~!! この話、恋愛ものなんやったら最初からそう言うといてよ~~!! えっ、この作家さんってこういう雰囲気なの? この本を読む前に「活版印刷」を読んでいたため、あちらに比べるともやっとした終わり方をする各章に、最初は正直戸惑った。 だってどこか似たような雰囲気なのに(商店街が舞台であることや、過去と向き合うことで未来に進んだりするところが)、「活版印刷」は現実的なのに対してこちらはものすごいファンタスティック。 どちらかというと、「活版印刷」の方がファンタスティックなのかと思って読み始めたらとても現実的やったのに、こちらは現実的やろと思ったらファンタスティックやったのよね。 (ま、こちらの勝手なイメージなんやけども・・・) ファンタスティックやったと思える一番の理由は、太一かな。 この子、神社の子よね。神様でなければ、お狐様か。とにかく、人じゃない誰かよね。 「思い出を修復する」っていう発想は、いいなと思った。 けれどそこがなかなかつかみきれなくて・・・。 平たく言えば過去の誤解を解いて、思い出を更新するって感じかな。たいしたことがないようで、過去の誤解を解けるっていうのも、とても素晴らしいことやと思った。 「すんだこと」って割り切らないと日々前に進めないけれど、そうやって蓋をしたことがある日突然蝶番が外れて、蓋が開いてしまったりするのかもしれない。 過去は変えられないけれど、思い出は変えることができる。 私は、日常の切り替えはとても下手なんやけど、なんでか「思い出を美化」するのがとても上手なので、私の中で「思い出の修復」ってできるのかも。そうして、自分の一部にずっとして、ここまでやってきてるよ。 でも修復するときに盛りすぎるのか、つい 「過去はよかったなあ・・・」 って思ってしまうのは危険やわ。 「良い」のは、いつだって今にしておかないとね! 作中で太一がいうていたように、思い出が必要なのは生きている人間だけやけれど、生きているのなら思い出だけでもいかん。 ちょうど私がこの本を読んでいる今は、逃げたいくらいいやな出来事と毎日直面している。 逃げられるチャンスもあったし、そもそも自分が招いた結果のこんな日々なんやけど、 「最初から断っておけばよかった・・・」 と、いう後悔が一周回ったら、 「最初から断っておけば、いつまでも『あのときに〇〇しておけばよかった』と、いう後悔がずっとくすぶるのかもしれない」 とも、思い始めてきた。 思い出は修復して美化することしかできないけれど、今のことなら、努力すればいいふうに変わるかもしれない。 いいふうに変えたければ、ポジティブに進んでいかないとな、と、頭では思うけれど、なかなか気持ちが切り替わってくれない。 やらない後悔よりもやった後悔のほうが消化できる。 たぶん、今、いやで仕方がないことも、来年の今頃にはただの思い出になってるんやろうなあ。 それを財産にできるかどうかも、今の自分にかかっている。 楽しめ、楽しめ。これ以上のどん底はないって、楽しめ。かわいそうがってるのは損なんだから。 ネガティブはいいものを引き寄せない。 私は一生枯れてる木ではなくて、春になって暖かくなれば葉がつき花が咲き、実を結ぶのだ。 今が冬なら、いっぱいいっぱい、いろんなものを根っこから吸収しよう。 一番つらい後悔は、「知る」ということから逃げることかもしれない。 「知る」ことから逃げた結果できた過去はあいまいで、それが未来へ進む気力を奪うのかもしれないな・・・。 それに比べると、やっぱり、知ったことによる辛さはいつか過去になり、その過去は未来へ進む原動力になりえるかもしれないな。 まあそれにしても、まさか時計屋さんと明里ちゃんの距離の縮み方とか・・・。すごい・・・。 「付き合ってる」とかいう言葉がここまで似合う二十代も珍しい! 今時、二十代のほうがこの手のセリフが似合うのかも。 過去が修復されていって、ふたりの未来がつながった瞬間のピュアさはよかったなあ。 著者の別タイトルもぜひ読みたい。 他の本でも、こうやってどこかつかみどころがないのにキュンとする要素が前触れもなく登場するのかな? (*´▽`*) ■■■■ ■畢竟 この言葉の意味って、全然覚えられない・・・。何回辞書をひくんやろう。笑 [名]《〈梵〉atyantaの訳。「畢」も「竟」も終わる意》仏語。究極、至極、最終などの意。 [副]さまざまな経過を経ても最終的な結論としては。つまるところ。結局。「―人は死を免れえない」 (2017.01.12)

    3
    投稿日: 2017.04.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    手に取った時はなかなか読み進まず、読み終わるのにとても時間がかかりました。 読み進めるうちにどんどん面白くなっていって! 明里にも時計屋さんにも、様々登場してくる人達にも色々な苦い思い出があって、その思い出を少しだけいいものに変えていくお話。 でも、実際はどうなったのか分からないけれど、明里の「きっとこうだったらいいな」という想像でそれぞれが締めくくられてるのが、読者にも想像を持たせる感じになっていていいなと思いました。 過去は変えられないけれど、その過去をどう受け止めるかを変えることはできる… 今まで嫌な思い出も、今の自分の受け取り方一つで少し気持ちが軽くなることもあるんだなと思わされた作品でした。

    2
    投稿日: 2017.04.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    短編集。 「光をなくした時計師」感想 人の思いは言葉にしなければ伝わらないこともある。 小さな行き違いが、訂正するチャンスを失ったまま誤解されてしまうこともある。 まして相手に二度と会うことの出来なくなってしまったら。 知らず知らずに傷つけていたと知ってしまったら。 きっと喜んでくれると信じて渡した時計だったのに。 時計屋さんの驚きと衝撃はどれほど大きかったことか。 時計屋さんの心に深く刻まれた傷は、ずっとずっと時計屋さんを苦しめ続けた。 でも、絵馬に書かれた願い事をみたとき、本当の気持ちを受け取ることがようやく出来たのだと思う。 真実の言葉が伝わって本当によかった。 夢への一歩である時計を捨てずにいてくれてありがとう…そんな気持ちになった結末だった。

    2
    投稿日: 2017.03.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    時計屋の秀司さんの洞察と、明里の持つ不思議な力で、いろんな人の思い出を修理したふたり。なにより、ふたり自身のことが良い方、時計の針が動き出した感じでよかった。やさしさとくすぐったさのあるふたりにほっこりした。

    2
    投稿日: 2017.02.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「思い出のとき修理します」字面だけを見たとき、過去にあった出来事をどうやって修理するのだろう、と不思議に思いました。読み終えて、なるほど、と心温まりました。過去にあったことを変えることはできないけれど、誤解を解いたり真実を知ったりすることで「思い出の色」(中村航さんの言葉を拝借)を変えることはできるのだと。個人的に茜色のワンピースが特に好きでした。この巻だけで終わっても割とすっきりした結末なような気がしますが、4巻まであるみたいなので、そちらも楽しみです。

    2
    投稿日: 2017.02.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    甘々の話で読んでいる方も気恥ずかしくなってくる。 短編集で、これが永遠4巻も続くのかと思うと先が長そう。 あらかたの大筋はみえてきたので ここから先をどう引っ張っていくかが鍵かな。 意外と太一くんがキーパーソンのような気がする。

    0
    投稿日: 2016.12.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    2016/11/8 おうおうおう、甘酸っぺぇなぁ~ 時計屋さんは素敵だ。 好きなタイプの話だ。 ただちょっと恥ずかしい。

    0
    投稿日: 2016.11.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    誰にでもその人だけの過去があって、過去にとらわれて進めないと思っても毎日は過ぎていく。 あの過去があったから今があるって、ようやくようやく思えたりする。 だから時間ってすごいよなあ。 人との出会いも。 『人と人が出会って未来へと向かうとき、同時にお互いの過去を知り、理解し、また受け入れていくものだ』 これ、今すごく納得です。

    0
    投稿日: 2016.10.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    この系統の本が多くなりました。 ビブリア古書堂からはじまり、喫茶タレーラン、真夜中のパン屋さんなどなど。 ヤングアダルト、というには中高生にはあんまり受けないかもしれないけど、もうちょい上の世代には受けそう。 これは、ある商店街にある時計屋さんと主人公の話。 設定はどこかで聞いたことがあるようなものが多く、あんまりオリジナリティはないけど最後2話はよくまとまっててよかった、と思う。

    0
    投稿日: 2016.08.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    初読みの作家の方。書店で売られているのを見てどういう作品なのか気になっていたもの。図書館で見つけたので読んでみた。最初の方は色々な人の思い出を修理(依頼人の引っかかっていた問題を解決)するといういささか読んでいてピンと来ない展開にだるいなあと思っていた。後半に時計屋さんの過去の顛末が明らかになり、明里と恋仲になる展開になってようやく話が盛り上がったなという感想。そういう意味では「普通」かな。続きがあるようなので、「将来」を見据えて生きる気になった明里たちがどうなるのか読んでいきたいと思う。

    0
    投稿日: 2016.07.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    嫌いじゃないんだけど・・・ 気にはなるんだけど・・・ 人間関係がシンプルにわかりやすく動いた後ろの2話はすんなりおもしろかった。

    0
    投稿日: 2016.06.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    寂れた商店街で、まさに思い出のときを修理する話。ちょっとしたきっかけでどんどん修理されていく様は、切なくも心温まる。

    0
    投稿日: 2016.06.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    気になっていたのに後回し。 ・・・していたら、最新刊で完結と聞いてあわてて1巻読了。 すべての表紙を並べてみても、この一巻の表紙が一番好き。 ところで、すべて時計屋さんのみの表紙というのは、乙女ゲー的な理由だろうか? ジャンル分けするのは難しいけれど、恋愛プラス不思議物語といった感じ。 その不思議部分が、ちょっと都合よすぎない?と思うところが多々あった。いっそ夢オチや二次元として考えた方がしっくりくるほど。 しかし、恋愛部分は、時計屋さんが意外とぐいぐいくるタイプだったので、そこの意外性にやられた! いいぞ、もっとやれ! 主人公の明里は万人受けするタイプじゃないなぁと思うので、巻を重ねるごとにもっと自信を持って魅力的な女性になってくれたら嬉しい。 二人の今後に期待。

    0
    投稿日: 2016.05.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    広告で見て気になっていて読み始めようとしたところ、作者の刊行本を見て伯爵と妖精は正直なところあまり良くなかったなぁと思い返して失敗したかなぁと思ってしまっていた。 でもそんなのは杞憂でとても良かったです。 優しい時間が流れていて少しずつ癒されていくほつれにこちらも癒されました。

    0
    投稿日: 2016.04.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    思い出のときを修理することは出来るのだろうか?過去を変えることは出来ない。でも、思い出の場所に行ったり、人に会ったり、人と話したりして新たな思い出が甦ったり、誤解が解けたり、それで思い出の時を修理することも可能なのではないのだろうか。

    0
    投稿日: 2016.04.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    タイトルを見て、日常系ミステリーかな、と思い読み始めたのですが、ミステリー要素はほとんどなく少し残念でした。登場人物が皆過去に捕らわれていて、中には重い空気が漂うものもありますが、修復していく過程で少しずつ凝り固まったものが解けていき、最後にはやさしい気持ちになれました。(図書館)

    0
    投稿日: 2016.03.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    短編連作。 ちょっと心温まる「思い出」をテーマにしたお話。 なんだけど、軽くオカルト? ご都合主義が目につくなー つまんないわけじゃないんだけど、それで強引に「いい話」にしてしまっていいんだろか。 と思う。

    0
    投稿日: 2016.02.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    前から気になってたから読んだ。温かいお話。話の流れがよくできてるなと思った。個人的に時計屋さんが好きで、最後明里とくっついてくれて嬉しかった。

    0
    投稿日: 2016.02.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    解説の中村航さんも書いているが、ありそうでなさそうな、ふんわりした小さな不思議物語。 自分のせいかふんわりした内容のせいか、読み進めるのに時間がかかった。 主人公の明里はどこにでもいそうな女性だか、時計屋さんの秀司と神社に住み着いている大学生の太一は、タイプは異なるが、現実にはいないだろーこんな人と突っ込みたくなる。 何より秀司が全員に優しくて良い人過ぎる。 現実的な設定の中、現実離れした人物と話、1回読めば充分かな。

    0
    投稿日: 2016.01.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    仕事にも恋にも疲れ、都会を離れた美容師の明里。引っ越した先の、子供の頃に少しだけ過ごした思い出の商店街で奇妙なプレートを飾った店を見つける。実は時計店だったそこを営む青年と知り合い、商店街で起こるちょっぴり不思議な事件に巻き込まれるうち、彼に惹かれてゆくが、明里はある秘密をかかえていて……。 ファンタジーのような、ふわっとした印象の話。ぼんやり読んでたせいかもしれないけど、なんか他人事のような文章に見えて、いまいち入り込めなかった。ただほっこりしたし最後の方のぐいぐいくる時計屋さんにはかなりぐっときた。

    0
    投稿日: 2015.12.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    過去のできごと、思い出、それをどんなかたちで今、未来におさめるか、そんなことを考えさせられた。 この本に登場する人たちは過去のできごとに傷つき、そのため今動き出せないでいる。 そのなかで、ささいなできごと、感じ方ひとつ変わることで、過去のできごとを受け入れる、粮にできる、思い出があるから今の自分がいると思えることができる。 過去を振り返って、前を向きたくなる、そんな気持ちになった。 解説の一文、 『人と人が出会って未来へと向かうとき、同時にお互いの過去を知り、理解し、また受け入れていくものだ。』 人と繋がりあっていたい、そう思ったとき、相手の思い出も共有していくことも必要なのかな。それがこれからの未来に繋がるのなら。

    0
    投稿日: 2015.12.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    人と人の繋がりを描いた優しいお話。 ですが、現実的な設定なのに、ファンタジー要素が出てくるので少し興ざめしました。 特に、時計屋さんのお兄さんが夢の中に出てくるシーンは要らなかったのでは、と思いました。

    0
    投稿日: 2015.12.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    えーおもしろかったけど・・! 人の感想はほんとアテにならんなー さびれた商店街の美容室空き店舗に越してきた夢と恋にやぶれた28歳女性と 時計屋さん同い年イケメンの話 距離感いいかんじ~ 神社大学生がおせっかいでいいかんじ~ ちょっとふしぎ感があってノスタルジー いいはなしだった ちょっとどきどきしたー どきどき!

    0
    投稿日: 2015.12.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    思ってたのとちょっと期待はずれでしたが、最終的にはほんわか?しました。 母親が離婚したあと、事故にあって心配させないように娘を叔母に預けたけど、叔母も用事がある。だから母親の元彼の両親の家に預けた。 海外出張をした母親がまた叔母に娘を預けたけど、用事があるからって結局一日だけ預けたら、そこで熱を出してしまう。 けれど、母親がもうダメと制したために、子どもながら記憶を塗り替え、運命の相手との記憶があいまいに。

    0
    投稿日: 2015.11.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    過去は変えられない。どんな過去でも、自分の一部と認めて、受け入れる。そのためのきっかけを与えてくれる優しい物語。

    0
    投稿日: 2015.10.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    前半はなんとなく児童小説を読んでいる感じでなかなか進まなかったけれど、後半はストーリー性がでてきて面白かった。確かに幼い頃の記憶はあやふやだよなあと思った。

    0
    投稿日: 2015.09.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    谷瑞恵さんの作品『伯爵と妖精』シリーズが好きだったので、手に取った本。 少しのファンタジーと少しの恋愛と日常のささいな事件の解決。 何気ない会話や主人公と時計屋さんの距離が縮まっていく描写がとても素敵でした。 「だって、つきあってるみたいじゃない」 「僕は、そうしたいと思ってる」 なんかいいですねえ。 でも、主人公はあることが原因で、振ります そのあとに時計屋さんが言うセリフ。 「僕はきみの時間に、これから関わっていいんだと思った」 「なのに、どうしてきみはふられたみたいな顔をするんだろう」 時計屋さんのセリフがいちいち良かった。 過去は変えられないが、修復して自分の一部だと認めて、大事にすることはできる。 胸がきゅんとしました。

    0
    投稿日: 2015.09.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    コミック化がされてることが納得のファンタジー系。最初はいまいち...と思ってたけど、思いのほかすんなり読めた。

    0
    投稿日: 2015.08.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    仕事にも恋にも疲れ、都会を離れた美容師の明里。 子供の頃に少しだけ過ごした商店街へと引っ越す。 その商店街には不思議な時計店があり、 そこでは思い出のときを修理してくれるという。

    0
    投稿日: 2015.07.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    書店にたくさん並べられてて気になったシリーズ。「時計屋さんが主人公?」って未知なる世界と思ってたけど、寂れた商店街という割とこじんまりした舞台の物語でした。 誰しもが過去に傷を持ってて…という癒し系の連続短編集。冷静沈着に思ってた時計屋さんが終盤、明里に対して積極的になったのは意外でした!

    0
    投稿日: 2015.07.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    時計自体に絡めつつ展開していくのかと思いきや、時間に焦点を当てている作品。 独立時計師の話が出てきたことが、私にとっては嬉しかった。もう少し掘り下げて今後は書いていってくれるのか・・・。物足りずに星3つ。期待して次の刊を読もうと思う。 谷さんの作品は、『異人館画廊 盗まれた絵と謎を読む少女』で知りました。 主人公の女の子の背景が、こちらの作品の主人公の女性とリンクしている部分があります。 彼女達の共通する部分が、谷さんにとって思い入れのある要素なのでしょうか。

    0
    投稿日: 2015.07.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    書店で華やかに推されていた本。 ジャケ買いしてしまったのだが、内容はいまいちのめりこむことはできなかった。みな、ほっこりと暖かいお話で、話は悪くないけども。

    0
    投稿日: 2015.06.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    過去を変えるのではない。 思い違いや勘違い、知らなかったから… そんな理由で哀しいものになってしまった“思い出のとき” その、もつれた記憶の糸をそっとほぐして行くことで、正しい時間が流れだし、新しい時間が紡ぎだされて行く、そんな物語。 すでにセピア色の中に埋没しているような懐かしい商店街が舞台。

    0
    投稿日: 2015.06.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    流行りのキャラクター系安楽椅子探偵ものではない事を願って読んだところ、願いは叶いましたが内容はもうひと声という感じでした。 連作短編集としての構成や、人の描き方は悪くありませんが、空想と現実の境界の曖昧さがなんかしっくりこなかったです。 ただ、いろんなアイデアに富んだ内容だったので、他の作品も読んでみたいと思いました。

    0
    投稿日: 2015.05.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    寂れた商店街にあるヘアーサロン由井の空き店舗に引っ越してきた明里。いろいろあって同じ職場にいた彼氏と別れ、美容室を退職し飲食店でバイトをする日々。 近所に住む時計屋さんと、機械と相性が悪い賽銭泥棒?の太一と中心に、様々な思い出に触れて、直していく。その中には時計屋さんや明里本人も含まれる。 個人的によかったのは茜色のワンピースと日傘の婦人の話。 帯の胸キュンの意味が読んでよくわかった。時計屋さん男前過ぎるよー!!

    0
    投稿日: 2015.05.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    カテゴリを"ファンタジー"か”恋愛"か、"ラノベ"か、はたまた"ラブコメ"にするか迷った。 彼女から借りた本。移動中にお見終えたから読んでみて、ということで読んでみた。 一言で言うと、少女漫画テイスト! 決して面白いわけではなく、女性ならこういう出会い、こういう恋愛をしてみたいのかな、って感じ。主人公が美容師を目指した女性20代後半で、相手の男性が草食系男子の時計屋さん(インテリ系?)というところが現代風。 短編にものが理が紡がれ、「茜色のワンピース」が印象に残った。とても切なくて、戻れるのならあの時に戻りたい!と感じさせる作品。幼いころ、自分の本音を伝えられない感じ、というがよく伝わってきた。 でも、後半、草食系男子だった時計屋さんが、突然キスをするという積極的になるところが現代風の少女漫画テイスト!原作者の女性だしね。 おもしろかったよ。そして彼女は2巻を買っていました。

    0
    投稿日: 2015.04.29