
総合評価
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powered by ブクログQEDに続く歴史の謎に挑むシリーズ。 第一弾はまさに謎の中の謎ともいえる聖徳太子の存在について高田氏が独自の解釈を展開するのですが、なるほど、もしかしたらそうだったかもと思える説得力が楽しいです。 関係者が忍者の末裔というのもQEDにはないスパイスだし、またしても面白いシリーズに出会ってしまった。 学生の頃には歴史に全く興味を覚えなかった自分が、まさか50歳を越えてこれほど好きになるとは想像だにしていなかったところは、まさに歴史教育の欠点を体現しています。
0投稿日: 2024.10.13
powered by ブクログシリーズ物と知らずに読んだので、色々と消化不良なところもあるけど、歴史への新解釈に触れられるのは純粋に面白い! 登場人物もキャラクターがはっきりしてて、好きな俳優さんに当てはめて楽しく読めました。
0投稿日: 2022.08.19
powered by ブクログ聖徳太子が本当に実在したのか。 何故法隆寺に三体の本尊が祀られているのか。 聖徳太子は自然死なのに対し息子は戦いに敗れて自害したのに鎮魂のための神社に息子が祀られていないのは何故か。 最近聖徳太子の時代に興味を持ってきたのに本当は実在しないのではないのか? 天皇制を勉強したのに蘇我馬子が天皇だったのではないか。 次々に覆されてしまう知識にこの本を昔に読んだけどまだ聖徳太子の名前だけしか知らなかったから頭に入ってこなかった。 やはり予備知識は必要なのだと実感。 出賀茂神社にある秘密の社伝を狙っている人物は誰なのかがシリーズを通して分かってくるというのが焦れったくなるけど楽しみ
0投稿日: 2021.07.24
powered by ブクログ伊賀忍者の末裔にして、出賀茂神社のお気楽跡取り・鴨志田甲斐。しかし、その平穏は、秘密の社伝『蘇我大臣馬子傳暦』の盗難によって破られる。謎を追って、現役東大生のアルバイト巫女・貴湖と飛鳥へ向かった甲斐は、そこで密室殺人事件に巻き込まれ…。日本の歴史へのまなざしが変わる、新シリーズ開幕!
0投稿日: 2016.03.05
powered by ブクログ最終的に犯人は逃走し行方不明になってしまうのと、結局何故盗みに入ったかという理由と、組織については解明されず。これから物語が始まる序章のような話だったので、甲斐くんはこれから強くなっていくのかと、貴湖ちゃんとの関係などなど続きが気になります。
0投稿日: 2015.03.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
えーと、肉丸くんは由緒正しいんだけど、外見からすれば全然そんなことできそうになくって。でも、魔子ちゃんがいぢめられたら、突然にスーパーパワーを発揮するのね。なにしろ、実はいろいろ鍛えられてあるから。で、かーみーかーぜーの、じゅつー!(違) いや、さすがの猿飛じゃないし。 QEDの諏訪編ででてきた鴨志田家が出てきたとおもったら、おもいっきりニンジャアクションで笑ったという。忍犬もがんばってるし(だめだ、忍豚と言いそうになって……) しかし、微妙にハーレムっぽい展開なのが、なんだこりゃ?
0投稿日: 2014.09.12歴史、忍者、ミステリー
QEDに忍者アクションをプラスしたような作品。勝者によって握りつぶされた、あるいは書き換えられた敗者の歴史。アクションシーンにはスピード感があって良かったです。QEDよりライトなイメージ。全体的な謎は解決しておらず、続編に続く。気になりますね。
0投稿日: 2014.05.03
powered by ブクログ京都の神社の跡取り息子とバイトの女子大生を中心に、盗まれた社伝、行方不明になった知人を探し、殺人事件に巻き込まれる。歴史の謎を追いながら、現在のミステリを解き、更に忍者捕物を行うという盛りだくさんぶり 甲斐、貴湖
0投稿日: 2013.05.05
powered by ブクログ前QEDシリーズからの派生、スピンオフシリーズ。相変わらず殺人の部分は強引だが、読んでいて面白い小説。底流には、筆者の歴史認識が。聖徳太子と蘇我三代の関係とは。乙巳の変はなんだったのか。学校で習った、勝者藤原氏側からの歴史観では分からなかった事が視点を変えると、そうだったのかも、、と思えてくる。
0投稿日: 2013.01.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
忍者の末裔の神職と現役東大生の巫女が奪われた謎の社伝を求めて全国を駆け回る。ついでに歴史の勉強。今回は聖徳太子虚構説と巳亥の変の真実に迫る。 有名な聖徳太子による日出づる国の天子ーの文言。同じ文章が隋書にも見られるが、推古天皇ではなくアメノタリシヒコによるものと書かれてある。明らかに男性だがいったい誰なのか? 聖徳太子は10人の言葉を解したとされるが10ヶ国語を理解したという意味ではないか。 日本書紀によれば用明天皇の在位期間が無かった計算になるのは何故か?用明天皇は聖徳太子の父とされる。 蘇我氏三代は天皇のように振る舞ったため不遜と言われるが、実際に天皇だったのではないか。 聖徳太子は蘇我氏三代の業績を改竄するために後の藤原氏によって設定された存在ではないか。など、興味深い説が展開される。 貴湖さんを見倣って125代歴代天皇を覚えてみようか。
0投稿日: 2013.01.05
powered by ブクログ"カンナ 飛鳥の光臨"高田崇史著 講談社文庫(注意:2012/01/17発売) (2008年11月発売、講談社ノベルスの文庫版。解説・辻村深月。) ・・・”カンナ”シリーズ第一作。出賀茂神社から盗まれた、秘伝の社伝”蘇我大臣馬子傳暦”。跡取り・鴨志田甲斐は飛鳥に向かうが、そこでは密室殺人が。社伝盗難との関連は? 聖徳太子と蘇我一族の謎に迫る一冊。 ・・・同著者の”QED”シリーズとは違った角度から歴史の謎に迫る一冊。(”歴史的謎””現代の謎”の”QED”シリーズに”謎の組織”というシリーズ全体としての謎を付与した形かと。 )主人公・甲斐は伊賀忍者の末裔。が、どことなく頼りない感じで、いつも巫女の大学生・貴湖にたしなめられています。 が、聖徳太子と蘇我一族の謎に対して見事な切り口を見せてくれます。 また、社伝盗難には歴史的な巨大な組織が絡んでいる様子。どうもこの組織との対立がシリーズの軸となりそうです。 ああっ、密室殺人はオマケ程度でした。(笑) 歴史ミステリー好きや、同著者の作品が好きな方におすすめかと。シリーズ一冊目なんで読んでみてダメなら次巻以降を買わないという選択肢もありますし。 ・・・”カンナ”シリーズノベルス版は9巻で完結。(よく見るとタイトルから9巻で終了と読み取れます。) 文庫版は第四作が2012/10/16に発売。
0投稿日: 2012.10.16
powered by ブクログQEDシリーズと並ぶ、カンナシリーズの1作目。 文庫版が出たので買ってみました。 QEDシリーズよりも時代が遡る歴史物。 ちょっと苦手かも?とか、QEDシリーズの登場人物が好きだったので、カンナシリーズはどうなの?と思うところがあったのだけど、なかなか面白かった。 さすがは高田氏というべきか・・・全く違う話なんだけど、歴史の探求の仕方とかがQEDに共通するところがあって、いろいろと感心させられました。 現在はカンナ2作目を読破中。
0投稿日: 2012.05.06
powered by ブクログカンナシリーズ1作目。 勝者の描く歴史によって隠された真実の歴史を追求するという点では、QEDシリーズと同じ。そこに、主人公たちが忍者の末裔だったりで、多少アクション的なものもプラスされている。ただ、QED同様、歴史薀蓄の部分は興味深く読めたけれど、正直言って、その他の部分はラノベちっくで軽すぎる印象を持った。何だかあまり乗り切れない、、、。 まぁ、薀蓄目当てでQEDシリーズ同様、今後もこのシリーズを追いかけていくつもりではある。
0投稿日: 2012.04.03
powered by ブクログ聖徳太子はいなかったんだ!ってな話のところは面白いのだけど 小説としての中身が非常に苦手だった。 昼行燈だけどやる時はやるぜ!な主人公とか美人で小生意気なヒロインとか…。
0投稿日: 2012.03.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
飛鳥時代、聖徳太子の話が詳しくでてきて勉強になります。 好きな時代です。 1回だけじゃ全部理解できないので何度か読みたい。 奈良にも行きたくなります。 実際飛鳥や法隆寺に行ったこともあるので想像しながら読みました。
0投稿日: 2012.02.09
powered by ブクログなんでカンナ?とおもったけど、よくわかんなかった…脳内一発変換は神名だったんだけど違いそうだしなぁ。続刊で明かされるのかしら。 歴史好きにお酒好きに旅行、と話の属性的にはQEDとあまり変わらない…と思ったのだが読み方としてはあっているだろうか…。相変わらず、人は死ななくても良かったんじゃないかと思う歴史解釈。それはそれで面白いのだけど。自分で掘り下げようとしないのが自分の残念なところ。 忍者ネットワークが新しいかな…。社会の裏側で繰り広げられる組織と組織の駆け引きがどーんと描かれると楽しいなぁ。続き(の文庫化…)が楽しみ。
0投稿日: 2012.02.08
powered by ブクログカンナシリーズ文庫化待ってた。 高田作品は文庫で追っかけてるのでノベルスの新刊を見るたびにぐぬぬ…ってなってた。 丹波がお気に入りになる予感がする。
0投稿日: 2012.02.05
powered by ブクログ新シリーズ第一作とのこと。とりあえず、お見知りおきをってなところですか。表舞台から消されてしまった、敗者である以前の施政者の影を掘り起こしていくのだろうか。それとも…… ところで カンナ とは何のことだろう? (神名 という文字が浮かぶけれど違うよねきっと)
0投稿日: 2012.02.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2012/1/21 Amazonより届く。 2022/6/8〜6/11 高田氏の新シリーズ全9巻の第1巻(といっても10年間の積読本だが)。このシリーズも歴史の謎に新解釈を加えていくところはQEDシリーズと同じであるが、伊賀・服部流の末裔で、出賀茂神社の跡取り、鴨志田甲斐と出賀茂神社で巫女として働く現役東大生、中村貴湖を中心にQEDシリーズ同様魅力的なキャラクターが主人公。タイトル通り、聖徳太子、蘇我氏の新解釈を中心に、出賀茂神社に関わる現代の事件も交えて展開。辻村深月さんの解説も良い。この後のシリーズも楽しみである。
0投稿日: 2012.01.20
