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総合評価

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    ピエールのジャンヌに対する変わらぬ忠誠心がよい。焚刑を切り抜けるジャンヌ、そしてピエールを尻に敷くジャンヌ、物語の展開の面白さは抜群である。

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    投稿日: 2022.05.14
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    乱世である。フランス王国は戦火に苛まれていた。アングル(イングランド)王の侵略が始まって、もう百年がたとうとしている。この戦争は昨今「百年戦争」と呼ばれていた。 (上巻本文15ページより) 時は革命から遡ること360年前の百年戦争の最中。 傭兵部隊「アンジューの一角獣」のシェフ(料理人ではなく頭目のこと)であるピエールは、ある夜、「自分はフランスを救うために、神に遣わされた」と主張する一人の少女と出会います。 彼女こそ、のちのフランス救世主ラ・ピュセル(乙女)ことジャンヌ・ダルクでした。 この運命ともいえる出会いを皮切りとして、戦乱の世を共に戦い、一度は別れ、再び劇的なめぐりあいを果たす、冒険に満ちた二人の数奇な人生が描かれています。 傭兵は、いわば「戦争屋」ですが、戦さのない平時には当然ながら失業状態であり、生きるために略奪暴行殺人誘拐人身売買などなど、悪事の限りを尽くすならず者集団でもあったようです。 先に述べた二人の出会いも、実はピエールの部隊が、旅路にあるジャンヌと従者一行を襲い、ピエールが彼女を今にも犯そうとしたことがきっかけ。 これだけ書くと、「主人公に感情移入どころか、単なる極悪人やんけ」と思われそうですが、そこは「小説フランス革命」で、一癖も二癖もある数多の人物を活き活きと書ききった佐藤さん。 読み進めるうちに、ジャンヌ同様、ピエールという男に否応なく魅きつけられていきます。 また、史実という厳然たる枠組みの中に、大胆な大ボラを挟み込んだアッと驚くストーリー。 一瞬唖然とするものの「えっ、それでどうなるの、どうなるの!?」と驚愕の中、先が気になって、特に下巻は途中でやめることができませんでした。 さて、次の佐藤作品は何を読もうかな。

    1
    投稿日: 2019.02.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    再読。 一時期この作者にハマった時期があり「双頭の鷲」と前後して読んだ、初読時にあまり印象に残らなかった作品。 「双頭の鷲」はオールタイムベスト。 全体的に都合良すぎ、昔は悪やってたけど今は更生しました的なのも都合良すぎ、そして主人公は詰め甘すぎ。 主人公たちが襲った街に戻り一変して英雄に祭り上げられるところでは、前回襲った時に負傷して再起不能になったり、それこそ許嫁を攫われた男とかいなかったのか?それがいないという都合よさ。 ジルの件では、あいつはあの後も同じことを繰り返すんじゃないだろうか?いいの?という詰めの甘さ。他、気になってしょうがない。 それでも鳥肌の立つ程の興奮するシーンも多くあり物語を楽しめた。「双頭の鷲」の雛形的な作品だなぁ。

    0
    投稿日: 2017.08.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ラピュセル救出からの二人旅、そして伝説へ。下巻はジャンヌダルクの物語というよりも、ラピュセルという鎧から解放された女と元傭兵現街人の男の物語だった。ジャンヌが死ななくて良かった。中世ヨーロッパの風俗に忠実に、当時の世界観を損なわず、それでいて男女の物語であるところが面白い。そもそも処女崇拝という無茶苦茶な宗教思想はどこから生まれたのだろう。戦乱の世の中で女が生きていくために、それほど足枷になるものもなかろう。

    0
    投稿日: 2016.10.10
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    地獄に身を落とさないと幸せを実感できない、矛盾しているにもかかわらず、なぜだか理解できる。どうしようもないけどそれが人間なんだろうと思うと、涙が出る。

    0
    投稿日: 2015.10.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「双頭の鷲」から続けて読んだ。 上巻はいい感じに引っ張って終わって、下巻は「え、こんな感じになっちゃうの?」と一回残念な感じになりつつも、盛り返してきて、でもやっぱりなんか終わりの方は期待感に欠けたというか…。 おもしろいけど、僕は最後の方がちょっと残念だった。

    0
    投稿日: 2015.05.24
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    ピエールがジャンヌダルクを救うため単身敵地に乗り込む。 歴史エンターテイメント小説の醍醐味であるifが遺憾なく発揮されて面白い展開となっているが、ジャンヌダルクほか実際の歴史上の登場人物たちの人物造形がいまひとつで感情移入しきれない。 また個人的には、救出劇後の展開がやたら冗長に感じられたので、救出劇までで話を終えていた方が良かった気もした。

    0
    投稿日: 2015.02.01
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    再読。 傭兵ピエール。恋愛、冒険、歴史、戦いこういうエンターテイメント作品好きだな。 ピエールの中には常にいつも運命の人ジャンヌが潜んでいて、ジャンヌを救い、ジャンヌを守り、ジャンヌを励ますことが生きることの意味だった。 好きな人を守る。 仲間を守る。 困っているを助ける。 だから愛される。 途中、ジャンヌと結ばれるまではヤキモキしながら読んでたが、ラストの「傭兵ピエール、まずは会心の笑みだった。」で納得した読み切りでした。 ジャンヌも正義感が強く融通が利かないが純粋な魅力的な女性。 旅籠でひとつの寝台に眠りジャンヌが「わたしは、ただのジャネットです」 …。ピエール!何で!思わずつぶやいちゃいました。

    1
    投稿日: 2015.01.30
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     ジャンヌ・ダルクと共に戦ってから2年。ピエール率いる傭兵隊は田舎町で安全かつ安定した生活を送っていた。そんなピエールのもとにジャンヌ・ダルクを救出せよという密命が依頼される。  上下巻通してやっぱり面白い!   ジャンヌ・ダルクへの思いをつらぬき、ようやく見つけた安住の地から旅立つピエールの姿はカッコいいの一言に尽きます!  ジャンヌ・ダルクとピエールの恋愛模様はキリスト教や聖女といった観念から擦れ違いが起きるのですが、それをどう乗り越えていくか、そして乗り越えるピエールの言葉も(下ネタにも関わらず)カッコいい!  そうしたピエールのかっこよさだけでなく、戦乱のヨーロッパの悲劇や闇という面にも触れられていて、そうしたところもまた小説に深い味わいを残していると思います。  大団円もここまで綺麗にまとめるか、というくらいにジャンヌ・ダルクとの出会いで、生き方から何まですべてを変えたピエールを祝福するかのようで、 でもその一方で政治の闇の深さとピエールのその後の暗示をしているような描写で、少しもの寂しさを感じさせるものでもあり、 とにもかくにもこんなに気持ちいい気分で小説を読み終えたのは久々のように思います。  冒険譚であり、恋愛ものであり、主人公の再生ものであり、そしてしっかりとエンタメをしている、読んでいてとても楽しい歴史小説でした!

    0
    投稿日: 2014.12.28
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    普段、女性作家の本ばかり読んでいるので、野性味溢れる男性的な展開に慣れず、最初のうちは思い悩んでしまった。 しかし下巻に入ってからは展開が気になって一気に読んだ。 ピエールは粋で情が深い。この人についていけば大丈夫、となんとなく思わせるものがある。それで、男も女もピエールの周りに集まってくる。つい惹かれてしまうのもわかる気がする。 ピエールは最初から最後まで一貫してジャンヌを好きではあるのだが、その途中に何人もの女性が登場し、その度に情をかけてしまう。 でも悪気は全くないし、ジャンヌを傷つけるつもりもない。 後ろ暗いところがないので、許すしかない。 あんな風に生きられるなら楽しいだろうなぁと思った。 誰もが幸せになるラストで読み終わりはとてもすっきりした。

    1
    投稿日: 2014.12.07
  • 話の展開が見事!予想してなかった展開にドキドキしながらページを進めました

    上巻の後半から下巻にかけての展開が、そう来たか!という見事なシナリオ。もしかしたら史実もこうだったのかな。リーダーストアではあまりランキングには出てこないけどこの本面白いのに・・・。ヨーロッパ歴史モノだけど日本の歴史小説や戦国モノが好きな人も絶対楽しめると思う。私的には超オススメ!

    2
    投稿日: 2014.05.09
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    オルレアンの戦いから二年、田舎村の守備隊長となったピエールのもとに、ある密命が届く。英軍の捕虜となり、魔女裁判にかけられたジャンヌ・ダルクを救出せよーー。愛する女のため、ピエールは独り敵地深く潜入する。ルーアンの牢獄で再会した二人。だが、ジャンヌの火刑執行まで残された時間はあと一日……。傭兵と聖女の運命的愛を描く歴史ロマン、堂々の大団円。

    0
    投稿日: 2013.02.24
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    (上)(下)まとめて。 史実をある程度なぞりながらも娯楽性をバランスよく散りばめた感のある前半の描写に始まり、上巻の後半あたりからはもう飛ばしまくりというか、少年誌の連載マンガのようなハチャメチャな展開に続いていく。 紙幅としてはかなり長い話ながら、中盤以降のスピード感はまさに疾駆の状態で、ご都合主義の何が悪い、という風な開き直りの声とともに、ドタバタという音すら聞こえてきそうなほどだ。 特に「王妃の離婚」などの傑作と比べると非常に粗い作品なんだけど、面白い。 そこはやっぱり佐藤賢一氏の筆力。 他の好きな作家たちと同じように、文章のリズムや選択された語彙が私の感覚にとても合っているから、どうあっても面白い。

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    投稿日: 2012.07.07
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    上巻を読み終わって、ここからどう悲劇的な結末へ持っていくのだろうと思ったら、用意されていたのはハッピーエンド。ジャンヌダルクの裁判などはよく調べてあるなあと感心したが、その後は全くのフィクション。歴史小説と言うよりもファンタジーとして読むべきなのだろう。そう思って読めばとても楽しい力作であった。

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    投稿日: 2012.02.11
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    英仏100年戦争時のジャンヌダルクと名もなき傭兵の物語。筆者特有のきめ細やかな描写で、当時の様子が目に浮かぶほど洗練されている。しかし歴史にifがあればという観点で物語が進められているので少し内容が陳腐な気がする。終わり方が少し残念。

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    投稿日: 2011.12.10
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    本当は怖いグリム童話がディズニー映画になったような、途方もないハッピーエンド。 暴力とセックスで最大限までエンターテイメントに味付けされて小説らしくない。 少年漫画っぽい。(実際漫画化されてるみたいだけど) 宝塚でも上演されたらしい。 お芝居のほうが面白いかもしれない。

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    投稿日: 2011.11.06
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    これなんてエロゲ?ヒロインの聖女がとっつかまって獄卒にお尻の穴まで犯されてしまうお話。でもハッピーエンドです。

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    投稿日: 2010.08.23
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    上巻を読了した後、長い間そのままであった。 下巻は一気に読んだ。 最初筆者の文体に慣れず、違和感があったが、三作品目になると、左程抵抗もなく、読めるようになった。 もともと日本だけでなく、西洋の歴史にも興味があり、筆者の作品には興味があった。 これをきっかけに氏の作品を読み漁りたい

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    投稿日: 2010.04.01
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    やたら下ネタに走るので無理もあったけど全体的には面白かった! 映画にして見たいと思う本でした。これは買ってでも読む価値あり。 百年戦争ネタは世界史マニアにはおいしいですさらにジャンヌ・ダルクとはじゅるり。 一番かわいそうなのはたぶん上巻で戦死した最年少の男の子。あれ一番泣けたなぁ。 しばらくこの人の本読むかも

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    投稿日: 2010.03.05
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    城、要塞、都市。そのいずれも降伏の印は、開門することだった。開門して敵軍の進駐を許すこと、それは屈辱に満ちた無惨な敗北である。なのに女の仕組みは開門なしには始まらない。ならば泣き叫ぶことこそ道理なのだ。ところが、どうにかすると喜ぶじゃないか。敗北することをもって、喜びとする。敗北し、門をこじ開けられ、侵攻を許すことが、女たちの快楽だった。(p.147) ジャンヌ・ダルクを軸に巡る物語。100年戦争下のフランスとイングランド。後半は何となく都合よく話が組み立てられているような気がするが、冒険人生の意思は貫かれている。異民族、田舎の農夫の訛り方が楽しい。

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    投稿日: 2008.10.17
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    上巻に比べてあっという間に読んでしまった(汗)。 止まらなくって、実はほぼ完徹‥(汗)。。眠い。。 上巻を読んだ時点では、「ピエールとジャンヌとはこれ以上どうこうならないんだろうなぁ‥」なんて思っていたわけですが! さにあらず!で、びっくりしやした。 でも「これでくっつくのか!?」と何度思い、肩透かしをくらったことか。 ‥うーん、この話は大河ラブロマンスだったのね(笑)。 後半は怒濤のように謎が明かされ、物語は終焉に向かっていくし。 この回収の仕方が、娯楽小説らしいなぁ‥なんて思っちゃった。 ドゥ・ラ・フルトの私生児ピエールの出生も、本人は気づかぬながら明かされたし、ジャンヌとの関係も大団円。なんとピエール、領主になっちゃうし! それでも読後感は、なにやらもの悲しさを感じてしまった‥。 ピエールの立場もそう。そして彼に忍び寄る病魔の影もそう(胃潰瘍か胃癌か‥。きっと当時は胃潰瘍でも死にいたる病なんだろうなぁ‥。夏目漱石だって胃潰瘍で亡くなったし)。 そんな中での彼がラストに見せる「会心の笑み」は、一層読んでいてせつなくなってしまった。 うー、ピエールーっ。 しばらく後をひきそうだぁ‥。。 ‥それで、コミック化してる単行本をAmznで注文しちゃったよ‥(失笑)。 + + + やっと文庫を発見。これから続きを読みまする。2008.09.21.

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    投稿日: 2008.09.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    オルレアンの戦いから二年、田舎町の守備隊長となったピエールのもとに、ある密命が届く。英軍の捕虜になり、魔女裁判にかけられたジャンヌ・ダルクを救出せよ―。愛する女のため、ピエールは独り敵地深く潜入する。ルーアンの牢獄で再会した二人。だが、ジャンヌの火刑執行まで残された時間はあと一日…。傭兵と聖女の運命的愛を描く歴史ロマン、堂々の大団円。 削除

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    投稿日: 2008.07.24
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    ジャンヌ・ダルク救出に命をかけるピエール。ひたむきな愛に感動した。ジャンヌの尻に敷かれるダメっぷりピエールが可愛い。

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    投稿日: 2007.05.07
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    主人公のピエールがだらしなくもかっこいい。後半は中村主水(必殺仕事人、古いか?)みたいになってます。

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    投稿日: 2007.02.01
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    ラ・ピュセルことジャンヌ・ダルク。利用され、捨てられ、果ては魔女とされる。そんな傷ついた彼女を、彼女によって変わることのできたピエールの大きな愛が包む。最後は涙。

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    投稿日: 2006.05.13
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    聖女に祭り上げられ、ついにフランスの実権をフランス国王に取り戻したジャンヌであったが、権力の闇に振り回され、イギリスに引き渡される。 ピエール、聖女を救え!

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    投稿日: 2006.03.08