Reader Store
カエルの小指 a murder of crows
カエルの小指 a murder of crows
道尾秀介/講談社
作品詳細ページへ戻る

総合評価

194件)
3.9
37
93
54
5
0
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    え?今これどういうこと?どうなってんの!?となりながらも勇気を出して戻らずに読み進めれば、あー!なるほどそうきたか!となります。 そして私は完全に騙されてましたけども。笑 前作がもうあたくしの読書史上でも上から数えた方が早いくらい最高だったのでそれと比較したら多少あれですがそれでもやっぱり最高です。 キャラが立ちまくりです。 道尾秀介さんてこの2冊しか読んでませんけどなんかすごい振り幅なんですよね?それが怖くて他のが読めない。。

    0
    投稿日: 2025.11.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    傑作「カラスの親指」の続編。舞台は前作から10年以上が経過した設定。武沢と前作の仲間のまひろ、やひろ、貫太郎はもちろん登場し、更に新しいキャラクターが加わる。 そもそも前作で武沢は詐欺から足を洗ったはずなにの何でまた???というところから始まるが、もちろんそこには再結集するだけの理由がある。本作はどんでん返しもそれほどでもなく、詐欺のテクニック?や中身もたいした事はないが、やはりお馴染みのメンバーが活躍するのは読んでいて楽しい。

    25
    投稿日: 2025.11.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    前作もそうだったし、このシリーズのテーマは「欺す」だから注意して読んでたけど、初っ端からやられたし最後まで欺かれてた 竹沢達の協力プレイや掛け合いも最高だった 私は自分自身で稼いだ金しか信じないので投資詐欺の説明にはちんぷんかんぷんだったけど笑

    0
    投稿日: 2025.11.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    2025.10.30 読了 カラスの親指の続編に当たる本作。 冒頭からずっと世界観に引き込まれ続け、最後はまたもやどんでん返しをされてしまった。どんでん返しが温かいからすごく良いなと思うし、なにせ面白かった。その後どうなったかも気になるところ。 詐欺師から足を洗ったタケが、謎の中学生「キョウ」との出会いをきっかけに再びペテンを仕掛けることになるというあらすじで、大きな流れはカラスの親指と同じ。 ただ、テツさんはもういない。 成長したまひろ、やひろ、貫太郎、テツ といった仲間(カラス)たちと仕掛けたペテンは 今回もハラハラさせてくれた。 読んでしまって、もう内容を知ってしまって少し 悲しいと思えるほどに好きな作品となった。 まだ読んでない人が羨ましいと思った。 こういう出会いが読書を通じてできるのだから 読書は素晴らしいなと思う。

    0
    投稿日: 2025.11.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    「カラスの親指」を読んでからすぐに続編である本作を読んだ。 前作から10数年後の様子をまた読めるということだけでも胸が躍った。 タケ達の勘違いによって、「生きてて良かったと思えた」とキョウが言ったことが印象に残った。「人はどこから来たかではなく、どこに向かうかが大事」というのもここに繋がるのだと思った。 貫太郎が「孤独は1日煙草15本吸うよりも悪い」と言っていたが、登場人物がこれから孤独から脱出できるのかなと考えたけど、、 やひろと貫太郎、テツは家族として。 まひろは雁井と? キョウは祖父母、そしていつか目覚める母親と。もしかしたらテツと?? タケは??と思ったけど、まひろはないか。父親みたいなもんだしな。 と見苦しい妄想してしまった。 カラスの親指を読んだ人全員に勧めたい作品だった。

    1
    投稿日: 2025.10.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    めっちゃいい。 中盤までにいろいろな仕込みが行われてそれを終盤までに明かしながら二転三転のどんでん返しと人間ドラマを描く。 さすが。 3039冊 今年267冊目

    4
    投稿日: 2025.10.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「新しい絵の具で塗られた」色 喜びと幸せの反対が、「全ての色を混ぜた時に出来上がる色」 大好きな登場人物たちに再び会えて嬉しい まひろはどうなったのかなぁ 騙されてたことが騙されていて、それもまた騙されていて、前作カラスの親指を彷彿とさせる作品

    4
    投稿日: 2025.10.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    カラスの親指の続編というコトで思わず読んじゃいました、続編の難しさを改めて痛感、ストーリーが継続する上下巻ではなく、一度完結した物語の続編は前作がハードルとなり中々超えにくいですよね。 そんな印象が続編にはありますが本作は前作のその後を上手く繋いで新たなストーリーを展開した印象で面白かった。

    22
    投稿日: 2025.10.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    カラスの親指のメンバーが戻ってきた! やひろとましろと貫太郎、3人とも歳取った感が否めないけど、新メンバー、テツがいい感じ。にくめないマセガキっ! カラスの続編だから、そりゃどんでん返しだよなね、って思いながらの読書だから道尾さんも大変よね。話の展開も時間を飛ばして回想にしたりと 工夫が凝らされてましたが、小さな仕掛けが多く、やられた感はなかったかな? でも、ましろの恋の行方は描いて欲しかった! やっとましろがトラウマから卒業できそうだったのに、どーなったの! 気になる!

    46
    投稿日: 2025.09.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    気持ちの良いどんでん返しのスケール感は前作カラスの親指の方が上でしたが、ラストの希望を感じさせる終わり方はカエルの小指の方が好みです。素敵な読書時間でした!

    3
    投稿日: 2025.09.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    前作が良かったから期待し過ぎたのか、衝撃度は少なかった。 前作の10数年後の物語の為、みんな大人になってしまってハチャメチャ感がテツだけでは足りない。

    2
    投稿日: 2025.08.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    前作の方が好きだったけど面白かった。 読んでいくごとに登場人物の主観が変わって、色んな目線からペテンの行動を見ることができた。 どんでん返しがある作品はやっぱり面白い。

    1
    投稿日: 2025.08.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     前作を大分昔に読んだので細部を思い出せるか心配だったが、楽しく読了。前作から続けて読むとより楽しめたかも。騙され度は前作に軍配が上がるが、今作ももちろん面白い。ただキョウの思惑は勘の良い読者ならある程度読めてしまえる。今回もハートウォーミングで、タケさんの人の良さが染み渡る温かい作品。テツが良い味出してて好き。1人足りない物足りなさも若干感じたが、チームの面々の活躍のおかげで気にならない。また詐欺師たちに騙される続編を出してくれないかな。

    1
    投稿日: 2025.08.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    カラスの親指と連続で読みました。 今回もたくさん騙されました。 面白い本教えてと言われたらカラスとカエルを紹介することが増えそう、、

    0
    投稿日: 2025.08.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    どんでん返しがたまりません! 詐欺を辞めた仲間たちが、詐欺で人生をめちゃくちゃにされた少女のために大掛かりなペテンを仕掛ける物語。 本当の詐欺師が野放しなのは許せませんが、それも含めてこの作品の味わいだと思います。テツさんが大好きだったので、彼の志をついだタケさんと、タケさんを慕う仲間たちが協力してペテンを仕掛ける壮大なストーリー。最後まで手に汗握ります。 成功?!と思いきやのどんでん返し、そこからの着地まで圧巻でした。

    0
    投稿日: 2025.08.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    暗い雰囲気とほのぼの感のバランスが心地良い。 にしても道尾作品に出てくる子供は頭がキレすぎやしないか。 そこが好きなんだけど。

    0
    投稿日: 2025.08.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    前作を読んだのも大分昔なので比較が難しいが、著者の初期作品に見られるような巧妙な叙述トリックとかを期待していた分ちょっと期待外れ感は否めないかな。ストーリー構成はしっかりしてて読み易くはあった。

    0
    投稿日: 2025.08.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    カラスの親指の続編。 前作のどんでん返しとハラハラ感は上回らなかった印象。 キョウを加えたメンバーで新たな欺しが繰り広げられる。 ミスリードが多くあり、良い意味で予想は裏切られるし、最終的に色々なものが解決するので爽快感はあり。

    0
    投稿日: 2025.07.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    カラスの親指読んですぐ読んだから今度はどこで騙されるか見破ってみたいって気持ちで読んだのに同じようにどんでん返しをくらっておもしろい。 人を救うために欺くこと、それで救われる人がいること、今回はそれを上回る作戦をキョウが持ってたけど、カラスの親指のときよりさらにタケさんたちのことを見守りたくなった。

    0
    投稿日: 2025.07.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    今回もまた最後まで欺されました! 途中から、役者さんが紛れ込んでるのかなぁとの予感もしましたが、下手に予想せずに読んだ方が物語にのめり込める気がしたので、あえて欺されにいきました。 『カラスの親指』もそうでしたが、みんなで考えた作戦を実行している時が一番ドキドキします。なぜかいつも途中で不穏な出来事があって、予定通りに進まなかったりするんですよね。でもそれが面白い( ー̀ωー́)⁾⁾ウンウン あと、缶詰のフタ、ライター、セロハンテープで合鍵を作る方法には驚きました。 ライターで鍵をあぶり、すすで真っ黒になったらセロハンテープを貼りつけて剥がし、鍵のかたちを型取る。 その後、缶詰のフタに鍵の型が浮き出したセロハンテープを貼り付け、型通りにハサミで切ると即席の合鍵になるそうです。 少し不安になったため、自宅の鍵を確認してみましたが、すすの跡などはついてなかったのでホッとしました。 しかし、これは実際に作ってみたら誰でも開けられるんですかね…?それともテツくんがとてつもなく器用だっただけ…? また、この作品は実演販売やそれに似た仕事をしている方にもオススメしたいです。 おそらく人間関係を把握するのに時間がかかってしまうので、前作『カラスの親指』を読んでからこちらを読むのを強く推奨しますが、フリップを135センチのゴールデンラインの高さに掲げたり、相手の利き五感にトークを合わせたりと実演販売のテクニックが詰まっています。 例)えっ!2冊とも分厚そうに見える!?いやいや奥さん、それほど読みごたえがあるってことです!それにホラ、表紙にお札が描かれていますよね。類は友を呼ぶって言いますし、これを持っているだけでお金が貯まるかもしれません!(なんだか実演販売士というよりも詐欺師っぽいセリフになってしまいました…すみません(^-^;)

    8
    投稿日: 2025.07.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     『カラスの親指』続編。『カラスの親指』を読んだの可成り前なので殆ど内容を忘れかけていたのですが……。  あーこんな人居たなぁと思い出し乍ら懐かしい面々と再会。作中でも十年以上の時間が経過していて、感慨も一入でした。  『カラスの親指』を気に入ったなら此方も併せて読む事をお勧めします。何なら間に何冊か別の本を挟んでも、時間経過が味わえて乙な趣向になるかも知れませんね。

    7
    投稿日: 2025.06.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    カラスの親指の続編です。 色んなところで裏切られて、読んでいるこちらも時々迷子に。親子の関係がずっとこの作品の軸にあるので、詐欺行為うんタラよりも家族愛の話。続編にしては薄口で個人的にはちょっと物足りなかったかな。

    130
    投稿日: 2025.05.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    カラスの親指の続編。 詐欺師同士の化かし合いのお話。 途中がどうにも読みにくい。 無理やり読了した感じが残る。 残念だが作風が私には合わないようだ。

    2
    投稿日: 2025.05.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「久々に派手なペテンを仕掛けるぞ」 「カラスの親指」から10数年後、あのメンバーが再集結! 前作同様、癖のあるキャラ達がドタバタとコンゲームを繰り広げ、二転三転する展開を楽しむことができました。文庫解説をヨビノリたくみさんが書いており道尾愛を熱く語ってます!

    12
    投稿日: 2025.04.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    大好きなカラスの親指の続編が!と大喜びで読み始めました。世界観は、そのままに。今作も優しさ溢れる詐欺を楽しませていただきました。 次は主役が、テツになるかな?楽しみです。

    6
    投稿日: 2025.04.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    前作があるのを知らずに読みましたが楽しく読ませてもらいました。 母親が詐欺被害にあい飛び降り自殺。 その中学生の娘キョウが詐欺被害の加害者を見つける為に協力をお願いする為に近づいたのが元詐欺師で今は実演販売士の竹沢竹夫。 この竹沢とその昔の詐欺仲間がなんか泥臭く感じ、最初はちょっととっつきにくい感じがしましたが次第に慣れてくるとこの人情感に親近感を感じて来ました。 作者の道尾さんの独特の言い回しもいくつか感心します。 子供時代のぐらつく乳歯を授業中に舌でだときの気分って言い回しが特に印象に残りました。

    38
    投稿日: 2025.04.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    前作「カラスの親指」から10年後を舞台に描かれた本書。ゆるーい雰囲気の中、思惑が交錯し、いくつものだましネタが結末に向けて加速していく。 なんか登場人物、誰も傷つかない感じがいい。勧善懲悪の優しい人たちが彩る物語が心地よい。 ギミックが前作を踏襲しすぎている感じもあったのでオマケなしで星は4つとしたい。

    17
    投稿日: 2025.04.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    めっちゃ面白かった。 詐欺によって母親を自殺に追い込まれたキョウ。かつてみんなで大ペテンを仕掛けたメンバーと共にその詐欺師にペテンを仕掛けるカラスの親指の続編。 まず道尾秀介さんの作品はすごく読みやすい。 サクサク読んでいけるしすごくドキドキさせてくる。続きが知りたいんだけど読み進めたくないというジレンマ。 特にまひろが本当にナガミネに恋しちゃうところはモヤモヤがやばかった。なんでやひろも応援しちゃうのって思ってたけど、それも全部知った後だと逆に2人がどうなったのかすごく気になる。 今回もしっかり騙された。キョウの作戦乗ったフリをして偽物のナガミネを用意する。 でもそのテレビに出演するっていうのがキョウの目的でキョウとタケさん達がお互いに騙されてるっていうのが面白い。 他にも実はキョウの母親が死んでなかったり、瀬谷ワタルがキョウの父親だったり、しっかりヒントがあって、事実が分かるとアレってこれのことだったのかって思う。 あとはキャラがいい。 前作出てきたキャラはもちろん、やひろと貫太郎の息子のテツがマジでいい。 こいつ本当に小6?ってくらい頭がキレるし行動力がある。ジョジョ4部の川尻颯人みたいなキャラ。しっかりテツさんの血を引いてるって分かる描写があるのがいい。 ストーリーもいいしキャラもよくて面白かった。

    1
    投稿日: 2025.03.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    仕返しにしてはちょっと弱いな、と思っていたけどそこでしたか… 読んでいて引っかかったところを最後にしっかり解消してくれて気持ちいい

    0
    投稿日: 2025.03.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    舞台は、前作「カラスの親指」から十数年後。 詐欺師から身を洗い、実演販売士をしていた男が、詐欺被害で身を投げた女性の娘を救うため、彼女らと共に、もう一度だけ大きなペテンを仕掛ける。 大小あれど、騙し騙されというのが蔓延している世の中では、「不公平だ」と思うことも多々あります。 それに一矢報いる彼らの物語は、前作同様、胸を空くものがあり、何よりまひろ達のキャラクターが生き生きしていて良かったです。 あと、前作の映画を観たからか、主人公がどうしても阿部寛で脳内変換されてしまいました。

    13
    投稿日: 2025.03.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    道尾秀介の長篇ミステリ作品『カエルの小指 a murder of crows』を読みました。 道尾秀介の作品は、昨年11月に読んだ『風神の手』以来ですね。 -----story------------- 「久々に、派手なペテン仕掛けるぞ」 詐欺師から足を洗い、実演販売士として生きる道を選んだ武沢竹夫に、訳ありの中学生・キョウからとんでもない依頼が。 母親が残酷な詐欺被害にあったのを境に、厳しい現実を生きることになったキョウ。 武沢は彼女を救うため、かつての仲間を再集結、大仕掛けを計画する。 シリーズ累計70万部の人気作! ----------------------- 講談社が発行している小説現代増刊号『メフィスト』に2018年(平成30年)から翌年にかけて掲載され、2019年(令和元年)10月に刊行された作品……カラスの親指シリーズの第2作で10年ちょっと前に読んだ『カラスの親指 by rule of CROW’s thumb』の続篇です。 「久々に、派手なペテン仕掛けるぞ」詐欺師から足を洗い、口の上手さを武器に実演販売士として真っ当に生きる道を選んだ武沢竹夫……しかし謎めいた中学生・キョウが「とんでもない依頼」とともに現れたことで彼の生活は一変する、、、 シビアな現実に生きるキョウを目の当たりにした武沢は、ふたたびペテンの世界に戻ることを決意……そしてかつての仲間――まひろ、やひろ、貫太郎らと再集結し、キョウを救うために人気タレント・瀬谷ワタルが司会を務める超人気テレビ番組『撲滅ウォリアーズ』を巻き込んだド派手な大仕掛けを計画するが……。 前作『カラスの親指 by rule of CROW’s thumb』を読んでから10年以上が経過しているので、さすがに内容は覚えていませんでしたが、それでもしっかり愉しめました……キョウを救うために、詐欺師から足を洗った武沢が10年ぶりに仕掛ける人生を賭けた騙し合い、、、 終盤にその条件が一変する事実が判明するのですが、その情景が結末を前にしてさらに塗り替わってしまうんですよねー ハートウォーミングな騙し合いが愉しめました。 次々と明らかになる意外な仕掛けや予期しない展開に翻弄され続け、何が本当で、誰が誰を騙しているのかわからなくなるのですが……だかといって、内容が難しいわけではなく、すっと頭に入ってくるんですよね、、、 筆致の巧さと予想を裏切る展開が醍醐味の作品でした……心地良く騙されました。 以下、主な登場人物です。 武沢竹夫  元詐欺師。  「ある出来事」をきっかけに詐欺師から足を洗い、「ヒューマンブラッサム」に所属し、口の上手さを武器に実演販売士として生計をたてている 河合まひろ  以前はスリで生計を立てる。「ある出来事」により、武沢に救われた過去を持つ 石屋やひろ  まひろの姉 石屋貫太郎  やひろの夫。元マジシャン キョウ  中学2年生。謎の依頼人、実演販売をしている武沢に話しかける チョンマゲ  飼い猫 津賀和聖也  探偵事務所『津賀和エージェンシー』の代表 瀬谷ワタル  『発掘天才キッズ』などに出演する人気男性タレント

    0
    投稿日: 2025.01.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白かった〜!!カラスの親指という人気作品から10年後に、10年後の世界という設定で出てきた続編。人気作品から間が空いて出た続編が、1作目より面白いってトップガン!?トップガンマーヴェリックなの!?? 1作目の登場人物たちのそれぞれの時間の流れ、成長、変化… そしてストーリーもあっぱれの面白さ! とっても好きな作品だった…!早くも今年のベスト3に入りそうな気がする!!

    0
    投稿日: 2025.01.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    カラスの親指が好きすぎて、またこのメンバーに会えるなんて嬉しすぎて。 心がホッとした。 カラスメンバーもだけどキョウ一家もこれから幸せに暮らしていってほしいな。

    1
    投稿日: 2024.12.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    以前読んだ“カラスの親指"の続編。 前回の衝撃がすごかったから、今回はそこまでの衝撃は感じられなかったけど、面白かった。 まひろ、やひろはまだ父親について何も知らないみたいなので、そろそろ知っても良いのかなと思った。 テツが明らかに"テツさん"の遺伝を引き継いでいて頼もしさを感じた。

    5
    投稿日: 2024.12.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    カラスの親指の続編。 面白い。けど、前作が良すぎて期待値が高すぎたかも 面白さ ★★★★★ 意外性 ★★★★☆

    1
    投稿日: 2024.12.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    カラスの親指に引き続き面白い内容。 ただ前回が良すぎたため、ほんの少し物足りない印象。 登場人物に愛着が沸いている状態での今回なので初めから読みやすい。読むなら親指を読んですぐ。

    0
    投稿日: 2024.11.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    カラスの親指を読んだ人は絶対読むべきです。 またあの優しいみんなに会えますよ! 読後も心が温かくなるミスです。 ええ話しやー^_^

    1
    投稿日: 2024.11.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    騙し騙されの総合デパートや〜と、 どっかの国会議員さんの声が聞こえてきそうな、 若干やりすぎ感もあるくらいの応酬戦だった。 瀬谷ワタルが訪ねてきてくれたっていうのは キョウがついた優しい嘘なのではないかと思ったけど、 作中に言及はないのでどうやら本当らしい。 本当だったとして、それは純粋な気持ちからというより すでに成功者として存在している自分の立場を 脅かされる心配のあるものへのリカバリーのような、 そんなに綺麗なものじゃないと感じてしまうのは、 自分が薄汚れてしまった感じがして少し寂しい。 細かいところでは600万のお金はどこから工面したのかとか お金取られた本物の会社は黙ってるのかとか (金額をきっちりさせちゃって、 そこからバレないかが心配になった… 最後に1万5千円プラス10万円とってたから そこまで思い至らなければ気付かれないのかなぁ) 正直言うと、最初はまひろたちが仕組んだことなのかな? とか思っちゃったんだよなぁ… キョウがいる時に突然訪ねてきたり、 せっかく足洗ったのに見返りなく協力してくれたり、 あまりに頭の回転が良すぎるテツくんとか、 そういうの諸々、自分たちが仕掛け人だったから、 って考えたなら納得がいったから。 (途中貫太郎が「孤独は身体に悪い」という話をしてたのも うっかりヒントだと思っちゃった) さらにはテツさんがここまで読んでいて、 自分はもういないのにペテンが進んでいく、みたいな そんなストーリーまで想像してしまった。 いやはや流石に考えすぎだった。 前作の時から人は何人か死んでいるし、 誰も傷ついていないわけではないから 完全なハッピーエンドではないにも関わらず、 読み終わると広い空の下にいるみたいな気がしてくる。 もう続編はないけれど、みんなきっと幸せに暮らしてると 私も無根拠なその感覚を全力で信じることにします。

    1
    投稿日: 2024.10.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    おもしろかったですよ、 面白かったんだけど、結末が、、、 尻すぼみになって、説明的で、、、 ダメでした。

    1
    投稿日: 2024.10.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    道尾作品は相変わらず読む手が止まらない。 もちろんだが前作のカラスの親指を読んでから、この作品を楽しんで欲しい。前作のペテンが壮大すぎてハードルが上がりきっていて大丈夫なのか?と心配になりながら読み進めていった。 読んでみて、、、正直ペテン具合で言うと振れ幅というか驚き具合は前作と比べて小さかった。それぞれの登場人物の背景や描写なども、前作で出し切っている分、物足りなさがあったことも確か。 ただ、最後の最後でわずかに見せた希望の展開は好きだったな。ずっとキョウという表記だったのに最後だけ漢字に変えて、読者が望む未来を暗に想像させたのかなと深読みしてみたり。 綺麗なハッピーエンドではないけれど、それでもどこか温かい気持ちにさせてくれるのは前作と同様だった。ただ、前作が偉大すぎた。カラスの親指読んで好きだったら読んで損はない。ただ、ハマらなければこちらもハマらないので、まずはカラスから読むことを推奨。

    10
    投稿日: 2024.10.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    道尾秀介さん著「カエルの小指」 「カラスの親指」の続編にあたる作品。 物語は前作から十数年経過している。 タケの相棒であり前作の大どんでん返しの首謀者、全てを騙していたテツは死んでしまっている。 キョウという中学生の女の子と出会い、彼女の母親との過去、今現在彼女のおかれている環境や境遇に同情心から手を貸し、騙し騙されのコンゲームに発展。 前作「カラスの親指」ではミステリーの方に重きを置いて読み進めてしまっていたので、今回は深く考えず純粋に物語を追いながら読み進める事に集中した。 今回は前作程の大どんでん返しと迄はいかなかったが、キョウの母親にたいしてのミスリードが今作品の最終的なオチだろうか。 あり得るあり得ないはともかく、前作のオチが強烈だっただけに今回はあまり意外性を感じられなかった。 このシリーズは伊坂幸太郎さんの「陽気なギャング」シリーズと似ていて登場人物達のキャラクター設定が素晴らしい。 前作からのタケ、まひろ、やひろ、貫太郎の役割り分担もできており、そこに今回はテツの孫にあたる新たな小学生のテツが加わる。 このテツがまた優秀で彼は正に「カラスの小指」だろうと感じた。 第三弾がもしあるのならば彼が主軸だろうと思うし、そのカラスの血筋の行く末をみてみたい。 一方、今回のタイトルにもなっている「カエルの小指」ことキョウ。 このタイトル「カエルの子は蛙」という事を表しているのだろうか? 母親もタケと出会って生きる決断をし、キョウもまた同じ生きる糧がほしくてタケに接近する。「カエルの子は蛙」本来の持つ意味合いとは違うが2代に渡ってタケにお世話になり、その事を「カエル」と比喩し、見立てているのだろうか? 前作同様ドタバタ劇に近い物語展開なのだが、その中にしっかりとしたヒューマンドラマも導入されており最期も秀逸。 機会があれば映像の方も観てみたい。 そして第三弾にも期待している。

    131
    投稿日: 2024.10.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    『N』が気になりつつ、こちらを先に。『カラスの親指』の続編。ただ、前作をかなり前に読んだために結構重要なことを覚えておらず、筆者の意図するほどに楽しめなかったような気がする。忘れたころに今度は2作続けて読むべし。 伏線回収の妙と畳みかけるような二転三転は健在だけれど、カラスの方が面白かった印象。だけど面々のその後の姿を見るだけでも読む価値があった。 タイトルにもなっている、”a murder of crows / カラスの群れ”は、この年になって初めて知る!ほかに、pride of lion、tower of giraffesとか素敵すぎる。他に、school of fish(めだかの学校!)、herd of elephants / cows、pack of wolves / dogs、pod of whales / dolphins、flock of birds / sheep(なぜか)…楽しくってつい調べてしまった。

    4
    投稿日: 2024.09.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    前作に引き続き全ての登場人物が魅力的で躍動感があり、好きにならざるを得ない。疾走感のある優しさの溢れるミステリー。

    3
    投稿日: 2024.08.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    前作が面白かったので読んでみました。 今作も面白かった!登場人物のその後をまた読めるのが嬉しいし、やひろと貫太郎の子どものテツも加わって、皆の絆がしっかりと結ばれているのも嬉しかった。 今回もキョウという女の子の登場でタケさんを中心に最後の詐欺を決行することに! おもいやりのある詐欺集団で今回もハラハラ、ワクワクする展開でした。そしてどんでん返しの連続でラストは一気に読んじゃいます!! まひろとナガミネは結局どうなったのか、、、気になる。

    1
    投稿日: 2024.08.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    「カラスの親指」の続編。 カラスを読んでないと、まひろ、やひろ、貫太郎の人物像や武沢との関係性がつかめないのでは?と思った。 時々出てくる「あの男」のことも。。。 あれから月日が流れ、やひろと貫太郎は親になってた。息子の鉄平は小六。テツと呼ばれている。テツだって! へええええ あのテツさんみたいに頭の回転が早く機転の利く子だ。タケさんは実演販売の仕事をしてる。みんな「まっとうな」生活をしてる。 猫のトサカも今はチョンマゲという名前になってて元気に過ごしている。 トサカとチョンマゲは同一人物、、、 いや同一猫なのだが、そのことはタケさんしか知らない。 タケさんの仕事場にキョウという中学生が現れる。母親がナガミネという男の詐欺にあい大金を奪われ、ショッピングセンターの3階フードコートのテラス席から飛び降りたという。 その母親が15年前に自殺しようとしてたのを止めたのがタケさんだった。 タケさんたちは、キョウのために、 ナガミネを見つけ出し、まひろに詐欺をしかけてくるように仕向け、テレビの詐欺被害撲滅番組を通して全国に晒そうと考えた。 またまた騙された。 タケさんは、見知らぬ男たちにボコボコにされてるし、アパートに盗聴器があったし、 本物のヤバい人達を相手にしてると思った。 まひろがナガミネを好きになっちゃったと思った。自分の本当の部屋に連れてきてるようで、これはマズいと思った。 探偵の津賀和は本物だった。でも、まひろの前に現れたナガミネは、前回の作戦で活躍した役者だった。まひろは、ニセのナガミネだと知ってるから好きになっても問題はなかったんだ。 本物のナガミネからは、キョウの母から奪ったお金を取り戻す(盗み出す)ことに成功する。 テレビの収録当日、キョウはナガミネ(ニセのほう)をテラス席から突き落とそうとする。 大人4人でここまで大芝居を打つってのは、キョウのためにしては大きすぎる。 タケさんの子供じゃないかってのが、1番納得だったけど、そうじゃなかったし。 これは続編ありそう。 まひろの恋のその後がまだ解決してないもんね。それに小学生のテツがどんなオトナになるのかも楽しみだし。 面白かった。

    1
    投稿日: 2024.08.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    カラスの親指から数十年後、中学生から母が詐欺師にあったので仕返しをしたいと武沢タケオに言われる。 騙し合いの中で誰が真実を語っているのか!?

    2
    投稿日: 2024.07.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    気づけばたくさんの伏線で、案の定いくつかの伏線に引っ掛かり。やっぱり楽しんで読めました。 テツが良い味。竹藪のくだりも好き。続編読みたいなぁ

    3
    投稿日: 2024.07.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    また派手にペテンを仕掛けられたいという気持ちと、これを読むともう会えなくなってしまうという気持ちの狭間で揺れて、ついに読んだ。 前作のメンバーも多く登場し、さらに新メンバーも加わっていて、前作同様登場人物の会話が楽しい。 しかも楽しいだけではなく物語の大事な伏線になっていたり、重要なことを言っていたりするので見逃せない。 たくさんの驚きが散りばめられながら、最終的に大きなものが待っているので最後まで何が起きるのか油断ができず面白かった。 解説にもあったようにまた会いたくなってしまって続編を書いてしまう気持ちがとても良くわかるシリーズだと思った。 もうすでにペテンを仕掛けてくれるのを楽しみに待ってしまっている。

    4
    投稿日: 2024.06.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    キョウちゃんの意地を張った生き方が痛々しかったけれど、何度も起こるどんでん返しがよく出来ていて、結末も良かった。 惜しむらくは前作の記憶が曖昧なこと。映画を見て復習しよう。

    3
    投稿日: 2024.06.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ようやく読み終えたが前作同様面白かった! キャラクターもそうだが展開の想像を超えて何が何だか理解できなくこんがらってしまうほど 最後の方はじっくり読んで噛み締め理解しながら読めるのが道尾作品の素晴らしい所だと思う。完全にハマってしまいました!

    2
    投稿日: 2024.06.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    オーディブルにて。 前作の登場人物達が時を経て、子供も連れて再集合ってのは良かった。 ミステリーとしても前作同様2段階のどんでん返しがあってとても面白かった。 中盤も展開がどんどん続くから飽きずに進められる。 キョウの(母親が生きているということに対して) 「だってお母さんがあのフードコートで飛び降りてから初めてでしたから、現実の方がマシだなんて。」ってセリフに少し救われた。

    1
    投稿日: 2024.06.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    カラスの親指が好きで買いました。感想はですね 京よりもまひろ やひろ貫太郎が見たかった。テツのことを話すか話さないかの葛藤ももっと見せてほしかっしまひろと役者のその後もどうなるかも知りたかった。

    1
    投稿日: 2024.06.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    『カラスの親指』の続編……でも前作から10年近く経った設定でしたが面白かった……そして数えきれない程騙されました!こんなにどんでん返しが散りばめられている作品は初めてでした……一気に読み切りました!

    4
    投稿日: 2024.05.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「カラスの親指」の続編! しかし、それを読んだのは9年前! すみません。登場人物はすべて忘れていました。 これ、前作から続けて読まないといけません。 ちょっと失敗! 本作では、詐欺師から足を洗って実演販売で生きていた武沢のもとに、転がり込んできた中学生のキョウ。 キョウの母親も詐欺被害にあい、建物の3階から身投げ。父親もいないキョウから「お願い事」されたタケは昔の仲間たちと再び大きな詐欺を仕掛けます。 詐欺には詐欺を.. ハラハラドキドキの展開です。 そして、いよいよ最後の最後で、明かされる事件の真相。 そう来たか! ってものの見事に騙されていて、すっきりです。 途中、そんなことできないだろうとか、いろいろ無理な設定ありますが、そこはエンターテイメントとして楽しめました。 ということで、前作から続けて読むことを「強く」お勧めします(笑)

    102
    投稿日: 2024.05.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    前作が面白かったので、人間関係図が頭に残っているうちに読もうと思っていました。 どんでん返しに次ぐどんでん返し。仕掛けにはほとんど気付くことが出来ませんでした‥。この点は凄かった。 ただキョウさんとの関係性に焦点があたった分、元メンバーの描写が中途半端だったかな。ただ出てきただけみたいな‥はいいすぎか。 イマイチ躍動感を感じないまま、万事ハッピーエンドになってしまった感じで、読後感がチョイ薄でした。

    18
    投稿日: 2024.04.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    『カラスの親指』の続編。 またまた騙し騙されの世界観に頭の中がグルグル掻き回されました。詐欺というと黒い・暗いイメージですが、これはテンポがよくてなぜか温かい空気感。このシリーズは万人にオススメしたい!

    4
    投稿日: 2024.03.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    また面白い作家さんを見つけてしまった。 他の作品も読みたくなった。 カラスの親指に続き、気持ちよく騙された。 騙されてるのに気持ち良いと言うのも変だけど、登場人物の誰も傷付かず、でも騙してやった感もちゃんとあり、みんな騙されてるのに最後まで気付かない。 幸せな詐欺もあるもんだな。

    3
    投稿日: 2024.02.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    前作と比べてしまうと躍動感のようなものが少し足りない気がした。ただ基本的にタケさんは凄く良い人、元詐欺師だけれど。

    10
    投稿日: 2024.02.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    詐欺とマジック。 詐欺は相手が騙されたことを気づいたらダメだが、マジックは騙されたことに気づいていないとダメ。 終盤のどんでん返しには驚かされた。 最後はハッピーエンドで終わるが、若干の物足りなさがあったので⭐️4とした。

    3
    投稿日: 2024.02.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     カラスの親指の続編。年を重ねたお馴染みの登場人物達に新しいメンバーが加わり、親しみ深い設定が楽しかった。  最後の最後まで騙され続け、物語に飽きることが全くない。著者の才能に圧倒された。  最初のページが、なくてはならないものだと思う。感慨深い。  新メンバーのテツ君が可愛いかった。  2冊続けて読むと楽しさが倍増する気がした。

    15
    投稿日: 2024.01.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    今回もテンポよく騙されました! 前作ほどのひっくり返る驚きはなかったけど、二転三転する誰が誰を欺き、どう繋がっているのか考えるだけで楽しい。 懐かしい仲間が活躍する嬉しさと、タケさんのド派手で愛のある優しいペテンに何とも心地よい読了後です。 『カラスの親指』をまた読み返したくなりました。

    13
    投稿日: 2024.01.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    欺し欺され。誰が欺して、誰が欺されいるのか、よく解らない状況になるぐらいのペテンの仕掛けあいでした。 一つのペテンの上をいくペテン。そのペテンの更に上をいくペテン。そんな感じのどんでん返しにつぐどんでん返しが楽しかった。 タケさんが勇んでペテンを仕掛けると意気込んでいたけど、キョウちゃんの方が上手だったような気がします。まだ中学2年生なのに。 それとテツくんが有能過ぎでビビる。まだ小学生・・・。 キョウちゃん、テツくんの設定はちょっとやり過ぎ感がありましたが、とくにテツくんはナイスキャラだったと思います。 タケさんは、やっぱり詐欺師としてはちょっと鈍くさいけど温かみのある人でした。だからみんなが協力をしてくれたんだなぁ、と納得でした。 こういう犯罪系?の小説にはめずらしく、ほっこり温かいエンディングでした。 面白かったです。 が、前作の「カラスの親指」の続編ということですが、前作のことをあまり憶えてなくて・・・。未読の人は「カラスの親指」を読んでからこちらの「カエルの小指」を読んだ方がより楽しめると思います。

    11
    投稿日: 2024.01.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    前作ほどの驚きはなかったけど、今回も騙され続けた! そしてやっぱおもしろい! 何年か後にまた読み返したいな。

    1
    投稿日: 2023.12.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    「久々に、派手なペテン仕掛けるぞ」 今回も、武沢が仲間とともに騙すが、前作同様騙されもする。キョウの思いの強さ行動力、ドキドキしながら読む。貫太郎、やひろの息子、テツの行動力も。

    2
    投稿日: 2023.12.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    カラス、向日葵に続く3読目だが、道尾さんの作品は独特な雰囲気がある。どこまで武沢が騙して、どこから武沢も騙されて、そしてどんな結末が待っているのか。回収しきれなかった伏線もいくつかあり、特にキョウが偽の父親として見せた男の詐欺師を思わせる独特な目は必要だったのか謎。未知子さんがいつかなぞなぞに答えられる日がきてほしい。

    1
    投稿日: 2023.12.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    前作同様楽しめた。どんでん返しのインパクトは前作よりは少なかったけど、その分テンポは今作のが良く、サクサク読めた。 案の定ミスリードに騙され、二転三転する状況にコロコロ転がされてしまった。 相変わらず魅力溢れるキャラクターたち。主人公は詐欺してるおじさんなのに、何でこんなに愛着が沸くのか?w 今回新たに加わったテツはおじいちゃん譲りの大活躍で、じんわり胸が熱くなった。テツは自分のルーツを不思議がっていたけど、今回の件でうっすら勘付いたんじゃないかなぁ… テツさんが結んだ縁がここにきてまひろもすくってるのも良かった。 やっぱり道尾さんのこのシリーズ好きだなぁ。もっとタケさんたちの活躍が見たい。カラスは悪いことだけどw

    1
    投稿日: 2023.11.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    カラスの親指の続編。詐欺師から足を洗った武沢達がもう一度だけ大きなペテンを仕掛ける。 徐々に真実が明らかになっていき、伏線の回収が見事だった。前作に引き続いて失ったものを取り戻す物語であり、読了感もとても良かった。

    3
    投稿日: 2023.11.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    『カラスの親指』の続編となる『カエルの小指』 引き継ぎの主要人物である武沢竹夫、まひろとやひろ、貫太郎に加え、キョウという中2女子が新たな物語の主人公となる。 前作との繋がりを色濃く残した作品となっている為、未読の方は是非『カラスの親指』から読まれることをオススメしたい。 さて、詐欺師から足を洗い実演販売の仕事で生計を立てる道を選んだ武沢竹夫。彼の前に突然現れたキョウ。あまりに不遇で、厳しい現実を生きなければならない彼女のために、武沢はかつての仲間を集結し大仕掛けな計画を立てるのだが・・・ 前作のような疾走感や臨場感については物足りなさを感じだが、仲間との絆が深まっていて心温まる作品だった。詐欺のお話なんだけど、どうにも武沢率いるメンバーに肩入れして読んでしまう。時々危なっかしくて、だけどいつも仲間思いで、妙に律儀で情が深かったりして・・・ 真っ当な道で生きて行く為に、みなで力を合わせて行く様子が痛々しくてエールを送らずにはいられなかった。 今回も前作同様に複数のトラップが仕掛けられていたが、比較的気付きやすい内容になっていた。終盤のどんでん返しのどんでん返しまで、迷子にならない様に気を付けて読み進めると、より納得感が得られやすい。意図的に読み手が違和感を感じる様に工夫されているのだろう。これは上手な描き方だなぁと思った。 一方、小6のテツと中2のキョウの天才ぶりは、キャラや設定年齢とのギャップが大き過ぎてやや入り込めない感じがあった。その遺伝子はどこから?天性なのか?笑 また、ナガミネマサト本人に対する詐欺がスムーズに進行し過ぎて拍子抜けしてしまった。詐欺グループの代表相手ならば、この場面はもう一悶着あって欲しかった。 それと密かに語られていた、まひろの恋心の行方が気になるところだが、物語の軸からブレる為かここは深追いされなかった。更にラストの纏まり方も、キレイ過ぎて違和感があったが、このシリーズの特徴でもあるので道尾俊介さんの意図する所なのだろう。 『カラスの親指』超えはなかったものの、読後は穏やかな爽快感を感じられる作品だった。

    22
    投稿日: 2023.11.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    おもしろいです。とくに小説に出てくる小中学生が凄かったです。テツさんスゴすぎ。逆にタケさんの詐欺下手にドキドキします。  前作では女性が不幸になったので、今回はよい方向に進むことを祈ります。

    20
    投稿日: 2023.11.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「カラスの親指」の続編。 途中までは、武沢たちにも欺され、そう言うことなのか、と思っていたら、キョウにも欺されていた!そして、最後にも意外なことが隠されていて。。 帯に書かれていた【最高のラスト】とはこういうことだったのか。最高と言って良いのか、、でも武沢のように『全力で信じ』てみても良いのかもしれないな。

    1
    投稿日: 2023.10.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    Audible読了 前作のファンならば喜べる、いつメンな作品。 詐欺師の話なだけに仕掛けが満載。いくぶん創作的すぎるのでは、という声はあるが、それ込みでも楽しむことができた。 ただ、次作というよりはスピンオフ的な規模感。やっぱり悟天ではなくて悟空がいて欲しかったな、というワガママな読後感でもあった。

    10
    投稿日: 2023.09.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ある中学生の悲しい悔しい思いを救ってあげるために、大ペテンを働いたあのメンバーが再集結!騙し、騙され、騙し、騙され、結局は誰が誰に騙されてるの?展開がコロコロ変わって気をつけないと分からんなってく 相変わらずこのシリーズは最後は何やってたんだろ?ってキレイないい話になるのが違和感あるが、まあまあ面白かった。 よくよく考え振り返ると泥棒に入って900万以上盗んだ詐欺というより泥棒。 何よりも叶とテツの中学生の頭脳とスキルが桁違い。こんなスーパー中学生はいないいない。缶詰で合鍵作る?

    29
    投稿日: 2023.08.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    前作の登場人物の続きが見れて嬉しかった。 みんな思いやりがあり、賢く強い。さらに続編が欲しくなるキャラばかり。 今回も「久々に派手なペテン仕掛けるぞ」の言葉にまた騙されたが、ほっこりできるラストで後味スッキリでした。

    17
    投稿日: 2023.08.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    カラスの親指を読んだのはいつだったかな 久しぶりのタケ!! ていうか、もう阿部寛!!! すき!!! (映像化は阿部寛さんが演じておられました) さすがの道尾秀介さんです。 大どんでん返しって最後にひっくり返るけど ひっくり返って でも、またさらにひっくり返って…ええええ…!! でも散らかしてない、ちゃんといろいろときっちり回収してる。 やひろちゃんとかまひろちゃんとかお久しぶり! キョウやテツが賢すぎて、ちょっと出来過ぎな感じもしたけど 見事な詐欺を見させられるだけじゃなくて、それぞれの思いとか 感情的な部分とか いろんな大好きな作家さんいるけど 道尾さんの表現方法が一番好きだなって気づいた作品。 そうだ、タケは実は優しい人だった涙 でも、カラス読んだときってもっと興奮した気がする…ので ★4とさせていただきました。 近々、またカラス読も! 阿部ひろ…いや、武沢さん好き♡(笑) 抜粋「人間は、どこから来たのかじゃなくて、どこへ行くのかが大事だ」 素晴らしい言葉です!

    5
    投稿日: 2023.08.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    前作「カラスの親指」は本当に綺麗に気持ちよく騙されて素晴らしい形で終わったので、続編って大丈夫かなと思ってました。。 前半がちょっと大人しめで若干長いな…と思ってしまいました。前作からの人達の活躍をもう少し見たかったなというところですね。 中盤以降はグイグイ引っ張られ、あれやこれやで騙し騙されな展開でした。 でもやっぱり前作からの人達を…未消化な部分もあり、その辺りもっと欲しかったです。期待値高過ぎると…ってやつですね(どこかの小説で見ました。) それでも綺麗に騙されて、すごいなぁと感心するばかりでした。

    7
    投稿日: 2023.07.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    『カラスの親指』の世界に再び触れられて最高だった。ペテンにペテンが重なり何が真実なのかと楽しく振り回され、登場人物たちと一緒に大ペテンを仕掛けてるようなスリルを味わえた。ラストでは思わぬ勘違いに気づき鳥肌が立った後、優しい気持ちで読了した。

    11
    投稿日: 2023.07.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    同著者の「カラスの親指」の続編です。 前作「カラスの親指」ではホントに騙されどんでん返しをくらって愉快になりました。 今回は騙されないぞ、気づいてやるぞの意気込みで注意しつつ読み進めたものの、やはり結果は騙されて、悔し嬉しで結局、今回もとても面白かった。

    17
    投稿日: 2023.07.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    カラスの親指の続編。いやー、よかった。 まずシンプルに以前の登場キャラにまた会えて嬉しい!そして心の温かくなるどんでん返し。 今回はちゃんとした敵がいたけど、敵に重点を置く表現はなくて、あくまでも武沢たちが中心の物語。 もうちょっとバチバチ戦う感じでも面白いのかなと思ったけど、これくらいがほっこり読めていいかもとも思いました。

    8
    投稿日: 2023.07.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    タケさんはじめ、カラスの親指のメンバーが帰ってきた! ニューフェイスの子供達がとっても優秀。あまりに不憫な人生を歩むキョウを軸に、今回もキレイに騙し騙され楽しめました

    8
    投稿日: 2023.07.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    まず、カラスの親指の登場人物が皆個性的で大好きだったのでまたその続きを読めることが素直に嬉しかった。 個人的には佳境のまさかの展開は前作よりも驚かされ、そのエピソードの数も多かったように感じる。 今回感情移入した登場人物はキョウで、少女の強い決意の裏にある健気で痛々しいまでの心情や行動に胸を打たれた。 中でもキョウが1人で泣いているシーンは印象深かった。 最後は前作同様、救われる内容で温かい気持ちで読み終えることができた。 叶うならさらなる続編が見たい、またこの登場人物達に会いたい、という気持ちもあるが、やはりそれよりも、この素晴らしいラストで締めくくるのがベストだと感じられる良い作品だったと思う。

    6
    投稿日: 2023.06.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「カラスの親指」の続編! 作者が、「登場人物たちにまた会いたくなったから」が続編作る動機だけあって、ええ感じに仕上がってます! 今は、実演販売士として生きてるタケさん。確かに、前職が生きるかも? 人を騙す!いやいや、商品の魅力を分かって貰う職業やな(^◇^;) そこに、過去に母親を助けた縁のある娘が転がり込んで… この辺は、前を彷彿させてええ感じ。 話を聞いて、更に自身も被害を受け、怒りに震え、大きな仕掛けを! 前作で、活躍した人らも、今も仲良しで、協力! しかし、テツくん、小学生で、そのITを駆使する力量凄い! もう、何をするにしても、その辺の知識は必要やねんな。 相変わらず、どんでん返しは、あるんやけど、ちょっと若い子、凄過ぎんのとちゃうの? あの〜でも〜いくら、優秀な頭脳でも、そちら方面で生かさんように、大人たちは教えて欲しいです… でも、教えてくれるかな…微妙な気が… これが、ハッピーなんか分からんけど、後ろ向いてないから、ええか! 世界征服とか、政権倒すとか、そういう大きな感じでないのが、身近に感じでええわ! まっ!こんな大仕掛けも身近にないけどね!

    87
    投稿日: 2023.06.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     前作「カラスの親指」は記憶の遥か彼方に飛んでいってしまい、思い出す事が難しかったが、作品中に出てくる「思い出」を通し、少しずつだがあらすじを呼び起こす事ができた。前作発売からの時間もだいぶ経っているが、続けて読めばきっと道尾秀介の作品の中でもドラマとしての成り立ち、構成がずば抜けていると感じるシリーズだと思った。  前作のペテンは余りにも壮大であったため、面白くはあったが腑に落ちない点もあった。しかし今作では前作のトリックがあったからこそ成り立つ部分があり、それがあるからこそ前作を再び読みたい、評価し直したいとおもえる、衝撃的なストーリー構成だ。  竹夫や他の登場人物達も際立っており懐かしく感じたが、テツに至っては新キャラなのに有能すぎて(笑)  物語自体、詐欺にあった母親の仇打ちの様な流れで、このまま進んでも面白そうだが、ドンデン返しを幾つか仕込んでおり、しかも設置や回収が上手い為、騙されたというよりも、賛辞を送りたくなる様な(面白い手品を見ている様な)印象だ。  最近、別作品にて、どんでん返しをしすぎて中身がぶちまけられとっ散らかってしまった作品を読んだが(これはこれで面白いが(笑))筆者の、作品のバランスを崩さない絶妙な着地点を用意する能力は本当に凄い。普通なんて事は絶対に有り得ないし、色々な奇想を凝らしてのものなので、離れられなくなってします。  タイトルにもなっている、カエルとおたまじゃくしの逸話がこの作品の本質であり、見事だと思う。

    6
    投稿日: 2023.06.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    作者が「またこの登場人物に会いたくなった」と言って書いた小説だから、前作を気に入った私は愛を十分に感じて楽しめた 期待を裏切らない欺き連発。 ヨビノリたくみ 好きなので引きづられてる感は否めないが、色んな人に勧められる小説かと

    41
    投稿日: 2023.06.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    「カラスの親指」を読んだ後に読んで欲しい作品。 読んでなくてもどうにかなるけど テツの才能がどこからきたのか。 大事な時に行くのは誰のお墓なのか。 知っているとすんなり読める。 キョウが抱える問題をみんなで解決するべく動く話。 ちょっとしか知らない女性の子どものために 果たしてここまで出来るのか。 タケさんの頼みだからといって ここまで動けるのか。 その辺はちょっと無理矢理な設定だけど 信頼関係が計り知れないほどあるのかな。 今回も騙され、騙されって感じだった。 物騒で暗くて重い過去の持ち主ばかりだけど 最後がハッピーというか前向きに終わるのがいい。 人はどこから来たのかではなく、どこへ行くのかが大事。

    5
    投稿日: 2023.05.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「カラスの親指」の続編 人情味やコミカルさは前編と同様でおもしろかったです。今回は大カラスがいない分、前編とのリンクを楽しむようにできています。 なので、「カラスの親指」を読後に読まれた方がよいかと思います。

    7
    投稿日: 2023.05.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    カラスの親指の続編。 前作を読み終わってすぐにこちらも読了。前回同様あっという間に読み終わった。 今回も「復讐」の為の騙し合いがテーマ。新しい登場人物テツくん、キョウちゃんなど子供たちの活躍が凄かった。いや、年齢の割に凄すぎた。 登場人物の抱える問題はどれも重いのに、読後がどんよりしないのがとてもいい。全てが繋がったときにホッとする自分がいる。 前作の内容が所々に散りばめられているので、前作を読んでから(または復習してから)読むことをおすすめしたい。 「人間は1人じゃない。」 「人はどこから来たかより、どこへ行くのかが大事。」

    17
    投稿日: 2023.05.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    道尾さん2作目は、前編カラスの続編みたいで面白かった。今回真っ当な道を生きるタケザワが仕事中にであった青年?とは。そんなことを放っておけない彼の誠実ぶりに今回も楽しませてもらいました。

    3
    投稿日: 2023.05.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    カラスの親指の続編 前作から10年余り後の話となっており、それぞれの魅力は損なわずに歩みを感じさせるキャラクター描写が素晴らしく、読んでいて嬉しい気持ちになる 内容もこの作品らしい二転三転具合を見せるものの、少々ベクトルが多くとっ散らかった感もある

    2
    投稿日: 2023.05.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    やっぱりこの作品はキャラが生き生きとしている。すぐにでも映像化できそう。だから、普段小説を読まない映像派の人にもいいと思う。 話自体は前回の「カラスの親指」から10年後。キャラの変容も楽しいし、あの時できた子どもが大きくなっているのも微笑ましい。主人公の元・詐欺師の人間臭さに胸が熱くなる。

    6
    投稿日: 2023.04.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    前作を読んでいたつもりでしたが、読んでいる途中で映画で観ていた事に気付き、失敗したなーと思いながら読了。 ただ前作を読んでいなくてもしっかり楽しめる一冊でした。 二転三転と展開する終盤は、残っていた違和感をきっちり回収し、読後の良い物語でした。 前作のカラスの親指も購入したので、早速そちらも読もうと思います。

    16
    投稿日: 2023.04.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    カラスの親指が面白かったので続けて読みました。こちらもとてもいいお話でした。 テツくんの活躍が素晴らしいです。おじいちゃんの遺伝かな?

    3
    投稿日: 2023.04.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    タケさん、まひろ、やひろ、貫太郎にまた会えたことが嬉しかったのに加えて、本作からのキャラのテツとキョウもすごく魅力的なキャラクターだった。 物語の展開も、前回よりハラハラ感は減ったかもしれないが、どこか納得のいかないモヤモヤ感が、事実が明らかになっていくごとに徐々に晴らされていく感覚が気持ちよかった。 最後の最後まで種明かしが詰まっていて最高だった。 ヨビノリたくみさんの解説も重さがちょうど良くて共感できて良かった。

    2
    投稿日: 2023.04.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    『カラスの親指』で盛大に騙されたので、今作は注意深く読んだつもりでしたが、やっぱり騙されました。 道尾さん作品、これから全部追います。

    3
    投稿日: 2023.02.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    前作『カラスの親指』の続編。 そして個人的には前作を凌ぐ傑作だと思う。ミステリの手法をフルに用いて今回も見事に「家族」を描き出して見せた。参りました。 続編と書いたが、カラスとカエルのセットで1つの物語と見たほうがいいかも。

    1
    投稿日: 2023.01.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    前作「カラスの親指」の続編。相変わらず強キャラ揃いの登場人物で引き込まれる。ついつい普通に読んでしまうけどそこは詐欺師の話、登場人物も読者も騙し合いで、でも裏切りではないのがこのシリーズの魅力ですね。「カエルの小指」というタイトルの付け方もおしゃれ

    1
    投稿日: 2023.01.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    2023.1.28 Audibleにて完聴 展開や文章は好きだけど、やっぱり結末や内容がカラスの〜同様、あまり好きじゃない。。。 なんかな~結構綿密なストーリーの組み立てだけど、扱ってる題材とか暗すぎる!だからこそ、結末が映えるのかもしれんが、なかなか受け入れにくい題材だよな~ いつも思うけど、若い女の子が、年配の男の家で寝泊まりするのはどうなの?何にもないにしても、なんだかなぁ。まぁ、私は前作からタケさんという人となりを知ってるから、いいけど、知らん人からしたら、完璧不審者よなぁ~ あとは、テツが動画撮ってるけど、タケさんとか出て大丈夫なの?詐欺師してたんだよね~?ちょこちょこなんか、んー?ってなるんだけど、展開重視ってところかなぁ? 以下、ネタバレあり キョウの母親が詐欺られたのを警察に届けない理由ってあった?私、聴き逃したのかなぁ~ キョウがタケさんの子供かも~の下りの時は、聞くの辞めようかと思った。私のタケさん像がガラガラと崩れ落ちて、解釈違い!ってなったから。マヒルと仮ナガミネはどうなったの?これも、聴き逃し?想像に任せます? Audibleだと、ちょっと意識飛ばすと、聞き逃すの難点よなぁ でも、道中とかジム中とか音楽聴くより、断然楽しいんよね

    1
    投稿日: 2023.01.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白かった!!の一言。 終盤、何度も何度も騙されて、もう何が何だか! 丁寧に読んでいるつもりでも、ポロポロと伏線を取りこぼしてるんだよなぁ。 前作のカラスを読み終わって、暫く経ってから今作を読んだので忘れてる部分もちらほらあるのが悔しい。 前作に引き続き、貫太郎が出てくる度に場を絶妙に和ませてくれて好き。あとテツが良いキャラしていてお気に入りだった。 登場人物たちの掛け合いも面白くて、すっかり夢中で読んだ。楽しい読書時間を過ごさせてくれた一冊。 最後が光の見える終わり方で良かった。 どうか2人の願いが叶いますように。

    2
    投稿日: 2023.01.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    何回驚かされたか、仕掛けの巧妙さは前作以上ではないか。でも根本にはやはりヒューマンドラマがあるし、年月は経っていても前作と変わらない映像が頭に浮かぶ、良いキャラたち。

    10
    投稿日: 2023.01.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    カラスの親指の続編。 またしても何度もひっくり返された。 良い意味で。 ラストに微かな希望を見せてくれたことに感謝。 どうか叶いますように。。

    16
    投稿日: 2023.01.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    カラスの親指の2作目。 あのメンツが、ある少女との出会いをきっかけに、 再び大ペテンを打つことに。 やはり、騙される。 二回も三回もひっくり返る真相に、 最後の最後まで真相は分からず。 果たして本当のカラスは誰か。 前回の仕掛けが今回も使われてて、 シリーズとしての完成度は高い。 ただ、1作目のほうが、驚きと読後の呆然とした感じは強かったような…

    2
    投稿日: 2022.12.25