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総合評価

91件)
4.3
44
27
15
1
0
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    何の情報も持たずに読み始める。短編集かと思うがそれぞれの章は繋がっていて最後にまとまる。前半はつらかったが後半は一気に読んだ。若者が議論をして老人に答えを聞きに行くという形式は「黒後家蜘蛛の会」を彷彿させる。

    0
    投稿日: 2025.12.07
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    読む順番を間違えて「参」を先に手にとってしまいました・・・。「弐」までは一度読んでいるのでこちらは初見。「壱」の体裁でものがたりは進んでいるのかと思いきや参では物語の有り様が変わっており、百介を中心に話がすすむ。 ところどころ百介の気持ちが語られるが壱で受けた百介の印象とは大きく異なり、葛藤が垣間見られる。最終話は不器用ながらも又市を模し自身を囮に一幕打ち予想外、想像以上の成果を挙げる。 最後の1ページで百介の素の気持ちが知れたようで切ないような温かいような不思議な気持ちになる。

    10
    投稿日: 2025.06.28
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    幕府が倒れて近代合理主義が人口に膾炙した明治10年、年老いた山岡百介の元に脂ののった矢作剣之進たち御一行が「不思議」な話を持ち込んでくる 明治の世に妖怪たちはどういう振る舞いをするのか 悲しく辛いこの世でどう人は生きていくのか

    0
    投稿日: 2025.01.02
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    遠い記憶が呼び覚まされたあ!!!陰摩羅鬼の瑕じゃー! わかってましたけど京極夏彦先生って化け物ですね

    0
    投稿日: 2024.11.24
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     今回は語り手の百介が年寄りになって、過去を語りながら回想する形で進行していきます。 この中で百鬼夜行シリーズと繋がっており、向こうのシリーズでは怪異として伝わっているのが実に素敵でした。最後の終わり方なんかも、前回に続いて物悲しくて好きです。

    0
    投稿日: 2024.10.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    【2024年181冊目】 赤えいの幻、六部と舞首、生き続ける蛇、山男と移りゆく時代、光る青鷺、終わりの百物語。世に不思議なし、巷説百物語シリーズ第三段。 読むのに随分と時間がかかってしまいました。前作は「もしかしてここで終わるつもりでした?」みたいなお話でしたが、今作はその後の話です。どちらかというと読者側、巻き込まれ側の百介が語り手に変わり、四人の元武士たちが読者側という立ち位置に。 交錯する昔に起きた事件と、現在の事件を繋ぐ一白翁の回顧録というのが正しいかもしれません。ただ、小股潜り一向が好きな私としては伝聞ではなく臨場感あるその場その場の話として読みたい!と思うなどしました、だからなかなか進まなかったのかも。 京極堂シリーズに出てきた由良氏もひょっこり登場してきたりして、他シリーズとの連動ににっこりするなどしました。やはり鳥に囚われてるんですねぇ。 今シリーズは全部で七作、果たして次はどのような巷説百物語が展開されるのか。やっぱり目が離せそうにありません。 初読:2012年11月1日以前

    0
    投稿日: 2024.09.29
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    少し趣向が変わって、時代は現代に近づく。なんとここで百鬼夜行シリーズとつながってしまうとは。加えて素晴らしいのが小野不由美による解説で、百鬼夜行シリーズのファンも是非とも読むべき。

    1
    投稿日: 2024.09.28
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    『赤えいの魚』 なんともまあ、表現し難い気持ちになる話で、 逆にそれがめちゃくちゃ印象に残った。 そしてラストの『風の神』 終わり方凄すぎる…… ああ……もう、 様々な意味で【終わり】なんだなあと。 読み終わって暫くは放心してしまった……

    0
    投稿日: 2024.08.03
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    明治十年。文明開花の音がするも時代は変われど人は変われず。 北林藩の元藩士で貿易会社に勤める与次郎は、腐れ縁の仲間たちと一白翁と名乗る老人のもとを訪れるが。 明治と江戸、二つの時代をまたぐ事件の結末とは……。シリーズ3作目、第130回直木賞受賞作→ 連作短編集。全二作と緩やかに繋がり、そして一つの時代が終わる。 もうね、なんも言えん。読み終わって一週間経つけど、いまだに最後のページを開くとなんも言えなくなる。 ただ、良かったなぁ、と。おそらくこれは、終わりの物語。一白翁の、そして「小豆洗い」から読んできた私たちの。→ 前作「続巷説百物語」のラストがあまりに突然だったから。 又市や百介と一緒に旅をした私たち読者の気持ちの整理をつけさせてくれた、これは京極御大の優しさなんよ(と、勝手に思っている) いやもう、最高。「小豆洗い」を読んだ全ての人に「風の神」読んでほしい。最高だから。

    5
    投稿日: 2024.07.19
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    続巷説百物語が市内の図書館の蔵書になくて、一作飛ばして後巷説です。 時代は、江戸から明治へと移り、妖怪話を集めてきた百介もすっかりご隠居となりました。 そこへ、一人の巡査と仲間の若者達が、ちょっと妖しげな困り事があると、知識と知恵を借りに百介の元にやってくる。そこで、経験譚として若者達に妖怪話に含まれた人間の業を語り聞かせる。といった趣向。 巷説の最後を飾る「風の神」。古式に則った百物語が繰り広げられる。百介が最期に恨みを晴らす一芝居。 この本は、お厚めで少しずつ読んだんですが、切れ目がよくて、読み進めやすかったんです。後書を読むまで気が付かなかったのですが、見開きごとの文章のレイアウトにも気を配っているとか。こだわり感が凄い。 百物語を経験した事が無くて、一度、D瓶さんの本棚でいかがでしょう。蝋燭の絵文字を誰かに作ってもらって。

    36
    投稿日: 2022.12.20
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    今までの話は大体綺麗さっぱり忘れがちなのですが、京極堂シリーズも全く同じなのですが、ちょうど鉄鼠の檻を読んだところだったので、百鬼夜行シリーズともつながってるのー!となりました。 あと、圓朝祭り行きたいな、と。 ナウでヤングなナンパお兄さんたちは京極夏彦を知らないらしく、つまり妖怪の本ですと言ったら爆笑してお帰りになりました。人選ミスですよ!!!

    0
    投稿日: 2022.11.03
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    シリーズ二作目「続巷説百物語」の「老人火」で早くも主人公同士の別れのシーンがあり、三作目の本書はそれから40年後明治の話。 ずっと心の中で交流していたのだな。 満足げに静かに微笑んで終わる人生でありたいな。自分の意思で笑って。 「枯れた小さな老人は、その紙束の中で目を閉じで笑っていた。何だか子供のようだった。」 鉄鼠の檻や陰摩羅鬼の瑕など、百鬼夜行シリーズ登場人物の祖先も登場してくるおまけつきで嬉しかった。

    0
    投稿日: 2021.09.02
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    最終話が良すぎて鳥肌たった。 百物語にはじまって百物語に終わる。 百介が最後まで百介で、そこがとてもよかった。 繋がりは、なくなってはなかった。 きっと彼らは、いつも見守ってくれていた。

    2
    投稿日: 2021.07.31
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    島が沈む話、かなり怖かったけど一番好きだったかも 由良氏登場でおおーっとなった 又市さんから京極堂へと受け継がれていくかんじなのかな

    0
    投稿日: 2021.02.18
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    何故に私はこの本を長い間積読にしていたのか。。。傑作です。さすが直木賞作。冒頭の「赤えいの魚」は読み始めたら本当に止まらなくなってしまった。

    0
    投稿日: 2020.10.17
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    再読。巷説百物語シリーズ第三弾。だいぶ昔に読んだ割には殆ど内容は覚えていた。それでも最後の「風の神」を読んだ後の読後感は何とも言い難い、物悲しいような妙にさっぱりした気持ちになるようなそんな感情が残る。百介さんはきっとこの終わりまで夢の中で生きられたんだろう。

    0
    投稿日: 2020.09.19
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    回想シーンが大半を占めるため、前作までのような緊迫感は無かったが、不条理ホラー的展開(赤えい)あり、密室モノ(手負蛇)ありでバラエティーに富んでいた。 結局、前作最終話(老人火)の真相はよく分からなかったが… 最終話のオカルト人脈大集結!みたいな展開はわくわくする。

    0
    投稿日: 2020.05.10
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    シリーズ3作目 時代は明治へ。 血気盛んな4人の男たちが、何かに詰まると 頼るところ・・・ 80歳を超えた百介が語る過去の物語 前作の藩全体を騙る凄さと比べると 過去を語る形なだけにちょっと物足りない。 でもラストの「百物語」の話は 過去と現在が繋がり、面白かった!

    0
    投稿日: 2020.02.18
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    お話の筋や仕掛けやあれやこれやは好きなんだけど、与次郎達4人の会話に苛々してしまって、読み進めるのに苦労してしまった。 でも好きですよ。 由良家の発端を知れるところが良い。 あと、和田智弁ね。 又市はスーパースターであり元凶でもある‥。 百介さんは、又市さん(達)のことが本当に、好きで好きでたまらなかったのね‥。 なんだか切なくなってしまった。 それ以外のことは重さも厚みもない、そういう体験をしてしまったら、仕方ないのかな。 小夜さんを託されて良かったね、百介さん。

    1
    投稿日: 2019.11.29
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    シリーズ第三弾。 明治に入り、「一白翁」と名乗るようになった山岡百介のもとに、一等巡査の矢作剣之進、その元同僚である笹村与次郎、洋行帰りの倉田正馬、剣術指南の渋谷惣兵衛の四人が、奇妙な事件を持ち込み、百介が若いころに体験した出来事を彼らに語り聞かせるという形式で物語が進んでいくことになります。 文明開化の波が押し寄せる明治の日本に、怪異の背後に人びとの複雑な心のうごめきがひそんでいることを何度も見てきた百介の知恵が、生き生きとした語り口調によってとどけられるという仕掛けにうならされました。

    2
    投稿日: 2019.10.13
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    再読。百介さんと一緒に又市さん達を懐かしみながら読みました。新しい登場人物の若者たちは、新しい時代に生きていて、時間は繋がっているけど時代はあきらかにつながっていないのですね。その時代に生きていた人達はどの位の変化を実際に感じていたのでしょう?妖怪が科学に乗っ取られて、ひっそりと書物にだけ生きるようになったのと同じに、ちょんまげはお話の中の侍のものになってしまったのでしょうか?それにしても重かった。筋肉痛になります。Kindleに交換してほしいです。

    0
    投稿日: 2019.07.04
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    あれから◯年後・・・ 時代を感じられるのが面白いです。文明開化の後の、武士の時代から明治へ、妖怪が当たり前にいそうな江戸時代の終焉。 懐かしい人、懐かしい名前。 若者たちがわいのわいのと騒ぐのを丸く収めるあの人の懐かしい感じがいい。

    1
    投稿日: 2019.01.19
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    一白翁こと山岡百介の語る、若き日に出会った種も仕掛けもある不思議な話。赤えいの魚が、一番ファンタジーっぼく、美しく、恐ろしい。 小夜を託されたと知ったとき、百介がどれだけ嬉しかったかと思うとなんだか切ない。百介は又市らに憧れ、尊敬していたが、又市らも、身分にこだわらず、まっすぐな百介を眩しく思っていたのだろう。ちょっと切ないラストも、温かくてよかった。百介さん、お疲れ様でした。

    0
    投稿日: 2018.10.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    小股潜(くぐ)りの又市さんらと別れてからずっと後。 徳川幕府が倒れ、明治になってから、薬研堀に引っ越した百介さんが、若いお兄ちゃんたちに昔話をするという設定でいくつかの物語が語られていました。 どれも妖怪譚って感じではあるけれど、実際は人が起こしたやり切れない事件や出来事を「妖怪のしわざ」ってことで落としどころを得るようなお話。 結局、人の哀しみや苦しみを全部人のせいだと暴いてしまうと、心の癒しが全くできなくなることがあるんだろうね。 今の日本だって、犯人が逮捕されても被害者やその家族は、そいつを殴ることも切り刻むことも自由に罵ることも同じような目に遭わせることもできないじゃん。 人ではない理屈や正論から離れたこの世の論理が通じない「あやかし」にやられたってことにすれば、なんとなくまだマシに思えることってあるんだろうな。 最後は文章としては出版しなかった百物語を蝋燭を吹き消す実践で行って、おぎんさんの娘さんをなぶり殺した悪者を焙りだすことで、長く一緒に暮らしてきた娘さん(おぎんさんのお孫さん)の無念を晴らしてから百介さんは静かに亡くなりました。 -御行奉為。

    0
    投稿日: 2018.03.02
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    『続』の方が話としては面白いのですが、こちらにはまさかの仕掛けが施されています。 京極夏彦の作品全ての、契機になっている作品で、これを読まないと髄まで愉しむ事が出来ないのです。 本編自体も、必殺仕事人的面白さは健在で単体で読んでも十二分に楽しめますが。 このシリーズ程、続編が読みたいものはない。

    1
    投稿日: 2018.01.24
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    百物語シリーズ3作目です。 時代は幕末から明治へと変わり、御行の又市、山猫廻しのおぎん、事触れの治平らが登場することはありません。かれらの過去の活躍が、思い出として語られるだけです。けれど当時の仕掛けが時を経て、明治の世へ引き継がれていたりもします。 語り部である山岡百介もすっかり歳をとり、本書では一白翁と名を変え、薬研堀で隠居暮らしをしています。時が流れていくということは、寂しいものですネ。 この世は、辛く悲しいものです。ですから人は自分を騙し、世間を騙しながら、嘘の中でなんとか生きているのです。この世はすべて嘘だらけ。その嘘を本当のことだと信じ込んでしまったら、いつかはきっと破綻してしまいます。けれど、嘘を嘘だとしてしまえば、それはそれで悲しく、辛く、生きてはいけません。だからこそ嘘を嘘と承知で信じることしか、健やかに生きていく術はないのかもしれません。騙し騙され、それでも良いと夢を見る。人は誰しも、夢を夢だとわかっていながら、夢の中で生きているのかもしれませんネ。 べそかきアルルカンの詩的日常 http://blog.goo.ne.jp/b-arlequin/ べそかきアルルカンの“スケッチブックを小脇に抱え” http://blog.goo.ne.jp/besokaki-a べそかきアルルカンの“銀幕の向こうがわ” http://booklog.jp/users/besokaki-arlequin2

    2
    投稿日: 2017.11.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    大好きになったシリーズ。切なすぎる最後だったけど、きっと山岡百介さんは幸せな生涯だったと思う。小夜ちゃんの口調がおぎんさんに似ていたからきっと、、って思って読み進めたらやっぱり。「道を通せば角が立つ。倫を外せば深みに嵌る」又市さんの存在が百介さんにどれだけ大きな存在となってるのか苦しくなるくらいの想いがつまっていた百物語の最後でした。

    1
    投稿日: 2017.03.02
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    江戸で妖怪が受け入れられていた時代から、近代化を押し進め妖怪は古いと言われるようになった明治での巷説百物語。 八十を超えた百介が又市たちと関わった不思議な出来事を懐かしく思いながら語っていく話。 百介からの視点なので、百介が又市一行をどのように捉え、感じていたかが分かる。越えられない一線の向こう側で生きる又市たちに憧れを持っているのが切に分かった。 最後の「風の神」は長い仕掛けの幕閉じであり、涙がほろりと零れそうになる。

    0
    投稿日: 2017.01.30
  • 終わりゆく小股潜り

    シリーズ3作目。 後のとある様に又市達と別れてから、年老いた百介が語るという体を取っています。 この昔話は過去作で語られた小股潜りの仕事となっていますが、 この作中の現在に起きている事件と上手く繋げています。 とは言え全体的には過去の話が語られる事が多いし、百介も歳老いていてるというのもあり、 これまでのシリーズとは違う、時代の変わり目というか、妖怪達の滅びを感じさせ哀愁が漂ってます。 賞も取ったし作品としては一級品なんでしょうが、その何とも言えない悲しさがあるので星4で^^ 読み応えもあり、素晴らしい作品なので万人にお勧めですよ!

    0
    投稿日: 2016.06.27
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    又市の物語の締めの一冊……かな。 「西の……」は未読だが、どうやらあちらはスピンオフ的な内容らしいので。 出てくる話、出てくる話、皆どこかで聞き覚えのあるような説話……シリーズの小編ひとつひとつに繋がっているのだから、当然か。 一冊目から再読したくなってくる(笑)。 又市の仕掛けを話のメインに据えておきながら、その実、又市は一度も登場しないという作りが、何ともにくいね。 続編は書かれていないとのことなので、既存の御行話は読み尽くしてしまったということ……が、寂しい限り。 ★5つ、10ポケット。 2016.03.24.図。 ※「五位の光」は……、遥かに時を越えての、『狂骨の夢』の前日譚か? 京極ファンにはニンマリものだね。

    0
    投稿日: 2016.03.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「巷説百物語」から時を隔て、そのころ若者であった山岡百介も80歳。遠縁の娘である小夜と静かに一白翁と名のって隠居暮らしをしている。 その一白翁の庵に、彼の持つ巷説の博識を頼りにふしぎ話を読み解くべくやってくる4人がいる。 見習い同心から一等巡査になった剣之進、藩士から貿易会社奉職になった与次郎、剣術の達人だが経営する道場が閑古鳥の惣兵衛、徳川の重鎮を父にもつ洋行帰りにして無職の正馬といった面々。 明治維新後のいづれも新しい人々である。 そのような4人が持ち込むものは世に伝わる怪談の真偽だ。 一白翁が自身の若き頃、諸国を渡り歩いて集めた奇談を開示しながら怪談のもつ意味を諭し、時に巡査剣之進のかかえた事件まで解決に導く。見事である。 今は過去となった江戸で一白翁が、百介として一番生を輝かせていたころのお話を懐かしみながら、現在に過去に、妖かしの世界に現実にと、読者を自在にひっぱっていく。 そして最終話”風の神”にいたっては”小股潜りの又市”、”山猫回しおぎん”といった、過去に百介を輝かせたカリスマ?たちの登場もあって、百介の青春回顧録といったふう。百介という現し世に住まうまっとうな人間と裏稼業で悪人を懲らしめる表には出てこない人間という対比が光と闇として溶け合う。 また、現在と過去との地続きである小夜の存在。 涙がとまらなかった。 タイトル通りに”百物語”がなされる最終章はほんとうに引きこまれた。

    0
    投稿日: 2016.03.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    明治の初め、怪しい相談を持ち込む若衆4人組に対して、枯れた隠居が自らの体験談を語る物語です。 前作までとは案内役が異なるため、当初4人の内誰の台詞か分かりにくかったり、本題に入るまでの下りや蘊蓄が長いなど、多少テンポが悪い気がしました。 他方本作は単なる殺人狂や色狂いのような極端な悪役が少なく、しかし最終話のみはその前作までを思わせる悪役により物語を締めるという憎い演出でした。 また神仏や占いが未だ生き続ける現代を見据え、どうにもならない問題や生き辛さに折り合いをつけて生きることの意義にまで踏み込んだ本作は更に深みを増したと言えます。 読者と一緒に旅をし、最後の最後まで読者と一緒に騙されてきた百介との別れは寂しいものですが、次の世代への希望が描かれたのは救いとなりました。

    1
    投稿日: 2015.12.01
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    "彼方を立てれば此方が立たず、此方を立てれば彼方が立たず、並び立たぬが憂き世の定め、それを立たすが小股潜り。" あの日別れた御行の、遺志を受け継ぐ戯作者の、命を懸けた、百物語。

    0
    投稿日: 2015.01.03
  • シリーズ三作目。直木賞受賞作。

    時代は江戸から御一新を経て、大きく変わった明治10年。おぎんの孫・小夜と共に、薬研堀の庵に住まう老いた百介こと一白翁の元に、奇妙な話を持ち込む四人組。与次郎、剣之進、正馬、惣兵衛。物語は百介が過去に又市らと共に体験した巷説を語るという趣向で『赤えいの魚』『天火』『手負蛇』『山男』『五位の光』『風の神』の六篇。赤えいが妙に怖かった。物語全体的に漂う寂しさは、百介の感じる懐かしさやかつての仲間達への思い、哀愁なのでしょうか。百鬼夜行シリーズとのリンクも良かった。

    8
    投稿日: 2015.01.02
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    私が巷説百物語を読んだのはH18年なので8年前 嗤う伊右衛門が面白すぎて、すぐまた読んだのが巷説百物語で、面白さに驚いた記憶がある しかし本作に関してはいまひとつかな 種明かしがきれいすぎて味気ないような 私の側の感じ方の問題なのか作品の問題なのか、今となってはわからないけど 相変わらず語り口は絶妙で難しい漢字も出てくるけど読みづらさは全く無い 落語の枕のような前振りから知らず知らずに本編に引き込まれて、ハラハラドキドキしながら読み通す 物語としての面白さには何の不満も無い でも最近直木賞受賞作を読んできて感じるけど、優れた作品は、人間が生きていくうえでの苦しさ・辛さみたいなものに正面から向き合っていて、作者さんはもがき苦しみながら搾り出すように物語をつづっているんじゃないかと、私はそう感じてきた 本作からは、残念ながら、そういうものは感じなかった

    0
    投稿日: 2014.11.20
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    30回 2003年(平成15)下直木賞受賞作。『巷説百物語シリーズ』の第三弾、明治が舞台の怪奇謎解き短編集。近代へ変革しようとする世にあっても東京は摩訶不思議な事件であふれていた。その謎解きに挑む四人の青年と自らの体験により彼らへ助言する老人の話。779ページのボリュームに長らく敬遠していた本だが、読み始めれば一白翁のとぼけた語り、オドロオドロしい展開、そして小夜ちゃんのなごみのパターンにハマッてしまった。おすすめ。しかし、同シリーズのヒーローである”小股潜りの又市”が現代に存在するならば、SNSを使って世界中の”いいね”賛同者達を騙しまくることだろう。いや、すでにネットに潜む妖怪に惑わされているかも知れない。恐ろしい。 収録作)赤えいの魚、天火、手負蛇、山男、五位の光、風の神

    0
    投稿日: 2013.11.20
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    面白かったー! 巷説シリーズ5冊積んで、時系列順に再読しました。 読む方も、巷説→続→巷説→西→後・・・と忙しかったけど、これを1冊ずつ書き上げ、前に戻り、後へ行き、西へ東へと書き綴っていく京極さんすごい! 「いない」と言い切っている妖怪の世界にどっぷりとはまり、楽しみました。

    0
    投稿日: 2013.10.15
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    あたしは京極堂シリーズも好きだけど、こっちのシリーズはもっと好きです。 登場人物たちの粋な感じと、仕掛けのわくわく感がスキ。 『続巷説百物語』のラストはちょっと切なかったから、ホント、待ちに待った続編! どれもこれもおもしろかったけど、やっぱり一番は「五位の光」。 ちょっと切ないけど、すごくイイ。 まるで自分が百介になったかのように、懐かしさや安堵、その他もろもろの感情が湧いてきます。 まさに「共感」。 いい小説って、こういう小説のこと言うんだろうなぁって、改めて思いました。 『前巷説百物語』も楽しみ。 あ、そういえば、文庫に挟み込んであった「巷説百物語 シリーズ解説書」! 角川文庫、やるなぁ。 『巷説百物語』と『続巷説百物語』は時系列が交差しててわかりづらかったから、あーゆーのがあると便利だし、なにより楽しい。 てか、『陰摩羅鬼の瑕』は(最近の本なので)ともかく、『嗤う伊右衛門』、『鉄鼠の檻』、『狂骨の夢』なんて、読んだのはもう数年前になるため、巷説シリーズとのつながりがあったなんて、全然気づかず…。 「シリーズ解説書」に相関図があってよかった…(だって、気づかないままなのは、なんだかもったいない)。 あとでゆっくり読み直そう。。。

    0
    投稿日: 2013.10.14
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    なんという綺麗な幕引き…ラスト1ページに、ひとつの時代が終わったような切なさを感じ涙が… 江戸から明治に時代が変わり、新しいものや考えが流れ込み昔が薄らいでいくなか、妖怪もまた意味をなくしていく。 不思議が不思議でなくなることで、人は妖怪を必要としなくなる。 世の中に不思議なことなどない…といいながら、五位の光や風の神にあるように「不思議」でいた方が幸せなことも戒めになることもあるのかなぁ。

    0
    投稿日: 2013.10.06
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    久しぶりの再読。あまりに完全な幕引きに、改めて圧倒されました。こんなに綺麗に終わられてしまうと、もう拍手を送るしかない。巷説シリーズの掉尾を飾る、素晴らしい終わり方でした。このシリーズ大好きなので、また何度でも帰ってきてこの世界に浸ると思います。

    0
    投稿日: 2013.09.20
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    説百物語を読んだ勢いで、また再読。明治の話と江戸の話が繋がっているというお約束の下で話を進めている点と、明治の時代の主人公たちのキャラがたっていないので、江戸の話ほどは面白くはないが、これにより、百物語が百鬼夜行に繋がるのだなということが、新ためて良く分かった。 x

    0
    投稿日: 2013.07.07
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    読んだことないと思って読み始めたら、多分ずっと昔に一度読んでた。 「赤えいの魚」が好き。 不思議話っぽくて。

    0
    投稿日: 2013.03.29
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    「巷説百物語」シリーズ第3弾! 角川文庫の京極作品は各頁のレイアウトに芸術的な美しさがあって本当に好きだ。 舞台は明治10年。 一等巡査の剣之進、貿易会社に勤める与次郎、洋行帰りの正馬、剣術指南の惣兵衛が集まり、不思議な事件について語り合う。 —恵比寿像の顔が赤くなると島が沈むという伝説 —人の顔をした火の玉が飛び回る怪 —70年もの間生きていた蛇 —人攫いの山男 —女が青白く光る鷺に変じ、空に飛んで行く怪 巷にあふれる怪力乱神の謎を解き明かすため4人の男たちは古今東西の書物を繙き、議論を交わすが答えが出ない。 そこで、薬研掘に庵を結ぶ一白翁という老人に意見を求めに行く。 この老人は、かつて御行の又市一味と旅を供にした戯作者・山岡百介その人であった。 又市の仕掛けは、あたかも妖怪がいるかのような不思議な出来事を引き起こして事件に始末をつけるというもの。 悲しくて辛くてどうしようもないことを耐えるために、人々が妖怪などいないのを承知で「妖怪の所為だから仕方ない」と自分を騙して生きていたのが江戸時代。 しかし、近代的な合理主義が広まった明治では妖怪を信じる者がいなくなり、もはや又市の仕掛けは機能しなくなった。 昔日を偲び、又市たちと体験した不思議話を語る一白翁の姿には寂しさが見え隠れしている。 それは又市さんですよと百介は言った。 言った途端に涙が出て来た。 (「五位の光」より) この2行がすごく感動的だ。 また、「風の神」で一白翁が語る百物語考は秀逸で、そのまま論文にできるほどの深い考察がなされている。 剣之進や与次郎の談に依れば、『今昔物語集』や『宇治拾遺物語』には不思議な話が数多く収められているらしく、そうした古典籍も読んでみたくなった。 ——— 第130回直木賞を受賞した本作。 京極夏彦さんの小説の中では「続巷説百物語」が最高傑作だと僕は思っていて、できればこちらで直木賞を取ってほしかったけれど、妖怪に関する知識や考察を徒らに披露するのではなく、世の哀しみと人の心の真理を痛切に描き出した「巷説」シリーズは、まさしく日本文学界最高の賞を受賞するに相応しい作品だと思う。

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    投稿日: 2012.11.26
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    『巷説百物語』シリーズ3作目、時は江戸から明治へと移る。 文明開化の騒ぎの中、日本人は大切なものを置き忘れて進んでしまったのではないか…という思いが湧いてきます。 前作『続巷説百物語』の身を切られるような悲しさとはちがい、古きよき時代が行ってしまった寂しさを感じる、味わい深い物語でした。 http://matsuri7.blog123.fc2.com/blog-entry-127.html

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    投稿日: 2012.10.22
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    江戸から明治へと、時代が移ろうにあたって国民が体験した葛藤を意識するようになり驚いた。 けしてスムーズな移動ではなかったらしい。 多くは老人となった前作の主人公・百介が回想。 過去の経験を元に作品の中で起こるさまざまな難解な出来事を紐解いていく様は探偵さながらである。 物語の儚さは主人公の老いを伴ってさらに加速し、若造たる私には想像もつかぬほどの繊細かつ綿密な描写には不思議と涙が止まらなかった。 まさに夢心地。

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    投稿日: 2012.09.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    巷説シリーズ第三弾。 江戸の物語を明治に繋ぐ話。 私はこのシリーズを本当に多くの人に読んでもらいたい…。本当に好きだ…。 切なくて哀しくて涙が止まりませんが、百介と一緒にずっと夢みる心地です。

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    投稿日: 2012.08.18
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    やっぱり彼の作品は違うなぁ、と感じてしまいます。 最近流行の作家は冷めた目で見るかわいくない私ですが 彼は一目置きます。とにかく目に入る情報量がすごいのです。 ここまでこめられてしまうと 彼の文章力のすごさに感服せざるを得ません。 年老いた百介と4人の若造君たち。 一人の男はなぜか彼に話をしに行くと 見事に事件を解決してしまうにくい奴。 でもあだ名が…(笑) もちろん推しは百介が あることに絡んでくる「風の神」ですが 人間の狂いざまを存分に 見せ付けられる「赤えいの魚」も 秀逸。 多分「赤えい…」は 現代社会への遠まわしな批判も こめられているのかもしれません。 ただしそこまで読み取るのは 難しいかも…

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    投稿日: 2012.05.10
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    明治十年、一等巡査の矢作剣之進らは、 怪異にまつわる話についての意見を求めて、 東京のはずれに庵を結び、隠居している老人を訪ねる。 若い頃、怪談奇談を求めて諸国を巡り歩いたという 一白翁と名乗る老人は、今は亡き者どもの話を語り始める。 第130回直木賞受賞作。 「巷説百物語」「続巷説百物語」に続くシリーズ3作目。 時は江戸から明治に移り、物語の構成も、 怪異がらみの件で頭を悩ませている剣之進ら四人に対し 一白翁が自らの体験談を語って聞かせる、という形になっており、 又市やおぎんといった人物は現代の人間としては出てこない。 妖怪を用いた「仕掛け」も、すべて過去のものとして描かれる。 江戸から明治への時代の転換期において、 合理や西洋化といったものに駆逐され、 その役目を失い、姿を消していく「怪異」。 夜の世界では生きられず、昼の世界で生きる覚悟もできず、 ただ怪異を求めることで境界の世界で死んだように生きて、 消えゆく「怪異」に哀惜の念を抱く一白翁。 その一白翁の、「寂しさ」が全体を通して漂っている。 この小説は、怪異の「最期」を描いた小説なのかもしれない。 もちろん、ひとつひとつの物語の筋はどれも面白く、 巧みな言葉で語られるがゆえに強く引き込まれる。 どうも他のシリーズとの関連のさせ方が やや気に入らない感はあるものの、 その点を含めても充分に面白い小説。

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    投稿日: 2012.05.07
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    巷説百物語シリーズの主な三部作をやっと読み終えた〜。9月くらいから約4ヶ月くらいかかってしまったが、ついに完結!!いや〜、ラストがたまらんね。途中から、自分も旅してきたかのように想いが込み上げてきちゃって、もう涙なくしては読めない。いや〜、楽しい旅だった。

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    投稿日: 2012.01.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    このシリーズはどれもこれも秀作ぞろい。700ページ以上と分厚いが、あっという間に読みきれる。 主人公は、老後の百介。 百介の回想で話が進んでいく。明治の新しい世にまで生き残っている小股潜り又市の仕掛けも実に面白い。 それにしても今回の百介は悲しい。

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    投稿日: 2012.01.17
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    お爺ちゃんになっても百介さんらしい百介さんに癒された。1話目の『赤えいの魚』が衝撃的で、巷説シリーズで一番胸が苦しい話だった。『巷説百物語』から始まり、ここで一区切り、といった感じ。最後、好きだなぁ。

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    投稿日: 2012.01.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    今回は百介がおじいちゃんになって登場。思い出を語るように話が展開してゆく。 小夜はおぎんさんの孫っぽいんだけど・・・ってかじゃあおじいちゃん誰よ!? あと、京極堂のシリーズと繋がるところがありますね。由良さんあたり、山形さん、和田智弁、智稔さんたちとか。あと骨を一揃い全部揃えるとか。すごいなこれ。 最後の場面、これは一体どう解釈したらいいのかしら。

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    投稿日: 2011.09.17
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    巷説・続巷説の「後」日談といった印象で読んでいたら、京極堂シリーズに繋がってしまってびっくりしました   昭和まで又市の仕掛けが生きていたんですね……   江戸が終わっちゃったなあ、という感じです   切ないですね

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    投稿日: 2011.09.14
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    地震の日に泊り覚悟の夜明かし本として買ったもの。一話目は、まさかあんなことになっているとは知らずに読みふけっていました。。。 なんだか、これまでの巷説のなかで一番好きかも。 百介さん、アニメの印象が強いけどどんな爺さんになったんだろう~?? 爺ぶりもなかなかでしたが、いつもの見ててハラハラする百介ぶりが最後にチラッと見えて、少しほっとしました。

    2
    投稿日: 2011.06.15
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    巷説シリーズ、3作目。 思い出話形式の展開で、相変わらずのせつなさなんだけどね。 これが一番せつないかなぁ。 ラストは泣けます。 泣くために、1冊目から読みましょう。

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    投稿日: 2011.05.20
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    百介が老人になったからの過去の振り返りのお話。最後はせつなくて、泣けてしまいました。一番はじめの赤エイの島。これが、なんだかいまの世の中にはまってしまい、恐ろしく感じました。また、巷説百物語をはじめから読み返したくなった。

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    投稿日: 2011.04.01
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    京極夏彦の作品の中で、京極堂よりもこのシリーズが好き。 その中でもこのお話が特に好き。 最後は切なくて、切なくて、泣けるーっ

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    投稿日: 2011.02.23
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    こうも同じようなテーマを構成を毎回変えて読者を飽きさせないのはさすがだと思った。今回は文明開化の明治期が舞台なので、百物語が消えて行く儚い感じが印象的だった。

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    投稿日: 2011.01.21
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    彼方立てれば此方が立たず、いずれ並ばぬ双方を、並び立てるがその渡世。 ―御行奉為。 や~っと文庫になりました!!約3年と半年! 『巷説百物語』『続巷説百物語』と文庫でそろえたので、最終巻も文庫で買わねば! と心待ちにしていたのでした。 が!なんと『前巷説百物語』が『後~』の数日前にハードカバーで発売されたじゃないですかっ。 それなら、待たずに買ったのに。。。 また数年またねばなりませぬ・・・。 ぶっちゃけ、京極堂よりも好きなこのシリーズ。 怪のしわざとしか思えぬ事件をつくりだし、八方塞を八達させ、八方を丸く収める小股潜りの又市の仕掛けの数々。 読んでいてとても気持ちがスッキリし、また切なくもあるあやかしたちのお話。 今回収録されていたのは「赤えいの魚」「天火」「手負蛇」「山男」「五位の光」「風の神」の6編。 どれも十分満足!して読み終え、挿まれていたチラシを見たところ、巷説相関図なぞが掲載されていたではないですかっ。 その上、これまでの事件を時系列順に並べた年表や物語の舞台の地図まで! 『巷説~』『続~』も再読して、自分で時系列を確認しようと思っていたのでこれはうれしかったです。 これによると京極堂の『狂骨の夢』『鉄鼠の檻』『陰摩羅鬼の瑕』ともリンクしていたらしい。 そうそう、由良とか、南方衆とか、和田某とかいう坊さんとか、聞き覚えのある名前だと思ったのよ~。 これは京極堂も再読か・・・?

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    投稿日: 2010.10.01
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    年老いた百介。一白翁の独白という形式で進む物語り。 過去を懐かしみながらも語るのが切ない。 話しに化物が絡んできても京極堂シリーズより読みやすく、一気に読めた。

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    投稿日: 2010.06.11
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    年老いた百介が昔を語る形式で進む百物語シリーズ。 物語の完成度は相変わらず素晴らしいんだが 合間合間に挟まれる又市を懐かしむ百介の描写が切ない。 シリーズ当初では想像できない終わり方でした。

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    投稿日: 2010.04.08
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    思い出語りという形式で書かれている。最後には一白翁は死んじゃうので、そこのところで、かなりホロリときます。時代が江戸から明治に変わり、「妖怪なんていやしない」という、身も蓋もないというか、そりゃあそうだろうけど、なんだかずいぶんカスカスしてるようなことを、それが当時は先端志向であり、みんながその志向の革命をギクシャクと受け入れているのが、書かれているわけだけれど、案外に現代人はもっとゆるく「妖怪はいるんじゃないか」という方に傾いてるんじゃないかと思って、それはやはり科学の胡散臭さ、明快に対する疑問を、この時代の人は持ってるからだと思う。科学の信者は、神の信者と同じくらい少数派ではないでしょうか。 妖怪なんていやしない、いやしないということを知っていてそれでも信じるのが粋ってもんじゃないでしょうか ていうのはぐっとくるセリフだ。

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    投稿日: 2010.02.03
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    年老いた百介が語る回想話。 相変わらず面白い。 この人の小説は文章のリズムが合うのか 読みだすと結構すんなり読めてしまう。 気風のよい江戸言葉も読んでて気持ちいい。 (読みだすまでにちょっと覚悟がいるけど) 由良家と南方衆が出てきたときは ここで京極堂とつながるのかー!とちょっと興奮。 又市が仕掛けしたばかりに南方衆の悲劇が 起こったとは。 一人の作者が描く世界が繋がっていくという設定は 非常に好み。

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    投稿日: 2009.10.14
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    正直、評価が難しい。 時は明治。化物が必要無くなってしまった時代である。 一白翁・山岡百介の昔語りという形式ゆえ、 御行の「仕掛け」の現場に居る様に感じる事は少ない。 各話は前2作とは趣が異なり、 臨場感というより郷愁に満ちたどこか寂しげな 作品に仕上がっている。 読み進めるにつれ『続』の後山岡百介が如何に生きたかが痛い程に伝わってくる。 短編として見るなら『赤えいの魚』 前2作から連なる長編として見るなら『風の神』 が秀作に思う。 評価は独立した作品としての評価。 連なりを加味すれば5は確実な作品。泣けた。 そんな2003年度直木賞受賞作。

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    投稿日: 2009.08.29
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    「巷説百物語」「続巷説百物語」を読まず、いきなり3作目を読んでしまった。 が、特に問題なく。 江戸時代を舞台にした怪談話、の体裁だが、実際は、どちらかといえばミステリー。 つながりのある一話完結のお話が集まったもので、読みやすい。

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    投稿日: 2009.08.26
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    ●2009年5月初旬頃読了 「赤えいの魚」「天火」「手負蛇」「山男」「五位の光」「風の神」の6話。 巷説・続巷説の時期設定からウン十年。薬研堀に住む一白翁と名乗る老人と彼の元に集まる剣之進、与次郎、正馬、惣兵衛の4人。 巡査剣之進のもとに集まる奇怪な事件、相談事をあれこれ悩んだ末に一白翁に相談に行き、一白翁が過去の自分の体験を交えつつ言及する話構成。 やっぱりこのシリーズ大好きだなぁ。又市さんがだいすき。 話に引き込まれちゃいます。

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    投稿日: 2009.05.24
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    読み始めると気にならないんですが、それまでは本の厚さに圧倒されます。六編の中で「赤えいの魚」が特に怖かった。この独特の怖さは、さすが京極夏彦さん。「五位の光」は京極堂シリーズとリンクする由良家の話です。

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    投稿日: 2009.03.20
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    き−26−4 2009/02/12 読了 「巷説百物語」「続巷説百物語」に比べるとちょっと物足りない気が…。 でも最後の話は泣いた。 姉に貸出中。

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    投稿日: 2009.01.06
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    スッキリ軽めで、ページ数に対して読み応えは軽い。 はじめに入ってる「赤えいの魚」は 夜に読むとすごく怖い。 ありえないようで、あってもおかしくない、 集団心理って大げさじゃなくてあるから怖かった。 でもやっぱりスッキリだったな。

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    投稿日: 2008.10.06
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    明治維新から10年後。奇怪な事件を前にする若者に乞われて老人になった百介が語る、怪しく、悲しい昔話。シリーズ第三弾。(08/08/24)

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    投稿日: 2008.08.05
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    裏 文明開化の音がする明治十年。一等巡査の矢作剣之進らは、ある島の珍奇な伝説の真偽を確かめるべく、東京のはずれに庵を結ぶ隠居老人を訪ねることにした。一白翁と名のるこの老人、若い頃怪異譚を求めて諸国を巡ったほどの不思議話好き。奇妙な体験談を随分と沢山持っていた。翁は静かに、そしてゆっくりと、今は亡き者どもの話を語り始める。第130回直木賞受賞の妖怪時代小説の金字塔! 解説:小野不由美

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    投稿日: 2008.07.21
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    又市さんも、百介さんも、お銀さんも、 愛しい人物達だったなぁ。終わっちゃうのは悲しいなあ。 (と思わせる京極さんは偉大だね)

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    投稿日: 2008.07.17
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    山岡百介が過去を振り返り、語る。 過去を懐かしむような寂しさを覚えるような感じが切ない。 ラストですごく救われた。 秀逸だと思います。

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    投稿日: 2008.06.09
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    最後に巷説を読んだのは三年前……もはや前の話など忘れてしまいましたが十分面白く読めました。知ってたら二倍三倍しただろうなー。最初は又市たちのいない巷説なんて、どんな感じなんだろうかと思ってたけど、百介の語りの中に彼は生きていた――そしてラストは思わず涙ぐんでしまいました。百介も長い時をかけてあちら側に行けたのだろうか……「陰摩羅鬼の瑕」由良家の話もあるので陰摩羅鬼読んだ人は読んでおくとよいかもー。

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    投稿日: 2008.03.25
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     昔。小さな島が御座いました。 感想:http://tomtomcom.blog73.fc2.com/blog-entry-404.html

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    投稿日: 2008.03.16
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    回想だけあって、どうしても又さんたちの絡みが少ないのがなんだかさびしいけど。京極堂シリーズとの絡みもあって鉄鼠や陰摩羅鬼読みたくなるな〜(2008/3/7)

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    投稿日: 2008.03.12
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    ホラー小説はあんまり好きじゃないけど「百物語」って言葉に誘われて読んでみた。全然ホラー小説じゃなかったし、いい意味で期待を裏切られた。

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    投稿日: 2008.02.14
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    登場人物の多彩さ。 その物語の新鮮さ。 分厚い本なのに、全く苦なくその世界にずっといたいように感じさせる。 終わりがなんとも自然というか、 あぁ、本当に終わりなんだな、と思わされる。 栄枯盛衰、人って誰でもやっぱり死ぬんだなぁ。

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    投稿日: 2007.11.26
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    前2作と構成がまた異なり、作中の時間と過去の時間の二つの話が一白翁を通して重なっていく流れ。2つの時間軸の話は似ていながらそれぞれの結末が用意されているのは見事。ただ全ての話に共通する最初の4人組の話が少々鬱陶しい。会話だけの進行の割に誰が話しているのがが分かりにくい。人数を減らしても良いのではないか。

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    投稿日: 2007.09.21
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    民俗学のゼミにいると、妖怪についての偉い先生たちの研究も勉強する機会がある。でもこの本読んでると  「なんかもう こーゆう感じでいいんじゃない?」とか 思えてくる。それだけ説得力ある。   私にとってはエンターテイメントの域を出ないけど、普通に面白いんじゃない?

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    投稿日: 2007.09.08
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    妖怪小説と言われるのに、妖怪を否定する小説、という小野不由美の解説にそのとおりだ!と思った。確かに妖怪を扱った小説、だけど妖怪なんていない。妖怪は便利な装置で、人の心に住まわせておけば無理も通るし道理も引っ込まない。無知で安直な人間が作り出したものだというのがよくわかった。最後は自然に涙が出た。

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    投稿日: 2007.08.25
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    読み返したいけど、読み返せない。切ないけど、嬉しい。哀しいけど、あったかい。うっすらと笑い泣き、そんなラスト。

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    投稿日: 2007.07.27
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    好きなシリーズの一つ。 でも、ちょっと寂しく感じてしまったのは、いつもと違って昔話として語られていたからかな・・・

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    投稿日: 2007.07.19
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    巷説シリーズ第三弾。これは正直読むのがつらかったです。又市さんと別れてなお面影や痕跡を求め続ける百介さん。すべて終わった時代に思いで口調で語られているうえ、年老いた百介が又市さんたちのことを楽しそうに、時には悲しそうに語る姿はなんとも切ないです。まるで前二作が夢か幻のように思えます。そしてこの話は京極堂シリーズへとつながる物語でもあります。私にとってこの作品はとても心に残る作品の一つとなっています。

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    投稿日: 2007.07.17
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    読み終えたくないと思った本です. 読み終えた瞬間のあの(悪い意味でなく)空虚な感じが,私にこの本を何度も読み返させます.シリーズの中では最も淡々と語られるのかな.だからこその読後感かも. 直木賞受賞作品.

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    投稿日: 2007.06.26
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    全てが終わった後の語りなので、どの話も読み終えたあとに、しんみりと悲しくなってしまいました。ああ、終わってしまいました。また、読み返したいです。

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    投稿日: 2007.06.07
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    「妖怪時代小説」第三弾。タイトルにも「後(のちの)」と書かれる通り、その後の話ですが、中身は前作のちゃんとした続編です(というのも変な話だが)。 ……最後まで読んで、ネットのお姉様方に感服したのはここだけのお話。

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    投稿日: 2007.05.09
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    でた〜!文庫! 挟まっていた相関図が素敵すぎる。嗤う伊右衛門が乗ってないことにびっくりしつつ、前巷説を読みたい!

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    投稿日: 2007.05.07
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    続巷説百物語の続編。舞台は明治に移り百助は隠居暮らしのおじいさんになっています。陰摩羅鬼や狂骨にもリンク。明治になったからなのか、おどろおどろしい感じは薄れている気がします。全編に漂う物悲しい雰囲気が時間の経過を感じさせて切ない。 最後の仕掛けを施そうとする百助の姿にちょっと涙が出ました。

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    投稿日: 2007.05.03
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     直木賞受賞作なんだけど、正直、この作品よりも先に別の作品が賞をとっても良かった…遅いんじゃないの…と思ってた。しかし、今、読了して、京極堂シリーズと百物語シリーズをつなぐ本作品こそ、賞をとるべきだったのだと思い直した。シリーズの1作なんだけど、この作品だけでピンにもなる。明治に入って、百介が隠居暮らしというところから、前2作とは舞台が違うし、百介自体はアドバイザーで、事件にかかわるのは若い4人というのもまったく違う。でも、前2作の登場人物が間接的にはきちんとはまるところ、そして妖怪を絡めていくところは押さえてあるなぁと思った。京極さんは、自分の作品をすべて関連づけるつもりなのだろうか…。その辺も今後の楽しみだね。

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    投稿日: 2007.04.30
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    2007/4/28ジュンク堂住吉シーア店にて購入。 2014/12/20〜2015/1/7 第130回直木賞受賞作品。巷説シリーズの第3弾。時代は明治に入り、隠居した山岡百介を中心に話が進む。時を越えて語られる小股潜りの又市の仕掛けが見事。

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    投稿日: 2007.04.28