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ルパン、最後の恋
ルパン、最後の恋
モーリス・ルブラン、平岡敦/早川書房
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総合評価

75件)
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4
15
40
2
3
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    所々スムーズに読めなくて苦労する作品だったが、訳者あとがきにこの作品が世に出た経緯が書かれていて納得した。 モーリス・ルブラン本人はもっと推敲したかったかもしれないが、一読者としては公開してくれて嬉しい。 カリオストロ伯爵夫人では無邪気な青年だったのが、すっかり壮年期を迎え世のため後世のためにどう生きるかに重きを置いていて、人としての円熟味が心地よい余韻をもたらした。 その一方で惚れっぽい性格・気障な愛情表現は相変わらずでラブロマンスが作品に色を添える。 シリーズの締めくくりとして穏やかにクローズしていくので、派手なアクションや展開を求める人には少し物足りないかもしれない。 ハッピーエンドで読後感もすっきり終えたい人にはハマるかも。

    0
    投稿日: 2025.11.11
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    ポケミス、装丁買いです。 ルパンよりホームズ好きで、今更ながらの初ルパンでした。めちゃくちゃ紳士で格好いい。 でもやっぱりホームズの方が好きですが、これを機に他のルパン作品も読んでいこうと思います。

    4
    投稿日: 2023.10.29
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    子供の頃に読んだ懐かしさをかんじなから、読み終えた。 キャラクターの名前が覚えられなくてなかなか話が頭に入ってこなかった。 早川ポケットミステリーの装丁はgoodでした!

    2
    投稿日: 2022.06.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    小学生の頃、ポプラ社から出てる児童向けシリーズで読んだのがファースト・コンタクト。 その後、「ルパン=ルパン3世」となったのだが、 「ルブランのルパンが読みたい」 と思い、図書館で借りました。 やっぱり面白いです! ストーリーの推敲が甘く、唐突な展開もありますが、 「何度も推敲を加えながら作品を仕上げていくタイプ(訳者あとがきより)」 で、亡くなる前の作品だそうなので、きっとご本人的にはもっと推敲して書きたかったのでは? と感じます。 付録がまたイイんです! 「怪盗紳士ルパン」また読みたくなりました。

    0
    投稿日: 2014.09.09
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    著者没後70年目に出版された、かの“怪盗紳士ルパン”シリーズ最終作。もうそれだけで読まなきゃダメ。「奇岩城」や「カリオストロ」のような傑作じゃないけど、引退して慈善活動にいそしむルパンがいい味だしてます。ただ、翻訳に難アリ。

    0
    投稿日: 2014.06.29
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    小・中と大好きだったルパンシリーズ。 ハマったのはホームズよりも先。ホームズはなんか 怖そうだったので、結局まともに読んだのは高校なんだよなあ。まあ、ドラマは観てたんだが・・・。 奇厳城・青い瞳の少女・813の謎、などなど何度も何度も読んだなあ。とにかくわくわくした。 つーわけで楽しみにして読んだのだが・・・・。 うーん・・・・。まあおもしろくない、とはまではいかないんだが、正直あんまわくわくしなかった。 子どもの心を失ったから??? 同時収録の一番最初の短編の方がおもしろかった。 コラさん、四人のお友達、別に誰が好きとかでなく 楽しく過ごしていたいだけ、とか言ってたわりに、 ルパンなら愛するようになるとか、意味分からん。 つーか、なぜ湖に飛び込む、そしてまんまと浚われるんだ??あのへんの展開の突然ぶりがなんだかなーっと。 ルパンもルパンで、コラさんがあなたが好きですビームをだしまくってるのに、なぜ王妃にしたがるのだ? ここもまた意味わからん。 まあ、犯罪者の連れにはできない、とか、まあいろいろ葛藤はあるんだろうが。 でも、結局最終的にはらぶらぶやし・・・・。 うーん。 ホームズって映像化とかしてもおもしろいけど、 ルパンってあんま映像化とかきかないし、確か映画もあったような気がするけど、ヒットしてないような気もする。作品としては両方ともおもしろいと思うんだけど、 やっぱホームズの方が世界が広がりやすいのかしら?

    0
    投稿日: 2014.05.16
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    「最終章」だけど「入門編」でもあるんです。 レルヌ大公の一人娘、コラは父の突然の自決により孤独の身となる。莫大な持参金とともに彼女を王妃にしたてようと画策する人々に翻弄される彼女を支えたのは、アンドレ・ド・サブリーこと、かの怪盗紳士アルセーヌ・ルパンであった。今世紀になって発表された古典的推理小説、怪盗紳士ルパンシリーズの最終章。  シリーズを読破していない者が言うのもなんですが、本書のルパンはセクシーでいい男に仕上がっています。自分の中では男性の黒革の手袋にセックスアピールを感じるのですが、ルパンはまさにこの黒革の手袋が似合う男。様々な修羅場をかいくぐってきた人間の達観が生むある種のクールさ、守るべき女性に心惹かれながらも裏街道を歩むゆえの切ないあきらめがない交ぜになって、陰影のあるセクシーさを醸し出しています。本作のマドンナ、コラちゃんがその愛情をルパンに終始真っ直ぐに向けてくるだけに、それをストレートに受け止められない彼の苦悩が相乗し、彼の大人の男としての魅力がいや増すように思えるんですよね。  さて、本書。このコンパクトな装丁に思いもよらぬ粋な計らいがなされています。本編の後になんとルパンシリーズの記念すべき第一作「アルセーヌ・ルパンの逮捕」が収録されているのです。大西洋航路の定期客船の乗客として紛れこんだルパンを描く短編です。  初登場のルパンは、ここですでに並々ならぬ盗みと変装の才能を見せていますが、その印象は若い。その若さには青臭ささえ感じます。対して、その証拠品を手にしていた本作品のマドンナ、ミス・ネリーがルパンの正体を知ったとき、彼女が最後にとった行動には映画的なセンスもあったりするわけですか…。いずれにしても、この第一作のあっと驚く展開は、少なからず本作発表当時のミステリファンたちの興奮を呼んだに違いありません。  改めて、本編「ルパン、最後の恋」と第一作「アルセーヌ・ルパンの逮捕」を見比べてみます。この第一作の青臭いルパンが、いかにして大人のセクシーさ全開の最終作のルパンへ変貌していくのか?!この間彼はいくつの、そしてどんな修羅場を潜り抜けてきたのか?!当然、シリーズ読破したくなりました。奇しくも本書は、ルパンが男として「年貢をおさめる」か否かが気になる最終章であると同時にその来し方をも知りたくなるルパンシリーズの入口ともなっているのでした。

    1
    投稿日: 2014.03.01
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    ルパンと目にするだけで、昔図書館で読んだ思い出とアニメの印象がよみがえって、ワクワクしながら読めた。 完成原稿ではないのが悔やまれる。

    0
    投稿日: 2014.02.10
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    いつ読んでも、ルパンはルパンで、大金を学校事業に投じたり、公共事業に投じたり・・・四十路にして紳士で素敵。 イギリスの諜報機関との戦いもなんとなくユーモアを忘れないところもルパンたる所以で微笑ましい。 確かに、未発表になってしまったというだけあって、多少練り足りないところもあるかもしれないが、それでも、この時代、再びルパンという人物を目にすることが出来てとても嬉しく思っている。 ルパンは永遠の恋人かも。

    2
    投稿日: 2014.01.15
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    アルセーヌ・ルパンシリーズは小学生の頃に読んだが、思い出せるタイトルが『奇岩城』『813の謎』『ルパン対ホームズ』くらいだからさほど読んでなかったかもしれない。それも児童向けに編集されたものだったので、原作に近い形で読むのは初めてかも。ルパン三世のイメージが強すぎて、本家ルパンのあまりに紳士的な人物像に面食らった。電動保安装置には時代を感じたが、当時は画期的だったんだろう。危なげなくハッピーエンドに向かっていくので落ち着いて読めた。

    0
    投稿日: 2013.12.02
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    人生のどんなときにおいても、自分の哲学を曲げない怪盗紳士。最後に自分を許し、最後の恋に落ちる。 子供の頃に読んだルパンシリーズとは、違う感慨があって、新鮮だった。

    0
    投稿日: 2013.11.27
  • アルセーヌルパン大好きです。

    子供のころ夢中になって読みました。 最近になって原稿が見つかったというニュースを見て電子になるのを待っていました。 昔ほどワクワクしながら読めなかったのは、歳をとったせいでしょうか。

    0
    投稿日: 2013.10.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ようやく!ようやく読むことができました。 でも、あれれ? 私の愛しのルパンはこんな? 私が年取っちゃったのー!と寂しく思っていたら、推敲途中の原稿だそうで、ちょっとホッとする。 骨格だけだったんだな。 花の盛りの40歳になったルパン。 自分とは世界が違うとか言いつつ、唇を奪ってしまうあたり、むふふ。 ルパンだなー! 最後の恋のお相手は箱入りなのに大胆な怖いもの知らずのお嬢様、コラ。 肉食になったクラリス(アニメの)って感じ。 あー、このお話にガッツリ肉がついていたらどんなになったんだろう。 サー・ドースンとの駆け引きもきっともっとスリリング。惜しくて仕方がない。 これを世に出してしまったこともちょっと悲しい。これ一冊でルパンを語る人がいるかもと思うと。 同時に初収録の最初のルパンがあるのに慰められる。 もう一度シリーズを読み直して、もう一度惚れ直そうかな。 「これがアルセーヌ・ルパンの最後の冒険になるかどうかはわかりません。でもわたしは確信しています。これが最後の恋に…ただひとつの恋になると」 きゃー!

    2
    投稿日: 2013.10.02
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    ルパンシリーズはこれしか読んでないので何も語れないが、ミステリーっぽさはほとんどない。 コラ嬢の背景をもっと知りたく思わせるのがいい。 一作目も併録されていたのがうれしかった。

    0
    投稿日: 2013.08.11
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    この作品が未発表だったのがわかります。面白くない、その一言につきます。 推理する場面もなく、ただのフェミニストなルパンが勝ち気なマドモアゼルを豊富な財力と男前さで守る… 訳が悪いのか?

    0
    投稿日: 2013.08.01
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    ホームズ派だがポケミスのルパンという事で読んでみた。ルパンの男気と恋に揺れる感じがよい。でも、推理しないのはつまらないなぁ。

    0
    投稿日: 2013.07.23
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    言わずと知れた「アルセーヌ・ルパン」シリーズ。 タイトルに惹かれて。 訳者と相性が悪いのか噛み合わず。 別版でチャレンジしたい。

    0
    投稿日: 2013.07.17
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    面白かった。 何となくルパンのイメージが違う気がする。ルパンⅢ世と混ざってしまってるのかも。^_^;

    0
    投稿日: 2013.06.30
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    著者ルブラン没後70年に発表された「アルセーヌ・ルパン シリーズ」の幻の作品。そして題名の通り、最後の話しとなるようです。 小学生の頃児童文学書となっている「ルパン シリーズ」は、当時はアニメの影響で図書室でも人気でした。大人になって読むルパンはもっと深い人物な気がします。恋愛に重点をおかれている感じもしましたが、この作品が舞台化されるということでどう脚色されるのかとても楽しみです。

    1
    投稿日: 2013.05.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    久しぶりの海外物です。 小学校の図書館に必ずあったのが、「少年探偵団」「シャーロック・ホームズ」「アルセーヌ・ルパン」でした。読書好きの男の子と競いあって(取り合って)読んだ思い出があります。 ルパンの作家、ルブランの遺品にあった原稿を孫さんが出版同意したものだそうで、正真正銘ルパンシリーズ最後のものです。 と、言われれば手に取ってみたくなる物で。 読み終わった感想としては これは推敲前の下書き段階のものだったんだろうなぁというのが最初の印象です。 ストーリーはちゃんと最後までありますし、多彩な人物たちが出てきますが、多分、作者はいろんなエピソードや登場人物たちの背景や性格付けをもっとしたかったのだろうと思います。 そういう作家さんだったらしいですし。 多分、ざっと筋を書いた時点で、倒れて、それ以上の推敲が出来なくなってしまい、出版されなかったのでしょう。そして子供たちも世に出さなかったのでしょう。 でも、若いお嬢さんにやたら親切で、相手を美化し、男には冷淡ないつものルパンは健在でした(笑) ホームズなど敵ではないと言いながら、やたら意識して名前を出しているし、イギリス敵視なところも、読んでいて、懐かしさを感じます。 そういう意味ではルパンファンは手にとって損はないでしょう。 ルパン最初の事件の、元のお話(現在世に出る前に考えられた話で、細部が違う)も掲載されていたのが嬉しかったナ。

    1
    投稿日: 2013.05.13
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    作者モーリス・ルブランが亡くなられてから70年を経て世に出た、ルパンシリーズ最終作「ルパン、最期の恋」。 楽しめた! ルパンの冷静で、強く、抜け目が無く、そして魅力的な姿が描かれている。 冒頭で、ルパンの祖先が手に入れた一冊の本から話が展開するなんてのも、感激! そして、愛に生きるルパン 大きな人類愛、そして、一人の女性に対する愛が素敵に描かれていた。 やはり遂行途中のままの原作であるということなので、完成していないのが残念なんだけども、ルブランがこのように「ルパン」を終わらせたのは意味があると思う。 本書には、巻末に、ルパン第一作「アルセーヌ・ルパンの逮捕」も収録されていて、こちらも楽しめる。 これを機会に、シリーズをはじめから読んでみようかな?! ---------------- 【内容紹介】 父を亡くした娘を次々と襲う怪事件。陰ながら彼女を見守るアルセーヌ・ルパンは、見えない敵に苦戦する。著者が生前に執筆しながらも未発表のまま封印されてきた幻のシリーズ最終作、ついに解禁 【出版社からのコメント】 これまで、アルセーヌ・ルパン・シリーズの最終作は、1934年に発売された『カリオストロの復讐』および1941年の『ルパン最後の事件(ルパンの大財産)』だとされてきました。が、近年になって長く遺族のもとで封印されてきたルブランの遺稿が発見されました。フランス本国では2012年5月に出版され、日本でもおおいに話題を呼んでいます。その、ルブランの幻の作品を、緊急出版。シリーズ第1作「アルセーヌ・ルパンの逮捕」初出版ほかも併録。 ---------------

    0
    投稿日: 2013.04.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2013年の本屋大賞、翻訳部門2位の作品。 著者の死から70年後の新作。 最近翻訳された文章のため古い文体がなく読みやすいし、シリーズを全く知らない状態でも楽しめました。

    0
    投稿日: 2013.04.25
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    2012年5月に発表された幻の原稿の翻訳版。これまでのルパンのイメージとは少し違って暖かく気持ちになりました。

    1
    投稿日: 2013.04.20
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    P190でジョゼファンとマリ=テレーズの夕食のメニューが おいしそう。 おなかが空いてないのに、よだれが...。 再現して食べたいな。

    0
    投稿日: 2013.04.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    大怪盗の冒険とロマンス、とっておき。 以前より気になっていたけど、宝塚で上演すると聞いたので。翻訳調だからか、とても台詞がヅカっぽい。ルパンが40歳というところをどうするかな? もうちょっと練り込むつもりだったのかな、と思わせる単純な筋。でも、おもしろいです。ここから膨らませた完成版を読んでみたかった。最後についている「アルセーヌ・ルパンの逮捕」もおもしろかった。

    0
    投稿日: 2013.03.17
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    舞台化が決まったので、予習のために読んだ。 私は良いミステリの読者でもなければ、ルパンに思い入れがあるわけでもなく、読んだ動機も不純なのでアレだけど、単純に「あー、これは舞台でやっても面白いと思うわー」と楽しく読めた。 冒険活劇で、洒脱で、恋もあって。登場人物も魅力的。 ジョゼファンとマリ=テレーズの兄妹が特に可愛い。

    0
    投稿日: 2013.03.13
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    た ま ら な い ! 最後の章を読むまでは、まぁ面白いミステリくらいな感覚だったんだけど、も、最後のルパンのフレーズのせいで、すべてのここまでの物事が、一気に色づいてと言うか。 あー!冒険活劇はこうでなきゃ!みたいな。ルパンは40歳くらいのオッサンになってますけどね。 正に紳士!で、また、コラもすごく魅力的な。宮崎アニメのヒロインのような。 ジョセファンとマリー=テレーズの兄妹の活躍っぷりとか、悪党3人組の間抜け具合とか、いやもう、王道っちゃ王道なのかもだけど、やっぱり王道がいいわよ。 で、こういう王道を宝塚で上演って、正に!だと思うので、宝塚もかつての「王道」通りの作劇をしていただきたいな、と思いました。

    0
    投稿日: 2013.03.13
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    ルブラン没後70年目の2012年5月に出版された、ルパンシリーズの未発表作ということで手に取った。またシリーズ第一作の「アルセーヌ・ルパンの逮捕」が併録されており、1冊で楽しめる。どちらかというと、併録の方が面白かった。 いずれにせよ日本の翻訳レベルの低さに辟易する。作品の魅力が半減してると思う。

    0
    投稿日: 2013.03.03
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    父親が自殺してしまった一人娘のコラには四銃士という四人の友人がいた。父親の遺書には四銃士の中にアルセーヌ・ルパンがいるらしい。コラを狙う陰謀の中でルパンは彼女を守ろうとする。 ミステリというよりは冒険譚。ルパンの正体ももっと誰だか分からないように引っ張るかと思いきや、あっさりと判明する。分らないコラの方がオカシイ。全体的に古臭くはあるが、面白く読む事が出来た。 最初の読書が中1ぐらいの時に読んだ「奇岩城」だったのを思い出した。

    0
    投稿日: 2013.03.02
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    怪盗ルパンのシリーズ、著者没後、70年にして公開された最後の作品だと。 ルパンの硬派なキャラクターと、抜群の頭脳プレイが面白く、善人のために悪人を退治する様が、気持ち良い。恋愛交じりで、すんなり読めました!

    0
    投稿日: 2013.02.25
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    学校の図書館で借りて読んでた怪盗紳士ルパン。 未発表作品が出版された、ワクワクしない訳がない。 推敲が足らない、と出版を控えたそうですが、楽しく読んだ。 まあ、もう少し女性の魅力があればいいなあ、なんて。 でも、懐かしいなあ、またシリーズ、読みたいなあ。 後、ポプラ社からも出ていて、訳者さんが違うので、 そちらも読もうかな!

    0
    投稿日: 2013.02.10
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    ルパン最新作ということで、ある程度の贔屓目はあるとしても、けっこう楽しめた。ユニークかつ紳士のルパンの魅力はちゃんと残されていました。

    0
    投稿日: 2013.01.27
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    1月の12冊目。今年の12冊目。 怪盗紳士ルパンの最後の作品になっている。もともと小学生の時にルパンシリーズはポプラ社のものを全部読んでいた。ちょっと子どものときと受け止め方は違うし、この作品は結構唐突な展開とかもあったりして、まぁ色々評価しづらい点はあります。ただ、長い年月をかけてこの本が世に出て、ルパンが完結したことは感慨深いですね。

    0
    投稿日: 2013.01.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ルブラン没後70年で発刊された遺稿。推敲途中だったとのことで構成が粗い印象。悪人をやっつける仕掛けとかも、イマイチ理解できず…。 40歳になったルパンが、愛する女性の前で過去を恥じたり、社会貢献に活動の軸足を移したりと、今までのイメージ変わります。 ロマンチックなラブストーリーとして映画で見たら面白そう。小説としては、ちょっと読みにくい。

    0
    投稿日: 2013.01.12
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    子供のころ大好きだったルパンシリーズ。 まさか新作が読めるとは・・・久しぶりのルパン。 相変わらずのあっぱれな紳士っぷり。 推敲途中ということで、未完成感は否めない。 悪人大ボスがちょっとキャラ弱く、残念でした。 しかし、ルパンのカリスマ性、お茶目感、 頭のよさ、育ちのよさ、たくさんの魅力は十分に伝わってきました。 ルパン館のセコム的な仕掛けは想像をこえていて 不思議。ちょっと笑える?

    2
    投稿日: 2012.12.26
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    ルパンを読むのは何年ぶりだろう? 昔のシリーズを本棚から探し出して、また読みたくなった。 ただ、今作品は未完成と言われているだけあって、やはり昔からの読者にとっては少々物足りなかったのは否めない。 しかし、ルパンの作り出すこの世界観、ルパンの人間性の魅力、正義感、騎士道、高慢さと卑屈さ…いろいろあるが、やっぱりこの独特の雰囲気はルブランならではと言わざるを得ない。 未完成だろうがなんだろうが、読まないわけにはいかないだろう。

    0
    投稿日: 2012.12.26
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    ルパン、最後の恋 ルパンと言っても三世じゃなく、恋の相手も峰不二子ではない ルパン三世の口上 「俺の名はルパン三世。かの名高き怪盗ルパンの孫だ。」 に出てくるお爺ちゃん、怪盗紳士アルセーヌ・ルパンのことだ 子供のころ、ポプラ社の子供向け翻訳全集にアルセーヌ・ルパンシリーズがあったが 、ルパンのロータスでエスプリに溢れた活躍ぶりは、孫のルパン三世に負けず劣らず 華々しいものだった 「奇岩城」 「813」 「虎の牙」 「緑の目の令嬢」 「八点鐘」 「金三角」 「ラ・ヴァール・イヴァ荘」 「三十棺桶島」 「カリオストロ伯爵夫人」 「ルパン対ホームズ」 全集をコンプしていた私は、その作品群の多くを今でも懐かしく思い出すことができる さて実は、そのルパンシリーズには末尾を 締めくくる未公開の最終作品があり、作者 モーリス・ルブランの死後70年を経過した本年、奇跡の発売にいたる運びとなったの が、本書「ルパン、最後の恋」である 最後の「恋」と銘打つだけあって、美しいヒロインと、いつものように変名を使い身を隠しながらも、ちょろちょろプレイボー イぶりを発揮しているルパンとの恋の物語 である ヒロインの父、レルヌ大公の自殺に端を発したストーリーは、国際的な陰謀の匂いを発しつつ、20世紀前半の美しいフランスを舞台に展開する ルパンは貧しい子供たちの教師役として活動しながらもフランスという国を愛する愛国者の立場から、そして、ヒロインを守る騎士の立場から事件解決に邁進する 70年間、解禁されなかったのは、遺族が作品の未完成ぶりをわかっていたのではないか?と、思えるくらい今ひとつ面白くない (失礼)ストーリーだったが、子供のころに読んだルパンの変わらぬ活躍ぶりや、建 築物や食べ物など作品発表当時の文化や雰囲気を味わえたので良かった ルパン、最後の恋 作者モーリス・ルブランの死後70年を経て発表された、ルパンシリーズ最終作品である

    0
    投稿日: 2012.12.19
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    アニメのルパンの印象が強いんだけれど アニメのルパンも本のルパンも紳士でかっこいい。 ルパンにも人を心から愛する気持ちがあるっていうのがわかってなんだかほっとした。人間らしい生活も送ってほしいし。

    1
    投稿日: 2012.12.19
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    65点。同僚から借りました。話題になったルブラン遺作。 ホームズよりルパンっ子だったわたしにとっては楽しく読めました。 これ、児童書にすればいいんじゃないかと思います。 訳はあまり上手くないというか、前半かなりぎくしゃくしていますが、後半になるとさほど気になりません。 子どもの頃、大好きだったルパンシリーズ(お気に入りは「奇巌城」)を思い出して幸せなひとときを過ごせました。

    0
    投稿日: 2012.12.12
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    「長らく封印されてきた正統アルセーヌ・ルパン・シリーズ未発表の最新作、ついに解禁」 なんてワクワクするあおりでしょう。 読むしかないでしょう、これは。 で、面白かった! ルパン、カッコよすぎます。 まさに『怪盗紳士』です。 今回は、子供達を導く教師としてのルパンが見られますが、しゃれっ気が効いていて、勇猛果敢で、優雅で美しい。 愛情と苦悩に揺れ動くルパンが愛おしい。  どちらかと言えばホームズ(探偵)よりでしたが、一気に逆転しそうな勢いです。いい機会なので色々読んでみよう。 「アルセーヌ・ルパンの逮捕」もよかったです。

    1
    投稿日: 2012.11.20
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    モーリスルブラン没後70年を経て発表されたこの作品。初めてルパンシリーズを読んだが、泥棒なのに好青年という設定は昔の作品ながら斬新で、恋するルパンが可愛らしい。

    1
    投稿日: 2012.11.18
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    原作者が推敲中に亡くなったため遺族がお蔵入りとした遺作の70年ぶりの出版なので作品としての価値はそもそも低いわけで、ストーリーもやっぱりそれなり。何より敵キャラに魅力がなさ過ぎだし主人公のルパンも隠居老人みたい。出版されたことに価値のある作品でしょうか。

    0
    投稿日: 2012.11.13
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    『貴女の前に×××女は1人もいません』って、どの口が言ってんね~ん!(爆笑)(あんまり意味のない伏字) って突っ込んだのは私だけじゃない筈。素で笑ってしまいましたぜルパンの旦那~(*^^*)によによ 今回は怪盗紳士でも探偵紳士でも放蕩紳士でもなく、理想主義に燃える愛国紳士なルパンの活躍譚です。 貧しい子供達に教育を施したり(ちゃっかり自分の為に働かせてましたが)、フランスという国の未来を憂慮し自分にできることを模索する姿は、昔読んだ胸踊る冒険譚でのルパン像とは一線を画しています。昔から義賊的ではありましたが、ここまで落ち着いた教育者な風格はなかったし、もっとやんちゃなイメージがあったので、ちょっぴり寂しさも感じたり(´・ω・`)これが四十の渋み…か… ただ、プレイボーイっぷりは健在です(笑)。 真面目な話してた次の瞬間には、ヒロインと歯の浮くような会話の応酬(笑)。しかもこれが会う度に繰り返される(笑)。好き合ってるのはもう十分分かったよ!のろけてんのか⁈リア充め!ってなるのは私がピュアな子供じゃないからでしょうね…昔は超ドキドキしたもんルパンのアバンチュール(笑)。 今回のすったもんだ(大事な所…)の内容は、正直物足りません。肉付けが足りない印象を強く受けます。外交問題や金貨強盗事件、フランス国王の所蔵本に関わる画策など読みどころは沢山なのに、気付けば浮いたセリフと勇敢な子供達と愉快なトラップと間抜けなヒールしか印象に残っていません。読みやすくはあるライトさですが、重厚さを増したルパンの人物像とのアンマッチで違和感も生じています。残念…。 ルブラン本人もこの作品の出版に肯定的ではないかもしれません。彼の息子が出版を控えた、という点も頷けます。 が、孫娘が没後70年を経て今作に日の目を見せたことには、やっぱり嘗てルパンの冒険譚に胸踊らせた少年少女は喝采を送らざるを得ないのではないでしょうか。 あと、ルブランやっぱりホームズ意識し過ぎ(笑)。 父親が亡くなり意気消沈する一人娘コラに遺された遺書には、彼女の取り巻きである『四銃士』の中に彼の有名なアルセーヌ・ルパンがいる、彼に助力を請うように、と記されていた。 やがてコラに持ち込まれた、次期イギリス国王候補との縁談。持参金として送られる筈だった金貨を巡る陰謀に巻き込まれた彼女を救おうと、ルパンと彼の部下達が活躍する。 やがて明らかになる意外な黒幕の正体とは。 そして、愛し合うルパンとコラが選択した彼等の結末とは?

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    投稿日: 2012.11.12
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    ルパンといえば、三世が思い浮かぶだろーけどこっちが最初だな 変装の達人、神出鬼没な怪盗なんだけど悪者っていうよりかは正義の味方のような立ち位置だね、ルブランの作品の中で。 最後の恋ということで恋多き男ルパンの活躍がみられる。教育者としての一面も。 俺はホームズよりルパン派だから、楽しく読めました( ´ ▽ ` )ノ

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    投稿日: 2012.11.08
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    2011年にルブラン(Maurice Marie Émile Leblanc, 1864年11月11日 - 1941年11月6日)の孫のフロランス嬢が、祖父の遺品を整理していた時に偶然見つけた遺稿です。 ルブランは、全体を書き切ってから推敲を重ねることで作品にしていくタイプの作家だったので、この作品は部分的に粗く、ストーリーも追いにくいところが何カ所かあるのですが、それでも、大好きなルパンの新しい話が読めるなんて幸せです。 おまけに、1作目の雑誌に載った版(日本では未翻訳)の『アルセーヌ・ルパンの逮捕』も収録されていました。 ルパンの○○○が冒頭にでてきてびっくり。 書きたいことはたくさんあるけど、これから読む人のことを考えると素敵なうっとりする話だったとしか書けないなぁ。 ガニマール刑事が出てこなかったのが残念です。 あの探偵の方はどうでもいいけど。 ← 奇巌城のうらみをまだ引きずっているらしい(笑)。

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    投稿日: 2012.11.07
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    少年探偵団よりもルパンが好きだった少年が、成長してこの本が出たと知ったらそりゃ買って読むでしょう。でも、さすがに作者が出版しなかっただけ会って中途半端なのは事実。前半の伏線が生かされてなさ過ぎです。でも、ルパン好きな人は読むしかないでしょう。最期に作者が望んだルパンの姿の一端を見ることが出来て満足です。

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    投稿日: 2012.11.06
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    ワタクシにとって、怪盗ルパンのシリーズは、ときめきロマンス小説なのである。 そんな人間からみた、この度、発見されたこの小説は、もう、ロマンチックでいい感じなのです! 最後の恋、なのですよ。 ルパンが大志を抱きながらも、メロメロなのですよ。 うふ♪ 題名にもなっている「最後の恋」と、もう一編。 ルパン初登場の、初めて雑誌に掲載された小説も載っているのですが、そのお話も、託された宝物と心の行方が、とてもロマンチック(>▽<) 読んでいる途中は、ずっとニマニマしっぱなしだった自覚ありです。 文句を付けるなら、もう少々、古くさい文章で読みたかったな。 なんたってルパンは、時代がかった気障な男前なのですものね!

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    投稿日: 2012.11.04
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    ファンとして最新作が読めたのは嬉しい・・・・のだが、『奇巌城』ファンとしては納得しがたい思いが残る。

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    投稿日: 2012.11.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    推敲不足だというのは事実だと思う。遺族が出版を渋ったのも無理はないかもしれない。唐突な展開はやや興ざめするのも本当だと思う。 正直、ヒロインが全然魅力的に思えないし、ルパンが簡単に正体を明かしすぎるのも気に入らない。もっと最後まで引っ張って欲しいところ。 とりあえず、最後の恋とするにはヒロインに魅力がなさ過ぎる。 それでも、ルパンなんだなーというのが感想。ルパン好きだよ。 ルパン三世を許せないくらいには愛してる。

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    投稿日: 2012.11.02
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    やっぱホームズ派だなー。 ルパンかっこいいとは思うんだけど、 脈絡なく解決するのがなんか腑に落ちないというか、 映像向きってことなのかな。

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    投稿日: 2012.11.01
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    シリーズを読んでいなくても楽しめました。これまで日本の推理やミステリー小説しか読んでなかったので、今作品の時代感やスケールが新鮮でした。

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    投稿日: 2012.10.27
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    今年発表になったルパン最後の作品。ルパンの物語を読んで育った私には感慨深い一冊。 ルブランが充分な推敲をする前に倒れてしまったためか、スーパーマンぶりが際立ちすぎる点など、若干荒削りな印象はあるものの、成熟した大人のルパンの冒険が楽しめる。 ルパン好きなら必読の一冊。

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    投稿日: 2012.10.27
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    子供のころにはまったルパンシリーズ。まさか今になって、新作が読めるだなんて思いもしませんでした。 まだまだ推敲の余地のある原稿だったようなので、ちょっと物足りない感じもします。もっと壮大な物語になっていたのかも。でも読めたってので満足かなあ。 タイトル通り「恋」が前面に押し出されているのですが。一点、これは納得できないぞって点が。「あなたの前に愛した女は一人もいません」なんて言っちゃダメでしょっ! レイモンドは? クラリスは?

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    投稿日: 2012.10.23
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    あこがれました、アルセーヌ・ルパン。 頭がよくて、お金持ち、そしておそらくイケメン。 何度も何度も読みました。 そしてそれから数年。 本屋さんに平積みになっていたルパンの「未発表作」の文字につられて購入。 ドキドキしながら読み始めましたが・・・・「コラァ!!」 なんだかさっぱり、のめりこむことができませんでした。 ルパンとコラの会話にドッチラケ。 悪党をこらしめるルパンの仕掛けもよくわからなかった。 孫の「ルパン三世」に出てきそうなシステムだったな。 つまらん!!

    0
    投稿日: 2012.10.23
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    翻訳本はどうしても読みづらい私です。が、最後の方はわりとすんなり読めました。話に勢いがあったからかな…? 子供の頃から憧れてたルパンがこんなに一途に女性を想っているのがなんだか不思議でした。幸せになってくださいね(*´ω`*)

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    投稿日: 2012.10.18
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    まさかルパンの新作を読める日が来るなんて!読み終わった今は、静かな満足感でいっぱい。 ルパンは愛情深い。でも、知り合って愛した女性と結ばれることはなかった。 この本では、いつものように快活なところはそのままで、さらに教育者として、福祉者として活躍する面を見ることができた。付き従う子供たちのまっすぐさに心踊った。 こんな気持ちのいい愛国家がほかにいるかしら。ルパンだってまっすぐな人だよ。 大好きなルパンは、幸せになりました。幸せな結末をありがとう。

    1
    投稿日: 2012.10.16
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    懐かしいビニールカバーとポケットブックサイズ。初版は2012/9/15でこれは再版,どういうこと?~父がピストル自殺し,遺されたコラが受け取った遺書には,四銃士の一人がルパンであるから,その言うとおりに動いて幸せになることを願っていた。伯爵はパリから車で30分の城を買い,大尉は子どもを集めて,暴力を振るう大人達を懲らしめている。実の父であるハリントン卿から贈られる金を積んだ飛行機から袋が消え,三悪人がこれを運ぼうとしているが,大尉はこれを捕らえたが,コラ嬢を攫って身代金が要求される。コラの身柄を確保した大尉との仲が接近するが,大尉は現英国王の甥オックスフォード公と結婚し,王妃になるべきだという。まだ敵の攻撃があると考え,パリの邸宅に戻るが,手下の子ども達の情報収集から敵が英国諜報機関で,ルパンが先祖から受け継いだジャンヌ・ダルクの供述を記した本を狙っており,手先のカーベッドがコラ嬢に劣情を抱いて忍び込む計画を察知し,罠を仕掛ける~ルパンシリーズは多分ちゃんと読んだことがないんだ。どうも世界に入り込めない。ブランの書き方は,最初電報文のような素っ気ないスタイルで書き,推敲に推敲を重ねて完成させるスタイルだが,推敲の最中に脳血栓で倒れ,それでも頑張っていたが完成できずに死亡した。子は不完全だと発表せず,孫娘が著作権の切れた71年後に原稿を発掘し発表。確かに粗っぽい気がする。最後の恋と言うことは結婚すると言う事だった。まあ目の前にこの本があって・・・読めて良かったかな

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    投稿日: 2012.10.16
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    店頭で見つけて、フラッと購入。 ルパン、小学生くらいの頃、児童向けのを数冊読んだ覚えはありますが、 大人になってからは手に取ったことが無いかも、です。 ホームズは大人になってからも幾度となく読み返しているのと比べると、 自分でも不思議でしたが、、久々に読んでみて何となく得心。 そのなんとも情緒たっぷりな文体が、ホームズのそれとは真逆な感じで、 読むのに結構疲れる感じですかね、、こればっかりは好みでしょうか。 ん、終盤では、ルパン三世での"カリオストロ"を思い出してしまったり、なんて。 そういえば、ホームズ vs ルパンなんて一遍も出ていたような、、

    2
    投稿日: 2012.10.15
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    うーん。 いくらルブランとはいえ、いくらルパンの未発表作とはいえ、ルパン最後の作品という点以外は出版に値するレベルの小説とは思えない。 ルパンは懐かしいのだけれど。。。

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    投稿日: 2012.10.15
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    王道のナイト・ストーリー。 ルパン読んだのは何年ぶりやろう。 後半、ふとルパン三世の『カリオストロの城』を思い出した。ご先祖様はそっちの道を選んだんね。 おまけでついてる『アルセーヌ・ルパンの逮捕』の懐かしいストーリーも嬉しい一冊。

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    投稿日: 2012.10.13
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    今日から、読みますね。 (2012年10月10日) 読み終えました。 なるほど、ね。 (2012年10月17日)

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    投稿日: 2012.10.10
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    小学生の頃に図書館で借りて貪るように読んだルパンシリーズ、あれは紛れもなく恋してましたね。その70年振り未発表最新作、まるで初恋の人に再会する気分。 後書きにもあったように推敲不足の感は否めないし、あの頃感じたトキメキもない。もっとスーパーマンだったような気がするんだけど、初恋なんてそういうものですかね(笑)

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    投稿日: 2012.10.09
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    小学生の頃、神奈川の県立図書館に週末に家族で出かけていたのを思い出す。明智小五郎、ホームズ、ルパン、よく読んだ。内容は覚えていないが、そのヒーロー像は記憶に染み付いている。 最後のストーリー、手にできてよかった。大作である必要は無い、長年馴染んだあのルパンがどう完結するか、それを目にできるだけで感動だ。

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    投稿日: 2012.10.08
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    アルセーヌ・ルパンが生涯でただ一人愛した女性との出会い、そして…。 いやぁ~、ルパンに未発表作品があったなんて、ビックリ!! ルパンを読むなんて何年ぶりでしょう。内容がどうより、21世紀に初めて世に出たルパンに、こんな事もあるのだと感慨にふけってしまいます。 作品としては、ルパンの好きになった女性は、ルパンらしい好みだなあと思いました。

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    投稿日: 2012.10.08
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    幻の遺作。 これを読めただけで幸せというものでしょう。 内容は…いい意味でも悪い意味でも【アルセーヌ・ルパン】らしい、と思います。

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    投稿日: 2012.10.07
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    父親のレルヌ大公が突然自殺し、一人娘のコラは悲しみに沈んでいた。そんなコラを助けるのは、大公から後見を託された4人の男たち。大公は遺書の中で、じつはこの4人の中に正体を隠したアルセーヌ・ルパンがいる。ルパンは信頼に足る人物なので、それが誰かを見つけ出して頼りにするようにと記していた。やがて思いがけない事実が明らかになる。大公はコラの本当の父親ではなく、コラの母親がイギリスのハリントン卿との間にもうけた子だったのだ。高貴な血をひくコラは、にわかに国際的陰謀に巻き込まれ、そんなコラを救うべく、ルパンは動きだすが・・・。 小学生の頃に全作読んだほどルパンをこよなく愛してた私が、本家新作と聞いたら飛びつかない訳がない。推敲途中だろうが何だろうが、もちろん発売日に買いに走ったさ♪ 確かに、作品としては未完成なのかなと思う部分もなくはない。だけどやっぱり好きだな。作品の完成度は星三つだけど、好きか嫌いかでいったらやっぱり私は何年たとうが五つをつけるだろう。女好きでちょっと軽くて、だけど弱者には優しくて、いつだってカッコいいルパンに再会できて、すごく嬉しい。時代の風潮に囚われないコラは一見尻軽女だけど、でも芯がある人だと思う。ルパンのことを色眼鏡で見たりせず受け入れて波乱の人生を楽しめる女性だよね。お幸せに!ところで平岡新訳での全集はまだですか・・・?これで人気が出ればいいのに。

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    投稿日: 2012.10.07
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    遺族のもとで長らく封印されてきたルブラン幻の遺作。 まさか今になってルパンの新作が出るとは思わなかった。 子供のころ、ポプラ社のルパンに熱狂したクチなので純粋に嬉しい。 恋あり冒険ありのストーリーだが、推敲途中だったからか、それとも私のルパンに対する思い入れが強すぎるのか、ちょっとあっさりしすぎて拍子抜けかも。しかし読めることに意義がある作品。

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    投稿日: 2012.09.27
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    モーリス・ルブランの未発表の遺稿…。 アルセーヌ・ルパンの最新作にして、幻の最終作…。 っと言っても…、実は…、あっし…、 アルセーヌ・ルパンをちゃんと読むのは、 これが、初めてだったりして…f(^_^;)あはあはあは でも…、そぅ言う人って、結構いるんじゃなぃですか~?? 他の作品をちゃんと読んでなぃボクが言ぅのも、何ですが…、 怪盗紳士といぅイメージが、まんま出てたんじゃなぃかと…。 おじさんのルパンと若き姫の設定は、どことはなしに、 「ルパン三世 カリオストロの城」が過るところもあり、 アルセーヌ・ルパンの新たな冒険のお話というよりは、 一連のシリーズのエピローグ的な雰囲気の作品でした。 でも…、 話題性は抜群の、待ちに待った発売といったところでそぅが、 一つの小説としては、並みの評価と致します。すみません…。

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    投稿日: 2012.09.22
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    父親の自殺に悲しむ娘のコラは父の遺書から自分の身近にアルセーヌ・ルパンがいることを知る。ルパンはコラのピンチを救うため見えない敵と戦っていく、という話。 筆者の推敲が不十分だったということで長らく封印されていた作品なのですが、今年フランスで出版され、それから数か月後に日本でも出版されたという作品です。 ルパンの敵となるキャラクターたちが正直なところルパンを倒せる感じが全くしませんでした(笑)やはり推敲不足なのか敵キャラクターが力不足で話も単調な感じ。他の名作と比べるとどうしても見劣りする感じを受けてしまいます。 しかし晩年の作品ということもあってか、女性に対する振る舞いや自信過剰な様子などルパンのキャラとしての魅力はしっかり書かれているという印象でした。そのあたりは推敲が必要ないくらいルブランの中でルパンのキャラが出来上がっていたのですね。 なのでルパンシリーズの作品としては全く違和感がないです。昔ルパンにはまったという人なら十分楽しんで読める作品になっていると思います。  他に興味深いのは『アルセーヌ・ルパンの逮捕』の初出版と筆者のルブランのエッセイ『アルセーヌ・ルパンとは何者か?』もついていること。ルブラン自身がルパンとホームズの違いを語っていた文が特に印象的でした。 早川書房さんの今回の翻訳本の出版の速さはありがたいですね。この勢いに乗ってルパンシリーズの新訳をもう一回出版してみては? と思うのですがやっぱり無理かなあ……

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    投稿日: 2012.09.22
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    ルパン幻の最終作、いつもの盗みもあれば、恋もあり、家族も出てくるなど、ファンにとってはたまらない作品ですね。よかったー

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    投稿日: 2012.09.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『ルパン最後の恋』 ナポレオンの命令である財宝の秘密の隠された本を入手したルパン将軍。レルヌ大公の自殺。残された娘コラにあてた遺書。彼女の周囲にいる4人の人物の中にアルセーヌ・ルパンがいるという。コラの本当の素性はイギリスのハリントン卿の娘。盗まれたハリントン卿の金貨。コラに対する陰謀。ルパンに協力するジョセファン、マリー・テレーズ。コラとオックスフォード卿を結婚させようとするサヴリー大尉。サヴリー大尉とコラの恋。 『アルセーヌ・ルパンの逮捕』 アメリカに向かう船上でのルパン探し、アメリカで待ち受けたガニマール警部。 『アルセーヌ・ルパンとは何者か?』

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    投稿日: 2012.09.15
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    モーリス・ルブランのアルセーヌ・ルパンシリーズの最新作。ルパンの70年ぶりの新作です。推敲途中で作者が倒れてしまったため、未完成ですが、ファンにとっては正統な続編が読める事はうれしいです。ルパンシリーズの数々の名作に比べれば、微妙ですが数々の恋と冒険を経てきたルパンが、その後どんな生活をしていたのか読めるだけでも良いですね。英国の諜報機関や少年たちなど、本作のルパン周辺キャラの設定は面白いと思うので、もっと読みたかったな。付録の"ルパン逮捕される"や"アルセーヌ・ルパンとは何者か"も面白かったです。

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    投稿日: 2012.09.15
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    2012/09/15 入手(購入は奥さん)。昔懐かしいポケミスで出てる。今時の本屋だと、どこの棚に置くんだろう?

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    投稿日: 2012.09.15
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    モーリス・ルブランのルパン、遺族のもとにあった本当に最後の作品です。発見されフランスで話題になってから、予想以上に早かった邦訳刊行万歳!

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    投稿日: 2012.09.14
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    中学生のころ読みふけったルパンシリーズ。あれ?本作のルパンの年齢が自分と一緒だ。時が経つのは早いもんだ。そしてこんな素敵な恋してるなんて…(^^; もうそれだけで満足!

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    投稿日: 2012.09.12