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三月の招待状
三月の招待状
角田光代/集英社
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総合評価

111件)
3.3
6
39
44
15
0
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    このレビューはネタバレを含みます。

    大学時代の友達5人のはなし。 離婚式から始まるんだけどなんとなく誰にも共感できない感じ。。強いて言えば恋愛体質?の正道かな笑 なんでミツルが重春と結婚するのか理解できない。ミツルは何かを終わりにするために結婚するという感じ。。 何者にもなれないのを受け止めるのが大人になるってことかなと思った。

    1
    投稿日: 2025.09.11
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    長めに伸びた猫じゃらしみたいな本 気に障る、愛おしく思う、見向きもしない。 一つのものに対して浮き上がる感情の種類が増えるほど、1人だけ地面から離れている気分になる。 まだ結婚式というものに魅力を感じることが出来ていないからなのか、離婚式には魅力を感じた。離婚式が悪趣味なら結婚式も悪趣味でないか。 恋人をただ、傷つけたい。嫌な思いをさせたい、楽しそうに笑うのをやめさせたい。してはいけない気がするけれど、共感する。以前先輩が、彼と一緒にお酒を飲んで自分より幸せそうにしてるのが気に食わない。と言っていた。些細なことで自分が傷ついているが、それを気づかない鈍感な相手に対して湧き上がる感情なのかな。 忘れるということと嫌うということは違う。忘れるということは人はいつか思い出す。好きだった頃でなく、好きなことを。 あの時得られなかったものは、いつまでも心に蔓延る。そしてふとしたきっかけで温度や香り、全てが蘇る。 急に私の周りの温度だけが4度下がったように、明白な現実を受け入れる。誰かと会話することでしか気づけないことがある限り、私は人との会話を求める。 大人とは結局こうなんだ。 子供の頃に抱いた感情を引きずって、今の自分達をも比較しあって、暇を潰すのに必死だ。

    1
    投稿日: 2025.09.03
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    最後まで読み終えたけど好みではない。誰にも共感できないからなのかキャラが誰も魅力に感じないからなのか。他人に過干渉で過剰に興味を示したり他人と自分を比べてばかりだから退屈だなと思うことが多かった。自分に酔いしれている人もいるし

    2
    投稿日: 2024.08.12
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    学生の頃は、個々の価値観の違いはあまり大きくはないものの、大人になると、それぞれの生活が大きく異なることもあり、価値観も大きく違う。 それまで同じだと思っていた友人との価値観のズレを今になって感じてしまったことがわたし自身にもある。ただ、それは置かれている環境の違いからズレることも当たり前のことなのである。ズレすらも広く受け入れられるような人になりたいなと思う。

    0
    投稿日: 2024.07.14
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    年下と同棲しながらコラムニストをしている充留、離婚式を盛大に開く裕美子、早くに結婚し専業主婦をしている麻美。 大学時代の仲間たちが30代の心の葛藤やもやもやを抱えながらわちゃわちゃするんだけど、なんだか自分の友達を見ているみたいなリアルさがさすが角田光代さんだと思った。 読み終わったあとの気怠い切なさが良い。

    12
    投稿日: 2024.06.13
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    学生時代のつるんでいた男女グループが離婚式によって再会し、それぞれの恋模様や価値観、人間らしい悩みがありつつ進んでいくという本です。 それぞれの譲れない価値観の表現が上手だなあという印象の本です。 読み応えがあって面白かったです!角田光代さんの本は『八日目の蝉』以降久しぶりに読んだのですが、良い意味でまた全然違う内容で、また他の作品も読んでみたくなりました。

    2
    投稿日: 2024.05.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ここから出なくては。 大学を卒業して10年が過ぎた30代。離婚式の招待状から広がる波紋。何も怖くなかったあの頃から遠ざかって、大学時代の仲間たちは。 結婚や離婚に踏み切るのは、ある意味では旅立ちであり、ある意味では諦めであり、ある意味では逃げかもしれない。ライターとして働く充留は年下の恋人に苛立つことも多いが、結婚を決める。裕美子は大学時代から別れてはよりを戻していた正道とついに離婚をして合コンに通う。専業主婦だった麻美は離婚式で再会した宇田男に声をかけられて不倫にはまり込む。 今に何かしっくり来ないものを感じている。けれど動き出してみても自分の理想の生き方とは違う気がする。そんなもやもやを抱えているのは30代の特徴ではないかと思う。10代ほど若くないけど、まだ若い気がする。大学卒業という節目から10年が経ち、そろそろ今の居場所に慣れ親しみすぎた頃。 大学生の頃はやけにふざけて騒いでいた。その頃の無敵な気持ちを捨てきれない人たちなのかもしれない。どうしてもそこに入れない遥香のコメントが鋭い。入り込めない関係性。自分は多分入れない。その感覚を知っている。ベランダから疎外感を覚えた遥香に強烈な既視感を抱いて読んだ。

    2
    投稿日: 2024.02.09
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    面白かった 15年別れたりより戻したりの裕美子と正道カップルの離婚式からはじまりその学生時代の仲良しグループ一人一人に各章ごとに主人公が代わり焦点が当たっていく 36になる男女の心境がリアルでよかった

    1
    投稿日: 2023.09.02
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    角田さんファンで、この作品もあっという間に読み進めてしまったが、内容はあんまり好きじゃないかなあ。 登場人物よりも自分がだいぶ歳上であるせいか?この作品の世界観に共感出来なかった。

    2
    投稿日: 2023.05.23
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    角田作品に間違いはないと思っているのだけど、今回は...ダメでした。30代前半の大学同期のガチャガチャがリアルに描かれているのが、もう自分には範疇じゃなくなったからだなぁ。ガクリ。

    2
    投稿日: 2022.11.06
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    かなり好き。 どこにでもありそうな話。 筆者は誰よりの人生を生きてきたんだろう〜 私は裕美子よりかなって思った。正道となんだかんだくっついて欲しい気もあるし、新たな幸せな人生を歩んでいって欲しい気もある。 共感系!

    1
    投稿日: 2022.08.20
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    『離婚式』の招待状が届くところから物語が始まる。大学時代の仲良しグループを中心としたお話。 年を重ねて、現実を生きていく中でも、自分たちの中に根強く残る若かりし頃の自分。 登場人物たちの心情が、30代になった自分と重なる部分もあるなと思った。 日々の生活に不満はないけれど、なんだかモヤっとする、隣の芝が青く見える、そんな時に読みたい一冊。

    1
    投稿日: 2022.05.22
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    大学時代のなかよしグループが30代になって離婚や同棲や不倫や失踪などの日々を過ごしながら学生当時を振り返る青春ノスタルジー小説。作者が最も得意とするジャンルでは?あからさまな品のなさが心地いい。

    1
    投稿日: 2021.12.28
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    学生時代のグループからずっと抜けられず時が止まったまんまのお話。 田舎の地元にはよくある、大人になっても依存しあう仲間意識。 私もそんな中で青春時代を過ごしていたから、よくわかる。 当時の彼との別れとともに、自然に呼ばれなくなり仲間を抜ける事になったけど。 何か事件があれば集まり 夜通し騒ぐ わかるわかる。 『自分たちは、どんな時でも常に主人公。』 それが妙に納得できておかしかった。

    2
    投稿日: 2021.08.29
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    私も彼らと同じように未だに大学時代を懐古している人間なので、人ごとと思えず一気に読みきりました。 何も変わらないことは、良いことでもあり良くないことでもあり、でも悪いことではないんだろうなとぼんやり思えました。 男女の友情がいつしか男女の友情でなくなったのちは、長い時間を経てこれくらいの人間同士の交わり方になっていくのかな。

    4
    投稿日: 2021.07.09
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    学生からの付き合いを、こんなに緻密に続けていくのは難しいように思う。そこがお話な訳か。 こんな長くて緻密な関係でも心の中で思っている事は全て話す訳ではなく、そこに多少のズレや誤解があって…じゃ自分はどうするか?という事で 女性軍はそれぞれの道を歩き出したように感じる。 対して男性軍。なんだかヤバい人たちばかりだと思ってしまった。

    9
    投稿日: 2021.06.13
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    わたしも「大学時代に決着」できてないタチだから、自分に重なるところがいっぱい。 神田川沿いを酔っ払って肩組んで歩いたり、高田馬場のロータリーで校歌歌ったりが「ちょっと前」に思えちゃう。一緒にいた子たちと再会すると、すぐ「わちゃわちゃ」し始める。 遥香に言わせれば「おばちゃん」だし、成長してないのかもしれないけど、たぶんこのまま変わらないんだろうな。 いつか「しょぼくれた夫婦」に私もなるのかな?

    1
    投稿日: 2021.04.06
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    学生時代の仲良しの仲間たちが卒業後年月を重ねて、お互いに付き合ったり結婚したり別れたり不倫したりしながら十数年も付かず離れずの付き合いを(言うなればだらだらと)続けていくという、なんともバブル時代の鎌田敏夫的ドラマを連想させるような長編。 学生時代はまさに文字通り暗く寒い暗黒時代だったワタシには、今一つ大学生の頃の仲間とその後もずっと付き合い続けるというイメージはリアリティがないのだけれど。 なんとなく昔は良かった、昔に戻りたい、もしもう一度あの頃に戻れたらやっぱり同じように云々・・・という、過去の栄光とか、そのころは感じられた未来への輝かしい可能性なんかを引きずって、今現在の自分を認めない、現実を見ない、直視したくない、できることなら逃避したいという感じが登場人物それぞれから感じられてちょっとうーん・・・、という部分はあった。よくも悪くも。

    10
    投稿日: 2021.03.01
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    角田光代 著 最近は、作家さんの名前は知っているし、 原作を映画で観たことあるけど、殆ど読んだことのない作家さんの作品を色々読んだりしています。 へぇ〜こんな作風なんだ…とか 面白い着眼点だなぁとか、新たな才能を知った喜びであるなど新鮮な気持ちで小説を読んだりもしていますが、やはり、自分の好みの路線はあるので、色んな方向性から物事を眺め見るのも、ちょっと苦痛に感じることやら、新たな体験を面白く覗くような気分。 角田光代さんに関しては、名前は知ってるし映画作品観たこともあるけど、本は読んだことなかったように思う…? 「三月の招待状」この作品は、短編集かと思えば、ここに登場する学生時代からの腐れ縁?のような仲間達のように、連結した作品だった。 感想が、ちょっと見つからないような感覚 香山リカさんの解説最後の言葉を借りれば、 “カッコいい大人になりきれず、いたずら                  に年をを重ねて行く、決着のつけられない人びと。そんな人たちと、心の痛みを分け合うための場。”そんな小説だ。 と括っている なるほどね(心の中で呟く) この作品の学生の頃からの 仲間同士の長い付き合い?おばさん、おじさんになっても 事あるごとに集まる 飲み食べ会が開かれる 仲間意識か?連帯感か? ある意味…羨ましいような仲間? だけど、自分なら引いてしまう…(^_^;) 心理的な感情については、分かるところもあったが、学生時代の気分を引き摺り続けたまま、もっと大人になっても(生活環境も変わっただろうに…)頻繁に付き合い続けている関係性には、いつまでも、わちゃわちゃしていると形容された言葉のように、少し読んでてシンドい気分にもなったm(_ _)m 勿論、作品の中の連帯感意識強い仲間、 度々、会って家で、宴会始まるような学生時代から続く飲み仲間は居ないにしても… 社会に出ても 本当に時々しか会わないけど 大切に思う仲間たちはいる その仲間は自分の人生の中で重要な人達だし 説明しなくとも、それぞれの性質や立ち位置を分かっている存在だと思う。 いくら、友達でも、それぞれの生活があり環境の中で暮らしてるのだから、この作品のような仲間意識は、自分には分からないものがあったのも確か…。 あれこれ…詮索するのもされるのも苦手な自分だからかもしれないし、 聞かれたら一応の報告はするが、真剣に自分の悩み相談出来ない性質(性格)だからなのだろうけど、それはそれで問題なのかもしれないが…(・_・; 友達は大切だけど、社会で社交的に生きるのも、 1人になれる時間を大切にしたいから…と常々、気持ちの中にあった私の性格とは随分違っていた(^^;; 私自身は、   ずっと長く、友達と付き合ってゆくには    “つかず離れず”が重要だと思っている 他の人達が、どんなふうに仲間意識を持って付き合ってゆくのかは…実際、あまり興味がない 分かる人に分かってもらえばいい 百人の友達がいたとしても、百人皆んなに好かれたり、認められてもらおうなんて、無理 だと達観している。 作品の中で 充留がフト思っている 不思議なのは、いらつく、という気分と、 好きである、という気持ちが、まったく矛盾しないで自分の内にあることだ。 その感情には、まさに…ね。って思えた。 なんの衒いもなく生きていたあの頃 飲んで、大したことないことに大笑いする 若い学生時代の頃を 時々懐かしく思っても その時の感情や立場を取り戻せるわけもない あの頃に戻りたいとも思わない(若くなってもう一度同じ失敗を繰り返すのも面倒) おばさんって呼ばれようが、時々 友達が自分で自分の事を「オバタリヤンやからしょうがない!」と笑おうが その時代、時代の笑いや泣きはある。

    19
    投稿日: 2021.02.05
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     自分はこうしよう、っていうことと、相手にこうしてもらいたい、ってのは、似てるようでぜんぜん違うよ。おなか空いたからなんか食べたい、って思ったら、なんか食べることができるけど、おなか空いたからごはんを用意してもらいたい、だと、いつまでたっても腹は減ったまんまだよ。みんながみんな、ごはんを作ってくれるとはかぎらないからね。

    0
    投稿日: 2020.12.30
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    若い頃、三十代、四十代になったら ちゃんとした「大人」になってるわだろうなと 漠然と思ってた… でも、現実には全然ちゃんとした大人にもなってなく 昔と何ら変わらないまま この小説の人達もカッコいい大人になりきれず、 いたずらに年を重ねていく、決着のつけられない人々。 そんな人たちと、心の痛みを分け合うたねの場、 そんな小説だ(香山リカの解説より) 本文から抜粋 私たちはみな、自分がこうしたい、と相手にこうしてほしい、を混同させながら生きてるんだ。 それが関係というものなんだ。

    32
    投稿日: 2019.10.04
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    一周回って、やはり角田光代さんの文章、内容が自分に合っていて、時間を忘れて読書してしまうことに改めて実感。ちょうど、年齢や置かれてる環境も共通点が多かったこの作品は、読み終わった後に心もすっとした。

    3
    投稿日: 2019.09.16
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    最近は角田さんの小説好きって思ってたんだけど これは苦手だった。全然引き込まれず 休み休みなんとか読み終わった感じ。オビのあらすじ見たときは面白そうって思ったんだけどなぁ。残念。 限りなく星一個に近い二個。

    6
    投稿日: 2019.05.13
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    大学の同級生たちの、揃いも揃ってなんとも冴えない恋愛と結婚の話。でもその冴えなさはやけにリアル。気付いたら私昔のままじゃん、って思いながら、現状をどうしたら打破できるのかよく分からず、なんとなく一歩進もうともがくけどそれって他人から見ると大したことなかったりして。もがくから誠実じゃなくなる、他の道が、可能性が自分にもあったんだと思いたくなる。でもそういうのにフラついたところでやっぱり大したもん得られるわけじゃない。結婚ってなんだろうね~。

    0
    投稿日: 2018.12.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    まだまだ大人になり切れてない感がある男女の物語。どっちに転ぶかは自分次第なんだけど。 でも、若い時に思い描いていた自分になってる30代40代なんてほんの一握りなのでは。

    0
    投稿日: 2018.07.26
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    友人の離婚式から集まった卒業後15年の仲間達の物語。みんな学生時代に何かを残してきて悩んでる。形の上では不倫だの、色々あっても、あの時代に置いてきたものに引っかかっている。とんでもない奴、宇田男も学生時代に少し小説家として売れてしまい結局はその時代に置いてきたものから逃れられていない。普通に近くに居たら自分的にはみんな好きになれない人達。

    0
    投稿日: 2018.03.03
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    何かと満足しない、人のことは色々言えるけど、自分のことはよく分からない。そういうモヤモヤが続くのは、結構共感できる。

    0
    投稿日: 2017.09.23
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    34歳。ライターの女性、充留とその大学時代の友人たちが主人公。それぞれが結婚、離婚、恋愛、仕事、といった問題を抱えながら奮闘していく。始まりは友人夫婦の離婚式から。登場人物がとにかくみんなポンコツで。。そして、暗い。今の自分の心境には合いませんでした。角田さんの作品は好きなのもあるけど。これはちょっと。

    0
    投稿日: 2017.06.24
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    学生時代の男女なかよしグループが30代半ばになりぼちぼち落ち着いてきたところで起こるあれこれ。各章でグループのそれぞれ+アルファが語り手になり出来事や心情を語るのだが、グループの中で一人だけ語り手にならない。しかし、あれこれ(過去のことも含め)はその人物が関わってくる。そこに何か意図があるのかよくわからないが、印象としては若い主婦向けの夜9時ぐらいのドラマな感じ。

    0
    投稿日: 2017.03.26
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    友人夫婦の離婚式の招待状から始まる、青春を引きずる男女たちの現在。 大学時代って、そんなに楽しいものなんだろうか。社会に出て家庭を抱え、責任を持つ立場になる。それでも、いつでもあの頃の思い出と仲間を宝物のように捨てきれない彼らが、とても幼稚に思える。遥香の彼らに対する言葉が、私の思いを代弁している。

    0
    投稿日: 2016.05.26
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    離婚式を行うカップルと、その周りを取り巻く友人たち。 真面目な主婦のひとり相撲、ぬるい感じの恋愛、、 いまいち何も見えて来なかった…

    0
    投稿日: 2016.03.29
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    離婚パーティの招待状から始まる、大学の同級生5人のお話。 大学時代に取り残されて、そこから動けなくて、おとな になりきれてない5人。 それはそれで楽しくていいじゃない、と思ったりもする。 20160327

    0
    投稿日: 2016.03.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    大学時代の友人たち5人の物語り。 皆、それぞれ恋人を持ち(仲には大学からの付き合いのカップルもいる)大人になったはずなのに、全員が学生時代から抜け出せずにいるのが妙に怖かった。 いつまでも大人になれないというか、過去しか見ていない人たちだなという印象。 個人的には充留に一番感情移入してしまう。

    0
    投稿日: 2015.07.14
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    30代の恋愛模様。 登場人物がバブルを生きた人たちなので、あんまり共感できなかったな~ ミツルは幸せになれそうでよかったけれど。

    0
    投稿日: 2015.06.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    仲間の中で、主人公が変わっていく連作短編集。 誰かが誰かを気にしてて、でもその誰かは別の誰かと・・みたいなね。ドロドロしたものではなく、大人だから心の中で相手に嫉妬したり、見下したり、立場によっていろいろ。 結婚している人もいるし(離婚したけど)、年下の彼氏がいることもある。それでも、昔の仲間を忘れられない。そんなものかね。 思い出は美化されるっていうし、それこそ立場によって同じ人間でもまるで違う人物に見える不思議が描かれていておもしろかったな。 万人に受け入れられ、好かれるもしくは嫌われる人っていないんだよね。 どんな悪い人(浮気性、やくざ、浪費家なんでも。大なり小なり)でも、理解しようとする人がいて、それを超えて愛そうとする人がいる。 周りが理解できなくて、止めてもそもそも見えてるものが違うからね。それで不幸になるとしても、あくまで結果論で、当人は幸せだったりするんだから。 まぁ、未来に不幸が待っていると思えば友人としては反対しますけども。結局は、その人が選ぶ未来でしかないといいますか。 本のおもしろさって、こういう自分の周りにはいないけど、世の中にはいるだろう人の特性を知れることかな。 振り返ってみて、自分の役に立っているとは到底思えないけど(笑)。

    0
    投稿日: 2015.02.17
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    大学時代の友人の離婚式からはじまるお話です。 わちゃわちゃしていた頃のまま大人になって 相変わらずわちゃわちゃしている登場人物たち。 読了後、つい自分のコミュニティの将来を想像してしまう。 麻美に共感してしまう自分に凹みつつ。 「暇を引き受ける」のことばはとっても大人に映りました。

    0
    投稿日: 2015.01.13
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    学生時代から大人へ今一歩踏み出せない、30代の男女5人の物語。 過去を振り返っても、今ここで再会しても、思いはいつも一方通行で、変わることはない現実。 自分は自分以外の何者でもないという現実。 大人になるって、いろんな現実を受け入れることなんじゃないかなって思った。

    6
    投稿日: 2014.12.29
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    恐ろしい。 三十越えてもこれなのか・・・と思った。 よく「三十越えると楽だよ〜」 と聞いてホッとするのは、別に自分ができた人間になると思ってるわけではない。 ただ、人がどう思ってるとか、人にどう思われるとか、そういう他人について、割り切れるようになるからだと思ってた。 でも、なかなかそうはいかないのだ。とこの本を読んで思いました。 ああやだなあ。 この登場人物と共通点もなく 感情移入する人はいませんでしたが、 妙にリアリティたっぷりで、 やだなぁ〜と終始思っていました。 でもさすがはベストセラー作家角田光代さん 書き方はうまいし、ちゃんとまとめます。(何様) 続きが気になってあっという間に読めました。

    0
    投稿日: 2014.07.01
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    別れたりくっついたりを繰り返し結婚した正道と裕美子の離婚式から話は始まる。 大学時代のエピソードの数々も羽目を外し過ぎだろ、と思うくらい子供っぽいけど、卒業してからもどこかみんな大人になりきれない。 その言動や考え方もどこか痛々しい……。 登場人物の中で、早くに専業主婦になった麻美の心情だけはイタイと思いながらも理解できる気がするけど、他の登場人物は誰一人共感することはできなかった。 それでも先が気になってすいすい読めるのだから角田さんの筆力は凄い。

    0
    投稿日: 2014.05.31
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    ひさしぶりに読んだ角田光代作品(好きだけど、読めていないものがたくさんあるので、読みたくなったときに適当に手にとっています)。 わたしも学生時代に決着をつけられていない人間で(しかも立場は麻美のそれに近い)、そういう自分を嫌悪しているので、なんだか自分のだめなところを指摘されているような気分で最後まで読みました。でも、そういうものをひとつの形として提示してもらえたことで、ちょっと安心することもできたかなと思います。 本当の意味で学生時代から抜け出すこと=大人になる、ということならば、私は「大人になりたい」と願い続けもがき続けて、でもそれがかなわないまま死んでいくんだろうなあ、なんて。

    0
    投稿日: 2014.02.24
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    ものすごーく久しぶりの読書。じっくり読むのは五年ぶりぐらい。ひさしぶりの読書は大好きなリレー小説。主人公がリレー式に変わり、登場人物の心の内と心の闇、コンプレックスが包み隠さずリアルに書かれていました。この方のトゲのある日常描写、そして平凡な日常、平凡な人間なのになんとなく少し洒落感があり読んでる時もなんとなく珈琲を飲みなくなるような文章はひさしぶりの読書魂を熱くさせてくれました。子あり主婦なので登場人物の誰にも当てはまらないんですがこうゆうふうにいかにもべたな青春時代も過ごさずもちろん仲間もいない私は羨ましく反面ものすごーく疎ましく自分に深く関わる人がそっち側の人間ならものすごくコンプレックスを感じるんだろうなと思いました。

    0
    投稿日: 2014.02.12
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    学生時代の友人がいつまでもつるんでる話。女同士はいいけど、社会人の、しかも仕事の上でも中堅どころになってくる年齢の男女が、いつまでも学生時代のノリでつるんでるのは好きじゃない。

    0
    投稿日: 2014.01.14
  • 角田さんの作品の中では軽めです

    物語をねちっこくねちっこく構築していく角田さんの作品は、私には時には重いのですが、この作品は比較的軽く読めます。学生時代から変わらない思い、というのは見覚えのあることで、けっこう感情移入して読めました。でもやっぱり、物語に登場する人々はねちっこいかも。

    0
    投稿日: 2013.12.27
  • 恋愛の持続は難しい

    恋愛の持続は難しい,一方,かなえられなかった恋はいつまでも持続している(気分でいる)って感じの話です.

    0
    投稿日: 2013.12.14
  • 大人の恋愛小説

    30代男女の揺れる心理を描く大人の恋愛小説(紹介レビューより抜粋)。 誰かが殺されたり、とんでもない出会いがあってドロドロの不倫とかそういうおはなしではなく身の回りにごく自然にありそうな大人の恋愛話です。非現実的なお話でないだけに登場人物の心情心理が理解しやすいです。 登場人物の距離感とか、相変わらず表現がお見事です。 共感はできないけど、理解できるなぁ。仲は良いけどイヤな部分を数えてたり、同意できないけどみんなに合わせてたり、いろんな感情を内に抑え込んだり・・・ ただこの最後は賛否両論ありそう。

    0
    投稿日: 2013.11.01
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    偏見かもしれないけれど、読み物(特に少女漫画)でよく出てくる「麻美」とはキャラが違ったのが新鮮だった。可愛くてモテてちょっと頭弱い、みたいな。宇田男はどうやっても好きにならないなーとは思うけど、学生何回やり直しても同じことになるだろうなーというのは理解出来る。10年後に読むとまた違うのかも。

    0
    投稿日: 2013.10.26
  • 大人になるってなに

    大学時代に、いわゆるリア充だったひとが、そのまま大人になったときどうなるか。という話でした。仲間で集まって、泣いたり笑ったり、恋愛したり、いたずらしたり、傷付いたり、「自分ってリア充」って思ってる人ほど、実は他人と自分を比べて羨んだり、劣等感感じたりしてる。そんな時期をすごした人たちが、卒業して、仕事して結婚して離婚して、結局自分が幸せなのかを他人と比較して図ってたり。読んでいて、自分と重ねて、大丈夫?って問いかけてしまった。 構成が一月のストーリーごとになっているので、ちょこちょこ読みに最適。

    1
    投稿日: 2013.10.24
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    年下の彼と暮らすフリーライターの充留のもとに、大学時代の友人夫婦から離婚式の案内が届き… 大学時代の仲間5人、再会をきっかけによみがえるあの頃の記憶と現在の狭間で揺れる姿を描く

    0
    投稿日: 2013.09.26
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    30代中盤に差し掛かった、大学時代から続くグループ内の話をオムニバス形式で描く。 人間の内側を描く、怖い作品。私はこのような角田さんのシリーズが好き。 大人になれない大人。結婚がゴールとは思いたくない主人公達。何を考えているかわからない人間模様。 30代女性であれば、オススメできる作品。

    0
    投稿日: 2013.08.26
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    章ごとに変わる語り手が ときに見栄っ張りで、八方美人で、醜くて そしてときには正直で、輝いている。 もう学生時代には戻れない 大人になってしまった自分への戒めになる。

    0
    投稿日: 2013.08.12
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    大学時代からの親友たちが織り成す人生模様を描く、学校を卒業してずいぶん経つのだが、それぞれの心には当時の感情が色濃く残っている。今は落ちぶれているが、大学時代に羨望の目で見られていた宇田男を巡り、お話が展開する。この作品は読みづらいというのが正直な感想である。各章ごとに語る主人公が変わることで感情移入しづらいのだ。角田光代は大好きなのだが、こちらについてはあまりおすすめしない。

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    投稿日: 2013.07.22
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    主人公は仕事面で独立し、学生時代の仲間からは一目置かれている。 大学卒業後10年近く経っても仲間の関係は続き、仕事や結婚などそれそれ違った現在を歩んでいる。それを離婚パーティーで再確認するのだが、主人公は気付く。いままで仕事等であれこれやってみたが、結局はこんなことも出来る自分がいる、ということを他でもない大学時代の仲間に認めてもらいたかったのではないか、と。 個人的に、学生時代の仲間とこれからもこの小説のような関係が続く気がする自分にとっては頷けること多い。 周りの人間関係が自分の予想しないところで勝手変化し、それが学生時代の仲間それぞれに影響を与える。 同じような友人グループを持つ人は多いはず。共感するところも多く、気づかされることも多かった。

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    投稿日: 2013.06.25
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    大学でグループだった人たちの、30代のお話。 あの頃はこうだった、今はこうだ、ここが変わった、ここが変わらない、あの人は大学の頃からそうだった… 最近こういう小説も面白いんだなって思えるようになってきた。

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    投稿日: 2013.06.18
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    30代になっても大学生の内輪ノリを続ける男2人と女3人。 彼らには自分なりの悩みがあって、他の友人に対して憧れや憐れみといった感情を抱えつつ、不器用に生きていく。隣の芝は青く見えるもんなあ。 「やり残し症候群」やら「昔の栄光症候群」やら 胸を突き刺す言葉や台詞ばかりで、読んでいて胸が苦しくなった。 もっと歳をとってから「大学生活はどうだったろう」と振り返ったとき、こうであったらいいと思う反面、きっと「こうだったらよかったのになあ」と思い知らされる。 友人は大切にしよう。

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    投稿日: 2013.05.23
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    8歳年下の重治と暮らす蒲生充留が友人の澤ノ井正道と坂下裕美子(彼らは15年以上つきあい3年まえに結婚)の離婚式の招待状を受け取るところから始まる。 昔の仲間が集まるパーティでみつるは好きだったうたおと再開するが・・・ いろいろ不満があるけれど不器用にみんな生きている。 ありそうでないようなわたしたちの姿かな。

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    投稿日: 2013.05.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    大学生時代の仲が良かったグループが、 それぞれの生活や恋愛模様や悩みを抱えながら、 十数年たった今でもなんだかんだで仲良く?してますよーみたいなそんな話。 私もまだまだ子供っぽいなーとは思うし、 大人になりきれてないなぁと思う時は多々あるけど、 この本に出てくる登場人物たちは、 十数年たっても大学の時のノリとなんも変わってないし、 大学時代にいた場所からまったく動いてない(動く気もない)ような気がした。 (登場人物の誰かがそんなようなことを言ってた) ちょっと私には理解できないかなぁ……。 別れた夫婦の夫側の恋人(25歳)の気持ちが、一番共感できたかな。 失踪した友達について話し合う会のはずなのに、酒がどうとか出前がどうとか失踪した友達なんて集まる口実でしかないようなどうでもいい話ばっかしてる様子を見て「なんなのこの人たち」って思ってる。 要するにドン引いてる感じ。

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    投稿日: 2013.02.17
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    面白いとか、面白くないとか、ではない。 苦しい、悔しい、でも、わかる。わかるから、続きが読みたくてらたまらなくなる。 もやもやして読んでいる間、何度も黒い気持ちが襲ってきたのに、読み進めるのを辞められなかったのは、登場人物全員に強く共感してしまったからだ 私は、重治と同じくらいの年だけれど、主要人物の気持ちが怖いほどわかるような気持ちがした。

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    投稿日: 2013.02.11
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    かつて、大人は大人であった。今は、年齢を重ねてもただのおじさんおばさんでしかない。大人になれない、そんな時代の、3組の夫婦の離婚あるいは結婚を、1年間にわたってそれぞれの立ち位置から綴った、ある意味、象徴とも言える現代を捉えたら随一の角田光代の好作品。テレビドラマにむいているかも。それぞれの配役は誰だろうと考えながら読むのも、楽しいか。

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    投稿日: 2012.12.25
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    読み進めるうちに「これは最後の最後に、角田光代が言いたいことがでてくるんだな」と思うくらい、ゆるゆると進む物語。 そしたらやっぱり、最後に来ました。 最後の数行を書くために、前の何百ページを書いたのではと思うくらい、心の揺れが伝わってきます。

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    投稿日: 2012.11.21
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    引き込まれて一気に読んだ。語り手が次々変わって、どの登場人物の気持ちもなんとなく理解できた。でもいちばん気になった宇田男くんが語り手になる事なく、不思議な存在なまま終わってしまった。『自分がこうしたい、と、相手にこうしてほしいは違う、と十三年前宇田男は言った。ー…しかし私たちはみな、自分がこうしたい、と、相手にこうしてほしい、を混同させながら生きているんだ。』 映画化するなら宇田男くんは綾野剛がいいなー(*´艸`)

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    投稿日: 2012.11.09
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    大学時代の友人夫婦から送られてきたのは「離婚式」の招待状。 30代を越えた今でも仲間意識の強い5人、離婚式からの一年間それぞれの生活・思いを巡るストーリー。 文筆業として働きながら、年下のフリーター男と同棲している充留。 離婚後、18歳の自分に生まれ変わろうとする裕美子と、年下の彼女との新しい生活に戸惑う正道。 メール中毒の夫との平凡な生活に少し飽き飽きしている専業主婦の麻美と、大学時代に小説家としてデビューしもてはやされたものの今では何をしているのかもわからない宇多男。 裕美子と正道、麻美夫婦の結婚・離婚にまつわる話は、なるほどな~と思った。結婚ってなんなんだろ・・ゴールじゃないのは確実だけど。

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    投稿日: 2012.11.08
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    誰にも、青春時代がある。 甘酸っぱくて、無鉄砲で、ちょっと恥ずかしい、青春時代。 そんな時代をかつてともにした、 30代の男女の大人の青春物語だ。 おそらく、特に女性であれば、 いずれかのキャラクターの、いずかれの部分に、 何かしら共感できるのではないだろうか。 年下の男と交際中の、キャリアウーマン。 学生時代からの彼と結婚し、離婚したばかりの女性。 取り立てて変化のない日常に気づいてしまった主婦。 同年代の私から見て、それは実にリアルで、 だからこそ、ちょっと痛くもある。 この「痛い」という感覚が、私は嫌いじゃない。 ただ、本作の根底には「愛校心」というものも見え隠れしている。 それは、キャリアウーマンの年下彼も言うのだが。 もし私もそういうタイプであったのならば、 よりこの本にのめりこんだのかもしれない。

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    投稿日: 2012.10.16
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    波打ち際に立ったみたいに、足下が揺れているような気がした。 誰かと親しくなることはその人を嫌い、その人から嫌われることだと遥香は気持ちのどこかで思っている。 彼らにとって好きはどこまでも肯定で、嫌いは無関心、それだけなのに過ぎない。 絶対に断られない愛の告白。 勝手に好きでいてもいいですか、と言う。 イエスノーの答えを求められているわけではないから、断られることのない、自分が傷つけられることのない言葉を探したのだ。 吐き出されたチューインガムのような惨めな気持ちで、充留はオートロックの扉をくぐり、走るような足取りで駅へ向かった。ちゃんとした大人になろうと、なぜかそんなことを充留はくりかえすように思っていた。自分がこうしようと思うことと、相手にしてほしいことを混同しないような大人になろう。宇田男に馬鹿にされない大人になろう。宇田男に一目置かれるような存在になろう。くりかえしくりかえし思いながら充留は神田川沿いの歩道を歩いた。その決意をくりかえしていないと、その場にしゃがみこみ空を仰いで泣き出してしまいそうだった。 体の一部、どっかまだ学生だったころのままだ。 初対面の人とのあたりさわりない会話。炭酸の泡のようにあふれるが、すぐに気が抜けてしまう笑い。デートの誘いと、何も作り上げない関係。食事をおごってもらったり、車のドアを開けてもらうことは最初のうちは新鮮だったが、幾度もくりかえしてみるとなんだか馬鹿馬鹿しくなってくる。彼らが、ではなく、そんなことに心をときめかせている自分が。そんなこと、ちっとも重要じゃないのに。 私はずっとこのままなのかな。誰とも関係を作れないまま、四十歳になって五十歳になって、たったひとりで死んでいくのかな。私は永遠に、澤乃井正道の元妻、という立場なのかな。そんなことを考えると、ざわざわと不安になった。いや、そのざわついた気分が、不安であるのかそれとも焦りであるのか分からなかった。 かつて手に入れることの叶わなかったものを追い求めて、けれど結局、それらが手に入りそうになると逃げ出した。逃げ出してなじんだ場所に帰りたくなるんじゃないだろうか。人はみんな、自分で在り続けることしかできないんじゃないか。手に入れられなかったものは手に入れられなかったまま、手に入れてしまったものは手に入れてしまったままでいるしかないんじゃないだろうか。 まだ何ものでもないというのに、すでに何ものかであるような傲慢な錯覚を抱き、今手にしているものは砂の一粒も失うことなく歩いていけると信じている。自分が笑うとき、世界もいっしょになって笑っていると疑わず、こっのり泣くとき、世界が自分を苦しめていると思っている。なんと無知でなんと幸福な時間に、彼らはいるのだろう。 にぎやかさの中心はどこか遠くにあって、自分はベランダから遠い明かりを眺めているような。大人になるということは、ひょっとしてらこんなことなのかもしれない。弾ける明かりと喧騒に背を向けて、自分の家に帰るようなこと。 角田光代作品2つ目。 麻美に一番共感したかもしれない。 昔好きで振り向いてくれなかった、というより少しの関心も得られなかった充留、ダメな恋愛をずるずるひきずってしまって青春時代を無駄にしたことを悔やみつつも別れてもすっきりしない裕美子、いつも周りとの温度差、人間関係に悩まされる麻美、欲しくなって手に入れても満たされない正道、人との距離をうまくとれない遥香。 宇田男みたいな人は本当に現実にいるけどこの無情さをどう捉えているのかか、気になるけどやっぱり明らかにされないんだなあ。 どの人物の気持ちも少しずつ寄せ集めて持っている私は、なんだかとても切ない小説でした。 あーこの表現すきだなあと思うところがいっぱりありました。

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    投稿日: 2012.10.11
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    離婚パーティーを開くところから始まる。 一気読み。 大学時代の仲良し男女の話。 あるある、、、って思いながら読んだ。

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    投稿日: 2012.10.11
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    うしろに行くほど面白くはなってきたが、それでもまぁなんつーか、それほどだなぁ。 仲間うちでそれぞれの評価してるポイントが違ったり、まるっきりの部外者からみたら幼稚な関係にみえたり、そういう観点はオモシロい。でもなんか薄ぼんやりとした印象の話だった。

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    投稿日: 2012.09.25
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    学生時代の仲よしグループは、大人になっても楽しいもの。青春をいつまでも心に持ち続けていたい。しかし、そこにどっぷり浸かっているのは大人になりきれないどころか、おばさんに見えてしまうなんて。大人としての視点も持ちつつ、若い心も持ち続けていけたら。

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    投稿日: 2012.09.01
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    角田さんの作品はピタッとはまるのとなんだか心がざわつくのに分かれるのだが、これは久々にピタッときて一気に読んだ。

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    投稿日: 2012.08.26
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    学生時代の思い出って、なんでこんなに輝いて見えるんだろう?そして、青春がそこだけに詰まっていたように感じちゃうんだろう? みんな幸せを持っているのに、人の幸せが羨ましく感じちゃうのはなんでだろう?人間関係なんて本人たちにしか解らないのに、なんで羨ましく感じちゃうのかな? いろんな青春があって、いろんな幸せがあるんだ。人に決められるんじゃなくて、ちゃんと自分で気づけばいいんだ。

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    投稿日: 2012.08.15
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    このメンバーが集まれば、いつでも大学時代に戻ってしまう、 誰もが誰かに当てはまる気がするなあ。 なんか切なかったっす。

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    投稿日: 2012.08.15
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    何が成功で何が失敗かなんて、人によって全然違う。 人生って出会った人に影響されて揺られ揺り返して、その集大成で出来上がっていくもんなんだなあと。 結婚も人それぞれ。

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    投稿日: 2012.08.05
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    男女5人、大学の同級生の30代を描いた話で、えっと、設定はよくありそうなのだけど、というか、きっと、ストーリーも想像できる、のかもしれないけれど、角田光代の良いところは、ストーリーの突飛性じゃなくて、いかに共感できるか、だと思っているので、その点で、大満足でした。 充留が、宇田男に対して、好きだから認められたい、っていうその気持ち、痛いほどわかるよ。

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    投稿日: 2012.08.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    懐かしいような羨ましいようなわちゃわちゃとした関わり合いを立ち位置を変え視点を替え深く掘り下げる。後半は、自分と自分を取り巻く関係が加わる。わちゃわちゃしながらも、今をしっかり見つめ、今を変えるべく静かに旅立つ姿が清々しかった。

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    投稿日: 2012.07.29
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    学生時代の仲間との“わちゃわちゃ”とした空気を引きずったまま、そうとは気づかずにそれぞれの人生を歩んでいる面々。学生時代から別れてはヨリ戻し、を繰り返していた正道と裕美子のカップルが、半信半疑の仲間たちを集めて離婚パーティを開いたことから、物語が始まる。 女子大だったのでまるっきり同じようなシチュエーションではないが、高校時代の部活の仲間との卒業後の関係は確かに“わちゃわちゃ”しているかも、と思った。ちなみに“わちゃわちゃ”とは正道の彼女が正道たち仲間を形容した言葉なのだが、言い得て妙だなぁと感心してしまった。今も昔も“わちゃわちゃ”の中に入りきれないでいる麻美とそれを見抜いてしまっている充留や裕美子の関係性も現実にありそうで薄ら寒い。 そういう面から読むと帯にある「30代、揺れる大人の恋愛小説。」というのはちょっと違うなぁと思ってしまった。たまにある。帯に対するこういう違和感。

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    投稿日: 2012.07.26
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    正道と裕美子の離婚式の招待状三月に届いてからの一年を、毎月主人公を変えながら書かれた短編集 大学時代〜30代を振り返りながらかいてるけど、30代ってあんまり大人じゃないのかもねわたしいまとあんまりかわらんのかも

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    投稿日: 2012.07.16
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    離婚パーティーから始まる、大学時代の同級生たちのそれぞれの生活&恋愛模様。 メンバーの人間関係をほほえましいと見るか 昔を引きずっていると見るか。 軽快な会話、やりとりとかはいいなぁと思ったけど。 日常の描写とかはやっぱり上手だなぁ角田さん。

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    投稿日: 2012.05.10
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    モヤモヤ大人の青春ラブストーリー 解説より カッコいい大人になりきれず、いたずらに年を重ねて行く、決着のつけられない人びと。 たまにイラッとくるのだが、最後には忘れている…今回も角田さんに夢中です

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    投稿日: 2012.05.03
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    大学時代の同級生たちが、30代になってそれぞれに仕事をしたりパートナーができてもお互いに学生の時の様子のまま関わり合っている、わちゃわちゃと。 離婚あり、出会いあり、困惑あり、その中で「彼女なら/彼ならこうするだろうな」というひとりひとりの登場人物の個性を、ときには目をそむけたくなるくらいにリアリティある描き方をする角田さんの視点に驚く。 どこへたどりつくわけでもないけれど、こんな風に学生気分の抜けないまま悩める大人たちはたくさんいるよね、と、ふとこの集まりに参加したいような、したくないような。

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    投稿日: 2012.04.30
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    「チョコエッグに才能とかってないじゃん。チョコエッグ作る人じゃなくて,チョコエッグ,それ自体にだよ?あれはあれでべつになんにもしてないじゃん。でも,あるとき爆発的に売れたよな。あんな感じだと覆うよ,おれ」 「自分はこうしよう,っていうことと,相手にこうしてもらいたい,ってのは,似てるようで全然違うよ。おなか空いたかななんか食べたい,って思ったら,なんか食べることができるけど,おなか空いたからごはんを用意してもらいたい,だと,いつまでたっても腹は減ったまんまだよ。みんながみんな,ごはんを作ってくれるとはかぎらないからね」 「今ならばわかる。私たちはみな,自分がこうしたい,と,相手にこうしてほしい,を混同させながら生きているんだ。それが関係というものなんだ」 「人はみんな,自分で在り続けることしかできないんじゃないか。手に入れられなかったものは手に入れられなかったまま,手に入れてしまったものは手に入れてしまったままでいるしかないんじゃないだろうか」 「がんばる,がんばらない論争は,時間と労力の無駄だとずっと前にわかっている。がんばる,の基準が自分と重春は違うのだ。まったくがんばっていないようにみえる重春も,私にはわからないところでがんばっているのだろうと充留は思う」

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    投稿日: 2012.04.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    33歳、充留は大学時代からの友人夫婦の「離婚式」に招かれる。大学時代から引きずる思いを抱えた男女がそれぞれに変わり行き、思いに決着をつける。たんたんとした物語。

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    投稿日: 2012.04.21
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    昔の仲間の今の状況、夫婦間のあり方、彼氏との付き合い方、いろんな人間がいて、大人になってももがいて、そして、解決しつつ生活をしていくお話です。 角田さんらしい一冊です。 なかなかおもしろかったです。

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    投稿日: 2012.04.13
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    久々に恋愛小説読んだ(笑) 30代男女の揺れる思い・・・ 人生においても恋愛においても何が正解かって誰もわからないよね。 って正解なんてないよね、きっと!

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    投稿日: 2012.03.22
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    なんだか満たされない気持ちが残る本。 満たされていない登場人物ばかりが出てくるので、きっとそれで正解なんだと思います。 主人公の充留は8歳年下の彼氏と同棲する35歳。 大学時代の裕美子と正道の離婚パーティーの招待状が届くところから始まります。 離婚パーティーで久しぶりに集まる大学時代の仲間、そしてかつて好きだった人。 あまりに輝いていた過去があるばかりに、その頃を求め、今に満たされない大人達。 なんだか唯川恵の「サマーバレンタイン」に似たものを感じました。 過去との付き合い方を考えさせられる本。

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    投稿日: 2012.03.19
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    世代が近いせいか、共感とは違うけど、ひとりひとりの気持ちがよくわかるお話だった。 わちゃわちゃ。 わかるなあ、これ。 ラストはあっさり、でもこれ以外にはないかなという終わりかたでした。 個人的には裕美子が一番好き。

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    投稿日: 2012.03.17
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    実際、18歳のときから、ずっと同じ場所にいたのだと裕美子は思う。裕美子にとって世界は、物理的に正道がいる、物理的に正道がいない、という二つしかなく、自分はつねに正道がいない世界でひとりしゃがみこみ、正道がいる世界を思い描いていた。出て行ってと正道に言ったとき、由美子は唐突に気づき理解し、そうして心底ぞっとしたのである。十五年以上、おんなじ場所に居続けたということに。32 自分が今求めているのは、裕美子との関係修復でもなく、遥香との現状打破でもなく、ちいさな城からの脱出でもなく、過去であるらしい。すでに失われ、ここにはない過去。 98 おもしろいのだと定義してからはじめて笑うような麻美の生真面目さ。恋だの愛だの、傷のなめあいだの、どこかで見聞きしたらしい言語を持ってきて羅列して、それで、はじめて悩んでみせるような、なんというか、そう、鈍感さ。 113 自分に自信がなくて、実際自信を持てるべき何かを持ち合わせておらず、ここは笑うところなのか、ここは楽しむところなのか、ここは怒るところなのかと、つねに周囲を窺いながら、ワンテンポずれて笑い、楽しみ、怒りけれど本当はなんにも感じていないような女。 …学生のころから麻美は何も変わっていない、と充留は思う。自分が何かわかるより先に演じてしまうのだ。感じるより先に何かになりきってしまうのだ。だから、彼女の口から出てくる言葉は、みんなどこかで聞いたのばかり。安っぽいドラマのようなせりふばかり。 115 宇多男があらわれてからは、「恋をする」ということと「恋をしている気分になる」ということがまったく違うことであると充留は知ったのである。恋をする、ということは、指に刺さったおげがいつまでも抜けないようなことに似ていた。ひりひりとしびれ、じりじりといら立ち、異物感が常にあり、何かに軽く触れても飛び上がるほど痛かった。ほかの男の子との交際中に感じたような、どきどきしたりわくわくしたりする気分は、そこにはまるでなかった。 学生時代の自分がどんなだったのか、充留にはまるでわからない。思い出せるのは、自分から見えた他人や世界ばかりで、自分自身というものは見えてこない。 120 今の自分は仮の姿で、本当はもっと違うんだって信じているような二人。だからくっついたわけでしょ。 141 あのさ、自分はこうしよう、っていうことと、相手にこうしてもらいたいってのは似ているようで全然違うよ。おなかすいたからなんか食べたい、って思ったらなんか食べることができるけど、おなかすいたからご飯を用意してもらいたい、だといつまでたっても腹はへったまんまだよ、みんながみんな、ごはんを作ってくれるとはかぎらないからね。210 しかし今ならばわかる。私たちみな、自分がこうしたい、と相手にこうしてほしい、を混同させながら生きているんだ。それが関係というものなんだ。宇多男はそれがどうしてもできない。人の荷物を1グラムたりとももちたくないし、自分の荷物の内訳を人には決して見せることをしない。いや、できないんだ。213 夢とか期待とか、そういうものとはまったく異なる、どちらかといえばネガティブな理由で、ものごとははじまっていくのだろう。217

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    投稿日: 2012.03.14
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    それは大学時代の仲間たちから15年間つづく、友情のお話。 ものを書く仕事をしている充留が同棲しているのは8歳も年下の彼。 一人頑張ってそこそこ成功している彼女のもとへ 大学時代の友人の「離婚式」の招待状が届く。 大学時代から、くっついたり、離れたりを続けてきた 正道と裕美子だ。 再び集まるようになった彼ら。 正道の離婚式の報告を聞き、泣き出してしまうほど喜んだ遥香。 なるべく、元妻の存在には、関わらないようにしていくものの 二人の前に、、急に現れだした唯一、専業主婦でシアワセな暮らしを していると思われた麻美が、忽然といなくなる。 麻美の家出には、充留が、どうしても忘れられない 同じ大学の仲間、宇田男の存在が関係していたのだ。 再び、離婚した裕美子も一緒に集まりだす正道の自宅。 そんな彼らを見て、遥香が、思った言葉が、 とても、印象的。 自分と自分を取り巻く関係に、なんの隙間もなく ぴったり寄り添っている人に、そうできない人もいるということが わかるはずがない。 というセリフ。 いつでも、仲間とつるむことが心地良い人と そうでない人がいるのだということを、 あ、間違ってないんだ。と、教えてくれた1冊。 短編のような長編のような、これも角田光代さんの 独特の手法で全員の描写が描かれている。

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    投稿日: 2012.03.02
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    30代の話なので共感出来るのかな、と思ったけど、ちょっと飛んでた。色々な人の目線で書かれてたのは良かった。

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    投稿日: 2012.03.02
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    いつまでも学生時代を引きずっている中年にさしかかった男女の物語です。 私はこういう大人になりきれない大人たちに好感をもつし、羨ましく思います。

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    投稿日: 2012.02.26
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    時々感じるもやもやとした苦しさや切なさが丁寧に言葉にされている。 歳を重ねるのはこわいけれど、早く社会に出て登場人物達のような気持ちを味わってみたいとも思う。

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    投稿日: 2012.02.19
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    学生時代の楽しかった感覚がいつまでも忘れられないでどこか囚われ続けている大人たちの話。自分にもそんな部分あるなと共感しながら、あーわかるって思いながら読んだ。

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    投稿日: 2012.02.03
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    設定がまだ自分より上の世代なので、半ばワイドショーを見ているかのような気持ちで軽く読みました。まだ私にはリアリティーがないので、誰か一人に感情移入はできないけれど、疑似体験としてその場を覗き見ているような不思議な感覚を味わいました。

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    投稿日: 2012.01.31
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    大人の青春小説? 大学時代から15年の付き合いの35歳、男二人と女三人。 5人の誰にも共感できず。『わちゃわちゃ』な話。 まぁ、面白かったけど。

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    投稿日: 2012.01.09
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    ついつい新刊が出ると買ってしまう角田光代さんの小説・・・ だらーんとしたいわゆるダメな大人を書かせたらこの人より 上手な人はいないんじゃないかと思います。 この物語にも、ダメな男女が大勢出てきます。 しかもダメな上にグループになってしまっているので、さらに タチが悪い>< 読後とっても不愉快ですが、面白いことは面白い。

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    投稿日: 2012.01.06
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    角田光代さんの書く言葉からはいつもいろんなことを気付かせられる。 当たり前だと信じているが、本当はそうではないことを心の底では知っている。無意識に目を逸らしてきたことを、登場人物の心の動きに乗せてさりげなく問いただしてくれる。そして、多くの作家が書くきれいな部分だけではない、「本当の気持ち、本当に言いたかったこと」をおしえてくれる。 だから、角田さんの本を読むときはいつも覚悟がいる。一生懸命に何重にも取り繕ってきた自分の感情や人格の本当のところを見透かされているようで、こわい。自分が本当は何を考え、どんな人間であるのか、あるいは何者でもないのではないかということに気付いてしまうのが、こわいのだ。そして、私が角田さんの小説を読むことをやめられないのも、この「気付き」がたくさんあるから。 「三月の招待状」はまさしく私の中で「気付き小説」だった。 登場するのは大学時代をともに過ごした三十歳をとうにこえた男女。 仕事もあり、恋人もいる、端から見れば「成功」している女性なのに、未だに大学時代の恋が片隅にちらついている充留。大学時代から付き合ったり別れたりしたのちに結婚し、結局付き合っていたときと同じような原因で離婚してしまう裕美子。そしてその別れた夫、正道。大学時代に成功を遂げ、周囲からも一目置かれる存在であったが、栄光が過去になってしまった今になっても自分の立ち位置など考えずに自由に生きている宇田男。学生時代はみんなの中にいながらも、ださいと思われないよう必死だった、今では幸せな家庭を築く専業主婦の麻美。 登場する5人が5人とも、それぞれに今を生きているけれど、どこかで過去に縛られて生きている。それぞれが今の自分を認めているふりをしている。けれど、それはただ「認めようと努力している」姿なのだ。この「必死で認めようとしているだけ」という事実を、角田さんはごく自然に露呈してしまう。そして、読者も自分が無意識のうちに過去に縛られて生きているという事実に気付いてしまうのだ。 私は決して特別な人間ではない。けれど、心のどこかで「自分は特別だ」と信じている部分は少なからずあるだろう。しかし、私は、私たちは、本当は何者でもないのだ。だから、過去なんていうちっぽけなものにすがりながら、何者でもない自分に必死で色をつけ、特別なものにしようとするのである。それが自分の意識のもとにはないと思っていても。 ただ、過去に縛られて生きるのも自分であるが、その過去が形成したのが今の自分であることを忘れてはならない。過去は今の自分を作り上げたもの。その過去には感謝しながらも、過ぎ去りしものにいつまでもとらわれることなく、前に進んでいくことこそが何者でもない私たちのすべきことではないだろうか。 変化を怖れず、過去の自分もこれからの自分も本当の自分として受け容れられる人間になりたいと思えた作品だった。

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    投稿日: 2012.01.03
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    恋愛は永遠じゃない。 友情は永遠だと思える。 大人になんて、必要なときだけなればいいんだ。 大人になんて、なる必要ない、ならなくていい存在がいる。 変わるもの、変わらないもの。

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    投稿日: 2011.12.13
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    珍しく、あまり共感できる人物がいなかったし、気持ちがわからなかった。。 強いて言うなら遥香の気持ちが一番近い。あんな五人はいやだ。。

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    投稿日: 2011.11.26
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    誰にも共感できなかった。でも、宇田男みたいな男は程度の差はあるけどいるね。麻美のダンナさんみたいな人も。どっちがマシだろう?

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    投稿日: 2011.11.12
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    登場人物が同世代で、かつ抱える悩みにリアリティが感じられた。 35歳というのは本当にいろいろな意味で境目なのだと思う。 若いつもりでいるが、そう若くもないことを実感せざるを得ず、 自分より若い世代に腹が立ったり、嫉妬したりし始める。 大きな夢や希望をもてなくなり、その代わりに いやに現実的な将来は具体的に想像できたりする。 盆踊りの輪の中にいるつもりが、 いつの間にかその輪を外から眺めていることになるのが 大人になることかもしれない、という充留の言葉にひどく納得する。 「今ここから」を抜け出すためにもがこうとする。 まだ、もう少し何とかなるんじゃないかと思い、 恋愛したり、結婚したり、離婚したり、してみる。 (この小説では見事に全てのエッセンスが揃っている) 遅れた青春といえば聞こえはいいが、 未来よりも過去をほしがるのは、やはりもどかしい。 そこから抜け出すためにやはりもがくしかなく、 その繰り返しが結局のところは人生というものなのかもしれない。

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    投稿日: 2011.11.10
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    毎月の出来事が意外とあっさり目で… 短編集みたいな感じ。 ただ…世代が近いせいか納得な描写も。 二十歳の頃に読んでもなんも感じなかったかも。 そんな感じ。

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    投稿日: 2011.11.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    数年後の自分を見ているかのようだった。 私は登場人物の誰でもないのに、同じような状況下に居るように思えた。 目に見えるハッピーエンドではなく、妥協で終わってしまった気がする。 人生なんてそんなものなのかもしれないけど、私はまだ諦めずに生きていきたいと思っている。 --- 8歳年下の彼氏と暮らす充留は、ある日、大学時代からの友人夫婦の「離婚式」に招かれる。昔の仲間が集まるそのパーティで、充留は好きだった男と再会するが、彼は人妻になった麻美とつきあいはじめ……。出会って15年、10代から30代へと年齢を重ねた仲間たち。友情、憧れ、叶わなかった思い--再開をきっかけによみがえるあの頃の記憶と、現在のはざまで揺れる姿を描く、大人の青春小説。」

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    投稿日: 2011.11.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    学生時代を引きずって,大人になりきれていない30代の男女5人の恋の物語。読みやすいし、それぞれの人物像がとてもリアルで、さすがと思うが、最後に何も残らない感じの軽い小説。八月の蝉が面白かったので、ちょっと・・・。

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    投稿日: 2011.11.05