これは小説ではない。小説の名を借りたドキュメンタリーである。
・・・と、コピー風に始めたが、ともかくすごく面白い。 まず、作者がすごい。よりによって昭和大の産婦人科教授 それ以上に中身がすごい。手術描写の息がつまるような迫真性。ここまでリアルに書いて良いのか、というぐらいリアル。病気の経過、医師の心情も現場にいる人間でなければ書き得ない迫真性がある。 次のページをめくるのがもどかしいほど、優れた作品。