
総合評価
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powered by ブクログ徴収官という題材が新しいのか、面白く読み進めました。 主人公のグー子については、色々と甘すぎ。鏡さんの仕事ぶりは素晴らしい。 主人公に共感はできないけど、彼女の甘 や弱さに似たとこが自分にも少なからずあるからなのだと思います。 文章は稚拙さ軽さを感じ、良い事言ってる感じにしてるけど深みはない?!みたいなとこはありますが、魅力のある内容なので続編も読もうと思ってます。
0投稿日: 2013.04.26
powered by ブクログお仕事エンターテイメント小説。耳に馴染みのない職業を読者にうまーく表現できていて読みやすかった。ぐーちゃんがんばれーっという気持ちになる本だった。
0投稿日: 2013.04.21
powered by ブクログ国税専門官が主役の珍しいお話。 凄くモチベーションが上がりました。 人が作った法律が、人の心を踏みにじる。でも、その法律には人を救う力がある。面白かったです。
0投稿日: 2013.04.17
powered by ブクログこれは単純におもしろい! 税金を徴収する役職について考えたことはなかったので、あらためてこうして物語にされると税金とは…と考えさせられる。 今まで税金に対して不満をつい口にしていたが、これからは払おうよ、と積極的に言ってしまいそうな…… と、同時に社会に新しく入っていく新社会人や働く女子ならだれでもぶちあたりそうな壁や思いを赤裸々に書いているお仕事小説としても楽しめる。 とりあえず社会人として、税金は必ず収めなければな…と思わされた、おすすめの一冊。
0投稿日: 2013.04.09
powered by ブクログ女性徴収官を主役にした小説とのことで。なぜ手に取ったのかが不明だが、読んで正解だった。なんというか、その、ぐっとくる状態になぜかなってしまった。うーむ。どこに来るものがあったのかは全くわからんのだが、読後来るものがあった。何の感想にもなってないが・・・。続刊も必ず読もう。
0投稿日: 2013.04.03
powered by ブクログドラマを見てからの読了。 ドラマは途中から見だしたから、 あの時話が分からなかった部分を知れて 個人的にスッキリ! ドラマの配役そのままで読み進めて違和感なし。 最後の展開は思わず微笑んでしまった(*^^*)
0投稿日: 2013.03.13
powered by ブクログ主人公が公務員という「安定」にのみ固執する自身の捻れを自覚し、捻れを「安定」で抑え付けてまで着いた徴収官という仕事に、自負と意義を見出すまでを非常にお見事にがっつり読ませてくれる。お仕事エンタでもあるけれどビルドゥングスでもあり、更に徴税を扱う社会派エンタでもある。 後半、畳み掛けるように主人公の「安定」のみへの固執が、それのみしか求めることのできない自身の無自覚さが、痛いほどに晒される。 自分には出来ない踏み込む覇気もない女子力を妬むことすら出来ず否定するだけの自分。「あんたとことん同性の友達いないでしょ」P272 仕事をただ表面的にこなす件数として処理するだけだった自分。求められている役割を自分がどれだけわかっていなかったかを突き詰められるのはそれは痛い痛い辛い事実だけれど。 わからないままよりずっといい。と思わせてくれる終わり方でした。 そしてかなり自意識に痛い小説でした。やられた。
0投稿日: 2013.02.28
powered by ブクログビジネス小説。エピソードの展開やらはなんか既視感あり。でも痛快サラリーマンエンタメ小説の王道なのかも。
0投稿日: 2013.02.25
powered by ブクログまるでドラマの脚本のような読みやすさ。 登場人物のキャラの立ち方が魅力的。 後半から主人公の葛藤が説明台詞調に押し付けられているような気分にさせられてしまったことが残念。
0投稿日: 2013.02.25
powered by ブクログドラマは見ていないけど、井上真央はまさにはまり役!税金をめぐって、色んな人の人生をめぐる話。主人公ががむしゃらに働く姿に共感。
0投稿日: 2013.02.18
powered by ブクログドラマはほとんど見てなかったけど、存在は知ってた。 本屋さんでたまたま見かけて面白そうだったので、購入。 とっても読みやすくて一気読み。 ちょっと文章が軽いかなーと思ったけど、それも味。 内容も勉強になった。 なによりも。。 毎日心のなかで文句垂れ流しながら言葉には出さずに働き、 世間のリア充には滅びろ滅びろと呪詛をとなえる私にとっては、 ぐー子の言動やら考えやら、色々と身に覚えがあって、あいたたた…な気分。 鏡特官みたいなキャラ?そりゃ〜好きですよう! 続編も読もっと。
0投稿日: 2013.02.05
powered by ブクログ特別国税徴収官というある意味,目立たず苦労の多い仕事に就く若者の挫折と成長を生き生きと描いており,面白い本でした。
0投稿日: 2013.01.25
powered by ブクログ本屋の新刊コーナーで何となく手に取って・・・以来、何年たったのやら。で読了しました。 何となく勝手に、TVで言うところの「二時間サスペンス物」と想像してましたら、予想外の「人情物」かも。 もともと読書時間が、ラッシュアワーの通勤時間のため、うっかり人情物というか、涙ホロリを狙った物は読んだりすると、どう見ても不審人物となるため避けておりました。 なのに気が付いたのは、吊革握りつつ帰宅中の電車の中。「もしかして、これ人情物じゃないの!読んだら危険!」などと思ったものの、「続きが読みたい」と一気に読み切りました。ちょっぴりうるるとしながら。たぶん怪しい人にはなっていない(はず)。 といいながら、脳内で展開される映像は、やっぱり「二時間サスペンス物」。 予想通りのドキドキですが、最後まで一気に読ませてくれます。 娯楽小説だと思うか、知識を得られる小説と思うか、読む人の生活形態によって、色々な感想が得られそうです。 ワタクシは知っておいて損はない知識が書いてあるような気がしました。
0投稿日: 2013.01.06
powered by ブクログ税金滞納者を取り立てる皆の嫌われ者である徴収官のなかでも、特に悪質な事案を扱う特別国税徴収官(通称、トッカン)を描いたお話。 調査サイドについて描かれた作品は読んだことがあったが、徴収サイドについては初めてだったので興味を持って読んだ。 個人的には鏡特官が好き。彼視点でのお話も読んでみたいとも思う。 ただ、「税務署」を扱った作品という点は魅力的だったが、少々文章が稚拙な感じがしたのが残念。 調査サイドではなく徴税サイドにスポットをあてているのに、なぜわざわざ調査サイドの仕事をネタにしたかが謎。 あと、ちょっと人情味があふれる話になりすぎているのが個人的には好きでない。 もう少し税について専門的な物語であることを期待していた。
0投稿日: 2013.01.05
powered by ブクログ久しぶりに読み応えのある、わくわくする小説。 税金の徴収は大変そうだという認識しかなかったから、 知らない世界が覗けるようでうれしい。 他の2冊も早速読みたいo(^▽^)o
0投稿日: 2012.12.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
国税の特別徴収員、略してトッカンを扱った小説。 トッカン付きになった女性徴収員が様々は人々に囲まれながら奮闘する。 なかなかドラマティックで興味深く読めた。ありがちな恋愛話になるかとおもいきや、そんな感じもしない。 癖のあるキャラクターが何人も出てくるが、それほど生かし切れていない感じがする。続きがあるようなので、そこで活躍してくるのかも、続きを読んでみたい。
0投稿日: 2012.12.21
powered by ブクログテンポが良く、読みやすかったです。主人公の一人称で進んでいくので、彼女の人間臭さや、綺麗事なんかではない、公務員の本音の部分も見ることが出来て、成長していくところも良かったです。
0投稿日: 2012.12.06
powered by ブクログドラマ化されたということは、ある程度エンターテイメントしてるんだろうな、というハードルの低さで読み始めたので、予想以上に面白かった。 高校生みたいなロマンス要素がなければよかったのに。。。
0投稿日: 2012.12.04
powered by ブクログ面白かったわー。以前に読んだときは数頁で終わった。多分用語でつまづいた記憶。ドラマが好きだったので再チャレンジ。どの登場人物もキャラが立っていてわかりやすい。
0投稿日: 2012.12.02
powered by ブクログマルサの女で取り上げられた調査官は刑事に通じるものがあり、話としては十分に成立するであろうと思われるが、徴収官を主人公にした本作は、その職業柄、決まったものを徴収するだけ地味であり、なおかつ直截的に金が絡んで借金の取り立て人的な感があり、話としては成立しづらかろうと思われる。そのせいか、非常に極端な登場人物を散りばめ、主人公として拗ねた女を配し、職業人として自覚するという話を主軸に据え、その周りに税のあり方と、その意味にまつわる小話を添え、ストーリーとして十分に面白い話として成立したと思われる。
0投稿日: 2012.11.30
powered by ブクログ珍しくドラマから先に入ってしまいましたが、結果的にはこれで良かったかなと思います。キャスティングがバッチリと浮かんでいますし、ミスチルの主題歌「hypnosis」もずっと頭の中でリピートしてました。内容はほぼドラマ通りでしたが、知らぬ間に税の知識も身に付いた気がします。
0投稿日: 2012.11.04
powered by ブクログ高殿円『トッカン―特別国税徴収官―』 (2010年6月・早川書房 / 2012年5月・ハヤカワ文庫) 税金滞納者を取り立てる皆の嫌われ者、徴収官。なかでも特に悪質な事案を扱うのが特別国税徴収官(略してトッカン)である。東京国税局京橋地区税務署に所属する新米徴収官ぐー子は、鬼上司・鏡特官の下、今日も滞納者の取り立てに奔走中。カフェの二重帳簿疑惑や銀座クラブの罠に立ち向かいつつ、人間の生活と欲望に直結した税金について学んでいく。仕事人たちに明日への希望の火を灯す税務署エンタメシリーズ第1弾。 なんで巷の評価が高いのかわからん。 設定は魅力的ではあるものの、ハヤカワで出すほどの話ではなかったんじゃないかな。 国税という組織を描くのに、いわゆるマルサではなく徴税をメインにしたのは良い。 なのにしょうもない謎を提示してミステリ仕立てにしてしまい、やってることはマルサと一緒となれば、何のために徴収官を主人公にしたんだか。そもそもミステリの出来としては及第点にすら届いていない。そういう意味では、ラストの工場の話は変に捻ってなくて好き。 無理矢理笑わせようとするしつこい比喩や、ステロタイプのキャラ造型、お涙頂戴の過去のエピソード、予定調和のクライマックス。 そんでもって最後にこの二人をくっつけようとしていらっしゃる。ラノベ畑から出てきた人なら、そこは避けるべきじゃね? だいたい、そんな感じじゃなかったでしょ、あの二人は。 有川浩の後釜狙いなのか? 55点(100点満点)。
2投稿日: 2012.10.18
powered by ブクログドラマも良かったけど、ドラマはあくまでクレーマー対公務員という感じだったが原作はより国民と対話するスタンスが強かったように思える
0投稿日: 2012.10.14
powered by ブクログドラマのイメージが邪魔して読みにくかった! 先に読めば良かったかな? いずれにせよ、主人公に共感できなくて好きじゃないー。
0投稿日: 2012.09.29
powered by ブクログ税金がそんなに重い位置にあるなんて知らなかった。 勉強になりました。 本当に大切なことって何だろうってこと、伝わったなぁ。 面白かった。
0投稿日: 2012.09.25
powered by ブクログ特別国税徴収官、トッカン付きの徴収官の鈴宮深樹はトッカンである鏡と一緒に徴収業務をやっている。グーの根も出ないと言うことでグー子と言われながらも少しずつ成長していく成長記だな。初め公務員と言うことで安定と上から目線していないようでもしていたことを気づきそれでまた成長していったグー子のしっかり見守る鏡。最後の方に鏡の過去や、なぜグー子が鏡付きの徴収官になったか、が明かされてちょっとほのぼのとした感じがあってこれまた良い。小難しい国税徴収というジャンルでこのような話が書けるのは作者、う〜〜んただ者じゃないね。最近読んだ誉田哲也以来の良いできかなあと思います。ハイ。
1投稿日: 2012.09.22
powered by ブクログドラマ化されて話題になった作品ですが、トッカン@鬼上司の鏡とその部下のぐうぐう詰まってばかりの「ぐー子」@涼宮の掛け合いで楽しく読ませて、徴収官の仕事についても知れることのできる、お仕事小説としてとても楽しくてためになる、良い物語でした。仕事とは何か、なぜこの仕事をするのか、という働く人間が陥りやすい答えの出しにくい問いに、向き合ってついにその本音を口にするぐー子の成長もじっくり描かれていて読ませます。消費税があがるナントカ税があがる、そのことに文句ばかりいってないで、税制そのものとその使途についても良く考えなければいけないなとも思いました。
0投稿日: 2012.09.21
powered by ブクログ初めの方の『―べちゃ』に,駅のホームで吹きました。仕事って大変だよなあと思いつつ,ぐー子みたいに一生懸命進んでいきたいと思える話でした。
0投稿日: 2012.09.13
powered by ブクログ鏡特官にきゅんとしながらw どんどん読んでしまったー! ぐー子のどんくささというか、泥臭さが時々自分の仕事と重なってしょんぼりさたりするけど。 一気に読みたくなる!
0投稿日: 2012.08.30
powered by ブクログキャラクターの魅力が抜群。 税務署にもその職務にも一応無縁でもしっかり楽しめた。 ヒロインの成長の仕方も判りやすく共感しやすい。 ドラマ化のキャスティングがけっこうはまってるので 見てみたい。 ストーリーは変更されてるだろうけれど。
0投稿日: 2012.08.29
powered by ブクログ鏡特官が、かっこよすぎる。惚れた。ニヤニヤ。特にラスト、不意打ちすぎます。主人公のぐー子も一生懸命に反省してて、良い感じに可哀想な姿が良いね! 個人的に木綿子さんの出番がもっと欲しい。姉御キャラ好き。続きも絶対読む!
0投稿日: 2012.08.26
powered by ブクログドラマがけっこう面白いので、気になって原作を読んでみました。 高殿円さんは初読。ラノベ出身の方なんですね。 面白いです。「ぐー子」こと鈴宮深樹の一人称のせいもあって、ドラマよりももっと泥臭い。ぐー子が気の弱いいい子ではなく、嫌な面もずっとあって人間臭い。でも、自分の気付かなかった嫌な面に対面した時の息苦しさの描写に手を抜かないので、一人の若い女性の成長物語としても読み応えがあります。 鏡とのほのかな恋愛フラグがラノベっぽくわかりやすくて、好きな人多いと思います。国税徴収官、という馴染みのない職種のお仕事小説としても楽しめますし、前向きなラストは明るい気持ちになれるのでは。 ちょっと続きが読んでみたいな~という小説でした。
0投稿日: 2012.08.25
powered by ブクログ仕事柄(笑)今ドラマ化されている作品ということで読んでみた。 想像以上に真面目な作品だけれども、税金やお金関係というよりも、仕事を通じた若手OLの成長物語という色彩が強いと思う。
0投稿日: 2012.08.25
powered by ブクログ井上真央が主役のドラマの原作本。国税徴収官なんて職種に馴染みなかったけど、その仕事の大変さがよくわかるヒューマンドラマでお勧めです。
0投稿日: 2012.08.23
powered by ブクログ税務署の特別調査官のお話。 冷徹無礼かと思いきや人情味のある上司、「鏡」と、若い子にありがちな感情ジェットコースターだけど、根には素直さと優しさを持ち合わせてる部下の「ぐー子:涼宮」の奮闘記。 因みに鏡は奮闘していない。平然と仕事をこなしているだけ。 シリアスな部分とコミカルな部分が適度に混じっている、読みやすい、次作が読みたくなる一冊。
0投稿日: 2012.08.20
powered by ブクログ徴収官のお仕事の大変さとそこにある人間ドラマが面白いお話だと思う。でもなぁ、次作を読むかなぁ…。微妙だな。
0投稿日: 2012.08.19
powered by ブクログ面白いっ、面白いよーーっ! 世界で一番嫌われる職業、国税徴収官。 情け無用で税金を取り立てに行くのがお仕事です。 その中でもトッカンと呼ばれる特別国税徴収官。 新人国税徴収官のぐー子こと鈴宮深樹は、鬼上司・トッカンの鏡雅愛の補佐として日々、奔走させられる羽目に。 冷酷無比な鏡トッカンは、高級外車からブランド物の洋服、果ては金になると判れば愛犬までも差し押さえてしまう。 その鏡に反発しながらも、成長していくお話です。 国税局・・・というと、マルサの女が浮かんでしまうんですが そこまで事件絡みではなく それでも日常のちょっとしたミステリー風味。 それでもいろんな国税局の仕組みがわかったりして興味深いです。 なにせ最強の法律なんですよ。 そしてね、税金て誰もが払いたいわけじゃないけど、払わなきゃいけないもので。 でも払わない人と、払いたくても払えない人がいる。 その辺の折り合いも実に面白いんですが それ以上に、主人公・ぐー子の置かれる状況と言うのが面白いんです。 公務員としての安定した職業の反面、友達も彼氏もいない。 何故かある種の同姓に嫌われる。私は何にもしてないのに、と。 ぐー子に悪気はないんです。 一生懸命がんばってるんです。 でも・・・嫌われてしまう理由も・・・わかるなぁ、と。 いい子過ぎて、建前で生きていて、ムカツクってやつです。 こっちは本音さらけ出して生きてんのよって。 けど、ぐー子が信じていた人に裏切られたり、泣き寝入りするもんかとがんばってみたけど返り討ちにあってしまったりするところは結構痛ましいです。 やはり自分にも共感できる部分があるんだな。 鬼トッカンの鏡も、本音の部分ではいい人だったりします。 キレイに言ってしまえは、その人のためを思って鬼になっている、でも言うか。 ただ、本編では鏡さん、般若のような迫力のある顔ということでハスキー犬扱いされているんですが ドラマでは北村ユキヤさん・・・なんかイメージ違う・・・ 鏡ってハスキー顔なんだよ、北村さんはどちらかというと爬虫・・・ゲホゲホ いや、いい役者さんなんですけど ぐー子の井上真央ちゃんはばっちし納得なんですがねぇ。 阿部寛さんとか・・・もっとベタに顔に迫力がある人がいいww でもまぁ自転車で失踪してるとことか、阿部さんじゃないもんなぁ。
1投稿日: 2012.08.17
powered by ブクログあまり観ていないけど、ドラマの原作本なんですね。 ぐー子の成長(してるのか?)を見ているのが楽しい。
0投稿日: 2012.08.06
powered by ブクログ初めて読む税務署エンタメ小説。 新聞の一面を飾るような企業ぐるみの脱税や汚職とは違って、 個人の脱税に光を当てた作品。なかでも、500万円以上の脱税をしている 悪質な人を対象にした特別国税徴収官の仕事ぶりが面白い。 年齢的には若手がたくさん出てくるけど、若手ならではの熱さやプライド、 仕事終わりの息抜きと、一抹の寂しさがよく描かれていて共感できる。 三省堂でサイン本セールをやっていたので、 内容を知らないままなんとなく購入したけど、これはアタリでした。 続刊も非常に気になりますが、文庫化されるまではドラマを追いかけてみてみようかな。
0投稿日: 2012.08.05
powered by ブクログ「俺たち徴収の仕事はな,ただ単に税金未納分を取立にいくだけじゃない。あの女みたいに,一度税金を滞納した奴は,ほとぼりが冷めればまた同じことを繰り返す。それを,再び滞納させないように指導するのが,一番の大仕事なんだ。お前がするべきことは,あの女の意向を聞いてやることでも,一円でも多く取り立てることでもなんでもないんだ。あの女が今回自分のしたことを罪だと認め,自覚し,二度としないようにする。それが仕事だ。」 「私たち税務職員にとって,ああいう電話はたくさんの中の一本だ。事務的で,一方的でいつもの仕事。けれど受けた方にとってはどうだろう。相沢芽夢の言ったとおり,それは人生なのだ。仕事ではない。人生,なのだ」 「国税の人間のくせに,中途半端に人情をふりかざそうとするのはやめろ。お前が守るべきはすべての人間じゃない。そんな大勢,俺たちには背負えない。だったら日々のやりくりをしながらも,なんとか税金を期日までに払っている人間を優先すべきだ。違うか?俺たちの仕事は嫌われている。それを自覚して,受け止め,覚悟しろ」 「お金になんて,殺されないでください。お金はただのお金です。…命の方がずっとずっと重くて,価値のあるものじゃないですか。そんなのきれい事だってわかってるんですけど。口で言うのは簡単で,きれい事なんだってわかっているんですけど…っ!」 「わたしたちがあなた方滞納者のことを心配して考えるのは,就業時間の間だけかもしれない。それが仕事ですから。それでお給料もらってます。仕事だからこそ,きっちりやってるんです。九時五時だっていうのなら,あなた方のことを,わたしは五時まではめいっぱい考えます。…どうかわたしにわたしの仕事をさせてください。お願いします」 「徴収官とは,ただお金を回収するだけではない。わたしたちを軽んじるものには注意と勧告を,そしてわたしたちを過度におそれる人々には,彼らの心に巣くったわたしたちへの恐怖を取り除く。どちらかひとつだけでは駄目なのだ」 立場上,色々共感できたり考えさせられたりした。
0投稿日: 2012.08.04
powered by ブクログ主人公の鈴宮深樹に私は大きな共感を覚えた。 税金徴収と普段なじみがない話自体のおもしろさもあるが、それ以上に仕事に対する深樹の奔放ぶりが妙に心に来る。チキンで弱みを持った人間が相当恵まれた環境にいながらも不幸だと感じ、どうにかして変えたいともがく。もがく。もがく。 仕事とは何か、お金とは何か、税金とは何か、人生とは何か。 そんな問いかけがいくつも重なる。 ただ面白くって、ためになって、元気になれるだけじゃない。 いま、仕事に対して疑問を持ちながら、それでいてどうにも寂しいと感じている人がいたなら、ぜひ読んでほしい。これはいい本だ。
0投稿日: 2012.07.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
いやー、予想外に面白かった! ドラマになったから買ったのに、ドラマは見ていないという不思議。 作者の高殿円さんは、デビューの頃のラノベを何冊か読んだ記憶があるんですが、ハヤカワから職業小説(というくくり?)を出していたと知ってびっくりしました。 そしてこの本、あっという間に読み終わりました。 何よりびっくりしたのが、……えー、主人公の実家、うちの実家のすぐ近所。摂津本山の和菓子屋さんかぁ。確かに行ったことないなぁ。おいしい洋菓子がいっぱいある地域なので、和菓子を買おうと思ったことはなかった。 読みながら「あれ?」と思ったことは、ちゃんと伏線になっていて、あとから出てくるという、読んでいてとても気持ち良かったです。 次も文庫化されたら買うぞー!
0投稿日: 2012.07.28
powered by ブクログ特別国税調査官、略して「トッカン」。 その鬼トッカン鏡のもと、京橋税務署で働く新米徴収官ぐー子がNHK朝ドラの主人公的に成長していく物語…だった。 いや、もっとライトな感じかと思って読み始めたのだが、 意外にしっかり税務署員の働きも知ることができる。 そういう部分は悪くないのだが、P323に代表されるような 甘っちょろさは、私の好みではない。 まぁ、ただの好みの問題ですけど。
0投稿日: 2012.07.24
powered by ブクログ国税徴収官の話だが、最終的には人間としての正義や仕事観などにもテーマが広がっていったと思う。納税しない理由は人それぞれで、それぞれのストーリーがある。それを法律という一つの基準でふるいにかける。個々の物語と法律のせめぎ合いは永遠に続くであろうが、国税徴収官はその間に立つ、最後の砦なのだろう。法律に則りつつ、個々の物語にも目を向ける。国税というと高圧的なイメージがあるが、本当に目指すべきは、ぐー子や鏡のような人間なのかもしれない。 小説でありながら、税金の知識も身につく。
0投稿日: 2012.07.18
powered by ブクログテレビドラマになっている作品。税務署の徴収官が主役というこれまであまりなかったテーマではないかな。国税局ではどんな風に仕事しているのかや悪質な納税者がいかに税金を払わないようにするのかその手口などもおもしろい。ちょうど税務署の徴収官にやっかいになっていたので興味深く読めた。しかしこんなこと描いちゃっていいのかなぁと心配になるほど税務署の事情などがわかる一冊。
0投稿日: 2012.07.17
powered by ブクログドラマを観て原作が気になって読んでみたら面白かった。 男だけど主人公のグー子に自分を重ねてしまい、特にグー子が自分の悪い所を相沢に厳しく指摘される場面は、自分の事を言われてるようで思わず「ぐ。」と言いたい気持ちになった。笑
0投稿日: 2012.07.15
powered by ブクログ税務署の仕事というと確定申告のイメージしかなく、ドラマ化されると小説の帯を見て知り、本当にドラマになるのか余計な心配をしてしまった。 しかしながら、心配とは裏腹に主人公のぐー子と厳しい鏡特官そして個性的な登場人物が税金という身近なテーマを通して繰り広げるドタバタ劇の中に人情味があふれる内容にのめり込めるでとても面白かった。 続編をすぐにでも読みたくなれた本にひさしぶりに出会えた!
0投稿日: 2012.07.14
powered by ブクログ意表をつく面白さと、そして仕事に対する鈴宮さんの真摯な姿勢に 深く息を吸った。 この人は、強い。 自分に非を認めたら、謝る。自分の言葉で潔く。 これで25歳の設定なんて、うそだ~。
0投稿日: 2012.07.08
powered by ブクログ新米税務官のぐー子が悩みながらも真っ直ぐ仕事にぶつかり、挫折しながらも仕事のやりがいを見出していく。
0投稿日: 2012.07.08
powered by ブクログ痛いほどに 伝わってくる・・・ 人の迷いとか,安心とか, 寂しさとか,優しさとか・・・ 自分をじっくりと 見つめ直したい。
0投稿日: 2012.07.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
予想したより面白かった。意外~というか、意表をつかれるところもあった。テレビではどうなるのか、ちょっと見てみよう。
0投稿日: 2012.07.03
powered by ブクログ社会に出て働いたからこそ共感できた本。この本が面白く感じたことで、初めて働いててよかったって思った。働くということも人生における良い経験なんだなと、そんなことに気づかせてくれた一冊。
0投稿日: 2012.07.02
powered by ブクログ明るくわかりやすい人情ものっぽいの読みたい。 という今の気持ちにぴったりでした。 今度ドラマ化されるということで、本屋で平積みされている本作。 わかりやすいキャラクターの配置。 主人公とその上司の間柄。 わかりにくくだけど優しく、全うで、影を持つ上司、かつ若干恋愛の雰囲気もしつつ。。。 という感じが王道で、安心して読め、かつ、緩急もしっかりついてて、主人公の挫折、苦しみも、わかりやすく、だれも共感でき、励ませる、よくできてます。 所々、その描写もう少し減らしで良くない?とか、そんなうまくいかねーだろー。人の心はもっと複雑だよー、とか、あるけど、概ねオッケー。 泣けて、頑張ろうって思える、よくできた小説。かるーいエンターテイメント。
0投稿日: 2012.06.30
powered by ブクログメディファクのラノベの頃から名前は、単行本の頃から作品は気になってたものを、やっとこさ読んだ。 有川びいきなら楽しめる。シリーズになってるのはうれしい。
0投稿日: 2012.06.27
powered by ブクログ税務署エンタメシリーズ第1弾 どうして嫌われ者の国税局や税務署”なんかで”働くんだろう と普段、職員さんたちを見て考えていたのだけれど、 ちょっとだけわかった気がした。 キッカケはどうあれ、今自分のいる場所で頑張ろうとしている主人公達。 これから二人はどうなるの?と気にさせる終わり方。
0投稿日: 2012.06.27
powered by ブクログ新米国税徴収官、通称“ぐー子”が、 様々な境遇の滞納者や、謎の?上司、同僚、先輩に揉まれて 一人前の徴収官の階段を登り始める物語。 この本を読んで一番勉強になったのが、 国税徴収法が、日本で最強の法律だということ。 そして、国税徴収官が、日本で最強だということ。 警察だって、裁判所の令状がないと、 差し押さえが出来ないのに、国税は令状なしだもんなぁ。 ビックリです。 徴税が、国の根幹をなすと言う思想の表れということなんでしょうね。 そういうところ以外では、ハスキーの様な上司、 趣味はお見合いという先輩など、 非常に多彩で、面白い人材が描かれていて、 そこは流石に小説だとは思いました。 ですが、描かれているテーマ・話などは、 現実にも有り得るような話もあり、 中々読ませる内容だったと思います。
0投稿日: 2012.06.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ハードカバーで出た頃、黄色い表紙に目を引かれて読みました。その頃は普通に面白いと感じたけれど、まあ借りられるならそれにこしたことはない、と購入せず。でも、文庫化して平積みになっているのをみて迷わず購入。文庫の値段なら『買い』でした。私の中で。ちなみに私的最上級お気に入り作品はハードカバーや文庫だけでなく新書だろうと漫画だろうと買いそろえます(笑)。粘着質なの、私。 読んでみたら、正直、前に読んだときより面白く感じました。それはたぶん、税金や税務署にかかわる仕事に慣れてきたからかな、とか(最初読んだときは転職したばっかで右も左もわからなかった)。慣れてきてもピンと来ないとこもしばしば。特に心中しようとしたひとの現状とか。 でもそれって、逆を言えば、学生さんとかにはピンとかないんじゃないかしら?とか思ったり。ミもフタもなく言えば、消費税の滞納者から税金を取り立てるお仕事の話です。なんで自営業の人が消費税おさめるん?それを思想の観点から納めないのがなんで悪いん?てか自営業の人って買い物するとき非課税なのん?て思ったり…しないのかなぁ、最近の学生さんは頭いいから。その消費税は自分が預けたものかもしれない、それを搾取されているのだ、と思えば誰だってフツーに腹立つと思うけど、正直それが最初に読んだときはピンとこなかったわけですね。だって私ずっと会社員だったし営業とか接客とか窓口だったから経理ほとんどかかわらないし。その辺がもうちょっとだけ細かく書いてあると良かったんじゃないかなぁ、とか。ほら、高殿さんと言えばラノベ…というか少女小説の旗手ですもの!高殿さんだから読むっていう若い読者さんが税金に興味を持つといいねって思います。私も学生時代に読みたかったな。 内容はある意味キャラクター小説的というか。かなりのキャラ特化型のような?でもその分、主人公と対象者の感情については結構書き込まれていて、そういう面で楽しめます。あと、さすが高殿さん!と思うのが、女性がいい。嫌な奴は嫌な奴なりに、ちゃんと芯があって、ブレない。取り立て先の人すらブレない。ブレてるのは主人公だけ(笑)! そのブレてる主人公に我慢できるかどうかは、かなり重要なポイントになっているかも。主人公はだいぶイライラするタイプの子なので、たまに本を投げつけたくなります。いっそ南部が主人公のスピンオフとか読みたいです。まったくにたようなたちばなのにかさはらとこうもちがうとは… ドラマ化するようで、井上真央ちゃんがぐー子みたい。なんか、似合ってて笑ってしまいました。他の人は誰かな。楽しみ。 ただ…、まあ、穿った見方をすれば、なぜこれを今ドラマ化するの?と。 純粋に作品を楽しむためにも、もう少し落ち着いてからでもいいじゃないの、と思います。色々と。
0投稿日: 2012.06.23
powered by ブクログ税務署や税務官なんて縁遠い世界ではありますが、 内部のなんやかんやは、一般の会社と変わらないのかも。 こんな仕事もするのねーと思いつつ、いまいち主人公に 共感が持てず、、、。 ドラマでは井上真央ちゃんが演じるそうですが、想像したら 確かにピッタリかも。
0投稿日: 2012.06.22
powered by ブクログライトなタッチで読みやすかった。新米女性国税徴収感のぐー子こと鈴宮深樹のドタバタ奮闘記…というテイスト。天然なひたむきさと最後に上司の鏡がぐー子を評する言葉はなるほどと思った。 早く井上真央が演じるぐー子を見てみたい。 著者が女性なので、女性が同性に大してどういう敵意の持ち方をするのかが良くわかって面白い。
0投稿日: 2012.06.21
powered by ブクログ税務署を舞台にしたお仕事小説。公務員が主人公だと話が地味になりそうだが、税金の滞納者の人間ドラマと登場人物をキャラクター化することによってエンターテイメントに成功している。 まるで、はじめからドラマ化されることを想定していたかのように、登場人物が思い浮かぶ。ぐー子は井上真央らしいが、鏡は誰が演じるのだろう。私のイメージは、鏡=遠藤憲一、木綿子=笛木優子、阿久津=西村雅彦、南部=大島優子、金子=斉藤暁だが。
0投稿日: 2012.06.21
powered by ブクログ国税徴収官の事件簿。公務員だけど、仕事の話なのでビジネス小説にカテゴライズ。 面白かった。テレビドラマ化されるのも当然か。 もうちょっと専門的な部分が詳細だといいんだけど、好みの問題かな。
0投稿日: 2012.06.21
powered by ブクログ単行本が出ているときから、「これ、面白いのでは!?」と 当たりをつけ、文庫になってやっと読めた本。 いや~、久々にスッキリして面白い小説にぶち当たりました。 トッカンというのは特別国税徴収官の略で、 税金を滞納する人に対して、あらゆる手を使い 未納の税金を徴収する人(説明あってるかな?)のことです。 小説内に出てくるキャラクターも中々キャラが立ってるし、 税金徴収の現場ばミステリー調になっていて、 敵(未納者)も中々のトリックを使い、主人公たちを惑わします。 実際の現場はこんなライトで楽しめる 雰囲気ではないとは思うものの、 こういう小説内でならまぁOKでしょうということで。 手軽に楽しめる小説を求める人にはもってこいの一冊です。
1投稿日: 2012.06.21
powered by ブクログちょーおもしろい☆税務署エンターテインメント 帯で「面白くって、ためになって、元気になれる!!」と書いてあるが まさにその通り! 7月4日から連続TVドラマにもなって放送するらしい。 「ぐー子」役は井上真央とのこと。がんばれ! 「鏡」役は誰なんだろう・・・。 たのしみかも。
0投稿日: 2012.06.19
powered by ブクログ単行本を読まずに文庫になるのをを待っていたら、発売日に書店に無くて、探し回っている間にドラマ化すると聞き、ぬぁっっとなる。ドラマ化だから読むわけじゃないの…っていう自意識過剰。
0投稿日: 2012.06.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
非常に私好みのストーリー。というか、今もはまり続けている「図書館戦争」をトレースして読んでいた。 無愛想だけど仕事ができる男と、仕事ができないながらも一生懸命でまっすぐで、上官に反発しつつ成長する女。しかも「官」だの「組織」だの「国家権力」だの。お仕事系のストーリーであることやきっとこの二人は反発しているように見えて、とってもよく似ているんだろうなと思えるところも。 作者がラノベ出身ということも関係しているのだろうか、文体は軽く読みやすいが内容は面白い。 つまりは、私がハマッた構図がここにある。もしかして、この系統って私が知らないだけで定型?
0投稿日: 2012.06.15
powered by ブクログ久しぶりに小説を読んだ。 それも帰宅する時間を最大限延ばして。 山積している仕事を放置してまで。 小説はエンターテイメントなんだなと初めて思った。 電気を使わないエンターテインメント。 物語や演劇が持つ奥深い魅力に少し気がついた。 物語の良し悪しの評価はいろいろあるだろうけど,分かりやすいのは登場人物にどれだけ同化できるか,感情を移入できるかなんだろうな。
0投稿日: 2012.06.12
powered by ブクログすごい面白い! 税務署の仕事内容もシビアですな… 3もまもなく発売みたいだし、ドラマ化もされるので、注目度高し♪
0投稿日: 2012.06.09
powered by ブクログ内容が表面的な流れでいまいち。ドラマ化されることを狙って書いたのでは?と思ってしまう、F1, F2 向けの作品。 登場人物が種を語るような作品では推理とか、場の流れとか楽しむ隙間が無いので面白くない。
0投稿日: 2012.06.05
powered by ブクログ税金滞納者を取り立てる皆の嫌われ者、徴収官。 なかでも特に悪質な事案を扱うのが特別国税徴収官(略してトッカン)である。 東京国税局京橋地区税務署に所属する新米徴収官ぐー子は、鬼上司・鏡特官の下、今日も滞納者の取り立てに奔走中。 カフェの二重帳簿疑惑や銀座クラブの罠に立ち向かいつつ、人間の生活と欲望に直結した税金について学んでいく。 仕事人たちに明日への希望の火を灯す税務署エンタメシリーズ第1弾。 特別国税徴収官...っという文字から最初はお固い「マルサの女」みたいな社会派的な話かなぁ~っと思っていたのですが、読み始めたらこれが面白い! 私の中では久しぶりのヒット作になりました♩ 特別国税徴収官のエリート上司・鏡から、いやみを言われて「ぐうの音」がでてしまう、鈴宮みきこと「グー子」が主人公(ドラマでは井上真央さんw) そんな、国税局で働く24歳のゆとり世代のグー子。 税の滞納者とのやりとりを通じて世間を知り、 ・人間関係に深く踏み込むことで本当の自分に気付かされる ・打ちのめさせれ ・受け入れ ・周囲の助けを借りなんとか酷い自己嫌悪から立ち直り ・そして成長していく そんな物語。 言いたいことがいえずにいつも「ぐっ」と詰まってしまうぐー子や、ハスキー犬のような怖い顔の叩き上げエリート、特別国税徴収官(トッカン)鏡、ぐー子のライバルの性格の(悪い方に)振りきれた整形美人、南部、趣味が見合いの麗しきおねえさま徴収官、木綿子などなどキャラも個性豊かで凄く楽しめました。 上手く説明は出来ませんが、有川浩さんのラブコメ的な小説が好きな方にはこの「トッカン」も楽しめるのではないのかなぁ~っと思います。 私としては久しぶりにハマれた小説でも有り、主演が井上真央さんだからという理由だけではなく、ドラマも期待できそうな、面白い設定だと思います。 そして、第二弾(ハードで発売中)/第三弾(ハードで6月24日)まで発売されるとか... 今からこのシリーズが文庫化になる事を楽しみです。
0投稿日: 2012.06.05
powered by ブクログどっかの脚本家が綾瀬はるかあたりで当て書きしたみたいな読みやすさ。あと新垣結衣とか。 主人公が仕事に対する思いを新たにするまでの下りは、そこまでほじくり返さなくたっていいじゃない?って言いたくなる位、読んでて耳が痛い。 にしても最後の赤面いらんかったわー…。
0投稿日: 2012.06.04
powered by ブクログ友人からのお勧め本。とても良かった。 知らない業界のことを知る意味でも面白く、働く女子であるぐー子が「仕事って何だろう」「安定したい」「自分を好きになりたい」と悩む姿が自分にも重なって見えて、身につまされすぎてわあわあ泣いたりした。 それでもぐー子を筆頭に、登場する女の子達が皆強く逞しいので、読んでいてスカッとした。鏡特官は、近くに居たら胃が痛くなる上司に間違いないけれど、何だかんだで部下のことを良く見ている良い上司でもあると思った。 話の本筋とは少し離れているけど、ライブに行くところの描写がとても良かった。 日常から切り離された、自分を解放出来る『時間』。そうだよねぇ。
0投稿日: 2012.06.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
一気に読めました。 登場人物のキャラは立っているし、「こりゃTVドラマ向きだな」と思っていたら、今度ドラマ化されるみたい。さもありなん。
0投稿日: 2012.05.30
powered by ブクログおもしろかったが、ぐー子の自己嫌悪がいきすぎているように、感じて読んでいてつらかった。働く女の人は皆持っている悩みだと思うので、共感できたけど。
0投稿日: 2012.05.27
