
総合評価
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powered by ブクログ本書の示すところとは全然違うけど、女性は生理のせいで一月の間に性格が変わったりするし、それは一生でティースプーン1杯程度のホルモンの増減によるものなので、「本当の自分」が唯一の揺るぎないものという神話めいた考えは男性ほどないのでは? なんて思いました。
1投稿日: 2025.12.16
powered by ブクログ分人という概念がとにかく面白かった。 前半は、納得しながら読んだがだから何という感想で読んでいたが中盤以降応用発展して、自分の人生での矛盾点がスッキリした感覚もあった。見事に言葉にされていて素晴らしかった。
6投稿日: 2025.12.10
powered by ブクログ「分人」という考え方めちゃくちゃしっくり来た。初対面ならなんとなくその場のノリで緊張せずに喋れるのに世代が変わるレベルで久しぶりに会う人とはどう喋ったら良いか分からなくなるあの感覚は、自分の中のどの分人を使えば良いのか分からなくなってたからか!と自分なりに解釈し納得させられました。 幼少期に環境に恵まれなかったり周囲の人と関係が上手くいかなかったりして自分の好きな分人が少ないまま大人になって自分の事を好きになれる可能性が狭まった結果、人間関係に消極的になったり引きこもってしまったり自傷行為に走ってしまったりすると考えると、、可愛い子には旅をさせよ、とは間違いない方針だなと改めて思った。 MBTIなんかよりこの考え方が広まってほしい。
1投稿日: 2025.12.08
powered by ブクログここのところ、バナナの柿内尚文さんなど、教科書のように読みやすい自己啓発本ばかり立て続けに読んでいたために、最初の入が「うっ…理屈っぽい文面ひさびさ…」と少し臆したがw、読み進めるうちにあれよあれよと引き込まれてあっという間に完読した。 いやーーーこれだわこれ。 これなんだわよ、って感じ。 元々自分自身がとんでもなく八方美人な上に気分の波があり(一応ほぼバレていない)、鬱期のどす黒い部分は全て夫と息子に請け負ってもらえているものの、私って多重人格なのかな…くらいに長年悩んでいたので、この本でようやく自分というキャラクターに対しての辻褄が合ったなぁと思えた。 とんでもなく面白かった。 対人関係が上手いと自負している方こそ読むべき。 平野啓一郎の本はしっかり読んだのはこれが初だし、残念ながら私は彼の信じている宗教についてはアンチなので他は興味が湧かないが(ところどころで自分の本を惜しみなく引用されてるのはややウザかったwww)、この本はものすごく勧めたい。 Instagramの投稿、めんどくせーなー、と思ってたけど、この本読んだら、どんな私も私だから、離れる人は離れりゃいいやね。と思えた。
0投稿日: 2025.12.07
powered by ブクログなんじゃこれはーーーー!!! SUKI!!! 小説家平野啓一郎さんの「分人主義」について書かれた新書。 個人とは英語でindivisual。 つまり「分けられない」って意味。 でも平野さんは個人は人格を表す最小単位ではなくて、 「divisual」つまり「分けられる人」である「分人」が最小単位だと考えた。 分人とは、 対人、対グループによって変わるその人の人格。 確かに、あなたも会社での自分、家族といるときの自分、友達といる時の自分とでは性格が違う気がしない? もっと言えば、大学自体の友達と高校時代の友達とでも違うし、大親友の前でも違う。 だから、たった一つの「本当の自分」なんて存在しない。 対人関係ごとに複数の顔を持つのが人間で、 それをまとめて「本当の自分」と呼ぶ。 人は、中々自分の全部が好きとは言えないけど、 誰かといるときの自分が好きなことはある。 要するにそれが愛。 だから愛は自分を愛することでもある。 え。最高。
0投稿日: 2025.12.07
powered by ブクログ分人という単語一つで、現代人が抱える悩みや疑問がここまで解決できることに驚いた。読み終えた後には、心が楽になった。 自分と他者を半分にした分人がいてくれると理解したことで、昔から言われている「一緒にいると悲しみは半分になり、喜びは2倍になる」といったような言葉は本当なんだなと思った。他にも、私が好きな人にはその人のことを嫌いな人との分人がいたり、私が嫌いな人にはその人のことを好きな人との分人もいたりするのだなと考えると、好きな人のことはもっと大事にしてあげなきゃいけないと思うし、嫌いな人に対しては、少しは容赦してやるか〜と穏やかな気持ちになる。なんだかすごく良い人間になれそうな気がする。もっといろんな人が読んだら良い。
0投稿日: 2025.12.01
powered by ブクログ良かった〜!!これから何度も読み返すと思う。 どの自分が本当の自分なんだろう?と悩んでハゲそうだった思春期の頃に読みたかった本。
1投稿日: 2025.12.01
powered by ブクログたとえば、会社で仕事をしているときと、家族と一緒にいるとき、私たちは同じ自分だろうか? 本書では、それぞれの自分を『分人』と定義して解説している。 学校や仕事、家庭で辛い思いをしている人に読んでほしいし、自分ももし辛いと感じたときは読み直したい。 絶対にそれがその人の全てにはなり得ないし、その理解は人生を楽にしてくれるはず。 以下印象に残ったこと ・『分人』の構成比率がその人の個性となる。 もし生きづらいと思えば、金融資産のようにそのポートフォリオを調整していけばいいし、いろんな分人に分散させることはリスクヘッジにもなると思った。 ・自分が好きな分人を大切にすれば、自己肯定感や幸福感が高まる。 分人は必ずしも対人間でなくてもよくて、例えば仕事、社会貢献、本や映画、趣味に没頭することでも良い。 一般的に専業主婦がストレスを抱えてしまうのは、家庭での分人しか足場が存在しないから。 分散させ、好きな分人の割合(心の中の充実感)を増やしていけばいい。
1投稿日: 2025.11.29
powered by ブクログいろいろな「分人」は私にはあまりない。 いつでも大体同じ。八方美人。 ただ、その時に所属する組織によって立ち位置は違う。 違和感を感じる場合と、自分を全力発揮できる場合がある。 著者と違って、自分が普通すぎることが私は嫌だった。 特に何も飛び出たところがなく、特別な人が羨ましいと今でも感じる。 みんないろんな悩みや思いがあるんだなと思った。 友人知人の私といる時以外の分人も知りたい! 誰と一緒にいる時の自分が好きか? これを考えることで自己分析に繋がりそう。
1投稿日: 2025.11.28
powered by ブクログ- おもろいなぁ - 自分の中には幾つの、どんな分人があるんだろう - 「愛とは、相手の存在が自分自身を愛させてくれること。そして同時に自分の存在によって、相手が自らを愛せるようになること」。これは尊い考え方・尊い関係性だなぁと思った。大切な人にとって、そういう人間でありたいなぁと思った。 - 1人で部屋で考え事している時の自分もやっぱりいわゆる「本当の自分」ではなくいろんな分人が入れ替わり立ち替わりして思考している、というのは納得した - 一方で、部屋でダラダラTwitter見たり怠惰に過ごしている自分はどうなんだ?と思った。これも誰かに対する分人の影響でダラダラしているのかな?
0投稿日: 2025.11.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2025.11.23時点で今年最もガッカリした作品だ 著者は「個人」という概念の着心地が悪く、「分人」という言葉ならしっくりくると主張している 残念ながらそれ以上のものは掴み取ることが出来なかった 個人すなわち意味を探究するという点において、これは哲学である 哲学とは確かめ可能な世界のことである しかし、本著は問いを立てたはいいものの、全然確かめ可能ではないのだ 誰もが等しく理解可能な言語の使用を放棄している また、問いを立てては投げて、問いを立てては自著の宣伝をし始める始末 大学院の修士論文でさえ、問いを立てて、仮説を検証して、自論を述べよと教わるものだが、学者でなければ、小説家であれば、果たしてそのような基本を度外視してもよいのだろうか 例えば、私の持つ臆病さは生まれ育った家庭環境や社会生活で自分を守るストッパーとして成熟したものであると考えるが、その臆病さが個人のものなのか分人のものなのかといった議論の余地が多分にある 世の中のたくさんの人が何気なく、何の恐怖もなく過ごしている今という時間に自分は明日への不安と恐怖、おそらく杞憂に終わるものたちを抱えながら生きている こんな時は、どんな分人なんだろうと考える 分人は完璧じゃない気がしている 今の自分は、誰とも接してない自分だと思うからだ そうじゃないとしたら、自分は今、誰と向き合ってるのだろう? 誰の顔も浮かばず、孤独を感じる今の自分は何に帰属しているのか? 著者だけでなく編集部にも疑問を抱かざるを得ない作品である はっきり言ってこのようなレベルであれば日記帳でやればよい
0投稿日: 2025.11.24
powered by ブクログ面白かった。個人ではなく分人という新しい人間観! 分人化は二人の相互作用/自分のためだけの人格で接してもらえると嬉しくなるよね みたいな話はふむふむ分かると読んだし 分人化は他者との相互作用であるからこそ、その人の成功も失敗も半分は他者由来 という、not個人主義な思想に帰結したのにおぉ〜!となった 分人思想のサイトも作られててすごいな。 https://dividualism.k-hirano.com/
0投稿日: 2025.11.23
powered by ブクログ「愛とは、その人といるときの自分の分人が好きという状態のことである。」 上みたいな言説には色々なところで出会うけど、分人というものを理解した上だとより納得できるなあ 3年近くずっと同じ数人のメンバーで生活しないといけないNASAの宇宙飛行士や、事故で長期間地中に閉じ込められた工事作業員の話も引き合いに出てきて、 彼らの辛さをより具体的に言語化すると、つまりずっと同じ分人しか持てないこと、という話が面白い 人間が生きていくには適切な栄養や睡眠だけでなく、人との関わりをもたなければ生きて行けないのだと、全盲の障害者が言ってたのを思い出した
0投稿日: 2025.11.23
powered by ブクログ間主観性的な考え方で人間を見る。状況設定ごとに自分を使い分けるゆえ、これ以上分離できないという意味での「個人」はおらず、「分人」と称するとのこと。ただここに「歴史」の影響は組み込まれておらず、人間関係を面で捉えている点がやや物足りなさを刺激する。 分断への対応策として、各分人が生きられる複数のコミュニティへの参加を促している点は興味深い。対立軸の対話的理解といった時間的に浪費となる無駄なものは目指さず、小さな結びつきによる融合を図るというのが現実的であり、私もこれに賛成だ。
0投稿日: 2025.11.22
powered by ブクログ自分がこれまでに感じていた、自分自身と対人関係に関するモヤモヤが綺麗に言語化されていて、とても爽快な気持ちをあじわえた一冊だった。 「本当の私」について考えたことがある人にはどストライクな一冊だと、個人的には思う。
0投稿日: 2025.11.21
powered by ブクログたぶん11/7〜11/20 かなり新鮮な新書。大学受験を思い出した。評論ってこんな感じだったな。新書って、主張がある分、例示に逆説、視点を変えて主張に向かう感じが若干疲れたかも。新書ってエネルギーいるかも。 中身については…、 分人主義っていうのはたしかに言い得て妙で面白かった。たしかに、今まで、本当の自分って何?本当の自分があるってことは偽って無理して欺いている自分がいるのか?と思うところはあったかもしれない。 分人主義はindividual(個人)の対義語divisualとして定義される。個人の中には、相手とのコミュニケーションを円滑にするための分人がコミュニティないしは相手単位で存在し、その構成比率をもって個人が形成されている(分数的な視点)というものである。キャラを使い分けているのではなく、その場に応じたコミュニケーションをとるために生まれる処世術みたいなものと思うのがいいだろう。この分人は相手ありきなので、相手との相互作用で構成されていくし、分人はそれぞれが完全に独立しているわけではないので、違う分人にも違う分人のエッセンスが入ったりして、これが個人たらしめてちくような話だっただろうか? これに対応するのが、顔は一つしかないという話だ。 個人が変わる=分人の構成比率が変わる ことであり、自分を変える=環境を変えるに近しいと言える。 ここ好き ・いくら嫌いな人がいても、それは自分の分人に対して嫌な態度をとっているだけ、それは私との相互作用でしかない。だから、友人と嫌いなやつが関わっていても、こちらが口を出せるのは嫌いなやつの私に対する分人までだし、こちらが友人に語りかけることができるのは、私に対する分人まで(アイツ私にはこんな対応するんだよくらいってこと?)(101) ・どんなに憂鬱でも、消えたくても、消えたいのは私本体ではなく、複数ある分人の一つではないか?(109) ・自分を愛するには、好きな分人が1つでもあればそこを足場にできるのではないか(他者を経由している、つまり自分を愛するには他者が不可欠)(125) ・関係を持続させるための愛とは、その関係とは、相互の献身の応酬ではなく、相手のおかげでそれぞれが自分に感じる特別な居心地の良さでは?(135) ・愛とは、「その人といるときの自分の分人が好き」かどうか。相手の存在が、自分自身を愛させてくれるか。私の存在で、相手が自分を愛せるようになるか。(136〜138) ・個性とは、常に新しい環境、新しい対人関係で変化していくもの(161) こんな感じ。自分を愛するってことは、必ずしもすべてを愛することではないし、相手への愛かどうかを確認するのに、相手といる自分が好きかで考えるのって明確でいいな。 書きすぎたねー
0投稿日: 2025.11.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
分人というのは、著者の造語。 分人の概念は、IFS関連本を読んだほうが端的に理解できるが、彼がネーミングしたそれとは必ずしも一致しない、かもしれない。
0投稿日: 2025.11.16
powered by ブクログ自分はなんであの人と同じように喋れないのだろう?あの人は明るくて楽しくて素敵だなぁとコミュニケーションの比較をして落ち込むことが多くあります。 しかし、「分人」という考え方を知ってから、落ちこまず考えられるようになりました。 もう一度読んでまた深めたいと思います。 専門用語など使わず、わかりやすく書いてくれているので読みやすくて良かった。
0投稿日: 2025.11.13
powered by ブクログNF民に読んでほしいというポストを見て手に取りました。 読む前の期待値が高かったためか、自分の好みではなかったからか思ったほどの感心はなかったです。 著者が小説家ということを知らなかったので(本を読まない人ですみません)、 研究・論文・エビデンス系を期待していたためまずそこで不一致がありました。 また小説家故、自作の紹介が多く、読んでいないとピンとこないのと、無意識なのか意図してかわからないですが、著作を読ませたいプレッシャーを感じてしまい居心地が悪かったです。 前者に関しては、フィクションで書いていた「分人」について新書で出してほしいというリクエストがあって出したということで、私が勝手に勘違いしただけです。 こういった経緯があり、分人についての説明が頭にすんなり入ってこず苦戦しました。 幾人もの人が関わって平易な説明も存在するほど研究が進んでいるわけではなく、 著者が提唱するものだからか、なんかさっきと言ってること違う…?都合良く、著者が思うように整理されてる…?とかなんだかモヤッと理解できないときもありました。 でも、一番収穫だったのは、恋愛についてのところです。 常々疑問だったのが、特定の相手といる時の自分が好きとか、自分のことを好きでいてくれる相手がいて心地よいとか、結局それは自己愛の範疇じゃないか?本当に自分はその人を愛せているのか、と考えていました。 でも分人の考え方では、相互関係?だからこそ良いと解釈できてすっきりしました。 また、いじめられている人、今の場所がなんだか合わない人も、 分人の考え方で切り離してあんまり負担に思わなくても良いというのは、 心救われる人がいるんじゃないかな、と。 こんな風に、分人の考え方で物事を見てみると、収束できることもあるけれど、 全てが全てそうとも言い切れなさそうともなんだか勘で思いました。
1投稿日: 2025.11.13
powered by ブクログ人によってキャラを演じ分けるという行動はだれにでもあるはず。私自身も、恋人と職場の同僚への接し方は明らかに違います。著者はそのような現象を「分人」という「個人」とは異なる単位で説明しており、生きていく上では、自分が複数の分人を抱えていることを肯定すべきだと主張しています。 本書ではあらゆる対人関係をこの「分人」の視点で解説しています。例えばコミュニケーションが苦手だと思っている人について、その原因を「相互の分人化の失敗」だと主張しているのも興味深かったです。 また、思春期の反抗も分人で説明しています。親に対する分人と友達同士の分人とが、混ざってしまうことを避けようとするからだと言います。さらに人を殺してはいけない理由についても、一人を殺すことは、その人の周辺、さらにその周辺へと無限に繫がる「分人同士のリンク」を破壊する行為であると解いています。 また、著者は小説家でもあるので、自身の小説でも分人を描いているそうです。彼の本はよく読むので、登場人物を分人の視点で読んでみたいと思いました。
4投稿日: 2025.11.07
powered by ブクログ頭の中ではぼんやり分かっていたことを、明確に言語化してくれた本。 あえてキャッチーに"分人"としてマーケティング的に使われているような気もするが、分かりやすかった。 あとは言葉選びとかがかなり哲学的で、この人の活字を見るだけでも勉強になる。
0投稿日: 2025.11.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
分人という考え方は今までなく、ペルソナをかぶる、という程度の概念しかなかったので、おおむね面白かった。一気に読んだ。ただ、何日か経つと、この考え方が良いとは思えなくなってきた。そして、本の中で問題点や疑問に思う所もいくつかある。たとえば、コミュニケーションの下手なパーティー場の一人は、コミュニケーション能力が未熟、もしくは経験不足なだけなのかもしれない。平野がその現状での個性を条件なくアウトとしているふしがあった。人格の否定をやんわりと暗示しているように思えた。自分の周囲にコミュニケーション上手(と思える)人が集まりなおしたというだけである。その自分たちから彼に対する助言・私的・補助はなかったのだろうか。つまり会話を合間をみてストップさせる、などということは積極的に行わなかったのか。少し立ち入ってから寄り添う(人間的信頼を作り上げる)ことはしなくて、逃げただけなのではないか。個人同士の深いつながりや自分と異なる人との交流親密さをもつ気概なく、トラブルをひたすら回避する考え方にも思える。もちろん、つながりを断てど、ネットに逃げ込める現代ならではの思想である。それではコミュ力は伸びない。ひきこみりがよりひきこもり度が強い人を引き離す構図である。 また、別の例だが、 ドイツ語ができるようにがんばる→コミュ力まで上げるというのではなく、レベルを落としたクラスに逃げた、とも思えた。なぜなら、レベルを落としたらその中でトップになり(優秀)心に余裕が出た。というのでは、習熟度、学力のみが自分の性格(明るさ)であると暴露しているようなものである。うらを返せば、比較の産物でしかないのだ。分人の概念はわかる。しかし、習熟度の高い相手を前にして、暗くなったということで分人の自分をいっさい否定せず、というのは一見楽ではあるので、自己肯定感が下がることはないのだが、相手を結果として悪としている(表面的にはかかれていないが)面が否めないことと、努力の否定となるので、向上はあまりのぞめないのだろう。たとえば、出川哲郎がいい例であるが、彼はこの本の中にかかれているような語学能力レベル別に分人度をかえない。つまり、レベルで比較していないで、人間力で勝負できているということになる。能力云々というのでは少し弱い人間性であり、その個性を語学力でカバーというのが正攻法なのではないか。と思うのだ。 最高レベルのクラスから最低レベルのクラスに変わったとたん、明るくなるというのでは、学力偏重、コミュ障の遠吠えと思われても仕方がないあ。 この分人という新たな考え方は理にかなっているし、個人個人には多いに有益な考え方で、自殺も減るかもしれない。しかし、グループ通しの対立(陽キャと陰キャの対立)がほどなくしてあらわれるだけで、人類全体の存続や生命があるべき方向性、があるとすれば、それからは外れていく過度な人間の情報化の悪しき産物といわざるを得ない。
1投稿日: 2025.11.04
powered by ブクログ自分の内面を1枚の紙のように捉えていると、裏表の概念に囚われて本当の自分とは?となりがちだが、多面体(分人)と考えることで自分には色々な人の前での様々な人格がある。それは全て自分自身であり、相手との間で作り上げられた人格だから矛盾や裏の顔などではない、、ということな? 相手と一緒にいる時の自分が好きかどうかという指標も納得した。 新しい考え方を知れてよかった。
1投稿日: 2025.10.27
powered by ブクログXでまたバズってて読みなおした。首尾一貫した自分でいたいと思って、他人と関わり影響されることを不必要に恐れてるか、誰にでも通用するコミュニケーションみたいなのが存在するとたかを括ってサボってる自覚あり、反省
2投稿日: 2025.10.26
powered by ブクログ本当の自分など存在しない。基本的に外的要因によって、その場その場で集団や個人に対する自分の「分人」が生まれ、その分人らの構成比率によって「個性」なるものが形作られているだけである。私はたちは誰と相対する時もその人の自分向けの「分人」とし関わることは出来ず、自分もその人向けの「分人」としてしか関わることは出来ない—————— 読み進める度に心のモヤモヤが晴れていくようだった。この分人の比率を上げたい、こうした分人を自分の中に出現させたい、というぐらいの欲であれば苦しくならずに前に進めるような気がした。
1投稿日: 2025.10.25
powered by ブクログ最初、分人ってペルソナを言い換えただけかよお金無駄にした、と思ってたけど最後まで読んでみたら良かった。 愛の定義と文末の言葉が好き。
1投稿日: 2025.10.24
powered by ブクログ本当の自分を追い求めることが求められている現代社会。その中で感じる息苦しさを個人を分解した分人という概念で解きほぐしてゆく。著者が小説を探究して来たこのモチーフを、他の思想家からの引用などはほとんどせずに誰にでもわかりやすいエッセンスとしてまとめた一冊。
2投稿日: 2025.10.23
powered by ブクログ良かったです、タイトル通り「私とは何か」についての解釈を深められる本だなと思いました。 過去と現在、誰といるか、で何となく自分のコミュニケーションが変わることは自覚があった。 あとは、大人になるにつれてあんなに仲良かったあの子とは会わなくなったり。何となく一緒にいることに気疲れしちゃったり。新しく大好きな友達に出会ったり。そんな変化も感じていたこの頃、この本を読んで腑に落ちるところがありました。 「私という人間は、幾つもの人格の上で成り立つもの」というのが本書の内容である。その人格は他者との交流を経て形成される。 個性とはその人格の構成要素で決定するゆえに、誰と関わるか、つまり誰と関わった人格に比重を置くかで個性が変わっていくとのこと。 すごく納得した。 だからこそ、誰と関わるか、どこに身を置くか、が自分という人間を豊かにするヒントになるのだなと思いました。 大人になるにつれて出てくる違和感の正体が言語化されていた気がします。 ●
3投稿日: 2025.10.22
powered by ブクログ・ロボットと人間の最大の違いは、ロボットは–今のところ–分人化できない点である。もし、相手次第で性格まで変わるロボットが登場すれば、私たちはそれを、より人間に近いと感じるだろう。 2012年に発行された本書。時を経て現在、chatGPTの登場で(ロボットではなくAIではあるが)相手に合わせた返答ができるAIが当たり前になりつつある。筆者もある程度予想はしていたかもしれないが、ここまで早く浸透したことには驚きを感じているかもしれない。 特に若い世代のあいだでは、相談相手としてchatGPTが使われている。それは筆者も言うように「私たちは、尊敬する人の中に、自分のためだけの人格を認めると、嬉しくなる」という人間の特性に、chatGPTの機能がぴったりと当てはまっているからかもしれない。 自分が希望する呼び方で呼んでくれて、「前に◯◯って言ってたもんね」と過去の会話も覚えている。さらに耳障りのいい話を優しい口調で話してくれるとなると、これ以上に都合の良い友人はいないだろう。 ・私たちは、一人でいる時には、いつも同じ、守備一貫した自分が考えごとをしていると、これまた思い込んでいる。しかし実のところ、様々な分人を入れ替わり立ち替わり生きながら考えごとをしているはずである。無色透明な、誰の影響も被っていない「本当の自分」という存在を、ここでも捏造してはならない。 これを読んで思い出したことがあった。 私は小学生のとき、「本当の自分」を探して苦しんでいた。家族と過ごすときの陽気で親に甘えがちな自分と、学校で友人と話すときのおとなしい自分。あまりにもキャラが違ったため、親が学校に来たり、友人が家に来たりすると恥ずかしかった。 こんなキャラの違いが周囲にバレたらどうしよう、そして果たしてどちらが「本当の自分」なんだろう、とよく考えていた。 いま思うと大人への成長過程でよく見られる思春期特有の悩みの一つでもあるが、当時は、こんな芯のない自分は変なのではないか?と本気で悩んでいた。 当時、本書と出会っても理解することは難しかったかもしれない。だが家の自分も、学校の自分も、どれも「本当の自分」で、環境や相手によって異なる自分が現れることは当たり前だという筆者の考え方は、当時の私はもちろん、思春期を過ごす多くの子どもたちを救う気がした。 また「分人」という考え方を知って、最近気づいたことがあった。 普段、温厚で愉快な私の夫は、ゲームをすると人格が変わる。「車のハンドルを握ると人格が変わる」と言われる人がいるのと同じで、コントローラーを握ると対戦相手に対する罵詈雑言をよく吐いている(相手には届いていない)。あまりにも頻度が多くて「うるさいよ」と私が言うと、普段の夫に戻って「ごめんネ!」と返してくる。 なぜあれほど人格が変わるのかと奇妙に感じていたが、本書を読んで分人化しているのかと気づいた。対戦ゲームをしているときの分人と、私向けの分人がいて、意識を向けている相手によって分人が切り替わっている。そう考えると少し理解できた。 自己理解や他者理解、人間関係やアイデンティティについて思い悩んできた人にこそ、深く刺さる一冊。 以下、印象に残った箇所✍(今回は多い) ・貴重な資産は分散投資して、リスクヘッジするように、私たちは、自分という人間を、複数の分人の同時進行のプロジェクトのように考えるべきだ。 学校での分人がイヤになっても、放課後の自分はうまくいっている。それならば、その放課後の自分を足場にすべきだ。学校での自分と放課後の自分とは別の分人だと区別できるだけで、どれほど気が楽になるだろう? 新しく出会う人間は、決して過去に出会った人間と同じではない。彼らとは、全く新たに分人化する。自分を愛されない人間として本質規定してしまってはならない。 「人格は一つしかない」、「本当の自分はただ一つ」という考え方は、人に不毛の苦しみを強いるものである。 ・イヤな自分を生きているときは、どうしても、自己嫌悪に陥ってしまう。なんであんなにヒドいことを言ってしまったのか?あの会合に出席すると、急に臆病になって、言いたいことも言えない。 分人が他者との相互作用によって生じる人格である以上、ネガティヴな分人は、半分は相手のせいである。 無責任に聞こえるかもしれないが、裏返せば、ポジティヴな分人もまた、他者のお陰なのである。 このように分人という視点を導入すると、過度に卑屈になったり、傲慢になったりすることなく、自己分析が可能になる。 ・あなたと接する相手の分人はあなたの存在によって生じたものである。 相手が、あなたとの分人を生きて幸福そうであるなら、あなたは、半分は自分のおかげだと自信を持つことができるし、不幸そうなら、半分は自分のせいかもしれないと考えるだろう。 ・私はそれで、彼に分人の話をした。会社の上司との分人と、妻や友人との分人とを区別して考えた方がいい。上司との間には、不幸な分人化が起きているが、自分のアイデンティティー自分の個性を考える上では、その分人の比率は大きく捉えずに、妻や友人と一緒にいる時の分人を大切にする。 自分が「分割できない個人」だと思ってしまうと、その会社の状態のままで、他の人とも接しなくてはいけない。それは楽しくないだろう、と。 不幸な分人を抱え込んでいる時には、一種のリセット願望が芽生えてくる。しかし、この時にこそ、私たちは慎重に、消してしまいたい、生きるのをやめたいのは、複数ある分人の中の一つの不幸な分人だと、意識しなければならない。 誤って個人そのものを消したい、生きるのを止めたいと思ってしまえば、取り返しのつかないことになる。 ・重要なのは、常に自分の分人全体のバランスを見ていることだ。いつだって自分の中には複数の分人が存在しているのだから、もし一つの分人が不調を来しても、他の分人の足場にすることを考えれば良い。「こっちがダメなら、あっちがある」で構わない。 ・いつも同じ自分に監禁されているというのは、大きなストレスである。小説や映画の主人公に感情移入したり、アニメのキャラクターのコスプレをしたりする「変身願望」は、フィクションの世界との分人化願望として理解できるだろう。
31投稿日: 2025.10.19
powered by ブクログ「自分探し」とか「本当の自分」はないんだな。 人間関係に悩んでいる人是非読んでほしい。 ちょうどこの本を読んだ頃、田中泯が対談番組で「エドガー・ア・ランポーの言葉で『私は群れである』」という言葉を紹介したけれど、それと繋がるのかな。 「自分」に対する見方を考える最適な本
2投稿日: 2025.10.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
よく言われる「本当の自分」とは何かみたいなものに感じていた感覚を言語化してくれた一冊。 近代に生まれた個人という概念=これ以上は分割できないという概念が、人間はひとつしかないのだから多面的な人間がいた場合、ひとつの面しかホンモノではなくそれ以外はニセモノであると捉えさせてしまうが、そうではなく、ありとあらゆる面を持っており、そのすべてが本物であり、その集合体で人は構成されている、そしてその構成比がそのときどきの性格、価値観みたいなものに表出しているというところは自分の感じていたところとしっくりくるものではある。その構成比が同じ感じでないと価値観の相違が生じる。 あるいはお互いの距離感にズレがあるのであれば、双方で使っている分人のフレームが違うということ。例えばこちらはAさん向けの分人!って感じでも向こうは知り合いという大枠用の分人を使っているみたいなケースだと合わない。 そしてそれは性格的な面だけでなく、恋愛的な面でも起こりくることでだから浮気や不倫、嫉妬が発生するとのこと。逆にそういったひとつなんだという思い込みが人間を不幸にする。 分人というのは他者との関わりの中からしか生まれてこない。1人で悩んでいるときもそれは結局自分の中の分人が入れ替わり立ち替わり現れているだけである。だからこそ人との交流の質が大事だなとも感じさせられたし、いいパートナーとはそのときの自分の分人の状態が自分で好きと思えるパートナーとのことで、そういった状態を作れる人になりたいと思う。
2投稿日: 2025.10.12
powered by ブクログ個人(individual)と言う単語を分解する事で、分人(dividual)という人間の最小単位を単数ではなく分数にする様な概念を提示されている。 分人とは、「個人」と言う単位が"これ以上分けられない"、と言う意味で扱われている所を、本来は個人さえも様々な状況や関係性の上で分けることが出来る、と明言されている。 この提言は個人的に非常に共感する部分がありスムーズに内容が入ってきた。 本文でも明言されているが、関わる関係性や、人、場所、コミュニティによって自分という人間の性質やコミュニケーションは常に変化し、その都度立ち上がる仮説的な主体であると感じる事が多い。これは世間一般的に言われている「個人」や「主体」というモデルの絶対性や唯一性と反する所がある。また、私達自身も自分と言う人間に対し、「本当の自分」や「偽りの自分」と言った様な、自分を絶対視する視点を常に持ち合わせている。この様な自分を画一的な平面として捉える考え方は人生において、非常に生きづらさを生み出す物であるし、必ず他者との関係性において齟齬を生み出しかねないだろう。 その様な単一的な考え方を「分人」と言う概念はゆるく柔らかくしてくれる。特に本文の中であった、様々な人々と関わる中で、一人でも好きだと思える分人を見つけられればそれだけで生きやすくなる、と言うニュワンスの内容は私達の人生を豊かにしてくれるヒントを与えてくれていると感じた。この考え方は今現在、人との関係で苦しんでいる人や悩んでいる人の救いになってくれるのではないだろうか。 また、筆者が提示した「分人」と言う概念から、やや話はズレるが、「物語」についても思考を巡らせた。 何かを物語ることは留保をつけない限り、確定記述として立ち上がるものだろう。それは歴史を想起させる。戦勝国によって現実に起きた出来事の様々なニュワンスや視点が消され、一視点的な物語が編成される。これはある種の豊かさを限定する行為であり、暴力性を孕む営みだ。しかし、現実において私達は何かを物語る事で、この世界を捉え、曲がりなりにも生きようとしてきたのもまた事実であると感じる。この物語る事 / 留保する事の関係は個人 / 分人と言う概念と近いし関係だと感じた。個人と言う主体を強くするという事は自分を物語り、歴史化させ、自己の様々な性質や営みをある一定の隠伏をしながらも捉えようとする事だ。反対に分人と言う主体は自分をフラットな海や自然などの状態として捉え、全体を俯瞰し、その状態を是とする考え方であるのではないかと考えている。これはパラノ / スキゾにも通ずるだろう。どちらの考え方が現実を生きる上で必要か、という問いはおそらく建設的ではなく、主体というもののバランスや、程よい歴史化、そして再解釈などによる自己の描き直しなどを都度行うことでしか健全なバランスで生きていけないのかもしれないと感じるばかりである。 総じてこの本に書かれている内容によって、主体がいかに緩やかなのか、そしてそのゆるさが私たちの生きる上での、ある種の逃げを与えてくれてるという事をこの本は教えてくれていると感じました。 とても参考になりました。
1投稿日: 2025.10.09
powered by ブクログ個人と分人。分人は決して多重人格のことではなく、対人関係ごとに分けられる異なる人格のこと。複数の人格すべてが本当の自分である。そのような捉えかたを分人主義という。 私にとって新鮮な言葉と考え方であった。 人によって接し方を変える。人によって指導方法を変える。平等ではなく公平になる指導。 分人という考え方で腑に落ちる事が多々ある。
8投稿日: 2025.09.21
powered by ブクログ▼残念ながら東京赤坂キャンパス図書館ではごらんいただけない図書です▼ ▽大川キャンパスには所蔵があります(取り寄せ可能)▽ https://opac.iuhw.ac.jp/Okawa/opac/Holding_list?rgtn=4M815224 <砂原啓毅先生コメント> "本当の自分"って何だろう?どれだろう?って考えたことはないですか? そんなことを考える手助けしてくれる本です。読み終わると、今まで気づかなかった考え方やヒントが得られると思います。人間関係にモヤモヤしている人にもオススメです。途中難しく感じるところがあるかもしれませんが、その辺はサラッとでもいいので、手に取ったらぜひ最後まで読み切ってみてください!
0投稿日: 2025.09.15
powered by ブクログ自分の中にぼんやりとあった考えを文字にしてくれている本に巡り会うと視界がクリアになるような感覚になる。まさにこれはそういう本。 本当の私は一つでなくて、対人関係によって様々な私(分人)を生きている。 平野氏の小説の中にある考えを取り出してまとめてくれているのでまたこれを読んだあとに小説を読み返すと更に楽しめそうだ
10投稿日: 2025.09.15
powered by ブクログ⭐︎私というのは孤独に存在しているわけではなく常に他者との相互作用の中にある This book gave me a new perspective. Until now, I believed that changing my attitude depending on the person was a bad thing, and that being consistent in how I deal with people was almost a kind of virtue. But this idea—that the differences in our behavior are natural, and in fact, those variations form who we are—felt groundbreaking to me. When I feel unhappy with myself, maybe it’s important to drastically change the balance of people I spend time with, and refresh my heart that way.
1投稿日: 2025.09.13
powered by ブクログ本当の自分は一人ではない。たしかに。 分人の一部がすきなら、自殺をしないと。少しでと好きな部分の自分を大切に。 嫌いな自分中なる相手との付き合いは減らす、無くす。
2投稿日: 2025.09.08
powered by ブクログ人間には唯一無二の個人なんてものはなく、外との関係性で生まれる色々な人間、分人で構成されている。 だから、人生が嫌なのだとしても、その分人だけがいなくなればよいという考え方には救われることもあると思った。 ただ、この考え方を説明するのに本1冊というのは少し長い気もする。氏の他の小説を読んで補完してみたい。
3投稿日: 2025.09.08
powered by ブクログ⚪︎一つの分人から見えるものだけが個人ではない。 -相手によって現れる別の自分もまた自分だと受け入れられて心が軽くなった。 ⚪︎好きな分人を大切にしたい。 ⚪︎社会的な分人と特定の相手に向けた分人、後者へ円滑に移れる自分でありたい。
8投稿日: 2025.09.02
powered by ブクログめっちゃ面白かった。 私という「個人」は対人関係ごとのいくつかの「分人」によって構成されているという考え方がめっちゃ斬新! でも共感できるし、そういう風に考えたらかなり気持ち楽になる〜!と思えて、既に超好きな考え方になった。 家族 友人 同僚…とか相手によって見せる顔って確かに違うけど、キャラを演じている感覚はなく、相手に応じて自然と切り替わる感覚で、その色々な顔のうちどれかが「本当の私」「ウソの私」ではなく、全部 本当の私なんだけどな〜というモヤモヤが一気に解消された。だって、私は分人の集合体だから! 人という「個人」って板チョコみたいにパキッて分けられないけど、この考え方のおかけで、自分のなかにどんな自分がいても全部受け入れられそう。 新書って今まであんまり読んでこなかったけど、こんなに面白いなんて!平野さんの小説も気になってきたー!
20投稿日: 2025.08.31
powered by ブクログ出会い系サイトで70人と〜の中で紹介されていた一冊。 分人という考え方を持つことで、人間関係を新たな視点から考えられるようになった。 分人という概念を知る前からよく聞いていたことが、分人を通してさらに理解が深まった。 たとえば ●その人を理解するには、相手のバックグラウンドを知れ →とんでもない性格の人間だと思っても、その人の分人構成の由来を知れば、理解できる ●その人といる自分を好きかどうか、で付き合うかどうか決めなさい → 愛とは、相手の存在が、あなた自身を愛させてくれること 大好きな人間の中にも、大嫌いな人間の何かしらが紛れ込んでいる というフレーズが印象的だった。 ある程度、分人についての理解は出来たが、正直難しい部分もあった。 新しい環境に身を置いた時や、自分らしさとは何だろうと感じた時にまた読み返したい。
3投稿日: 2025.08.23
powered by ブクログありのままの自分とか本当の自分はなくて、むしろ全部本当だし、他者との関わりによって態度や意見も変わっていくっていう発想は実感に近くて納得感があった。
5投稿日: 2025.08.20
powered by ブクログ「分人主義的恋愛観」に一種の憧れと嫌悪を同時に抱いてしまう、まさに分人な私である。この理解、少し著者の主張と異なる気がする。他人からの影響を包摂することによる、別々の個性という主張が本筋。 しかし、「恋」に惹かれてしまう心情は理解できるし、そこまで心が揺さぶられる恋愛をしていないのではないか、人生をある意味では損をしているのではないかという焦りもせり上がってくる。 現代の価値観では頻繁に不倫や浮気なんかが、やり玉にあがり激しくに非難にさらされる。それは普遍的な価値観でもなんでもなくて、現在の一夫一妻制という制度が適応されているから。複数人との痴情のもつれが悪であるというのは、慣習的にそうなだけ。 となると、分人的恋愛というのは非道徳なことではなく、むしろ自然な成り行きなのだという考えに行き着く。本書ではさすがに肯定的な意見を述べてはないけど、本音はそうなんじゃないかなって薄く透けて見える。 自己弁論してるわけでもなんでもないが、もしも二股やら許されぬ恋で昼顔っている人たちがいるなら、それもやむなしという理解を差し伸べることができるかな。でも著者はいう。分人形成には他人からの影響も多分に関わると。その状況が互いに(さらには関係者まで含む)悪い影響を及ぼすのであれば、その点において許されないという判断に至るのではないかな。 あくまで小説のテーマで綴った思想を、小説から距離のある読者を想定しまとめ直していくれている本書。このテーマを前提に、「ドーン」を読んでみようと思うのである。
12投稿日: 2025.08.18
powered by ブクログ本当の自分とは何か。本当の自分を探すためにも本を読もう。そう思っていた。 でも、平野啓一郎さんのこの本を読んだおかげで、違うものの見方ができるようになった。 *一人一人の個人の中には、対人関係ごとに見せる複数の顔がすべて「本当の自分」である。 *人間は、たった一度しかない人生の中で、出来ればいろんな自分を生きたい。 *愛とは、「その人といるときの自分の分人が好き」という状態のこと。 平野さんは、自分の小説を分人の観点から紹介、解説している。これから平野啓一郎さんの小説を読む時の、キーワードになりそうだ。 最終章では、「まったく矛盾するコミュニティに参加することこそは、今日では重要なのだ」と語る。 これが、苦手な人、相入れない考えとの静かな融合につながるかもしれない。 違う視点をくださった平野啓一郎さんに感謝。
82投稿日: 2025.08.17
powered by ブクログ佐伯ポインティが勧めていたのでaudibleで聴いてみた 面白い考え、参考になる考えであったがこの考え方で救われる場面というのには自分はあまり出くわしてなさそう 昔の恋人との分人、とかいうような心の持ちようは納得がある
2投稿日: 2025.08.12
powered by ブクログ「分人」という概念に出会って、少し楽になった。 上手くいっていない分人がいても、上手くいっている分人がいれば、そちらを軸にして生きていけばいい、というのが有り難かった。
5投稿日: 2025.08.04
powered by ブクログ嫌いな人や人間関係で悩む相手が出て来た時、分人の視点があると、相手の嫌いな面だけでなく、周りの人間の数だけいろんな面があると想像できる。それだけでもだいぶ許せるところがあると思った。 1番印象的だったのは第4章の愛すること・死ぬことの章だった。亡くなった人が他者の分人を通じてこの世界に残り続けること、主観と客観を兼ね備えて死者と対話できることは、自分の中にその人の分人が大きくあり、曖昧に混ざり合っていく…感覚的にわかる気がした。亡くなった大切な人の存在が自分の中で大きくなり、一部大きく混ざり合っていく。そしてそれが自分らしさの1部となる。亡くなった人からいただく見えないギフトを受け取ったからではないかと思った。混ざっていく過程は楽なものではないと思うが、受け取りたいと思えば自然と一体化していくように感じた。
3投稿日: 2025.07.29
powered by ブクログ自分のことを認めてもらえたと救われた本です。 色んな顔を持つ自分のことを嫌いになりかけていました。本当の自分ってなんだろうと。 でも、それらを肯定してもらえた気持ちです。 この本を読んでから自分が好きな自分でいられる人との時間を大切にしようと思うようになりました。 広く浅くの人間関係に飽き飽きしていたので、 関係性について考える上で後押ししてくれました。 この本に出会った後に、この人と仲良くなりたいっと思える人に出会えて、その時に全力で声をかけることができたのもこの本のおかげだと思います。
6投稿日: 2025.07.27
powered by ブクログかなり読みやすかった。 全体的に議論は粗削りだったが、第4章「愛すること・死ぬこと」は結構頷けた。一対一の関係においては有用な概念かもしれない。より一般の関係に敷衍するにはまだまだ検討の余地があるように思う。
2投稿日: 2025.07.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
すごく面白かった。たしかに人との別れは、その人や環境で生まれていた分人との別れにもなるわけで、、、腑に落ちた。 人にはいろんな分人がいて、相手によって環境によって分人を分けながら過ごしているんだね。だから全部を知ろうとするのは到底できない。友達の、恋人のすべてを知ろうとしていた大学の頃の私に読ませてあげたい。
5投稿日: 2025.07.19
powered by ブクログ「あなたと一緒にいると、いつも笑顔が絶えなくて、すごく好きな自分(=分人)になれる。〜。その好きな自分を、これからの人生で出来るだけ、たくさん生きたい。だから、あなたがいてくれないと困ると思った。」 以前より自分の構成要素になってくださいというのが最大の愛だと考えていたから、これまでの様々が腑に落ちた こう思えたら嬉しい、こう思われたら嬉しい 諦めず分人を駆使して生きていく ポインティおすすめ、やっと読めて嬉しい
3投稿日: 2025.07.18
powered by ブクログ個人という考えから、分人という単位に分けて考える。人との関わりによって、私たちの中にある分人がいるー、 他者と自分との関係は切り離せないけど、分人は地続きではないこともある。なんとなくそう思ってたなー、とういう感覚かつ深掘り言語されている。分人であるが故にしなやかに生きられる、という前向きな視点も得られた。
3投稿日: 2025.07.17
powered by ブクログ自分が感じていたことが言語化されていた内容でした。自分の周りによって構成要素が変わり、自分が変わるという考え方がまさにそうだと感じました。
2投稿日: 2025.07.13
powered by ブクログ分人の考え方に救われそう。私にできた一つの分人が上手くいかなかったとしても、それが私の全てではないと思える。
9投稿日: 2025.07.04
powered by ブクログあの人の前での自分とこの人の前での自分は違うんだけどどっちが本当の自分なの? 自分らしい自分というものがそもそもわからなくて辛い そんな悩みがこの本を読むと一気に解消します! The “me” I am in front of one person is different from the “me” I am in front of another—so which one is the real me? I don’t even know what my true self is, and it’s painful. All these worries will vanish the moment you read this book!
41投稿日: 2025.06.30
powered by ブクログ『空白を満たしなさい』を読み、分人の考え方に興味を持ったので購読。 改めて分人の考え方を整理でき、恋愛や自殺との関係性を知ることが出来た。 分人は相手との関係性で生じる個性だと理解しているが、独りだとしても体験をしている分人はどうなのだろうと疑問に思った。 趣味が多い自分は、趣味を楽しんでいる分人が好きだし、誇りに思っている。 自分探しの旅は、分人探しの旅という新しい視点を得たが、人ではなく世界遺産等の不動産や自然を感じている分人を好きだと感じているので、対人による個性では説明出来ないのはさらなる考察が必要だと感じた。
9投稿日: 2025.06.30
powered by ブクログ家族といる時の天然で頼りない自分、友達といるときの明るくサバサバした自分、会社にいる時のしっかりした自分。どれが本当の自分なのか、どれが仮面なのかと考えることがあったけれど、その答えがこの本にあった。 個性とは生まれつきの生涯不変のものではない。 多種多様な「分人」の集合体こそが自分=個性なのだと著者は言う。そしてこの分人は環境や対人関係の中で反復的なコミュニケーションによって形成されて、そのスイッチは自分の意思ではなく相手次第で自動的にスイッチされる。 自分の中にたくさんの分人がいるのは、今までいろんな人に出逢って様々な環境で過ごしてきた道のりがあるからこそで、それは決して悪いことではないのだと思えた。幼馴染と最近の友達が一緒に会ったらなんとなく気まずいというのも納得、きっと違う分人を混ぜると自分が困惑するのだろう。 自分の個性だったりアイデンティティについて考えるときに、本当の自分は一つではなくて分人の集合体なのだというコンセプトを持つことで新しい視野が広がった気がする。
8投稿日: 2025.06.27
powered by ブクログ読めば、どんな自分も本当だと受け入れることができて生きやすくなる気がする。一見難しそうな内容に感じたけれど、読みやすく分かりやすい文章で言いたいことがすっと入ってきた。読んでみて良かった。
3投稿日: 2025.06.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
どの分人がそのときどきの自分の何%を占めるかで変わってくるって読んで、上司と2人きりの10日間出張がつらかった意味がすごくわかった。 125 「分人は、他者との相互作用で生じる。ナルシシズムが気持ち悪いのは、他者を一切必要とせずに、自分に酔っているところである。そうなると、周囲は、まあ、じゃあ、好きにすれば、という気持ちになる。しかし、誰かといる時の分人が好き、という考え方は、必ず一度、他者を経由している。自分を愛するためには、他者の存在が不可々だという、その逆説こそが、分人主義の自己肯定の最も重要な点である。」 →ロジックは理解できる。わたしにも誰といるときの自分は好き、の感覚はある。でも、だからこそ、誰といられないときには自分がくそ、みたいな気持ちになるんだ。どうしたらいいの?だれか、なにかに固執したくない。だから「依存先を多く持つことが自立」っていうの?? 136 「愛とは『その人といるときの自分の分人が好き』という状態のこと」 148 失恋のしんどさ 「愛する人が存在しなくなったことは、もちろん、悲しい。同時に、もう愛する人との分人を生きられないことが悲しい。」
3投稿日: 2025.06.19
powered by ブクログ人は誰しも、その時や場所、人に応じて様々な「私」を使い分ける。本著では「分人(ぶんじん)」として私らしく生きることを推奨している。 さて、八方美人という言葉がある、そして、分人という著者が提唱している言葉がある。両者の違いは、八方美人は他者ありきの演じている私である。分人では、様々な場面で相手ごとに異なる私を表現するものとしている。 「私」という概念はスライムであり、それは、出会う人によって形を変え、色も大きさも変わる変幻自在な存在だと私は「分人」をそう解釈している。どの場面であれ、どんな出会いがあれ、どんな状況であれ、全て私という自分であり、それは皆全員違う個性があり、感性があり、人生がある。からこそ、人との出会いは科学変化のように新しい私を自分に知らせてくれる。その瞬間を大切にし、付き合う人を良く選び、私という分人を育てていく肯定的な内容を著者は主張し示唆している。 私も同感だ。そして、もう一つ付け加えるとしたら、「気づき」を大切にすることを提案する。人は皆、人との出会いでの気づきを気付かないままにしている場合が多い。それは大変もったいないことだ。分人という新しい視点を踏まえた上で、成長している自分に気付くことが分人として生きやすくなるようの一助となりえよう。
2投稿日: 2025.06.15
powered by ブクログいる相手によって自分でも性格が変わるなぁと思うことがあったけどなるほど分人という発想で説明がつくのか。自分の分人も他人の分人も半分は自分の影響が出てるって思うとコミュニケーション楽になるかも。その人といる自分が好きって恋愛だけじゃなく人間関係においてめちゃくちゃ大事だな!
2投稿日: 2025.06.14
powered by ブクログ接する人によって、全然違う自分になる瞬間があって、一体どれが本当の自分なんだろうとずっと疑問に思っていた。 この本は一つの答えをくれた、どれも本当の自分なんだと。分人という表現を用いた説明がなるほどなと思った。 筆者は小説家であり、小説執筆を通して考えたものをまとめた内容になっている。 筆者の小説も読んでみたいなと思った。
2投稿日: 2025.06.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
人は、一枚岩の「個人」ではなく、複数の相手との間に構築された「分人」の集合体であるという理論。だから誰といるかによって振る舞いが変わるのは自然だ、ということ。 子供が私と一緒の時にギャーギャー騒いで手がつけられなくなるのは、半分は私のせい、ということで、なんとなく納得した。
1投稿日: 2025.06.07
powered by ブクログ「本当の自分」は本当にいるのか。 「個人」ではなく、「分人」という考え方に触れる事で自己理解がグンと進む。そして、本当は、揺るぎない自分、確固たる自分がどこかにいるのではないか、という色んな分野で迷子になっている人たちの目を覚させてくれる。 結局、全部自分だということ。そしてそれは相手にも言えること。人は独りでは生きられないということや、自分を自分たらしめているのは他人だということ。 「個性」は分人の構成比で、どの自分が好きか、どの分人を基盤としていけばいいのか。多くの示唆があった。 フッと肩の力を抜けて、自分を丸ごと受け入れてあげられるような読後感があってとても良い本でした。
2投稿日: 2025.06.04
powered by ブクログ人によって態度を変えてしまうことに悩んでる人、本当の自分を探している人、それからそれ以外のすべての人にもにぜひ読んでほしい一冊です。作者は自分とは何かを考え抜いて「分人」という概念に至ります。愛とは、その人と一緒にいるときの自分を好きだと思えること。目からウロコです。
4投稿日: 2025.06.02
powered by ブクログ筆者の作品を読み解くための解説集っぽかった。夏目漱石のような偉人級の作家にはこういった書がたくさんでているが、それを自分で書いちゃうところが面白いと思った。 「分人」という考え方は興味深い。
5投稿日: 2025.05.28
powered by ブクログ多面的な自己を認め、他者の多面性理解のために役立つ自己啓発本。 体系的・学術的ではない。あくまで平野さんの考察の中で展開されるが、説得力はある。 作品を作るとともに、自己の思考を発展させ、作品にその思想を盛り込む、作家として素晴らしい生き方を見られた。
2投稿日: 2025.05.26
powered by ブクログ仕事で読んだ本。 前に何かで見て気になってたけど、分人って概念が新しかった! 高校の友達と大学の友達と自分で飲むときのムズムズ感。 心地よく人付き合いできる人数は、人によって決まってる、みたいな話も納得。 おもしろかったなー!もうちょっとまとめて書き直します。
6投稿日: 2025.05.24
powered by ブクログ僕が中学生のころ科学雑誌が創刊され、それをよく読んでいた。クォークである。(ニュートンはいまも残っているのに、こちらはすぐに消えた。)その中で、力の統一理論の話を読んで興味を持った。当時、僕は家族の前での自分、学校での自分、塾での自分、1人でいるときの自分、ちょっとずつ性格が変わったりするけれど、みんなひっくるめて自分なんだ、よしこれを自分統一理論と呼ぼう、などと考えていた。本書の分人の考え方も似たようなものだろうというくらいに考えていた。だから、刊行された当時は気になりながら手にしなかった。このところテレビ番組やYouTubeなどを通して著者の考えを聞くうちに、本書をちゃんと読んでおこうと思った。すると分人というのはどうやらもっと細かく分かれているということに気付く。一人一人に対する分人を考えるという。父に対する分人、母に対する分人、義父に対する分人、三人はもうこの世にいないが、僕の中でそれぞれの分人はまだ生きている。だから夢にも登場する。声が聞こえる。自分の行いを見られているような気もする。SNSについてもいろいろ考えることがある。Facebookでは高校時代の友人と多くつながった。教え子たちともつながっている。しばらくはそこで近況を報告したりしていたが、そのうちにいちいちコメントが寄せられて、それに対してまた何らかの返しをするのが面倒になって来た。それで、Twitterに乗り換えた。実名を出してはいるが、リアルの知人でつながっているのは2,3人である。するとわりと自由に気軽な発言ができるようになった。たとえば政治的な話ができるのは僕の中では妻と親友のSだけだ。谷崎の「恋愛及び色情」をぜひ読んでみたいと思うが、その色情の話ができるのは妻だけである。しかし、妻に文学の話をしてもほとんど相手にしてもらえないので、そういう話は高校時代の国語のK先生に聞いていただく。あるいは、いまも同じ職場で働いているS先生に聞いてもらう。僕は昔からそうだったのだが、職場と家庭だけを往復する人生ではあまりにもつまらないと思っている。だから若いころからいろいろなコミュニティに参加して来た。その一つが現代風俗研究会だった。周りが知識人だらけなので、自分の知っていること、考えていることなどほとんど口にできなかったのだが。だから引っ込み思案な分人であった。けれど、分科会などで少人数になれば活発に発言もできた。だから2回、年報にも投稿させていただいた。たくさんの公開講座にも通った。そこでは周りは知らない人ばかりだから、ドキドキしながらでも質問をいくつもした。地元の市会議員さんとつながってからは、いっしょに子育ての勉強会をしたりもした。しっかり考えている塾の先生と認めていただくことで心地良い分人であった。いまはK先生の大人塾で読書会などにも参加しているが、周りは女性ばかりでほとんどの場合無口な分人である。あとで、メールで先生に質問したりしている。先生は笑っている。近所付き合いで年に1回はバーベキューをしたり、区民運動会の打ち上げに参加したりしている。男グループではスポーツや車・バイクなどの話が多くなるためどうもうまくなじめない。それで女性グループの方に入れてもらう。子育てとか教育の話になると話が弾む。だいたい僕は、相手のバックグラウンドが分からないうちはなかなか話をすることができない。僕なんかよりもよっぽど詳しい人にえらそうに喋っていたら恥ずかしいから。そういうこと気にせずに喋っている人がうらやましい(わけではない)。僕は高校2年生のときにアメリカに留学した。もっと明るい性格で通してみようと思っていたが、結局ダメだった。その経験から人間ってそんな簡単に変われないと思った。遺伝的な部分が大きいのだろうと。僕は大学1年生の頃までは八方美人で通してきた。割りと誰からも好かれていて敵はいなかったと思う。でも、あるとき、とても苦手な男Oと出会った。Oは、僕の中が良かった友人Fとサークルなどを通して仲が良くなった。そのうちに僕はFとほとんど付き合わなくなった。僕はそのころ、誰とでも仲良くしていたら、誰からも本当の意味で好かれるということがないのではないかと考えるようになった。それで八方美人であることを止めた。だから、その後は、結構敵もできたと思う。熱烈なファンもいればアンチもいる。まあそいうものだろうといまは思っている。ということで、自分の考え方一つでいくらでも変われるとも思っている。何だか途中から分人の定義とズレてしまったかもしれないが、本書を読みながら自分の中の分人についていろいろと考えてみたのでした。
3投稿日: 2025.05.22
powered by ブクログ「私とは何か 「個人」から「文人」へ」読了 相手によっめ自分が異なる状況下で「本当の自分とは?」とモヤモヤが晴れた。「あの人がああいう人だから」という一方的な他者を規定することが嫌いだったが、その嫌な原因分析ができた気がする。文人主義という概念は非常に分かりやすく納得できる。他者との関係性において文人は構成されていくので、相手の成功は半分あなたのおかげで相手の失敗は半分あなたのせいなのだよ、という胸に刻むことで世界が優しくなりそうで素敵。少しJ-POPの歌詞みたいなきらいはたるけれど、それゆえ普遍的なメッセージの根拠をわかりやすくこの新書では語られている。
2投稿日: 2025.05.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
著者からの生きかたの提案「分人主義」。 噛み砕いて説明されており、とてもわかりやすい。 新書として世に出してくれた著者に感謝。 分人主義とは、自分を個人でなく分人の集合体と捉える考えかた。個人は他者と分断された独立した人格だけど、分人は他者を介した複数の人格。すべての分人が自分であり、自分を構成する分人の比率は、どのような人とどのくらい一緒に過ごすかで変化する。 そうかぁ。自分で自分を決めつけなくてよかったのかぁ。あくまで、その人の前での分人なのだと思うと少し気が楽になる。 愛については、その人といるときに分人の自分自身を好きだと感じる状態だという。 たしかに。好きな人といるときは、嬉しくて楽しくて心地よくて、それは自分自身を好きな状態と言えるかもしれないね。 働きかたについて、未来の見通しが極めて困難で、何が起こるかわからない今の時代において、いくつかの関係を持ち、自分を相対化させることは、リスクを軽減させてくれる。 分人主義は、不安定な今の世の中を、生きやすくしてくれる考えかたなんだね。
62投稿日: 2025.05.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
タイトルからは少し内容が難しい印象を受けましたが、 とても読みやすかった、 いろいろな身近で具体的な話を通して 平野さんの分人の考えを紹介されています。 本人も述べられているように、学者として書かれているのではないので、 哲学や理論的な話ではなく、普段私たちも話すような会話の内容みたいに、 だから自分について振り返ったり考えをめぐらす時間にもなりました。 すでに分人論について知られている方でも、読む過程でまた新たな考えを深めたり探ったりする機会を得られるのではと思います。 「分人」、はDivisual、つまり、 西洋に端を発する、個人、つまりそれ以上不可分な単位(Indivisual)との対比で考えられる。 …
3投稿日: 2025.04.22
powered by ブクログ最近,他の書籍で「分人」が出てきたので,再読してみた。 本書は,小説家の平野啓一郎氏が小説の中で登場させた「分人主義」について,より詳しくわかりやすく書いたものである。分人主義とは,本当の自分のようなものはなく,周囲により様々な自分(分人)を自然と持つのが私たち人間であるという主張である。分人という概念により,社会生活の中での直面する問題を考えやすくなり,問題のいくつかは解決するかもしれない。学術的なものでないにしろ,深い思索の末に生まれた概念であり,とても興味深い。 大学生になり,社会が広がると,様々な人と様々な関わりを持つようになる。その中で,人間関係の苦しんだり,自分とは何かという壁にぶつかった時には,人間観を広げるために読んでみても良いかもしれない。
2投稿日: 2025.04.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2025-新書16冊目読了 自分の好きな分人でいられる比率を高めることが生きやすくなるためには必要。様々な分人があった方がよい。分人とは、その相手に対する自分であり、人間の体がわけられないものとして考える"個人"とは別の考え方である。自分の中にあるものをその相手にあわせて使い分けること。 湧いてきた疑問としては、サードプレイスをたくさん持つこととの違いは単純に物理的?な場所なのだろうかということ。
2投稿日: 2025.04.17
powered by ブクログ人にはいろんな顔がある。 家族や友達、仕事場とその都度その場に応じた顔を見せる。 では、本当の顔はどれなのか?と問われると答えに迷うところだ。 自分とはどの自分なのか?みたいに模索したこともあるが、著者は個人よりもさらに細分化した概念として分人という単位を使い、 どの自分も全て自分自身という論の展開を見せた。 人間関係がうまくいかない時、自分を責める人もあると思うが、 分人は相手ごとに作られるということから、相手にも半分うまくいかない理由がある、というところに救いを覚えた。
7投稿日: 2025.04.15
powered by ブクログ救いに近い。人って、不可食の種と可食の実に分かれているりんごじゃなくて、可食かつ複数の実からなるみかん。だなと思った。
4投稿日: 2025.04.13
powered by ブクログ個人とは別の概念として分人を提唱されている。 相対する人によって違う自分がいるという考え方。 共感できる部分もある。
2投稿日: 2025.04.06
powered by ブクログ分人と言う考え方がとても新鮮でした。学生時代の自分、また現在の自分においてもその時々での自分が異なることに少し悩んでいました。でも、それは当たり前のことだ、と肯定的に考えることができると同時に、過去の現在と違う自分も、その時々の状況での分人であったと考えることで受け入れることができるようになりました。 もっと多くの方に読んでもらいたいと思います。特に自分のことで悩んでいる若い方に。
3投稿日: 2025.03.30
powered by ブクログ人はそれぞれのコミュニティでの自分を使い分けて生きる「分人」という概念を掲げている。 家庭での顔、職場での顔、ネットの中の顔…さまざまな場でどの自分が好きなのか。 好きな顔をたくさん持てば持つほど幸福度も上がってくるのだろう。 八方美人とも似つかぬ生き方。
2投稿日: 2025.03.26
powered by ブクログ分人という考え方が、凄く分かりやすいし面白かったです。誰しもぼんやり思っていそうなことが、言語化されてるような感じで凄くスッキリしました。この考え方がもっと浸透したら新しい見方が出来るし、少し楽になる人もいるだろうし、また世の中のルールとかも変わっていきそうだなと思います。著者さんの小説にも興味が湧きました。
11投稿日: 2025.03.25
powered by ブクログこの本を読んで、「あー、なるほど!」ってめちゃくちゃ納得しました。小さい頃、家にいる自分とクラスにいる自分が全然違って、「本当の自分ってどっち?」ってモヤモヤしてたんだけど、この本のおかげでスッキリ解決。 あと、「人って一緒にいる相手によって作られる」みたいな話を聞いたことあったけど、それもめちゃくちゃ腑に落ちた。いろんな顔を持ってるからこそ、自分が成り立ってるんだなって思ったし、これからの人付き合いにも活かしたいなって感じた。 もっといろんな人と関わって、新しい出会いを大事にしていこう!って気持ちがめちゃくちゃ強くなった。
6投稿日: 2025.03.20
powered by ブクログ普段小説しか読まないけど、正欲を貸してくれた人が続けて貸してくれた本。 面白い…分人思考、無意識にしてる。 少数派を認めようとかじゃなく、全員違う。十人十色の本質を見るような想い。 自分が傷つかないように生きようと決めた時から、意識的にしている思考だなと感じた。 なるほど言語化されるとホッとする。 芦田愛菜ちゃんの「信じる」についての考え方を思い出した。裏とか表じゃなく、全部その人。
3投稿日: 2025.03.03
powered by ブクログみんなどこかで気づいているはずの、人によって態度が違う自分、を肯定できる本。 この考えが広まればもっとみんな生きやすくなると思う。
2投稿日: 2025.02.25
powered by ブクログ人間を分けられない最小単位としての個人と捉えるのではなく、他人との関わりの中で生まれる「分人」の集合体として捉えると色々整理しやすくなるよね、という本。 自分自身もぼんやりと考えていたことを言語化してもらった感じ。
1投稿日: 2025.02.23
powered by ブクログやはり新書はにがて、、、 最後まで本に入り込めなかった感。 とはいえ、人にはいろんな顔があるわけで、裏の顔とか表の顔とか言うけど、それは元々その人が持ってる顔ってこと。 自分の関わる人の数だけ、自分の顔=分人がある。 個性は分人の構成比率 恋人との相性を知るには、一緒にいる時の自分が好きか?で判断できる
1投稿日: 2025.02.23
powered by ブクログ人との関係において、分人という考え方があるのは理解できるし、しっくりくる。でも、思想の部分でいうと、ちょっと納得できなかった
1投稿日: 2025.02.21
powered by ブクログ明治以前の日本では、「私」をどのように捉えていたのだろう。西欧では「個人」と「分人」にどう折り合いをつけているのだろう。 ということが気になりました。
1投稿日: 2025.02.21
powered by ブクログ誰かといるのが心地よいとは、その人との相互作用によるもの。 誰かを好きと思えるのは、自分を好きになれること。 好きな人の中にも、自分の嫌いな人との相互作用があるかもしれないと思うと、なんだかいろんなことから解放される。 嫉妬だったり妬みだったりネガティブ要素多めの人が読めば、きっと楽になれると思う。 本当の自分はひとつじゃないし、 いろんな自分がいる。それでいい。 理解できれば余計な苦しみはなくなる。
3投稿日: 2025.02.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
オーディブルで聴いた。 評価の高い本で、大学生の時に友達からおすすめされていたのに、ずっと読んでいなかった。 オーディブルで聴いたら面白かった! 分人という考え方を知ったら、もうその考え方しかできなくなる。相手によってキャラが変わることの説明や、自分とは何かの説明がしっくり来た。 去年読んだ「自分とかないから」を思い出した。「自分とかないから」も面白かったが、この本の方が納得感があった。 学生の頃によく言われてきた「個性的な人になりなさい」(個性を磨きなさいだっけ?)とは、「個性を仕事に結びつけなさい」という意味だという説明に、なるほど〜そうだったのか!と思った。 教育では個性的な人になれというわりに、就活ではみんな同じようなスーツを着たりするのが謎だったけれど、納得した。 あと、人は一つの分人だけを生きるのはキツい。というのも興味深かった。 この本が、著者の初めて読んだ本だったが、著者の他の小説も読みたくなった。
6投稿日: 2025.01.30
powered by ブクログhttps://paz-library.opac.jp/opac/Holding_list?rgtn=00057011
0投稿日: 2025.01.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
とてもおもしろい考え方の本 確かに場所によって自分の性格は違うし、同時に使い分けることにはストレスを感じる アイデンティティに関する名著とよべるのでは メモ ・たった一つの本当の自分など存在せず、対人関係ごとに見せる複数の顔が全て本当の自分 ・ネットによっていろんな顔が見えてしまったがゆえに、本当の顔、嘘の顔と整理をつけようとしてしまったのではないか。すぐに理解整理できなかったから ・どれかの自分を恣意的に本当の姿と決められてしまうことに私たちは抵抗を感じる。これは他人から本質を規定されて、自分を矮小化されることが不安だからではないか ・分人は全て本当の自分 ・職業の多様性は個性の多様性と比べて遥かに限定的 ・一度の人生で複数のエッジの利いた自分を生きることができる ・誰とどう付き合っているかで、分人の構成比率は変化する。その総体が個性となる ・私という存在は他者との相互作用の中にしかない ・ネガティブな分人は半分は相手のせい、ポジティブな分人も相手のお陰 ・お互い影響しあえるのはその人の分人まで ・個人という概念の大雑把さ故にコミュニケーションはかえって細かな配慮を要請され、複雑になっている ・自分の分人全体のバランスをみる ・新しい他者との出会いがなくなると分人の更新の機会を失ってしまう ・分人化、さまざまな自分を生きることに対する欲求 ・好きな分人があれば、そこを足場に生きていけばいい ・愛とはその人といるときの自分の分人が好きという状態のこと ・私たちは隣人の成功を喜ぶべき。分人を通じて、私たち自身がその成功に移っているから
11投稿日: 2025.01.28
powered by ブクログ本当の自分とは何か?そんな事はもう気にするのはやめようと思えた。 取り繕ったキャラクターを演じることと分人とは全く違うものなのだ。 キャラクターを演じているような辛さを感じなければ、そのままでいいんだ。 読み終わった後は、前より少し生きやすくなる。そんな本だった。 平野啓一郎の分人という考えが盛り込まれているSF小説、ドーンも読んでみようと思った。
15投稿日: 2025.01.22
powered by ブクログネガティブな分人は半分相手のせい、裏返せばポジティブな分人もまた他者のお陰ということ。他者の存在を自然と承認できるようになる。やはり人と関わっていくことが楽しく生きていくためには重要だと思った。 自分の全部が好きだとはいえなくても誰かといるときの自分は好きだとか、誰々の小説を読んだりしているときの自分は嫌いじゃないとか言えるはず。好きな分人が一つでも二つでもあればそこを足場に生きていけばいいという言葉は気持ちが少し楽になった。
2投稿日: 2025.01.22
powered by ブクログ個人を、関係のある他者との関係で定義される分人という単位で捉えるエッセイ。自分の好きな分人の割合を増やしていく等の点は首肯した。
2投稿日: 2025.01.19
powered by ブクログ分人。明確な事故が存在するわけではなく、他者との関係性の中に自己が見出される。興味深く、わかりやすい
0投稿日: 2025.01.17
powered by ブクログ読んでから少し時間が経過しているので少し曖昧だが、 ・「私」を特定するただ1つだけの性格は存在しない ・「私」の性格、振る舞いは囲まれている環境、周囲の人によってその姿を変える ・これによってアイデンティティクライシスを覚える必要はない、そのすべてが個別性を支持する という趣旨の本と理解している。 今の自分にとっては言語化の有無は別にせよ、自己の中で会得していた考え方だったので、「そういう表現の仕方、規律の仕方があるんだ。そうそう、そうだよね、面白い。」と思いながら読み進められたが、10〜15歳の自分にとってはすごい衝撃的な概念に映ったと思う。
2投稿日: 2025.01.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
平野 啓一郎(1975~)の作品、ブクログ登録は2冊目。 本書の内容は、BOOKデータベースによると、次のとおり。 ---引用開始 小説と格闘する中で生まれたまったく新しい人間観!嫌いな自分を肯定するには?自分らしさはどう生まれるのか?他者と自分の距離の取り方ー。恋愛・職場・家族…人間関係に悩むすべての人へ。 ---引用終了 最近になり、平野啓一郎さんが、分人主義を提唱されていることを知りました。 分人主義を簡単にいうと、 「分人dividual」とは、「個人individual」に代わる新しい人間のモデルとして提唱された概念。 分割不可能な個人として生きるから苦しくなるので、そうではなく分人と考えると、生きやすくなると。
43投稿日: 2025.01.11
powered by ブクログすべての自分を受け入れなくていいし、自分の一面を嫌ったりなんてしなくていい。いろんな面を持つのがあなたという一人の存在なのだから。他人にも同じことが言えるよ、というのが作家の主張。 学生時代の友人といる時の自分、一人でいる時の自分、職場での自分、社会人になってからの友人といる自分、家族といる時の自分。どれも違って全部、本当の自分。落ち込んだり、悲しい気持ちが人生で多くを占めてしまう生活が続いていれば、好きな分人を増やせばいい。好きな分人でいる時間を増やせば、好きな自分になる。というのが本書の内容。 他人の知らない一面を見て人は時に石を投げるけど、分人の集合がその人なのだから、人の一面を見て攻撃するのは違う。社会やコミュニティの分断に辟易していたけど、その一役を担っていたのは自分かも、とハッとさせられた。
2投稿日: 2025.01.10
powered by ブクログ個人ではなく分人。 わたしたちは、接する人、接する事物ごとに異なるわたし(分人)をつくり、わたしは、その分人の総体である。 分人は各々に干渉もするし、水彩絵の具のように混じり合ったり、それぞれが独立して存在したりする。 わたしは仏教の自他一如(じたいちにょ)の考え方が好きで、これはわたしと他者を分けずに認識し、互いが相互に影響し合うというもので、その中では個性はあまり尊重されない。この考えが真ん中にあるので、あまりこの分人の考えには馴染めなかった。 他者の振る舞いを見てみると、例えばAの悪口を言っている人が、Aの面前では普通に会話するのは、「Aに向けた分人、または社会的な分人」が対応しているからだと考える。この分人がAの悪口を言う分人とあまりにもかけ離れて見えるので、わたしには奇妙に感じる。 けれど、誰もがいくつもの分人を内に抱えていて、それが近い分人の人もあれば、あまりにもかけ離れて見える分人を抱えている人もいる。それが分人で、その総体には本質というものはなく、あくまでも分人の総体だ、と。 もし、自分の好きな人が他人に対して酷いことをしているのを目にしたとき、だけど私にむけている分人は良い人だからそれで良い、とは考えない。その人の本心(本質)はどこにあるのかと考えてしまう。 もしくは、自分に向けられている分人も、実情は歪んだ分人であったということなのか。 難しい。 1人の人間がある個性、ある選択、ある決断をするのには、遺伝的要因と環境的要因、相互が影響し合うという考えには大いに共感する。これは、個人に自己責任論を押し付けないための重要な概念の一つだと思う。 これが、それぞれの分人を形成する上でも関わってくることなのは理解できる。 わたしはそもそも個性は一つじゃないと考えている。 他者と円滑にコミュニケーションをしたいと考えて、その人に合わせて自分を変えていくのも個性だと考えている。 けれど、個性を持っている自分は一人なので、いろんな個性を抱えて取捨選択するのも私という大きな個性だ。 わたしには、分人=個性、とするほうが腑に落ちるのか?
5投稿日: 2025.01.05
powered by ブクログ個性は1個人にそれぞれあり、個人のパーソナリティであり、尊重されるべきもの、という一般的な思想に対する違和感をわかりやすく解説しながら、「分人」について述べられている。 「分人」の考え方には、なるほど!とめちゃめちゃ腹落ちした!! 対峙する相手によって、自分のパーソナリティって変わるし、また変わらないときもあるし。それを「個性」として一括りにしようとするのには無理がある。自分の中の「分人」をそれぞれうまく育てていきたい。
3投稿日: 2025.01.03
