
総合評価
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powered by ブクログ因習の残る閉鎖的な村や島を舞台とした過去の名作と異なり高度経済成長期の、当時最新の団地を舞台に怪文書が横行し様々な住人が複雑に絡み合う人間関係の中で起こる連続殺人。今読むとこれはこれで昭和レトロ感があって良い。微妙にエログロさも残る。
0投稿日: 2025.05.03
powered by ブクログ戦前と戦後の人間が違うことが描かれているように、戦後すぐと令和の人間は全く違うと感じた。現代を生きる人にはあまり解けなさそうな事件になってることや、貞操や家庭意識について、当時はそんなんだったんだなーと知られたことが面白かった。
0投稿日: 2023.10.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最初の殺人から犯人逮捕までめちゃめちゃ長かった。今まで、大作ものだと何人も犠牲者が出ていた印象があったが、今回は最後らへんで幾人か出てくるというものだった。誰が犯人なのか最後の最後まで分からなかったが、謎解きがあまりにも長かった笑 あと、白と黒に同性愛の意味があったということ、戦前戦後にそういう事情があったことは知識になった。
0投稿日: 2023.10.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
正確に書くと星3.6。 今回もしっかり中身が詰まって話が進んでいって、そこだけで面白かった。 ストーリーの方は、事件に見たことないもの、知らないものが使われていてイメージしにくかった。 横溝正史さんのミステリーって死ぬ人多くない?発狂する人も絶対出てくるイメージ。 あと時代が違うから仕方ないけど、同性愛に対する価値観が嫌いだな。
0投稿日: 2023.06.11
powered by ブクログ横溝正史のミステリ作品集『白と黒』を読みました。 『人形佐七捕物帳 新装版』、『悪魔の降誕祭』に続き横溝正史の作品です。 -----story------------- 平和そのものに見えた団地内に突如、怪文書が横行し始めた。 プライバシーを暴露した陰険な内容に人々は戦慄! 金田一耕助が近代的な団地を舞台に活躍。新境地を開く野心作。 ----------------------- 地方の村や大家族、風俗的な舞台などが多かった金田一耕助シリーズが現代の団地を舞台にした長篇作品です。 1960年(昭和35年)10月11日、金田一耕助は、古いなじみの元ホステス・須藤順子の案内で、彼女の住む日の出団地を訪れた… 近頃団地内に怪文書が出回っており、それが順子を悩ませているという、、、 Ladies and Gentlemenという書き出しで始まるその文書は活字を切り貼りして作られており、順子の夫・達夫に宛てて順子の不倫を暴露したものだった… 一方その頃、団地内のダストシュートで女の変死体が発見され、身につけた物から女は団地に隣接する洋裁店・タンポポの主人と見られたが、塗装用タールの下敷きとなっていたため、その容貌がわからなくなっていた……。 眼前で起きた恐ろしい殺人に団地の人々の恐怖は頂点に達する…… 謎のことば「白と黒」の持つ意味とは? 団地という現代都市生活特有の複雑な人間感情の軋轢と、葛藤から生じる事件に金田一耕助が挑戦する!! 怪文書を作成・送付した人物、殺人を犯した人物、遺体を隠した人物… それぞれが、異なる動機で犯罪を犯していたので、単純な殺人事件が複雑怪奇な事件に変貌していたんですねー 新興団地を舞台に金田一耕助が活躍するという意外性も印象的で面白かったですね。
0投稿日: 2022.03.20
powered by ブクログ前年から1961(昭和36)年に連載終了。これまでに読んできた横溝正史作品は戦前から戦後間もない頃の作品ばかりで、映画化もされた有名作はその頃のものが多いようだが、果たして後年の作風はどんな感じだろう? そう思ってとりあえず読んでみた。 本作の舞台は1960(昭和35)年の東京で、5階建て20棟から成る当時としては巨大な新築団地である。団地住まいという新しい生活様式がにわかに出現してきた時代と思われる。作者自身がこの新しさについて簡潔に指摘している。 「日本全国にニュー・タウンとよばれる団地が、ぞくぞくと建設されるにしたがって、そこに居住するひとたちの社会心理学というものが、ちがごろ問題になってきている。 団地という従来にまったく見られなかったタイプの住居と、そこにおける生活が日本人の社会心理に、どのような影響をおよぼすだろうかということは、これからますます必要になってくる研究課題にちがいない。」(P.63) 東京の都市化による必然的な心身まわりの激変のプロセスが見られたのであろう。団地の生活という密室の孤独化は、確かにこれより昔の「長屋」生活とはまったく異なるものであったが、この作品で描かれているのはまだそのプロセスの入り口あたりのようだ。分厚い壁によって隣の世帯とは隔絶しているが、電話はまだ各戸に敷かれておらず、敷地内の公衆電話を共用するかたちであった。 そのうえ、近所の世帯同士がそれなりに交流しあっている様子が描かれている。この様はたぶん、その後出現する「ママ友社会」とは少し違う、「隣近所」のつきあいの状態だったとおぼしい。 だが、戦後間もない時代に横溝正史が『八つ墓村』『獄門島』『犬神家の一族』等の名作で描いてきたのは、田舎の地主的な大所帯に、大勢が同居しているような家庭生活であって、それゆえに沢山の容疑者や、複雑に絡み合う愛憎関係が物語を支え、推進してきたのだった。 しかし本作のような「団地」社会では、そこまで密接な人間関係は自然には成立しがたい。そのために本作では緊張感を欠いたゆるさや、わざと込み入らせたような不倫関係の導入が目立つように思った。 特に真ん中辺りではすっかり緊張感が失われていて、横溝作品を読んでいて初めて退屈を感じた。団地の関係者たちの様々な場面が牧歌的に描かれ、殺人事件という緊迫が鈍らされてしまっている。 ところが本作では最後の方になって、やけに性的関係の露出が強烈に描かれている。この作品が、私の知る限りではテレビドラマ化されていないようなのは、恐らく、この性テーマゆえに扱いがたかったからではないか。 この最後の部分、昔には書き得なかったものではないかと思われ、大変興味深かった。この主題がもっと作品全体に浸透して緊迫感をもたらせば、さらに面白い小説になったのではないかと思う。
0投稿日: 2021.10.30
powered by ブクログ平和な新興団地を騒がしている怪文書事件。銀座の街でたまたま出会した順子に連れられ問題の団地へ向かった金田一耕助。順子のところに送られて来た怪文書は、以前働いていたラウンジでの話と愛人のことが記されていた。そして、まだ開発中の団地で事件は起こる。タールに頭を突っ込んだ状態で商店街で仕立て屋を営むママが死んでいた。そして、行方不明のままの順子の夫。怪文書は誰がなんの目的でばら撒いたのか。 昔の団地ってかんじでよかった。もう怪文書の謎とママの謎が最後まで分からなかったし、怪しい人いっぱいいるしで面白かった。だけど、ちょっと長かったなぁ。読みのに時間がかかってしまった。 2021.4.7 読了
0投稿日: 2021.04.07
powered by ブクログ現代風の珍しい作品。結構地味に好き。子供とて大人顔負けに何かを考え、行動してるものだ。京美ちゃんの歪んだ笑顔が後味。
4投稿日: 2021.01.09
powered by ブクログ金田一耕助シリーズとしては珍しい、団地を舞台に行われる連続殺人事件。 ある怪文書をきっかけに、様々な事情を抱えた人物が登場し、展開される物語は正に奇々怪界。 タイトルにもある白と黒の意味がわかった時の爽快感と、結末の意外性が読んでいて心地良かった。
1投稿日: 2021.01.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
新しくできたマンモス団地に横行する怪文書、そのうちに殺人事件が起きてしまう。最初の被害者は顔がわからないように火傷していた。それはなぜ?被害者は誰なのか。 時代的には、団地という住まい方が新しかった時。本書では、他人と接したくない人にはこの密集した住まい方は辛いともいうし、扉をしめてしまえば自分たちだけの世界であるとも相反することを登場人物たちが言っているが、人の秘密をあばく中傷や噂がどんどん広がっていったこと、その一方、真実は誰にもわからないということがこの物語から感じ取れる。今にも通ずることかもしれない。 前回のもだけど、意外な、殺人容疑者から無意識にはずしてしまうような人が犯人だった。あと犯人ということをわかって改めて本人の言動を考えると…滅茶苦茶性格わりー!って思った。 それと、文庫の最後の方にはいつも、今日の人権擁護の観点から照らして不適切な表現が…とあるが、この時代は同性愛者は頭おかしい人扱いなのね。忌まわしい、とか、悪い癖が、という表現。これがそこまで遠くない昭和の話なんだけど、随分時代は変わったなぁと思った。 あと金田一が歳をとったせいか、女性に対してや性的なものに対して赤面したりオロオロとまどう描写がなくなったのところが、シリーズの時間経過を感じさせるな。
0投稿日: 2020.08.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
それぞれの思惑が入り乱れ、怪文書と殺人と死体偽装と事件は偶然か運命か複雑になる。 登場人物か結構多いのも混乱してくる。 そういうわざと複雑に見せてるのはずるい手かもしれないが、個人的には十分に楽しめた。 順子の夫はかわいそう… 結局どの殺人も怪文書が原因なので、怪文書犯人の罪は重いぞ…怪文書の動機は陳腐なのに…。 どん栗ころころお前かーい。
0投稿日: 2020.07.23
powered by ブクログ今回の舞台は団地です。 横行する怪文書、団地のダストシュートから黒タールまみれで発見された死体・・・。 金田一さんといえば、地方の閉鎖的な村で、旧家と因習の中での事件に挑むのがお似合いな印象なので(「金田一耕助事件ファイル」を読んでいくと、都会が舞台の事件もかなり多いのですが、やはりイメージが・・。)、“金田一さんと団地”という組み合わせが新鮮な感じがして、これはこれで楽しめました。 タイトルの「白と黒」の意味について、金田一さんが色々な人に質問しているのですが、終盤でその意味が明らかになると、何だか恥ずかしい質問を皆にしまくっていた事になるのかも・・。と勝手に思った次第です。
0投稿日: 2018.08.20
powered by ブクログ団地、核家族、ヒロポン…昭和感満載のテーマが散りばめられた、東京で起きた事件。さらっと読みやすく、 清張ほど暗さはない。おどろおどろしい猟奇殺人ではなく、それもまた新鮮な感じがした。
0投稿日: 2018.04.22
powered by ブクログ横溝正史といえば離島や山奥が舞台と思っていたら、団地が舞台の小説を発見。それも驚きだげど小説の中にs.y先生が出てきてさらに驚いた。団地というこれまでの日本とは桁違いの人口密集。そこに生まれる人間関係。 たんぽぽのマダムが逆さまに顔を焼かれた状態で発見されるところから話は始まるんだけど、それは麻薬中毒者が幻覚の中でしたことっていうのがいまいち。なぜ一緒に池の中に沈めなかったのか。
0投稿日: 2016.10.25
powered by ブクログ久しぶりの『ひとり横溝正史フェア』。 今回は長編。期待してしまう。 金田一耕助は昔馴染みの女、順子と偶然再会し、話があると言われ、順子の暮らす団地へ行く。順子から話を聞いていると外が騒がしい。何事かと思うと、建設途中の団地のダスターシュートから顔の判別の出来ない女の遺体が発見される。 横溝正史の描く物語には欠かせない“閉鎖された村”という設定ではなく、団地が舞台。 いつも同じじゃつまらない、読者に飽きられてしまうと横溝正史が思ったかどうか知らないけれど、いつもの横溝正史じゃない。 これは期待出来る。 そう思ったのだけれど、結論から言うと、普通。 団地を舞台にしてみたけれど、団地も村もよく考えたらどっちも同じくらい閉鎖された空間かもしれない。 ということで、特に団地だから何だということもなく、いつもの横溝正史らしくドロリといやらしい物語。 ということで普通。勝手に期待したのがいけないのだけれど。 タイトルの「白と黒」。 何のことなのか。 これを気にして読んでいくと、なるほどねという感じ。 タイトルにするだけの理由はついていた。 時間をあけて、ちょっと期待して読んだ横溝正史だけれど、もう一息という感じだ。かなり斜め上な感想になってしまった。 また日にちをあけて、『ひとり横溝正史フェア』を楽しもう。
0投稿日: 2016.09.25
powered by ブクログ金田一耕助シリーズの長編で読みごたえがありましたね。殺人事件の容疑者が二転三転する展開で、事件の真相は一体なんなのか?ということが終盤になるまで、はっきりしないスリリングな展開でした。でも「白と黒」の意味が判明するにあたり事件は解決します。未読の金田一耕助シリーズもあとわずかになってきたので、ラストスパートです!
0投稿日: 2016.06.11
powered by ブクログつごう4時間半かけて読了。 中身は…… すっごいふしだらすっごい不健全! トリックのすべてを見抜くことは出来なかったものの、大方早い段階で犯人の目星をつけることが出来た私にとって記念すべき作品。
0投稿日: 2015.09.04今でも通用する設定。
この作品を読んだのは、中学生の頃だったと思う。 その頃に、確か姉が横溝作品を呼んでいたその中の一冊だったと思う。 当時の私は漫画中心の生活ではあったものの、小説を読むことも好きだった。 しかし小説を買う余裕は無く、必然的に姉の購入した本を借りることになった。 この小説は、私の恋愛への考え方の柔軟性を広げてくれた本の一冊。 その理由を詳しく書いてしまうと、ネタバレしてしまうので書かないけれど、 漠然とは知っていたものの、そういう愛もあるのかと再認識させてくれた作品。 設定、ストーリーの進め方は、最近の作品と比べても古さは感じられないと思っている。
2投稿日: 2013.09.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
東京の新興団地で行きかう怪文書と洋裁店マダムの殺害事件。 依頼者の旦那が失踪したり、マダムの素性がわからなかったり、代議士のセンセーも絡んできたり… 定番の「田舎の名家」とは違うドロドロさです 謎の言葉「白と黒」の意味がわかるとスルリスルリと犯人、動機がわかってきて爽快! 複数の人間が複雑に絡み合う事件 金田一が事件にちょっと演出を加えたり、S・Y先生が登場したりともりだくさん でもやっぱり金田一には岡山や兵庫辺りで没落した名家のドロドロな事件を解いていて欲しい笑 2012/11/14-15
0投稿日: 2012.11.16
powered by ブクログ田舎でない金田一耕助シリーズ。団地という現代的な舞台装置のせいか、それほど古臭さは感じなかった。そこに違和感があったが、生臭さと現代的チックな展開と相まって不思議な魅力がある。題名に隠された意味に加えて黒色がクライマックスで大きな役割を果たすのが忘れられない。でも張り込み中に寝ちゃいかんでしょう。
0投稿日: 2012.08.29
powered by ブクログ初・金田一耕介シリーズ。 時代は団地が珍しく、どんどん建設された頃。 団地の側で経営していたマダムが変死した。 「レディース&ジェントルマン」で始まる怪しい手紙。 複雑化した事件。 文体が読みにくい。 性が赤裸々。
0投稿日: 2012.03.10
powered by ブクログいくつもの筋が複雑に、でも混乱なく組み合わさっている。 こんなに分厚い本なのに、次々とページを繰っていける面白さがある。 さすが横溝正史は違うね。
0投稿日: 2011.09.08
powered by ブクログ何やら複雑な事情のある、閉鎖的な田舎の旧家が舞台になる金田一作品の中では珍しく、団地を舞台にしたお話。 集合住宅はあるけど壁を隔てれば閉鎖的で、壁一枚隔てた部屋に得体の知れないものが住んでいるかもしれないという恐怖。活字を切り抜いて作られたいびつな怪文書。それらが混ざり合って、昭和の荒んだ雰囲気を醸し出していた。やはり横溝作品。
0投稿日: 2011.08.08
powered by ブクログ単純なはずの事件が関係者のさまざまな思惑から複雑化されていく事件。 推理は、最後の最後まで出てこない情報が多くて出来ない。
0投稿日: 2011.07.23
powered by ブクログ白と黒ってそういう意味だったのかー!これはジェネレーションギャップというものではないだろうか…。 複雑に思えた事件がするすると解決していく終盤はなかなか読むのをやめられなかった。 昭和の空気を感じられてとても面白かった!
0投稿日: 2011.02.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
高度経済成長期、平和な生活を送っていたある団地に怪文書が出回る、しかも内容は団地に住む人々のプライバシーを暴露するものであった。面白い作品であるが、八つ墓村、獄門島などの雰囲気は薄れており少し寂しい。
0投稿日: 2011.02.08
powered by ブクログ中学生の時に読んだんで犯人は分かってたんだけど、詳細は全く記憶になく、また面白く読めた。やっぱり金田一耕助は長編が好き。
0投稿日: 2009.11.28
powered by ブクログ団地内にばら撒かれる怪文書。 プライバシーを暴露した陰険な内容に人々が驚愕している時、 仕立て屋のマダムが団地内でコールタール付けの死体になった発見される。 次々と起こる連続殺人事件。 犯人は団地内に居るのか。 横溝正史にしては珍しく、 オドロオドロしさがありません。 でも人間模様はドロドロです(笑) 各家庭に問題があり、そこから見える心理描写が 流石横溝正史な一冊でした☆
0投稿日: 2009.08.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
金田一耕助シリーズ 日ノ出団地にまかれる怪文書。知り合いの緒方順子に頼まれ調査に乗り出し金田一。怪文書に騙され家を出た順子の夫・須藤達雄。「処女膜を調べよ」との怪文書にショックを受け自殺未遂を起こした京美。発見されたコールタールづけの死体。被害者はタンポポのマダム・片桐恒子。怪文書をめぐる団地の住人の怪しい動き。素性を隠していたマダムの正体。マダムを強請っていた伊丹。鴉を飼う管理人・根津。池の底から発見された達雄の遺体。マダムと政治家・一柳和雄との関係。マダムの愛人の正体。 2009年2月19日購入 2009年3月9日初読 2011年2月18日読了
0投稿日: 2009.02.19
