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迫りくる日中冷戦の時代 日本は大義の旗を掲げよ
迫りくる日中冷戦の時代 日本は大義の旗を掲げよ
中西輝政/PHP研究所
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総合評価

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    米ソ冷戦の終結後、長らく「世界の警察」として君臨していたアメリカがその旗を降ろすと、膨張を続けてきた中国が世界の脅威となり始めた。2010年には中国の不法漁船が日本の海上保安庁の巡視船に衝突するという暴挙を起こしたが、その2年後の2012年7月にはロシアのメドベージェフ大統領が国後島に上陸して実効支配をアピールし、さらに8月には韓国の李明博大統領が竹島に不法上陸する。実はこれらは中国の工作によるものであり、中国が率いる包囲網が日本の国土を脅かしていると警鐘を鳴らすのは保守派の論客・中西氏。1972年に日中間で国交正常化が実現したが、その友好関係は40年後の2012年に終わったと確信、今後は日中冷戦の時代に突入すると断言。事なかれ主義によって国を奪われつつある日本政府に警鐘を鳴らし、朝貢を続ける学者やマスコミを危険視して、今こそ中国に反旗を翻す時であると訴える。

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    投稿日: 2020.12.12
  • この本が出版されたのは2012年9月

    この本が出版されたのは2012年9月、そう日本は未だ民主党政権だった頃です。 その後まもなく、政権が自民党に戻り安部政権発足後現在に至る。その間に起きていることがこの本に書かれていることと良く一致していると感じたのは私だけか?いつものように書籍説明だけを読んで本書を購入、読み進めながら著者の中西氏はいかなる方かを調べる。なるほど保守派の権化・・・。私のような知識のない者が読むと過激とも感じられる、え、そこまで!という記述があるが、前述のように本書に書かれていることのいくつかが現実となっているとするならば、今現実に起きていないことも近いうちに現実に起こるのか・・・・?

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    投稿日: 2014.06.10
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    冷戦とは、政治、軍事、イデオロギー、そして経済を含む総合的な国家(群)間の長期にわたる覇権争奪の総称であり、その大国間の恒常的対峙は実際の全面戦争を除く、あらゆる対立の形態を含むとともに、ときに応じて緊張の激化期とデタント(緊張緩和)期を交互に間を挟むもの。 現在の米中は冷戦状態。 日本人からすれば想像できないだろうが、中国ではロシアや北朝鮮以上に国策の中心に諜報活動がある。それが中国文明の本質とさえ言ってもいい。孫氏の時代から、政治とは諜略であり、諜報を伴わなければそれは政治ではない、というほどである。 なるほど、中国はそういうことなのか。。 恐ろしい国だ。 日本のメディアやらなんやらを懐柔して日本人をダメにしているのが中国。

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    投稿日: 2013.04.02
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    事なかれの土下座外交から脱却し、人権・民主化という大義の旗を掲げて、中国の不法を国際社会に訴えるべし。 事なかれになっているのは、対中国だけじゃないと思いますけど、対日工作が巧妙なのですね。

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    投稿日: 2013.01.11
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    ■中国 A.● 日本には、尖閣以外にも「中国の脅威」が迫っている。 北海道や新潟の土地を買い漁ったり、大量の留学生を日本に送り込むなど、同国による「日本乗っ取り」戦略が進行している。 B.● 日中貿易の決済で「円と人民元の直接取引」が開始された。 これは「米ドル基軸通貨体制」、同盟国アメリカの国力の基盤を揺るがす行為であり、国家戦略上、支離滅裂な決定である。

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    投稿日: 2012.12.22
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     政治だの外交だのに疎い素人目から見ても今の日中関係は危うく日本政府や外務省などのあり得ないほど異常な「配慮」に歯ぎしりしたくなること多々なのだが、その漠然と感じている空恐ろしさが、事実と歴史からわかりやすく解説されていた。常々ぼんやりと抱いている疑問を歯切れ良く解説してもらったと思う。  中国の民主運動家のノーベル平和賞受賞に際しノルウェーがとった態度を羨ましく思う。円と人民元の直接取引や日本の中国国債購入に関する合意が孕む問題点についてだんまりを決め込むマスコミ。餃子事件などすぐに忘れてしまう日本人。報道の自由を捨てた日中記者交換協定によりマスコミは報道しない。中国に限り無く甘く同盟国であるアメリカには限り無く厳しい。だから自分で努力して知るしかないのだ。何もかも国があってこそ。一刻も早いスパイ防止法制定を望みたい。

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    投稿日: 2012.12.12