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美しい国へ
美しい国へ
安倍晋三/文藝春秋
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総合評価

119件)
3.2
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    『美しい国へ』を読んで タイトルに惹かれて手に取った一冊。著者は元内閣総理大臣・安倍晋三氏。政治に関する内容ではありますが、専門的すぎる表現はなく、初心者でも読みやすい構成になっており、政治に関心を持ち始めた私にとっても理解しやすいものでした。 拉致問題、日米安全保障条約、中国との外交関係、年金制度、少子化など、日本が抱える重要な課題について、安倍氏の考えが丁寧に綴られており、ひとつひとつのテーマに対する理解が深まりました。 この本を通して、安倍さんがどれほど日本を大切に思い、日本人としての誇りを取り戻そうと尽力されていたかが伝わってきました。私自身も、日本人であることに誇りを持ち、国のためにできることを少しずつでも実践していきたいという気持ちが芽生えました。 安倍晋三さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

    0
    投稿日: 2025.10.22
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    安倍元総理の訃報からもう3年経つのか。 2006年に初版が出た本書。 日本について様々な観点から語っている本。 ちょっと裏事情も書かれている教科書のよう。そこに安倍元総理の熱い想いが静かに書かれている。 ご冥福をお祈りします。

    0
    投稿日: 2025.07.15
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    安倍晋三初の著書。 今の日本との現状とこれから先の日本について分かりやすく書かれてとても良い。 日本人の性質、気質、そして対応を非常に客観的で的確に当てていると思う。 アメリカでサラリーマンとして働いた海外経験による柔軟な思考で問題点に着目している。 日本人の誇りと自信を思い出させてくれる。 安倍晋三が目指した「日本」がここにあるー。

    0
    投稿日: 2025.05.19
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    出版当時(2006年)の著者が、後に歴代最長政権を築き上げるとは、この時誰も知る由はない。しかし、著者の毅然とした政治に対する姿勢はこの本からひしひしと伝わるものがあった。北朝鮮拉致問題、日米関係と当時から外交問題の矢面に立ち続け、世間の批判をもろともせず、自分の信念を貫き通す潔さには、私も学ばなくてはならないことも多いだろう。

    40
    投稿日: 2024.12.03
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    政治家の本を読んだのは初めてだった。当たり前だが、メディアからだけでは伝わってこない安倍さん自身の物の考え方や政治家としての理念がよく分かり、とても勉強になった。賛否両論ある政治の世界で、少なくとも意思を持って勇気ある決断をしてきた人なんだということが分かった。別の政治家の本も読んでみたいと思った。

    1
    投稿日: 2024.01.23
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    安倍晋三元総理が凶弾に倒れた日は、一日中魂が抜けたように過ごしていました。その後、以前読んだ本書を改めて手にとって見ました。強く印象に残ったのが、靖国神社と、いわゆるA級戦犯の問題である。「日本はサンフランシスコ平和条約で極東国際軍事裁判を受諾しているのだから、首相が「A級戦犯」の祀られた靖国神社へ参拝するのは、条約違反だ、という批判がある。ではなぜ、国連の場で、重光外相は糾弾されなかったのか。なぜ、日本政府は勲一等を剥奪しなかったのか。それは国内法で、かれらを犯罪者とは扱わない、と国民の総意で決めたからである。一九五一年、当時の法務総裁は、「国内法の適用において、これを犯罪者と扱うことはいかなる意味でも適当ではない」と答弁している。また、講和条約が発効した五二年には、各国の了解も得たうえで、戦犯の赦免の国会決議もおこなっているのである。」こういった事実すら、昭和の終わりくらいまでは、新聞やテレビで知ることはなかった。一部の偏向大手メディアの非生産的な批判にひるむことなく、まさに闘う政治家として、日本のために、身を粉にして働いてくださった。総理を辞任した後は、吉田学校ならぬ、安倍学校をつくり、多くの保守政治家を育てて欲しかった。国葬も無事に終わり、私自身も区切りをつけられたので、一国民として、頑張っていきたい。安倍さんの政策や政治理念、人柄について知りたい人におすすめです。

    2
    投稿日: 2022.10.16
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    改めて考える機会になる本。 政治家が書いた本のなかではフラット文面な印象。 安倍さんを好きとか嫌いとか、賛同できるとかできないとか関係なしに、一度読んでみて欲しい。 賛同する必要もないし、丸飲みにして欲しいわけではなく、読んだ上で、改めて自分で知ろうとして、自分で考えて欲しい。 その結果がどうあれ、マスメディアや誰かの発したことを鵜呑みにすることよりかは意味があるように思う。 そのきっかけにちょうど良い本。

    2
    投稿日: 2022.07.23
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    2006年の首相就任前、小泉内閣で官房長官をしていた頃の安倍サンによる手記。「政界の黒幕」とも呼ばれた岸信介の孫として生まれ、若くして国づくりを志した「戦う政治家」の政治信条が記されている。天皇や憲法に対する敬愛、拉致被害者や自衛隊への積極支援、日米同盟の支持・対中関係の懸念など、安倍サンの熱い思いが伝わってくる。自民党が政権を奪回して再び首相に返り咲いた直後の2013年には続編となる『新しい国へ』を出版して、その思いを一層強く訴えた。ただ少子化や教育・拉致問題など、一刻も早く解決すべきとしていた課題が今でも進んでいない部分は、野党やマスコミに突っ込まれても仕方が無いかも。7年8ヶ月という歴代最長の首相在任期間を全うした安倍サン、「そんな人たち」に負けずによく頑張りました!

    2
    投稿日: 2020.12.12
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    書かれている内容は2019年現在でも合理的なものばかり。 反発はあるだろうが誰かがやり遂げなければならない内容でもあると思う。

    0
    投稿日: 2019.12.09
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    安倍首相が2006年の官房長官時代に出版した本。安倍首相の考えの原点が分かる本。安保関連法案を成立させたのも、この考え方がベースにあったからなんだと納得

    0
    投稿日: 2019.05.14
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    書いていることがいちいちもっともだ。文章は平易だがそれでいて力強い。(中国について書いているところだけはちょっと甘いのでは、と思ったが) 内容が古くなってしまっているが、なかなかの名著ではないか。こういう本を書ける人を、我々は(結果として)放逐してしまったようなわけなのだ。何をやっているんだ、日本人。

    0
    投稿日: 2019.01.02
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    やっぱり早かったんだなあ、と読了後にまず思いました。 けれど、これは必要な手続きだったのかもしれないな、と次に思いました。 安部晋三という人は、理想に生きる人なのだと思います。 本書には、その傾向が如実に表れているように感じられました。 それが悪いことだとは全く思いません。 政治家であるのであれば、理想は重要な資質になるからです。 国の舵を取る以上、方向を決められないことは重大な欠点です。 けれど、理想だけでは現実は動かないのもまた事実。 それもまた、本書の随所で見受けられたように感じます。 何が足りないのかといえば、在任中にも散々言われていた「具体性」です。 本来、それは内閣総理大臣には、必要不可欠なものではありません。 代わりにその言葉を伝達してくれる側近がいれば、それで充分賄える。 けれどその為には、自らの心情や思考に共感して貰わなくてはならない。 安倍氏の未来観は、まだ早すぎたのだと思います。 そして、その脇を固めてくれる相棒も居なかったのでしょう。 「側近」は居たのかもしれません。 けれど、「側近」は「相棒」とは違うことが往々にしてあります。 安倍氏は、あれだけの目に遭いましたが、政治家は辞めませんでした。 それはたぶん、次の段に進んだ、ということなのではないかと思います。 あの強すぎる逆風で、「一般大衆」の愚鈍さにようやく気付いたのかもしれません。 「世論」を動かすには何が必要なのかを肌身に感じたのかもしれません。 繰り返しますが、理想だけでは、現実は絶対に動かない。 その理由は、理想と現実が属している「次元」が異なっているからに他なりません。 血と肉を備えた「現実」は、血と肉を備えた「現実」でなければ動かないのです。 しかし、その「現実」を支え、導くのは「理想」に他ならないのです。 「現実」を備えない「理想」には、力はありません。 けれどその逆である、「理想」を持たない「現実」は最悪です。 安倍氏は、前者の典型だったのだという思いが、本書を読んで確信に変わりました。 今回、「現実」の強大さに圧倒されたことで、何かは確実に変わったと思います。 その「何か」が、「理想」ではないことを願います。 しっかりとした地力を身に付けることが出来れば、大化けするのだろうな。 本書で描かれた将来像は、素敵な未来だと感じることが出来たので。

    0
    投稿日: 2018.11.13
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    2006年7月20日 初版 安倍晋三氏が内閣総理大臣に指名されたのが2006年9月26日であったから、総理になる前に出版された本。 しかしながら、当然というか総理になることがほぼ決定していた政治家の本であるからして、彼が目指す国についてや、政策・思想について触れられている。 「闘う政治家」を目指していた彼が、総理の地位にいてもそれを実現できていたかについては2009年を生きる日本人ならばある程度の感慨は持っているだろう。 そして「自信と誇りの持てる日本へ」というフレーズはいまではとても虚しく響く。 もちろん表舞台から去った政治家について何かを知りたいと思う人はあまりいないかもしれない。 しかし、こういった思想を持つ政治家も自民党、そして自公連立の中ではたいした成果も上げられないまま、総理を辞任してしまったということは頭の片隅にとどめておくのも政治を眺める視点としては面白いかも知れない。

    0
    投稿日: 2018.10.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2006年刊。  無内容(特に少子化とGDP増の対策開示)と建前(特に対中政策は本音隠しているんじゃないでしょうか)に彩られる書。  色々あるが、ここまで自慢げに叙述する拉致問題はどうなったんでしょうか?と問いかけたくなる。  そもそも①著者の原体験が、岸内閣における安保反対デモ行進を、それを迎え撃つ側として見ていたこと。この経験談を、恐怖・恐慌という観点で、本書の最初に叙述するあたりで、著者が庶民の側の目線に立って行動することはできないことを語っている。  ②政策の参考にする人物として登場するのがサッチャーやレーガン、とまあ偏頗。プラグマティスト・ケネディすら出てこないんだから…。  ③しかも、初等教育のバウチャー制度が格差問題解消に有効な制度と考えているあたり、子育て負担=少子化問題解消手段の見識のないことを露呈。というより、庶民の子育てを実体験・実感として把握したことはないのではないか、そんな印象ばかりが残る。  何故、子供を産まないか、それは子育てにはエネルギーと費用が掛かるからである。では、何に金が一番掛るのか。大学や専門学校等、高校卒業後の教育費用だ。これを将来にわたり現行の3分の1にするとすれば、劇的な変貌が期待できそうなのだが。  国家観も疑義もある。が、多様な人物で構成される国家(・歴史像で東京と京都人、北海道人や沖縄人では異質だろう。・自然観で裏日本と瀬戸内、・文化観では大阪・京都とそれ以外では異質ではないか)を一つにまとめ上げられると信じているのは能天気じゃないのか。結局、まとめ上げるために何らかの強制、誤導・誘導を招来するのでは。この疑問だけここで備忘的に残す。

    1
    投稿日: 2016.12.21
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    現総理・安倍晋三の第一次内閣発足時にあわせて発行された新書。現職の総理大臣がこのような新書を出すのは極めて異例であり、当時はかなりの売れ行きがあった。時の総理が何を思い、現状をどう認識しているのかをしりたくて買った人が多かったと思うのだが…この本で書かれている内容に失望した人は多かっただろう。彼の思考を一言でまとめれば「日本大好き、祖父大好き」。時代はグローバル化が進んでいるのに、今だ「国ありき」という思考回路。経済でも環境でも「一国」だけで解決できない時代を迎えつつあるというのに。それにしても、この本で書かれていることと、国会答弁における対応があまりにも違いすぎる。この本は「俺は世間一般でいうところの『極右』じゃない」とアピールするだけに存在している?だとしたら、ネット上における評価が両極端なのも納得。

    1
    投稿日: 2016.05.14
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    たまたま手に入ったんで読んでみた一冊。安倍首相が官房長官だったときの本で、正直な印象として内容には物足りなさを感じました。首相の原体験・集団的自衛権についての考え方はよくわかったけれど、全体的に説得力に乏しいというか一般的な話が多く、「周りや時代の変化に合わせて日本ができていないところがあるのでこうします」というスタンスの話ばかりだなという印象でした。それは対応していけばいいと思うけど、もう少し夢の持てる内容を期待していただけにちと肩透かしでした。

    1
    投稿日: 2016.05.04
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    内閣官房長官時代に安倍総理が書いたもの。しかし内容はとてもタイムリーで、集団的自衛権をもっていても行使できないのでは様々な面で不利であるということが説明されていた。 軍隊アレルギー、愛国心への警戒、共感できる点は多々あった。 知識がない私はこれで納得してしまうというくらいすんなりと入ってきた。 アメリカへの憧れ的な面も見えた。 私は本筋というよりも、安倍さんが子供の頃に感じたことや父、祖父のこと、北朝鮮拉致被害者帰国の際の舞台裏エピソードなどのトピックスが面白いと感じたな。 自国を卑下せず、誇りに思おうというメッセージがあちこちに散りばめられていた。

    0
    投稿日: 2015.10.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前々から気になっていた本。 安保法案でまさに蛇蝎のごとく嫌われはじめた安倍さん。でも、TVで見ると穏やかだし,ユーモアもある。どんな人なんだろう。 岸内閣の退陣を迫ったデモ隊、ロシア外交中の父の急逝、初当選の93年は自民党下野時代。政治家の孫だからこそわかる事情。米国の留学から親米すぎるのは気になるが、全共闘時代のマスコミ偏向報道ぶりって、当時も変わらんね。 家族回帰や、教育改革、デモ隊への嫌悪、安倍晋三の原点がわかる本。第一次内閣時の直前2006年出版。 もはや語られないけれど、やはり北朝鮮の拉致被害者を帰国させた貢献は大きい。 改憲は別に安倍さんの持論じゃなくて、占領後の不平等な日米関係解消のために、自民党政権が目指してきたものだった。 この人が国民に嫌われてでも勧めようとしている集団的自衛権。それが日本を救うことになるのを祈るばかりである。 ただ少子化対策や年金問題は理想論に傾き過ぎ。 国民年金70数万ももらえるからお得でしょって、健康保険引いたら実質月4万だったりするんだよね。このあたりの経済感覚はやはり庶民とずれてるな、という印象。 外交問題に対する見識はやはりさすが。 いまの野党では絶対に対処できない。それぐらいのキャリアをこの人は積んでいる。やはり首相になるべくしてなった人というべきか。

    1
    投稿日: 2015.09.13
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    現内閣総理大臣である安倍晋三さんの著書です。 安倍さんの描く”誇りある日本国”について書かれています。 今後も世界情勢を冷静且つ素早く見定め、信念を曲げずに突き進んで欲しいです。この本を読んで頂ければ、一部マスコミが喧伝する”極右・軍国主義者”なんて言葉が安倍さんには当てはまらない事が判ってもらえると思います。

    0
    投稿日: 2014.10.06
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    前回の安倍政権の時に出版された本。2006年当時の青写真が見事なまでに実現しつつある現在、政策の意図を確かめるために読んでみました。 一番評価されてる安倍政権の外交戦略。これが父御さんで元外務大臣も歴任した安倍晋太郎の秘書時代の経験が大きいのだろう。 アメリカ・韓国・インド・オーストラリアなど自由と民主主義の理念を共有する国々との連携は非常に重要視されている。 また、中国との政経分離した繋がりの重要性を指摘。 こういう点をきちんと読むと、国の利益という視点から見れば中韓に対するヘイトスピーチが如何に愚かしいことかが分かるかもしれない。 ただし、安全保障の項目はどうも引っ掛かる。論理のすり替えのような気がしてならない。少し引用すると、 p66「安全保障について考える、つまり日本を守るということは、とりもなおさず、その体制の基盤である自由と民主主義を守ること」 →この部分は安全保障の在り方を示す。首肯できるだろう。国民の生命を守るのは政府の役割、そのために主権国家は国民の生命を守るための自由と民主主義を維持すべく安全保障をきちんと行う必要がある。 p.p.106〜107で鷲尾克巳少尉の特攻隊の話を出し、 p108「たしかにいのちは大切なものである。しかし、ときにはそれをなげうっても守るべき価値が存在するのだ」 同「この自由や民主主義をわたしたちの手で守らなければならない。」 →国民はいのちをなげうってでも自由と民主主義を守らなければならない、とある。主権在民の国家にあっては、国民の生命あっての国家である。国民の生命が第一義に守られる必要があるのでは? →あと安全保障の方法は多岐にわたり、軍備以外にも国際協力により他国の信頼を得ることなども国際政治学的には安全保障の範疇に入るらしい(かじった程度に勉強したぐらいなので、本当はもっと沢山事例がある)。 なので安倍さんにはこんな極端なやり方を書くのではなく、得意の外交戦略を通じた安全保障についても言及して頂きたかった。 現在日本で暮らしてる人々には、政府がどの方向に向かっているのかを知る上でも、是非とも改めて読んでもらいたい一冊であった。 外交戦略の部分は本当に魅力的である。この部分は現在の安倍政権でも特に重視しているところなので、一読して頂きたい。こういう本を読む際には、批判的な精神を以て読まないとただ単に流されるだけになってしまうので要注意。

    1
    投稿日: 2014.10.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    第一次安倍内閣時に出された本。首相となり今後の決意表明も込めた作品。この時は持病の影響ですぐに退陣となってしまったけど。現在の政治家の中では国のリーダーとなるべくした国家観の持ち主だと思っている。そのきっかけともなった一冊。

    0
    投稿日: 2014.07.15
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    安倍首相の政治に関する考え方が書かれた一冊。とても読みやすい。簡単に分かりやすく何を考えて政治を行っているのかが書かれている。 読んで感じたことは世間では考えの根本的な箇所にスポットライトはあまりあたっていないということ。例えば靖国神社参拝問題に関してもっぱら中国を刺激するだのといった表面的な部分しか注目されない。しかし世間では、なぜ首相は靖国を参拝することに価値を感じているのか、参拝することはどういった意味をなすのかといった問題の根本的な部分は全く議論されない。問題の根源を議論せずに、やれ批判といった現象が起きているように感じる。 この本を読むと少し政治を見る目が変わる。安倍首相のやろうとしていることの問題の根本を考える手助けをしてくれる一冊であった。

    0
    投稿日: 2014.06.28
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    もう、選挙には何回か行ったことがあるけれど、その党の代表が書いている本を読んでから、行くべきだったと感じた。まあ、理想と現実、建前と本音は一緒にはあまりなりませんけれどね。

    0
    投稿日: 2014.05.01
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    総理が昔書いた本で総理の考えを知りたかったので読んでみた。色んな制度の歴史や問題点がわかりやすく書かれていて読んでいて参考になった。

    0
    投稿日: 2013.11.29
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    第一次安倍政権発足前に執筆されているが、この本と現在の言動にブレが無いのが嬉しい。 特に年金問題については分かりやすく書かれていて、思わず応援したくなった。

    1
    投稿日: 2013.05.11
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    小見出しでコロコロと話が変わり、一貫したテーマがない。 バカが文章を書くとこうなるのかと、ある意味良い発見だった。 新書に出来るレベルではなく、政策云々の前に思考が足りていない。 こんな人が総理をやっている、日本の危うさを知るためには良著。 BOOK・OFFで100円で買って読み捨てれば良いと思う。

    1
    投稿日: 2013.05.04
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    良書。 安倍総理の考え方、自民党の方針、歴史が解りやすく書かれている。理路整然。バランスの良い政治観はさすが。 だけど、信用はしない。政治家は、本音を明かさないし、極端な話、嘘をついても許される特別な職業だから。

    0
    投稿日: 2013.04.27
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    大変読みやすい、安倍晋三さんの私小説。っぽいもの。思想はある程度理解できる。政策というほどのものは分からない。 安倍晋三という人の考え方を知る入門書のようなもの。 正直、政治家の書く本は「何を言っているのか分からなくて読むのを諦める」くらいの方が賢そうに見えるから困る。

    1
    投稿日: 2013.03.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『新しい国』という完全版が出ちゃってるけど、まずはこちらから。 安倍さんに期待。 わたしも自分のやるべきことをがんばる。

    0
    投稿日: 2013.03.24
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    ここに書かれた事が、ただの綺麗事に終わらないようにお願いします。どうやら僕はネトウヨのようです。安倍さんがんばって。

    1
    投稿日: 2013.02.14
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    再登板されたので読んだ。年金が安全だと連呼する章は非常に引っかかる印象を受けたが、それ以外については日本人であれば反対するような人はいないのではないだろうか? 経済政策については不安があるが、外交やら軍事等については安心してみていられる政権だとは思ってる。 --気になった言葉-- たとえば日本を攻撃するために、東京湾に、大量破壊兵器を積んだテロリストの工作船がやってきても、向こうから何らかの攻撃がない限り、こちらから武力を行使して、相手を排除することはできないのだ(P134)

    0
    投稿日: 2013.02.02
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    以前はマスコミを通して安倍さんの考えを聞かされてきたが、今回ご本人の考えを本で読み、いかにマスコミのフィルターで正しく見ていなかったがわかった。 安倍さんは今の日本の問題点を認識し、改善しようとしっかりご自分の意志を持っておられる。 ぜひ今回は日本人として誇れる国を築いていけるよう健康に気を付けていただきたい。

    4
    投稿日: 2013.01.20
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    新年一発目に読むのに相応しい本だった。私には共感できるところが多いので、安倍さんには是非頑張って欲しい。

    0
    投稿日: 2013.01.06
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    安倍さんとは政治的に共感できる部分もあると感じているが、決定的に相入れない部分もあって、やっぱそうなんだなと改めて思う一冊。

    1
    投稿日: 2012.11.19
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    次の首相になりそうな人は何を考えているのかしらと一読。「美しい国」像はわたしが考えるものとは異なるようだ。

    1
    投稿日: 2012.11.03
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    この本の内容に全面的に同意するわけではないけど、少なくとも安倍さんのように自分の生まれ育った国が好きで、守りたいと思えない人には国家の中枢に居て欲しくないですよね。

    2
    投稿日: 2012.10.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    1.わたしの原点 2.自立する国家 3.ナショナリズムとはなにか 4.日米同盟の構図 5.日本とアジアそして中国 6.少子国家の未来 7.教育の再生 からなる、単著で、安倍氏の考えをまとめたものである。 賛同できる政策を考えられており、有用なものとなった。 家族・国を大切にすることは良いことだと改めて思った。

    0
    投稿日: 2012.09.22
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    安倍元総理の著書。安部さんが政治家として、どのような想いを抱いているのかを丁寧に綴った本。外交、軍事、教育など様々な分野に渡り、条文うんぬんではなく本来「あるべき」「理想」の形を追っている。共感できることは多々あるし、安倍さんのような想いをもった政治家がいることを嬉しく思う。

    1
    投稿日: 2012.09.19
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    韓国に対する楽観的姿勢だけは評価出来ない。 今現在、中韓えらいことになっとるで〜。尖閣は安倍さんなら解決出来る。ただ韓国に対しては、強硬姿勢を摂るべきでは?あとはものすごく共感。

    1
    投稿日: 2012.09.18
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    “若者たちが生まれ育った国を自然に愛する気持ちをもつようになるには、教育の現場や地域で、まずは、郷土愛をはぐくむことが必要だ。国にたいする帰属意識は、その延長線上で醸成されるのではないだろうか。”p95 郷土愛を実感できない。成長過程で自然と生じるものなのか。そうでなければ郷土に対する知識を積極的に得なければいけないのか。

    0
    投稿日: 2012.09.01
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    自虐的教育を廃し、愛国心を育てる教育を行い、自国に誇りを持てる国民を育てていく。 アメリカと共に、世界の安全保障を担い、アジア諸国と経済協定を結び、経済を発展していく。 極めてもっともな理論である。 重要なのは、教育の変革だろう。 今の教育のように自虐的史観では、自国に誇りを持てるはずもない。 独立国として当然に愛国心を育てる教育を行うべきである。 その上で、アジアとの協力は考える問題であろう。 少なくとも、未だに過去の大戦の責任を追及する中韓と協力関係を結ぶことは不可能である。 自国に誇りを持ち、胸を張って諸外国と連携していく、そんな日本を目指していかなくてはならない。 自国に誇りを持てる国民の育成、これは我が国にとって急務の課題である。

    1
    投稿日: 2012.08.29
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    購入したことを後悔した一冊だが、 読んでみると普段あまり触れる機会のないトピックス、 特に戦後の政治関連の流れを知ることができてよかった。 靖国問題やA級戦犯について、 欧州と米国における「リベラル」の違い、 安保、自民党の歴史、象徴としての天皇、 このあたりのトピックスがよかった。 何より、日本人が日本人としての誇りを持つことの重要性を訴える部分、 戦争のトラウマからくるナショナリズムを極端に否定する国民性に 疑問を投げかける部分については非常に共感できるものだった。

    2
    投稿日: 2012.08.19
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    第90代内閣総理大臣安倍晋三の著書。出版は、総理大臣選出直前の2006年7月。彼の国づくりのコンセプト「美しい国」がタイトルの一部となっている。 政治家が自分の言葉で自分の考え方を記し、一般の書籍として発売したものだが、こういう事は良いのではないだろうか。その政治信条が果たして受け入れられるものか否かは、何とも言えないが、その考え方を知ることが出来るという観点では、非常に意味のあることである。また、一般の書籍ということなので、内容も一般の市民国民にわかりやすい言葉で書く必要があり、その政治家の説明能力の有無も測ることが出来るというのは、副産物。 読んで見ての感想だが、頷ける部分、頷けない部分、双方あった。でも総じて感じたのが、彼が戦争経験の無い若い政治家であり、そう言うところが魅力であると共に、非常に危うい部分であるということも良く判った。内閣支持率が下がる一方だが、「美しい国」を実現できるよう、がんばってほしいものである。

    1
    投稿日: 2012.06.03
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    -2011/08/15 「燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや」なぜ安倍晋三は政権を手放したのか。民主党に国民は白昼夢を見たのだ。果たして「誰が政権をとっても政治は変わらない」のは、事実だったのだろうか。

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    投稿日: 2012.06.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

     自分の考え方に対して反対となる事例を参照し、それを否定することで相対的に自分の考えの正しさを主張している感が否めない。加えて、対比される事例が正しい事実に基づいているのかも疑わしい。例えば、エジプトのピラミッドが強制労働で作られた、という趣旨のことにふれている部分がある。しかし、ピラミッド建設は公共事業だったという学説もあり、未だ評価が定まっていない事柄を比較対照にするのは問題があると思う。  また、年金問題の部分にも不思議な記述がある。国賠訴訟について本書の前半で、マスコミは国が敗訴したと喜ぶがその支払は税金でまかなわれる、という意味のことが書かれている。それにもかかわらず、年金は半分が税金で負担されるローリスクハイリターンの商品だ、ということを主張している。その半分を負担しているのも国民なのに。そもそも、ローリスクハイリターンの金融商品などというものはない。  靖国問題では、A級戦犯は内国法では犯罪者ではなく講和条約にはA級戦犯を祀ってはいけないとは書かれていないのだから問題ない、と主張しているが、ルールがないからやっても良い、という考え方は、散々批判していた、グレーゾーンで商売をしている人たちと同じなのではないだろうか。  良くも悪くも著者の思想が出ている本であると思う。むやみに戦いを仕掛けるのではなく、みんなが納得できる戦いをして欲しい。

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    投稿日: 2012.02.05
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    保守派でいい実績を残したと言われる安倍元首相の本をかなり気になって読んでみた。 政治家はやはり自分がこの思考を大切にしているとしても、立場的にそれを強く思いっきり表現できないこともあるんだなーと思った。 ただ、その中でも嫌われてでもよりその方向に進み訴えかける信念が必要なのだなーと感じた。 安倍元首相は教育や家庭をより大切にしているという事がよく理解できた。

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    投稿日: 2011.12.01
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    小泉さんは長く首相をされていましたが、その後をついだ安倍氏・福田氏はあっと言う間にやめてしまいました。両氏の親御さんが首相や大臣をしていた頃を子供心に覚えていたので応援したいと思っていたのに短期間で辞められて残念に思います。 この本は、安倍さんが首相になられた頃に発売されたものですが、日本をどう改造すれば美しい国になるのかということが書かれているかと思って読みましたが、そうではなく、年金や拉致問題に対する彼の思いが書かれていたように思います。 年金が私の両親が貰っているようには貰えないにしても、年金は破綻しない(支給額や支給開始時期が遅れるが)ことは理解できました。 彼はお父さん譲りで美しい心を持っていたと思いますが、自分が行いたかった改革は反対勢力や官僚につぶされてしまったようで残念に思います。何年かしたらそこらの真相も出てくることでしょうか。 以下は気になったポイントです。 ・アメリカで「リベラル」とは、ニューディール政策を唱えた人たちが自らを呼び始めたことに起因する、社会主義・革命主義・左翼もこの範疇に入る、従って欧州とは対立する概念(p17) ・元祖日米安全保障条約は、日本に内乱起きた場合は米軍出動可能、アメリカ人の犯罪者を日本で裁けない、無期限、であった(p23) ・ふたつの保守党が合併した理由は、1)保守勢力が力をあわせて経済力を回復する、2)本当の意味での独立を取り戻すため(p28) ・明治以降の日本は、西欧列強がアフリカ・アジアの植民地分割をはじめていて、日本は統治するかされるかの二者選択を迫られた(p61) ・A級戦犯が靖国神社に合祀されたのは、中曽根参拝の7年前の1978年(福田内閣)である、大平・鈴木総理が参拝したときには中国はクレームをつけていない(p68) ・A級戦犯とは、東京裁判で「平和に対する罪」「人道に対する罪」という戦後につくられた概念によって裁かれたもの、国際法上は事後法による裁判は無効である(p69) ・1951年(昭和26年)において、A級戦犯は国内法にて犯罪者と扱わないことを決めた(p70) ・天皇は他の国王と異なって、金銀財宝を集めて華美な生活を送ったわけではない、歌集の編纂等、文化的水準の高さを誇っている(p104) ・戦争に負けたドイツは4カ国分割統治(米、英、仏、ソ連)となったが、1949年には自由主義国(米英仏)の占領地が西ドイツとして再出発した(p126) ・北大西洋条約機構で集団的自衛権が行使されたのは、911米国同時テロ後のアフガン攻撃が初めて(p132) ・日本は、終戦直後に周辺海域の機雷1万個を掃海した実績があり、世界でも一級の実績がある(p137) ・2006年にオーストラリアは、インドと日米豪閣僚級戦略対話を開催して、成功させていて、自由・民主主義・基本的人権・法の支配といった価値を共有した(p160) ・国民年金制度と最低賃金制度という福祉の基礎となる制度ができたのは、1959年(岸内閣)である(p167) ・2009年度からは、自分が払う国民年金の保険料は、3分の2から、半分だけになった、残りは国が補填する(p181) ・年金は必ずもらえるし、破綻しないように組み立てられている、2004年の年金改革がこれまでの見直しと違うとすれば、「マクロ経済スライド」を導入したこと(p185) ・2004年の年金改革で導入した「マクロ経済スライド」は、スライド調整率:0.9%である、物価が1%上がった場合、調整率を差し引いて0.1%の年金調整とすること(p185) ・それまでなかった年金制度が新しく作られるときには、その時点で中高年に達している人達をどうあつかうかが最大の問題になる(p189) ・新しい年金制度を「積み立て方式」にすると、若い人たちは自分の親と、本来の支払いの二重の負担がかかることになる(p190) ・公務員の共済年金は、厚生年金よりも保険料率が低い上に、職域加算がある、2006年になって2010年の職域加算廃止、2018年に保険料を厚生年金と同水準にする方針を固めた(p193) ・社内福祉(住宅、家族手当、財形貯蓄、住宅貸付金)をすべてやめても、健康保険・厚生年金・雇用保険を払う必要がある(p197) ・一般的に言って、健康寿命は平均寿命よりも6~8歳若い、男性で70歳程度(p198) ・当初所得(税金差し引き前)で見た場合のジニ係数は0.49で高いが、租税・年金を考慮すると、0.38でありそれほどの格差は見られない(p223) 2010/09/25作成

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    投稿日: 2011.09.21
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    今さら読んだよシリーズ。 結局安倍さんって誰なんだろう?って思いで読んだよ。 今知ったんだけど、この本は政策提言の本ではなく、安倍氏の思いを若者に向けて書いた本らしい。 それゆえひどく理想的であり、読みやすく、でも説得力あまりなし。 この本で日本の将来が明るいと思う人がいるのかなぁ。うーむ。 ↓以下個人的ツッコミ ・安保賛成が祖父への思慕からきているようにしか感じられない。理由はっきり述べなよー。 ・金正日に1回会ったからって彼が合理的人間って何で分かるの? ・この人結構右だねぇ。日本に誇りが持てない人が多いとかナショナリズムの記述とかは好きだけど。 ・イラク攻撃の是非を問わずして自衛隊の派遣を正当化するのはおかしいぜ! ・日本人の政治的無関心をあまり危惧してない。 ・えらい社会保障の話してるけど財源は?政策提言本じゃないにしてもコワい。 ・長いスパンで年金運用を見ればいいって言うけどグリーンピアは? ・学力低下楽観視しすぎ。インターネットとかゲームとか外因を考慮しなきゃ。 てなわけで俺でもツッコミ入れる内容がこれだけある。 持論が展開できる人は好きだけど、やっぱり感覚ズレてる気がしないでもないし、説得力がとにかくないなぁと思った。 1年間お疲れ様でした、さらば晋三!

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    投稿日: 2011.09.19
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    安倍さんの思うところに大きな共感が得られた。 もう少し早くこの本を読んでおきたかった、という思いと共に、 今読んだから共感できるのかもしれないと思った。 内容としては「日本」について考える機会を与えてくれる本、といったところか。

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    投稿日: 2011.09.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    遅れ馳せながら、今更感はぬぐえないですが(笑)読んでみました。 全体として何も印象に残らない本でした。 著者の国策の根幹を全7章に分けて、 『わたしの原点』『自立する国家』 『ナショナリズムとはなにか』 『日米同盟の構図』 『日本とアジアそして中国』 『少子国家の未来』 『教育の再生』 と、今でも注目する政治動向が列挙されていますが、今一つパッとしない。 色々噛み付きたい箇所はありました。例えば『公害訴訟など、過去の国の失策を追求する国家賠償請求訴訟において、原告が勝訴すると、マスコミは「国に勝った」と喝采することが多い。しかし、その賠償費用は国民の税金から支払われるのであって、国家という別の財布から出てくるわけではない。だからこそ、その責任者は被害者への責任だけでなく、納税者である国民にたいする責任が厳しく問われるのである。国家と国民は対立関係にあるのではなく、相関関係にある、というべきだろう。』 という下りは、なんか責任転嫁している印象があり反発しました。もうすこし謙虚になるべきではないのかな~、と。 『賠償費用は税金から支払われるため、我々政治家は失策を最小限に抑えなくてはならないし、国民の生命を脅かす公害等の失策では、金銭では量れないものだってある。悪いことは早急に改め、このような失態が二度と繰り返されないように細心の注意を払いたい』 と言えばすんなり通るのになぁ~(笑) 他にも、戦争で特攻を命じられた若者たちの心情を「国を守るために自らの命を捧げるんだ!」みたいな事が書いてありましたが、明らかに美化しすぎでしょ!死を眼前に、国がどうたらなんて言ってる日本人がいたかどうか… 本音は死にたくない、戦争したくない、日本よふざけるな! なんて憤りの方が強かったのではないか。 あまりにもご都合主義なところがある。 一般人の心情からすれば、『国のために死んで役に立つなんてごめん。やりたい人がやってくれ』でしょう。 また日米同盟の章ではその大切さをうたい、自立国家の章では北朝鮮問題等の脅威アメリカに任せると言い、では何をもって自立国家とするか?は未だよく分かりません。『北朝鮮は日本を攻撃すればアメリカが北朝鮮を破壊しにかかる。私は金総書記に会ってきた。彼はそれをよく理解しているから、日本にミサイルを撃ってくることはない』と人柄を述べている個所があります。しかしそれは国民は知らないわけで、しかも人柄だけで判断するのは危険だから自衛云々の議論が活発化しているんでしょ? …… とまぁ、色々思うところはありますが。 別に読まなくても良かったと思える本でした~(笑)

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    投稿日: 2011.09.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    [ 内容 ] 自信と誇りのもてる日本へ。 「日本」という国のかたちが変わろうとしている。 保守の姿、対米外交、アジア諸国との関係、社会保障の将来、教育の再生、真のナショナリズムのあり方…その指針を明示する必読の書。 [ 目次 ] 第1章 わたしの原点 第2章 自立する国家 第3章 ナショナリズムとはなにか 第4章 日米同盟の構図 第5章 日本とアジアそして中国 第6章 少子国家の未来 第7章 教育の再生 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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    投稿日: 2011.04.16
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    古本屋の105円コーナーにズラリと。 今更ながら読んでみた。やっぱり今更読むってのも酷な話だ。 年金問題や少子化対策などいいこと書いているんだけど、安倍内閣の結末を知る今だからこそ評価も難しい。 ただ、世間の評価は古本屋の棚にズラリと・・・。

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    投稿日: 2010.12.08
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    爆笑問題のテレビ番組で、太田光と安部晋三が対談してるのを観て以来、「安部さんって意外とおもろいなー」と感じてから、ずっと読みたいと思っていた一冊。 ただ、この本は、安部さん自身の意見や考え方ってよりも、中途半端な歴史の紹介と自民党万歳、小泉首相万歳なことしか書かれてなくて、ちょっと残念。 それでも、日米安保と教育については、彼が目指そうとしていた日本の姿が感じ取れた。それがいいものなのか悪いものなのかの判断は、この本の要約をした後に考えたいと思うけど、やっぱり自分の考える「理想の国家」の形を明確に構想できている政治家こそ本当の政治家やと思うし、そういう部分で安部さんって悪くなかったなーと思う。 鳩山さんとか菅さんって、何を目指してるのかわからんやん。

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    投稿日: 2010.11.05
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    政治家の著書は基本的に綺麗ごとしか書かれていないが、理想としては大変美しいのでこういったことを胸に抱いて生きていけたら素晴らしい。 失われつつある日本人としての誇り、帰属心を再確認できる1冊。

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    投稿日: 2010.07.04
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    安倍さん自らの生い立ちや想いがつづられた本。 分かりやすく書かれているし、私たち各自の思い描く理想の未来を考えながら読むと、次期総理との呼び声高い彼を等身大に感じれるのではないか。

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    投稿日: 2010.05.06
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    かつての総理はどのような考えを持っているか気になって読んだ、いろいろと広く見ているのだなーと関心した@台湾

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    投稿日: 2010.04.23
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    (2007.03.31読了)(2006.11.17購入) (「BOOK」データベースより)amazon 自信と誇りのもてる日本へ。「日本」という国のかたちが変わろうとしている。保守の姿、対米外交、アジア諸国との関係、社会保障の将来、教育の再生、真のナショナリズムのあり方…その指針を明示する必読の書。 著者 安倍 晋三 1954年 東京生まれ 1993年 衆議院議員当選 自由民主党幹事長 内閣官房長官 自由民主党総裁、内閣総理大臣

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    投稿日: 2010.02.26
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    Kodama's review ただ若いから、先祖代々政治家だから…ということで支持されているのではないことが、この本を読みよくわかりました。とても安倍さんの考え方に共感致しました。まもなく、自民党総裁選。現在の世論調査では、安倍さん優勢ですが、結果はいかに? (06.8.22) お勧め度 ★★★★☆

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    投稿日: 2009.11.19
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    『美しい国へ』(安倍晋三、2006年、文春新書) 元内閣総理大臣の安倍晋三氏の政治的な理念(自伝)と基本的な各政策の概要(安保、社会保障、教育)がわかる。 政権交代後、あらためて安倍氏の政治理念や政策を再確認したところ、まともな政治家だなぁと実感。 本書は国際関係を学ぶにも良いと思います。 (2009年10月20日)

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    投稿日: 2009.10.21
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    結構悪くないと思った。 自伝的要素が強くて興味深いし、「ありえん」っと思う箇所は苦笑して読み飛ばせばね。

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    投稿日: 2009.02.16
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    久しぶりに読んだ政治家さんの本。 トピックが、アジア外交、日米同盟の外交政策であったり 安全保障、社会保障、教育再生であったりと、 今の国内政治での最大テーマとかぶっているけれど、 「首相・安部晋三」として政治思想を書いた本ではなく、 安部晋三さんが今思っていること、感じていることを綴った本です。 (少なくとも著者自身はそのスタンスを貫いています。) だから、あんまり身構えることなく、エッセイを読むような感覚で 結構あっさり読めます。 彼の主張する「ナショナリズム」「愛国心」には 何となく引っかかってしまいます。 もっと国を愛そう。 もっと日本に誇りをもとう。 志ある国民を育て、品格のある国家をつくるためには教育の再構だ。 本書では一貫してこのメッセージを発しているんだけれど どうもなじめない。 「愛国心」の例では、オリンピックや、野球・WBCでの日本代表チーム、 ワールドカップでの日本代表チームのことを例に出して 多くの人々に勇気と感動を与えるのは「日の丸」を背負って 必死に戦っているからだというけれど、本当にそうでしょうか? 日本シリーズでの日本ハムと中日の戦いで、 オリンピックや、WBCや、ワールドカップでの感動と似たようなものを 得ていないだろうか? それは最高レベルでの真剣勝負の戦いから生まれるものであって その仲間が、中日なのか、日本ハムなのか、日本代表なのかの 違いにしかすぎないように思いました。 「愛国心」の話しでもう1つ引っかかるのは、 「郷土愛」から「愛国心」に繋がっていくという考え。 「郷土愛」というのもなじめないけれど、 「故郷、地元への愛着心」と平たくして理解している。 確かに、自分が住む「蒲田」や「大森」に愛着心があり、 だから、地域活動をLifeworkだと思っているけれど、だからといって 「日本という国を愛する気持ち」をもっているとは思わない。 「国」という単位が余りにも広すぎるし、大きすぎる。 でも、海外にいると、「国」が自分の身分を保証していることを 実感してしまうけれど・・・。 「愛国心を持とう」とか、国を代表するヒト達が声高に言うことではなくて ヒトそれぞれの思い方があっていいような気がします。 冒頭にかいたようにあくまでもこの本は政策論の本ではないので 「安部晋三さんはそう思うけれど、自分はそうは思わないよ」 って考えながら読むといいです。

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    投稿日: 2009.02.01
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    本人が政策提言でないとあとがきで書いてるようにまぁ彼のエッセーといったところでしょうか。 それでも彼のおおまかな生い立ちやナショナリズムについての見解のほかに日米外交、アジア外交、少子化、年金、教育などについてざっくばらんに触れています。 細かい政策のツメが云々とかは別にして、彼の言ってることの大部分には共感・同意します。競争、けどセイフティーネットのしっかりした再挑戦の可能な社会とかね。まったくです。 それと戦後の日本史には疎いので、そこら辺も勉強になりました。

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    投稿日: 2008.11.30
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    福田内閣も末期という時にこの本を読んで考えたことは、秘密。この本から学んだトリビアを一つ披露すると、赴任してきた駐日大使は、皇居から迎えに来る馬車に乗って天皇に会いに行く! 自動車か馬車かは選べるのだが、ほとんどの大使が馬車を選ぶそう。税金を使わせて日本の国力弱体化を狙ってか、好奇心からか。もちろん後者だろうが。

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    投稿日: 2008.10.01
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    これでも朝日新聞を読みますか? の言説が安倍さんの政策に偏重してる節が多々みられたので読みたくなった ふつうによかった、 稀有な立場にいた人独自の視点がしれてよかった、 ないようはこれも今度に、

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    投稿日: 2008.09.25
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    皆さんご存じの安倍元総理の著した本です。 中には拉致問題や教育、小さな政府など様々なことに関して記述があります。 私が思うのは、あまりにも「一般的な」内容であったと思います。 元総理自身の想いがあまり感じとりにくい、非エピソード的な部分が多かったように感じました。

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    投稿日: 2008.06.03
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    目指す方向に間違えはないと、今でも思っています。 こういう彼が潰される国もちょっと寂しいですね。というか政治が残念です。

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    投稿日: 2008.05.06
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    彼の政権が支持を得られなかった理由が理解できる本。 理想には共感できるのだが、実践するとなるとなかなか…。

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    投稿日: 2008.04.12
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    多くの支持を得て自民党総裁に選ばれたにも関らず、一瞬で退陣してしまった安倍氏ですが、この本の中では良いこと言ってるんです。ただ三世議員らしからぬ潔癖症が見え隠れし、少々理想論を言い過ぎている感はあります。でもこの本に書いてあることを前任者の勢いを引き継いで実行していたら日本の今は間違いなく違っていたと思われます。

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    投稿日: 2008.03.28
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    3月16日読了。BOOK・OFFで105円で購入。 本を読むのにもやはり旬ってものがあることを実感。だって、今この本を読んでもやっぱり説得力ないもの。負け犬の遠吠えを聞いても空虚。失敗した。

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    投稿日: 2008.03.20
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    著者の迷走ぶりがあまりにも酷いので、心配になり手に取る。 タイトルだけ見ると、自身の目指す国家ビジョンとか今後の政策・政治的信条を熱く語っているのかと思いきや、単に生い立ちや外交・教育についての考えを極めて当たり障り無く、優等生っぽく述べているだけだった。

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    投稿日: 2007.12.27
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    可もなく不可もなく。 まあ、日本の近代史と安部さんのオススメ書籍を 知りたい人にはいいかもしれません。 社会保障と安全保障は大切だよねってぐらいは 思い出すかもしれません。 ただ、「美しい国へ」というタイトルなら 少しぐらい今の日本の景観について 触れて欲しかったのが本音です。 まあ、景観の善し悪しは相対的な部分も大きいので 政治家としてはコメントが難しいのかな。

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    投稿日: 2007.11.28
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    美しい国という言葉ですべての政策をどんどん進められたら困るなぁというのが読み終わってから思ったこと。 安倍総理がどのように若い時代を過ごし、何を考えてきたかがわかるという意味では、読むべき。 それにしてもこの人は、なんでこんな上手なタイミングで本を発行することができたのだろうか。 首相に選ばれる数ヶ月前に出版され、本はもちろん売れた。 自分が絶対首相に選ばれるという自信がなければ、こんな本は、出せないでしょ。 あとがきで政策提言はしていないと書いてあるが、 憲法改正、格差社会、教育についての、彼の考え方が随所にでている。 結構楽観的な人なんだね。

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    投稿日: 2007.11.10
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    自信と誇りのもてる日本へ。「日本」という国のかたちが変わろうとしている。保守の姿、対米外交、アジア諸国との関係、社会保障の将来、教育の再生、真のナショナリズムのあり方…その指針を明示する必読の書。第1章 わたしの原点 第2章 自立する国家 第3章 ナショナリズムとはなにか 第4章 日米同盟の構図 第5章 日本とアジアそして中国 第6章 少子国家の未来 第7章 教育の再生

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    投稿日: 2007.10.27
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    右寄りのバイアスがかかった、政治プロパガンダエッセイ。育ちの良さだけは感じられる。思いつきと見聞きしたことをダラダラと書いてあるだけで、独自性を持った政策論が無く平凡。お説御尤もなんだが………。憲法第9条はいじらない方がいいよ。

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    投稿日: 2007.08.26
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    颯爽と戦後生まれの首相が誕生し、支持率は60%を超え、さらには就任早々、アメリカではなく中国訪問と言う演出と戦略を持って船出したのもつかの間、今や30%を切る支持率と半数を超える不支持。ある意味、時代のスピードが速くなっている証拠ですね。 私も期待していた首相がこうも弱く脆いものかと批判したくなりますが、その時に、やはり原点であるこの本を読んでおかないといけないだろうと、続投宣言をした今、手にしました。 「美しい国」とか「戦後レジームの脱却」とか、最近は聞かなくなり、「新しい国造り」とか「国民の目線になって」とかいう路線になりつつありますが、それは選挙に負けたためであり、本来の政治思想としての重点項目は、異なるのでしょう。本来は「美しい国」(それがなんであるかは、この本を読んでもよく分からないです(笑))であり「戦後レジームからの脱却」(これも難しい(笑))が安倍さんがやりたいことなんでしょう。 その中でも、レジームとはわかりにくい言葉です。以前の仕事でこの言葉を外国の通信関係の仕様書の中に見つけ訳しづらかったことを覚えていますが、この場合は戦後体制と言った方がより近いでしょうか。 しかし、安倍さんが言うここでの戦後レジームとは、イデオロギーの対立などと言う意味ではなく、むしろ戦前の国家主義的な考えに対して、戦争が負けたことでそれを嫌悪するような風潮を「戦後レジーム」と言うのではないかと読めたのです。つまり、戦前の国家主義の中にもいい点はあったじゃないか、それを戦争につながるからとか諸外国の間違った批判で放棄してはいけないということでしょう。安倍さんの目指す憲法改正もその点にあるのでしょう。 ただ、首相となる人が書いた内容としては多岐にわたるために(たとえば小泉さんが書くなら郵政民営化だけに絞って書くことになったかもしれません、そんな手法もあったでしょう、安倍さんなら拉致問題だけでも、日米安全保障問題だけでもいいのに)全体的にひとつひとつは表皮的内容になりがちで、また、都合のいい情報からの結論の導きもみられて、今の安倍さん自身の問題がここにも出ているような感じを受けます。年金に税金を使うかどうかという問題でも、議員年金の話題はどこにもないし、「年金を税金でまかなう=消費税値上げ」を既定路線に書かれています。また、アメリカの共和党と民主党の話でも、民主党の例でケネディの演説を出しそこに「戦う」という言葉があるということで、民主党が決してソフト路線ばかりでないということを書いています。この文章を読んだ時に「当時の厚生大臣は菅さんだった」と言う言葉を思い出したくらいです。 マスコミにも指摘されることですが、安倍さんは歴代首相とは異なり「私の内閣」とよく口にします。「わたしの」「わたしが」と言う言葉が多いのは事実です。この本で「わたしが政治家を志したのは、ほかでもない、わたしがこうありたいと願う国をつくるためにこの道を選んだのだ」と書かれています。安倍さんの生い立ちを思うと、なるほど、こうした考えを持つ環境にあったのかもしれません。しかし、「私がこうありたいと願う国」であって、国民不在とまでは言わないけど、国民の意思が希薄であることは間違いありません。ここに参議院選挙敗退や支持率低下でも辞めない理由になっているのかもしれません。 そもそも、高度成長期に生まれ育って、政治家の一家で育ち、あまり不自由のない生活を過ごされたことは想像に難くないですけど(そこがプリンスであり毛並みの良さであり、国民的人気を取れると言う自民党の思惑と一致するのでしょう)、そのために国民不在になりやすい面を持っていることも事実でしょう。高度成長期ならいいでしょうけど、小泉政治で一度「ぶっこわされた」ものに上に、美しい国を作るには、その前に基盤作りが必要だったということでしょう。再チャレンジなどの施策もありますが、そのあたり難しいかじ取りであることは小泉さんの後だから同情します(^^;。 小泉さんは党内の支持はなかったために国民に目を向けざるを得なかった、その国民の声を利用して自分が党内の人材を使うと言うスタイルでした。はじめから人が集まる安倍さんとは政治思想が似ていても政治スタイルが違っていましたし、そのために人を使いきることができずに、いつまでも大臣を更迭できない首相になったのかもしれないとまで想像してしまいます。 いずれにして、所信表明ではないのですから、もう少しひとつひとつを掘り下げて多面的に評価したうえで自分の方向性を示すような本も必要かと思います。その意味では、他に安倍さんについて書いた本があれば見てみたいものです。理想は高いのですけど少し幼稚で政局に弱い、そんな人物像が浮き彫りになり、これは小沢さんには勝てないかもと思ったりもしました。 と、いろいろ書かせてもらえるような内容の本であったのと言う意味では、大変お勧めの本です(^^;。内容的には賛同できない点や危うい点もあるのですけど、それも含めて、知っておいて損はない本かも。 ああ、短い本なのにたくさん感想を書いちゃった(笑)。

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    投稿日: 2007.08.14
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    ★軽い。口述筆記なのか★いまさらながら首相就任前に出した”所信表明”本を読んだ。自身が得意とする安全保障と社会保障、それに若干の教育論が加わるだけで対象分野は限られている。ナショナリズムについては漠とした思いが先走り、郷土愛と愛国心が直結。ほとんどこちらに響かないのは、論旨の問題なのか、文章の軽さなのか。

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    投稿日: 2007.05.27
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    当たり前の事しか書いていないのに実現は難しそう〜日本の保守本流が目指しているもの〜革新勢力が云っていることより現実味があるけど・・・実現はこの一代では難しいだろうなあ・・・本日(2007/4/12),国民投票法が通過しましたが,マスコミはその中身を伝えていない・・・何だよ!

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    投稿日: 2007.04.12
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    相変わらず不勉強の為に、賛同する事ができるが否定する事ができない。しかし総理の考え方に理解できる部分とできない部分は一応分けられた。今後のアジア外交が見物である。

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    投稿日: 2007.04.02
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    どこまで本心で書かれているのか?といった疑問を常に頭に置きつつ読みましたが、妙に同意してしまいました。万人受けの良いように書いてるのではと思うのは疑いすぎでしょうか?

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    投稿日: 2007.03.24
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    難しい単語が多く、読むのが大変だったけど、今の日本に必要なことや世界との繋がりの大切さ、安倍さんのやりたいことなどが分かり、とても勉強になった。

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    投稿日: 2007.03.21
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    内容そのものは敢えて評価しませんが、自分の国の首相の考えや、政治家の巧妙なトリックの使い方を垣間見ることができるという点で星4つです。

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    投稿日: 2007.03.06
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    言わずと知れた安倍首相の著書。 ゼミの題材に関係あったので読んでみた。 理想論ですなー いやまぁ現実的なこと書かれても困るんだけどね。

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    投稿日: 2007.02.26
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    安倍さんの考え方・思想がよくわかりました。難しいと酷評されていたので身構えてましたが、案外そうでもなくスラスラと…。今首相になってからの日本は随分美しくない方へ向かっているような気がしますけど、理想どおりの国に少しでも近づくよう頑張って欲しいところです。

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    投稿日: 2007.02.19
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    さすがに首相になる人の著書読まずにいるわけにはいかんでしょう. まぁ内容は巷で言われているとおり.前半部分の政治家としての根本部分に関する話はまだよかったけど後半の政策を展開する部分に至っては自民党お決まりの「空手形」公約のにおいがぷんぷんした.聞こえがいい言葉ばっかりならんでるし. それにしても「美しい国へ」とはよくいったものである.美しい国=美国=アメリカ(中国語で「美国(Meiguo)」は「アメリカ」の意)だし,,,狙ったのかな笑.

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    投稿日: 2007.02.10
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    政策提言のための本ではなく、安倍さんの考えを書いた本である。若者に是非読んで欲しいとかいてあった。 日本に誇りを持って欲しいというメッセージが込められていた。オレは日本がすきであり、誇りに思っている。

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    投稿日: 2007.02.04
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    美しい国へと言ってる割にすぐに欧米を引き合いにだすのはどーなのかと? 祖父の話など身内贔屓が目に余る。 教育、少子化の章ではかなり無理がある。 そりゃ、支持率も下がります。

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    投稿日: 2007.02.03
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    書いてあることは立派なスローガン。でも、具体的な事は少ない。安倍政権が発足してから数ヶ月たったが、選挙を見据えた消極策が見て取れる。あとはやりやすい所から手をつけて、実績数だけ上げている。ややこしい事は先送りって感じ。 本に書いてある事とは程遠い態度だと思います。

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    投稿日: 2007.01.30
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    理想的すぎるきらいはあるが、安部政権ができた以上、読んでみる価値あり。映画の話はなかなか良く、観てみたくなった。

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    投稿日: 2007.01.26
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    「闘う政治家」を安倍首相は目指す、と本書では語っているが、現実は・・・。読んだだけに、何故闘う姿勢を見せないのか、姿勢を捨ててしまったのか、それとも見せられないのか・・・。

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    投稿日: 2006.12.25
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    なんだかこれを読んでいたら、「もしかしたら俺は安部さんに安心しちゃっていいんじゃないか?」って思ってしまった。まあ、もちろん「細部まで全部認めますよ」みたいな訳じゃないけれど、「あ、なんだかしっかりしてる人じゃんか」って。まあ、しっかりしてなけりゃなれないとは思うけれど。これからどうなるかですよね。美しい国。まあ、美しくなんかなくってもいいんじゃないなんて思っちゃうのは自分がへそ曲がりだからなんだろうけれど。

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    投稿日: 2006.12.22
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    安倍首相の考えがとてもわかりやすく書いてある。この本を読むと安倍さんが好きになる。小泉を超えてほしいと思った。

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    投稿日: 2006.12.14
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    今年新たな首相となった安部信晋三。 あまり自分の意見を押し出したりはしないため、私みたいなあまり経済を知らない人間にとっては「ぱっとしない」ように感じられる。 しかしこの本を読んで、新総理は国の指導者としてどのように考えているのか、それが知りたくて読んだ。 内容は、今現在問題となっているさまざまなことについて述べられている。その議題について、それぞれこれからどうしていきたいか、その意気込みがとてもよくわかるし共感できた。ただ、「本当にそんなことが実現可能なのだろうか」と思わせる理想論もあるような気がしたが、それはこの題「美しい国へ」なので、あまり気にしないようにしておく(笑) とにかく、それぞれの問題についてこれからどうしていきたいか、どのようにすべきかについて、わかりやすいように書かれてあり、私にとっては勉強になった!!

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    投稿日: 2006.12.04
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    総理が、官房長官時代に書いた本です。靖国問題や少子化、教育の再生などについても書かれています。靖国問題については、あ、なるほど的な内容で考えを改めさせられました。しかし、教育の再生で総理が主張する「ダメ教師は辞めろ」的な主張に関する内容については賛成できない部分も私はありました。あまり、政策についてガッチガッチに書かれているというより、総理の外交感や幼少時代のことがかかれており、なんだか総理に愛着が沸く一冊でした。

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    投稿日: 2006.11.30
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    世に出た時期が時期なだけに、具体的な政策提言の書だと思っていたのですが・・・そうではなかったみたいですね。この時期に世に出せば、誰もが具体的な政策提言の書だと思うだろうに・・・。その意味では、ちょっと騙されたような気もします。 中身はといえば・・・。理念としてはある程度しっかりしていなくもないのですが、読んだ後に「・・・で?」と突っ込みたくなります。つまり、理念はいいけれど、じゃあそれをどう行動に移すのか。それがほぼ全く書かれていないんです、この書には。安倍総理が「充分具体的に書いている」と反論するかもしれませんが、少なくとも僕には具体性のない文章にしか思えません。 個人的には、民間のお見合い事業に言及している所がなかなか面白かったです。総理(当時は官房長官でしたが)でもこういうことを言うんだなあ、と。 あと、妙に正々堂々とした文体に騙されてしまいそうなのですが、堂々と書の中で年金の支給減と負担増を論じていますよね。よくもこう言えるものだと、逆に感心してしまいました。 小泉さんとは多少違うとは思いますが、基本的には相変わらずのアメリカ万々歳という感じも見てとれます。日本はそうするしかないんでしょうか・・・。 あとがきで「具体的な政策提言の本ではない」と言ってしまうオチまでついているこの本、読んだからと言って何が分かるという訳でもないと思いますが、強烈なバッシングを承知でこの書を出版したことと、これからの安倍政権へのエールをこめて、星3つ。

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    投稿日: 2006.11.29
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    彼の生い立ちを通じた政治理念の形成プロセスや、 彼の問題意識をつらつらと述べてた気がします。 その問題意識も、教育と外交くらいしか覚えてないけど。。 4つくらい書いてあった気がするんだが。 そして、論理的というよりは感情的であるという印象が強かった。 政治ってのはそんなものなのかもしれないけど。

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    投稿日: 2006.11.24
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    安倍総理の書いた本。安倍総理の現在の日本政治への問題意識がよくわかる本です。安倍総理の子供時代や父・晋太郎の秘書時代の話、小泉元総理に官房長官に抜擢された話などのエピソードもしるされており、おもしろく読むことができました。

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    投稿日: 2006.11.21
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    面白いとか面白くないという類の本ではなく、今の総理が、どういう考えの人なのか知りたくて詠みました。ソフトなイメージの人だけど、実はタカ派だなと思ってましたが、あれ?読んで見ると、思ったほどでもないような・・・というか抽象的な内容が多くて、良くとれば解りやすいのですが、だからどうするの?と続きを聞きたくなるような内容でもありました。しかしながら年金・福祉問題については、非常に解り易かったです。

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    投稿日: 2006.11.15
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    良いゴーストライターをお雇いになったようで、読みやすうございました。ほぼ同じ年齢のためか、お説の中にはごもっともと頷かされる部分もございました。確かに自衛隊の扱いは中途半端と思われますし、自立国家のためには、すべき事があるとのお話には賛同する部分も多かったように存じます。ただ憲法9条をあっさりと切って捨てるような態度は承服しかねます。又サッチャーさんの政策には、確かに目覚しいものが多かったのですが、格差社会を確定的にしたとの見方もございます。細々とした意見の差異はございますが、どうぞ充分に議論して、日本を美しい国へとお導き頂きたいと存じます。

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    投稿日: 2006.11.14
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    正直言って、がっかりした。内容は若者向けといった感じでしょうか。薄い気がします。教育に関しても、期待外れでした。

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    投稿日: 2006.11.05
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    今の日本の首相を知るためにはよむべき本です。正論ですが、なかなかしっかりした考えを持っていると思いました。

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    投稿日: 2006.10.29